JP2015035366A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ嵌合する第一コネクタと第二コネクタとが周方向の位置決めに自由度をもって接続しつつ、周方向の位置決めに自由度をもたせる輪状の輪状接続部を含む端子を第一コネクタのハウジングに取り付け易いコネクタを提供すること。【解決手段】複数の第一端子10f、10dと、輪状接続部11f、11bを保持するハウジング30とを備える第一コネクタ10と、各第一端子10f、10bに対して周方向の位置決めに自由度をもって接続する複数の第二端子210f、210bを備える第二コネクタ200と、を有するコネクタおいて、ハウジング30は、嵌合方向前端から後端に向けて第一端子10f、10dの取り付け数に応じて段階的に外径を拡大した断面外形円形状をなし、かつ外径に応じた内径の輪状接続部11f、11bを含む第一端子10f、10bを取り付ける複数の端子取付外周面部を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、周方向の位置決めに自由度をもってコネクタ嵌合する第一コネクタと第二コネクタとを有するコネクタに関する。
従来、コネクタ嵌合する第一コネクタと第二コネクタとを有するコネクタは、狭いスペースに設置される場合、コネクタ嵌合の作業を容易にすることが重要となる。
例えば、特許文献1には、第一コネクタと第二コネクタとをコネクタ嵌合する際の周方向の位置決めに自由度をもたせたコネクタが記載されている。
特許文献1に記載されたコネクタは、三つの筒状プラグコンタクト(第一端子)を備え、三つの筒状プラグコンタクトを嵌合方向に沿って並ぶように保持する副組立体(第一コネクタ)と、各筒状プラグコンタクトに対して周方向の嵌め合いに自由度をもって嵌合する三つのリセプタクルコンタクト(第二端子)を備えた副組立体(第二コネクタ)と、を有する。
特開2002−75558号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたコネクタは、プラグハウジングが同一径の三つの筒状プラグコンタクト(輪状の輪状接続部を含む端子)を嵌合方向に間隔を空けて保持するため、プラグハウジングに設けた係止溝、または係止突起等によって各筒状プラグコンタクトをプラグハウジングの所定位置に係止する必要があり、プラグハウジングの後端側に配置する筒状プラグコンタクトほどプラグハウジングの前側の係止溝、または係止突起等が邪魔になり、プラグハウジングに取り付け難いという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コネクタ嵌合する第一コネクタと第二コネクタとが周方向の位置決めに自由度をもって接続しつつ、周方向の位置決めに自由度をもたせる輪状の輪状接続部を含む端子を第一コネクタのハウジングに取り付け易いコネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタは、 輪状の輪状接続部を含む複数の第一端子と、該複数の第一端子の輪状接続部を嵌合方向に沿って並ぶように保持するハウジングとを備える第一コネクタと、前記第一コネクタにコネクタ嵌合する場合、前記複数の第一端子の各第一端子に対して周方向の位置決めに自由度をもって接続する複数の第二端子を備える第二コネクタと、を有するコネクタおいて、前記ハウジングは、嵌合方向前端から後端に向けて前記第一端子の取り付け数に応じて段階的に外径を拡大した断面外形円形状をなし、かつ外径に応じた内径の前記輪状接続部を含む前記第一端子を取り付ける複数の端子取付外周面部を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るコネクタは、上記の発明において、前記ハウジングは、隣り合う前記端子取付外周面部の段差をテーパー状に形成したテーパー部を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るコネクタは、上記の発明において、前記第二端子は、前記輪状接続部の外周面に内周面を弾性的に接触する輪状の第二端子輪状接続部を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るコネクタは、上記