JP2015031580A - 熱式流量計 - Google Patents

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Abstract


【課題】被計測気体の流量を演算する集積回路に熱応力が起因した歪が発生した場合であっても、計測精度のバラつきを抑えることができる熱式流量計を提供する。
【解決手段】熱式流量計は、流量検出素子24と、流量検出素子24からの出力信号に基づいて被計測気体の流量を演算する集積回路23と、が搭載された回路パッケージ20を備えている。回路パッケージ20を収納するとともに前記副通路が形成されたケーシング30と、を備えている。集積回路23は、抵抗体64aを有した発振器64を備えている。発振器64の抵抗体64aに隣接した位置には、抵抗体64aに発生する歪量を検出する歪量検出部66が配置されている。集積回路23は、歪量検出部23からの検出された歪量に基づいて、発振器64の出力値を補正する出力値補正部63bをさらに備える。
【選択図】図7

Description

本発明は熱式流量計に関する。
空気の流量を計測する熱式流量計は、空気流量を計測するための流量検出素子を備え、前記流量検出素子と計測対象である前記気体との間で熱伝達を行うことにより、気体の空気流量を計測するように構成されている。熱式流量計が計測する空気流量は色々な装置の重要な制御パラメータとして広く使用されている。熱式流量計の特徴は、他の方式の流量計に比べ相対的に高い精度で空気の流量を計測できることである。
しかし更なる空気流量の計測精度の向上が望まれている。例えば、内燃機関を搭載した車両では、省燃費の要望や排気ガス浄化の要望が非常に高い。これら要望に応えるには、内燃機関の主要パラメータである吸入空気量を高い精度で計測することが求められている。内燃機関に導かれる吸入空気量を計測する熱式流量計は、吸入空気量の一部を取り込む副通路と副通路に配置された流量検出素子とを備え、流量検出素子が被計測気体との間で熱伝達を行うことにより、副通路を流れる被計測気体の状態を計測して、内燃機関に導かれる吸入空気量を表す電気信号を出力する。
このような技術として、たとえば、特許文献1には「基板と、基板に形成されたダイアフラムと、ダイアフラム上に形成された発熱抵抗体および温度検出抵抗体とを有し、前記発熱抵抗体を加熱することによって被測定流体の流量を検出する熱式流量センサにおいて、ダイアフラム上の発熱抵抗体に対して被測定流体の流れの上流側および下流側に歪検出抵抗体が形成されており、歪検出抵抗体によってダイアフラム上に発生する歪量を検出し、前記検出された歪量に基づいて発熱抵抗体と温度検出抵抗体が検出する流量信号の歪補償を行う」技術が開示されている。
特開2011−215062号公報
しかしながら、特許文献1の如く流量検出素子のダイアフラム上に発生する歪量を検出した場合であっても、流量検出素子からの出力信号に基づいて被計測気体の流量を演算する集積回路(たとえばLSI)には、熱式流量計に作用する熱応力(たとえば、基板を収容するケーシングや集積回路を基板に固定する接着剤や樹脂などに発生する熱応力)の影響により歪が発生することがある。この結果、センサアセンブリ内に配置されるLSIの出力(主に抵抗が歪により変化)が変動し、熱式流量計の測定精度が低下するおそれがある。
本発明はこのような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被計測気体の流量を演算する集積回路に、熱応力を起因とした歪が発生した場合であっても、計測精度のバラつきを抑えることができる熱式流量計を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明に係る熱式流量計は、主通路から取り込まれた被計測気体を流すための副通路と、副通路を流れる被計測気体との間で熱伝達を行うことにより被計測気体の流量を計測するための流量検出素子とを備える。熱式流量計は、流量検出素子と、流量検出素子からの出力信号に基づいて被計測気体の流量を演算する集積回路と、が搭載された回路パッケージと、回路パッケージを収納するとともに副通路が形成されたケーシングと、を備える。集積回路は抵抗体を有したアナログ回路を備えており、アナログ回路の前記抵抗体に隣接した位置において、抵抗体に発生する歪量を検出し、該歪量に基づいてアナログ回路の出力値または被計測気体の流量値を補正する。
本発明によれば、被計測気体の流量を演算する集積回路に、熱応力を起因とした歪が発生した場合であっても、計測精度のバラつきを抑えることができる。
