JP2015018350A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像データをメモリに高速に書き込むことが可能な技術を提供する。
【解決手段】再構成可能回路部14は、回路構成が再構成可能な回路である。描画処理部が、再構成可能回路部14内の回路として構成される。描画処理部は、画像メモリにバーストアクセスすることで画像データを画像メモリに書き込む。再構成制御部12は、画像データに表されたオブジェクトのサイズに応じて、バーストアクセスのサイズを変えるように再構成可能回路部14の回路構成を再構成する。
【選択図】図3
【解決手段】再構成可能回路部14は、回路構成が再構成可能な回路である。描画処理部が、再構成可能回路部14内の回路として構成される。描画処理部は、画像メモリにバーストアクセスすることで画像データを画像メモリに書き込む。再構成制御部12は、画像データに表されたオブジェクトのサイズに応じて、バーストアクセスのサイズを変えるように再構成可能回路部14の回路構成を再構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
メモリに対する画像データの描画の高速化を図った技術が知られている。例えば特許文献1には、フレームメモリに画像データを描画する際、書き込む画像のない不要なデータを除去することにより、描画の高速化を図った装置が開示されている。
ところで、メモリにアクセスするモードとしてバーストモードが採用される場合がある。この場合、画像データが描画されないメモリ領域へのアクセスが発生することがあるので、無駄な処理時間が発生し、処理時間が増大するおそれがある。
本発明の目的は、本発明の構成を用いない場合と比較して、画像データをメモリに高速に書き込むことが可能な画像処理装置及びプログラムを提供することである。
請求項1に係る発明は、回路構成が再構成可能な再構成可能回路と、前記再構成可能回路内の回路として構成され、画像メモリにバーストアクセスすることで画像データを前記画像メモリに書き込む描画処理手段と、前記画像データに表されたオブジェクトのサイズに応じて、バーストアクセスのサイズを変えるように前記再構成可能回路の回路構成を再構成する制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記制御手段は、前記オブジェクトのサイズが予め決定された閾値以上の場合、第1のサイズでバーストアクセスする回路構成を前記再構成可能回路に再構成し、前記オブジェクトのサイズが前記閾値未満の場合、前記第1のサイズよりも小さい第2のサイズでバーストアクセスする回路構成を前記再構成可能回路に再構成する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、ページ記述言語で記述された前記画像データを解釈して中間データを生成する中間データ生成手段を更に有し、前記制御手段は、前記中間データに基づき前記オブジェクトのサイズを特定し、前記オブジェクトのサイズに応じて前記再構成可能回路の回路構成を再構成する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の画像処理装置であって、前記制御手段は、前記中間データに基づき、前記オブジェクトに外接する矩形状の描画領域のサイズを前記オブジェクトのサイズとして特定し、前記描画領域のサイズに応じて前記再構成可能回路の回路構成を再構成する、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、コンピュータに、画像データに表されたオブジェクトのサイズを特定するステップと、画像メモリにバーストアクセスすることで前記画像データを前記画像メモリに書き込む再構成可能回路の回路構成を再構成するステップであって、前記特定されたオブジェクトのサイズに応じて、バーストアクセスのサイズを変えるように前記再構成可能回路の回路構成を再構成するステップと、を実行させることを特徴とするプログラムである。
請求項1,5に係る発明によると、本発明の構成を備えていない場合と比較して、画像データを画像メモリに高速に書き込むことが可能となる。
請求項2に係る発明によると、画像メモリへの無駄なアクセスを抑制することが可能となる。
請求項3に係る発明によると、中間データを利用することで、オブジェクトのサイズに応じた回路を構成することが可能となる。
請求項4に係る発明によると、中間データで規定された描画領域のサイズを利用することで、オブジェクトのサイズに応じた回路を構成することが可能となる。
図1に、本発明の実施形態に係るシステムの一例を示す。本システムは、画像処理装置100と、画像メモリ130と、印刷装置140とを含む。画像処理装置100は、中間データ生成部110と描画処理部120とを含む。
