JP2015017940A - 検出方法、検出装置、バイオチップのスクリーニング方法、スクリーニング装置及びバイオチップ - Google Patents
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【課題】バイオチップを用いた検出を短時間で高精度に行うことが可能な検出方法、検出装置、バイオチップのスクリーニング方法、スクリーニング装置及びバイオチップを提供すること。【解決手段】バイオチップを用いる検出方法であって、バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域に対して第1の光を照射することによって生じた第2の光を受光する第1受光工程と、第1面に設けられ発光材料を含むアライメントマークに対して第3の光を照射して発光された第4の光を受光する第2受光工程と、を有する受光工程と、受光した第4の光の受光結果に基づいて複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント工程と、第2の光の受光結果に基づいて、生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する検出工程とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、検出方法、検出装置、バイオチップのスクリーニング方法、スクリーニング装置及びバイオチップに関する。
生体分子と検体に含まれる標的との間の親和性を検出する手法として、例えば、バイオチップ上の複数の領域に配置された生体分子をそれぞれ検体(標的)と反応させ、反応後の生体分子を蛍光測定する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この検査では、バイオチップ上の測定対象領域を顕微鏡装置(測定装置)で検出し、この検出結果を用いて蛍光の輝度を算出する。例えば、顕微鏡装置の視野領域(一度に受光可能な領域)が測定対象領域の面積よりも小さい場合には、測定対象領域と視野領域とを相対的に移動させながら順次検出を行うことで、測定対象領域全体の検出結果を得るようにしている。
上記検査では、個々の検出結果同士の位置関係を正確に認識するため、蛍光測定に先立ち、例えばアライメントマークが形成されたバイオチップに光を照射して該バイオチップを介した光を検出している。この場合、取得した検出結果(例、撮像画像)を蛍光測定において受光した検出結果(例、撮像画像)に重ね合わせ、アライメントマークの像を用いることにより、蛍光測定における検出結果の位置関係を認識することができる。
しかしながら、上記の手法においては、各視野領域における蛍光測定を行う毎にアライメントマークの検出を行う必要があるため、バイオチップの検出に時間が掛かっていた。
以上のような事情に鑑み、本発明は、バイオチップを用いた検出を短時間で行うことが可能な検出方法、検出装置、バイオチップのスクリーニング方法、スクリーニング装置及びバイオチップを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に従えば、バイオチップを用いる検出方法であって、バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域に対して第1の光を照射することによって生じた第2の光を受光する第1受光工程と、第1面に設けられ発光材料を含むアライメントマークに対して第3の光を照射して発光された第4の光を受光する第2受光工程と、を有する受光工程と、受光した第4の光の受光結果に基づいて複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント工程と、第2の光の受光結果に基づいて、生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する検出工程とを備える検出方法が提供される。
本発明の第二の態様に従えば、バイオチップを用いる検出装置であって、バイオチップが配置されるステージと、バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域及び第1面に設けられ発光材料を含むアライメントマークに対して第1の光及び第3の光を照射可能な光源部と、第1の光を複数の生体分子支持領域に照射することによって生じた第2の光を受光し、アライメントマークに対して第3の光を照射することによって発光された第4の光を受光するセンサと、受光した第4の光の受光結果に基づいて複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント部と、第2の光の受光結果に基づいて、生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する検出部とを備える検出装置が提供される。
本発明の第三の態様に従えば、本発明の第一の態様に従う検出方法を用いる検出工程と、バイオチップに検体を分注する分注工程と、バイオチップを乾燥させる乾燥工程と、を備えるバイオチップのスクリーニング方法が提供される。
本発明の第四の態様に従えば、本発明の第二の態様に従う検出装置と、バイオチップに検体を分注する分注装置と、を備えるスクリーニング装置が提供される。
本発明の第五の態様に従えば、検体に含まれる標的と特異的に反応可能な生体分子と、複数の生体分子が形成される生体分子支持領域を複数有する第1面を備える基板本体と、複数の生体分子支持領域に対する位置合わせに関するマークであり、第1面に形成され発光材料を含むアライメントマークと、を備えるバイオチップが提供される。
本発明の態様によれば、バイオチップを用いた検出を短時間で行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
図1は、本実施形態に係る検出装置(測定装置)20の構成を示す図である。
図1に示すように、検出装置20は、本体部21と、制御部22と、表示部23とを備えている。本体部21は、バイオチップ(生体分子アレイ)50を用いた検出を行う。制御部22は、本体部21の動作を制御する。制御部22は、コンピュータシステムを含む。表示部23は、例えば液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイを含む。
図1に示すように、検出装置20は、本体部21と、制御部22と、表示部23とを備えている。本体部21は、バイオチップ(生体分子アレイ)50を用いた検出を行う。制御部22は、本体部21の動作を制御する。制御部22は、コンピュータシステムを含む。表示部23は、例えば液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイを含む。
本体部21は、ボディ24と、光源装置(光源部)31と、対物レンズ32を含む光学システム25と、ステージ装置26と、接眼部27と、物体を介した光を受光可能なセンサ(例、撮像素子など)28を含む観察部29と、を有している。ボディ24は、上記の光源装置31、光学システム25、ステージ装置26、接眼部27及び観察部29を支持する。
