JP2015037241A - アンテナ装置及び携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1及び第2アンテナ間のアンテナ相関係数を改善すること。
【解決手段】アンテナ装置1は、携帯端末に内蔵される基板11の一端に設けられ、電波の受信を行う第1アンテナ12と、基板11の他端に設けられ、電波の送受信を行う第2アンテナ13と、基板11の一端側に設けられ、第1アンテナ12に給電を行う第1給電手段14と、基板11の他端側に設けられ第2アンテナ13に給電を行う第2給電手段15と、を備える。基板11には、第1給電手段14と第2給電手段15とを結ぶ線と平行に延在し、一端が第1給電手段14と第2給電手段15との略中心で基板11のグランドに接続され、他端が第1給電手段14近傍で解放された導体部材16が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、MIMO(multiple-input and multiple-output)技術を用いた複数アンテナによる送受信が可能なアンテナ装置及び携帯端末に関するものである。
近年、スマートフォンなどの携帯端末の普及に伴うデータ通信量の増大に対応すべく、LTE(Long Term Evolution)方式によるサービスが普及してきている。LTEにおいては、MIMO技術による複数アンテナでの送受信が可能となるため、伝送速度(以降スループット)の高速化が見込める。このスループットを決定する要素の一つにアンテナ相関係数がある。アンテナ相関係数が劣化するとスループットが低下する。スループットが低下しないようなアンテナ相関係数は、例えば、約0.5以下と言われている。アンテナ相関係数は、アンテナ利得と位相の指向性から算出される。一般的に、アンテナ相関係数は、2つのアンテナ間の距離が近いほど劣化し、アンテナ間距離が、およそλ/2以上のとき無相関となる。このλ/2の距離は送受信する電波の周波数に関係する。スマートフォンなどの携帯端末が通信に使用する周波数帯である700MHz〜2.7GHzを用いて計算すると、例えば、800MHz帯でλ/2は188mm程度、2.1GHz帯でλ/2は72mm程度となる。
例えば、スマートフォンなどの携帯端末のアンテナは、携帯端末の端部にそれぞれ配置さていれる(特許文献1乃至3参照)。そのアンテナ間距離は、ほぼ携帯端末の長さに相当する。スマートフォンなどのサイズは、例えば、4〜5インチ程度なので、携帯端末の上下端の長さは100〜130mm程度、つまりアンテナ間距離も100〜130mm程度である。
特開2013−081119号公報 特開2012−085034号公報 特開2012−075021号公報 国際公開第2011/102143号 国際公開第2012/140814号
このように、小型の携帯端末では、700〜900MHz帯という低い周波数帯ではアンテナ間距離がλ/2以上の距離を保つことが困難となる。このため、携帯端末のアンテナ相関係数が劣化することは明らかであり、その改善が強く望まれている。この問題に対し、例えば、インピーダンス調整により低相関化を実現するアンテナ装置が知られているが(特許文献4参照)、低相関化する周波数でのアンテナ利得の低下や、低相関化が可能な帯域が狭いことが問題となり得る。また、近接するアンテナエレメントの給電線路にスリーブ素子を設けて低相関化を実現するアンテナ装置が知られているが(特許文献5参照)、特に小型化が要求される実際の携帯端末の実装形態を考慮すると実現が困難となり得る。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、第1及び第2アンテナ間のアンテナ相関係数を改善できるアンテナ装置及び携帯端末を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
携帯端末に内蔵される基板の一端に設けられ、電波の受信を行う第1アンテナと、
前記基板の他端に設けられ、電波の送受信を行う第2アンテナと、
前記基板の前記一端側に設けられ、前記第1アンテナに給電を行う第1給電手段と、
前記基板の他端側に設けられ、前記第2アンテナに給電を行う第2給電手段と、を備えるアンテナ装置であって、
前記基板には、前記第1給電手段と前記第2給電手段とを結ぶ線と平行に延在し、一端が前記第1給電手段と前記第2給電手段との略中心であり前記基板のグランドに接続され、他端が前記第1給電手段近傍で解放された導体部材が設けられている、ことを特徴とするアンテナ装置。
である。
