JP2015021715A - 過給機能付き燃焼装置およびその製造方法 - Google Patents

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Yasuo Hayata
泰雄 早田
章泰 岡元
Akiyasu Okamoto
章泰 岡元
八郎 川島
Hachiro Kawashima
八郎 川島
賢二 川中
Kenji Kawanaka
賢二 川中
哲人 毛利
Tetsuto Mori
哲人 毛利
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Abstract

【課題】簡易な構成で燃焼安定性を向上することができる過給機能付き燃焼装置を提供する。【解決手段】過給機能付き燃焼装置100は、メイン燃焼器12と点火用燃焼器40とを有する。メイン燃焼器12は、第1外筒14と、内側に第1燃焼室22を形成し、第1外筒14との間に燃焼用空気の第1流路を形成し、第1流路20から燃焼用空気を第1燃焼室22に導入するための第1導入口24が形成された第1内筒16と、メインバーナ18と、を備える。点火用燃焼器40は、第1燃焼室22と連通する第2燃焼室46を内側に有し、第1流路20に面する位置に燃焼用空気を第2燃焼室46に導入するための第2導入口48が形成された燃焼筒42と、点火用バーナ44と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、メイン燃焼器および点火用燃焼器を備えた過給機能付きの燃焼装置に関する。
従来、メインバーナと、メインバーナに点火するための点火用バーナとを備えた燃焼装置が知られている。
この点に関し、特許文献1及び2には、メインバーナと点火用バーナの燃料を共通化するとともに、それらのバーナを一つの燃焼筒内に並設した燃焼装置が記載されている。
また、特許文献3には、燃焼装置の火炉にメインバーナ及び点火用バーナを設けることが記載されている。
特開2011−74844号公報 特開2008−215662号公報 特開2013−92053号公報
ところで、特許文献1及び2に記載の燃焼装置のようにメインバーナと点火用バーナとの両方が一つの燃焼筒内に並設された構成の他にも、メインバーナと点火用バーナとをそれぞれ異なる燃焼室に設けた燃焼装置の構成も考えられるが、このような構成は特許文献1〜3には記載されていない。
このようにメインバーナと点火用バーナとをそれぞれ異なる燃焼室に設ける構成の燃焼装置では、如何にして、メインバーナのための燃焼室(第1燃焼室)と点火用バーナのための燃焼室(第2燃焼室)に燃焼用空気を供給するかが問題になる。すなわち、点火用バーナによってメイン燃焼器の燃焼安定性を維持するためには、点火用バーナのための第2燃焼室への燃焼用空気の供給量をメイン燃焼器の運転状態に応じて調節することが望ましい。ところが、第1燃焼室への燃焼用空気の供給系統とは別に第2燃焼室への燃焼用空気の供給系統を設け、この供給系統を介した第2燃焼室への燃焼用空気の供給量をメイン燃焼器の運転状態に応じて調節しようとすれば、燃焼用空気の供給系統が複雑になってしまう。
また、メイン燃焼器からの排気で駆動されるタービンと、タービンと連結されメイン燃焼器に圧縮空気を供給する圧縮機と、を有する過給機能付きの燃焼装置にあっては、メイン燃焼器への燃焼用空気の供給量が変動するため、点火用バーナのための第2燃焼室への燃焼用空気の供給量をメイン燃焼器の運転状態に応じて調節することが一層望まれる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態の目的は、簡易な構成で、良好な燃焼安定性を実現し得る過給機能付き燃焼装置を提供することである。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る過給機能付き燃焼装置は、
第1外筒と、前記第1外筒の内側に設けられた第1内筒であって、当該第1内筒の内側に第1燃焼室を形成し、前記第1外筒との間に燃焼用空気の第1流路を形成し、前記第1流路から前記燃焼用空気を前記第1燃焼室に導入するための第1導入口が形成された第1内筒と、前記第1燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼するように構成されたメインバーナと、を備えるメイン燃焼器と、
前記第1燃焼室と連通する第2燃焼室を内側に有し、前記メイン燃焼器の前記第1内筒と前記第1外筒との間に形成された前記第1流路に面する位置に前記燃焼用空気を前記第2燃焼室に導入するための第2導入口が形成された燃焼筒と、前記第2燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼し、前記メインバーナに点火するための火炎を形成するように構成された点火用バーナと、を備える点火用燃焼器と、
前記メイン燃焼器からの排気で駆動されるタービンと、前記タービンと連結され前記メイン燃焼器に圧縮空気を供給する圧縮機と、
を有することを特徴とする。
上記過給機能付き燃焼装置によれば、メイン燃焼器の第1流路に流入した燃焼用空気のうち、一部はメイン燃焼器の第1内筒に形成された第1導入口を通って第1燃焼室に分配され、一部は点火用燃焼器の燃焼筒に形成された第2導入口を通って第2燃焼室に分配される。従って、メイン燃焼器の運転状態(メイン燃焼器内の圧力等)が変動した場合であっても、第1導入口の面積と第2導入口の面積との比が好適に設定されていれば、第1燃焼室への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室への燃焼用空気の分配量の比(分配比)を、簡易な構成で好適に設定することができる。すなわち、簡易な構成で、点火用燃焼器の第2燃焼室への燃焼用空気の分配量をメイン燃焼器の運転状態に応じた好適な量に設定することができる。これにより、点火用バーナの火炎長が好適な長さで安定し、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
なお、ここでの「メインバーナに点火する」とは、メインバーナに着火することと、メインバーナに着火した後にメインバーナの火炎を保炎することの少なくとも一方を含む意味で用いている。
幾つかの実施形態では、前記燃焼筒は、前記第1外筒の内側に突出する突出部を有しており、前記第2導入口は前記突出部に設けられていてもよい。
点火用燃焼器の燃焼筒に突出部を設けることにより、点火用燃焼器の燃焼筒のうち第1流路に面する部分の面積を大きくしやすい。従って、燃焼用空気の簡単な流路構造にて第2導入口の面積を大きくしやすくなる。よって、第1流路から第2燃焼室へより効率的に燃焼用空気を供給することができるようになり、メイン燃焼器における燃焼安定性を効果的に向上することができる。