光源装置31は、バイオチップ50で所定波長帯域の蛍光(例、第2の光、第4の光)を発生させるための所定波長帯域の励起光(例、第1の光、第3の光)と、バイオチップ50を観察する所定波長帯域の照明光とを射出可能である。また、光源装置31は、所定波長帯域の第1の光と所定波長帯域の第3の光とを同時又は時系列的に射出可能である。なお、第1の光と第3の光とは、互いに同じ、異なる又は一部が重なる波長帯域であっても良いし、互いに同じ波長又は異なる波長であっても良い。
光学システム25は、照明光学系(光学系)36と、結像光学系33とを有している。照明光学系36は、光源装置31から射出された光を用いてバイオチップ50を照明する。照明光学系36は、対物レンズ32と、励起光および照明光と蛍光とを分離可能な光学ユニット37とを含む。
対物レンズ32は、ステージ装置26に支持されているバイオチップ50と対向可能である。対物レンズ32は、バイオチップ50の+Z側(上方)に配置されている。
結像光学系33は、対物レンズ32からの光を分離する光学素子47と、反射ミラー45とを有している。光学素子47は、ハーフミラーを含む。光学素子47は、入射した光の一部を透過すると共に、一部を反射する。光学素子47は、ダイクロイックミラーであってもよいし、光路を切り替える機能を有する全反射ミラー(例、クイックリターンミラー)であってもよい。結像光学系33は、バイオチップ50の像をセンサ28及び接眼部27の近傍に形成する。接眼部27及びセンサ28は、結像光学系33の像面側に配置されている。
センサ28は、PMT(photomultiplier tube)などの光検出器、や撮像素子を含む。センサ28は、物体の像情報を取得可能であり、例えばCCD(charge coupled device)を含む。また、センサ28は、ケーブル48を介して制御部22に接続されている。センサ28で取得したバイオチップ50の像情報(画像信号)は、ケーブル48を介して、制御部22に伝送される。制御部22は、センサ28からの像情報を、表示部23を用いて表示する。表示部23は、センサ28で取得したバイオチップ50の像情報を拡大して表示することができる。
ステージ装置26は、結像光学系33の物体面側でバイオチップ50を支持して移動可能である。ステージ装置26は、バイオチップ50を支持するステージ本体(ステージ)51と、ベース部材52上でステージ本体51を移動する駆動装置53とを備えている。ステージ本体51は、ベース部材52上において、XY平面内及びZ方向に移動可能である。
駆動装置53と制御部22とはケーブル49で接続されている。制御部22は、駆動装置53を用いて、ステージ本体51をXY平面内で移動可能である。これにより、バイオチップ50は、上面を対物レンズ32と対向させた状態でXY平面内を移動可能となるようにステージ装置26に支持されたものとなっている。制御部22は、駆動装置53の移動量を調整することにより、ステージ本体51のXY平面内の位置及びZ方向における位置を調整可能である。この構成により、ステージ本体51に支持されるバイオチップ50のアライメントが可能である。
バイオチップ50から対物レンズ32を介して光学素子47に入射した光の一部は、光学素子47を透過して、接眼レンズ43に導かれ、接眼部27より射出される。バイオチップ50の像は、結像光学系33により、接眼部27の近傍に形成される。これにより、観察者は、接眼部27を介して、バイオチップ50の像(生体分子支持領域Sの像)を確認できる。
また、バイオチップ50、対物レンズ32及び対物レンズ46を介して光学素子47に入射した光の一部は、光学素子47及び反射ミラー45によって反射されて、観察部29のセンサ28に入射する。バイオチップ50の像は、結像光学系33により、センサ28に形成される。これにより、観察部29のセンサ28は、バイオチップ50の像情報を取得可能である。
図1に示したように、観察部29のセンサ28と制御部22とは、ケーブル48を介して接続されており、センサ28で取得したバイオチップ50の像情報は、ケーブル48を介して、制御部22に出力される。制御部22は、アライメント部22aを有している。例えば、アライメント部22aは、駆動装置53の駆動を制御することにより、バイオチップ50のアライメントを行う。また、制御部22は、センサ28からの像情報を、表示部23を用いて表示する。表示部23は、センサ28で取得したバイオチップ50の像情報を拡大して表示することができる。
次に、バイオチップ50の一例を説明する。
図2(a)はバイオチップ50の形状を示す図であり、図2(b)は、バイオチップ50の要部を示す拡大断面図である。また、図3は、バイオチップ50の要部を示す拡大平面図である。図4は、図3の比較として、従来の検査用基板の要部を示す拡大平面図である。なお、図3、4においては、図を見易くするため、検査用基板の平面形状をそれぞれ略正方形状としている。
図2(a)はバイオチップ50の形状を示す図であり、図2(b)は、バイオチップ50の要部を示す拡大断面図である。また、図3は、バイオチップ50の要部を示す拡大平面図である。図4は、図3の比較として、従来の検査用基板の要部を示す拡大平面図である。なお、図3、4においては、図を見易くするため、検査用基板の平面形状をそれぞれ略正方形状としている。
バイオチップ50は、例えば矩形に形成されている。バイオチップ50は、一方向に長手となるように形成された基板本体60を有している。基板本体60の表面(第1面)60aには、複数の生体分子Bを有する複数の生体分子支持領域(スポット)Sが形成されている。第1面60aは、複数の生体分子支持領域Sを支持する支持面である。複数の生体分子支持領域Sは、バイオチップ50の形状に沿ってマトリクス状に配置されている。隣り合う生体分子支持領域S同士の間は、所定の間隔が空けられている。
このようにマトリクス状に配置された複数の生体分子支持領域Sにより、バイオチップ50の第1面60aに生体分子支持領域の列が形成されている。各生体分子支持領域Sには、各生体分子支持領域Sから得られた検出結果を分析するために、当該生体分子支持領域Sを識別できるようにアドレスが設定されている。当該アドレスは、例えば制御部22の記憶部に記憶されている。
なお、本実施形態において、第1面60aには、生体分子支持領域Sを1つ以上含む支持領域Saが形成されている。本実施形態では、例えば第1面60aの全体が1つの支持領域Saとなっている。また、支持領域Saは、矩形であってもよいし、三角形や多角形、円形など、他の平面形状であってもよい。
各生体分子支持領域Sは、平面視で矩形や円形、多角形など様々な形状をとることができる。本実施形態では、図2(a)に示すように、例えば矩形に形成されている。各生体分子支持領域Sには、検体(例、血清など)に含まれ標識された標的と特異的に反応可能な種々の生体分子(プローブ)Bが配置されている(図2(b)参照)。例えば、蛍光色素で標識された標的を用いる場合、バイオアッセイ後に所定波長帯域の励起光(第1の励起光)を生体分子支持領域Sに照射することによって所定波長帯域の蛍光(第2の蛍光)が発生する。発生した蛍光は、生体分子支持領域S毎にバイオチップ50(基板本体60)の表面から放出される。