電子燃料噴射方式の内燃機関制御システムに、本発明に係る熱式流量計として、熱式流量計を使用した一実施形態を示すシステム図。 本実施形態に係る熱式流量計を構成する回路パッケージの平面図。 本実施形態に係る熱式流量計の平面図。 図3のA−A線矢視断面図。 第1実施形態に係る熱式流量計の回路構成図。 第1実施形態に係る熱式流量計の歪量検出部を説明するための図であり、(a)は、歪量検出部の回路構成を説明するための図であり、(b)は、歪量検出部の定電流回路を説明するための図であり、(c)は、歪量検出部を構成する抵抗の配置状態を説明するための図。 第1実施形態に係る熱式流量計の補正を説明するための図。 第2実施形態に係る熱式流量計の回路構成図。 第2実施形態に係る熱式流量計の歪量検出部を説明するための図であり、(a)は、歪量検出部の回路構成を説明するための図であり、(b)は、歪量検出部を構成する抵抗の配置状態を説明するための図。 第2実施形態に係る熱式流量計の補正を説明するための図。 第3実施形態に係る熱式流量計の回路構成図。 第3実施形態に係る熱式流量計の歪量検出部を説明するための図であり、(a)は、歪量検出部の回路構成を説明するための図であり、(b)は、歪量検出部を構成する抵抗の配置状態を説明するための図。 第3実施形態に係る熱式流量計の補正を説明するための図。
以下、本発明のいくつかの実施の形態を図を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、電子燃料噴射方式の内燃機関制御システムに、本発明に係る熱式流量計として、熱式流量計を使用した一実施形態を示すシステム図である。図1に示すように、エンジンシリンダ112とエンジンピストン114を備える内燃機関110の動作に基づき、吸入空気が被計測気体IAとしてエアクリーナ122から吸入される。吸入された被計測気体IAは、主通路70が形成された吸気管71を含む例えば吸気ボディ、スロットルボディ126、吸気マニホールド128を介してエンジンシリンダ112の燃焼室に導かれる。
燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体IAの流量は、本実施形態に係る熱式流量計10で計測され、計測された流量に基づいて燃料噴射弁152より燃料が供給され、吸入空気である被計測気体IAと共に混合気の状態で燃焼室に導かれる。なお、本実施形態では、燃料噴射弁152は内燃機関の吸気ポートに設けられ、吸気ポートに噴射された燃料が吸入空気である被計測気体IAと共に混合気を成形し、吸気弁116を介して燃焼室に導かれ、燃焼して機械エネルギを発生する。
熱式流量計10は、図1に示す内燃機関の吸気ポートに燃料を噴射する方式だけでなく、各燃焼室に燃料を直接噴射する方式にも同様に使用できる。両方式とも熱式流量計10の使用方法を含めた制御パラメータの計測方法および燃料供給量や点火時期を含めた内燃機関の制御方法の基本概念は略同じであり、両方式の代表例として吸気ポートに燃料を噴射する方式を図1に示す。
燃焼室に導かれた燃料および空気は、燃料と空気の混合状態を成しており、点火プラグ154の火花着火により、爆発的に燃焼し、機械エネルギを発生する。燃焼後の気体は排気弁118から排気管に導かれ、排気EAとして排気管から車外に排出される。燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体IAの流量は、アクセルペダルの操作に基づいてその開度が変化するスロットルバルブ132により制御される。燃焼室に導かれる吸入空気の流量に基づいて燃料供給量が制御され、運転者はスロットルバルブ132の開度を制御して燃焼室に導かれる吸入空気の流量を制御することにより、内燃機関が発生する機械エネルギを制御することができる。
エアクリーナ122から取り込まれ主通路70を流れる吸入空気である被計測気体IAの流量、湿度および温度が、熱式流量計10により計測され、熱式流量計10から吸入空気の流量、湿度および温度を表す電気信号が制御装置200に入力される。また、スロットルバルブ132の開度を計測するスロットル角度センサ144の出力が制御装置200に入力され、さらに内燃機関のエンジンピストン114や吸気弁116や排気弁118の位置や状態、さらに内燃機関の回転速度を計測するために、回転角度センサ146の出力が、制御装置200に入力される。排気EAの状態から燃料量と空気量との混合比の状態を計測するために、酸素センサ148の出力が制御装置200に入力される。