幾つかの実施形態では、前記燃焼筒は、第2外筒と前記第2外筒の内側に設けられた第2内筒とを備え、
前記第2導入口は前記第2外筒に形成され、
前記第2外筒と前記第2内筒との間には、前記第2導入口から導入された前記燃焼用空気の第2流路が形成され、
前記第2内筒には、前記第2外筒と前記第2内筒との間に形成された前記第2流路から前記燃焼用空気を前記第2燃焼室に導入するための第3導入口が形成されてもよい。
このように、点火用燃焼器の燃焼用空気は、第2外筒に形成された第2導入口から、第2外筒と第2内筒との間の第2流路を通って第2燃焼室に導入される。従って、燃焼用空気によって燃焼筒(第2外筒及び第2内筒)を効果的に冷却しつつ、簡易な構成で点火用燃焼器の第2燃焼室に燃焼用空気を供給することができる。すなわち、燃焼筒(第2外筒及び第2内筒)を効果的に冷却しつつ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態では、前記点火用燃焼器は、前記第2導入口の前記第1流路に対する露出面積を調節するための調節部材を備えていてもよい。
これにより、第1燃焼室への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室への燃焼用空気の分配量の比(分配比)を、燃焼装置の使用環境や燃料の性状等に応じて柔軟に設定することができる。従って、簡易な構成で、点火用燃焼器の第2燃焼室への燃焼用空気の分配量を好適な量に設定することができ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態では、前記第2導入口は前記燃焼筒に複数設けられ、
前記調節部材は、当該調節部材によって覆われる前記第2導入口の数を調節することにより前記露出面積を調節するように構成されていてもよい。
これにより、調節部材によって覆われる第2導入口の数を、第2導入口の露出面積の調節量の基準にできるので、上述の分配比を好適に設定することが容易になる。従って、メイン燃焼器における燃焼安定性を容易に向上することができる。
幾つかの実施形態では、前記第2導入口は前記燃焼筒に複数設けられ、
前記調節部材は、環状部材であり、複数の前記第2導入口のうちの前記環状部材によって覆われる部分の割合を変化させるように、前記燃焼筒の軸方向において前記燃焼筒に対してスライド可能に設けられていてもよい。
このように、燃焼筒の軸方向において燃焼筒に対して環状部材をスライドさせることで、複数の第2導入口のうちの環状部材によって覆われる部分の割合を容易に変化させることができる。従って、上述の分配比を好適に設定することが容易になる。よって、メイン燃焼器における燃焼安定性を容易に向上することができる。
幾つかの実施形態では、前記燃焼筒には溝部が形成されており、
前記第2導入口の一部は前記溝部に形成されており、
前記調節部材は、前記溝部に嵌合して溝部に形成された第2導入口を覆うことにより、前記第2導入口の露出面積を調節するよう構成されていてもよい。
これにより、溝部に設けられた第2導入口を効果的に塞ぐことができるので、露出面積を正確に調節することができる。従って、上述の分配比を好適に設定することができ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態では、更に、
前記メイン燃焼器に接続され前記メインバーナに燃料を供給するための第1燃料ラインと、
前記点火用燃焼器に接続され前記点火用バーナに燃料を供給するための第2燃料ラインと、
前記メイン燃焼器内の圧力を検知するための圧力計と、を備え、
前記圧力計によって検知された前記圧力に比例するように前記第1燃料ラインの燃料流量を調整するよう構成された第1流量調整弁と、
前記圧力計によって検知された前記圧力に比例するように前記第2燃料ラインの燃料流量を調整するよう構成された第2流量調整弁と、
を有していてもよい。
これにより、上述の実施形態において燃焼用空気を好適に分配された第1燃焼室のメインバーナと第2燃焼室の点火用バーナのそれぞれに対して、メイン燃焼器内の圧力に応じた好適な流量の燃料を供給することができる。従って、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態では、前記燃焼筒には、前記第2導入口とは別に、前記第2燃焼室に前記燃焼用空気を導入するための第4導入口が形成され、
更に、
前記メイン燃焼器に接続され前記第1流路に前記燃焼用空気を供給するための第1空気ラインと、
前記第1空気ラインから分岐して前記点火用燃焼器に接続され、前記第4導入口に前記燃焼用空気を供給するための第2空気ラインと、
前記第2空気ラインにおける前記燃焼用空気の流量を調整するための第3流量調整弁と、を有していてもよい。
液化ガス(液化天然ガス或いは液化石油ガス)の気化により発生するガス(ボイルオフガス)は少なからずその性状にばらつきがあるため、そのばらつきが点火用燃焼器の火炎長をばらつかせ、メインバーナの保炎性に影響を与える場合がある。このような場合であっても、燃焼筒に形成した第4導入口への燃焼用空気の流量を第3流量調整弁で調整することで、点火用バーナの火炎長のばらつきを抑制し、メインバーナへの点火を良好に行うことができる。従って、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態では、更に、前記点火用バーナの火炎を目視可能な位置に設けられた覗窓を備え、
前記第3流量調整弁は、前記第2空気ラインにおける前記燃焼用空気の流量を手動で調整可能に構成されていてもよい。
これにより、覗窓から点火用バーナの火炎長を確認しつつ、第2空気ラインにおける燃焼用空気の流量を手動で調整することができる。従って、燃料の性状にばらつきがあっても、点火用バーナの火炎長を好適な火炎長に調整することができ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態では、前記メインバーナの燃料と前記点火用バーナの燃料はガス化した液化ガスであり、前記第1燃料ラインと前記第2燃料ラインとは、共通の燃料ラインから分岐して設けられてもよい。
