JP6652482B2 - 基地局装置及び無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、MIMO伝送に関する。
ミリ波等の高い周波数帯を用いて近距離で短時間のうちに大容量のデータファイルの無線伝送を実施する「タッチアンドゲット」の無線通信システムでは、ユーザが端末装置を意図的に基地局装置に近接させる無線伝送を実施する(例えば、非特許文献1参照)。そのため、通信距離は数cmとなる。伝送レートを向上させる手法としては、MIMO(Multiple-input and multiple-output)伝送技術の適用が有効である。特に、こうした利用形態の無線通信システムにおける近距離かつ見通しのある電波伝搬環境でMIMO伝送を行う場合、送信機及び受信機のアンテナアレーを構成する各アンテナ素子間の伝搬経路長差を利用してMIMO伝送を行う「見通しMIMO」の伝送状態となる。
見通しMIMOにおいて、伝送路容量は、アンテナアレーの配置に大きな影響を受ける(例えば、特許文献1〜3参照)。図10は、アンテナアレーの配置が理想的な場合の一例を示す図である。図11は、アンテナアレーの配置にずれが生じている場合の一例を示す図である。無線通信システム1000は、端末装置1と、基地局装置2とを備える。端末装置1は、複数のアンテナ素子で構成されるアンテナアレー11を備える。基地局装置2は、複数のアンテナ素子で構成されるアンテナアレー21を備える。
端末装置1のアンテナアレー11と、基地局装置2のアンテナアレー21とは正面で向かい合い、アンテナアレー間の電波伝搬環境が見通し伝搬環境となる。見通し伝搬環境においてMIMO伝送を実施し高い伝送路容量を得るには、アンテナアレーの素子間隔として伝送距離に応じて最適な間隔を設定すればよい。このような、見通し伝搬環境におけるMIMO伝送の手法を見通しMIMOと記載する。見通しMIMOでアンテナの素子間隔が最適であれば、MIMO伝送路は互いに直交に近い状態となり、i.i.d.伝送路を超える高い容量が得られる。
一方、図11に示すように、端末装置1の配置にずれがあり、アンテナアレー21とアンテナアレー11とが正面で向かい合わないような状態になると、見通しMIMO伝送路応答の直交性が劣化し空間相関が増大するため、結果的に伝送路容量が小さくなる。これは、変調信号を伝送する際に符号誤り率(BER:Bit Error Rate)が増大する原因となる。
特許第5759427号公報 特許第5770691号公報 特開2014−239391号公報
"Analyses of Antenna Displacement in Short-Range MIMO Transmission over Millimeter-Wave", IEICE Transactions on Communications 94-B,NO. 10, OCTOBER 2011, p.2891-2895
上記のように、見通しMIMOでは、アンテナアレーの配置が理想的な場合、高い伝送路容量を得ることができる一方、アンテナアレーの位置関係が理想的な状態からずれた場合にはMIMO伝送路を構成する各伝送経路の間の空間相関が急激に増大して伝送路容量が極端に劣化してしまうという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部が設けられた電波反射箱と、前記電波反射箱の内部に備えられる、複数のアンテナ素子で構成され、ビーム方向が前記開口部と異なる方向に向くように設置されたアンテナアレーと、を備える基地局装置である。
本発明の一態様は、上記の基地局装置であって、前記電波反射箱の内壁面には凹凸がある。
本発明の一態様は、上記の基地局装置であって、前記アンテナアレーを構成する各アンテナ素子は、前記電波反射箱の内部に一部又全てが異なる向きで分散して配置される。
本発明の一態様は、上記の基地局装置であって、前記開口部に前記アンテナアレーが前記開口部を見通す方向に対して放射又は受信する電波と直交する偏波の電波のみを通過するスリット板を備える。
本発明の一態様は、上記の基地局装置であって、前記開口部の内側又は外側に、誘電体で作られたレンズをさらに備える。
本発明の一態様は、上記の基地局装置であって、前記電波反射箱の内部に設置され、電波を反射するとともに、状態を変化させることが可能な構造物と、前記電波反射箱の内部に設置され、前記アンテナアレーから送信された試験信号を受信する観測用アンテナと、前記観測用アンテナで受信された前記試験信号に基づいて遅延広がり又は空間相関を測定し、該測定の結果から前記構造物の状態を変化させる制御を行う伝搬観測回路と、をさらに備える。
本発明の一態様は、上記の基地局装置であって、前記電波反射箱の内部に設置され、電波を反射するとともに、状態を変化させることが可能な構造物と、前記アンテナアレーで受信された試験信号に基づいて遅延広がり又は空間相関を測定し、該測定の結果から前記構造物の状態を変化させる制御を行う伝搬観測回路と、をさらに備え、前記アンテナアレーは、自装置と通信を行う端末装置に備えられる複数のアンテナ素子で構成されるアンテナアレーから送信された前記試験信号を受信する。