例えば、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された画像データが、コンピュータ等の装置から画像処理装置100に提供される。ページ記述言語は、印刷処理やディスプレイ表示処理等を情報処理装置に実行させるためのコンピュータプログラミング言語である。ページ記述言語で記述された画像データは、印刷対象の画像を構成する文字や図形等のオブジェクトの位置情報、書式情報及び色情報等を含む。以下の説明では、ページ記述言語で記述された画像データを「PDL」と称する。
中間データ生成部110はコマンドデコーダであり、PDLを解釈することで、印刷対象の画像が中間言語で記述された中間データを生成し、出力する。中間データは、最終的に印刷装置140に出力される描画データに変換される前段階のデータであり、描画データの生成の手順を表すコマンドを含む。中間データの具体例として、例えばディスプレイリスト(DL)があるが、本発明はこの例に限定されるものではない。中間データは、印刷対象の画像の構成要素であるオブジェクトのそれぞれについて、当該オブジェクトを描画する手順を表す描画コマンドを含む。具体的には、中間データは、ページ内におけるオブジェクトの配置情報、そのオブジェクトの大きさを示すサイズ情報、そのオブジェクトの描画内容(例えばイメージや図形や文字等)を示す描画情報、及び、そのオブジェクトの色(例えばオブジェクトを何色で塗りつぶすか等)を示す色情報等を含む。例えば、あるページの中間データは、当該ページを構成する各オブジェクトの描画手順を表すコマンドの集合であると捉えられる。
描画処理部120(ラスタライザ)は、例えばRIP(Raster Image Processor)であり、中間データ生成部110から中間データを取得し、当該中間データに従って描画データを生成する。描画データは、例えば印刷画像を構成する画素毎の情報(画素値)を含むラスタデータであり、例えばビットマップデータ等である。描画処理部120は、画像メモリ130(フレームメモリ)にアクセスして描画データを画像メモリ130に書き込むことで、描画データを画像メモリ130に記憶させる。このとき、描画処理部120は、バーストモードのアクセスによって画像メモリ130にアクセス(バーストアクセス)することで、描画データを画像メモリ130に書き込む。
印刷装置140は、描画データによって表される画像を用紙等の記録媒体に印刷する。例えば、1ページ分の描画データが画像メモリ130に書き込まれると、この描画データは印刷装置140に出力され、描画データによって表される画像が印刷装置140によって記録媒体に印刷される。
上述した画像処理装置100では、例えばDRP(Dynamic Reconfigurable Processor:動的再構成可能プロセッサ)によって処理が実行される。
図2に、DRPを用いて処理を行うシステムの一例を示す。このシステムは、一例として、メインCPU(中央演算装置)1と、メインメモリ2と、CPUバス−PCIブリッジ3と、DRPアクセラレータ4と、これらを接続するための内部バス50とを含む。DRPアクセラレータ4は、例えば複数のDRPシステム5とPCIスイッチ6とを含む。PCIスイッチ6には、複数のDRPシステム5が接続されている。DRPシステム5は、DRP10とメモリ40とを含む。メモリ40には、DRP10を制御するためのデータやプログラム等が記憶される。
図3に、画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す。図3に示す例では、画像処理装置100は、DRP10によって構成される。
DRP10は、内部の論理回路の構成を動的に変更(再構成)可能なプロセッサである。DRP10は、一例として、特開2009−3765号公報に開示されているDAP・DNAアーキテクチャのプロセッサであるが、本発明はこの例に限定されるものではなく、他の回路で構成されてもよい。以下、図3を参照してDRP10の一例を説明する。
DRP10は、DAP(Digital Application Processor)と称される再構成制御部12(RISCコアモジュール)と、DNA(Distributed Network Architecture)と称される再構成可能回路部14(ダイナミックコンフィギュラブルデータフローアクセラレータ)とを含む。DRP10は、再構成制御部12及び再構成可能回路部14に加え、再構成可能回路部14のダイレクト入出力用のインタフェース16と、PCIインタフェース18と、SDRAMインタフェース20と、DMAコントローラ22と、その他の周辺デバイス24と、これらを接続するための内部バス(高速スイッチングバス)26とを含む。再構成制御部12は、デバッグインタフェース12aと、RISCコア12bと、命令キャッシュ12cと、データキャッシュ12dとを含む。再構成可能回路部14は、PEマトリックス14aと、コンフィギュレーションメモリ14bとを含む。PEマトリックス14aには、複数の処理エレメントPE(論理回路要素)が2次元に配置されている。一例として、376個の処理エレメントPEが、PEマトリックス14aに配置されている。コンフィギュレーションメモリ14bには、コンフィギュレーションデータ14cが格納されている。コンフィギュレーションデータ14cは、PEマトリックス14aに含まれる処理エレメントPEの機能及び/又は接続を変えてPEマトリックス14aを再構成するためのデータである。
