JP2015025867A - 光トランシーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】LDとPDとを一体化した構造としながらも、反射戻り光による劣化を防ぎ、高速・長距離の伝送、線形性の改善を図る。【解決手段】電界吸収型の半導体光変調器とレーザダイオードとが集積された光変調器集積レーザダイオードと、前記レーザダイオードに駆動電流を供給する定電流源と、前記半導体光変調器にバイアス電圧を印加する定電圧源と、前記半導体光変調器への送信信号と、前記半導体光変調器からの受信信号を分離・結合するための分離・結合手段と、前記半導体光変調器に、前記定電圧源からのバイアス電圧と前記分離・結合手段からの送信信号とを供給する給電手段とを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、光トランシーバに関し、より詳細には、光ファイバを用いて双方向通信を行う光伝送システムにおいて使用される光トランシーバに関する。
光ファイバを用いた光伝送システムにおいて、より多くの情報を、より少ない光ファイバ心線数で、経済的に、効率的に伝送するために、さまざまな多重技術が研究開発されてきた。例えば、光ファイバを用いた加入者系アクセスの形態であるFTTH(Fiber To The Home)においては、データセンタと加入者宅との間の1本の光ファイバに、上りデータ、下りデータ、下り映像信号が波長分割多重され、同時に伝送されている(例えば、非特許文献1参照)。
加入者宅側において、映像信号を除く、上りデータと下りデータとを同時に送受信する光モジュールは、BiDi(Bi-Directional optical module)と呼ばれ、電気−光変換、光―電気変換を同時に行う。図1に、従来の光モジュールの構造を示す。宅内装置110の内部に、筐体100に納められたBiDiが実装されている。宅内装置110とデータセンタ130とが、光ファイバ120により接続されている。筐体100には、送信モジュール(TOSA)103と、受信モジュール(ROSA)106とが固定され、それぞれが、光ファイバ心線の端面101と波長フィルタ102を介して光学的に結合されている。
加入者からデータセンタに向けて送られる信号(上り光信号)は、電気信号としてBiDiのTOSA103に入力される。送信電気信号は、TOSA103のLD105によりレーザ光の上り光信号に変換される。FTTHにおいて、上り光信号は波長1.31μm帯が広く使用されている。波長フィルタ102は、波長1.31μm帯を透過し、波長1.49μm帯を反射するフィルタである。LD105から出射されたレーザ光は、波長フィルタ102を透過し、光ファイバ120へと入力され、データセンタ側へと伝送される。光ファイバ心線の端面101とLD105とは、集光用レンズ104によって互いに結像されている。
データセンタから加入者に向けて送られる信号(下り光信号)は、波長1.49μm帯である。光ファイバ心線の端面101から出射され、波長フィルタ102にて90度だけ反射され、ROSA106のPD107へと入力される。集光用レンズ108は、光ファイバ心線の端面101とPD107とを互いに結像させる。受信光信号は、ROSA106によって受信電気信号へと変換される。
田中貴之、井上美奈子、「GE−PON OLT/ONU 一芯光トランシーバの開発」、沖テクニカルレビュー、Vol. 71, No. 1, pp. 100-105, (2004) H. Nakajima et al., "Full-duplex operation of an in-line transceiver emitting at 1.3 mm and receiving at 1.55 mm", Electronics Letters, 1996.2.29, vol. 32, no. 5, pp.473-474 T. L. Koch et al., "Semiconductor photonics integrated circuits", IEEE Journal of Quantum Electronics, vol. 27, 1991, no. 3, pp. 641-653 J. Endo et al., "Isolator-free EA-DFB Module with Forward Error Correction", 2012 17th Opto-Electronics and Communications Conference (OECC 2012) Technical Digest, July 2012, Busan, Korea, 6D4-4, pp. 853-854 Nobuo Ohara et al., Compact Symmetric 10.3Gbps Optical Module for 10G-EPON ONU, 15th OptoElectronics and Communications Conference (OECC2010), July 2010, 7E3-3, pp244-245
