JP2015041272A - タッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルへのタッチとパネルの曲げとを区別して検出する。【解決手段】タッチパネル装置101は、複数の第1の電極112と複数の第2の電極113とが立体交差した状態で設けられたパネル102と、第1の電極112に入力された信号に応答して第2の電極113から出力された信号に基づいて、第1および第2の電極112、113の電気的特性Sの変化量ΔSを電極交差部C毎に算出する電気的特性算出部106と、電気的特性算出部106によって算出された電極交差部C毎の電気的特性の変化量に基づいて、パネル102へのタッチとパネル102の曲げとを区別して検出するタッチ/曲げ検出部107と、を備える。タッチ/曲げ検出部107は、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cの数およびパネル102上での分布とに基づいて、タッチ位置とパネルの曲げ発生位置とを区別して検出する。【選択図】図1

Description

技術分野は、ユーザーがタッチしたパネル上の位置を検出するタッチパネル装置に関する。
ユーザーがその指でタッチしたまたは例えばスタイラスペンを介してタッチしたパネル上の位置を検出するタッチパネル装置が、例えばモバイルコンピューティングの分野で広く普及している。タッチパネル装置において、タッチ位置を検出する方式は、種々存在する。
例えば、抵抗膜方式のタッチパネル装置は、間隔をあけて配置されたITO等の透明な電極対を備え、タッチによって電極間の抵抗値が変わることにより、タッチ位置を検出するように構成されている。
抵抗膜方式のタッチパネル装置は、コストが低いといったメリットが存在するが、透過率が低い、触っただけでは反応しないため押す動作が必要などのデメリットも存在する。そこで、スマートフォン端末やタブレット端末等では、静電容量方式のタッチパネル装置が多く使用されている。
静電容量方式のタッチパネル装置は、立体交差した状態の複数の電極を備え、タッチによって生じた交差し合う電極間の相互容量の変化を検出することにより、タッチ位置を検出するように構成されている。静電容量方式のタッチパネル装置としては、可撓性を有しないガラス上に複数の電極が設けられたもの、可撓性を有するフィルム上に複数の電極が設けられたもの、または表示装置の内部に電極を配置するインセル式と呼ばれるものなどが存在する。
このようなタッチパネル装置は、表示装置と組み合わせて使用される、すなわちタッチスクリーン装置の一部として使用されることが多い。
ところで、近年、曲げることが可能であって、その曲げに基づいて表示内容を変更可能なフレキシブル表示装置またはフレキシブルタッチスクリーン装置が求められている。
例えば、特許文献1に記載のフレキシブル表示装置の場合、バックライトと透過型液晶セルとの間に滑動検出部が設けられている。この滑動検出部は、フレキシブル表示装置が曲げられることによって生じるバックライトと透過型液晶セルとのずれ(滑動量)を検出する。この滑動検出部の検出結果に基づいて、フレキシブル表示装置の曲げが検出される。
また、例えば、特許文献2に記載のフレキシブルタッチスクリーン装置は、タッチパネル、表示装置、および形状変化検出部を重ねることによって構成されている。形状変化検出部自体に生じた曲げ変形に基づいて、フレキシブルタッチスクリーン装置全体の曲げが検出される。
特開2008−181466号公報 特許第4434609号公報
しかしながら、フレキシブルタッチスクリーン装置の場合、すなわちタッチと曲げの両方を検出する場合、特許文献2に記載されたように、タッチを検出するためのタッチパネルと曲げを検出するための形状変化検出部とが必要になる。そのため、フレキシブルタッチスクリーン装置のコストアップ、装置の大型化、装置の重量増加などの問題が生じる。
そこで、本発明の一態様は、例えばフレキシブルタッチスクリーン装置のコストアップ、大型化、重量増加などを抑制することができるように、タッチと曲げを区別して検出することができるタッチパネル装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、
複数の第1の電極と複数の第2の電極とが立体交差した状態で設けられたパネルと、
第1の電極に入力された信号に応答して第2の電極から出力された信号に基づいて、第1および第2の電極の電気的特性の変化量を電極交差部毎に算出する電気的特性算出部と、
電気的特性算出部によって算出された電極交差部毎の電気的特性の変化量に基づいて、パネルへのタッチとパネルの曲げとを区別して検出するタッチ/曲げ検出部と、を備え、
タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部の数およびパネル上での分布とに基づいて、タッチ位置とパネルの曲げ発生位置とを区別して検出する、タッチパネル装置が提供される。
本発明の一態様によれば、タッチパネル装置は、パネルへのタッチとパネルの曲げを区別して検出することができる。例えば、本態様のタッチパネル装置を使用することにより、フレキシブルタッチスクリーン装置は、曲げを検出するためのデバイスを別途用意する必要がなくなり、コストアップ、大型化、重量増加などが抑制される。
本発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の概略的な構成図 電極交差部の拡大斜視図 電極交差部を形成する送信電極と受信電極とから構成される電気回路を示す図 ユーザーがパネルにタッチしている状態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 複数の電極交差部の電気的特性の変化量に基づいてタッチ位置を検出する方法を説明するための図 電極交差部の感度特性に基づいてタッチ位置を検出する方法を説明するための図 パネルの曲げの一形態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 パネルの曲げの別の形態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 パネルの曲げの異なる形態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 パネルの曲げのさらに異なる形態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 パネルの曲げのさらに別の形態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 パネルの曲げの曲率および曲げ角度を算出する方法を説明するための図 パネルの曲げの曲率および曲げ角度を算出するための一例の曲率/曲げ角度算出テーブルを示す図 パネルへのタッチが行われているとともにパネルに曲げが発生している状態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 パネルの曲げ部分へのタッチが行われている状態と、対応する電極交差部の電気的特性の変化量の分布とを示す図 パネルへのタッチとパネルの曲げとを区別して検出するためのフロー図 パネルの曲げを検出するためのサブフロー図 実施の形態2に係る、タッチパネル装置におけるパネルの曲げの検出を説明するための図 実施の形態2に係る、タッチパネル装置におけるパネルの曲げの検出を説明するための図 実施の形態2に係る、電極交差部を形成する送信電極と受信電極とから構成される電気回路を示す図
