JP2015043523A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 置き忘れられた装置を探索するために出力される探索音を適切な音量で出力させることができる通信装置を提供する。【解決手段】 携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が一定以上離れ、携帯端末機10のスピーカ11から警告音が出力されると、携帯端末機10の表示部14に、スピーカユニット20のスピーカ21から探索音を出力させる音量を決定するための画面を表示させて、ユーザに操作を促す。たとえば、出力音量レベル「小」で出力してよいかどうかをユーザに問い合わせ、ユーザがキーを操作して「小」に該当する出力音量レベルを了承すれば、「小」に該当する出力音量レベルでスピーカ21から探索音を出力させるための音量情報をスピーカユニット20へ送信する。【選択図】 図1

Description

本発明は、互いに無線通信可能な第1機器と第2機器とからなる通信装置に関する。
例えば、携帯電話機とキーホルダー型など小型の通信機器の2つの機器が、近距離無線通信により無線接続されている状態において、いずれか一方の機器を置き忘れ、もう一方の機器を持ってその場を離れる、すなわち、2つの機器間の距離が離れると、機器間の近距離無線通信の受信信号強度が弱くなるか、または無線接続が途絶えることになる。2つの機器は、そのような状況になったことを検知したときに、2つの機器の一方または両方を鳴動させることにより、ユーザに対して一方の機器を置き忘れたことを報知する技術がある。
また、ユーザが一方の置き忘れたことに気づいたときに、その置き忘れた機器を目視によって確認できない状況においては、手元にある機器(探索側機器)を操作して、置き忘れた方の機器(被探索機器)に、近距離無線通信で鳴動命令を送信することにより、被探索機器がその鳴動命令を受信して鳴動する。ユーザはその鳴動を傾聴し、鳴動の発信源の位置を類推することで、被探索機器を発見し易くなる。
特許文献1記載の携帯端末機では、携帯端末機とキーユニットとが互いに認証されている間は問題なく、2つの機器間の距離が離れるなどして認証が正常に行われなかった場合には、携帯端末機の操作が制限され、キーユニットが警報を発する。携帯端末機が報知モードに移行したのち、キーユニットからサーチ信号を受信すると、受信レベルが第1レベル以上の場合、ロックを維持して鳴動し、第1レベルより大きい第2レベル以上の場合、鳴動を停止してロックを解除する。すなわち、携帯端末機を置き忘れたときは、まずキーユニットが警報を発し、携帯端末機に近づくと携帯端末機が鳴動し、さらに近づくと鳴動が停止してロックが解除される。
特許文献2記載の携帯端末は、探索側装置と被探索側装置との距離が離れると被探索側装置から出力する音の音量を小さくし、距離が近づくと被探索装置から出力する音の音量を大きくする。
特開2009−27562号公報 特開2006−135905号公報
特許文献1の携帯端末機では、キーユニットが警報を発することにより携帯端末機を置き忘れたことをユーザが気付くことができるが、携帯端末機を鳴動させるためには、キーユニットが携帯端末機に近づく必要がある。これでは、置き忘れた直後にキーユニットが携帯端末機と離れていると携帯端末機が鳴動しないので、携帯端末機を探すことができない。
特許文献2の携帯端末では、探索側装置と被探索側装置との距離に応じて被探索側装置から出力する音の音量が決まるので、大きな音量で音を出力させたくない状況、たとえば図書館内などにおいても探索側装置と被探索側装置との距離が近づくと大きな音量で被探索側装置から音が出力されてしまう。
本発明の目的は、置き忘れられた装置を探索するために出力される探索音を適切な音量で出力させることができる通信装置を提供することである。
本発明は、互いに無線通信可能な第1機器と第2機器とからなる通信装置であって、
第1機器は、
第2機器との無線通信を行い、第2機器から音量情報を受信する第1通信部と、
予め定める種類の音声を出力する第1音声出力部と、
第1通信部が第2機器から音量情報を受信すると、受信した音量情報に基づく出力音量で、第1音声出力部に音声を出力させる第1制御部と、を備え、
第2機器は、
第1機器との無線通信を行い、第1機器へ音量情報を送信する第2通信部と、
第2通信部による第1機器との通信状態に基づいて第1機器と第2機器との距離を検出する距離検出部と、
ユーザの操作によって、第1機器の音声出力部から出力する音声の出力音量を決定する音量決定部と、
距離検出部によって検出される距離が、予め定める距離未満から予め定める距離以上になると、音量決定部が出力音量を決定するための操作を行うことをユーザに促し、ユーザの操作によって音量決定部が出力音量を決定すると、決定された出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させる第2制御部と、を備えることを特徴とする通信装置である。