例えば、蛍光計測は、蛍光標識された標的を含む検体がバイオチップ50の生体分子支持領域Sに注入され、洗浄が行われた後に、行われる。
なお、上記生体分子Bは、例えばシリコンウエハからなる上記基板本体60上の生体分子支持領域Sに所定の生体分子形成材料を配置する工程と、マスクを介して生体分子形成材料に所定波長の光を選択的に照射する露光工程と、を複数回繰り返すことにより、複数の生体分子を積層することで形成される。このようにして形成された生体分子Bは、上記標的との間で親和性を有する場合、標的と特異的な反応をし、励起光の照射によって所定の蛍光を発生させることが可能となる。
図3は、基板本体60の第1面60aの構成を示す図である。図3では、検出装置20による視野領域100が第1面60aで移動する様子を示している。
図3に示すように、本実施形態では、光学システム25による1つの視野領域100の大きさは、複数の生体分子支持領域Sの配置領域(第1面60aの面積)よりも小さい。したがって、検出装置20を用いて第1面60a全体に配置された全ての生体分子支持領域Sを撮像する場合、図3に示すように、該配置領域を複数の検出領域(撮像領域)に分割して撮像する必要がある。そして、例えば、検出装置20は、得られた複数の撮像領域における複数の計測結果(撮像結果)を画面合成(スティッチング)することによって上記配置領域の計測処理を行う。したがって、このような場合、検出装置20は、視野領域100において計測する複数の生体分子支持領域Sの位置合わせ(アライメント)を行う必要がある。例えば、画面合成は、基板本体60と視野領域100との間を相対的に移動させつつ複数回撮像し、その結果を合成している。なお、上記の検出領域は、センサ28における受光領域や撮像領域のような検出対象領域を含む。
図3に示すように、本実施形態では、光学システム25による1つの視野領域100の大きさは、複数の生体分子支持領域Sの配置領域(第1面60aの面積)よりも小さい。したがって、検出装置20を用いて第1面60a全体に配置された全ての生体分子支持領域Sを撮像する場合、図3に示すように、該配置領域を複数の検出領域(撮像領域)に分割して撮像する必要がある。そして、例えば、検出装置20は、得られた複数の撮像領域における複数の計測結果(撮像結果)を画面合成(スティッチング)することによって上記配置領域の計測処理を行う。したがって、このような場合、検出装置20は、視野領域100において計測する複数の生体分子支持領域Sの位置合わせ(アライメント)を行う必要がある。例えば、画面合成は、基板本体60と視野領域100との間を相対的に移動させつつ複数回撮像し、その結果を合成している。なお、上記の検出領域は、センサ28における受光領域や撮像領域のような検出対象領域を含む。
また、図3に示すように、基板本体60と視野領域100とを相対的に移動させることにより、第1面60a上の検出領域101〜109を含む複数の検出領域に視野領域100を配置することができる。
複数の検出領域は、基板本体60の第1面60aの4つの角部に対応する検出領域101、103、107、109と、第1面60aの4つの辺の中央に対応する検出領域102、104、106、108と、第1面60aの中央に対応する検出領域105と、を含む。
バイオチップ50は、基板本体60の第1面60aに形成されたアライメントマーク61を有している。例えば、本実施形態におけるアライメントマーク61は、複数の生体分子支持領域S内(上記の配置領域内)における生体分子支持領域S以外のギャップ領域(隣り合う生体分子支持領域Sの間の領域であり、生体分子が形成されていない領域)に形成されている。アライメントマーク61は、所定波長帯域の励起光(例、第3の光、第2励起光)の照射を受けて蛍光を発生する蛍光粒子を含んでいる。例えば、蛍光粒子は、光源装置31から照射される所定波長帯域の励起光(例、第3の光)によって、上記標的に標識した蛍光色素とは異なる波長の蛍光(例、第4の光、第2の蛍光)を発光する物質を用いている。この蛍光は、検出装置20のセンサ28によって検出可能な波長を有している。また、例えば、蛍光粒子から発光される蛍光と上記標的に標識した蛍光色素から発光される蛍光とは、互いの波長帯域が同じ、異なる又は一部が重なるような波長帯域を有していても良い。また、例えば、蛍光粒子から発光される蛍光と上記標的に標識した蛍光色素から発光される蛍光とは、互いに同じ波長であってもよい。なお、上記標的に標識した蛍光色素が励起される波長帯域とアライメントマーク61の蛍光粒子が励起される波長帯域とは、互いに同じ、異なる又は一部が重なるような波長帯域であって良い。また、生体分子支持領域Sに照射される励起光(例、第1の光、第1の励起光)とアライメントマーク61に照射される励起光(例、第3の光、第2の励起光)とは、互いの波長帯域が同じ、異なる又は一部が重なるような波長帯域を有していても良い。生体分子支持領域Sに照射される励起光とアライメントマーク61に照射される励起光とは、互いに同じ波長又は異なる波長である。
このようなアライメントマークの発光材料は、発光性微粒子(例、発光性量子ドット(例、蛍光性量子ドット)など)が挙げられる。蛍光性量子ドットは、粒径などのサイズを変化させることにより、励起光によって生じる蛍光の波長を変化させることができる。本実施形態における検出装置20は、バイオアッセイ後に生体分子支持領域Sに対して励起光を照射することによって生じる蛍光或いはりん光(例、第2の光)と同時に検出可能な光学特性(例、透過率、反射率など)を有する光学部材(例、光学素子37、光学素子47、など)を備えている。なお、アライメントマーク61から生じる蛍光の波長は、一例として生体分子支持領域Sから生じる蛍光の波長とは異なる波長に設定されているが、同一波長となるように設定されてもよい。
アライメントマーク61は、蛍光計測時において視野領域100内に含まれるように、検出領域101〜109ごとに少なくとも1つ配置される。
検出領域101〜109に配置されるアライメントマーク61の個数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。本実施形態では、生体分子と標的との親和性の検出時の視野領域100に含まれるアライメントマーク61の個数は、全て1つである。
アライメントマーク61は、各検出領域101〜109内において、どの位置に配置されていてもよい。本実施形態では、複数の生体分子支持領域Sの間の領域(ギャップ領域)に配置されている。このため、複数の生体分子支持領域Sから発生する蛍光と、アライメントマーク61から発生する蛍光とのクロストークが低減される。
また、本実施形態では、例えば検出領域101〜109の中央(視野領域100の中央)に位置するようにアライメントマーク61が配置されている。この場合、例えば検出領域101〜109の原点位置(各視野領域100の原点位置)としてアライメントマーク61を用いることができる。このように、バイオチップ50における基準位置を示す位置基準マークとしてアライメントマーク61を用いることができる。
