JP2015026329A - Ict−bcp策定支援装置、ict−bcp策定支援方法およびプログラム - Google Patents

Ict−bcp策定支援装置、ict−bcp策定支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的にICT−BCPの策定の支援を行うことができる。【解決手段】 ICT−BCPの策定を支援するICT−BCP策定支援装置であって、制御部と、記憶部と、を有し、前記記憶部は、リスク対象を特定する所定のリスク区分に対応した分類に固有の質問を有する複数種類のアンケートが含まれているアンケート情報と、リスク内容および対応策に関する情報を有しているリスク対策案情報と、を有し、前記制御部は、前記アンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定するリスク対策案特定部と、前記リスク対策案特定部により特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を含む帳票を作成する帳票作成部と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ICT−BCP策定支援装置、ICT−BCP策定支援方法およびプログラムに関する。
東日本大震災以降、地方公共団体などの各自治体にとっては、災害発生時の地方公共団体における業務継続の確保に関するICT−BCP(Communication Technology−Business Continuity Plan:情報通信技術の業務継続計画)の策定を行うことが急務となっている。また、総務省は、ICT−BCPの策定のためのガイドラインを公開している。しかしながら、現状調査、リスクおよびリスク対策の洗い出し作業をはじめ、ICT−BCP策定に係る作業は自治体職員にとって大きな負担となるため、ICT−BCPの策定率が伸び悩んでいるのが現状である。
なお、所定のアンケートを実施し、評価者や利用者の属性に応じた評価データを得る評価装置が特許文献1には開示されている。この評価装置によれば、ユーザに対してアンケートを行い、アンケート結果に基づきユーザの属性に応じた評価データを得ることができる。
特開2001−338100号公報
しかしながら、特許文献1の技術はICT−BCPの策定を考慮したものではないため、アンケート結果からリスクの内容やその対策および問題解決のためのソリューションといったICT−BCPの策定に必要な情報を得ることはできない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、より効率的にICT−BCPの策定の支援を行うことができるICT−BCP策定支援装置の提供を目的とする。
例えば、本発明に係るICT−BCP策定支援装置は、ICT−BCPの策定を支援するICT−BCP策定支援装置であって、制御部と、記憶部と、を有し、前記記憶部は、リスク対象を特定する所定のリスク区分に対応した分類に固有の質問を有する複数種類のアンケートが含まれているアンケート情報と、リスク内容および対応策に関する情報を有しているリスク対策案情報と、を有し、前記制御部は、前記アンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定するリスク対策案特定部と、前記リスク対策案特定部により特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を含む帳票を作成する帳票作成部と、を有することを特徴とする。
また、前記帳票作成部は、前記アンケートの回答により前記リスク区分ごとに特定される前記リスク対象が有するリスク数と、前記アンケートの分類ごとに設定されている最大リスク数と、を前記リスク区分ごとに特定し、特定した前記リスク数を前記最大リスク数で除算した値をリスク発生割合として算出するようにしても良い。
また、前記リスク対策案情報は、前記リスク区分ごとにリスクの種類を大別したリスク種別を有し、前記記憶部は、前記リスク区分および前記リスク種別に対応付けられた評価コメントが含まれているコメント情報を有し、前記帳票作成部は、前記リスク区分ごとに最多の前記リスク種別を特定し、特定した該リスク種別を有する前記コメント情報から所定の評価コメントを取得するようにしても良い。
また、前記帳票作成部は、前記リスク区分に対応したアンケートの分類を示す情報と、前記リスク区分ごとに算出したリスク発生割合と、前記コメント情報から取得した前記評価コメントと、を各々対応づけて表示した診断結果帳票を作成するようにしても良い。
また、前記記憶部は、前記リスク発生割合が含まれる範囲ごとに所定の評価値を定めた情報を有し、前記帳票作成部は、前記リスク区分ごとに、前記リスク発生割合が含まれる範囲に応じて所定の評価値を特定し、特定した前記評価値を前記診断結果帳票に表示するようにしても良い。
また、前記帳票作成部は、前記リスク区分ごとに算出した前記リスク発生割合の合算値を前記リスク区分の総数で除算した総合リスク発生割合を算出し、前記総合リスク発生割合が含まれる範囲に応じて所定の評価値を特定し、特定した前記評価値を総合評価値として前記診断結果帳票に表示するようにしても良い。
また、前記制御部は、前記アンケートの回答に利用者識別情報およびアンケートの利用回数を対応付けて前記記憶部に格納するアンケート情報取得部を有し、前記リスク対策案特定部は、異なる利用回数が対応付けられているアンケートの回答を用いて、各々の利用回数ごとに前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定し、前記帳票作成部は、異なる利用回数ごとに特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を表示した比較診断結果帳票を作成するようにしても良い。
また、前記制御部は、前記アンケートの回答に利用者識別情報および利用者の属する地域の人口規模を対応付けて前記記憶部に格納するアンケート情報取得部を有し、前記リスク対策案特定部は、前記利用者の人口規模と同程度の人口規模を有する他の利用者のアンケートの回答を特定し、特定したアンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定し、前記帳票作成部は、前記利用者および前記他の利用者ごとに特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を表示した比較診断結果帳票を作成するようにしても良い。
また、前記制御部は、利用者のメールアドレスを前記記憶部に格納するアンケート情報取得部を有し、前記アンケート取得部は、前回のアンケートの実施から所定期間が経過すると、前記メールアドレス宛にアンケートの再実施を促すためのフォローメールを送信するようにしても良い。
また、前記リスク対策案特定部は、所定のリスク区分について特定された前記リスク数および前記最大リスク数に所定の重み付けを行い、前記重み付けを行った前記リスク数および前記最大リスク数を用いてリスク発生割合を算出するようにしても良い。
また、前記リスク対策案情報には、リスクを解消するためのソリューション名が前記対応策に対応付けられて登録されており、前記帳票作成部は、前記ソリューション名を含む帳票を作成するようにしても良い。
また、本発明に係るICT−BCP策定支援方法は、ICT−BCPの策定を支援するコンピュータのICT−BCP策定支援方法であって、前記コンピュータは、リスク対象を特定する所定のリスク区分に対応した分類に固有の質問を有する複数種類のアンケートが含まれているアンケート情報と、リスク内容および対応策に関する情報を有しているリスク対策案情報と、を格納した記憶部を有し、前記アンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定するリスク対策案特定ステップと、前記リスク対策案特定部により特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を含む帳票を作成する帳票作成ステップと、を行うことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータに、ICT−BCPの策定を支援させる処理を行わせるプログラムであって、前記コンピュータを、リスク対象を特定する所定のリスク区分に対応した分類に固有の質問を有する複数種類のアンケートが含まれているアンケート情報と、リスク内容および対応策に関する情報を有しているリスク対策案情報と、を格納する記憶部と、前記アンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定するリスク対策案特定部と、前記リスク対策案特定部により特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を含む帳票を作成する帳票作成部として機能させることを特徴とする。