また本発明は、距離検出部によって検出される距離は、第2通信部が第1機器から受信する受信電波の強度に基づく距離であることを特徴とする。
また本発明は、第2機器は、
自機が移動しているか否かを判定する移動判定部をさらに備え、
第2制御部は、距離検出部によって検出された距離が予め定める距離以上になると、移動判定部に自機が移動しているか否かを判定させ、自機が移動していなければ、予め定める出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させ、自機が移動していれば、音量決定部が出力音量を決定するための操作を行うことをユーザに促し、ユーザの操作によって音量決定部が出力音量を決定すると、決定された出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させることを特徴とする。
また本発明は、音量決定部は、
複数の出力音量レベルからユーザが1つの出力音量レベルを選択可能なように、各出力音量レベルを表すシンボル画像を表示する表示手段と、
表示手段によって表示されたシンボル画像のうちの1つを、ユーザの操作によって選択する選択手段と、
選択手段によって1つのシンボル画像が選択されると、選択されたシンボル画像に応じた出力音量レベルを、第1機器の音声出力部から出力させる音声の出力音量として決定する決定手段と、からなることを特徴とする。
本発明によれば、互いに無線通信可能な第1機器と第2機器とからなる通信装置であって、第2機器では、距離検出部が、第2通信部による第1機器との通信状態に基づいて第1機器と第2機器との距離を検出し、距離検出部によって検出された距離が、予め定める距離以上になると、音量決定部が出力音量を決定するための操作を行うことをユーザに促し、ユーザの操作によって音量決定部が出力音量を決定すると、決定された出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させる。
これにより、置き忘れられた第1機器を探索するために第1機器から出力される探索音の音量を、第2機器をユーザが操作することによって適切な音量で出力させることができる。
また本発明によれば、距離検出部は、第2通信部が第1機器から受信する受信電波の強度に基づいて距離を算出する。
これにより、特に距離を検出するための機器などを備える必要がなく、容易に第1機器と第2機器との距離を検出することができる。
また本発明によれば、第2機器では、移動判定部によって自機が移動しているか否かを判定する。第2制御部は、距離検出部によって検出された距離が予め定める距離以上になると、移動判定部に自機が移動しているか否かを判定させ、自機が移動していなければ、予め定める出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させる。自機が移動していれば、前述のように音量決定部が出力音量を決定するための操作を行うことをユーザに促し、ユーザの操作によって出力音量を決定する。
第2機器が移動していない場合は、ユーザが第1機器を所持し、第2機器が置き忘れられている可能性が高い。したがって、ユーザが所持しているであろう第1機器から探索音を出力することで、ユーザに第2機器の置き忘れを知らせることができる。この場合、第1機器はユーザが所持していることを想定し、ユーザの操作を介さずに所定の音量で探索音を出力させればよい。
また本発明によれば、音量決定部は、複数の出力音量レベルからユーザが1つの出力音量レベルを選択可能なように、各出力音量レベルを表すシンボル画像を表示し、表示されたシンボル画像のうちの1つがユーザの操作によって選択されると、選択されたシンボル画像に応じた出力レベルを、第1機器の音声出力部から出力させる音声の出力音量として決定する。
ユーザは、大きな音量で探索音を出力しないほうがよい場合には、比較的小さな音量での出力を選択するなど、第1機器を置き忘れたであろう場所を考慮して適切な音量で探索音を出力させることができる。
通信装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が離れたときの通信装置1の動作を説明するための模式図である。 通信装置1による探索音の出力処理を示すフローチャートである。 出力音量レベルを選択するための表示画面例を示す図である。
本発明は、互いに無線通信可能な2つの機器からなる通信装置であり、たとえば、携帯端末機と、携帯端末機に無線リンクされるアクセサリ装置などの小型無線機器とからなる。
本実施形態では、携帯端末機として、携帯電話機を例に挙げて説明するが、本発明の適用対象は、携帯電話機に限定されるものではなく、携帯端末機であれば、たとえば、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ、ポータブルナビゲーション装置、携帯ゲーム機などに対しても本発明を適用可能である。
また、小型機器として、ワイヤレススピーカユニットを例に挙げて説明するが、本発明の適用対象は、ワイヤレススピーカユニットに限定されるものではなく、無線リンクにより携帯端末機と接続するアクセサリ装置であれば、たとえば、ヘッドフォン、ヘッドセット、キーボード、マウス、ディスプレイなどに対しても本発明を適用可能である。
