JP2015032592A - 変圧器 - Google Patents

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Noriaki Takikita
典明 瀧北
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Abstract

【課題】 従来の変圧器は地震の際、特に鉄心の揺れが大きく、コイル台などの主要部材が脱落するという問題があった。また、鉄心の上端と設置面とをフレーム等で連結し、固定することで鉄心の揺れを抑えることができるが、このようなフレームを設けるには材料費および作業工数がかかるという問題があった。【解決手段】 モールド変圧器1は、鉄心2と巻線3とで構成され、鉄心の上部および下部にそれぞれ上コア締めおよび下コア締めが設けられ、上コア締めおよび下コア締めの間を剛体および弾性体が組み合わされた連結部材により連結される。以上のような構成で簡易な手段で鉄心の揺れを抑えることができ、主要部材の脱落を防ぐことができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄心と巻線と上下コア締めとで構成される変圧器において、地震による変圧器の揺れを抑える構造に関するものである。
本発明に関連した従来技術として、図7に特許文献1に記載のモールド変圧器の側面図を示す。また図8は、特許文献2に記載の耐震用フレーム架台を備えた変圧器を示している。
変圧器は地震の揺れにより、様々な悪影響を受ける。例えば図7に示すような屋内に設置しているモールド変圧器1に、特に変圧器の固有振動数に近い周波数の地震波を受けた場合には、例え地震波自体の規模が小さくとも、共振作用により変圧器自体が大きく揺れ悪影響を及ぼす。特に鉄心2の揺れは大きく、鉄心自体に割れが発生するような損傷や、主要部材の脱落などを引き起こす。
主要部材の脱落として、例えば上下コイル台5a,5bの脱落がある。これは、鉄心2の大きな揺れが主原因であるが、鉄心2と巻線3とが一体となって揺れているわけではないため、さらに上下コイル台5a,5bが脱落し易い。
これら上下コイル台5a,5bが脱落した場合は、巻線3が脱落し、地絡事故などに繋がる虞がある。また、幸いにも巻線3が脱落しないという場合もあるが(複数ある上下コイル台5a,5bのうち、数個脱落の場合は、巻線は脱落しない場合もある)、短絡事故時には、巻線3を支えることができないという問題が発生する。
こういった問題を解決するために、図8に示すように、変圧器自体を耐震用フレーム架台70によりしっかりと固定する方法がある。
特開平7−161550号公報 特開昭56−23722号公報
図7においては、地震により鉄心が大きく揺れるという問題がある。すなわち鉄心の揺れが、上下コイル台の脱落や、鉄心自体の損傷(割れなどの発生)などの不具合の引き金となる問題がある。
一方、図8に示す耐震変圧器においては、地震の揺れに際しても、変圧器自体が耐震用フレーム架台により強固に固定されているので、鉄心自体の揺れも少なく、例えば鉄心の損傷や、コイル支持材の脱落などが発生する可能性が低い。しかしながら、変圧器自体の剛性を高めるために耐震用フレーム架台自体を、強固な骨組みで構成する必要があるため、材料費および加工費に多くのコストが費やされるという問題がある。
本発明は、地震の揺れに対しても、簡易な手段で鉄心の揺れを抑える変圧器を提供する。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、
鉄心と、巻線と、前記鉄心の上部および下部にそれぞれ設けられた上コア締めおよび下コア締めとで構成された変圧器において、
前記上コア締めおよび前記下コア締めの間が、剛体と弾性体とを有する連結部材により連結された変圧器である。
請求項2の発明は、前記連結部材は、2つの上部連結剛体と2つの下部連結剛体とその間に前記弾性体とが組み合わされており、
前記2つの上部連結剛体は、それぞれの一端が前記上コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続され、
前記2つの下部連結剛体は、それぞれの一端が前記下コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続された請求項1に記載の変圧器である。
請求項3の発明は、前記弾性体と、前記2つの上部連結剛体の他端付近と、前記2つの下部連結剛体の他端付近とを2つの板状部材で挟む制震板が備えられた請求項2に記載の変圧器である。