本発明に係るICT−BCP策定支援装置によれば、より効率的にICT−BCPの策定の支援を行うことができる。なお、上記以外の課題、構成および効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るICT−BCP策定支援装置を有するICT−BCP策定支援システムの一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るICT−BCP策定支援装置の機能構成の一例を示した機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る利用者情報DBに格納されている利用者情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るアンケート回答情報DBに格納されているアンケート回答情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るリスク抽出判定マスタDBに格納されているリスク抽出判定マスタ情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るリスク対策案マスタDBに格納されているリスク対策案マスタ情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るリスク対策案抽出結果DBに格納されているリスク対策案抽出結果情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る診断結果統計情報DBに格納されている診断結果統計情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る診断結果コメントマスタDBに格納されている診断結果コメントマスタ情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る端末装置に表示されたアンケート情報の画面例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るICT−BCP策定支援装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るリスク対策案特定処理の流れの一例を示したフロー図である。 本発明の一実施形態に係る診断結果統計情報生成処理の流れを示したフロー図である。 本発明の一実施形態に係る帳票作成処理の流れを示したフロー図である。 本発明の一実施形態に係る診断結果帳票の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るリスク対策一覧帳票の一例を示した図である。
以下に、本発明の実施形態について図1〜図16を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るICT−BCP策定支援装置100を有するICT−BCP策定支援システム1000の一例を示した図である。ICT−BCP策定支援システム1000は、ICT−BCP策定支援装置100と、端末装置200とを有している。
ICT−BCP策定支援装置100は、端末装置200から取得したアンケートの回答結果を用いてICT−BCPの策定のための情報および種々の帳票を作成する。端末装置200は、ICT−BCPの策定のためのアンケートに回答する際に地方公共団体などの自治体職員により使用される。なお、ICT−BCP策定支援装置100および端末装置200は、ネットワーク250を介して相互に通信可能に接続されている。
図2は、ICT−BCP策定支援装置100の機能構成の一例を示した機能ブロック図である。ICT−BCP策定支援装置100は、制御部101と記憶部106とを有している。制御部101は、全体制御部102と、アンケート情報取得部103と、リスク対策案特定部104と、帳票作成部105と、を有している。
全体制御部102は、ICT−BCP策定支援装置100の様々な処理を行う中心的な機能部である。全体制御部102は、例えば、各機能部から取得した情報をその種類や内容に応じて、所定の機能部に出力する。
アンケート情報取得部103は、アンケート情報マスタDB111から様々な分類(例えば、「庁舎編」、「電力編」、「ネットワーク編」など)のアンケートが含まれたアンケート情報を取得し、取得したアンケート情報を端末装置200に表示させる。また、アンケート情報取得部103は、各分類のアンケートに対する利用者の入力情報(アンケートの回答)を端末装置200から取得し、アンケートの分類ごとにアンケート回答情報を生成する。なお、利用者は、アンケートに回答する場合、アンケート情報に含まれている全ての分類のアンケートに回答する。
リスク対策案特定部104は、リスクに関する情報およびその対策案に関する情報を含むリスク対策案抽出結果情報を生成する。具体的には、リスク対策案特定部104は、アンケート回答情報と、リスク抽出判定マスタ情報と、リスク対策案マスタ情報とを用いて、リスク対策案抽出結果情報を生成する。なお、これらの情報の詳細については後述する。
帳票作成部105は、様々な種類の帳票を作成する。具体的には、帳票作成部105は、診断結果統計情報を生成する。また、帳票作成部105は、アンケート回答情報と、リスク対策案抽出結果情報と、診断結果統計情報と、を用いて、所定様式の帳票を作成する。
記憶部106は、利用者情報DB107(Data Base:データベース)と、アンケート回答情報DB108と、リスク対策案抽出結果DB109と、診断結果統計情報DB110と、アンケート情報マスタDB111と、リスク対策案マスタDB112と、リスク抽出判定マスタDB113と、帳票出力定義マスタDB114と、診断結果コメントマスタDB115と、を有している。
利用者情報DB107は、ICT−BCP策定支援装置100の利用者(例えば、地方公共団体などの自治体)に関する情報を含む利用者情報300を有している。図3は、利用者情報DB107に格納されている利用者情報300の一例を示した図である。利用者情報300は、項目名称欄301と、内容欄302と、が対応付けられたレコードを有している。
項目名称欄301に登録される項目名称は、内容欄302に登録された情報の種類を示す情報である。具体的には、項目名称欄301には、利用者ID303と、利用者名304と、人口規模305と、メールアドレス306と、フォローメール希望有無307と、アンケート実施回数308と、診断回数309と、最終診断結果登録日時310と、最終ログイン日時311と、が項目名称として登録されている。
利用者ID303に対応付けられた内容欄302には、利用者を一意に識別するための情報が登録される。利用者名304に対応付けられた内容欄302には、利用者の名称(例えば、地方公共団体の団体名や自治体名など)が登録される。人口規模305に対応付けられた内容欄302には、利用者の属する地域の人口規模を示す情報が登録される。メールアドレス306に対応付けられた内容欄302には、利用者のメールアドレスが登録される。フォローメール希望有無307に対応付けられた内容欄302には、アンケートの再実施を促すためのフォローメールに関し、その受信希望の有無を示す情報が登録される。アンケート実施回数308に対応付けられた内容欄302には、利用者がアンケートに回答した回数が登録される。診断回数309に対応付けられた内容欄302には、例えば、リスク対策案抽出結果DB109に登録されている情報などを用いて、ICT−BCP策定支援装置100が診断結果を作成した回数が登録される。最新診断結果登録日時310に対応付けられた内容欄302には、ICT−BCP策定支援装置100が最新の診断結果を作成した日時が登録される。最終ログイン日時311に対応付けれた内容欄302には、端末装置200を介して利用者がICT−BCP策定支援装置100に最後にログインした日時が登録される。
なお、利用者名304、人口規模305、メールアドレス306およびフォローメール希望有無307に対応付けられた内容欄302には、例えば、ICT−BCP策定支援装置100の初回利用時に利用者から取得した入力情報が登録される。また、利用者ID303、アンケート実施回数308、診断回数309、最新診断結果登録日時310および最終ログイン日時311に関する情報は、アンケート情報取得部103により生成された値が登録される。
