JP2015032957A - 近接無線送受信装置 - Google Patents

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強 関根
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    • H04B1/40Circuits
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Abstract

【課題】複数の無線通信LSI用のアンテナを共用化可能にすることにより小型化する。【解決手段】実施形態の近接無線送受信装置は、第1の同調回路及び第1の変復調回路を含む第1の通信方式の第1の送受信部と、第2の同調回路及び第2の変復調回路を含む第2の通信方式の第2の送受信部と、前記第1及び第2の通信方式の通信信号が誘起するアンテナと、前記アンテナと前記第1の送受信部とを接続するか又は前記アンテナと前記第2の送受信部とを接続するためのスイッチ部と、前記第1及び第2の送受信部の受信状態を判定する受信判定部と、前記受信判定部の判定結果に応じて前記スイッチ部を制御するスイッチ切換部とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、近接無線送受信装置に関する。
近年、携帯電話や無線タグ及び非接触ICカード等の携帯可能な情報機器が普及してきている。これらの情報機器の非接触通信機能を利用して、駅の改札等を電子化する電子改札や電子マネー等が導入されている。
非接触通信を可能にする近距離無線通信技術として、特に米国や欧州においてはISO/IEC14443TypeA,TypeBが普及しており、日本を含むアジアにおいては、FeliCa(登録商標)(フェリカ))が普及している。
NFC(Near Field Communication)フォーラムは、TypeA、TypeB、TypeF(FeliCa方式)の無線通信プロトコルを国際規格として集約しており、この規格に基づき、TypeA/TypeB/TypeFを1チップで実現する無線通信LSIも開発されている。しかし、NFCで定義されているTypeFはFeliCaと同じ無線通信技術であるが、FeliCaはICカードのアプリケーションまで含めた技術方式であるため、通常のTypeA/TypeB/TypeFの1チップ無線通信LSIではFeliCaを使った決済サービスは対応できない。
FeliCa機能を実現するためにはFeliCa無線通信LSIとFeliCa SE(Secure Element)LSIで構成される専用のFeliCa用の通信システムLSIが必要である。SE LSIは銀行の決済、交通機関の運賃支払い、建物の入出管理など個人情報を利用するサービスにおいて、データを安全に処理するためのセキュリティチップである。
非接触通信機能を搭載する携帯端末のメーカは、日本向けにはFeliCa決済サービスに対応する必要があるため、携帯端末の仕向け地毎に別のLSI、即ち、TypeA/TypeB用の通信システムLSIか又はFeliCa用の通信システムLSIを搭載する必要があり、費用や時間、手間が余計に発生する問題がある。
世界的に見るとTypeA/TypeB用の通信システムLSIが多く普及していることを考慮すると、FeliCa決済サービス対応のために新たな端末の開発を行わず、既存のTypeA/TypeB用の通信システムLSIをそのまま利用して、更にFeliCa用の通信システムLSIを加えた通信端末を構成することも有効であると考えられる。
しかしながら、非接触通信において採用される負荷変調においては、通信距離によっては搬送波振幅の変化が検出不能となるヌルが発生する。このヌルの発生を回避するために、アンテナの調整及び同調周波数の調整等を行う必要があり、TypeA/TypeB用とFeliCa用のチップの外付け回路として、アンテナ及び同調回路を夫々個別に用意する必要があり、装置が大型化してしまう。
特開2007−328634号公報
本発明の実施形態は、複数の無線通信LSI用のアンテナを共用化可能にすることにより、小型化することができる近接無線送受信装置を提供することを目的とする。
実施形態の近接無線送受信装置は、第1の同調回路及び第1の変復調回路を含む第1の通信方式の第1の送受信部と、第2の同調回路及び第2の変復調回路を含む第2の通信方式の第2の送受信部と、前記第1及び第2の通信方式の通信信号が誘起するアンテナと、前記アンテナと前記第1の送受信部とを接続するか又は前記アンテナと前記第2の送受信部とを接続するためのスイッチ部と、前記第1及び第2の送受信部の受信状態を判定する受信判定部と、前記受信判定部の判定結果に応じて前記スイッチ部を制御するスイッチ切換部とを具備する。
