JP2015023472A - ユーザ装置、基地局、発見信号受信方法、及び発見信号送信方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、発見信号受信方法、及び発見信号送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セル間非同期環境において、非同期であるユーザ装置間でD2D通信の発見信号を送受信することを可能とする技術を提供する。【解決手段】セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置において、在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を受信する情報受信部と、前記情報受信部により受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信部と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、端末間(D2D)通信に関するものであり、特に、セル間非同期環境における端末発見信号の送受信技術に関連するものである。
移動体通信では、端末(以下、ユーザ装置UEと呼ぶ)と基地局eNBが通信を行うことによりユーザ装置UE間で通信を行うことが一般的であるが、近年、ユーザ装置UE間で直接に通信を行うD2D通信(装置対装置通信とも呼ぶ)ついての種々の技術が検討されている。
ユーザ装置UE間で通信を行う際に、一方のユーザ装置UEは、近隣の他方のユーザ装置UEを発見することが必要である。ユーザ装置UEを発見する手法として、各ユーザ装置UEが、自身のID(識別情報)を含む発見信号(discovery signal)を送信(ブロードキャスト)する手法がある。例えば、図1に示すように、ユーザ装置UE−Aが、自身の識別情報を含む発見信号を送出し、当該発見信号をユーザ装置UE−Bが受信した場合、ユーザ装置UE−Bは、発見信号の中にユーザ装置UE−Aの識別情報があることを判別することにより、ユーザ装置UE−Aを発見する。
図2は、発見信号を送信するための無線リソース(以下、リソースと呼ぶ)の一例を示す図である。図2の例では、発見信号の送受信を行うことでユーザ装置UEの発見(及び被発見)を行う発見リソース(例:発見サブフレーム:discovery subframe)が周期的に訪れるように定められている。図2に示すように、ある発見信号送受信のための期間(発見期間とも呼ぶ)と次の発見期間との間の時間長を発見信号間隔(discovery signal interval)と呼ぶ。このような発見リソースは、例えば無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局eNBにより割り当てられ、ユーザ装置UEは、発見リソースを発見信号間隔で使用することにより発見信号の送受信を行う。
図2の各発見期間におけるリソースの中には複数のブロック(時間−周波数リソースのブロック)が存在し、各ユーザ装置UEは、例えば、複数のブロックのうちのいずれかのブロックを選択することにより発見信号の送信を行い、いずれかのブロックで発見信号を受信する。図2において、発見期間以外の部分は、通常の基地局eNBを介した通信に用いられる。
特開2012−209893号公報
セル内では、同期した発見信号送受信が想定される。このことを図3を参照して説明する。図3(a)に示すように、各ユーザ装置UE1、UE2がネットワークカバレッジ内(セル内)に存在する場合、ユーザ装置UE1、UE2は、基地局eNBからの下り信号により、基地局eNBと同期をとり、結果として、ユーザ装置UE間でも同期がとられる。
ユーザ装置UE間で同期がとられることにより、図3(b)に示すように、ユーザ装置UE間で認識する発見期間(本例では、サブフレーム)が揃うので、ユーザ装置UE1が送信した発見信号をユーザ装置UE2は適切に受信することができる。このように、同期した発見信号検出により、発見パフォーマンスを高め、エネルギ消費を抑制することができる。
ここで、LTE等の移動通信システムにおいて、一般に基地局eNB間では非同期であることが多く、非同期である場合、異なるセル間においてユーザ装置UE間は非同期である。
非同期の環境における問題点を、図4を参照して説明する。図4において、同期していない基地局eNB−Aと基地局eNB−Bが存在し、基地局eNB−Aに同期するユーザ装置UE1と、基地局eNB−Bに同期するユーザ装置UE2とがD2D通信を行うことを想定する。
図4(a)に示す環境において、サブフレーム3が発見信号送受信用のサブフレーム(発見サブフレーム)として定められている場合において、図4(b)に示すように、ユーザ装置UE1は、自セルのサブフレーム3において発見信号を送信する。しかし、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2は同期がとれていないので、ユーザ装置UE1がサブフレーム3であると認識する時刻は、ユーザ装置UE2にとってはサブフレーム0と1の間であり、サブフレーム3ではない。よって、ユーザ装置UE1がサブフレーム3であると認識する時刻において、ユーザ装置UE2は、発見信号を受信することを期待しておらず、ユーザ装置UE1から送信された発見信号を受信することができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、セル間非同期環境において、非同期であるユーザ装置間でD2D通信の発見信号を送受信することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置であって、
在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を受信する情報受信部と、
前記情報受信部により受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置であって、
在圏セルの基地局から受信する下り信号、及び隣接セルの基地局から受信する下り信号に基づいて、在圏セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を決定する差分決定部と、
前記差分決定部により決定されたタイミングの差分を、在圏セルの基地局に送信する情報送信部と、
前記タイミングの差分に基づき、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を取得し、当該リソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送信するユーザ装置であって、
在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲を受信する情報受信部と、
前記情報受信部により受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を送信する発見信号送信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送信するユーザ装置であって、
在圏セルの基地局から受信する下り信号、及び隣接セルの基地局から受信する下り信号に基づいて、在圏セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を決定する差分決定部と、
前記差分決定部により決定されたタイミングの差分を、在圏セルの基地局に送信する情報送信部と、
前記タイミングの差分に基づき、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲を取得し、当該リソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を送信する発見信号送信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、
隣接セルに在圏するユーザ装置から発見信号を受信し、当該発見信号に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、
前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、を備えることを特徴とする基地局が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、
前記基地局のセルに在圏するユーザ装置から、当該セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を受信し、当該タイミングの差分に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、
前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、を備えることを特徴とする基地局が提供される。
本発明の実施の形態によれば、セル間非同期環境において、非同期であるユーザ装置間でD2D通信の発見信号を送受信することを可能とする技術が提供される。
D2D通信でユーザ装置UEを発見する技術を説明するための図である。 発見リソースの例を示す図である。 同期した環境でのD2D通信の例を示す図である。 非同期の環境におけるD2D通信の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るシステムの全体構成例である。 第1の実施の形態の概要を示す図である。 第2の実施の形態の概要を示す図である。 発見信号を受信する側のユーザ装置UEが実行する処理の流れの概要を示すフローチャートである。 ステップ101における第1の方法の具体例を示す図である。 ステップ101における第2の方法の具体例を示す図である。 第2の方法においてセル端のユーザ装置UEが実行する測定及び通知の手順例1である。 第2の方法においてセル端のユーザ装置UEが実行する測定及び通知の手順例2である。 基地局間の通信の手順例である。 第2の方法の変形例を示す図である。 第2の方法の変形例の具体例を示す図である。 ステップ102の第1の方法の具体例を示す図である。 ステップ102の第2の方法の具体例を示す図である。 ステップ102の第3の方法の具体例を示す図である。 第1の実施の形態におけるユーザ装置UEの機能構成図である。 第1の実施の形態における基地局eNBの機能構成図である。 第1の実施の形態におけるユーザ装置UEの他の機能構成図である。 第1の実施の形態における基地局eNBの他の機能構成図である。 発見信号を送信する側のユーザ装置UEが実行する処理の流れの概要を示すフローチャートである。 ステップ201における第1の方法の具体例を示す図である。 ステップ201における第2の方法の具体例を示す図である。 第2の方法の変形例の具体例を示す図である。 ステップ202の第1の方法の具体例を示す図である。 ステップ202の第2の方法の具体例を示す図である。 第2の実施の形態におけるユーザ装置UEの機能構成図である。 第2の実施の形態における基地局eNBの機能構成図である。 第2の実施の形態におけるユーザ装置UEの他の機能構成図である。 第2の実施の形態における基地局eNBの他の機能構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する各実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