本発明の一態様は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部が設けられた電波反射箱と、前記電波反射箱の内部に備えられる、複数のアンテナ素子で構成され、ビーム方向が前記開口部と異なる方向に向くように設置されたアンテナアレーと、を備える基地局装置と、前記開口部に向かい合うように配置されている、複数のアンテナ素子で構成されるアンテナアレーを備える端末装置と、を備える無線通信システムである。
本発明により、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することが可能となる。
第1の実施形態における無線通信システム100のシステム構成を表す構成図である。 伝送路容量と、端末装置10のアンテナアレー101の位置の関係を示す模式図である。 第2の実施形態における無線通信システム100aのシステム構成を表す構成図である。 第3の実施形態における無線通信システム100bのシステム構成を表す構成図である。 第4の実施形態における無線通信システム100cのシステム構成を表す構成図である。 第5の実施形態における無線通信システム100dのシステム構成を表す構成図である。 第6の実施形態における無線通信システム100eのシステム構成を表す構成図である。 第7の実施形態における無線通信システム100fのシステム構成を表す構成図である。 各実施形態における無線通信システムの適用例を示す図である。 アンテナアレーの配置が理想的な場合の一例を示す図である。 アンテナアレーの配置にずれが生じている場合の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における無線通信システム100のシステム構成を表す構成図である。無線通信システム100は、端末装置10及び基地局装置20を備える。端末装置10と基地局装置20とは、ミリ波等の高い周波数帯を用いて近距離で通信を行う。
端末装置10は、ユーザによって携帯される通信装置である。端末装置10は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等の情報処理装置を用いて構成される。端末装置10は、アンテナアレー101を備える。アンテナアレー101は、複数のアンテナ素子で構成される。
基地局装置20は、端末装置10との間で無線通信を行う。無線通信には、無線LAN(Local Area Network)が用いられてもよいし、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)が用いられてもよい。基地局装置20は、電波反射箱201及びアンテナアレー202を備える。電波反射箱201は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部203が設けられている。例えば、電波反射箱201は、内壁が導体等で構成される。アンテナアレー202は、複数のアンテナ素子で構成される。なお、アンテナアレー202は、電波反射箱201内に備えられる。
アンテナアレー202は、放射指向性の強い方向(以下「ビーム方向」と記載)を開口部203に向けて設置するのではなく、図1に示すように、開口部203とは別の方向に向けて設置するか、又は、アンテナアレー202のビーム方向に電波反射箱201の壁があるように設置し、アンテナアレー101との間に見通し電波伝搬が無いようにするのがよい。
第1の実施形態では、端末装置10は、アンテナアレー101が開口部203に向かい合うように配置される。
以上のように構成された無線通信システム100によれば、端末装置10又は基地局装置20のいずれかのアンテナアレーから放射された電波が、電波反射箱201において多数回反射したのち他方のアンテナアレーに到達するため、MIMO伝送路としては各伝搬経路における伝送路応答の間の相関が小さくなる。これにより、端末装置10と基地局装置20のアンテナアレーの位置ずれの大きさが増大したとしても伝送品質が急激に劣化してしまうことが無い。そのため、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することが可能になる。
上記効果について図2を用いて説明する。図2は、伝送路容量と、端末装置10のアンテナアレー101の位置(図2では、端末位置と表記)の関係を示す模式図である。図2において、端末位置=0で示す位置が中心(基地局装置20のアンテナアレー202と、端末装置10のアンテナアレー101とが位置ずれがなく正面で向かう位置)を表し、矢印30で示す方向に向かうほど基地局装置20のアンテナアレー202と、端末装置10のアンテナアレー101との位置ずれが大きいことを表す。