したがって、本実施形態における検出装置20は、検出領域101〜109に設けられたアライメントマーク61を基準位置として用いて、蛍光計測した計測結果のみで複数の生体分子支持領域Sの位置合わせ(アライメント)を行えるため、検出領域101〜109から得られた複数の撮像結果を容易に高精度に画面合成することができる。また、本実施形態における検出装置20は、生体分子支持領域S及びアライメントマーク61に対して同じ励起光を用いることができるため、光源を簡易な構成にすることが可能である。また、本実施形態における検出装置20は、検出領域101〜109に設けられたアライメントマーク61を基準位置として用いて、蛍光計測した計測結果に基づいてバイオチップ50における生体分子支持領域Sのアドレス位置と輝度とを複数の生体分子支持領域Sごとに対応付けしてリストを作成する。そして、検出装置20は、その作成したリストに基づき検出領域101〜109から得られた複数の撮像結果を容易に高精度に画面合成することが可能である。
したがって、本実施形態における検出装置20は、検出領域101〜109に設けられたアライメントマーク61を基準位置として用いて、蛍光計測した計測結果のみで複数の生体分子支持領域Sの位置合わせ(アライメント)を行えるため、検出領域101〜109から得られた複数の撮像結果を容易に高精度に画面合成することができる。また、本実施形態における検出装置20は、生体分子支持領域S及びアライメントマーク61に対して同じ励起光を用いることができるため、光源を簡易な構成にすることが可能である。また、本実施形態における検出装置20は、検出領域101〜109に設けられたアライメントマーク61を基準位置として用いて、蛍光計測した計測結果に基づいてバイオチップ50における生体分子支持領域Sのアドレス位置と輝度とを複数の生体分子支持領域Sごとに対応付けしてリストを作成する。そして、検出装置20は、その作成したリストに基づき検出領域101〜109から得られた複数の撮像結果を容易に高精度に画面合成することが可能である。
また、本実施形態では、検出領域101〜109のうち隣り合う検出領域に対応する視野領域100同士が重ならない位置にアライメントマーク61が配置されている。この場合、検出装置20は、検出領域101〜109毎にアライメントマーク61を独立して撮像することができる。
アライメントマーク61は、平面視で円形、矩形、多角形あるいは他の形状、対称型など、どのような形状に形成されていてもよい。例えば、アライメントマーク67は、生体分子支持領域Sとは異なる領域に配置され、生体分子支持領域Sとは異なる形状に形成されていてもよい。本実施形態では、アライメントマーク61は、例えば十字形状に形成されている。これにより、2行2列の4つの生体分子支持領域Sの中央部にアライメントマーク61を配置した場合、生体分子支持領域Sの配置に沿った形状となる。したがって、検出装置20は、複数の生体分子支持領域Sの位置情報を取得しやすくなる。
第1面60a上にアライメントマーク61が複数設けられる場合、その複数のアライメントマーク61の形状及び寸法は、同一であってもよいし、異なってもよい。本実施形態では、例えば複数のアライメントマーク61が全て等しい形状及び寸法となるように形成されている。また、アライメントマーク61は、X方向及びY方向に等ピッチで配置されているが、異なるピッチで配置された構成であってもよい。
次に、上述の構成を有する検出装置20及び後述する分注装置AS等を用いて、バイオアッセイを行う方法(アッセイ方法)及びバイオチップ50の各生体分子支持領域Sで発せられた蛍光の測定する方法(検出方法)について説明する。
まず、バイオチップ50の各生体分子支持領域Sに検体を分注し、所定時間経過させることで生体分子支持領域Sに形成された生体分子Bと検体に含まれる標的とを反応させる。各生体分子支持領域Sに対する検体の分注工程は、例えば、分注装置ASのノズルによって所定量の検体の分注が行われる。なお、検体を貯留する検体貯留タンク内にバイオチップ50を浸漬することで検体に含まれる標的と生体分子とを反応させるようにしても良い。
まず、バイオチップ50の各生体分子支持領域Sに検体を分注し、所定時間経過させることで生体分子支持領域Sに形成された生体分子Bと検体に含まれる標的とを反応させる。各生体分子支持領域Sに対する検体の分注工程は、例えば、分注装置ASのノズルによって所定量の検体の分注が行われる。なお、検体を貯留する検体貯留タンク内にバイオチップ50を浸漬することで検体に含まれる標的と生体分子とを反応させるようにしても良い。
分注工程において生体分子と標的とを反応させた後、洗浄液をバイオチップ50に吹き付けることでバイオチップ50の洗浄を行う(洗浄工程)。これにより、バイオチップ50に付着した検体(生体分子と未反応の標的を含む)を洗い流すことができる。なお、バイオチップ50の洗浄方法は、洗浄液の吹き付けに限定されることはなく、例えば、バイオチップ50の上下を反転し、洗浄液を貯留した貯留部に浸漬するようにしてもよい。このとき、洗浄方法は、貯留部において洗浄液に流れを付与し、バイオチップ50に常に新鮮な洗浄液が供給されるようにしてもよい。
次に、洗浄後のバイオチップ50を乾燥させる工程(乾燥工程)が行われる。例えば、乾燥方法は、ファン等によって乾燥用の温風をバイオチップ50に向けて噴き出す。これにより、洗浄液で濡れたバイオチップ50を乾燥させることができる。なお、上述したバイオチップ50の洗浄工程および乾燥工程を複数回ずつ繰り返して行うようにしても構わない。
バイオチップ50の洗浄及び乾燥工程が終了した後、バイオチップ50の測定を行う。例えば、図1に示した検出装置20を用い、バイオチップ50をステージ26に載置することで、該バイオチップ50に形成された生体分子支持領域S(例、生体分子と特異的に反応した標的を有する生体分子支持領域S)において発生する蛍光の測定を行う。
例えば、検出装置20は、バイオチップ50の表面をZ方向の所定位置に位置決めすると、蛍光測定を行うために、光源装置31から射出される光を所定波長帯域の励起光に切り替える。光源装置31から射出された励起光(第1の光、第3の光)は、光学ユニット37で反射して対物レンズ32を透過した後に、基板本体60の第1面60aを照明する。この励起光により、第1面60aに配置された生体分子支持領域S及びアライメントマーク61が照明される。励起光で照明された生体分子支持領域Sのうち、検体に含まれ蛍光標識された標的と生体分子とが特異的な反応により結合(親和性を有する)した生体分子支持領域Sから、蛍光(第2の光)が発生する。発生した蛍光は、対物レンズ32、および光学ユニット37を透過して光学素子47に入射する。
また、励起光で照明されたアライメントマーク61から、蛍光(第4の光)が発生する。この蛍光は、対物レンズ32、および光学ユニット37を透過して光学素子47に入射する。そして、蛍光を発生した生体分子支持領域S及びアライメントマーク61の像は、接眼部27の近傍に形成されるとともに、センサ28の視野内に形成される。センサ28は、蛍光を発生した生体分子支持領域S及びアライメントマーク61の像を撮像し、像情報(生体分子支持領域の受光情報)取得する。
