JP2015047684A - 操作性評価装置、方法およびプログラム - Google Patents

操作性評価装置、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作対象を目標まで移動させる場合において、目標から見た操作の無駄量(目標に対する操作対象の無駄移動量)が反映された操作性の評価値を、比較的少ない計算量により得られるようにする手段を提供する。【解決手段】人に操作される操作部5と、操作部5になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部9とを備える操作制御装置3の操作性を評価するための操作性評価装置10。操作性評価装置10は、評価値演算部11を備える。評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部5の操作により、操作対象を、移動開始位置から目標まで移動させようとする場合に、評価値演算部11は、目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した値Iを求め、値Iを用いて操作性の評価値を生成して出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、人に操作される操作部と、操作部になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部とを備える操作制御装置の操作性を評価するための装置、方法およびプログラムに関する。
上述の操作対象は、例えば、ロボットである。ロボットは、操作部になされた人の操作に従って動作して、物を把持して運ぶ作業、部品を他の部品に組み付ける作業、人を手術する作業などを行う装置である。人は、操作対象を直接見ながら操作部を操作してもよいし、あるいは、操作対象を含む領域の画像(動画)をディスプレイの画面に表示し、人は、この画面を見て操作部を操作してもよい。また、ロボットは、重い物を指定位置へ運ぶ作業を人が行う時に、当該重い物を支えて当該作業を補助するパワーアシスト装置(例えばロボットアーム)であってもよい。
人が、自分の意図通りに、操作部を介して操作対象を動作させることが難しい場合がある。例えば、操作部の形態の違いや、操作部になされる操作に対して生成される動作指令の違いや、操作部への操作度合いに対する操作対象の移動度合いの違いにより、操作者の意図通りに操作対象を動作させることが難しい場合がある。操作部の形態の違いについては、例えば、互いに異なる次の第1および第2の形態がある。第1の形態では、上述のパワーアシスト装置(ロボットアーム)に操作部が取り付けられており、操作部になされた操作に従って、パワーアシスト装置と一体で操作部も移動する。第2の形態では、操作部が、操作対象から分離して設けられている。動作指令の違いについては、例えば、動作指令が速度指令である場合と、動作指令が位置指令である場合がある。操作度合い(例えば操作力または操作量)に対する操作対象の移動度合いの違いについては、同じ操作度合いに対して、操作対象の移動量が大きかったり小さかったりする。
そこで、操作制御装置の操作性を評価することが、次のように提案されている。
特許文献1では、操作性の検証において、ディスプレイ上でポインタを往復させ、往復操作の時間と、最短軌道からのずれの積分値を求めている。
非特許文献1では、操作パターンにおけるばらつき度合いの移動平均を、操作性の評価指標としている。
非特許文献2では、操作者が加える力に基づいてインピーダンス制御されるロボットアームの操作性評価において、直線の操作目標軌道をあらかじめ設定し、操作目標軌道をなぞる操作を行い、操作目標軌道と実際の軌道との最大ずれ量を求めている。
特開2005−11037号公報
山田陽滋ら、「人間/ロボット共同搬送作業において作業者の意向を反映させるためのヒューマン・インターフェースの提案」、日本機械学會論文集、 C編 67(656), 1069−1076, 2001−04−25 武井直行ら、「操作力方向に依存して可変する手ぶれ補正アシスト」、第26回日本ロボット学会学術講演会、2008年9月9日〜11日
しかし、操作対象(ロボット)を目標へ移動させる場合において、特許文献1によると、最短軌道からのずれの積分値には、目標の位置から見た操作の無駄量(目標に対する操作対象の無駄移動量)が反映されていない。例えば、操作対象を目標に位置決めするときに、操作対象が目標を行き過ぎてしまい、操作対象を、再び目標の側へ戻して目標に位置決めする場合に、操作対象が目標を行き過ぎた距離(無駄量)については、特許文献1では考慮されていない。
また、特許文献1では、上述の目標が動く場合が考慮されていない。
特許文献1において、仮に、操作対象が移動した軌跡と、最短軌道とにより挟まれた領域の面積を、最短軌道からのずれの積分として算出するとしても、図1(A)の場合には、図1(B)の場合よりも、当該積分値が大きく(すなわち、操作性の評価値が悪く)なってしまう。図1(A)では、操作対象が、最短軌道から一旦ずれてしまったが、ある理由や状況(例えば、障害物)により、図1(B)の場合と違って、すぐに、操作対象を最短軌道の近傍に戻さず、しばらくしてから、操作対象を最短軌道の近傍に戻している。この場合には、上記の理由や状況(例えば、障害物)を考慮すると、操作性の評価値を悪くするのは不適切である。すなわち、操作対象が移動した軌跡と、最短軌道とにより挟まれた領域の面積を、操作性の評価値とすることは好ましくない。
