JP2015040582A - 取付構造及び取付方法 - Google Patents

取付構造及び取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015040582A
JP2015040582A JP2013171307A JP2013171307A JP2015040582A JP 2015040582 A JP2015040582 A JP 2015040582A JP 2013171307 A JP2013171307 A JP 2013171307A JP 2013171307 A JP2013171307 A JP 2013171307A JP 2015040582 A JP2015040582 A JP 2015040582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
hole
insertion hole
attachment
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013171307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6188211B2 (ja
Inventor
隆光 樫内
Takamitsu Kashiuchi
隆光 樫内
誠 小田
Makoto Oda
誠 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuno Electric Co Ltd filed Critical Furuno Electric Co Ltd
Priority to JP2013171307A priority Critical patent/JP6188211B2/ja
Publication of JP2015040582A publication Critical patent/JP2015040582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6188211B2 publication Critical patent/JP6188211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

【課題】筐体等のベース部と被取付物とから構成される取付構造であって、作業性を低下させずに、被取付物を所定の位置まで精度良く移動させたり所定の部材に押し付けたりする構成を提供する。
【解決手段】取付構造1は、筐体10と、基板ユニット20と、ネジ30と、を備える。筐体10には、ネジ穴16が形成される。基板ユニット20には、貫通穴である差込穴24が形成される。ネジ30は、差込穴24を通ってネジ穴16に取り付けられ、当該ネジ30には、テーパ部32が形成される。ネジ30を差込穴24に差し込んだ状態でネジ穴16に取り付けることで、テーパ部32が差込穴24の内壁を押圧して、基板ユニット20が所定の位置まで移動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネジを用いて被取付物を取付部材に取り付ける構造に関する。
従来から、様々な分野において、ネジを用いて部材同士を取り付けることが行われている。特許文献1は、2つの部材の間に楔材(楔板)を挟み込んだ状態でネジにより固定する方法を開示する。
特許文献2は、鋼材同士の間に2枚の楔板を挟み込み、特殊な形状のネジにより鋼材同士を固定する方法を開示する。具体的に説明すると、これらの楔板には貫通穴である長穴が形成されており、この長穴は、長手方向の一端から他端に向かうに連れて径が大きくなる。これらの楔板は、長穴が大径になるに連れて厚みが大きくなるように構成されている。また、特許文献2のネジには、ネジ溝とヘッド部の間に、ヘッド部に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部が設けられている。
この構成により、鋼材の間に2枚の楔板を挟み込んでネジを挿入していくと、ネジのテーパ部の径が大きくなるに伴って、それに長穴の径が対応するようにして、楔板がスライド移動する。これにより、鋼材に挟まれる楔板の厚みが大きくなるため、摩擦力を上昇させ、鋼材を接合することができる。
また、例えば筐体の内部に所定の部材(被取付物)を取り付ける際にも通常はネジが用いられる。この場合、例えば図6(a)に示すように筐体の内部からネジを取り付ける方法と、図6(b)に示すように筐体の外部からネジを取り付ける方法と、が存在する。
特許第3358182号公報 特許第3502892号公報
しかし、図6(a)に示す方法では、筐体が小さい場合又は筐体の内部に他の部材が多数配置されている場合、作業スペースの関係から工具(電動ドライバー等)を用いた作業が困難となる。また、他の部材が多数配置される場合は、それらを一度取り外した後に、筐体の内部に被取付物を取付け、先ほど取り外した部材を再度取り付ける作業が必要となる。
図6(b)に示す方法では、例えば筐体の外側に十分なスペースが無い場合は、被取付物を取り付けることができない。従って、作業時に十分なスペースが確保できるように、被取付物の位置を考慮して設計を行う必要があるので、設計の自由度が低下してしまう。