本実施形態では、図3に示すように、アライメントマーク61が各検出領域101〜109の中央に位置するように設けられているため、各検出領域101〜109を観察する際には、アライメントマーク61から発生する蛍光の像が視野領域100の中央に配置されるように視野領域100を移動させる(アライメント工程)。これにより、バイオチップ50における生体分子支持領域Sの位置情報を取得するために、上記の励起光とは異なる別の照明光を別途バイオチップ50に照射する工程を行う必要はない。本実施形態における検出装置20は、バイオチップ50における生体分子支持領域Sの位置情報を取得することができるため、上記の別の照明光をバイオチップ50に照射する工程を省略することができる。
検出装置20は、検出領域101〜109のうち第一の観察領域(例、検出領域101)の計測が完了すると、第一の観察領域と隣り合う第二の観察領域(例、検出領域102)にバイオチップ50を移動させる。そして、検出装置20は、上記第一の観察領域に対する撮像処理と同様に、バイオチップ50に励起光を照射することにより、生体分子支持領域S及びアライメントマーク61の計測を実施する。
そして、検出領域101〜109の全ての計測が完了するまで計測処理を実施した後、制御部22は、各撮像領域における励起光によるアライメントマーク61の計測結果(蛍光の受光結果)に基づいて、蛍光による生体分子支持領域Sの計測結果(蛍光の受光結果)を画面合成(スティッチング)する。なお、上記アライメント工程は、例えば、複数の検出領域101〜109におけるスティッチングの位置合わせを含む。
ここで、比較として、本実施形態のアライメントマーク61を有しないバイオチップ150を検出装置20により観察する場合について説明する。例えば、この場合において、検出装置20による視野領域100は、図4に示されるように、検出領域101A〜109Aに配置される。このうち、検出領域102A、104A、105A、106A、108Aは、検出領域101A、103A、107A、109Aとは異なり、視野内に含まれる生体分子支持領域Sの配置パターンが同一となる場合が存在する。したがって、検出領域102A、104A、105A、106A、108Aにおいて、検出装置20が基板本体60A上の第1面60Aaのいずれの位置を観察しているのかを判定することが困難である。
そのため、上記のようなバイオチップ150を用いる場合、検出装置20は、視野領域100とバイオチップ150のとの位置関係が特定できず、精度良く画像を合成することが難しいという問題が生じる。
これに対して、本実施形態では、上述のようにバイオチップ50に形成されたアライメントマーク61を利用することで各視野領域100における生体分子支持領域Sの座標位置情報が取得されている。そのため、本実施形態における検出装置20は、蛍光による生体分子支持領域の計測結果を精度良く画面合成することができる。本実施形態における検出装置20は、画面合成された結果を比較することにより、検体に含まれる標的と生体分子ゲットのとが特異的な反応により結合した生体分子支持領域Sのバイオチップ50の全面上におけるアドレス位置(位置情報、座標情報)を取得することができる。
以上のように、本実施形態の検出装置20は、バイオチップ50の第1面60aに配置された複数の生体分子支持領域Sに対して励起光(第1の光)を照射することによって生じた蛍光(第2の光)を受光すると共に当該第1面60aに設けられ発光材料を含むアライメントマーク61に対して上記励起光(第3の光)を照射して発光された蛍光(第4の光)を受光し、アライメントマーク61から生じた蛍光(第4の光)の受光結果に基づいて複数の生体分子支持領域Sに対する位置合わせを行い、生体分子支持領域Sから生じた蛍光(第2の光)の受光結果に基づいて、生体分子支持領域Sに形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性(例えば、蛍光の有無や蛍光の強度などに基づく反応性や結合性など)を検出するができる。これにより、検出装置20は、バイオチップ50を用いた検出を短時間で高精度に行うことが可能となる。また、本実施形態の検出装置20は、励起光によって生体分子支持領域Sから得られる蛍光とアライメントマーク61から得られる蛍光とを同時に検出するため、検出結果におけるデータ量の肥大化を低減することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、アライメントマーク61の形状が全て同一形状である場合を例に挙げて説明したが、これに限られることはない。
例えば、上記実施形態においては、アライメントマーク61の形状が全て同一形状である場合を例に挙げて説明したが、これに限られることはない。
図5は、変形例に係るバイオチップ50Aの構成を示す平面図である。
図5に示すように、バイオチップ50Aを構成する基板本体60の第1面60aには、非対称型(例えばT字型)のアライメントマーク61Tが形成されている。アライメントマーク61Tは、X方向に沿った第1直線部分と、当該第1直線部分の−Y側から−Y方向に延びた第2直線部分とを有する構成である。この場合、検出領域101〜109のそれぞれにおいて視野領域100を確認する場合、アライメントマーク61Tのうち第1直線部分及び第2直線部分の延びる方向が上記とは異なる場合、バイオチップ50Aの方向がずれていることを認識することができる。このように、バイオチップ50Aにおいては、上記の実施形態に加え、アライメントマーク61Tを、第1面60a上の方向の基準を示す方向基準マークとして用いることができる。
図5に示すように、バイオチップ50Aを構成する基板本体60の第1面60aには、非対称型(例えばT字型)のアライメントマーク61Tが形成されている。アライメントマーク61Tは、X方向に沿った第1直線部分と、当該第1直線部分の−Y側から−Y方向に延びた第2直線部分とを有する構成である。この場合、検出領域101〜109のそれぞれにおいて視野領域100を確認する場合、アライメントマーク61Tのうち第1直線部分及び第2直線部分の延びる方向が上記とは異なる場合、バイオチップ50Aの方向がずれていることを認識することができる。このように、バイオチップ50Aにおいては、上記の実施形態に加え、アライメントマーク61Tを、第1面60a上の方向の基準を示す方向基準マークとして用いることができる。
図6は、変形例に係るバイオチップ50Bの構成を示す平面図である。
図6に示すように、バイオチップ50Bを構成する基板本体60の第1面60aには、互いに異なる形状のアライメントマーク61A〜61Iが形成されている。アライメントマーク61A〜61Iは、検出領域101〜109に配置されている。このように、検出領域101〜109毎に異なる形状のアライメントマーク61A〜61Iが配置されているため、検出領域101〜109のそれぞれに視野領域100を配置した場合、上記の実施形態に加え、アライメントマーク61A〜61Iの形状から検出領域101〜109を特定することができる。
