JP2015019161A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズが交換可能な撮像装置において、使用するレンズによらず露出変化の連続性を保てるようにする。【解決手段】被写体の光学像を電気信号に変換するための撮像部と、撮像部への光量を制限するための絞りと、絞りの応答特性を記憶するための記憶部と、絞りの光量を指定するための光量指定部と、絞りの応答特性を指定するための応答性指定部と、記憶部に記憶された絞りの応答特性の情報と、光量指定部によって指定された光量の情報と、応答性指定部によって指定された応答特性の情報を通信するための通信部と、撮像部から出力された映像信号を電気的に増幅するための増幅部と、増幅部の応答特性を指定するための変化量指定部とを備え、変化量指定部で指定する増幅部の応答特性は、通信部によって通信された絞りの応答特性の情報に基づいて設定される。【選択図】 図7

Description

本発明はレンズ交換が可能な撮像装置に関するものである。
近年、レンズを交換することが可能なビデオカメラが製品化されている。この分野の製品の特徴は、ユーザーが撮影したい被写体に合わせて様々な特徴を有するレンズに交換することができることである。この様なレンズが交換可能な撮像装置のシステムにおいて露出を制御する方法が提案されている。
具体的には、カメラユニット側で露出状態を検出し、その露出状態が予め定められた標準露出値と一致するように、カメラユニット側でレンズユニット側の絞りを制御するための情報を生成しレンズユニット側へ送信する。レンズユニット側はカメラユニット側から受信した絞りを制御するための情報に基づき絞りを制御する(例えば特許文献1参照)。
特開平3−10580号公報
しかしながら、上記の従来のレンズが交換可能な撮像装置のシステムにおいては、レンズとカメラとの組み合わせによって露出を制御する場合、レンズ側に装着された絞りの応答性に関する情報をカメラ本体側で知る方法が無かった。そのため、レンズ側の絞りとカメラ本体側のゲインもしくはシャッターとの応答性が合致しない場合があった。その結果、絞りとゲインもしくは絞りとシャッターとの切り替わり目において輝度変化の連続性が保たれないことがあり、露出変化の連続性の低下により画像の品位が損なわれるという課題があった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、レンズが交換可能な撮像装置において、使用するレンズによらず露出変化の連続性を保てるようにすることである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換するための撮像手段と、前記撮像手段への光量を制限するための絞り手段と、前記絞り手段の応答特性を記憶するための記憶手段と、前記絞り手段の光量を指定するための光量指定手段と、前記絞り手段の応答特性を指定するための応答性指定手段と、前記記憶手段に記憶された前記絞り手段の応答特性の情報と、前記光量指定手段によって指定された光量の情報と、前記応答性指定手段によって指定された応答特性の情報を通信するための通信手段と、前記撮像手段から出力された映像信号を電気的に増幅するための増幅手段と、前記増幅手段の応答特性を指定するための変化量指定手段と、を備え、前記変化量指定手段で指定する前記増幅手段の応答特性は、前記通信手段によって通信された前記絞り手段の応答特性の情報に基づいて設定されることを特徴とする。
本発明によれば、レンズが交換可能な撮像装置において、使用するレンズによらず露出変化の連続性を保つことが可能となる。
本発明の一実施形態に係わる撮像システムの構成を示すブロック図。 シャッター速度、絞り値、AGCゲインの変化を制御するプログラム線図。 絞り値(F値)の変化のステップ表。 ゲイン値の変化のステップ表。 シャッター速度の変化のステップ表。 本発明の一実施形態の撮像システムの動作を示すフローチャート。 カメラマイコンの制御を示すフローチャート。 ΔEVと露出制御の応答性の関係を示す図。 ΔEVと露出制御の応答性の関係を示す図。 ΔEVと露出制御の応答性の関係を示す図。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる撮像システムの構成を示すブロック図である。図1において、126は交換レンズユニット、128は交換レンズユニット126が着脱可能に装着されるカメラ本体ユニットである。交換レンズユニット126において、101は結像用レンズ、102は光量を調整(制限)するための絞り、120はカメラ本体ユニット128と通信を行うための通信回路である。121は絞り102を制御する絞り制御回路、122は絞り制御回路121で生成した絞り102を制御するための絞り制御信号を伝達する経路、123は絞り102の絞りの状態(F値)を伝達するための絞り(F値)伝達経路である。124はカメラ本体ユニット128から制御可能な絞り102の応答性に関する情報を格納したROMデータ、125は交換レンズユニット126全体を制御するレンズマイコンである。