アンケート情報マスタDB111は、様々な分類のアンケートが含まれているアンケート情報を有している。すなわち、1つのアンケート情報には、分類(例えば、「庁舎編」、「ネットワーク編」など)ごとに分けられた複数種類のアンケートが含まれている。図10は、端末装置200に表示されたアンケート情報の画面例480を示した図である。なお、画面例480に示されるアンケートは、分類が「庁舎編」のアンケートである。アンケート情報は、その分類ごとに固有の質問内容を有する複数種類のアンケート有している。このようなアンケート情報は、予め、アンケート情報マスタDB111に格納されている。
アンケート回答情報DB108は、アンケート分類ごとにアンケートの回答結果を含むアンケート回答情報320を有している。図4は、アンケート回答情報DB108に格納されているアンケート回答情報320の一例を示した図である。アンケート回答情報320は、項目名称欄321と、内容欄322と、が対応付けられたレコードを有している。
項目名称欄321に登録される項目名称は、内容欄322に登録された情報の種類を示す情報である。具体的には、項目名称欄321には、利用者ID323と、利用回数324と、アンケート分類325と、アンケート質問番号326と、アンケート回答値327と、が項目名称として登録されている。
アンケート分類325に対応付けられた内容欄322には、アンケートの分類を特定する情報が登録される。具体的には、アンケート分類には、「庁舎編」、「電力編」、「ネットワーク編」、「業者編」、「職員編」、「サーバルーム編」、「情報システム編」などがある。
アンケート質問番号326に対応付けられた内容欄322には、アンケートに含まれている質問の番号を特定するための情報が登録される。アンケート回答値327に対応付けられた内容欄322には、アンケートに含まれている質問の回答を特定する情報が登録される。なお、アンケート回答値327は、直前のレコードに登録されているアンケート質問番号326によって特定される質問に対する回答値である。
また、アンケート回答情報320には、アンケートに含まれている質問数に応じた数のアンケート質問番号およびアンケート回答値が登録される。例えば、アンケート分類が「庁舎編」のアンケートに所定数(例えば、10個)の質問が含まれている場合、アンケート回答情報320には、質問数に対応する数(10個)の質問番号および回答値が登録される。
なお、利用者ID323および利用回数324に対応付けられた内容欄322に登録される情報は、各々、前述の利用者情報300の場合と同様である。
このようなアンケート回答情報320は、アンケートに対する入力情報を取得したアンケート情報取得部103により、利用者各々についてアンケートの分類ごとに生成される。
リスク抽出判定マスタDB113は、リスクを特定する情報を含むリスク抽出判定マスタ情報340を有している。図5は、リスク抽出判定マスタDB113に格納されているリスク抽出判定マスタ情報340の一例を示した図である。リスク抽出判定マスタ情報340は、項目名称欄341と、内容欄342と、が対応付けられたレコードを有している。
項目名称欄341に登録される項目名称は、内容欄342に登録された情報の種類を示す情報である。具体的には、項目名称欄341には、アンケート分類343と、アンケート質問番号344と、アンケート回答値345と、リスク番号346と、が項目名称として登録されている。
リスク番号346に対応付けられた内容欄342には、アンケート分類343、アンケート質問番号344およびアンケート回答値345から特定されるリスクを識別する情報が登録されている。なお、アンケート分類343、アンケート質問番号344およびアンケート回答値345に対応付けられた内容欄342に登録されている情報は、前述のアンケート回答情報320の場合と同様である。
このようなリスク抽出判定マスタ情報340は、予め、リスク抽出判定マスタDB113に格納されている。
リスク対策案マスタDB112は、リスクの内容および対策案を含むリスク対策案マスタ情報360を有している。図6は、リスク対策案マスタDB112に格納されているリスク対策案マスタ情報360の一例を示した図である。リスク対策案マスタ情報360は、項目名称欄361と、内容欄362と、が対応付けられたレコードを有している。
項目名称欄361に登録される項目名称は、内容欄362に登録された情報の種類を示す情報である。具体的には、項目名称欄361には、リスク番号363と、リスク区分番号364と、リスク区分365と、リスク種別366と、有効期限開始日367と、有効期限終了日368と、リスク内容369と、リスク判断理由370と、対策番号371と、対策案372と、ソリューション名373と、登録日時374と、が項目名称として登録されている。
リスク区分番号364に対応付けられた内容欄362には、リスクの区分を識別する情報が登録されている。リスク区分365に対応付けられた内容欄362には、リスク対象を示すリスクの区分を特定する情報が登録されている。具体的には、リスク区分には、「庁舎」、「電力」、「ネットワーク」、「業者」、「職員」、「サーバルーム」、「情報システム」といったリスク区分が登録されている。
なお、リスク区分365は、アンケート回答情報320のアンケート分類に対応している。例えば、アンケート分類325が「庁舎編」であるアンケート回答情報320から特定されたリスク番号363を有するリスク対策案マスタ情報360のリスク区分365には「庁舎」が登録されている。同様に、例えば、アンケート分類325が「電力編」であるアンケート回答情報320から特定されたリスク番号363を有するリスク対策案マスタ情報360のリスク区分365には「電力」が登録されている。
リスク種別366に対応付けれた内容欄362には、リスクの種別すなわちリスクの種類を大別した情報が登録されている。具体的には、「洪水」、「火災」、「地震」といった情報がリスク種別366に登録されている。有効期限開始日367および有効期限終了日368に対応付けられた内容欄362には、リスク番号363に関連付けられたリスク対策案マスタ情報360の有効期限を示す情報が登録されている。
リスク内容369に対応付けられた内容欄362には、リスクの内容を示す情報が登録されている。具体的には、リスク区分365が「庁舎」の場合、「災害時に庁舎を使用する事が出来ない可能性がある」といった情報がリスク内容として登録されている。また、リスク区分365が「電力」の場合、「庁舎内のPC、電子機器が故障する可能性がある」、「停電時に必要な機器を動作させる事が出来ない可能性がある」といった情報がリスク内容として登録されている。また、リスク区分365が「ネットワーク」の場合、「庁舎内フロア管のネットワーク接続が出来なくなる可能性がある」といった情報がリスク内容として登録されている。また、リスク区分365が「業者」である場合、「業者の参集が出来ず、システム等の復旧が出来ない可能性がある」といった情報がリスク内容として登録されている。また、リスク区分365が「職員」の場合、「災害時に職員が参集出来ず、災害時対応作業が実施出来ない可能性がある」、「災害による被害状況の確認作業が円滑に行えない可能性がある」といった情報がリスク内容として登録されている。また、リスク区分365が「サーバルーム」の場合、「空調機器が落下する可能性がある」、「ラック自体が転倒、移動してシステム機器が損壊する可能性がある」といった情報がリスク内容として登録されている。また、リスク区分365が「情報システム」の場合、「システムを利用出来ない可能性がある」、「前回バックアップ時点からのデータ更新分が復元出来ない可能性がある」といった情報がリスク内容として登録されている。
リスク判断理由370に対応付けられた内容欄362には、リスクの判断理由が登録されている。具体的には、リスク区分365が「庁舎」の場合、「洪水ハザードマップ予想区域内のため」、「周辺からの延焼の可能性があるため」といった情報がリスク判断理由として登録されている。また、リスク区分365が「電力」の場合、「庁舎にUPSが設置されていないため」、「自家発電設備が無いため」といった情報がリスク判断理由として登録されている。また、リスク区分365が「ネットワーク」の場合、「LANが二重化されていないため」、「機器が二重化、または、代替機が準備されていないため」といった情報がリスク判断理由として登録されている。また、リスク区分365が「業者」の場合、「保守事業者と緊急時の参集に関する契約締結がないため」、「保守事業者が同時被災する可能性があるため」といった情報がリスク判断理由として登録されている。また、リスク区分365が「職員」の場合、「緊急時参集ルールが定められていないため」、「災害時における被害状況の確認手順が定められていないため」といった情報がリスク判断理由として登録されている。また、リスク区分365が「サーバルーム」の場合、「空調機器委が自立型でないため」、「ラックの耐震対策が施されていないため」といった情報がリスク判断理由として登録されている。また、リスク区分365が「情報システム」の場合、「クライアント端末に専用ソフトをインストール、設定できないため」、「バックアップ頻度が日頃よりひくいため」といった情報がリスク判断理由として登録されている。