請求項4の発明は、鉄心と、巻線と、前記鉄心の上部および下部にそれぞれ設けられた上コア締めおよび下コア締めとで構成された変圧器において、
前記上コア締めおよび巻線の間が、剛体と弾性体とを有する巻線上部連結部材で連結された変圧器である。
請求項5の発明は、前記巻線上部連結部材は、2つの上部連結剛体と2つの下部連結剛体とその間に前記弾性体とが組み合わされており、
前記2つの上部連結剛体は、それぞれの一端が前記上コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続され、
前記2つの下部連結剛体は、それぞれの一端が前記巻線のそれぞれ別の位置に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続された請求項4に記載の変圧器である。
請求項6の発明は、前記弾性体と、前記2つの上部連結剛体の他端付近と、前記2つの下部連結剛体の他端付近とを2つの板状部材で挟む制震板が備えられた請求項5に記載の変圧器である。
請求項7の発明は、鉄心と、巻線と、前記鉄心の上部および下部にそれぞれ設けられた上コア締めおよび下コア締めとで構成された変圧器において、
前記下コア締めおよび巻線の間が、剛体と弾性体とを有する巻線下部連結部材で連結された変圧器である。
請求項8の発明は、前記巻線下部連結部材は、2つの上部連結剛体と2つの下部連結剛体とその間に前記弾性体とが組み合わされており、
前記2つの上部連結剛体は、それぞれの一端が前記巻線のそれぞれ別の位置に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続され、
前記2つの下部連結剛体は、それぞれの一端が前記下コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続された請求項7に記載の変圧器である。
請求項9の発明は、前記弾性体と、前記2つの上部連結剛体の他端付近と、前記2つの下部連結剛体の他端付近とを2つの板状部材で挟む制震板が備えられた請求項8に記載の変圧器である。
本発明によれば、連結部材を設け、さらに連結部材に弾性体を設けたことによって、簡易な手段で鉄心の揺れを抑えることができる。
本発明の第1の実施形態におけるモールド変圧器の側面図を示したものである。 本発明の第1の実施形態におけるモールド変圧器の正面図を示したものである。 本発明の第1の実施形態におけるモールド変圧器の連結部材を示したものである。 本発明の第2の実施形態におけるモールド変圧器の側面図を示したものである。 本発明の第2の実施形態におけるモールド変圧器の正面図を示したものである(但し、一部省略している)。 (A)が本発明の第2の実施形態におけるモールド変圧器の巻線上部連結部材を示したもので、(B)が巻線下部連結部材を示したものである。 従来のモールド変圧器の側面図を示したものである。 従来の変圧器に耐震用フレーム架台を取り付けた状態を示したものである。
<第1の実施形態>
以下、図1ないし図3を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
1はモールド変圧器であり、主な構成部材として、鉄心2と巻線3とで構成されている。鉄心2は、鉛直方向に伸びる3つの脚部2cと、前記3つの脚部2cの上端部同士をそれぞれ繋いでいる上ヨーク部2aと、前記3つの脚部2cの下端部同士をそれぞれ繋いでいる下ヨーク部2bとで構成されている。これら鉄心2は、薄板鋼板を複数枚積み重ねて構成されている。
また鉄心2の3つ脚部2cの鉛直方向の略中央部の外周にモールド樹脂化された略円柱状の巻線3が巻挿され、固定されている。
また鉄心2の上ヨーク部2aおよび下ヨーク部2bには、それぞれ薄板鋼板の積み厚方向(図1の紙面の左右方向)の両端面に上コア締め4aおよび下コア締め4bが設けられている。上コア締め4aおよび下コア締め4bは、断面がコの字状の金具で構成され、長手方向が図2の紙面左右方向に伸びており、鉄心2の上ヨーク部2aおよび下ヨーク部2bの端面全体を覆うように設けられる。
上コア締め4aはさらに、第1の上コア締め4a1と第2の上コア締め4a2とで構成され、図2に示す紙面手前が第1の上コア締め4a1、紙面奥が第2の上コア締め4a2が配置される。またこの第1の上コア締め4a1と第2の上コア締め4a2との間には、図示しない全ネジボルトにより互いが連結されている。具体的には、該全ネジボルトの両端に第1の上コア締め4a1と第2の上コア締め4a2とを挿通させ、該全ネジボルトの両端に図示しないナットが螺合される。このように第1の上コア締め4a1と第2の上コア締め4a2とを全ネジボルトで連結させることで鉄心2の積み厚方向に加圧させ、鉄心2のばらつきを抑えている。