従来は、点火用バーナの燃料としては、点火用バーナの保炎性の観点から灯油を用いることが一般的であった。これに対し上述の実施形態によれば、燃焼用空気をメイン燃焼器の第1燃焼室と点火用燃焼器の第2燃焼室とに好適に分配できるので、ガス化した液化ガスを点火用バーナの燃料として用いても点火用バーナの良好な保炎性を実現できる。これにより、メインバーナの燃料と点火用バーナの燃料をガス化した液化ガスに共通化することができる。従って、第1燃料ラインと第2燃料ラインとを共通の燃料ラインから分岐して設けることで、燃料の供給系統を簡素化しつつ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。なお、ここでの「液化ガス」は、液化石油ガス或いは液化天然ガスである。
幾つかの実施形態に係る液化ガス処理プラントにおいては、前記第1燃料ラインと前記第2燃料ラインとが共通の燃料ラインから分岐して設けられている前記過給機能付き燃焼装置と、前記液化ガスとしての液化ガスを貯蔵するためのタンクと、を有していてもよい。
従来は、点火用バーナの燃料としては、点火用バーナの保炎性の観点から灯油を用いることが一般的であった。これに対し上述の実施形態によれば、燃焼用空気をメイン燃焼器の第1燃焼室と点火用燃焼器の第2燃焼室とに好適に分配できるので、ガス化した液化ガスを点火用バーナの燃料として用いても点火用バーナの良好な保炎性を実現できる。これにより、メインバーナの燃料と点火用バーナの燃料をガス化した液化ガスに共通化することができる。従って、第1燃料ラインと第2燃料ラインとを共通の燃料ラインから分岐して設けることで、燃料の供給系統を簡素化しつつ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態に係る液化ガス運搬船においては、前記第1燃料ラインと前記第2燃料ラインとが共通の燃料ラインから分岐して設けられている前記過給機能付き燃焼装置と、前記液化ガスを貯蔵するためのタンクと、を有していてもよい。
従来は、点火用バーナの燃料としては、点火用バーナの保炎性の観点から灯油を用いることが一般的であった。これに対し上述の実施形態によれば、燃焼用空気をメイン燃焼器の第1燃焼室と点火用燃焼器の第2燃焼室とに好適に分配できるので、ガス化した液化ガスを点火用バーナの燃料として用いても点火用バーナの良好な保炎性を実現できる。これにより、メインバーナの燃料と点火用バーナの燃料源を液化ガスに共通化することができる。従って、第1燃料ラインと第2燃料ラインとを共通の燃料ラインから分岐して設けることで、燃料の供給系統を簡素化しつつ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。特に、液化ガス運搬船に用いられる燃焼装置に関しては、設置スペースが限られているため小型化の要求が大きく、このように燃料の供給系統を簡素化することでこの要求を満たすことができる。
幾つかの実施形態では、第1外筒と、前記第1外筒の内側に設けられた第1内筒であって、当該第1内筒の内側に第1燃焼室を形成し、前記第1外筒との間に燃焼用空気の第1流路を形成し、前記第1流路から前記燃焼用空気を前記第1燃焼室に導入するための第1導入口が形成された第1内筒と、前記第1燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼するように構成されたメインバーナと、を備えるメイン燃焼器と、
前記第1燃焼室と連通する第2燃焼室を内側に有し、前記メイン燃焼器の前記第1内筒と前記第1外筒との間に形成された前記第1流路に面する位置に前記燃焼用空気を前記第2燃焼室に導入するための第2導入口が形成された燃焼筒と、前記第2燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼し、前記メインバーナに点火するための火炎を形成するように構成された点火用バーナと、前記第2導入口の前記第1流路に対する露出面積を調節するための調節部材と、を備える点火用燃焼器と、
前記メイン燃焼器からの排気で駆動されるタービンと、前記タービンと連結され前記メイン燃焼器に圧縮空気を供給する圧縮機と、
を有する過給機能付き燃焼装置の製造方法であって、
前記調節部材によって前記第2導入口の前記第1流路に対する露出面積を常圧環境下で調節する調節ステップを有することを特徴とする。
上記過給機能付き燃焼装置によれば、メイン燃焼器の第1流路に流入した燃焼用空気のうち、一部はメイン燃焼器の第1内筒に形成された第1導入口を通って第1燃焼室に分配され、一部は点火用燃焼器の燃焼筒に形成された第2導入口を通って第2燃焼室に分配される。ここで、第1燃焼室への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室への燃焼用空気の分配量の比(以下、分配比と称す)は第1導入口の面積と第2導入口の面積との比(以下、面積比と称す)によって決まる。従って、面積比を燃焼装置の製造時に好適に設定しておけば、基本的には、メイン燃焼器の使用時において、メイン燃焼器内の圧力変化に応じて面積比を調節しなくとも、点火用燃焼器の第2燃焼室への燃焼用空気の分配量をメイン燃焼器の運転状態に応じた好適な量に設定することができる。これにより、メイン燃焼器における良好な燃焼安定性を有する燃焼装置を製造することができる。また、第2導入口の第1流路に対する露出面積の調節を常圧環境下で行うことで、上記過給機能付き燃焼装置を容易に製造することができる。
幾つかの実施形態では、前記第2導入口は、前記燃焼筒に複数形成され、
前記調節ステップにおける前記露出面積の調節は、前記調節部材によって覆われる前記第2導入口の数を調節することによって行われてもよい。
これにより、調節部材によって覆われる第2導入口の数を、第2導入口の露出面積の調節量の基準にできるので、第1燃焼室への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室への燃焼用空気の分配量の比を好適に設定することが容易になる。従って、メイン燃焼器における良好な燃焼安定性を有する過給機能付き燃焼装置を容易に製造することができる。
幾つかの実施形態では、前記第2導入口は前記燃焼筒に複数形成され、
前記調節部材は、環状部材であり、
前記調節ステップにおける前記露出面積の調節は、前記燃焼筒の軸方向において前記環状部材を前記燃焼筒に対してスライドさせて、複数の前記第2導入口のうちの前記環状部材によって覆われる部分の割合を調節することで行われてもよい。
