JP2015012699A - ドライブ機器 - Google Patents

ドライブ機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015012699A
JP2015012699A JP2013136423A JP2013136423A JP2015012699A JP 2015012699 A JP2015012699 A JP 2015012699A JP 2013136423 A JP2013136423 A JP 2013136423A JP 2013136423 A JP2013136423 A JP 2013136423A JP 2015012699 A JP2015012699 A JP 2015012699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control command
state
unit
control
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013136423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6201457B2 (ja
Inventor
博之 國分
Hiroyuki Kokubu
博之 國分
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2013136423A priority Critical patent/JP6201457B2/ja
Publication of JP2015012699A publication Critical patent/JP2015012699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201457B2 publication Critical patent/JP6201457B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】電動機等の作動制御を行うドライブ機器であって、ファームウェアの書き換えを行うことなく多様な産業用ネットワークに対応可能なドライブ機器を提供する。【解決手段】直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して電動機へ供給する主回路部と、自装置固有の仕様に準拠した制御指令に応じて主回路部を制御する制御部とを有する電力変換装置に以下のテーブルと通信信号処理部とを設ける。当該テーブルには、ネットワークを介して上位装置から送信されてくる制御指令、すなわち標準規格における制御指令と上記固有の仕様における制御指令とを対応付けるデータが格納されている。通信信号処理部は、ネットワークを介して受信した制御指令を上記テーブルの格納内容にしたがって上記固有の仕様における制御指令に変換し制御部に与える。【選択図】図1

Description

この発明は、制御対象の機器の駆動制御を行うインバータやサーボなどのドライブ機器に関する。
工場等の産業施設内のファンやポンプ、製造装置の駆動制御には、サーボやインバータなどパワーエレクトロニクスを用いたドライブ機器が多用されている。また、これらドライブ機器をその上位装置として機能する外部コントローラとともにネットワークに接続し、安全制御システムなどの産業システムを構築することも一般に行われている(例えば、特許文献1参照)。産業システムにおいて用いられるネットワークは、家庭やオフィスで用いられるEthernet(登録商標)をベースとしつつ、ケーブルやコネクタにノイズ対策や耐久性向上等を目的とした改良を加えたものであるが、ケーブルやコネクタそのものは一般的なEthernet(登録商標)におけるものと互換であることが多い。産業システム用のネットワークとオフィスや家庭において使用される一般的なEthernet(登録商標)との相違は、前者に流れるデータ信号には産業システムに特化した仕様が盛り込まれている点にある。産業システムに特化した仕様の一例としては、制御対象の機器に与える指令信号(以下、制御指令)や当該機器からの状態応答を送受信するためのデータエリアの確保、再送信機能や通信間隔の保証のための機能或いは接続された機器同士を同期させて動作させるための機能などの各種機能が挙げられる。なお、これらの仕様が盛り込まれている点は自動車等における車載ネットワークについても同様であるため、以下では、産業システム用のネットワークと車載ネットワークの両者をまとめて「産業用ネットワーク」と呼び、一般的なEthernet(登録商標)と区別する。
