JP2015033956A - 自動車のルーフ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
車室内を囲む鋼製ボデーの左右のルーフサイドレールに車体幅方向に延在するアルミニウム合金製押出材からなるルーフリインフォースが接合された自動車のルーフ構造において、
前記ルーフリインフォースが鋼製ルーフパネルの下で上方に凸に湾曲して車体幅方向に延在し、
このルーフパネルと前記ルーフリインフォースを接合するための熱硬化型接着樹脂が前記ルーフパネルと前記ルーフリインフォースの間に介在されているとともに、
前記ルーフリインフォースの車体幅方向の両端に別体で成形されたブラケットを有し、
このブラケットには、前記ルーフサイドレールとルーフリインフォースの車体幅方向の熱膨張の差を吸収する伸縮部と、この伸縮部の前記ルーフサイドレール側および前記ルーフリインフォース側にそれぞれ互いの面が同一平面になるようなフランジ部(以下、「ルーフサイドレール側フランジ部」および「ルーフリインフォース側フランジ部」と称す)とが形成され、
前記ルーフサイドレール側フランジ部とルーフリインフォース側フランジ部とが前記同一平面内に維持されるように、前記ブラケットを介して、前記ルーフリインフォースが前記ルーフサイドレールに接合された構成であることを特徴とする自動車のルーフ構造である。
前記ルーフリインフォースは、押出方向に垂直な断面でみたとき、互いに略平行で車体上側及び下側に配置される一対のフランジと、前記両フランジに対し略垂直で車体上下方向を向く一対のウエブとを有し、前記一対のフランジ及び一対のウエブにより略矩形の閉断面部が構成され、
前記ルーフリインフォース側フランジ部には、車体幅方向に延在し、かつ前記ルーフリインフォース側フランジ部に対し略垂直で車体上下方向を向く一対のルーフリインフォース側ウエブ部が設けられ、
前記ルーフサイドレール側フランジ部とルーフリインフォース側フランジ部とが前記同一平面内に維持されるようにして、前記一対のルーフリインフォース側ウエブ部で前記一対のウエブを挟み込み接合したことを特徴とする。
前記ルーフリインフォースは、押出方向に垂直な断面でみたとき、互いに略平行で車体上側及び下側に配置される一対のフランジと、前記両フランジに対し略垂直で車体上下方向を向く一対のウエブとを有し、前記一対のフランジ及び一対のウエブにより略矩形の閉断面部が構成され、
前記ルーフリインフォースの車体幅方向の両端部の閉断面部は、前記両端部以外の閉断面部に比べて、前記一対のウエブの車体上下方向の高さが所定量だけ小さくなるように構成され、
前記ルーフサイドレール側フランジ部とルーフリインフォース側フランジ部とが前記同一平面内に維持されるようにして、前記ルーフリインフォース側フランジ部を前記一対のウエブの車体上下方向の高さが所定量だけ小さくなるように構成された前記ルーフリインフォースの車体幅方向の両端部の車体上側または車体下側に接合したことを特徴とする。
車室内を囲む鋼製ボデーの左右のルーフサイドレールに車体幅方向に延在するアルミニウム合金製押出材からなるルーフリインフォースが接合された自動車のルーフ構造において、
前記ルーフリインフォースが鋼製ルーフパネルの下で上方に凸に湾曲して車体幅方向に延在し、
このルーフパネルと前記ルーフリインフォースを接合するための熱硬化型接着樹脂が前記ルーフパネルと前記ルーフリインフォースの間に介在されているとともに、
前記ルーフリインフォースの車体幅方向の両端に別体で成形されたブラケットを有し、
このブラケットには、前記ルーフサイドレールとルーフリインフォースの車体幅方向の熱膨張の差を吸収する伸縮部と、この伸縮部の前記ルーフサイドレール側および前記ルーフリインフォース側にそれぞれ互いの面が同一平面になるようなフランジ部(以下、「ルーフサイドレール側フランジ部」および「ルーフリインフォース側フランジ部」と称す)とが形成され、
前記ルーフサイドレール側フランジ部とルーフリインフォース側フランジ部とが前記同一平面内に維持されるように、前記ブラケットを介して、前記ルーフリインフォースが前記ルーフサイドレールに接合された構成であることを特徴とする。
鋼製ボデーのルーフサイドレールにアルミニウム合金製のルーフリインフォースを接合した自動車のルーフ構造における、焼き付け塗装によってルーフサイドレールに熱変形(塑性歪み)が発生するのを防止するばかりでなく、鋼製ルーフパネルとルーフリインフォースとの間隙の変化を抑制し、ルーフパネルの形状精度に悪影響を与えない自動車のルーフ構造を実現することができるか鋭意研究を行った。その結果、以下に説明するような構成を採用することで初めて目的を達成できることを見出した。以下、本発明について、実施形態を例示しつつ、詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態1の自動車のルーフ構造の模式断面図、図2は図1に示すブラケットの模式斜視図(固定前)、図3は図1に示すルーフリインフォースの模式斜視図(固定前)、図4は同実施形態1における焼き付け塗装前(破線)と焼き付け塗装時(実線)の形状変化を示す模式断面図、図5は同実施形態1における焼き付け塗装完了後の自動車のルーフ構造の模式断面図である。