特許文献2では、ネジを取り付けることで、ネジの差込方向と垂直に楔板が移動するが、特許文献2の目的は鋼板同士の連結であって、楔板はそれを補助するための部材であり、取付対象ではない。また、特許文献2の楔板は、スライド移動して厚みが大きくなることで鋼材同士が固定されると、それ以上は移動しない。つまり、特許文献2の楔板は、常に所定の位置に移動する訳ではない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、筐体等のベース部と被取付物とから構成される取付構造であって、作業性を低下させずに、被取付物を所定の位置まで精度良く移動させたり所定の部材に押し付けたりする構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の取付構造が提供される。即ち、この取付構造は、ベース部と、被取付物と、ネジと、を備える。前記ベース部には、ネジ穴が形成される。前記被取付物には、貫通穴である差込穴が形成される。前記ネジは、前記差込穴を通って前記ネジ穴に取り付けられ、当該ネジには、ネジ溝とヘッド部との間に、当該ヘッド部に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部が形成される。前記ネジを前記差込穴に差し込んだ状態で前記ネジ穴に取り付けることで、前記テーパ部が前記差込穴の内壁を押圧して、前記被取付物が所定の位置まで移動する。
これにより、ネジを取り付けるだけで、ネジの差込方向と垂直に被取付物を移動させることができる。また、差込穴やテーパ部の形状によって定まる位置(所定の位置)へ被取付物を移動させることができる。
前記の取付構造においては、前記被取付物が移動することで、当該被取付物が前記ベース部又は他の部材へ押し付けられることが好ましい。
これにより、スペース等の関係で被取付物の押付方向にネジを取り付けられない場合であっても、作業性を失うことなく被取付物を所定の部材へ押し付けることができる。
前記の取付構造においては、前記ネジの差込方向に垂直な面で切断した前記差込穴の断面には、直線状の部分があり、前記テーパ部が当該直線状の部分を押圧することで、前記被取付物が移動することが好ましい。
これにより、テーパ部と差込穴の位置関係に少しズレがある場合であっても、テーパ部による押圧力は、被取付物を移動させる方向にのみ作用するので、被取付物をスムーズに移動することができる。
前記の取付構造においては、前記ネジの差込方向に垂直な面で切断した前記差込穴の断面形状は、円の一部を直線とした形状であることが好ましい。
これにより、上記の効果を簡単な形状で実現できる。
前記の取付構造においては、前記被取付物は、前記ヘッド部と前記ベース部との間に挟み込まれることで、当該ベース部に固定されることが好ましい。
これにより、被取付物の移動(押付け)と固定とを1つのネジによって行うことができる。
前記の取付構造においては、前記ベース部には、前記ネジ穴よりも前記被取付物側に、前記ネジ穴よりも大径であって、前記ネジの前記テーパ部が収容されるテーパ部収容部が形成されていることが好ましい。
これにより、被取付物の厚みが小さい場合であっても、テーパ部が邪魔にならずに当該被取付物を挟み込んで固定することができる。
前記の取付構造においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記被取付物は、当該被取付物の熱を外部に逃がすための放熱面を備えている。前記被取付物が移動することで、前記放熱面が前記ベース部又は他の部材へ押し付けられる。
これにより、放熱面を確実に他の部材等へ押し付けることができるので、高い放熱効果を実現できる。
前記の取付構造においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記放熱面は、プリント基板で発生した熱を外部に逃がす部分である。前記被取付物が移動することで、前記放熱面が、前記プリント基板を収容する筐体の壁部へ押し付けられる。
これにより、基板で発生した熱を効率良く放熱可能な取付構造が実現できる。また、筐体内部から壁部に向かってネジを取り付けることは作業スペースの関係で困難であるが、本願の構成では底部に向かってネジを取り付けるだけで放熱面を壁部(側壁)に押し付けることができるので、良好な作業性を実現できる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の取付構造が提供される。即ち、この取付構造は、ベース部と、被取付物と、ネジと、を備える。前記ベース部には、ネジ穴が形成される。前記被取付物には、貫通穴である差込穴が形成される。前記ネジは、前記差込穴を通って前記ネジ穴に取り付けられ、当該ネジには、ネジ溝とヘッド部との間に、当該ヘッド部に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部が形成される。前記差込穴は、少なくとも前記ネジ溝及び前記テーパ部の小径部分よりも大きい。また、前記ベース部に前記被取付物が取り付けられたときに、前記テーパ部の最も径が大きい部分と、前記差込穴の内壁と、が接触している。
