JP2015037497A - 電気湯沸器 - Google Patents
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(1)請求項1の発明の課題解決手段
この発明の電気湯沸器では、内容器を収納支持すると共に、底部側に受電部を有する容器本体と、該容器本体の後部に設けられた把手部と、上記容器本体の上部にあって上記内容器上部の開口を閉じる蓋体と、上記容器本体の上端側前部に設けられた湯注出口部と、上記内容器の底部に設けられた湯沸し用の面状ヒータと、該内容器底部の面状ヒータに対応して設けられた空焚き検知手段と、上記容器本体の受電部と任意に接続され、同受電部を介して上記面状ヒータ等に電源を供給する給電部を有した電源台とを備えてなる電気湯沸かし器において、上記空焚き検知手段を、上記内容器底部の湯注出時において湯と接触しなくなる部分に対応させて設け、上記容器本体が上記電源台から分離された湯注出時における内容器底部の部分的な空焚き状態をも検出できるようにしたことを特徴としている。
なっている。
(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の電気湯沸器では、上記請求項1の発明の課題解決手段において、湯注出時において湯と接触する部分が容器本体の湯注出口側であり、湯注出時において湯と接触しなくなる部分が容器本体の把手側であることを特徴としている。
(3)請求項3の発明の課題解決手段
この発明の電気湯沸器では、上記請求項1または2の発明の課題解決手段において、内容器底部の面状ヒータによる発熱量が、湯注出時において湯と接触する部分と湯注出時において湯と接触しなくなる部分とで、相互に異なる発熱量となっていることを特徴としている。
(4)請求項4の発明の課題解決手段
この発明の電気湯沸器では、上記請求項1、2または3の発明の課題解決手段において、内容器底部の面状ヒータによる発熱量が、湯注出時において湯と接触する部分の発熱量よりも、湯注出時において湯と接触しなくなる部分の発熱量の方が大きくなっていることを特徴としている。
(電気湯沸器本体の構成)
すなわち、この実施の形態の電気湯沸器は、例えば図1および図2に示すように、内側に貯湯用の内容器3、上部に蓋体4、後部に把手8を備えた容器本体1と、該容器本体1が着脱可能に載置され、該載置状態で当該容器本体1の電装品部の電源回路に電源を供給する電源台2とからなっている。
(内容器の構成)
内容器3は、例えば図5〜図8に示すように、1枚板構造の略等径のステンレス製(合成樹脂製も可)の筒体部31と、該筒体部31の底部側開口部に同開口部を閉じるように外周囲を閉蓋状態で溶接一体化された同じくステンレス製の底板(少し厚め)32とからなっており、該底板32の底面部に上記湯沸しヒータ5が設けられている。底板32は、上記筒体部31の底部側開口部内周に設けた所定の幅の接合用フランジ部に対応する所定の幅の外周側環状のフラット部32aと、その内側の少し段下がりして上方に向けて緩やかな凹球面形状となった球面部32bとからなっており、上記フラット部32aが上記筒体部31の接合用フランジ部に溶接されて筒体部31と一体になり、当該内容器3の底壁部を形成している。そして、同一体化状態において、該内容器3の内周面全体には、例えば粒子状の土鍋粉末やセラミック粉末を混入したフッ素樹脂がコーティングされる。
(湯沸しヒータの構成)
湯沸しヒータ5は、上記底板32の球面部32bに対して所定の絶縁層(絶縁ガラス層など)51を介して印刷された所定の厚さ、所定の幅の面状ヒータ(帯状ヒータ)よりなり、例えば図3および図9に示すように、上記球面部32bの中心部側に位置し、A−A´軸(図9参照)を挟んで左右対称に設けられている一対の給電部(給電用電源端子部)52a、52bを始点(および終点)として、上記球面部32bの一部扇形部分(A−A´軸上の前端側に位置)のみを残して、上記球面部32bの全体に亘り所定の隣接間隔をおいて、決して相互にクロスさせることなく、所望に屈曲させながら、一筆書き状に連続させて、可能な限り均一に配設した相互に軸対称な左右一対(2組)のウイングパターン(蝶が羽根を広げた形状)のものよりなっている。そして、その下面側(表面側)にも、上記球面部32b側と同様の絶縁層51が印刷されている。
(電装部の構成)
上記電装部6は、例えば図4に示されるように、耐熱性のある合成樹脂成形体よりなる電装用基体(基板兼用の筐体)を中心とし、同電装用基体に形成した各種電装品設置部に、例えば電源端子、スイッチ機構、空焚き検知手段等の各種電装品を設けて構成されている。この実施の形態の場合、上記空焚き検知手段としては、例えば円盤構造のバイメタルが採用されている。
(電源台の構成)
さらに、図1において、符号2は卓上型の電源台であり、その中央部には、上記筒体構造の受電カプラ21のガイド筒21a内に嵌合される同じく筒体構造の給電カプラ11が所定の高さ上方に突出して設けられている一方、裏面側には電源コードの収納空間が設けられている。
