JP2015026902A - ツリー構造解析表示装置、プログラム、記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】現時点におけるツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示することが可能なツリー構造解析表示装置を提供する。
【解決手段】ツリー構造解析表示装置10のコンピュータ本体20は、時間経過に伴って変化するPIDのツリー構造について、その変化の内容を解析する。HDD25は、コンピュータ本体20が解析した前記ツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴とを記録保存する。コンピュータ本体20は、入力装置30を用いたユーザーの指定に従い、HDD25に記録保存されている前記履歴から、所定期間の前記履歴を指定して読み出させる。表示装置40は、HDD25から読み出された前記所定期間の前記履歴を時系列で視覚的に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明はツリー構造解析表示装置、プログラム、記録媒体に係り、詳しくは、時間経過に伴って変化するツリー構造を解析して表示するツリー構造解析表示装置、そのツリー構造解析表示装置を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラム、そのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関するものである。
階層構造をとるデータ構造の一種であるツリー構造(木構造)では、ある階層に属する1個のデータから、下位階層に位置する複数個のデータが枝分かれした状態で個々のデータが配置されている。
特許文献1には、表示部に表示されるWebページ間のツリー構造を解析する情報処理装置が開示されている。
特許文献2には、オブジェクトごとの動作を記述したコンテンツのツリー構造のノードごとに、ユーザ操作とイベントとを予め定義したメタデータを解析し、コンテンツの構造をツリー構造に変換する代替コンテンツ提示装置が開示されている。
特開2012−243077号公報 特開2009−258824号公報
近年、BS(Broadcasting Satellite )デジタル放送やCS(Communication Satellite)デジタル放送などの衛星デジタル放送、地上デジタル放送、CATV(CAble TeleVision)、インターネットを用いたTV(TeleVision)放送などのデータ配信などの放送メディアや通信メディアにおいて、MPEG(Moving Picture Experts Group)2による圧縮符号化技術を用いたデジタル放送やデジタル通信が行われている。
MPEG2を用いた圧縮符号化システムであるMPEG2システムでは、オーディオデータ(音声情報)およびビデオデータ(映像情報)を圧縮符号化したデータのビットストリームであるES(Elementaly Stream)を生成し、オーディオデータのES(オーディオES)とビデオデータのES(ビデオES)とを多重化してTS(Transport Stream)を生成する。
ここで、ESを、意味のある単位(ビデオデータならフレーム単位、オーディオデータならブロック単位)毎にパケット化したものはPES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれる。PESには時刻データが含まれており、この時刻データを用いてビデオデータとオーディオデータの同期を取ることができる。
TSは、1つのビットストリームの中に複数のプログラムを構成することができるため、放送メディアや通信メディアなどへの適用が想定されて規格化されている。
1つのTSは、数種類〜数百種類のTSパケットが集まって構成される。TSパケットは188バイトや204バイトなどの固定長パケットであり、その長さはATM(Asynchronous Transfer Mode)セル長との整合性およびリードソロモン符号などの誤り訂正符号化を行なう場合の適用性を考慮して決定されている。
TSパケットは、4バイト固定長のパケットヘッダと可変長のアダプテーションフィールド(adaptation field)およびペイロード(payload)から構成されている。アダプテーションフィールドとペイロードはどちらかだけが存在する場合と両方が存在する場合があり、その有無はパケットヘッダ内のフラグ(adaptation field control)により示される。
パケットヘッダには、TSパケットの種類を識別するための識別子であるPID(Packet IDentification)、同期バイト、連続性指標(Continuity Counter)などの各種パケット制御データが含まれている。
アダプテーションフィールドには、送信側と受信側の間で同期を取るための基準時刻情報(PCR:Program Clock Reference)と、圧縮符号化されたビデオデータまたはオーディオデータとが含まれている。
同期バイトはTSパケットの開始を示すデータである。
PIDは、TSパケットに含まれているデータの内容(チャンネル番号や、そのチャンネルのビデオデータおよびオーディオデータのうちいずれが含まれているか等)を示すデータである。
尚、同一のビデオデータ、同一のオーディオデータはそれぞれ同じPIDを持つため、TSの受信システムはPIDを用いて元のPESに戻すことが可能である。
そして、放送局(送信局),中継局,CATV局などに設置されている送信システムは、このように生成した複数チャンネル分のTSパケットを時分割多重化することによりTSパケットのデータ列であるTSを生成し、そのTSを所定の変調方式で変調することにより送信信号を生成し、その送信信号を伝送手段へ送信するため、複数チャンネル分のテレビジョン番組を同時に放送することができる。
尚、送信信号の伝送手段は、例えば、衛星デジタル放送の場合は放送衛星、地上デジタル放送の場合は送受信装置のアンテナ、CATVの場合は専用通信回線、インターネットの場合はISDN(Integrated Services Digital Network)やADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)などを含む公衆電話回線や光通信回線を含む専用通信回線などから構成される。
また、デジタル放送やデジタル通信を受信する受信システムは、放送局,中継局,CATV局などから送信されてくる送信信号を受信し、その受信した送信信号を所定の復調方式で復調することによりTSを生成する。
そして、受信システムは、TSに含まれる複数チャンネル分のTSパケットのうち視聴者の所望するチャンネルのTSパケットを選択して復号化することによりビデオデータおよびオーディオデータを生成し、それらデータをテレビジョン受像機やパーソナルコンピュータなどに出力して再生させる。
本出願人(株式会社トラフィック・シム)は、TSにおけるPIDのツリー構造(PIDツリー)を解析して表示するPIDツリー構造解析表示装置として、商品名「ポータブルTSレコーディングアナライザ HACOBE\ハコベ TSA-1000P TSA-1000PQ」(登録商標)を製造販売している。
この「HACOBE\ハコベ」は、既に多数の放送局,中継局,CATV局で実際に使用されて放送の品質向上に多大な貢献をもたらしている。
ところで、「HACOBE\ハコベ」では、現時点(最新状態、現在状態)におけるPIDのツリー構造を解析して表示する機能はあるが、所定期間(現時点から過去の所定時点まで遡った所定期間、または、過去の所定時点から更に過去の所定時点まで遡った所定期間)におけるPIDのツリー構造の変化を時系列で表示する機能は備えていない。
また、PIDのツリー構造に限らず、各種のツリー構造(例えば、特許文献1,2を参照)についても、現時点におけるツリー構造を解析して表示する技術は従来より提案されているが、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示する技術は存在しない。
尚、ツリー構造の変化を時系列で表示するとは、換言すれば、ツリー構造の時間経過に伴う変化の履歴を表示することである。
そのため、ツリー構造の時間経過に伴う変化に起因する何らかの問題が発生した場合に、その問題とツリー構造の時間経過に伴う変化との因果関係を判断することが困難であり、問題の原因および解決策を究明するのに多大な手間を要していた。
そこで、PIDのツリー構造を含む各種のツリー構造について、現時点におけるツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示することが要求されている。
本発明は前記要求を満足させるためになされたものであって、以下の目的を有するものである。
(1)現時点におけるツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示することが可能なツリー構造解析表示装置を提供する。
(2)前記(1)のツリー構造解析表示装置を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを提供する。
(3)前記(1)のツリー構造解析表示装置を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
<第1の局面>
第1の局面は、時間経過に伴って変化するツリー構造について、その変化の内容を解析する解析手段と、
前記解析手段が解析した前記ツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴とを記録保存する記録手段と、
前記記録手段に記録保存されている前記履歴から、所定期間の前記履歴を指定して読み出させる指定手段と、
前記記録手段から読み出された前記所定期間の前記履歴を時系列で視覚的に表示する表示手段とを備えたツリー構造解析表示装置である。
従って、第1の局面によれば、現時点におけるツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間の前記履歴(ツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示手段に時系列で視覚的に表示できる。
そのため、ツリー構造解析表示装置のユーザーは、所定期間の前記履歴を確実に把握して容易に認知できる。
その結果、ユーザーは、ツリー構造の時間経過に伴う変化に起因する何らかの問題が発生した場合に、その問題とツリー構造の時間経過に伴う変化との因果関係を判断することが可能になり、問題の原因および解決策を迅速に究明することが容易になる。
<第2の局面>
第2の局面は、第1の局面において、
前記解析手段は、前記ツリー構造の変化の内容に紐付けられたデータを解析し、
前記記録手段は、前記解析手段が解析した前記データと、そのデータが発生したタイミングとを記録保存し、
