JP2015029229A - 記録装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インターバル記録時の消費電力を低減可能な記録装置およびその制御方法の提供。
【解決手段】 インターバル記録においては、所定のインターバル期間ごとに、画像データを個別のファイルとして繰り返し記録する。また、所定のインターバル期間において、記録装置の一部への電力供給を停止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は記録装置およびその制御方法に関し、特にインターバル記録が可能な記録装置およびその制御方法に関する。
従来、動画を撮影し、メモリカードなどの記録媒体に記録する記録装置が知られている。この種の記録装置においては、所定の時間間隔で撮影を行うインターバル記録機能を持つものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−159056号公報
特許文献1では、インターバル撮影された動画を符号化し、全体を一つのファイルとして記録する。そのため、インターバル記録における第1回目の撮影から、最後の撮影までの全期間において電源をオフせずに、符号化に必要な情報や、一つのファイルとして記録するために必要な情報を保持している。
インターバル記録においては撮影と待機を繰り返すが、待機時間にも電源をオンし続ける構成は、ビデオカメラなど、電池から電力供給を受ける装置にとって動作時間を短縮させる原因となる。
本発明はこのような問題点に鑑み、インターバル記録時の消費電力を低減することが可能な記録装置およびその制御方法の提供を目的とする。
上述の目的は、所定のインターバル期間ごとに、静止画データもしくは所定の記録時間分の動画データを繰り返し記録するインターバル記録が可能な記録装置であって、記録媒体へのデータの記録を行う記録手段と、静止画データまたは画像データを含んだファイルを生成する生成手段と、制御手段とを有し、制御手段は、インターバル記録においては静止画データもしくは所定の記録時間分の動画データを個別のファイルとして記録するように記録手段を制御し、インターバル記録によって記録された個別のファイルを1つのファイルに結合したファイルを生成するように生成手段を制御し、結合したファイルを記録媒体に記録するように記録手段を制御するとともに所定のインターバル期間において、記録装置の一部への電力供給を停止する、ことを特徴とする記録装置によって達成される。
本発明によれば、インターバル記録時の消費電力を低減することが可能な記録装置およびその制御方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る記録装置の一例としてのデジタルカメラの構成例を示すブロック図。 実施形態におけるインターバル記録モードの処理を示すフローチャート。 実施形態における静止画記録処理を示すフローチャート。 実施形態におけるインターバル静止画記録処理を示すフローチャート。 実施形態における動画ファイルの構成を示す図。 実施形態における記録媒体に記録されたフォルダとファイルの構成を示す図。 実施形態における結合処理を示すフローチャート。 実施形態におけるインデックス画面の表示処理を示すフローチャート。 実施形態における再生処理を示すフローチャート。 実施形態におけるファイル情報テーブルを示す図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る記録装置の一例としてのデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。本実施形態に係る記録装置は、撮像装置のみならず、内蔵もしくは接続されたカメラがインターバル撮影した動画を記録可能な任意な電子機器を含む。このような電子機器としては、例えば、携帯電話機、タブレット端末、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、ナビゲーションシステム、家電製品などがある。
図1において、撮像部101は光学系および撮像素子などを有し、被写体を撮影した動画データ出力する。なお、本実施形態において、撮像部101は、横1920画素×縦1080画素、30フレーム/秒の動画データを出力するものとするが、他の画素数およびフレームレートであってもよい。
制御部102は、操作部103からの入力に応じてデジタルカメラ100の動作全体を制御する。制御部102はマイクロコンピュータ(CPU)やメモリ等を含み、不図示の不揮発メモリに記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)に従ってデジタルカメラ100を制御する。また、制御部102は、記録再生部106との間でデータやコマンドを通信するための記録媒体インターフェイスを内蔵している。
操作部103は、ユーザにより操作可能な各種のスイッチ、ボタンなどを含む。操作部103は、ユーザによる各種の指示などを受理して制御部102へ通知する。また、操作部103は、電源スイッチや動画データの記録開始、停止などを指示するためのスイッチ、デジタルカメラ100の動作モードを切り替えるためのスイッチ、メニュー画面を操作するためのスイッチ等を含む。
信号処理部104は、記録時においては、撮像部101により取得された動画データをMPEG等の公知の符号化形式に従って符号化して、その情報量を圧縮する。また、信号処理部104は、撮像部101により取得された静止画データをJPEGなどの公知の符号化方式に従って符号化し、その情報量を圧縮する。また、信号処理部104は、再生時においては、記録媒体108から読み出された動画もしくは静止画データを復号し、その情報量を伸張する。
メモリ105は、撮像部101が取得した動画もしくは静止画データや、記録媒体108から読み出した動画もしくは静止画データなどを一時的に記憶する。デジタルカメラ100の各機能ブロックは、メモリ105に対してアクセスすることにより、動画データを処理する。また、メモリ105は、動画データの他に、ファイルシステムの情報や、管理情報など、各種の情報を記憶し、更に、制御部102がプログラムを実行する際のワークメモリ等の役割を果たす。