図6に示すように、バイオチップ50Bを構成する基板本体60の第1面60aには、互いに異なる形状のアライメントマーク61A〜61Iが形成されている。アライメントマーク61A〜61Iは、検出領域101〜109に配置されている。このように、検出領域101〜109毎に異なる形状のアライメントマーク61A〜61Iが配置されているため、検出領域101〜109のそれぞれに視野領域100を配置した場合、上記の実施形態に加え、アライメントマーク61A〜61Iの形状から検出領域101〜109を特定することができる。
また、例えば、生体分子支持領域Saは、1つ以上の生体分子支持領域Sを含んでいればよく、第1面60aの全体が生体分子支持領域Saであってもよい。したがって、例えば、1つの生体分子支持領域S自体が生体分子支持領域Saとなりうるし、複数の生体分子支持領域Sが配置された第1面60a上の任意の領域も生体分子支持領域Saとなりうる。
また、例えば、上記実施形態においては、生体分子支持領域Sが基板本体60の第1面60aの全面に亘ってマトリクス状に配置された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることはない。
図7は、変形例に係るバイオチップ50Cの構成を示す平面図である。
図7に示すように、バイオチップ50Cにおいて、基板本体60の第1面60aには、ギャップ部111が形成されている。ギャップ部111は、基板本体60上に形成された、生体分子支持領域S同士の間隔を部分的に異ならせた領域である。つまり、ギャップ部111は、生体分子支持領域Sが設けられない領域である。図7においては、例えば、マトリクス状に配置された生体分子支持領域Sのうち中央の2行分及び2列分の領域がギャップ部111となっている。したがって、この中央の2行分及び2列分に対応する領域(ギャップ部111)には、生体分子支持領域Sは設けられていない。
図7は、変形例に係るバイオチップ50Cの構成を示す平面図である。
図7に示すように、バイオチップ50Cにおいて、基板本体60の第1面60aには、ギャップ部111が形成されている。ギャップ部111は、基板本体60上に形成された、生体分子支持領域S同士の間隔を部分的に異ならせた領域である。つまり、ギャップ部111は、生体分子支持領域Sが設けられない領域である。図7においては、例えば、マトリクス状に配置された生体分子支持領域Sのうち中央の2行分及び2列分の領域がギャップ部111となっている。したがって、この中央の2行分及び2列分に対応する領域(ギャップ部111)には、生体分子支持領域Sは設けられていない。
ギャップ部111により、第1面60aには、生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65が4つ形成されている。生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65は、ギャップ部111によってそれぞれ第1面60aの左上、右上、左下、右下の各角部を含むように区画されている。このように、1つのバイオチップ50Cの第1面60a内に、複数の生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65が設けられてもよい。この場合、生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65のそれぞれが生体分子支持領域Saとなりうる。
ここで、ギャップ部111を構成する生体分子支持領域の非形成領域の大きさ、形状、配置位置等の条件は、検出領域101〜109に対応して適宜設定される。例えば、検出装置20により第1面60aの全面を観察した際、複数の検出領域101〜109が取得されるが、各検出領域101〜109にてギャップ部111が存在する位置は異なっている。すなわち、各検出領域101〜109内に存在するギャップ部111は、それぞれ異なる形状を呈する。そのため、各検出領域101〜109においては、ギャップ部111が設けられた部分にて生体分子支持領域S同士の間隔が異なった部分が生じることから、生体分子支持領域Sの配置パターンがそれぞれ異なったものとなっている。
バイオチップ50Cにおいて、アライメントマーク61は、1つの生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65に1つずつ設けられている。なお、1つの生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65が2つ以上のアライメントマーク61を含む構成であってもよい。また、4つの生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65に設けられたアライメントマーク61は、各検出領域101〜109に配置される視野領域100の中央に配置されている。図7に示すバイオチップ50Cにおいては、アライメントマーク61は、当該生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65のそれぞれの中央部から外れた位置に配置されている。なお、生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65の中央部と各検出領域101〜109に配置される視野領域100の中央部とが一致するようにギャップ部111が形成されていてもよい。また、バイオチップ50Cにおいて、アライメントマーク61は、ギャップ部111にも配置されている。このように、第1面60aのうち視野領域100に含まれる領域であれば、生体分子支持領域の配置領域62、63、64、65から外れた位置にアライメントマーク61が配置されてもよい。
また、上記実施形態においては、検出領域101〜109に対応する視野領域100の中央にアライメントマーク61が配置された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることはない。
図8は、変形例に係るバイオチップ50Dの構成を示す平面図である。
図8に示すように、アライメントマーク61は、検出領域101〜109のうち隣り合う検出領域に配置される視野領域100同士が重なる領域に配置されている。この場合、視野領域100を撮像した画像をスティッチングする場合に、アライメントマーク61同士を重ね合わせるように画像を合成すればよいため、スティッチング工程を容易に行うことができる。
図8に示すように、アライメントマーク61は、検出領域101〜109のうち隣り合う検出領域に配置される視野領域100同士が重なる領域に配置されている。この場合、視野領域100を撮像した画像をスティッチングする場合に、アライメントマーク61同士を重ね合わせるように画像を合成すればよいため、スティッチング工程を容易に行うことができる。
図9は、変形例に係るバイオチップ50E、50F、50Gの構成を示す平面図である。なお、図9においては、バイオチップ50E、50F、50Gの一部ずつを示しており、便宜上、1つのバイオチップを分割した構成として示している。