携帯端末機10は、いわゆるスマートフォンとして構成された携帯電話機であり、その正面部には、画像が表示される表示パネルおよび、この表示部に重ねて配置されるタッチパネルを操作部として備えている。
図1は、通信装置1の概略的な構成を示すブロック図である。通信装置1は、携帯端末機10とワイヤレススピーカユニット(以下では「スピーカユニット」という)20とからなる。携帯端末機10とスピーカユニット20とは、近距離無線通信で相互にデータ通信可能に接続される。携帯端末機10からスピーカユニット20に対して音楽データを送信すると、スピーカユニット20がこれを受信して出力する。
携帯端末機10は、スピーカ11、マイク12、通信部13、表示部14、受信信号強度検出部15、音量判定部16、移動判定部17および端末制御部18を含んで構成される第2機器である。
スピーカ11およびマイク12は、主に携帯端末機10が音声通話用に使用される場合には、マイク12から入力された音声は、デジタル信号に変換され、該デジタル信号が通信部13を経て、通信用アンテナから電波信号として移動体通信網に送信される。逆に、音声通話の相手先端末装置から電波信号として移動体通信網に送信された音声データは、通信用アンテナで受信され、通信部13を経ることによりデジタル信号に変換され、端末制御部18で該デジタル信号をアナログ信号に変換し、最終的にスピーカ11から音声として出力される。
その他スピーカ11は、電話通信および電子メールの着信を知らせる音声やアクセサリ装置との距離が離れたときの警告音なその音声データを再生するときに音声を出力する。またマイク12は、ボイスレコーダ機能などを使用するときに音声を入力する。
通信部13は、通信用アンテナを備え、近距離無線通信および遠距離無線通信を行うことができる。近距離無線通信は、スピーカユニット20などのアクセサリ装置との無線接続を行うための通信であり、たとえば、赤外線信号を用いた通信であってもよく、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)およびZigbee(登録商標)などの無線通信規格に基づく電波を用いた通信であってもよい。
遠距離無線通信は、移動体通信のセルラーネットワークの基地局との間でCDMA(Code Division Multiple Access)等の方式による無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信およびデータ通信を行う。
表示部14は、画像を表示する表示パネルと、表示パネルに重ねて配置されるタッチパネルとから構成される。表示パネルは、たとえば液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの既存の薄型表示パネルで構成され、画像データに応じた画像を表示面に表示させる。タッチパネルは、タッチパネルの接触面に対してユーザの手指やタッチペン、スタイラスなどの物体が接触した接触位置を検知し、たとえば、予め接触面上に設定された座標系における座標位置を出力する。タッチパネルから出力される座標位置は、端末制御部18へ与えられる。
タッチパネルは、接触面に対して同時に複数の位置に物体が接触した場合であってもそれぞれの接触位置を検知することが可能に構成された、いわゆるマルチタッチ方式のタッチパネルであってもよい。マルチタッチ方式のタッチパネルでは、接触位置の数だけ座標位置が同時に出力される。たとえば、接触位置が2箇所の場合は、2つの座標位置が同時にタッチパネルから出力される。
タッチパネルによって接触位置の座標位置が出力されると、端末制御部18の操作認識機能に基づいて、タッチパネルに対するタッチ操作が認識される。認識されるタッチ操作には、たとえばシングルタップ、ダブルタップ、フリック、ドラッグ、ロングプレス、ピンチインおよびピンチアウトなどが含まれる。
受信信号強度検出部15は、通信部13が行う近距離無線通信によって無線接続されている機器であるスピーカユニット20から受信した電波信号の強度Rを連続的に検出する。検出した強度Rによって、無線接続されているスピーカユニット20との距離を検出することができる。スピーカユニット20から受信する信号強度Rが大きいほどスピーカユニット20との距離が近いという相関性を利用する。信号強度Rと2つの機器間の距離との相関関係を予め決定しておけば、信号強度Rを検出することで、スピーカユニット20と携帯端末機10とのおよその距離を検出することができる。なお、受信信号強度検出部15が強度Rを連続的に検出するとは、所定の時間間隔(たとえば1秒間隔)で強度Rを検出することであり、特に強度Rを検出するための条件を必要とせず、スピーカユニット20と無線接続されている間は、常に強度Rを検出し続けるような構成である。