制御装置200は、熱式流量計10の出力である吸入空気の流量、湿度、および温度、および回転角度センサ146からの内燃機関の回転速度、に基づいて燃料噴射量や点火時期を演算する。これら演算結果に基づいて、燃料噴射弁152から供給される燃料量、また点火プラグ154により点火される点火時期が制御される。燃料供給量や点火時期は、実際にはさらに熱式流量計10で計測される吸気温度やスロットル角度の変化状態、エンジン回転速度の変化状態、酸素センサ148で計測された空燃比の状態に基づいて制御されている。制御装置200はさらに内燃機関のアイドル運転状態において、スロットルバルブ132をバイパスする空気量をアイドルエアコントロールバルブ156により制御し、アイドル運転状態での内燃機関の回転速度を制御する。
内燃機関の主要な制御量である燃料供給量や点火時期はいずれも熱式流量計10の出力を主パラメータとして演算される。従って熱式流量計10の計測精度の向上や経時変化の抑制、信頼性の向上が、車両の制御精度の向上や信頼性の確保に関して重要である。特に近年、車両の省燃費に関する要望が非常に高く、また排気ガス浄化に関する要望が非常に高い。これらの要望に応えるには熱式流量計10により計測される吸入空気である被計測気体IAの流量の計測精度の向上が極めて重要である。
図2は、本実施形態に係る熱式流量計10を構成する回路パッケージの平面図である。図2に示すように、本実施形態に係る熱式流量計10を構成する回路パッケージ20には、流量検出素子24と演算部である集積回路(LSI)23とが搭載されている。回路パッケージ20は、金属製のリードフレーム21に上述した集積回路(LSI)23、流量検出素子24が、接着シート26を介して接着されている。集積回路23と流量検出素子24との間、集積回路23とリードフレーム21との間は、金線28、29によってワイヤボンデングにより結線することで電気的に接続される。その後、これらを熱硬化性樹脂である第1樹脂27(高分子樹脂)によりモールドし、回路パッケージ20に成形する。これにより、集積回路23が第1樹脂27で覆われる。
なお、集積回路23は、センサチップである流量検出素子24を制御するとともに、流量検出素子24からのアナログ信号をデジタル信号に変換して、被計測気体IAの流量を演算し、外部に出力するように構成されている。流量検出素子24および集積回路23の詳細は、図5を用いて後述する。
図3は、本実施形態に係る熱式流量計の平面図であり、図4は、図3のA−A線矢視断面図である。なお、図3は、熱式流量計10の前面カバー41と背面カバー42とを取り外した状態を示した図である。
本実施形態に係る熱式流量計10は、図3および図4に示すように、上述した回路パッケージ20と、回路パッケージ20を固定して収容するハウジング31と、ハウジング31の前面および背面に取り付けられる前面カバー41および背面カバー42と、を備えている(図4参照)。図2に示す回路パッケージ20は、ケーシング30に収納される。本実施形態では、ハウジング31の前面および背面に、前面カバー41および背面カバー42を取り付けることにより、回路パッケージ20を固定して収容するケーシング30が形成される。
ここで、ハウジング31は、主通路70を流れる被計測気体を流量検出素子24に導くための副通路溝32が形成されている。副通路溝32は、ハウジング31の前面および背面に形成されており、ハウジング31の前面側に前面カバー41を覆い、その背面側に背面カバー42を覆うことにより、流量検出素子24に主通路70から取り込まれた被計測気体を流すための副通路43が形成される。
副通路43は、主通路70の上流側に面したケーシング30の側面に入口43aが形成され、その下流側に面したケーシング30の側面に出口43bが形成さている。副通路43の入口43aから取り込まれた被計測気体は、背面側に形成された背面側副通路43cを通過する。背面側副通路43cを通過した被計測気体IAは、前面および背面が貫通した貫通部43dに配置された流量検出素子24を通過し、貫通部43dを通過した被計測気体は、前面側に形成された前面側副通路43eを通過し、出口43bから流出する。
ここで、ハウジング31は、回路パッケージ20を金型内に配置した状態で、熱可塑性樹脂(第2樹脂)37で一体的に成形される。これにより、回路パッケージ20を保持(固定)する保持部33が、副通路溝32の一部に形成される。ここで、保持部33は、回路パッケージ20を周回するように、回路パッケージ20を保持し、流量検出素子24は副通路溝32(貫通部43d)中に配置される。このような結果、ケーシング30の保持部33は、流量検出素子24と集積回路(LSI)23との間または集積回路23上において回路パッケージ20を保持するとともに、副通路43に対して精度良く流量検出素子23を配置することができる。