図5に、本発明の実施の形態(第1、第2の実施の形態に共通)におけるシステム全体構成例を示す。図5に示すように、本実施の形態では、基地局eNB−Aと基地局eNBが存在する環境(非同期であるとする)において、基地局eNB−AのセルA内のユーザ装置UE(例:ユーザ装置UE1)と、基地局eNB−BのセルB内のユーザ装置UE(ユーザ装置UE2)とがD2D通信のための発見信号送受信を行う。
基地局eNB−AのセルA内のユーザ装置UE1は基地局eNB−Aと同期し、基地局eNB−BのセルB内のユーザ装置UE2は基地局eNB−Bと同期する。しかし、基地局eNB−Aと基地局eNB−Bは同期していないため、ユーザ装置UE1はユーザ装置UE2と同期していない。
このような環境において、本発明の第1の実施の形態では、図6に示すように、ユーザ装置UE2が、隣接セルA(ユーザ装置UE1)における発見期間(発見サブフレーム)の時刻を把握し、当該期間において発見信号を受信する動作(listen)を行う。
第2の実施の形態では、図7に示すように、ユーザ装置UE1が、隣接セル(ユーザ装置UE2)における発見期間(発見サブフレーム)の時刻を把握し、当該期間において発見信号を送信する。
以下、第1の実施の形態と第2の実施の形態を説明する。なお、以下では、発見期間を「サブフレーム」としているが、これは一例に過ぎない。例えば、発見期間は複数のサブフレームであってもよいし、その他の期間であってもよい。
(第1の実施の形態の概要)
図8は、本実施の形態において、発見信号を受信する側のユーザ装置UEが実行する処理の流れの概要を示すフローチャートである。
ステップ101)ユーザ装置UEは、隣接セルからの発見信号が存在し得る(ラフな)リソース範囲(例:時間−周波数範囲、時間範囲)を決定する。なお、ステップ101(後述するステップ201でも同様)における上記の「リソース範囲」は、具体例では、主に時間の範囲であるが、リソース範囲は時間−周波数範囲でもよい。
ここでの決定では、自セルにおける基地局eNB(もしくはユーザ装置UE)から受信する信号を利用する。すなわち、自セルの基地局eNB(もしくはユーザ装置UE)が、隣接セルからの発見信号が現れ得るラフな(おおよその)リソース範囲を決定し、自身のタイミングでユーザ装置UEに通知する。
その具体的な方法としては、2種類があり、第1の方法では、基地局eNBが隣接セルから送信された発見信号を観測し、その観測に基づいて隣接セルにおける発見信号のリソース範囲を検出し、その情報を配下のユーザ装置UEに通知する。
第2の方法では、セル端のユーザ装置UEが隣接セルの基地局eNBから下り信号を受信することにより、自セルと隣接セルとの間のサブフレームのタイミングの差分を検出し、その差分の情報を自セルの基地局eNBに通知する。そして、当該基地局eNBは、配下のユーザ装置UEに差分の情報を通知する。これにより、当該ユーザ装置UEは、隣接セルにおける発見期間の範囲を把握することができる。
ステップ102)ステップ101において、隣接セルから発見信号が送信され得るリソースの範囲を通知されたユーザ装置UEは、当該範囲において、隣接セルにおけるタイミングと同期をとり、隣接セルのユーザ装置UEから送信された発見信号を受信(検出)する。
隣接セルと同期をとるためにユーザ装置UEは隣接セルから同期信号を受信する。その具体的な方法としては、3種類あり、第1の方法では、ユーザ装置UEは隣接セルの基地局eNBから送信された同期信号を受信する。第2の方法では、ユーザ装置UEは、隣接セルにおいて選択されたユーザ装置UE(anchor UE)から同期信号を受信する。第3の方法では、ユーザ装置UEは、隣接セルにおいて発見信号を送信するユーザ装置UEから同期信号を受信する。つまり、隣接セルのユーザ装置UEは、同期信号とともに発見信号を送信する。
以下、第1の実施の形態をより詳細に説明する。
[ステップ101:ユーザ装置UEが、隣接セルから発見信号が送信され得るリソース範囲を把握する]
<ステップ101における第1の方法>
まず、ステップ101における第1の方法について詳細に説明する。前述したように、第1の方法では、基地局eNBが、隣接セルから送信された発見信号を観測し、その観測に基づいて隣接セルにおける発見信号送信のラフなリソース範囲(例:時間−周波数範囲、時間範囲)を検出し、その情報を含む信号を配下のユーザ装置UEに通知する。
基地局eNBが配下のユーザ装置UEに通知する信号には、例えば、絶対的な時間−周波数範囲、絶対的な時間範囲、もしくは、自セルにおける発見リソース位置との差分の情報等が含まれる。当該信号を通知する方法に限定はないが、例えば、報知情報等のブロードキャストシグナリング、RRCシグナリング、(E)PDCCHシグナリング等で通知することができる。また、これらの組み合わせを使用してもよい。
第1の方法における具体例を図9(a)、(b)を参照して説明する。本例では、図9(a)に示すように、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE3がセルAに在圏し、ユーザ装置UE2がセルBに在圏する。本システムでは、各セルにおいてサブフレーム3が発見信号送受信のためのサブフレームとして割り当てられているものとする。また、以下の例では、リソース範囲として、特に時間範囲に着目して説明するが、基地局eNBが、受信する発見信号に基づいて、隣接セルの発見リソースの周波数範囲(帯域範囲)も把握して、時間差分とともに周波数差分(又は、隣接セル使用周波数)を通知してもよい。
図9(a)に示すように、ユーザ装置UE1の位置は、セルAのセル端であるとともに、セルBのセル端でもある。ユーザ装置UE1は、サブフレーム3において発見信号を送信し、発見信号はユーザ装置UE3により受信されるとともに、セルBの基地局eNB−Bにも受信される(ステップ11)。
発見信号を受信した基地局eNB−Bは、隣接セルAの発見信号は自局のタイミングにおいては、サブフレーム0及び1で送信されると判断し、自局におけるユーザ装置UE2に、隣接セルにおける発見サブフレームが、自局におけるサブフレーム0及び1の範囲にあることを通知する(ステップ12)。
図9(b)に示すように、この通知を受けたユーザ装置UE2は、隣接セルAからの発見信号をサブフレーム0と1において監視(listen)することを決定する。後述するように、この監視期間の間に、同期信号を受信し、発見信号を受信(検出)することになる。
自局の基地局eNBから上記の通知を受けたユーザ装置UE(例:上記のユーザ装置UE2)は、常に隣接セルからの発見信号を監視することとしてもよいし、所定の条件を満たす場合にのみ監視することとしてもよい。
後者の場合、例えば、当該ユーザ装置UEは、在圏基地局eNBと隣接基地局eNBからの参照信号に基づいて隣接セルからの発見信号を監視することを決定する。例えば、隣接基地局eNBからの参照信号の強度が所定の閾値より大きく、在圏基地局eNBからの参照信号の強度が所定の閾値よりも小さい場合に隣接セルからの発見信号を監視することを決定する。当該閾値は、例えば、在圏基地局eNBからの下り信号により適宜更新することができる。当該下り信号は、ブロードキャストシグナリング、(e)PDCCH、RRCシグナリング等により通知されるものである。また、在圏基地局eNBもしくは隣接基地局eNBからユーザ装置UEに対して、隣接セルの発見信号を監視するよう直接に指示することとしてもよい。
ユーザ装置UEが隣接セルからの発見信号を監視するかどうかを決定する上記の方法は、他の方法の例でも同様である。
<ステップ101における第2の方法>
次に、ステップ101における第2の方法について詳細に説明する。前述したように、第2の方法では、セル端のユーザ装置UEが隣接セルの基地局eNBから下り信号を受信することにより、自セルと隣接セルとの間のサブフレームのタイミングの差分を検出し、その差分の情報を自セルの基地局eNBに通知する。そして、基地局eNBは、配下のユーザ装置UEに差分の情報を通知する。
また、当該基地局eNBは、当該タイミングの差分を隣接基地局eNBにバックホール回線(例:X2インターフェース)を用いて通知する。そして、通知を受けた隣接基地局eNBは、配下のユーザ装置UEに対して、隣接セルからの発見信号を監視すべき範囲を通知する。通知する情報は、絶対的な情報でもよいし、発見リソース位置の自局との差分でもよい。また、当該情報は、例えば、ブロードキャストシグナリング、RRCシグナリング、(e)PDDCHシグナリング、もしくはこれらの組み合わせで送信される。
セル端のユーザ装置UEが、隣接セルの基地局eNBから下り信号を測定し、差分の通知を行うことは、例えば、当該隣接セルの基地局eNBからのシグナリングを契機として行われることとしてよい。
また、当該測定及び通知は、ある条件を満足する等のイベントを契機としてもよい。当該イベントとしては、例えば、隣接セルからの発見信号の強度が所定の閾値よりも大きいこと等がある。
また、隣接セルからの発見信号のリソース範囲の通知を受けたユーザ装置UEは、第1の方法と同様にして、自分自身で、もしくは基地局eNBからの指示により、隣接セルからの発見信号を監視するかどうかを決定する。