音量判定部16は、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が離れてしまったときに、スピーカユニット20から出力させる探索音の音量として推奨される音量を判定する。探索音は、ユーザがスピーカユニット20をどこかに置き忘れてしまったときに、スピーカユニット20から音声を出力することで、ユーザがスピーカユニット20を発見し易くするためのものである。
携帯端末機10をユーザが所持しているものと想定した場合、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が近ければ、比較的小さな音量で出力してもユーザは探索音を聞くことができ、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が遠ければ、比較的大きな音量で出力しないとユーザは探索音を聞くことができない。
したがって、音量判定部16は、受信信号強度検出部15で検出される信号強度Rに基づいて、推奨される出力音量のレベルを判定する。出力音量のレベルを「大」と「小」の2段階であるとすると、信号強度Rが一定値よりも小さい、すなわち携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が比較的遠い場合は、推奨する出力音量のレベルが「大」であると判定し、信号強度Rが一定値以上、すなわち携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が比較的近い場合は、推奨する出力音量のレベルが「小」であると判定する。
詳細は後述するが、音量判定部16は、あくまでも推奨される出力音量のレベルを判定するだけであって、最終的にどの出力音量レベルでスピーカユニット20に探索音を出力させるかは、ユーザが判断し、ユーザが携帯端末機10を操作することによって決定される。
移動判定部17は、加速度センサなどで実現され、携帯端末機10が移動しているか停止しているかを判定する。加速度センサで実現する場合は、検出された加速度が閾値以上であれば、携帯端末機10は移動していると判断し、検出される加速度された加速度が閾値未満であれば、携帯端末機10は停止していると判断する。
端末制御部18は、たとえばCPU(Central Processing Unit)によって実現され、記憶部を有し、記憶部に記憶された携帯端末機10で実行可能な各種のプログラムに基づいて、携帯端末機10全体の動作を制御する。すなわち、端末制御部18は、携帯端末機10の各種の処理が、ユーザによるタッチパネルに対する操作ならびに携帯端末機10の記憶部に記憶されるプログラムに応じて適切な手順で実行されるように、表示部14および通信部13など各部位の動作を制御する。
記憶部には、電話通信機能など携帯端末機10の基本的な機能を実現するプログラムのほか、メールアプリケーション(電子メール機能)を実現するためのメールプログラム、ブラウザアプリケーション(WEBブラウジング機能)を実現するためのブラウザプログラム、電話帳アプリケーション(電話帳機能)を実現するための電話帳プログラムおよび手書入力アプリケーションを実現するための手書き入力プログラムなどが記憶される。
なお、上記の各種プログラムは一例であって、記憶部には、その他に各種アプリケーションを実現するためのプログラムが記憶されていてもよい。
スピーカユニット20は、スピーカ21、近距離無線部22および機器制御部23を含んで構成される第1機器である。
スピーカ21は、無線接続された携帯端末機10から送信される音声データに基づいて音声を出力する。スピーカ21は、携帯端末機10に内蔵されたスピーカ11よりも大出力であることが好ましい。携帯端末機10から送信された音声データは、通信用アンテナで受信され、近距離無線部22を経ることによりデジタル信号に変換され、機器制御部23で該デジタル信号をアナログ信号に変換し、最終的にスピーカ21から音声として出力される。
近距離無線部22は、携帯端末機10の通信部13が行う近距離無線通信と同様の通信を行うことが可能であり、携帯端末機10との無線接続を行うためのものであれば、赤外線信号を用いたものであってもよく、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)およびZigbee(登録商標)などの無線通信規格に基づく電波を用いるものであってもよい。
機器制御部23は、スピーカユニット20全体の動作を制御し、無線接続された携帯端末機10から送信される各種命令の内容を解釈して実行する。機器制御部23は、記憶部を有し、記憶部には、スピーカユニット20の基本的な機能を実現するプログラムのほか、探索音を出力するための音声データが記憶されている。
図2は、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が離れたときの通信装置1の動作を説明するための模式図である。携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が比較的近い場合(図2(a))は、ユーザに対して何ら報知することはないので、携帯端末機10とスピーカユニット20とはそれぞれ通常の動作を行っている。