本発明の第1の実施の形態に係る近接無線送受信装置を示すブロック図。 第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。 スイッチ切換回路11の動作を説明するための説明図。 本発明の第2の実施の形態に係る近接無線送受信装置を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態に係る近接無線送受信装置を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る近接無線送受信装置を示すブロック図である。本実施の形態は、FeliCa用及びTypeA/TypeB用の送受信装置に適用する例について説明するが、他の通信方式の送受信装置にも適用可能である。
本実施の形態は、TypeA/TypeB用及びFeliCa用の外付け回路のうち、アンテナを共用化することにより、小型化を図るものである。
図1において、FeliCa通信用の通信部F1及びTypeA/TypeB通信用の通信部T1は、いずれもLSI化されており、既存のFeliCa用LSIチップ及びTypeA/TypeB用LSIチップを採用することができる。FeliCa用の通信部F1にはFeliCa用の周辺回路F2が接続されており、TypeA/TypeBの通信部T1にはTypeA/TypeB用の周辺回路T2が接続されている。
FeliCa用の周辺回路F2及びアンテナ3によってFeliCa用の外付け回路F4が構成され、TypeA/TypeB用の周辺回路T2及びアンテナ3によってTypeA/TypeB用の外付け回路T4が構成されており、アンテナ3は共用化されている。
アンテナ3を共用化するために、FeliCa用の外付け回路F4及びTypeA/TypeB用の外付け回路T4には、夫々FeliCa通信用のスイッチICF5及びTypeA/TypeB通信用のスイッチICT5が設けられる。
アンテナ3には、FeliCa用の高周波信号及びTypeA/TypeB用の高周波信号が誘起する。アンテナ3に誘起したFeliCa用の高周波信号はFeliCa通信用のスイッチICF5を介して周辺回路F2に供給され、アンテナ3に誘起したTypeA/TypeB用の高周波信号はTypeA/TypeB通信用のスイッチICT5を介して周辺回路T2に供給される。
周辺回路F2,T2は、同調回路により構成されており、夫々FeliCa用又はTypeA/TypeB用の高周波信号を受信する。また、周辺回路F2,T2には、負荷変調における負荷回路が構成されている。
通信部F1は、FeliCa用のCLF(ContactLess Front-end)回路F1a及びSE(Secure Element)回路F1bによって構成されている。また、通信部T1は、TypeA/TypeB用のCLF回路T1a及びSE回路T1bによって構成されている。
CLF回路F1a,T1aは、周辺回路F2,T2を夫々介した非接触通信を可能にするものであり、周辺回路F2,T2からの信号を例えば包絡線検波によってRF復調処理すると共に、周辺回路F2,T2の負荷回路を制御することで負荷変調による送信処理を行う。
SE回路F1bは、CLF回路F1aからの受信信号の復号化処理を行ってデータを図示しないメモリに記憶させると共に、メモリに記憶された送信情報の暗号化処理を行って、CLF回路F1aに出力する。また、SE回路T1bは、CLF回路T1aからの受信信号の復号化処理を行うと共に、送信信号を暗号化処理した後CLF回路T1aに出力する。
なお、通信部F1,T1は、図示しないホストコンピュータに接続されることもある。ホストコンピュータは、SE回路F1b,T1bのメモリに記憶されている情報を読み出すことが可能である。また、図1の装置は、非接触ICカードとして機能するだけでなく、リーダ/ライタとして機能させることも可能である。この場合には、通信部F1,T1は、ホストコンピュータによってCLF回路F1a,T1aが制御されて、データのリード及びライトを行う。
本実施の形態においては、上述したように、アンテナ3をFeliCa用とTypeA/TypeB用とで共用しており、周辺回路F2,T2において高精度の同調動作を可能にするためには、FeliCa用の回路とTypeA/TypeB用の回路とを分離する必要がある。スイッチICF5,T5はこのような分離のために設けられており、スイッチICF5がオンとなることによって、アンテナ3はFeliCa通信用として機能し、スイッチICT5がオンとなることによって、アンテナ3はTypeA/TypeB通信用として機能する。
スイッチ切換回路11は、スイッチICF5,T5のオン,オフを切換えるための切換信号を出力する。この切換信号は、直接スイッチICT5に供給されると共に、インバータ12によって反転されてスイッチICF5に与えられる。この切換信号によって、スイッチICF5,T5は、一方がオンの場合に他方がオフとなるように構成される。切換信号によってスイッチICF5がオンの場合には、アンテナ3は周辺回路F2に接続されることになり、FeliCaの機能が実現可能となる。逆に、スイッチICT5がオンの場合には、アンテナ3は周辺回路T2に接続されることになり、TypeA/TypeBの機能が実現可能となる。
