JP2015039901A - Heating device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両のシートベルト装置のウエビングに配置された発熱体の温度を制御する加熱装置に関する。 The present invention relates to a heating device that controls the temperature of a heating element disposed on a webbing of a seat belt device of a vehicle.
例えば、特許文献1に、ウエビングを介し効率良く乗員を暖めることができるシートベルト装置に関する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術によれば、制御部は、シートの配置とウエビングの引き出し量とから、乗員の体型およびウエビングのどの部位が乗員に接触するかを判定し、その判定結果にしたがい乗員の所定部位に接触するウエビングの部位を加熱することで、加熱部を小さくでき、かつ効率よく乗員を暖めることができる。 For example, Patent Document 1 discloses a technique related to a seat belt device that can efficiently warm an occupant via webbing. According to the technique disclosed in Patent Document 1, the control unit determines which body part of the occupant and the part of the webbing are in contact with the occupant from the arrangement of the seat and the amount of the webbing pulled out, and follows the determination result. By heating the part of the webbing that contacts the predetermined part of the occupant, the heating part can be made small and the occupant can be warmed efficiently.
しかしながら特許文献1に開示された技術によれば、ウエビングに配置された発熱体として加熱部40(図1)が開示されているが、加熱乃至停止のタイミングについての開示がなく、ウエビングの暖まり方が一定であり、不要な場合でも暖めるため、電力消費が高くなる虞れがある。また、乗員がシートに着座した後のウエビングの引き出し量で暖め方を決定しているため、例えば、冬場等においてはウエビング装着時、ウエビングの素材である合成繊維の冷たい感触により乗員に冷感を与え、したがって必ずしも快適な暖め方にはなっていない。 However, according to the technique disclosed in Patent Document 1, the heating unit 40 (FIG. 1) is disclosed as a heating element disposed on the webbing, but there is no disclosure about the timing of heating or stopping, and how to warm the webbing. Is constant and warms even when not necessary, so there is a risk that power consumption will be high. In addition, since the way of warming is determined by the pull-out amount of the webbing after the occupant is seated on the seat, for example, in winter, when wearing the webbing, the cold feeling of the synthetic fiber that is the material of the webbing makes the occupant feel cold Giving and therefore not necessarily a comfortable way to warm up.
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、ウエビングに配置された発熱体に対し、電力消費を抑制しつつ快適な暖め方を実現する、加熱装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a heating device that realizes a comfortable warming method while suppressing power consumption with respect to a heating element arranged on a webbing. To do.
上記した課題を解決するために本発明は、車両のシートベルト装置のウエビングに配置された発熱体と、前記発熱体を加熱可能な制御部と、前記車両のドアの開閉を検出するドア開閉検出部と、前記ウェビングの装着状態を検知するバックル装着検出部と、を備え、前記制御部は、前記ドア開閉検出部の検出結果、及び又は前記バックル装着検出部の検出結果に基づき、前記発熱体の温度を制御することを特徴とする加熱装置である。 In order to solve the above problems, the present invention provides a heating element disposed on a webbing of a vehicle seat belt device, a control unit capable of heating the heating element, and door opening / closing detection for detecting opening / closing of the door of the vehicle. And a buckle mounting detection unit that detects a mounting state of the webbing, and the control unit is configured to detect the heating element based on a detection result of the door opening / closing detection unit and / or a detection result of the buckle mounting detection unit. It is a heating device characterized by controlling the temperature of.
本発明において、前記制御部は、前記ドア開閉検出部で、前記ドアの前記閉から前記開への状態変化が検出されると、前記発熱体の加熱を開始することを特徴とする。 In the present invention, the control unit starts heating the heating element when the door opening / closing detection unit detects a change in the state of the door from the closed state to the open state.
本発明において、前記制御部は、前記発熱体の温度が第1の所定値になるように、前記発熱体の前記加熱を開始し、前記バックル装着検出部で、オフからオンへの状態変化が検出されると、前記発熱体の前記温度が前記第1の所定値よりも高い第2の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする。 In the present invention, the control unit starts the heating of the heating element so that the temperature of the heating element becomes a first predetermined value, and the buckle attachment detection unit changes the state from off to on. When detected, the heating of the heating element is controlled so that the temperature of the heating element becomes a second predetermined value higher than the first predetermined value.