また、特許文献1において、仮に、操作対象が移動した軌跡と、最短軌道とにより挟まれた領域の面積を、最短軌道からのずれの積分として算出するとしても、この算出に要する計算量は、比較的多くなる。
非特許文献1、2においても、同様に、操作対象(ロボット)を目標へ移動させる場合において、目標の位置から見た操作の無駄量が考慮されてない。
そこで、本発明の目的は、操作対象を目標まで移動させる場合において、操作対象が移動した軌跡と、最短軌道とにより挟まれた領域の面積を評価値とせずに、目標から見た操作の無駄量(目標に対する操作対象の無駄移動量)が反映された操作性の評価値を、比較的少ない計算量で得るようにする手段を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、人に操作される操作部と、操作部になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部とを備える操作制御装置の操作性を評価するための操作性評価装置であって、
評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部の操作により、操作対象を、移動開始位置から目標まで移動させようとする場合に、
目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを求め、該積分値Iを用いて操作性の評価値を生成して出力する評価値演算部を備える、ことを特徴とする。
以下に、具体例を述べる。
操作対象と目標が、設定座標系に対して移動する場合に、
設定座標系の座標軸の方向を設定方向として、
前記積分値Iは、設定方向に関する値Iであり、設定方向における目標の移動速度をVciとし、設定方向における操作対象の移動速度をVriとし、
評価開始時点をtとし、評価終了時点をtとし、評価値演算部は、設定方向に関する前記評価値Mを、
Figure 2015047684

により算出し、
設定座標系において、操作対象から見た目標の位置ベクトルの前記設定方向の成分が正の値またはゼロである場合には、qは1であり、前記位置ベクトルの前記設定方向の成分が負の値である場合には、qは−1である。
代わりに、操作対象から見た目標の方向を設定方向として、
前記積分値Iは、設定方向に関する値であり、設定方向における目標の移動速度をVciとし、設定方向における操作対象の移動速度をVriとし、
前記積分値Iは、|Vri−Vci|を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した値であり、
前記評価値演算部は、前記積分値Iを前記評価値として出力してもよい。
評価値演算部は、複数の設定方向毎に、前記評価値を算出し、
前記複数の設定方向は、操作部になされる操作により操作対象が移動し得る複数の方向に含まれてよい。
本発明の他の実施形態によると、目標は静止しており、操作対象の移動速度の大きさを|V|とし、前記積分値Iは、|V|を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した値である。この場合、前記評価値は、積分値Iであってもよいが、好ましくは、次のように評価値が算出される。
すなわち、評価開始時点tでの操作対象の位置と評価終了時点tでの操作対象の位置との最短距離を|P|として、評価値演算部は、前記評価値Mを、
Figure 2015047684

により算出する。
操作性評価装置は、目標からの距離が許容値以内にある許容範囲内へ、操作対象を位置決めできたかを判定し、当該判定の結果を出力する位置決め判定部を備えてよい。
評価終了時点は、目標に対して操作対象を位置決めした時点であり、
評価値演算部は、前記評価値と評価期間の長さとに基づいて、修正された評価値を算出してもよい。
上述の目的を達成するため、本発明は、人に操作される操作部と、操作部になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部とを備える操作制御装置の操作性を評価するための操作性評価方法であって、
評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部の操作により、操作対象を、移動開始位置から目標まで移動させようとする場合に、
目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを求め、該積分値Iを用いて操作性の評価値を生成して出力する、ことを特徴とする。
また、上述の目的を達成するため、本発明は、人に操作される操作部と、操作部になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部とを備える操作制御装置の操作性を評価するための操作性評価プログラムであって、
評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部の操作により、操作対象を、移動開始位置から目標まで移動させようとする場合に、