再構成制御部12は、再構成可能回路部14を含むDRP10全体の動作制御を行うモジュールであり、例えば、制御のためのプログラムを実行することで実現される。再構成制御部12は、PEマトリックス14a内の処理エレメントPEの接続関係を制御することで、PEマトリックス14aにおいてデータ処理のための回路を構成する。また、再構成制御部12は、PEマトリックス14aにおいて構成された回路に対してデータを供給したり、その回路からのデータを他のシステムに出力したりする制御を行う。
コンフィギュレーションデータ14cは、PEマトリックス14aの回路構成を規定するデータである。PEマトリックス14a内の回路の再構成は、コンフィギュレーションデータ14cに従って行われる。コンフィギュレーションメモリ14bには、複数のコンフィギュレーションデータ14cが記憶される。コンフィギュレーションメモリ14b内の複数のコンフィギュレーションデータ14cのうち1つが選択されてアクティブ状態になると、そのコンフィギュレーションデータ14cが規定する回路構成がPEマトリックス14a内に構成されることになる。一例として、コンフィギュレーションメモリ14bには3つのコンフィギュレーションデータ14cが記憶されている。但し、本発明はこの例に限定されるものではなく、3つ以外の数のコンフィギュレーションデータ14cが、コンフィギュレーションメモリ14bに記憶されてもよい。
コンフィギュレーションメモリ14bについて詳しく説明すると、コンフィギュレーションメモリ14bは、複数バンクの構成となっている。そして、フォアグラウンドバンクに格納されたコンフィギュレーションデータ14cによって、PEマトリックス14aには第1の機能が構成される。また、異なるバックグラウンドバンクにそれぞれ格納されたコンフィギュレーションデータ14cによって、PEマトリックス14aには第2の機能又は第3の機能が構成される。コンフィギュレーションメモリ14bのバンクを切り替えることにより、PEマトリックス14aには、第1の機能に替わって第2の機能又は第3の機能が再構成される。PEマトリックス14aの再構成は、例えば1サイクル(クロックサイクル)でダイナミックに行われる。このようにPEマトリックス14aは、回路を構成するための複数の処理エレメントPEと、これらの処理エレメントPEを接続するための内部配線とを含む再構成ユニットであり、内部配線によって処理エレメントPEの接続を変えることにより、PEマトリックス14aに含まれる回路が再構成される。
また、DRP10は、コンフィギュレーションメモリ14bに新たなコンフィギュレーションデータ14cを追加したり、コンフィギュレーションメモリ14b内のコンフィギュレーションデータ14cを他のコンフィギュレーションデータ14cに置き換えたり、削除したりする機能を備える。
次に、図4を参照して、中間データのフォーマットについて説明する。一例として、中間データは、Stream0(パラメータ情報)とStream1(シェイプ情報)とを含む。パラメータ情報は、オブジェクトの描画領域を規定する「Bbox」を含む。「Bbox」はバウンディングボックス(Bounding box)であり、オブジェクトに外接する矩形状の描画領域の位置及びサイズを規定する。一例として、「Bbox」はx−y座標系で規定され、矩形状の描画領域における対角線上の頂点の座標((Lx,Ly)、(Gx,Gy))を示す。
パラメータ情報は、「Bbox」の他に、「コンフィギュレーションID(Config ID)」、「Data ID」、「Shape Top address」、「Shape Length」、「BitMask_ConstColor」、及び、「Offset_Y_LSB、Offset_X_LSB」を含む。また、シェイプ情報は、「Config ID」、「Data ID」、及び、「Shape data」を含む。「Config ID」は、コンフィギュレーションデータ14cのIDである。「Data ID」は、コマンドのシリーズ番号である。「Shape Top address」は、シェイプ情報の先頭アドレスを示す。「BitMask_ConstColor」は、画像データの色属性を示す。色属性は、一例として、画像データの色を表す色空間(RGB系、CMYK系等)や階調等である。また、「Offset_Y_LSB、Offset_X_LSB」は、原点からの位置を示す。「Shape data」は、オブジェクトの形状のデータであり、一例として256byteバースト単位となるように0データが埋められる。