図6は本発明の実施形態2の自動車のルーフ構造の模式断面図、図7は図6に示すブラケットの模式斜視図(固定前)、図8は図6に示すルーフリインフォースの模式斜視図(固定前)、図9は同実施形態2における焼き付け塗装前(破線)と焼き付け塗装時(実線)の形状変化を示す模式断面図、図10は同実施形態2における焼き付け塗装完了後の自動車のルーフ構造の模式断面図である。本実施形態において、実施形態1と同一構成要素には同一番号を付し、詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
1a フランジ
2 ルーフリインフォース
2a、2b、2e フランジ
2c、2d、2f、2g ウエブ
3 ルーフパネル
3a フランジ
4 マスチック樹脂
5 ブラケット
5a 伸縮部
5b ルーフサイドレール側フランジ部
5c ルーフリインフォース側フランジ部
5d ルーフリインフォース側ウエブ部
Claims (5)
- 車室内を囲む鋼製ボデーの左右のルーフサイドレールに車体幅方向に延在するアルミニウム合金製押出材からなるルーフリインフォースが接合された自動車のルーフ構造において、
前記ルーフリインフォースが鋼製ルーフパネルの下で上方に凸に湾曲して車体幅方向に延在し、
このルーフパネルと前記ルーフリインフォースを接合するための熱硬化型接着樹脂が前記ルーフパネルと前記ルーフリインフォースの間に介在されているとともに、
前記ルーフリインフォースの車体幅方向の両端に別体で成形されたブラケットを有し、
このブラケットには、前記ルーフサイドレールとルーフリインフォースの車体幅方向の熱膨張の差を吸収する伸縮部と、この伸縮部の前記ルーフサイドレール側および前記ルーフリインフォース側にそれぞれ互いの面が同一平面になるようなフランジ部(以下、「ルーフサイドレール側フランジ部」および「ルーフリインフォース側フランジ部」と称す)とが形成され、
前記ルーフサイドレール側フランジ部とルーフリインフォース側フランジ部とが前記同一平面内に維持されるように、前記ブラケットを介して、前記ルーフリインフォースが前記ルーフサイドレールに接合された構成であることを特徴とする自動車のルーフ構造。 - 前記ルーフリインフォースは、押出方向に垂直な断面でみたとき、互いに略平行で車体上側及び下側に配置される一対のフランジと、前記両フランジに対し略垂直で車体上下方向を向く一対のウエブとを有し、前記一対のフランジ及び一対のウエブにより略矩形の閉断面部が構成され、
前記ルーフリインフォース側フランジ部には、車体幅方向に延在し、かつ前記ルーフリインフォース側フランジ部に対し略垂直で車体上下方向を向く一対のルーフリインフォース側ウエブ部が設けられ、
前記ルーフサイドレール側フランジ部とルーフリインフォース側フランジ部とが前記同一平面内に維持されるようにして、前記一対のルーフリインフォース側ウエブ部で前記一対のウエブを挟み込み接合したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のルーフ構造。 - 前記ルーフリインフォースは、押出方向に垂直な断面でみたとき、互いに略平行で車体上側及び下側に配置される一対のフランジと、前記両フランジに対し略垂直で車体上下方向を向く一対のウエブとを有し、前記一対のフランジ及び一対のウエブにより略矩形の閉断面部が構成され、
前記ルーフリインフォースの車体幅方向の両端部の閉断面部は、前記両端部以外の閉断面部に比べて、前記一対のウエブの車体上下方向の高さが所定量だけ小さくなるように構成され、
前記ルーフサイドレール側フランジ部とルーフリインフォース側フランジ部とが前記同一平面内に維持されるようにして、前記ルーフリインフォース側フランジ部を前記一対のウエブの車体上下方向の高さが所定量だけ小さくなるように構成された前記ルーフリインフォースの車体幅方向の両端部の車体上側または車体下側に接合したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のルーフ構造。 - 前記ブラケットは、前記伸縮部において車体幅方向に沿って波状又は溝状に成形されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載された自動車のルーフ構造。
- 前記ブラケットは、鋼製であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載された自動車のルーフ構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016190614A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 自動車のルーフ構造 |
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US10370036B2 (en) | 2016-10-07 | 2019-08-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle roof structure |
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JP2008189066A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Kobe Steel Ltd | 自動車ルーフ構造およびルーフボウ |
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