JP2015031289A - 改良されたシーリングを備えるタービンブレードおよびタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレード後縁部分における大きな応力を回避し、ブレードフットの下流端部およびブレードを保持するロータディスクの安全で効率的な冷却を保証する。【解決手段】ガスタービンブレード1と、タービンのロータ配列内の空間領域から高温作動媒体が流過する空間領域を分離するためのロータ熱シールド7とを備えたタービンに関する。ロータ熱シールド7は、軸方向熱シールドセクション14を形成しかつロータ6の表面に対して実質的に平行に配置された軸方向熱シールドセクション14と、高温ガスに向かって軸方向熱シールドセクション14の表面から離れる方向に延びた、軸方向熱シールドセクション14の上流端部における半径方向熱シールドセクション15と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ガスタービン動翼、特に、改良されたシールラインを備えたプラットフォームアンダカットを有するガスタービンブレードに関する。さらに、本発明は、アンダカットをシールドするためのタービン熱シールド、および、熱シールド−ブレードコンビネーションを有するタービンに関する。
ガスタービンブレードは、高温燃焼ガスに曝され、その結果、高い熱応力を受ける。ブレードを冷却し、熱応力を低減するための方法が従来公知である。通常、圧縮機から排出された高圧空気は、ブレード根元底部から、空冷式ブレードの内部へ導入される。高圧空気は、シャンク部分、プラットフォームおよび翼を冷却した後、ブレード面に設けられた微細孔から、またはブレード先端部に設けられた微細孔から流出する。また、微細孔は、ブレードのブレード後縁部に設けることができ、これらの微細孔を通って高圧空気が流入し、ブレードの後縁を冷却する。微細孔は、冷却のためにプラットフォーム表面に設けることができる。すなわち、高圧空気は、動翼の金属温度を冷却する。
十分に冷却されたガスタービンブレードは、高温の翼と、プラットフォームの比較的低温のシャンク部分との境界面において、大きな温度不適合を生じる。この大きな温度差は、プラットフォームに熱変形を生じ、この熱変形は、翼の熱変形と一致しない。熱応力に加え、作動中にブレードに大きな遠心力が作用し、これは、ブレードにおける応力を増大させる。翼がシャンクおよびプラットフォームの変位に追従させられると、翼において、特に、薄い後縁領域において、大きな熱応力が生じる。この大きな熱応力は、過渡的エンジン作動の間および定常状態、全速力、全負荷条件の間に存在し、き裂開始および成長につながる恐れがある。これらのき裂は、潜在的に、最終的に構成部材の破局的故障につながる恐れがある。
米国特許第5947687号明細書は、タービンの過渡的作動条件、すなわち始動および停止の間に生じる、翼後縁とプラットフォームとの取付け箇所における大きな熱応力を抑制するように設計された、タービンブレードのプラットフォームの後側において溝を有するガスタービン動翼(図1〜図3)を開示している。この溝は、通常はタービンの回転平面に対して平行なタービンの円周に沿って、ブレードの圧力側(通常は凹面状湾曲を備える)から吸込側(通常は凸面状湾曲を備える)までプラットフォームの全長に沿って延びている。作動時に、プラットフォームの後縁と、ブレードの下流の後続のベーンプラットフォームまたは熱シールドとの間に有効な封止が存在しない。溝は、通常、冷却空気によってパージされる間隙に向かって開放しており、かつタービンの高温ガス通路に面している。パージ流が中断されるか、または高温ガス側における圧力分布が意図したものではない場合、高温ガスが間隙を通って吸い込まれる恐れがあり、溝の局所的過熱、および潜在的にはブレードフットおよびタービンロータの過熱につながる恐れがある。
溝の下方において、タービンブレードはロータに結合されている。機械的結合は、例えば、複数の荷重支持面を提供するブローチ成形された鋸歯状のエッジを備える、テーパした形状を有するファーツリー(もみの木形の断面を有する部分)によって行うことができる。ブレードのフットの下方またはフットの間には、加圧冷却空気をブレードに供給するためのキャビティが設けられている。ブレードの軸方向下流端部に向かって、これらのキャビティを例えば相じゃくり(a shiplap)、すなわち一方のブレードフットから周方向に、隣接するブレードフットを超えて延びるオーバーラップ部によって閉鎖することができる。相じゃくりは、修理のためのブレード、特に個々のブレードの組付けおよび分解を困難にする。加えて、相じゃくりは、オーバーラップ部が機械的可撓性をほぼ有さないので、封止能力が制限されている。