このように、燃焼筒の軸方向において燃焼筒に対して環状部材をスライドさせることで、複数の第2導入口のうちの環状部材によって覆われる部分の割合を容易に変化させることができる。従って、第1燃焼室への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室への燃焼用空気の分配量の比を好適に設定することが容易になる。従って、メイン燃焼器における良好な燃焼安定性を有する過給機能付き燃焼装置を容易に製造することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、簡易な構成で、点火用燃焼器の第2燃焼室への燃焼用空気の分配量をメイン燃焼器の運転状態(メイン燃焼器内の圧力等)に応じた好適な量に設定することができる。これにより、点火用バーナの火炎長が好適な長さで安定し、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
幾つかの実施形態に係る燃焼装置の全体構成を示す概略図である。 幾つかの実施形態に係る過給機能付き燃焼装置の全体構成を示す概略図である。 過給機能付き燃焼装置を用いてメイン燃焼器の圧力を徐々に上げていく時の、メイン燃焼器および点火用燃焼器の運転状態について説明するための図である。 点火用燃焼器の具体的構成を説明するための断面拡大図である。 (A)は、調節部材52の構成を説明するための概略断面図であり、(B)は、燃焼筒の軸方向において火炎形成方向の下流側から点火用燃焼器を見たときの、燃焼筒(第2外筒)および調節部材を示す図である。 燃焼筒(第2外筒)および調節部材の斜視断面図である。 (A)は、燃焼筒に対してスライド可能な調節部材の構成を説明するための概略断面図であり、(B)は、燃焼筒の軸方向において火炎形成方向の下流側から点火用燃焼器を見たときの、燃焼筒(第2外筒)および調節部材を示す図である。 幾つかの実施形態に係る過給機能付き燃焼装置の全体構成を示す概略図である。 点火用燃焼器の構成例を説明するための断面拡大図である。 過給機能付き燃焼装置を用いてメイン燃焼器の圧力を徐々に上げていく時の、メイン燃焼器および点火用燃焼器の運転状態について説明するための図である。 液化ガス運搬船の構成を示す概略図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、幾つかの実施形態に係る燃焼装置を含む液化ガス処理プラントの全体構成を示す概略図である。
液化ガス処理プラント2aは、液化ガス(液化天然ガス或いは液化石油ガス)を貯蔵するためのタンク72と、タンク72内での液化ガスの気化により発生するガス(ボイルオフガス)を燃焼させるための燃焼装置100aと、を有する。燃焼装置100aは、少なくとも燃焼器10を含み、更に、燃焼器10に燃焼用空気を供給するための空気供給系統60と、燃焼器10に燃料を供給するための燃料供給系統70と、燃焼器10からの排気を処理するための排気系統80とを備えている。
燃焼器10は、メイン燃焼器12と、メイン燃焼器12に点火するための点火用燃焼器40とを備えている。
メイン燃焼器12は、第1外筒14と、第1外筒14の内側に設けられた第1内筒16と、メインバーナ18と、を備えている。第1内筒16は、第1外筒14に対して同心となるように配置されてもよい。第1外筒14と第1内筒16との間には、燃焼用空気の第1流路20が形成されている。第1内筒16は、内側に第1燃焼室22を形成しており、第1流路20から燃焼用空気を第1燃焼室22に導入するための第1導入口24が形成されている。メインバーナ18は、第1燃焼室22に導入された燃焼用空気を用いて燃焼領域30にて燃料を燃焼するように構成されている。
点火用燃焼器40は、燃焼筒42と、点火用バーナ44と、を備えている。燃焼筒42は、第1燃焼室22と連通する第2燃焼室46を内側に有し、第1流路20に面する位置に燃焼用空気を第2燃焼室46に導入するための第2導入口48が形成されている。点火用バーナ44は、第2燃焼室46に導入された燃焼用空気を用いて燃料を燃焼し、メインバーナ18に点火するための火炎を形成するように構成されている。
メイン燃焼器12および点火用燃焼器40をこのように構成すると、メイン燃焼器12の第1流路20に流入した燃焼用空気のうち、一部はメイン燃焼器12の第1内筒16に形成された第1導入口24を通って第1燃焼室22に分配され、一部は点火用燃焼器40の燃焼筒42に形成された第2導入口48を通って第2燃焼室46に分配される。従って、メイン燃焼器12の運転状態(メイン燃焼器12内の圧力等)が変動した場合であっても、第1導入口24の面積と第2導入口48の面積との比を好適に設定しておけば、第1燃焼室22への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室46への燃焼用空気の分配量の比(分配比)を、簡易な構成で好適に設定することができる。すなわち、簡易な構成で、点火用燃焼器40の第2燃焼室46への燃焼用空気の分配量をメイン燃焼器12の運転状態に応じた好適な量に設定することができる。よって、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。
燃焼筒42は、燃焼筒42の軸方向が第1外筒の軸方向(第1内筒の軸方向)と交差又は直交するように配置されている。また、燃焼筒42は、第1外筒14の内側に突出する突出部51を有しており、第2導入口48はこの突出部51に設けられていることが望ましい。燃焼筒42に突出部51を設けることにより、燃焼筒42のうち第1流路20に面する部分の面積を大きくしやすい。従って、燃焼用空気の簡単な流路構造にて第2導入口48の面積を大きくしやすくなる。よって、第1流路20から第2燃焼室46へより効率的に燃焼用空気を供給することができるようになり、メイン燃焼器12における燃焼安定性を効果的に向上することができる。
燃焼筒42の基端部39(燃焼筒42のうち第1外筒14の外側に位置する部分)には点火用バーナ44が設けられており、燃焼筒42の先端部51(すなわち突出部51)には第2導入口48が形成されている。燃焼筒42の基端部39および先端部51は、第1外筒14の径方向の内側に向かって延在している。
空気供給系統60は、ブロワ62と、ブロワ62とメイン燃焼器12とを接続しブロワ62からの燃焼用空気をメイン燃焼器12に供給するための第1空気ライン64とを有する。なお、図1では、燃焼器10への燃焼用空気の流入位置がわかるように第1空気ライン64を分岐させて記載しているが、実際に第1空気ライン64を分岐させる必要はなく、1本の第1空気ライン64を第1外筒14と接続すれば第1燃焼室22と第1流路20の両方に空気を供給可能である。
燃料供給系統70は、燃料タンク72とメインバーナ18とを接続し燃料タンク72からメインバーナ18に燃料を供給するための第1燃料ライン74と、第1燃料ライン74の燃料流量を調整するよう構成された第1流量調整弁75と点火用バーナ44に接続し点火用バーナ44に燃料を供給するための第2燃料ライン76と、第2燃料ライン76の燃料流量を調整するよう構成された第2流量調整弁77と、を有する。ここで、第1燃料ライン74と第2燃料ライン76とは、共通の燃料ラインから分岐して設けられてもよい。
