JP2015018511A - 携帯通信端末、認証処理装置及び認証システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゲート装置1は、超音波スピーカ11によって自身の入口手前の所定範囲に向けて認証用情報としての超音波信号を送信する。利用者2の保持する携帯通信端末3はゲート装置1から送信された前記認証用情報を受信する。そして、携帯通信端末3は、利用者2が電極マット12を踏むことによって、メモリに記録されたID情報及び受信した認証用情報を利用者2の人体を介してゲート装置1に送信し、ゲート装置1は、携帯通信端末3から受信したID情報及び認証用情報に基づいて利用者2の通行の許否を判定し、その結果に応じてゲート13を開閉する。
【選択図】図1
Description
すなわち、前記人体通信端末は、単に装備された無線通信媒体の媒体情報を無線送信するだけであるので、例えば何らかの情報を付加することによって前記通行判定などの認証処理をより厳密に行おうとした場合に、その対応が難しい。
また、前記人体通信端末を保持しない先行者に、前記人体通信端末を保持した後続者が接近してその電界が結合してしまうと、前記後続者の保持する前記人体通信端末からの媒体情報に基づいて、本来であれば許可されないはずの前記先行者による通行が許可されてしまうこと、換言すれば、電界結合による誤認証が発生するおそれもある。
また、例えば、前記認証処理装置又はその関連装置が前記認証処理装置の手前の所定範囲に向けて前記認証用情報を無線送信することで、前記認証処理装置において、上述したような電界結合による誤認証の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態による認証システムの概略構成を示している。図1(a)は、認証システムの概略構成の平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。この認証システムは、ゲート装置(認証処理装置)1と、利用者2の保持する携帯通信端末3とを含み、ゲート装置1が携帯通信端末3からの情報に基づいて認証処理を行うものである。
なお、図1は、利用者2が矢印B方向に通行する場合を示しており、図中左側がゲート装置1の入口側であり、図中右側がゲート装置1の出口側となっている。
なお、前記認証用情報は、ゲート装置1が利用者の通行の許否を判定するために使用する情報であればよく、その形式や内容等は問わない。
図2に示すように、本実施形態における携帯通信端末3は、ICカードホルダ31と、ICカードホルダ31に装着されたICカード32とによって構成されている。
ICカードホルダ31には、ICカード32を着脱自在なスリット(カード装着部)31aが形成されており、ICカードホルダ31の内部には、スリット31aから挿入されたICカード32を収容するカード収容部31bが設けられている。
図3に示すように、ICカードホルダ31は、ICカードリーダ(情報読取部)311と、超音波受信部312と、演算処理部(CPU)313と、メモリ(記録部)314と、人体通信送信部315と、バッテリ316と、を含む。
なお、メモリ314に記録した前記認証用情報は、超音波受信部312がこれを受信してから所定時間が経過したとき又は人体通信送信部315によってゲート装置1に送信されたときに、例えばCPU313によって消去される。
この場合、図6(a)に示すように、ゲート装置1の入口手前において、超音波スピーカ11から送信された認証用情報は、先行の利用者2Cの保持する携帯通信端末3によって受信されるが、図5(a)の場合と同様、先行の利用者2Cによって遮られてしまうため、後続の利用者2Dの保持する携帯通信端末3よっては受信されない。
しかし、これに限るものではなく、携帯通信端末3は、そのID情報を記録すると共に超音波信号として送信された認証用情報を受信し、これらの情報(ID情報及び認証用情報)を利用者2の人体を介してゲート装置1に送信できる構成のものであればよい。