本発明によれば、第1及び第2アンテナ間のアンテナ相関係数を改善したアンテナ装置及び携帯端末を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の概略的な構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の概略的な構成を示す斜視図である。 従来のアンテナ装置の構成を示す図である。 従来のアンテナ装置を電磁界シミュレータにより解析した結果であり、リターンロスを示す図である。 従来のアンテナ装置のアンテナ放射効率を示す図である。 従来のアンテナ装置のアンテナ相関係数を示す図である。 球状の全方位データに基づいてアンテナ相関係数を算出したときの座標軸を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置について電磁界シミュレータにより算出したリターンロスを示す図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置のアンテナ放射効率を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置のアンテナ相関係数を示す図である。 従来のアンテナ装置の放射特性を示す図である。 従来のアンテナ装置のXY面におけるアンテナ位相特性を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置のアンテナ放射特性を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の位相特性を示す図である。 従来のアンテナ装置における電流分布を解析した結果を示す図である。 図16に示す電流分布を簡略化して表現した図である。 Z軸方向のみに流れる電流の特性を示すダイポールモデル図である。 ダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ放射特性を示す図である。 ダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ位相特性を示す図である。 ダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ相関係数を示す図である。 X軸からZ軸に流れる電流の特性を示すダイポールモデル図である。 図22に示すダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ放射特性を示す図である。 図22に示すダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ位相特性を示す図である。 ダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ相関係数を示す図である。 本発明の他実施の形態に係るアンテナ装置の概略的な構成を示す平面図である。 本発明の他実施の形態に係るアンテナ装置の概略的な構成を示す斜視図である。 図26及び図27に示すアンテナ装置のアンテナ放射効率を示す図である。 図26及び図27に示すアンテナ装置のアンテナ位相特性を示す図である。 図26及び図27に示すアンテナ装置のアンテナ相関係数を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の機能ブロック図である。アンテナ装置1は、携帯端末に内蔵される基板11の一端に設けられ、電波の受信を行う第1アンテナ12と、基板11の他端に設けられ、電波の送受信を行う第2アンテナ13と、基板11の一端側に設けられ、第1アンテナ12に給電を行う第1給電手段14と、基板11の他端側に設けられ、第2アンテナ13に給電を行う第2給電手段15と、を備えている。基板11には、第1給電手段14と第2給電手段15とを結ぶ線と平行に延在する導体部材16が設けられている。導体部材16の一端は、第1給電手段14と第2給電手段15との略中心となる基板11のグランドに接続されている。導体部材16の他端は、第1給電手段14近傍で解放されている。これにより、第1及び第2アンテナ12、13間のアンテナ相関係数の劣化に繋がる第1及び第2給電手段14、15を結ぶ線方向に流れる電流に対して、その逆位相電流を発生させ抑制することができる。したがって、第1及び第2アンテナ12、13間のアンテナ相関係数を改善できる。
図2は、本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の概略的な構成を示す平面図である。図3は、本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の概略的な構成を示す斜視図である。本実施の形態に係るアンテナ装置1は、電波の受信を行う第1アンテナエレメント2と、電波の送受信を行う第2アンテナエレメント3と、第1アンテナエレメント2に給電を行う第1給電部4と、第2アンテナエレメント3に給電を行う第2給電部5と、第1及び第2アンテナエレメント2、3のアンテナ相関係数を低減する導体部材6と、を備えている。
第1アンテナエレメント2は、第1アンテナの一具体例であり、略矩形状の基板7の上端から略L字状に基板7の一辺に対して平行に延在している。第1アンテナエレメント2のL字状の一辺の長さは、基板6の横幅方向(矩形状の一辺)の長さより短くなっている。これにより、後述するアンテナ相関係数の低減効果を大きくすることができる。基板7は、その一面がGNDとして構成されたGND基板である。基板7は、スマートフォンなどの携帯端末に内蔵され、例えば、横幅50mm×縦幅100mm寸法の矩形状かつ板状で構成されている。