本発明において、前記制御部は、前記バックル装着検出部でオフからオンへの状態変化が検出されてから第1の所定時間が経過した後、前記発熱体の前記温度が、前記第1の所定値よりも高く且つ前記第2の所定値よりも低い第3の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする。 In the present invention, after the first predetermined time has elapsed after the state change from off to on is detected by the buckle attachment detection unit, the control unit detects that the temperature of the heating element is the first predetermined value. The heating of the heating element is controlled to be a third predetermined value that is higher than the value and lower than the second predetermined value.
本発明において、前記制御部は、前記バックル装着検出部で、オンからオフへの状態変化が検出されてから第2の所定時間が経過した後、前記発熱体の前記温度が前記第1の所定値よりも低い第4の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする。 In the present invention, the control unit detects the temperature of the heating element after the second predetermined time has elapsed after the buckle wearing detection unit detects a change in state from on to off. The heating of the heating element is controlled to be a fourth predetermined value lower than the value.
本発明において、前記制御部は、前記バックル装着検出部で、オンからオフへの状態変化が検出されてから前記第2の所定時間が経過するまでの間、前記発熱体の前記温度が前記第1の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする。 In the present invention, the control unit detects the temperature of the heating element until the second predetermined time elapses after the buckle wearing detection unit detects a change in state from on to off. The heating of the heating element is controlled to be a predetermined value of 1.
本発明において、前記制御部は、前記バックル装着検出部でオフからオンへの状態変化が検出されると前記発熱体の加熱を開始することを特徴とする。 In the present invention, the control unit starts heating the heating element when a change in state from off to on is detected by the buckle wearing detection unit.
本発明において、前記車両の駆動部の駆動状態を検出する駆動状態検出部を更に有し、前記制御部は、前記駆動状態検出部で前記車両の前記駆動部のオンからオフへの状態変化が検出されると前記発熱体の加熱を停止し、前記駆動部が前記オン状態である限り、前記バックル装着検出部でオンからオフへの状態変化が検出された後、前記発熱体の加熱を継続することを特徴とする。 In the present invention, it further includes a drive state detection unit that detects a drive state of the drive unit of the vehicle, and the control unit detects a change in the state of the vehicle drive unit from on to off in the drive state detection unit. When detected, heating of the heating element is stopped, and as long as the drive unit is in the on state, heating of the heating element is continued after a change in state from on to off is detected by the buckle mounting detection unit. It is characterized by doing.
本発明によれば、ウエビングに配置された発熱体に対し、電力消費を抑制しつつ快適な暖め方を実現する、加熱装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the heating apparatus which implement | achieves the comfortable warming method can be provided, suppressing power consumption with respect to the heat generating body arrange | positioned at webbing.