産業用ネットワークに流れるデータ信号には、制御指令、ドライブ機器に各種設定を行うための設定信号、または状態応答等が含まれており、この点はどのような産業用ネットワークであっても共通である。しかし、産業用ネットワークに流れるデータ信号の詳細仕様(符号の形式や構成、データの並び、意味合い、通信順序等)は、産業用ネットワークの開発元のメーカや団体によって異なり、共通化されていない。これら詳細仕様を定める通信規格はIECなどの国際標準化団体によって国際規格化されてはいるものの(以下、このような通信規格を「国際標準規格」と呼ぶ)、実際には各メーカが独自に開発した通信ネットワーク技術をそれぞれ国際標準規格としており、そのような国際標準規格への登録数は20を上回っている。従来、ドライブ機器の開発元では、それらの各ネットワーク技術の仕様に対応する製品を各々別個に開発する必要があった。しかし、近年では、複数のネットワーク技術に対応する通信チップ(ASIC(Application Specific Integrated Circuit)とマイクロコンピュータにより構成され、マイクロコンピュータによるソフトウェア処理で各ネットワーク技術に対応する通信チップ)が流通し始めており、このような通信チップを用いることで複数のネットワーク技術に対応したドライブ機器を開発することが可能になってきている。
特開2011−188623号公報
しかしながら、複数のネットワーク技術に対応した通信チップを用いてドライブ機器を開発したとしても、通信チップはドライブ機器特有のデータ信号形式(すなわち、ドライブ機器の開発元により定められた通信規格であって、標準化されてはいない規格、以下、単に「固有の規格」と呼ぶ)には対応しておらず、通信チップから引き渡されるデータ信号形式(すなわち、何れかのネットワーク技術に即したデータ信号形式)に合わせてネットワーク技術毎にドライブ機器の制御部(マイクロコンピュータ)の作動制御を行うプログラム(すなわち、当該ネットワーク技術における仕様と上記固有の規格における仕様との相互変換を行うプログラム、具体的には、所謂ファームウェア)を開発する必要があった。ネットワーク技術毎に専用のファームウェアを開発することは、開発工程の複雑化や開発期間の長期化を招き、開発コストを増大させる要因となっていた。また、製品の仕向け先毎に異なるファームウェアをドライブ機器の記憶部に書き込んだり、ファームウェアのバージョン管理を行ったりするめに多大な手間を要するといった問題もあった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、ファームウェアの書き換えを行うことなく多様な産業用ネットワーク技術に対応させることが可能なドライブ機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、与えられた第1の制御指令に応じて制御対象の機器を制御する制御部を有するドライブ機器に以下のテーブルと変換部とを設ける。このテーブルには、ネットワークを介して上位装置から受信する第2の制御指令を第1の制御指令に変換するためのデータが格納されている。変換部は、ネットワークを介して受信した第2の制御指令を、上記テーブルの格納内容にしたがって第1の制御指令に変換して上記制御部に与える。上記ドライブ機器の具体例としては、電動器の作動制御を行う電力変換装置(直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して制御対象の電動機へ供給する主回路部を備え、上記制御部には、与えられた指令信号に応じて当該主回路部の作動制御を行わせるドライブ機器)やサーボが挙げられる。
上記テーブルの具体例としては、第2の制御指令における各指令値に第1の制御指令における各指令値を対応付けたテーブル、或いは、第2の制御指令に含まれる指令値の種類毎に当該指令値を第1の制御指令における指令値に変換するための変換式を表すデータが格納されたテーブルが挙げられる。例えば、後者の態様を採用した場合には、変換部には、上記変換式にしたがって各指令値を変換する処理を実行させるようにすれば良い。また、上記第1の制御指令の一例としては制御対象の機器固有の機能により定められた制御指令が挙げられ、第2の制御指令の具体例としてはネットワーク技術にて定義された制御指令が挙げられる。本発明においては、ネットワークを介して上位装置から送信されてくる制御指令の準拠する規格の仕様と制御部に与える制御指令の規格の仕様とが異なっていても、両者の相違は上記テーブルの格納内容に基づく変換部の処理によって吸収される。このため、上記テーブルの格納内容を書き換えるだけで制御部のファームウェアを書き換えることなく、多様な産業用ネットワークに対応させることができる。このように本発明によれば、ファームウェアの書き換えを行うことなく多様な産業用ネットワークに対応可能なドライブ機器を提供することが可能になり、ドライブ機器の開発コストやファームウェアの設計コスト、販売後の管理の手間およびコストを低減させることができる。
一般に、産業用ネットワーク技術では制御対象の機器の稼働状態として複数の状態が定義されているが、これら複数の状態は制御対象の機器(或いは、その作動制御を行うドライブ機器)の開発元が定義した固有の仕様における稼働状態と必ずしも一致せず、また各状態を指定する状態値も基本的には一致しない。従来、国際標準規格等の標準規格における状態を指定する状態値と上記固有の仕様における状態を指定する状態値との相互変換をファームウェアにおいて行っていた。そこで、本発明のより好ましい態様としては、ネットワーク技術における状態値と上記固有の仕様における状態値の相互変換を上記テーブルの格納内容に基づいて上記変換部に実行させる態様が考えられる。より詳細に説明すると、上記テーブルには、標準規格における各状態を表す第2の状態値の各々に対応付けて当該第2の状態値を上記固有の仕様において対応する状態を表す第1の状態値に変換するための変換式を表すデータを格納しておく。そして、変換部には、ネットワークを介して受信した第2の制御指令に含まれている第2の状態値を上記テーブルの格納内容を参照して第1の状態値に変換し、制御部に与える第1の制御指令を生成させるである。