第2アンテナエレメント3は、第2アンテナの一具体例であり、第1アンテナエレメント2に対して対称となるように、基板7の下端から略L字状に基板7の一辺に対して平行に延在している。第2アンテナエレメント3のL字状の一辺の長さは、第1アンテナエレメント2と同様に、基板7の横幅方向の長さより短くなっており、アンテナ相関係数の低減効果を大きくしている。例えば、第1アンテナエレメント2は、受信用アンテナであり、第2アンテナエレメント3は、送受信用アンテナである。したがって、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、送信が1系統、受信が2系統のLTE(Long Term Evolution)方式に対応したMIMO(multiple-input and multiple-output)アンテナとして構成されている。
第1給電部4は、第1給電手段の一具体例であり、基板7の上端側で第1アンテナエレメント2の根元近傍に設けられている。第1給電部4は、整合回路(不図示)を介して第1アンテナエレメント2に給電を行う。第1給電部4と第1アンテナエレメント2との間に整合回路を設けることで、第1アンテナエレメント2の全体の長さを短縮することができる。
第2給電部5は、第2給電手段の一具体例であり、基板7の下端側で第2アンテナエレメント3の根元近傍に設けられている。第2給電部5は、第1給電部4と同様に、整合回路(不図示)を介して第2アンテナエレメント3に接続されている。これにより、第2アンテナエレメント3の全体の長さを短縮している。第1給電部4及び第2給電部5は、基板7上に上下対称な位置に配置されている。これにより、第1及び第2アンテナエレメント2、3のアンテナ相関係数が低くなる位相条件となる。なお、基板7には、スマートフォンなどの携帯端末の一般的な機能を実行するための他の電子部品等が配置されているが、その説明は省略する。
ところで、MIMOアンテナを備えた携帯端末において、アンテナ相関係数を決定するパラメータは、2つのアンテナエレメント間の距離により影響され、その距離が離れていれば相関は低くなり、近ければ相関は高くなる。さらに、アンテナエレメント間距離は周波数に関係し、およそλ/2(λ:波長)以上離れていれば低相関となる。一方、携帯端末の中でも小型の部類に属するスマートフォンなどは、4〜5インチ程度のサイズが主流となっている。その為、2つのアンテナエレメントは極力離れた位置に配置したとしても、100〜130mm程度の距離である。スマートフォン等の小型携帯端末の使用する700〜2700MHzの周波数帯の内、700〜900MHz程度の低周波数帯では、λ/2=190mm程度になる。このため、アンテナエレメント間距離の不足により、アンテナ相関係数が劣化することは明らかである。
そこで、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、第1及び第2アンテナエレメント2、3のアンテナ相関係数を改善する導体部材6を備えている。これにより、上述したような2つのアンテナエレメント間距離が不十分な場合にも、携帯端末を拡大する事無く、アンテナ相関係数を改善することができる。
導体部材6は、基板7からその上方でかつ平行に延びる、例えば、略L字の棒状、又は細長い板状の導体で構成されている。導体部材6は、第1給電部4と第2給電部5とを結ぶ線と平行に延在している。導体部材6の一端は、インダクタ61を介して基板7の第1給電部4と第2給電部5との略中心に接地している。導体部材6の他端は、第1給電部4近傍で解放されている。
導体部材6は、アンテナ相関係数を低減しようとする周波数帯よりも低い周波数に調整され、アンテナ放射特性を変化させる。これにより、第1及び第2アンテナエレメント2、4のアンテナ相関係数を改善するができる。
インダクタ61は、導体部材6の周波数調整用部材であり、所望の周波数となるようにその定数が調整される。本実施の形態においては、インダクタ61の定数を例えば18nHに調整している。
本実施の形態において、インダクタ61での接地点は、2つの第1及び第2給電部4、5を結ぶ線の中点付近とし、基板7の縦幅100mmに対し、横幅50mmとしているが、これに限定されない。例えば、インダクタ61の接地点、基板7の縦幅及び横幅を±20mm程度変化させても同様のアンテナ相関係数の改善効果が得られる。このため、本実施の形態においては、アンテナ装置1の特性及び実装条件に応じて、上記条件を適宜変更可能である。また、導体部材6の開放端は、受信専用である第1アンテナエレメント2の第1給電部4付近に配置されているが、これに限らず、例えば、第1給電部4から5mm程度離れた位置に配置してもよい。導体部材6の寸法は、a=45mm、b=2mm、c=4mmとなっているが、これに限らず、インダクタ61による周波数調整が可能な範囲で任意に変更できる。
