JP2015019288A - アンテナ装置、アレイアンテナ制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

アンテナ装置、アレイアンテナ制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境の実現を図る。
【解決手段】3個以上のアンテナ素子11で構成されたアレイアンテナ10を有するアンテナ装置1において、給電される前記アンテナ素子11の間隔を変更可能な構成にし、前記アンテナ素子11と給電回路20との間の接続を切り替えるスイッチ30と、MIMO通信においてMIMO多重数を増加させるように、給電される前記アンテナ素子11の間隔を調節する制御部40と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置、アレイアンテナ制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信技術では、送信機と受信機が、複数のアンテナを用いることにより形成される送受信間の複数のパスを用いて通信する。MIMO通信方法には、パス毎に異なるデータを送る多重モードと、複数のパスを合成して安定したデータを送受信するダイバーシチモードがある。
多重モードでは、SNR(Signal to Noise Ratio)が高い場合にスループットが高く有効であるが、SNRが低い場合にはダイバーシチモードのほうがスループットは高くなる。このためSNRによって、多重モードとダイバーシチモードを切り替えて利用する。また、端末の移動などによって電波伝搬路が時々刻々と変わるとSNRが変わるため、多重モードとダイバーシチモードも適宜変更しながら利用される。
一般にSNRは基地局アンテナの近傍で高くなり、遠方で低くなる。また、基地局アンテナの遠方でもアンテナビームを絞ってアンテナ利得を高めれば、SNRを高くすることができる。特許文献1に記載の従来技術では、アレーアンテナの振幅と位相を制御することにより、MIMOチャネル間の相関係数を制御している。
特開2013−093658号公報
図16に示されるように、MIMO通信を行う端末(MIMO通信機)がMIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境を得られる場合には、端末は、MIMO通信の多重モードで通信することにより高いスループットを得ることができる。MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境とは、所定のレベル以上の電波強度のパスが所定の個数以上存在する環境である。該電波強度の所定レベルおよび該パスの所定個数は、MIMO通信機の性能に応じて決められる。
しかし、図17に示されるように、基地局アンテナの遠方にある端末に対して良好なSNRを確保するために、アンテナビームを絞ってアンテナ利得を高くすると、ビル壁面などでの反射波などが少なくなり、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパスを得られなくなる。このため、端末でのSNRが高くなってもMIMO通信に良好な電波強度のマルチパスが得られなくなるので、MIMO通信の多重モードで通信しても高いスループットを得ることができないという課題がある。
その反対に、図18に示されるように、アンテナ利得を下げるとアンテナビームが広がるため、反射波が多くなり、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境となるが、端末でのSNRは低くなる。このため同様に、MIMO通信の多重モードで通信しても高いスループットを得ることができないという課題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境の実現を図ることができるアンテナ装置、アレイアンテナ制御方法およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明に係るアンテナ装置は、3個以上のアンテナ素子で構成されたアレイアンテナを有するアンテナ装置において、給電される前記アンテナ素子の間隔を変更可能な構成にしたことを特徴とする。
(2)本発明に係るアンテナ装置は、上記(1)のアンテナ装置において、前記アンテナ素子と給電回路との間の接続を切り替えるスイッチを備えたことを特徴とする。
(3)本発明に係るアンテナ装置は、上記(1)のアンテナ装置において、前記アンテナ素子を可動な構成にしたことを特徴とする。
(4)本発明に係るアンテナ装置は、上記(1)から(3)のいずれかのアンテナ装置において、MIMO通信においてMIMO多重数を増加させるように、給電される前記アンテナ素子の間隔を調節する制御部を備えたことを特徴とする。
(5)本発明に係るアンテナ装置は、上記(4)のアンテナ装置において、前記制御部は、給電される前記アンテナ素子の間隔を、送信する電波の1/2波長以上1波長以下の初期間隔から広げていくことを特徴とする。