本実施の形態においては、スイッチ切換回路11は、受信判定回路13の出力に基づいてスイッチICF5,T5を制御するようになっており、FeliCa機能を実現すべき場合にスイッチICF5をオンにさせ、TypeA/TypeB機能を実現すべき場合にはスイッチICT5をオンにさせるようになっている。
受信判定回路13は、通信部F1,T1から認識信号が入力される。FeliCa用の通信部F1は、CLF回路F1aの復調処理によって得られた信号に、FeliCa信号に含まれる認識信号(プリアンブル等)が含まれていることを検出した場合には、FeliCa信号を受信したことを示すビットを論理値“1”にする。本実施の形態においては、論理値“1”の信号が認識信号として受信判定回路13に供給されるようになっている。また、TypeA/TypeB用の通信部T1も同様に、RF復調処理の結果、TypeA/TypeB信号を受信したことを検出した場合には、TypeA/TypeB信号を受信したことを示す認識信号を受信判定回路13に供給するようになっている。受信判定回路13は、認識信号によって、FeliCa信号とTypeA/TypeB信号のいずれの信号が受信されているか、又は無信号状態であるかを判定して、判定結果をスイッチ切換回路11に出力する。
スイッチ切換回路11は、所定のタイミングでスイッチICF5,T5を切換制御することにより、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号の両方の信号を時分割で受信可能にすると共に、受信判定回路13の判定結果によってFeliCa信号又はTypeA/TypeB信号のいずれかの信号が受信中であることが示された場合には、当該受信中の信号の通信が継続して行われるように、スイッチICF5,T5の切換制御を行うようになっている。
なお、通信部F1,T1には、電源部14から電源電圧が供給されるようになっている。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図2及び図3を参照して説明する。図2は第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートであり、図3はスイッチ切換回路11の動作を説明するための説明図である。
図2のステップS1においては、スイッチ切換回路11によって、いずれか一方のスイッチICが選択的にオンに設定される。図2の例では、先ず、FeliCa信号通信用のスイッチICF5が選択される。次のステップS2では、FeliCa信号が受信されているか否かが判定される。
通信部F1,T1のCLF回路F1a,T1aは、夫々FeliCa信号又はTypeA/TypeB信号を受信すると、認識信号を受信判定回路13に出力する。受信判定回路13は、通信部F1から認識信号を受信すると、FeliCa信号が受信されたことを示す判定結果を出力し、通信部T1から認識信号を受信すると、TypeA/TypeB信号が受信されたことを示す判定結果を出力する。
スイッチ切換回路11は、受信判定回路13の判定結果によって、FeliCa信号を受信しているか、TypeA/TypeB信号を受信しているか、又はいずれの信号も受信していないかを判定することができる。
いま、図3のタイミングP1の前の期間であるものとする。この場合には、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号は受信されておらず、ステップS2及びステップS3において、NO判定となる。図3のタイミングP1までは、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号のいずれも受信されていないので、この期間には処理はステップS4に移行して、現在オンに設定されているスイッチICが判定される。
例えば、FeliCa受信用のスイッチICF5がオンになっている場合には、スイッチ切換回路11は、ステップS7において、FeliCa受信用スイッチICF5を選択的にオンにする。これにより、アンテナ3を介してFeliCaの信号が受信可能状態となる。
スイッチICF5,T5を切換えるためのスイッチ切換回路11の判定は、図3に示すように、例えば、時間t1又はt2毎に行われる。時間t1,t2としては、例えば0.5秒〜1秒程度が設定される。スイッチICF5,T5の切換判定からt1又はt2時間が経過すると、ステップS9から処理がステップS2に戻り、ステップS2,S3において、FeliCa信号が受信中か否か、TypeA/TypeB信号が受信中か否かが順次判定される。
