JP2015033182A - 半導体電力変換器の冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱電変換素子の発電効率を高め、熱エネルギーを有効に利用すると共に、バッテリーの消費電力を低減可能とした半導体電力変換器の冷却システムを提供する。
【解決手段】負荷30に電力を供給するインバータ1内のIGBT1aを冷却する水冷ユニット1bと、冷却水を循環させて水冷ユニット1bに供給するポンプ3と、冷却水が通過するラジエータ4と、水冷ユニット1bを通過する冷却水の流量を制御する流路制御ユニット7と、IGBT1aから発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換してインバータ1に供給する熱電変換素子1dと、熱電変換素子1dの発電電力をバッテリー20の電力より優先させてインバータ1に供給する電力制御回路13と、冷却水及びIGBT1aの温度、並びに外気温度等に基づいて、熱電変換素子1dの発電電力が最大限に得られるようにポンプ3及び流路制御ユニット7を制御するマイコン1fと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電力変換器の半導体スイッチ等から発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換して再利用する半導体電力変換器の冷却システムに関し、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されたモータを駆動するためのインバータの冷却システムに関するものである。
特許文献1には、電気自動車等の発熱部に熱電変換素子を設置し、この熱電変換素子の発電電力を用いて車載の電池ユニットの温度調節を行うようにした従来技術が記載されている。
図4は、この従来技術の全体構成図である。
図4において、101は、IGBT等の半導体スイッチを備えたインバータ、102は、インバータ101により運転される車両駆動用のモータ、103はタイヤ、104は充電器、105は、インバータ101及び充電器104を冷却するラジエータ、106は、ラジエータ105が吸収した熱エネルギーをゼーベック効果により電気エネルギーに変換する熱電変換素子、107は、インバータ101に電源電圧を供給し、かつ充電器104により充電される電池ユニット、108は、ペルチェ効果により電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電熱変換素子、109は、熱電変換素子106、電熱変換素子108及び下記のスイッチユニット110を制御する電池管理ユニット(BMU:Battery Management Unit)、110は、熱電変換素子106の発電電力の供給先を切り替えるスイッチユニットである。
また、スイッチユニット110は、昇圧回路111、ダイオード112,113(倍電圧整流回路)、コンデンサ114、スイッチ115及び極性反転回路116を備えている。
次に、この従来技術の動作の概要を説明する。
ラジエータ105がインバータ101及び充電器104から吸収した熱エネルギーは、熱電変換素子106により電気エネルギーに変換され、スイッチユニット110内の倍電圧整流回路及びコンデンサ114により整流、平滑される。
電池管理ユニット109は電池ユニット107の温度を常に監視しており、その検出温度に応じて出力される制御信号によって、スイッチ115、熱電変換素子106及び電熱変換素子108を制御する。
例えば、上記制御信号によりスイッチ115を極性反転回路116側に切り替えた場合には、熱電変換素子106の発電電力を電池ユニット107側の電熱変換素子108に供給しながら電熱変換素子108に与える電流の極性を選択することにより、電池ユニット107を加熱または冷却することができる。
また、上記制御信号によりスイッチ115を昇圧回路111側に切り替えた場合には、熱電変換素子106から出力されて整流、平滑した電圧を昇圧し、電池ユニット107またはインバータ101に供給することが可能である。
上記のように、この従来技術では、ラジエータ105が発生する熱エネルギーを利用して電池ユニット107の温度調整を行い、必要に応じて電池ユニット107またはインバータ101に電力を供給している。なお、特許文献1には、熱電変換素子106をインバータ101や充電器104に直接取り付けても良いことが記載されている。