目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを求め、該積分値Iを用いて操作性の評価値を生成して出力する処理をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする。
上述した本発明によると、目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを求める。この積分値Iは、目標から見て操作対象が移動した距離を表わす。したがって、目標に対する操作部の積分値I(移動距離)が小さければ、無駄な移動が少ないことになるので、積分値Iを用いて評価値を生成することができる。
よって、操作対象を目標まで移動させようとする場合において、目標から見た操作の無駄量が反映された操作性の評価値を得ることができる。
例えば、操作対象を目標に位置決めする場合に、操作対象が目標を行き過ぎた場合に、操作対象を、再び目標の側へ戻して目標に位置決めしたときに、操作対象が目標を行き過ぎた距離も積分値Iに反映される。また、例えば、積分値Iは、操作対象が移動した軌跡と、最短軌道とにより挟まれた領域の面積ではないので、図1(A)の場合に、操作性の評価が悪くなることを回避できる。
また、目標に対する操作対象の相対速度の時間積分に要する計算量は、比較的少なくなる。例えば、この計算量は、操作対象が移動した軌跡と最短軌道とにより挟まれた領域の面積を算出するのに要する計算量よりも少なくなる。
なお、目標の速度はゼロであってもよい。この場合においても、目標から見た操作対象の移動距離が上述の積分値Iとして得られる。
本発明の課題を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による操作性評価装置が適用可能な操作制御装置と操作対象を示す。 操作制御装置と操作性評価装置を示すブロック図である。 操作部の構成図である。 第2実施形態における評価値を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
図2は、本発明の第1実施形態による操作性評価装置10(図3を参照)が適用可能な操作制御装置3と操作対象7を示す。図3は、操作制御装置3と操作性評価装置10を示すブロック図である。
操作制御装置3は、人に操作される操作部5と、操作部5になされた操作に応じて操作対象7を移動させる制御部9とを備える。図2の例では、操作対象7は、作業対象(ここでは重量物)を指定位置へ運ぶ作業を人が行う時に、作業対象を支えて当該作業を補助するロボットアーム(すなわち、パワーアシスト装置)である。
操作部5は、図2の例では、ロボットアーム7の先端部に取り付けられている。したがって、ロボットアーム7が動作すると、操作部5も、ロボットアーム7と一体で動作する。
操作部5に操作がなされると、図3に示すように、この操作に応じた操作信号E、E、Eが制御部9に入力される。
制御部9は、入力された操作信号E、E、Eに従って制御信号を出力する。この制御信号は、操作対象7(ロボットアーム)の駆動装置(図示せず)に入力され、駆動装置は、入力された制御信号に従って操作対象7を駆動する。ここで、駆動量は、操作部5になされた操作の度合い(例えば操作部5に与えられた力の大きさ)に従って定まり、駆動の向きは、操作部5になされた操作の向き(例えば操作部5に与えられた力の向き)に従って定まる。
なお、図2に示すx軸、y軸、およびz軸は、それぞれ、第1水平方向、第1水平方向に直交する第2水平方向、鉛直方向を向いている。以下において、x軸、y軸、およびz軸、または、x座標軸、y座標軸、およびz座標軸は、それぞれ、図2に示すx軸、y軸、およびz軸を意味する。
操作対象7の動作例を説明する。人が、操作部5を操作することにより、操作対象7を、移動する目標1へ移動させる。図2の例では、目標1は、組立ラインの方向(y軸の正方向)に移動する自動車の車体4におけるインパネ取り付け部である。操作部5の操作により、操作対象7であるロボットアーム7は、インストルメンタルパネル(インパネ)2を把持して、インパネ取り付け部1へ移動して、インパネ2を組み付ける作業を行う。
ロボットアーム7は、インパネ取り付け部1に、次のように、インストルメンタルパネル(インパネ)2を組み付ける作業を行う。ロボットアーム7は、ロボットアーム7の先端部に設けられた把持部8でインパネ2を把持する。次いで、ロボットアーム7の把持部8(すなわち、インパネ2)を、x軸方向、z軸方向において、車体4におけるインパネ取り付け部1に位置させる。この状態で、ロボットアーム7は、インパネ2を、車体4に対してy軸方向に移動させて、車体4のインパネ取り付け部1に位置決めする。なお、把持部8は、x軸方向に延びる細長い支持部8aと、この支持部8aに取り付けられる1対の爪8bを有する。1対の爪8bは、インパネ2をx軸方向に挟んで把持する。
操作性評価装置10は、第1実施形態によると、評価期間において、操作制御装置3の操作性を評価する。以下において、評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部5の操作により、操作対象7を、移動開始位置から目標1(図2の例では、インパネ取り付け部)まで移動させようとする場合を想定する。
操作性評価装置10は、評価値演算部11を備える。評価値演算部11は、目標1に対する操作対象7の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを算出し、積分値Iを用いて操作性の評価値Mを生成して出力する。ここで、積分値Iは、次の[数3]で表されてよい。