次に、図10(a)、(b)を参照して、第2の方法の具体例を説明する。図10(a)に示すように、本例では、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE3がセルAに在圏し、ユーザ装置UE2がセルBに在圏する。また、本システムでは、各セルにおいてサブフレーム3が発見信号送受信のためのサブフレームとして割り当てられている。以下の例においても、隣接セルの発見信号のリソース範囲として、特に時間の範囲に着目して説明するが、ユーザ装置UEが、在圏基地局eNB及び隣接基地局eNBからの下り信号に基づいて、隣接セルの発見リソースの周波数範囲(帯域範囲)を把握して、時間差分とともに隣接セル使用周波数もしくは周波数差分を在圏基地局eNBに通知してもよい。
図10(a)に示すように、ユーザ装置UE1の位置は、セルAのセル端であるとともに、セルBのセル端でもある。ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aから下り信号を受信するとともに、基地局eNB−Bからも下り信号を受信する(ステップ21)。
ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aからの下り信号と、基地局eNB−Bからの下り信号とに基づいて、基地局eNB−Aと基地局eNB−B間のタイミングの差分(本例では、約2.5サブフレーム)を推定する。ユーザ装置UE1は、セルAのほうがセルBよりも約2.5サブフレーム分だけ進んでいることを示す情報を基地局eNB−Aに通知する(ステップ22)。
上記通知を受信した基地局eNB−Aは、バックホール回線を用いて当該タイミングの差分情報を基地局eNB−Bに通知する(ステップ23)。また、基地局eNB−Aは、配下のユーザ装置UE3に対し、隣接セルBの発見サブフレームのリソース範囲として、サブフレーム3よりも2.5サブフレーム分だけ遅れた時間位置に対応するサブフレーム5及び6を通知する(ステップ24)。このようにバックホール回線を用いて通知を行うことで、基地局eNB−Bは、効率的に隣接セルのタイミング情報を取得できる。
また、基地局eNB−Bは、配下のユーザ装置UE2に対し、隣接セルAの発見サブフレームのリソース範囲として、サブフレーム3よりも2.5サブフレーム分だけ進んだ時間位置に対応するサブフレーム0及び1を通知する(ステップ25)。
そして、図10(b)に示すように、セルAのユーザ装置UE1、3は、隣接セルBの発見サブフレームの時間位置を含むサブフレーム5及び6で隣接セルB(ユーザ装置UE2)からの発見信号を監視する。また、セルBのユーザ装置UE2は、隣接セルAの発見サブフレームの時間位置を含むサブフレーム0及び1で隣接セルA(ユーザ装置UE1、UE3)からの発見信号を監視する。
ここで、第2の方法においてセル端のユーザ装置UEが実行する測定及び通知の手順例を説明する。
(例1)例1の手順を図11を参照して説明する。例1では、測定及び通知は、在圏する基地局eNBからのシグナリングをトリガとして実行される。すなわち、図11に示すように、基地局eNBがセル端のユーザ装置UEに測定要求(measurement request)を送信する(ステップ31)。ユーザ装置UEは、当該測定要求に基づいて、隣接セルと在圏セルとの間のタイミング差分を測定し(ステップ32)、当該タイミング差分を測定通知(measurement report)として基地局eNBに送信する(ステップ33)。
(例2)例2の手順例を図12を参照して説明する。例2では、測定及び通知が所定のイベントを契機として行われる。図12に示す例では、基地局eNBがセル端のユーザ装置UEに閾値を送信する(ステップ41)。ユーザ装置UEは、隣接セルの下り信号の強度を閾値と比較し(ステップ42)、隣接セルの下り信号の強度が閾値よりも大きい場合に、隣接セルと在圏セル間のタイミングの差分を測定し(ステップ43)、タイミングの差分を測定通知として基地局eNBに送信する(ステップ44)。
基地局間でのバックホール回線(例:X2インターフェース)を用いたタイミング差分送受信の手順例を図13を参照して説明する。基地局eNB1は、D2D発見ネゴシエーション要求を基地局eNB2に送信する(ステップ51)。D2D発見ネゴシエーション要求を受信した基地局eNB2は、基地局eNB1に対してD2D発見ネゴシエーション応答を送信する(ステップ52)。当該D2D発見ネゴシエーション応答の中に、配下のユーザ装置UEから受信したタイミング差分の情報が含まれる。また、D2D発見ネゴシエーション要求の中に、配下のユーザ装置UEから受信したタイミング差分の情報が含まれることとしてもよい。
<第2の方法の変形例>
セル端のユーザ装置UEは、タイミング差分推定結果を、発見信号により周囲のユーザ装置UEに送信(ブロードキャスト)してもよい。これは、例えば、ユーザ装置UEがRRCアイドル状態にあるため、基地局eNBと通信できないか、通信のために処理量を要するような場合に行うことができる。
この場合にセル端のユーザ装置UEが送信する発見信号には、タイミング差分の情報が含まれる。例えば、4ビットのメッセージセグメントが、タイミング差分(オフセット)のサブフレーム数を示すようにする。一例として、0011が3サブフレーム分のタイミング差分を示す。
また、例えば、2ビットのメッセージセグメントが隣接セルからの発見信号を監視すべきサブフレーム数(期間の長さ)を示すようにする。一例として、10は、隣接セルからの発見信号を2サブフレーム分監視することを示す。
本例では、周辺のユーザ装置UEが、タイミング差分情報を含む発見信号を受信すると、当該ユーザ装置UEが自身の発見信号にタイミング差分情報を含め、当該発見信号を送信する。
また、ユーザ装置UEが、周辺のユーザ装置UEに発見信号でタイミング差分情報を送信するかどうかを決定するための閾値を、基地局eNBが送信してもよい。この場合、ユーザ装置UEは、基地局eNBからの下り信号の強度が閾値よりも小さい場合(例:セル端に存在する場合)にのみ、周辺のユーザ装置UEにタイミング差分情報を含む発見信号を送信する。この例を図14に示す。図14では、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2における基地局eNBからの下り信号の強度が閾値よりも小さいので、ユーザ装置UE1から発見信号に含めて送信されたタイミング差分情報をユーザ装置UE2が受信し(ステップ61)、ユーザ装置UE2は、当該情報を発見信号に含め、ユーザ装置UE3に転送している(ステップ62)。
タイミング差分情報を受信した周辺のユーザ装置UEは、自分自身の判断、もしくは基地局eNBからの指示に基づいて、隣接セルからの発見信号を監視するか否かを決定する。
次に変形例における具体例を図15(a)、(b)を参照して説明する。図15(a)に示すように、本例では、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE3がセルAに在圏し、ユーザ装置UE2がセルBに在圏する。また、本システムでは、各セルにおいてサブフレーム3が発見信号送受信のためのサブフレームとして割り当てられている。
ユーザ装置UE1の位置は、セルAのセル端であるとともに、セルBのセル端でもある。ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aから下り信号を受信するとともに、基地局eNB−Bからも下り信号を受信する(ステップ71)。
ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aからの下り信号と、基地局eNB−Bからの下り信号とに基づいて、基地局eNB−Aと基地局eNB−B間のタイミングの差分(本例では、約2.5サブフレーム)を推定する。ユーザ装置UE1は、セルAのほうがセルBよりも約2.5サブフレーム分だけ進んでいることを示す情報を含む発見信号を送信する(ステップ72)。
ユーザ装置UE1から送信されたタイミング差分情報を含む発見信号は、同じセル内のユーザ装置UE3が受信する。そして、ユーザ装置UE3は、隣接セルBでの発見サブフレームがサブフレーム5及び6の範囲にあることを学習する。このようにして、ユーザ装置UE1とUE3は、サブフレーム5及び6において隣接セルBからの発見信号を監視することができる。
上記のように、ステップ101で、同期信号や発見信号を監視すべき範囲を限定するので、非同期環境であっても、ユーザ装置UEは効率的に隣接セルからの発見信号を受信できる。
[ステップ102:ユーザ装置UEが隣接セルと同期をとる]
ステップ102では、ユーザ装置UEは、ステップ101で通知された隣接セル発見信号の監視リソース範囲の中で、隣接セルのユーザ装置UEからの発見信号を監視する。監視の中で、同期信号を受信し、隣接セルと同期をとり、正確なタイミングで発見信号を受信(検出)する。前述したように、同期信号の送受信方法には3種類あり、以下では、ステップ102における第1〜第3の方法を詳細に説明する。
なお、本例における同期信号は、例えば所定のパターンからなる信号であり、ユーザ装置UEは、同期信号(所定のパターン)を受信したことを検知すると、所定の時間(後述するT)後に発見サブフレームになることを判断し、発見サブフレームにおいて、例えば、発見信号を復号する動作を行うことができる。また、同期信号の中に、上記時間T、もしくは、発見リソース(時間−周波数リソース)の情報を含めることとしてもよい。これらの事項は、第2の実施の形態でも同様である。
<ステップ102の第1の方法>
第1の方法では、ユーザ装置UEは、隣接セルの基地局eNBの下り信号(同期信号)を受信することで、隣接セルと同期をとり、隣接セルからの発見信号を検出する。すなわち、第1の方法では、隣接基地局eNBから、ユーザ装置UEにおける同期のための同期信号が送信される。
発見サブフレームと同期信号との間の時間として予め時間Tが定められており、隣接基地局eNBから同期信号を受信したユーザ装置UEは、時間T後に、隣接セルにおける発見サブフレームが開始することを把握でき、正確に発見信号を受信(検出)することができる。
ここで、隣接基地局eNBから送信される同期信号は、PSS/SSS等の既存の下り信号であってもよいし、隣接セルのD2D同期のために新たに定義した信号であってもよい。
