JP2015045732A - Kltn光偏向器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、入射光の波長の短波長化や入射光の光強度の増加による偏向特性の劣化が抑制されたKLTN光偏向器を提供する。
【解決手段】本発明のKLTN光偏向器は、電子トラップを有するK1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<1、KLTN)結晶と、前記KLTN結晶に電圧を印加するための電極対とを備え、前記電極対の間に電圧を印加することにより、前記KLTN結晶に入射した光を偏向させるKLTN光偏向器であって、カリウムKとリチウムLiの割合を示すyの値が0.002以下であることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、KLTN光偏向器に関し、より詳細には、入射光波長の短波長化と入射光の光出力の増加に伴う偏向特性の変化が抑制されたKLTN光偏向器に関する。
1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<1、KLTN)結晶は、電界の大きさに応じて屈折率が変化する電気光学効果が非常に大きいことから、KLTN結晶を使用することにより高効率な光デバイスを実現することが可能である。
KLTN結晶を用いた光偏向器は、KLTN結晶にオーミック接触するような電極材料を取り付けてKLTN結晶に電圧を印加する。KLTN結晶に電圧を印加すると、KLTN結晶中へ電子が注入され、空間電荷制限状態となる。空間電荷制限状態では、電界強度が空間分布を持つため、電気光学効果により空間的な屈折率の分布が発生し、その結果光偏向が実現される(特許文献1)。
高速で光偏向器を動作させる場合(例えば、10kHz以上の場合)には、高周波の駆動電圧をKLTN結晶に印加する前に、直流電圧あるいは駆動電圧より低周波の電圧をKLTN結晶に印加し、予めKLTN結晶中の電子トラップに電子を捕獲させておく。これにより、電子の移動速度が駆動電圧に追従できない場合でも、KLTN結晶内に屈折率の傾斜を生成することが可能となり、高速な光偏向が実現できる(特許文献2)。
国際公開第2006/137408号パンフレット 特開2011−186218号公報
しかしながら、KLTN結晶を用いた光偏向器への入射光の波長を短波長化する、あるいは入射光の光強度を増加することにより、KLTN結晶中の電子トラップに捕獲された電子が入射光で励起される。KLTN結晶を用いた光偏向器において、偏向角は時間の経過に従って小さくなっていくが、KLTN結晶中の電子トラップに捕獲された電子が励起されることによりこの小さくなる度合がより早くなるため、光偏向器の偏向特性が劣化してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、Liの添加量を変化させることにより、KLTN光偏向器への入射光の波長が短波長化されたり、入射光の光強度が増加されたりすることによる、偏向特性の劣化が抑制されたKLTN光偏向器を提供することにある。
本発明の請求項1に記載のKLTN光偏向器は、電子トラップを有するK1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<1、KLTN)結晶と、前記KLTN結晶に電圧を印加するための電極対とを備え、前記電極対の間に電圧を印加することにより、前記KLTN結晶に入射した光を偏向させるKLTN光偏向器であって、カリウムKとリチウムLiの割合を示すyの値が0.002以下であることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のKLTN光偏向器は、本発明の請求項1に記載のKLTN光偏向器であって、前記KLTN光偏向器に入射される光は、可視光であることを特徴とする。
本発明に係る光偏向器によると、KLTN結晶のKに比したLiの添加量を0.002以下とすることにより、高速動作時において、KLTN光偏向器への入射光の波長が短波長化されたり、入射光の光強度が増加されたりすることによる偏向特性の劣化を抑制することが可能となる。
本発明に係るKLTN光偏向器で高速光偏向動作を実現するための基本的な電圧印加方法の説明図である。 本発明の実施例に係るKLTN光偏向器の偏向角を測定するための評価系を示す図である。 Li添加量y=0.05のサンプルに波長658nmの光を入射した場合における、電子トラップに捕獲された電子密度の時間変化を表すグラフである。 Li添加量y=0.05のサンプルに波長488nmの光を入射した場合における、電子トラップに捕獲された電子密度の時間変化を表すグラフである。 Li添加量y=0.002のサンプルに波長658nmの光を入射した場合における、電子トラップに捕獲された電子密度の時間変化を表すグラフである。 Li添加量y=0.002のサンプルに波長488nmの光を入射した場合における、電子トラップに捕獲された電子密度の時間変化を表すグラフである。 本発明に係るKLTN光偏向器を示す図である。