特開2008−108509号公報(段落[0025]〜[0030]、図1,図2,図4等)
図4に示した従来技術において、インバータ101等の発熱部は、運転状態によって時々刻々と発熱量が変化する。例えば、渋滞により車両がごく低速で走行している時(いわゆるノロノロ運転時)には、インバータ101の出力をそれほど必要としないため、インバータ101からの発熱量も少ないが、登坂路を走行する場合や加速時には大きな出力が必要になるので、インバータ101の発熱量も急激に増加する。すなわち、車両の走行状態によってインバータ101からの発熱量が大きく変化するので、熱電変換素子106の発電電力も大きく変化する。
一方、この従来技術におけるインバータ101やラジエータ105は、冷却温度制御機能を備えていない。このため、インバータ101内の半導体スイッチの破損を防止するために発熱量が大きい時(高出力運転時)を基準とした冷却能力によって常に冷却していると、発熱量が小さい時(低出力運転時)にはインバータ101が必要以上に冷却されることとなり、本来、電気エネルギーに変換して利用できるはずの熱エネルギーを利用することができず、熱電変換素子106による発電効率が低下してしまうという問題があった。
また、冷却がそれほど必要ない状況でも冷却能力が一定である場合には、冷却水を循環させるためのポンプ等の電源(例えば、電池ユニット107)の電力を浪費するという問題もあった。
そこで、本発明の解決課題は、冷却水の温度や半導体スイッチの温度等に応じて冷却水の流量や流路等を最適制御することにより、熱電変換素子の発電効率を高め、熱エネルギーを変換して得た電気エネルギーを有効に利用すると共に、バッテリーの消費電力を低減可能とした半導体電力変換器の冷却システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、負荷に電力を供給するインバータ等の半導体電力変換器内の少なくとも半導体スイッチを冷却する水冷ユニットと、冷却水を循環させて水冷ユニットに供給するポンプと、冷却水が通過するラジエータ等の熱交換器と、水冷ユニットを通過する冷却水の流量を制御する流量制御部と、半導体スイッチから発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、その発電電力を半導体電力変換器に供給するための電力制御回路と、冷却水及び半導体スイッチの温度、並びに外気温度に基づいて、熱電変換素子の発電電力が最大限に得られるようにポンプ及び流量制御部の動作を制御するマイコン等の制御手段と、を備えたものである。
また、本発明は、請求項2に記載するように、熱交換器を強制的に空冷するためのファンを備え、制御手段によりファンの動作を制御することが望ましい。
更に、請求項3に記載するように、流量制御部は、流路制御ユニットにより冷却水が分岐流路を流れる割合を調整して水冷ユニットを通過する冷却水の流量を制御することが望ましい。
請求項4に記載するように、冷却システムを構成するポンプや流路制御ユニット、ファン等の電源としてのバッテリーを備え、電力制御回路が、熱電変換素子の発電電力をバッテリーの電力よりも優先させて半導体電力変換器に供給することにより、熱電変換素子の発電電力を有効に利用してバッテリーからの供給電力を低減することができる。
なお、本発明に係る冷却システムは、請求項5に記載するように、自動車に搭載されるインバータによって車両駆動用のモータ等の負荷を駆動するシステムに適用すれば好適である。
本発明によれば、冷却水の温度や半導体スイッチの温度等に応じて冷却水の流量や流路等を最適制御することにより、熱電変換素子による発電量が最大限に得られる冷却状態を保ち、しかもバッテリーの電力の浪費を防止していわゆる電費を向上させることができる。
また、従来技術のように電熱変換素子を用いて対象物を冷却する方法によらず、冷却水により半導体電力変換器を直接冷却するため、電気エネルギーから熱エネルギーへの変換に伴う損失もなく、冷却効率が高いという効果もある。