の発明において、前記第一コネクタは、前記第二輪状接続部の内周面に接触する棒状の棒状接続部を含む第三端子を有し、前記ハウジングは、筒状をなし、前記棒状接続部を先端開口から突出するように前記第三端子をハウジング内に保持収容する端子保持収容部を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係るコネクタは、嵌合方向後側の前記端子取付外周面部に配置する前記輪状接続部を嵌合方向前側の前記輪状接続部に比して内径を大きく設定しているため、嵌合方向前側の前記輪状接続部を前記端子取付外周面部に係止するための係止突起等に干渉せず後側の前記輪状接続部に前記ハウジングを先端側から挿通し、前記輪状接続部を対応する嵌合方向後側の前記端子取付外周面部に配置できるので、コネクタ嵌合する第一コネクタと第二コネクタとが周方向の位置決めに自由度をもって接続しつつ、周方向の位置決めに自由度をもたせる輪状の輪状接続部を含む端子を第一コネクタのハウジングに取り付け易い。
本発明の請求項2に係るコネクタは、隣り合う前記端子取付外周面部の段差をテーパー状に形成しているので、後側の前記輪状接続部にハウジングを先端側から挿通する際、前側の前記端子取付外周面部と後側の前記端子取付外周面部との段差を容易に通過させることができる。
本発明の請求項3に係るコネクタは、前記第一端子と、前記第二端子とが互いに輪状をなし、外周面と内周面とで接触するようになっているので、周方向の接続をより確実にすることができる。
本発明の請求項4に係るコネクタは、前記ハウジングの外周に複数の前記第一端子を取り付けるとともに、前記ハウジング内に前記第三端子を保持収容するので、前記ハウジングに効率的に複数の端子を配置することができる。
図1は、(a)が本発明の実施例に係るコネクタの第一コネクタと第二コネクタとを嵌合する前の状態を示し、(b)がコネクタの第一コネクタと第二コネクタとを嵌合した状態を示す図である。 図2は、(a)が図1(a)に示すコネクタのA−A線断面図であり、(b)が図1(b)に示すコネクタのB−B線断面図である。 図3は、第一コネクタの分解斜視図である。 図4は、(a)および(b)が第一コネクタのカバーを除く組立体をそれぞれ異なる方向から視た斜視図である。 図5は、第一ハウジングの拡大斜視図である。 図6は、第一ハウジングの断面図である。 図7は、(a)および(b)がそれぞれ異なる方向から視た前側第一端子の斜視図である。 図8は、(a)および(b)がそれぞれ異なる方向から視た後側第一端子の斜視図である。 図9は、(a)および(b)がそれぞれ異なる方向から視た第三端子の斜視図である。 図10は、(a)が前側第二端子の斜視図を示し、(b)が中間第二端子の斜視図を示し、(c)が後側第二端子を示す斜視図である。 図11は、第一コネクタの組み立て手順を示す図である。 図12は、第一コネクタの組み立て手順を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るコネクタの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、(a)が本発明の実施例に係るコネクタ1の第一コネクタ10と第二コネクタ200とを嵌合する前の状態を示し、(b)がコネクタ1の第一コネクタ10と第二コネクタ200とを嵌合した状態を示す図である。図2は、(a)が図1(a)に示すコネクタ1のA−A線断面図であり、(b)が図1(b)に示すコネクタ1のB−B線断面図である。図3は、第一コネクタ10の分解斜視図である。図4は、(a)および(b)が第一コネクタ10のカバー80を除く組立体をそれぞれ異なる方向から視た斜視図である。図5は、第一ハウジング30の拡大斜視図である。図6は、第一ハウジング30の断面図である。図7は、(a)および(b)がそれぞれ異なる方向から視た前側第一端子10fの斜視図である。図8は、(a)および(b)がそれぞれ異なる方向から視た後側第一端子10bの斜視図である。図9は、(a)および(b)がそれぞれ異なる方向から視た第三端子20の斜視図である。図10は、(a)が前側第二端子210fの斜視図を示し、(b)が中間第二端子210mの斜視図を示し、(c)が後側第二端子210bを示す斜視図である。
