JP2015018466A - 疾病管理プログラム及び疾病管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】疾病が疑われる患者を、日々発生する膨大な医療情報から抽出し、専門医の積極的な介入を促す仕組みを実現する。【解決手段】医療情報データベースから、患者抽出条件に関連する項目を抽出し、抽出患者情報として抽出患者記憶部に記憶させる患者抽出部と、所望の事象抽出目的毎に予め設定された前記抽出患者情報及びスコアをスクリーニングテンプレートとして記憶し、前記スクリーニングテンプレートに設定された前記抽出患者情報から、患者毎に項目を抽出し、抽出した項目の記載又は値が不良であるとき前記スコアを該項目に関連付けし、前記スコアの和が所定値以上である場合に、該患者を追跡患者候補として追跡患者候補記憶部に記憶させる追跡患者候補抽出部と、前記追跡患者候補情報から所定の条件の患者を除去し、残った患者を追跡患者として追跡患者記憶部に記憶させる追跡患者抽出管理部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、医療分野において、医療情報データベースから疾病の疑いのある患者を抽出し、抽出した患者を追跡管理する疾病管理システムに関する。
従来、医師の診断を支援するため、特開2003−6329号公報に、患者の検査結果の各検査値を検査結果正規化手段で正規化し、疾患名毎に各検査値に対し定義された重み値を乗じることでそれらの積和値を得て、さらに、得られた積和値が大きい順に疾患名をソートし疾患候補として表示する診断支援システムが開示されている。
特開2003−6329号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、一人の患者に対する診断時に、その診断を支援するための疾患候補を表示するものであり、患者全体の集合から目的とする疾病の疑い等がある患者を抽出するものではなかった。
また、患者を示す情報及び診察情報等の医療情報が記憶された医療情報データベースの情報量は、膨大となるため、患者全体の集合から目的とする情報を直接的に抽出すると、抽出に時間がかかり過ぎるばかりでなく、システムの負荷が増大してしまうという課題もあった。
本発明は上記の点に鑑みなされ、疾病が疑われる患者を、日々発生する膨大な医療情報から抽出し、専門医の積極的な介入を促す仕組みを実現するもので、抽出目的とする疾病等に関連する診察情報にスコアを付して重み付けを行うことで抽出の精度を高くするとともに、医療情報データベースから予め予備的な情報の抽出をしておくことで、抽出時間の短縮とシステムの負荷低減を図ることを目的とする。
また、本発明の他の目的は、抽出した患者に対し必要に応じて追跡管理を行なうことで、良質の医療行為を患者に提供することである。
本発明の疾病管理プログラムは、
コンピュータを、
所望の患者抽出目的毎に予め設定された医療情報に関する要素を、前記患者抽出目的毎に複数の患者抽出条件として記憶した患者抽出条件記憶部と、
医療情報を記憶した医療情報データベースから、前記患者抽出条件に一致する患者の情報を抽出し、前記患者抽出条件毎に複数の抽出患者情報として抽出患者記憶部に記憶させる患者抽出部と、
所望の事象抽出目的毎に予め設定された1つ以上の前記抽出患者情報、及び設定された前記抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアを、前記事象抽出目的毎に複数のスクリーニングテンプレートとして記憶したスクリーニングテンプレート記憶部と、
前記スクリーニングテンプレートに設定された1つ以上の前記抽出患者情報から、患者毎に項目を抽出し、抽出した項目の記載又は値が不良であるとき前記スコアを該項目に関連付けし、前記スコアの和が所定値以上である場合に、該患者を追跡患者候補として、患者を示す情報、前記抽出患者情報から患者毎に抽出した項目、及び関連付けされた前記スコアを前記スクリーニングテンプレート毎に複数の追跡患者候補情報として追跡患者候補記憶部に記憶させる追跡患者候補抽出部と、
前記追跡患者候補情報から所定の条件の患者を除去し、残った患者を追跡患者とし、前記追跡患者を示す情報及びその後の追跡状況を示す追跡情報を前記スクリーニングテンプレート毎の複数の追跡患者情報として追跡患者記憶部に記憶させる追跡患者抽出管理部と、
して機能させることを特徴とする。
本発明の疾病管理プログラムによれば、患者抽出条件記憶部が、患者抽出目的毎に予め設定された医療情報に関する要素を、患者抽出目的毎に複数の患者抽出条件として記憶するため、同じ患者抽出目的を何度も使用するとき、一度患者抽出条件を設定するだけで、繰り返し使用することができる。ここで、医療情報に関する要素とは、医療情報を抽出するときの検索キーとなり得るもので、特定の病名、特定の検査項目、特定の薬等が採用できる。なお、「複数の」とは、それぞれの情報の区別がつくことを意図しており、区別される単位としては、フォルダ、ファイル、又はレコード等の様々なものが採用できる(以下同様)。
また、患者抽出部が、医療情報データベースから、患者抽出条件に一致する患者の情報を抽出し、患者抽出条件毎に複数の抽出患者情報とするため、後述する事象抽出目的に係る情報抽出の前に予備的な情報を抽出しておくことができる。これにより、膨大な量の医療情報から直接的に最終的な情報を抽出する必要がなくなり、抽出の時間を短縮させることができるとともに、システムの負荷を低減させることができる。
また、スクリーニングテンプレート記憶部が、事象抽出目的毎に予め設定された1つ以上の抽出患者情報、及び設定された抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアを、事象抽出目的毎に複数のスクリーニングテンプレートとして記憶するため、同じ事象抽出目的を何度も使用するとき、一度事象を抽出する条件を設定するだけで、繰り返し使用することができる。
また、追跡患者候補抽出部が、スクリーニングテンプレートに設定された1つ以上の抽出患者情報から、患者毎に項目を抽出するため、患者毎の情報をまとめることができる。また、スクリーニングテンプレート毎に必要となる抽出患者情報のみを参照すれば足りるため、事象抽出目的のための抽出に、医療情報全体を参照する必要がなくなり、抽出時間の短縮及びシステムの負荷の低減を図ることができる。