同じく下コア締め4bも、第1の下コア締め4b1と第2の下コア締め4b2とで構成されるが、その構成は前記第1の上コア締め4a1と第2の上コア締め4a2と同じであるので、詳細な説明は省略する。
また巻線3と上コア締め4aとの間に上コイル台5aが、巻線3と下コア締め4bとの間に下コイル台5bが設けられる。それらコイル台はベニヤもしくはプレスボードなどの絶縁材の円柱状もしくは角柱状の形状で構成される。より具体的な配置を示すと、鉛直方向において、上コイル台5aの上端には上コア締め4aの下端が接せられ、上コイル台5aの下端には巻線3の上端が接せられる。同じく、下コイル台5bの上端には巻線3の下端が接せられ、下コイル台5bの下端には下コア締め4bの上端が接せられる。
また上コア締め4aと下コア締め4bとの間には、棒状の金具である上下連結金具10により連結される。上下連結金具10の上下端はネジ切りされ、上下連結金具10の上端は上コア締め4aを挿通してナットにより結合され、上下連結金具10の下端は下コア締め4bを挿通してナットにより結合される。該ナットを締め上げることにより、上コア締め4aと下コア締め4b間に引き合う力が加わり、上コイル台5aおよび下コイル台5bにも引き合う力が加えられることで巻線3が鉛直方向に固定され、巻線3は鉄心2の脚部2cの中央部で固定される。
以上のような構成とすることで、巻線3に短絡機械力が働いて、一次巻線および二次巻線が上下反対方向にそれぞれに力が働いても、上下コイル台5a、5bを介して、上下連結金具10の締め付け力により、巻線3の脱落を防ぐことができる。
また下コア締め4bの下端には下コア締めベース7が設けられ、さらにその下端には防振ゴム8が接着される。防振ゴム8は、設置面に伝わるモールド変圧器1自体の励磁振動などの振動を減振させるために設けられている。また防振ゴム8の下端にはベース9が接着され、ベース9と設置面とを図示しないアンカーボルト等を打ち込むことにより設置面にモールド変圧器1が固定される。
ここで本発明の特徴である連結部材20について図1ないし図3にて説明する。連結部材20は、図3に示すように金具等で構成された角柱の剛体22と、ゴム等で構成された弾性体21とで構成される。
剛体22は、2つの上部連結剛体22aと、2つの下部連結剛体22bで構成され、それぞれの他端が弾性体21に接着されている。
前記2つの上部連結剛体22aのうち、1つの上部連結剛体の一端は上コア締め4aの第1の上コア締め4a1の長手方向の一端に接続され、他方の上部連結剛体の一端は第2の上コア締め4a2の長手方向の一端に接続される。
また前記2つの下部連結剛体22bのうち、1つの下部連結剛体の一端は第1の下コア締め4b1の長手方向の一端に接続され、他方の下部連結剛体の一端は第2の下コア締め4b2の長手方向の一端に接続される。
また図1もしくは図3に示すように、弾性体21と、2つの上部連結剛体22aの他端付近と、2つの下部連結剛体22bの他端付近を2つの板状部材で挟むように構成された制震板23が設けられる。
該制震板23の2つの板状部材は、それぞれ平板金具で構成され、前記部位を挟んだ状態で、図3に示すような位置に4箇所ボルトナット23aにより2つの平板金具を連結させることで、固定される。
以上のような構成の連結部材20を本実施形態では、図2に示すように上下コア締め4a,4bの両端および、各鉄心2の脚部2c間にそれぞれ設けられている。
以上のような構成とすることで、地震の際に鉄心2の揺れを抑えることができる。
モールド変圧器に限らず一般に変圧器は、地震により特に鉄心2の積み厚方向の上端部(上ヨーク部2a)の変位が大きい。この変位に対し、上ヨーク部2aの一端に連結している連結部材20の弾性体21が前記変位に対し、引き戻そうとする力が働き(すなわち連結部材20で連結されている鉄心2の下端の位置が連結部材20の支点の役割を果たす)、鉄心2の変位を抑えることができる。
さらに本発明では、2枚の平板金具をボルトナット23aで挟みこんでいる制震板23が設けられている。例えば地震による図1の左右方向の揺れに対し、制震板23である2枚の平板金具で上部連結剛体22aおよび下部連結剛体22bの他端付近を挟み込んでいるため、その摩擦力で上部連結剛体22aおよび下部連結剛体22bの変位を抑えることで、鉄心の変位(揺れ)を抑えている。例えばこのボルトナットの締め付け力を強めれば、摩擦力が大きくなり、さらに鉄心の変位を抑えることができる。すなわちボルトナットの締め付け力の加減で鉄心の変位(揺れ)を調整することができる。