図5は、第1実施形態に係る熱式流量計の回路構成図である。図6は、第1実施形態に係る熱式流量計の歪量検出部を説明するための図であり、(a)は、歪量検出部の回路構成を説明するための図であり、(b)は、歪量検出部の定電流回路を説明するための図であり、(c)は、歪量検出部を構成する抵抗の配置状態を説明するための図である。図7は、第1実施形態に係る熱式流量計の補正を説明するための図である。
ここで、流量検出素子24は、一般的な熱式流量の測定を行うものであり、副通路43を流れる被計測気体IAとの間で熱伝達を行うことにより、被計測気体IAの流量を計測する。具体的には、流量検出素子24は、温度検出素子としてシリコンやセラミック等の熱伝導率の良い材料で構成される平板基板にダイアフラム24aを形成し、ダイアフラム24aには、図5に示すように、ヒータブリッジ回路51と温度検出ブリッジ回路52とが配置されている。
集積回路23は、流量検出素子24を制御し、流量検出素子24からの出力信号に基づいて被計測気体の流量を演算し、これを出力するものである。集積回路23には、ヒーター制御部61が備えられており、電源からトランジスタ61bを介してヒータブリッジ回路51のヒーター抵抗体51aに電流を流すことでヒーター抵抗体51aを加熱制御する。流量検出素子24は、このヒーター抵抗体51aにより発熱した流体の熱量に基づいて被計測気体の流量を測定している。集積回路23では、流量検出素子24の出力信号に対して流量に応じた出力信号に信号処理を行う。
より具体的には、図5に示すように、ヒータブリッジ回路51は、ヒーター温度検出抵抗体51bと、測温抵抗体51cと、固定抵抗51d,51fとによって形成されたブリッジ回路であり、電源90が接続されている。ヒーター温度検出抵抗体51bと固定抵抗51fとの接続点の電位と、測温抵抗体51cと固定抵抗51dの接続点の電位とが、オペアンプ61aの入力端子に接続され、これらの電位が同一になるようにオペアンプ61aによりヒーター抵抗体51aへ供給される加熱電流がフィードバック制御される。
温度検出ブリッジ回路52は、ヒーター抵抗体51aに対して空気流れの方向の上流側に配置され、ヒーター抵抗体51aからの熱影響によって抵抗値が変化する感温抵抗体52a,52bと、ヒーター抵抗体51aに対して空気流れの方向の下流側に配置されている感温抵抗体52c,52dによって形成されたブリッジ回路である。温度検出ブリッジ回路52は、電源90にも接続されている。
空気流量に応じた差動信号は、感温抵抗体52aと52dの接続点と、感温抵抗体52cと52bの接続点の電位差であり、この差動信号はAD変換器である入力回路62に入力される。入力回路62の出力は、処理部(CPU)63に入力される。処理部63では、発振器64により出力された所定の周波数が入力される。さらに、処理部63では、ROM、RAM等のメモリ65に格納された調整情報を使用し、調整された流量信号は、DA変換器または周波数出力変換回路(FRC)などからなる出力回路67に入力され、電圧信号あるいは周波数信号に変換される。最終的にメモリ65に格納された情報に基づき切替スイッチであるマルチプレクサ(図示せず)によって電圧信号あるいは周波数信号が流量出力として出力される。
ここで、図3および図4に戻り、回路パッケージ20は、第1樹脂27により、LSIである集積回路23を少なくとも覆うので、集積回路(LSI)32を構成するシリコン素子と第1樹脂27との間に熱膨張係数の差により、集積回路23に熱応力が発生する。特に、本実施形態に係る構造では、回路パッケージ20は第1樹脂27により形成され、ハウジング11は第2樹脂37により形成されるため、回路パッケージ20を保持し固定する保持部33と回路パッケージ20との界面(集積回路23近傍)に、第1樹脂27と第2樹脂37の線膨張係数差に起因する熱応力がさらに発生する。これにより、集積回路23のアナログ回路の抵抗体の抵抗値が変化し、この変化により演算される被計測気体の流量に誤差が生じることがある。このような点を鑑みて、本実施形態では、以下の如き構成をさらに設けている。
第1実施形態では、アナログ回路として発振器64の抵抗体の、熱応力による抵抗値の変化の影響を低減することを目的としている。RC発振器など発振器64の抵抗体64aは、ブリッジ回路からなる抵抗体を構成していないので、上述した熱応力により、その抵抗体の抵抗値の変化が、発振器64の出力周波数に影響を受けやすい。たとえば図7の発振器64に示す温度T(ε)と周波数f0の関係のごとく、温度変化(すなわち熱応力による歪量ε)により、周波数f0は変化してしまう。そこで、本実施形態では、以下の如き構成を採用している。