また、追跡患者候補抽出部が、患者毎に抽出した項目の記載又は値が不良であるときスコアを該項目に関連付け、関連付けしたスコアの和が所定値以上である場合に、該患者を追跡患者候補とするため、抽出された項目毎にスコアによる重み付けを行うことができ、抽出結果の信頼度を向上させることができる。また、患者を示す情報、抽出患者情報から患者毎に抽出した項目、及びスコアをスクリーニングテンプレート毎に複数の追跡患者候補情報として追跡患者候補記憶部に記憶させるため、スクリーニングテンプレート毎の患者の集団とその原因を一覧することができる。
また、追跡患者抽出管理部が、追跡患者候補情報から所定の条件の患者を除去し、残った患者を追跡患者とするため、抽出に際しノイズを低減させることができる。また、追跡患者の患者を示す情報及び追跡情報をスクリーニングテンプレート毎の複数の追跡患者情報として追跡患者記憶部に記憶させるため、その後の患者の追跡が容易となる。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例は、
前記患者抽出部による前記医療情報データベースからの抽出患者情報の作成と、前記抽出患者記憶部への記憶を、所定時間毎に行うことを特徴とする。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例によれば、患者抽出部に係る動作が所定時間毎に繰り返し実行されるため、抽出患者情報の更新が容易となる。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例は、
前記追跡患者候補抽出部による前記追跡患者候補情報の作成と、前記追跡患者候補記憶部への記憶を、所定時間毎に行うことを特徴とする。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例によれば、追跡患者候補抽出部に係る動作が所定時間毎に繰り返し実行されるため、追跡患者候補情報の更新が容易となる。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例は、
前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に変更がなされ、かつ、変更された前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に記載された患者が来院しているとき、変更された前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に係る前記事象抽出目的の専門部署に、当該患者の来院、及び前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報の変更を通知する通知部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例によれば、追跡患者候補情報又は追跡患者情報に変更がなされ、かつ、変更された前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に記載された患者が来院していると、通知部が、変更された前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に係る事象抽出目的の専門部署に当該変更を通知するため、専門部署から患者への連絡を患者の来院中に行うことができ、専門医等の積極的な介入が容易となる。なお、ここで情報の変更とは、情報の追加、更新、削除を含めるものとする。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例は、
前記通知部は、前記追跡患者が来院したとき、前記追跡患者に係る前記事象抽出目的の専門部署に、前記来院情報を通知することを特徴とする。
本発明の疾病管理プログラムの好ましい例によれば、通知部が、追跡患者の来院を、追跡患者に係る事象抽出目的の専門部署に通知するため、専門部署から患者への連絡を患者の来院中に行うことができ、専門医等の積極的な介入が容易となる。
本発明の疾病管理システムは、
所望の患者抽出目的毎に予め設定された医療情報に関する要素を、前記患者抽出目的毎に複数の患者抽出条件として記憶した患者抽出条件記憶部と、
医療情報を記憶した医療情報データベースから、前記患者抽出条件に一致する患者の情報を抽出し、前記患者抽出条件毎に複数の抽出患者情報として抽出患者記憶部に記憶させる患者抽出部と、
所望の事象抽出目的毎に予め設定された1つ以上の前記抽出患者情報、及び設定された前記抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアを、前記事象抽出目的毎に複数のスクリーニングテンプレートとして記憶したスクリーニングテンプレート記憶部と、
前記スクリーニングテンプレートに設定された1つ以上の前記抽出患者情報から、患者毎に項目を抽出し、抽出した項目の記載又は値が不良であるとき前記スコアを該項目に関連付けし、前記スコアの和が所定値以上である場合に、該患者を追跡患者候補として、患者を示す情報、前記抽出患者情報から患者毎に抽出した項目、及び関連付けされた前記スコアを前記スクリーニングテンプレート毎に複数の追跡患者候補情報として追跡患者候補記憶部に記憶させる追跡患者候補抽出部と、
前記追跡患者候補情報から所定の条件の患者を除去し、残った患者を追跡患者とし、前記追跡患者を示す情報及びその後の追跡状況を示す追跡情報を前記スクリーニングテンプレート毎の複数の追跡患者情報として追跡患者記憶部に記憶させる追跡患者抽出管理部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の疾病管理システムによれば、上述した疾病管理プログラムと同様の作用効果を奏することができる。
上述したように、本発明の疾病管理プログラム及び疾病管理システムによれば、抽出目的とする疾病等に関連する医療情報にスコアを付して重み付けを行うことで検索の精度を高くするとともに、医療情報データベースから予め予備的な情報の抽出をしておくことで、検索時間の短縮とシステムの負荷低減を図ることができる。
また、本発明の他の効果は、抽出した患者に対し必要に応じて追跡管理を行なうことで、良質の医療行為を患者に提供することができる。