本発明の実施形態の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるIGBTへの水冷ユニット、温度センサ、熱電変換素子の設置状態を概念的に示した図である。 図1におけるインバータの内部構成を示すブロック図である。 従来技術の全体構成を示すブロック図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、この実施形態の全体構成を示すブロック図であり、電気自動車やハイブリッド自動車の車両駆動用のモータ(図示せず)を駆動する半導体電力変換器としてのインバータの冷却システムを示している。なお、本実施形態では、インバータを構成する半導体スイッチとしてIGBTを用いる場合について説明するが、半導体スイッチとしてMOSFETやパワーバイポーラトランジスタ等を使用しても良いことは言うまでもない。
図1において、車載のインバータ1は、IGBTやダイオード等を備えており、これらの部品は電力変換動作に伴って電力損失を生じ、熱を発生する。例えば、IGBTにおける電力損失としては、IGBTがオンして電流が流れている時の定常損失、IGBTがターン・オン動作、ターン・オフ動作する時のスイッチング損失などが挙げられる。
これらの電力損失によりIGBTが過熱状態になると破損するおそれがあるため、IGBTの温度を許容動作温度範囲に収めることが必要であり、例えば、水冷方式によってIGBTを冷却することが行われている。
図1では、インバータ1内のIGBTを冷却する冷却水の流路として共通流路2が設けられ、この共通流路2に、電動ウォータポンプ3、熱交換器としてのラジエータ4及び電動ファン5が配置されている。ここで、後述するようにインバータ1はマイコンを備えており、このマイコンから出力されるポンプ制御信号により電動ウォータポンプ3の運転が制御され、ファン制御信号により電動ファン5が制御されるようになっている。
共通流路2はインバータ1の前後において第1分岐流路6Aと第2分岐流路6Bとに分岐しており、一方の分岐点には流路制御ユニット7が配置されている。この流路制御ユニット7の動作は、インバータ1内のマイコンから出力される流路制御信号により制御される。
なお、電動ファン5は、停車時のようにラジエータ4を空冷できない場合にラジエータ4を強制的に空冷するためのものである。また、電動ウォータポンプ3、電動ファン5及び流路制御ユニット7は、後述する図4のバッテリー20から電源が供給されるものとする。
また、インバータ1の外部には外気温度センサ8が設けられており、このセンサ8による外気温度検出値がインバータ1内のマイコンに入力されている。
図2に示すように、インバータ1内のIGBT1aには水冷ユニット1bが密接して配置され、この水冷ユニット1bの内部を第1分岐流路6Aが貫通している。また、IGBT1aの温度を検出する温度センサ1cと、水冷ユニット1bがIGBT1aから吸収した熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子1dとが配置されている。更に、第1分岐流路6Aには冷却水温度センサ1eが取り付けられている。
熱電変換素子1dは、周知のゼーベック効果に基づき、2種類の金属あるいはP型,N型半導体を接合し、これらの接合部の温度差に応じて電圧が発生する原理を用いている。
次に、図3はインバータ1の内部構成を示すブロック図である。
インバータ1には、冷却システム全体を統括的に制御するためのマイコン1fが搭載されている。このマイコン1fは、外部のECU(電子制御ユニット)9との間で通信を行うためのインターフェースを備えており、ECU9からの運転指令や速度指令を受信してIGBT制御信号を生成し、この制御信号に従ってIGBT1aをスイッチング制御したり、インバータ1の運転状態をECU9へ送信する機能を備えている。なお、IGBT1aは、複数のIGBT素子をブリッジ接続することによりモジュール化されているものである。
マイコン1fには、前述した温度センサ1cからのIGBT温度検出値、冷却水温度センサ1eからの冷却水温度検出値、及び、外気温度センサ8からの外気温度検出値が入力されている。
マイコン1fからは、流路制御ユニット7に対する流路制御信号、電動ウォータポンプ3に対するポンプ制御信号、及び、電動ファン5に対するファン制御信号が出力される。上記の流路制御信号は、流路制御ユニット7を動作させて第1分岐流路6A及び第2分岐流路6Aを流れる冷却水量の割合を調整し、ポンプ制御信号は、電動ウォータポンプ3のオン・オフ及び回転数(冷却水の循環速度)を制御し、ファン制御信号は、電動ファン5のファンモータのオン・オフ及びその回転数を制御する。