前記指定手段は、前記記録手段に記録保存されている前記データから、前記所定期間の前記データを指定して読み出させ、
前記表示手段は、前記記録手段から読み出された前記所定期間の前記データを、前記所定期間の前記履歴と対応させた状態にて時系列で視覚的に表示する。
従って、第2の局面によれば、所定期間の前記データ(ツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ)を、所定期間の前記履歴と対応させた状態にて、表示手段に時系列で視覚的に表示できる。
そのため、ツリー構造解析表示装置のユーザーは、所定期間の前記データを確実に把握して容易に認知でき、それに加えて、所定期間の前記データと前記履歴との対応関係についても確実に把握して容易に認知できる。
その結果、ユーザーは、前記データの時間経過に伴う変化に起因する何らかの問題が発生した場合に、その問題とツリー構造の時間経過に伴う変化との因果関係を判断することが可能になり、問題の原因および解決策を迅速に究明することが容易になる。
<第3の局面>
第3の局面は、第1の局面において、
前記表示手段は表示画面を備え、
前記表示画面には、
前記ツリー構造を表示するツリー構造表示領域と、
前記所定期間の前記履歴を表示する履歴表示領域と、
前記履歴表示領域の時間スケールを表示する時間スケール表示領域とが設定されている。
<第4の局面>
第4の局面は、第2の局面において、
前記表示手段は表示画面を備え、
前記表示画面には、
前記ツリー構造を表示するツリー構造表示領域と、
前記所定期間の前記履歴を表示する履歴表示領域と、
前記所定期間の前記データを表示するデータ表示領域と、
前記履歴表示領域および前記データ表示領域に共通した時間スケールを表示する時間スケール表示領域とが設定されている。
従って、第3の局面または第4の局面によれば、ツリー構造解析表示装置のユーザーは、表示画面を一見しただけで各表示領域の表示内容を確実に把握して容易に認知できる。
<第5の局面>
第5の局面は、第1〜第4の局面において、
前記所定期間は、現時点から過去の所定時点まで遡った期間、または、過去の所定時点から更に過去の所定時点まで遡った期間である。
従って、第5の局面によれば、ツリー構造解析表示装置のユーザーは、記録媒体に記録保存されている前記履歴または前記データに基づき、指定手段によって前記所定期間を自由に指定可能であるため、第1〜第4の局面における前記作用・効果を確実に得られる。
<第6〜第11の局面>
第6の局面は、第1〜第5の局面において、前記ツリー構造はMPEG2のTSにおけるPIDのツリー構造である。
第7の局面は、第1〜第5の局面において、前記ツリー構造はMPEG2のTSにおけるEPGのツリー構造である。
第8の局面は、第1〜第5の局面において、前記ツリー構造は企業組織のツリー構造である。
第9の局面は、第1〜第5の局面において、前記ツリー構造は放送通信の伝送路に係る運用管理システムのツリー構造である。
第10の局面は、第1〜第5の局面において、前記ツリー構造はインターネットのネットワークのツリー構造である。
第11の局面は、第1〜第5の局面において、前記ツリー構造は関数型プログラミングのツリー構造である。
<第12,第13の局面>
第12の局面は、第1〜第11の局面のツリー構造解析表示装置における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムである。
第13の局面は、第1〜第11の局面のツリー構造解析表示装置における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
第12の局面によれば、第1〜第11の局面のツリー構造解析表示装置を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを提供できる。
また、第13の局面によれば、第12の局面のプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供できる。
本発明を具体化した第1,第2実施形態のツリー構造解析表示装置10,50の概略構成を示すブロック図。 第1実施形態において表示装置40の表示画面41に表示されたPIDのツリー構造の第1表示例を示す正面図。 第1実施形態において表示画面41に表示されたPIDのツリー構造の第2表示例を示す正面図。 第2実施形態において表示画面41に表示されたEPGのツリー構造の第1表示例を示す正面図。 第2実施形態において表示画面41に表示されたEPGのツリー構造の第2表示例を示す正面図。 本発明を具体化した第3〜第6実施形態のツリー構造解析表示装置60,70,80,90の概略構成を示すブロック図。 第3実施形態において表示画面41に表示された企業組織のツリー構造の表示例を示す正面図。 第4実施形態において表示画面41に表示されたTSに係る伝送路の運用管理システムのツリー構造の表示例を示す正面図。 第5実施形態において表示画面41に表示されたインターネットのネットワークのツリー構造の表示例を示す正面図。 第6実施形態において表示画面41に表示された関数型プログラミングのツリー構造の表示例を示す正面図。
以下、本発明を具体化した各実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各実施形態において、同一の構成部材および構成要素については符号を等しくすると共に、同一内容の箇所については重複説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のツリー構造解析表示装置10の概略構成を示すブロック図である。
ツリー構造解析表示装置10は、コンピュータ本体20、入力装置30、表示装置40などから構成されており、有線回線(CATV、インターネットを用いたTV放送など)や無線回線(衛星デジタル放送、地上デジタル放送など)から成る放送回線BCに接続されている。
コンピュータ本体20は、CPU(Central Processing Unit)21,ROM(Read Only Memory)22,RAM(Random Access Memory)23,入出力装置(I/O)24、HDD(Hard Disk Drive)25などを備えた周知のマイクロコンピュータシステムによって構成されている。
ツリー構造解析表示装置10は、ROM22またはHDD25に記憶(記録)されているソフトウェアのコンピュータプログラムをCPU21にロードし、そのコンピュータプログラムに従って各種演算処理を実行することにより、後述する動作を行う。
ところで、前記コンピュータプログラムを、ROM22またはHDD25ではなく、コンピュータ本体20に内蔵した図示しないバックアップRAMや、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を備えた図示しない外部記録装置(外部記憶装置)に記録(記憶)しておき、当該コンピュータプログラムを必要に応じてバックアップRAMや外部記録装置からCPU21にロードして用いるようにしてもよい。
ちなみに、コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、例えば、半導体メモリ(USBメモリ、SDメモリーカードなど)、HD(Hard Disk)、光ディスク(CD−ROM,DVDなど)、光磁気ディスク(MOなど)、相変化ディスク、磁気ディスク、磁気テープなどがある。尚、記録媒体の具体例の名称には登録商標が含まれる。
また、ツリー構造解析表示装置10をインターネット回線(図示略)に接続しておき、前記コンピュータプログラムを必要に応じてインターネット回線からCPU21にロードして用いるようにしてもよい。
入力装置30は、例えば、キーボードやポインティングデバイスなどから構成されており、ツリー構造解析表示装置10のユーザーからの指示命令をデータ信号に変換し、そのデータ信号をコンピュータ本体20の入出力装置24を介してCPU21へ転送する。
表示装置40は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などの各種方式のディスプレイから構成されており、コンピュータ本体20の入力装置30を介して転送されてくるCPU21の処理結果を表示画面(モニタ画面)41に表示してユーザーに通知する。
ツリー構造解析表示装置10は、放送回線BCから送信されてくるTS(放送TS)を受信する。
コンピュータ本体20は、受信したTSを解析可能な形に整形した後に、そのTSにおけるPIDのツリー構造の変化の内容を解析する。
また、コンピュータ本体20は、受信したTSに基づいて、PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(TSにおけるエラー発生率)を解析する。
ここで、TSにおけるPIDのツリー構造は、ツリー構造解析表示装置10とは無関係に、TSの送出設備(放送局、中継局、CATV局、放送回線BC)の側の要因によって変化する。
そして、コンピュータ本体20は、TSにおけるPIDのツリー構造の変化の内容の解析結果と、PIDのツリー構造の変化が発生したタイミング(西暦月日時分秒)とを含む履歴を、HDD25に記録保存して蓄積させる。
また、コンピュータ本体20は、PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(TSにおけるエラー発生率)の解析結果と、そのデータが発生したタイミング(西暦月日時分秒)とを、HDD25に記録保存して蓄積させる。
その後、コンピュータ本体20は、HDD25に記録保存されている前記履歴および前記データから、入力装置30を用いたユーザーの指定に従い、所定期間の前記履歴および前記データを読み出させる。
続いて、コンピュータ本体20は、HDD25から読み出させた所定期間の前記データを、前記所定期間の前記履歴と対応させた状態にて、表示装置40の表示画面41に時系列で視覚的に表示させる。
図2に、表示画面41に表示されたPIDのツリー構造の第1表示例を示す。
表示画面41には、表示領域41a〜41dが設定されている。
ツリー構造表示領域41aは、PIDのツリー構造を表示する。
履歴表示領域41bは、所定期間の前記履歴(TSにおけるPIDのツリー構造の変化の内容の解析結果と、PIDのツリー構造の変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示する。
データ表示領域41cは、所定期間の前記データ(PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ:TSにおけるエラー発生率)を表示する。
時間スケール表示領域41dは、各表示領域41b,41cに共通した時間スケールを表示する。
ここで、表示画面41には、左側に表示領域41aが表示され、右側に表示領域41bが表示され、表示領域41bの上側に表示領域41cが表示され、下側に表示領域41dが表示されている。