対策番号371に対応付けられた内容欄362には、対策案を識別する情報が登録されている。対策案372に対応付けられた内容欄362には、対策案を特定する情報が登録されている。具体的には、リスク内容365が「庁舎」の場合、「庁舎使用不可時の代替案を検討する」、「洪水・津波状況を監視し、二次災害を避ける」、「庁舎延焼要因の軽減策を検討(防火壁等)」、「庁舎移転の検討」といった情報が対策案として登録されている。また、リスク内容365が「電力」の場合、「機器単位に故障を防ぐため、小型UPS設置する重要システムサーバを選定する」、「庁舎に中・大型UPSを設置する」といった情報が対策案として登録されている。また、リスク内容365が「ネットワーク」の場合、「呼びケーブル・ハブの準備と延長方法を決定する」、「LANを二重化する」、「代替機を用意する」、「機器を二重化する」といった情報が対策案として登録されている。リスク内容365が「業者」の場合、「目標復旧時間迄にシステム復旧する契約内容とする」、「職員にて復旧可能とするための訓練及び教育を実施する」、「同時被災時の対応方法について保守事業者と検討しておく」といった情報が対策案として登録されている。また、リスク内容365が「職員」の場合、「緊急時参集ルールを定める」、「災害時の被害状況の確認手順を定める」といった情報が対策案として登録されている。また、リスク内容365が「サーバルーム」の場合、「空調機器の付近にサーバ機器を設置しない」、「ラック内の各機器類を耐震ベルト、耐震テープで固定する」といった情報が対策案として登録されている。また、リスク内容365が「情報システム」の場合、「専用クライアントソフト及びインストールマニュアルを準備する」、「ノートPC等の非常用操作端末を準備する」といった情報が対策案として登録されている。
ソリューション名373に対応付けられた内容欄362には、リスクを解消するためのソリューションサービス名が登録されている。登録日時374に対応付けられた内容欄362には、リスク対策案マスタ情報360がデータベースに格納された日時が登録されている。
なお、1つのリスク番号363に対応するリスク種別366が複数ある場合、各リスク種別366に対応する有効期限開始日367、有効期限終了日368、リスク内容369、リスク判断理由370、対策番号371、対策案382およびソリューション名373がリスク対策案マスタ情報360に登録されている。
また、リスク番号363に対応付けられた内容欄362に登録されている情報は、前述のリスク抽出判定マスタ情報340の場合と同様である。
また、リスク対策案マスタ情報360は、予め、リスク対策案マスタDB112に格納されている。
リスク対策案抽出結果DB109は、アンケートの回答により特定されたリスクおよびその対策案を含むリスク対策案抽出結果情報380を有している。図7は、リスク対策案抽出結果DB109に格納されているリスク対策案抽出結果情報380の一例を示した図である。リスク対策案抽出結果情報380は、項目名称欄381と、内容欄382と、が対応付けられたレコードを有している。
項目名称欄381に登録される項目名称は、内容欄382に登録された情報の種類を示す情報である。具体的には、項目名称欄381には、利用者ID383と、利用回数384と、リスク番号385と、リスク区分番号386と、リスク区分387と、リスク種別388と、リスク内容389と、リスク判断理由390と、対策番号391と、対策案392と、登録日時393と、が項目名称として登録されている。
なお、利用者ID383、利用回数384に対応付けられた内容欄382に登録される情報は、各々、前述の利用者情報300の場合と同様である。また、リスク番号385、リスク区分番号386、リスク区分387、リスク種別388、リスク内容389、リスク判断理由390、対策番号391、対策案392および登録日時393に対応付けられた内容欄382に登録される情報は、前述のリスク対策案マスタ情報360の場合と同様である。
このようなリスク対策案抽出結果情報380は、前述のアンケート回答情報320、リスク抽出判定マスタ情報340およびリスク対策案マスタ情報360を用いて、リスク対策案特定部104により生成される。
なお、前述のリスク対策案マスタ情報360において、1つのリスク番号363に対応するリスク種別366が複数ある場合、各リスク種別366、リスク内容369、リスク判断理由370、対策番号371および対策案372がリスク対策案抽出結果情報380に登録される。
診断結果統計情報400DB110は、リスクの診断結果を含む診断結果統計情報400を有している。図8は、診断結果統計情報DB110に格納されている診断結果統計情報400の一例を示した図である。診断結果統計情報400は、項目名称欄401と、内容欄402と、が対応付けられたレコードを有している。
項目名称欄401に登録される項目名称は、内容欄402に登録された情報の種類を示す情報である。具体的には、項目名称欄401には、利用者ID403と、利用回数404と、リスク区分405と、発生リスク数406と、総リスク数407と、リスク発生割合408と、評価コメント409と、登録日時410と、が項目名称として登録されている。
発生リスク数406に対応付けられた内容欄402には、リスク対策案抽出結果情報380に含まれているリスク種別388の個数が登録される。総リスク数407に対応付けられた内容欄402には、アンケートの回答結果から抽出できる最大のリスク数が登録される。なお、総リスク数は、アンケート分類ごとに予め設定されており、アンケート情報に登録されているものとする。リスク発生割合408に対応付けられた内容欄402には、発生リスク数406を総リスク数407で割った値が登録される。評価コメント409に対応付けられた内容欄402には、発生リスク数406のうち、最多のリスク種別388に対応する評価コメントが登録される。
なお、利用者ID403、利用回数404に対応付けられた内容欄402に登録される情報は、各々、前述の利用者情報300の場合と同様である。また、リスク区分405および登録日時410に対応付けられた内容欄402に登録される情報は、各々、前述のリスク対策案マスタ情報360の場合と同様である。
このような診断結果統計情報400は、リスク対策案抽出結果情報380および診断結果コメントマスタ情報420を用いて、帳票作成部105により生成される。
診断結果コメントマスタDB115は、診断結果のコメントを含む診断結果コメントマスタ情報420を有している。図9は、診断結果コメントマスタDB115に格納されている診断結果コメントマスタ情報420の一例を示した図である。診断結果コメントマスタ情報420は、項目名称欄421と、内容欄422と、が対応付けられたレコードを有している。
項目名称欄421に登録される項目名称は、内容欄422に登録された情報の種類を示す情報である。具体的には、項目名称欄421には、リスク区分423と、リスク種別424と、コメント番号425と、有効期限開始日426と、有効期限終了日427と、評価コメント内容428と、総合評価コメント内容429と、登録日時430と、が項目名称として登録されている。
コメント番号425に対応付けられた内容欄422には、コメントを識別する情報が登録されている。評価コメント内容428に対応付けられた内容欄422には、リスク種別424に固有の評価コメントを特定する情報が登録されている。例えば、リスク区分423が「庁舎」である場合の評価コメント内容428に対応付けられた内容欄422には、「庁舎編では支所が災害時に利用できないリスクが抽出されています。本庁も含めて代替場所の検討を推奨します。」といった情報が登録されている。総合評価コメント内容429に対応付けられた内容欄422には、リスク種別424に固有の総合評価コメントを特定する情報が登録されている。例えば、リスク区分423が「庁舎」である場合の総合評価コメント内容429に対応付けられた内容欄422には、「システム利用場所となる代替場所の選定」といった情報が登録されている。