本発明の一態様に係るタッチパネル装置は、複数の第1の電極と複数の第2の電極とが立体交差した状態で設けられたパネルと、第1の電極に入力された信号に応答して第2の電極から出力された信号に基づいて、第1および第2の電極の電気的特性の変化量を電極交差部毎に算出する電気的特性算出部と、電気的特性算出部によって算出された電極交差部毎の電気的特性の変化量に基づいて、パネルへのタッチとパネルの曲げとを区別して検出するタッチ/曲げ検出部と、を備え、タッチ/曲げ検出部が、電気的特性が変化した複数の電極交差部の数およびパネル上での分布とに基づいて、タッチ位置とパネルの曲げ発生位置とを区別して検出する。
本態様によれば、タッチパネル装置は、パネルへのタッチとパネルの曲げを区別して検出することができる。例えば、本態様のタッチパネル装置を使用することにより、フレキシブルタッチスクリーン装置は、曲げを検出するためのデバイスを別途用意する必要がなくなり、コストアップ、大型化、重量増加などが抑制される。
タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部が線状に並ぶとき、当該電極交差部の並びに沿ってパネルの曲げが発生していると検出してもよい。
これにより、パネルへのタッチとパネルの曲げとを区別して検出することができる。
タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部が線状に並び、且つその並びにパネルの縁に位置する電極交差部が含まれる場合、当該電極交差部の並びに沿ってパネルの曲げが発生していると検出してもよい。
これにより、パネルへのタッチとパネルの曲げとを高精度に区別して検出することができる。
タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部の線状の並びに対してその並び方向と交差する方向に位置する電極交差部の電気的特性の変化量に基づいて、パネルの曲げの曲率または曲げ角度を算出してもよい。
これにより、パネルの曲げの具体的な形態として、パネルの曲げの曲率または曲げ角度を算出することができる。
タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部が線状に並び、且つ当該並びの中の一部の電極交差部の電気的特性の変化量が異なる場合、当該並びに沿ってパネルの曲げが発生していると検出するとともに、電気的特性の変化量が異なる一部の電極交差部が配置されているパネル上の位置をタッチ位置として検出してもよい。
これにより、パネルの曲げ部分にタッチされても、パネルの曲げと区別してパネルへのタッチを検出することができる。
タッチパネル装置が、パネルと平行に延在するとともに、接地され、可撓性を有する平面電極をさらに備え、電気的特性算出部が、電極交差部毎の電気的特性の変化量として、第1および第2の電極それぞれと平面電極との間に形成される対地容量の変化量を算出してもよい。
これにより、パネルの曲げの検出感度が向上する。
パネルが可撓性を有する表示装置に重ねられ、その表示装置が、パネルと平行に延在するとともに、接地され、可撓性を有する平面電極を備え、電気的特性算出部が、電極交差部毎の電気的特性の変化量として、第1および第2の電極それぞれと平面電極との間に形成される対地容量の変化量を算出してもよい。
これにより、パネルの曲げの検出感度が向上する。
以下、本発明の実施の形態に係るタッチパネル装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の一例の実施の形態である。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であって本発明を限定するものではない。
なお、各図において、実質的に同一の構成要素については同一の符号を付す。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るタッチパネル装置の構成を概略的に示す図である。図1に示すように、タッチパネル装置101は、パネル102と、送信部103と、受信部104と、制御部105とを備える。また、制御部105は、電気的特性算出部106と、タッチ/曲げ検出部107とを備える。さらに、タッチ/曲げ検出部107は、曲率/曲げ角度算出部108と、タッチ感度補正部109とを備える。
タッチパネル装置101のパネル102は、可撓性を有し、また複数の送信電極(第1の電極)112と、複数の受信電極(第2の電極)113とを保持する。
具体的には、図1に示すように、複数の送信電極112それぞれは、X−Y平面と平行なパネル102に対して平行に且つX軸方向に延在した状態で、Y軸方向に所定のピッチ間隔Pyをあけてパネル102に設けられている。一方、複数の受信電極113は、パネル102に平行に且つY軸方向に延在した状態で、X軸方向に所定のピッチ間隔Pxをあけてパネル102に設けられている。
また、複数の送信電極112と複数の受信電極113とは、図2に示すように、パネル102と直交する方向(Z軸方向)に間隔をあけてパネル12に設けられている、すなわち、送信電極112と受信電極113は、立体交差した状態でパネル12に設けられている。なお、送信電極112と受信電極113は、直接的に接触せず、その間に絶縁層(図示せず)が設けられている。さらに、送信電極112と受信電極113とが立体交差する電極交差部では、送信電極112と受信電極113との間に相互容量201が形成されている。
なお、送信電極112および受信電極113それぞれの本数およびピッチ間隔は、パネル102のアスペクト比によって異なる。また、図1では、パネル102と直交する方向(Z軸方向)に見た場合、送信電極112と受信電極113は直交するが、これに限らず、送信電極112と受信電極113は例えば60°の角度で交差してもよい。さらにまた、図1および図2に示すように、送信電極112および受信電極113は、直線形状であるが、ダイヤパターンと呼ばれる形状など、他の形状であってもよい。
タッチパネル装置101の送信部103は、複数の送信電極112それぞれに駆動信号(駆動電流)を送信するように構成されている。具体的には、送信部103は、送信電極112それぞれに順番に駆動信号を送信し、これを繰り返すように構成されている。