産業用ネットワークにおける制御指令の送信態様としては一定の時間間隔の定周期信号として送信する態様が挙げられるが、ノイズ等によって定周期信号の欠落が発生すると制御対象の機器の制御に支障が生じる。そこで、変換部には、受信した定周期信号に応じて生成した第1の制御指令を記憶させておき、後続の定周期信号の抜けが発生した場合には、記憶されている制御指令に基づいて新たな制御指令を生成し制御部に与える処理を実行させるようにしても良い。具体的には、受信した定周期信号を記憶するとともに、定周期信号に信号抜けが発生した場合には、記憶されている制御指令に含まれている指令値、または当該指令値からの推定変動分を含んだ指令値を含む第1の制御指令を生成して制御部に与える処理を上記変換部に実行させるのである。このような態様によれば、定周期信号として上位装置から送信されてくる制御指令の欠落が発生した場合であっても、制御対象の機器の制御に支障が生じることを回避することができる。
ところで、ドライブ機器においては、その制御対象の機器(すなわち、電動機)の稼働状態として、当該機器をその出力が定格値を下回るように制限を加えつつ稼働させていることを示す第1の状態と、当該制限を加えずに稼働させていることを示す第2の状態が定義されている場合がある。ここで、第1の状態は、電動機の温度が過剰に高くなっている場合などに指定される状態であり、安全性確保のために定義された状態である。そこで、制御対象の機器の稼働状態が上記第1の状態である場合には、記憶されている制御指令に含まれている指令値を当該機器の出力が定格値を上回らないように調整して新たな制御指令を生成する処理を上記変換部に実行させても良い。上記第1の状態を定義した趣旨を全うするためである。
また、制御対象の機器の稼働状態が前記第2の状態である状況下において連続して抜けた定周期信号の数が所定数以下である間は記憶した制御指令に基づいて生成した第1の制御指令を制御部に与え、連続して抜けた定周期信号の数が所定値を上回ったことを契機として制御対象の機器の稼働状態を第1の状態に遷移させる第1の制御指令を生成して制御部に与える処理を変換部に実行させても良い。前述したように定周期信号の信号抜けはノイズ等により発生することが多く、ノイズが多発しているということは何らかの故障が懸念される。このように何らから故障の発生が懸念される場合には、念のため制御対象の機器の出力を抑えるようにすることが安全性確保上好ましいと考えられる。
本発明のドライブ機器の一実施形態である電力変換装置2の構成例を示す図である。 ネットワークを介して電力変換装置2に与えられる入力信号の一例を示す図である。 電力変換装置2からネットワークへ送出される出力信号の一例を示す図である。 同電力変換装置2の制御基板20に含まれる通信信号処理部220の構成例、および通信信号処理部における信号の流れを示す図である。 同通信信号処理部220の動作の流れを示すフローチャートである。 同通信信号処理部220の定周期信号処理部2240の構成例を示す図である。 本実施形態におけるデータ配列定義テーブルの一例を示す図である。 本実施形態におけるデータ変換テーブルの一例を示す図である。 本実施形態における変換式の定義テーブルの一例を示す図である。 ネットワーク側の状態遷移定義の一例を示す図である。 電力変換装置側の状態遷移定義の一例を示す図である。 本実施形態における変換マップテーブルの一例を示す図である。 本実施形態における変換方法テーブルの一例を示す図である。 稼働状態に応じた補完態様の一例を示す図である。
以下図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明のドライブ機器の一実施形態である電力変換装置2の構成例を示す図である。この電力変換装置2は、自動車(電気自動車を含む)などの車両に搭載され、当該車両の動力源や車両に取り付けられた動力源(すなわち、ファンやポンプ、刈り取り機、ベルトコンベア等に使われる電動機)として機能する電動機3の駆動制御を行うものである。電力変換装置2は、VCU(Vehicle
Control Unit )などの外部コントローラ5や他のドライブ機器6とともに例えばCAN(Control Area Network)のような車載ネットワークに接続される。電源1は、例えば蓄電池などの直流電源であり、電力変換装置2へ直流電力を供給する。電力変換装置2は、電源1から供給される直流電力を三相交流電力に変換して電動機3に供給する。より詳細に説明すると、電力変換装置2は、外部コントローラ5による制御の下、電動機3に与える各相の電流値を速度/位置センサ4による検出結果(すなわち、電動機3の回転子の回転速度および/または位置)に応じて調整し、外部コントローラ5により指示された回転速度(或いはトルク)等を得られるように各相の電流値を調整する。
電力変換装置2は、図1に示すように、主回路部10、制御基板20、および電流センサ30を含んでいる。主回路部10は、制御基板20による制御の下、電源1から供給される直流電力を三相交流電力に変換して電動機3に与える。電流センサ30は主回路部10から電動機3へと供給される三相交流電力の各相の電流値を検出して制御基板20に与える。