また連結部材20において、弾性体なしの丈夫な剛体のみで構成した場合は、鉄心2の揺れをさらに抑えることができるが、鉄心2と巻線3とが一体となった剛体となり、地震の揺れの力が重量物であるモールド変圧器1の1つの剛体としての揺れとなり、モールド変圧器1の根元である防振ゴム8もしくはベース9に大きな力が加わり、防振ゴム8が剥がれる、もしくはベース9に取り付けられている図示しないアンカーボルトがせん断するなどの被害が発生する。以上から、本発明は効率よく鉄心2の揺れを抑えるものである。
なお本実施形態では、これら連結部材20を2つの上部連結剛体および2つの下部連結剛体で構成しているが、1つの上部連結剛体および1つの下部連結剛体で構成しても良い。また、連結部材20を図2に示すように4つ設けているが、少なくとも1つ設けていれば良い。
<第2の実施形態>
次に、図4ないし図6を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、連結部材を除くモールド変圧器1は、第1の実施形態で説明したものと同じ構成であるので、同じ番号を付与し、詳細な説明は割愛する。
第2の実施形態である巻線上部連結金具30および巻線下部連結金具40について説明する。巻線上部連結金具30は、上コア締め4aと巻線3との間を連結させるものであり、巻線下部連結金具40は、下コア締め4bと巻線3との間を連結させるものである。
まず巻線上部連結金具30について図6(A)で説明する。巻線上部連結金具30は、金具等で構成された角柱の剛体32と、ゴム等で構成された弾性体31とで構成される。
剛体32は、2つの上部連結剛体32aと、2つの下部連結剛体32bとで構成され、それぞれの他端が弾性体31に接着されている。
ここで2つの上部連結剛体32aのうち、1つの上部連結剛体の一端は上コア締め4aの第1の上コア締め4a1の長手方向の一端付近に接続され、他方の上部連結剛体の一端は第2の上コア締め4a2の長手方向の一端付近に接続される。一端付近と表現しているのは、図5に示すように、上下コア締め4a,4bの長手方向を幅方向とすると、巻線3は幅方向において、上下コア締め4a,4bの長手方向の端面よりも内側にあるので、巻線上部連結金具30を巻線3の幅方向の端面と同一鉛直線上に配置するため、第1および第2の上コア締め4a1,4a2の端面よりも内側という意味で一端付近と表現している。
また前記2つの下部連結剛体32bの一端はモールド樹脂化された略円柱状の巻線3の上部付近の樹脂に接続される。前記幅方向に対し垂直な方向を奥行き方向(図4の左右方向)とし、かつその面を側面とすると、2つの下部連結剛体32bの一端は、巻線3の側面に接続される。2つの下部連結剛体32bのうち、1つの下部連結剛体の一端は巻線3の側面の上部付近で、かつ奥行き方向においては第1の上コア締め4a1側に接続される。他方の下部連結剛体の一端は、巻線3のの側面の上部付近で、かつ奥行き方向においては、第2の上コア締め4a2側に接続される。
また弾性体31と、2つの上部連結剛体32aの他端付近と、2つの下部連結剛体32bの他端付近には制震板33が設けられているが、構成および役割は第1の実施形態と同じにより、説明を省略する。
次に巻線下部連結金具40について図6(B)で説明する。
巻線下部連結金具40は、金具等で構成された角柱の剛体32と、ゴム等で構成された弾性体41とで構成される。
剛体42は、2つの上部連結剛体42aと、2つの下部連結剛体42bとで構成され、それぞれの他端が弾性体41に接着されている。
ここで2つの上部連結剛体42aの一端は、巻線3の側面の下部付近に接続される。2つの上部連結剛体42aのうち、1つの上部連結剛体の一端は奥行き方向においては第1の下コア締め4b1側に接続され、他方の上部連結剛体の一端は奥行き方向においては第2の下コア締め4b2側に接続される。
また下部連結剛体42bのうち、1つの下部連結剛体の一端は下コア締め4bの第1の下コア締め4b1の長手方向の一端付近に接続され、他方の下部連結剛体の一端は第2の下コア締め4b2の長手方向の一端付近に接続される。一端付近としているのは、前記示したように巻線下部連結金具40を巻線と同一鉛直線上に配置するためである。