本発明の第3の観点によれば、ネジ溝とヘッド部との間に、当該ヘッド部に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部が形成されるネジを用いて、貫通穴である差込穴が形成された被取付物を、ネジ穴が形成されたベース部に取り付ける取付方法において、前記ネジ穴と前記差込穴を合わせて前記ネジを挿入して当該ネジ穴に取り付けることで、前記テーパ部が前記差込穴の内壁を押圧して、前記被取付物が所定の位置まで移動する工程を含む取付方法が提供される。
以上により、ネジを取り付けるだけで、ネジの差込方向と垂直に被取付物を移動させることができる。また、差込穴やテーパ部の形状を調整することで、被取付物を所望の位置に移動させることができる。
筐体と基板ユニットの構成及び取付位置を示す分解斜視図。 ネジを用いて基板ユニットを筐体に取り付ける様子を示す斜視図。 ネジの形状を示す斜視図及び側面図。 ネジを用いて基板ユニットを筐体に取り付ける様子を示す断面図。 差込穴の形状と、差込穴がテーパ部から受ける力の向きと、の関係を示す断面図。 従来例における、筐体の壁部に被取付物を取り付ける様子を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態は、本発明の取付構造を、筐体(ベース部)10と基板ユニット(被取付物)20の取付けに適用したものである。以下、各部の構成を説明した後に、本実施形態の取付構造について説明する。
図1に示すように、筐体10は、箱状の部材であり、底部11と、4つの側壁部12と、を備えている。また、図示は省略するが、筐体10は、底部11に向かい合うようにして筐体10の開放部を塞ぐ蓋部を備えている。
一部の側壁部12の外側には、フィン13が形成されている。フィン13は、複数の板状の突起が間隔を空けて配置された構成である。この構成により、フィン13の表面積が大きくなり、側壁部12に伝達された熱を効果的に放熱することができる。
一部の側壁部12の内側には、段差部14が形成されている。段差部14は、後述の基板ユニット20を取り付けるための部分である。段差部14には、基板ユニット20で発生した熱をフィン13へ伝達して放熱するための接触面15が形成されている。
また、段差部14及び段差部14の近傍の底部11には、基板ユニット20を取り付けるためのネジ穴16がそれぞれ複数形成されている。また、図4(a)等に示すように、このネジ穴16より表面側(図4(a)の上側)には、当該ネジ穴16よりも径が大きい部分であるテーパ収容部17が形成されている(いわゆるザグリ加工)。
次に、基板ユニット20について説明する。図1に示すように、基板ユニット20は、プリント基板21と、押付部材22と、取付部材23と、備えている。
プリント基板21には、多数の電子部品が配置されるとともに、当該電子部品を電気的に接続する回路が形成されている。電子部品には、ダイオード等の発熱性の高い電子部品が含まれている。発熱性の高い電子部品で発生した熱は、発熱部分を押付部材22が取付部材23へ押し付けることで、取付部材23へ移動する。
取付部材23は、基板ユニット20を筐体10の段差部14へ取り付けるための部材である。取付部材23には、底部11及び段差部14に形成されたネジ穴16に対応する位置に、差込穴24が形成されている。従って、差込穴24は、高さの異なる位置にそれぞれ複数形成されていることとなる。差込穴24は、図5(c)に示すように円の一部を直線とした形状の穴である。
また、取付部材23には、接触面15と接触する位置に放熱面25が形成されている。ここで、高い放熱効率を実現するためには、接触面15と放熱面25との接触面積を大きくする必要がある。
次に、筐体10に基板ユニット20を取り付けるためのネジ30について説明する。図3に示すように、ネジ30には、ネジ溝31と、テーパ部32と、平坦部33と、ヘッド部34と、が形成されている。
ネジ溝31は、ネジ溝が切られた部分である。テーパ部32は、ネジ溝31とヘッド部34(平坦部33)との間に形成されており、ヘッド部34に近づくに連れて径が大きくなるテーパ状の部分である。また、テーパ部32の小径部(最も径が小さい部分)はネジ溝31と同程度の径であり、テーパ部32の大径部(最も径が大きい部分)はヘッド部34よりも小径である。
平坦部33は、テーパ部32とヘッド部34との間に形成された径が一定の部分である。ヘッド部34は、平坦部33との間に段差を形成するようにして形成された部分であり、平坦部33よりも大径である。
次に、ネジ30により基板ユニット20を筐体10に取り付ける(固定する)工程及びその取付構造1について説明する。
初めに、図1に示すように、段差部14に取付部材23を合わせるようにして、差込穴24とネジ穴16の位置を合わせる。
次に、図2に示すように差込穴24とネジ穴16の位置を合わせた部分にネジ30を差し込んで回転させて当該ネジ30を取り付ける。このとき、各部材は以下のように動作する。
即ち、図2のA−A断面図である図4(a)に示すように、ネジ30を差込穴24及びネジ穴16に差し込んで回転させることで、テーパ部32と、差込穴24の内壁と、が接触する。なお、この状態では、放熱面25と接触面15はまだ接触していないものとする。
この状態で更にネジ30を回転させることで、図4(b)に示すように、テーパ部32が差込穴24の内壁を図4の右側(筐体10の外部側)へ押圧する。これにより、放熱面25を接触面15に近づけることができる。