本発明の一実施形態に係る疾病管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 患者抽出条件を設定する画面を示す図である。 スクリーニングテンプレートを設定する画面を示す図である。 追跡患者候補を表示する画面を示す図である。 他の追跡患者候補を表示する画面を示す図である。 追跡患者リストを表示する画面を示す図である。 追跡患者を管理する画面を示す図である。 通知部の動作フロー図である。 通知部の他の動作フロー図である。 患者情報データベースのデータ構造を示す図である。 検査データベース及び検査データベースから抽出した抽出患者情報のデータ構造を示す図である。 病名データベース及び病名データベースから抽出した抽出患者情報のデータ構造を示す図である。 追跡患者候補情報のデータ構造を示す図である。 疾病管理システムの情報の抽出概念の一例を説明する図である。
以下、本発明の疾病管理システムの実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係る疾病管理プログラムは、コンピュータ上で実行され、疾病管理システムを実現させるものである。
図1は、本発明の好適な一実施形態に係る疾病管理システム1の構成を、医療情報データベース80及び専門部署90とともに示す図である。また、図14は、本実施形態の疾病管理システムの情報の抽出概念の一例を示す図である。
先ず、図14を参照して本実施形態の疾病管理システムの情報の抽出概念の一例を説明する。図14に示す表の縦軸には、体重、血圧、血糖等の検査値等が医療情報に関する要素として記載されており、横軸には、代謝異常、眼科合併症、腎症等の患者の症状が事象抽出目的として記載されている。そして、「○」が付してある箇所が、要素と事象抽出目的とが関係していることを示す。例えば、腎症の患者では、HbA1c、クレアチニン、尿蛋白の値が異常となることが多い。逆に言えば、現在腎症と診断されていない患者においても、HbA1c、クレアチニン、尿蛋白の値が異常であれば、腎症を疑うことができる。
そこで、本実施形態の疾病管理システムは、この表に記載されている要素を患者抽出条件として、要素毎に医療情報を検索し抽出する。さらに、表に記載されている事象抽出目的をスクリーニングテンプレートとして、スクリーニングテンプレート毎に「○」が付されている患者抽出条件により抽出されたデータを参照する。そして、参照したデータに基づき事象抽出目的に該当する患者を抽出するものである。
次に、図1を参照して、本実施形態の疾病管理システム1が接続されている医療情報データベース80及び専門部署90について説明する。医療情報データベース80(以下、「データベース」を「DB」と称す場合がある。)は、公知の医療情報管理システムの一部であり、患者毎の患者を示す情報等を記憶した患者情報DB81、患者毎の診察内容を記憶したカルテDB82、患者毎の看護内容を記憶した看護記録DB83、患者毎の検査内容を記憶した検査DB84、患者毎に処方された薬を記憶した処方DB85、患者毎になされた注射を記憶した注射DB86、患者毎の病名を記憶した病名DB87、患者毎になされた放射線装置,超音波装置,磁気共鳴装置及び内視鏡等で撮影された画像を記憶した画像DB88、患者毎の手術内容を記憶した手術DB89等を備える。
ここで、患者情報DB81は、そのデータ構造として患者ID、氏名、性別、生年月日、年齢等の項目を備え、患者毎の患者を示す情報を記憶する(図10参照)。また、検査DB84は、そのデータ構造として患者ID、検査をした日付、検査項目、検査値等の項目を備え、患者毎の検査内容を記憶する(図11(A)参照)。また、病名DB87は、そのデータ構造として患者ID、日付、病名等の項目を備え、患者毎の病名を記憶する(図12(A)参照)。
専門部署90は、患者毎の病状に合わせた高度な医療行為を提供できる専門医等が在籍する部署であり、該部署に設けられる端末91a,91bは、医療情報DB80と同じく公知の医療情報管理システムの一部である。
図1において、本実施形態の疾病管理システム1は、患者抽出条件記憶部2と、患者抽出部3と、抽出患者記憶部4と、スクリーニングテンプレート記憶部5と、追跡患者候補抽出部6と、追跡患者候補記憶部7と、追跡患者抽出管理部8と、追跡患者記憶部9と、通知部10とを備える。これらの各構成は、本発明に係る疾病管理プログラムが、図示しないコンピュータシステムの、CPU等からなる制御装置、HDD(Hard disk drive)等からなる記憶装置、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示装置、キーボード等からなる入力装置、外部機器と電気的な信号の送受信を行う入出力装置等と協働して実現される。
患者抽出条件記憶部2は、所望の患者抽出目的毎に予め設定された複数の患者抽出条件2a,2b,2c,2dを記憶する。患者抽出条件は、医療情報DBに記憶された、特定の検査項目、医師の診察時のコメント、病名、処方された薬の種類、画像データの異常部位等の医療情報に関する要素のうち、所望のものを検索キーとして、当該検索キーに関連する項目を医療情報データベースから抽出するための条件である。この患者抽出条件は、図示しない表示装置により表示され、医師等が入力装置を用いて所望の患者抽出目的に設定することができる(図2参照)。
患者抽出部3は、医療情報データベース80から、上記の患者抽出条件2a,2b,2c,2dに従い、患者抽出条件に一致する患者の情報を抽出する。ここで、患者の情報とは、患者抽出条件に一致する患者を示す情報が記載された項目は勿論のこと、当該項目が含まれるレコードの他の項目、例えば、検査値や病名等が記載された項目等の関連する項目も含むものとする。患者を示す情報としては、患者の住所、氏名等を用いることができるが、現時点でこれらの情報全てを抽出すると、情報が冗長となるため、患者毎に付与される患者ID又は患者を特定することができるその他のIDを用いることが好ましい。そして、抽出した情報を抽出患者情報4a,4b,4c,4dとして、患者抽出条件毎に抽出患者記憶部4に記憶させる。
また、上記の患者抽出部3の動作は、所定の時間毎に繰り返し行うことができ、常に最新の状態にしておくことができる。また、医療情報データベース80からの情報の抽出において、同じ要素で同じ患者というように重複する情報が抽出された場合は、最新の情報のみを有効にする等して、情報の重複を防止することができる。