排気系統80は、煙突82と、煙突82とメイン燃焼器12とを接続しメイン燃焼器12の排気を煙突82に排出するための排気ライン84と、を有する。
燃焼装置100aにおいて、点火用燃焼器40自体に対する点火は、点火用燃焼器40が備える点火プラグ49によって行ってもよい。
ところで、従来は、ガス化した液化ガス(典型的には、液化天然ガスの気化により発生したガス)をメインバーナ18の燃料として用いる場合、点火用バーナ44の燃料としては、点火用バーナ44の保炎性の観点から灯油を用いることが一般的であった。これに対し上述の実施形態によれば、燃焼用空気をメイン燃焼器12の第1燃焼室22と点火用燃焼器40の第2燃焼室46とに好適に分配できるので、ガス化した液化ガスを点火用バーナ44の燃料として用いても点火用バーナ44の良好な保炎性を実現できる。これにより、メインバーナ18の燃料と点火用バーナ44の燃料をガス化した液化ガスに共通化することができる。従って、図1に示すように、第1燃料ライン74と第2燃料ライン76とを、共通の燃料ラインから分岐して設けることができる。この場合、第1燃料ライン74でガス化した液化ガスを供給し第2燃料ライン76で灯油を供給する従来の一般的な構成と比較して、燃料の供給系統を簡素化することができる。よって、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。
なお、燃焼装置100aは、メイン燃焼器12内の圧力を検知するための圧力計71を備えている。第1流量調整弁75は、圧力計71によって検知された圧力に比例するように第1燃料ライン74の燃料流量を調整するよう構成され、第2流量調整弁77は、圧力計71によって検知された圧力に比例するように第2燃料ライン76の燃料流量を調整するよう構成されていることが望ましい。
このように構成されている場合、燃焼用空気を好適に分配された第1燃焼室22のメインバーナ18と第2燃焼室46の点火用バーナ44のそれぞれに、メイン燃焼器12内の圧力に応じた好適な流量の燃料を供給することができる。従って、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。
図2は、幾つかの実施形態に係る過給機能付き燃焼装置100bを含む液化ガス処理プラント2bの構成を説明するための図である。図2に示した液化ガス処理プラント2bは、図1に示した液化ガス処理プラント2aに対して基本的な構成は同様であるので、同様の構成については同じ符号を付して、構成が異なる点のみ以下に説明する。図2に示した液化ガス処理プラント2bを構成する過給機能付き燃焼装置100bは、メイン燃焼器12からの排気で駆動されるタービン90と、タービン90と連結され、メイン燃焼器12に圧縮空気を供給する圧縮機92と、を備える過給機94を有する。
このような過給機能付きの燃焼装置100bにおいてメイン燃焼器12の運転状態(メイン燃焼器12内の圧力等)が変動した場合であっても、第1導入口24の面積と第2導入口48の面積との比が好適に設定されていれば、第1燃焼室22への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室46への燃焼用空気の分配量の比(空気分配比)を、簡易な構成で好適に設定することができる。これにより、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。
図3は、図2に示した過給機能付きの燃焼装置100bを用いてメイン燃焼器12の圧力を徐々に上げていく時の、メイン燃焼器12および点火用燃焼器40の運転状態について説明するための図である。
図3に示すように、過給機能付きの燃焼装置100bにおいて、メイン燃焼器12への空気流量は、基本的にはメイン燃焼器12の圧力に比例する。また、メイン燃焼器12の運転状態が変動しても、第1燃焼室22への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室46への燃焼用空気の分配量の比(空気分配比)は、第1導入口24の面積に対する第2導入口48の面積の比によって決まり、基本的には一定である。従って、点火用燃焼器40への空気流量も、基本的にはメイン燃焼器12の圧力に比例する。
メイン燃焼器12への燃料流量は、メイン燃焼器12への空気流量との好ましい比を維持するために、第1流量調整弁75によって、圧力計71によって検出したメイン燃焼器12の圧力に比例するよう調整される。点火用燃焼器40への燃料流量は、点火用燃焼器40への空気流量との好ましい比(点火用燃焼器の空燃比)を維持するために、第2流量調整弁77によって、圧力計71によって検出したメイン燃焼器12の圧力に比例するよう調整される。これにより、燃焼用空気を好適に分配された第1燃焼室22のメインバーナ18と第2燃焼室46の点火用バーナ44のそれぞれに、メイン燃焼器12内の圧力に応じた好適な流量の燃料を供給することができる。従って、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。
図4は、図1や図2で示した燃焼装置に適用可能な点火用燃焼器の具体的構成を説明するための断面拡大図である。図4に示す点火用燃焼器40は、主に燃焼筒42と、点火用バーナ44とを有する。
燃焼筒42は、第2外筒41と第2外筒41の内側に設けられた第2内筒43とを備える。第2導入口48は第2外筒41に形成されている。第2外筒41と第2内筒43との間には、第2導入口48から導入された燃焼用空気の第2流路45が形成されている。第2内筒43には、第2流路45から燃焼用空気を第2燃焼室46に導入するための第3導入口58が形成されている。
このように、点火用燃焼器40の燃焼用空気は、第2外筒41に形成された第2導入口48から、第2外筒41と第2内筒43との間の第2流路45に流入し、第3導入口58を介して第2燃焼室46に導入される。従って、燃焼用空気によって燃焼筒42(第2外筒41及び第2内筒43)を効果的に冷却しつつ、簡易な構成で点火用燃焼器40の第2燃焼室46に燃焼用空気を供給することができる。すなわち、燃焼筒42(第2外筒41及び第2内筒43)を効果的に冷却しつつ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