通常の無線通信システムの場合、遷移線31に示すように、見通しMIMOの伝送特性となるため、端末装置10を中心に配置した場合には最大の伝送路容量が得られるが、端末位置がずれるにしたがい伝送路容量が急激に低下する。
一方、本発明における無線通信システム100の場合、遷移線32に示すように、端末装置10が中心(端末位置=0を、端末装置10のアンテナアレー101の中心が開口部203の中心にある状態と定義する)の場合には、従来の無線通信システムに比べてやや低い伝送路容量となる。この理由は以下の通りである。見通しMIMOの特徴は、背景技術の説明で述べた通り、図10で示したような、端末装置1のアンテナアレー11と、基地局装置2のアンテナアレー21とが正面で向かい合う理想的な状態では、マルチパスに富んだ環境でのMIMOの平均的容量(i.i.d.伝送路での容量)を超える伝送路容量が得られる点にある。したがって、本発明によるMIMO伝送(マルチパスに富んだ環境でのMIMO伝送)では、従来の無線通信システム(見通しMIMO)よりもやや低い伝送路容量となる。しかし、端末位置がずれても空間相関の大きさは大きくは変わらない(理想的なi.i.d.伝送路が実現できていれば相関は変わらない)ため、端末位置のずれ、つまり基地局装置20のアンテナアレー202と、端末装置10のアンテナアレー101との位置ずれによる伝送路容量の劣化は従来の無線通信システムに比べて小さく抑えられる。
<変形例>
端末装置10は、開口部203を塞ぐように配置されてもよい。
端末装置10にも電波反射箱を設けて、電波反射箱内にアンテナアレー101を備えられるように構成されてもよい。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態における無線通信システム100aのシステム構成を表す構成図である。第2の実施形態では、電波反射箱の内壁面には凹凸が設けられ、端末装置の表面の一部に電波を反射する反射素材が設けられる。無線通信システム100aは、端末装置10a及び基地局装置20aを備える。
端末装置10aは、アンテナアレー101及び反射素材102を備える。アンテナアレー101は、複数のアンテナ素子で構成される。反射素材102は、できるだけ反射率の高い素材で構成されることが望ましい。反射素材102は、端末装置10aの表面の一部に設けられる。
基地局装置20aは、電波反射箱201a及びアンテナアレー202を備える。電波反射箱201aは、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部203が設けられている。また、電波反射箱201aの内壁面には凹凸201−1が設けられる。凹凸201−1は、例えば丸めたのち展開したアルミ箔等を利用して構成される。なお、アンテナアレー202は、図1でも示したように、ビーム方向を開口部203に向けて設置するのではなく、開口部203とは別の方向に向けて設置するか、又は、アンテナアレー202のビーム方向に電波反射箱201aの壁があるように設置し、アンテナアレー101との間に見通し電波伝搬が無いようにするのがよい。
以上のように構成された無線通信システム100aによれば、電波反射箱201a内に凹凸201−1が設けられる。これにより、凹凸がない場合に比べてより電波が乱反射される。したがって、MIMO伝送路としては各伝搬経路における伝送路応答の間の相関が小さくなる。これにより、端末装置10aと基地局装置20aのアンテナアレーの位置ずれの大きさが増大したとしても伝送品質が急激に劣化してしまうことが無い。そのため、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することが可能になる。
また、図3に示すように、端末装置10aの表面には反射素材102が設けられる。このように構成されることによって、端末装置10aの表面で電波を反射させることができ、いったん開口部203から漏れた電波を再び電波反射箱201aの中に戻すことができる。これにより、電波は反射を繰り返すため、より空間相関の低いMIMO伝送路応答を作り出すことが可能になる。そのため、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化をさらに低減することが可能になる。
<変形例>
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に変形例されてもよい。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態における無線通信システム100bのシステム構成を表す構成図である。第3の実施形態では、基地局装置が備えるアンテナアレーを構成する各アンテナ素子が電波反射箱の中に一部又全てが異なる向きで分散して配置される。無線通信システム100bは、端末装置10及び基地局装置20bを備える。端末装置10は、第1の実施形態における端末装置10と同様の構成であるため説明を省略する。