制御基板20は、図1に示すように、通信I/F部210、通信信号処理部220、制御部230、および安全CPU240を含んでいる。通信I/F部210は前述した車載ネットワークに接続されている。通信I/F部210は、車載ネットワークを介して外部コントローラ5から送信されてくる各種信号を受信し、通信信号処理部220に与える一方、通信信号処理部220の出力信号を車載ネットワークへと送出する。制御部230は例えばCPU(Central Processing
Unit)とファームウェアの書き込まれた記憶部(図1では図示略)を含んでいる。制御部230は、通信信号処理部220から与えられる信号に応じて主回路部10の作動制御を行う処理を上記ファームウェアにしたがって実行する。安全CPU240は、人間に対して重大な影響のある障害の発生時などに安全確保のための安全処理を、通信信号処理部220から与えられる安全信号に応じて実行する。
通信信号処理部220は、例えばASIC(Application Specific Integrated
Circuit)とマイクロコンピュータとにより構成された通信チップである。通信信号処理部220は、通信I/F部210を介して車載ネットワークから受信した入力信号に基づいて制御部230或いは安全CPU240に与える各種信号を生成する一方、制御部230或いは安全CPU240の各種出力信号に基づいて通信I/F部210を介して車載ネットワークへと出力する出力信号を生成する。図2は通信I/F部210を介して車載ネットワークから与えられる入力信号のデータフォーマットの一例を示す図である。図2に示すように、この入力信号には運転モードや位置指令、速度指令などの各種制御指令が含まれている。通信信号処理部220は、電動機3の駆動状態が上記制御指令にて指定されたものとなるように制御部230に与える各種制御指令を生成する。図3は、通信I/F部210を介して車載ネットワークへと出力する出力信号のデータフォーマットの一例を示す図である。図3に示すように、この出力信号には制御データや運転モードの現在値、電動機3の回転子の位置や回転速度の現在値等が含まれている。車載ネットワークを介して上記出力信号を受信した外部コントローラ5は、当該出力信号の示す各種現在値を車両の運転者に報知するなどして、当該車両の状態を当該運転者に把握させることができる。
前述したように、車載ネットワークを介して外部コントローラ5と電力変換装置2との間で送受信される信号の仕様は車載ネットワークの規格毎や車両の製造元による実装形態よって様々であり、図2および図3に示すデータフォーマットはこれらネットワークの開発元若しくは車両の製造元により定められた仕様の一例に過ぎない。また、通信信号処理部220から制御部230に与えられる制御指令は上記仕様とは別個の電力変換装置2固有の仕様に準拠したものである。従来、電力変換装置2の開発元は車載ネットワークの種類毎に異なるファームウェアを開発することで複数種のネットワーク規格間の相違やそれら標準規格の各々と上記固有の仕様との相違に対処していた。これに対して本実施形態では、通信信号処理部220を工夫することによって、制御部230のファームウェアを車載ネットワークの規格や製造元毎に異ならせることなく、複数種の標準規格間の相違やそれら標準規格の各々と上記固有の仕様との相違を吸収できるようにしている点にその特徴がある。以下、本実施形態の特徴を顕著に示す通信信号処理部220を中心に説明する。
図4(a)は、通信信号処理部220の機能を説明するための機能ブロック図である。図4(a)に示すように、通信信号処理部220は、受信部2210、データ取得部2220、データ分離部230、定周期信号処理部2240、非定周期信号処理部2250、データ結合部2260、データ格納部2270、および送信部2280を含んでいる。なを、図4(a)に示す機能ブロックのうち、受信部2210、データ取得部2220、データ格納部2270、および送信部2280はASICにより実現される。一方、データ分離部2230、定周期信号処理部2240、非定周期信号処理部2250およびデータ結合部2260はマイクロコンピュータによるソフトウェア処理により実現される。
図4(b)は、車載ネットワークからの入力信号を通信I/F部210を介して受信した場合の処理の流れを示す図であり、図5は、この場合における通信信号処理部220の動作の流れを示すフローチャートである。図4(b)に示すように、車載ネットワークからの入力信号は受信部2210によって受信され(図5:ステップSA100)、受信部2210は当該入力信号をデータ取得部2220に与える。データ取得部2220は、受信部2210から与えられた入力信号を解析し、本装置宛てのものであれば取得してデータ分離部2230に与える一方、本装置宛てのものではない場合には当該入力信号を破棄する。また、データ取得部2220は、受信部2210から与えられた入力信号を本装置宛てのものとして取得しデータ分離部2230に与える場合には、制御部230に同期割込信号を与える処理を同時に実行する。
