JP2015047663A - 電動工具 - Google Patents

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由季 堀江
Yuki Horie
由季 堀江
貴子 吉田
Takako Yoshida
貴子 吉田
雅子 藤田
Masako Fujita
雅子 藤田
亜維 中山
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亜維 中山
悠子 田澤
Yuko Tazawa
悠子 田澤
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Tomomasa Nishikawa
智雅 西河
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Abstract

【課題】把持した際に出力軸が手のひらの略中心に位置するような形状であって外観がハート形の小型でコンパクトな電動工具を提供する。
【解決手段】モータ3と、先端工具を回転させる動力伝達機構(4、5)と、トリガ6と、モータに電力を供給する二次電池11と、これらを収容するハウジング2を有する電動工具1において、ハウジングは側面視で略ハート形であって、ハート形の一方の凸側に動力伝達機構に取り付けられる先端工具が取り付けられ、ハート形の他方の凸側にトリガ6とスイッチ7が配置され、ハート形の中心線上に重心位置がくるようにした。ハートの下側付近には二次電池を充電する外部充電器50に接続するためのコネクタ13を配置した。二次電池は14500サイズで有り、ハウジング2は充電状態において高さ100mm未満、横方向を150mm未満とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池で駆動されるモータによって先端工具を回転させる電動工具であって、小型で手軽に使いやすくした電動工具に関する。
手持ち式の電動工具、特に電池に蓄電された電気エネルギーにて駆動するコードレス工具が広く用いられている。コードレス工具においては所定の稼働時間の確保、所定の出力の確保が要求される一方で、工具自体の小型化が強く要望されている。また、電池の充電を簡単にできるようにしてほしいという要望もある。さらに、充電器をコンパクトにして、充電時にかさばらないようにした電動工具が要望されている。特許文献1では二次電池で駆動される小型の電動工具が開示されている。
特開2013−094882号公報
特許文献1の電動工具においてはグリップ部を伸ばすと全長が長くなってしまう構成となっていた。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、大幅な小型化を実現した電動工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、ハウジングの内部の収容機器を効率よく配置した電動工具を提供することにある。本発明の更に他の目的は、充電時にも作業時にも重量バランスのとれた電動工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータにより駆動され先端工具を回転させる動力伝達機構と、モータの回転のON/OFF制御又は可変速制御をするためのトリガと、モータに電力を供給する二次電池と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、ハウジングは、モータ及び動力伝達機構を収容する主ハウジングと、トリガを取り付けるための副ハウジングからなり、主ハウジングと副ハウジングは内角部を形成するように所定の角度をもって配置され、モータ及び動力伝達機構は主ハウジングの長手方向中心線に対して斜めに配置され、二次電池は主ハウジング内に配置されるように構成した。動力伝達機構部は、減速機構部、クラッチ機構部、インパクト打撃部などの機構を単独で又は組み合わせて実現することができる。ハウジングは、側面視で略ハート形又は略L字形であって、連結点外側付近に二次電池を充電する外部充電器に接続されるコネクタを配置し、二次電池の充電の際には、電動工具を連結点外側が下になるように配置して外部充電器の充電台に載置した状態で充電が行われる。このように、電動工具を連結点外側が下になるようにしたので、充電台の大きさ(載置面の面積)を電動工具1の全体の大きさに比べて十分小さく構成することができ、コンパクトな充電台を実現できる。また、電動工具を充電台に載置した際に、電動工具の本体重心位置が充電台の中心点のほぼ直上に位置するようにした。このため、小さな充電台の真上に大きい電動工具をおくと副ハウジングが斜め上方に向いて配置されるが、重心位置が一致しているためにぐらついたり倒れたりする恐れが少ない。さらに、ハウジング形状をハート形にした場合には、充電時の状態の美観が良く、部屋のインテリア的にも好適である。