また、第2外筒41は、第1外筒14の内側に突出する突出部51を有しており、第2導入口48はこの突出部51に設けられていることが望ましい。第2外筒41に突出部51を設けることにより、第2外筒41のうち第1流路20に面する部分の面積を大きくしやすい。従って、燃焼用空気の簡単な流路構造にて第2導入口48の面積を大きくしやすくなる。よって、第1流路20から第2燃焼室46へより効率的に燃焼用空気を供給することができるようになり、メイン燃焼器12における燃焼安定性を効果的に向上することができる。
なお、図4における点火用燃焼器40は、第1外筒14に形成された第1フランジ53と第2外筒41に形成された第2フランジ55とを接続することにより、メイン燃焼器12に取り付けられている。また、点火用燃焼器40自体に対する点火は、点火用燃焼器40が備える点火プラグ49によって行ってもよい。また、点火用燃焼器40には、点火用バーナ44の燃焼状態や点火プラグ49の作動状態を確認するための覗窓50を設けてもよい。
図5(A)は、点火用燃焼器40において採用可能な、第2導入口48の第1流路20に対する露出面積を調節するための調節部材52の構成を説明するための概略断面図である。図5(B)は、燃焼筒42の軸方向において火炎形成方向の下流側(先端部51側)から点火用燃焼器を見たときの、燃焼筒42(第2外筒41)および調節部材52を示す図である。
図5(A)および図5(B)に示すように、点火用燃焼器40は、第2導入口48の第1流路20に対する露出面積を調節するための調節部材52を備えていてもよい。燃焼装個の調節部材を用いて、第2導入口48の第1流路20に対する露出面積を調節できる。例えば、燃焼装置の製造時において、第2導入口48の第1流路20に対する露出面積を常圧環境下で調節することができる。
これにより、第1燃焼室22への燃焼用空気の分配量に対する第2燃焼室46への燃焼用空気の分配量の比(空気分配比)を、燃焼装置の構成や燃焼装置の使用環境、燃料の性状等に応じて柔軟に設定することができる。従って、簡易な構成で、点火用燃焼器40の第2燃焼室46への燃焼用空気の分配量を好適な量に設定することができ、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。また、第2導入口48の第1流路20に対する露出面積の調節を常圧環境下で行うことで、容易に燃焼安定性に優れた燃焼装置を製造することができる。
また、図5(A)および図5(B)に示すように、第2導入口48は燃焼筒に複数設けられ、調節部材52は、当該調節部材52によって覆われる第2導入口48の数を調節することにより露出面積を調節するように構成されている。
これにより、調節部材52によって覆われる第2導入口48の数を、第2導入口48の露出面積の調節量の基準にできるので、上述の分配比を燃焼装置の製造時に好適に設定することが容易になる。従って、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。また、燃焼安定性に優れた燃焼装置を容易に製造することができる。
図6は、燃焼筒42(第2外筒41)および調節部材52の斜視断面図である。図6に示す燃焼筒42には溝部57が形成されており、第2導入口48の一部は溝部57に形成されている。調節部材52は、溝部57に嵌合して溝部57に形成された第2導入口48を覆うことにより、第2導入口48の露出面積を調節するよう構成されている。
これにより、溝部57に設けられた第2導入口48を効果的に塞ぐことができるので、露出面積を正確に調節することができる。従って、上述の分配比を例えば燃焼装置の製造時に好適に設定することができ、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。また、燃焼安定性に優れた燃焼装置を容易に製造することができる。
なお、第2導入口48は、図6に示すように燃焼筒42(外筒41)に千鳥状に配置されていることが望ましい。また、図4で示した第3導入口58も同様に千鳥状に配置されていることが望ましい。これにより、燃焼筒42内に比較的均一に燃焼用空気を導入することができる。
図7(A)は、燃焼筒42の軸方向において燃焼筒42に対してスライド可能な調節部材52の構成を説明するための概略断面図である。図(B)は、燃焼筒42の軸方向において火炎形成方向の下流側(先端部51側)から点火用燃焼器を見たときの、燃焼筒42(外筒41)および調節部材52を示す図である。
図7(A)および図7(B)において、調節部材52は、環状部材であり、複数の第2導入口48のうちの環状部材によって覆われる部分の割合を変化させるように、燃焼筒42の軸方向において燃焼筒42に対してスライド可能に設けられている。
このように、燃焼筒42の軸方向において燃焼筒42に対して環状部材をスライドさせることで、複数の第2導入口48のうちの環状部材によって覆われる部分の割合を容易に変化させることができる。従って、上述の分配比を好適に設定することが容易になり、メイン燃焼器における燃焼安定性を容易に向上することができる。
図8は、幾つかの実施形態に係る過給機能付き燃焼装置100cを含む液化ガス処理プラント2cの全体構成を示す概略図である。図8に示す液化ガス処理プラント2cは、図2に係る液化ガス処理プラント2bに対して基本的な構成は同様であるので、同様の構成については同じ符号を付して、構成が異なる点のみ以下に説明する。まず、液化ガス処理プラント2cを構成する燃焼装置100cが有する燃焼筒42には、第2導入口48とは別に、第2燃焼室46に燃焼用空気を導入するための第4導入口59が形成されている。また、燃焼装置100cは、第1空気ライン64から分岐して点火用燃焼器40に接続され、第4導入口59に燃焼用空気を供給するための第2空気ライン66と、第2空気ライン66における燃焼用空気の流量を調整するための第3流量調整弁67と、を有している。
液化ガス(液化天然ガス或いは液化石油ガス)の気化により発生するガス(ボイルオフガス)は少なからずその性状にばらつきがあるため、そのばらつきが点火用燃焼器12の火炎長をばらつかせ、メインバーナ18の燃焼安定性に影響を与える場合がある。このような場合であっても、燃焼筒42に形成した第4導入口59への燃焼用空気の流量を第3流量調整弁67で調整することで、点火用バーナ44の火炎長のばらつきを抑制し、メインバーナ18への点火を良好に行うことができる。従って、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。