欧州特許第1079070号明細書から公知のタービン熱シールドは、空間領域を分離するための装置であり、この空間領域を通って、高温作動媒体は、ガスタービンのロータ配列内の好適には冷却可能な空間領域から流れる。このような熱シールド配列は、少なくとも2つのロータディスクを有する。ロータディスクは、軸方向で相前後して配置されており、少なくとも1つの結合領域によって互いに固定結合することができ、少なくとも半径周方向エッジにおいて互いに離間させられている。熱シールド配列はさらに、シート状設計ものであり、2つの隣接するロータディスクの間に配置されており、2つの結合エッジを有する。結合エッジに沿って、熱シールドは、隣接するロータディスクの周方向エッジの領域においてそれぞれ作動結合させられることができる。結合エッジは、2つのロータディスクの間にロータ側に延びる中間空間を被覆する。熱シールド配列は、ロータの面したその直径においてガスタービンの内部に設けられた高温ガス通路を形作るように機能し、ロータの構造部分を過熱から保護する。
公知の熱シールド設計、およびこのような熱シールドを備えるタービンは、プラットフォームの下方においてブレードフットの軸方向下流端部のパージングを必要とする。使用されるパージ空気は、タービンパワーおよび効率に対して不利な効果をもたらす。加えて、あらゆる機械的欠陥、またはパージ空気供給量の変化は、不十分な局所的パージングを生じる恐れがあり、ブレード、またはブレードを保持するロータディスクの下流端部の局所的過熱を生じる。
米国特許第5947687号明細書 欧州特許第1079070号明細書
本開示の課題は、ブレード後縁部分における大きな応力を回避し、ブレードフットの下流端部およびブレードを保持するロータディスクの安全で効率的な冷却を保証する、ブレード、熱シールド、およびブレード−熱シールド配列を有するタービンを提供することである。
1つの実施の形態によれば、ガスタービンブレードは、後縁側、圧力側、吸込側および前縁側を有するプラットフォームと、ブレードプラットフォームに結合された翼と、プラットフォームの後縁側に形成された第1の溝と、を有する。第1の溝は、ブレード圧力側とブレード吸込側との間に延びている。軸方向で、第1の溝は、翼の後縁の根元部の下方に延びている。後縁の根元部は、翼の後縁がプラットフォームと結合する位置である(根元部は、局所的応力を低減するために後縁とプラットフォームとの間の移行部において丸みづけることができる)。ブレードは、さらに、第1の溝よりも、翼に面したプラットフォーム面により近い、ブレードプラットフォームの後縁側に形成された、後縁側シール溝を有しており、後縁側シール溝は、ブレード圧力側とブレード吸込側との間に延びており、軸方向での後縁側シール溝の深さは、第1の溝の深さよりも小さい。
様々なタイプのシール溝が公知である。シール溝は、シールを保持するのに適したあらゆる幾何学的配列である。その幾何学的配列は、シールを挿入するための連続的な切欠であってよい。切欠は、表面から延びた隅肉、またはライド、フランジおよび隅肉の組合せから形成することができる。シールは、1つの溝または複数の溝によって保持することができる。例えばストリップシールのような多くのシールタイプのために、溝は、その間の間隙が封止されるべき両部材に設けられなければならない。
通常、ブレードは、さらに、(翼に背いて面した側において)プラットフォームの下方にフットを有する。フットおよびプラットフォームは、1つの一体化された設計であってもよい。
圧力側または吸込側とは、翼の圧力側または吸込側における、ブレードの側、すなわちプラットフォームの側である。
特に、第1の溝は、ブレード荷重によって生じた応力のラインに進入する軸方向深さを有することができる。
特に、後縁シール溝は、ブレード荷重によって生じた応力のラインに進入しない軸方向深さを有することができる。
別の実施の形態によれば、後縁側シール溝は、ストリップシールを保持するように構成することができる。