なお、リスク区分423、リスク種別424、有効期限開始日426、有効期限終了日427および登録日時430に対応付けられた内容欄422に登録される情報は、前述のリスク対策案マスタ情報360の場合と同様である。
帳票出力定義マスタDB114は、各種帳票の様式に関する帳票出力定義情報を有している(図示せず)。帳票出力定義情報は、例えば、帳票ごとに用いる情報の種類(例えば、アンケート回答情報320、リスク対策案抽出結果情報380および診断結果統計情報400など)や帳票のフォーマットの定義を有している。帳票作成部105は、帳票出力定義情報で定義されているフォーマットに従い、所定箇所に所定情報を表示した帳票を作成する。
図11は、ICT−BCP策定支援装置100のハードウェア構成の一例を示した図である。ICT−BCP策定支援装置100は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)やワークステーションなどの計算機である。
ICT−BCP策定支援装置100は、演算装置であるCPU501と、記憶装置であるRAM502およびROM503と、通信装置504と、外部記憶装置505と、各々の装置を相互に接続するバス506と、を有している。
通信装置504は、外部装置との間で情報の送受信を行うためのモジュールなどである。
外部記憶装置505は、例えば、ハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
また、図2に示したICT−BCP策定支援装置100の各機能部は、CPU501に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、ROM503または外部記憶装置内505に格納され、実行にあたってRAM502上にロードされ、CPU501により実行される。
なお、端末装置200は、一般的なPCなどの計算機であり、演算装置、記憶装置、表示装置および所定の入力装置(例えば、キーボードやマウス)を備えている。
[動作の説明]
ここから、ICT−BCP策定支援装置100で行われる各処理について、図を用いて説明する。図12は、リスク対策案特定処理の流れの一例を示したフロー図である。かかる処理は、アンケート情報取得部103によりアンケート回答情報320が生成されると開始される。
かかる処理が開始されると、リスク対策案特定部104は、1つのアンケート情報に含まれているアンケート分類ごとに生成されたアンケート回答情報320をアンケート情報取得部103から取得する(ステップS001)。具体的には、リスク対策案特定部104は、庁舎編、電力編、ネットワーク編、業者編、職員編、サーバルーム編および情報システム編が各々アンケート分類325の内容欄322に登録されているアンケート回答情報320を取得する。
次に、リスク対策案特定部104は、所定のルールに従って、取得したアンケート回答情報320の中から1つのアンケート回答情報320を抽出する(ステップS002)。本例では、リスク対策案特定部104は、初めに「庁舎編」がアンケート分類325に登録されているアンケート回答情報320を抽出する。
次に、リスク対策案特定部104は、アンケート回答情報320を用いてリスク抽出判定マスタ情報340からリスク番号を特定する(ステップS003)。具体的には、リスク対策案特定部104は、抽出したアンケート回答情報320に登録されているアンケート分類325と、アンケート質問番号326と、アンケート回答値327とを有するリスク抽出判定マスタ情報340を特定する。また、リスク対策案特定部104は、特定したリスク抽出判定マスタ情報340からリスク番号346を特定する。
次に、リスク対策案特定部104は、特定したリスク番号346が登録されているリスク対策案マスタ情報360を特定し、かかるマスタ情報360からリスク区分番号364、リスク区分365、リスク種別366、リスク内容369、リスク判断理由370、対策番号371および対策案372を抽出する(ステップS004)。なお、リスク対策案特定部104は、抽出した情報をRAM502に一時的に格納する。
ただし、抽出した情報の有効期限が切れている場合、すなわち、現在日時がリスク対策案マスタ情報360の有効期限開始日367から有効期限終了日368までの期間に含まれていない場合、リスク対策案特定部104は、抽出した情報をRAM502に格納せずに破棄する。
次に、リスク対策案特定部104は、抽出したアンケート回答情報320に含まれているアンケート質問番号326およびアンケート回答値327の中に、リスク番号346を特定していないものがあるか否かを判定する(ステップS005)。そして、そのようなアンケート質問番号326およびアンケート回答値327がある場合(ステップS005でYes)、リスク対策案特定部104は、処理をステップS003に移行し、リスク番号を特定していないアンケート質問番号326およびアンケート回答値327を用いて、リスク抽出判定マスタ情報340からリスク番号346を特定する。一方で、そのようなアンケート質問番号326およびアンケート回答値327がない場合(ステップS005でNo)、リスク対策案特定部104は、処理をS006に移行する。
次に、リスク対策案特定部104は、リスク対策案抽出結果情報380を生成する(ステップS006)。具体的には、リスク対策案特定部104は、リスク対策案マスタ情報360から抽出した各情報と、利用者ID383と、利用回数384と、を登録したリスク対策案抽出結果情報380を生成し、処理をステップS007に移行する。なお、リスク対策案特定部104は、アンケート回答情報320から利用者ID323および利用回数324を特定し、これらをリスク対策案抽出結果情報380に登録する。
次に、リスク対策案特定部104は、取得した全てのアンケート回答情報320についてリスク対策案抽出結果情報380を生成したか否かを判定する(ステップS007)。そして、取得した全てのアンケート回答情報320についてリスク対策案抽出結果情報380を生成していない場合(ステップS007でNo)、リスク対策案特定部104は、かかるアンケート回答情報320を用いてステップS002〜ステップS007の処理を行う。具体的には、リスク対策案特定部104は、所定のルールに従って、リスク対策案抽出結果情報380の生成に用いていないアンケート回答情報320の中から1つのアンケート回答情報320を特定する。この場合、リスク対策案特定部104は、「庁舎編」以外のアンケート分類325(例えば、「電力編」)が登録されているアンケート回答情報320を特定し、かかるアンケート回答情報320を用いてリスク対策案抽出結果情報380を生成する。
一方で、全てのアンケート回答情報320についてリスク対策案抽出結果情報380を生成した場合(ステップS007でYes)、リスク対策案特定部104は、本フローの処理を終了する。また、リスク対策案特定部104は、生成した各リスク対策案抽出結果情報380をリスク対策案抽出結果DB109に格納する。
次に、診断結果統計情報400生成処理について説明する。図13は、かかる処理の流れを示したフロー図である。リスク対策案特定処理は、リスク対策案抽出結果情報380が生成されると開始される。
かかる処理が開始されると、帳票作成部105は、リスク対策案特定処理により生成されたリスク対策案抽出結果情報380をリスク対策案特定部104から取得する(ステップS011)。本例では、帳票作成部105は、アンケート分類325(庁舎編、電力編、ネットワーク編、業者編、職員編、サーバルーム編および情報システム編)に対応する情報がリスク区分387(庁舎、電力、ネットワーク、業者、職員、サーバルームおよび情報システム)として登録されている各リスク対策案抽出結果情報380をリスク対策案特定部104から取得する。
次に、帳票作成部105は、取得したリスク対策案抽出結果情報380ごとに診断結果統計情報400を生成する。診断結果統計情報400の生成にあたり、帳票作成部105は、所定のルールに従って、取得したリスク対策案抽出結果情報380の中から1つのリスク対策案抽出結果情報380を抽出する(ステップS012)。本例では、帳票作成部105は、初めに「庁舎」がリスク区分387に登録されているリスク対策案抽出結果情報380を抽出する。
次に、帳票作成部105は、抽出したリスク対策案抽出結果情報380に登録されているリスク区分387を特定する(ステップS013)。この初めの場合、帳票作成部105はリスク区分387に登録されている「庁舎」を特定する。