受信部2210により受信した入力信号をデータ分離部2230に直接与えず、データ取得部2220による取捨選択を行う理由(換言すれば、データ取得部2220を設けた理由)は以下の通りである。サーボドライブ等の用途では、ネットワークに接続された複数のドライブ機器について、あるタイミングで同期して運転を開始させたり、動きを調整したりするなどの同期制御が重要となる。このような同期制御を実現するための手法の一例としては、上記ネットワークに流す信号にその宛先となるドライブ機器を示す信号を含めておき、宛先のドライブ機器には当該信号を取得させる一方、他のドライブ機器には当該信号を取得しても破棄させるようにすることが挙げられる。データ取得部2220はこのような同期制御に対応するために設けられている。したがって、同期制御を考慮する必要がない場合にはデータ取得部2220を省略しても良い。
データ分離部2230は、データ取得部2220から与えられた入力信号を解析して当該信号の種類(本実施形態では、定周期信号、非定周期信号、および安全信号の何れか)を特定し(図5:ステップSA110)、信号毎に分離する処理(図5:ステップSA120)を行う。定周期信号とは、車載ネットワークを介して一定の時間間隔で周期的に到来する信号(換言すれば、外部コントローラ5が周期的に送信する信号)であり、本実施形態では、運転モードや電動機3の状態設定、速度指令や位置指令等の制御指令の伝達に用いられる。車載ネットワークを介して定周期信号として送信されてくる制御指令は、当該車載ネットワークの提供元(すなわち、電力変換装置2の搭載される車両の開発元)の標準規格において定義された制御指令である。非定周期信号とは、必要に応じて随時送信されてくる信号であり、本実施形態では運転モードや運転状態の伝達に用いられる。安全信号とは、障害の発生の通知或いは安全CPU240に対する安全処理の実行指示のための信号である。
例えば、データ分離部2230は、データ取得部2220から与えられた入力信号に所定値(例えば、オール0)以外の安全データがセットされていた場合には安全信号であると判定し、当該入力信号をシリアル通信等によりそのまま安全CPUに与える(ステップSA130)。データ取得部2220から与えられた入力信号の安全データが上記所定値であった場合には、データ分離部2230は当該入力信号に設定データ(非定周期信号)が含まれているか否かを判定する。そして、データ分離部2230は、設定データ(非定周期信号)が含まれていない場合には上記入力信号を定周期信号と判定して定周期信号処理部2240に与え、含まれている場合には上記入力信号を非定周期信号と判定して非定周期信号処理部2250に与える。
定周期信号処理部2240は、データ分離部2230から与えられる定周期信号(すなわち、国際標準規格における各ネットワーク技術仕様で定義される制御指令)に定周期信号処理(図5:ステップSA140)を施して電力変換装置2固有の仕様における制御指令に変換して制御部230に与える(図5:ステップSA150)。つまり、定周期信号処理部2240は、ネットワーク技術仕様において定められた制御指令を電力変換装置2固有の仕様において定められた制御指令に変換する変換部の役割を果たす。一方、非定周期信号処理部2250は、データ分離部2230から与えられる非定周期信号に非定周期信号処理(図5:ステップSA160)を施して制御部230に与える(図5:ステップSA150)。以上が通信I/F部210を介して車載ネットワークから入力信号を受信した場合の処理の流れである。
図4(c)は、通信I/F部210を介して車載ネットワークへ信号出力する場合の処理の流れを示す図である。図4(c)に示すように、制御部230から出力される定周期信号は定周期信号処理部2240による処理を経てデータ結合部2260に与えられ、制御部230から出力される非定周期信号は非定周期信号処理部2250による処理を経てデータ結合部2260に与えられる。また、データ結合部2260には、安全CPU240から出力される安全信号も入力される。データ結合部2260は、定周期信号処理部2240から与えられた信号、非定周期信号処理部2250から与えられた信号、および安全信号を、予め設定された通信規格(本実施形態では、電力変換装置2の搭載される車両に敷設された車載ネットワークにおける通信仕様)に準拠したデータ配列(本実施形態では、図3に示すデータ配列)に並び替えて新たな信号を生成し、当該信号をデータ格納部2270に与える。データ格納部2270は、送信部2280による通信のタイミングを検出して当該信号を送信部2280に与え、送信部2280はデータ格納部2270から受け取った信号を通信I/F部210を介して車載ネットワークへ送出する。
本実施形態の特徴は、定周期信号処理部2240の構成と、定周期信号処理部2240が実行する処理のうちデータ分離部2230から定周期信号を与えられた場合の処理である定周期信号処理に現れる。以下では、定周期信号処理部2240の構成、および上記定周期信号処理について詳細に説明する。
図6は、定周期信号処理部2240の機能ブロック図である。図6に示すように、定周期信号処理部2240は、信号置換変換部2241、状態遷移制御部2242、および定周期信号監視部2243の各機能部を有している。図6に示す各機能部は、何れも通信信号処理部220のマイクロコンピュータが記憶部(図示略)に記憶されたプログラムにしたがって実現するソフトウェアモジュールである。