このようなBiDiなどの光部品においては、LSIなどの多くの電子部品が機械作業によって組み立てられているのと比較し、人手による組立工程が多く残されている。これは、光ファイバ120、波長フィルタ102、TOSA103、ROSA106を、筐体100に取りつける際に、ミクロン単位の精度で光軸調整が必要となるからである。光軸調整は、現在の機械組立による方法では実現できないため、BiDiの組立には、長い時間が必要であり、多くの人件費を必要とした。
一方、上記のBiDiでは、LD105としてファブリペロー型半導体レーザが用いられており、光信号は1Gb/s程度である。ファブリペロー型半導体レーザは、反射戻り光に耐性があるので、反射戻り光を防ぐ光アイソレータが必ずしも必要にならない。しかしながら、例えば信号速度を10Gb/sに上げる、LDの線形性を良くする、より長距離に伝送するなどの要請がある場合には、ファブリペロー型半導体レーザの代わりに、DFB(分布帰還型)型半導体レーザが用いられる。DFB型半導体レーザは、高速・長距離の伝送が可能であり、線形性が良い等の長所があるが、反面、反射戻り光によって信号波形が大きく劣化する。
従って、上記のBiDiにDFB型半導体レーザを適用する場合には、光アイソレータを設置する必要がある。図1の構成においては、LD105への反射戻り光による波形劣化を防ぐため、波長フィルタ102と集光用レンズ104との間の光路上に、光アイソレータを挿入する。光アイソレータを設置して光モジュールは、例えば、非特許文献5に記載されている。このような光モジュールは、筐体が大型化するとともに、組立工程に長い時間が必要である。
また、非特許文献2,3には、LDとPDとを一体化した送受信モジュールが記載されている。筐体を小型化できるとともに、光軸調整の工数を減らすことができる。しかしながら、光アイソレータを設置することができないので、高速・長距離の伝送、線形性の改善等を図ることができない。
本発明の目的は、LDとPDとを一体化した構造としながらも、反射戻り光による劣化を防ぎ、高速・長距離の伝送、線形性の改善を図った光トランシーバを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、第1の実施態様は、電界吸収型の半導体光変調器とレーザダイオードとが集積された光変調器集積レーザダイオードと、前記レーザダイオードに駆動電流を供給する定電流源と、前記半導体光変調器にバイアス電圧を印加する定電圧源と、前記半導体光変調器への第1の送信信号と、前記半導体光変調器からの受信信号を分離・結合するための分離・結合手段と、前記半導体光変調器に、前記定電圧源からのバイアス電圧と前記分離・結合手段からの第1の送信信号とを供給する給電手段とを備えたことを特徴とする。
第2の実施態様は、電界吸収型の半導体光変調器とレーザダイオードとが集積された光変調器集積レーザダイオードと、前記レーザダイオードに駆動電流を供給する定電流源と、前記半導体光変調器にバイアス電圧を印加する定電圧源と、前記レーザダイオードへの第1の送信信号と前記定電流源からの駆動電流とを供給する給電手段と、前記半導体光変調器に、前記定電圧源からのバイアス電圧を供給する給電手段とを備えたことを特徴とする。
第3の実施態様は、電界吸収型の半導体光変調器とレーザダイオードとが集積された光変調器集積レーザダイオードと、前記レーザダイオードに駆動電流を供給する定電流源と、前記半導体光変調器にバイアス電圧を印加する定電圧源と、前記レーザダイオードへの第1の送信信号と前記定電流源からの駆動電流とを供給する給電手段と、前記半導体光変調器への第2の送信信号と、前記半導体光変調器からの受信信号を分離・結合するための分離・結合手段と、前記半導体光変調器に、前記定電圧源からのバイアス電圧と前記分離・結合手段からの第2の送信信号とを供給する給電手段とを備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、光変調器集積レーザダイオードと光ファイバとの光軸調整が1度で済むことから、より短時間で、より少ない人件費で組み立てることができる。また、送信信号は、光搬送波方式または光副搬送波方式を適用したことにより、光アイソレータを設置しなくても、良好な特性を得ることができる。
従来の光モジュール(BiDi)の構造を示す図である。 本発明の実施例1にかかる光モジュール(BiDi)を示すブロック図である。 本発明の実施例1にかかるEMLモジュールを示すブロック図である。 光アイソレータを設置しないときの反射戻り光による波形劣化を示す図である。 本発明の実施例2にかかる光モジュール(BiDi)を示すブロック図である。 本発明の実施例3にかかる光モジュール(BiDi)を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。以下、電界吸収型の半導体光変調器をEAM(electro-absorption modulator)と、レーザダイオードをLD(laser diode)と、光変調器集積レーザダイオードをEML(electro-absorption modulator integrated laser diode)と略する。本実施形態では、EAMとLDとがモノリシック集積された半導体デバイスであるEMLを用いる。