タッチパネル装置101の受信部104は、複数の受信電極113から出力された信号(出力電流)を受信するように構成されている。具体的に説明すると、送信電極112に駆動信号(電流)が流れると、その送信電極112と立体交差する(相互容量201を介して電気的に接続されている)受信電極113に対応する応答信号(充放電電流)が流れる。この応答信号を受信部104は受信する。また、受信部104は受信した応答信号に対応する信号を制御部105に送信する。
タッチパネル装置101の制御部105は、送信部103を制御するとともに、受信部104から出力された信号を受け取るように構成されている。また、受信部104から出力された信号、すなわち複数の受信電極113それぞれからの応答信号に基づいて、パネル102へのタッチおよびパネルの曲げを検出するように構成されている。
具体的には、タッチパネル装置101の制御部105は、タッチ位置およびパネル102の曲げ発生位置を検出するために、複数の送信電極112と複数の受信電極113とが立体交差することによって形成される複数の電極交差部C毎の電気的特性Sの変化量ΔSを算出するための電気的特性算出部106を有する。
電気的特性算出部106は、各受信電極113から出力された応答信号に基づいて、送信電極112および受信電極113の電気的特性Sの変化量ΔSを電極交差部C毎に算出するように構成されている。
図3は、1つの電極交差部Cを形成する送信電極112と受信電極113とから構成される電気回路を示している。図3に示すように、電気回路上、1つの電極交差部Cを形成する送信電極112と受信電極113は、相互容量201を介して直列に接続されている。送信部103から送信電極112に駆動信号(駆動電流)が入力されると、受信電極113から受信部104に、応答信号(充放電電流)が流れる。この受信電極113から出力された応答信号に基づいて、電気的特性算出部106は、電極交差部C毎の電気的特性Sの変化量ΔSとして、例えば、その電極交差部Cを形成する送信電極112と受信電極113との間の相互容量201の変化量を算出する。
タッチ/曲げ検出部107は、電気的特性算出部106によって算出された電極交差部C毎の電気的特性Sの変化量ΔS(本実施の形態1の場合、相互容量201の変化量)に基づいて、パネル102へのタッチとパネルの曲げとを区別して検出するように構成されている。
例えば、タッチ/曲げ検出部107は、ユーザがその指によってタッチしたまたは例えばスタイラスペンによってタッチしたパネル102上のタッチ位置を検出する。なお、本明細書において、「パネルをタッチする」とは、パネルに直接触れるまたはパネルに接近することを意味する。
ユーザーがパネル102の任意の位置にその指によってタッチするまたはその指を接近させると、その任意の位置近傍に配置されている複数の電極交差部Cそれぞれの電気的特性が変化する(その電極交差部Cを形成する送信電極112と受信電極113との間の相互容量201の容量が変化する)。その結果、タッチ位置近傍に配置されている複数の電極交差部Cそれぞれの送信電極112に駆動信号(駆動電流)が流れたとき、当該電極交差部Cの受信電極113に、相互容量201の変化に対応し、タッチしていないときと異なる応答信号(充放電電流)が流れる。この応答信号の変化に基づいて、すなわち電極交差部Cの電気的特性Sの変化に基づいて、タッチ/曲げ検出部107は、ユーザーのタッチによって電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cを特定し、その特定した複数の電極交差部Cのパネル102上の位置に基づいて、タッチ位置を検出する。
複数の電極交差部Cの電気的特性Sの変化に基づいて、タッチ位置を検出する方法について説明する。
図4(a−1)はタッチパネル装置101のパネル102をユーザーがシングルタッチしている様子を示し、図4(a−2)はユーザーのシングルタッチよって変化した各電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSの分布の一例を示している。
図4(a−2)に示すように、ユーザーのシングルタッチによって、パネル102の位置(x10、y7)に配置されている電極交差部C(x10、y7)の電気的特性Sが−ΔS2だけ変化し(その相互容量201の容量がΔS2だけ減少し)、その周囲に隣接する8つの電極交差部Cの電気的特性Sが−ΔS1だけ変化する(それらの相互容量201の容量がΔS1だけ減少する)。なお、図4(a−2)に示す電気的特性Sの変化量ΔSは、ユーザーがタッチしていないまたはパネル102が曲げられていないとき、すなわちパネル102が外的影響を受けていない自然状態にあるときからの変化量であって、その変化量の大小関係は、ΔS3>ΔS2>ΔS1>0>−ΔS1>−ΔS2>−ΔS3>−ΔS4である(ΔS3と−ΔS3の絶対値が等しく、また、ΔS2と−ΔS2の絶対値が等しく、さらにΔS1と−ΔS1との絶対値が等しい)。
図4(a−2)に示すような複数の電極交差部Cそれぞれの電気的特性Sの変化量ΔSに基づいてタッチ位置を検出する方法について、図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、パネル102上の9つの位置(x9、y6)、(x10、y6)、(x11、y6)、(x9、y7)、(x10、y7)、(x11、y7)、(x9、y8)、(x10、y8)、(x11、y8)それぞれに配置されている電極交差部Cの電気的特性S(xn、yn)(本実施の形態1の場合、相互容量201)を密度とみなすと、質量分布の中心となる重心G(Gx、Gy)の位置がタッチ位置に相当する。したがって、数式1および数式2を用いて重心G(Gx、Gy)の位置、すなわちタッチ位置を算出することができる。なお、図5に示す例の場合、電気的特性Sが変化した9つの電極交差部Cが3×3のマトリック状に配置されているため、数式1、数式2におけるパラメータWx、Wyは3である。
Figure 2015041272
Figure 2015041272
なお、この重心に基づくタッチ位置の検出方法は、図5および数式1、2に示すように、正規分布を利用したものであり、電気的特性Sの正規分布の重心に対応するパネル102上の位置が、ユーザーによってタッチされたタッチ位置に対応する。
また、タッチ位置を算出するにあたり、その算出の際に参照する電極交差部Cの数が増えるほど、タッチ位置の検出精度は向上する。
さらに、このようなタッチ位置の検出によれば、図4(b−1)に示すようにユーザーがパネル102上の複数の位置をタッチしていても(いわゆるマルチタッチ)、図4(b−2)に示すようにそれぞれのタッチ位置を検出することができる。
また、電極交差部Cの感度特性に基づいて、タッチ位置を検出することも可能である。
図6(a)は、複数の送信電極112のピッチ間隔Pyと、複数の受信電極113のピッチ間隔Pxとがユーザーの指先に比べて大きい場合を示している。また、図6(b)は、図6(a)に示す電極交差部C(xm、yn)(送信電極112(yn)と受信電極113(xm)との交差部)の感度特性を示している。