図2に示す第1表示例において、表示領域41aには、1個のTS(TSID:0x0001)について、下位階層として枝分かれする3個のサービス(サービスID:0x0001,0x0002,0x0003)が表示されている。
そして、表示領域41aには、3個のサービスのそれぞれについて、下位階層として枝分かれするPMT(Program Map Table),VIDEO,AUDIOのPIDが表示されている。
例えば、サービスID:0x0001については、PMT:PID:0x8000,VIDEO:PID:0x0100,AUDIO:PID:0x0200が表示されている。
尚、これらのデータ(TSID、サービスID、PMT,VIDEO,AUDIOのPID)は、表示領域41aの上方から下方に向かって縦方向に配列され、ツリー構造における枝分かれの状態が一見して判別可能なように表示されている。
ここで、PIDのツリー構造は、TSにおけるNIT(Network Information Table),PAT(Program Association Table),PMT(Program Map Table)などのツリー構造を示すパケットによって規定される。
TSには番組特定情報(PSI:Program Specific Information)が含まれ、PSIには、5種類のテーブル(NIT、PMT、PAT、CAT(Condition Access Table)、TSDT(Transport Stream Description Table))がある。
そこで、NITおよびPATに基づいて、放送事業者が編成する放送番組の連続であるTVのサービス(編成チャンネル:service)が解析される。
そして、サービスを解析することにより、サービスの下位階層として枝分かれするPMTのPIDとVIDEO(画像データ)のPIDとAUDIO(音声データ)のPIDとがそれぞれ解析される。
尚、TSIDは、個々のTS毎に割り当てられる識別子(ID:IDentification)である。
また、サービスIDは、個々のサービス毎に割り当てられる識別子(ID)である。
ちなみに、TSにおけるPIDのツリー構造の具体的な解析方法は、一般社団法人 電波産業会(ARIB:Association of Radio Industries and Businesses)が定めた標準規格に基づいて実行されるものであり、公知技術であるため詳述を省略する。
図2に示す第1表示例において、表示領域41dには、現時点の西暦月日時分(2013年7月1日(月)17時36分)が表示されると共に、その時分から所定期間(17時36分0秒〜21秒の21秒間)の時間軸が所定時間単位毎(1秒毎)に表示されている。
つまり、図2に示す第1表示例における現時点の時刻(現在時刻)は、17時36分21秒である。
また、表示領域41bには、表示領域41aに表示されているPIDのツリー構造の変化の内容が、表示領域41dに表示されている時間軸に従って、時系列で表示されている。
すなわち、図2に示す第1表示例では、17時36分10秒にてサービスID:0x0003の放送が休止されており、17時36分10秒以降のサービスID:0x0003の下位階層のデータ(PMT:PID:0x8002,VIDEO:PID:0x0102,AUDIO:PID:0x0202)は存在しなくなっている。
そこで、表示領域41bにおいて、17時36分10秒以降のサービスID:0x0003およびその下位階層の前記データを示す領域α1については、無効なデータをあることを示すハッチングが表示されると共に、その領域α1内に「放送休止」という文字が表示されている。
また、サービスID:0x0003以外のサービス(サービスID:0x0001、サービスID:0x0002)およびその下位階層のデータについては、17時36分10秒〜11秒の1秒間の時間軸を示す領域β1が、領域α1とは別の種類のハッチングで表示されている。
従って、ツリー構造解析表示装置10のユーザーは表示画面41を見るだけで、TSID:0x0001のTSにおけるPIDのツリー構造について、2013年7月1日(月)17時36分10秒にてサービスID:0x0003のサービスが放送休止になったことを容易に認知できる。
尚、領域β1のハッチング表示は、PIDのツリー構造が変化した時点(変化タイミング)を明確にするためのものである。
また、図2に示す第1表示例では、領域α1,β1をハッチング表示したが、領域α1,β1を明確に区別可能であれば、どのような表示方法(例えば、カラー表示、グレースケール表示、スクリーントーン表示など)を用いてもよい。
また、図2に示す第1表示例では、領域α1内に「放送休止」という文字を表示したが、サービスID:0x0003の放送が休止したことをユーザーが認知可能であれば、表示画面41のどの箇所に文字を表示してもよい。
そして、図2に示す第1表示例では、PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータとして、TSID:0x0001のTSにおけるエラー発生率が領域41cに折れ線グラフで表示されている。
図2に示す第1表示例において、エラー発生率は、サービスID:0x0003のサービスが放送休止になった時点から急激に増加するが、その数秒後には減少して元の状態に戻っている。
従って、ツリー構造解析表示装置10のユーザーは表示画面41を見るだけで、TSID:0x0001のTSにおけるエラー発生率の時間経過に伴う変化を容易に認知できる上に、エラー発生率とPIDのツリー構造の変化との関係をも容易に認知できる。
尚、TSのエラーについては、本出願人が過去に複数件の出願(特願2004−183887号公報、特願2005−329943号公報、特願2007−127721号公報、特願2008−292497号公報、特願2010−204147号公報)を行っており、公知技術であるため詳述を省略する。
図3に、表示画面41に表示されたPIDのツリー構造の第2表示例を示す。
図3に示す第2表示例において、図2に示す第1表示例と異なるのは、表示領域41dの時間スケールと、その時間スケールに対応した表示領域41b,41cの表示内容だけであり、表示領域41aに表示されているTSにおけるPIDのツリー構造は同じである。
図3に示す第2表示例において、表示領域41dには、現時点の西暦月日時(2013年7月1日(月)17時)が表示されると共に、その時から所定期間(17時30分〜51分の21分間)の時間軸が所定時間単位毎(1分毎)に表示されている。
つまり、図3に示す第2表示例における現時点の時刻は、17時51分である。
そして、表示領域41bにおいて、17時36分以降のサービスID:0x0003およびその下位階層の前記データを示す領域α2については、無効なデータをあることを示すハッチングが表示されると共に、その領域α2内に「放送休止」という文字が表示されている。
また、サービスID:0x0003以外のサービス(サービスID:0x0001、サービスID:0x0002)およびその下位階層のデータについては、17時36分〜37分の1分間の時間軸を示す領域β2が、領域α2とは別の種類のハッチングで表示されている。
尚、領域β2のハッチング表示は、PIDのツリー構造が変化した時点を明確にするためのものである。
従って、ツリー構造解析表示装置10のユーザーは表示画面41を見るだけで、TSID:0x0001のTSにおけるPIDのツリー構造について、2013年7月1日(月)17時36分にてサービスID:0x0003のサービスが放送休止になったことを容易に認知できる。
すなわち、図2に示す第1表示例は前記所定時間単位を秒単位としたものであり、図3に示す第2表示例は前記所定時間単位を分単位としたものである。
ツリー構造解析表示装置10のコンピュータ本体20は、ユーザーが入力装置30を用いて設定した表示領域41dの所定期間(時間幅)に従い、表示画面41に表示される前記履歴および前記データと、その所定期間の表示に必要な以前の一定期間の前記履歴および前記データとをHDD25から読み出し、前記表示例のように表示画面41に表示させる。
ここで、所定期間の表示に必要な以前の一定期間は、PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容によって異なり、PIDのツリー構造が頻繁に変化する場合には前記一定期間を長くし、PIDのツリー構造があまり頻繁には変化しない場合には、前記一定期間を表示領域41bに表示される所定期間と同じにする。
図2に示す第1表示例では、PIDのツリー構造があまり頻繁には変化しないため、前記所定期間(17時36分0秒〜21秒の21秒間)の前記履歴および前記データと、その所定期間の表示に必要な以前の一定期間として21秒間(17時35分39秒〜17時36分0秒)の前記履歴および前記データとがHDD25から読み出される。
また、図3に示す第2表示例でも、PIDのツリー構造があまり頻繁には変化しないため、前記所定期間(17時36分〜51分の21分間)の前記履歴および前記データと、その所定期間の表示に必要な以前の一定期間として21分間(17時15分〜17時36分)の前記履歴および前記データとがHDD25から読み出される。
ところで、ユーザーが入力装置30を用い、現時点におけるPIDのツリー構造を表示装置40に表示させることを指定した場合(「LIVE表示」指定の場合)には、時間経過につれて所定時間単位毎に表示領域41b〜41cが左方向にスクロールしてゆき、表示領域41b〜41cの右端が常に現時点(最新状態、現在状態)の表示になる。
図2に示す第1表示例では、現時点の時刻が17時36分21秒から1秒経過して17時36分22秒になると、表示領域41dに表示される所定期間は17時36分1秒〜22秒の21秒間になり、その所定期間に対応して表示領域41b,41cの表示内容も変化する。すなわち、図2に示す第1表示例では、時間単位である1秒毎に表示領域41b〜41cが左方向にスクロールしてゆく。
また、図3に示す第2表示例では、現時点の時刻が17時51分から1分経過して17時52分になると、表示領域41dに表示される所定期間は17時31分〜52秒の21分間になり、その所定期間に対応して表示領域41b,41cの表示内容も変化する。すなわち、図3に示す第2表示例では、時間単位である1分毎に表示領域41b〜41cが左方向にスクロールしてゆく。
さらに、表示領域41dの時間スケールは、現時点に限らず、過去の所望の時点から任意の所定期間(時間幅)の時間軸を任意の時間単位毎に表示させることもできる。
このように、表示領域41dの時間スケール(時間幅、時間単位)は、ユーザーが入力装置30を用いて所望の状態に設定することができる。
ところで、本出願人が製造販売しているPIDツリー構造解析表示装置である商品名「ポータブルTSレコーディングアナライザ HACOBE\ハコベ TSA-1000P TSA-1000PQ」(登録商標)では、表示領域41aを表示する機能は有るものの、表示領域41b〜41cを表示する機能は無い。