図16(a)、(b)を参照して具体例を説明する。図16(a)、(b)に示すように、本例では、基地局eNB−Aが下りの帯域(DL spectrum)により同期信号を送信する(ステップ81)。セルBに存在するユーザ装置UE2は、当該同期信号を基地局eNB−Aから受信することで、隣接セルAと同期をとる。すなわち、ユーザ装置UE2は、基地局eNB―A及びユーザ装置UE1と同期をとる。この同期信号の受信は、例えば、非同期検波(Non−coherent detection)により行われる。
ユーザ装置UE2は、同期信号を受信したことで、隣接セルのユーザ装置UE1から送信される発見信号のリソース位置(時間−周波数位置であるが、本例では特に時間位置に着目している)を決定でき、ユーザ装置UE1からの発見信号を検出することができる(ステップ82)。ここでは、同期検波(coherent detection)が可能である。
なお、同期信号は、同期信号を送信するセル(intra−cell)における発見サブフレームの中に存在してもよいし、発見サブフレームの中に存在しなくてもよい。図16に示す例は、同期信号が発見サブフレームの中にない場合の例である。
<ステップ102の第2の方法>
第2の方法では、特定のユーザ装置UE(アンカーUEと呼ぶ)から、隣接セルのユーザ装置UEに同期信号が送信され、当該ユーザ装置UEは隣接セルと同期をとり、隣接セルからの発見信号を検出する。アンカーUEは、当該セルの基地局eNBと同期がとられている。また、アンカーUEは、当該基地局eNBにより選定されたユーザ装置UEであってもよいし、分散して配置される所定のユーザ装置UEであってもよい。
第1の方法と同様に、発見サブフレームと同期信号との間の時間として予め時間Tが定められており、アンカーUEから同期信号を受信したユーザ装置UEは、時間T後に、隣接セルにおける発見サブフレームが開始することを把握でき、正確に発見信号を受信することができる。
アンカーUEから送信される同期信号は、PSS/SSS等の既存の信号であってもよし、隣接セルのD2D同期のための新たな信号であってもよい。また、当該同期信号については、通常のセルラー通信と干渉にならないように、アンカーUEに対してスケジューリングがなされる。
図17(a)、(b)を参照して具体例を説明する。図17(a)、(b)に示すように、本例では、セルAに在圏するアンカーUEが上りの帯域(UL spectrum)を用いて同期信号を送信する(ステップ91)。隣接セルに存在するユーザ装置UE2は、当該同期信号をアンカーUEから受信することで、隣接セルAと同期をとる、すなわち、アンカーUE及びユーザ装置UE1と同期をとる。
同期信号を受信したことで、ユーザ装置UE2は、隣接セルのユーザ装置UE1から送信される発見信号のリソース(本例では時間位置に着目)を把握でき、ユーザ装置UE1からの発見信号を検出することができる(ステップ92)。
なお、同期信号は、同期信号を送信するセル(intra−cell)における発見サブフレームの中に存在してもよいし、発見サブフレームの中に存在しなくてもよい。図17に示す例は、同期信号が発見サブフレームの中にない場合の例である。
<ステップ102の第3の方法>
第3の方法では、ユーザ装置UEは、発見信号とともに同期信号を送信する。これらの信号を受信する隣接セルのユーザ装置UEは、最初に同期信号を検出し、次に発見信号を検出する。
ユーザ装置UEから発見信号とともに送信される同期信号は、PSS/SSS等の既存の信号であってもよし、隣接セルのD2D同期のための新たな信号であってもよい。また、複数のユーザ装置UEが同じ同期信号を送信してもよいし、異なる同期信号を送信してもよい。なお、異なる同期信号とは、例えば、同期信号間で、その内容(パターン等)が異なることである。
また、複数のユーザ装置UEは、同じ時間−周波数リソースで同期信号を送信してもよいし、異なる(互いに干渉しない、orthogonalな)時間−周波数リソースで同期信号を送信してもよい。
図18(a)、(b)を参照して具体例を説明する。図18(a)、(b)に示すように、本例では、セルAに在圏するユーザ装置UE1が、上りの帯域(UL spectrum)により、発見信号とともに同期信号を送信する(ステップ311、312)。セルBに存在するユーザ装置UE2は、当該同期信号をユーザ装置UE1から受信することで、ユーザ装置UE1と同期をとる。そして、ユーザ装置UE1から送信された発見信号を検出する(ステップ312)。
なお、同期信号は、同期信号を送信するセル(intra−cell)における発見サブフレームの中に存在してよいし、発見サブフレームの中に存在しなくてもよい。図18に示す例は、同期信号が発見サブフレームの中にある場合の例である。
[装置構成例]
図19に、本実施の形態におけるユーザ装置UEの機能構成図を示す。図19に示す例は、ステップ101の第1の方法の動作を行う装置例である。ステップ102についてはどの方法でも対応可能である。
図19は、ユーザ装置UEにおける本実施の形態に関わる主要な機能を特に示すものである。例えば、ユーザ装置UEは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したUEとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図19に示すように、ユーザ装置UEは、受信部101、発見信号検出部102、制御信号検出部103、発見信号監視範囲決定部104、同期信号検出部105、発見信号生成部106、同期信号生成部107、送信部108を備える。
受信部101は、発見信号、同期信号、基地局eNBからの制御信号等を受信する。発見信号検出部102は、発見信号監視範囲決定部104により決定されたリソース範囲で監視(受信信号復調等)を行い、リソース範囲内で同期信号検出部105により同期信号が検出された場合に、同期信号に基づき、正確なタイミングで(隣接セルに同期した時間位置で)発見信号の検出(デコード)を行う。
制御信号検出部103は、基地局eNBから受信する制御信号を復調、デコードし、隣接セルにおけるリソース範囲(発見サブフレームの範囲等)を取得し、発見信号監視範囲決定部104に渡し、発見信号監視範囲決定部104は、当該リソース範囲を発見信号監視範囲として決定する。
発見信号生成部106は発見信号生成を行い、送信部108から送信する。また、同期信号生成部107は、自身がアンカーUEとなる場合、もしくは、同期信号を発見信号とともに送信する場合等に同期信号を生成する。
なお、図19に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、ユーザ装置UEを、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置であって、在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を受信する情報受信部と、前記情報受信部により受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置として構成してもよい。
図20に、本実施の形態における基地局eNBの機能構成図を示す。図20に示す例は、ステップ101の第1の方法の動作を実行する例である。ステップ102についてはどの方法でも対応可能である。
図20は、基地局eNBにおける本実施の形態に関わる主要な機能を特に示すものである。例えば、基地局eNBは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したeNBとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図20に示すように、基地局eNBは、受信部201、発見信号監視範囲決定部202、制御信号生成部203、同期信号生成部204、送信部205を備える。
受信部201は、隣接セルのユーザ装置UEから発見信号を受信し、発見信号のリソースの情報を発見信号監視範囲決定部202に渡す。発見信号監視範囲決定部202は、当該リソースの情報に基づいて、自セルのユーザ装置UEが、隣接セルからの発見信号を監視するリソース範囲(隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲)を決定し、当該リソース範囲を制御信号生成部203に渡す。制御信号生成部203は、上記リソース範囲を含む制御信号を生成し、送信部205から自セルに在圏するユーザ装置UEに送信する。
また、ステップ102の第1の方法において、同期信号生成部204が同期信号を生成し、送信部205から送信する。
なお、図20に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、基地局eNBを、無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、隣接セルに在圏するユーザ装置から発見信号を受信し、当該発見信号に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、を備えることを特徴とする基地局として構成してもよい。
図21に、本実施の形態におけるユーザ装置UEの他の機能構成図を示す。図21に示す例は、ステップ101の第2の方法に対応する。ステップ102についてはどの方法でも対応可能である。
図21は、ユーザ装置UEにおける本実施の形態に関わる機能を特に示すものである。例えば、ユーザ装置UEは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したUEとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図21に示すように、ユーザ装置UEは、受信部301、発見信号検出部302、差分決定部303、同期信号検出部304、制御信号生成部305、発見信号生成部306、同期信号生成部307、送信部308を備える。
受信部301は、発見信号、同期信号、基地局eNBからの情報等を受信する。発見信号検出部302は、差分決定部303により決定された隣接セルとのリソース差分に基づき、隣接セルで発見信号が送受信され得るリソース範囲を決定し、当該リソース範囲で監視(受信信号復調等)を行い、同期信号検出部304により同期信号が検出された場合に、同期信号に基づき、正確なタイミング(隣接セルに同期した時間位置)で発見信号の検出(デコード)を行う。