スクリーニングテンプレート記憶部5は、所望の事象抽出目的毎に予め設定された複数のスクリーニングテンプレート5a,5b,5c,5dを記憶する。スクリーニングテンプレートは、抽出対象となる1つ以上の抽出患者情報、及び抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアを定めたものであり、図示しない表示装置により表示され、医師等が入力装置を用いて所望の事象抽出目的に設定できる(図3参照)。例えば、ある病気に特有の検査結果が複数現れるとき、この検査結果を患者抽出目的とした患者抽出条件により抽出された複数の抽出患者情報を、スクリーニングテンプレートに設定しておくことで、その病気に関連する検査結果を選別することができる。
また、スクリーニングテンプレート5a,5b,5c,5dには、抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアが記憶されており、該スコアの値を適宜設定することができる。これにより、抽出患者情報毎にスコアを設定することができ、例えば、あまり重要でない検査結果には小さいスコアを、重要な検査結果には大きいスコアを設定して、複数の検査結果のそれぞれに重み付けをすることができる。
追跡患者候補抽出部6は、スクリーニングテンプレートに設定された1つ以上の抽出患者情報から、患者毎に項目を抽出する。すなわち、所望の事象抽出目的毎に、例えば、ある病気に関連する1つ以上の抽出患者情報の項目を、患者毎にまとめて抽出することができる。また、抽出した項目の記載又は値が不良であるときスコアを該項目に関連付けし、前記スコアの和が所定値以上である場合に、該患者を追跡患者候補とする。
また、追跡患者候補抽出部6は、追跡患者候補とした患者に関する項目のうち、少なくとも患者を示す情報、抽出患者情報から患者毎に抽出した項目、及び関連付けされたスコアを、スクリーニングテンプレート毎に複数の追跡患者候補情報7a,7b,7c,7dとして追跡患者候補記憶部7に記憶させるとともに、図示しない表示装置により、追跡患者候補情報を表示させることができる(図4,5参照)。ここでの患者を示す情報とは患者IDのみならず、患者の氏名、性別、生年月日、及び年齢等の情報があることが好ましく、抽出元の抽出患者情報4a,4b,4c,4dにこれらの患者を示す情報がない場合は、必要に応じて患者情報DB81を参照することができる。また、ここで述べた追跡患者候補抽出部6の動作は、所定の時間毎に行うことができ、常に最新の状態にしておくことができる。
追跡患者抽出管理部8は、追跡患者候補情報7a,7b,7c,7dから所定の条件の患者を除去し、残った患者を追跡患者とする。この所定の条件とは、例えば、事象抽出目的である特定の疾病の疑いの患者を抽出するとき、抽出された患者の中から既に当該疾病の治療を開始している患者をカルテDB82や病名DB87等を参照して除く、又は、追跡患者候補抽出部6によって関連付けされたスコアに係る項目の値が特定の薬を服用すると出現するものであるとき、処方DB85等を参照して当該薬が処方されている患者については該スコアを積算対象から除くといったものである。また、所定の条件の患者を除去するのに、表示装置に表示された追跡患者候補情報の中から、医師等が入力装置を操作することにより任意に特定の患者を除去することもできる。
また、追跡患者抽出管理部8は、追跡患者の患者を示す情報及び追跡情報をスクリーニングテンプレート毎に複数の追跡患者情報9a,9b,9c,9dとして追跡患者記憶部9に記憶させる。この患者を示す情報とは上記追跡患者候補情報7a,7b,7c,7dと同様である。また、追跡情報とは、その情報の記載日、記載者、初期登録,指導開始,連絡済み等の追跡ステータス、コメント等の当該患者の追跡状況を把握できる情報を意図する。そして、図示しない表示装置により、追跡患者情報を表示させることができる。この表示の態様としては、追跡されている患者全ての一覧を表示させる(図6参照)、追跡患者情報9a,9b,9c,9d毎の患者一覧を表示させる、又は追跡されている患者個々の追跡患者情報を詳細に表示させる(図7参照)等を採用することができる。さらに、表示された追跡患者情報を医師等が入力装置を用いて変更したとき、その変更を当該追跡患者情報に反映させて、追跡患者記憶部に記憶させる。
通知部10は、追跡患者抽出管理部8を介して、又は直接に追跡患者候補記憶部7及び追跡患者記憶部9を監視する手段を有する。そして、追跡患者候補情報7a,7b,7c,7d又は追跡患者情報9a,9b,9c,9dに変更がなされたとき、該変更に関係する患者が来院しているか否かを判断し、来院しているときは、事象抽出目的毎の専門部署90及び来院時の対応部署に設けられた端末に通知する。
また、通知部10は、追跡患者情報9a,9b,9c,9dに含まれる患者が来院したことを示す来院情報が医療情報DB80に入力されるのを検出する手段を有し、追跡患者情報に含まれる患者が来院したとき、事象抽出目的毎の専門部署90及び来院時の対応部署に設けられた端末に、当該患者の来院を通知する。
次に、以上説明した各構成要素の機能を踏まえて、本実施形態の疾病管理システムの動作について図2〜13を参照して説明する。
図2は、本実施形態の疾病管理システム1において、患者抽出条件を設定する画面、図3はスクリーニングテンプレートを設定する画面、図4,5は追跡患者候補情報を表示する画面、図6,7は追跡患者情報を表示する画面を示す。また、図8は追跡患者候補情報又は追跡患者情報に変更がなされたとき、該変更を専門部署に通知する通知部の動作を示すフロー図、図9は追跡患者が来院したとき、該来院を専門部署に通知する通知部の動作を示すフロー図である。また、図10は、患者を示す情報が記憶されている患者情報DBのデータ構造、図11は検査DB及び検査DBから抽出された抽出患者情報のデータ構造、図12は病名DB及び病名DBから抽出された抽出患者情報のデータ構造、図13は追跡患者候補情報のデータ構造を示す。