本発明の実施例に係るコネクタ1は、輪状の輪状接続部11f、11bを含む二つの第一端子10f、10bと、棒状の棒状接続部21を含む一つの第三端子20と、輪状接続部11f、11bおよび棒状接続部21を嵌合方向に沿って並ぶように保持するハウジング30とを備える第一コネクタ10と、第一コネクタ10にコネクタ嵌合する場合、二つの第一端子10f、10bの各第一端子10f、10bおよび第三端子20に対して周方向の位置決めに自由度をもって接続する三つの第二端子210f、210m、210bを備える第二コネクタ200と、を有する。
まず、第一コネクタ10について説明する。
第一コネクタ10は、二つの第一端子10f、10bと、一つの第三端子20と、第一端子10f、10bおよび第三端子20を保持するハウジング30(以下、第一ハウジングという。)と、第一ハウジング30の後端部を覆うカバー80と、を有する。
二つの第一端子10f、10bのうち、後述する前側端子取付外周面部31fに取り付ける第一端子10f(以下、前側第一端子という。)は、銅、あるいは銅合金等の金属からなる板状部材を金型プレス加工等によって成形した端子金具である。前側第一端子10fは、第二端子210mに接続する輪状接続部11f(以下、前側輪状接続部という。)と、電線を接続する電線接続部12fと、輪状接続部11fと電線接続部12fとの間を連接する中間部13fと、を有する。
前側輪状接続部11fは、電線接続部12fの延在方向に直交する方向に突出した一対の突片111f、111fを輪状に屈曲して形成する。
この前側輪状接続部11fは、前側端子取付外周面部31fの外径に応じた内径に設定し、前側端子取付外周面部31fに取り付ける。
電線接続部12fは、導体圧着部121fと、電線被覆圧着部122fと、を有する。
導体圧着部121fは、電線Wの導体部に圧着する部分であり、電線Wを載置する電線載置部から突出した一対の圧着片を加締めることによって導体部に接続する。
電線被覆圧着部122fは、導体部を絶縁材によって保護する絶縁被覆部に圧着する筒状部分であり、加締めることによって絶縁被覆部を保持する。
中間部13fは、電線被覆圧着部122fをハウジング30の後端部に位置するように前側輪状接続部11fと電線接続部12fとの間の長さを調整する。
次に、二つの第一端子10f、10bのうち、後述する後側端子取付外周面部31bに取り付ける第一端子10b(以下、後側第一端子10bという。)について説明する。
なお、電線接続部12bは、前側第一端子10fと同様な構成であるため説明を省略する。
後側第一端子10bは、銅、あるいは銅合金等の金属からなる板状部材を金型プレス加工等によって成形した端子金具である。後側第一端子10bは、第二端子210fに接続する輪状接続部11b(以下、後側輪状接続部という。)と、電線を接続する電線接続部12bと、後側輪状接続部11bと電線接続部12bとの間を連接する中間部13bと、を有する。
後側輪状接続部11bは、電線接続部12bの延在方向に直交する方向に突出した一対の突片111b、111bが輪状に屈曲させて形成する。
この後側輪状接続部11bは、後側端子取付外周面部31bの外径に応じた内径に設定し、後側端子取付外周面部31bに沿って取り付ける。
このため、後側輪状接続部11bは、前側輪状接続部11fに比して内径を大きく設定する。
なお、後側輪状接続部11bは、後側端子取付外周面部31bに取り付けた状態で、一対の突片111b、111bの間に前側第一端子10aの中間部13fを配置できるような隙間を形成する。これにより、後側第一端子が前側第一端子に接触しないようになっている。
中間部13bは、電線被覆圧着部132bをハウジング30の後端部に位置するように後側輪状接続部11bと電線接続部12bとの間の長さを調整する。このため、中間部13bは、前側第一端子10fの中間部13fに比して短く調整する。
次に、第三端子20について説明する。
第三端子20は、銅、あるいは銅合金等の金属からなる板状部材を金型プレス加工等によって成形した端子金具である。
この第三端子20は、棒状接続部21と、電線Wに接続する電線接続部22と、棒状接続部21と電線接続部22との間を連接する中間部23と、を有する。
棒状接続部21は、第二端子210bに接続する棒状部分である。
電線接続部22は、導体圧着部22aと、電線被覆圧着部22bと、を有する。