(6)本発明に係るアンテナ装置は、上記(4)又は(5)のいずれかのアンテナ装置において、前記制御部は、入力された無線品質情報に基づいて、前記アンテナ素子の間隔の調節を行うことを特徴とする。
(7)本発明に係るアンテナ装置は、上記(6)のアンテナ装置において、前記制御部は、前記アンテナ素子の間隔の調節において、入力されたMIMO多重数が最大多重可能数に達したときの前記アンテナ素子の間隔に決めることを特徴とする。
(8)本発明に係るアレイアンテナ制御方法は、3個以上のアンテナ素子で構成されたアレイアンテナを有するアンテナ装置において、給電される前記アンテナ素子の間隔を変更可能な構成にしたアンテナ装置のアレイアンテナ制御方法であって、制御部が、MIMO通信においてMIMO多重数を増加させるように、給電される前記アンテナ素子の間隔を調節することを特徴とする。
(9)本発明に係るコンピュータプログラムは、3個以上のアンテナ素子で構成されたアレイアンテナを有するアンテナ装置において、給電される前記アンテナ素子の間隔を変更可能な構成にしたアンテナ装置のコンピュータに、MIMO通信においてMIMO多重数を増加させるように、給電される前記アンテナ素子の間隔を調節するステップを実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境の実現を図ることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置1の構成図である。 本発明の一実施形態に係るアレイアンテナ10の一実施例を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ素子11への給電方法とアンテナビームの関係を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ素子11への給電方法とアンテナビームの関係を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナビームを説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナビームを説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るアレイアンテナ制御処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るアレイアンテナ制御処理のフローチャートである。 図7および図8に示されるアレイアンテナ制御処理に係るアンテナ装置1の例を示す構成図である。 本発明に係るアレイアンテナ10の一実施例を示す説明図である。 図10に示すアレイアンテナ10のアンテナビームの水平面内における指向性を表すグラフ図である。 図10に示すアレイアンテナ10のアンテナビームの水平面内における指向性を表すグラフ図である。 図10に示すアレイアンテナ10のアンテナビームの水平面内における指向性を表すグラフ図である。 図10に示されるアレイアンテナ10の他の給電方法を示す説明図である。 図10に示されるアレイアンテナ10の他の給電方法を示す説明図である。 図16はアンテナビームを説明するための説明図である。 図17はアンテナビームを説明するための説明図である。 図18はアンテナビームを説明するための説明図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置1の構成図である。図1において、アンテナ装置1は、アレイアンテナ10と給電回路20とスイッチ30と制御部40を備える。アレイアンテナ10は、3個以上のアンテナ素子11−1〜nで構成される。nは3以上の自然数である。以下、各アンテナ素子11−1〜nを特に区別しないときは「アンテナ素子11」と称する。
給電回路20はアンテナ素子11から送信される送信信号Aを出力する。スイッチ30は、アンテナ素子11−1〜nと給電回路20との間の接続を切り替える。スイッチ30によって給電回路20と接続されたアンテナ素子11のみに対して送信信号Aが給電される。給電回路20と接続されないアンテナ素子11は接地または開放される。
制御部40はスイッチ30に対してスイッチ制御信号Bを出力する。スイッチ制御信号Bは、給電回路20と接続させるアンテナ素子11を指定する。制御部40には、MIMO通信情報Cが入力される。制御部40は、MIMO通信情報Cに基づいて、スイッチ制御信号Bを生成する。
図2は、本実施形態に係るアレイアンテナ10の一実施例を示す構成図である。図2において、アレイアンテナ10は7個のアンテナ素子11−1〜7から構成されている。アンテナ素子11−1〜7は間隔L0で一列に配置されている。アンテナ素子11の間隔L0は、送信する電波の1/2波長以上1波長以下である。
ここで、アレイアンテナ10のアンテナ素子11への給電方法とアンテナビームの関係について説明する。図3、図4はアンテナ素子11への給電方法とアンテナビームの関係を示す説明図である。図3(1)の例では、アレイアンテナ10は、2個のアンテナ素子11から構成される。図3(2)、(3)の例では、アレイアンテナ10は、3個のアンテナ素子11から構成される。図4(1)の例では、アレイアンテナ10は、4個のアンテナ素子11から構成される。図4(2)の例では、アレイアンテナ10は、5個のアンテナ素子11から構成される。図3、図4において、アンテナ素子11は間隔L0で一列に配置されている。アンテナ素子11の間隔L0は、送信する電波の1/2波長以上1波長以下である。