差分決定部303は、在圏基地局eNBと隣接基地局eNBから受信する下り信号に基づいて、リソース差分(例:タイミング差分)を決定し、当該情報を制御信号生成部305に渡す。また、当該情報は発見信号検出部302にも渡される。なお、発見信号検出部302は、図19に示したユーザ装置UEと同様に、基地局eNBから受信する制御信号に含まれるリソース範囲情報を用いて、発見信号監視を行うこともできる。
制御信号生成部305は、リソース差分を含む制御信号を生成し、送信部308から基地局eNBに送信する。発見信号生成部306は発見信号生成を行い、送信部108から送信する。また、変形例の場合、発見信号生成部306はリソース差分を含む発見信号を生成し、送信する。同期信号生成部107は、自身がアンカーUEとなる場合、もしくは、同期信号を発見信号とともに送信する場合等に同期信号を生成する。
なお、図21に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、ユーザ装置UEを、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置であって、在圏セルの基地局から受信する下り信号、及び隣接セルの基地局から受信する下り信号に基づいて、在圏セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を決定する差分決定部と、前記差分決定部により決定されたタイミングの差分を、在圏セルの基地局に送信する情報送信部と、前記タイミングの差分に基づき、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を取得し、当該リソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置として構成してもよい。
図22に、本実施の形態における基地局eNBの他の機能構成図を示す。図22に示す例は、ステップ101の第2の方法に対応する。ステップ102についてはどの方法でも対応可能である。
図22は、基地局eNBにおける本実施の形態に関わる機能を特に示すものである。例えば、基地局eNBは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したeNBとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図22に示すように、基地局eNBは、受信部401、制御信号検出部402、発見信号監視範囲決定部403、制御信号生成部404、同期信号生成部405、バックホール回線IF406、送信部407を備える。
受信部401は、自セルのユーザ装置UEからリソース差分を含む制御信号を受信する。制御信号検出部402は、制御信号からリソース差分を取得し、リソース差分を発見信号監視範囲決定部403に渡す。発見信号監視範囲決定部403は、当該リソース差分の情報に基づいて、自セルのユーザ装置UEが、隣接セルからの発見信号を監視するリソース範囲(隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲)を決定し、当該リソース範囲を制御信号生成部404に渡す。制御信号生成部404は、リソース範囲を含む制御信号を生成し、送信部407から自セルに在圏するユーザ装置UEに送信する。
また、制御信号生成部404は、リソース差分の情報を制御信号検出部402から受け取り、当該情報をバックホール回線IF406により、隣接基地局eNBに送信する。また、バックホール回線IF406は、隣接基地局eNBから受信するリソース差分を受信し、それを発見信号監視範囲決定部403に渡す機能も有する。発見信号監視範囲決定部403は、当該リソース差分に基づき、隣接セルからの発見信号を監視するリソース範囲を決定することもできる。
また、ステップ102の第1の方法において、同期信号生成部405が同期信号を生成し、送信部407から送信する。
なお、図22に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、基地局eNBを、無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置から、当該セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を受信し、当該タイミングの差分に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、を備えることを特徴とする基地局として構成してもよい。
(第2の実施の形態の概要)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図23は、本実施の形態において、発見信号を送信する側のユーザ装置UEが実行する処理の流れの概要を示すフローチャートである。
ステップ201)ユーザ装置UEは、隣接セルからの発見信号が存在し得る(ラフな)リソース範囲(例:時間−周波数範囲、時間範囲)を決定する。つまり、隣接セルで発見信号が検出され得るリソース範囲を決定する。なお、ステップ201における上記の「リソース範囲」は、具体例では、主に時間の範囲であるが、リソース範囲は時間−周波数範囲でもよい。
ここでの決定方法は、第1の実施の形態と同様であり、第1の方法と第2の方法がある。第1の方法では、基地局eNBが隣接セルから送信された発見信号を観測し、その観測に基づいて隣接セルにおける発見信号受信のリソース範囲を検出し、その情報を配下のユーザ装置UEに通知する。
第2の方法では、セル端のユーザ装置UEが隣接セルの基地局eNBから下り信号を受信することにより、自セルと隣接セルとの間のサブフレームのタイミングの差分を検出し、その差分の情報を自セルの基地局eNBに通知する。そして、当該基地局eNBは、配下のユーザ装置UEに差分の情報を通知する。これにより、当該ユーザ装置UEは、隣接セルにおける発見期間の範囲(リソース範囲)を把握することができる。
ステップ202)ステップ201において、隣接セルから発見信号が検出され得るリソースの範囲を通知されたユーザ装置UEは、当該範囲の期間において、隣接セルにおけるタイミングと同期をとり、隣接セルにおける発見サブフレームで、発見信号を送信する。
隣接セルと同期をとるためにユーザ装置UEは隣接セルから同期信号を受信する。その具体的な方法としては、2種類あり、第1の方法では、ユーザ装置UEは隣接セルの基地局eNBから送信された同期信号を受信する。第2の方法では、ユーザ装置UEは、隣接セルにおいて選択されたユーザ装置UE(anchor UE)から同期信号を受信する。
以下、第2の実施の形態をより詳細に説明する。
[ステップ201:ユーザ装置UEが、隣接セルにおいて発見信号が検出され得るリソース範囲を把握する]
<ステップ201における第1の方法>
まず、ステップ201における第1の方法について詳細に説明する。前述したように、第1の方法では、基地局eNBが、隣接セルから送信された発見信号を観測し、その観測に基づいて隣接セルにおける発見信号送受信のラフなリソース範囲(例:時間−周波数範囲、時間範囲)を検出し、その情報を含む信号を配下のユーザ装置UEに通知する。
基地局eNBが配下のユーザ装置UEに通知する信号には、例えば、絶対的な時間−周波数範囲、絶対的な時間範囲、もしくは、自セルにおける発見リソース位置との差分の情報等が含まれる。当該信号を通知する方法に限定はないが、例えば、報知情報等のブロードキャストシグナリング、RRCシグナリング、(E)PDCCHシグナリング等で通知することができる。また、これらの組み合わせを使用してもよい。
第1の方法における具体例を図24(a)、(b)を参照して説明する。図24(a)に示すように、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE3がセルAに在圏し、ユーザ装置UE2がセルBに在圏する。本システムでは、各セルにおいてサブフレーム3が発見信号送受信のためのサブフレームとして割り当てられているものとする。また、以下の例では、リソース範囲として、特に時間範囲に着目して説明するが、基地局eNBが、受信する発見信号に基づいて、隣接セルの発見リソースの周波数範囲(帯域範囲)も把握して、時間差分とともに周波数差分(又は、隣接セル使用周波数)を通知してもよい。
図24(a)に示すように、ユーザ装置UE1の位置は、セルAのセル端であるとともに、セルBのセル端でもある。ユーザ装置UE1は、サブフレーム3において発見信号を送信し、発見信号はユーザ装置UE3により受信されるとともに、セルBの基地局eNB−Bにも受信される(ステップ211)。
発見信号を受信した基地局eNB−Bは、隣接セルAの発見期間は自局のタイミングにおいては、サブフレーム0及び1に該当すると判断し、自局におけるユーザ装置UE2に、隣接セルにおける発見サブフレームが、自局におけるサブフレーム0及び1の範囲にあることを通知する(ステップ212)。
図24(b)に示すように、この通知を受けたユーザ装置UE2は、隣接セルAのユーザ装置UE1へ発見信号をサブフレーム0と1の範囲において送信することを決定する。その後、後述するように、同期信号により、隣接セルにおける検出タイミングにあわせて発見信号を送信する。
自局の基地局eNBから上記の通知を受けたユーザ装置UE(例:上記のユーザ装置UE2)は、常に隣接セルのタイミングで発見信号を送信することとしてもよいし、所定の条件を満たす場合にのみ送信することとしてもよい。
後者の場合、例えば、当該ユーザ装置UEは、在圏基地局eNBと隣接基地局eNBからの参照信号に基づいて隣接セルのタイミングで発見信号を送信することを決定する。例えば、隣接基地局eNBからの参照信号の強度が所定の閾値より大きく、在圏基地局eNBからの参照信号の強度が所定の閾値よりも小さい場合に隣接セルのタイミングで発見信号を送信することを決定する。当該閾値は、例えば、在圏基地局eNBからの下り信号により適宜更新することができる。当該下り信号は、ブロードキャストシグナリング、(e)PDCCH、RRCシグナリング等により通知されるものである。また、在圏基地局eNBもしくは隣接基地局eNBからユーザ装置UEに対して、隣接セルのタイミングで発見信号を送信するよう指示することとしてもよい。