図5、図6(a)および(c)に示すように、具体的には、集積回路23のアナログ回路である発振器64の抵抗体64aに隣接した位置に、抵抗体64aに発生する歪量を測定する歪量検出部66が配置されている。歪量検出部66は、定電流回路66aを介して電流が供給されており、定電流回路66aは、熱応力の作用に拘らず一定の電流を歪量検出用抵抗体66bに供給することができる。
定電流回路66aは、図6(b)に示すように、基準電圧Vrefが非反転入力端子に印加されるオペアンプ601と、オペアンプ601の出力がゲート端子へ印加されるNMOSトランジスタ602と、NMOSトランジスタ602のソース端子と接地点との間に外部端子603を介して接続された外付け抵抗604と、NMOSトランジスタ604のドレイン端子に接続されたカレントミラー回路605とを備えている。また、NMOSトランジスタ602のソース端子がオペアンプ601の反転入力端子に接続されている。
カレントミラー回路605は、ドレイン端子およびゲート端子がNMOSトランジスタ602のドレイン端子に接続されたPMOSトランジスタ607と、ゲート端子がNMOSトランジスタ602のドレイン端子に接続されたPMOSトランジスタ608とを有している。カレントミラー回路605は、PMOSトランジスタ608のドレイン端子から、基準電流Isに対する電流比がミラー比となる定電流の出力電流Ioutを出力する。ミラー比は、PMOSトランジスタ607、608の素子サイズの比で決まる。
本実施形態では、定電流回路66aの外付け抵抗604が、熱応力による影響を受け難くするため、本実施形態では、拡散抵抗である外付け抵抗604は、その長手方向がSi単結晶の<100>軸と平行である拡散抵抗604aと、これと垂直である拡散抵抗604bとを直列に接続した構造となっている。これにより、定電流回路66aの内部において、熱応力により出力電流Ioutが変動し難くなる。
定電流回路66aの出力電流Iout側に、発振器64の抵抗体64aと同じ材料および同じ形状となる歪量検出用抵抗体66bが配置されている。さらに、発振器64の抵抗体64aと歪量検出用抵抗体66bとは、保持部33から同じ距離Dとなる位置に配置されている。
歪量検出用抵抗体66bには、定電流回路66aから定電流が流れているので、歪量検出用抵抗体66bに熱応力が作用したときに、歪量検出用抵抗体66bの抵抗値が変化することより、図に示す位置における電位Vεが変化する。この変化が発振器64の抵抗体64aに発生する歪量εに相当する。
次に、歪量検出用抵抗体66bで検出された電位Vε(歪量ε)が、AD変換器(図示せず)を介してデジタル値に変換され、処理部63の補正量演算部63aに入力される。補正量演算部63aでは、メモリ65で予め測定して記憶された電位Vε(歪量ε)と補正量dvの関係(歪量の変化に対応した発振器の出力周波数のずれ)の多項式等ならなる補正式または補正マップを用いて、歪量に対する補正量dvを演算する。演算された補正量dvを用いて、発振器64から出力される周波数f0を出力値補正部63bで補正し、補正した周波数fを発振器64の出力値として用いる。
このように、本実施形態では、アナログ回路であるの発振器64の抵抗体64aに隣接した位置に、抵抗体64aに発生する歪量を検出する歪量検出部66を配置し、歪量検出部66からの検出された歪量に基づいて、発振器64の出力値である出力周波数を補正する。これにより、発振器(アナログ回路)64に起因した被計測流体の流量の誤差を精度良く補正することができる。すなわち、第1樹脂27と集積回路23との熱膨張差により作用する発振器への熱応力、さらには、保持部33において発生する第1樹脂27と第2樹脂37との間に発生する熱応力が起因した発振器64の出力周波数のずれ(正規の値からのずれ)を抑えることができる。このような結果、集積回路23のアナログ回路のうち、熱応力により測定した流量精度におおきな影響を与える発振器64の出力値を補正することができる。
また本実施形態では、発振器64の抵抗体64aと同じ材料および同じ形状となる歪量検出用抵抗体66bを用いているので、歪量検出用抵抗体66bと抵抗体64aとの変形はほぼ同程度となる。これにより、歪量検出用抵抗体66bで、より精度よく抵抗体64aの歪量εを測定することができる。このような結果、発振器64の熱応力に起因した被計測流体の流量の誤差を精度良く補正することができる。