なお、図4に示す中間データのフォーマットは一例であり、本発明はこの例に限定されるものではない。オブジェクトのサイズが特定されるものであれば、中間データのフォーマットは、図4に示すフォーマット以外のものであってもよい。
本実施形態では、画像データに表されたオブジェクトのサイズを利用することで、描画処理部120を構成する再構成可能回路部14(PEマトリックス14a)の回路構成を変更する。例えば、再構成制御部12は、中間データに含まれる「Bbox」を参照することで、オブジェクトのサイズ(矩形状の描画領域のサイズ)を特定し、特定したサイズに応じて、バーストアクセスのサイズを変えるように再構成可能回路部14(PEマトリックス14a)の回路構成を変更する。
例えば、256byteバウンダリでバーストアクセスするためのコンフィギュレーションデータ14cと、64byteバウンダリでバーストアクセスするためのコンフィギュレーションデータ14cとを、コンフィギュレーションメモリ14bに記憶させておく。再構成制御部12は、オブジェクトのサイズ(描画領域のサイズ)に対応するコンフィギュレーションデータ14cを選択し、選択したコンフィギュレーションデータ14cに従い、PEマトリックス14a内の処理エレメントPEの接続関係を制御することで、オブジェクトのサイズに応じたバーストアクセス用の回路を構成する。例えば、コンフィギュレーションメモリ14bのフォアグラウンドバンクに、256byte用又は64byte用のいずれか一方のコンフィギュレーションデータ14cを格納しておき、バックグラウンドバンクに他方のコンフィギュレーションデータ14cを格納しておく。そして、再構成制御部12が、コンフィギュレーションメモリ14bのバンクを切り替えることにより、PEマトリックス14aには、256byteバウンダリでバーストアクセスする回路、又は、64byteバウンダリでバーストアクセスする回路が構成される。
例えば、オブジェクトのサイズが予め設定された閾値以上の場合、再構成制御部12は、256byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、256byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14a内に構成する。一方、オブジェクトのサイズが閾値未満の場合、再構成制御部12は、64byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、64byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14a内に構成する。
一例として、閾値を128pixelとする。中間データの「Bbox」で規定されたオブジェクトのx方向のサイズが128pixel以上の場合、再構成制御部12は、256byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、256byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14a内に構成する。一方、オブジェクトのx方向のサイズが128pixel未満の場合、再構成制御部12は、64byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、64byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14a内に構成する。これにより、描画処理部120は、256byteバウンダリ又は64byteバウンダリ毎にバーストアクセスすることで、描画データを画像メモリ130に書き込む。なお、x方向に沿ってバウンダリが規定され、x方向に沿ってバウンダリ毎にバーストアクセスが行われることで、描画データが画像メモリ130に書き込まれるものとする。
図5に具体例を示す。図5(a)及び(b)に示すように、Bboxは、オブジェクト200に外接する矩形状の領域であり、画像メモリ130において描画データが描画される領域を規定する。例えば図5(a)に示すように、オブジェクト200のx方向のサイズ(Bboxのx方向のサイズ)が350pixelの場合、再構成制御部12は、256byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、256byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14a内に構成する。これにより、描画処理部120は、256byteバウンダリ毎に画像メモリ130にバーストアクセスすることで、描画データを画像メモリ130に書き込む。