図7は、本発明に係るKLTN光偏向器を示す。図7には、光を入出射するための研磨面を備えたK1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<1、KLTN)結晶701と、KLTN結晶701に設けられた電極対702とを備えたKLTN光偏向器700が示されている。電極対702には電圧発生器703が接続されており、電極対702は、KLTN結晶701に対向して設けられている。KLTN結晶701は電極対702を介して電圧発生器703から電圧が印加される。
図7に示されるように、入射光は、電極対702による電圧印加によってKLTN結晶701に発生した電界の方向と直交するようにKLTN光偏向器700に入射し、KLTN結晶701において光偏向を受けて出射光としてKLTN光偏向器700から出射する。
KLTN結晶701は、電子トラップを有している。高速でKLTN光偏向器700を動作させる場合には、電極対702によってKLTN結晶701に高周波の駆動電圧を印加する前に、後述する図1に示されるようにKLTN結晶701に直流電圧を所定期間印加することにより、KLTN結晶701中の電子トラップで電子を捕獲してKLTN結晶701中に電界分布を形成する。KLTN結晶701は、高速動作時におけるKLTN光偏向器700の偏向特性の劣化を抑制するために、以下で詳細に説明するように、カリウムKとリチウムLiとの割合を示すyの値が0.002以下となっている。
以下、本発明のKLTN光偏向器に係る各要素について、詳細に説明する。
(KLTN結晶)
KLTN結晶は、ペロブスカイト構造であり、低温から温度を上昇させるに従って、逐次相転移をおこし、菱面体相、斜方相、正方相、立方相と変化するが、その相転移温度はいずれもLiの割合y及びNbの割合xを増やすことで上昇する。光偏向器としてKLTN結晶を用いる場合、立方相で用いるため、正方相から立方相への相転移温度が0〜100℃程度となるように、結晶育成時にLi及びNbの量を調整することが好ましい。
KLTN結晶はy=0.02〜0.05とすると、大型で高品質な結晶を得やすいが、後述するように、Liの添加量が少ない方が入射光の短波長化や高出力化による特性変化を抑制できるため、本発明に係るKLTN結晶はy≦0.002とする。
育成されたKLTN結晶は、光偏向器として用いるために、直方体に切り出され、光の入出射面の対向する2面が光学研磨される。切り出されたKLTN結晶において電極対を形成する対向する2面は研磨してもしなくてもよい。
立方相のKLTN結晶の電気光学効果は、印加電界の2乗に比例して屈折率が変化する2次の電気光学効果であるが、その比例係数は誘電率の2乗に比例するため、誘電率が大きい温度領域でKLTN結晶を用いることにより、高効率な光偏向器を実現することができる。正方相から立方相へ相転移する温度をTcとすると、KLTN結晶を使用する温度領域は通常Tc〜Tc+10(℃)程度である。
(KLTN光偏向器への入射光の波長)
KLTN結晶のバンドギャップ波長は400nmであり、これ以下の波長の光はKLTN結晶中で吸収されてしまうため、入射光として使用できない。波長が400nm以上でも、後述する電子トラップに捕獲された電子が励起される影響により光偏向器の特性に波長依存性が生じる。波長依存性は可視光領域で顕著に現れるため、本明細書において短波長化とは、特に可視光領域において波長が短くなることを指す。
(電極対の電極材料)
KLTN結晶で光偏向動作をさせるには、KLTN結晶への電圧印加に伴って電極からKLTN結晶に電子が注入される必要がある。電極材料の仕事関数が小さいほど、電極とKLTN結晶との界面に形成されるエネルギー障壁は小さいため、オーミック接触が形成され電子が注入されやすくなるが、電極対702の電極材料の仕事関数は5.0eV以下であればよい。また、KLTN結晶に接触する電極材料が仕事関数5.0eV以下の金属であれば、さらにその上に別の金属やその他の材料を積層させてもよい。
(電子トラップ)
電子トラップは、結晶中において価電子帯と伝導帯との間にエネルギー準位を持つ欠陥サイトのうち、熱平衡状態で電子が充填されていないサイトを指す。電圧印加によって電子はKLTN結晶の伝導帯に注入されるが、その伝導帯の電子は、ある確率で電子トラップに捕獲される。一旦捕獲された電子は、電圧印加終了後も電子トラップに留まるため、結晶中で真電荷として働き、電界分布を形成する。捕獲された電子は、熱や光などの外的刺激によって伝導帯へと励起された後、結晶の外へと放出されるため、その密度は時間の経過とともに減少していく。