特に、発振器64の抵抗体64aと歪量検出用抵抗体66bとを、保持部33から同じ距離Dとなる位置に配置したので、第1樹脂27と第2樹脂37との膨張差が起因した熱応力による抵抗体64aの歪量を、歪量検出用抵抗体66bで精度良く検出することができる。
〔第2実施形態〕
図8は、第2実施形態に係る熱式流量計の回路構成図である。図9は、第2実施形態に係る熱式流量計の歪量検出部を説明するための図であり、(a)は、歪量検出部の回路構成を説明するための図であり、(b)は、歪量検出部を構成する抵抗の配置状態を説明するための図である。図10は、第2実施形態に係る熱式流量計の補正を説明するための図である。
上述したようなAD変換器などの入力回路62は、流量検出素子24からの流量に関する信号が入力されるので、入力回路62の抵抗体の抵抗値の変化が、そのまま流量のばらつきに影響を与えてしまう。そこで、第2実施形態では、アナログ回路として入力回路62の抵抗体の、熱応力による抵抗値の変化の影響を低減することを目的としている。
たとえば図10の入力回路62に示す入力値Vinと出力値Vaの関係のごとく、温度変化(すなわち熱応力による歪量ε)により、正規の値から出力値Vaがずれてしまうことがある。そこで、本実施形態では、以下の如き構成を採用している。
なお、第2実施形態が第1実施形態と相違する点は、第1実施形態では歪量検出部66で発振器64に作用する歪量を測定し、この出力値を補正したが、第2実施形態では歪量検出部66Aで入力回路62に発生する歪量を測定し、この出力値を補正する点である。その他の構成は、第1実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る集積回路23は、第1実施形態に係るものと同様に、抵抗体を有したアナログ回路として入力回路62を備えている。入力回路62の抵抗体に隣接した位置には、抵抗体に発生する歪量を検出する歪量検出部66Aが配置されている。
歪量検出部66Aは、図9(b)に示すように、入力回路62の抵抗体62aに作用する歪量を測定するものである。具体的には、図9(a)に示すように、歪量検出部66Aは、入力回路62の抵抗体62aに発生する歪量を検出する歪量検出用抵抗体66g,66hと、固定抵抗体66i,66jによって形成されたホイーストンブリッジ回路であり、電源90が接続されている。本実施形態では、図示のごとく、各隣接する抵抗体を、熱応力による影響を受け難くするため、その長手方向がSi単結晶の<100>軸と45度である拡散抵抗と、これと垂直である拡散抵抗となるように配置し、歪量検出部66Aに構成されている。
このような結果、歪量検出部66Aに熱応力が作用したときに、歪量検出用抵抗体66g,66hの抵抗値が変化することより、図に示す位置における電位Vεが変化する。この変化が発振器64の抵抗体64aに発生する歪量εに相当する。
次に、検出された電位Vε(歪量ε)が、AD変換器(図示せず)を介してデジタル値に変換され、処理部63の補正量演算部63aに入力される。補正量演算部63aでは、メモリ65で予め測定して記憶された電位Vε(歪量ε)と補正量dvの関係(歪量の変化に対応した発振器の出力周波数のずれ)の多項式等からなる補正式または補正マップを用いて、歪量に対する補正量dvを演算する。演算された補正量dvを用いて、入力回路62から出力される出力値Vaを出力値補正部63bで補正し、補正した出力値Vaを入力回路62の出力値として用いる。
このように、本実施形態では、アナログ回路であるの入力回路62の抵抗体62aに隣接した位置に、抵抗体62aに発生する歪量を検出する歪量検出部66Aを配置し、歪量検出部66Aからの検出された歪量に基づいて、発振器64の出力値である出力周波数を補正するので、流量値に直接影響する流量検出素子からの流量検出信号(出力信号)を精度よく、処理部63に取り込むことができ、第1実施形態における上述した作用効果に加えて、さらに、被計測流体の流量の誤差を精度良く補正することができる。とくに、歪量検出部66Aに、ホイーストンブリッジ回路を用いたので、内部抵抗の影響を受けることがなく、精度良く入力回路62の抵抗体62aの歪量を検出することができる。
〔第3実施形態〕
図11は、第3実施形態に係る熱式流量計の回路構成図である。図12は、第3実施形態に係る熱式流量計の歪量検出部を説明するための図であり、(a)は、歪量検出部の回路構成を説明するための図であり、(b)は、歪量検出部を構成する抵抗の配置状態を説明するための図である。図13は、第3実施形態に係る熱式流量計の補正を説明するための図である。