本発明の他の特徴によれば、二次電池は、主ハウジング内のモータの側面であってトリガよりも遠い側に配置される。このため、二次電池の配置位置によって本体重心位置を適切な位置になるように調整することができる。また、モータを主ハウジングの長手方向中心線中心線に対して斜めに配置したことにより、モータの後端部が副ハウジング内に位置するようにした。このため、比較的小さな主ハウジングにおいてモータ及び動力伝達機構を効率良く配置することができた。二次電池は、いわゆる14500サイズのバッテリセルであり、二次電池の軸方向がモータの回転軸方向に対して斜めに配置される。このように二次電池の軸方向がモータの回転軸方向に対して斜めに配置することにより、ハウジングの外形をよりハート形に近づけるように湾曲させることができる。コネクタは金属端子を有する接触式コネクタ、又は、誘導コイルを用いた無線による非接触式コネクタとすると好ましい。
本発明のさらに他の特徴によれば、モータと、モータにより駆動され先端工具を回転させる動力伝達機構と、モータの回転を制御するトリガと、モータに電力を供給する二次電池と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、ハウジングは側面視で略ハート形であって、ハート形のハウジングの一方の側に動力伝達機構に取り付けられる先端工具が取り付けられ、ハート形の他方の側にトリガスイッチが配置され、ハート形の股部から突起部まで結ぶ中心線上に電動工具の重心位置がくるようにハウジング内部の収容機器を配置した。突起部付近に二次電池を充電する外部充電器に接続するためのコネクタが配置される。二次電池は14500サイズの電池で有り、ハート形のハウジングは充電状態においた状態の高さ方向が100mm未満、横方向が150mm未満とすると好ましい。このように構成することにより、小さな充電台の真上に大きい電動工具をおいても、重心位置が一致しているためにぐらついたり倒れたりする恐れが少ない。
本発明によれば、電動工具の大幅な小型化を達成することが可能となり、コンパクトで使いやすい電動工具を実現できた。またハウジングの内部の収容機器を効率よく配置して重心を所定の位置に合わせるようにしたので、充電時にも作業時にも重量バランスのとれた電動工具を実現できた。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る電動工具の全体構成を示す縦断面図であって、電動工具を外部充電器にセットする状態を示す図である。 本発明の実施例に係る電動工具の全体構成を示す縦断面図であって、実際の作業時における電動工具1と作業者の手90との位置関係を示す図である。 電動工具1のハウジング2の胴体部とハンドル部の位置関係を示す図である。 電動工具の全体構成を説明するための模式図であって(1)が従来の電動工具、(2)が本発明の実施例に係る電動工具を示す図である。 本発明の実施例に係る電動工具の充電時における配置構成を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施例を示す縦断面図であって、電動工具を外部充電器にセットする状態を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、説明の都合上、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は、本発明の実施例に係る電動工具1の全体構成を示す縦断面図であって、充電器50にセットする直前の状態を示す図である。図1の状態では電動工具1と充電器50が接触していない状態であるが、電動工具1を図示の状態から下方向(=重力方向)に移動させることにより充電端子54をコネクタ13に押し込むことができ、その押し込んだ状態にて保持させることができる。本実施例の電動工具1は、図1のように側面から見た状態で、いわゆる略ハート形の形状であって、電動工具らしからぬかわいいイメージを惹起させるものである。図1の状態で見たハート形の中心線25よりも左半分の上側凸部付近に、先端工具を差し込むための差込口2aが形成され、右半分の上側凸部付近にトリガ6が配置される事が外観上の特徴である。また、図1の状態で見たハート形の下側の頂部(中心線25が通る部分であって、ハート形の尖った部分付近であり、左半分と右半分の連結点)が充電台51にセットされる箇所となる。電動工具1のサイズは、図1のように配置した場合の幅W=122mm、高さH=95mmとし、小型でコンパクトな形状となっている。これは、手が小さい人にも使いやすい小型で軽量な電動工具1とするためであり、図1の状態で測定したときの横方向(W)が150mm未満、高さ方向(H)が100mm未満とすると好ましい。