また弾性体31と、2つの上部連結剛体32aの他端付近と、2つの下部連結剛体32bの他端付近には制震板33が設けられているが、構成および役割は第1の実施形態と同じにより、説明を省略する。
本実施形態では、このような巻線上部連結金具30と巻線下部連結金具40とが各巻線の両端に設けられているが、少なくとも1つ設けていれば良い。また巻線上部連結金具30の下部連結剛体32bの一端は、巻線上部付近に設けられているとしたが、巻線であればどこに設けても良い。同じく巻線下部連結金具40の上部連結剛体42aの一端は、巻線下部付近に設けられているとしたが、巻線であればどこに設けても良い。さらに、特に鉄心2の上部の揺れを抑えたい場合には、巻線上部連結金具30だけ設けても良い。
以上のような構成とすることで、地震の際に鉄心2の揺れを抑えることができる。
第1の実施形態と違うところは、地震による鉄心2の変位に対し、巻線3を支点として、巻線上部連結金具30もしくは巻線下部連結金具40で引き戻す力を発生させる。これは、鉄心2の脚部2cに重量物である巻線3を備えており、かつ、鉄心2と巻線3の揺れは同期ではないため、特に高さの高いモールド変圧器に対し、巻線の揺れにより鉄心に大きな負担がかかるのを防いでいる。さらに、巻線上部連結金具30もしくは巻線下部連結金具40を設けることで、鉄心2と巻線3の揺れを同期状態に近づけ、上コイル台5aもしくは下コイル台5bの脱落を防ぐことができる。

Claims (9)

  1. 鉄心と、巻線と、前記鉄心の上部および下部にそれぞれ設けられた上コア締めおよび下コア締めとで構成された変圧器において、
    前記上コア締めおよび前記下コア締めの間が、剛体と弾性体とを有する連結部材により連結された変圧器。
  2. 前記連結部材は、2つの上部連結剛体と2つの下部連結剛体とその間に前記弾性体とが組み合わされており、
    前記2つの上部連結剛体は、それぞれの一端が前記上コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続され、
    前記2つの下部連結剛体は、それぞれの一端が前記下コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続された請求項1に記載の変圧器。
  3. 前記弾性体と、前記2つの上部連結剛体の他端付近と、前記2つの下部連結剛体の他端付近とを2つの板状部材で挟む制震板が備えられた請求項2に記載の変圧器。
  4. 鉄心と、巻線と、前記鉄心の上部および下部にそれぞれ設けられた上コア締めおよび下コア締めとで構成された変圧器において、
    前記上コア締めおよび巻線の間が、剛体と弾性体とを有する巻線上部連結部材で連結された変圧器。
  5. 前記巻線上部連結部材は、2つの上部連結剛体と2つの下部連結剛体とその間に前記弾性体とが組み合わされており、
    前記2つの上部連結剛体は、それぞれの一端が前記上コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続され、
    前記2つの下部連結剛体は、それぞれの一端が前記巻線のそれぞれ別の位置に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続された請求項4に記載の変圧器。
  6. 前記弾性体と、前記2つの上部連結剛体の他端付近と、前記2つの下部連結剛体の他端付近とを2つの板状部材で挟む制震板が備えられた請求項5に記載の変圧器。
  7. 鉄心と、巻線と、前記鉄心の上部および下部にそれぞれ設けられた上コア締めおよび下コア締めとで構成された変圧器において、
    前記下コア締めおよび巻線の間が、剛体と弾性体とを有する巻線下部連結部材で連結された変圧器。
  8. 前記巻線下部連結部材は、2つの上部連結剛体と2つの下部連結剛体とその間に前記弾性体とが組み合わされており、
    前記2つの上部連結剛体は、それぞれの一端が前記巻線のそれぞれ別の位置に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続され、
    前記2つの下部連結剛体は、それぞれの一端が前記下コア締めのそれぞれの両端に接続され、それぞれの他端が1つの弾性体に接続された請求項7に記載の変圧器。
  9. 前記弾性体と、前記2つの上部連結剛体の他端付近と、前記2つの下部連結剛体の他端付近とを2つの板状部材で挟む制震板が備えられた請求項8に記載の変圧器。
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