ここで、アンテナ相関係数の劣化原理について詳細に説明する。尚、実際にスマートフォン等で使用されている700MHz〜2.7GHzの周波数の内、本実施の形態ではBand19と呼ばれる830〜890MHz帯を一例に挙げて説明する。これは、アンテナ相関係数の劣化が大きく、改善が急務となっている周波数帯の1つだからである。
図4は、従来のアンテナ装置の構成を示す図である。基板106の上下端に第1及び第2アンテナエレメント102、103と、それぞれの第1及び第2給電部104、105とが配置されている。ここでは、上端の第1アンテナエレメント102を受信専用アンテナ、下端の第2アンテナエレメント103を送受信アンテナとする。つまり、送信が1系統、受信が2系統のLTE方式に対応したMIMOアンテナである。
図5は、図4に示す従来のアンテナ装置を電磁界シミュレータにより解析した結果であり、リターンロスを示す図である。ここで、リターンロスとは整合損失を表すため、小さいほど良好なアンテナ放射特性が得られる。リターンロスが、一般的に−5dB以下であれば、良好なアンテナ放射特性と言える。
図5において、上側のグラフは第1アンテナエレメント102のリターンロスを示し、下側のグラフは第2アンテナエレメント103のリターンロスを示している。ここで、第2アンテナエレメント103は送受信用アンテナであるため、送信帯(以降、TX帯と称す)及び受信帯(以降、RX帯と称す)が必要な帯域であるのに対し、第1アンテナエレメント102は受信専用のため、RX帯のみが必要な帯域となる。したがって、本アンテナ装置101においては、アンテナ相関係数の説明の為、RX帯に共振点を合わせている。
図6は、図4に示す従来のアンテナ装置のアンテナ放射効率を示す図である。図6において、縦軸の数値が大きいほど良好なアンテナ放射効率であると言える。尚、図6に示すアンテナ放射効率には、上述のリターンロスによる整合損失も含まれている。本アンテナ装置101においては、略−3dBのアンテナ放射効率が得られている。
図7は、上述したアンテナ特性を有するアンテナ装置のアンテナ相関係数を示す図である。図7において、上側のグラフは、Totalのアンテナ相関係数を示している。下側のグラフはXY面のアンテナ相関係数を示している。ここで、Totalのアンテナ相関係数とは、例えば、図8に示す座標軸において、球状の全方位データに基づいてアンテナ相関係数を算出したものである。XY面のアンテナ相関係数とは、携帯端末を立てて置いたときの水平面のデータのみでアンテナ相関係数を算出したものである。最終的には、Totalのアンテナ相関係数でアンテナ特性の優劣を判断できる。しかしながら、第1及び第2アンテナエレメント102、103間の距離を十分にとれない場合には、XY面のアンテナ相関係数がアンテナ特性の劣化要因となるため、図7の下側のグラフでXY面のアンテナ相関係数を表示している。
図7に示すTotalのアンテナ相関係数の値(worst値)は、0.68まで劣化していることが分かる。一方、XY面のアンテナ相関係数の値(worst値)は、0.88にまで劣化していることが分かる。尚、周波数が低いほど波長が長く、第1及び第2アンテナエレメント102、103間の距離を大きくする必要がある。すなわち、第1及び第2アンテナエレメント102、103間の距離が十分に取れない場合は、周波数が低いほどアンテナ相関係数は劣化することとなる。
次に、上述した従来のアンテナ装置のアンテナ特性を踏まえて、本発明の実施の形態に係るアンテナ装置の動作について詳細に説明する。図9は、図2及び図3に示す本実施の形態に係るアンテナ装置について、電磁界シミュレータを用いて算出したリターンロスを示す図である。図9の矢印Aで示す共振は、導体部材6を設けることで発生したものである。このように、本実施の形態においては、導体部材6により生じる共振の周波数が、RX帯よりも少し低いTX帯付近となるように、導体部材6のインダクタ61を周波数調整する。
図10は、本実施の形態に係るアンテナ装置のアンテナ放射効率を示す図である。図10の矢印Bで示した導体部材6の共振点において、第1アンテナエレメント2のアンテナ放射効率が劣化していることが分かる。ただし、第1アンテナエレメント2は、受信用アンテナであるため、TX帯のアンテナ放射効率が劣化しても実使用上、支障はないと考えられる。一方、第2アンテナエレメント3では、矢印Bに示す導体部材6の共振点においてもアンテナ放射効率の劣化はない。
図11は、本実施の形態に係る、導体部材を備えるアンテナ装置のアンテナ相関係数を示す図である。図11において、破線は従来のアンテナ装置101のアンテナ相関係数(図7)を示し、実線は本実施の形態に係るアンテナ装置1のアンテナ相関係数を示している。図11に示す如く、Totalのアンテナ相関係数のworst値は、従来の0.68から0.53に改善していることが分かる。これは、XY面のアンテナ相関係数の改善によるところが大きい。