すなわち、現時点(最新状態、現在状態)におけるPIDのツリー構造をスナップショットとして表示することは従来より可能であったが、所定期間におけるPIDのツリー構造の変化を時系列で表示することはできなかった。
そのため、例えば、現時点が2013年7月1日(月)17時36分11秒以降の場合には、サービスID:0x0003のサービスの下位階層のデータが存在しなくなっているため、当該下位階層のデータが過去に存在していたこと自体を、PIDツリー構造解析表示装置のユーザーに通知できないことになる。
尚、表示領域41aにおいて、現時点で放送休止になっているサービスIDをハッチング表示した場合には、サービスID:0x0003のサービスが過去に存在していたことをユーザーに通知することはできるが、放送休止になった時刻を通知することはできず、所定期間におけるPIDのツリー構造の変化を時系列で表示できないことに変わりはない。
[第1実施形態の作用・効果]
第1実施形態のツリー構造解析表示装置10によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[1−1]ツリー構造解析表示装置10では、現時点におけるPIDのツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間の前記履歴(PIDのツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示装置40の表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
そのため、ツリー構造解析表示装置10のユーザーは、表示画面41を見るだけで、所定期間の前記履歴を確実に把握して容易に認知できる。
その結果、ユーザーは、ツリー構造の時間経過に伴う変化に起因する何らかの問題が発生した場合に、その問題とツリー構造の時間経過に伴う変化との因果関係を判断することが可能になり、問題の原因および解決策を迅速に究明することが容易になる。
[1−2]ツリー構造解析表示装置10では、所定期間の前記データ(PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ:TSにおけるエラー発生率)を、所定期間の前記履歴と対応させた状態にて、表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
そのため、ユーザーは、表示画面41を見るだけで、所定期間の前記データを確実に把握して容易に認知でき、それに加えて、所定期間の前記データと前記履歴との対応関係についても確実に把握して容易に認知できる。
その結果、ユーザーは、前記データの時間経過に伴う変化に起因する何らかの問題が発生した場合に、その問題とツリー構造の時間経過に伴う変化との因果関係を判断することが可能になり、問題の原因および解決策を迅速に究明することが容易になる。
尚、第1実施形態では、TSにおけるエラー発生率を表示しているが、PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(PIDのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に関係するデータ)であれば、どのようなデータ(例えば、視聴率のデータなど)であってもよい。
[1−3]表示装置40の表示画面41には、PIDのツリー構造を表示するツリー構造表示領域41aと、所定期間の前記履歴を表示する履歴表示領域41bと、所定期間の前記データを表示するデータ表示領域41cと、各表示領域41b,41cに共通した時間スケールを表示する時間スケール表示領域41dとが設定されている。
そのため、ユーザーは、表示画面41を一見しただけで各表示領域41a〜41dの表示内容を確実に把握して容易に認知できる。
[1−4]前記所定期間は、現時点から過去の所定時点まで遡った期間、または、過去の所定時点から更に過去の所定時点まで遡った期間である。
ユーザーは、HDD25に記録保存されている前記履歴および前記データに基づき、入力装置30を用いて前記所定期間を自由に指定可能であるため、前記[1−1]〜[1−3]の作用・効果を確実に得られる。
<第2実施形態>
第2実施形態のツリー構造解析表示装置50の構成は、図1に示した第1実施形態のツリー構造解析表示装置10と同じである。
第2実施形態のツリー構造解析表示装置50において、第1実施形態のツリー構造解析表示装置10と異なるのは以下の点である。
[2−a]ツリー構造解析表示装置50のコンピュータ本体20は、受信したTSを解析可能な形に整形した後に、そのTSにおける電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)のツリー構造の変化の内容を解析する。
ここで、TSにおけるEPGのツリー構造は、ツリー構造解析表示装置50とは無関係に、TSの送出設備側の要因によって変化する。
[2−b]コンピュータ本体20は、受信したTSに基づいて、EPGのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(TSにおけるエラー発生率)を解析する。
[2−c]コンピュータ本体20は、TSにおけるEPGのツリー構造の変化の内容の解析結果と、EPGのツリー構造の変化が発生したタイミング(西暦月日時分秒)とを含む履歴を、HDD25に記録保存して蓄積させる。
また、コンピュータ本体20は、EPGのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(TSにおけるエラー発生率)の解析結果と、そのデータが発生したタイミング(西暦月日時分秒)とを、HDD25に記録保存して蓄積させる。
図4に、表示画面41に表示されたEPGのツリー構造の第1表示例を示す。
表示画面41には、EPGのツリー構造を表示するツリー構造表示領域41aと、各表示領域41b〜41dとが設定されている。
図4に示す第1表示例において、表示領域41aには、1個のサービス(サービスID:0x0001)について、下位階層として枝分かれするp情報,f情報,スケジュールが表示されている。
そして、表示領域41aには、スケジュールについて、下位階層として枝分かれする当日,次の日,二日後,三日後のデータが表示されている。
また、表示領域41aには、当日について、午前0時(00:00)から午後12時(24:00)までの1日間を3時間毎に区分した8個の時間帯(00:00〜03:00,03:00〜06:00,06:00〜09:00………)が下位階層として表示されている。
さらに、時間帯「00:00〜03:00」についてはセクションナンバー0x00のデータが下位階層として表示され、時間帯「03:00〜06:00」についてはセクションナンバー0x08,0x09のデータが下位階層として表示されている。
尚、これらのデータ(サービスID、p情報、f情報、スケジュール、当日、00:00〜03:00………、次の日、二日後、三日後)は、表示領域41aの上方から下方に向かって縦方向に配列され、ツリー構造における枝分かれの状態が一見して判別可能なように表示されている。
ところで、次の日から七日後までの6日間のデータについても、当日と同じく、午前0時から午後12時までの1日間を3時間毎に区分した8個の時間帯が下位階層として存在するが、第1表示例では、ユーザーが入力装置30を用いた設定により、当日のデータのみを表示画面41に表示させている。
ここで、TSにはEIT(Event Information Table)が含まれている。
そして、EPGのツリー構造は、EITに含まれるp情報(現在番組情報)とf情報(次番組情報)およびスケジュール(EIT schdule)によって規定される。スケジュールは、現時点から一週間先までの番組情報である。
また、セクション(section)は番組配列情報(SI:Service Information)をTSパケットにマッピングするために使用されるシンタクス構造であり、セクションナンバーはセクションの番号である。
そして、当日〜七日後のそれぞれにおいて、8個の時間帯毎に下位階層として枝分かれるセクションナンバーは規定されており、その時間帯に含まれる番組情報の量によりセクションナンバーの個数が異なるものになってツリー構造が変化する。
すなわち、時間帯「00:00〜03:00」は1個のセクションナンバー0x00だけが割り当てられている。また、時間帯「03:00〜06:00」は、時間帯「00:00〜03:00」に比べて番組情報の量が大きいため、2個のセクションナンバー0x08,0x09が割り当てられている。
ここで、番組情報は、主に、番組名,番組開始時刻,番組放送時間長などの情報から構成される。
ちなみに、TSにおけるEPGのツリー構造の具体的な解析方法は、一般社団法人 電波産業会が定めた標準規格に基づいて実行されるものであり、公知技術であるため詳述を省略する。
図4に示す第1表示例において、表示領域41dには、現時点の西暦月日時分(2013年7月1日(月)0時0分)が表示されると共に、その時分から所定期間(0時0分0秒〜16秒の16秒間)の時間軸が所定時間単位毎(1秒毎)に表示されている。
つまり、図4に示す第1表示例における現時点の時刻は、0時0分16秒である。
また、表示領域41bには、表示領域41aに表示されているEPGのツリー構造の変化が、表示領域41dに表示されている時間軸に従って、時系列で表示されている。
すなわち、図4に示す第1表示例では、0時0分9秒にてセクションナンバー0x09の送出が停止されており、0時0分9秒以降のセクションナンバー0x09は存在しなくなっている。
そこで、表示領域41bにおいて、0時0分9秒以降のセクションナンバー0x09を示す領域α3については、無効なデータをあることを示すハッチングが表示されると共に、その領域α3内に「送出停止」という文字が表示されている。
また、セクションナンバー0x09以外のデータについては、0時0分9秒〜10秒の1秒間の時間軸を示す領域β3が、領域α3とは別の種類のハッチングで表示されている。
尚、領域β3のハッチング表示は、EPGのツリー構造が変化した時点を明確にするためのものである。
そして、図4に示す第1表示例では、セクションナンバー0x08の送出時間「3:00〜3:30」における番組名が変更になっている。
そこで、表示領域41bにおいて、セクションナンバー0x08の右側には、変更前の番組名「私の…」とその送出時間「3:00〜3:30」が表示され、更にその右側には、変更後の番組名「日本…」とその送出時間「3:00〜3:30」が表示されている。
また、表示領域41bにおいて、セクションナンバー0x09の右側には、送出停止前の番組名「野原…」とその送出時間「5:00〜5:30」が表示されている。
ここで、表示領域41bに表示される番組名は、表示領域41bに収まりやすくするため一部省略されており、例えば、番組名「私の趣味の時間」は「私の…」と表示されている。