電動工具1は電池11の電力にて駆動されるモータ3を有し、モータ3の回転を所定の減速比で減速する減速機構部4と、減速機構部4の前方に設けられる先端工具(図示せず)の装着部5を含んで構成される。本実施例の電動工具1では動力伝達機構として減速機構部4を用い、減速機構部4の出力軸に直接装着部5が連結され、装着部5または出力軸がハウジング2よりも外部に突出しないように構成した。装着部5には軸方向と垂直断面が六角形の六角穴(図示せず)が形成され、軸方向垂直断面が六角形の先端工具を、ワンタッチで装着又は取り外しをすることができる。尚、ハウジング2の内部に収容される収容機器として、減速機構部4や装着部5を設けるだけでなく、他の収容機器としても良く、例えば、ハウジング2の内部にインパクト機構部、クラッチ機構部などを設けるようにしても良い
ハート形のハウジング2の一方の側(ブロークンハートの片側であって、図1では点線で示す中心線25よりも右側部分)にはスイッチ7が設けられ、スイッチ7のプランジャを移動させるためのトリガ6がハウジング2から突出するように設けられる。スイッチ7は制御基板8上に固定される。本実施例では、スイッチ7として可変抵抗スイッチを用いてトリガ6の引き量に応じてモータ3の回転速度を調整できるように構成したが、トリガ6を所定量以上引くことによりモータ3が定速度で回転する、いわゆる固定回転数方式としても良い。尚、スイッチ12の形式や取付位置、形式などは本実施例のものに限られずに、その他の任意のスイッチや操作部を用いても良いが、ハウジング2の形状の特徴を損なわないような形式とすると好ましい。尚、制御基板8には、電池11の過放電や過電流を検出する検出部や、検出部によって過放電や過電流が検出された際に放電経路を遮断するスイッチング素子が搭載されている。また、モータ3がブラシレスモータの場合には、モータ3を駆動するためのスイッチング素子(例えば6個のFET)や、スイッチング素子を制御する制御装置(例えばマイコン)が制御基板8に搭載される。
ハウジング2は、鉛直面から左右に2分割して製造され、モータ3の回転軸の延長線を通る面にて分割可能に構成される。分割されたハウジングには、モータ3を保持するための複数のリブ15a〜15dと、リブ15a〜15d近傍やその他の箇所に複数のネジボスとネジ穴(図示せず)が形成され、図示しないネジによって分割されたハウジングが固定される。モータ3を駆動するために小型の電池11が減速機構部4のモータの近傍に配置される。電池11としては、例えば14500サイズ、又は、それよりさらに小さいサイズのリチウムイオン電池であって、定格出力電圧3.6Vのセルを1本又は2本並べて配置する。尚、使用する電池の種類や本数、定格出力電圧などは、本実施例だけに限られずに適宜設定すれば良い。
充電器50は、電動工具1に含まれる電池11を充電するための外部機器であって、商用電源を所定の直流に変換するAC/DC変換器(図示せず)と、充電時に電動工具1を保持すると共にコネクタ13に接続される充電端子54を有する充電台51と、AC/DC変換器と充電台51を接続する電源コード56によって構成される。これらの構成は、いわゆる“ACアダプタ”として広く市販されているAC/DC変換器を用いて、充電台51の部分を電動工具1に合わせた形状にて製造すれば良い。充電台51は、合成樹脂の一体成形によって製造される上側ハウジング52と下側ハウジング53により形成され、上側ハウジング52の水平方向のほぼ中央付近には充電端子54が上側に延びるように形成され、机上や床面等の載置面95に直置きできる。電動工具1を充電台51に接地する際には、図1でみえる充電端子54部分がコネクタ13の内部に入り込むような位置関係となる。尚、電動工具1のコネクタ13を充電台51から取り外した際に、充電端子54に何らかの異物が触れることを防止するために、充電端子54の金属部分(電極部分)が外部に露出しないような構造とし、コネクタ13の開口部分が閉鎖されるような構成とすれば好ましい。
