JP2015025350A - ダブルウォール免震工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】建築件数が比較的多いと思われる中高層マンション及びオフィスビルを地震の揺れから守り、室内の家具の転倒、物の散乱や火災の発生を防ぎ、人命の安全を図る免震工法及び装置を提供する。【解決手段】耐震性能に適合した鉄骨鉄筋コンクリート造りの丈夫な建物の中に、コンクリート躯体壁1から少し空間をあけて別に居住部の骨組み3、4、5を造り、二重壁1、3の構造にする。そこでコンクリート床2と居住部の床5との間にボールキャスター反転式免震装置6をセットして、居住部の揺れを免震させる構造とする。【選択図】図1
Description
この発明のダブルウォール免震工法とは、鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物の中に、別に居住部の骨組を造り、コンクリート躯体壁と居住部の壁、天井との間に空間をあける事で、地震の揺れが遮断される。唯一震動が伝わるのは床だけの構造となり、コンクリート床と居住部の床との間にボールキャスター反転式免震装置を配置して、揺れを弱めて居住部の安全をはかる。ダブルウォール工法と免震装置の機能が合わさって効果を発揮する技術である。
地震の震動の伝わり方には、短周期地震動と長周期地震動があり、短周期地震動は激震を伴い、特に低層から中高層建物の被害が大きいと云われている。
一般的に建築件数が多いと思われる中高層マンションやオフィスビル等の居住部の揺れを免震させて家具の転倒、物の散乱や火災の発生を防ぐと共に、恐怖を感じない建物にする目的の工法である。
一般的に建築件数が多いと思われる中高層マンションやオフィスビル等の居住部の揺れを免震させて家具の転倒、物の散乱や火災の発生を防ぐと共に、恐怖を感じない建物にする目的の工法である。
(1)耐震性能に適合した丈夫な鉄骨、鉄筋コンクリートの躯体(1)を造り躯体コンクリート床(2)に免震装置(6)を固定、配置する。
(2)コンクリート躯体の壁から空間をあけて、免震装置の上に居住部の床(5)を張り、壁(3)天井(4)の骨組みを造り、本体の揺れが直接伝わらない構造にする。
(2)コンクリート躯体の壁から空間をあけて、免震装置の上に居住部の床(5)を張り、壁(3)天井(4)の骨組みを造り、本体の揺れが直接伝わらない構造にする。
耐震性能に適合した鉄骨鉄筋コンクリート造りの丈夫な建物の中に、コンクリート躯体の壁から少し空間をあけ、居住部の骨組みを独立して建てて二重壁構造にする。
本体のコンクリート床と居住部の床の間には免震装置を配置して、地震によって本体が大きく揺れても中の居住部の揺れは小さい揺れですみ、安全の確保が出来る。
本体のコンクリート床と居住部の床の間には免震装置を配置して、地震によって本体が大きく揺れても中の居住部の揺れは小さい揺れですみ、安全の確保が出来る。
ダブルウォール工法に免震装置をセットにした事で、建物本体は耐震性能に適合した丈夫な建物で倒壊を防ぎ、中の居住部は本体の揺れを直接受ける事が無いため揺れも小さくなる。結果、家具の転倒、物の散乱や火災の発生を防ぐと共に、恐怖を感じる事も無くなれば、落ち着いて避難行動も出来る。また、二重壁にする事で熱伝導が低くなり、省エネ効果も期待でき防音効果も高まる。以上の効果はダブルウォール工法とボールキャスター反転式免震装置の互いの良い機能が働く事により得られる物で、どちらか一方が欠けても効果は得られない事になる。
(1)は、コンクリート躯体壁 (6)は、ボールキャスター反転式免震装置
(2)は、コンクリート床 (7)は、皿板
(3)は、居住部壁 (8)は、上板
(4)は、居住部天井 (9)は、ボールキャスター
(5)は、居住部床 (10)は、コイルスプリング
(2)は、コンクリート床 (7)は、皿板
(3)は、居住部壁 (8)は、上板
(4)は、居住部天井 (9)は、ボールキャスター
(5)は、居住部床 (10)は、コイルスプリング
Claims (2)
- ダブルウォール工法
(1)鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物の中にコンクリート躯体壁(1)から空間をあけて、居住部の骨組(3)を独立して造る。
(2)居住部の骨組の壁(3)や天井(4)の全体を、コンクリート躯体壁との間に空間を設けて、地震の揺れを遮断する。唯一揺れが伝わる床部(5)には、ボールキャスター反転式免震装置(6)を配置して揺れを逃がす構造とする。 - ボールキャスター反転式免震装
(1)基礎又は床(2)に固定する皿板(7)と、荷重を受承する上板(8)との間に、上板の下側にボールキャスター(9)を単数又は複数取り付けて、皿板の上を360度水平方向に転がる構造とする。
(2)皿板は、上板より面積を広くし、中心が低く外側へ高くなる様に少し勾配をつける。これでボールキャスターが中心位置を保つ事になる。
(3)上板と皿板を接続する目的と、キャスターを常に皿板の中心へ引戻す役割を果たす為に、上板の外端から皿板の外端へ伸縮性に富むコイルスプリング(10)を放射状に張り巡らせる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013167877A JP2015025350A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | ダブルウォール免震工法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013167877A JP2015025350A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | ダブルウォール免震工法 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2015025350A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108008138A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 天津惠民能源技术开发有限公司 | 一种新型血凝分析仪震动混匀装置 |
CN110145053A (zh) * | 2017-10-21 | 2019-08-20 | 山东建筑大学 | 一种消能减震墙体 |
US10934703B2 (en) | 2018-10-16 | 2021-03-02 | William Thomas Wilkinson | Acoustic dampening fire stop |
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2013
- 2013-07-25 JP JP2013167877A patent/JP2015025350A/ja active Pending
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CN110145053A (zh) * | 2017-10-21 | 2019-08-20 | 山东建筑大学 | 一种消能减震墙体 |
CN110145053B (zh) * | 2017-10-21 | 2020-09-08 | 山东建筑大学 | 一种消能减震墙体 |
CN108008138A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 天津惠民能源技术开发有限公司 | 一种新型血凝分析仪震动混匀装置 |
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