次に、帳票作成部105は、発生リスク数および総リスク数を特定する(ステップS014)。具体的には、帳票作成部105は、抽出したリスク対策案抽出結果情報380に登録されているリスク種別388の登録数を特定する。また、帳票作成部105は、リスク対策案抽出結果情報380に登録されているリスク区分387に対応する情報(この初めの場合、「庁舎編」)がアンケート分類325として登録されているアンケートを特定する。また、帳票作成部105は、特定したアンケートに予め設定されている総リスク数をアンケート情報から特定する。
次に、帳票作成部105は、特定した発生リスク数および総リスク数からリスク発生割合を算出する(ステップS015)。具体的には、帳票作成部105は、発生リスク数を総リスク数で割り、パーセント単位に変換する。
次に、帳票作成部105は、評価コメントを特定する(ステップS016)。具体的には、帳票作成部105は、リスク対策案抽出結果情報380に登録されているリスク種別388のうち、最多のリスク種別を特定する。また、帳票作成部105は、特定した最多のリスク種別388が対応付けられている診断結果コメントマスタ情報420を特定する。また、帳票作成部105は、特定した診断結果コメントマスタ情報420の評価コメント内容428に対応付けられた内容欄422に登録されている評価コメントを特定する。
次に、帳票作成部105は、利用者ID403と、利用回数404と、特定したリスク区分405と、発生リスク数406と、総リスク数407と、リスク発生割合408と、評価コメント409と、登録日時410とを含む診断結果統計情報400を生成する(ステップS017)。なお、帳票作成部105は、診断結果統計情報400の生成に用いたリスク対策案抽出結果情報380から利用者ID383および利用回数384を特定し、これを利用者ID403および利用回数404として診断結果統計情報400に登録する。
次に、帳票作成部105は、取得した全てのリスク対策案抽出結果情報380について診断結果統計情報400を生成したか否かを判定する(ステップS018)。
そして、診断結果統計情報400を生成していないリスク対策案抽出結果情報380がある場合(ステップS018でNo)、帳票作成部105は、かかるリスク対策案抽出結果情報380を用いて、ステップS012〜ステップS018の処理を行う。具体的には、帳票作成部105は、所定のルールに従って、診断結果統計情報400の生成に用いていないリスク対策案抽出結果情報380の中から1つのリスク対策案抽出結果情報380を特定する。本例では、帳票作成部105は、「庁舎」以外のリスク区分387(例えば、「電力」)が登録されているリスク対策案抽出結果情報380を特定し、これを用いて診断結果統計情報400を生成する。
一方で、取得した全てのリスク対策案抽出結果情報380について診断結果統計情報400を生成している場合(ステップS018でYes)、帳票作成部105は、本フローの処理を終了する。また、帳票作成部105は、生成した各診断結果統計情報400を診断結果統計情報DB110に格納する。
次に、帳票作成処理について説明する。図14は、帳票作成処理の流れを示したフロー図である。かかる処理は、所定の帳票の作成指示を利用者から取得すると開始される。なお、帳票には、ICT−BCPの業務継続計画書も含まれる。
かかる処理が開始されると、帳票作成部105は、利用者からの帳票作成指示により特定される所定帳票のフォーマットが定義されている帳票出力定義マスタ情報を特定する(ステップS021)。
次に、帳票作成部105は、特定した帳票出力定義マスタ情報を用いて、所定フォーマットの帳票を作成する。具体的には、帳票作成部105は、帳票出力定義マスタ情報から帳票の作成に用いる情報(例えば、アンケート回答情報320、リスク対策案抽出結果情報380および診断結果統計情報400など)を特定する(ステップS022)。
次に、帳票作成部105は、帳票出力定義マスタ情報から帳票のフォーマットを特定する(ステップS023)。そして、帳票作成部105は、特定したフォーマットに従い所定位置に所定の情報を表示した帳票を作成し(ステップS024)、本フローの処理を終了する。
図15は、診断結果帳票600の一例を示した図である。診断結果帳票600は、総合評価表示領域601と、評価バランス図表示領域602と、要素表示領域603と、コメント表示領域604と、リスク発生割合表示領域605と、総評表示領域606と、を有している。これらの表示領域の表示位置については帳票出力定義マスタ情報で定義されている。
診断結果帳票600の作成にあたり、帳票作成部105は、帳票出力定義マスタ情報から、診断結果帳票600の作成に使う診断結果統計情報400を特定する。次に、帳票作成部105は、同一の利用者ID403および利用回数404が登録されている診断結果統計情報400を診断結果統計情報DB110から抽出する。本例では、リスク区分405に庁舎、電力、ネットワーク、業者、職員、サーバルームおよび情報システムが各々登録されている診断結果統計情報400が抽出される。なお、同一の利用者ID403が登録されている診断結果統計情報400が複数ある場合、帳票作成部105は、最多の利用回数404が登録されている診断結果統計情報400を抽出する。
次に、帳票作成部105は、抽出した各診断結果統計情報400に登録されているリスク区分405に対応するアンケート分類(本例では、庁舎編、電力編、ネットワーク編、業者編、職員編、サーバルーム編および情報システム編)を要素表示領域603に表示する。また、帳票作成部105は、抽出した各診断結果統計情報400から評価コメント409を抽出し、これを対応するコメント表示領域604に表示する。また、帳票作成部105は、抽出した各診断結果統計情報400からリスク発生割合408を抽出し、これを対応するリスク発生割合表示領域605に表示する。
次に、帳票作成部105は、帳票出力定義マスタ情報に定義されている情報に基づき、総合評価表示領域601に表示する総合評価と、要素表示領域603に表示する評価値と、総評表示領域606に表示する総合評価コメントを求める。
総合評価の算出にあたり、帳票作成部105は、要素表示領域603の各要素(庁舎編、電力編など)に対応するリスク発生割合の平均値を算出する。具体的には、帳票作成部105は、全ての要素のリスク発生割合を乗算し、これを要素数で除算した値を算出する。また、帳票作成部105は、算出した平均値が含まれる範囲の評価値を特定する。なお、評価値を特定する情報は予め記憶部106に格納されていれば良い。本例では、算出した平均値が含まれる範囲の評価値が「C」であるものとする。帳票作成部105は、このように求めた評価値を総合評価表示領域601に表示する。
また、要素表示領域603に表示する評価値の算出にあたり、帳票作成部105は、要素表示領域603の各要素に対応するリスク発生割合を特定する。また、帳票作成部105は、特定した各リスク発生割合が含まれる範囲の評価値を特定する。なお、評価値を特定する情報は予め記憶部106に格納されていれば良い。帳票作成部105は、このように各要素の評価値を求め、これらを要素表示領域603に表示する。本例では、庁舎という要素の評価値は「B」であり、電力という要素の評価値は「C」として表示される。
また、総評表示領域606に表示する総合評価コメントの特定にあたり、帳票作成部105は、抽出した全てのリスク対策案抽出結果情報380に含まれているリスク種別388の中から、登録数の多い上位n番目(n:例えば、3〜5)までのリスク種別388とリスク区分387とを特定する。また、帳票作成部105は、特定したリスク種別388およびリスク区分387が登録されている診断結果コメントマスタ情報420を特定する。また、帳票作成部105は、特定した診断結果コメントマスタ情報420の総合評価コメント内容429に対応付けられた内容欄422から総合評価コメントを抽出し、これを総評表示領域606に表示する。
また、帳票作成部105は、要素別の評価値を用いて、評価バランス図を生成し、評価バランス図表示領域602に表示する。
図16は、リスク対策一覧帳票700の一例を示した図である。かかる帳票701は、リスク区分701と、リスク番号702と、抽出リスク703と、対策案704と、を項目名とする表示領域を有している。これらの表示領域の表示位置はリスク対策一覧帳票700に関する情報が登録された帳票出力定義マスタ情報に定義されている。