(光モジュールの構成)
図2に、本発明の実施例1にかかる光モジュール(BiDi)を示す。BiDiは、EML201と、EML201に集積されたLD202に接続され、駆動電流を供給する定電流源204とを備える。また、EML201に集積されたEAM203の出力には、定電圧源205に接続されたバイアスT206(給電手段)を介して、サーキュレータ207が接続されている。サーキュレータ207に入力された送信電気信号は、バイアスT206を介してEML201に供給され、EML201からの受信電気信号は、バイアスT206を介してサーキュレータ207(分離・結合手段)から出力される。
LD202は、発振波長1.55μmの分布帰還型LDである。定電流源204は、LD202のしきい値電流以上で定電力駆動し、LD202をCW発振させる。実施例1では、素子温度25℃におけるLD202のしきい値電流は20mAであり、素子温度25℃において70mAを供給すると、0.8mWの光出力を得る。
EAM203は、逆バイアス電圧を印加すると、波長1.55μm帯の光を吸収する性質がある。そこで、定電圧源205から適切なバイアス電圧として−1.5Vを、EAM203に印加する。送信電気信号は、サーキュレータ207に入力されると、バイアスT206のRFポートを通過してEAM203に印加される。送信電気信号は、2.4GHzの高周波信号にデータ信号が重畳されている。高周波信号の変調度は、10%とする。LD202からのCW光に対して、EAM203が外部変調器として働き、EML201は、波長1.55μm帯のレーザ光に2.4GHz帯の高周波信号がサブキャリア多重されたレーザ光を出力する(WiFi光サブキャリア送信)。
一方、波長1.3μm帯の受信光は、信号レート1Gb/s、NRZ振幅変調のディジタル信号を搬送している。EAM203の直流バイアス条件(−1.5V)において、EAM203は、1.3μm帯のフォトダイオードとして機能することに着目する。受信光は、EAM203に吸収され、光電流を発生させる。光電変換により得られた受信電気信号は、バイアスT206のRFポートを通過して、サーキュレータ207から出力される。このようにして、信号レート1Gb/s、NRZ振幅変調のディジタル信号が復調される。
図3に、本発明の実施例1にかかるEMLモジュールを示す。EMLモジュール300は、筐体301の中にEML307が搭載されている。筐体301には、EML307に集積されたLDに接続されたLD端子302と、EML307に集積されたEAMに接続されたEAM端子303と、図示されていないサーミスタ、ぺルチエ冷却子、モニタフォトダイオードなどの高速応答を必要としない部品用の直流端子308とが装備されている。LD端子302とEAM端子303とは、SMA−Jコネクタである。また、筐体301には、光ファイバカラ304により光ファイバ305が固定されており、光ファイバ心線の端面とEML307とが、レンズ306によって光学的に結合されている。
LD端子302に定電流源204を接続し、EAM端子303にバイアスT206を接続して、図2に示したBiDiを構成すると、波長1.55μm帯の2.4GHz帯WiFi光サブキャリア送信器と、波長1.3μm帯の1Gb/s強度変調受信器として機能する。
図2に示したBiDiは、全二重の通信を行うことができるが、バイアス電圧を調整するなどして、送信と受信とを別々に半二重通信を行うこともできる。EMLは高価な半導体部品であるが、EMLと光ファイバとの光軸調整が1度で済むことから、従来の光トランシーバと比較して、より短時間で、より少ない人件費で組み立てることができる。
(光アイソレータの削減)
実施例1の光トランシーバは、送信光と受信光とを1本の光ファイバでやりとりするため、光学的なアイソレータは有していない。このため、反射戻り光によってLDが不安定になる可能性がある。実施例1のBiDiは、送信器であるLD202と受信器であるEAM203とを直列に接続した構成である。例えば、非特許文献2、非特許文献3に記載されているように、信号レート50Mb/s〜155Mb/sにおいて「1(または0)の符号が連続する強度変調方式」を用いている。このような強度変調方式では、「1の符号が連続するとき」、反射戻り光によってLDの送信信号に緩和振動周波数を中心とするノイズが生じる。信号が大きく劣化する。
図4に、光アイソレータを設置しないときの反射戻り光による波形劣化を示す。信号レート2.5Gb/のとき、32ビットの固定符号[00000000111111110101010101010101](0連続8ビット=区間A、1連続8ビット=区間B、01交番16ビット=区間C)を、送信電気信号としてEML201に供給した。このとき、EML201から出力された光信号波形を示している。