次に、上述した、XY面のアンテナ相関係数の改善効果が得られる原理について詳細に説明する。図12は、従来のアンテナ装置の放射特性を示す図である。図12は、875MHzにおけるXY面の放射特性を示しており、左側のグラフは、第1アンテナエレメント102、右側のグラフは第2アンテナエレメント103の放射特性を示している。800MHz帯では、基板106の長さがほぼ波長λ/4の長さとなっているため、基板106上を流れる基板電流はZ軸方向に流れる。その結果、XY面では実線(Theta偏波)で示したような円形の放射特性となる。一方、基板106の横方向(X軸方向)の長さは、波長λに対して基板106の長さが短く、流れる電流が少ない。この為、破線(Phi偏波)で示す放射特性は、実線(Theta偏波)で示す放射特性と比較して最大値で10dB以上小さい。
図13は、従来のアンテナ装置のXY面におけるアンテナ位相特性を示す図である。ここで、アンテナ相関係数について説明する。アンテナ相関係数は上述のアンテナ放射特性と位相特性から算出される。アンテナ相関係数の相関が高い状態とは、第1及び第2アンテナエレメント102、103の特性が類似していることであり、相関が低い状態とは、第1及び第2アンテナエレメント102、103の特性が大きく相違していることである。すなわち、図12及び13に示すアンテナ放射特性及び位相特性に関して、第1及び第2アンテナエレメント102、103は同様の円形特性を示している。このため、実線で示すTheta偏波は、アンテナ相関係数の相関が高いことが分かる。
一方、破線で示すPhi偏波は、図13に示すアンテナ位相特性に関して、第1アンテナエレメント102と第2アンテナエレメント103とで反転した特性を示している。このため、アンテナ相関係数の相関条件としては良好と言える。なお、図12に示すアンテナ放射特性の最大値がTheta偏波に対して10dB以上小さく、アンテナ相関係数の算出結果に与える影響が小さい。以上のことから、本実施の形態に係るアンテナ装置1のようなアンテナ相関係数の劣化条件下においても、Phi偏波の大きさがアンテナ相関係数に関係していることが分かる。
本実施の形態に係るアンテナ装置1においては、導体部材6により、Phi編波のアンテナ放射特性を改善することができる。図14は、本実施の形態に係るアンテナ装置のアンテナ放射特性を示す図である。従来のアンテナ装置101においてTheta偏波に対してPhi偏波の最大値が10dB以上小さかった。これに対して、本実施の形態に係るアンテナ装置1においては、図14に示す如く、Theta偏波に対してPhi偏波の最大値が5dB程度小さい値まで改善されていることが分かる。
図15は、本実施の形態に係るアンテナ装置の位相特性を示す図である。図15に示す如く、本実施の形態に係るアンテナ装置1の位相特性は、従来のアンテナ装置101の位相特性と変わらない。すなわち、アンテナ相関係数の算出過程において、Phi偏波の位相特性の差分をそのアンテナ相関係数の算出結果に反映させやすくなったと言える。
次に、上述したPhi偏波の改善理由について詳細に説明する。図16は、従来のアンテナ装置における電流分布を解析した結果を示す図である。図17は、図16に示す電流分布を簡略化して表現した図である。図17に示す如く、第1及び第2アンテナエレメントの電流A1、A4に対して、基板106上を流れる基板電流はZ軸方向のみに流れる電流A2、A5と、X軸方向及びZ軸方向に流れる電流A3、A6と、に分離して考えることが出来る。
ここで、上記分離した電流別の特性をダイポールモデルにより説明する。図18は、Z軸方向のみに流れる電流A2、A5の特性を示すダイポールモデル図である。図18において、アンテナエレメント112、113は、元のモデルの第1及び第2アンテナエレメント102、103に対応している。アンテナエレメント114、115は、基板電流A2、A5を再現するためのものである。
図19は、上述のように構成されたダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ放射特性を示す図である。図20は、上述のように構成されたダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ位相特性を示す図である。図19に示すアンテナ放射特性において、Theta偏波(実線)に対しPhi偏波(破線)の最大値は10dB以上小さく、XY面のアンテナ相関係数は図21に示すように高い値となる。
図22は、X軸方向及びZ軸方向に流れる電流の特性を示すダイポールモデル図である。なお、図22において、アンテナエレメント116、117は、基板電流A3、A6を再現するためのものである。図23は、図22に示すダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ放射特性を示す図である。図24は、図22に示すダイポールモデルを上下方向に配置した時のアンテナ位相特性を示す図である。図23に示すアンテナ放射特性において、Theta偏波(実線)に対しPhi偏波(破線)の最大値は1〜2dB程度の差であり、XY面のアンテナ相関係数は図25に示すように低い値となる。