Figure 2015047684
[数3]において、Vは、操作対象7(図2では、ロボットアーム7の先端部)の移動速度を示し、Vは、目標1の移動速度を示し、記号∫dtは、|V−V|を、操作性の評価期間にわたって時間で積分することを示し、tは、評価開始時点を示し、tは、評価終了時点を示す。
なお、Vは、速度センサ13(図3を参照)により計測された値であってよい。代わりに、Vは、後述の速度値生成部25が出力した、操作対象7に対する指令速度値V、V、Vであってもよい。
は、本発明では、ゼロまたはゼロ以外の値である。一例では、評価期間における少なくとも一部の区間で(例えば評価期間の全体にわたって)ゼロ以外の値をとる。Vは、適宜のセンサにより計測された値であってもよいし、予め分かっている設定値であってもよい。前者の場合、Vの計測は、例えば、下記(i)〜(iii)のいずれかの方法で行われてよい。
(i)操作対象7を移動させる駆動モータに取り付けたエンコーダからの検出信号に基づいて、Vを求める。
(ii)操作対象7の位置をレーザ距離センサで時々刻々と検出し、当該検出位置に基づいて、Vを求める。
(iii)操作対象7をカメラで時々刻々と撮像し、当該各画像に基づいて、Vを求める。
評価開始時点tは、例えば、操作対象7の動作を開始させることを示す操作(動作開始操作という)が操作部5になされた時点であってよい。評価終了時点tは、例えば、操作対象7の動作を終了させることを示す操作(動作終了操作という)が操作部5になされた時点であってよい。動作開始操作は、例えば、操作部5における開始ボタンを押す操作であってよく、動作終了操作は、例えば、操作部5における終了ボタンを押す操作であってよい。なお、終了ボタンは、図2の例では、インパネ2を爪8bから解放するために爪8bを開く動作を指令するボタンであってもよい。この場合、終了ボタンは、インパネ2がインパネ取り付け部1に位置決められた時に押される。
第1実施形態の一例では、操作対象7と目標1が、設定座標系に対して移動する。設定座標系は、例えば、地上に固定された静止座標系である。
操作性の評価値Mは、以下の算出方法1または算出方法2により算出される。
(算出方法1)
算出方法1では、設定座標系の座標軸の方向を設定方向として、評価値演算部11は、複数の設定方向毎に、上述の積分値Iを用いた評価値を算出する。この例では、複数の設定方向は、設定座標系におけるx座標軸の方向(以下、単にx座標軸方向という)とy座標軸の方向(以下、単にy座標軸方向という)とz座標軸の方向(以下、単にz座標軸方向という)である。評価値演算部11は、これらの設定方向について、それぞれ、次の[数4]により、評価値M、M、Mを評価値Mとして算出する。
Figure 2015047684
[数4]の各記号は、次の通りである。Mは、x座標軸方向に関する評価値であり、Mは、y座標軸方向に関する評価値であり、Mは、z座標軸方向に関する評価値である。Vrxは、x座標軸方向における操作対象7の移動速度成分を示し、Vryは、y座標軸方向における操作対象7の移動速度成分を示し、Vrzは、z座標軸方向における操作対象7の移動速度成分を示す。Vcxは、x座標軸方向における目標1の移動速度成分を示し、Vcyは、y座標軸方向における目標1の移動速度成分を示し、Vczは、z座標軸方向における目標1の移動速度成分を示す。第1実施形態において、Mは、M、MまたはMのいずれかまたはすべてを意味し、Vは、Vrx、VryおよびVrzのいずれかまたはすべてを意味し、Vは、Vcx、VcyおよびVczのいずれかまたはすべてを意味する。なお、Vは、x座標軸、y座標軸またはz座標軸の正方向に操作対象7が移動している時には、正の値をとり、x座標軸、y座標軸またはz座標軸の負方向に操作対象7が移動している時には、負の値をとる。Vは、x座標軸、y座標軸またはz座標軸の正方向に目標1が移動している時には、正の値をとり、x座標軸、y座標軸またはz座標軸の負方向に目標1が移動している時には、負の値をとる。
[数4]のMについて、設定座標系において、操作対象7から見た目標1の位置ベクトルのx座標軸方向の成分が正の値またはゼロである場合には、qは1であり、この位置ベクトルのx座標軸方向の成分が負の値である場合には、qは−1である。
[数4]のMについて、設定座標系において、操作対象7から見た目標1の位置ベクトルのy座標軸方向の成分が正の値またはゼロである場合には、qは1であり、この位置ベクトルのy座標軸方向の成分が負の値である場合には、qは−1である。
[数4]のMについて、設定座標系において、操作対象7から見た目標1の位置ベクトルのz座標軸方向の成分が正の値またはゼロである場合には、qは1であり、この位置ベクトルのz座標軸方向の成分が負の値である場合には、qは−1である。
|Vrx−Vcx|、|Vry−Vcy|および|Vrz−Vcz|は、それぞれ、Vrx−Vcx、Vry−VcyおよびVrz−Vczの絶対値を示す。
なお、操作対象7がx座標軸の正方向に移動している場合には、Vrxは正の値となり、操作対象7がx座標軸の負方向に移動している場合には、Vrxは負の値となる。VryとVrzとVcxとVcyとVczについても同様である。