ユーザが携帯端末機10のみを所持し、スピーカユニット20を置き忘れて移動してしまうと、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が離れることになる。携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が一定以上離れると、まずは携帯端末機10のスピーカ11から警告音が出力される(図2(b))。携帯端末機10を所持しているユーザは、手元にある携帯端末機10から出力された警告音を聞くことでスピーカユニット20を置き忘れてしまったことに気付くことができる。
携帯端末機10のスピーカ11から警告音が出力されたのちは、ユーザが、置き忘れたスピーカユニット20を発見し易くするために、スピーカユニット20のスピーカ21から探索音を出力させる。このとき、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が比較的遠い場合は、スピーカユニット20のスピーカ21から出力される探索音の音量を大きくして、離れたユーザにも探索音を聞こえ易くするというのが従来技術の思想であるが、大音量で音を出すことがマナー違反となるような公共の場では、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が遠いとしても、探索音の出力音量を大きくすることは好ましいものではない。
携帯端末機10およびスピーカユニット20は、大音量で音を出力してよいか否かを判断することはできないので、本発明では、スピーカユニット20のスピーカ21から探索音を出力させる前に出力させる音量レベルを、ユーザが決定することができる。
具体的には、携帯端末機10のスピーカ11から警告音が出力されたのち、携帯端末機10の表示部14に、スピーカユニット20のスピーカ21から探索音を出力させる音量を決定するための画面を表示させて、ユーザに操作を促す。図2(c)では、スピーカユニット20(表示では「小型機器」)からの出力音量レベルを「小」に該当するレベルとしてよいかどうかを問う内容の文章を表示部14に表示させ、さらにユーザが「小」に該当する出力音量レベルを了承する場合、または了承しない場合のそれぞれの意思を反映させるためにユーザが操作する操作キーをソフトキーで実現している。ユーザが「はい」のキーを押下する操作を行えば、「小」に該当する出力音量レベルを了承したものとして、「小」に該当する出力音量レベルでスピーカ21から探索音を出力させるための音量情報をスピーカユニット20へ送信する。ユーザが「いいえ」のキーを押下する操作を行えば、「小」に該当する出力音量レベルを了承しないものとして、スピーカ21から探索音を出力させないようにスピーカユニット20へ音量情報を送信しない。
ユーザが「はい」のキーを押下したとすると、スピーカユニット20のスピーカ21から探索音を出力させる音量を「小」に該当する出力音量レベルとして音量情報を生成し、スピーカユニット20へ送信する。スピーカユニット20は、携帯端末機10から音量情報を受信すると、即座にスピーカ21から「小」に該当する出力音量レベルで探索音を出力する(図2(d))。
出力音量レベル「小」とは、スピーカ21が出力可能な出力音量レベルの範囲を「大」と「小」の2つに分けたうちの一方の範囲に相当する音量レベルであり、音量が小さな範囲に含まれる音量から選ばれた1つの音量レベルを表す音量情報が生成される。「大」は音量が大きな範囲に相当する。
なお、出力音量レベルは、「大」「小」の2つに分けることに限らず、「大」「中」「小」の3つの範囲に分けてもよく、さらに4つ以上の範囲に分けてもよい。また、「大」「小」など範囲を大まかな表記で記載し、各範囲に代表する1つの出力音量レベルを割り当ててもよいが、各出力音量レベルを数値化して、出力音量レベルごとの数値をユーザに選択させてもよい。
また、携帯端末機10は、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離に応じた出力音量のレベルを推奨し、ユーザに問い合わせる。携帯端末機10が推奨する出力音量のレベルは、従来と同様に距離が離れているほど大きい。
このように、通信装置1は、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離に応じて探索音が出力されるのではなく、探索音の出力音量をユーザが決定することができるので、大音量で音を出すことがマナー違反となるような公共の場では、距離が離れていても小さな出力音量とするなど適切な音量で探索音を出力させることができる。
また、携帯端末機10は、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離に応じた出力音量のレベルを推奨するので、ユーザは、出力音量を特に気にすることがなければ、推奨される出力音量レベルを了承するだけで、置き忘れた機器を探索するために適した出力音量で探索音を出力させることができる。