以上のことから、アンテナ相関係数の劣化は、Z軸方向のみに流れる電流A2、A5が要因であると言える。よって、本実施の形態に係る導体部材6は、上述のようにZ軸方向のみに流れる電流A2、A5を逆位相電流によって抑制することで、アンテナ相関係数を改善する。さらに、本実施の形態に係る導体部材6は、共振の周波数が送信帯付近となるように周波数調整される。これにより、アンテナ特性を劣化させずにアンテナ相関係数の改善を実現できる。
以上、本実施の形態に係るアンテナ装置1によれば、第1の効果として、第1及び第2アンテナエレメント2、3間の距離が十分に保てない為にアンテナ相関係数が劣化し、スループットが低下してしまうような小型の携帯端末においても、良好な伝送特性が得られる。その理由は、基板7に、第1及び第2給電部4、5を結ぶ線と平行に延在し、一端が第1及び第2給電部4、5の略中心で基板7のグランドに接続され、他端が第1給電部4近傍で解放された導体部材6を設けることで、アンテナ相関係数の改善が実現できる為である。
第2の効果として、アンテナ特性を劣化させることなく、アンテナ相関係数の改善が可能となる。その理由は、本実施の形態に係る導体部材6のインダクタ61は、共振の周波数が送信帯付近にとなるように周波数調整される。このため、送信帯のみにアンテナ特性の劣化が生じる。この送信帯は、受信専用の第1アンテナエレメント2では実用上使用しない帯域であり、アンテナ装置1のアンテナ特性の劣化には繋がらない。
第3の効果として、小型で伝送特性の良好な携帯端末を提供出来る。その理由は、本実施の形態に係る導体部材6は、第1及び第2アンテナエレメント2、3間の距離が不十分な場合でも、第1及び第2アンテナエレメント2、3間の距離を離す事無くアンテナ相関係数の改善が可能な為である。また、導体部材6は、棒状または細長い板状とした簡易な構成とした為、実装が容易であることも理由の1つである。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施の形態において、導体部材26は、基板27の同一平面内かつ基板27の外縁に沿って延びるように構成されてもよい(図26及び図27)。導体部材26の一端はインダクタ261を介して基板27の第1及び第2給電部4、5の略中心に接地する。この他実施の形態においても、上記実施の形態と同様に、アンテナ位相特性を変化させずに、アンテナ放射特性を変化させ、アンテナ相関係数の改善が可能である。さらに、導体部材26を基板27と同じ平面内で、且つ基板27の外縁に沿ってその外周内に収めるように配置した為、導体部材26の追加による装置の拡大を抑えることができる。
図28は、図26及び図27に示すアンテナ装置のアンテナ放射効率を示す図である。図29は、図26及び図27に示すアンテナ装置のアンテナ位相特性を示す図である。図30は、図26及び図27に示すアンテナ装置のアンテナ相関係数を示す図である。
図30に示すアンテナ相関係数グラフにおいて、破線は従来のアンテナ装置101のアンテナ相関係数を示し、実線は本実施の形態に係るアンテナ装置20のアンテナ相関係数を示している。図30に示すように、図11に示すアンテナ装置と同様にTotalのアンテナ相関係数のworst値が改善していることが分かる。
上記実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
携帯端末に内蔵される基板の一端に設けられ、電波の受信を行う第1アンテナと、
前記基板の他端に設けられ、電波の送受信を行う第2アンテナと、
前記基板の前記一端側に設けられ、前記第1アンテナに給電を行う第1給電手段と、
前記基板の他端側に設けられ、前記第2アンテナに給電を行う第2給電手段と、を備えるアンテナ装置であって、
前記基板には、前記第1給電手段と前記第2給電手段とを結ぶ線と平行に延在し、一端が前記第1給電手段と前記第2給電手段との略中心で前記基板のグランドに接続され、他端が前記第1給電手段近傍で解放された導体部材が設けられている、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記2)
(付記1)記載のアンテナ装置であって、
前記導体部材は、前記基板から該基板の上方かつ平行に延びる略L字の棒状又は板状部材である、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記3)
(付記1)記載のアンテナ装置であって、
前記導体部材は、前記基板の同一平面内かつ基板の外縁に沿って延びる棒状又は板状部材である、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記4)
(付記1)乃至(付記3)のうちいずれか記載のアンテナ装置であって、
前記導体部材は、前記第1及び第2給電手段を結ぶ線方向に流れる前記基板上の電流に対する逆位相電流を発生させる、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記5)
(付記1)乃至(付記4)のうちいずれか記載のアンテナ装置であって、