別の実施の形態によれば、ブレードは、第1の溝の上方に主シールを収容するための、プラットフォームの圧力側および/またはプラットフォームの吸込側においてプラットフォームの後縁まで延びたシール溝を有する。プラットフォームの圧力側および/または吸込側における主シール用のシール溝は、プラットフォームの前縁に向かって延びていることができる。
別の実施の形態によれば、ブレードは、主シール溝から半径方向内方へ第1の溝の下方に延びたリアシールを収容するための、プラットフォームの圧力側および/またはプラットフォームの吸込側においてプラットフォームの後縁まで延びたシール溝を有する。
別の実施の形態によれば、ブレードは、下側シールを収容するための、第1の溝の下方に、ブレードのフットの後縁側に形成された下側シール溝を有する。下側シール溝は、ブレード圧力側とブレード吸込側との間に延びている。軸方向に延びた下側シール溝の深さは、第1の溝の深さよりも小さい。
ブレードの他に、上述のブレードと組み合わせてタービンを組み立てるのに適したロータ熱シールドは、開示の対象である。このようなタービンは、軸方向で相前後して配置された少なくとも2つのロータディスクを有する。ブレードをロータディスクに取り付けることができ、熱シールドは、ロータをカバーする2つのタービン段の間の環状構造を形成するように配置することができる。
冷却材が流過するガスタービンのロータ配列内の空間領域から高温作動媒体が流過する空間領域を分離するためのガスタービンロータ熱シールドは、プラットフォームを有し、このプラットフォームは、軸方向熱シールドセクションを形成し、かつ通常ロータの表面に対して実質的に平行に配置されている。1つの実施の形態によれば、ロータ熱シールドは、軸方向熱シールドセクションの一方の端部に配置された、軸方向セクションから高温ガス側に向かう方向に延びた半径方向熱シールドセクションを有する。
この文脈において、実質的に平行な方向とは、例えば30°以上までの範囲であってよい。通常、実質的に平行な方向とは、20°未満または10°未満である。この限定は、本開示の対象である軸流タービンをラジアルタービンから区別するために働く。
1つの実施の形態によれば、軸方向熱シールドセクションと半径方向熱シールドセクションとの間の角度は、軸方向熱シールドセクションの表面から高温ガス側に向かう方向において、30°よりも大きく、好適には60°よりも大きい。熱シールドの高温ガス側とは、据え付けられかつ作動しているときにガスタービンの高温ガス流により近い熱シールドの側である。軸方向熱シールドセクションの高温ガス側は、通常、高温ガスに直接的に曝されるのではなく、内側ベーンプラットフォームによって高温ガスから保護することができる。通常、内側ベーンプラットフォームと熱シールドとの間の空間は、冷却流体によってパージされる。
この文脈において、軸方向延在とは、エンジンに据え付けられたときのガスタービンの軸に対して平行な方向での熱シールドまたはブレードの延在である。半径方向延在とは、エンジンに据え付けられたときのガスタービンの軸に対して垂直な方向での熱シールドまたはブレードの延在である。
別の実施の形態によれば、ロータ熱シールドの軸方向熱シールドセクションは、軸方向プラットフォームシールを収容するための、軸方向熱シールドセクションの圧力側および/または軸方向熱シールドセクションの吸込側におけるシール溝を有する。エンジンに据え付けられたとき、軸方向熱プラットフォームシールは、隣接するロータ熱シールドの軸方向熱シールドセクションの間の間隙を封止するために使用される。
さらに別の実施の形態によれば、半径方向熱シールドセクションは、半径方向熱シールドシールを収容するための、半径方向熱シールドセクションの圧力側および/または半径方向熱シールドセクションの吸込側におけるシール溝を有する。半径方向熱シールドシールにより、隣接するロータ熱シールドの半径方向熱シールドセクションの間の間隙を、熱シールドの据え付けられた状態において封止することができる。1つの組み合わされたシールを収容するために、軸方向熱シールドセクションから半径方向熱シールドセクションへ延びたシール溝を形成するように、軸方向および半径方向シール溝を組み合わせることもできる。
その他に、ブレードおよび熱シールド、このようなブレードおよびシールを有するタービンが開示される。このようなタービンは、後縁側、圧力側、吸込側および前縁側を備えたプラットフォームと、ブレードプラットフォームに結合された翼と、プラットフォームの後縁側に形成された第1の溝と、を有するガスタービンブレードを有する。周方向で、第1の溝は、圧力側と吸込側との間に延びている。軸方向で、第1の溝は、翼の後縁の根元部の下方に延びている。翼の根元部は、翼の後縁がプラットフォームと結合する位置である。