そして、ネジ30を更に回転させることで、図4(c)に示すように、放熱面25を接触面15に押し付けることができる。これにより、放熱面25と接触面15との接触面積を大きくして、高い放熱効率を実現できる。特に、本実施形態では、高さの異なる位置にそれぞれ複数のネジ穴16及び差込穴24が形成されているので、放熱面25を均一に接触面15へ押し付けることができる。
また、ネジ30を取り付けることにより、ヘッド部34と筐体10とで取付部材23を挟み込むことができるので、基板ユニット20を筐体10に取り付ける(固定する)ことができる。
なお、本実施形態では、取付部材23の厚みが小さいので、段差部14にテーパ収容部17を形成することで、取付部材23を段差部14に固定することができる。取付部材23の厚みが大きい場合は、このテーパ収容部17を形成しなくても良い。
このように、テーパ部32で取付部材23を押圧して移動させるため、取付部材23の取付後は、テーパ部32の大径部が段差部14の内壁部と接触することとなる。従って、図4(c)に示すように、ネジ30(ネジ穴16)の中心とテーパ部32の大径部との径の差をL1とした場合、ネジ30の中心から当該L1だけ離れた位置に、常に差込穴24の内壁部を位置させることができる。これにより、上記の方法による取付けを行うことで、予め定めた位置に取付部材23(ひいては基板ユニット20)を移動させることができる。
次に、一般的な形状である円状の差込穴40と、円の一部を直線とした本実施形態の差込穴24と、を比較して説明する。図5は、図2のB−B断面図のように、ネジ30の差込方向に垂直な面で切断した様子を示す断面図である。
円状の差込穴40の場合、図5(a)に示すように、図5の上下方向(取付部材23の移動方向に垂直な方向)における差込穴40とテーパ部32の位置が一致している場合は、特に問題なく取付部材23を移動させることができる。しかし、図5(b)に示すように、図5の上下方向における40とテーパ部32の位置がズレている場合は、テーパ部32が移動方向以外の方向にも取付部材23を押圧するため、取付部材23がスムーズに移動できないことがある。
これに対し、本実施形態の差込穴24は、図5(c)に示すように、円の一部を直線とした形状となっている。また、この直線は、取付部材23の移動方向側に形成されている。これにより、仮に図5の上下方向における取付部材23とテーパ部32の位置がズレていた場合であっても、テーパ部32は、取付部材23を移動方向にのみ押圧するため、取付部材23のスムーズな移動が実現できる。
以上に説明したように、取付構造1は、筐体10と、基板ユニット20と、ネジ30と、を備える。筐体10には、ネジ穴16が形成される。基板ユニット20には、貫通穴である差込穴24が形成される。ネジ30は、差込穴24を通ってネジ穴16に取り付けられ、当該ネジ30には、ネジ溝31とヘッド部34との間に、当該ヘッド部34に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部32が形成される。ネジ30を差込穴24に差し込んだ状態でネジ穴16に取り付けることで、テーパ部32が差込穴24の内壁を押圧して、基板ユニット20が所定の位置まで移動する。
これにより、ネジ30を取り付けるだけで、ネジ30の差込方向と垂直に基板ユニット20を移動させることができる。また、差込穴24やテーパ部32の形状によって定まる位置(所定の位置)へ基板ユニット20を移動させることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記では、ベース部として筐体10を用い、被取付物として基板ユニット20を用いた例を説明したが、他の部材同士を取り付ける場合にも本発明を適用できる。
上記では、プリント基板21で発生した熱を筐体10に伝達して放熱する例を説明したが、プリント基板以外で発生した熱を放熱する構成であっても良いし、発生した熱を筐体以外に伝達して放熱する構成であっても良い。
接触面15又は放熱面25に、クッション性及び熱伝導性のあるシート状の部材を貼り付けて、接触面15及び放熱面25の密着性を一層向上させることもできる。
被取付物をベース部に押し付ける構成は、放熱以外にも、例えば防水又は強固な連結等の用途に用いることができる。
上述したように、本発明の構成により被取付物の取付位置を調整できるので、本発明は、被取付物を他の部材に押し付けるだけでなく、被取付物の位置調整にも用いることができる。
1 取付構造
10 筐体(ベース部)
11 底部
12 側壁部
13 フィン
14 段差部
15 接触面
16 ネジ穴
17 テーパ収容部
20 基板ユニット(被取付物)
21 プリント基板
22 押付部材
23 取付部材
24 差込穴
25 放熱面
30 ネジ
31 ネジ溝
32 テーパ部
33 平坦部
34 ヘッド部

Claims (10)

  1. ネジ穴が形成されたベース部と、
    貫通穴である差込穴が形成された被取付物と、
    前記差込穴を通って前記ネジ穴に取り付けられ、ネジ溝とヘッド部との間に、当該ヘッド部に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部が形成されたネジと、
    を備え、
    前記ネジを前記差込穴に差し込んだ状態で前記ネジ穴に取り付けることで、前記テーパ部が前記差込穴の内壁を押圧して、前記被取付物が所定の位置まで移動することを特徴とする取付構造。
  2. 請求項1に記載の取付構造であって、