上記実施形態においては、アライメントマーク61が生体分子支持領域Sの配列方向に沿った形状に形成された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることはない。例えば、図9に示すバイオチップ50Eのように、アライメントマーク61Jの形状が例えばX形状など、生体分子支持領域Sの配列方向に沿った形状以外の形状であってもよい。
また、例えば上記説明においては、生体分子支持領域Sが配置された領域内またはギャップ部111内にアライメントマーク61が配置された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることはない。
例えば、図9に示すバイオチップ50Fのように、基板本体60の第1面60aのうち外周に沿った外側領域Sbにアライメントマーク61Lが設けられた構成であってもよい。この場合、領域Sbに対して内側に配置される内側領域Saは、複数の生体分子支持領域Sが配置される生体分子支持領域となる。このように、生体分子支持領域の外側(周辺)にアライメントマーク61Lが配置された構成であってもよい。なお、生体分子支持領域Sの内側にアライメントマーク61Mが含まれた構成であってもよい。
例えば、図9に示すバイオチップ50Fのように、基板本体60の第1面60aのうち外周に沿った外側領域Sbにアライメントマーク61Lが設けられた構成であってもよい。この場合、領域Sbに対して内側に配置される内側領域Saは、複数の生体分子支持領域Sが配置される生体分子支持領域となる。このように、生体分子支持領域の外側(周辺)にアライメントマーク61Lが配置された構成であってもよい。なお、生体分子支持領域Sの内側にアライメントマーク61Mが含まれた構成であってもよい。
また、図9に示すバイオチップ50Gのように、アライメントマークとして、バーコード61Nが形成された構成であってもよい。バーコード61Nは、バイオチップ50Gにおける生体分子支持領域S(生体分子)の情報、製造年月日などを情報として含む構成とすることができる。この場合、アライメントマークであるバーコード61Nは、基板本体60に関する情報を示す基板情報マークとして用いられる。なお、このような情報を含む構成として、情報を書き換え可能なICタグが用いられていてもよい。また、本実施形態のアライメントマーク61は、例えば、発光性微粒子(例、発光性量子ドット(例、蛍光性量子ドット)など)で構成されるため、バイオアッセイに依存しない基準発光マークとして光の強度(例、励起光の強度など)を確認するために用いることができる。また、本実施形態におけるアライメントマーク61は、撮像時において検出領域の調整や角度調整に用いることができるし、撮像後において生体分子支持領域Sのアドレス位置付けのための基準や検出した計測結果(受光結果、画像)の角度補正に用いることができる。
[スクリーニング装置]
図10は、スクリーニング装置SCの概略的な構成を示す図である。
図10に示すように、スクリーニング装置SCは、プレアッセイ部PAと、アッセイ部(分注装置)ASと、計測部(検出装置)MSと、受渡部TR1、TR2とを備えている。スクリーニング装置SCは、上記実施形態に記載のバイオチップ50(又はバイオチップ50A〜50G)を用いた生体分子のスクリーニングを行う。計測部MSとして、例えば上記実施形態に記載の検出装置20が用いられている。
図10は、スクリーニング装置SCの概略的な構成を示す図である。
図10に示すように、スクリーニング装置SCは、プレアッセイ部PAと、アッセイ部(分注装置)ASと、計測部(検出装置)MSと、受渡部TR1、TR2とを備えている。スクリーニング装置SCは、上記実施形態に記載のバイオチップ50(又はバイオチップ50A〜50G)を用いた生体分子のスクリーニングを行う。計測部MSとして、例えば上記実施形態に記載の検出装置20が用いられている。
プレアッセイ部PAは、実装部1、移載装置12を有するマーキング部2、受渡部3を備えている。実装部1は、バイオチップ50をアレイボックス11に実装するものであり、マニピュレータ(例、コンピュータ制御で自動駆動可能な機械的な腕)と、アームを備えるロボット装置とを備えている。
アッセイ部(バイオアッセイ装置)ASは、読取部4、分注装置(分注部)5、反応部6、洗浄部7、乾燥部8、受渡部9を備えている。読取部4は、撮像装置14と、上記プレアッセイ部PAの移載装置12と同様の構成を備える移載装置13とを備えている。撮像装置14は、バイオチップ50の基板側の面に形成されたバイオチップ50の識別情報を撮像して読み取る装置であって、例えば、CCDカメラ等で構成される。撮像装置14を用いて識別情報を撮像することによって識別情報信号が生成され、該識別情報信号は制御装置CONTに出力される。
分注装置5は、例えば検体が分注された反応容器15に対して、マニピュレータを用いて生体分子と特異的に反応可能な標的を含む検体を注入(分注)する分注処理が行われるものである。
反応部6は、バイオチップ50の生体分子支持領域Sに配置される生体分子と、検体に含まれる標的とを所定の温度条件下で反応させる反応処理を行う。反応部6は、分注装置5に設けられた反応容器15と同一構成の反応容器と、バイオチップ50を吸着保持する吸着保持装置16とを備えている。なお、吸着保持装置16は、バイオチップ50に直接的に接触して吸着してもよいし、吸着保護層のような膜を介してバイオチップ50を間接的に吸着してもよい。
洗浄部7は、バイオチップ50を洗浄する洗浄処理を行う。洗浄部7は、洗浄液が貯溜された洗浄容器17を備えている。
乾燥部8は、洗浄されたバイオチップ50の乾燥処理を行う。乾燥部8は、例えば乾燥用の気体を噴出する乾燥装置18を備えている。
受渡部9は、読取部4と反応部6との間でバイオチップ50の受け渡し処理を行う。また、受渡部TR1は、マーキング部2と読取部4との間でバイオチップ50の受け渡し処理を行う。受渡部TR2は、アッセイ部AS(反応部6)と計測部MSとの間でバイオチップ50の受渡処理を行う。
乾燥部8は、洗浄されたバイオチップ50の乾燥処理を行う。乾燥部8は、例えば乾燥用の気体を噴出する乾燥装置18を備えている。
受渡部9は、読取部4と反応部6との間でバイオチップ50の受け渡し処理を行う。また、受渡部TR1は、マーキング部2と読取部4との間でバイオチップ50の受け渡し処理を行う。受渡部TR2は、アッセイ部AS(反応部6)と計測部MSとの間でバイオチップ50の受渡処理を行う。
上記のスクリーニング装置SCを用いて、生体分子アレイの処理方法を含むバイオチップ50のスクリーニングを行う場合、生体分子を有するバイオチップ50の計測に関連する処理として、例えば、実装処理、マーキング処理、読取処理、分注処理、反応処理、洗浄処理、乾燥処理、計測処理(検出処理)及びこれらの処理の間でバイオチップ50を移送する移送処理が適宜行われる。