本実施例の電動工具1ではモータ3の配置の仕方と電池11の配置位置を工夫することにより、電動工具1の本体重心位置が図の位置に来るようにした。この本体重心位置は充電時において、充電台51の中心点のほぼ直上、つまり、中央に備えられる充電端子54の直上に中心線25が位置するように構成すると、充電のために充電台51に電動工具1を装着した際に左右方向のバランスが大変良く安定性が高い。また、電動工具1を充電器50にセットするときにも本体が傾くようなモーメントが掛かりにくくなり、着脱操作時の操作性が良い。さらに、重心の水平方向位置が一致するために充電器50の充電台51をあまり大きくする必要が無く、コンパクトな充電台51とすることができる。
図2は本発明の実施例に係る電動工具の全体構成を示す縦断面図であって、実際の作業時における作業者の手90と電動工具1の関係を示す図である。本実施例の電動工具1は小型であるために、一般的なインパクトドライバのようなハンドル部(グリップ部)が明確に構成されておらずに、ハウジング2の本体重心位置を左右(図中の奥側と手前側)から挟むようにして片手で電動工具1を把持する。つまり、右手の親指(図示せず)がハウジング2の左側(図中の奥側)に位置し、人差し指から小指までがハウジング2の右側(図中の手前側)に位置する。この状態で、小指を用いてトリガ6のオン又はオフの動作を行うことができる。この際には手の平の中心付近が電動工具1の重心位置後方に位置するので、作業者は電動工具1に対して前方(先端工具側)に押しつける力を作用させやすい。さらに、図2にて示す本体重心位置は、モータ3の回転軸線上であって、且つ、先端工具20の回転軸線上に位置するので、作業者が電動工具1を先端工具側に押しつけた際に、先端工具20の中心にしっかりと押圧力がかかるので、ぶれの無いしっかりとした締め付け作業を行うことができる。この際の親指、人差し指はハウジング2を左右方向からしっかりと把持するので、電動工具1がぶれないように保持することが容易である。本明細書では図示していないがハウジング2の外側であって作業の指が触れる部分には、滑り止め加工がされた弾性体が設けるようにすると好ましい。
図2においてハート形のハウジング2を、従来からの胴体部とハンドル部からなるハウジング(後述)とたとえると、胴体部の長手方向中心線が図中の二点鎖線のようになり、それに対して電池11の中心線が図中の一点鎖線のようになる。ここで理解できることは、モータ3の回転軸線及び先端工具20の回転軸線が、胴体部の長手方向中心線に対して側面視で斜めに配置される事である。電池11は胴体部の長手方向中心線と略平行なように配置される。このようにモータの配置を胴体部の長手方向中心線に対して側面視で斜めにすること、電池11の配置をモータの回転軸線に対して側面視で斜めにすることにより、小型でハート形のハウジング2の内部にモータ3、電池11、制御基板8、トリガ6等を効率良く配置することができた。
次に図3を用いて本実施例のハウジング2の形状と、モータ3、トリガ6、電池11の配置関係を概念的に説明する。広く用いられる電動工具のハウジングにおいては、モータ3と減速機構部4を収容するための略円筒形の胴体部21と、胴体部21から下方に延在するハンドル部22が形成され、それらの配置が図3の太枠で示されるような基本構成とされる。ここでは胴体部21が主ハウジングであってモータ3や減速機構部4を収容し、ハンドル部22が主ハウジングに接続される副ハウジングであってトリガ6が配置される。胴体部21とハンドル部22は内角部を形成するように所定の角度をもって配置される。本実施例の電動工具1においては電池11をハンドル部22内でなく胴体部21内に配置するように構成した。そのため、モータ3と減速機構部4を図2で示したように胴体部中心線に対して斜めになるように配置した上で、電池11をモータ3や減速機構部4の上側に配置するようにした。この結果、モータ3の後端下側付近は矢印17付近のようにハンドル部22内に進入するように配置される。また、電池11の後方側にコネクタ13を配置することにより図1のようにコネクタ13部分を下にした姿勢での充電を可能とした。また、電池11とハウジング2との間の空間にコネクタ13を配置することにより、電池11とコネクタ13とを接続するコードを短くすることができると共に空間を有効活用することができる。