先ず、図2を参照して、図示しない表示装置に表示される、患者抽出条件を設定する患者抽出条件設定画面20について説明する。図2の患者抽出条件設定画面20は、検索テンプレート一覧21a,21b,21c,21d、実行タスク設定部22、結果出力名称入力部23、実行登録ボタン24を備える。検索テンプレート一覧21a,21b,21c,21dは、検索する条件を左から右へ階層的に設定するもので、例えば、医療情報に関する要素の1つとしてHbA1cの値が高い患者を抽出しようとすると、左の検索テンプレート一覧21aの検査の欄に「HbA1c高値」と入力する。なお、ここで、検索テンプレート一覧にメニューとして記載されている「検査」、「病名」、「カルテ」等は、それぞれ医療情報DB80の検査DB84、病名DB87、カルテDB82に関連付けされている。すなわち、図2に示すように、検索テンプレート一覧21aの検査の欄に「HbA1c高値」と入力すると、後述する患者抽出部3は検査DB84を検索するのである。もっとも、上記のメニューの記載と医療情報DBとの対応付けは例示であり、メニューの記載とDBの名称が一致していないこともある。また、メニューの記載によっては複数のDBを参照することもできる。
また、所定時間毎にこの患者抽出条件での抽出を行いたい場合は、実行タスク設定部22のタスク有効選択部25にレ点を付し、タスク種別入力部26、基準時刻入力部27、間隔入力部28、及び通知先アドレス入力部29に所望の条件を入力する。さらに、結果出力名称入力部23に出力名称を、ここでは、患者抽出条件と同名の「HbA1c高値」と入力し登録実行ボタン24をマウス等の入力装置で操作すると、これらの入力したものが患者抽出条件として患者抽出条件記憶部2に記憶され、所定の間隔で後述する患者抽出部3で実行される。同様に、他の患者抽出目的に係る患者抽出条件を複数作成し、それらを患者抽出条件記憶部に記憶させることができる。なお、タスク種別入力部26には図示する「経過時間」以外に、日、週、月等を単位とするタスク種別を入力することができる。
ここで、検索テンプレート一覧21a,21b,21c,21dを階層的に用いて、複数の要素を組み合わせた患者抽出条件を設定することもできる。例えば、(1)特定の期間に受診した患者のうち、(2)内科を受診した患者で、(3)薬Aを処方されている患者、という患者を抽出したければ、検索テンプレートの要素を(1)患者:受診日2013年6月○×日〜7月○×日(2)診察科目:内科、(3)処方:薬A、とすればよい。このように、患者抽出条件として複数の要素の論理積をとることができる。また、場合によっては、前記の条件の一部を(3)薬A又は薬Bを処方されている患者というように、複数の要素の論理和とすることもできる。さらに、前記条件の一部を(3)薬Aを処方されていない患者というように、要素の論理否定とすることもできる。
患者抽出部3は、上述した患者抽出条件に基づき、医療情報DB80から該当する患者を抽出する。例えば、図2に示すように、患者抽出条件が「検査」の「HbA1c高値」であれば、図11(A)に示す検査DBを検索し、検査項目の「HbA1c」に関連する項目(「*1」を付してあるレコード)を抽出する。そして、図11(B)に示すような、患者ID、検査年月日、検査項目、検査値を備える抽出患者情報を作成し、ここでは、患者抽出条件と同名の「HbA1c高値」として抽出患者記憶部に記憶させる。
同様に、患者抽出条件が「クレアチニン高値」であれば図11(C)に示す抽出患者情報、患者抽出条件が「尿蛋白」であれば図11(D)にしめす抽出患者情報、患者抽出条件が「血糖値」であれば図11(E)に示す抽出患者情報、患者抽出条件が「尿素」であれば図11(F)に示す抽出患者情報、患者抽出条件が「GOT」であれば図11(G)に示す抽出患者情報というように、患者抽出条件毎の複数の抽出患者情報が作成され、抽出患者記憶部4に記憶される。このとき、それぞれの記載又は値が異常(不良)である項目については、異常値である旨のフラグを付すこともできる(「*10」を付してあるレコード)。
また同様に、特定の病名を患者抽出条件とした場合、図12(A)に示す病名DBから、患者抽出条件が「糖尿病」であれば図12(B)に示す抽出患者情報、患者抽出条件が「腎不全」であれば図12(C)に示す抽出患者情報、患者抽出条件が「肝硬変」であれば図12(D)に示す抽出患者情報が作成され、抽出患者記憶部4に記憶される。
次に、図3を参照して、スクリーニングテンプレートの条件を設定するスクリーニングテンプレート作成画面40について説明する。図3のスクリーニングテンプレート作成画面40は、図示しない表示装置により表示され、抽出患者情報一覧41、スクリーニングテンプレート設定部42、登録ボタン48、閉じるボタン49を備える。抽出患者情報一覧41には、上述の抽出患者記憶部4に記憶された、患者抽出条件毎の複数の抽出患者情報が表示されている。なお、患者抽出条件と抽出患者情報は一対の関係にあるため、抽出患者情報の代わりに患者抽出条件を抽出患者情報一覧41に設定し、対応する抽出患者情報を参照してもよい。
また、スクリーニングテンプレート設定部42は、名称入力部43、抽出患者情報選択欄44、スコア入力欄45、全体スコア表示部46、閾値スコア入力部47を備える。
名称入力欄43は、事象抽出目的の名称を入力するものであり、その名称は任意に決定される。例えば、図3では「腎症疑い」と入力される。抽出患者情報選択欄44は、抽出患者情報一覧41のうち、所望の抽出患者情報を選択するもので、事象抽出目的に合わせた抽出患者情報が選択される。図3では腎症に関係する「HbA1c高値」、「クレアチニン高値」、「尿蛋白」の抽出患者情報が選択されている。
スコア入力欄45は、選択された抽出患者情報の記載又は値が不良のとき、当該不良の項目に関連付けされる任意のスコアが入力されるもので、事象抽出目的に対する抽出患者情報の重要度に応じて点数付けされる。図3では、「腎症疑い」に対して「HbA1c高値」がもっとも重要度が高いとしてスコア60を、次に「クレアチニン高値」の重要度が高いとしてスコア50を、そして「尿蛋白」は最も重要度が低いとしてスコア30が関連付けされている。このように、事象抽出目的に対する抽出患者情報の重要度に応じてスコアの値を付すことができるため、各検査項目に重み付けをすることができ、疾病疑い等の事象抽出の精度を向上させることができる。
全体スコア表示部46は、スコア入力欄45に入力されたスコアの和を表示する。図3では、それぞれ60,50,30のスコアが入力されているため、それらの和である140が表示されている。閾値スコア入力部47は、選択された抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアの和がいくつになれば、当該患者を追跡患者候補とするかを定めたもので、事象抽出目的毎に任意の値に設定される。ここでは「50」が入力されているため、スコアの和が50以上となれば追跡患者候補とされる。