図3の無信号状態は、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号のいずれも受信中ではないことを示しており、処理はステップS3からステップS4に移行して、スイッチ切換回路11は、ステップS7において、FeliCa受信用のスイッチICF5を選択的にオンにする。以後、ステップS2〜S9の処理が繰り返されて、無信号時には、スイッチICF5,T5が時間t1又はt2間隔で切換えられる。こうして、無信号時には、FeliCa信号の受信とTypeA/TypeB信号の受信とが、交互に切換えられる。
ここで、図1の装置がTypeA/TypeB信号の受信可能領域に近接するものとする。そうすると、通信部T1のCLF回路T1aから認識信号が出力され、受信判定回路13は、TypeA/TypeB信号が受信されたことを示す判定結果をスイッチ切換回路11に出力する。スイッチ切換回路11は、ステップS3においてTypeA/TypeB信号が受信中であるものと判定し、ステップS6において、TypeA/TypeB受信用のスイッチICT5をオンにする。
スイッチ切換回路11は、TypeA/TypeB信号の受信中は、時間t2毎に、ステップS2、ステップS3又はステップS4の判定を行う。図3のタイミングP1〜タイミングP2の期間においては、TypeA/TypeB信号が受信されており、スイッチ切換回路11は、この期間において、スイッチICT5をオンにし、スイッチICF5をオフにする。これにより、TypeA/TypeB信号が継続して受信される。
通信部T1は、受信信号の復調処理及び復号化処理を行う。また、通信部T1は、メモリに記憶された情報を暗号化して、CLF回路T1aによる負荷変調によって、アンテナ3からTypeA/TypeB信号の送信元に必要な情報の送信を行う。
ここで、図1の装置がTypeA/TypeB信号の受信可能領域から遠ざかるものとする。そうすると、通信部T1のCLF回路T1aからの認識信号の出力が停止し、受信判定回路13は、TypeA/TypeB信号が受信されなくなったことを示す判定結果をスイッチ切換回路11に出力する。例えば、図3のタイミングP2からタイミングP3の期間においては、無信号状態であり、受信判定回路13からは、TypeA/TypeB信号だけでなくFeliCa信号についても受信していないことを示す判定結果が出力される。
これにより、スイッチ切換回路11は、ステップS4,S7,S8,S9によって、時間t1又はt2毎に、スイッチICF5,T5を交互にオンにする。こうして、無信号時には、FeliCa信号の受信とTypeA/TypeB信号の受信とが、交互に切換えられる。
次に、図1の装置がFeliCa信号の受信可能領域に近接するものとする。そうすると、通信部F1のCLF回路F1aから認識信号が出力され、受信判定回路13は、FeliCa信号が受信されたことを示す判定結果をスイッチ切換回路11に出力する。スイッチ切換回路11は、ステップS2においてFeliCa信号が受信中であるものと判定し、ステップS5において、FeliCa信号受信用のスイッチICF5をオンにする。
スイッチ切換回路11は、FeliCa信号の受信中は、時間t1毎に、ステップS2、ステップS3又はステップS4の判定を行う。図3のタイミングP3から所定期間においては、FeliCa信号が受信されており、スイッチ切換回路11は、この期間において、スイッチICF5をオンにし、スイッチICT5をオフにする。これにより、FeliCa信号が継続して受信される。
通信部F1は、受信信号の復調処理及び復号化処理を行う。また、通信部F1は、メモリに記憶された情報を暗号化して、CLF回路F1aによる負荷変調によって、アンテナ3からFeliCa信号の送信元に必要な情報の送信を行う。
以後、ステップS2〜S9が繰り返され、受信状態に応じて、FeliCa通信用のスイッチICF5又はTypeA/TypeB通信用のスイッチICT5が選択されることで、アンテナ3を共用化しながら、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号の送受信が行われる。
なお、スイッチ切換回路11による切換判定の時間t1,t2を適宜設定することにより、システムの要求に応じた応答速度を実現することができる。
また、スイッチ切換回路11からの切換信号を用いて、電源部14から通信部F1,T1に供給する電源電圧のオン,オフを制御することも可能である。例えば、受信されていない信号用の通信部F1,T1への電力供給を停止させるように制御することも可能であり、消費電力を抑制することが可能である。