ユーザ装置UEが隣接セルのタイミングで発見信号を送信するかどうかを決定する上記の方法は、他の例でも同様である。
<ステップ201における第2の方法>
次に、ステップ201における第2の方法について詳細に説明する。前述したように、第2の方法では、セル端のユーザ装置UEが隣接セルの基地局eNB等から下り信号を受信することにより、自セルと隣接セルとの間のサブフレームのタイミングの差分を検出し、その差分の情報を自セルの基地局eNBに通知する。そして、基地局eNBは、配下のユーザ装置UEに差分の情報を通知する。
また、当該基地局eNBは、当該タイミングの差分を隣接基地局eNBにバックホール回線(例:X2インターフェース)を用いて通知することとしてもよい。そして、通知を受けた隣接基地局eNBは、配下のユーザ装置UEに対して、隣接セルへ発見信号を送信すべきリソース範囲を通知する。通知する情報は、絶対的な情報でもよいし、発見リソース位置の自局との差分でもよい。また、当該情報は、例えば、ブロードキャストシグナリング、RRCシグナリング、(e)PDDCHシグナリング、もしくはこれらの組み合わせで送信される。
セル端のユーザ装置UEが、隣接セルの基地局eNBから下り信号を測定し、差分の通知を行うことは、例えば、当該隣接セルの基地局eNBからのシグナリングを契機として行われることとしてよい。
また、当該測定及び通知は、ある条件を満足する等のイベントを契機としてもよい。当該イベントとしては、例えば、隣接セルからの発見信号の強度が所定の閾値よりも大きいこと等がある。
次に、図25(a)、(b)を参照して、第2の方法の具体例を説明する。図25(a)に示すように、本例では、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE3がセルAに在圏し、ユーザ装置UE2がセルBに在圏する。また、本システムでは、各セルにおいてサブフレーム3が発見信号送受信のためのサブフレームとして割り当てられている。以下の例においても、隣接セルの発見信号のリソース範囲として、特に時間の範囲に着目して説明するが、ユーザ装置UEが、在圏基地局eNB及び隣接基地局eNBからの下り信号に基づいて、隣接セルの発見リソースの周波数範囲(帯域範囲)を把握して、時間差分とともに隣接セル使用周波数もしくは周波数差分を在圏基地局eNBに通知してもよい。
図25(a)に示すように、ユーザ装置UE1の位置は、セルAのセル端であるとともに、セルBのセル端でもある。ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aから下り信号を受信するとともに、基地局eNB−Bからも下り信号を受信する(ステップ221)。
ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aからの下り信号と、基地局eNB−Bからの下り信号とに基づいて、基地局eNB−Aと基地局eNB−B間のタイミングの差分(本例では、約2.5サブフレーム)を推定する。ユーザ装置UE1は、セルAのほうがセルBよりも約2.5サブフレーム分だけ進んでいることを示す情報を基地局eNB−Aに通知する(ステップ222)。
上記通知を受信した基地局eNB−Aは、バックホール回線を用いて当該タイミングの差分情報を基地局eNB−Bに通知する(ステップ223)。また、基地局eNB−Aは、配下のユーザ装置UE3に対し、隣接セルBの発見サブフレームのリソース範囲として、サブフレーム3よりも2.5サブフレーム分だけ遅れた時間位置に対応するサブフレーム5及び6を通知する(ステップ224)。
また、基地局eNB−Bは、配下のユーザ装置UE2に対し、隣接セルAの発見サブフレームのリソース範囲として、サブフレーム3よりも2.5サブフレーム分だけ進んだ時間位置に対応するサブフレーム0及び1を通知する(ステップ225)。
そして、図25(b)に示すように、セルAのユーザ装置UE1、3は、隣接セルBの発見サブフレームの時間位置を含むサブフレーム5及び6の範囲で隣接セルB(ユーザ装置UE2)へ発見信号を送信することを決定する。また、セルBのユーザ装置UE2は、隣接セルAの発見サブフレームの時間位置を含むサブフレーム0及び1で隣接セルA(ユーザ装置UE1、UE3)へ発見信号を送信することを決定する。
ここで、第2の方法においてセル端のユーザ装置UEが実行する測定及び通知の手順例については、第1の実施の形態と同様であり、図11〜図13を用いて説明したとおりである。
<第2の方法の変形例>
セル端のユーザ装置UEは、タイミング差分推定結果を、発見信号により周囲のユーザ装置UEに送信(ブロードキャスト)してもよい。これは、例えば、ユーザ装置UEがRRCアイドル状態にあるため、基地局eNBと通信できないか、通信のために処理量を要するような場合に行うことができる。
この場合にセル端のユーザ装置UEが送信する発見信号には、タイミング差分の情報が含まれる。例えば、4ビットのメッセージセグメントが、タイミング差分(オフセット)のサブフレーム数を示すようにする。一例として、0011が3サブフレーム分のタイミング差分を示す。
また、例えば、2ビットのメッセージセグメントが隣接セルへ発見信号を送信すべきサブフレーム数(期間の長さ)を示すようにする。一例として、10は、隣接セルへ発見信号を2サブフレーム分の長さの期間、送信できることを示す。
本例では、周辺のユーザ装置UEが、タイミング差分情報を含む発見信号を受信すると、当該ユーザ装置UEが自身の発見信号にタイミング差分情報を含め、当該発見信号を送信する。
また、ユーザ装置UEが、周辺のユーザ装置UEに発見信号でタイミング差分情報を送信するかどうかを決定するための閾値を、基地局eNBが送信してもよい。この場合、例えば、ユーザ装置UEは、基地局eNBからの下り信号の強度が閾値よりも小さい場合(例:セル端に存在する場合)にのみ、周辺のユーザ装置UEにタイミング差分情報を含む発見信号を送信する。
次に変形例における具体例を図26(a)、(b)を参照して説明する。図26(a)に示すように、本例では、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE3がセルAに在圏し、ユーザ装置UE2がセルBに在圏する。また、本システムでは、各セルにおいてサブフレーム3が発見信号送受信のためのサブフレームとして割り当てられている。
ユーザ装置UE1の位置は、セルAのセル端であるとともに、セルBのセル端でもある。ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aから下り信号を受信するとともに、基地局eNB−Bからも下り信号を受信する(ステップ271)。
ユーザ装置UE1は、基地局eNB−Aからの下り信号と、基地局eNB−Bからの下り信号とに基づいて、基地局eNB−Aと基地局eNB−B間のタイミングの差分(本例では、約2.5サブフレーム)を推定する。ユーザ装置UE1は、セルAのほうがセルBよりも約2.5サブフレーム分だけ進んでいることを示す情報を含む発見信号を送信する(ステップ272)。
ユーザ装置UE1から送信されたタイミング差分情報を含む発見信号は、同じセル内のユーザ装置UE3が受信する。そして、ユーザ装置UE3は、隣接セルBでの発見サブフレームがサブフレーム5及び6の範囲にあることを学習する。このようにして、ユーザ装置UE1とUE3は、サブフレーム5及び6において隣接セルBへ発見信号を送信することができる。
上記のように、ステップ201で、同期信号を監視する範囲(発見信号を送信すべき範囲)を限定するので、非同期環境であっても、ユーザ装置UEは効率的に隣接セルにおいて検出できるように発見信号を送信できる。
[ステップ202:ユーザ装置UEが隣接セルと同期をとる]
ステップ202では、ユーザ装置UEは、ステップ201で通知された隣接セル発見信号のリソース範囲の中で、同期信号を受信し、隣接セルと同期をとり、隣接セルのユーザ装置UEへ発見信号を送信する。前述したように、同期信号の送受信方法には2種類あり、以下では、ステップ202における第1〜第2の方法を詳細に説明する。
なお、本例における同期信号は、例えば所定のパターンからなる信号であり、ユーザ装置UEは、同期信号(所定のパターン)を受信したことを検知すると、所定の時間(後述するT)後に発見サブフレームになることを判断し、所定の時間後に発見信号を送信する。また、同期信号の中に、上記時間T、もしくは、発見リソース(時間−周波数リソース)の情報を含めることとしてもよい。
<ステップ202の第1の方法>
第1の方法では、ユーザ装置UEは、隣接セルの基地局eNBの下り信号(同期信号)を受信することで、隣接セルと同期をとり、隣接セルへ発見信号を送信する。
すなわち、第1の方法では、隣接基地局eNBから、ユーザ装置UEにおける同期のための同期信号が送信される。
発見サブフレームと同期信号との間の時間として予め時間Tが定められており、隣接基地局eNBから同期信号を受信したユーザ装置UEは、時間T後に、隣接セルにおける発見サブフレームが開始することを把握でき、正確なタイミングで発見信号を送信することができる。
ここで、隣接基地局eNBから送信される同期信号は、PSS/SSS等の既存の下り信号であってもよいし、隣接セルのD2D同期のために新たに定義した信号であってもよい。
図27(a)、(b)を参照して具体例を説明する。図27(a)、(b)に示すように、本例では、基地局eNB−Aが下りの帯域(DL spectrum)により同期信号を送信する(ステップ281)。セルBに存在するユーザ装置UE2は、当該同期信号を基地局eNB−Aから受信することで、隣接セルAと同期をとる。すなわち、ユーザ装置UE2は、基地局eNB―A及びユーザ装置UE1と同期をとる。この同期信号の受信は、例えば、非同期検波(Non−coherent detection)により行われる。
ユーザ装置UE2は、同期信号を受信したことで、隣接セルのユーザ装置UE1が受信する発見信号のリソース位置(時間−周波数位置であるが、本例では特に時間位置に着目している)を決定でき、ユーザ装置UE1へ正確なタイミングで発見信号を送信することができる(ステップ282)。
なお、同期信号は、同期信号を送信するセル(intra−cell)における発見サブフレームの中に存在してもよいし、発見サブフレームの中に存在しなくてもよい。図27に示す例は、同期信号が発見サブフレームの中にない場合の例である。
<ステップ202の第2の方法>
