JP2015029920A - 水処理装置およびそれを備えた給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でイオン交換体の再生処理時に発生するガスを排出することが可能な水処理装置を提供すること。【解決手段】一対の電極22と、一対の電極22の間に配設され、陽イオン交換体23および陰イオン交換体24を有するイオン交換体25と、一対の電極22とイオン交換体25とが内部に配設されるケーシング21と、を備え、ケーシング21は、一対の電極22の間に形成される水の主流入口30および主流出口31aと、一対の電極22のそれぞれの外側に形成される水の副流出口31bとを有し、主流入口30からケーシング21の内部へと流入する水が、主流出口31aと副流出口31bとからケーシング21の外部へと流出するように構成されているので、簡易な構成で、イオン交換体25の再生処理時に装置内で発生するガスを排出することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、液体に含まれる不純物の分離や除去を行う水処理装置に関するものである。
従来、給湯装置の配管内におけるスケールの析出を防止する技術として、イオン交換体を用いて水中の硬度成分を除去し、薬剤を用いることなく、イオン交換体を再生させる水処理装置がある。(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の水処理装置を示すものである。図4に示すように、この水処理装置180は、一対の電極124の間に、陽イオン交換体122と陰イオン交換体123とからなる水分解イオン交換体190と、ガス透過性の無い陽イオン交換体141と、陰イオン交換体142とを設け、陽イオン交換体141と陰イオン交換体142とにより、水処理装置の内部を電極室151と処理室152とに隔離するように構成されている。電極室151には水の副流入口136と水の副流出口131bとが配置され、処理室152には、水の主流入口130と水の主流出口131aとが配置されている。
上記構成において、被処理水は主流入口130から処理室152に流入する。電極124への電圧印加時に、電極室151内の電極表面部で発生するガスは、電極室151の内部に隔離されて水処理装置180の外部へと排出されるため、軟水化処理した処理室152内の水にガスが混入するのを防止できる。本構成をとることにより、電気分解によって生成したガスが主流出口131aに混入することを防止できる。
特開2012−81373号公報
しかしながら、前記従来の構成では、処理室と電極室とが区画されているため、特に再生処理時に発生するガスを排出するために、電極室51にも水を供給する必要があり、電極室に水を供給するための副流入口を設ける必要がある。よって、水処理装置の構成が複雑になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構成で再生処理時に発生するガスを排出することが可能な水処理装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の水処理装置は、一対の電極と、一対の前記電極の間に配設され、陽イオン交換体および陰イオン交換体を有するイオン交換体と、一対の前記電極と前記イオン交換体とが内部に配設されるケーシングと、を備え、前記ケーシングは、一対の前記電極の間に形成される水の主流入口および主流出口と、一対の前記電極のそれぞれの外側に形成される水の副流出口とを有し、前記主流入口から前記ケーシングの内部へと流入する水が、前記主流出口と前記副流出口とから前記ケーシングの外部へと流出するように構成されることを特徴とするものである。
これにより、電極の外側に設けた副流出口によって、特にイオン交換体の再生処理時に発生するガスを水処理装置の外部への排出することができる。
本発明の水処理装置によれば、簡易な構成で装置内に発生するガスを排出することができる。
本発明の実施の形態1における水処理装置の概略構成を示す模式断面図 (a)同水処理装置のテーパ形状部の構成を示す模式断面図、(b)同水処理装置において副流出口が複数も受けられている場合のテーパ形状部の構成を示す模式断面図 本発明の実施の形態2における水処理装置の概略構成を示す模式断面図 従来の水処理装置の概略構成を示す模式断面図