一方、カメラ本体ユニット128において、103は被写体の光学像を電気信号に変換するCCD等の撮像素子、104はCDS/AGC回路(二重相関サンプリング回路/自動利得制御回路)である。105はアナログの映像信号をデジタル信号に変換するためのA/Dコンバータである。106はカメラ信号処理回路、107はレコーダー部への信号経路、108はカメラ信号処理回路106にて生成されたVD(垂直同期信号)、109はカメラ信号処理回路106にて生成された輝度情報の積分データを伝達するための測光値伝達経路である。110は露出制御を行うための測光値を演算するための測光値演算回路、129は露出制御するための露出の目標値を演算するための露出目標値演算回路、111は露出制御するための露出の応答性を演算するための露出応答性演算回路である。112は露出制御パラメータを制御するための露出制御パラメータ制御回路、113は撮像素子103の蓄積時間を制御するためのシャッター速度制御信号の経路、114はCDS/AGC回路104のAGCゲイン制御を行うためのAGCゲイン制御信号である。115は交換レンズユニット126と通信を行うための通信回路、116のクロックと117のデータと118のデータはレンズマイコン125とカメラマイコン127が通信を行うための通信線である。119はレンズマイコン125とカメラマイコン127が通信を行うためのタイミングを管理するための通信同期信号である。
次に、上記のように構成される撮像システムの動作について説明する。
被写体像は、レンズ101にて結像され、絞り102にて光量が調整されることにより露出が制御され、撮像素子103にて光電変換され、映像信号として出力される。撮像素子103ではシャッター速度を設定することにより露出が制御される。撮像素子103より出力された映像信号はCDS/AGC回路104に入力され所定のAGCゲインを持たせることにより露出が制御され、A/Dコンバータ105によってデジタル変換されてカメラ信号処理回路106に入力される。カメラ信号処理回路106にてカメラ信号処理が施され出力された映像信号は、経路107を介してレコーダー部へ送信される。
次に、レンズマイコン125にて絞り102に関する情報をカメラマイコン127に送信する動作について説明する。
交換レンズユニット126に配置された絞り102における「カメラ側から制御可能な応答性(応答特性)に関する情報」は、様々な種類の交換レンズユニットに設けられた絞りごとに異なるものである。また、場合によっては、同じ種類の交換レンズユニットであっても絞りの個体ごとのバラつきにより異なる場合もある。そのため、それぞれの交換レンズユニットごとに絞り102における、「カメラ側から制御可能な絞りの応答性に関する情報」がレンズマイコン125にROMデータとして格納されている。格納された「カメラ側から制御可能な絞りの応答性に関する情報」は、通信回路120を経て、クロックライン116とデータライン117とデータライン118と通信同期信号119を介してカメラマイコン127に送信される。
次に、カメラマイコン127にて露出制御の目標値と露出制御の応答性を演算する動作について説明する。
露出制御の目標値(光量指定値)は、カメラ信号処理回路106にて映像輝度信号を積分することにより生成された測光値から求められる。この測光値は、測光値伝達経路109を介してカメラマイコン127に入力される。カメラマイコン127は、測光値伝達経路109を介して入力された測光値から測光値演算回路110において、一般的に中央重点平均測光という画面の中央を主被写体と考え画面の中央付近に測光の比率を大きくする演算方式により測光値を演算する。露出目標値演算回路129では、標準の露出状態と相関のとれた予め定められた標準露出値と測光値演算回路110で演算された測光値とが常時一致するように演算する。
露出制御の応答性は、露出応答性演算回路111にて、標準の露出状態と相関のとれた予め定められた標準露出値と測光値演算回路110で演算された測光値との差分から演算される。但し、ここで考慮しなくてはならないのが、レンズマイコン125から受信した「カメラ側から制御可能な絞りの応答性に関する情報」の範囲内で露出制御の応答性を演算しなくてはならないことである。「カメラ側から制御可能な絞りの応答性に関する情報」の範囲内でカメラ側から絞りの応答性を指示(応答性指定)する理由は、カメラ側から制御可能な範囲を超えて指示を行ったとしても絞り102は指示通りの動作をすることは不可能であるからである。また、「カメラ側から制御可能な絞りの応答性に関する情報」の範囲でAGCゲイン(電気的増幅量)やシャッター速度の応答性の設定も演算する(変化量指定)ことにより、露出を制御するために絞り102とAGCゲインとシャッター速度の応答性を合致させることができる。そのため、絞り102とAGCゲインの切り替わり目や絞り102とシャッター速度の切り替わり目の露出変化が滑らかに実現でき、露出変化時に生じる輝度ショックが生じることがなく、見た目の画像の品位が向上する。