基地局装置20bは、電波反射箱201及びアンテナアレー202を備える。電波反射箱201は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部203が設けられている。アンテナアレー202は、複数のアンテナ素子202−n(nは2以上の整数)で構成される。第3の実施形態におけるアンテナアレー202を構成する各アンテナ素子202−nは、図4に示すように電波反射箱201内に互いに離して設置される。なお、各アンテナ素子202−nの偏波の向きはランダムでよい。
以上のように構成された無線通信システム100bによれば、各アンテナ素子202−nが電波反射箱201内に分散して配置される。各アンテナ素子202−nは、電波反射箱201内の小さいエリアにまとめて配置、整列するよりも電波反射箱201内に互いに離して設置したほうが、空間相関の低いMIMO伝送路応答特性を期待することができる。そして、この時の偏波の向きをランダムにしたほうが空間相関のさらに低いMIMO伝送路応答特性を期待できる。そのため、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することが可能になる。
<変形例>
第3の実施形態は、第1の実施形態と同様に変形例されてもよい。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態における無線通信システム100cのシステム構成を表す構成図である。第4の実施形態では、基地局装置が、電波反射箱の開口部にスリット板(偏光板)204を備え、アンテナアレー202cが放射又は受信する電波と直交する偏波の電波のみを透過する。無線通信システム100cは、端末装置10c及び基地局装置20cを備える。
端末装置10cは、アンテナアレー101c及び反射素材102を備える。アンテナアレー101cは、複数のアンテナ素子で構成される。アンテナアレー101cは、特定の偏波の電波のみを放射する、又は、特定の偏波の電波のみを受信する。本実施形態では、アンテナアレー101cは、水平偏波の電波のみを放射する又は水平偏波の電波のみを受信する。反射素材102は、できるだけ反射率の高い素材で構成されることが望ましい。反射素材102は、端末装置10aの表面の一部に設けられるが、必ずしも設けなくてもよい。
基地局装置20cは、電波反射箱201、アンテナアレー202c及びスリット板204を備える。電波反射箱201は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部203が設けられている。アンテナアレー202cは、複数のアンテナ素子で構成される。アンテナアレー202cは、少なくとも開口部203を見通す方向に対しては、アンテナアレー101cが受信する電波と直交する偏波の電波のみを放射する、又は、アンテナアレー101cが放射する電波と直交する偏波の電波のみを受信する。本実施形態では、アンテナアレー202cは、少なくとも開口部203を見通す方向に対しては、垂直偏波の電波のみを放射する又は垂直偏波の電波のみを受信する。スリット板204は、アンテナアレー202cが開口部203を見通す方向に対して放射又は受信する電波と直交する偏波の電波のみを通過する。本実施形態では、スリット板204は、水平偏波の電波のみを通過する。
以上のように構成された無線通信システム100cによれば、基地局装置20cのスリット板204は、1方向の偏波のみ(図5では水平偏波のみ)を透過させ、交差偏波(図5では垂直偏波)を電波反射箱201内で反射させる。偏波が垂直から水平に回るほど、電波反射箱201内で多くの回数反射した電波のみスリット板204を通過できるので、多数の多重反射により空間相関の大幅な低下が見込まれる。これにより、端末装置10と基地局装置20のアンテナアレーの位置ずれの大きさが増大したとしても伝送品質が急激に劣化してしまうことが無い。そのため、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することが可能になる。
また、無線通信システム100cでは、端末装置10cのアンテナアレー101cで受信されない交差偏波成分は開口部203から放射されないため、その分のエネルギーの無駄を省くことができる効果が見込める。
<変形例>
第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に変形例されてもよい。
本実施形態では、アンテナアレー101cが特定の偏波の電波として水平偏波の電波のみを放射又は受信する構成を示し、アンテナアレー202cが、少なくとも開口部203を見通す方向に対しては、垂直偏波の電波のみを放射又は受信する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、アンテナアレー101cが、特定の偏波の電波として垂直偏波の電波のみを放射又は受信する構成で、アンテナアレー202cが、少なくとも開口部203を見通す方向に対しては、水平偏波の電波のみを放射又は受信する構成であってもよい。このように構成される場合、スリット板204は、垂直偏波の電波のみを通過するように構成される。