第1の発明は、一対の電極と、一対の前記電極の間に配設され、陽イオン交換体および陰イオン交換体を有するイオン交換体と、一対の前記電極と前記イオン交換体とが内部に配設されるケーシングと、を備え、前記ケーシングには、一対の前記電極の間に形成される水の主流入口および主流出口と、一対の前記電極のそれぞれの外側に形成される水の副流出口とが設けられ、前記主流入口から前記ケーシングの内部へと流入する水が、前記主流出口と前記副流出口とから前記ケーシングの外部へと流出するように構成されることを特徴とする水処理装置である。これにより、簡易な構成の水処理装置で、特に電極に電圧を印加して行われるイオン交換体の再生処理時に、電極周辺の水が電気分解されて生じるガスを排出することができる。また、再生処理に使用される水の量を低減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記主流入口から前記主流出口に流れる水の圧力損失は、前記主流入口から前記副流出口に流れる水の圧力損失よりも大きいことを特徴とするものである。これにより、主流入口から副流出口に向かって流れる水の流れを誘引することができ、イオン交換体の再生処理時に、水が電気分解されて発生するガスを副流出口に向かって流して、水処理装置の外部に排出することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記主流出口の断面積は、前記副流出口の断面積よりも大きいことを特徴とするものである。これにより、主流入口から流出する水の量を副流路から流出する水の量よりも多くして、イオン交換体と接触する水の量を増大させ、再生処理時に発生するガスを水処理装置の外部に排出しながらもイオン交換体の再生能力を確保することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれかの発明において、前記ケーシングは、前記副流出口に向かって流路断面積が減少するテーパ形状部を有することを特徴とするものである。これにより、水が電気分解されて発生するガスが水処理装置の内部に滞留することを防止して、発生したガスによって、イオン交換体のイオン吸着能力および再生能力が減少することを防止することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれかの発明の水処理装置を備えた給湯装置である。これにより、給湯装置の内部を流れる水に含まれる炭酸カルシウム等のスケール成分が水処理装置によって除去されるので、給湯装置内でスケールが析出することを防止して、配管の詰まり等の不具合を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における水処理装置の概略構成を示す断面図である。図1に示す断面図は、水処理装置20において、板状の電極22a、22bおよび膜状のイオン交換体25に対して垂直な面で、水の主流入口30、主流出口31a、副流出口31bを含む断面を示すものである。
図1において、水処理装置20は、ケーシング21と、ケーシング21の内部に配設され、板状の電極22a、22bとで構成される一対の電極22と、一対の電極22の間に配設される複数の膜状のイオン交換体25とを備えている。板状の電極22a、22bと複数のイオン交換体25とはケーシング21の内部に積層されて収容されている。
イオン交換体25は、陽イオン交換樹脂を含有し、多孔性で膜状の陽イオン交換体23と、陰イオン交換樹脂を含有し、多孔性で膜状の陰イオン交換体24とが1枚に張り合わされて構成され、2層構造となっている。陽イオン交換樹脂としては、交換基−SO3Hを有する強酸性陽イオン交換樹脂が好適である。また、陰イオン交換樹脂としては、例えば、交換基−NR3OH有する強塩基性イオン交換樹脂が好適である。陽イオン交換体23と陰イオン交換体24とが1枚に張り合わされて構成された複数のイオン交換体25は、陽イオン交換体23と陰イオン交換体24とが電極22aと電極22bとの間で交互に並ぶように積層されて、ケーシング21の内部に配置される。