記録再生部106は、記録媒体108に対し、動画もしくは静止画データや各種の情報の書き込みや読み出しを行う。記録再生部106は、記録時においては、メモリ105に記憶されている動画もしくは静止画データを読み出して記録媒体108に書き込む。また、記録再生部106は、再生時においては、記録媒体108から動画もしくは静止画データを読み出し、メモリ105に記憶する。本実施形態では、記録媒体108としてSDメモリカードを用いるが、媒体の形式には特に制限は無く、他の規格のメモリカードや、ハードディスク(HDD)など、一般的な記録媒体を用いることができる。
また、記録再生部106は、記録媒体108に記録する動画データや各種の情報を、FAT(File Allocation Table)ファイルシステム等のファイルシステムに従ってファイルとして管理する。また、不図示の装着、排出機構により、デジタルカメラ100に対して記録媒体108を装着、排出することができるように構成するが、デジタルカメラ100に記録媒体108が内蔵される構成でもよい。
制御部102は、記録媒体108に対して動画ファイルや静止画ファイルを読み書きする場合、記録再生部106を制御して、記録媒体108からFATやディレクトリ情報などのファイルシステムデータ(管理データ)を読み出し、メモリ105に記憶する。このファイルシステムデータは、記録媒体108に記録されたデータのファイル名やファイルのサイズ、データの記録アドレスなどを示すデータであり、ファイルを管理するための情報である。そして、制御部102は、読み出したファイルシステムデータに従ってファイルの書き込み、読み出しを制御する。制御部102は、記録媒体108へのファイルの書き込みに応じて、メモリ105に記憶されたファイルシステムデータを更新する。そして、更新したファイルシステムデータを、所定のタイミングで記録再生部106により記録媒体108に記録する。
また、出力部107は、再生された動画データをデジタルカメラ100の外部の表示装置などに出力する。表示部109は、動画や各種の情報を液晶パネル等の表示装置に表示する。通信部110はUSB等の公知の通信方式に従い、外部機器との間で通信を行う。通信部110は、再生された動画や静止画、あるいは、インデックス画面などを外部機器に送信する。データバス112は、デジタルカメラ100の各機能ブロック間でデータや各種の制御コマンドなどを送受信するために用いられる。電源部111は、不図示の電源(例えば電池)から受けた電力を、デジタルカメラ100の各機能ブロックに供給する。本実施形態において制御部102は、電源部111からの電力供給を行うか否かをデジタルカメラ100の機能ブロックごとに制御することができる。
本実施形態のデジタルカメラ100は、記録モードとして、通常記録モードとインターバル記録モードを持つ。インターバル記録モードでは、所定のインターバル期間ごとに、設定された記録時間(フレーム数)分の動画データ(画像データ)を撮影し、記録する動作を繰り返す。ユーザは、操作部103を操作することにより、通常記録モードと、インターバル記録モードのいずれかを設定することができる。
また、ユーザは、操作部103により、インターバル記録モードにおける1回の記録時間を、予め用意された複数の記録時間から何れかを選択して設定することができる。例えば、記録時間として、1フレーム、0.5秒、1秒、5秒、10秒、を用意しておき、ユーザはこれらの記録時間の何れかを選択する。1回の記録時間として1フレームが設定された場合は、静止画ファイルとして記録される。制御部102は、設定された記録時間の情報をメモリ105に記憶する。
また、ユーザは、予め用意された複数のインターバル期間から、何れかを選択してインターバル期間として設定することができる。例えば、インターバル期間として、5秒、10秒、30秒、1分、10分、1時間、を用意しておき、ユーザはこれらのインターバル期間の何れかを選択する。ユーザはさらに、インターバル記録モードにおける繰り返し記録回数を設定することができる。ユーザは、繰り返し記録回数として、1以上の任意の値を設定することが可能であり、更に、無制限を設定することも可能である。制御部102は、設定されたインターバル期間及び繰り返し記録回数の情報をメモリ105に記憶する。
また、本実施形態のデジタルカメラ100は、インターバル記録モードでの記録ごとに得られる動画または静止画データを個別の画像ファイルとして記録する。そのため、例えば、繰り返し記録回数が100回のインターバル記録が実施された場合、100個の画像ファイルが記録媒体108に記録される。
図5は、本実施形態で記録される画像ファイルのうち、動画ファイルの構成例を示す図である。本実施形態では、動画データはMP4ファイルの形式で記録される。MP4ファイル501は図5に示す木構造を持ち、ボックスと呼ばれる要素を持つ。
最上位階層のボックスには、ftypボックス502、moovボックス503、及びmdatボックス504が存在する。ftypボックス502は互換性情報、moovボックス503は動画データ、音声データに関する管理情報が格納される。また、mdatボックス504には動画データ、音声データの実データが格納される。
moovボックス503内には、uuidボックス505、mvhdボックス506、および1以上のtrakボックス507が格納される。本実施形態では、ユーザ拡張ボックス(uuidボックス)505内のcninボックス508に、インターバル記録に関するインターバル情報を格納する。
本実施形態のデジタルカメラ100はまた、インターバル記録モードで記録媒体108に記録された複数の画像ファイルに格納された画像データを結合し、一つの画像ファイルとして記録媒体108に記録する機能を持つ。結合機能の詳細については後述する。
次に、本実施形態のデジタルカメラ100における記録動作について、通常記録モードにおける記録処理から説明する。以下では便宜上、動画撮影がなされるものとして説明するが、静止画撮影においても動画撮影時と符号化処理を除き同様に処理できる。操作部103から記録モードへ移行する指示を受けると、制御部102はデジタルカメラ100を記録待機状態へ遷移し、記録開始の指示を待つ。そして、制御部102は記録待機状態において撮像部101で動画撮影を行わせ、得られた動画を表示部109に表示する、ライブビュー表示動作を実行する。操作部103から記録開始の指示が入力されると、制御部102は信号処理部104を制御し、撮像部101により入力されてメモリ105に記憶された動画データを読み出して、動画データの符号化を開始させる。信号処理部104は符号化したデータをメモリ105に再度記憶する。