一方、図5(b)に示すように、オブジェクト200のx方向のサイズ(Bboxのx方向のサイズ)が100pixelの場合、再構成制御部12は、64byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、64byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14aに構成する。これにより、描画処理部120は、64byteバウンダリ毎に画像メモリ130にバーストアクセスすることで、描画データを画像メモリ130に書き込む。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、画像処理装置100の動作の一例を説明する。PDLが画像処理装置100に供給されると、中間データ生成部110は、PDLを解釈することで、PDLを中間データに変換する(S01)。DRP10の再構成制御部12は、中間データに含まれる「Bbox」を参照することで、オブジェクトのx方向のサイズ(Bboxのx方向のサイズ)を特定する。そして、オブジェクトのサイズが閾値(128pixel)以上の場合(S02,Yes)、再構成制御部12は、256byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、256byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14a内に構成する(S03)。一方、オブジェクトのサイズが閾値(128pixel)未満の場合(S02,No)、再構成制御部12は、64byte用のコンフィギュレーションデータ14cによって、64byteバウンダリでバーストアクセスする回路をPEマトリックス14a内に構成する(S04)。これにより、描画処理部120の回路が、オブジェクトのサイズに応じて再構成可能回路部14によって構成される。描画処理部120は、256byteバウンダリ又は64byteバウンダリで画像メモリ130にバーストアクセスすることで、描画データ(ラスタデータ)を画像メモリ130に書き込む(S05)。そして、1ページ分の描画データが画像メモリ130に書き込まれると、この描画データは印刷装置140に出力され、印刷装置140によって画像が記録媒体に印刷される。
以上のように、オブジェクトのサイズに応じて描画処理部120(再構成可能回路部14)の回路構成を変えて、画像メモリに対するバーストアクセスのサイズを変えることで、バーストアクセスのサイズを一定にする場合と比較して、画像メモリ130へのアクセス回数の増大が抑制され、また、無駄なメモリ領域へのアクセスが抑制される。そのことにより、処理時間が短縮し、画像データの描画の高速化が図れる。
ここで、図7を参照して参考例について説明する。参考例においては、オブジェクトのサイズに関わらず、一定のバウンダリ(64byteバウンダリ又は256byteバウンダリ)でバーストアクセスを行う。この場合、オブジェクトの大きさによっては、画像メモリ130へのアクセス数が増大したり、メモリ領域への無駄なアクセスが発生したりする場合がある。例えば図7(a)に示すように、オブジェクトのx方向のサイズ(Bboxのx方向のサイズ)が350pixelの場合に、64byteバウンダリ毎にバーストアクセスすると、画像メモリ130へのアクセス回数が増大し、処理の効率が低下する。図7(a)に示す参考例では、6回のアクセスが必要となる。そこで、図7(b)に示すように、256byteバウンダリ毎にバーストアクセスすることが考えられる。256byteバウンダリでバーストアクセスを行うことで、64byteバウンダリでバーストアクセスを行う場合と比較して、画像メモリ130へのアクセス回数が減少するため、処理の効率が向上する。しかしながら、図7(c)に示すように、オブジェクトのx方向のサイズが100pixel等のように小さい場合、256byteバウンダリ毎にバーストアクセスを行うと、メモリ領域への無駄なアクセスが発生し、その分、処理時間が増大する。すなわち、画像データが描画されないメモリ領域へのアクセスが発生するため、無駄な描画時間が発生する。
これに対して本実施形態では、オブジェクトのサイズに応じてバーストアクセスのサイズを変更することで、オブジェクトのサイズが相対的に大きい場合であっても、画像メモリ130に対するアクセス数の増大が抑制され、オブジェクトのサイズが相対的に小さい場合であっても、メモリ領域への無駄なアクセスの発生が抑制される。図5に示す例では、オブジェクト200のx方向のサイズが350pixel及び100pixelのいずれの場合であっても、2回のアクセスでオブジェクト200の描画データが画像メモリ130に描画される。従って、画像メモリ130へのアクセス数の増大が抑制される。また、画像データが描画されないメモリ領域が、参考例に比較して小さくなるので、無駄なメモリ領域へのアクセスが抑制される。このように、本実施形態によると、画像データに様々な大きさのオブジェクトが含まれる場合であっても、アクセス数の増大が抑制され、また、無駄なアクセスの発生が抑制されるので、参考例と比較して、処理時間が短縮し、画像データの描画の高速化が図れる。