ケーシング21は、直方体形状である。ケーシング21には、一対の電極22の間に形成される水の主流入口30および主流出口31aと、電極22a、22bの外側にそれぞれ少なくとも1つ形成される水の副流出口31bとが設けられている。なお、外側とは、板状の電極22a、22bを境界として、イオン交換体25が配設されている側と反対側をいうものである。主流入口30と主流出口31aとは、それぞれケーシング21の対向する表面に設けられている。また、主流入口30と副流出口31bとは、ケーシング21の対向する表面に設けられ、主流出口31aと副流出口31bとは、直方体形状のケーシング21において、同一方向の面に設けられている。これにより、主流入口30からケーシング21の内部へと流入する水が、主流出口31aと副流出口31bとからケーシング21の外部へと流出するように構成されている。なお、主流入口30、主流出口31a、及び副流出口31bには、それぞれ、配管が接続される。また、副流出口31bには配管を閉塞または開放する弁(図示せず)が設けられている。
また、主流出口31aの断面積は、副流出口31bの断面積よりも大きい。副流出口31bが複数ある場合には、複数の副流出口31bの断面積の合計が主流出口31aの断面積より大きくなってもよいが、いずれの場合にも、主流出口31aから流出する水の量が、複数の副流出口31bから流出する水の量よりも多くなるように形成されていることが好ましい。
電極22a、22bは、板状かつメッシュ状に形成されており、水を透過するように構成されている。特に、板状の電極22a、22bの表面に垂直な方向への水の流れを阻害しないように構成されている。電極22a、22bは、母材としてチタンが使用され、表面に、厚さ0.1μm〜0.5μmの白金、イリジウム、ルテニウム、ジルコニウム、あるいはタンタルが単一金属あるいは合金化された、コーティング層を有している。これにより、水と接触する電極22a、22bの表面が保護され、長期的な耐久性を確保している。電極22a、22bの一部は、電気配線等の接続のため、ケーシング21から突出している。すなわち、電極22a、22bのすべてがケーシング21内に収容されていなくてもよい。
また、電極22a、22bとイオン交換体25との間、主流入口30および主流出口31aと複数のイオン交換体25との間には、それぞれ均圧板26が配置されている。均圧板26は、多孔性のポリエチレンからなるもので、イオン交換体25よりも通水抵抗が大きい。このため、主流入口30からケーシング21内に流入した水は、均圧板26により、ケーシング内に拡散し、複数のイオン交換体25の全体に行き渡り、水の流れ方向に対して下流側のイオン交換体25へと流れていく。
以上のように構成された水処理装置20について、以下その動作、作用を説明する。この水処理装置20は、複数のイオン交換体25によってイオンを吸着し、水中からイオン成分を除去する軟水化処理と、一対の電極22に電圧を印加して、複数のイオン交換体25に吸着したイオンを脱離する再生処理とを行うものである。なお、軟水化処理時にも一対の電極22に電圧を印加してもよい。この場合、軟水化処理時と再生処理時とでは、異なる極性の電圧を印加することになる。
軟水化処理は、副流出口31bに接続された配管に設けられた弁(図示せず)により配管を閉塞した状態で行われる。軟水化処理(水処理)時には、水を圧送するポンプ(図示せず)により、主流入口30から主流出口31aに向けて、水中のイオン成分を除去する水(処理用水)が流れる。ここで、ケーシング21の内部には、主流入口30から主流出口31aに向かって流れる水の流通方向と平行に、膜状のイオン交換体25が配置されている。よって、処理用水は、主流入口30からケーシング21内に流入し、均圧板26によって拡散した後、その大部分が膜状のイオン交換体25の表面に沿って平行に流れる。また、イオン交換体25は多孔質であるため、処理用水の一部は、イオン交換体25の内部を透過する。
処理用水に含まれるカルシウムイオン、マグネシウムイオン等の硬度成分(陽イオン)は、陽イオン交換体23内に存在する陽イオン交換樹脂の粒子と接触して、吸着される。一方、処理用水に含まれる塩化物イオン等の陰イオンは、陰イオン交換体24内に存在する陰イオン交換樹脂の粒子と接触して、吸着される。このようにして、処理用水は、ケーシング21の内部に配設された複数のイオン交換体25の間を流れる間に、含有するイオンがイオン交換体に吸着され、軟水処理される。軟水化処理された水は、主流出口31aから、水処理装置20の外部に流出する。このようにして、水処理装置20は、水中の硬度成分を除去する軟水化処理を実行する。
一方、イオン交換体25の再生処理は、一対の電極22間に直流電圧を印加するとともに、副流出口31bに接続される配管に設けられた弁を開放した状態で行われる。これにより、主流入口30からケーシング21内に流入した水は、主流出口31aおよび副流出口31bの双方から流出可能になる。