以下、本発明の実施の形態(以下、単に本実施形態という)の加熱装置について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, a heating apparatus according to an embodiment of the present invention (hereinafter simply referred to as the present embodiment) will be described in detail with reference to the drawings.
(実施形態の構成)
図1は、車両10に備えたシート20とシートベルト装置30を側方から見た状態で表している。図2は、車室11に設置されたシート20とシートベルト装置30を、正面から見た状態で表している。図1及び図2に示されたシート20は、運転者Mn(乗員Mn)が座る運転席として例示されている。また、シートベルト装置30は、運転者Mnのための装置を例示している。
(Configuration of the embodiment)
FIG. 1 shows a
シート20は、シートクッション21とシートバック22とヘッドレスト23とからなる。シートベルト装置30は、シート20に着座した乗員Mnをウェビング31(シートベルトともいう)によって拘束するものであり、リトラクタ41を備えている。シートベルト装置30によれば、乗員Mnの一方の肩部と腰部を同時に拘束するウエビング31を、リトラクタ41によって巻き取ることができる。
The
このシートベルト装置30は、ウエビング31をアッパアンカ32とセンタアンカ33とロアアンカ34の、3つのアンカによって支持する3点支持式の構成である。アッパアンカ32は、車体12の側部において、上部に設けられている。センタアンカ33は、シート20に対し、アッパアンカ32とは反対側の下部に設けられている。ロアアンカ34は、アッパアンカ32側の下部に設けられている。
The
ウエビング31は、乗員Mnの一方の肩部を拘束するショルダベルト31aと、乗員Mnの腰部を拘束するラップベルト31bとからなる。ショルダベルト31aとラップベルト31bとの間31c(折返し部31c)には、タング35が、ウエビング31を挿通し且つ移動可能に設けられている。このタング35は、センタアンカ33に固定されたバックル36に対して、取外し可能にワンタッチで装着される構成である。
The
バックル36は、バックルスイッチ37を内蔵している。このバックルスイッチ37は、バックル36にタング35が装着されているときにオフ作動し、バックル36からタング35が解除されたときに、オフ状態からオン状態に反転する構成である。つまり、バックルスイッチ37は、ウエビング31が装着状態のときにオフ(オフ)信号を発し、ウエビング31が非装着状態(外れた状態)のときに、オン(オン)信号を発する。このようなバックルスイッチ37は、ベルト31の装着状態を検知するバックル装着検出部に相当する。
The
なお、図2に示すように、センタアンカ33は、ベルト引込み部38に連結されている。このベルト引込み部38は、車体12に取り付けられており、センタアンカ33を車体12のフロア12aへ向かって引き込み作動をするとともに、元に戻すように戻し作動をするものであって、アクチュエータ39により駆動される。このようなベルト引込み部38は、例えばラックアンドピニオン機構によって構成されており、アクチュエータ39によってピニオンが回転駆動されることにより、ラックに連結されたセンタアンカ33を車体上下方向にスライドさせることができる。アクチュエータ39は、例えば電動モータからなる。
As shown in FIG. 2, the
ここで、タング35がバックル36に装着されている状態における、ベルト引込み部38の作用を説明する。アクチュエータ39がベルト引込み部38を引き込み駆動することによって、ベルト引込み部38はセンタアンカ33をフロア12a側(矢印Re方向)へ引き込む。このため、タング35とウエビング31の一部31c(折返し部31c)は、フロア12a側へ引き込まれる。この結果、ショルダベルト31a及びラップベルト31bは、フロア12a側へ引き込まれる。このようにして、乗員Mn(図1参照)の腰部に対するラップベルト31bの弛みを除くことができる。その後、アクチュエータ39が停止することによって、ベルト引込み部38は停止した状態を維持する。この結果、ショルダベルト31a及びラップベルト31bは、引き込まれた状態を維持する。
Here, the operation of the
その後、アクチュエータ39がベルト引込み部38を戻し駆動することによって、ベルト引込み部38はベルト引込み部38がセンタアンカ33をフロア12aとは反対側(矢印Reに対して反対側)へ戻す。このため、タング35及び折返し部31cは元の位置に戻る。この結果、ショルダベルト31a及びラップベルト31bは緩められる。このようにして、乗員Mnの腰部に対するラップベルト31bの弛みを設けることができる。その後、アクチュエータ39が停止することによって、ベルト引込み部38は元の位置で停止した状態を維持する。この結果、ショルダベルト31a及びラップベルト31bは、緩められた状態を維持する。
Thereafter, the
以上の説明から明らかなように、ベルト引込み部38は、ウエビング31が乗員Mnを拘束するようにベルトリール42によって巻き取られる方向Diに対して、逆方向Reにウエビング31の一部31c(折返し部31c)を引き込む構成である。
As is clear from the above description, the
制御部50は、電動モータへ供給される駆動電流の通電量を制御することにより、リトラクタ41の動作を制御する。制御部50により制御されるリトラクタ41は、乗員Mnの姿勢を保持するための電気式プリテンショナとして構成されている。シート20に乗車した乗員11は、車両の緊急時や走行状態の不安定時に、ウェビング31による保護・拘束を受け、姿勢や位置の変化を抑止され、望ましい安全状態に保持される。制御部50は、更に、ウエビング装着時、ラップベルト31bの乗員の腹部に当たる位置に収容されたヒータ部材310の温度制御も行う。
The
図3に示すように、ラップベルト31bは、合成繊維を縫合し、または接着した二重構造になっており、内部に発熱体として柔軟なフィルム状のヒータ部材310が埋め込まれているものとする。これにより、装着性は従来のラップベルトと変化が無いようになっている。ラップベルト31bの一端はロアアン34により車室下部の車体部分に固定されている。