次に、露出制御パラメータ制御回路112にて露出パラメータを制御する動作について説明する。露出を制御するためのパラメータとしては、絞り102とAGCゲインとシャッター速度の3種類がある。露出制御パラメータ制御回路112では、露出目標値演算回路129と露出応答性演算回路111で算出された結果に基づき、3種類の露出制御パラメータを次のように制御する。AGCゲインは、AGCゲイン制御信号114を介してCDS/AGC回路104に設定する。また、シャッター速度は、シャッター速度制御信号113を介して撮像素子103に設定する。また、絞り(F値)は、通信回路115を経て、クロックライン116とデータライン117とデータライン118と通信同期信号119を介してレンズマイコン125に送信される。レンズマイコン125は、カメラマイコン127から送られた絞りの目標値(F値)と絞りの応答性に関する情報から絞り制御信号回路121を介して絞り102を制御する。
次に、図2のプログラム線図を参照して、露出制御の目標値と露出制御の応答性を演算する動作と、露出制御パラメータの制御について更に詳細に説明する。
まず、図2のプログラム線図について説明する。図2のプログラム線図とは、露出制御する時に露出パラメータが変化する様子を示している。露出パラメータとは、露出を制御するための制御対象とするものと定義し、露出パラメータには、AGCゲイン(202)と絞り値(204)とシャッター速度(206)の3種類が存在する。3種類の露出パラメータを図2のプログラム線図の縦軸に並べている。
図2のプログラム線図の横軸は被写体照度(201)を表していて横軸の左端から右端にいくにつれ徐々に被写体の明るさが暗くなることを意味している。図2のプログラム線図には、3種類の露出パラメータの可変範囲が具体的に記載されている。そして、AGCゲイン(202)は0dBから12dBまで変化し、絞り値(204)はF4からF2まで変化し、シャッター速度は1/60(秒)から1/240(秒)まで変化することが記載されている。図2のプログラム線図には、露出制御する場合にAGCゲイン(202)と絞り値(204)とシャッター速度(206)の3種類のパラメータの中で、常に1つの露出パラメータだけが変化していることが表現されている。
具体的に説明すると、被写体が明るい場合は、AGCゲイン(202)は0dBに固定され、絞り値(204)はF4に固定され、シャッター速度(206)は1/240(秒)から1/60(秒)まで変化することによって露出を制御する。すなわち、もし、被写体の明るさが徐々に暗くなった場合は、AGCゲイン(202)は0dBに固定され、絞り値(204)はF4に固定され、シャッター速度が1/240(秒)から1/60(秒)に徐々に変化する。
もし、被写体が徐々に暗くなりシャッター速度が1/60(秒)になっても、更に被写体が暗いと判断された場合は、AGCゲイン(202)は0dBに固定される。また、シャッター速度(206)も1/60(秒)に固定され、絞り値(204)はF4からF2まで変化することによって露出を制御する。すなわち、もし、被写体の明るさが徐々に暗くなった場合は、AGCゲイン(202)は0dBに固定され、シャッター速度は1/60(秒)に固定され、絞り値(204)がF4からF2に徐々に変化する。
もし、被写体が徐々に暗くなり絞り値(204)がF2になっても、更に被写体が暗いと判断された場合は、シャッター速度(206)は1/60(秒)に固定される。また、絞り値(204)はF2に固定され、AGCゲイン(202)が0dBから12dBまで変化することによって露出を制御する。すなわち、もし、被写体の明るさが徐々に暗くなった場合は、絞り値(204)はF2に固定され、シャッター速度は1/60(秒)に固定され、AGCゲイン(202)が0dBから12dBに徐々に変化する。
次に、図2のプログラム線図に図示されているゲインステップ(203)について説明する。
ゲインステップ(203)とは、露出制御パラメータ制御回路112においてAGCゲイン(202)を決定するために使う値である。そして、図4のゲインステップ表に示したようにゲインステップ(203)とAGCゲイン(202)の値は1対1で対応付けられている。具体的には、ゲインステップ(203)の1から33までの値とAGCゲイン(202)で変更可能な0dBから12dBまでの範囲を33の分解能で刻んだ値とが1対1で対応付けられている。