(第5の実施形態)
図6は、第5の実施形態における無線通信システム100dのシステム構成を表す構成図である。第5の実施形態では、基地局装置が、開口部の内側に、誘電体で作られたレンズを備え、電波反射箱内から開口部に向かう電波を端末装置のアンテナアレーに集束する。無線通信システム100dは、端末装置10c及び基地局装置20dを備える。端末装置10cは、第4の実施形態における端末装置10cと同様の構成であるため説明を省略する。
基地局装置20dは、電波反射箱201、アンテナアレー202c、スリット板204及びレンズ205を備える。電波反射箱201は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部203が設けられている。アンテナアレー202cは、複数のアンテナ素子で構成される。アンテナアレー202cは、少なくとも開口部203を見通す方向に対しては、アンテナアレー101cが受信する電波と直交する偏波の電波のみを放射する、又は、アンテナアレー101cが放射する電波と直交する偏波の電波のみを受信する。本実施形態では、アンテナアレー202cは、少なくとも開口部203を見通す方向に対しては、垂直偏波の電波のみを放射する又は垂直偏波の電波のみを受信する。スリット板204は、アンテナアレー202cが開口部203を見通す方向に対して放射又は受信する電波と直交する偏波の電波のみを通過する。本実施形態では、スリット板204は、水平偏波の電波のみを通過する。レンズ205は、誘電体で構成され、電波反射箱201内の電波を集束する。
以上のように構成された無線通信システム100dによれば、レンズ205により電波反射箱201内から開口部203に向かう電波を、アンテナアレー101cのほうに集中させることができる。
また、電波反射箱201の多重反射で生じるスリットへの入射角が大きい信号をレンズ205により曲げ、信号の進行方向を端末側に限定することで、受信信号のSN比向上が見込まれる。
<変形例>
第5の実施形態は、第4の実施形態と同様に変形例されてもよい。
レンズ205は、開口部203の外側に配置されてもよい。
(第6の実施形態)
図7は、第6の実施形態における無線通信システム100eのシステム構成を表す構成図である。第6の実施形態では、基地局装置が、電波を反射するとともに、位置や向き、形状等の状態を変化させることが可能な導体の構造物(チューナー)を電波反射箱内に備え、自装置内で送信された試験信号に基づいて空間相関がより低くなるように導体の構造物の位置や向き、形状等のチューナーの状態を変化させる。無線通信システム100eは、端末装置10及び基地局装置20eを備える。端末装置10は、第1の実施形態における端末装置10と同様の構成であるため説明を省略する。
基地局装置20eは、電波反射箱201、アンテナアレー202e、チューナー206、観測用アンテナ207及び伝搬観測回路208を備える。電波反射箱201は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部203が設けられている。アンテナアレー202eは、複数のアンテナ素子で構成される。アンテナアレー202eは、試験信号を送信する。チューナー206は、電波を反射する導体で構成される。チューナー206は、伝搬観測回路208から出力されたチューナー位置制御信号に含まれる位置情報に応じた位置に移動する。
観測用アンテナ207は、アンテナアレー202から送信される試験信号を受信する。伝搬観測回路208は、観測用アンテナ207によって受信された試験信号に基づいて、遅延広がりを測定する。伝搬観測回路208は、測定の結果、遅延の広がりが閾値以上である場合、空間相関が低減されていると認識する。伝搬観測回路208は、測定の結果、遅延の広がりが閾値未満である場合、空間相関が低減されていないと認識し、チューナー位置制御信号をチューナー206に出力することによってチューナー206の位置を制御する。チューナー206は、チューナー位置制御信号に応じて、位置を変更する。
以上のように構成された無線通信システム100eによれば、端末装置10の表面の電波の反射状態の違いにより、電波反射箱201内での空間相関低減の状態が良くない状態になることを解消するために、電波反射箱201内で試験信号を送信することによって空間相関がより低くなるような位置にチューナー206の位置が制御される。これにより、電波反射箱201内で空間相関を低減させることができる。これにより、端末装置10と基地局装置20eのアンテナアレーの位置ずれの大きさが増大したとしても伝送品質が急激に劣化してしまうことが無い。そのため、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することが可能になる。なお、本実施形態における手法は、通信に使用する周波数が変更された場合に、それに合わせて、それに適した電波反射状態を作るという効果も見込める。