リスク対策案一覧帳票700の作成にあたり、帳票作成部105は、帳票出力定義マスタ情報からリスク対策案一覧帳票700の作成に使うリスク対策案抽出結果情報380を特定する。次に、帳票作成部105は、同一の利用者ID383および利用回数384が登録されているリスク対策案抽出結果情報380をリスク対策案抽出結果情報380から抽出する。本例では、リスク区分387に庁舎、電力、ネットワーク、業者、職員、サーバルームおよび情報システムが各々登録されているリスク対策案抽出結果情報380が抽出される。なお、同一の利用者ID383が登録されているリスク対策案抽出結果情報380が複数ある場合、帳票作成部105は、最多の利用回数384が登録されているリスク対策案抽出結果情報380を抽出する。
次に、帳票作成部105は、抽出したリスク対策案抽出結果情報380からリスク区分387およびリスク番号385を抽出し、これらをリスク対策案一覧帳票700の「リスク区分」および「リスク番号」の表示領域に表示する。また、帳票作成部105は、リスク対策案抽出結果情報380からリスク内容389およびリスク判断理由390を抽出し、これらをリスク対策案一覧帳票700の「概要」および「判断理由」の表示領域に各々表示させる。次に、帳票作成部105は、リスク対策案抽出結果情報380から対策案392を抽出し、「最低限実施すべき対策」707の表示領域に表示する。なお、リスク対策案抽出結果情報380に複数の対策案392が登録されている場合、帳票作成部105は、それらの対策案392を「リスク軽減策」708および「リスク回避策」709の表示領域に表示する。
以上、本発明の実施形態について説明した。このようなICT−BCP策定支援装置100によれば、より効率的にICT−BCPの策定の支援を行うことができる。特に、利用者は、アンケート形式の質問に回答するだけで、ICT−BCPの策定のための情報や帳票が作成されるため、リスクおよびリスク対策の洗い出し作業といった負担の大きい作業負担を軽減することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限られるものではない。第一変形例に係るICT−BCP策定支援装置100では、前回のアンケート実施から所定期間(例えば、1年)が経過した場合、アンケートの再実施を促すためのフォローメールを利用者に送信する。
具体的には、アンケート情報取得部103は、所定のタイミング(例えば、24時間に1回)で利用者情報300からフォローメールの送信希望がある利用者を特定し、現在日時が最新診断結果登録日時310から所定期間が経過しているか否かを判定する。そして、所定期間が経過していると判定した場合、アンケート情報取得部103は、かかる利用者情報300に登録されているメールアドレス306にアンケートの再実施を促す内容のメールを送信する。
このようにすれば、利用者に定期的にICT−BCPの策定のアンケートの実施を促すことができる。また、アンケート結果から作成される帳票などを比較参考とすることにより、利用者は、アンケートの前回実施時に比べ、リスクの改善点などを認識することができる。
また、第二変形例に係るICT−BCP策定支援装置100は、前回の診断結果と最新の診断結果とを比較表示した帳票を作成する。すなわち、帳票作成部105は、一方の側に前回の診断結果を示す診断結果帳票を表示し、他方の側に最新の診断結果を示す診断結果帳票を表示した比較診断結果帳票を作成する。
なお、かかる診断結果帳票の作成にあたり、帳票作成部105は、診断結果統計情報4DB110に登録されている診断結果統計情報400のうち、最多の利用回数404が登録されている診断結果統計情報400を最新の診断結果を示す診断結果帳票の作成に用いる。また、[最多の利用回数−1]が利用回数404として登録されている診断結果統計情報400を、前回の診断結果を示す診断結果帳票の作成に用いる。なお、各々の診断結果帳票の作成は前述の場合と同様であるため、説明を省略する。
以上のような前回の診断結果と最新の診断結果とが比較表示された帳票の作成により、リスクに対する改善点などを分かり易く利用者に認識させることができる。
また、第三変形例に係るICT−BCP策定支援装置100は、同規模の地方公共団体などの自治体の診断結果を比較表示した帳票を作成する。具体的には、リスク対策案特定部104は、利用者情報300から利用者の属する地域の人口規模305を特定する。また、リスク対策案特定部104は、特定した利用者の人口規模305と同程度の規模(例えば、利用者の人口規模の前後10万人の人口規模)である他の利用者を特定する。
次に、帳票作成部105は、他の利用者の診断結果統計情報400を用いて、リスク区分405ごとに、発生リスク数406およびリスク発生割合408を算出する。また、帳票作成部105は、各リスク区分405ごとに発生リスク数406およびリスク発生割合408を登録した診断結果統計情報400を生成する。そして、帳票作成部105は、他の利用者について生成した診断結果統計情報400を用いて作成した診断結果帳票と、利用者の診断結果統計情報400を用いて作成した診断結果帳票とを比較表示した比較診断結果帳票を作成する。
以上のように、利用者と同程度の規模の利用者の診断結果を比較表示した帳票の作成により、利用者に自らの自治体のリスク対策の準備状況や平均的な値を認識させることができる。
また、第四変形例に係るICT−BCP策定支援装置100は、ソリューション名を表示した帳票を作成する。具体的には、リスク対策案特定部104は、リスク対策案マスタ情報360から特定したソリューション名373を登録したリスク対策案抽出結果情報380を生成する。また、帳票作成部105は、例えば、診断結果帳票600において、かかるソリューション名を表示する。
以上のように、ソリューション名が帳票に表示されれば、利用者は、容易にリスクを解消するための手段(サービス)を特定することができる。
また、第五変形例に係るICT−BCP策定支援装置100は、発生リスク数および総リスク数を算出する際に、これらの値に所定の重み付けを行う。具体的には、帳票作成部105は、診断結果統計情報400を生成する際、所定のリスク区分405の発生リスク数406および総リスク数407に所定の重み値を掛け合わせた値を登録する。
例えば、リスク区分405に「庁舎」が登録されている診断結果統計情報400の発生リスク数406および総リスク数407に所定の重み付けを行うことにより、かかるリスク区分405のリスク発生割合408を高く設定することができる。このような重み付けによれば、リスクを解消する必要性が高いリスク区分を強調した帳票(例えば、診断結果帳票)を作成することができる。
なお、前述の機能部(処理部)は、本発明の理解を容易にするために主な処理内容に応じて分類したものである。そのため、構成要素の分類の仕方やその名称によって本発明が制限されることはない。また、処理内容に応じてさらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行できるように分類することもできる。
また、前述の機能ブロックで行われる各処理は、1つまたは複数のハードウェア部品が分散して処理を行うようにしても良い。
また、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その発明の技術的思想の範囲内で数々の変形が可能である。また、前述の実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前述の実施形態では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1000・・・ICT−BCP策定支援システム、
100・・・ICT−BCP策定支援措置、200・・・端末装置、
250・・・ネットワーク、101・・・制御部、102・・・全体制御部、
103・・・アンケート情報取得部、104・・・リスク対策案特定部、
105・・・帳票作成部、106・・・記憶部、107・・・利用者情報DB、
108・・・アンケート回答情報DB、109・・・リスク対策案抽出結果DB、
110・・・診断結果統計情報DB、111・・・アンケート情報マスタDB、
112・・・リスク対策案マスタDB、113・・・リスク抽出判定マスタDB、
114・・・帳票出力定義マスタDB、115・・・診断結果コメントマスタDB

Claims (13)

  1. ICT−BCPの策定を支援するICT−BCP策定支援装置であって、
    制御部と、記憶部と、を有し、
    前記記憶部は、
    リスク対象を特定する所定のリスク区分に対応した分類に固有の質問を有する複数種類のアンケートが含まれているアンケート情報と、
    リスク内容および対応策に関する情報を有しているリスク対策案情報と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記アンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定するリスク対策案特定部と、