次に図4を用いて本願発明の配置関係をさらに説明する。図4(1)は従来のインパクトドライバ等の電動工具101の配置関係を説明するための模式図である。ハウジング102は、略円筒状の胴体部(主ハウジング)102aと、胴体部102aから略垂直方向に下方に延びるハンドル部(副ハウジング)102bの2つのパートによって主に構成される。胴体部102aにはモータ103や減速機構部104が収容される。従来の電動工具101においては、モータ103と減速機構部104、先端工具120の回転軸は、筒状に形成された胴体部102aの長手方向中心軸と一致するか、又は、ほぼ平行になるように収容される。また、ハンドル部102bには、トリガ106とスイッチ107が配置される事に加えて、電池111が配置される。また、先行技術文献1では電池11の下方に充電用の端子113が配置される
図4(2)は本実施例に係る電動工具1の配置関係を説明するための模式図である。本実施例の大きな特徴は、モータ3、減速機構部4、装着部5の回転軸の軸線が、胴体部の中心線に対して斜めになるように配置したことである。このため、軸線と中心線が図示の交差点23にて交差し、その交差角度がθとなる。この交差点23はハウジングの頂点部と内角部を結ぶ分岐線(図中点線にて図示)よりも先端工具側に位置するようにした。また、電動工具の重心位置はこの分岐線上であって、モータ3、減速機構部4、装着部5の回転軸の軸線と交差する付近に位置するようにすると好ましい。このようにモータ3、減速機構部4、装着部5を斜めに配置すると共に、電池11をトリガ6とモータ3を隔てた反対側に位置するように配置した。さらに、分岐線上にコネクタ(端子)13を配置した。また、分岐線を挟んで電池11と反対側であってスイッチ7が配置されている空間には制御基板8を配置した。このようにハウジング2内の空間を有効に利用することで電動工具1の小型化を実現した。さらに、ハウジング2の外形部分や角部は、なめらかなR部によって面取りすることにより、側面視でハート形に近づけるように形成することができ、美観が良いうえに作業者が把持した際に把持しやすいような形状を実現できた。尚、図4(1)(2)においては図示していないが、電動工具1、101共にモータ3の回転方向を切り替えるための正逆切替スイッチ(図示せず)が設けられる。
図5は実施例に係る電動工具1の充電時の配置関係を説明するための模式図である。図4(2)に示す電動工具1を充電台51にセットすることにより、充電端子54がコネクタ13に装着されるため、充電器50の出力が電動工具1の電池11に供給される状態となる。ACアダプタ57は、AC100V等の商用電源から例えば5Vの直流や充電電力を生成するためのAC/DCコンバータであり、電源コード56を介して充電台51に直流電力を供給し、充電端子54からコネクタ13を介して電動工具1側に電池11の充電用の直流電力が供給される。ここで、充電台51に電動工具1がセットされていないときは、充電端子54の金属端子部分には直流電力が供給されないようにし、充電台51に電動工具1が正しくセットされたときに初めて充電端子54の金属端子部分には直流電力が供給されるように構成すると好ましい。この場合、充電台51に電動工具1がセットされた際に充電台51に設けられた不図示のスイッチが押されることによって充電端子に直流電力を供給するように構成すればよい。充電が行われている時にはLED55を点滅(又は連続点灯)させて、充電が完了したらLED55を連続点灯(又は消灯)させるように構成すると良い。電池11の充電制御は公知の充電制御回路を用いて実現できるが、充電制御回路は電動工具1側に収容しても良いし、充電台51側に収容しても良い。
以上のように本実施例によれば、電動工具1のハウジング内の各構成機器の配置を工夫することにより、略ハート形または略L字状のハウジングを有する小型で軽量の電動工具を実現できた。また、本体重心位置を適切に設定することにより、側面視でハート形の形状となるような載置状態で充電を行うことができる。さらに、小型で軽量の電動工具を実現できたので、比較的手が小さい人にも使いやすい電動工具を提供できる。
次に図6を用いて本発明の第2の実施例を説明する。図6において第1の実施例と同じ部分には同じ番号の参照符号を付しているので、繰り返しの説明は省略する。第2の実施例では充電器70と電動工具31との接続方式を変えたことにある。第1の実施例においてはコネクタ13の金属接点と充電端子54の金属接点を接するように位置づけることにより導電材料を介して充電器50側から電動工具1側に直接電力を伝送するように構成した。これに対して第2の実施例においては無接点電力伝送方式を採用し、非接触状態にて、充電器70側から電動工具31側に電力を伝送して、二次電池を充電するように構成した。この無接点電力伝送方式には、公知の伝送方式を用いることができ、ここでは充電器70の充電台71の内部に配置される送電用コイル79から、電動工具31に含まれる受電用コイル43へ電力を給電する電磁誘導方式を用いて構成した。