図3は、通信装置1による探索音の出力処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、携帯端末機10とスピーカユニット20とが予め無線接続された状態で開始される。
ステップS1では、携帯端末機10の受信信号強度検出部15が、受信信号の強度Rを検出し、ステップS2では、検出した強度Rが閾値Aよりも大きいか否かを判断し、大きければステップS1に戻る。強度Rが閾値A以下であればステップS3で携帯端末機10のスピーカ11から警告音を出力させる。
ステップS4では、携帯端末機10の移動判定部17が、携帯端末機10が移動しているか否かを判断する。移動していなければステップS5に進み、所定の出力音量レベルを表す音量情報を含む鳴音命令を生成して携帯端末機10からスピーカユニット20へ送信する。携帯端末機10が移動していない場合に、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離が離れたのは、スピーカユニット20が置き忘れられたのではなく、携帯端末機10が置き忘れられた可能性が高い。したがって、ステップS3で携帯端末機10のスピーカ11から警告音を出力させたとしても、携帯端末機10がユーザの手元に無いので、ユーザは警告音に気付かず、携帯端末機10を置き忘れたことに気が付かない。このような場合に、ユーザに携帯端末機10の置き忘れを気付かせるためには、ユーザが所持しているほうの機器であるスピーカユニット20のスピーカ21から警告音の代わりに探索音を出力させる。このときの出力音量は、携帯端末機10が手元に無いのでユーザが操作して決定することができないから、所定の出力音量で出力させればよい。スピーカユニット20は、ユーザの手元にあるので、比較的小さな出力音量で探索音を出力するようにすればよい。
ステップS4で携帯端末機10が移動していると判断されると、ステップS6に進み、音量判定部16が、受信信号の強度Rが閾値Bよりも大きいか否かを判断し、大きければステップS7に進み閾値B以下であればステップS10に進む。閾値Bは、閾値Aよりも小さな値である。したがって、閾値A以下であって閾値Bよりも大きい場合というのは、携帯端末機10とスピーカユニット20と距離が一定以上離れてはいるけれども比較的近くにある場合である。このときステップS7で、音量判定部16は、スピーカユニット20から出力させる探索音の音量として比較的小さい出力音量を推奨するために、ステップS7で表示部14に、出力音量「小」でスピーカユニット20のスピーカ21から探索音を鳴音させるかどうかのユーザへの問い掛けを表示させて、出力音量「小」で鳴音させるかどうかを判断する。
ユーザがタッチパネルを操作するなどにより、出力音量「小」で鳴音させることを了承すれば、ステップS8で、出力音量「小」に対応する出力音量レベルを表す音量情報を含む鳴音命令を生成して携帯端末機10からスピーカユニット20へ送信する。ユーザがタッチパネルを操作するなどにより、出力音量「小」で鳴音させることを了承しなければ、スピーカユニット20から探索音を出力させずに処理を終了する。
また、受信信号の強度Rが閾値B以下である場合というのは、携帯端末機10とスピーカユニット20と距離が比較的大きく離れている場合である。このときステップS10で、音量判定部16は、スピーカユニット20から出力させる探索音の音量として比較的大きい出力音量を推奨するために、ステップS10で表示部14に、出力音量「大」でスピーカユニット20のスピーカ21から探索音を鳴音させるかどうかのユーザへの問い掛けを表示させて、出力音量「大」で鳴音させるかどうかを判断する。
ユーザがタッチパネルを操作するなどにより、出力音量「大」で鳴音させることを了承すれば、ステップS11で、出力音量「大」に対応する出力音量レベルを表す音量情報を含む鳴音命令を生成して携帯端末機10からスピーカユニット20へ送信する。ユーザがタッチパネルを操作するなどにより、出力音量「大」で鳴音させることを了承しなければ、スピーカユニット20から探索音を出力させずに処理を終了する。
ステップS5、ステップS8およびステップS11で音量情報を含む鳴音命令を送信すると、スピーカユニット20がこれを受信し、音量情報で表わされる出力音量レベルに応じてスピーカ21から探索音を出力する。携帯端末機10では、音量情報を生成したのち、表示部14に表示されていた出力音量を決定するための問い掛けは消去される。
次に本発明の他の実施形態について説明する。上記の実施形態では、携帯端末機10が推奨する出力音量レベルに対してユーザが、携帯端末機10を操作して、推奨された音量レベルを了承するかどうかを決定するものである。他の実施形態としては、複数の出力音量レベルからユーザが1つの出力音量レベルを選択可能とする。