As shown in FIG. 3, the
図4に制御部50の周辺の構成が本実施形態の加熱装置40として示されている。本実施形態の加熱装置40は、制御部50を制御中枢とし、発熱体であるウエビング31(ラップベルト31b)に収容されたヒータ部材310と、バックル装着検出部37(バックルスイッチ)と、ドア開閉検出部51と、駆動状態検出部52とを含み構成される。
FIG. 4 shows a configuration around the
図4に示すように、制御部50には、CAN(Controller Area Network)バス53経由で、ドア開閉検出部51と、駆動状態検出部52と、バックル装着検出部37とが接続される。ドア開閉検出部51は、車両のドア近傍に設置されたドアスイッチのオン/オフ(開閉)状態を、駆動状態検出部52は、イグニッションスイッチのオン/オフ状態を、バックル装着検出部37は、バックル36の装着状態(バックルイスイッチ37のオン/オフ)をそれぞれ検出し、制御部50は、これを状態変化(イベント)として認識する。
As shown in FIG. 4, a door open /
制御部50は、ドア開閉検出部51の検出結果、及び又はバックル装着検出部37の検出結果に基づき、発熱体であるヒータ部材310の温度を制御する。制御部50の温度制御に関する状態遷移が図5に、温度制御の具体例が図6にタイミング図で示されている。
The
制御部50は、ドア開閉検出部51で、ドアの閉から開への状態変化(イベント)が検出されると、ヒータ部材310の加熱を開始する。このとき制御部50は、ヒータ部材310の温度が第1の所定値(例えば、図6の20℃の低温作動)になるように、ヒータ部材310の加熱を開始し、バックル装着検出部53で、オフからオンへの状態変化が検出(イベント)されると、ヒータ部材310の温度が第1の所定値よりも高い第2の所定値(例えば、図6の60℃の高温作動)になるようにヒータ部材310の加熱を制御する。
When the door opening /
制御部50は、バックル装着検出部37でオフからオンへの状態変化(イベント)が検出されてから第1の所定時間(例えば、500[ms])が経過した後、ヒータ部材310の温度が、第1の所定値よりも高く且つ第2の所定値よりも低い第3の所定値(例えば、図6の40℃の中温状態)になるようにヒータ部材310の加熱を制御する。
After the first predetermined time (for example, 500 [ms]) elapses after the buckle
制御部50は、バックル装着検出部37で、オンからオフへの状態変化が検出されてから第2の所定時間(例えば、5[s])が経過した後、ヒータ部材310の温度が第1の所定値よりも低い第4の所定値(例えば、図4の10℃の超低温作動)になるようにヒータ部材310の加熱を制御する。
After the second predetermined time (for example, 5 [s]) elapses after the buckle
制御部50は、バックル装着検出部37で、オンからオフへの状態変化(イベント)が検出されてから第2の所定時間が経過するまでの間、ヒータ部材310の温度が第1の所定値になるようにヒータ部材310の加熱を制御する。
The
制御部50は、バックル装着検出部37でオフからオンへの状態変化(イベント)が検出されるとヒータ部材310の加熱を開始する。
The
制御部50は、駆動状態検出部52で車両10の駆動部(図示省略したイグニッションスイッチ)のオンからオフへの状態変化(イベント)が検出されるとヒータ部材310の加熱を停止し、駆動部がオン状態である限り、バックル装着検出部37でオンからオフへの状態変化が検出された後、ヒータ部材310の加熱を継続する。
When the drive
(実施形態の動作)
以下、本実施形態の加熱装置40の動作について、図7のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
(Operation of the embodiment)
Hereinafter, operation | movement of the
制御部50は、バックル装着検出部37と、ドア開閉検出部51と、駆動状態検出部52の出力を、CANバス53経由で、常時、一定間隔で監視している。このため、制御部50は、ドア開閉検出部51の出力によりドアが閉状態から開状態に変化するイベントを検出すると(ステップS101”YES”)、ラップベルト31bに収容されたヒータ部材310の加熱を開始する。このとき、制御部50は、ラップベルト31b内部に収容されたヒータ部材310の温度が、例えば図6に示すように、20℃程度の温度になるように低温作動制御を行う(ステップS102)。
The
このように、制御部50は、ドア開閉検出部51で、ドアの閉から開への状態変化が検出されるとヒータ部材310の加熱を開始するため、乗員がウェビング31装着前にラップベルト31bを暖めることができる。したがって、ラップベルト31bの装着時に乗員に冷たい感触等を与えることがなくなるため、快適性が向上する。
As described above, the
次に、制御部50は、バックル装着検出部37の出力がオフからオンへ変化するイベントを検出すると(ステップS103”YES”)、ラップベルト31b内部に収容されたヒータ部材310の温度が、20℃から、例えば、図6の60℃程度の高温になるように急激な高温作動による加熱制御を行う(ステップS104)。そしてその状態が500[ms]継続すると(ステップS105”YES”)、制御部50は、ラップベルト31bのヒータ部材310の温度が、60℃程度の高温状態から、例えば、図6の40℃の中温状態になるようにヒータ部材310の加熱制御を行う(ステップS106)。
Next, when the
このように、制御部50は、発熱体であるヒータ部材310の温度が第1の所定値(例えば20℃の低温作動)になるように加熱を開始し、バックル装着検出部37で、オフからオンへの状態変化が検出されると、ヒータ部材310の温度が第1の所定値よりも高い第2の所定値(例えば、60℃の高温作動)になるように加熱制御する。このため、ウエビング31装着時には急激な加熱によりラップベルト31bが十分に暖まるため、特に、冬場等の使用において快適性が増す。また、制御部50は、バックル装着検出部37でオフからオンへの状態変化が検出されてから第1の所定時間(例えば、500[ms])が経過した後、ヒータ部材310の温度が、第1の所定値よりも高く且つ第2の所定値よりも低い第3の所定値(例えば、40℃の中温作動)になるように加熱制御することで、高温作動を継続する場合に比較して電力消費を抑制でき、その結果、快適性と省電力化を両立させることができる。