次に、再生処理時における、イオン交換体25に吸着されたイオンを脱離するための水(再生用水)の流れを説明する。再生用水は、軟水処理時と同様に、主流入口30からケーシング21内に流入する。ケーシング21内に流入した再生用水は、均圧板26によりケーシング21内に拡散し、その大部分が膜状のイオン交換体25の表面に沿って平行に流れて主流出口31aから流出し、一部がイオン交換体25を透過して、均圧板26、電極22aまたは22bを通過して、副流出口31bから流出する。
ここで、主流入口30から流入した再生用水が主流出口31aおよび副流出口31bの双方から流出するのは、主流入口30から主流出口31aに流れる水の圧力損失が、主流入口30から副流出口31bに流れる水の圧力損失よりも大きくなるように、均圧板26、イオン交換体25、電極22a、22bの流通抵抗が設定されているためである。なお、副流出口31bから流出する水の単位時間当たりの水の量は、水の主流出口31aから
流出する単位時間当たりの水の量よりも少ないことが好ましい。
再生処理時には、一対の電極22のうち、陽イオン交換体23が最も近接する電極22aが陰極、陰イオン交換体24が最も近接する電極22bが陽極となるように直流電圧を印加する。なお、印加電圧は、ケーシング21内に配置したイオン交換体25の枚数や処理用水の硬度等に応じて適宜に設定されるが、100V以上300V以下であることが、イオン交換体25の耐久性、イオン交換体25の再生能力(イオン交換体25から脱離させることが可能なイオン交換容量)を確保する点で好ましい。
一対の電極22に直流電圧を印加すると、イオン交換体25の陽イオン交換体23と陰イオン交換体24とが張り合わされて形成される界面では、電位差が大きくなり、水が解離して、水素イオンおよび水酸化物イオンが生成される。そして、陽イオン交換体23内に吸着されたカルシウムイオン、マグネシウムイオン等の硬度成分(陽イオン)は、生成された水素イオンと置換されて脱離し、これにより、陽イオン交換体23が再生される。一方、陰イオン交換体24内に吸着された塩化物イオン等の陰イオンは、生成された水酸化物イオンと置換されて脱離し、これにより、陰イオン交換体24が再生される。このように、一対の電極22に直流電圧を印加することで、イオン交換体25を再生することができる。
ここで、イオン交換体25の再生処理時に一対の電極22に直流電圧を印加すると、電極22a、22bの表面では水が解離して、水素イオンおよび水酸化物イオンのみならず、水素ガスおよび酸素ガス等の気体(ガス)が発生する場合がある。これらのガスは、イオン交換体25の内部に混入すると、イオン交換体25の再生能力と吸着能力(イオン交換体25が吸着可能なイオン交換容量)とを減退させる要因になる。すなわち、イオン交換体25にガスが混入することで、一対の電極22間に流れる電流値が低下し、イオン交換体25の再生能力が減退するとともに、また、イオン交換体25が十分に再生されないまま軟水化処理(イオン吸着)を行うことになるので、イオン交換体25の吸着能力が減退してしまう。
一方、本実施の形態では、ケーシング21には副流出口31bが形成されるので、ケーシング21の内部には、主流入口30から副流出口31bへと向かう水流が形成される。また、主流出口31aと副流出口31bとの間に電極22a、22bが配置されている。これにより、電極22a、22bの表面で発生した水素ガスならびに酸素ガスは、主流出口31aに向かうことなく、また、ケーシング21の内部に滞留することなく副流出口31bへと向かう水流によってケーシング21外部へと排出されることとなる。
これにより、ガスがイオン交換体25に混入することを防ぐことができ、その結果、一対の電極22の間に生じる電流値の低下を抑制することが可能となり、イオン交換体25の再生能力を確保することができるとともに、直流電圧を印加するため消費電力を低減させ、水処理装置の高効率化を実現することができる。
また、ケーシング21の内部には、図2(a)(b)に示すように、副流出口31bに向かって流路断面積が連続的に減少するテーパ形状部21aが設けられていると、再生処理時に発生したガスをケーシング21内に滞留させることなく、より円滑にケーシング21の外部へと排出することができる。なお、図2は、板状の電極22a、22bおよび膜状のイオン交換体25に平行な面で、副流出口31bを含む面を水処理装置20の外方側から見た断面図で、当該断面から視認可能な電極22aまたは22bを図示しているものである。