加えて、このようなタービンは、冷却材が流れるガスタービンのロータ配列内の空間領域から高温作動媒体が流過する空間領域を分離するための、ガスタービンロータ熱シールドを有する。ロータ熱シールドは、軸方向熱シールドセクションを形成するプラットフォームを有する。熱シールドセクションは、ロータの表面に対して実質的に平行に配置することができるか、ロータの表面に対して傾斜して配置することができるか、曲率を有することができ、ロータ側において高温ガス流路を画定している。
この文脈において、ロータ配列は、少なくとも1つのロータディスクを有する。通常、ロータ配列は、軸方向で相前後して配置された2つのロータディスクを有する。
第1の実施の形態によれば、ロータ熱シールドは、軸方向熱シールドセクションの上流端部において半径方向熱シールドセクションを有しており、この半径方向熱シールドセクションは、軸方向熱シールドセクションの軸方向延在部の表面から離れる方向へ延びている。ブレードフットもしくはプラットフォームの下流端部と、半径方向熱シールドセクションとは、ブレードリアキャビティを画定している。このリアブレードキャビティは、キャビティ冷却材によって供給されることができる。
リアブレードキャビティはブレードプラットフォームの下方に延びているので、隣接するプラットフォームの間から、プラットフォームの上方の高温ガス流(翼はプラットフォームから高温ガス流内へ延びている)への冷却材漏れに対して封止するシールの封止長さが減じられる。対応して、リアブレードキャビティに流入する冷却材を、熱シールドを冷却するためにおよび/または熱シールド領域または下流のその他の構成部材のパージングのために使用することができるので、冷却材消費が低減される。
1つの実施の形態によれば、半径方向熱シールドセクションは、軸方向熱シールドセクションの軸方向延在部の表面から離れる方向に、30°よりも大きい、好適には60°よりも大きい角度で延びている。
1つの実施の形態では、ブレードは、さらに、第1の溝よりも、翼に面したプラットフォーム面により近いブレードプラットフォームの後縁側に形成された後縁側シール溝を有する。後縁側シール溝は、圧力側と吸込側との間に延びており、軸方向における後縁側シール溝の深さは、軸方向における第1の溝の深さよりも小さい。
別の実施の形態において、タービンは、後縁側シール溝と半径方向熱シールドセクションとの間に配置された上側シールを有する。このシールは、さらに、リアブレードキャビティを画定しており、高温ガス流路へのキャビティ冷却材漏れを減じることができる。
別の実施の形態によれば、タービンのブレードは、プラットフォームの圧力側および/またはプラットフォームの吸込側においてリアシールを収容するためのシール溝と、第1の溝の下方に半径方向内方へ延びたリアシールとを有する。リアシールは、ブレードリアキャビティに向かう下流端部において、1つのタービン列の隣接するブレードの間に形成された空間を封止する。この空間は、作動中、冷却材によって加圧される。作動中、この空間から、ブレードにはブレード冷却材を供給することができ、熱シールドキャビティにはキャビティ冷却材を供給することができる。リアシールは、ブレードリアキャビティへの漏れを低減し、ブレードの下流端部における2段封止に有効につながる。
リアシールは、通常、プラットフォームから内方へ延びる“フロリダ・スタイル・シール”とも呼ばれる湾曲したシールである。プラットフォームにおいて、リアシールは、プラットフォームの主シールに対して接線方向であることができる。シールの内側端部は、通常、ブレードフットの下流端部にある。
さらに別の実施の形態によれば、ブレードは、下側シールを収容するための、プラットフォームの後縁側または第1の溝の下方のブレードのフットの後縁側に形成された下側シール溝と、下側シール溝と半径方向熱シールドセクションとの間に配置された下側シールと、を有する。このシールは、ブレードリアキャビティを、軸方向熱シールドセクションの半径方向内方に配置された熱シールドキャビティから分離している。この下側シールは、ブレードリアキャビティから高温ガスに向かう方向でのシールのいずれかが破損した場合の、付加的な安全性を提供する。このような破損の後でさえも、熱シールドキャビティはまだ十分に封止されており、熱シールドの冷却を保証する。このような破損の場合、ブレードリアキャビティは、下側シールおよびリアシールを横切る増大した漏れによってパージされる。この実施の形態のために、熱シールドは、下側シールを収容するための、軸方向熱シールドセクションの前端部または半径方向熱シールドセクションの上流側に形成された下側シール溝を有することができる。