第1および第2実施形態では、発振器64または入力回路62などのアナログ回路の抵抗体に作用する歪量に基づいてこれらアナログ回路の出力値を補正したが、第3実施形態では、アナログ回路の抵抗体のうち、熱応力により測定した流量の値にバラつきを生じさせやすい抵抗体(すなわち、集積回路)の歪量を検出し、この歪量に基づいて被計測気体の流量を測定する。本実施形態では、その一例として、アナログ回路のうち、第1実施形態と同様に、図11、12(a),(b)に示すように、発振器64の抵抗体64aに隣接した位置には、抵抗体64aに発生する歪量を検出する歪量検出部66Bを配置する。歪量検出部66Bの構成は同じである。
歪量検出部66Bは、図12(a)、(b)に示すように、発振器64の抵抗体64aに作用する歪量を測定するものであり、歪量検出部66Bに熱応力が作用したときに、第1実施形態と同様に電位Vεが変化する。この変化が発振器64の抵抗体64aに発生する歪量εに相当する。
次に、図13に示すように、検出された電位Vε(歪量ε)が、AD変換器(図示せず)を介して変換され、処理部63の補正量演算部63aに入力される。補正量演算部63aでは、検出された電位Vε(歪量ε)と、入力回路62を介して流量検出素子24で検出された流量とに基づいて、流量補正量を演算する。
たとえば、メモリ65には、予め、電位Vε(歪量ε)と流量とから、歪量(熱応力)に応じた熱式流量計10の流量のずれを表した多項式等ならなる補正式または補正マップが記憶されており、補正量演算部63aでは、これらの補正式または補正マップを用いて歪量および流量に対する流量補正量を演算する。演算された補正量dvを用いて、流量検出信号をデジタル化した流量値Vf0を流量補正部63cで補正し、補正した流量を熱式流量計10が測定した流量値として出力する。
このように、本実施形態では、流量値に直接影響する流量検出素子からの流量検出信号(出力信号)でえられた流量値を、発振器64の抵抗体64aに発生する歪量を用いて補正することができるので、発振器64を含む他の抵抗体の影響も加味して、被計測流体の流量の誤差を精度良く補正することができる。
また、第1実施形態と同様に本実施形態でも、発振器64の抵抗体64aと同じ材料および同じ形状となる歪量検出用抵抗体66bを用いているので、発振器64の熱応力に起因した被計測流体の流量の誤差を精度良く、流量値に反映することができる。また、発振器64の抵抗体64aと歪量検出用抵抗体66bとを、保持部33から同じ距離Dとなる位置に配置したので、第1樹脂27と第2樹脂37との膨張差が起因した熱応力による抵抗体64aの歪量を、歪量検出用抵抗体66bで精度良く検出することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
本実施形態では、流量検出素子と集積回路が別体となっていたが、これらが一体となっていてもよく、このような構成のものも本発明の範囲に含まれる。
また、本実施形態では、回路パッケージは、集積回路を覆うように第1樹脂(熱硬化性樹脂)により成形されていたが、このような形態に限定されるものではない。たとえば、集積回路が高分子樹脂で覆われずに接着剤を介して基板に接着された回路パッケージ(回路基板)であってもよい。この場合であっても、接着剤の熱応力により集積回路の抵抗にも歪が生じ、上述した第1および第2の実施形態で示した補正により、計測精度のバラつきを抑えることができる。
また、本実施形態では、回路パッケージを固定するように、回路パッケージをハウジングに一体的に第2樹脂(熱可塑性樹脂)で成形したが、回路パッケージ(上述した回路基板を含む)をハウジング(ケーシング)に固定することができるのであれば、その固定方法は限定されるものではない。たとえば、回路パッケージをハウジングに接着剤に固定してもよく、回路パッケージを2つの部材で挟持ように固定してもよい。
このような場合であっても、ハウジング(ケーシング)の熱収縮により、ハウジングにねじれが生じ、これにより集積回路に歪が発生し、上述した第1および第2の実施形態で示した補正により、計測精度のバラつきを抑えることができる。