<変形例>
第6の実施形態は、第1の実施形態と同様に変形例されてもよい。
本実施形態では、伝搬観測回路208が、チューナー206の位置を変更する構成を示したが、伝搬観測回路208は、チューナー206の向き、又は、形状を変更するように構成されてもよい。チューナー206の形状を変更するとは、例えばチューナー206が蝶番のような可動部で複数の金属板を連結した構造物、又は、ばねのような構造物である場合に、該構造物を曲げ伸ばし、伸縮等を行うことによって形状を変更することを意味する。
電波反射箱201内の内壁面には凹凸が設けられてもよい。このように構成される場合、伝搬観測回路208は、凹凸の状態を変化させるように構成されてもよい。
(第7の実施形態)
図8は、第7の実施形態における無線通信システム100fのシステム構成を表す構成図である。第7の実施形態では、基地局装置が、電波を反射するとともに、位置や向き、形状等の状態を変化させることが可能な導体の構造物(チューナー)を電波反射箱内に備え、端末装置から送信された試験信号に基づいて空間相関がより低くなるように導体の構造物の位置や向き、形状等のチューナーの状態を変化させる。無線通信システム100fは、端末装置10f及び基地局装置20fを備える。
端末装置10fは、アンテナアレー101fを備える。アンテナアレー101fは、複数のアンテナ素子で構成される。アンテナアレー101fは、試験信号を送信する。
基地局装置20fは、電波反射箱201、アンテナアレー202及びチューナー206を備える。電波反射箱201は、電波を反射する材質で構成され、一部に開口部203が設けられている。アンテナアレー202fは、複数のアンテナ素子で構成される。アンテナアレー202fは、試験信号を受信する。チューナー206は、電波を反射する導体で構成される。チューナー206は、基地局装置20fの外部に設けられた伝搬観測回路208からのチューナー位置制御信号に含まれる位置情報に応じた位置に移動される。
本実施形態では、基地局装置20fは、第6の実施形態とは異なり、観測用アンテナを使用せずにアンテナアレー202を使用して、端末装置10fのアンテナアレー101fから送信される試験信号(既知のトレーニング信号、いわゆるプリアンブルを用いる)を受信する。そして、アンテナアレー202によって受信された試験信号に基づいて、伝搬観測回路208が遅延広がり及び空間相関を算出する。そして、伝搬観測回路208は、算出結果に基づいて、チューナー206の位置を調整し、より遅延広がりが大きくなる、又は、より空間相関が小さくなるようにチューナー206の位置を設定する。
以上のように構成された無線通信システム100fによれば、端末装置10の表面の電波の反射状態の違いにより、電波反射箱201内での空間相関低減の状態が良くない状態になることを解消するために、端末装置10fから送信された試験信号に基づいて、空間相関がより低くなるような位置にチューナー206の位置が制御される。これにより、電波反射箱201内で空間相関を低減させることができる。これにより、端末装置10fと基地局装置20fのアンテナアレーの位置ずれの大きさが増大したとしても伝送品質が急激に劣化してしまうことが無い。そのため、アンテナアレーの位置ずれによる伝送品質の急激な劣化を低減することが可能になる。なお、本実施形態における手法は、通信に使用する周波数が変更された場合に、それに合わせて、それに適した電波反射状態を作るという効果も見込める。
<変形例>
第7の実施形態は、第1の実施形態と同様に変形例されてもよい。
本実施形態では、伝搬観測回路208が、チューナー206の位置を変更する構成を示したが、伝搬観測回路208は、チューナー206の向き、又は、形状を変更するように構成されてもよい。チューナー206の形状を変更するとは、例えばチューナー206が蝶番のような可動部で複数の金属板を連結した構造物、又は、ばねのような構造物である場合に、該構造物を曲げ伸ばし、伸縮等を行うことによって形状を変更することを意味する。
電波反射箱201内の内壁面には凹凸が設けられてもよい。このように構成される場合、伝搬観測回路208は、凹凸の状態を変化させるように構成されてもよい。
チューナー206の位置の設定には、試験信号の送信と、チューナーの位置の変更を交互に実施し、最も良いチューナーの状態を採用する、又は、試験信号を送信しながらチューナーの位置を変更し、アンテナアレー202で受信された信号を伝搬観測回路208で観測する。あるいは、アンテナアレー202から試験信号を送信し、アンテナアレー101fにおける受信信号を用いて遅延広がりや空間相関を測定する方法でもよい。この場合、測定結果を端末装置10fから基地局装置20fに向けて、アンテナアレーを利用した無線通信や別の通信手段を用いて通知する。