図6(a)に示すように位置(xm、ym)に配置されている電極交差部C(xm、yn)を形成する受信電極113(xm)から隣接する受信電極113(x(m+1))に向かってパネル102に沿ってユーザーが指をX軸方向に移動させると、図6(b)に示すように電極交差部C(xm、yn)の電気的特性Sの変化量ΔSは減少する。具体的には、電極交差部C(xm、yn)の電気的特性Sの変化量ΔSは、受信電極113(xm)と113(xm+1)との中間位置近傍までは急激に低下し、その後は緩やかに低下する。したがって、電極交差部C(xm、yn)の感度特性(すなわち、図6(b)に示す感度特性カーブ)を実験的または理論的に予め求めていれば、その感度特性と電極交差部C(xm、yn)の電気的特性Sの変化量ΔSとに基づいて、電極交差部C(xm、yn)に対するタッチ位置を推測することが可能である。
タッチ/曲げ検出部107によって検出されたパネル102上のタッチ位置は、図1に示すように、例えば、タッチパネル装置101に接続されている外部装置114にタッチ位置情報(データ)として送信される。外部装置114は、受信したタッチ位置データに基づいて、タッチパネル装置101のパネル102が重ねられている表示装置(例えばディスプレイ)115を制御し、その表示装置115に表示される画像を変更する。すなわち、タッチパネル装置101、外部装置114、および表示装置115により、タッチスクリーン装置が構成されている。
タッチパネル装置101の制御部105のタッチ/曲げ検出部107はまた、電気的特性算出部106によって算出された複数の電極交差部C毎その電気的特性の変化量に基づいて、パネル102の曲げを検出するように構成されている。
パネル102が曲がると、そのパネル102に配設されている複数の送信電極112および複数の受信電極113の電気的特性が変化し、それによって電極交差部C毎の電気的特性Sが、パネル102が曲げる前の平坦なときと比べて変化する。特に、曲げによってパネル102上に発生した曲げ線に沿ったおよび曲げ線近傍の電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。
パネル102が曲がると、例えば、図3に示すように、送信電極112と受信電極113との間の相互容量201が変化し、それにより電極交差部Cの電気的特性S(すなわちその電極交差部Cを形成する受信電極113から出力された応答信号)が変化する。
また、図7〜図11に示すように、パネル102の曲げ発生位置および曲げの形態によって電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSの分布が異なる。
例えば、図7(a−1)および図7(a−2)に示すように平坦な状態から、図7(b−1)に示すようにパネル102がY軸方向に延在する曲げ線が発生するように谷折り状態に曲げられる。この場合、図7(b−2)に示すように、曲げ線の発生位置に対応する複数の位置(x10、y1)〜(x10、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sが増加する(+ΔS1変化する)。また、電気的特性Sの変化量ΔSが実質的に同一な複数の電極交差部Cが、曲げ線に沿って並ぶ。
また、例えば、図8(a−1)または図8(b−1)に示すようにパネル102がY軸方向に延在する曲げ線が発生するように谷折り状態または山折り状態に曲げられる。この場合、図8(a−2)または図(b−2)に示すように、曲げ線の発生位置に対応する位置(x10〜y1)〜(x10、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。それとともに、隣接する位置(x9〜y1)〜(x9、y12)、(x11、y1)〜(x11、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。ただし、図8(a−1)に示すように谷折りにパネル102が曲げられるとき、図(a−2)に示すように電極交差部Cの電気的特性Sは増加し(すなわちその電極交差部Cを形成する送信電極112と受信電極113との間の相互容量201の容量が増加する)。一方、図8(b−1)に示すように山折りにパネル102が曲げられるとき、図8(b−2)に示すように電極交差部Cの電気的特性Sは減少する(すなわち相互容量201の容量が減少する)。
さらに、例えば、図9(a−1)に示すようにY軸方向に延在する曲げ線が発生するようにパネル102を緩やかに曲げた場合と、図9(b−1)に示すようにY軸方向に延在する曲げ線が発生するようにパネル102を急峻に曲げた場合とでは、図9(a−2)および図9(b−2)に示すように、電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSの分布範囲が異なる。図9(a−1)に示すようにパネル102が緩やかに曲げられた場合、図9(a−2)に示すように、曲げ線の延在方向(Y軸方向)と交差する方向(X軸方向)に比較的に幅広い範囲に含まれる電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。具体的には、位置(x8、y1)〜(x8、y12)、(x9、y1)〜(x9、y12)、(x10、y1)〜(x10、y12)、(x11、y1)〜(x11、y12)、(x12、y1)〜(x12、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。一方、図9(b−1)に示すようにパネル102が急峻に曲げられた場合、図9(b−2)に示すように比較的に幅狭い範囲に含まれる電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。具体的には、位置(x10、y1)〜(x10、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。
当然ながら、パネル102は、Y軸方向に延在する曲げ線が発生するように必ず曲げられるわけではない。例えば、図10(a−2)および図10(b−2)に示すように電気的特性Sが変化した複数の電極交差部CがX軸方向とY軸方向との間の方向に延在するようにパネル102が曲げれることもある。すなわち、図10(a−1)および図10(b−1)に示すように、パネル102は、X軸方向とY軸方向との間の方向に延在する曲げ線が発生するように折り曲げられることもある。
また、例えば、図11(a)に示すように、パネル102は、複数の箇所で曲げられる場合もある。この場合、図11(b)に示すように電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSは複数に分かれて分布する。図11(b)に示すように、パネル102の谷折り部分に対応する複数の位置(x6、y1)〜(x6、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sと、それに隣接する位置(x5、y1)〜(x5、y12)および(x7、y1)〜(x7、y12)それそれの電極交差部Cの電気的特性Sとが増加する。一方、パネル102の山折り部分に対応する位置(x14、y1)〜(x14、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sと、それに隣接する位置(x13、y1)〜(x13、y12)および(x15、y1)〜(x15、y12)それぞれの電気的特性Sとが減少する。