また、制御部102は、記録される動画ファイルのファイルパスを予め定められた方法に基づいて決定し、新たに動画ファイルをオープンするように記録再生部106に指示する。記録再生部106は、制御部102により指定されたファイルパスに従って、指定されたディレクトリに新たな動画ファイルをオープンし、また、この動画ファイルに対し、後述のようにファイル名を付加する。記録再生部106は、メモリ105より符号化された動画データを読み出し、この動画データを含む動画ファイルを記録媒体108に記録する。
また、動画の記録中に、操作部103から記録停止の指示を受けた場合、制御部102は信号処理部104による動画データの符号化を停止し、記録再生部106により記録中のファイルを閉じる。また、制御部102はファイルシステムデータの内容を変更し、記録再生部106によって記録媒体108に記録する。
次に、インターバル記録モードにおける記録処理について説明する。図2はインターバル記録モードにおける処理を示すフローチャートである。なお、図2の処理は制御部102が各部を制御することにより実行される。
インターバル記録モードが設定された後、記録待機状態において、操作部103より記録開始の指示を受けた場合に図2の処理が開始する。ただし、インターバル記録の開始時期(特定の時刻や所定時間後)が指定可能な別の実施形態では、操作部103からの指示は不要である。
制御部102は、インターバル記録モードにより記録された動画ファイルを格納するためのディレクトリを記録再生部106を通じて記録媒体108に生成し、インターバル記録モード用のディレクトリに動画ファイルが格納されるよう、ファイルパスを決定する。そして、制御部102は、決定したファイルパスに、新たな動画ファイルをオープンするよう記録再生部106に指示する。記録再生部106は、制御部102により指定されたファイルパスに従って、指定されたディレクトリに新たな動画ファイルをオープンする(S201)。
次に、制御部102は、撮像部101を制御し、動画の撮影を行う。制御部102は、信号処理部104を制御して動画データを符号化し、符号化データを一旦メモリ105に記憶した後、記録再生部106によりメモリ105から動画データを読みだして記録媒体108に書き込む(S202)。
次に、制御部102は、設定された1回の記録時間(フレーム数)分の動画データの撮影、及び記録が完了したか否かを判別し(S203)、1回の記録時間分の動画データの記録が完了するまでS202の処理を繰り返す。1回の記録時間分の動画データの記録が完了した場合、制御部102は、記録再生部106を制御し、後述のインターバル情報を動画ファイルのcninボックス508に格納し、動画ファイルをクローズする(S204)。
1回の記録時間分の動画データの記録が完了した場合、制御部102は、設定された繰り返し回数分の記録が完了したか否かを判別する(S205)。設定された回数分の記録が完了していた場合、制御部102は、インターバル記録モードを終了する(S206)。
また、設定された回数分の記録が完了していない場合、制御部102は、インターバル記録モードによる記録を継続できるか否かを判別する(S211)。ここでは、記録媒体108の記録残容量が無くなった場合、あるいは、記録中のディレクトリに格納された動画ファイルの数が上限値(例えば9999)に達した場合に、制御部102は記録を継続できないと判断する。
記録の継続が可能でないと判別した場合(S212でNO)、制御部102は、インターバル記録モードを終了する(S206)。一方、記録の継続が可能であると判別した場合(S212でYES)、制御部102は、デジタルカメラ100の一部、具体的には撮像部101、信号処理部104、記録再生部106に対する、電源部111からの電力供給を停止する(S213)。これにより、インターバル期間における電力消費を少なくすることが可能となる。なお、制御部102は、1回のインターバル記録が終了し、電源断してから再度インターバル記録可能な状態になるまでに要する時間よりも短い撮影間隔(インターバル期間)が設定されている場合には、電力供給を停止しない。
次に、制御部102は、操作部103よりインターバル記録停止の指示があったか否かを判別する(S214)。記録停止の指示があった場合、制御部102は、撮像部101、信号処理部104、記録再生部106に対する電源部111からの電力供給を開始し(S215)た後、インターバル記録モードを終了する(S206)。
記録停止の指示が無い場合、制御部102は、内蔵するタイマの計測時間に基づいて、前回の記録が終了してからの経過時間が、電力供給を開始するタイミングとなったか否かを判別する(S216)。制御部102は、設定されたインターバル期間に基づいて、前回の記録を停止した時刻からインターバル期間を加えた時刻を次の記録タイミングとして設定する。そして、制御部102は、この記録タイミングから所定時間だけ前の時刻を電力供給の開始タイミングとして設定する。ここで、制御部102は、次回の記録タイミングから、撮像部101、信号処理部104、記録再生部106に対して電力供給を開始してから正常に動作するのに必要な時間だけ前の時刻を電力供給開始タイミングとして設定する。
電力供給の開始タイミングでないと判別された場合(S216でNO)、制御部102は、処理をS214に戻す。また、電力供給の開始タイミングとなったと判別された場合(S216でYES)、制御部102は、撮像部101、信号処理部104、記録再生部106に対する、電源部111からの電力供給を開始する(S217)。そして、制御部102は、次の記録開始タイミングとなったか否かを判別する(S218)。次の記録開始タイミングとなったと判別された場合(S218でYES)、制御部102は、S201に処理を戻し、動画の撮影、記録を開始する。次の記録開始タイミングとなったと判別されなかった場合(S218でNO)、制御部102は次の記録開始タイミングとなったと判別されるまで待機する。