S…生体分子支持領域 Sa…生体分子支持領域 SC…スクリーニング装置 PA…プレアッセイ部 AS…アッセイ部(分注装置) MS…計測部(検出装置) CONT…制御装置 TR1、TR2…受渡部 5…分注装置 8…乾燥部 18…乾燥装置 20…検出装置 22…制御部 22a…アライメント部 24…ボディ 25…光学システム 26…ステージ装置 50、50A〜50G…バイオチップ 51…ステージ本体 52…ベース部材 53…駆動装置 60…基板本体 60a…表面 61、61A〜61N、61T…アライメントマーク 62、63…生体分子支持領域配置領域 100…視野領域 101〜109…検出領域 111…ギャップ部
Claims (21)
- バイオチップを用いる検出方法であって、
前記バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域に対して第1の光を照射することによって生じた第2の光を受光する第1受光工程と、前記第1面に設けられ発光材料を含むアライメントマークに対して第3の光を照射して発光された第4の光を受光する第2受光工程と、を有する受光工程と、
受光した前記第4の光の受光結果に基づいて前記複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント工程と、
前記第2の光の受光結果に基づいて、前記生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する検出工程と
を備える検出方法。 - 前記受光工程は、前記複数の生体分子支持領域に対して分けられた複数の検出領域のうち少なくとも1つの該検出領域において、前記第2の光及び前記第4の光を受光することを含む
請求項1に記載の検出方法。 - 前記検出工程は、前記複数の検出領域に対して得られる複数の前記第2の光の受光結果に基づいて、前記親和性をそれぞれ検出することを含む、
請求項2に記載の検出方法。 - 得られた複数の前記親和性の検出結果をスティッチングする工程を備える
請求項3に記載の検出方法。 - 前記受光工程は、前記第2の光と前記第4の光とをほぼ同時に受光することを含む
請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記発光材料として、発光性量子ドットが用いられる
請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記バイオチップに形成され前記バイオチップの情報を有するバーコードを検出する工程を備える
請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記第1の光の波長帯域と前記第3の光の波長帯域とは、少なくとも一部が互いに重なる
請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記第1の光と前記第3の光とは同じ波長であり、
前記第2の光と前記第4の光とは同じ波長である
請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の検出方法。 - バイオチップを用いる検出装置であって、
前記バイオチップが配置されるステージと、
前記バイオチップの第1面に配置された複数の生体分子支持領域及び前記第1面に設けられ発光材料を含むアライメントマークに対して第1の光及び第3の光を照射可能な光源部と、
前記第1の光を前記複数の生体分子支持領域に照射することによって生じた第2の光を受光し、前記アライメントマークに対して前記第3の光を照射することによって発光された第4の光を受光するセンサと、
受光した前記第4の光の受光結果に基づいて前記複数の生体分子支持領域に対する位置合わせを行うアライメント部と、
前記第2の光の受光結果に基づいて、前記生体分子支持領域に形成された生体分子と検体に含まれる標的との親和性を検出する検出部と
を備える検出装置。 - 前記第1の光を前記複数の生体分子支持領域へ導光し、前記第3の光を前記アライメントマークへ導光する光学系を備える
請求項10に記載の検出装置。 - 請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の検出方法を用いる検出工程と、
前記バイオチップに前記検体を分注する分注工程と、
前記バイオチップを乾燥させる乾燥工程と、
を備えるバイオチップのスクリーニング方法。 - 請求項10又は請求項11に記載の検出装置と、
前記バイオチップに前記検体を分注する分注装置と、
を備えるスクリーニング装置。 - 検体に含まれる標的と特異的に反応可能な生体分子と、
複数の前記生体分子が形成される生体分子支持領域を複数有する第1面を備える基板本体と、
前記複数の生体分子支持領域に対する位置合わせに関するマークであり、前記第1面に形成され発光材料を含むアライメントマークと、
を備えるバイオチップ。 - 前記アライメントマークの発光材料は、発光性量子ドットを含む
請求項14に記載のバイオチップ。 - 前記アライメントマークは、前記第1面上における位置の基準を示す位置基準マークを含む
請求項14又は請求項15に記載のバイオチップ。 - 前記アライメントマークは、前記第1面上における方向の基準を示す方向基準マークを含む
請求項14から請求項16のうちいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記アライメントマークは、前記基板本体に関する情報を示す基板情報マークを含む
請求項14から請求項17のうちいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 前記アライメントマークは、前記第1面のうち前記生体分子支持領域とは異なる非支持領域に設けられている
請求項14から請求項18のうちいずれか一項に記載のバイオチップ。 - 複数の前記生体分子支持領域は、前記第1面のうち所定領域内にマトリクス状に配列されており、
前記アライメントマークは、複数の前記生体分子支持領域に囲まれた位置に配置されている
請求項19に記載のバイオチップ。 - 前記アライメントマークは、複数設けられ、
複数の前記アライメントマークは、一方向に所定のピッチで配置されている
請求項14から請求項20のうちいずれか一項に記載のバイオチップ。
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JP2013146530A Pending JP2015017940A (ja) | 2013-07-12 | 2013-07-12 | 検出方法、検出装置、バイオチップのスクリーニング方法、スクリーニング装置及びバイオチップ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021514051A (ja) * | 2018-02-15 | 2021-06-03 | プロサイズディーエックス インコーポレーテッド | 分析装置 |
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2013
- 2013-07-12 JP JP2013146530A patent/JP2015017940A/ja active Pending
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