リアブレードキャビティを備えた開示されたタービンは、高温ガスからブレードの下流端部を分離し、漏れを低減することができる。ファーツリーおよびロータは、シールラインの下方にある。ブレードフットの下流端部を個々のシールによって封止することができるので、相じゃくりは必要ない。したがって、個々のブレードの容易な組付けおよび分解が可能である。さらに、翼後縁における応力が低減される。
開示、その性質及びその利点は、添付の図面を用いて以下でより詳細に説明される。
列またはタービンブレードの平面図である。 タービンの切取り図を示しており、タービンブレードの側面図と、ブレードおよび熱シールドを保持するロータの断面図と、熱シールドに面したベーンの断面図と、を示している。 タービンの切取り図を示しており、タービンブレードの側面図と、ブレードを保持するロータの断面図と、熱シールドおよびリアブレードキャビティの断面図と、を示している。 タービンの切取り図を示しており、タービンブレードの側面図と、ブレードを保持するロータの断面図と、熱シールド、リアブレードキャビティおよびリアシールの断面図と、を示している。 付加的な下側シールを備えたタービンの切取り図を示している。
図1は、列またはタービンブレードのセクションの平面図である。各ブレード1は、プラットフォーム2に取り付けられた翼3を有する。翼は、前縁、後縁、凹面状の圧力側、および凸面状の吸込側を有する。プラットフォームの対応する側は、前縁側9、後縁側10、圧力側29、および吸込側30である。ブレード1のフット4は、ブレードをロータに固定するために、プラットフォームの下方に設けられている。この図では、フット4の後側端部だけが見えている。
図1の例において、隣接するブレード1のプラットフォーム2の圧力側29および吸込側30は、平行な直線であり、それぞれの面は、プラットフォーム2の延在範囲に沿って前縁側9から後縁側10に向かって延びている。しかしながら、プラットフォーム2の後縁側10において、1つのブレードのプラットフォームは、隣接するブレードの方向に延長させられている。対応する隣接するブレードは、いわゆる相じゃくり(shiplap)を形成するようにプラットフォーム2の後縁と、その下方のフット4(図示せず)との重なり合いを許容するための間隙を有する。全ての標準的なブレード31は、相じゃくり28を有する。1つの閉鎖ブレード32のみが相じゃくり28を有さず、これは、付加的な漏れにつながる恐れがある。
図2は、タービンの切取り図を示しており、タービンブレード1の側面図と、ブレードを保持するロータ6の断面図と、熱シールド7の断面図と、を示している。熱シールド7の上方で、かつブレード2の下流に、タービンベーン34(部分的にのみ示されている)が配置されている。熱シールド7と、ベーンの内側プラットフォームとの間の間隙における漏れを低減するために、熱シールド7に面して、ベーン34にハニカム35を取り付けることができる。
ブレード1は、プラットフォーム2に取り付けられた翼3、およびフット4を有する。フット4の一部分は、ロータにブレードを固定するためのファーツリー5として構成することができる。冷却材は、冷却材供給部8を通じてブレード1へ供給される。冷却材の一部分は、ブレード冷却材26としてブレード1に供給され、冷却材の一部分は、キャビティ冷却材27として、ブレードの下流の熱シールドキャビティ25に供給される。キャビティ冷却材27の流れは、スロットルラグ24によって制御することができる。熱シールドキャビティへの、および熱シールド7の上方のプラットフォーム2の下流領域における、冷却材8の制御されない損失は、相じゃくり28によって制限される。プラットフォーム2の上方の高温ガス流路への冷却材の損失は、主シール17によって制限される。主シール17は、隣接するブレード1のプラットフォーム2の間の間隙を封止している。ブレードの上流端部における制御されない冷却材流は、ロータ6からプラットフォーム2の内側まで延びた、隣接するブレード1のフット4の前端部の間に介在させられたロックプレートによって制限することができる。