なお、操作対象7が、目標1の前方もしくは後方に位置しているかは適宜のセンサにより検出される。
評価値演算部11は、上述した評価値Mの計算を、評価期間中に行ってもよいし、評価終了時点t以降に行ってもよい。前者の場合、評価値Mの計算は、評価開始時点tの直後から開始されてよく、後者の場合、評価値Mの計算は、評価終了時点tの直後から開始されてよい。
第1実施形態の操作性評価装置10によると、次のように、評価開始時点tから、例えば、操作対象7が目標1に至る(または、目標1を追い越してしまう)時点までの間において、操作制御装置3の操作性を評価できる。
評価期間において、各座標軸方向について、操作対象7が、目標1に近づいている(時間の)区間では、評価値Mの増加に対する寄与はゼロになる([数4]を参照)。すなわち、この区間では、操作が正確に行われているとして、評価値Mへの寄与はない。したがって、このような区間が長くなると、評価値Mは小さくなる。
一方、評価期間において、各座標軸方向について、操作対象7が目標1から遠ざかっている区間では、評価値Mの増加に対する寄与は、ゼロより大きくなる([数4]を参照)。すなわち、この区間では、操作が正確に行われていないとして、評価値Mへの寄与が生じる。したがって、このような区間が長くなると、評価値Mは大きくなる。
なお、上述の[数4]により、操作対象7から見た目標1の方向と、操作性を評価する方向(すなわち、上述の設定方向)が一致しない場合であっても、操作性を評価できる。
(算出方法2)
操作対象7から見た目標1の方向と、操作性を評価する方向が一致する場合には、上述の[数4]の代わりに、次のように、評価値Mを求めてもよい。
この場合、操作対象7から見た目標1の方向を設定方向とする。また、上述の積分値Iは、設定方向に関する積分値Iであり、設定方向における目標1の移動速度をVciとし、設定方向における操作対象7の移動速度をVriとする。I、Vci、およびVriの添え字は、設定方向を示す。設定方向を正の方向として、操作対象7が設定方向に移動している場合には、Vriは正の値となり、操作対象7が設定方向と逆方向に移動している場合には、Vriは負の値となる。同様に、目標1が設定方向に移動している場合には、Vciは正の値となり、目標1が設定方向と逆方向に移動している場合には、Vciは負の値となる。
上述の積分値Iは、|Vri−Vci|を、評価開始時点tから評価終了時点tにわたって時間積分した値であり、評価値演算部11は、積分値Iを評価値として出力する。
評価値演算部11は、設定方向(例えば、設定座標系におけるx座標軸方向、y座標軸方向、またはz座標軸方向)について、積分値Iを算出し、算出した積分値を評価値Mとして出力する。
このような算出方法2の場合、設定座標系に対して目標1は、移動してもよいし、静止していてもよい。
第1実施形態について、さらに詳しく述べる。
操作性評価装置10は、位置決め判定部15を有していてよい。位置決め判定部15は、目標1からの距離が許容値以内にある許容範囲(目標1の近傍範囲)内へ、操作対象7を位置決めできたかを判定し、当該判定の結果(以下、位置決め判定結果という)を出力する。すなわち、位置決め判定部15は、評価終了時点tにおいて、操作対象7が前記許容範囲内に位置しているかを判定し、その結果を示す位置決め判定結果を出力する。位置決め判定部15は、上述の許容範囲を記憶している。また、位置決め判定部15には、評価終了時点tにおける操作対象7の位置Pが位置センサ14(図3を参照)から入力される。位置センサ14は、例えば、上述の動作終了操作がなされたことに反応して、評価終了時点tにおける操作対象7の位置Pを検出する。
操作性評価装置10は、表示装置17を有していてよい。表示装置17には、評価値演算部11により算出された評価値Mと、位置決め判定部15による位置決め判定結果が入力される。入力された当該評価値Mと位置決め判定結果は、表示装置17の画面に表示される。
次に、操作部5と制御部9の一例を詳しく述べる。
操作部5を図4にも示す。図4(A)は、図2(A)の部分拡大図である。図4(B)は、図4(A)のB−B線矢視図である。
操作部5は、操作かん(操作棒)19と力覚センサ21を有する。
操作かん19は、人に操作される。すなわち、人が、手で操作かん19をつかんで、操作かん19に力を与える。操作かん19は、操作制御装置3の操作台22に設けられる。操作かん19に力を与えても、操作かん19は、操作台22に対して変位しない(すなわち、その位置または姿勢を変えない)。
力覚センサ21は、図4(A)に示すX軸、Y軸およびZ軸の各方向について、操作かん19に与えられた力E、E、Eを動作指令として検出して出力する。図4(A)において、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を有するセンサ座標系は、力覚センサ21に固定されている。Eは、操作かん19に与えられた力のベクトルEのX軸方向成分であり、Eは、当該ベクトルEのY軸方向成分であり、Eは、当該ベクトルEのZ軸方向成分である。X軸の正方向に操作かん19に力が与えられている場合には、Eは正の値をとり、X軸の負方向に操作かん19に力が与えられている場合には、Eは負の値をとる。EとEについても同様である。
制御部9は、入力処理部23と速度値生成部25と速度制御部27を有する。