導体圧着部22aは、電線Wの導体部に圧着する部分であり、電線Wが載置される電線載置部から突出した一対の圧着片を加締めることによって導体部に接続する。
電線被覆圧着部22bは、導体部を絶縁材によって保護する絶縁被覆部に圧着する筒状部分であり、加締めることによって絶縁被覆部を保持する。
中間部23は、ハウジング30の後述する端子収容空間61の形状に対応した断面外形矩形状の箱形をなす。
この中間部23は、棒状接続部21との連結部分から後方に向けた所定区間だけ、開口部23aが形成することによって、端子係止部62に係止する係止部を設ける。すなわちは、開口部23aの開口縁面が端子係止部62を係止する係止面として機能する。
次に、ハウジング30(以下、第一ハウジングという。)について説明する。
第一ハウジング30は、筒状の絶縁材からなり、各第一端子10f、10bを取り付ける二箇所の端子取付外周面部31f、31bと、隣り合う端子取付外周面部31f、31bの段差をテーパー状に形成したテーパー部50と、第三端子20を保持収容する端子保持収容部60と、カバー取付部70と、を有する。
二箇所の端子取付外周面部31f、31b(以下、嵌合方向前側を前側端子取付外周面部、嵌合方向後側を後側端子取付外周面部という。)は、嵌合方向前端から後端に向けて第一端子10f、10bの取り付け数に応じて段階的に外径を拡大した断面外形円形状をなし、かつ外径に応じた内径の輪状接続部11f、11bを含む第一端子10f、10bを取り付けるようになっている。
また、第一ハウジング30は、前側第一端子10fを前側端子取付外周面部31fに係止する前側係止部40f、および後側第一端子10bを後側端子取付外周面部31bに係止する後側係止部40bを設ける。
前側係止部40fは、前側端子取付外周面部31fに突起した複数の前側係止突起部41fと、前側端子取付外周面部31fに昇り段状に形成した前側係止段差部42fとを前側輪状接続部11fの幅にほぼ等しい間隔を空けて設ける。
前側係止突起部41fは、前側端子取付外周面部31fの外周に沿って複数設ける。
前側係止段差部42fは、後述するテーパー部50の傾斜の立ち上がり部分を直角に切り落として形成する。
前側第一端子10fは、前側輪状接続部11fが複数の前側係止突起部41fと前側係止段差部42fとの間に配置されることによって前側端子取付外周面部31fに係止される。
後側係止部40bは、後側端子取付外周面部31bに突起した複数の後側係止突起部41bと、後側端子取付外周面部31bに昇り段状に形成した後側係止段差部42bとを後側輪状接続部11bの幅にほぼ等しい間隔を空けて設ける。
後側係止突起部41bは、後側端子取付外周面部31bの外周に沿って複数設ける。
後側第一端子10bは、後側輪状接続部11bが複数の後側係止突起部41bと後側係止段差部42bとの間に配置されることによって後側端子取付外周面部31bに係止される。
端子保持収容部60は、棒状接続部21を先端開口30aから突出するように第一ハウジング30内に第三端子20を保持収容する。この端子保持収容部60は、端子収容空間61と、端子係止部62と、を有する。
端子収容空間61は、第一ハウジング30を後端から前端まで貫通して形成する空間であり、第三端子20を後端開口30bから収容空間内に挿入することによって、先端開口30aから棒状接続部21を突出するようになっている。
端子係止部62は、第三端子20を端子収容空間61の所定位置に係止するものである。
カバー取付部70は、第一ハウジング30のカバー80が取り付けられる部分である。
このカバー取付部70は、前側および後側第一端子10f、10bの電線接続部12f、12bを覆うようにカバー80が取り付けられる。すなわち、棒状接続部21、および前側および後側輪状接続部11f、11bはカバー80に覆われず、第二端子210f、210m、210bに接続できるようになっている。
カバー80は、筒状の絶縁材からなり、カバー80の後端部開口を塞ぐ蓋部81と、第二ハウジング220の嵌入口端縁面220aに突き当てる突き当て段差部82と、を有する。
蓋部81は、カバー80の後端部に設けた可撓部81aを介して開閉可能に設ける。この蓋部81は、第一ハウジング30内から電線Wを引き出すことができるように電線挿通孔81bを形成する。
次に、第二コネクタ200について説明する。