信号置換変換部2241は、入力信号(車載ネットワークから与えられる制御指令、国際標準規格における各ネットワーク技術仕様で定義される制御指令)を電力変換装置2固有の仕様における制御指令に変換する処理を実行する。より詳細に説明すると、信号置換変換部2241は、上記ネットワーク技術仕様における各種指令値を表すデータ配列を上記固有の仕様における指令値のデータ配列に変換するためのテーブルの格納内容に基づいて、データ分離部230から与えられた制御指令を当該固有の仕様における制御指令に変換する。本実施形態では、上記テーブルとして、データ配列定義テーブル2244a(図7参照)、変換データテーブル2244b(図8参照)、および変換式テーブル2244c(図9参照)が通信信号処理部220の記憶部に予め格納されている。
データ配列定義テーブル2244aには、図7に示すように、上記ネットワーク技術仕様の制御指令におけるデータの並び順に、各データの意味合い(図7では、データ名)、データサイズおよび各データの識別IDが格納されている。変換データテーブル2244bには、図8に示すように、上記識別IDに対応づけて、上記固有の仕様における、データの意味合い(図8では、データ名)、データサイズ、変換先のデータサイズ(当該固有の仕様における当該識別IDに対応するデータのデータサイズ)、および上記ネットワーク技術仕様におけるデータからの具体的な変換方法を表す変換式の変換式IDが格納されている。そして、変換式テーブル2244cには、図9に示すように、変換式IDに対応付けて上記変換式を表すデータが格納されている。例えば、位置指令が変換対象である場合には、信号置換変換部2241は、位置指令に対応する識別ID(本実施形態では、201)をデータ配列定義テーブル2244aの格納内容から特定し、当該位置指令の変換式の変換式ID(本実施形態では、600)や変換後のデータサイズを変換データテーブル2244bを参照して特定する。そして、信号置換変換部2241は、上記ネットワーク技術仕様における位置指令と上記固有の仕様における位置指令のビットの並びの差異(エンディアン)、単位の差異、最小・最大値の差異、比の差異、信号の間隔の差異を上記変換式に当て嵌めて変換する。速度信号・トルク信号についても同様である。なお、上記変換式にて引用されている関数の実体については変換式関数ライブラリ2244dに格納されている。この変換式関数ライブラリ2244dも通信信号処理部220の記憶部に記憶されている。
ところで、定周期信号処理部2240に与えられる制御指令には、位置や速度、トルクなどの各種指令の他に、車両の運転状態(換言すれば、電動機3の稼働状態)を制御するための状態遷移の情報(以下、状態値)も含まれる。図2に示す例では、制御データが当該状態値に対応する。制御対象の機器の稼働状態として何種類の状態を定義し、また状態間の遷移をどのように定義するのかについても車載ネットワーク毎(換言すれば、ネットワーク技術仕様毎)に区々であり、ネットワーク技術仕様における定義と電力変換装置2固有の仕様における定義は一般には一致しない。本実施形態では、車載ネットワーク側(国際標準規格若しくは車両製造元の仕様)では図10に示す6種類の状態が定義されており、電力変換装置2固有の仕様では図11に示す5種類の状態が定義されている。なお、図11において、“OFF”状態とは電動機3への電力供給(或いは電力変換装置2への直流電力の供給)が行われていない状態をいい、“準備”状態とは電動機3の駆動制御を行うための各種パラメータの電力変換装置2への設定が完了している状態をいう。“運転可能”状態とは、定格値の150%の出力で電動機3を稼働させることが可能な状態のことをいい、“軽故障”状態とは、電動機3の温度が過剰に高くなっているため、安全性確保のために、出力を定格値以下に制限しつつ電動機3を稼働させている状態のことをいう。そして、“重故障”状態とは、何らかの故障により電動機の稼働を停止させている状態のことをいう。
状態遷移制御部2242は、車載ネットワーク側の仕様における状態の定義と電力変換装置2固有の仕様における状態の定義の相違を吸収し、両者の整合性を取るためのものである。従来は、制御部230のファームウェアによって両者の差異を吸収していた。これに対して、本実施形態では状態遷移制御部2242により上記差異が吸収される。このため、制御部230のファームウェアを車載ネットワークの種類毎に用意する必要はなく、制御部230のファームウェアは上記固有の仕様における状態の定義に対応したものであれば良い。
状態遷移制御部2242は、入力信号にて指定された状態(ネットワーク技術仕様において定義された状態、本実施形態では、図10に示す状態遷移に現れる各状態の何れか)を電力変換装置2固有の仕様における状態(図11に示す状態遷移に現れる各状態の何れか)に変換するための処理を状態遷移テーブル2245に基づいて実行する。より詳細に説明すると、図6における状態遷移テーブルは、図12に示す変換マップテーブルと図13に示す変換方法テーブルにより構成されている。これらテーブルも通信信号処理部220の記憶部に記憶されている。状態遷移制御部2242は、定周期信号にて指定された遷移先の状態に応じた変換式(すなわち、定周期信号に含まれている状態値に応じた変換式)の識別子(以下、状態遷移変換ID)を変換マップテーブルを検索して求め、当該状態遷移変換IDの示す変換式にしたがって遷移後の状態を変換方法テーブルを参照して特定する。図13に示すように、変換方法テーブルには、状態遷移変換IDに対応づけて変換方法の内容を表すデータとその変換方法の実行条件(本実施形態では、電力変換装置2の内部変数に関する条件)を示すデータとが格納されている。実行条件を複数設定するようにすれば、複雑な状態遷移同士の変換処理が可能となり、どの状態遷移を選択すべきかを当該実行条件に当てはめることで決定することができる。