キャビティ冷却材27の損失は、隣接する熱シールド7の軸方向熱シールドセクション14の間の間隙を封止している軸方向プラットフォームシール21によって制限される。
図3は、開示の第1の実施の形態を示しており、タービンブレード1の側面図と、ブレードを保持するロータ6の断面図と、熱シールド7の断面図と、を示している。図3は、図2に基づくが、単純にするために、切り取られたベーンセクションは省略されている。図3のブレードは、相じゃくりを有さない。
翼3の後縁における応力を低減するために、第1の溝11は、プラットフォーム2の後縁側10、もしくはフット4の後縁側10から“切り取られている”。溝は、ファーツリー5の上方の位置からプラットフォーム2まで、半径方向に延びている。軸方向で、溝は、プラットフォーム2の後縁側10から、翼3の後縁よりも上流の位置まで延びている。その結果、プラットフォーム2の後縁側10は、フット4に堅く結合されておらず、したがって、より可撓性である。これにより、熱延長の差は、翼後縁でのより小さな応力につながる。
図3の熱シールドは、図2の熱シールドを基礎とする。熱シールドは、加えて、軸方向熱シールドセクション14の上流端部における、軸方向熱シールドセクション14の外面を起点として半径方向外方へ延びる半径方向熱シールドセクション15を有する。
プラットフォーム2の後側端部およびブレード1のフット4を保護するために、ブレード1の下流にブレードリアキャビティ16が配置されている。ブレードリアキャビティ16は、下流側では、熱シールド7の半径方向熱シールドセクション15によって閉鎖されている。高温ガス側に向かう(半径方向外方への)漏れを制御するために、プラットフォーム2の後縁側10と、半径方向熱シールドセクション15の外側端部との間に、上側シール19を配置することができる。
この実施の形態に示したように、半径方向熱シールドセクション15は、半径方向外側端部において、ブレード1のプラットフォーム2に対して平行で、かつプラットフォーム2と一列になるように、上流方向へのキンク(kink)を有することができる。このキンクは、熱シールド7と、プラットフォーム2の後縁側10との間の間隙をブリッジする。さらに、キンクは、上側シール19をよりよく保持するために働くことができる。
図4は、図3を基礎とする別の改良を示している。図3に示された例に加えて、この例は、フット4の下流端部に配置されたリアシール33を有する。リアシールは、ブレードから熱シールドキャビティ25、特にブレードリアキャビティ16への漏れを制御するために、主シール17からプラットフォームの下方において半径方向内方へファーツリー5に向かって延びている。
図5は、図4を基礎とする別の例を示している。この例では、ブレードリアキャビティ16は、フット4と熱シールド7との間に延びた下側シール22によって熱シールドキャビティ25から分離されている。この例では、下側シール22は、軸方向熱シールドセクション14とブレードフット4との間に延びているが、半径方向熱シールドセクション15とブレードフット4との間に延びていることもできる。
通常、熱シールドキャビティ25およびブレードリアキャビティ16の設計圧力は、互いにほぼ同じであるかまたは極めて近く、例えば、それらの設計圧力は、合計圧力において10%未満またはさらには5%未満だけ異なる。2つのキャビティは、独立した冷却材供給源を有する。このような設計のために、下側シール22は、主に、ブレードリアキャビティ16を封止する他のシールのうちの1つが破損した場合の安全策として働く。
全ての説明した利点は、明記した組合せだけに限定されるのではなく、開示の範囲から逸脱することなく、その他の組合せにおいてまたは単独で使用することもできる。その他の可能性が選択的に考えられ、例えば、付加的な冷却材供給を、ロータ6から直接的に熱シールドキャビティ25へ、またはブレード1からブレードリアキャビティへ方向付けることができる。上流または下流端部からの付加的または択一的な冷却材供給は、冷却材をロータに、例えば見ているブレード領域に通過させることなく、予測することができる。
作動中の遠心力による大きな局所的応力を回避するために、第1の溝11が、ブレード荷重によって生じる応力のライン内へ延びていないように、第1の溝11は、図示したよりも小さな深さを有することもできる。このような第1の溝は、熱応力を低減するという目的を果たすこともできる。