S206でインターバル記録モードを終了した後、制御部102は、インターバル記録モードで記録された複数の動画ファイルを結合するか否かをユーザに問い合わせるための問い合わせ画面を表示部109に表示する(S207)。結合しないとの指示があった場合(S207でNO)、制御部102は後述する結合処理および消去処理を行わずに、インターバル記録モードでの記録回数分の動画ファイルが記録された状態で処理を終了する。
一方、結合指示があった場合(S207でYES)、制御部102は、インターバル記録モードにより記録された複数の動画ファイルに格納された動画データを一つに結合し、一つの動画ファイルとして記録媒体108に記録する結合処理を行う(S208)。結合処理の詳細については後述する。
結合処理が終了すると制御部102は、結合処理に用いられた複数の動画ファイルを削除するか否かをユーザに問い合わせるための問い合わせ画面を表示部109に表示する(S209)。問い合わせの結果、削除しないとの指示があった場合(S209でNO)は処理を終了する。一方、削除するとの指示があった場合(S209でYES)、制御部102は、結合元の複数の動画ファイルを記録再生部106を通じて記録媒体108より消去する(S210)。消去処理の詳細についても後述する。
次に、静止画記録時の処理を説明する。図3は静止画記録処理の概要を示すフローチャートである。
操作部103より静止画撮影の指示があった場合、制御部102は、通常の静止画撮影か、インターバル静止画記録かを判別する。通常の静止画撮影の指示であった場合、制御部102は、撮像部101を制御して1画面(1フレーム)の静止画データを取得する。そして、制御部102は、信号処理部104により、撮影された静止画データを符号化し、記録再生部106により静止画ファイルとして記録媒体108に記録する(S302)。
一方、インターバル記録による静止画撮影が指示された場合、制御部102はインターバル静止画記録を実行する(S303)。
図4はインターバル静止画記録処理を示すフローチャートであり、図2と同様の処理については同じ参照数字を付して説明を省略する。まず、制御部102は、インターバル記静止画記録時に記録された静止画ファイルを格納するためのディレクトリを記録再生部106を通じて記録媒体108に生成し、そのディレクトリに静止画ファイルが格納されるよう、ファイルパスを決定する。そして、制御部102は、決定したファイルパスに、新たな静止画ファイルをオープンするよう記録再生部106に指示する。記録再生部106は、制御部102により指定されたファイルパスに従って、指定されたディレクトリに新たな静止画ファイルをオープンする(S401)。
次に、制御部102は、撮像部101を制御し、静止画の撮影を行う。制御部102は、信号処理部104を制御して静止画データを符号化し、符号化データを一旦メモリ105に記憶した後、記録再生部106によりメモリ105から静止画データを読みだして記録媒体108に書き込む(S402)。そして、制御部102は、記録再生部106を制御し、後述のインターバル情報を静止画ファイルのメタデータとして付加し、静止画ファイルをクローズする(S403)。
以後は、インターバル記録の終了後のS207〜S210の処理を行わないことを除き、インターバル記録モードで動画記録時と同様の処理であるため、説明を省略する。
図6は、デジタルカメラ100により記録媒体108に記録されるフォルダとファイルの構成の例を示す図である。デジタルカメラ100は、DCF規格に従い、記録媒体108にディレクトリを生成し、動画ファイルと静止画ファイルを記録する。
記録媒体108のルートフォルダの直下にDCIMフォルダ601が生成される。DCIMフォルダ601の下に、動画格納用フォルダ602が生成される。図6では、動画ファイル608−611がフォルダ602に格納される。制御部102は、ファイル番号を含むファイル名を生成し、動画ファイルに付加する。また、制御部102は、新たに動画ファイルを生成する度に、ファイル名に含まれるファイル番号を所定値、ここでは1だけ増加させる。
また、制御部102は、一つの動画用のフォルダに100個の動画ファイルが格納されると、新たな動画格納用フォルダを同じ階層(DCIMフォルダ601の下)に生成する。図6では、動画格納用フォルダ602に対し100個の動画ファイル608−611が格納されているため、新たな動画格納用フォルダ603が生成され、2つの動画ファイル612、613が格納されている。なお、図6から明らかなように、格納されるフォルダが途中から変わってもファイル番号はリセットされない。
制御部102はまた、インターバル記録モード用のフォルダ604を生成する。即ち、インターバル記録モードが設定され、記録開始の指示があった場合、制御部102は、新たにインターバル記録用フォルダ604をDCIMフォルダ601の下に生成する。そして、制御部102は、インターバル記録モードで記録された動画ファイルを、インターバル記録用フォルダ604に格納する。本実施形態ではインターバル記録用フォルダには通常記録用のフォルダと異なる所定の名称(”INTER”)を付与している。
例えば、繰り返し記録回数として100回が設定された場合、図6に示すように、100個の動画ファイル614−617がインターバル記録用フォルダ604に格納される。また、インターバル記録モードによる記録を開始してから、インターバル記録モードが終了されるまでに記録された一連の動画ファイルが一つのフォルダに格納される。また、制御部102は、インターバル記録モードが設定され、記録が開始される度に、ファイル番号を0001から順次付加する。また、制御部102は、一つのインターバル記録用のフォルダに格納される動画ファイルの上限を9999個とする。繰り返し記録回数が10000回を超える場合、制御部102は新たなインターバル記録用フォルダを生成する。この場合、ファイル名に含まれるファイル番号はリセットされない。
また、インターバル記録モードが終了し、再度通常記録モードにより動画を記録する場合、制御部102は、新たに動画格納用フォルダ605を生成し、動画ファイル618、619を格納する。