なお、副流出口31bが複数設けられている場合には、図2(b)に示すように、テー
パ形状部21aは、複数の副流出口31bのうち、端にある副流出口31bに向かって流路断面積が減少するように形成されていればよい。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同一の箇所については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図3は、本実施の形態における水処理装置の概略構成を示す断面図である。
本実施の形態の水処理装置20は、軟水化処理と再生処理とで、水の主流入口および主流出口が異なる態様を示すものである。
図3に示すように、本実施の形態の水処理装置20のケーシング21には、軟水化処理において処理用水が流入する処理用水流入口34と、処理用水が流出する処理用水流出口35とが設けられている。処理用水流入口34は、直方体形状のケーシング21のうち、主流入口30、主流出口31aが設けられる面とは異なる面に形成されている。また、処理用水流出口35は、直方体形状のケーシング21のうち、主流入口30、主流出口31aが設けられる面とは異なる面に形成され、処理用水流入口34が設けられる面と対向する面に形成されている。
軟水化処理は、主流入口30、主流出口31a、副流出口31bに接続される配管を弁(図示せず)によって閉塞した状態で、処理用水を処理用水流入口34からケーシング21に流入させるとともに、処理用水を処理用水流出口35から流出させて行われる。すなわち、処理用水は、ケーシング21の内部を、板状の電極22a、膜状のイオン交換体25の表面に対して垂直な方向に流れる。処理用水に含まれるイオンは、ケーシング21の内部を流動する間に、イオン交換体25に吸着され、これにより軟水化処理が行われる。ここで、処理用水は、膜状のイオン交換体25に垂直な方向に、多孔性のイオン交換体25を透過するように流れるので、イオン交換体25に含まれるイオン交換樹脂と接触する処理用水の量が増大し、イオンの吸着能力を増大させることができる。
一方、再生処理時には、主流入口30、主流出口31a、副流出口31bに接続される配管に設けられた弁を開放する。これにより、主流入口30から主流出口31aおよび副流出口31bに向けて、再生用水が流れるようにして、再生処理を行う。
本発明によれば、簡易な構成で再生処理時に発生するガスを装置の外部に排出して、イオン交換体のイオン吸着能力と再生能力とを高く維持することできるので、水中の硬度成分を除去するための水処理装置や、洗濯機や給湯機に搭載される水処理装置として有用である。
20 水処理装置
21 ケーシング
21a テーパ形状部
22、22a、22b 電極
23 陽イオン交換体
24 陰イオン交換体
25 イオン交換体
26 均圧板
30 主流入口
31a 主流出口
31b 副流出口
34 処理用水流入口
35 処理用水流出口

Claims (5)

  1. 一対の電極と、
    一対の前記電極の間に配設され、陽イオン交換体および陰イオン交換体を有するイオン交換体と、
    一対の前記電極と前記イオン交換体とが内部に配設されるケーシングと、を備え、
    前記ケーシングは、一対の前記電極の間に形成される水の主流入口および主流出口と、一対の前記電極のそれぞれの外側に形成される水の副流出口とを有し、
    前記主流入口から前記ケーシングの内部へと流入する水が、前記主流出口と前記副流出口とから前記ケーシングの外部へと流出するように構成されることを特徴とする水処理装置。
  2. 前記主流入口から前記主流出口に流れる水の圧力損失は、前記主流入口から前記副流出口に流れる水の圧力損失よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記主流出口の断面積は、前記副流出口の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の水処理装置。
  4. 前記ケーシングは、前記副流出口に向かって流路断面積が減少するテーパ形状部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水処理装置。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の水処理装置を備える給湯装置。
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