充電器70側には送電用コイル79が設けられるが、充電台71を構成する上側ハウジング72と下側ハウジング73は共にプラスチック等の合成樹脂にて製造されるので、外部に金属接点が露出しない。同様に電動工具31側には受電用コイル43が設けられるが、受電用コイル43は合成樹脂製、つまり非導電材料製のハウジング32の内部に配置され、作業者が受電用コイル43を触ることができない状態である。ここで、受電用コイル43と送電用コイル79はできるだけ近接して配置される方が伝送効率が良くなるので、図6のような側面視で略ハート形のハウジングの頂部となるべく下端部分(ここでいう下端とは図6のように配置した際の下端である)が所定の面積を持つ平面46cになるように構成した。尚、ハウジング32の平面46c部分には貫通穴が形成されないので、この部分において外部から埃や水がハウジング32の内部に入る恐れはない。
第2の実施例では充電器70と受電機器(電動工具31)との接点がないため、電動工具31を充電台71の上に置くだけで良いので、容易に充電を行うことが可能となる。また、無接点電力伝送方式を用いたので、接点の耐久性が不足したり、接点不良、短絡などの心配が少ないといったメリットがあり、電動工具31の寿命を大幅に向上させることが可能となった。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば本実施例の電動工具の例としてクラッチ機構が付いていない電動工具の実施例を説明したが、動力伝達機構として、遊星歯車伝達機構部とクラッチ機構を有するドライバドリルであっても良いし、ハンマ及びアンビルを有するインパクト機構部を有するインパクトドライバにて実現しても良い。また、充電中に点灯又は点滅するLED55は充電器50側に設けるのでは無く、電動工具1側に設けるようにしても良い。さらに、本実施例の電動工具1ではブラシ付きの直流モータを用いて、モータ3に供給する電圧を調整することによりモータの回転制御を行うようにしたが、ブラシレスDCモータを用いて、その回転制御回路を制御基板8に搭載するように構成しても良い。その場合は、マイコンやインバータ回路を搭載することになるが、サイズの制約上制御基板8だけには搭載できない恐れがあるので、ハウジング2の内部のいずれかの位置に回路基板を追加搭載するようにすれば良い。
1 電動工具 2 ハウジング
2a 差込口 2b 端子挿入口
3 モータ 4 減速機構部
5 装着部 6 トリガ
7 スイッチ 8 制御基板
11 電池 12 スイッチ
13 コネクタ 15a〜15d リブ
20 先端工具 21 (ハウジングの)胴体部
22 (ハウジングの)ハンドル部 23 交差点
25 中心線 31 電動工具
32 ハウジング 32a 差込口
43 受電用コイル 46a、46b 凸部
46c 平面 46d 股部
48 制御基板 50 充電器
51 充電台 52 上側ハウジング
53 下側ハウジング 54 充電端子
55 LED 56 電源コード
57 アダプタ 70 充電器
71 充電台 72 上側ハウジング
73 下側ハウジング 79 送電用コイル
90 手 95 載置面
101 電動工具 102 ハウジング
102a 胴体部 102b ハンドル部
103 モータ 104 減速機構部
106 トリガ 107 スイッチ
111 電池 113 端子
120 先端工具

Claims (15)

  1. モータと、前記モータにより駆動され先端工具を回転させる動力伝達機構と、前記モータの回転を制御するトリガと、前記モータに電力を供給する二次電池と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、
    前記ハウジングは、前記モータ及び前記動力伝達機構を収容する主ハウジングと、前記トリガを取り付けるための副ハウジングからなり、前記主ハウジングと前記副ハウジングは内角部を形成するように所定の角度をもって配置され、
    前記モータ及び前記動力伝達機構は前記主ハウジングの長手方向中心線に対して斜めに配置され、
    前記二次電池は主ハウジング内に配置されることを特徴とする電動工具。