このように本実施の形態においては、FeliCa通信のための回路とTypeA/TypeB通信のための回路においてアンテナを共用化すると共に、FeliCa通信用のスイッチICのオンとTypeA/TypeB通信用のスイッチICのオンとを切換えて、FeliCa信号とTypeA/TypeB信号とを交互に受信可能とすると共に、通信部からの受信を確認する認識信号によって受信中であることが示された場合には、当該受信された信号受信用のスイッチICをオンに固定する。これにより、アンテナを共用化した場合でも、FeliCa信号の送受信及びTypeA/TypeB信号の送受信が可能となる。
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態に係る近接無線送受信装置を示すブロック図である。図4において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
近接無線送受信を行うチップの中には、FeliCa用のLSIのように認識信号を出力可能なチップだけでなく、このような認識信号を出力することができないチップも考えられる。本実施の形態は、この場合においてもアンテナの共用化を可能にしたものである。
本実施の形態においては、受信判定回路13に代えて受信判定回路21を採用した点が第1の実施の形態と異なる。受信判定回路21は、アンテナ3に接続され、アンテナ3に誘起したキャリアを検出する機能と、2つの通信方式の一方の信号を受信したことを検出する機能を有する。
例えば、受信判定回路21は、FeliCa信号のRF復調処理が可能であり、復調処理によって得られた信号にFeliCa信号に含まれるプリアンブルが含まれていることを検出した場合には、アンテナ3によってFeliCa信号を受信しているものと判定する。また、受信判定回路21は、アンテナ3に誘起したキャリアを検出していても、FeliCa信号の受信を検出することができない場合には、TypeA/TypeB信号の受信中であるものと判定する。また、受信判定回路21は、アンテナ3にキャリアが誘起していることを検出できない場合には、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号のいずれも受信中でないものと判定する。受信判定回路21は、受信範囲結果をスイッチ切換回路11に出力する。
このように構成された実施の形態においては、受信判定回路21によって、アンテナ3によってFeliCa信号が受信されているか、TypeA/TypeB信号が受信されているか、それとも、いずれの信号も受信されていない無信号状態であるかが判定される。受信判定回路21は、判定結果をスイッチ切換回路11に出力する。
スイッチ切換回路11は、第1の実施の形態と同様に動作する。即ち、無信号状態の場合には、スイッチICF5,T5を交互にオンにし、いずれか一方の信号の受信中には、当該信号受信用のスイッチICを継続してオンにする。こうして、本実施の形態においても、アンテナ3を共用化しながら、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号の受信が可能である。
このように本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態においては、通信用のLSIから受信を確認するための認識信号が出力されない場合でも、受信中の信号を判定可能である。
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施の形態に係る近接無線送受信装置を示すブロック図である。図5において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態においては、2つの通信用のLSIから認識信号が出力されない例を示した。本実施の形態は、2つの通信用のLSIのうちの一方のLSIからは認識信号が得られる場合の例を示している。
受信判定回路13には、通信部F1,T1のうちの一方、図5の例では通信部F1からのみ認識信号が与えられる。受信判定回路13は、認識信号により、FeliCa信号が受信されているか否かを示す判定結果をスイッチ切換回路11に出力する。
受信判定回路25は、アンテナ3に接続され、アンテナ3に誘起したキャリアを検出する機能を有する。受信判定回路25は、アンテナ3にキャリアが誘起しいるか否かを示す判定結果をスイッチ切換回路11に出力する。
スイッチ切換回路11は、受信判定回路13の判定結果によってFeliCa信号を受信しているか否かを判定する。また、スイッチ切換回路11は、受信判定回路25からアンテナ3にキャリアが誘起していることが示される一方、受信判定回路13からはFeliCa信号を受信していない判定結果が出力されている場合には、TypeA/TypeB信号の受信中であるものと判定する。また、スイッチ切換回路11は、受信判定回路25によってアンテナ3にキャリアが誘起していることが検出されない場合には、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号のいずれも受信中でないものと判定する。