次に、図2のプログラム線図に示されている絞りステップ(205)について説明する。
絞りステップ(205)とは、露出制御パラメータ制御回路112において絞り値(204)を決定するために使う値である。そして、図3の絞り(F値)ステップ表に示したように絞りステップ(205)と絞り(F値)(204)の値は1対1で対応付けられている。具体的には、絞りステップ(205)の1から33までの値と絞り(F値)(204)で変更可能なF4からF2までの範囲を33の分解能で刻んだ値とが1対1で対応付けられている。
次に、図2のプログラム線図に示されているシャッターステップ(207)について説明する。
シャッターステップ(207)とは、露出制御パラメータ制御回路112においてシャッター速度(206)を決定するために使う値である。そして、図5のシャッター速度ステップ表に示したようにシャッターステップ(207)とシャッター速度(206)の値は1対1で対応付けられている。具体的には、シャッターステップ(207)の1から33までの値とシャッター速度(206)の変更可能な1/60(秒)から1/240(秒)までの範囲を33の分解能で刻んだ値とが1対1で対応付けられている。
次に、図2のプログラム線図に示されている露出パラメータステップ(208)について説明する。
露出パラメータステップ(208)とは、被写体の明るさに応じて3種類の露出パラメータを変更する時に、3種類の露出パラメータをそれぞれどのような設定値に制御すればよいかを判断するための情報である。露出パラメータステップ(208)を演算により決めることにより、AGCゲイン(202)と絞り値(204)とシャッター速度(206)の値が、一義的に決定する。つまり、露出目標値演算回路(111)により露出の目標値を演算するということは、つまり、露出パラメータステップ(208)を相対的に今の値からどの値に変更する必要があるかを決めることである。
具体的には、露出パラメータ(208)が1から33までの間であるならば、ゲインステップ(203)が1であるためAGCゲイン(202)は図4のゲイン値ステップ表から0dBになる。また、絞りステップ(205)が1であるため絞り値(204)は図3の絞り(F値)ステップ表からF4になる。また、シャッターステップ(207)は1から33までの間を露出状態に合わせて変化し、図5のシャッター速度ステップ表から分かるように、シャッター速度(206)は、1/240(秒)から1/60(秒)まで変化する。
同様に、露出パラメータ(208)が34から66までの間であるならば、ゲインステップ(203)が1であるためAGCゲイン(202)は、図4のゲイン値ステップ表から0dBになる。また、絞りステップ(205)は1から33までの間を露出状態に合わせて変化し、図3の絞り(F値)ステップ表から分かるように、絞り値(204)はF4からF2まで変化する。また、シャッターステップ(207)は33であるため、図5のシャッター速度ステップ表からシャッター速度(206)は、1/60(秒)になる。
同様に、露出パラメータ(208)が67から99までの間であるならば、ゲインステップ(203)は1から33までの間を露出状態に合わせて変化し、図4のゲイン値ステップ表から分かるように、ゲインは0dBから12dBまで変化する。また、絞りステップ(204)は33であるため、図3の絞り(F値)ステップ表から絞り値はF2になる。また、シャッターステップ(207)は33であるため、図5のシャッター速度ステップ表からシャッター速度(206)は、1/60(秒)になる。
露出パラメータステップ(208)とは、被写体の明るさに応じて3種類の露出パラメータを変更する時に、3種類の露出パラメータをそれぞれどのような設定値に制御すればよいかを判断するための情報である。また、露出制御の応答性を制御するときに大きな役割を担う重要な値である。
次に、露出の応答性を変更する方法について説明する。露出応答性演算回路111で露出制御の応答性を演算するとき、測光値演算回路110で演算された測光値と予め定められた標準露出値との差が大きく異なる場合は、露出制御の応答性を速くするために露出パラメータステップ(208)の値の変化量を大きくする。これにより、露出の応答性を速くすることができる。一方、測光値演算回路110で演算された測光値と予め定められた標準露出値との差が小さい場合は、露出制御の応答性を遅くするために露出パラメータステップ(208)の値の変化量を小さくする。これにより、露出の応答性を遅くすることができる。
次に、図6のフローチャートを参照して、本実施形態の撮像システムの動作について説明する。図6のフローチャートは、レンズマイコン125からカメラマイコン127へ通信するシーケンスを示したものである。