    前記被取付物が移動することで、当該被取付物が前記ベース部又は他の部材へ押し付けられることを特徴とする取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の取付構造であって、
    前記ネジの差込方向に垂直な面で切断した前記差込穴の断面には、直線状の部分があり、前記テーパ部が当該直線状の部分を押圧することで、前記被取付物が移動することを特徴とする取付構造。
  4. 請求項3に記載の取付構造であって、
    前記ネジの差込方向に垂直な面で切断した前記差込穴の断面形状は、円の一部を直線とした形状であることを特徴とする取付構造。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の取付構造であって、
    前記被取付物は、前記ヘッド部と前記ベース部との間に挟み込まれることで、当該ベース部に固定されることを特徴とする取付構造。
  6. 請求項5に記載の取付構造であって、
    前記ベース部には、前記ネジ穴よりも前記被取付物側に、前記ネジ穴よりも大径であって、前記ネジの前記テーパ部が収容されるテーパ部収容部が形成されていることを特徴とする取付構造。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の取付構造であって、
    前記被取付物は、当該被取付物の熱を外部に逃がすための放熱面を備えており、
    前記被取付物が移動することで、前記放熱面が前記ベース部又は他の部材へ押し付けられることを特徴とする取付構造。
  8. 請求項7に記載の取付構造であって、
    前記放熱面は、プリント基板で発生した熱を外部に逃がす部分であり、
    前記被取付物が移動することで、前記放熱面が、前記プリント基板を収容する筐体の壁部へ押し付けられることを特徴とする取付構造。
  9. ネジ穴が形成されたベース部と、
    貫通穴である差込穴が形成された被取付物と、
    前記差込穴を通って前記ネジ穴に取り付けられ、ネジ溝とヘッド部との間に、当該ヘッド部に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部が形成されるネジと、
    を備え、
    前記差込穴は、少なくとも前記ネジ溝及び前記テーパ部の小径部分よりも大きく、
    前記ベース部に前記被取付物が取り付けられたときに、前記テーパ部の最も径が大きい部分と、前記差込穴の内壁と、が接触していることを特徴とする取付構造。
  10. ネジ溝とヘッド部との間に、当該ヘッド部に近づくに連れて径が大きくなるテーパ部が形成されるネジを用いて、貫通穴である差込穴が形成された被取付物を、ネジ穴が形成されたベース部に取り付ける取付方法であって、
    前記ネジ穴と前記差込穴を合わせて前記ネジを挿入して当該ネジ穴に取り付けることで、前記テーパ部が前記差込穴の内壁を押圧して、前記被取付物が所定の位置まで移動する工程を含むことを特徴とする取付方法。
JP2013171307A 2013-08-21 2013-08-21 取付構造及び取付方法 Active JP6188211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013171307A JP6188211B2 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 取付構造及び取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013171307A JP6188211B2 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 取付構造及び取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015040582A true JP2015040582A (ja) 2015-03-02
JP6188211B2 JP6188211B2 (ja) 2017-08-30

Family

ID=52694861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013171307A Active JP6188211B2 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 取付構造及び取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6188211B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57127906U (ja) * 1981-02-04 1982-08-10
JPS59155308U (ja) * 1983-04-06 1984-10-18 日産自動車株式会社 パネル締結構造
JPS6161307U (ja) * 1984-09-27 1986-04-25
JPS62179409U (ja) * 1986-05-02 1987-11-14
JPH0430771U (ja) * 1990-07-03 1992-03-12
JPH056215U (ja) * 1991-07-08 1993-01-29 タナシン電機株式会社 段付きねじ