熱シールドキャビティの半径方向外側におけるブレードリアキャビティの配置は、フェイルセーフ設計につながる。高温ガス側のシールのうちの1つ、すなわち半径方向熱シールドシール20または上側シール19が破損すると、残りのシール、すなわちリアシール33および下側シール22の両側の差圧が増大し、十分な冷却材流がブレードリアキャビティに進入し、ブレードリアキャビティをパージし、これにより、高温ガス吸い込みを回避する。
1 ブレード
2 プラットフォーム
3 翼
4 フット
5 ファーツリー
6 ロータ
7 ロータ熱シールド
8 冷却材供給部
9 前縁側
10 後縁側
11 第1の溝
12 後縁側シール溝
13 回転軸
14 軸方向熱シールドセクション
15 半径方向熱シールドセクション
16 ブレードリアキャビティ
17 主シール
18 リアシール
19 上側シール
20 半径方向熱シールドシール
21 軸方向プラットフォームシール
22 下側シール
23 ロックプレート
24 スロットルラグ
25 熱シールドキャビティ
26 ブレード冷却材
27 キャビティ冷却材
28 相じゃくり
29 圧力側
30 吸込側
31 標準ブレード
32 閉鎖ブレード
33 リアシール
34 ベーン
35 ハニカム

Claims (15)

  1. ガスタービンブレード(1)であって、後縁側(10)、圧力側(29)、吸込側(30)および前縁側(9)を備えたプラットフォーム(2)と、ブレードプラットフォーム(2)に結合された翼(3)と、前記プラットフォーム(2)の前記後縁側(10)に形成された第1の溝(11)と、を有し、該第1の溝(11)は前記圧力側(29)と前記吸込側(30)との間に延びており、前記第1の溝(11)は、前記翼(3)の後縁の根元部の下方に軸方向に延びている、ガスタービンブレード(1)において、
    ブレード(1)は、前記第1の溝(11)よりも、前記翼(3)に面したプラットフォーム面により近い、ブレードプラットフォーム(2)の前記後縁側(10)に形成された後縁側シール溝(12)を有しており、該後縁側シール溝(12)は前記圧力側(29)と前記吸込側(30)との間に延びており、軸方向での前記後縁側シール溝(12)の深さは、前記第1の溝(11)の深さよりも小さいことを特徴とする、ガスタービンブレード(1)。
  2. 前記第1の溝(11)は、ブレード荷重によって生じた応力のラインに進入する軸方向深さを有する、請求項1記載のガスタービンブレード(1)。
  3. 前記後縁側シール溝(12)は、ストリップシールを保持するように構成されている、請求項1記載のガスタービンブレード(1)。
  4. 前記ブレード(1)は、前記第1の溝(11)の上方に主シール(17)を収容するための、前記プラットフォーム(3)の前記圧力側(29)および/または前記プラットフォーム(3)の前記吸込側(30)において前記プラットフォーム(3)の後縁まで延びたシール溝を有する、請求項1記載のガスタービンブレード。
  5. 前記ブレード(1)は、前記第1の溝(11)の下方において半径方向内方へ延びたリアシール(33)を収容するための、前記プラットフォーム(3)の前記圧力側(29)および/または前記プラットフォーム(3)の前記吸込側(30)におけるシール溝を有する、請求項1記載のガスタービンブレード。
  6. 前記ブレード(1)は、下側シール(22)を収容するために、前記第1の溝(11)の下方において前記ブレード(1)のフット(4)の後縁側に形成された下側シール溝を有し、該下側シール溝は前記圧力側(29)と前記吸込側(30)との間に延びており、軸方向に延びた前記下側シール溝の深さは、前記第1の溝(11)の深さよりも小さい、請求項1記載のガスタービンブレード(1)。
  7. 高温の作動媒体が流過する空間領域を、キャビティ冷却材(27)が流過する、ガスタービンのロータ(6)配列の内部の空間領域から分離するための、ガスタービンロータ熱シールド(7)であって、プラットフォームを備え、該プラットフォームは、軸方向熱シールドセクション(14)を形成しかつ前記ロータ(6)の表面に対して実質的に平行に配置されている、ガスタービンロータ熱シールド(7)において、該ロータ熱シールド(7)は、高温ガス側に向かって前記軸方向熱シールドセクション(14)の表面から離れる方向に延びる、前記軸方向熱シールドセクション(14)の一方の端部に配置された半径方向熱シールドセクション(15)を有することを特徴とする、ガスタービンロータ熱シールド(7)。