図7〜図11からわかるように、電気特性Sの変化量ΔSの分布に基づいて、パネル102の曲げ発生位置および曲げ形状を判別することが可能である。したがって、図1に示すタッチパネル装置101の制御部105におけるタッチ/曲げ検出部107は、各電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSの分布に基づいて、パネル102の曲げの発生位置および曲げの形態を算出することができる。
図1に示すように、タッチ/曲げ検出部107は、パネル102の曲げの曲率および曲げ角度を算出するための曲率/曲げ角度算出部108を備えてもよい。なお、本明細書で言う「曲率」は、曲率半径(いわゆる「R」)の逆数であって、曲率が大きいほどパネル102が急峻に曲げられていることを示す。また、曲げ角度は、パネル102の曲げ部分を挟んで対向する該パネル102の2つの平坦部分がなす角度を言う。
図9(a−1)に示すようにY軸方向に延在する曲げ線が発生するようにパネル102が緩やかに曲げられる場合、パネル102の曲げの曲率は小さい。この場合、図9(a−2)に示すように、曲げ線の延在方向(Y軸方向)と交差する方向(X軸方向)に相対的に幅広い範囲に含まれる複数の電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。一方、図9(b−1)に示すようにY軸方向に延在する曲げ線が発生するようにパネル102が急峻に曲げられる場合、パネル102の曲げの曲率は大きい。この場合、図9(b−2)に示すように相対的に幅狭い範囲に含まれる複数の電極交差部Cの電気的特性Sが変化する。したがって、複数の電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSの分布に基づいて、パネル102の曲げの曲率および曲げ角度を算出することが可能である。
図12は、パネル102の曲げの曲率および曲げ角度の算出方法を説明するための図である。
パネル102の曲げの曲率および曲げ角度を求める場合、パネル102の曲げにより、電気的特性Sが変化して線状に並ぶ複数の電極交差部Cに沿って曲げ線Lが発生していると、タッチ/曲げ検出部107は検出する。例えば、電気的特性が相対的に大きな変化量ΔSで変化して線状に並ぶ複数の電極交差部Cに沿って曲げ線Lが発生していると検出される。曲げ線Lに沿った複数の電極交差部Cの並びに対して、その並び方向と交差する方向に位置する電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSに基づいて、曲率/曲げ角度算出部108は、パネル102の曲げの曲率と曲げ角度が算出する。
本実施の形態の場合、曲げ線Lに沿ったおよび曲げ線L近傍における複数の電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSの分布に対するパネル102の曲げの曲率および曲げ角度の対応関係が予め実験的または論理的に求められている。例えば、その対応関係が、図13に示すような曲率/曲げ角度算出テーブルとして予め求められている。
図13に示す曲率/曲げ角度算出テーブルによれば、曲げ線Lに沿った複数の電極交差部C(曲げ線Lからの交差方向の距離Dがゼロの電極交差部)と、曲げ線Lに対して隣接する電極交差部C(曲げ線Lからの距離Dが1の電極交差部)と、曲げ線Lに対して1つの電極交差部Cを介して隣接する電極交差部C(曲げ線Lからの距離Dが2の電極交差部)と、曲げ線Lに対して2つの電極交差部Cを介して隣接する電極交差部C(曲げ線Lからの距離Dが3の電極交差部)それぞれの電気的特性Sの変化量ΔSに基づいて、パネル102の曲げの曲率と曲げ角度とが算出される。
図12に示す例の場合、曲げ線Lに沿った複数の電極交差部Cの電気的特性Sの変化量がΔS3であって、曲げ線Lに対して隣接する電極交差部Cの電気的特性Sの変化量がΔS2であるため、タッチ/曲げ検出部107の曲率/曲げ角度算出部108は、図13に示す曲率/曲げ角度算出テーブルに基づいて、「10」の曲率と「50」の曲げ角度とを算出する。
なお、本実施の形態では、図13に示す予め求められた曲率/曲げ角度算出テーブルを用いてパネル102の曲げの曲率と曲げ角度が求められているが、これに代わって、電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSとパネル102の曲げの曲率との関係式、電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSとパネル102の曲げ角度との関係式などを用いてもよい。
タッチ/曲げ検出部107によって検出されたパネル102の曲げの発生位置および曲げの形態(曲率および曲げ角度)は、図1に示すように、外部装置114にパネル曲げ情報(データ)として送信される。外部装置114は、受信したパネル102のパネル曲げデータに基づいて、タッチパネル装置101のパネル102が重ねられている表示装置115を制御し、その表示装置115に表示されている画像を変更する。なお、表示装置115は、タッチパネル装置101のパネル102とともに曲げ変形可能に構成されている。
ここからは、タッチ/曲げ算出部108がパネル102へのタッチとパネル102の曲げとを区別して検出する方法について説明する。
上述したように、パネル102へのタッチとパネル102の曲げは、両方とも、電極交差部C毎の電気的特性Sの変化量ΔS、すなわち電極交差部Cを形成する送信電極112と受信電極113との間の相互容量201の変化に基づいて算出される。したがって、タッチ/曲げ検出部107は、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cの数およびパネル102上での分布に基づいて、タッチ位置とパネル102の曲げ発生位置とを区別して検出するように構成されている。
パネル102にタッチした場合と、パネル102に曲げが発生した場合との違いとして、電気的特性Sが変化した電極交差部Cの数が挙げられる。例えば図4(a−1)および図4(a−2)に示すようにユーザーがパネル102にタッチする場合と、例えば図8(a−1)および図8(a−2)に示すようにパネル102に曲げが発生した場合とで、電気的特性Sが変化した電極交差部Cの数が異なる。前者の方が後者に比べて少ない。したがって、例えば、電気的特性Sが変化した所定数以上の電極交差部Cが線状に並んでいる場合、その並びに沿ってパネル102の曲げが発生していると判定することが可能である。