In this way, the
続いて、制御部50は、バックル装着検出部37の出力がオンからオフへ変化するイベントを検出すると(ステップS107”YES”)、ラップベルト31bの内部に収容されたヒータ部材310の温度を、例えば、図6に示すように、40℃の中温状態から20℃の低温状態になるように低温作動による加熱制御を行う(ステップS108)。そして、その低温状態が5[s]程度継続すると(ステップS109”YES”)、制御部50は、ヒータ部材310の温度を、更に低い、例えば、図6の10℃の超低温状態になるように加熱制御する(ステップS110)。
Subsequently, when the
このように、制御部50は、バックル装着検出部37で、オンからオフへの状態変化が検出されてから第2の所定時間(例えば、5[s])が経過するまでの間、ヒータ部材310の温度が第1の所定値になるように加熱を制御する。このため、乗員がウエビング31を外して車室外へ出ようとするときにヒータ部材310は、中温作動から低温作動に切り替わるため無駄な電力を抑制し、省電力化に寄与することができる。また、制御部50は、低温作動に切り換えてから第2の所定時間が経過した後、ヒータ部材310の温度を、第1の所定値よりも低い第4の所定値(例えば、10℃程度の超低温作動)になるように制御する。このように、低温作動を細分化してそれぞれを制御することでより一層の省電力化が可能になる。
As described above, the
次に、駆動状態検出部52で車両1の駆動部(イグニッションスイッチ)のオンからオフへの状態変化(イベント)が検出されると(ステップS111”YES”)、制御部50は、ラップベルト31bの内部に収容されたヒータ部材310の加熱を停止する(ステップS112)。但し、制御部50は、エンジンが動いている限り(ステップS111”NO”)、低温作動による加熱制御(ステップS108)、あるいは超低温作動による加熱制御(ステップS110)を継続する。したがって、駆動状態検出部52がオン状態のまま、すなわち、エンジンが駆動状態にあって、例えば、乗員が一時車室外へ出ても、ラップベルト13bに収容されたヒータ部材310は、低温作動、または超定温作動による温度制御が継続されるため、乗員が再び車室内へ戻ったときの快適性を継続することができる。
Next, when the driving
なお、図7のフローチャートでは図示省略したが、制御部50は、バックル装着検出部37でオフからオンへの状態変化が検出されるとヒータ部材310の加熱を開始してもよい。この場合、乗員がウエビング31を装着してはじめてラップベルト31b内部に収容されたヒータ部材310が加熱されるため、ドアが開いた状態で加熱を開始する場合に比べ、電力消費を抑制することができる。
Although not shown in the flowchart of FIG. 7, the
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態の加熱装置40によれば、制御部50が、ドア開閉検出部51の検出結果、及び又はバックル装着検出部37の検出結果に基づき、発熱体であるウエビング31のラップベルト31bに収容されたヒータ部材310の温度を制御することにより、電力消費を抑制しつつ乗員に対して快適な暖め方を実現することができる。
(Effect of embodiment)
As described above, according to the
なお、本実施形態の加熱装置40によれば、ラップベルト31bに発熱体であるヒータ部材310が収容され、このヒータ部材310を加熱制御して乗員に快適性を与えるものとして説明したが、発熱体はヒータ部材310に限らず、また、その収容形態は埋め込み実装に限らず、更に、その収容箇所はラップベルト31bに制限されない。
In addition, according to the
10…車両、30…シートベルト装置、31…ウエビング(31a…ショルダベルト、31b…ラップベルト)、36…バックル、37…バックルスイッチ(バックル装着検出部)、40…加熱装置、50…制御部、51…ドア開閉検出部、52…駆動状態検出部、53…CANバス、310…ヒータ部材(発熱体)
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記発熱体を加熱可能な制御部と、
前記車両のドアの開閉を検出するドア開閉検出部と、
前記ウェビングの装着状態を検知するバックル装着検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記ドア開閉検出部の検出結果、及び又は前記バックル装着検出部の検出結果に基づき、前記発熱体の温度を制御することを特徴とする加熱装置。 A heating element disposed on a webbing of a vehicle seat belt device;
A control unit capable of heating the heating element;
A door opening / closing detection unit for detecting opening / closing of the door of the vehicle;
A buckle wearing detector for detecting the wearing state of the webbing;
With
The controller is
A heating apparatus that controls the temperature of the heating element based on a detection result of the door opening / closing detection unit and / or a detection result of the buckle mounting detection unit.