図3(1)では2個のアンテナ素子11の全てに給電している。この場合、アンテナビームは、メインローブのビーム幅が最も絞られ、アンテナ利得が高くなる。
図3(2)では1個のアンテナ素子11のみに給電している。この場合、アンテナビームは、メインローブのビーム幅が最も広く、アンテナ利得が低くなる。
図3(3)では両端の2個のアンテナ素子11のみに給電している。この場合、給電されるアンテナ素子11の間隔は、L0の2倍の長さであり、送信する電波の1波長を越える長さになる。これにより、アンテナビームとして、メインローブと、メインローブ方向とは異なる方向にグレーティングローブとが発生する。グレーティングローブとは、サイドローブと呼ばれるものの一種であり、アンテナ素子間隔が送信する電波の1波長を越える長さである場合の呼称である。一般には、電波の送信方向として所望方向にメインローブを向けるので、該所望方向とは異なる方向に発生するグレーティングローブは不要とされる。
図4(1)では、給電されるアンテナ素子11の間隔は、L0の3倍の長さである。これにより、図3(3)よりも、給電されるアンテナ素子11の間隔が広がり、グレーティングローブが大きくなる。そして、メインローブとグレーティングローブとのレベル差を縮めることができる。
図4(2)では、給電されるアンテナ素子11の間隔は、L0の4倍の長さである。これにより、図4(1)よりも、給電されるアンテナ素子11の間隔が広がり、グレーティングローブがさらに大きくなる。そして、メインローブとグレーティングローブとのレベル差をさらに縮めることができる。
上述した給電されるアンテナ素子11の間隔の拡張とグレーティングローブの拡大(メインローブとグレーティングローブとのレベル差の縮小)との関係は、アンテナ素子11の個数が増えても同じである。本実施形態では、その給電されるアンテナ素子11の間隔の拡張とグレーティングローブの拡大(メインローブとグレーティングローブとのレベル差の縮小)との関係に着目し、グレーティングローブを有効に利用する。
本実施形態では、給電されるアンテナ素子11の間隔を調節することにより、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境を実現することを図る。図5は、本実施形態に係るアンテナビームを説明するための説明図である。図5において、基地局アンテナのアンテナビームのメインローブは端末(MIMO通信機)の方向(所望方向)に向いている。一方、基地局アンテナのアンテナビームのグレーティングローブは、該所望方向とは異なる方向に発生するので、所望方向の周辺にあるビル壁面などで反射する。本実施形態では、給電されるアンテナ素子11の間隔の拡張によって該グレーティングローブの拡大を図る。これにより、メインローブとグレーティングローブとを含めたMIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境を実現することを図る。
また、図6に示されるように、給電されるアンテナ素子11の間隔を変えることによって、グレーティングローブの向く方向を変えることができる。グレーティングローブの向く方向は、給電されるアンテナ素子11の間隔を広げるとメインローブの向く方向から離れ、反対に給電されるアンテナ素子11の間隔を狭めるとメインローブの向く方向に近づく。これにより、給電されるアンテナ素子11の間隔を変えることによってグレーティングローブの向く方向をビル壁面等の反射物に合わせるように調節すれば、メインローブとグレーティングローブとを含めたMIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境の実現に寄与できる。
なお、給電されるアンテナ素子11の間隔を変更する方法としては、アレイアンテナ10において給電するアンテナ素子11を間引くことが挙げられる。又は、アンテナ素子11を移動させるための機構を設けることが挙げられる。又は、予めアンテナ素子11の間隔が異なる複数のアレイアンテナ10と、それらアレイアンテナ10と給電回路20との接続を切り替えるスイッチとを設け、該スイッチにより任意のアレイアンテナ10を給電回路20に接続させることが挙げられる。また、図2のアレイアンテナ10において、アンテナ素子11の間隔を、送信する電波の1/2波長から1波長までの範囲で機構的に調整できるようにしてもよい。
次に図7、図8を参照して図1に示す制御部40の動作を説明する。図7、図8は、本実施形態に係るアレイアンテナ制御処理のフローチャートである。