第二コネクタ200は、三つの第二端子210f、210m、210bと、三つの第二端子210f、210m、210bを保持する第二ハウジング220と、を有する。
まず、三つの第二端子210f、210m、210bのうち、第二ハウジング220の前側に取り付ける第二端子210f(以下、前側第二端子という。)について説明する。
前側第二端子210fは、銅、あるいは銅合金等の金属からなる板状部材が金型プレス加工等によって成形した端子金具である。
この前側第二端子210fは、図10(a)に示すように、後側輪状接続部11bの外周面に内周面を弾性的に接触する輪状の第二端子輪状接続部211fと、第二端子輪状接続部211fに連接し、不図示の接続先に接続する接続片部214と、を有する。
第二端子輪状接続部211fは、前端縁面からの切り込み212aが二箇所に形成され、前方に向けて内径を絞るように形成する絞り部212と、内径が一定の部分である内径一定部213と、を有する。
第二端子輪状接続部211fは、内部に挿通した後側第一端子10bの外表面に絞り部212を弾性的に付勢する。
次に、三つの第二端子210f、210m、210bのうち、第二ハウジング220の後側に取り付ける第二端子210b(以下、後側第二端子という。)について説明する。
後側第二端子210bは、銅、あるいは銅合金等の金属からなる板状部材が金型プレス加工等によって成形された端子金具である。
この後側第二端子210bは、図10(c)に示すように、第三端子20の棒状接続部21の外周面に内周面を弾性的に接触する輪状の第二端子輪状接続部211bを有する。
第二端子輪状接続部211bは、前側第二端子210fと同様に、前端縁面からの切り込みが二箇所に形成され、前方に向けて内径を絞るように形成する絞り部212と、内径が一定の部分である内径一定部213と、を有する。
次に、三つの第二端子210f、210m、210bのうち、前側第二端子210fと後側第二端子210bとの間に取り付ける第二端子210m(以下、中間第二端子という。)について説明する。
中間第二端子210mは、銅、あるいは銅合金等の金属からなる板状部材が金型プレス加工等によって成形された端子金具である。
この中間第二端子210mは、図10(b)に示すように、前側第二端子210fと同様の構成であり、前側輪状接続部11fの外周面に内周面を弾性的に接触する輪状の第二端子輪状接続部211mと、第二端子輪状接続部211mに連接し、不図示の接続先に接続する接続片部214と、を有する。
これら三つの第二端子210f、210m、210bは、図2に示すように、接続する前側および後側第一端子10f、10b、あるいは第三端子20の嵌合方向での並び位置に応じた配置、および各第二端子輪状接続部の内径を、輪状接続部、あるいは棒状接続部の外径寸法に応じた寸法に調整する。
次に、第二ハウジング220について説明する。
第二ハウジング220は、筒状の絶縁材からなり、三つの第二端子210f、210m、210bを保持収容する第二端子保持収容部221を有する。
第二端子保持収容部221は、第二ハウジング220の嵌合方向前端から後端に向けて、前側第二端子210f、中間第二端子210m、および後側第二端子210bを並べて保持する。
ここで、図11および図12を用いて第一コネクタ10の組み立て手順について説明する。
なお、この説明では、カバー80を取り付ける前までの手順を示す。図11および図12は、第一コネクタ10の組み立て手順を示す図である。
また、図11および図12では電線Wを省略して示す。
まず、作業者は、第三端子20を第一ハウジング30に取り付ける(図11(a)参照)。第三端子20は、第一ハウジング30の後端開口30bから挿入し、先端開口30aから棒状接続部21を突出した状態で端子係止部によって係止する。
その後、作業者は、前側第一端子10fを第一ハウジング30の前側端子取付外周面部31fに取り付ける(図11(b)参照)。この作業では、前側輪状接続部11fに第一ハウジング30を先端側から挿通し、前側輪状接続部11fを前側係止突起部41fと前側係止段差部42fとの間に配置する。