前記ドア開閉検出部で、前記ドアの前記閉から前記開への状態変化が検出されると、前記発熱体の加熱を開始することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。 The controller is
The heating device according to claim 1, wherein when the door opening / closing detection unit detects a change in the state of the door from the closed state to the open state, heating of the heating element is started.
前記発熱体の温度が第1の所定値になるように、前記発熱体の前記加熱を開始し、前記バックル装着検出部で、オフからオンへの状態変化が検出されると、前記発熱体の前記温度が前記第1の所定値よりも高い第2の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする請求項2記載の加熱装置。 The controller is
The heating of the heating element is started so that the temperature of the heating element becomes a first predetermined value, and when the state change from OFF to ON is detected by the buckle mounting detection unit, The heating apparatus according to claim 2, wherein the heating of the heating element is controlled so that the temperature becomes a second predetermined value higher than the first predetermined value.
前記バックル装着検出部でオフからオンへの状態変化が検出されてから第1の所定時間が経過した後、前記発熱体の前記温度が、前記第1の所定値よりも高く且つ前記第2の所定値よりも低い第3の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする請求項3記載の加熱装置。 The controller is
After the first predetermined time has elapsed since the state change from OFF to ON was detected by the buckle attachment detection unit, the temperature of the heating element is higher than the first predetermined value and the second The heating apparatus according to claim 3, wherein the heating of the heating element is controlled to be a third predetermined value lower than the predetermined value.
前記バックル装着検出部で、オンからオフへの状態変化が検出されてから第2の所定時間が経過した後、前記発熱体の前記温度が前記第1の所定値よりも低い第4の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする請求項4記載の加熱装置。 The controller is
A fourth predetermined value in which the temperature of the heating element is lower than the first predetermined value after a second predetermined time has elapsed after the buckle wearing detection unit detects a state change from on to off. The heating apparatus according to claim 4, wherein the heating of the heating element is controlled so as to become.
前記バックル装着検出部で、オンからオフへの状態変化が検出されてから前記第2の所定時間が経過するまでの間、前記発熱体の前記温度が前記第1の所定値になるように前記発熱体の前記加熱を制御することを特徴とする請求項1記載の加熱装置。 The controller is
The temperature of the heating element is set to the first predetermined value until the second predetermined time elapses after the buckle wearing detection unit detects a change in state from on to off. The heating apparatus according to claim 1, wherein the heating of the heating element is controlled.
前記バックル装着検出部でオフからオンへの状態変化が検出されると前記発熱体の加熱を開始することを特徴とする請求項1記載の加熱装置。 The controller is
The heating apparatus according to claim 1, wherein heating of the heating element is started when a state change from off to on is detected by the buckle wearing detection unit.
前記制御部は、
前記駆動状態検出部で前記車両の前記駆動部のオンからオフへの状態変化が検出されると前記発熱体の加熱を停止し、前記駆動部が前記オン状態である限り、前記バックル装着検出部でオンからオフへの状態変化が検出された後、前記発熱体の加熱を継続することを特徴とする請求項1記載の加熱装置。 A driving state detecting unit for detecting a driving state of the driving unit of the vehicle;
The controller is
When the driving state detection unit detects a change in the state of the driving unit of the vehicle from on to off, heating of the heating element is stopped, and as long as the driving unit is in the on state, the buckle mounting detection unit The heating device according to claim 1, wherein heating of the heating element is continued after a change in state from on to off is detected.
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