また、過給機能付き燃焼装置100cは、点火用バーナの火炎を目視可能な位置に設けられた覗窓68を備え、第3流量調整弁67は、第2空気ライン66における燃焼用空気の流量を手動で調整可能に構成されている。これにより、覗窓68から点火用バーナ44の火炎長を確認しつつ、第2空気ライン66における燃焼用空気の流量を手動で調整することができる。従って、燃料の性状にばらつきがあっても、点火用バーナ44の火炎長を好適な火炎長に調整することができ、メイン燃焼器12における燃焼安定性を向上することができる。
図9は、図8に示した過給機能付き燃焼装置100cに採用可能な点火用燃焼器の具体的構成を説明するための断面拡大図である。図9に示す点火用燃焼器40は、図4に係る点火用燃焼器40に対して基本的な構成は同様であるので、同様の構成については同じ符号を付して、構成が異なる点のみ以下に説明する。図9に示す点火用燃焼器40は、第2導入口48とは別に、第2燃焼室46に燃焼用空気を導入するための第4導入口59が形成されている。具体的には、燃焼筒42(第2外筒41)における第1流路20に面していない位置に第4導入口59が形成されている。
図9に係る点火用燃焼器40を図8の過給機能付き燃焼装置100cに採用して、第4導入口59への燃焼用空気の流量を第3流量調整弁67で調整することで、点火用バーナの火炎長のばらつきを抑制し、メインバーナへの点火を良好に行うことができる。従って、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
また、燃焼用空気は、第2外筒41に形成された第2導入口48から、第2外筒41と第2内筒43との間の第2流路45を通って第2燃焼室46に導入される。従って、燃焼用空気によって燃焼筒42(第2外筒41及び第2内筒43)を効果的に冷却しつつ、簡易な構成で点火用燃焼器40の第2燃焼室46に燃焼用空気を供給することができる。すなわち、燃焼筒42(第2外筒41及び第2内筒43)を効果的に冷却しつつ、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
図10は、図8に示した過給機能付きの燃焼装置100cを用いてメイン燃焼器12の圧力を徐々に上げていく時の、メイン燃焼器12および点火用燃焼器40の運転状態について説明するための図である。
図10に示すように、過給機能付きの燃焼装置100cにおいて、メイン燃焼器12への空気流量は、基本的にはメイン燃焼器の圧力に比例する。図10においては、メイン燃焼器12の圧力がPの時に、覗窓68を用いて点火用バーナ44の火炎を目視した結果、点火用バーナ44の火炎長を基準長よりも長いと判断して、第2空気ライン66の流量を増加させるように第3流量調整弁67を調整している。メイン燃焼器12の圧力がPの時に、点火用燃焼器40への空気流量が増加した分だけ、メイン燃焼器12への空気量は減少し、空気分配比が大きくなる。またメイン燃焼器12の圧力がPの時に、メイン燃焼器12への燃料流量および点火用燃焼器40への燃料流量は変化させずに、点火用燃焼器40の空燃比を大きくする。このようにして、メイン燃焼器12の圧力がPの時に点火用バーナ40の火炎長は短くなるように調整され、メイン燃焼器12における燃焼安定性が向上する。
図11は、液化ガス(液化天然ガス或いは液化石油ガス)を貯蔵するためのタンク72と、タンク72に貯蔵された液化ガスの気化によって発生したガス(ボイルオフガス)を燃焼させるための燃焼装置100(100a、100b、100cのうちいずれか1つ)と、を含む液化ガス運搬船110の構成を示す概略図である。幾つかの実施形態では、タンク72で発生したボイルオフガスを燃焼装置100に供給するためのBOG供給ライン96が設けられている。
このような液化ガス運搬船110においては、燃焼装置の設置スペースが限られるため、燃焼装置に対する小型化の要求は大きい。そこで、上述した燃焼装置100を用いれば、第1燃料ライン74でボイルオフガスを供給し第2燃料ライン76で灯油を供給する従来の一般的な燃焼装置を用いる場合と比較して、前述したように燃料の供給系統を簡素化しつつ(すなわち燃焼装置の小型化の要求を満たしつつ)、メイン燃焼器における燃焼安定性を向上することができる。
2a、2b、2c 液化ガス処理プラント
10 燃焼器
12 メイン燃焼器
14 第1外筒
16 第1内筒
18 メインバーナ
20 第1流路
22 第1燃焼室
24 第1導入口
39 基端部
40 点火用燃焼器
41 第2外筒
42 燃焼筒
43 第2内筒
44 点火用バーナ
45 第2流路
46 第2燃焼室
47 第3導入口
48 第2導入口
49 点火プラグ
50 覗窓
51 突出部
52 調節部材
53 第1フランジ
55 第2フランジ
57 溝部
59 第4導入口
60 空気供給系統
62 ブロワ
64 第1空気ライン
66 第2空気ライン
67 第3流量調整弁
68 覗窓
70 燃料供給系統
71 圧力計
72 燃料タンク
74 第1燃料ライン
75 第1流量調整弁
76 第2燃料ライン
77 第2流量調整弁
80 排気系統
82 煙突
84 排気ライン
90 タービン
92 圧縮機
94 過給機
100a、100b、100c 燃焼装置

Claims (16)

  1. 第1外筒と、前記第1外筒の内側に設けられた第1内筒であって、当該第1内筒の内側に第1燃焼室を形成し、前記第1外筒との間に燃焼用空気の第1流路を形成し、前記第1流路から前記燃焼用空気を前記第1燃焼室に導入するための第1導入口が形成された第1内筒と、前記第1燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼するように構成されたメインバーナと、を備えるメイン燃焼器と、
    前記第1燃焼室と連通する第2燃焼室を内側に有し、前記メイン燃焼器の前記第1内筒と前記第1外筒との間に形成された前記第1流路に面する位置に前記燃焼用空気を前記第2燃焼室に導入するための第2導入口が形成された燃焼筒と、前記第2燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼し、前記メインバーナに点火するための火炎を形成するように構成された点火用バーナと、を備える点火用燃焼器と、
    前記メイン燃焼器からの排気で駆動されるタービンと、前記タービンと連結され前記メイン燃焼器に圧縮空気を供給する圧縮機と、
    を有することを特徴とする過給機能付き燃焼装置。
  2. 前記燃焼筒は、前記第1外筒の内側に突出する突出部を有しており、
    前記第2導入口は前記突出部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の過給機能付き燃焼装置。