MIMO通信情報Cは、定期的に、又は、制御部40からの要求に応じて、制御部40に入力される。MIMO通信情報Cは、MIMO多重数とMIMO多重数の最大可能数(最大多重可能数)を有する。MIMO多重数は、アンテナ装置1を使用して電波を送信するMIMO通信機(例えば基地局装置)がMIMO通信の多重モードで通信したときの通信多重数である。最大多重可能数は、MIMO多重数の取り得る最大値であり、MIMO通信機の性能によって予め決められている。なお、MIMO通信のダイバーシチモードで通信したときのMIMO多重数は1である。
本アレイアンテナ制御処理を行う際には、最大多重可能数に応じた個数のアレイアンテナ10が設けられる。図9は、本アレイアンテナ制御処理に係るアンテナ装置1の例を示す構成図である。図9の例では、最大多重可能数Nに対応するN個のアレイアンテナ10−1〜Nが設けられる。アレイアンテナ10−1〜Nはスイッチ30に接続されている。スイッチ30は、アレイアンテナ10−1〜N毎に、アンテナ素子11と給電回路20との間の接続を切り替える。
(ステップS1)制御部40は、MIMO通信情報Cに基づいて、最大多重可能数を変数M0に設定する。
(ステップS2)制御部40は、MIMO通信情報Cから最新のMIMO多重数を取得する。
(ステップS3)制御部40は、ステップS2で取得したMIMO多重数を変数Mに設定する。
(ステップS4)制御部40は、変数Mを変数M0と比較する。
(ステップS5)ステップS4の比較の結果、変数Mが変数M0に等しい場合には、本アレイアンテナ制御処理を終了する。この理由は、既に、最大多重可能数が得られているので、アンテナ素子11の間隔を変更する必要がないからである。
一方、ステップS4の比較の結果、変数Mが変数M0に等しくない場合には、ステップS6に進む。この理由は、最大多重可能数が得られていないので、アンテナ素子11の間隔を調節してMIMO多重数の向上を図るためである。
(ステップS6)制御部40は、給電されるアンテナ素子11の間隔を長さLだけ広げるようにスイッチ制御信号Bを生成し、生成したスイッチ制御信号Bを出力する。スイッチ30は、該スイッチ制御信号Bに従って、給電回路20とアンテナ素子11を接続する。これにより、給電回路20と接続されるアンテナ素子11(つまり、給電されるアンテナ素子11)の間隔は、長さLだけ広がる。
(ステップS7)制御部40は、MIMO通信情報Cから最新のMIMO多重数を取得する。
(ステップS8)制御部40は、ステップS7で取得したMIMO多重数を変数Mに設定する。
(ステップS9)制御部40は、変数Mを変数M0と比較する。
(ステップS10)ステップS9の比較の結果、変数Mが変数M0に等しい場合には、本アレイアンテナ制御処理を終了する。この理由は、既に、最大多重可能数が得られているので、アンテナ素子11の間隔を変更する必要がないからである。
一方、ステップS9の比較の結果、変数Mが変数M0に等しくない場合には、ステップS11に進む。この理由は、最大多重可能数が得られていないので、アンテナ素子11の間隔をさらに調節してMIMO多重数の向上を図るためである。
(ステップS11)制御部40は、変数Mの値を変数M1に設定する。
(ステップS12)制御部40は、給電されるアンテナ素子11の間隔を長さLだけ広げるようにスイッチ制御信号Bを生成し、生成したスイッチ制御信号Bを出力する。スイッチ30は、該スイッチ制御信号Bに従って、給電回路20とアンテナ素子11を接続する。これにより、給電回路20と接続されるアンテナ素子11(つまり、給電されるアンテナ素子11)の間隔は、長さLだけ広がる。
(ステップS13)制御部40は、MIMO通信情報Cから最新のMIMO多重数を取得する。
(ステップS14)制御部40は、ステップS13で取得したMIMO多重数を変数Mに設定する。
(ステップS15)制御部40は、変数Mを変数M0と比較する。
(ステップS16)ステップS15の比較の結果、変数Mが変数M0に等しい場合には、本アレイアンテナ制御処理を終了する。この理由は、既に、最大多重可能数が得られているので、アンテナ素子11の間隔を変更する必要がないからである。
一方、ステップS15の比較の結果、変数Mが変数M0に等しくない場合には、ステップS17に進む。
(ステップS17)制御部40は、変数Mを変数M1と比較する。
(ステップS18)ステップS17の比較の結果、変数Mが変数M1より大きい場合にはステップS11に進み、さらにアンテナ素子11の間隔を広げる調整を行う。この理由は、まだ最大多重可能数が得られておらず、且つ、MIMO多重数の増加が期待できるので、アンテナ素子11の間隔をさらに調節してMIMO多重数の向上を図るためである。
一方、ステップS17の比較の結果、変数Mが変数M1以下である場合にはステップS19に進む。
(ステップS19)制御部40は、給電されるアンテナ素子11の間隔を長さLだけ戻す(狭める)ようにスイッチ制御信号Bを生成し、生成したスイッチ制御信号Bを出力する。スイッチ30は、該スイッチ制御信号Bに従って、給電回路20とアンテナ素子11を接続する。これにより、給電回路20と接続されるアンテナ素子11(つまり、給電されるアンテナ素子11)の間隔は、長さLだけ狭くなる。この後、本アレイアンテナ制御処理を終了する。この理由は、まだ最大多重可能数は得られていないが、アンテナ素子11の間隔を広くしても、これ以上のMIMO多重数の向上が期待できないからである。