このように構成された実施の形態においては、スイッチ切換回路11は、受信判定回路13,25の判定結果に基づいて、アンテナ3によってFeliCa信号が受信されているか、TypeA/TypeB信号が受信されているか、それとも、いずれの信号も受信されていない無信号状態であるかを判定する。
スイッチ切換回路11は、第1の実施の形態と同様に動作する。即ち、無信号状態の場合には、スイッチICF5,T5を交互にオンにし、いずれか一方の信号の受信中には、当該信号受信用のスイッチICを継続してオンにする。こうして、本実施の形態においても、アンテナ3を共用化しながら、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号の受信が可能である。
このように本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態においては、通信用のLSIの一方から受信を確認するための認識信号が出力されない場合でも、受信中の信号を判定可能である。また、受信判定回路13,25は、各通信方式の復調処理を行う必要はないことから、受信判定回路21に比べて回路規模を小さくすることができる。
このように上記各実施の形態においては、モバイルFeliCaに加え、TypeA/TypeBのシステムを同一回路で実現する近接無線受信装置を実現することができる。受信判定回路、スイッチ切換回路、スイッチICを追加する、比較的簡単な構成によって、既存のFeliCa用及びTypeA/TypeB用の設計資産を継承することができる。また、外付け回路としては、アンテナだけが共通であるため、FeliCaチップとTypeA/TypeBチップはお互いの特性に干渉されることがなく単独チップと同等の特性を実現可能である。また、スイッチのオン,オフの切り替わり時間を調整することで、顧客要求に最適なシステム応答速度を実現できる。更に、不要のLSIの電源のオン,オフを同時に制御することでシステムの消費電力を抑えることが可能である。
なお、上記各実施の形態においては、FeliCa信号及びTypeA/TypeB信号の受信用の回路を構成する例について説明したが、他の通信方式にも同様に適用可能であり、2種類だけでなく3種類以上の通信方式にも同様に適用可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
3…アンテナ、F1,T1…通信部、F1a,T1a…CLF回路、F1b,T1b…SE回路、F2,T2…周辺回路、F5,T5…スイッチIC、11…スイッチ回路、13…受信判定回路。

Claims (5)

  1. 第1の同調回路及び第1の変復調回路を含む第1の通信方式の第1の送受信部と、
    第2の同調回路及び第2の変復調回路を含む第2の通信方式の第2の送受信部と、
    前記第1及び第2の通信方式の通信信号が誘起するアンテナと、
    前記アンテナと前記第1の送受信部とを接続するか又は前記アンテナと前記第2の送受信部とを接続するためのスイッチ部と、
    前記第1及び第2の送受信部の受信状態を判定する受信判定部と、
    前記受信判定部の判定結果に応じて前記スイッチ部を制御するスイッチ切換部と
    を具備する近接無線送受信装置。
  2. 前記スイッチ切換部は、前記第1及び第2の通信方式の通信信号が無信号状態である場合には、前記アンテナと前記第1又は第2の送受信部を所定時間で切換ながら接続し、前記第1及び第2の通信方式の通信信号の一方が前記第1又は第2の送受信部において受信中である場合には、前記アンテナと受信中の前記第1又は第2の送受信部とを接続する
    請求項1に記載の近接無線送受信装置。
  3. 前記受信判定部は、前記第1及び第2の変復調回路から前記第1又は第2の通信方式の通信信号を受信中であることを示す認識信号を受信することにより、前記第1及び第2の送受信部の受信状態を判定する
    請求項1又は2に記載の近接無線送受信装置。
  4. 前記受信判定部は、前記アンテナに接続されて、前記アンテナに誘起したキャリアの検出及び第1及び第2の通信方式の通信信号のうちの一方の通信信号を受信中であることの検出によって、前記第1及び第2の送受信部の受信状態を判定する
    請求項1又は2に記載の近接無線送受信装置。
  5. 前記受信判定部は、前記アンテナに接続されて前記アンテナに誘起したキャリアを検出すると共に、前記第1及び第2の変復調回路のうちの一方から前記第1又は第2の通信方式の通信信号を受信中であることを示す認識信号を受信することにより、前記第1及び第2の送受信部の受信状態を判定する
    請求項1又は2に記載の近接無線送受信装置。
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