一例として、オブジェクトの半分(x方向の半分)がバウンダリ内に含まれるように、バウンダリのサイズが決定されてもよい。この場合、最大で2回のバーストアクセスでオブジェクトの描画データが画像メモリ130に書き込まれるので、アクセス数の増大及び無駄なアクセスの発生が抑制される。
また、本実施形態では、中間データを利用して描画処理部120(再構成可能回路部14)の回路構成を変更しているので、描画処理部120(再構成可能回路部14)の回路構成を変更するための特別な情報を画像データに付与せずに済む。すなわち、描画データ(ラスタデータ)を生成するために用いられる中間データを巧みに利用することで、特別な情報を用いずに、オブジェクトのサイズに応じた回路が構成されることになる。
なお、再構成制御部12は、中間データを利用せずに、PDLを利用することでPDLに表されたオブジェクトのサイズを特定し、特定したサイズに応じて描画処理部120(再構成可能回路部14)の回路構成を変更してもよい。すなわち、本実施形態では、中間データを用いて描画処理部120の回路構成を変更してもよいし、中間データ以外のデータとしてPDLを用いて描画処理部120の回路構成を変更してもよい。
上記の例では、256byteバウンダリ用の回路と64byteバウンダリ用の回路とを切り替える場合について説明したが、256byteバウンダリ及び64byteバウンダリ以外のバーストアクセスを行う回路を用いてもよい。また、3つ以上の回路を切り替えるようにしてもよい。例えば、128byteバウンダリ用のコンフィギュレーションデータ14cを用いて128byteバウンダリ用の回路を構成してもよいし、より大きいサイズのオブジェクトに対応するために、256byteバウンダリよりも大きいバウンダリのコンフィギュレーションデータ14cを用いて回路を構成してもよい。例えば3つ以上の回路を切り替える場合、再構成制御部12は、値がそれぞれ異なる2つ以上の閾値を用いることで、オブジェクトのサイズに応じて描画処理部120(再構成可能回路部14)の回路構成を切り替える。
なお、上記の例はあくまで一例であり、取り扱われる画像データに応じて、バウンダリのサイズを変えたり、バーストアクセス用のコンフィギュレーションデータ14cの種類や数を変えたりしてもよい。
10 DRP、12 再構成制御部、14 再構成可能回路部、100 画像処理装置、110 中間データ生成部、120 描画処理部、130 画像メモリ、140 印刷装置。
Claims (5)
- 回路構成が再構成可能な再構成可能回路と、
前記再構成可能回路内の回路として構成され、画像メモリにバーストアクセスすることで画像データを前記画像メモリに書き込む描画処理手段と、
前記画像データに表されたオブジェクトのサイズに応じて、バーストアクセスのサイズを変えるように前記再構成可能回路の回路構成を再構成する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記制御手段は、前記オブジェクトのサイズが予め決定された閾値以上の場合、第1のサイズでバーストアクセスする回路構成を前記再構成可能回路に再構成し、前記オブジェクトのサイズが前記閾値未満の場合、前記第1のサイズよりも小さい第2のサイズでバーストアクセスする回路構成を前記再構成可能回路に再構成する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、
ページ記述言語で記述された前記画像データを解釈して中間データを生成する中間データ生成手段を更に有し、
前記制御手段は、前記中間データに基づき前記オブジェクトのサイズを特定し、前記オブジェクトのサイズに応じて前記再構成可能回路の回路構成を再構成する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3に記載の画像処理装置であって、
前記制御手段は、前記中間データに基づき、前記オブジェクトに外接する矩形状の描画領域のサイズを前記オブジェクトのサイズとして特定し、前記描画領域のサイズに応じて前記再構成可能回路の回路構成を再構成する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータに、
画像データに表されたオブジェクトのサイズを特定するステップと、
画像メモリにバーストアクセスすることで前記画像データを前記画像メモリに書き込む再構成可能回路の回路構成を再構成するステップであって、前記特定されたオブジェクトのサイズに応じて、バーストアクセスのサイズを変えるように前記再構成可能回路の回路構成を再構成するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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