さらに、ゲート装置1又はその関連装置から送信される認証用情報は、比較的狭い範囲に絞って送信できるものであればよく、超音波信号以外の信号を用いることもできる。具体的には、指向性及び/又は直進性が高く、且つ短距離通信に適した無線信号、例えば、ミリ波信号やテラヘルツ波信号を用いることができる。すなわち、ゲート装置1又はその関連装置は、前記認証用情報をミリ波信号又はテラヘルツ波信号として送信するようにしてもよい。この場合には、例えば、ゲート装置1における超音波スピーカ11及びICカードホルダ31における超音波マイク312aを、ミリ波(テラヘルツ波)送受信アンテナに変更すればよい。
しかし、これに限るものではなく、携帯通信端末3は、前記認証用情報を受信したときに人体通信が可能となるように構成されてもよい。すなわち、前記認証用情報が、携帯通信端末3の人体通信送信部315を起動させる(人体通信可能な状態とする)起動信号としての機能を有するように構成する。この場合、ICカードホルダ31において、人体通信送信部315は、通常、スリープ状態(非アクティブ状態)にあり、超音波受信部312から前記認証用情報を受信したときにCPU313が人体通信送信部315をアクティブ状態とするように構成することができる。
このようにすれば、ゲート装置1と携帯通信端末3との間での不用な通信を抑制することができる。さらに、前記認証用信号と前記起動信号とを別々に無線送信するように構成すれば、電界結合による誤認証をさらに効果的に抑制することができる。
Claims (11)
- ID情報を記録する記録部と、
無線送信された認証用情報を受信する受信部と、
前記記録部に記録されたID情報及び前記受信部で受信した認証用情報を、人体を介して認証処理装置に送信する人体通信送信部と、
を有する、携帯通信端末。 - 前記認証用情報は、超音波信号、ミリ波信号又はテラヘルツ波信号として送信されたものである、請求項1に記載の携帯通信端末。
- 前記認証用情報は、前記認証処理装置又はその関連装置から前記認証処理装置の手前の所定範囲に向けて送信されたものである、請求項1又は2に記載の携帯通信端末。
- ICカードが着脱自在なカード装着部と、
前記カード装着部に装着されたICカードのID情報を読み取る情報読取部と、
を有し、
前記記録部は、前記情報読取部で読み取ったICカードのID情報を記録する、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の携帯通信端末。 - 前記記録部は、前記ID情報に加えて、前記受信部で受信した認証用情報を記録する、請求項1〜4のいずれか一つ記載の携帯通信端末。
- 前記認証用情報は、前記人体通信送信部を起動させる起動信号としての機能を有する、請求項1〜5のいずれか一つに記載の携帯通信端末。
- 請求項1〜6のいずれか一つに記載の携帯通信端末の前記人体通信送信部から送信されたID情報及び認証用情報を受信する人体通信受信部と、
前記人体通信受信部で受信したID情報及び認証用情報に基づいて認証処理を行い、その結果に応じた制御信号を出力する認証処理部と、
前記認証処理部から出力された制御信号によって作動制御される被制御要素と、
を有する、認証処理装置。 - 前記認証用情報を所定範囲に無線送信する情報送信部をさらに有し、
前記認証処理部は、前記認証処理において、前記情報送信部から送信した認証用情報と前記人体通信受信部で受信した認証用情報との照合を行う、
請求項7に記載の認証処理装置。 - 前記情報送信部は、前記認証用情報を、超音波信号、ミリ波信号、又はテラヘルツ波信号として当該認証処理装置の手前の所定範囲に向けて送信する、請求項8に記載の認証処理装置。
- 前記被制御要素は、閉状態において利用者の通行を阻止するゲートであり、
前記認証処理部は、前記携帯通信端末を保持する利用者の通行の許否を判定し、当該利用者の通行を許可する場合に、前記ゲートを開放する開放信号を出力する、請求項7〜9のいずれか一つに記載の認証処理装置。 - 請求項1〜6のいずれか一つに記載の携帯通信端末と、
前記携帯通信端末に認証用情報を無線送信する情報送信手段と、
前記携帯通信端末の前記人体通信送信部から送信されたID情報及び認証用情報を受信する人体通信受信手段と、
前記人体通信手段で受信したID情報及び認証用情報に基づいて認証処理を実行し、その結果に応じた制御信号を出力する認証処理手段と、
前記認証処理手段から出力された制御信号によって作動制御される被制御要素と、
を含む、認証システム。
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