図4は、出力音量レベルを選択するための表示画面例を示す図である。強度Rが閾値A以下となったときに、携帯端末機10のスピーカ11から警告音を出力させ、続いて図4(a)に示すように、表示部14に「大」「中」「小」の3つの出力音量レベルを表すシンボル画像として真中に「大」「中」「小」と書かれたソフトキー14aを表示し、表示されたキーのうちの1つがユーザの操作によって選択されると、選択されたキーに応じた出力レベルを、スピーカユニット20から探索音を出力させる出力音量とする。「大」「中」「小」の各キーにはそれぞれ1つの出力音量レベルが割り当てられており、ユーザ操作によってキーが選択されると、選択されたキーに割り当てられた出力音量レベルを表す音量情報を生成し、携帯端末機10からスピーカユニット20へと送信される。
さらに、図4(b)では、受信信号強度検出部15が検出した強度Rに基づいて、強度Rと、携帯端末機10とスピーカユニット20との距離との相関性から距離を算出し、表示部14に、携帯端末機10とスピーカユニット20とのおよその距離を表示するとともに、ユーザが出力音量レベルを選択するためのソフトキーを表示させてもよい。たとえば、強度Rに基づく距離の算出結果がおよそ3mであった場合、図4(b)に示す例のように、携帯端末機10とスピーカユニット20(表示では「小型機器」)との距離が約3mであることを表示することで、ユーザは、この表示された距離を目安としてスピーカユニット20から出力させる探索音の出力音量レベルを適切に選択することができる。
なお、ソフトキー14aを表示部14に表示する際に、推奨する出力音量レベルに対応するキーの表示色を他のキーの表示色と変えたり、推奨する出力音量レベルに対応するキーを反転表示させるなど、推奨する出力音量レベルをユーザが知ることができるような表示を行うことが好ましい。
1 通信装置
10 携帯端末機
11 スピーカ
12 マイク
13 タッチパネル
13 通信部
14 表示部
14a ソフトキー
15 受信信号強度検出部
16 音量判定部
17 移動判定部
18 端末制御部
20 ワイヤレススピーカユニット
21 スピーカ
22 近距離無線部
23 機器制御部

Claims (4)

  1. 互いに無線通信可能な、第1機器と第2機器とからなる通信装置であって、
    第1機器は、
    第2機器との無線通信を行い、第2機器から音量情報を受信する第1通信部と、
    予め定める種類の音声を出力する第1音声出力部と、
    第1通信部が第2機器から音量情報を受信すると、受信した音量情報に基づく出力音量で、第1音声出力部に音声を出力させる第1制御部と、を備え、
    第2機器は、
    第1機器との無線通信を行い、第1機器へ音量情報を送信する第2通信部と、
    第2通信部による第1機器との無線通信状態に基づいて第1機器と第2機器との距離を連続的に検出する距離検出部と、
    ユーザの操作によって、第1機器の音声出力部から出力する音声の出力音量を決定する音量決定部と、
    距離検出部によって検出される距離が、予め定める距離未満から予め定める距離以上となると、音量決定部が出力音量を決定するための操作を行うことをユーザに促し、ユーザの操作によって音量決定部が出力音量を決定すると、決定された出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させる第2制御部と、を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 距離検出部によって検出される距離は、第2通信部が第1機器から受信する受信電波の強度に基づく距離であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 第2機器は、
    自機が移動しているか否かを判定する移動判定部をさらに備え、
    第2制御部は、距離検出部によって検出された距離が予め定める距離以上になると、移動判定部に自機が移動しているか否かを判定させ、自機が移動していなければ、予め定める出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させ、自機が移動していれば、音量決定部が出力音量を決定するための操作を行うことをユーザに促し、ユーザの操作によって音量決定部が出力音量を決定すると、決定された出力音量を表す音量情報を生成し、生成した音量情報を、第2通信部によって第1機器へ送信させることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  4. 音量決定部は、
    複数の出力音量レベルからユーザが1つの出力音量レベルを選択可能なように、各出力音量レベルを表すシンボル画像を表示する表示手段と、
    表示手段によって表示されたシンボル画像のうちの1つを、ユーザの操作によって選択する選択手段と、
    選択手段によって1つのシンボル画像が選択されると、選択されたシンボル画像に応じて、第1機器の音声出力部から出力させる音声の出力音量を決定する決定手段と、を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の通信装置。
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