  3. 前記燃焼筒は、第2外筒と前記第2外筒の内側に設けられた第2内筒とを備え、
    前記第2導入口は前記第2外筒に形成され、
    前記第2外筒と前記第2内筒との間には、前記第2導入口から導入された前記燃焼用空気の第2流路が形成され、
    前記第2内筒には、前記第2外筒と前記第2内筒との間に形成された前記第2流路から前記燃焼用空気を前記第2燃焼室に導入するための第3導入口が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の過給機能付き燃焼装置。
  4. 前記点火用燃焼器は、前記第2導入口の前記第1流路に対する露出面積を調節するための調節部材を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の過給機能付き燃焼装置。
  5. 前記第2導入口は前記燃焼筒に複数設けられ、
    前記調節部材は、当該調節部材によって覆われる前記第2導入口の数を調節することにより前記露出面積を調節するように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の過給機能付き燃焼装置。
  6. 前記第2導入口は前記燃焼筒に複数設けられ、
    前記調節部材は、環状部材であり、複数の前記第2導入口のうちの前記環状部材によって覆われる部分の割合を変化させるように、前記燃焼筒の軸方向において前記燃焼筒に対してスライド可能に設けられたことを特徴とする請求項4又は5に記載の過給機能付き燃焼装置。
  7. 前記燃焼筒には溝部が形成されており、
    前記第2導入口の一部は前記溝部に形成されており、
    前記調節部材は、前記溝部に嵌合して溝部に形成された前記第2導入口を覆うことにより、前記第2導入口の前記露出面積を調節するよう構成されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の過給機能付き燃焼装置。
  8. 更に、
    前記メイン燃焼器に接続され前記メインバーナに燃料を供給するための第1燃料ラインと、
    前記点火用燃焼器に接続され前記点火用バーナに燃料を供給するための第2燃料ラインと、
    前記メイン燃焼器内の圧力を検知するための圧力計と、
    前記圧力計によって検知された前記圧力に比例するように前記第1燃料ラインの燃料流量を調整するよう構成された第1流量調整弁と、
    前記圧力計によって検知された前記圧力に比例するように前記第2燃料ラインの燃料流量を調整するよう構成された第2流量調整弁と、
    を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の過給機能付き燃焼装置。
  9. 前記燃焼筒には、前記第2導入口とは別に、前記第2燃焼室に前記燃焼用空気を導入するための第4導入口が形成され、
    更に、
    前記メイン燃焼器に接続され前記第1流路に前記燃焼用空気を供給するための第1空気ラインと、
    前記第1空気ラインから分岐して前記点火用燃焼器に接続され、前記第4導入口に前記燃焼用空気を供給するための第2空気ラインと、
    前記第2空気ラインにおける前記燃焼用空気の流量を調整するための第3流量調整弁と、を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の過給機能付き燃焼装置。
  10. 更に、前記点火用バーナの火炎を目視可能な位置に設けられた覗窓を備え、
    前記3流量調整弁は、前記第2空気ラインにおける前記燃焼用空気の流量を手動で調整可能に構成されていることを特徴とする請求項9に記載の過給機能付き燃焼装置。
  11. 前記メインバーナの燃料と前記点火用バーナの燃料はガス化した液化ガスであり、
    前記第1燃料ラインと前記第2燃料ラインとは、共通の燃料ラインから分岐して設けられることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の過給機能付き燃焼装置。
  12. 請求項11に記載の過給機能付き燃焼装置と、前記液化ガスを貯蔵するためのタンクと、を有することを特徴とする液化ガス処理プラント。
  13. 請求項11に記載の過給機能付き燃焼装置と、前記液化ガスを貯蔵するためのタンクと、を有することを特徴とする液化ガス運搬船。
  14. 第1外筒と、前記第1外筒の内側に設けられた第1内筒であって、当該第1内筒の内側に第1燃焼室を形成し、前記第1外筒との間に燃焼用空気の第1流路を形成し、前記第1流路から前記燃焼用空気を前記第1燃焼室に導入するための第1導入口が形成された第1内筒と、前記第1燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼するように構成されたメインバーナと、を備えるメイン燃焼器と、
    前記第1燃焼室と連通する第2燃焼室を内側に有し、前記メイン燃焼器の前記第1内筒と前記第1外筒との間に形成された前記第1流路に面する位置に前記燃焼用空気を前記第2燃焼室に導入するための第2導入口が形成された燃焼筒と、前記第2燃焼室に導入された前記燃焼用空気を用いて燃料を燃焼し、前記メインバーナに点火するための火炎を形成するように構成された点火用バーナと、前記第2導入口の前記第1流路に対する露出面積を調節するための調節部材と、を備える点火用燃焼器と、
    前記メイン燃焼器からの排気で駆動されるタービンと、前記タービンと連結され前記メイン燃焼器に圧縮空気を供給する圧縮機と、
    を有する過給機能付き燃焼装置の製造方法であって、
    前記調節部材によって前記第2導入口の前記第1流路に対する露出面積を常圧環境下で調節する調節ステップを有することを特徴とする過給機能付き燃焼装置の製造方法。
  15. 前記第2導入口は、前記燃焼筒に複数形成され、
    前記調節ステップにおける前記露出面積の調節は、前記調節部材によって覆われる前記第2導入口の数を調節することによって行われることを特徴とする請求項14に記載の過給機能付き燃焼装置の製造方法。
  16. 前記第2導入口は、前記燃焼筒に複数形成され、
    前記調節部材は、環状部材であり、
    前記調節ステップにおける前記露出面積の調節は、前記燃焼筒の軸方向において前記環状部材を前記燃焼筒に対してスライドさせて、複数の前記第2導入口のうちの前記環状部材によって覆われる部分の割合を調節することで行われることを特徴とする請求項12又は15に記載の過給機能付き燃焼装置の製造方法。
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