フォルダ606は静止画用のフォルダであり、フォルダ607はインターバル静止画記録用のフォルダである。通常の静止画撮影により記録される静止画ファイル620、621がフォルダ606に格納され、インターバル静止画記録により記録された静止画ファイル622−625がフォルダ607に格納される。
制御部102は、通常の動画記録、インターバル記録モードによる動画記録、通常の静止画記録、及び、インターバル静止画記録による静止画記録のそれぞれにおいて、前述のように各ファイルのパスを決定する。
次に、インターバル記録される動画ファイルのcninボックス508や静止画ファイルのメタデータに格納するインターバル情報について説明する。インターバル情報は、例えば、インターバル記録モードであるか否かを示すモード情報、1回の記録時間(フレーム数)、インターバル期間、繰り返し記録回数、及び、インターバル記録モードによる記録開始からの記録回数の情報を含む。これらは例示であり、一部が含まれなくても良いし、他の情報が含まれても良い。
インターバル情報は、インターバル記録モードまたはインターバル静止画記録で記録される全てのファイルに記録される。制御部102は、インターバル記録の回数をカウントし、カウント結果をインターバル情報の記録回数の情報として含めるように記録再生部106を制御する。
例えば、1回の記録時間が0.5秒、インターバル期間が5秒、繰り返し記録回数100回と設定された場合、記録時間として0.5秒、インターバル期間として5秒、繰り返し記録回数として100回を示す値がインターバル情報に記録される。また、繰り返し記録回数が無制限の場合、予め定められた無制限を示す値がインターバル情報に記録される。
なお、ユーザによるインターバル記録モードの設定値は、通常記録モードでの記録が行われた場合に制御部102がメモリ105から消去してもよい。
次に、図2のS208で実施する、インターバル記録モードにより記録された動画データの結合処理について説明する。本実施形態で結合処理は、インターバル記録を終了した後の問い合わせ画面によってユーザから結合処理の実行が指示された場合に実行されるほか、別の任意のタイミングで結合指示が操作部103により入力された場合にも実行される。
例えば、インターバル記録終了時には結合処理を行わずに、後で結合させたい場合や、他のインターバル記録によって(別のインターバル記録用フォルダに)記録されたファイルを含めて結合ファイルを生成したい場合がある。このような場合、ユーザはインターバル記録終了時ではなく、その後の所望のタイミングで結合処理の実行を例えばメニュー画面などを利用して操作部103からデジタルカメラ100に指示することができる。なお、結合されるファイルは、フォルダ(インターバル記録)単位で選択されてもよいし、ファイル単位で選択されてもよい。いずれの場合も、異なるインターバル記録にまたがって選択されてよい。
図7は本実施形態のデジタルカメラにおける結合処理を示すフローチャートである。上述の通り、図2のS207で結合が指示された場合、あるいは、任意のタイミングで結合処理の実行が指示された場合に、制御部102により図7の処理が実行される。ここでは、結合するファイルが動画ファイルであるものとする。
制御部102は、まず、結合対象の動画ファイルを検出する(S701)。本実施形態では、図6に示したように、インターバル記録モードにおいて、S206で終了されるまでに記録されたファイル一連の動画ファイルは、(1フォルダあたりのファイル数の制限を超えない限り)同じインターバル記録用フォルダに記録されている。また、1回目の記録タイミングが異なる、異なるインターバル記録で記録された一連の動画ファイルは、異なるインターバル記録用フォルダに記録されている。
制御部102は、S207で結合処理が指示された場合、直近に終了したインターバル記録で用いたインターバル記録用フォルダに含まれる動画ファイルを、結合対象の動画ファイルとして検出する。また、制御部102は、インターバル記録終了直後の問い合わせ時以外のタイミングでユーザから結合指示があった場合には、結合指示において指定されたインターバル記録用ファイルに含まれる動画ファイルを結合対象の動画ファイルとして検出する。この場合、結合指示で指定されたフォルダがインターバル記録用フォルダ以外を含んでいないかを、例えばフォルダ名に基づいて制御部102で判定し、インターバル記録用フォルダ以外を含んでいればユーザに通知するようにしてもよい。
制御部102は、今回の結合対象となるインターバル記録用フォルダを選択すると、選択されたフォルダに格納された動画ファイルのうち、一番小さいファイル番号が付加された動画ファイルを先頭の動画ファイルとして選択する(S702)。そして制御部102は、この先頭の動画ファイルを記録媒体108から読み出すように記録再生部106に指示する。通常は、ファイル番号として0001が付加された動画ファイルが先頭の動画ファイルとなる。
記録再生部106は、指定された動画ファイルを記録媒体108から読み出し、メモリ105に格納する。信号処理部104は、読み出された動画ファイルをメモリ105から取得し、動画ファイルに含まれる動画データを順次復号し、復号結果は再度メモリ105に格納する(S703)。なお、そして、信号処理部104は、復号された動画データを先頭から順にメモリ105から読み出し、符号化を開始して、符号化結果をメモリ105に格納してゆく。
制御部102は、信号処理部104が動画データを再符号化する際の、画面サイズ(画素数)やフレームレート、あるいは符号化後のデータレートなどを適宜設定する。制御部102は、結合後の動画ファイルが、通常記録モード用のフォルダに格納されるようにファイルパスを指定し、記録再生部106に送る。また、制御部102は、記録再生部106に対し、符号化された動画データを1つの動画ファイルとして記録するよう指示する。記録再生部106は、符号化された動画データをメモリ105から順次読み出し、記録媒体108に記録する(S704)。