登録ボタン48は、医師等により操作されることで、スクリーニングテンプレート設定部42にそれまで入力された内容が、スクリーニングテンプレートとしてスクリーニングテンプレート記憶部5に記憶される。
追跡患者候補抽出部6は、上述したスクリーニングテンプレートに基づき、1つ以上の設定された抽出患者情報から患者毎に項目を抽出する。例えば、図3に示す、「腎症疑い」という事象抽出目的のスクリーニングテンプレートにおいて、「HbA1c高値」、「クレアチニン高値」、「尿蛋白」の3つの抽出患者情報が設定されている。すると、追跡患者候補抽出部6は、図11(B),(C),(D)に示す「HbA1c高値」、「クレアチニン高値」、「尿蛋白」の3つの抽出患者情報から、患者毎に前記3つの抽出患者情報の項目をまとめる。
そして、これらの抽出患者情報の記載又は値が不良であるか否かを判断し、不良であればスクリーニングテンプレートで設定されたスコアを当該項目に関連付けし、図13(A)に示すような中間データを作成する(「*10」が付してあるレコードの検査値が不良)。次に、関連付けされた患者毎のスコアの和と、スクリーニングテンプレートに設定されたスコア閾値「50」を比較し、関連付けされたスコアの和がスコア閾値以上である患者ID102と109の患者を追跡患者候補とする。そして、図13(B)に示すような追跡患者候補情報とし、追跡患者候補記憶部7に記憶させる。
次に、図4,5を参照して、追跡患者候補情報を表示する追跡患者候補一覧画面50について説明する。図4,5に示す追跡患者候補一覧画面50は、スクリーニングテンプレート一覧51、追跡患者候補情報一覧54を備える。スクリーニングテンプレート一覧51は、スクリーニングテンプレート記憶部5に記憶されたスクリーニングテンプレートの名称52と、抽出された患者数53が表示される。
追跡患者候補情報一覧54は、追跡患者候補抽出部6によって抽出された追跡患者候補情報を表示するもので、患者情報表示欄55、追跡指標表示欄56、スコア表示欄57、医療情報DB80にアクセスし当該患者の詳細な医療情報を参照するための開くボタン58、手動で当該患者を追跡患者とする追跡管理登録ボタン59を備える。
患者情報表示欄55は、追跡患者候補情報の中の患者IDを元に患者情報DB81を参照して患者を示す情報を表示する。追跡指標表示欄56は、追跡患者候補情報の項目の記載や値を表示し、その記載又は値が不良のときは、その記載又は値を網掛け表示等して医師等の閲覧者が不良である旨をわかるようにしてある。スコア表示欄57は、追跡患者候補情報に記載された患者毎のスコアの和を表示している。
開くボタン58は、医師等により操作され、当該患者の検査情報等の詳細を参照することができる。追跡管理登録ボタン59は、後述する追跡患者抽出管理部8によらずに手動で当該患者を追跡患者とするためのボタンであり、医師等の操作により、当該患者は、追跡患者情報に含まれる。図4においては、「腎症疑い」のスクリーニングテンプレートが選択され、追跡患者候補情報としては、患者ID102,109らの詳細情報が追跡患者候補情報一覧に表示されている。これらの表示により、例えば、患者ID102は、腎症の疑いがあり、その根拠は「HbA1c」と「クレアチニン」の値が不良のためであることがわかる。
また、図5においては、「検査不十分」のスクリーニングテンプレートが選択され、患者ID106,103らの詳細情報が、追跡患者候補情報一覧54に表示されている。これらの表示により、例えば、患者ID106は、糖尿病及び腎不全を患っていながら、それぞれの病気に対して必要な「血糖値」及び「尿素」の検査がなされていないことがわかる。
このような、必要な検査がなされていない患者を抽出するには、患者抽出条件、すなわち図2に示す検索テンプレートの要素を、階層的に複数組み合わせればよい。例えば、糖尿病患者について血糖値の検査無しを抽出しようとすると、検索テンプレートの要素を(1)病名:糖尿病(2)検査:血糖値記載なし、と記載する。
すると、患者抽出部において、先ず図12(B)に示す糖尿病患者に係る抽出患者情報、及び図11(E)に示す血糖値に係る抽出患者情報を作成する。次に、糖尿病患者に係る抽出患者情報と、血糖値に係る抽出患者情報を参照して、糖尿病患者に係る抽出患者情報に記載され、かつ、血糖値に係る抽出患者情報に記載されていない患者IDを抽出する。これにより、糖尿病と診断されながら血糖値の検査を行っていない患者に係る抽出患者情報を作成することができる。
同様に、腎不全の患者に対する尿素検査の漏れを抽出するには、図12(C)に示す腎不全患者に係る抽出患者情報と図11(F)に示す尿素に係る抽出患者情報を使用すればよく、肝硬変の患者に対するGOT検査の漏れを抽出するには、図12(D)に示す肝硬変患者に係る抽出患者情報と図11(G)に示すGOTに係る抽出患者情報を使用すればよい。なお、図11(E),(F),(G)に示す抽出患者情報の代わりに、図11(A)に示す検査DBを直接参照してもよい。
追跡患者抽出管理部8は、上記の追跡患者候補抽出部6により抽出された追跡患者候補情報7a,7b,7c,7dから所定の条件の患者を除き、残った患者を追跡患者とし、該追跡患者の情報を追跡患者情報として追跡患者記憶部に記憶させる。この患者を除くための所定の条件として、例えば、スクリーニングテンプレートの事象抽出目的が、特定の疾病疑いである場合、病名DB87を参照して既に当該疾病と診断されている患者を除くことができる。また、抽出患者情報が検査値に係るものである場合、特定の薬を服用することにより当該検査値が不良となる患者、又は、当該検査値が不良であるが、そのために特定の薬を既に服用している患者を、処方DB85を参照して除くこともできる。
また、追跡患者抽出管理部8は、追跡患者情報9a,9b,9c,9dに変更があった場合、その変更を追跡患者記憶部9に記憶させる。この変更としては、追跡患者として登録された後に、病院側が追跡患者に対して行った連絡や指導、及びその日付やコメント等の情報の追加、又は患者の死亡による追跡患者としての登録の末梢等が挙げられる。
次に、図6,7を参照して、追跡患者抽出管理部8と図示しない表示装置によって表示される、追跡患者情報を示す画面について説明する。図6は全ての追跡患者を表示した追跡患者リスト画面60、図7は個々の追跡患者の詳細を表示し編集する追跡管理画面70である。