その後、作業者は、後側第一端子10bを第一ハウジング30の後側端子取付外周面部31bに取り付ける(図12(c)参照)。この作業では、後側輪状接続部11bが後側端子取付外周面部31bに対応して前側輪状接続部11fに比して内径を大きく設定しているため、前側係止突起部41fと前側係止段差部42fに干渉せず後側輪状接続部11bに第一ハウジング30を先端側から挿通し、後側輪状接続部11bを後側係止突起部41bと後側係止段差部42bとの間に配置できる。
これにより、カバー80を取る付ける前までの第一コネクタ10の組み立て作業を完了する(図12(d)参照)。
次に、図1および図2を用いて第一コネクタ10と第二コネクタ200との嵌合手順について説明する。
まず、作業者は、第一コネクタ10を第二コネクタ200の嵌合口から嵌入開始する(図1(a)、図2(a)参照)。
なお、前側および後側第一端子10f、10bと、第三端子20とは、対応する第二端子210f、210m、210bの第二端子輪状接続部211f、211m、211bの内周面に各輪状接続部11f、11b、あるいは棒状接続部21を接触するように嵌合方向に配置しているため、作業者は、周方向の位置決めに自由度をもたせて第一コネクタ10を第二コネクタ200に嵌入することができる。
その後、作業者は、付き当て段差部82が嵌入口端縁面220aに突き当たるまで第一コネクタ10を第二コネクタ200に嵌入し、不図示の係合部によって第一コネクタ10と第二コネクタ200とを固定することによって、第一コネクタ10と第二コネクタ200とのコネクタ嵌合を完了する(図1(b)、図2(b)参照)。これにより、前側および後側第一端子10f、10bと、第三端子20とは、各第二端子210f、210m、210bに接触する。
本発明の実施例に係るコネクタ1は、後側端子取付外周面部31bに配置する後側輪状接続部11bを前側輪状接続部11fに比して内径を大きく設定しているため、前側輪状接続部11fを前側端子取付外周面部31fに係止するための前側係止突起部41f、あるいは前側係止段差部42fに干渉せず後側輪状接続部11bに第一ハウジング30を先端側から挿通し、後側輪状接続部11bを対応する後側端子取付外周面部31bに配置できるので、コネクタ嵌合する第一コネクタ10と第二コネクタ200とが周方向の位置決めに自由度をもって接続しつつ、周方向の位置決めに自由度をもたせる輪状の輪状接続部を含む端子を第一コネクタ10の第一ハウジング30に取り付け易い。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、隣り合う前側および後側端子取付外周面部31bの段差をテーパー状に形成しているので、後側輪状接続部11bに第一ハウジング30を先端側から挿通する際、前側端子取付外周面部31fと後側端子取付外周面部31bとの段差を容易に通過させることができる。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、第一端子10f、10bと、第二端子210f、210bとが互いに輪状をなし、外周面と内周面とで接触するようになっているので、周方向の接続をより確実にすることができる。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、第一ハウジング30の外周に複数の第一端子10f、10bを取り付けるとともに、第一ハウジング30内に第三端子20を保持収容するので、第一ハウジング30に効率的に複数の端子を配置することができる。
なお、本発明の実施例に係るコネクタ1は、第一コネクタ10が第三端子20を有するものを例示したが、これに限らず、第一コネクタ10は第三端子を有しない構成であっても構わない。すなわち、第二端子210f、210mに接続する端子として第一端子10f、10bのみを有するものであってもよい。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、二つの第一端子10f、10bと、二つの第二端子210f、210mとが接続するものを例示したが、第一端子10f、10bおよび第二端子210f、210mの数はこれに限定されず、第一端子10f、10bおよび第二端子210f、210mの数はそれぞれ複数であればその他の数であっても構わない。