また、図4(a−2)に示すように、ユーザーがパネル102にタッチした場合、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cは、線状に並ぶことなく、塊状に分布する。例えば、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cは、電気的特性Sが比較的大きな変化量ΔSで変化した電極交差部Cを電気的特性Sが比較的小さな変化量ΔSで変化した電極交差部Cが囲むように分布する。すなわち、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cは、放射方向外側に向かって電気的特性Sの変化量ΔSが減少するように分布する。
それに対して、図8(a−2)に示すように、パネル102に曲げが発生した場合、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cは線状に並ぶように分布する。例えば、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cは、電気的特性Sの変化量ΔSが実質的に同一な複数の電極交差部Cが線状に並ぶように分布する。また例えば、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cの並びに、パネル102の縁に位置する電極交差部Cが含まれる。これは、曲げがパネル102の縁から延在するように発生することによる。
このように、パネル102をタッチしたときとパネル102に曲げが発生したときの複数の電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSの分布は異なる。したがって、パネル102へのタッチとパネル102の曲げを、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部Cのパネル102上での分布に基づいて、区別して検出することが可能である。例えば、図14(a−1)および図14(b−1)に示すように、パネル102へのタッチが行われているとともにパネル102に曲げが発生しても、パネル102へのタッチとパネル102の曲げとを区別して検出することができる。
ところで、図14(a−1)および図14(b−1)に示すようにパネル102上においてタッチ位置と曲げ発生位置とが異なる場合、図14(a−2)および図14(b−2)に示すように、パネル102へのタッチによって電気的特性Sが変化した電極交差部Cの分布と、パネル102の曲げによって電気的特性Sが変化した電極交差部Cの分布とが完全に分かれる。そのため、パネル102へのタッチとパネル102の曲げとを区別して検出することが容易である。
しかしながら、図15(a−1)および図15(b−1)に示すように、パネル102の曲げ部分をユーザーがタッチする場合がある。このような場合でも、パネル102へのタッチとパネル102の曲げとを区別して検出することができるように、タッチ/曲げ検出部107は構成されている。
具体的には、タッチ/曲げ検出部107は、図15(a−2)、図15(b−2)に示すように、電極的特性Sが変化した複数の電極交差部Cが線状に並び、且つその並びの中の一部の電極交差部の電気的特性Sの変化量ΔSが異なる場合、当該並びに沿ってパネル102の曲げ(曲げ線)が発生している検出するとともに、電気的特性Sの変化量ΔSが異なる一部の電極交差部Cが配置されているパネル102上の位置をタッチ位置として検出する。
例えば、図15(a−1)に示すようにパネル12が谷折り状態で曲げられ、その曲げ部分にユーザーがタッチしているとき、図15(a−2)に示すように位置(x10、y1)〜(x10、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSにおいて、位置(x10、y5)〜(x10、y7)の電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSが異なる。これは、位置(x10、y5)〜(x10、y7)の電極交差部Cにおいて、パネル12が谷折りされることによる電気的特性Sの変化量ΔS(すなわち相互容量201の増加)と、タッチによる電気的特性Sの変化量ΔS(すなわち相互容量201の減少)とが相殺されることによって生じる。
また、例えば、図15(b−2)に示すようにパネル102が山折り状態で曲げられ、その曲げ部分にユーザーがタッチしているとき、図15(b−2)に示すように位置(x10、y1)〜(x10、y12)それぞれの電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSにおいて、位置(x10、y5)〜(x10、y7)の電極交差部Cの電気的特性Sの変化量ΔSが異なる。これは、位置(x10、y5)〜(x10、y7)の電極交差部Cにおいて、パネル12が山折りされることによる電気的特性Sの変化量ΔS(すなわち相互容量201の減少)に、タッチによる電気的特性Sの変化量ΔS(すなわち相互容量201の減少)が加算されることによって生じる。
なお、図15(a−1)に示すようにパネル102が谷折り状態で曲げられ、その曲げ部分にユーザーがタッチしているとき、図15(a−2)に示すようにタッチ位置の電極交差部Cの電気的特性Sの変化量Sが結果として略ゼロになる場合がある。この場合を考慮して、タッチ/曲げ検出部107は、パネル102の曲げ部分をユーザーがタッチしたときにそのタッチ位置が検出されるように、パネル102の曲げ部分におけるタッチ検出感度を増加させるタッチ感度補正部109を備える。例えば、タッチ感度補正部109は、タッチ位置と判定するときの電気的特性Sの変化量ΔSのしきい値を下げることにより、タッチ位置の検出感度を増加させる。
このような方法によれば、パネル102の曲げ部分にユーザーがタッチしても、タッチ/曲げ検出部107は、タッチ位置と曲げ発生位置とを区別して検出することができる。
次に、タッチ/曲げ検出部107によるパネル102へのタッチとパネル102の曲げとを区別して検出するための一例の検出フローを、図16および図17のフロー図を参照しながら説明する。
まず、ステップST100おいて、電気的特性算出部106の算出結果に基づいて、電気的特性S(電極交差部Cを形成する送信電極112と受信電極113との間の相互容量201)が変化した電極交差部C’が存在するか否かが判定される。以下、電気的特性Sが変化した電極交差部を「C’」で表現する。
ステップST110において、電気的特性Sが変化した複数の電極交差部C’の中に、線状に並ぶ所定数の電極交差部C’が存在するか否かが判定される。線状に並ぶ所定数の電極交差部C’が存在する場合、ステップST120に進む。そうでない場合ステップST130に進む。
ステップST130において、タッチ/曲げ検出部107は、電気的特性Sが変化した電極交差部C’のパネル102上の位置を、タッチ位置として検出する。
図17は、ステップST120で行われるパネル曲げ判定処理のサブフローの一例を示している。