図6の追跡患者リスト画面60は、患者IDを表示する患者表示欄61、追跡患者として管理を開始した日付を表示する管理開始日表示欄62、どのような管理目的で追跡患者としたのかを表示する管理目的表示欄63、患者の状況を表示するステータス表示欄64、その他のコメントを表示する備考表示欄65、さらに医師等によるマウス等の入力装置の操作により、任意の患者を選択した後に操作することにより当該患者の医療情報の詳細を確認することができる開くボタン66、及び追跡患者の管理状態の詳細を表示し編集することができる追跡管理画面70を開く追跡管理ボタン67を備える。なお、ここでは、全ての追跡患者を表示しているが、事象抽出目的毎に抽出された、追跡患者情報単位での患者を表示させてもよい。
図7の追跡管理画面70は、患者情報表示欄71、追跡管理表示編集欄72、コメント記載部73、追跡ステータス設定部74、戻るボタン75、コメント登録ボタン76を備える。患者情報表示欄71は、患者を示す情報を表示するもので、患者ID、氏名、性別、生年月日等が表示される。追跡管理表示編集欄72は、当該患者の追跡患者としての初期登録からその後のイベントを表示し、又必要に応じて追加等の編集を行うもので、イベント毎の記載日、記載者、追跡状態を示す追跡ステータス、コメント等が表示される。コメント記載部73、追跡ステータス設定部74、コメント登録ボタン76は、新たなイベントを追加又は既に記載されているイベントを編集するために用いられ、医師等が操作する入力装置によりイベントの追加編集がなされる。戻るボタン75は、入力装置による操作により、図6に示す追跡患者リスト画面60等に戻ることができる。
次に、図8,9を参照して通知部10の動作フローを説明する。図8に示すように、通知部10は、追跡患者候補情報7a,7b,7c,7d又は追跡患者情報9a,9b,9c,9dに変更があったか否かを、追跡患者抽出管理部8を介して、又は直接に追跡患者候補記憶部7及び追跡患者記憶部9を参照して監視する(S1110)。変更がないときは処理を終了し、次のプログラム実行サイクルまで待機する(S1180)。変更があったときは、当該変更に関係する患者が来院しているか否かを医療情報DB80を参照して判断する(S1120)。来院していないときは、変更があった追跡患者候補情報又は追跡患者情報に係るスクリーニングテンプレート5a,5b,5c,5dの事象抽出目的を参照し、当該事象抽出目的の専門部署90を特定する(S1130)。そして特定した専門部署90の端末91a,91bに変更があった旨を通知する(S1140)。一方、関係する患者が来院しているときは、医療情報DB80を参照して当該患者の来院時の対応部署を特定する(S1150)。さらに上記ステップS1130同様の処理を行い、事象抽出目的の専門部署を特定する(S1160)。そして、特定した対応部署及び専門部署の端末に、追跡患者候補情報又は追跡患者情報の変更があった旨を通知する(S1170)。
また、図9に示すように、通知部10は、医療情報DB80を参照して、追跡患者が来院しているか否かを監視する(S1210)。来院していないときは処理を終了し、次のプログラム実行サイクルまで待機する(S1260)。来院しているときは、医療情報DB80を参照して、当該追跡患者の来院時の対応部署を特定する(S1220)。次に、当該追跡患者が記録されている追跡患者情報に係るスクリーニングテンプレート5a,5b,5c,5dの事象抽出目的を参照し、当該事象抽出目的の専門部署を特定する(S1230)。次に、特定した来院時の対応部署と専門部署は同一か否かが判断される(S1240)。特定した対応部署と専門部署が同一のときは、通知する必要がないのでそのまま処理は終了され、次のプログラム実行サイクルまで待機する(S1260)。特定した対応部署と専門部署が同一でないとき、当該追跡患者の対応部署及び専門部署90の端末91a,91bに当該追跡患者の来院を通知する(S1250)。
以上説明したように、本実施形態の疾病管理システムによれば、患者抽出部で、予備的なデータの抽出を行っておくため、医療情報DBから直接に目的とするデータを抽出する場合と比べ、抽出の時間を短縮させることができるとともに、システムの負荷を低減させることができる。また、患者を抽出する要素を複数組み合わせて患者抽出条件を作成することで、患者数が多い病院においても効率的に患者を抽出することができ、また、患者抽出条件を設定する検索テンプレート一覧に、所望の期間を設定することで、当該期間のデータを評価して疾病が疑われる患者を抽出することもできる。また、検索テンプレートを階層的に設定することで、様々な切り口から患者を抽出することができる。
また、スクリーニングテンプレートによって、抽出患者情報を任意に選択することができるとともに、抽出患者情報内のデータに付すスコアによる重み付けによって、抽出の精度を高めることができる。また、追跡患者候補情報によって、事象抽出目的毎に抽出された患者の一覧を確認することができ、例えば、特定の疾病に罹患している疑いのある患者の一覧を、医師等が見ることができる。
また、通知部によって、追跡患者候補情報又は追跡患者情報に変更がなされたとき、該変更に関係する患者が来院していれば、その旨を事象抽出目的毎の専門部署に通知するため、例えば、来院した患者が検査を受け、その検査の結果、当初の来院目的とは別の疾病疑いが生じたとき、当該疾病疑いの専門部署によるフォローを迅速に行うことができる。また、同じく通知部によって、追跡患者が来院したとき、事象抽出目的毎の専門部署に、当該患者の来院を通知するため、専門部署によるフォローを確実に行うことができる。
なお、上述した本実施形態の疾病管理プログラム及び疾病管理システムは、本発明の例示であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を適宜変更できる。
1・・疾病管理システム、2・・患者抽出条件記憶部、2a,2b,2c,2d・・患者抽出条件、3・・患者抽出部、4・・抽出患者記憶部、4a,4b,4c,4d・・抽出患者情報、5・・スクリーニングテンプレート記憶部、5a,5b,5c,5d・・スクリーニングテンプレート、6・・追跡患者候補抽出部、7・・追跡患者候補記憶部、7a,7b,7c,7d・・追跡患者候補情報、8・・追跡患者抽出管理部、9・・追跡患者記憶部、9a,9b,9c,9d・・追跡患者情報、10・・通知部、