    前記リスク対策案特定部により特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を含む帳票を作成する帳票作成部と、
    を有する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  2. 請求項1に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記帳票作成部は、
    前記アンケートの回答により前記リスク区分ごとに特定される前記リスク対象が有するリスク数と、前記アンケートの分類ごとに設定されている最大リスク数と、を前記リスク区分ごとに特定し、
    特定した前記リスク数を前記最大リスク数で除算した値をリスク発生割合として算出する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  3. 請求項2に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記リスク対策案情報は、前記リスク区分ごとにリスクの種類を大別したリスク種別を有し、
    前記記憶部は、
    前記リスク区分および前記リスク種別に対応付けられた評価コメントが含まれているコメント情報を有し、
    前記帳票作成部は、
    前記リスク区分ごとに最多の前記リスク種別を特定し、特定した該リスク種別を有する前記コメント情報から所定の評価コメントを取得する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  4. 請求項3に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記帳票作成部は、
    前記リスク区分に対応したアンケートの分類を示す情報と、
    前記リスク区分ごとに算出したリスク発生割合と、
    前記コメント情報から取得した前記評価コメントと、
    を各々対応づけて表示した診断結果帳票を作成する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  5. 請求項4に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記記憶部は、
    前記リスク発生割合が含まれる範囲ごとに所定の評価値を定めた情報を有し、
    前記帳票作成部は、
    前記リスク区分ごとに、前記リスク発生割合が含まれる範囲に応じて所定の評価値を特定し、
    特定した前記評価値を前記診断結果帳票に表示する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  6. 請求項5に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記帳票作成部は、
    前記リスク区分ごとに算出した前記リスク発生割合の合算値を前記リスク区分の総数で除算した総合リスク発生割合を算出し、
    前記総合リスク発生割合が含まれる範囲に応じて所定の評価値を特定し、
    特定した前記評価値を総合評価値として前記診断結果帳票に表示する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  7. 請求項6に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記アンケートの回答に利用者識別情報およびアンケートの利用回数を対応付けて前記記憶部に格納するアンケート情報取得部を有し、
    前記リスク対策案特定部は、
    異なる利用回数が対応付けられているアンケートの回答を用いて、各々の利用回数ごとに前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定し、
    前記帳票作成部は、
    異なる利用回数ごとに特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を表示した比較診断結果帳票を作成する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  8. 請求項6に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記制御部は、前記アンケートの回答に利用者識別情報および利用者の属する地域の人口規模を対応付けて前記記憶部に格納するアンケート情報取得部を有し、
    前記リスク対策案特定部は、
    前記利用者の人口規模と同程度の人口規模を有する他の利用者のアンケートの回答を特定し、
    特定したアンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定し、
    前記帳票作成部は、
    前記利用者および前記他の利用者ごとに特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を表示した比較診断結果帳票を作成する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  9. 請求項6に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記制御部は、利用者のメールアドレスを前記記憶部に格納するアンケート情報取得部を有し、
    前記アンケート取得部は、
    前回のアンケートの実施から所定期間が経過すると、前記メールアドレス宛にアンケートの再実施を促すためのフォローメールを送信する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  10. 請求項2〜9のいずれか一項に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記リスク対策案特定部は、
    所定のリスク区分について特定された前記リスク数および前記最大リスク数に所定の重み付けを行い、
    前記重み付けを行った前記リスク数および前記最大リスク数を用いてリスク発生割合を算出する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のICT−BCP策定支援装置であって、
    前記リスク対策案情報には、リスクを解消するためのソリューション名が前記対応策に対応付けられて登録されており、
    前記帳票作成部は、
    前記ソリューション名を含む帳票を作成する
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援装置。
  12. ICT−BCPの策定を支援するコンピュータのICT−BCP策定支援方法であって、
    前記コンピュータは、
    リスク対象を特定する所定のリスク区分に対応した分類に固有の質問を有する複数種類のアンケートが含まれているアンケート情報と、
    リスク内容および対応策に関する情報を有しているリスク対策案情報と、を格納した記憶部を有し、
    前記アンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定するリスク対策案特定ステップと、
    前記リスク対策案特定部により特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を含む帳票を作成する帳票作成ステップと、
    を行う
    ことを特徴とするICT−BCP策定支援方法。
  13. コンピュータに、ICT−BCPの策定を支援させる処理を行わせるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    リスク対象を特定する所定のリスク区分に対応した分類に固有の質問を有する複数種類のアンケートが含まれているアンケート情報と、
    リスク内容および対応策に関する情報を有しているリスク対策案情報と、
    を格納する記憶部と、
    前記アンケートの回答から前記リスク区分における前記リスク内容および前記対策案に関する情報を特定するリスク対策案特定部と、
    前記リスク対策案特定部により特定された前記リスク内容および前記対策案に関する情報を含む帳票を作成する帳票作成部として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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