なお本実施形態では、結合元の動画ファイルの動画データを読み出して復号(再生)する動作(S703)と、結合動画ファイルとして再符号化して記録する動作(S704)とを並行して実行することができる。制御部102は、再生中の動画データを最後まで再生したか否かを判別し(S705)、最後まで再生していない場合には処理をS703に戻し、動画データを最後まで再生した場合には処理をS706に進める。S706で制御部102は、選択されているフォルダに未再生の動画ファイルが残っているか(同じインターバル記録で記録された、次の動画ファイルがあるか)否かを判別する。次の動画ファイルが無いと判別されれば、制御部102は、再符号化された動画ファイル(結合動画ファイル)の記録媒体108が終了したら、結合動画ファイルをクローズするように記録再生部106に指示し、処理を終了する(S707)。
なおS706において、同一フォルダ内に未再生の動画ファイルが無くなった場合、そのファイル番号がフォルダあたりのファイル数の最大値に相当する場合、制御部102は他のインターバル記録用フォルダに次の動画ファイルがないか確認する。
一方、次の動画ファイルがあると判別された場合(S706でYES)、制御部102は、次の動画ファイルを選択する(S708)。具体的には制御部102は、再生が終了した動画ファイルのファイル番号の次のファイル番号が付加された動画ファイルを次の動画ファイルとして選択する。そして、選択された動画ファイルを記録媒体108から読み出すように記録再生部106に指示する。
記録再生部106は、次の動画ファイルを記録媒体108から読み出し、メモリ105に格納する。信号処理部104は、読み出された動画ファイルをメモリ105から取得し、動画ファイルに含まれる動画データを順次復号し、復号結果は再度メモリ105に格納する(S709)。そして、信号処理部104は、復号された動画データを、前の動画ファイルの復号後の動画データに結合させて符号化し、メモリ105に記憶する。つまり、信号処理部104は、前の動画ファイルの最終フレームと次の動画ファイルの先頭フレームとが連続したフレームとして含まれる動画ファイルとなるように符号化する。
制御部102は、記録再生部106に対し、結合されて符号化された動画データを、S704で記録が開始された結合動画ファイルに記録するよう指示する。記録再生部106は、メモリ105より符号化された動画データを読み出し、記録媒体108への記録を継続する(S710)。その後、制御部102は処理をS705に戻し、インターバル記録された全ての動画ファイルの再生、再符号化が終了するまで、S708〜S710の処理を繰り返す。このように、制御部102は、2回目以降に記録された動画ファイルは、その先頭が前の動画データに続くように結合して符号化し、連続した1つの動画ファイル(結合動画ファイル)として記録されるように各部を制御する。このように、インターバル記録モードにより記録された複数の動画ファイルが、結合処理によって一つの連続した動画ファイルに結合されて記録される。
次に、インターバル記録モードで記録された動画ファイルの消去処理について説明する。図2のS209で消去処理の実行が指示された場合、制御部102は、S208で結合処理を適用した動画ファイルおよび、インターバル記録用フォルダを検出する。そして、制御部102は、記録再生部106に対し、検出した動画ファイルとインターバル記録用フォルダを記録媒体108から消去するように指示する。記録再生部106は、指定された動画ファイルとフォルダを記録媒体108から消去する。なお、消去処理も結合処理と同様、インターバル記録の終了時以外のタイミングでユーザから指示されてもよい。例えば、任意のタイミングで指示された結合処理の終了時に、S209と同様にユーザに消去処理の実行要否を問い合わせても良い。
次に、本実施形態のデジタルカメラにおける再生モードの処理について説明する。制御部102は、動画や静止画の記録中以外の所定のタイミングで、記録媒体108に記録されたフォルダ及びファイルの情報を含むファイル情報テーブルを生成し、メモリ105に記憶する。
図10はファイル情報テーブルの例を示す図である。ファイル情報テーブル1001は、フォルダ名(DirNumber)、ファイル番号(FileNumber)、ファイル形式(FileType)、インターバル記録回数(IntervalNumber)の情報を含む。制御部102は、インターバル記録された動画ファイル及び静止画ファイルの各々に格納されたインターバル情報に基づいて、インターバル撮影回数を検出する。
図10のファイル情報テーブル1001は、記録媒体108に図6のようにフォルダ及びファイルが記録されていた場合に作成されるファイル情報テーブルの例を示している。フォルダ602、603、605、606には通常記録モードで記録された動画または静止画ファイルが格納されるため、これらのフォルダに含まれるファイルについては、インターバル記録回数として所定値(ここでは0)が格納される。また、フォルダ604、607はそれぞれインターバル記録用のフォルダであるため、インターバル記録回数として、各動画ファイルあるいは静止画ファイルがインターバル記録モードの何回目の記録に対応するかを示す記録回数が格納される。なお、制御部102は、動画ファイル、あるいは静止画ファイルの記録媒体108への記録が終了する度に、ファイル情報テーブル1001の内容を更新する。また、制御部102は、電源投入時や記録媒体108の挿入時などに記録媒体108にアクセスしてファイル情報テーブル1001を生成してメモリ105に格納する。
制御部102は、操作部103によってユーザから再生モードへの移行指示があった場合、記録再生部106を通じて記録媒体108にアクセスし、記録媒体108に記録された動画ファイルや静止画ファイルのサムネイル画像を取得もしくは生成する。そして、制御部102は、サムネイル画像を含むインデックス画面を生成し、表示部109に表示するよう記録再生部106、信号処理部104、表示部109などを制御する。なおインデックス画面の生成時に制御部102は、メモリ105に記憶されたファイル情報テーブルに基づいて、記録媒体108に記録されているファイルのうち、どのファイルのサムネイル画像をインデックス画面に含めるかを選択する。また、制御部102は、通信部110により外部機器と通信を行っている場合とそれ以外とで、インデックス画面に表示する画像を変える。
図8は、本実施形態のデジタルカメラにおけるインデックス画面の表示処理を示すフローチャートである。制御部102は、通信部110が外部機器と通信を行っていない場合、図8(a)のフローチャートに示す処理を実行する。