尚、当日の番組情報の変更は午前0時から数分間以内の1回のタイミングで行われ、そのタイミングにて当日の全ての時間帯における番組情報を更新するためのEITが送出される。
すなわち、図4に示す第1表示例では、0時0分9秒に当日の全ての時間帯における番組情報を更新するためのEITが送出されている。
但し、何らかの理由で番組情報が変更される場合(例えば、突発的なニュースの発生、野球中継などの生放送の終了や延長など)には、随時、番組情報を更新するためのEITが送出される。
また、図4に示す第1表示例では、EPGのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータとして、エラー発生率が表示領域41cに折れ線グラフで表示されている。
図4に示す第1表示例において、エラー発生率は、0時0分9秒に当日の全ての時間帯における番組情報を更新するためのEITが送出された時点から急激に増加するが、その数秒後には減少して元の状態に戻っている。
従って、ツリー構造解析表示装置50のユーザーは表示画面41を見るだけで、エラー発生率の時間経過に伴う変化を容易に認知できる上に、エラー発生率とEPGのツリー構造の変化との関係をも容易に認知できる。
図5に、表示画面41に表示されたEPGのツリー構造の第2表示例を示す。
図5に示す第2表示例において、図4に示す第1表示例と異なるのは、表示領域41bにポップアップ41eが表示されている点だけである。
表示領域41bにおいて、セクションナンバー0x09の右側の箇所にマウスカーソル(マウスポインタ)Mを移動させると、ポップアップ41eがオンマウス表示される。
尚、オンマウス表示ではなく、クリックアクションでポップアップ41eを表示させてもよい。
ポップアップ41eには、時間帯「05:00〜06:00」について、表示領域41bに表示しきれない番組名とその送出時間が表示されており、番組名「野原…」とその送出時間「5:00〜5:30」、番組名「趣味…」とその送出時間「5:30〜5:50」、番組名「天気…」とその送出時間「5:50〜5:55」、番組名「今日…」とその送出時間「5:55〜6:00」が表示されている。
[第2実施形態の作用・効果]
第2実施形態のツリー構造解析表示装置50によれば、第1実施形態の前記[1−3][1−4]と同様の作用・効果に加えて、以下の作用・効果を得ることができる。
[2−1]ツリー構造解析表示装置50では、現時点におけるEPGのツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間の前記履歴(EPGのツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示装置40の表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
従って、第2実施形態においても、第1実施形態の前記[1−1]と同様の作用・効果が得られる。
ところで、TSにおけるEPGのツリー構造について、現時点におけるツリー構造を解析し、その解析結果をスナップショットとして表示する技術は従来より提案されているが、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示する技術は存在しない。
[2−2]ツリー構造解析表示装置50では、所定期間の前記データ(EPGのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ:TSにおけるエラー発生率)を、所定期間の前記履歴と対応させた状態にて、表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
従って、第2実施形態においても、第1実施形態の前記[2−1]と同様の作用・効果が得られる。
尚、第2実施形態では、TSにおけるエラー発生率を表示しているが、EPGのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(EPGのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に関係するデータ)であれば、どのようなデータ(例えば、視聴率のデータなど)であってもよい。
<第3実施形態>
図6は、第3実施形態のツリー構造解析表示装置60の概略構成を示すブロック図である。
第3実施形態のツリー構造解析表示装置60において、第1実施形態のツリー構造解析表示装置10と異なるのは以下の点である。
[3−a]ツリー構造解析表示装置60のコンピュータ本体20は、ユーザーが入力装置30を用いて入力した企業組織の人事情報に基づいて、企業組織のツリー構造の変化の内容を解析する。
ここで、企業組織のツリー構造は、ツリー構造解析表示装置60とは無関係に、企業側の要因によって変化する。
[3−b]コンピュータ本体20は、ユーザーが入力装置30を用いて入力した企業組織のツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(売上高)を解析する。
尚、企業組織の人事情報および前記紐付けられたデータを、ユーザーが入力装置30を用いて入力する際には、例えば、CSV(Comma Separated Values)などのファイル形式を使用すればよい。
[3−c]コンピュータ本体20は、企業組織のツリー構造の変化の内容の解析結果と、企業組織のツリー構造の変化が発生したタイミング(西暦月)とを含む履歴を、HDD25に記録保存して蓄積させる。
また、コンピュータ本体20は、企業組織のツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(売上高)の解析結果と、そのデータが発生したタイミング(西暦月)とを、HDD25に記録保存して蓄積させる。
図7に、表示画面41に表示された企業組織のツリー構造の表示例を示す。
表示画面41には、企業組織のツリー構造を表示するツリー構造表示領域41aと、各表示領域41b〜41dとが設定されている。
図7に示す表示例において、表示領域41aには、本出願人(株式会社トラフィック・シム)について、企業組織の下位階層として枝分かれする部署(企画部、営業部、開発部)が表示され、各部署毎に所属する社員の名前が表示されている。
例えば、企画部には、Aさん,Bさん,Cさんの3名の社員が所属している。
尚、これらのデータ(部署、所属社員の名前)は、表示領域41aの上方から下方に向かって縦方向に配列され、ツリー構造における枝分かれの状態が一見して判別可能なように表示されている。
図7に示す表示例において、表示領域41dには、所定期間(2011年9月〜2013年5月の21ヶ月間)の時間軸が所定時間単位毎(1月毎)に表示されており、現時点の年月は2013年5月である。
また、表示領域41bには、表示領域41aに表示されている企業組織のツリー構造の変化が、表示領域41dに表示されている時間軸に従って、時系列で表示されている。
すなわち、図7に示す表示例では、少なくとも2011年9月〜2012年5月まで企画部に所属していたAさんが、2012年6月に営業部へ人事異動し、2013年5月現在でも引き続き営業部に配属されている。
そこで、表示領域41bにおいて、2012年6月以降の企画部におけるAさんを示す領域α4については、無効なデータをあることを示すハッチングが表示されると共に、その領域α4内に「営業部へ人事異動」という文字が表示されている。
また、2012年5月以前の営業部におけるAさんを示す領域α5についても、無効なデータをあることを示すハッチングが表示され、領域α5の右側には「営業部へ人事異動」という文字が表示されている。
そして、Aさん以外の社員については、2012年6月の1ヶ月間の時間軸を示す領域β4が、領域α4,α5とは別の種類のハッチングで表示されている。
従って、ツリー構造解析表示装置60のユーザーは表示画面41を見るだけで、企業組織のツリー構造について、2012年6月にAさんが企画部から営業部へ人事異動したことを容易に認知できる。
尚、領域β4のハッチング表示は、企業組織のツリー構造が変化した時点を明確にするためのものである。
また、図7に示す表示例では、企業組織のツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータとして、売上高が表示領域41cに折れ線グラフで表示されている。
図7に示す表示例において、売上高は、Aさんが企画部から営業部へ人事異動した時点から急激に増加して現時点に至っている。
従って、ツリー構造解析表示装置60のユーザーは表示画面41を見るだけで、売上高の時間経過に伴う変化を容易に認知できる上に、売上高と企業組織の変化との関係をも容易に認知できる。
[第3実施形態の作用・効果]
第3実施形態のツリー構造解析表示装置60によれば、第1実施形態の前記[1−3][1−4]と同様の作用・効果に加えて、以下の作用・効果を得ることができる。
[3−1]ツリー構造解析表示装置60では、現時点における企業組織のツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間の前記履歴(企業組織のツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示装置40の表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
従って、第3実施形態においても、第1実施形態の前記[1−1]と同様の作用・効果が得られる。
ところで、企業組織のツリー構造について、現時点におけるツリー構造を解析し、その解析結果をスナップショットとして表示する技術は従来より提案されているが、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示する技術は存在しない。
[3−2]ツリー構造解析表示装置60では、所定期間の前記データ(企業組織のツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ:売上高)を、所定期間の前記履歴と対応させた状態にて、表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
従って、第3実施形態においても、第1実施形態の前記[2−1]と同様の作用・効果が得られる。
尚、第3実施形態では、売上高を表示しているが、企業組織のツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(企業組織のツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に関係するデータ)であれば、どのようなデータ(例えば、営業利益、株価など)であってもよい。
<第4実施形態>
第4実施形態のツリー構造解析表示装置70の構成は、図6に示した第3実施形態のツリー構造解析表示装置60と同じである。
第4実施形態のツリー構造解析表示装置70において、第3実施形態のツリー構造解析表示装置60と異なるのは以下の点である。