なお、給電されるアンテナ素子11の間隔を変える単位の長さLは、任意に設定可能とする。例えば、長さLは、L0であってもよく、又は、L0の任意の倍数であってもよい。長さLがL0である場合を例に挙げて、給電されるアンテナ素子11の間隔の変更の例を以下に説明する。
図2において、初めは全てのアンテナ素子11−1〜7に給電している。次いで、給電されるアンテナ素子11の間隔を長さL(L=L0)だけ広げると、アンテナ素子11−1〜7に対し1素子飛びで給電される。例えばアンテナ素子11−1,11−3,11−5,11−7に給電される。次いで、給電されるアンテナ素子11の間隔をさらに長さL(L=L0)だけ広げると、アンテナ素子11−1〜7に対し2素子飛びで給電される。例えばアンテナ素子11−1,11−4,11−7に給電される
また、上述のアレイアンテナ制御処理では、MIMO多重数に基づいて、給電されるアンテナ素子11の間隔を調節したが、これに限定されない。例えば、MIMO通信機での無線品質情報(例えば、SNR、スループット)に基づいて、無線品質が向上するように、給電されるアンテナ素子11の間隔を調節するようにしてもよい。この場合においてもMIMO多重数の増加を図ることができる。
図10は、本発明に係るアレイアンテナ10の一実施例を示す説明図である。図10に示されるアレイアンテナ10は、水平方向と垂直方向とに7個ずつで合計49個のアンテナ素子11を格子状に配置した構成となっている。図11、図12、図13は、図10のアレイアンテナ10のアンテナビームの水平面内における指向性を表すグラフ図である。図11、図12、図13のグラフ図において、横軸は水平面内の角度を示し、縦軸は指向性利得を示す。
図10(1)では全49個のアンテナ素子11に給電している。したがって、図10(1)では、給電されるアンテナ素子11の間隔(水平方向の間隔または垂直方向の間隔)は長さL0である。この図10(1)の場合、図11のグラフ図に示されるアンテナビーム指向性となる。図10(2)では49個のアンテナ素子11に対して1素子飛びで給電している。したがって、図10(2)では、給電されるアンテナ素子11の間隔(水平方向の間隔または垂直方向の間隔)は長さL0の2倍である。この図10(2)の場合、図12のグラフ図に示されるアンテナビーム指向性となる。図10(3)では49個のアンテナ素子11に対して2素子飛びで給電している。したがって、図10(3)では、給電されるアンテナ素子11の間隔(水平方向の間隔または垂直方向の間隔)は長さL0の3倍である。この図10(3)の場合、図13のグラフ図に示されるアンテナビーム指向性となる。
図11に示されるように、全素子給電の場合、サイドローブに対してメインローブの利得が非常に高い。このため、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境にならず、MIMO通信の多重モードで通信しても高いスループットを得ることができない場合には、アンテナ素子11の間隔を広げることにより、サイドローブ(グレーティングローブ)の活用を図る。
図12に示されるように、1素子飛び給電の場合、図11の全素子給電の場合に比して、メインローブの利得は2dB程度の減少となっているのに対し、サイドローブ(グレーティングローブ)は5dB以上増加している。これにより、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境の実現を図る効果が得られる。
ことができる。
図13に示されるように、2素子飛び給電の場合、図12の1素子飛び給電の場合に比して、メインローブの利得は4dB程度の減少となっているが、サイドローブ(グレーティングローブ)を10dB程度増加させることができる。これにより、MIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境の実現を図る効果が得られる。
図11、図12、図13では、アンテナビームの水平面内における指向性を示したが、図10のアレイアンテナ10によればアンテナビームの垂直面内における指向性も同様である。したがって、垂直面内においても同様の効果が得られる。
上述したように本実施形態によれば、グレーティングローブを有効に利用することにより、メインローブとグレーティングローブとを含めたMIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境を実現することができるという効果が得られる。これにより、従来ではMIMO通信に良好な電波強度のマルチパスを発生させることができない、又は、SNRが低い場所では、MIMO通信の多重モードで通信しても高いスループットを得ることができなかったが、本実施形態によれば、メインローブの絞込みによるSNRの向上と、グレーティングローブの活用によるMIMO通信に良好な電波強度のマルチパス環境の実現とを図ることができるので、MIMO通信の多重モードの使用頻度が向上し、スループットが改善する効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、図10に例示されるアレイアンテナ10の給電方法では、水平方向と垂直方向の両方向ともに給電する間隔を広げたが、水平方向のみまたは垂直方向のみに対して給電する間隔を広げるようにしてもよい。