  8. 前記半径方向熱シールドセクション(15)は、前記高温ガス側に向かって前記軸方向熱シールドセクション(14)の表面から離れる方向に、30°よりも大きい、好適には60°よりも大きい角度で延びている、請求項7記載のガスタービンロータ熱シールド(7)。
  9. 前記軸方向熱シールドセクション(14)は、据え付けられた状態において隣接するロータ熱シールド(7)の間の間隙を封止するための軸方向プラットフォームシール(21)を収容するための、前記軸方向熱シールドセクション(14)の圧力側(29)および/または前記軸方向熱シールドセクション(14)の吸込側(30)におけるシール溝を有する、請求項7記載のガスタービンロータ熱シールド(7)。
  10. 前記半径方向シールドセクション(15)は、据え付けられた状態において隣接するロータ熱シールド(7)の間の間隙を封止するための半径方向熱シールドシール(20)を収容するための、前記半径方向熱シールドセクション(15)の圧力側(29)および/または前記半径方向熱シールドセクション(15)の吸込側(30)におけるシール溝を有する、請求項7記載のガスタービンロータ熱シールド(7)。
  11. ブレード(1)を備え、該ブレード(1)は、後縁側(10)、圧力側(29)、吸込側(30)および前縁側(9)を備えたプラットフォーム(2)と、ブレードプラットフォーム(2)に結合された翼(3)と、プラットフォーム(2)の後縁側(10)に形成された第1の溝(11)と、を有するタービンであって、該第1の溝(11)は前記圧力側(29)と前記吸込側(30)との間に延びており、前記第1の溝(11)は、前記翼(3)の後縁の根元部の下方に軸方向に延びており、
    タービンのロータ配列内の空間領域から高温作動媒体が流過する空間領域を分離するための、(11)およびロータ熱シールド(7)、前記ロータ熱シールド(7)は、軸方向熱シールドセクション(14)を形成しかつロータ(6)の表面に対して実質的に平行に配置されているプラットフォームを有するタービンにおいて、
    前記ロータ熱シールド(7)は、高温ガスに向かって前記軸方向熱シールドセクション(14)の表面から離れる方向に延びている、前記軸方向熱シールドセクション(14)の上流端部に配置された半径方向熱シールドセクション(15)を有し、
    前記プラットフォーム(2)の下流端部および/または前記ブレードフット(4)の下流端部と、前記半径方向熱シールドセクション(15)とによって、ブレードリアキャビティ(16)が画定されていることを特徴とする、タービン。
  12. 前記ブレード(1)は、前記第1の溝(11)よりも、前記翼(2)に面したプラットフォーム面により近い、ブレードプラットフォーム(2)の前記後縁側(10)に形成された、後縁側シール溝(12)を有しており、該後縁側シール溝(12)は前記圧力側(29)と前記吸込側(30)との間に延びており、軸方向での前記後縁側シール溝(12)の深さは、前記第1の溝(11)の深さよりも小さい、請求項11記載のタービン。
  13. 前記タービンは、前記後縁側シール溝(12)と前記半径方向熱シールドセクション(15)との間に配置された上側シール(19)を有する、請求項11記載のタービン。
  14. 前記ブレード(1)は、前記プラットフォーム(3)の前記圧力側(29)および/または前記プラットフォーム(3)の吸込側(30)においてリアシール(33)を収容するためのシール溝と、前記ブレードリアキャビティ(16)側の下流端部における1つのタービン列の隣接するブレード(1)の間に形成された空間を封止するための、前記第1の溝(11)の下方に半径方向内方へ延びたリアシール(33)と、を有する、請求項11記載のタービン。
  15. 前記ブレード(11)は、下側シール(22)を収容するための、前記第1の溝(11)の下方において前記プラットフォーム(2)の前記後縁側または前記ブレード(1)のフット(4)の後縁側に形成された下側シール溝と、前記軸方向熱シールドセクション(14)の半径方向内方に配置された熱シールドキャビティ(25)から前記ブレードリアキャビティ(16)を分離するための、下側シール溝と半径方向熱シールドセクション(15)との間に配置された下側シール(22)と、を有する、請求項11記載のタービン。
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