図4によれば、0連続(区間A)のあとに1連続(区間B)が続くと、区間Bの最初の数ビットは比較的安定した波形であるが、4ビット目から急激に波形が劣化する。劣化した波形は、その後も劣化を続け、01交番(区間C)においても、1のビットに波形劣化の影響が表れている。再び0連続の区間に入って波形劣化が収束する。一方、1連続がない場合、例えば全ビットが0101交番の場合には、そもそも波形劣化が生じない。
そこで、実施例1においては、2.4GHz帯のWiFi光サブキャリア送信(光副搬送波方式)とした。LDから出力される光送信信号は、搬送波2.4GHzに対し、変調度10%の強度変調により、1連続が続くことがないようにしている。
緩和振動周波数が5〜8GHz以上のLDを用いることにより、搬送波2.4GHzに対し、LDのノイズは5〜8GHzが中心になる。受信時には、2.4GHz〜5GHzの間で高周波信号をカットするようなローパスフィルタを用いることによりノイズを除去する。光副搬送波方式における光搬送波の周波数が、レーザダイオードの緩和振動周波数よりも小さければ、光アイソレータを設置しなくても、良好な特性を得ることができる。
さらに、送信信号、受信信号に符号誤り訂正(FEC)符号を用いることにより、光アイソレータがないことによって生じる最低受光感度の低下を補償することができる(例えば、非特許文献4)。
図5に、本発明の実施例2にかかる光モジュール(BiDi)を示す。実施例1と同様に、波長1.55μm帯の2.4GHz帯WiFi光サブキャリア送信器と、波長1.3μm帯の1Gb/s強度変調受信器を実現する。実施例1との相違点は、EML401に集積されたLD402と定電流源404との間に、バイアスT408を挿入して、送信電気信号を供給する点である。
LD402は、発振波長1.55μmの分布帰還型LDである。定電流源404は、LD402のしきい値電流以上で定電力駆動し、LD402をCW発振させる。実施例2では、素子温度25℃におけるLD202のしきい値電流は15mAであり、素子温度25℃において70mAを供給すると、1.0mWの光出力を得る。
実施例2では、LD402の駆動電流に2.4GHzの高周波信号をバイアスT408から重畳して、LD402を直接変調する。EML201は、波長1.55μm帯のレーザ光に2.4GHz帯の高周波信号がサブキャリア多重されたレーザ光を出力する(WiFi光サブキャリア送信)。
一方、波長1.3μm帯の受信光は、信号レート1Gb/s、NRZ振幅変調のディジタル信号を搬送しており、実施例1と同様に復調される。EAM403の直流バイアス条件(−1.5V)において、EAM203は、1.3μm帯のフォトダイオードとして機能する。EAM403の光電変換により得られた受信電気信号は、バイアスT406のRFポートから直接取り出される。
実施例1と同様に、EMLと光ファイバとの光軸調整が1度で済むことから、より短時間で、より少ない人件費で組み立てることができる。また、2.4GHz帯のWiFi光サブキャリア送信を適用したことにより、光アイソレータを設置しなくても、良好な特性を得ることができる。
図6に、本発明の実施例3にかかる光モジュール(BiDi)を示す。実施例1と同様に、波長1.55μm帯の2.4GHz帯WiFi光サブキャリア送信器と、波長1.3μm帯の1Gb/s強度変調受信器を実現するとともに、さらに送信信号にギガビットイーサ(GbE)のデータ信号を多重化する。実施例2の構成に加えて、GbE信号を多重化するために、バイアスT506の出力にLPF/BPF509(分離・結合手段)を接続した。
LPF/BPF509は、LPF(ローパスフィルタ)とBPF(バンドパスフィルタ)の機能を併せ持つ周波数フィルタである。GbE信号である送信信号2を入力するLPFポートは、3GHzの遮断周波数を有し、受信信号を出力するBPFポートは、12−14GHzの通過帯域幅を有する。なお、BPFは、例えば遮断周波数10GHz程度のハイパスフィルタでもよい。
LD502は、発振波長1.6μmの分布帰還型LDであり、定電流源504から70mAの駆動電流が供給される。LD502の駆動電流に2.4GHzの高周波信号(送信信号1)をバイアスT508から重畳して、LD502を直接変調する。EML501は、波長1.6μm帯のレーザ光に2.4GHz帯の高周波信号がサブキャリア多重されたレーザ光を出力する(WiFi光サブキャリア送信)。
一方、定電圧源505からバイアス電圧として−1.5Vを、EAM503に印加する。バイアスT508のRFポートを経てLD502に入力される送信信号1およびLPF/BPF509のLPFポートとバイアスT506のRFポートを経てEAM503に入力される送信信号2は、電気的な多重手段を使わずに、単純な光学的処理として、サブキャリア上での多重化される。すなわち、波長1.6μm帯レーザ光に2.4GHz帯WiFI信号とGbE信号が多重化された送信光信号が出力される。
受信光は、波長1.48μm帯であり、13GHz帯の衛星放送信号を搬送している。EAM503は1.48μm帯のフォトダイオードとして機能するので、受信光は、EAM503に吸収され、光電流を発生させる。受信電気信号は、EAM503からバイアスT506のRFポート、LPF/BPF509のBPFポートを通過し、受信信号として出力される。