[4−a]放送通信の伝送路(TSの伝送路)に係る運用管理システムについて、ツリー構造解析表示装置70のコンピュータ本体20は、ユーザーが入力装置30を用いて入力した運用管理システムの構成に基づいて、運用管理システムのツリー構造の変化の内容を解析する。
ここで、運用管理システムのツリー構造は、ツリー構造解析表示装置70とは無関係に、放送通信の伝送路や送出設備の側の要因によって変化する。
[4−b]コンピュータ本体20は、ユーザーが入力装置30を用いて入力した運用管理システムのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(通信帯域)を解析する。
尚、運用管理システムの構成および前記紐付けられたデータを、ユーザーが入力装置30を用いて入力する際には、例えば、CSVなどのファイル形式を使用すればよい。
また、運用管理システムの構成は、ユーザーが入力装置30を用いて入力するのではなく、特定の通信プロトコルまたはping(packet interNet groper)を用いて自動的に変更されるようにしてもよい。
ここで、特定の通信プロトコルを用いる場合には、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いる方法や、個々の監視システム毎に予め通信プロトコルを規定しておく方法などがある。
また、pingを用いる場合には、個々の監視システム毎にネットワークセグメントを分けておき、pingの応答に基づいて当該ネットワークセグメントのアドレスから監視システムの構成を自動的に判別すればよい。
[4−c]コンピュータ本体20は、運用管理システムのツリー構造の変化の内容の解析結果と、運用管理システムのツリー構造の変化が発生したタイミング(西暦月)とを含む履歴を、HDD25に記録保存して蓄積させる。
また、コンピュータ本体20は、運用管理システムのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(通信帯域)の解析結果と、そのデータが発生したタイミング(西暦月)とを、HDD25に記録保存して蓄積させる。
ところで、MPEG2によるデジタル放送やデジタル通信では、送信システムまたは受信システムにて生成した個々のTSパケットについて、複数種類のエラーの発生状況(発生状態)を監視する必要がある。
なぜなら、正常な放送や通信を実現するには、TSのエラーの発生状況に基づいてエラーの発生原因を調査し、次回からは当該エラーが発生しないよう防止策を講じなければならないからである。
ちなみに、TSのエラー発生原因としては、例えば、送信システムまたは受信システムを構成する各種機器の不調、各種機器に供給される電源の不調、テレビジョン番組のスケジューリングの不備、放送の休止タイミングの不具合、天候による電波障害(降雨減衰や雷障害など)などがある。
従来より、MPEG2によるデジタル放送やデジタル通信におけるデータ伝送では、放送通信の伝送路における複数の伝送ポイントにそれぞれエラー発生を監視するエラー監視装置を設置した運用管理システムが用いられている。
この運用管理システムでは、各伝送ポイント毎にTSを取得してそのエラー検出を行うことにより、どの伝送ポイント間でTSのエラーが発生したかを判定し、その判定結果に基づいてTSのエラー発生原因の調査が行われており、各伝送ポイントで同時に取得したTSを過去一定期間保持し、事後のエラーの検証用元データとして利用したり、各伝送ポイントにて取得したTSを伝送路と同等の高速な通信回線により送信ポイントまで戻して目視比較するなどの対策がとられている。
尚、エラー監視装置および運用管理システムに備えられたデータ記録システムについては、本出願人が過去に複数件の出願(特願2004−183887号公報、特願2007−127721号公報、特願2008−292497号公報、特願2010−204147号公報)を行っており、公知技術であるため詳述を省略する。
図8に、表示画面41に表示された運用管理システムのツリー構造の表示例を示す。
表示画面41には、運用管理システムのツリー構造を表示するツリー構造表示領域41aと、各表示領域41b〜41dとが設定されている。
図8に示す表示例において、表示領域41aには、運用管理システムの下位階層として枝分かれする企業(A社、B社、C社)毎の監視システム(名称「○○監視システム」「△△監視システム」「□□監視システム」)が表示され、各監視システム毎に伝送ポイント1〜3が表示されている。
尚、これらのデータ(監視システム、伝送ポイント)は、表示領域41aの上方から下方に向かって縦方向に配列され、ツリー構造における枝分かれの状態が一見して判別可能なように表示されている。
図8に示す表示例において、表示領域41dには、所定期間(2011年9月〜2013年5月の21ヶ月間)の時間軸が所定時間単位毎(1月毎)に表示されており、現時点の年月は2013年5月である。
また、表示領域41bには、表示領域41aに表示されている運用管理システムのツリー構造の変化が、表示領域41dに表示されている時間軸に従って、時系列で表示されている。
すなわち、図8に示す表示例では、少なくとも2011年9月からA社の○○監視システムが導入されて伝送ポイント1〜3に○○監視システムのエラー監視装置が設置され、2012年6月にB社の△△監視システムが導入されて伝送ポイント1に△△監視システムのエラー監視装置が設置され、2012年7月に△△監視システムのエラー監視装置が伝送ポイント2に増設され、2012年9月に△△監視システムのエラー監視装置が伝送ポイント3に増設され、2012年6月にC社の□□監視システムが導入されて伝送ポイント1〜3に□□監視システムのエラー監視装置が設置されて現時点に至っている。
そこで、表示領域41bにおいて、2012年5月以前の△△監視システムを示す領域α5、2012年5月以前の△△監視システムの伝送ポイント1を示す領域α6、2012年6月以前の△△監視システムの伝送ポイント2を示す領域α7、2012年8月以前の△△監視システムの伝送ポイント3を示す領域α8、2012年5月以前の□□監視システムおよびその伝送ポイント1〜3を示す領域α9については、無効なデータをあることを示すハッチングが表示されている。
また、領域α5,α9の右側には「監視システムを導入」という文字が表示され、領域α7,α8の右側には「増設」という文字が表示されている。
そして、2012年6月の1ヶ月間の時間軸を示す領域β5、2012年7月の1ヶ月間の時間軸を示す領域β6、2012年9月の1ヶ月間の時間軸を示す領域β7について、領域α7,α8と重ならない部分には、領域α5〜α9とは別の種類のハッチングが表示されている。
従って、ツリー構造解析表示装置70のユーザーは表示画面41を見るだけで、運用管理システムのツリー構造について、△△監視システムの導入および増設の時期と、□□監視監視システムの導入の時期とを容易に認知できる。
尚、領域β5〜β7のハッチング表示は、運用管理システムのツリー構造が変化した時点を明確にするためのものである。
また、図8に示す表示例では、運用管理システムのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータとして、通信帯域が表示領域41cに折れ線グラフで表示されている。
図8に示す表示例において、通信帯域は、△△監視システムの伝送ポイント3にエラー監視装置を増設した時点から急激に増加して現時点に至っている。
従って、ツリー構造解析表示装置70のユーザーは表示画面41を見るだけで、通信帯域の時間経過に伴う変化を容易に認知できる上に、通信帯域と運用管理システムの変化との関係をも容易に認知できる。
[第4実施形態の作用・効果]
第4実施形態のツリー構造解析表示装置70によれば、第1実施形態の前記[1−3][1−4]と同様の作用・効果に加えて、以下の作用・効果を得ることができる。
[4−1]ツリー構造解析表示装置70では、現時点における運用管理システムのツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間の前記履歴(運用管理システムのツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示装置40の表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
そのため、ツリー構造解析表示装置70のユーザーは、表示画面41を見るだけで、所定期間の前記履歴を確実に把握して容易に認知できる。
その結果、運用管理システムのツリー構造の時間経過に伴う変化に起因する何らかの問題(例えば、急激なパフォーマンスの低下、障害の増加、工数の削減など)が発生した場合に、その問題とツリー構造の時間経過に伴う変化との因果関係を判断することが可能になり、問題の原因および解決策を迅速に究明することが容易になる。
ところで、運用管理システムのツリー構造について、現時点におけるツリー構造を解析し、その解析結果をスナップショットとして表示する技術は従来より提案されているが、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示する技術は存在しない。
[4−2]ツリー構造解析表示装置70では、所定期間の前記データ(運用管理システムのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ:通信帯域)を、所定期間の前記履歴と対応させた状態にて、表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
従って、第4実施形態においても、第1実施形態の前記[2−1]と同様の作用・効果が得られる。
尚、第4実施形態では、通信帯域を表示しているが、運用管理システムのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(運用管理システムのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に関係するデータ)であれば、どのようなデータであってもよい。
また、第4実施形態は放送通信の伝送路に係る運用管理システムに適用したものであるが、どのような運用管理システム(例えば、鉄道運行、電力系統、携帯アンテナ通信網などの運用管理ステム)に適用することも可能である。
<第5実施形態>
第5実施形態のツリー構造解析表示装置80の構成は、図6に示した第3実施形態のツリー構造解析表示装置60と同じである。
第5実施形態のツリー構造解析表示装置80において、第3実施形態のツリー構造解析表示装置60と異なるのは以下の点である。
[5−a]ツリー構造解析表示装置80のコンピュータ本体20は、ユーザーが入力装置30を用いて入力したインターネットのネットワークの構成に基づいて、ネットワークのツリー構造の変化の内容を解析する。
ここで、ネットワークのツリー構造は、ツリー構造解析表示装置80とは無関係に、ネットワーク側の要因によって変化する。