  2. 前記ハウジングは、側面視で略ハート形又は略L字形であって、連結点外側付近に前記二次電池を充電する外部充電器に接続されるコネクタを配置し、
    前記二次電池の充電の際には、前記電動工具を前記連結点外側を下にして前記外部充電器の充電台に載置することにより充電が行われることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記電動工具を前記充電台に載置した際に、前記電動工具の重心位置が前記充電台の中心点の略直上に位置することを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記電動工具を前記充電台に載置した際に、前記副ハウジングが斜め上方に向いて配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記二次電池は、前記主ハウジング内の前記モータの側面であって前記トリガよりも遠い側に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記モータを前記主ハウジングの長手方向中心線に対して斜めに配置し、前記モータの後端部が前記副ハウジング内に位置することを特徴とする請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記二次電池は14500サイズであり、前記二次電池の軸方向が前記モータの回転軸方向に対して斜めに配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電動工具。
  8. 前記コネクタは金属端子を有する接触式コネクタ、又は、誘導コイルを有する非接触式コネクタであることを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の電動工具。
  9. モータと、前記モータにより駆動され先端工具を回転させる動力伝達機構と、前記モータの回転を制御するトリガと、前記モータに電力を供給する二次電池と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、
    前記ハウジングは側面視で略ハート形又は略L形であって、一方の凸側に前記先端工具が取り付けられ、
    他方の凸側にトリガスイッチが配置され、
    股部から頂部までを結ぶ中心線上に前記電動工具の重心位置がくるように前記ハウジング内部の機構を配置し、
    前記頂部付近に前記二次電池を充電する外部充電器に接続するためのコネクタを配置したことを特徴とする電動工具。
  10. 前記他方の凸側に前記モータを制御する制御基板を配置したことを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
  11. 前記二次電池は14500サイズの電池で有り、前記ハート形のハウジングは充電状態においた状態の高さ方向が100mm未満、横方向が150mm未満であることを特徴とする請求項9又は10に記載の電動工具。
  12. モータと、前記モータの回転を制御するトリガと、前記モータに電力を供給する二次電池と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、
    前記ハウジングは、前記モータを収容する主ハウジングと、前記トリガを取り付けるための副ハウジングからなり、前記主ハウジングと前記副ハウジングは内角部を形成するように所定の角度をもって配置され、
    前記主ハウジングにおいて、前記モータに対して前記トリガと反対側に前記二次電池を配置したことを特徴とする電動工具。
  13. 前記主ハウジングの前記二次電池が配置された側に、外部充電器の充電端子が接続されるコネクタを配置し、
    前記コネクタを前記外部充電器に接続した状態において、前記主ハウジングと前記副ハウジングとの接続部が、前記コネクタの上方に位置することを特徴とする請求項12に記載の電動工具。
  14. 前記コネクタを前記外部充電器に接続した状態において、前記コネクタと前記接続部とを通る直線上に重心が位置することを特徴とする請求項13に記載の電動工具。
  15. 前記コネクタを前記外部充電器に接続した状態において、前記主ハウジング及び前記副ハウジングはそれぞれ、前記直線に対して離れる方向に斜め上方に延びることを特徴とする請求項14に記載の電動工具。
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