第2の方法では、隣接セルの特定のユーザ装置UE(アンカーUEと呼ぶ)からユーザ装置UEに同期信号が送信され、当該ユーザ装置UEは隣接セルと同期をとり、隣接セルへ発見信号を送信する。隣接セルのアンカーUEは、当該隣接セルの基地局eNBと同期がとられている。また、アンカーUEは、当該基地局eNBにより選定されたユーザ装置UEであってもよいし、分散して配置される所定のユーザ装置UEであってもよい。
第1の方法と同様に、発見サブフレームと同期信号との間の時間として予め時間Tが定められており、アンカーUEから同期信号を受信したユーザ装置UEは、時間T後に、隣接セルにおける発見サブフレームが開始することを把握でき、正確に発見信号を送信することができる。
アンカーUEから送信される同期信号は、PSS/SSS等の既存の信号であってもよし、隣接セルのD2D同期のための新たな信号であってもよい。また、当該同期信号については、通常のセルラー通信と干渉にならないように、スケジューリングがなされる。
図28(a)、(b)を参照して具体例を説明する。図28(a)、(b)に示すように、本例では、セルAに在圏するアンカーUEが上りの帯域(UL spectrum)を用いて同期信号を送信する(ステップ291)。隣接セルに存在するユーザ装置UE2は、当該同期信号をアンカーUEから受信することで、隣接セルAと同期をとる、すなわち、アンカーUE及びユーザ装置UE1と同期をとる。
なお、第1、第2の実施の形態において、発見信号や同期信号の送受信に上りの帯域(UL spectrum)を使用することは一例に過ぎない。
同期信号を受信したことで、ユーザ装置UE2は、隣接セルのユーザ装置UE1が受信する発見信号のリソース(本例では時間位置)を把握でき、正確なタイミングでユーザ装置UE1へ発見信号を送信することができる(ステップ292)。
なお、同期信号は、同期信号を送信するセル(intra−cell)における発見サブフレームの中に存在してもよいし、発見サブフレームの中に存在しなくてもよい。図28に示す例は、同期信号が発見サブフレームの中にない場合の例である。
[装置構成例]
図29に、本実施の形態におけるユーザ装置UEの機能構成図を示す。図29に示す例は、ステップ201の第1の方法に対応する。ステップ202についてはどの方法でも対応可能である。
図29は、ユーザ装置UEにおける本実施の形態に関わる主要な機能を特に示すものである。例えば、ユーザ装置UEは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したUEとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図29に示すように、ユーザ装置UEは、受信部501、発見信号検出部502、制御信号検出部503、発見信号送信範囲決定部504、同期信号検出部505、発見信号生成部506、同期信号生成部507、送信部508を備える。
受信部501は、発見信号、同期信号、基地局eNBからの制御信号等を受信する。発見信号検出部502は、発見信号の検出(デコード)を行う。
制御信号検出部503は、基地局eNBから受信する制御信号を復調、デコードし、隣接セルにおけるリソース範囲(発見サブフレームの範囲等、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲)を取得し、発見信号送信範囲決定部504に渡し、発見信号監視範囲決定部504は、当該リソース範囲を発見信号送信範囲として決定する。
リソース範囲は、発見信号生成部506等に渡される。発見信号生成部506は、当該リソース範囲において、同期信号検出部505により同期信号が検出された場合に、同期信号から得られる正確なタイミング(隣接セルに同期した時間位置)で発見信号を生成し、送信部508から送信する。また、同期信号生成部507は、自身がアンカーUEとなる場合等に同期信号を生成する。
なお、図29に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、ユーザ装置UEを、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送信するユーザ装置であって、在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲を受信する情報受信部と、前記情報受信部により受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を送信する発見信号送信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置として構成してもよい。
図30に、本実施の形態における基地局eNBの機能構成図を示す。図30に示す例は、ステップ201の第1の方法に対応する。ステップ202についてはどの方法でも対応可能である。
図30は、基地局eNBにおける本実施の形態に関わる主要な機能を特に示すものである。例えば、基地局eNBは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したeNBとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図30に示すように、基地局eNBは、受信部601、発見信号送信範囲決定部602、制御信号生成部603、同期信号生成部604、送信部605を備える。
受信部601は、隣接セルのユーザ装置UEから発見信号を受信し、発見信号のリソースの情報を発見信号送信範囲決定部602に渡す。発見信号送信範囲決定部602は、当該リソースの情報に基づいて、自セルのユーザ装置UEが、隣接セルに発見信号を送信するリソース範囲(隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲)を決定し、当該リソース範囲を制御信号生成部603に渡す。制御信号生成部603は、上記リソース範囲を含む制御信号を生成し、送信部605から自セルに在圏するユーザ装置UEに送信する。
また、ステップ202の第1の方法において、同期信号生成部604が同期信号を生成し、送信部605から送信する。
なお、図30に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、基地局eNBを、無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、隣接セルに在圏するユーザ装置から発見信号を受信し、当該発見信号に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、を備えることを特徴とする基地局として構成してもよい。
図31に、本実施の形態におけるユーザ装置UEの他の機能構成図を示す。図31に示す例は、ステップ201の第2の方法に対応する。ステップ202についてはどの方法でも対応可能である。
図31は、ユーザ装置UEにおける本実施の形態に関わる機能を特に示すものである。例えば、ユーザ装置UEは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したUEとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図31に示すように、ユーザ装置UEは、受信部701、発見信号検出部702、差分決定部703、同期信号検出部704、制御信号生成部705、発見信号生成部706、同期信号生成部707、送信部708を備える。
受信部701は、発見信号、同期信号、基地局eNBからの信号等を受信する。発見信号検出部702は、発見信号の検出(デコード)を行う。また、発見信号検出部702は、発見信号にリソース差分情報(タイミング差分)が含まれる場合、当該情報を差分決定部703に通知する。
差分決定部703は、在圏基地局eNBと隣接基地局eNBから受信する下り信号に基づいて、リソース差分(例:タイミング差分)を決定し、当該情報を制御信号生成部705に渡す。また、当該情報は発見信号生成部706にも渡される。なお、発見信号生成部706は、図29に示したユーザ装置UEと同様に、基地局eNBから受信する制御信号に含まれるリソース範囲情報を用いて、発見信号送信を行う機能も有する。
制御信号生成部705は、リソース差分情報を含む制御信号を生成し、送信部708から送信する。
発見信号生成部706は、リソース差分に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が検出されるリソース範囲を取得し、当該リソース範囲において、同期信号検出部704により同期信号が検出された場合に、同期信号から得られる正確なタイミング(隣接セルに同期した時間位置)で発見信号を生成し、送信部708から送信する。また、同期信号生成部707は、自身がアンカーUEとなる場合等に同期信号を生成する。また、発見信号生成部706は、リソース差分を含む発見信号を生成し、送信部708から送信することもできる。
なお、図31に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、ユーザ装置UEを、セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送信するユーザ装置であって、在圏セルの基地局から受信する下り信号、及び隣接セルの基地局から受信する下り信号に基づいて、在圏セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を決定する差分決定部と、前記差分決定部により決定されたタイミングの差分を、在圏セルの基地局に送信する情報送信部と、前記タイミングの差分に基づき、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲を取得し、当該リソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を送信する発見信号送信部と、を備えることを特徴とするユーザ装置として構成してもよい。
図32に、本実施の形態における基地局eNBの他の機能構成図を示す。図32に示す例は、ステップ201の第2の方法に対応する。ステップ202についてはどの方法でも対応可能である。