[5−b]コンピュータ本体20は、ユーザーが入力装置30を用いて入力したネットワークのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(通信帯域)を解析する。
尚、ネットワークの構成および前記紐付けられたデータを、ユーザーが入力装置30を用いて入力する際には、例えば、CSVなどのファイル形式を使用すればよい。
また、ネットワークの構成は、ユーザーが入力装置30を用いて入力するのではなく、特定の通信プロトコルまたはpingを用いて自動的に変更されるようにしてもよい。
[5−c]コンピュータ本体20は、ネットワークのツリー構造の変化の内容の解析結果と、ネットワークのツリー構造の変化が発生したタイミング(西暦月)とを含む履歴を、HDD25に記録保存して蓄積させる。
また、コンピュータ本体20は、ネットワークのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(通信帯域)の解析結果と、そのデータが発生したタイミング(西暦月)とを、HDD25に記録保存して蓄積させる。
図9に、表示画面41に表示されたネットワークのツリー構造の表示例を示す。
表示画面41には、ネットワークのツリー構造を表示するツリー構造表示領域41aと、各表示領域41b〜41dとが設定されている。
図9に示す表示例において、表示領域41aには、IP(Internet Protocol)アドレス「192.168.0.*」の下位階層として枝分かれする3個のIPアドレス「192.168.0.100,192.168.0.101,192.168.0.102」が表示され、IPアドレス「192.168.1.*」の下位階層として枝分かれする3個のIPアドレス「192.168.1.100,192.168.1.101,192.168.1.102」が表示され、IPアドレス「192.168.2.*」の下位階層として枝分かれする3個のIPアドレス「192.168.2.100,192.168.2.101,192.168.2.102」が表示されている。
尚、これらのIPアドレスは、表示領域41aの上方から下方に向かって縦方向に配列され、ツリー構造における枝分かれの状態が一見して判別可能なように表示されている。
図9に示す表示例において、表示領域41dには、所定期間(2011年9月〜2013年5月の21ヶ月間)の時間軸が所定時間単位毎(1月毎)に表示されており、現時点の年月は2013年5月である。
また、表示領域41bには、表示領域41aに表示されているネットワークのツリー構造の変化が、表示領域41dに表示されている時間軸に従って、時系列で表示されている。
すなわち、図9に示す表示例では、少なくとも2011年9月からIPアドレス「192.168.0.*」が設定され、2012年6月にIPアドレス「192.168.1.*」が設定されてIPアドレス「192.168.1.100」が追加され、2012年7月にIPアドレス「192.168.1.101」が追加され、2012年9月にIPアドレス「192.168.1.102」が追加され、2012年6月にIPアドレス「192.168.2.*」が設定されて3個のIPアドレス「192.168.2.100,192.168.2.101,192.168.2.102」が追加されて現時点に至っている。
そこで、表示領域41bにおいて、2012年5月以前のIPアドレス「192.168.0.*」を示す領域α10、2012年5月以前のIPアドレス「192.168.1.100」を示す領域α11、2012年6月以前のIPアドレス「192.168.1.101」を示す領域α12、2012年8月以前のIPアドレス「192.168.1.102」を示す領域α13、2012年5月以前のIPアドレス「192.168.2.*,192.168.2.100,192.168.2.101,192.168.2.102」示す領域α14〜α17については、無効なデータをあることを示すハッチングが表示されている。
また、領域α11〜α13,α15〜α17の右側には「追加」という文字が表示されている。
そして、2012年6月の1ヶ月間の時間軸を示す領域β8、2012年7月の1ヶ月間の時間軸を示す領域β9、2012年9月の1ヶ月間の時間軸を示す領域β10について、領域α12,α13と重ならない部分には、領域α10〜α17とは別の種類のハッチングが表示されている。
従って、ツリー構造解析表示装置80のユーザーは表示画面41を見るだけで、ネットワークのツリー構造について、IPアドレスの設定および追加の時期を容易に認知できる。
尚、領域β8〜β10のハッチング表示は、ネットワークのツリー構造が変化した時点を明確にするためのものである。
また、図9に示す表示例では、ネットワークのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータとして、通信帯域が表示領域41cに折れ線グラフで表示されている。
図9に示す表示例において、通信帯域は、IPアドレス「192.168.1.102」を追加した時点から急激に増加して現時点に至っている。
従って、ツリー構造解析表示装置80のユーザーは表示画面41を見るだけで、通信帯域の時間経過に伴う変化を容易に認知できる上に、通信帯域とネットワークの変化との関係をも容易に認知できる。
[第5実施形態の作用・効果]
第5実施形態のツリー構造解析表示装置80によれば、第1実施形態の前記[1−3][1−4]と同様の作用・効果に加えて、以下の作用・効果を得ることができる。
[5−1]ツリー構造解析表示装置80では、現時点におけるネットワークのツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間の前記履歴(ネットワークのツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示装置40の表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
従って、第5実施形態においても、第4実施形態の前記[4−1]と同様の作用・効果が得られる。
ところで、ネットワークのツリー構造について、現時点におけるツリー構造を解析し、その解析結果をスナップショットとして表示する技術は従来より提案されているが、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示する技術は存在しない。
[5−2]ツリー構造解析表示装置70では、所定期間の前記データ(ネットワークのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ:通信帯域)を、所定期間の前記履歴と対応させた状態にて、表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
従って、第5実施形態においても、第1実施形態の前記[2−1]と同様の作用・効果が得られる。
尚、第5実施形態では、通信帯域を表示しているが、ネットワークのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に紐付けられたデータ(ネットワークのツリー構造の時間経過に伴う変化の内容に関係するデータ)であれば、どのようなデータであってもよい。
<第6実施形態>
第6実施形態のツリー構造解析表示装置90の構成は、図6に示した第3実施形態のツリー構造解析表示装置60と同じである。
第6実施形態のツリー構造解析表示装置90において、第3実施形態のツリー構造解析表示装置60と異なるのは以下の点である。
[6−a]ツリー構造解析表示装置90のコンピュータ本体20は、ユーザーがソースコードのバージョン管理ツールにより関数型プログラミングのソースコードを変更したことを入力装置30を用いて入力すると、その関数型プログラミングの構成に基づいて、関数型プログラミングのツリー構造の変化の内容を解析する。
ここで、関数型プログラミングのツリー構造は、ツリー構造解析表示装置90とは無関係に、関数型プログラミング側の要因によって変化する。
[6−b]コンピュータ本体20は、関数型プログラミングのツリー構造の変化の内容の解析結果と、関数毎に算出した階層指数と、関数型プログラミングのツリー構造の変化が発生したタイミング(西暦月)とを含む履歴を、HDD25に記録保存して蓄積させる。
図10に、表示画面41に表示されたネットワークのツリー構造の表示例を示す。
表示画面41には、関数型プログラミングのツリー構造を表示するツリー構造表示領域41aと、各表示領域41b,41dとが設定されている。
図10に示す表示例において、表示領域41aには、関数型プログラミングのプログラム名「○○システム」について、下位階層として枝分かれする3個のファイル「AAA.c,BBB.c,CCC.c」が表示されている。
そして、表示領域41aには、ファイル「AAA.c」の下位階層として枝分かれする2個の関数「function1(),function2()」が表示され、関数「function1()」の下位階層である関数「function1-1()」が表示されている。
また、表示領域41aには、ファイル「BBB.c」の下位階層として枝分かれする3個の関数「function3(),function4(),function5()」が表示され、ファイル「CCC.c」の下位階層として枝分かれする3個の関数「function6(),function7(),function8()」が表示されている。
尚、これらの関数は、表示領域41aの上方から下方に向かって縦方向に配列され、ツリー構造における枝分かれの状態が一見して判別可能なように表示されている。
図10に示す表示例において、表示領域41dには、所定期間(2013年5月31日〜2013年6月10日の11日間)の時間軸が所定時間単位毎(1日毎)に表示されており、現時点の年月日は2013年6月10日である。
また、表示領域41bには、表示領域41aに表示されている関数型プログラミングのツリー構造の変化が、表示領域41dに表示されている時間軸に従って、時系列で表示されている。
そして、表示領域41bには、表示領域41aに表示されている関数型プログラミングの各関数毎に、いずれかの関数が追加または変更されたときの階層指数を示す数字が表示されている。
ここで、関数の階層指数は、階層構造の深さを表しており、その関数の下位階層に存在する関数の個数と、その関数の下位階層に存在する関数のそれぞれの階層指数の総和とを加算して求められる。
すなわち、図10に示す表示例では、2013年6月4日に関数「function1()」に対して下位階層の関数「function1-1()」が追加され、2013年6月6日,7日,9日にそれぞれ関数「function1-1()」が変更されている。
そこで、表示領域41bにおいて、6月3日以前の関数「function1-1()」を示す領域α18については、無効なデータをあることを示すハッチングが表示されている。