図9は、各実施形態における無線通信システムの適用例を示す図である。図9では、適用例として2つ示している。図9(A)では、駅やスタジアム等に設置されている据え置き型の基地局装置、端末装置が密集した環境でのKiosk型利用での適用例を示している。図9(B)では、レンタルオフィスブースや会議卓での通信アクセス型利用での適用例を示している。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、ミリ波帯を利用した近距離でのMIMO伝送により短時間のうちに大容量のデータファイルの無線伝送を実施する無線通信システムに利用可能である。特に、1GHzを超える広い帯域を利用して数10〜数100Gbit/sの極めて高い伝送レートを実施するシステムにおいて有用である。
10、10a、10c、10f…端末装置、 20、20a、20b、20c、20d、20e、20f…基地局装置、 101、101c、101f…アンテナアレー、 201,201a…電波反射箱、 202、202c、202e…アンテナアレー、 203…開口部、 204…スリット板、 205…レンズ、 206…チューナー、 207…観測用アンテナ、 208…伝搬観測回路

Claims (4)

  1. 電波を反射する材質で構成され、一部に開口部が設けられた電波反射箱と、
    前記電波反射箱の内部に備えられる、複数のアンテナ素子で構成され、ビーム方向が前記開口部と異なる方向に向くように設置されたアンテナアレーと、
    前記電波反射箱の内部に設置され、電波を反射するとともに、状態を変化させることが可能な構造物と、
    前記電波反射箱の内部に設置され、前記アンテナアレーから送信された試験信号を受信する観測用アンテナと、
    前記観測用アンテナで受信された前記試験信号に基づいて遅延広がりを測定し、該測定された前記遅延広がりが閾値以上となるように、前記構造物の位置、向き、及び形状のいずれかを変化させる制御を行う伝搬観測回路と、
    を備える基地局装置。
  2. 電波を反射する材質で構成され、一部に開口部が設けられた電波反射箱と、
    前記電波反射箱の内部に備えられる、複数のアンテナ素子で構成され、ビーム方向が前記開口部と異なる方向に向くように設置されたアンテナアレーと、
    前記電波反射箱の内部に設置され、電波を反射するとともに、状態を変化させることが可能な構造物と、
    前記アンテナアレーで受信された試験信号に基づいて遅延広がり又は空間相関を測定し、該測定された前記遅延広がりが最も大きくなるように、又は前記空間相関が最も小さくなるように、前記構造物の位置、向き、及び形状のいずれかを変化させる制御を行う伝搬観測回路と、
    を備え、
    前記アンテナアレーは、自装置と通信を行う端末装置に備えられる複数のアンテナ素子で構成されるアンテナアレーから送信された前記試験信号を受信する、基地局装置。
  3. 電波を反射する材質で構成され、一部に開口部が設けられた電波反射箱と、
    前記電波反射箱の内部に備えられる、複数のアンテナ素子で構成され、ビーム方向が前記開口部と異なる方向に向くように設置された第1のアンテナアレーと、
    前記電波反射箱の内部に設置され、電波を反射するとともに、状態を変化させることが可能な構造物と、
    前記電波反射箱の内部に設置され、前記第1のアンテナアレーから送信された試験信号を受信する観測用アンテナと、
    前記観測用アンテナで受信された前記試験信号に基づいて遅延広がりを測定し、該測定された前記遅延広がりが閾値以上となるように、前記構造物の位置、向き、及び形状のいずれかを変化させる制御を行う伝搬観測回路と、
    を備える基地局装置と、
    前記開口部に向かい合うように配置されている、複数のアンテナ素子で構成される第2のアンテナアレーを備える端末装置と、
    を備える無線通信システム。
  4. 電波を反射する材質で構成され、一部に開口部が設けられた電波反射箱と、
    前記電波反射箱の内部に備えられる、複数のアンテナ素子で構成され、ビーム方向が前記開口部と異なる方向に向くように設置された第1のアンテナアレーと、
    前記電波反射箱の内部に設置され、電波を反射するとともに、状態を変化させることが可能な構造物と、
    前記第1のアンテナアレーで受信された試験信号に基づいて遅延広がり又は空間相関を測定し、該測定された前記遅延広がりが最も大きくなるように、又は前記空間相関が最も小さくなるように、前記構造物の位置、向き、及び形状のいずれかを変化させる制御を行う伝搬観測回路と、
    を備える基地局装置と、
    前記開口部に向かい合うように配置されている、複数のアンテナ素子で構成される第2のアンテナアレーを備える端末装置と、
    を備え
    前記第1のアンテナアレーは、前記第2のアンテナアレーから送信された前記試験信号を受信する、無線通信システム。
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