US5244327A (en) * 1992-04-29 1993-09-14 Whitesell Neil L Trailer bed fastener
JPH09303364A (ja) * 1996-05-20 1997-11-25 Goto Seibiyoushiyo:Kk ボルト締付け構造及びボルト
JPH10190257A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Nec Eng Ltd プリント基板の固定構造
US5797581A (en) * 1995-08-17 1998-08-25 Sherman; Norman Apparatus for positioning and mounting fixtures
JP2001111246A (ja) * 1999-10-13 2001-04-20 Mitsubishi Electric Corp 電子機器ボックス
JP2002009466A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 金属部品の接合方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57127906U (ja) * 1981-02-04 1982-08-10
JPS59155308U (ja) * 1983-04-06 1984-10-18 日産自動車株式会社 パネル締結構造
JPS6161307U (ja) * 1984-09-27 1986-04-25
JPS62179409U (ja) * 1986-05-02 1987-11-14
JPH0430771U (ja) * 1990-07-03 1992-03-12
JPH056215U (ja) * 1991-07-08 1993-01-29 タナシン電機株式会社 段付きねじ
US5244327A (en) * 1992-04-29 1993-09-14 Whitesell Neil L Trailer bed fastener
US5797581A (en) * 1995-08-17 1998-08-25 Sherman; Norman Apparatus for positioning and mounting fixtures
JPH09303364A (ja) * 1996-05-20 1997-11-25 Goto Seibiyoushiyo:Kk ボルト締付け構造及びボルト
JPH10190257A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Nec Eng Ltd プリント基板の固定構造
JP2001111246A (ja) * 1999-10-13 2001-04-20 Mitsubishi Electric Corp 電子機器ボックス
JP2002009466A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 金属部品の接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6188211B2 (ja) 2017-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6603665B1 (en) Heat dissipating assembly with thermal plates
JP2019009279A (ja) 電子部品の固定構造
JP6885194B2 (ja) 電子機器
JP5670447B2 (ja) 電子機器
JP2014239105A (ja) 電源回路基板及びシャーシとの取付構造
JP2016129187A (ja) ヒートスプレッダ及びトランスの放熱構造
JP6188211B2 (ja) 取付構造及び取付方法
JP2008192657A (ja) 電子機器
WO2016013363A1 (ja) 回路構成体
JP6501925B2 (ja) 放熱装置および放熱装置の組み立て方法
JP2018195606A (ja) 電子部品の固定構造
JP6892756B2 (ja) 放熱構造体
WO2022064842A1 (ja) 基板ユニット
JP6311694B2 (ja) 電子機器及び電子機器の製造方法
JP2015118985A (ja) 固定金具
JP6295746B2 (ja) 電子機器
JP5892691B2 (ja) 電子装置
JP4821825B2 (ja) ヒートシンクの取付構造
JP5072522B2 (ja) 接続構造
JP2016219641A (ja) ヒートシンク及び基地局用筐体
JP2013138160A (ja) ヒートシンク固定具、ヒートシンク固定方法並びにヒートシンク固定具を使用した電子部品
JP2010021387A (ja) ヒートシンク
JPH1098289A (ja) 電子部品の放熱構造
JP2008171854A (ja) 電子装置のための固定具
KR20100052069A (ko) 히트 싱크

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6188211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250