また、6月4日,6日,7日,9日の1日間の時間軸を示す領域β11〜β14について、領域α18とは別の種類のハッチングが表示されている。
従って、ツリー構造解析表示装置90のユーザーは表示画面41を見るだけで、関数型プログラミングのツリー構造について、関数の追加および変更の時期を容易に認知できる。
尚、領域β11〜β14のハッチング表示は、関数型プログラミングのツリー構造が変化した時点を明確にするためのものである。
また、図10に示す表示例では、関数が追加または変更された日(6月4日,6日,7日,9日)について、各関数毎に階層指数を示す数字が表示されている。
例えば、関数「function1-1()」については、6月4日の階層指数を示す数字「1」、6日の階層指数を示す数字「3」、7日の階層指数を示す数字「7」、9日の階層指数を示す数字「10」が表示されており、関数「function1-1()」が変更される度に階層構造が深くなっている。
それに対して、関数「function1-1()」以外の関数については、階層指数を示す数字に変化は無く、関数「function1-1()」の変更とは無関係であり、階層構造は変化していない。
従って、ツリー構造解析表示装置80のユーザーは表示画面41を見るだけで、特定の関数「function1-1()」の階層構造が深くなってゆく時期(関数「function1(),function1-1()」が複雑化してゆく時期)と、その階層構造が深くなってゆく過程とを容易に認知できる。
[第6実施形態の作用・効果]
第6実施形態のツリー構造解析表示装置90によれば、第1実施形態の前記[1−3][1−4]と同様の作用・効果に加えて、以下の作用・効果を得ることができる。
[6−1]ツリー構造解析表示装置80では、現時点における関数型プログラミングのツリー構造を解析して表示するだけでなく、所定期間の前記履歴(関数型プログラミングのツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴)を表示装置40の表示画面41に時系列で視覚的に表示できる。
そのため、ツリー構造解析表示装置10のユーザーは、表示画面41を見るだけで、所定期間の前記履歴を確実に把握して容易に認知できる。
これにより、関数型プログラミングによるソフトウェア開発の品質を向上させた上で、品質劣化の防止対策を講じることが可能になる。
また、問題となった関数の変更時期が容易に認知可能であるため、その問題の解決策を講じるために調査する必要がある関数の変更内容を今までよりも格段に早く特定可能になり、解決策を迅速に究明できる。
その結果、関数型プログラミングのツリー構造の時間経過に伴う変化に起因する何らかの問題(例えば、急激な階層指数の増加、不具合件数の増加、不具合対応時間の増加など)が発生した場合に、その問題とツリー構造の時間経過に伴う変化との因果関係を判断することが可能になり、問題の原因および解決策を迅速に究明することが容易になる。
ところで、関数型プログラミングのツリー構造について、現時点におけるツリー構造を解析し、その解析結果をスナップショットとして表示する技術は従来より提案されているが、所定期間におけるツリー構造の変化を時系列で表示する技術は存在しない。
<別の実施形態>
本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、前記各実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
<1>前記各実施形態では、表示装置40の表示画面41におけるデータ表示領域41cに折れ線グラフを表示しているが、データ表示領域41cに表示したデータ(ツリー構造の変化の内容に紐付けられたデータ)をユーザーが認知可能であれば、折れ線グラフに限らず、どのようなグラフ形式(例えば、棒グラフ、散布図など)を用いてもよい。
また、ツリー構造の変化の内容に紐付けられた1種類のデータをデータ表示領域41cに表示するだけでなく、ツリー構造の変化の内容に紐付けられた複数種類のデータ(例えば、第1実施形態ではTSにおけるエラー発生率と視聴率の2種類のデータ)をデータ表示領域41cに表示してもよく、その場合には、個々のデータを表示するグラフをデータ表示領域41cに並べてもよく、複数のグラフを重ね合わせた複合グラフにしてもよい。
<2>前記各実施形態では、コンピュータ本体20によるソフトウェア的な処理によってツリー構造解析表示装置の前記動作を実現している。
しかし、ツリー構造解析表示装置の前記動作を実現する機能を備えた専用の回路をハードウェアとして設けることにより、その専用回路にコンピュータ本体20を置き換えてもよい。
<3>前記各実施形態は記録媒体としてHDD25を用いているが、ツリー構造解析表示装置の前記動作を確実に行うことが可能であれば、HDD25をどのような記録媒体に置き換えてもよい。
<4>本発明は、前記各実施形態のツリー構造に限らず、どのようなツリー構造に適用してもよい。
<用語の説明>
[特許請求の範囲]および[課題を解決するための手段]に記載した構成要素と、[発明を実施するための形態]に記載した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「解析手段」は、コンピュータ本体20に該当する。
「記録手段」は、HDD25に該当する。
「指定手段」は、コンピュータ本体20および入力装置30に該当する。
「表示手段」は、表示装置40に該当する。
10,50,60,70,80,90…ツリー構造解析表示装置
20…コンピュータ本体(解析手段、指定手段)
25…HDD(記録手段)
30…入力装置(指定手段)
40…表示装置(表示手段)
41…表示画面
41a…ツリー構造表示領域
41b…履歴表示領域
41c…データ表示領域
41d…時間スケール表示領域
BC…放送回線

Claims (13)

  1. 時間経過に伴って変化するツリー構造について、その変化の内容を解析する解析手段と、
    前記解析手段が解析した前記ツリー構造の変化の内容と、その変化が発生したタイミングとを含む履歴とを記録保存する記録手段と、
    前記記録手段に記録保存されている前記履歴から、所定期間の前記履歴を指定して読み出させる指定手段と、
    前記記録手段から読み出された前記所定期間の前記履歴を時系列で視覚的に表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするツリー構造解析表示装置。
  2. 請求項1に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記解析手段は、前記ツリー構造の変化の内容に紐付けられたデータを解析し、
    前記記録手段は、前記解析手段が解析した前記データと、そのデータが発生したタイミングとを記録保存し、
    前記指定手段は、前記記録手段に記録保存されている前記データから、前記所定期間の前記データを指定して読み出させ、
    前記表示手段は、前記記録手段から読み出された前記所定期間の前記データを、前記所定期間の前記履歴と対応させた状態にて時系列で視覚的に表示する
    ことを特徴とするツリー構造解析表示装置。
  3. 請求項1に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記表示手段は表示画面を備え、
    前記表示画面には、
    前記ツリー構造を表示するツリー構造表示領域と、
    前記所定期間の前記履歴を表示する履歴表示領域と、
    前記履歴表示領域の時間スケールを表示する時間スケール表示領域と
    が設定されていることを特徴とするツリー構造解析表示装置。
  4. 請求項2に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記表示手段は表示画面を備え、
    前記表示画面には、
    前記ツリー構造を表示するツリー構造表示領域と、
    前記所定期間の前記履歴を表示する履歴表示領域と、
    前記所定期間の前記データを表示するデータ表示領域と、
    前記履歴表示領域および前記データ表示領域に共通した時間スケールを表示する時間スケール表示領域と
    が設定されていることを特徴とするツリー構造解析表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記所定期間は、現時点から過去の所定時点まで遡った期間、または、過去の所定時点から更に過去の所定時点まで遡った期間であることを特徴とするツリー構造解析表示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記ツリー構造は、MPEG(Moving Picture Experts Group)2のTS(Transport Stream)におけるPID(Packet IDentification)のツリー構造であることを特徴とするデータ記録システム。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記ツリー構造は、MPEG(Moving Picture Experts Group)2のTS(Transport Stream)におけるEPG(Electronic Program Guide)のツリー構造であることを特徴とするデータ記録システム。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記ツリー構造は、企業組織のツリー構造であることを特徴とするデータ記録システム。
  9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記ツリー構造は、放送通信の伝送路に係る運用管理システムのツリー構造であることを特徴とするデータ記録システム。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記ツリー構造は、インターネットのネットワークのツリー構造であることを特徴とするデータ記録システム。
  11. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置において、
    前記ツリー構造は、関数型プログラミングのツリー構造であることを特徴とするデータ記録システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置における前記各手段としてコンピュータシシステムを機能させるためのプログラム。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のツリー構造解析表示装置における前記各手段としてコンピュータシシステムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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