ここで、流路制御ユニット7を制御すれば水冷ユニット1bを流れる冷却水の流量を直接的に制御することができ、また、電動ウォータポンプ3の回転数を制御すれば水冷ユニット1bを流れる冷却水の流量を間接的に制御することができる。その意味で、流路制御ユニット7及び電動ウォータポンプ3は何れも流量制御手段としての機能を持っている。
更に、インバータ1には、安定化電源回路11,12及び電力制御回路13が設けられている。
一方の安定化電源回路11は、熱電変換素子1dの出力電圧を一定値に制御して電力制御回路13に出力し、他方の安定化電源回路12は、バッテリー20の出力電圧を一定値に制御して電力制御回路13に出力する。電力制御回路13は、安定化電源回路11,12から供給される直流電力の使用割合を制御しながらインバータ1を運転し、負荷30に電力を供給するものであり、熱電変換素子1dの発電電力を優先的に使用し、その発電電力では賄いきれない不足分の電力をバッテリー20から供給するような制御を行う。
負荷30としては、車両駆動用のモータの他に、エアコンやパワステアリング、オーディオ機器、照明具等の補機を含んでいても良い。
次に、この実施形態の動作を説明する。
いま、IGBT1aの温度が許容動作温度範囲に保たれ、かつ、熱電変換素子1dによる発電電力が最大限に得られるような冷却状態に制御されているものとする。
この状態では、マイコン1fにより、例えば、第1分岐流路6Aの冷却水量と第2分岐流路6Bの冷却水量との割合が2:8となるように流路制御ユニット7が制御され、冷却水の循環速度が最大循環速度の40[%]になるように電動ウォータポンプ3が制御されている。この冷却状態は、マイコン1fが、外気温度センサ8による外気温度検出値、温度センサ1cによるIGBT温度検出値、冷却水温度センサ1eによる冷却水温度検出値を取得しながら、IGBT1aの温度を許容動作温度範囲に維持しつつ熱電変換素子1dから所望の発電電力が得られるように、流路制御ユニット7及び電動ウォータポンプ3を制御して実現される。
車両の登坂走行時のようにインバータ1の高出力運転が必要とされる場合、ECU9から、例えばモータの回転数を上昇させる速度指令がマイコン1fに送られると、マイコン1fは、IGBT制御信号によりIGBT1aのPWMパルスを制御してスイッチング周波数を増加させるため、発熱量が増大する。
この場合、IGBT1aの過熱による破損を防止するためには、現在の冷却状態より、モータ回転数の上昇による発熱量増加分だけ余計にIGBT1aを冷却する必要がある。従って、マイコン1fは、前記の発熱量増加分を演算してその発熱量増加分だけIGBT1aを更に冷却するように、冷却システムを制御する。
すなわち、マイコン1fは、モータ回転数の上昇による発熱量増加分に応じて、第1分岐流路6Aの冷却水量と第2分岐流路6Bの冷却水量との割合を変更し、第1分岐流路6Aの冷却水量の割合を増加させるような流路制御信号を生成し、流路制御ユニット7を制御する。また、必要であれば、マイコン1fはこれと同時に、モータ回転数の上昇による発熱量増加分に応じて、冷却水の循環速度、つまりポンプの回転数を上昇させるためのポンプ制御信号を生成し、電動ウォータポンプ3を制御する。
この場合、流路制御ユニット7による制御と電動ウォータポンプ3による制御とをどのような割合で組み合わせればバッテリー20の消費電力が最小になるかをマイコン1fが逐次、演算し、その結果に応じて流路制御ユニット7及び電動ウォータポンプ3を制御すれば良い。
また、車両の走行中はラジエータ4が空冷されることにより冷却水の冷却が可能であるが、サービスエリアにおける休憩時のように、一定時間、停車する場合には、冷却水を空冷することができない。このため、マイコン1fは、外気温度センサ8による外気温度検出値を参照しつつ、冷却水温度センサ1eによる冷却水温度検出値や温度センサ1cによるIGBT温度検出値がそれぞれ目標値に一致するようにファン制御信号を生成し、この制御信号に応じた回転数及び運転時間に従って電動ファン5を運転することにより、ラジエータ4を強制的に空冷する。
更に、渋滞時のようにインバータ1の出力がそれほど必要とされない場合には、ECU9からマイコン1fに送られる速度指令が小さくなり、IGBT1aの発熱量も減少する。
この場合には、前述した高出力運転時と同様に流路制御ユニット7及び電動ウォータポンプ3を制御するとIGBT1aを過剰に冷却することになる。従って、マイコン1fは、外気温度検出値、IGBT温度検出値、冷却水温度検出値を取得しながら、IGBT1aの温度を許容動作温度範囲に維持しつつ、熱電変換素子1dからできるだけ多くの発電電力が得られるように、流路制御ユニット7及び電動ウォータポンプ3を制御する。