定周期信号監視部2243は、図6に示すように信号置換変換部2241から制御部230に至る信号の伝達経路に設けられている。定周期信号は一定の周期で到来する信号であるが、ノイズ等の影響により本来到来するべきタイミングに信号が到来しないこと(信号抜け)が発生し得る。そして、このような信号抜けが発生すると電動機3の駆動制御に支障が生じる虞がある。定周期信号監視部2243は、上記のような信号抜けに対処するために設けられている。定周期信号監視部2243は、信号置換変換部2241から与えられる定周期信号(電力変換装置2固有の仕様における制御指令)を記憶するとともに計時を開始し、上記一定の時間間隔(すなわち、定周期信号と到来間隔)に対応する監視時間が経過しても後続の定周期信号を受信しない場合には、定周期信号の信号抜けが発生したと判定する。定周期信号の信号抜けが発生したと判定した場合には、定周期信号監視部2243は、上記記憶した制御指令に基づいて、制御部230に与える制御指令を補完する。
より詳細に説明すると、定周期信号監視部2243は、信号置換変換部2241から与えられる定周期信号を蓄積しておくリングバッファ(図示略)を有しており、前回の定周期信号の受信からその定周期信号の周期に応じた監視時間が経過しても後続の定周期信号を受信しなかった場合には信号抜けが発生したと判定する。そして、信号抜けが発生した場合には、定周期信号監視部2243は、本来であれば到来したであろう定周期信号の信号内容を上記リングバッファの格納内容に基づいて推定し補完する。例えば、電動機3の運転モードが速度指令モードである場合には、前回と同じ速度を指定する定周期信号を補完し、位置指令モードである場合には前回の指定位置からの変位を推定し、当該変位後の位置を指定する定周期信号を補完するといった具合である。
より好ましい態様においては、電動機3の稼働状態に応じて補完態様を異ならせても良い。例えば、電動機3の稼働状態が“運転可能”状態である場合には、上記リングバッファの格納内容から生成される定周期信号をそのまま出力し、電動機3の稼働状態が“軽故障”である場合には、電動機3の回転速度(またはトルク)が定格値を上回らないように指令値を調整して出力する(リングバッファの格納内容から推定される定周期信号の示す指令値が上記定格値を上回るものである場合には、当該推定値を用いずより小さい値を用いる等)ようにしても良い。前述したように、“軽故障”とは、電動機3の温度が所定の閾値を上回っているため、温度が低下するように出力を抑えて運転している状態であり、その趣旨を逸脱するような補完を行うことは安全確保上、好ましくなくからである。
また、別の好ましい態様においては、定周期信号の信号抜けが連続して複数回発生した場合には、その発生回数に応じて電動機3の稼働状態を遷移させる処理を定周期信号監視部2243に実行させても良い。具体的には、図14に示すように、稼働状態が“運転可能”である場合には、連続する信号抜けの発生回数が閾値Th以下である場合には、その稼働状態を維持し(すなわち、リングバッファの格納内容に基づいて補完を行う)、連続する信号抜けの発生回数が閾値Thを超えた場合には稼働状態を“軽故障”に遷移させる定周期信号(制御データとして“軽故障”を設定した制御指令)を生成して制御部230に与える処理を定周期信号監視部2243に実行させるのである。さらに、稼働状態が“軽故障”である場合には、連続する信号抜けの発生回数が閾値Th以下である場合には、その稼働状態を維持し、連続する信号抜けの発生回数が閾値Thを超えた場合には稼働状態を“重故障”に遷移させる定周期信号を生成して制御部230に与える処理を定周期信号監視部2243に実行させても良い。一般に信号抜けはノイズ等に起因して発生することが多いが、信号抜けが連続して発生するということは何らかの故障が発生している虞があるからである。
以上説明したように本実施形態においては、制御部230には常に電力変換装置2固有の仕様で定義された制御指令が与えられるため、制御部230のファームウェアを車載ネットワークの種類別に用意する必要はない。また、上記固有の仕様と車載ネットワーク側の仕様との差異は、データ配列定義テーブル2244a、変換データテーブル2244b、変換式テーブル2244c、および状態遷移テーブル2245の各テーブルの格納内容によって吸収されるため、これら各テーブルの格納内容を更新することで多様な国際標準規格に対応することが可能になる。つまり、本実施形態によれば、制御部230のファームウェアの書き換えを行うことなく、電力変換装置2を多様な産業用ネットワークに対応させることが可能になる。なお、上記実施形態では、上記各テーブルは通信信号処理部220の記憶部(通信信号処理部220のマイクロコンピュータの制御プログラムが記憶されている記憶部)に格納されていたが、これとは別個の記憶部に上記各テーブルを記憶させておいても良い。