20・・患者抽出条件設定画面、21a,21b,21c,21d・・検索テンプレート一覧、22・・実行タスク設定部、23・・結果出力名称入力部、24・・実行登録ボタン、25・・タスク有効選択部、26・・タスク種別入力部、27・・基準時刻入力部、28・・間隔入力部、29・・通知先アドレス入力部、
40・・スクリーニングテンプレート作成画面、41・・抽出患者情報一覧、42・・スクリーニングテンプレート設定部、43・・名称入力部、44・・抽出患者情報選択欄、45・・スコア入力欄、46・・全体スコア表示部、47・・閾値スコア入力部、48・・登録ボタン、49・・閉じるボタン、
50・・追跡患者候補一覧画面、51・・スクリーニングテンプレート一覧、52・・名称、53・・患者数、54・・追跡患者候補情報一覧、55・・患者情報表示欄、56・・追跡指標表示欄、57・・スコア表示欄、58・・開くボタン、59・・追跡管理登録ボタン
60・・追跡患者リスト画面、61・・患者表示欄、62・・管理開始日表示欄、63・・管理目的表示欄、64・・ステータス表示欄、65・・備考表示欄、66・・開くボタン、67・・追跡管理ボタン、
70・・追跡管理画面、71・・患者情報表示欄、72・・追跡管理表示編集欄、73・・コメント記載部、74・・追跡ステータス設定部、75・・戻るボタン、76・・コメント登録ボタン、
80・・医療情報DB、81・・患者情報DB、82・・カルテDB、83・・看護記録DB、84・・検査DB、85・・処方DB、86・・注射DB、87・・病名DB、88・・画像DB、89・・手術DB、90・・専門部署、91a,91b・・端末

Claims (6)

  1. コンピュータを、
    所望の患者抽出目的毎に予め設定された医療情報に関する要素を、前記患者抽出目的毎に複数の患者抽出条件として記憶した患者抽出条件記憶部と、
    医療情報を記憶した医療情報データベースから、前記患者抽出条件に一致する患者の情報を抽出し、前記患者抽出条件毎に複数の抽出患者情報として抽出患者記憶部に記憶させる患者抽出部と、
    所望の事象抽出目的毎に予め設定された1つ以上の前記抽出患者情報、及び設定された前記抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアを、前記事象抽出目的毎に複数のスクリーニングテンプレートとして記憶したスクリーニングテンプレート記憶部と、
    前記スクリーニングテンプレートに設定された1つ以上の前記抽出患者情報から、患者毎に項目を抽出し、抽出した項目の記載又は値が不良であるとき前記スコアを該項目に関連付けし、前記スコアの和が所定値以上である場合に、該患者を追跡患者候補として、患者を示す情報、前記抽出患者情報から患者毎に抽出した項目、及び関連付けされた前記スコアを前記スクリーニングテンプレート毎に複数の追跡患者候補情報として追跡患者候補記憶部に記憶させる追跡患者候補抽出部と、
    前記追跡患者候補情報から所定の条件の患者を除去し、残った患者を追跡患者とし、前記追跡患者を示す情報及びその後の追跡状況を示す追跡情報を前記スクリーニングテンプレート毎の複数の追跡患者情報として追跡患者記憶部に記憶させる追跡患者抽出管理部と、
    して機能させることを特徴とする疾病管理プログラム。
  2. 前記患者抽出部による前記医療情報データベースからの抽出患者情報の作成と、前記抽出患者記憶部への記憶を、所定時間毎に行うことを特徴とする請求項1に記載の疾病管理プログラム。
  3. 前記追跡患者候補抽出部による前記追跡患者候補情報の作成と、前記追跡患者候補記憶部への記憶を、所定時間毎に行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の疾病管理プログラム。
  4. 前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に変更がなされ、かつ、変更された前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に記載された患者が来院しているとき、変更された前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報に係る前記事象抽出目的の専門部署に、当該患者の来院、及び前記追跡患者候補情報又は前記追跡患者情報の変更を通知する通知部をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の疾病管理プログラム。
  5. 前記通知部は、前記追跡患者が来院したとき、前記追跡患者に係る前記事象抽出目的の専門部署に、前記来院情報を通知することを特徴とする請求項4に記載の疾病管理プログラム。
  6. 所望の患者抽出目的毎に予め設定された医療情報に関する要素を、前記患者抽出目的毎に複数の患者抽出条件として記憶した患者抽出条件記憶部と、
    医療情報を記憶した医療情報データベースから、前記患者抽出条件に一致する患者の情報を抽出し、前記患者抽出条件毎に複数の抽出患者情報として抽出患者記憶部に記憶させる患者抽出部と、
    所望の事象抽出目的毎に予め設定された1つ以上の前記抽出患者情報、及び設定された前記抽出患者情報の記載又は値が不良のときに関連付けされるスコアを、前記事象抽出目的毎に複数のスクリーニングテンプレートとして記憶したスクリーニングテンプレート記憶部と、
    前記スクリーニングテンプレートに設定された1つ以上の前記抽出患者情報から、患者毎に項目を抽出し、抽出した項目の記載又は値が不良であるとき前記スコアを該項目に関連付けし、前記スコアの和が所定値以上である場合に、該患者を追跡患者候補として、患者を示す情報、前記抽出患者情報から患者毎に抽出した項目、及び関連付けされた前記スコアを前記スクリーニングテンプレート毎に複数の追跡患者候補情報として追跡患者候補記憶部に記憶させる追跡患者候補抽出部と、
    前記追跡患者候補情報から所定の条件の患者を除去し、残った患者を追跡患者とし、前記追跡患者を示す情報及びその後の追跡状況を示す追跡情報を前記スクリーニングテンプレート毎の複数の追跡患者情報として追跡患者記憶部に記憶させる追跡患者抽出管理部と、
    を備えることを特徴とする疾病管理システム。
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