KLTN光偏向器の高速光偏向動作時は、後述するように、KLTN光偏向器の偏向角がKLTN結晶中の電子トラップに捕獲された電子の密度に比例するため、電子トラップに捕獲された電子の密度が大きく、かつ時間変化が小さいことが望ましい。光偏向器として実用的な偏向角(ここでは解像点数にして5点程度とした)を得るには、電子トラップに捕獲された電子の密度が1020[m−3]以上である必要がある。
(高速光偏向)
図1に、本発明に係るKLTN光偏向器700において高速光偏向動作を実現するための基本的な電圧印加方法を示す。図1に示されるように、駆動電圧の印加前に、正の直流電圧101を印加時間103の間印加した後、負の直流電圧102を印加時間104の間印加する。これによりKLTN結晶中の電子トラップに電子が捕獲され、正負の直流電圧を切った後も電界の分布が残る。
電子トラップに捕獲された電子が結晶中で一様となるように正の直流電圧101及び負の直流電圧102の大きさと印加時間103及び104とを調整する。この場合、正負の電圧印加後に結晶中に残る電界分布をE(x)とし、eを電子素量、εを誘電率、KLTN結晶中の電子トラップに捕獲される電子の密度をNとすると、ガウスの法則は以下の(式1)のように表すことができる。
Figure 2015045732
ここで、正の直流電圧101を印加した時の陰極を位置の基準とし、その基準から他方の電極に向かった距離をxとする。(式1)を積分すると、以下の(式2)となる。
Figure 2015045732
E(0)はx=0での電界である。電界を位置で積分すると電極間の電圧Vになるので、電極間の距離をdとすると、以下の(式3)のように表すことができる。
Figure 2015045732
ここでは、駆動電圧印加前における正負の電圧印加直後の電界分布を考えているので、(式3)においてV=0とすると、E(0)は以下の(式4)のように表わすことができる。
Figure 2015045732
(式4)を(式2)に代入すると、駆動電圧印加前にKLTN結晶中に生成された電界分布E(x)を示す(式5)が得られる。
Figure 2015045732
次に、この状態のKLTN結晶に駆動電圧105を印加しているときにおけるKLTN光偏向器の偏向角の式を導出する。駆動電圧105の変調周波数が十分に大きい場合、駆動電圧印加により注入される電子は移動距離が十分に小さいため、その影響を無視することができる。つまり、KLTN結晶中の真電荷の量は予め電子トラップに捕獲されているNだけであり、駆動電圧の印加中も(式1)及び(式2)は成り立つことになる。駆動電圧印加による電子の注入が無視できるほど小さくなるのは、例えば駆動電圧の振幅が100V、その変調周波数が10kHz以上の場合である。
駆動電圧105のある時刻における値がVのとき、E(0)は(式3)から以下の(式6)のように表すことができる。
Figure 2015045732
(式6)を(式2)へ代入すると、電界分布E(x)は以下の(式7)のように表すことができる。
Figure 2015045732
KLTN結晶は、立方相で2次の電気光学効果(カー効果)を有するため、nをKLTN結晶の屈折率、gijをKLTN結晶の電気光学係数とすると、KLTN結晶の屈折率の変化量Δn(x)は以下の(式8)のように表すことができる。
Figure 2015045732
(式8)に(式7)を代入すると、以下の(式9)となる。
Figure 2015045732
従って、KLTN結晶の長手方向の長さをLとすると、偏向角θ(x)は以下の(式10)となる。
Figure 2015045732
特に、電極間の中心に光を通す場合、x=d/2となり、偏向角θは以下の(式11)となる。
Figure 2015045732
よって、KLTN光偏向器の偏向特性の時間変化は、上述したようにNの時間変化により引き起こされる。駆動電圧105を印加する前に、正の直流電圧101及び負の直流電圧102を印加しなかった場合、あるいはその印加時間103、104が短かった場合、電子トラップに捕獲される電子密度が0となってしまい、当然、駆動電圧105を印加しても光偏向は起こらない。
(実施例)
図2は、本発明の実施例に係るKLTN光偏向器において、KLTN光偏向器の偏向角を測定するための評価系を示す。図2には、レーザー201と、可変NDフィルタ202と、偏光子203と、ピンホール204と、KLTNチップ205と、電極対206と、CCDカメラ207とからなる評価系200が示されている。
KLTNチップ205としては、Li添加量がy=0.05とy=0.002のKLTN結晶であって、長手方向(光入射方向)の長さが4mm、幅方向の長さが3.2mm、厚みが1mmのKLTN結晶を作製した。KLTNチップ205の光入射面(3.2×1mmの2面)と電極面(4×3.2mmの2面)の4面は研磨されている。