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、第一端子10f、10bおよび第三端子20に接続する第二端子210f、210m、210bが輪状の第二端子輪状接続部211f、211m、211bを有するものを例示したが、これに限らず、第二端子は、例えば、片状の接続部が第一端子の輪状接続部の外周面に接触するような端子であっても構わない。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、テーパー部50を有するものを例示したが、これに限らず、隣り合う前側および後側端子取付外周面部31f、31bの段差が直角状の段差であっても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1・・・コネクタ、10・・・第一コネクタ、10f・・・前側第一端子(第一端子)、10b・・・後側第一端子(第一端子)、11f・・・前側輪状接続部(輪状接続部)、111f・・・突片、12f・・・電線接続部、121f・・・導体圧着部、122f・・・電線被覆圧着部、13f・・・中間部、11b・・・後側輪状接続部(輪状接続部)、111b・・・突片、12b・・・電線接続部、121b・・・導体圧着部、122b・・・電線被覆圧着部、13b・・・中間部、20・・・第三端子、21・・・棒状接続部、22・・・電線接続部、22a・・・導体圧着部、22b・・・電線被覆圧着部、23・・・中間部、23a・・・開口部、30・・・第一ハウジング(ハウジング)、30a・・・先端開口、30b・・・後端開口、31f・・・前側端子取付外周面部(端子取付外周面部)、31b・・・後側端子取付外周面部(端子取付外周面部)、40f・・・前側係止部、41f・・・前側係止突起部、42f・・・前側係止段差部、40b・・・後側係止部、41b・・・後側係止突起部、42b・・・後側係止段差部、50・・・テーパー部、60・・・端子保持収容部、61・・・端子収容空間、62・・・端子係止部、70・・・カバー取付部、80・・・カバー、81・・・蓋部、81a・・・可撓部、81b・・・電線挿通孔、82・・・突き当て段差部、200・・・第二コネクタ、210f・・・前側第二端子(第二端子)、211f・・・第二端子輪状接続部、212・・・絞り部、212a・・・切り込み、213・・・内径一定部、214・・・接続片部、210b・・・後側第二端子(第二端子)、211b・・・第二端子輪状接続部、210m・・・中間第二端子(第二端子)、211m・・・第二端子輪状接続部、220・・・第二ハウジング、220a・・・嵌入口端縁面、221・・・第二端子保持収容部、W・・・電線

Claims (4)

  1. 輪状の輪状接続部を含む複数の第一端子と、該複数の第一端子の輪状接続部を嵌合方向に沿って並ぶように保持するハウジングとを備える第一コネクタと、前記第一コネクタにコネクタ嵌合する場合、前記複数の第一端子の各第一端子に対して周方向の位置決めに自由度をもって接続する複数の第二端子を備える第二コネクタと、を有するコネクタおいて、
    前記ハウジングは、
    嵌合方向前端から後端に向けて前記第一端子の取り付け数に応じて段階的に外径を拡大した断面外形円形状をなし、かつ外径に応じた内径の前記輪状接続部を含む前記第一端子を取り付ける複数の端子取付外周面部
    を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングは、
    隣り合う前記端子取付外周面部の段差をテーパー状に形成したテーパー部
    を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第二端子は、
    前記輪状接続部の外周面に内周面を弾性的に接触する輪状の第二端子輪状接続部
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記第一コネクタは、
    前記第二輪状接続部の内周面に接触する棒状の棒状接続部を含む第三端子を有し、
    前記ハウジングは、
    筒状をなし、前記棒状接続部を先端開口から突出するように前記第三端子をハウジング内に保持収容する端子保持収容部
    を有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
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