前記導体部材の前記基板のグランドとの接続部には、前記導体部材により生じる共振の周波数を調整するためのインダクタが設けられている、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記6)
(付記5)記載のアンテナ装置であって、
前記インダクタは、前記共振の周波数が前記第2アンテナの送信帯付近となるように、周波数調整される、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記7)
(付記1)乃至(付記6)のうちいずれか記載のアンテナ装置であって、
前記第1及び第2アンテナは、矩形状の基板の一辺に対して平行に延在しており、前記第1及び第2アンテナの長さは、前記基板の一辺よりも短い、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記8)
(付記1)乃至(付記7)のうちいずれか記載のアンテナ装置であって、
前記第1アンテナと前記第1給電手段、および、前記第2アンテナと前記第2給電手段、の間には整合回路が設けられている、ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記9)
(付記1)乃至(付記8)のうちいずれか記載のアンテナ装置により電波送受信を行うことを特徴とする携帯端末。
(付記10)
(付記9)記載の携帯端末であって、
700〜900MHzの低周波数帯での前記電波送受信を行う、ことを特徴とする携帯端末。
1 アンテナ装置
2 第1アンテナエレメント
3 第2アンテナエレメント
4 第1給電部
5 第2給電部
6、16 導体部材
7、11 基板
12 第1アンテナ
13 第2アンテナ
14 第1給電手段
15 第2給電手段
61 インダクタ

Claims (10)

  1. 携帯端末に内蔵される基板の一端に設けられ、電波の受信を行う第1アンテナと、
    前記基板の他端に設けられ、電波の送受信を行う第2アンテナと、
    前記基板の前記一端側に設けられ、前記第1アンテナに給電を行う第1給電手段と、
    前記基板の他端側に設けられ、前記第2アンテナに給電を行う第2給電手段と、を備えるアンテナ装置であって、
    前記基板には、前記第1給電手段と前記第2給電手段とを結ぶ線と平行に延在し、一端が前記第1給電手段と前記第2給電手段との略中心で前記基板のグランドに接続され、他端が前記第1給電手段近傍で解放された導体部材が設けられている、ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    前記導体部材は、前記基板から該基板の上方かつ平行に延びる略L字の棒状又は板状部材である、ことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    前記導体部材は、前記基板の同一平面内かつ基板の外縁に沿って延びる棒状又は板状部材である、ことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のアンテナ装置であって、
    前記導体部材は、前記第1及び第2給電手段を結ぶ線方向に流れる前記基板上の電流に対する逆位相電流を発生させる、ことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のアンテナ装置であって、
    前記導体部材の前記基板のグランドとの接続部には、前記導体部材により生じる共振の周波数を調整するためのインダクタが設けられている、ことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項5記載のアンテナ装置であって、
    前記インダクタは、前記共振の周波数が前記第2アンテナの送信帯付近となるように、周波数調整される、ことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1項記載のアンテナ装置であって、
    前記第1及び第2アンテナは、矩形状の基板の一辺に対して平行に延在しており、前記第1及び第2アンテナの長さは、前記基板の一辺よりも短い、ことを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか1項記載のアンテナ装置であって、
    前記第1アンテナと前記第1給電手段、および、前記第2アンテナと前記第2給電手段、の間には整合回路が設けられている、ことを特徴とするアンテナ装置。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項の記載のアンテナ装置により電波送受信を行うことを特徴とする携帯端末。
  10. 請求項9記載の携帯端末であって、
    700〜900MHzの低周波数帯での前記電波送受信を行う、ことを特徴とする携帯端末。
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