図16に示すステップST110で電気的特性Sが変化した所定数以上の電極交差部C’が線状に並んでいると判定されると、図17に示すステップST200において、タッチ/曲げ検出部107は、線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’の一部の電気的特性Sの変化量ΔSが異なるか否かが判定される。すなわち、図15(a−2)および図15(b−2)に示すような電気的特性Sの変化量ΔSの分布であるか否かが判定される。線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’の中において電気的特性Sの変化量ΔSが異なる電極交差部C’が存在する場合、ステップST210に進む。そうでない場合ST230に進む。
ステップS210において、タッチ/曲げ検出部107は、線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’に沿ってパネル102の曲げが発生していると検出する。続くステップS220において、タッチ/曲げ検出部107は、線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’の中において電気的特性Sの変化量ΔSが異なる電極交差部C’のパネル102上の位置を、タッチ位置として検出する。その後、ステップST240に進む。
一方、ステップST200で線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’の中において電気的特性Sの変化量ΔSが異なる電極交差部C’が存在しないと判定された場合、ステップST230において、タッチ/曲げ検出部107は、線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’に沿ってパネル102の曲げが発生していると検出する。その後、ステップST240に進む。
ステップST240において、タッチ/曲げ検出部107(その曲率/曲げ角度算出部108)は、ステップST210またはステップST230で検出されたパネル102の曲げの曲げ線近傍における電極交差部C’の電気的特性Sの変化量ΔSの分布と、図13に示す曲率/曲げ角度算出テーブルとに基づいて、パネル102の曲げの曲率と曲げ角度を算出する。
ステップST250において、線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’以外に電気的特性Sが変化した電極交差部c’が存在するか否かが判定される。線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’以外に電気的特性Sが変化した電極交差部C’が存在する場合、例えば図14(a−2)および図14(b−2)に示すような電気的特性Sの変化量ΔSの分布である場合、ステップST250に進む。そうでない場合、パネル曲げ判定処理が終了する。
ステップST260において、タッチ/曲げ検出部107は、線状に並ぶ所定数以上の電極交差部C’以外の電気的特性Sが変化した電極交差部C’のパネル102上の位置を、タッチ位置として検出する。そして、パネル曲げ判定処理が終了する。
本実施の形態1によれば、タッチパネル装置101は、パネル102へのタッチとパネル102の曲げを区別して検出することができる。例えば、本態様のタッチパネル装置101を使用することにより、フレキシブルタッチスクリーン装置は、曲げを検出するためのデバイスを別途用意する必要がなくなり、コストアップ、大型化、重量増加などが抑制される。
(実施の形態2)
図1に示すように、タッチパネル装置101のパネル102が重ねられる表示装置115が、パネル102と平行に延在するとともに、接地され、可撓性を有する平面電極を備える場合がある。この場合、電極交差部Cを形成する送信電極112および受信電極113と表示装置115の平面電極との間に対地容量が形成される。本実施の形態2は、パネル102の曲げによって変化する受信電極113と平面電極との間の対地容量の変化に基づいてパネル102の曲げを検出する点で、実施の形態1と異なる。したがって、実施の形態1と異なる点について説明する。
図18は、パネル102と平行に延在する表示装置115の平面電極120と、タッチパネル装置101の複数の受信電極113A〜113Cとを概略的に示している。
図18に示すように、表示装置115の平面電極120は、接地され、図1に示すようにX軸方向に並んでパネル102に配設された複数の受信電極113A〜113Cと平行に延在している。
図18に示すように、複数の受信電極113A〜113Cそれぞれと平面電極120との間に、対地容量203A〜203Cが形成されている。パネル102とともに平面電極120とが曲げられると、この対地容量203A〜203Cそれぞれが変化する。
受信電極と平面電極との間の対地容量の変化について、図19を参照しながら説明する。図19(a)に示すように平坦な状態の平面電極120(すなわちパネル102)が、図19(b)に示すように谷折りされると、受信電極113Bと平面電極120との間の距離が短くなり、受信電極113Bと平面電極120との間の対地容量203Bは、平面電極120が平坦状態のときに比べて増加する。なお、ここで言う「谷折り」とは、受信電極113に対して反対側に凸に平面電極120が曲がること言う。対地容量203Bが増加すると、受信電極113Bから出力される応答信号の振幅が大きくなる。特に、平面電極120の曲げ発生位置に近いほど、振幅が大きくなる。図18(b−1)および図18(b−2)においては、複数の受信電極113A〜113Cの中、平面電極120の曲げ発生位置に最も近い受信電極113Cの対地容量203Bが最も増加する。
一方、図19(a)に示すように平坦な状態の平面電極120(すなわちパネル102)が図19(c)に示すように山折りされると、受信電極113Bと平面電極120との間の距離が長くなり、受信電極113と平面電極120との間の対地容量203Bは、平面電極120が平坦状態のときに比べて減少する。なお、ここで言う「山折り」とは、受信電極113側に凸に平面電極120が曲がることを言う。対地容量203Bが減少すると、受信電極113Bから出力される応答信号の振幅が小さくなる。特に、平面電極120の曲げ発生位置に近いほど、振幅が小さくなる。図18(b−1)および図18(b−2)においては、複数の受信電極113A〜113Cの中、平面電極120の曲げ発生位置に最も近い受信電極113Cの対地容量203Bが最も減少する。
なお、平面電極120が曲げられると、図20に示すように、送信電極112と平面電極120との間に形成される対地容量202も変化する。
図3に示すように、平面電極120が存在しない場合、パネル102の曲げによって送信電極112と受信電極113との間の相互容量201が変化し、その結果、受信電極113から受信部104に出力される応答信号が変化する。すなわち、受信電極113から出力される応答信号の変化は、主として相互容量201の変化による。