カメラマイコン127はVD(垂直同期信号)108を検出し、通信回路115にてVD(垂直同期信号)108から通信同期信号119を生成しレンズマイコン125と双方向の通信を開始する。レンズマイコン125は、通信同期信号119を受けていない場合はNOに分岐するが、通信同期信号119を受けた場合にYESに分岐して通信を開始する(S601)。次に、カメラ側から制御可能な絞り応答性の情報124に含まれている、絞りを「カメラ側から制御可能な最低速度(応答性)」に関する情報を通信用バッファーに設定する(S602)。次に、カメラ側から制御可能な絞り応答性の情報124に含まれている、絞りを「カメラ側から制御可能な最高速度(応答性)」に関する情報を通信用バッファーに設定する(S603)。次に、絞り102のF値信号を絞り(F値)伝達経路123を介して取得し、現在の絞りのF値情報を通信用バッファーに設定する(S604)。次に、S602とS603とS604のそれぞれの処理の中で通信回路120の通信用バッファーに設定した値をカメラマイコン127の通信回路115に対して送信する(S605)。
次に、図7のフローチャートを参照して、カメラマイコン127の制御について説明する。
カメラマイコン127はVD(垂直同期信号)108を常に検出し、VD(垂直同期信号)108を検出したときにYESに分岐する(S701)。次に、カメラ信号処理回路106で生成された輝度情報を測光値伝達経路109を介して測光値演算回路110に入力し測光値を演算する(S702)。具体的には、中央重点平均測光という画面の中央を主被写体と考え画面の中央付近に測光の比率を大きくする演算方式により測光値を演算する。次に、露出目標値演算回路129にて予め定められた標準露出値と測光値との差分から露出の目標値を演算する。例えば、露出目標値と測光値との差分が1EVである場合は、この1EVの露出の差をAGCゲイン(202)もしくは、絞り値(204)もしくは、シャッター速度(206)のどれか1つの露出パラメータを使って補正する。露出補正を行うために3つの露出パラメータの中のどのパラメータを使うかは、図2のプログラム線図が予めカメラマイコン127のプログラムとして格納されていて、露出補正後の露出パラメータステップ(208)から決定される(S703)。次に、露出応答性演算回路111にて露出目標値と測光値との差分から、露出補正のために必要な露出変化の応答性を演算しその結果をKとする(S704)。次に、Kの値と「絞りをカメラ側から制御可能な最低速度(応答性)」を比較する(S705)。もし、Kの値が「絞りをカメラ側から制御可能な最低速度(応答性)」以上の場合は、YESに分岐する。もし、Kの値の方が小さい場合は、NOに分岐し、Kには「カメラ側から制御可能な絞りの最低速度(応答性)」の値を代入する(S706)。次に、Kの値と「絞りをカメラ側から制御可能な最高速度(応答性)」とを比較する(S707)。もし、Kの値が「絞りをカメラ側から制御可能な最高速度(応答性)」以下の場合は、YESに分岐する。もし、Kの値の方が大きい場合は、NOに分岐し、Kには「カメラ側から制御可能な絞りの最高速度(応答性)」の値を代入する(S708)。
次に、露出変化の応答性であるKが決定したことにより、Kを使って露出パラメータステップ(208)を決定する(S709)。例えば、現在の露出の状態が明るい場合は、露出結果を暗くしたいため、現在の露出パラメータステップ(208)からKの値を減算する。もし、現在の露出の状態が暗い場合は、露出結果を明るくしたいため、現在の露出パラメータステップ(208)にKの値を加算する。つまり、露出パラメータステップ(208)の値が変化する絶対値が大きいと応答性が速くなり、露出パラメータステップ(208)の値が変化する絶対値が小さいと応答性が遅くなる。
次に、シャッターステップ(207)を決定する(S710)。具体的には、露出パラメータステップ(208)の値が決まれば、図2のプログラム線図からシャッターステップ(207)の値が決まる。次に、ゲインステップ(203)を決定する(S711)。具体的には、露出パラメータステップ(208)の値が決まれば、図2のプログラム線図からゲインステップ(203)の値が決まる。次に、絞りステップ(205)を決定する(S712)。具体的には、露出パラメータステップ(208)の値が決まれば、図2のプログラム線図から絞りステップ(205)の値が決まる。
次にシャッター速度(206)を決定する(S713)。具体的には、シャッターステップ(207)の値が決まれば、図5のシャッター速度ステップ表からシャッター速度(206)の値が決まる。次に、AGCゲイン(202)を決定する(S714)。具体的には、ゲインステップ(203)の値が決まれば、図4のゲイン値ステップ表からAGCゲイン(202)の値が決まる。次に絞り値(204)を決定する(S715)。具体的には、絞りステップ(205)の値が決まれば、図3の絞り(F値)ステップ表から絞り(F値)(204)の値が決まる。