入力処理部23は、力覚センサ21から出力されたE、E、Eに基づいて、駆動指令値F、F、Fを生成する。入力処理部23は、センサ座標系で表されたE、E、Eを、それぞれ、ロボットアーム7の先端部(把持部8)に固定されたハンド座標系でF、F、Fとして表わす。すなわち、センサ座標系で表されたベクトルE(E,E,E)を、x軸、y軸、z軸を有するハンド座標系で表わすベクトルに変換する行列をTとすると、入力処理部23は、次の[数5]により、F、F、Fを算出する。F、F、Fは、それぞれ、操作制御装置3により入力された動作指令E、E、Eに相当する。
Figure 2015047684
なお、操作部5は、図2の例では、ロボットアーム7の先端部に取り付けられる。この取り付けにより、操作部5(図4の例では操作かん19)に対してなされた操作の方向(与られた力の方向)が、この操作による制御方向と一致するようにしてもよい。ここで、制御方向とは、ロボットアーム7の先端部が制御される方向である。すなわち、図4の例では、図4(A)のX軸方向とY軸方向とZ軸方向が、それぞれ、図2のx軸方向とy軸方向とz軸方向に一致するように、ロボットアーム7の先端部の姿勢が一定に維持されるように、操作制御装置3が設定されてもよい。
速度制御部27は、ロボットアーム7における先端部のx軸方向速度の計測値Vrxと、入力された速度指令値Vとの差を無くすように、ロボットアーム7の先端部のx軸方向速度を制御する。y軸方向とz軸方向の制御も同様である。この制御は、例えば、速度制御部27が、V、V、Vに基づいて、ロボットアーム7を駆動する複数の駆動装置を制御することによりなされる。
(制御方法の比較)
上述した操作性評価装置10により、複数の制御方法の操作性を比較することができる。これらの制御方法毎に、操作性評価装置10により当該制御方法の評価値Mを算出する。
すなわち、次の(A)と(B)を、複数の制御方法毎に行うことにより、各制御方法について、評価値Mと位置決め判定結果を得る。
(A)制御部9が実行する制御方法を選択する。
(B)操作制御装置3の操作性を評価する。すなわち、評価期間にわたって、人が操作部5を操作する。この評価期間では、制御部9は、前記(A)で選択された制御方法に従って操作対象7を制御する。これより、操作性評価装置10は、当該評価期間について、上述した評価値Mと、位置決め判定結果を生成して出力する。
複数の制御方法について、それぞれ得た評価値Mと位置決め判定結果を比べることにより、複数の制御方法の操作性を比較することができる。
複数の制御方法は、例えば、それぞれ、以下のように、[数6]〜[数8]で表される制御方法1〜3であってよい。
(制御方法1)
Figure 2015047684
(制御方法2)
Figure 2015047684
(制御方法3)
Figure 2015047684
上述の制御方法1〜3の式において、FとFとFは、それぞれ、入力処理部23が出力した上述のFとFとFであり、aとaとaとaとmとmとmとdとdとdは、それぞれ予め設定した係数であり、記号「・」は乗算を表わす。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態による操作性評価装置10について説明する。
第2実施形態による操作性評価装置10では、評価値演算部11は、上述の積分値Iを用いた評価値Mを算出する。第2実施形態では、目標1は、評価期間の全体において静止している。第2実施形態によると、評価値演算部11は、次の[数9]により、評価値M算出する。
Figure 2015047684
[数9]において、|V|は、操作対象7の移動速度の大きさであり、記号∫dtは、|V|を、操作性の評価期間にわたって時間で積分することを示し、|P|は、評価開始時点tでの操作対象7の位置Pと、評価終了時点tでの操作対象7の位置Pとの最短距離である。すなわち、|P|は、後述の図5において、PとPとを結ぶ線分の長さである。なお、Pは、目標1の位置であってもよく、目標1近傍(例えば、目標1からの距離が許容値以内にある前記許容範囲内)の位置であってよい。
位置Pは、評価開始時点tにおいて位置センサ14により計測されて、評価値演算部11に入力されてよい。同様に、位置Pは、評価終了時点tにおいて位置センサ14により計測されて、評価値演算部11に入力されてよい。
第2実施形態において説明しない点は、上述と同じである。
図5は、第2実施形態における評価値Mを説明するための図である。図5において、曲線Lは、評価開始時点tから評価終了時点tまでの評価期間において、操作対象7が移動した軌跡を示す。ここで、操作対象7(すなわち、操作対象7における基準点)は、評価開始時点tにおいて評価開始位置Pにあり、評価終了時点tにおいて評価終了位置Pにある。図5において、線分Lは、評価開始位置Pと評価終了位置Pとを結ぶ線分である。[数9]において、|V|を時間積分した値は、評価期間において操作対象7が移動した距離であり、曲線Lの長さに等しい。[数9]における|P|は、線分Lの長さに等しい。
したがって、第2実施形態によると、Lの長さが、最短距離|P|に近いほど、すなわち、Mの値が小さいほど、無駄な操作がないことになる。したがって、[数9]のMにより、操作性を評価することができる。
[プログラム]