このように、本実施形態では、IGBT1aの温度が許容動作温度範囲に保たれ、かつ、熱電変換素子1dの発電効率を最大化する冷却状態となるように、第1分岐流路6A,第2分岐流路6Bによる冷却水量の分岐割合、冷却水の循環速度、更には、電動ファン5の回転数及び運転時間をリアルタイムに制御するものである。その際、流路制御ユニット7や電動ウォータポンプ3、電動ファン5の電源として使用しているバッテリー20の電力を浪費しないように各制御動作を実行することにより、いわゆる電費を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、インバータ1内のIGBT1aを冷却する場合について説明したが、他の発熱部、例えばモータや充電器等を含めた冷却システムとし、モータや充電器から発生する熱エネルギーを熱電変換素子により電気エネルギーに変換して再利用することにより、前記同様にバッテリー20の電力消費を抑制して電費を向上させることができる。
また、インバータ1から負荷30への供給電力が熱電変換素子1dによる発電電力よりも小さい場合には、その余剰分の電力を用いてバッテリー20を充電しても良い。
本発明は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されるインバータを始めとして、車載型、非車載型を問わず、また、コンバータやチョッパを含めた各種の半導体電力変換器の冷却システムに利用することができる。
1:インバータ
1a:IGBT
1b:水冷ユニット
1c:温度センサ
1d:熱電変換素子
1e:冷却水温度センサ
1f:マイコン
2:共通流路
3:電動ウォータポンプ
4:ラジエータ
5:電動ファン
6A:第1分岐流路
6B:第2分岐流路
7:流路制御ユニット
8:外気温度センサ
9:ECU(電子制御ユニット)
11,12:安定化電源回路
13:電力制御回路
20:バッテリー
30:負荷

Claims (5)

  1. 負荷に電力を供給する半導体電力変換器内の少なくとも半導体スイッチを冷却する水冷ユニットと、
    冷却水を循環させて前記水冷ユニットに供給するポンプと、
    前記冷却水が通過する熱交換器と、
    前記水冷ユニットを通過する冷却水の流量を制御する流量制御部と、
    前記半導体スイッチから発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、
    前記熱電変換素子の発電電力を前記半導体電力変換器に供給するための電力制御回路と、
    前記冷却水の温度、前記半導体スイッチの温度、及び外気温度に基づいて、前記熱電変換素子の発電電力が最大限に得られるように前記ポンプ及び前記流量制御部の動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする半導体電力変換器の冷却システム。
  2. 請求項1に記載した半導体電力変換器の冷却システムにおいて、
    前記熱交換器を強制的に空冷するためのファンを備え、
    前記制御手段により、前記ファンの動作を制御することを特徴とする半導体電力変換器の冷却システム。
  3. 請求項1に記載した半導体電力変換器の冷却システムにおいて、
    前記流量制御部は、流路制御ユニットにより冷却水が分岐流路を流れる割合を調整して前記水冷ユニットを通過する冷却水の流量を制御することを特徴とする半導体電力変換器の冷却システム。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した半導体電力変換器の冷却システムにおいて、
    前記冷却システムを構成する各機器の電源としてのバッテリーを備え、
    前記電力制御回路は、前記熱電変換素子の発電電力を前記バッテリーの電力よりも優先させて前記半導体電力変換器に供給することを特徴とする半導体電力変換器の冷却システム。
  5. 請求項1に記載した半導体電力変換器の冷却システムにおいて、
    前記半導体電力変換器が自動車に搭載されるインバータであり、前記負荷は、少なくとも車両駆動用のモータを含むことを特徴とする半導体電力変換器の冷却システム。
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