一方、図20に示すように、平面電極120が存在する場合、パネル102の曲げ(それとともに平面電極120の曲げ)によって送信電極112と受信電極113との間の相互容量201が変化するとともに、送信電極112と平面電極120との間の対地容量202と、受信電極113と平面電極120との間の対地容量203も変化する。その結果、受信電極113から受信部104に出力される応答信号が変化する。
平面電極120が存在する場合(すなわち対地容量202、203が存在する場合)、平面電極120が存在しない場合に比べて、パネル102の曲げに対する、受信電極113から受信部104に出力される応答信号の変化(その振幅の変化)が大きくなる。したがって、平面電極120が存在する場合、送信電極112および受信電極113の電気的特性の変化量として対地容量202、203の変化量を算出すれば、パネル102の曲げの検出感度が向上する。
本実施の形態2も、実施の形態1と同様に、タッチパネル装置101は、パネル102へのタッチとパネル102の曲げの両方を区別して検出することができる。また、パネル102の曲げが小さくても検出することが可能である。
以上、上述の本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態はこれらに限定されない。
例えば、上述の実施の形態のタッチパネル装置101は、表示装置115とともにフレキシブルタッチスクリーン装置を構成するが、これに限らない。例えば、タッチパネル装置101は、コンピュータの入力デバイスとして使用可能である。
また例えば、上述の実施の形態の場合、送信電極112と受信電極113との間の相互容量201の変化(実施の形態1)または送信電極112および受信電極113それぞれと平面電極120との間の対地容量の変化(実施の形態2)に基づいてパネル102の曲げを検出している。これに代わって、例えば、図3および図20に示すように、送信電極112の抵抗成分204や受信電極113の抵抗成分205の変化に基づいて、パネル102の曲げを検出してもよい。また、例えば、送信電極112を流れる信号(駆動信号)と受信電極113を流れる信号(応答信号)との信号比の変化に基づいて、パネル102の曲げを検出してもよい。すなわち、広義には、パネル102が曲げられると変化する送信電極112および受信電極113の電気的特性に基づいて、パネル102へのタッチとパネル102の曲げとが検出される。
さらに例えば、上述の実施の形態の場合、受信電極112と送信電極113とが設けられたパネル102は、薄板形状であって、曲げられる前の状態(自然状態)が平坦であるが、これに限らない。例えば、自然状態ですでに湾曲した状態のパネル102であってもよい。また、例えば、パネル102は筒状であってもよい。筒状のパネル102の場合、曲げ線がパネル102の縁から延在せずに周回するようなパネル102の曲げが可能である。すなわち、広義には、タッチパネル装置101のパネル102は、可撓性を有するのであれば、その形状は問わない。
加えて、例えば、実施の形態2の場合、タッチパネル装置101のパネル102が重ねられる表示装置(例えばディスプレイ)115が平面電極120を備えるが、これに代わって、タッチパネル装置101が平面電極120を備えることも可能である。
本発明に係るタッチパネル装置は、曲げを検出する装置として有用であり、例えば、フレキシブルスクリーン装置用の入力デバイスとして利用することができる。
101 タッチパネル装置
102 パネル
103 送信部
104 受信部
105 制御部
106 電気的特性算出部
107 タッチ/曲げ検出部
108 曲率/曲げ角度算出部
109 タッチ感度補正部
112 送信電極
113 受信電極
114 外部装置
115 表示装置
120 平面電極
201 相互容量
202 対地容量
203 対地容量
204 抵抗成分
205 抵抗成分
C 電極交差部
S 電気的特性
ΔS 電気的特性の変化量

Claims (7)

  1. 複数の第1の電極と複数の第2の電極とが立体交差した状態で設けられたパネルと、
    第1の電極に入力された信号に応答して第2の電極から出力された信号に基づいて、第1および第2の電極の電気的特性の変化量を電極交差部毎に算出する電気的特性算出部と、
    電気的特性算出部によって算出された電極交差部毎の電気的特性の変化量に基づいて、パネルへのタッチとパネルの曲げとを区別して検出するタッチ/曲げ検出部と、を備え、
    タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部の数およびパネル上での分布とに基づいて、タッチ位置とパネルの曲げ発生位置とを区別して検出する、タッチパネル装置。
  2. タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部が線状に並ぶとき、当該電極交差部の並びに沿ってパネルの曲げが発生していると検出する、請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部が線状に並び、且つその並びにパネルの縁に位置する電極交差部が含まれる場合、当該電極交差部の並びに沿ってパネルの曲げが発生していると検出する、請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部の線状の並びに対してその並び方向と交差する方向に位置する電極交差部の電気的特性の変化量に基づいて、パネルの曲げの曲率または曲げ角度を算出する、請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  5. タッチ/曲げ検出部は、電気的特性が変化した複数の電極交差部が線状に並び、且つ当該並びの中の一部の電極交差部の電気的特性の変化量が異なる場合、当該並びに沿ってパネルの曲げが発生していると検出するとともに、電気的特性の変化量が異なる一部の電極交差部が配置されているパネル上の位置をタッチ位置として検出する、請求項1から4のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  6. パネルと平行に延在するとともに、接地され、可撓性を有する平面電極をさらに備え、
    電気的特性算出部が、電極交差部毎の電気的特性の変化量として、第1および第2の電極それぞれと平面電極との間に形成される対地容量の変化量を算出する、請求項1から5のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  7. パネルが可撓性を有する表示装置に重ねられ、
    表示装置が、パネルと平行に延在するとともに、接地され、可撓性を有する平面電極を備え、
    電気的特性算出部が、電極交差部毎の電気的特性の変化量として、第1および第2の電極それぞれと平面電極との間に形成される対地容量の変化量を算出する、請求項1から5のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
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