上述の第1実施形態と第2実施形態において、操作性評価装置10(評価値演算部11と位置決め判定部15の各々)は、コンピュータと操作性評価プログラムとにより構成されてよい。すなわち、コンピュータが、操作性評価プログラムを実行することにより、評価値演算部11は上述の評価値を算出し、コンピュータが、操作性評価プログラムを実行することにより、位置決め判定部15は、上述の判定を行って位置決め判定結果を出力する。
本発明は上述した実施の形態(操作性評価装置と操作性評価方法の実施形態)に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、以下の変更例1〜6のいずれかを採用してもよいし、変更例1〜6を任意に組み合わせて採用してもよい。この場合、以下で述べない点は、上述と同じであってよい。
(変更例1)
上述の第1実施形態の算出方法1では、複数の設定方向は、x座標軸方向とy座標軸方向とz座標軸方向であったが、設定方向は、x座標軸方向、y座標軸方向またはz座標軸方向に限定されない。
すなわち、操作対象7と目標1が、設定座標系に対して移動する場合に、設定座標系の任意の座標軸の方向を設定方向とし、上述の積分値Iは、設定方向に関する積分値Iであり、当該座標軸の方向における目標1の移動速度をVciとし、当該座標軸の方向における操作対象7の移動速度をVriとする。また、評価開始時点をtとし、評価終了時点をtとし、評価値演算部11は、設定方向に関する評価値Mを、[数4]の代わりに、次の[数10]により、設定方向に関する前記評価値Mを算出してよい。
Figure 2015047684
ここで、[数10]における各記号の添え字iは、設定方向を示す。また、[数10]について、設定座標系において、操作対象7から見た目標1の位置ベクトルの設定方向の成分が正の値またはゼロである場合には、qは1であり、前記位置ベクトルの設定方向の成分が負の値である場合には、qは−1である。
この場合、評価値演算部11は、複数の設定方向毎に、評価値Mを算出してもよいし、1つの設定方向について、評価値Mを算出してもよい。前者の場合、複数の設定方向は、操作部5になされる操作により操作対象7が移動し得る複数の方向に含まれる。
(変更例2)
上述の第1実施形態または第2実施形態において、評価値演算部11は、上述の評価値Mと評価期間の長さΔTとに基づいて、修正された評価値Mを算出してもよい。ただし、Mは、Mが大きいほど大きくなり、ΔTが大きいほど大きくなるようにする。
この場合、修正された評価値Mは、評価値Mと評価期間の長さΔTとをそれぞれ独立変数とした関数であってよい。例えば、評価値Mは、次式(1)または(2)で表されてよい。

=ω×M+ω×ΔT ・・・(1)

=ω×M×ΔT ・・・(2)

ここで、ωとωとωは、予め定められた係数である。
このように修正されたMには、無駄な操作量を表わすMと、操作完了までに必要な時間との両方が反映されているので、Mを総合的な評価値とすることができる。
なお、好ましくは、評価値演算部11により算出されたMは表示装置17に入力される。入力されたMは、表示装置17の画面に表示される。
(変更例3)
操作対象7は、ロボットアームであったが、本発明は、これに限定されない。すなわち、本発明によると、操作対象7は、ロボットアーム以外のものであってよい。この場合、操作制御装置3は、人に操作される操作部5と、操作部5になされた操作に応じて操作対象7を移動させる制御部9とを有しているものであればよい。
例えば、操作対象7と目標1は、ディスプレイの画面に表示されるものであってよい。この場合、操作部5になされた操作に応じて、制御部9は、前記画面において、操作対象7を移動させる。このような操作対象7は、画面に表示されるロボットアームであってよい。また、この場合、目標1は、画面に表示され、上述した目標1の移動速度Vがゼロでない場合、目標1は前記画面において移動する。このように、画面にロボットアーム7と目標1を表示されて、ロボットアーム7の操作シミュレーションを行うことができる。
(変更例4)
操作部5は、操作かん19の代わりに、他の構成を有していてもよい。例えば、操作部5は、与えられた力に応じて操作台22に対して変位する(すなわち、その位置または姿勢を変える)レバーを有していてもよい。この場合、人が操作部5に与えた力の方向と当該力の大きさとに応じて、または、レバーの位置または姿勢に応じて、入力処理部23は、上述のF,F,Fを生成する。また、操作部5は、複数のボタンにより構成されていてもよい。この場合、例えば、どのボタンを押したかにより、操作対象7の駆動方向が定められ、ボタンを押した回数により、操作対象7の駆動量が定められてよい。
(変更例5)
操作部5は、操作対象7から分離して設けられてもよい。この場合、人は、操作対象7を直接見ながら操作部5を操作してもよいし、あるいは、操作対象7を含む領域の画像(動画)をディスプレイの画面に表示し、人は、この画面を見て操作部5を操作してもよい。
(変更例6)
上述の第2実施形態において、評価値演算部11は、評価開始時点から評価終了時点にわたって|V|を時間積分した値Iを、前記評価値Mとして算出してもよい。
1 目標(インパネ取り付け部)、2 インパネ、3 操作制御装置、4 車体、5 操作部、7 操作対象(ロボットアーム)、8 把持部、8a 支持部、8b 爪、9 制御部、10 操作性評価装置、11 評価値演算部、13 速度センサ、14 位置センサ、15 位置決め判定部、17 表示装置、19 操作かん(操作棒)、21 力覚センサ、22 操作台、23 入力処理部、25 速度値生成部、27 速度制御部