実施例3の光トランシーバは、波長1.6μm帯の2.4GHz帯WiFi光サブキャリア送信器と、波長1.6μm帯のGbE送信器と、波長1.48μm帯の13GHz衛星放送受信器として同時に機能する。
実施例1と同様に、EMLと光ファイバとの光軸調整が1度で済むことから、より短時間で、より少ない人件費で組み立てることができる。また、2.4GHz帯のWiFi光サブキャリア送信を適用したことにより、光アイソレータを設置しなくても、良好な特性を得ることができる。
100,301 筐体
101 光ファイバ心線の端面
102 波長フィルタ
103 送信モジュール(TOSA)
104,108 集光用レンズ
105 LD
106 受信モジュール(ROSA)
110 宅内装置
120,305 光ファイバ
130 データセンタ
201,307,401,501 EML
202,402,502 LD
203,403,503 EAM
204,404,504 定電流源
205,405,505 定電圧源
206,406,408,506,508 バイアスT
207 サーキュレータ
300 EMLモジュール
302 LD端子
303 EAM端子
304 光ファイバカラ
306 レンズ
308 直流端子
509 LPF/BPF

Claims (9)

  1. 電界吸収型の半導体光変調器とレーザダイオードとが集積された光変調器集積レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードに駆動電流を供給する定電流源と、
    前記半導体光変調器にバイアス電圧を印加する定電圧源と、
    前記半導体光変調器への第1の送信信号と、前記半導体光変調器からの受信信号を分離・結合するための分離・結合手段と、
    前記半導体光変調器に、前記定電圧源からのバイアス電圧と前記分離・結合手段からの第1の送信信号とを供給する給電手段と
    を備えたことを特徴とする光トランシーバ。
  2. 電界吸収型の半導体光変調器とレーザダイオードとが集積された光変調器集積レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードに駆動電流を供給する定電流源と、
    前記半導体光変調器にバイアス電圧を印加する定電圧源と、
    前記レーザダイオードへの第1の送信信号と前記定電流源からの駆動電流とを供給する給電手段と、
    前記半導体光変調器に、前記定電圧源からのバイアス電圧を供給する給電手段と
    を備えたことを特徴とする光トランシーバ。
  3. 電界吸収型の半導体光変調器とレーザダイオードとが集積された光変調器集積レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードに駆動電流を供給する定電流源と、
    前記半導体光変調器にバイアス電圧を印加する定電圧源と、
    前記レーザダイオードへの第1の送信信号と前記定電流源からの駆動電流とを供給する給電手段と、
    前記半導体光変調器への第2の送信信号と、前記半導体光変調器からの受信信号を分離・結合するための分離・結合手段と、
    前記半導体光変調器に、前記定電圧源からのバイアス電圧と前記分離・結合手段からの第2の送信信号とを供給する給電手段と
    を備えたことを特徴とする光トランシーバ。
  4. 前記第1の送信信号は、光搬送波方式または光副搬送波方式により伝送される高周波信号であることを特徴とする請求項1、2または3光トランシーバ。
  5. 前記光搬送波方式または前記光副搬送波方式における光搬送波の周波数は、前記レーザダイオードの緩和振動周波数よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の光トランシーバ。
  6. 前記分離・結合手段は、サーキュレータ、ローパスフィルタまたはバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光トランシーバ。
  7. 前記給電手段は、バイアスTであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光トランシーバ。
  8. 前記レーザダイオードは、分布帰還型レーザダイオードであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の光トランシーバ。
  9. 前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、前記受信信号の少なくとも1つには、誤り訂正符号が使われていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の光トランシーバ。
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