10:熱式流量計、11:ハウジング、20:パッケージ、21:リードフレーム、23:集積回路、24:流量検出素子、24a:ダイアフラム、26:接着シート、27:第1樹脂、28:金線、29:金線、30:ケーシング、31:ハウジング、32:副通路溝、33:保持部、37:第2樹脂、41:前面カバー、42:背面カバー、43:副通路、43a:入口、43b:出口、43c:背面側副通路、43d:貫通部、43e:前面側副通路、51:ヒータブリッジ回路、51a:ヒーター抵抗体、51b:温度検出抵抗体、51c:測温抵抗体、51d:固定抵抗、51f:固定抵抗、52:温度検出ブリッジ回路、52a:感温抵抗体、52c:感温抵抗体、61:ヒーター制御部、61a:オペアンプ、61b:トランジスタ、62:入力回路、62a:抵抗体、63:処理部、63a:補正量演算部、63b:出力値補正部、64:発振器、64a:抵抗体、65:メモリ、66、66A、66B:歪量検出部、66a:定電流回路、66b,66g,66h:歪量検出用抵抗体、66i:固定抵抗体、67:出力回路、70:主通路、71:吸気管、90:電源、EA:排気、IA:被計測気体

Claims (11)

  1. 主通路から取り込まれた被計測気体を流すための副通路と、該副通路を流れる被計測気体との間で熱伝達を行うことにより前記被計測気体の流量を計測するための流量検出素子とを備える熱式流量計であって、
    該熱式流量計は、
    前記流量検出素子と、該流量検出素子からの出力信号に基づいて前記被計測気体の流量を演算する集積回路と、が搭載された回路パッケージと、
    該回路パッケージを収納するとともに前記副通路が形成されたケーシングと、を備えており、
    前記集積回路は、抵抗体を有したアナログ回路を備えており、
    該アナログ回路の前記抵抗体に隣接した位置には、該抵抗体に発生する歪量を検出する歪量検出部が配置されており、
    前記集積回路は、該歪量検出部からの検出された歪量に基づいて、前記アナログ回路の出力値を補正する出力値補正部をさらに備えることを特徴とする熱式流量計。
  2. 前記歪量検出部は、前記抵抗体と同じ材料および同じ形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  3. 前記アナログ回路は発振器であり、前記出力値補正部は、前記出力値として前記発振器の出力周波数を補正することを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  4. 前記歪量検出部は、ホイーストンブリッジ回路からなることを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  5. 前記ケーシングには、前記流量検出素子と前記集積回路との間または前記集積回路上において前記回路パッケージを保持する保持部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱式流量計。
  6. 前記抵抗体と前記歪量検出部とは、前記保持部から同じ距離となる位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の熱式流量計。
  7. 主通路から取り込まれた被計測気体を流すための副通路と、該副通路を流れる被計測気体との間で熱伝達を行うことにより、前記被計測気体の流量を計測するための流量検出素子を備える熱式流量計であって、
    該熱式流量計は、
    前記流量検出素子と、該流量検出素子からの出力信号に基づいて前記被計測気体の流量を演算する集積回路と、が搭載された回路パッケージと、
    該回路パッケージを収納するとともに、前記副通路が形成されたケーシングと、を備えており、
    前記集積回路は、抵抗体を有したアナログ回路を備えており、
    該アナログ回路の前記抵抗体に隣接した位置には、該抵抗体に発生する歪量を検出する歪量検出部が配置されており、
    前記集積回路は、該歪量検出部から検出された歪量に基づいて、前記被計測気体の流量値を補正する流量補正部を備えていることを特徴とする熱式流量計。
  8. 前記歪量検出部は、前記抵抗体と同じ材料および同じ形状となっていることを特徴とする請求項7に記載の熱式流量計。
  9. 前記アナログ回路は発振器であることを特徴とする請求項7に記載の熱式流量計。
  10. 前記ケーシングには、前記流量検出素子と前記集積回路との間または前記集積回路上において前記回路パッケージを保持する保持部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の熱式流量計。
  11. 前記抵抗体と前記歪量検出部とは、前記保持部から同じ距離となる位置に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の熱式流量計。
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