Claims (10)

  1. 人に操作される操作部と、操作部になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部とを備える操作制御装置の操作性を評価するための操作性評価装置であって、
    評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部の操作により、操作対象を、移動開始位置から目標まで移動させようとする場合に、
    目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを求め、該積分値Iを用いて操作性の評価値を生成して出力する評価値演算部を備える、ことを特徴とする操作性評価装置。
  2. 操作対象と目標が、設定座標系に対して移動する場合に、
    設定座標系の座標軸の方向を設定方向として、
    前記積分値Iは、設定方向に関する値Iであり、設定方向における目標の移動速度をVciとし、設定方向における操作対象の移動速度をVriとし、
    評価開始時点をtとし、評価終了時点をtとし、評価値演算部は、設定方向に関する前記評価値Mを、
    Figure 2015047684

    により算出し、
    設定座標系において、操作対象から見た目標の位置ベクトルの前記設定方向の成分が正の値またはゼロである場合には、qは1であり、前記位置ベクトルの前記設定方向の成分が負の値である場合には、qは−1である、ことを特徴とする請求項1に記載の操作性評価装置。
  3. 操作対象から見た目標の方向を設定方向として、
    前記積分値Iは、設定方向に関する値であり、設定方向における目標の移動速度をVciとし、設定方向における操作対象の移動速度をVriとし、
    前記積分値Iは、|Vri−Vci|を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した値であり、
    前記評価値演算部は、前記積分値Iを前記評価値として出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の操作性評価装置。
  4. 評価値演算部は、複数の設定方向毎に、前記評価値を算出し、
    前記複数の設定方向は、操作部になされる操作により操作対象が移動し得る複数の方向に含まれる、ことを特徴とする請求項2に記載の操作性評価装置。
  5. 目標は静止しており、操作対象の移動速度の大きさを|V|とし、前記積分値Iは、|V|を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した値である、ことを特徴とする請求項1に記載の操作性評価装置。
  6. 評価開始時点tでの操作対象の位置と評価終了時点tでの操作対象の位置との最短距離を|P|として、評価値演算部は、前記評価値Mを、
    Figure 2015047684

    により算出する、ことを特徴とする請求項5に記載の操作性評価装置。
  7. 目標からの距離が許容値以内にある許容範囲内へ、操作対象を位置決めできたかを判定し、当該判定の結果を出力する位置決め判定部を備える、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の操作性評価装置。
  8. 評価終了時点は、目標に対して操作対象を位置決めした時点であり、
    評価値演算部は、前記評価値と評価期間の長さとに基づいて、修正された評価値を算出する、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の操作性評価装置。
  9. 人に操作される操作部と、操作部になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部とを備える操作制御装置の操作性を評価するための操作性評価方法であって、
    評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部の操作により、操作対象を、移動開始位置から目標まで移動させようとする場合に、
    目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを求め、該積分値Iを用いて操作性の評価値を生成して出力する、ことを特徴とする操作性評価方法。
  10. 人に操作される操作部と、操作部になされた操作に応じて操作対象を移動させる制御部とを備える操作制御装置の操作性を評価するための操作性評価プログラムであって、
    評価開始時点から評価終了時点までの評価期間において、操作部の操作により、操作対象を、移動開始位置から目標まで移動させようとする場合に、
    目標に対する操作対象の相対速度を、評価開始時点から評価終了時点にわたって時間積分した積分値Iを求め、該積分値Iを用いて操作性の評価値を生成して出力する処理をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする操作性評価プログラム。
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