次に、シャッター速度を設定する(S716)。具体的には、シャッター速度(206)をシャッター速度制御信号113を介して撮像素子103に設定する。次に、AGCゲインを設定する(S717)。具体的には、AGCゲインを、AGCゲイン制御信号114を介してCDS/AGC回路104に設定する。次に、絞りの目標値と絞りの応答性を設定する(S718)。具体的には、絞りの目標値と絞りの応答性は、クロックライン116とデータライン117とデータライン118と通信同期信号119を介してレンズマイコン125に送信する。レンズマイコン125には、絞り102の絞り状態(F値)が絞り(F値)伝達経路123から伝達され、その絞り状態(F値)がカメラマイコン127から送られてきた目標絞り値(F値)と一致するかを判定する。そして、目標絞り値(F値)と一致するように絞り制御信号回路122を介して絞り102を制御する。また、絞り102を動作させる時の応答性については、カメラマイコン127から通信にて送られた応答性に基づき絞り制御信号回路121を介して絞り102を制御する。
次に、図7のフローチャートにおける、Kに「カメラ側から制御可能な絞りの最低速度(応答性)」の値を代入する処理(S706)と、Kに「カメラ側から制御可能な絞りの最高速度(応答性)」の値を代入する処理(S708)について説明する。説明には、図8〜図10を用いる。
図8において、横軸はΔEVを示し、縦軸は露出制御の応答性を示している。横軸のΔEVとは、予め定められた標準露出値と測光値演算回路110で演算された測光値との差分を演算した結果である。縦軸の露出制御の応答性とは、図2のプログラム線図に図示されている、AGCゲイン(202)や絞り値(204)やシャッター速度(206)の3つの露出パラメータの中の1つの露出パラメータが変化する時の単位時間あたり変化するパラメータの変化量のことである。露出制御の応答性は、ΔEVの値から求めることにする。具体的には、ΔEVが大きい場合は、早く露出を適正にしたいため、露出制御の応答性は大きくする。また、ΔEVが小さい場合は、ゆっくりと露出を適正にしたいため、露出制御の応答性は小さくする。
図8を使って具体的に説明すると、ΔEVの値が(801)より小さい場合は、図8のグラフ上の縦軸との関係から露出制御の応答性は0になる。つまり、露出制御の応答性が0ということは、露出パラメータの変更をしないことを意味する。また、ΔEVの値が(801)と等しい場合は、図8のグラフ上の縦軸との関係から露出制御の応答性は(803)の値になる。露出制御の応答性(803)の値は、レンズマイコン125に記憶されているカメラ側から制御可能な絞り応答性情報124に格納された絞り102を「カメラ側から制御可能な最低速度(応答性)」に関する情報である。また、ΔEVの値が(801)より大きい場合は、露出制御の応答性は徐々に早くなる。また、ΔEVの値が(802)の場合は、図8のグラフ上の縦軸との関係から露出制御の応答性は(804)の値になる。露出制御の応答性(804)の値は、レンズマイコン125に記憶されているカメラ側から制御可能な絞り応答性情報124に格納された絞り102を「カメラ側から制御可能な最高速度(応答性)」に関する情報である。また、ΔEVの値が(802)より大きい場合は、露出制御の応答性は(804)より大きくすることはできないため、露出制御の応答性は、露出制御の応答性(804)で固定される。
図8のΔEVと露出制御の応答性の関係の図は、ある任意の交換レンズユニット126をカメラ本体ユニット128に装着した時の一例である。そして、別の交換レンズユニットを同じカメラ本体ユニット128に装着した時は、絞り102が異なるため、図8のΔEVと露出制御の応答性の関係の図とは異なる関係の図となる。
次に、絞り102の「カメラ側から制御可能な最低速度(応答性)」が早い交換レンズユニットが装着された場合を説明すると、図9のような露出制御の応答性になる。図8との違いは、絞り102の「カメラ側から制御可能な最低速度(応答性)」が早いために、図8ではΔEVが(801)の時に露出制御の応答性は(803)であったが、図9ではΔEVが(801)の時に露出制御の応答性は(902)になることである。よって、ΔEVが(801)以上(901)になるまでは、露出制御の応答性は(902)が保持される。
次に、絞り102の「カメラ側から制御可能な最高速度(応答性)」が遅い交換レンズユニットが装着された場合を説明すると、図10のような露出制御の応答性になる。図8との違いは、絞り102の「カメラ側から制御可能な最高速度(応答性)」が遅いために、図8ではΔEVが(802)の時に露出制御の応答性は(804)であったが、図10ではΔEVが(1001)の時に露出制御の応答性は(1002)になる。よって、ΔEVが(1001)より大きい場合は、露出制御の応答性は(1002)が保持される。