図14には、図10と同様に、水平方向と垂直方向とに7個ずつで合計49個のアンテナ素子11を格子状に配置した構成のアレイアンテナ10が示されている。図14(1)では全49個のアンテナ素子11に給電している。したがって、図14(1)では、給電されるアンテナ素子11の間隔(水平方向の間隔または垂直方向の間隔)は長さL0である。図14(2)では49個のアンテナ素子11に対して水平方向は1素子飛びで給電している。したがって、図14(2)では、給電されるアンテナ素子11の間隔として、垂直方向の間隔は長さL0であり、水平方向の間隔は長さL0の2倍である。図14(3)では49個のアンテナ素子11に対して水平方向は2素子飛びで給電している。したがって、図14(3)では、給電されるアンテナ素子11の間隔として、垂直方向の間隔は長さL0であり、水平方向の間隔は長さL0の3倍である。この図14の給電方法では、給電されるアンテナ素子11の水平方向の間隔を調節することによって、水平方向のグレーティングローブの拡大または縮小を実現できる。
図15には、図10と同様に、水平方向と垂直方向とに7個ずつで合計49個のアンテナ素子11を格子状に配置した構成のアレイアンテナ10が示されている。図15(1)では全49個のアンテナ素子11に給電している。したがって、図15(1)では、給電されるアンテナ素子11の間隔(水平方向の間隔または垂直方向の間隔)は長さL0である。図15(2)では49個のアンテナ素子11に対して垂直方向は1素子飛びで給電している。したがって、図15(2)では、給電されるアンテナ素子11の間隔として、水平方向の間隔は長さL0であり、垂直方向の間隔は長さL0の2倍である。図15(3)では49個のアンテナ素子11に対して垂直方向は2素子飛びで給電している。したがって、図15(3)では、給電されるアンテナ素子11の間隔として、水平方向の間隔は長さL0であり、垂直向の間隔は長さL0の3倍である。この図15の給電方法では、給電されるアンテナ素子11の垂直方向の間隔を調節することによって、垂直方向のグレーティングローブの拡大または縮小を実現できる。
また、上述したアンテナ装置1を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…アンテナ装置、10…アレイアンテナ、11…アンテナ素子、20…給電回路、30…スイッチ、40…制御部

Claims (9)

  1. 3個以上のアンテナ素子で構成されたアレイアンテナを有するアンテナ装置において、給電される前記アンテナ素子の間隔を変更可能な構成にしたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記アンテナ素子と給電回路との間の接続を切り替えるスイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナ素子を可動な構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. MIMO通信においてMIMO多重数を増加させるように、給電される前記アンテナ素子の間隔を調節する制御部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記制御部は、給電される前記アンテナ素子の間隔を、送信する電波の1/2波長以上1波長以下の初期間隔から広げていくことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記制御部は、入力された無線品質情報に基づいて、前記アンテナ素子の間隔の調節を行うことを特徴とする請求項4又は5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記制御部は、前記アンテナ素子の間隔の調節において、入力されたMIMO多重数が最大多重可能数に達したときの前記アンテナ素子の間隔に決めることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 3個以上のアンテナ素子で構成されたアレイアンテナを有するアンテナ装置において、給電される前記アンテナ素子の間隔を変更可能な構成にしたアンテナ装置のアレイアンテナ制御方法であって、
    制御部が、MIMO通信においてMIMO多重数を増加させるように、給電される前記アンテナ素子の間隔を調節することを特徴とするアレイアンテナ制御方法。
  9. 3個以上のアンテナ素子で構成されたアレイアンテナを有するアンテナ装置において、給電される前記アンテナ素子の間隔を変更可能な構成にしたアンテナ装置のコンピュータに、
    MIMO通信においてMIMO多重数を増加させるように、給電される前記アンテナ素子の間隔を調節するステップを実行させるためのコンピュータプログラム。
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