KLTN結晶の電極面と接触するようにチタンを蒸着し、蒸着したチタンに積層するように白金と金を蒸着することにより、長手方向に3.4mm、幅方向に3.15mmの電極対206をKLTNチップ205に形成した。チタンがKLTN結晶と接触することにより、電極とKLTN結晶はオーミック接触となり、電圧印加によりKLTN結晶に電子を注入することができる。
図2に示される評価系200でKLTNチップ205の偏向角θを測定し、(式11)を用いて、KLTNチップ205の電子トラップに捕獲された電子密度Nに換算し、その時間変化を調べた。
評価系200において、KLTNチップ205の比誘電率が15000となるように温度制御した状態で測定を行うため、y=0.05のKLTNチップ205の温度は36.8℃とし、y=0.002のKLTNチップ205の温度は53.2℃とした。駆動電圧は、振幅が100Vで周波数が10kHzのサイン波とし、その駆動電圧を印加する前に、KLTNチップ205に、正の直流電圧400Vを0.5秒印加し、負の直流電圧−400Vを0.5秒印加した。
レーザー201から出力されたレーザー光は、光パワーが可変NDフィルタ202により調整されて偏光子203に入射し、偏光子203で電極対206による印加電界と平行な偏波が選択されて、直径200μmのピンホール204を通過してKLTNチップ205に入射し、KLTNチップ205において光偏向を受けて出射し、CCDカメラ207により観測される。レーザー201として波長488nmのレーザー及び波長658nmのレーザーをそれぞれ用い、ピンホール204通過後のレーザー光の光パワーが10nW又は100nWの場合について、駆動電圧印加中にKLTNチップ205から出射した光の軌跡をCCDカメラ207で観測することにより、偏向角の時間変化を測定した。
図3乃至図6に、図2に示される評価系200を用いて測定した、KLTNチップ205の電子トラップに捕獲された電子の密度(グラフではNtrapと表記)の時間変化を示した。図3はy=0.05のサンプルに波長658nmの光を入射した時の結果、図4はy=0.05のサンプルに波長488nmの光を入射した時の結果、図5はy=0.002のサンプルに波長658nmの光を入射した時の結果、図6はy=0.002のサンプルに波長488nmの光を入射した時の結果を示す。
図3及び図4から理解されるように、Li添加量の多いy=0.05のサンプルは、いずれの波長の光でも光パワーが10dB増大することに伴って、電子の密度Ntrapの時間変化が加速されている。例えば、電子の密度Ntrapが1.0×1020[m−3]以下になる時間は、図3において光パワーが100nWの場合は10nWの場合と比較して約1/4、図4において光パワーが100nWの場合は10nWの場合と比較して約1/7と大幅に短縮されており、時間変化が加速している様子がわかる。また、図3及び図4の10nW同士及び100nW同士を比較すると、電子の密度Ntrapが1.0×1020[m−3]以下になる時間は、図4に示される波長488nmでより短波長の場合の方が短く、時間変化が加速している様子がわかる。
一方、図5及び図6に示されるように、Li添加量の少ないy=0.002のサンプルは、波長が658nmおよび488nmのいずれの場合であっても、電子の密度Ntrapの時間変化は、光パワーを10dB増加してもほとんど変化しない。また、図5及び図6の10nW同士及び100nW同士を比較しても、電子の密度Ntrapの時間変化はほとんど変化しない。
KLTN光偏向器では、偏向角の再現性の観点から、入射光の波長や光強度が変化しても、偏向角に変化がないことが望ましいため、図3及び図4のようにLi添加量yを0.005とした場合よりも、図5及び図6のように0.002以下とした場合の方が有利な効果を奏することができる。
以上により、Li添加量を0.002以下とすることで、入射される光の波長が短波長化されたり、入射光の光出力が増加されたりすることによる、偏向特性の変化が抑制されるという効果が確認できた。
評価系 200
レーザー 201
可変NDフィルタ 202
偏光子 203
ピンホール 204
KLTNチップ 205
電極対 206、702
CCDカメラ 207
KLTN光偏向器 700
KLTN結晶 701
電圧発生器 703

Claims (2)

  1. 電子トラップを有するK1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<1、KLTN)結晶と、
    前記KLTN結晶に電圧を印加するための電極対と
    を備え、前記電極対の間に電圧を印加することにより、前記KLTN結晶に入射した光を偏向させるKLTN光偏向器であって、
    カリウムKとリチウムLiの割合を示すyの値が0.002以下であることを特徴とするKLTN光偏向器。
  2. 前記KLTN光偏向器に入射される光は、可視光であることを特徴とする請求項1に記載のKLTN光偏向器。
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