以上説明したように、AGCゲイン(202)と絞り値(204)とシャッター速度(206)の3種類の露出パラメータを使って露出制御を行う場合に、露出パラメータステップ(208)の値を、露出状態に合わせて変更する。そして、その露出制御の応答性は露出パラメータステップ(208)の変化量によって決定される。露出パラメータステップ(208)の応答性は、絞り102を「カメラ側から制御可能な絞り応答性情報」に基づき決定されるため、常時、AGCゲイン(202)と絞り値(204)とシャッター速度(206)の3種類の露出パラメータの応答性を合わせることが可能になる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。

Claims (6)

  1. 被写体の光学像を電気信号に変換するための撮像手段と、
    前記撮像手段への光量を制限するための絞り手段と、
    前記絞り手段の応答特性を記憶するための記憶手段と、
    前記絞り手段の光量を指定するための光量指定手段と、
    前記絞り手段の応答特性を指定するための応答性指定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記絞り手段の応答特性の情報と、前記光量指定手段によって指定された光量の情報と、前記応答性指定手段によって指定された応答特性の情報を通信するための通信手段と、
    前記撮像手段から出力された映像信号を電気的に増幅するための増幅手段と、
    前記増幅手段の応答特性を指定するための変化量指定手段と、を備え、
    前記変化量指定手段で指定する前記増幅手段の応答特性は、前記通信手段によって通信された前記絞り手段の応答特性の情報に基づいて設定されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記憶手段に記憶された前記絞り手段の応答特性とは、前記絞り手段を制御可能な最低速度の情報、または、前記絞り手段を制御可能な最高速度の情報であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記変化量指定手段により指定される増幅量の最高速度での応答性は、前記絞り手段を制御可能な最高速度での応答特性と同じとし、かつ、前記変化量指定手段により指定される増幅量の最低速度での応答性は、前記絞り手段を制御可能な最低速度での応答特性と同じとすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 被写体の光学像を電気信号に変換するための撮像手段と、
    前記撮像手段への光量を制限するための絞り手段と、
    前記絞り手段の応答特性を記憶するための記憶手段と、
    前記絞り手段の光量を指定するための光量指定手段と、
    前記絞り手段の応答特性を指定するための応答性指定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記絞り手段の応答特性の情報と、前記光量指定手段によって指定された光量の情報と、前記応答性指定手段によって指定された応答特性の情報とを通信するための通信手段と、
    前記撮像手段の蓄積時間を変更するための変更手段と、
    前記変更手段の応答特性を指定するための変化量指定手段と、を備え、
    前記変化量指定手段で指定する前記変更手段の応答特性は、前記通信手段によって通信された前記絞り手段の応答特性の情報に基づいて設定されることを特徴とする撮像装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された前記絞り手段の応答特性とは、前記絞り手段を制御可能な最低速度の情報、または、前記絞り手段を制御可能な最高速度の情報であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記変化量指定手段により指定される蓄積時間の最高速度での変化量は、前記絞り手段を制御可能な最高速度での応答特性と同じとし、かつ、前記変化量指定手段により指定される蓄積時間の最低速度での変化量は、前記絞り手段を制御可能な最低速度での応答特性と同じとすることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016184874A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 オリンパス株式会社 撮像装置および撮像方法

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