制御部102は、インデックス画面に表示する動画ファイル、あるいは静止画ファイルの先頭のファイルを選択する(S801)。先頭のファイルは例えばファイル情報テーブル1001の記録順が先頭のファイルであってよい。
インデックス画面には所定数、例えば6画面のサムネイル画像が表示される。制御部102は、ファイル情報テーブル1001を参照し、選択したファイルに対応する記録回数(IntervalNumber)を確認し、インターバル記録モードにより記録されたファイルであるか否かを判別する(S802)。
インターバル記録モードで記録されたファイルでないと判別された場合、制御部102は、選択したファイルのサムネイル画像を記録再生部106により記録媒体108から読み出す。そして、信号処理部104により、インデックス画面に表示するためのサムネイル画像を生成する(S803)。読み出したサムネイル画像をそのまま用いることができれば、S803の処理は不要である。
次に、制御部102は、インデックス画面に表示する所定数(ここでは6)のサムネイル画像を生成したか否かを判別する(S804)。所定数のサムネイル画像を生成していないと判別された場合、制御部102は、ファイル情報テーブル1001における次のファイル(次のファイル番号のファイル)を選択し(S807)、処理をS802に戻す。一方、所定数のサムネイル画像を生成したと判別された場合、制御部102は、サムネイル画像を用いてインデックス画面を生成し、表示部109に表示する(S805)。このとき、制御部102は、インターバル記録モードで記録されたファイルが識別可能なインデックス画面を生成する。例えば、インターバル記録モードで記録されたファイルのサムネイル画像には特定のアイコンを付加したり、サムネイル画像に特定色の枠を付けるなどが考えられる。
また、S802で、選択したファイルがインターバル記録モードで記録されていると判別された場合、制御部102は、このファイルが、インターバル記録モードで最初に記録されたファイル(記録回数が1のファイル)か否かを判別する(S806)。制御部102は、ファイル情報テーブル1001を参照し、選択したファイルに対応する記録回数(IntrevalNumber)から、この判別を行うことができる。記録回数が1であれば、最初に記録されたファイルであると判別し、制御部102は、処理をS803に進め、上述の通りインデックス画面用のサムネイル画像を生成する。一方、2回目以降に記録されたファイルであれば、制御部102はサムネイル画像を生成せずに次のファイルの選択処理を行う(S807)。
一般にインターバル記録モードでは、比較的短い記録時間の動画データを含んだ動画ファイルが多数記録される。結合処理後などに、インターバル記録モードで記録された多数の個別ファイルが削除されている場合にはあまり問題にならないが、削除されていない場合は、インターバル記録に係る多数の個別ファイルの再生指示をインデックス画面から行うことは容易でない。また、多数の個別ファイルのサムネイル画像の生成に要する処理で電力を消費することも望ましくない。そのため、本実施形態では、1回のインターバル記録モードにより記録された複数の動画ファイルが存在する場合には、先頭のファイルのサムネイル画像をインデックス画面に表示し、他のファイルのサムネイル画像を表示しないようにした。そして、インターバル記録により記録されたファイルのサムネイル画像に対しては所定のアイコンなどを付加して表示する。ユーザは、1回のインターバル記録により記録された動画をひとまとめにして認識することが可能となり、再生指示も容易に行うことができる。
次に、通信部110により外部機器と通信を行っている場合のインデックス画面の表示処理を図8(b)のフローチャートに基づいて説明する。図8(b)において図8(a)と同じ処理を行うステップには同じ参照数字を付して説明を省略する。図8(a)との比較から明らかなように、インターバル記録モードにより記録されたファイルについてはサムネイル画像を生成しない。また、所定数のサムネイル画像を生成したら、インデックス画面を表示部109に表示するとともに、通信部110により外部機器に送信する(S815)。
このように、通信部110により外部機器と通信している場合には、インターバル記録モードにより記録された動画ファイルのサムネイル画像をインデックス画面に表示しないようにする。
次に、通信部110により外部機器と通信を行っていない場合における再生処理について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
図8(a)の処理により表示部109に表示されたインデックス画面から、操作部103によってサムネイル画像が選択されると、制御部102は選択されたサムネイルに対応するファイルを特定する(S901)。そして、制御部102は、特定したファイルを再生するように記録再生部106に指示する。記録再生部106は指定された動画ファイルを記録媒体108から読み出す。信号処理部104は、読み出された動画データを復号し、表示部109に表示する(S903)。
制御部102は、再生中の動画ファイルを最後まで再生した場合(S905でYES)、再生した動画ファイルがインターバル記録された動画ファイルかどうか判別する(S907)。インターバル記録された動画ファイルでないと判別されれば(S907でNO)、制御部102は再生処理を終了する。
一方、インターバル記録された動画ファイルであると判別されれば(S907でYES)、制御部102は次の動画ファイルがあるか調べる(S909)。具体的には、制御部102は、再生が終了した動画ファイルに続くファイル番号もしくは記録回数の動画ファイルがあるかどうかを、ファイル情報テーブル1001を参照して調べる。
次の動画ファイルがなければ(S909でNO)、制御部102は再生処理を終了する。一方、次の動画が見つかれば(S909でYES)、制御部102は次の動画を再生するように記録再生部106および信号処理部104を制御する(S911)。次の動画の再生が終了すると(S913でYES)、制御部102は処理をS909に戻す。このように制御部102は、インターバル記録されたファイルについては順次再生されるように記録再生部106および信号処理部104を制御する。