(蓋体部分の構成)
蓋体4は、例えば合成樹脂製の上板41と該上板41に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板42と、その下方側の金属製の内カバー43とからなっており、上記肩部材1c内側の開口部に対して上下方向に着脱自在に嵌合されている。上記上板41および下板42間の空間は、必要に応じて断熱材を充填した断熱構造体に形成されるとともに、下板42の一部には、下方から上方に向けて沸騰検知用の蒸気導入通路44が設けられている。
(空焚き検知用バイメタルの誤検知対策)
ところで、上述のように、内容器3加熱用の湯沸しヒータ5として、以上のような面状ヒータ構造を採用した場合、ヒータ部の加熱効率が高く、きわめて迅速な湯沸しを行なえる反面、内容器3のヒータ部に対応した部分のみが局部的に加熱され、内容器3内面のヒータ部に対応した部分に局部的に多数の泡の発生が生じる。そして、この多数の泡が、やがて合体し、大きな泡となる。この場合、複数本の面状ヒータが相互に隣接していると、それら隣り合って生じる泡が合体して、さらに大きな泡となる。
(湯の注出に伴う部分的な空焚き状態の検知構造)
内容器3の底部における部分的な空焚き状態は、上述のような湯沸し時における泡の合体による場合だけでなく、例えば次の場合のような湯の注出時にも発生する。
(変形例)
なお、以上の実施の形態の構成では、上記内容器3底部の空焚き検知手段として、円盤状のバイメタル25A、25Bを採用したが、同空焚き検知手段は、例えばサーミスタに変更することもできる。
Claims (4)
- 内容器を収納支持すると共に、底部側に受電部を有する容器本体と、該容器本体の後部に設けられた把手部と、上記容器本体の上部にあって上記内容器上部の開口を閉じる蓋体と、上記容器本体の上端側前部に設けられた湯注出口部と、上記内容器の底部に設けられた湯沸し用の面状ヒータと、該内容器底部の面状ヒータに対応して設けられた空焚き検知手段と、上記容器本体の受電部と任意に接続され、同受電部を介して上記面状ヒータ等に電源を供給する給電部を有した電源台とを備えてなる電気湯沸かし器において、上記空焚き検知手段を、上記内容器底部の湯注出時において湯と接触しなくなる部分に対応させて設け、上記容器本体が上記電源台から分離された湯注出時における内容器底部の部分的な空焚き状態を検出できるようにしたことを特徴とする電気湯沸かし器。
- 湯注出時において湯と接触する部分が容器本体の湯注出口部側であり、湯注出時に
おいて湯と接触しなくなる部分が容器本体の把手部側であることを特徴とする請求項
1記載の電気湯沸器。 - 内容器底部の面状ヒータによる発熱量が、湯注出時において湯と接触する部分と湯注出時において湯と接触しなくなる部分とで、相互に異なる発熱量となっていることを特徴とする請求項1または2記載の電気湯沸器。
- 内容器底部の面状ヒータによる発熱量は、湯注出時において湯と接触する部分の発熱量よりも、湯注出時において湯と接触しなくなる部分の発熱量の方が大きくなっていることを特徴とする請求項1、2または3記載の電気湯沸器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106361142A (zh) * | 2016-11-08 | 2017-02-01 | 天津市山谷环保科技有限公司 | 一种底部上水防干烧的电热水壶 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61143515U (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-04 | ||
US5866878A (en) * | 1996-01-25 | 1999-02-02 | Seb S.A. | Kettle with power connector module |
JP2011240075A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気ケトル |
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2013
- 2013-08-19 JP JP2013169646A patent/JP6197166B2/ja active Active
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CN106361142A (zh) * | 2016-11-08 | 2017-02-01 | 天津市山谷环保科技有限公司 | 一种底部上水防干烧的电热水壶 |
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