図32は、基地局eNBにおける本実施の形態に関わる機能を特に示すものである。例えば、基地局eNBは、LTE(LTE−Advancedを含む)に準拠したeNBとして動作するために必要な機能を更に備えてもよい。
図32に示すように、基地局eNBは、受信部801、制御信号検出部802、発見信号送信範囲決定部803、制御信号生成部804、同期信号生成部805、バックホール回線IF806、送信部807を備える。
受信部801は、自セルのユーザ装置UEからリソース差分を含む制御信号を受信する。制御信号検出部802は、制御信号からリソース差分(例:タイミングの差分)を取得し、リソース差分を発見信号送信範囲決定部803に渡す。発見信号送信範囲決定部803は、当該リソース差分の情報に基づいて、自セルのユーザ装置UEが、隣接セルへ発見信号を送信するリソース範囲(隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲)を決定し、当該リソース範囲を制御信号生成部804に渡す。制御信号生成部804は、リソース範囲を含む制御信号を生成し、送信部807から自セルに在圏するユーザ装置UEに送信する。
また、制御信号生成部804は、リソース差分の情報を制御信号検出部802から受け取り、当該情報をバックホール回線IF806により、隣接基地局eNBに送信する。また、バックホール回線IF806は、隣接基地局eNBから受信するリソース差分を受信し、それを発見信号送信範囲決定部803に渡す機能も有する。発見信号送信範囲決定部803は、当該リソース差分に基づき、隣接セルへ発見信号を送信するリソース範囲を決定することもできる。
また、ステップ202の第1の方法において、同期信号生成部805が同期信号を生成し、送信部807から送信する。
なお、図32に示す機能区分は一例に過ぎない。例えば、基地局eNBを、無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置から、当該セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を受信し、当該タイミングの差分に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、を備えることを特徴とする基地局として構成してもよい。
また、第1の実施の形態において、ユーザ装置UE、基地局eNBはそれぞれ、ステップ101、102のどの方法にも対応できるように、全ての方法に対応する機能を持つこととしてもよい。第2の実施の形態においても、ユーザ装置UE、基地局eNBはそれぞれ、ステップ201、202のどの方法にも対応できるように、全ての方法に対応する機能を持つこととしてもよい。
また、第1の実施の形態、第2の実施の形態を分けて説明したが、ユーザ装置UE、基地局eNBは、それぞれ、第1の実施の形態、及び第2の実施の形態の機能の両方を含むように構成してもよい。
(実施の形態の効果)
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、移動通信システムのセル間非同期環境においても、セルを跨ってユーザ装置UE間で発見信号の送受信を行うことが可能になる。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UE及び基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
101、501 受信部
102、502 発見信号検出部
103、503 制御信号検出部
104 発見信号監視範囲決定部
504 発見信号送信範囲決定部
105、505 同期信号検出部
106、506 発見信号生成部
107、507 同期信号生成部
108、508 送信部
201、601 受信部
202 発見信号監視範囲決定部
602 発見信号送信範囲決定部
203、603 制御信号生成部
204、604 同期信号生成部
205、605 送信部
301、701 受信部
302、702 発見信号検出部
303、703 差分決定部
304、704 同期信号検出部
305、705 制御信号生成部
306、706 発見信号生成部
307、707 同期信号生成部
308、708 送信部
401、801 受信部
402、802 制御信号検出部
403 発見信号監視範囲決定部
803 発見信号送信範囲決定部
404、804 制御信号生成部
405、805 同期信号生成部
406、806 バックホール回線IF
407、807 送信部

Claims (10)

  1. セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置であって、
    在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を受信する情報受信部と、
    前記情報受信部により受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信部と、
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  2. セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置であって、
    在圏セルの基地局から受信する下り信号、及び隣接セルの基地局から受信する下り信号に基づいて、在圏セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を決定する差分決定部と、
    前記差分決定部により決定されたタイミングの差分を、在圏セルの基地局に送信する情報送信部と、
    前記タイミングの差分に基づき、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を取得し、当該リソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信部と、
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  3. 前記在圏セルに同期した同期信号を送信する同期信号送信部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送信するユーザ装置であって、
    在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲を受信する情報受信部と、
    前記情報受信部により受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を送信する発見信号送信部と、
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  5. セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送信するユーザ装置であって、
    在圏セルの基地局から受信する下り信号、及び隣接セルの基地局から受信する下り信号に基づいて、在圏セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を決定する差分決定部と、
    前記差分決定部により決定されたタイミングの差分を、在圏セルの基地局に送信する情報送信部と、
    前記タイミングの差分に基づき、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲を取得し、当該リソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を送信する発見信号送信部と、
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  6. 無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、
    隣接セルに在圏するユーザ装置から発見信号を受信し、当該発見信号に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、
    前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送受信するユーザ装置と通信する基地局であって、
    前記基地局のセルに在圏するユーザ装置から、当該セルと隣接セルとの間のタイミングの差分を受信し、当該タイミングの差分に基づいて、隣接セルにおいて発見信号が送受信され得るリソースの範囲を決定するリソース範囲決定部と、
    前記リソース範囲決定部により決定されたリソースの範囲を、前記基地局のセルに在圏するユーザ装置に送信するリソース範囲送信部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  8. 前記タイミングの差分を隣接セルの基地局に送信する通信部を更に備えことを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  9. セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を受信するユーザ装置が実行する発見信号受信方法であって、
    在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が送信され得るリソースの範囲を受信する情報受信ステップと、
    前記情報受信ステップにより受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を受信する発見信号受信ステップと、
    を備えることを特徴とする発見信号受信方法。
  10. セルを形成する基地局を備える無線通信システムにおいて使用され、装置対装置通信の発見信号を送信するユーザ装置が実行する発見信号送信方法であって、
    在圏セルの基地局から、隣接セルにおいて発見信号が受信され得るリソースの範囲を受信する情報受信ステップと、
    前記情報受信ステップにより受信したリソースの範囲の中で、隣接セルに同期した同期信号を受信したことに応じて、隣接セルに同期した時間位置で発見信号を送信する発見信号送信ステップと、
    を備えることを特徴とする発見信号送信方法。
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