なお、図8(b)の処理で表示されたインデックス画面でサムネイル画像が選択された場合には、S903で再生された動画を表示部109に加えて外部機器に送信するほか、S905まで同様に再生処理を行い、処理を終了すればよい。
以上説明したように、本実施形態では、インターバル記録モードでは1回の記録ごとに独立した動画ファイルを記録する。そのため、インターバル記録モードでの複数回の記録を1つのファイルに記録する際に必要な、符号化に必要な情報や、複数回の記録で得られる動画像を一つのファイルに格納するために必要な情報を記録待機時間に保持しておく必要がない。従って、1回の記録が終了した時点から、次の記録準備を開始するまでの間は、次の記録準備を開始する時間になったことを検出するために必要な部分以外へは電源の供給を行わないようにすることが可能である。
さらに、このようにインターバル記録された複数の動画ファイルを連続した1つの動画ファイル(結合動画ファイル)に結合する結合処理を実施することにより、多数の動画ファイルの再生を指定することが必要なくなり、使い勝手を改善することができる。特に、インターバル記録を終了すると結合処理の要否をユーザに問い合わせる構成とした場合、ユーザは結合対象となるファイルを指定する必要がないため、使い勝手の一層の向上が見込まれる。
なお、インターバル記録で静止画が記録された場合、結合処理で制御部102は複数の静止画の各々が所定時間継続して表示されるような結合動画ファイルを生成することができる。
なお、本実施形態では、インターバル期間において、撮像部や信号処理部などの一部の構成に対する電力供給を停止した。これ以外にも、制御部102が、内部のタイマに対し、次に電源をオンする時間を設定した後、記録装置100の電源をオフするようにしてもよい。電源オフの期間において、タイマに対する電力供給が継続され、設定された時間になったときに、制御部102におけるCPUに対し、タイマからの起動命令を入力するようにしてもよい。
また、インデックス画面において、インターバル記録により記録された動画のサムネイル画像をユーザが選択し、ファイルの消去を指示した場合に、インターバル記録により記録された動画ファイルを消去するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 所定のインターバル期間ごとに、静止画データもしくは所定の記録時間分の動画データを繰り返し記録するインターバル記録が可能な記録装置であって、
    記録媒体へのデータの記録を行う記録手段と、
    静止画データまたは画像データを含んだファイルを生成する生成手段と、
    制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記インターバル記録においては前記静止画データもしくは前記所定の記録時間分の動画データを個別のファイルとして記録するように前記記録手段を制御し、
    前記インターバル記録によって記録された個別のファイルを1つのファイルに結合したファイルを生成するように前記生成手段を制御し、
    前記結合したファイルを前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御するとともに
    前記所定のインターバル期間において、前記記録装置の一部への電力供給を停止する、ことを特徴とする記録装置。
  2. 静止画データもしくは動画データの符号化ならびに復号を行う信号処理手段をさらに有し、
    前記記録手段は、前記信号処理手段によって符号化された前記静止画データもしくは前記所定の記録時間分の動画データを記録することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記信号処理手段は、前記インターバル記録によって記録された複数の動画ファイルをそれぞれ復号したのち、連続した1つの動画データとして再符号化し、
    前記制御手段は、前記連続した1つの動画データから前記結合したファイルを生成するように前記生成手段を制御することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記インターバル記録において記録するファイルには、インターバル記録に関する情報を付加するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記インターバル記録に関する情報は、前記ファイルが前記インターバル記録における繰り返し記録のうち、何回目に記録されたものかを示す情報を含むことを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記何回目に記録されたものかを示す情報に基づいて、前記結合の対象となるファイルを特定することを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  7. 記録媒体へのデータの記録を行う記録手段と、
    静止画データまたは画像データを含んだファイルを生成する生成手段と、
    前記記録手段と前記生成手段の動作を制御する制御手段とを有する記録装置の制御方法であって、
    前記制御手段が、所定のインターバル期間ごとに、静止画データもしくは所定の記録時間分の動画データを繰り返し記録するインターバル記録において、前記静止画データもしくは前記所定の記録時間分の動画データを個別のファイルとして記録するように前記記録手段を制御する工程と、
    前記制御手段が、前記インターバル記録によって記録された個別のファイルを1つのファイルに結合したファイルを生成するように前記生成手段を制御する工程と、
    前記制御手段が、前記結合したファイルを前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する工程と、
    前記制御手段が、前記所定のインターバル期間において、前記記録装置の一部への電力供給を停止する工程と、を有することを特徴とする記録装置の制御方法。
  8. コンピュータに、請求項7に記載の記録装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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