以上本発明の一実施形態について説明したが、この実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)上記実施形態では、電動器3の稼働状態が“運転可能”である場合に閾値Thを上回る数の定周期信号が連続して欠落した場合には動作状態を“軽故障”に遷移させ、同稼働状態が軽故障である場合に同閾値Thを上回る数の定周期信号が連続して欠落した場合には稼働状態を重故障に遷移させた。しかしながら、“運転可能”状態から“軽故障”状態に遷移させるか否かを判定する際の閾値と、“軽故障”状態から“重故障”状態に遷移させるか否かを判定する際の閾値とが同じである必要はなく、両者が異なる値であっても勿論良い。
(2)本発明の適用対象は自動車の電動機の駆動制御を行う電力変換装置や自動車に搭載される機器に限定されるものではなく、工場などに設置される電力変換装置であっても良い。また、本発明の適用対象はインバータなどの電力変換装置には限定されず、サーボであっても良い。要は、産業用ネットワークに接続され、当該産業用ネットワークを介して与えられる制御指令に応じて制御対象の機器の作動制御を行うドライブ機器であれば本発明を適用可能である。
1…電源、2…電力変換装置、3…電動機、4…速度/位置センサ、5…外部コントローラ、6…他のドライブ機器、10…主回路部、20…制御基板、30…電流センサ、210…通信I/F部、220…通信信号処理部、230…制御部、240…安全CPU、2210…受信部、2220…データ取得部、2230…データ分離部、2240…定周期信号処理部、2241…信号置換変換部、2242…状態遷移制御部、2243定周期信号監視部、2244a…データ配列定義テーブル、2244b…変換データテーブル、2244c…変換式テーブル、2245…状態遷移テーブル、2250…非定周期信号処理部、2260…データ結合部、2270…データ格納部、2280…送信部。

Claims (7)

  1. 与えられた第1の制御指令に応じて制御対象の機器を制御する制御部と、
    ネットワークを介して上位装置から受信する第2の制御指令を前記第1の制御指令に変換するためのデータが格納されたテーブルと、
    前記ネットワークを介して受信した第2の制御指令を、前記テーブルの格納内容にしたがって前記第1の制御指令に変換して前記制御部に与える変換部と、
    を有することを特徴とするドライブ機器。
  2. 前記テーブルには、第2の制御指令に含まれる指令値の種類毎に当該指令値を前記第1の制御指令における指令値に変換するための変換式を表すデータが格納されており、前記変換部は当該変換式にしたがって各指令値を変換することで、前記第2の制御指令を前記第1の制御指令に変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載のドライブ機器。
  3. 前記第1の制御指令は前記制御部固有の仕様において定められた制御指令であり、前記第2の制御指令は標準規格において定められた制御指令であることを特徴とする請求項1または2に記載のドライブ機器。
  4. 前記固有の仕様においては前記制御対象の機器の稼働状態として複数種の状態が定められているとともに、前記標準規格においても前記制御対象の機器の稼働状態として複数種の状態が定められており、
    前記変換部から前記制御部へ与えられる第1の制御指令には前記固有の仕様における複数種の状態の何れかを指定する第1の状態値が含まれている一方、前記上位装置の送信する第2の制御指令には前記標準規格における複数種の状態の何れかを指定する第2の状態値が含まれており、
    前記テーブルには、前記標準規格における複数種の状態の各々を表す各第2の状態値に対応付けて当該第2の状態値を前記固有の仕様において対応する状態を表す第1の状態値に変換するための変換式を表すデータが格納されており、
    前記変換部は、前記ネットワークを介して受信した第2の制御指令に含まれている第2の状態値を前記テーブルの格納内容を参照して第1の状態値に変換して前記制御部に与える第1の制御指令を生成し、
    前記制御部は、前記変換部から与えられる第1の制御指令に含まれている第1の状態値の示す状態となるように、前記制御対象の機器を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載のドライブ機器。
  5. 前記第2の制御指令は、所定の時間間隔で送信される定周期信号として前記上位装置から送信され、
    前記変換部は、受信した定周期信号に応じて生成した第1の制御指令を記憶するとともに、定周期信号に信号抜けが発生した場合には、記憶されている第1の制御指令に含まれている指令値、または当該指令値からの推定変動分を含んだ指令値を含む第1の制御指令を生成して前記制御部に与える
    ことを特徴とする請求項4に記載のドライブ機器。
  6. 前記制御部固有の仕様において定義されている複数種の状態には、前記制御対象の機器をその出力が定格値を下回るように制限を加えつつ稼働させていることを示す第1の状態と、当該制限を加えずに稼働させていることを示す第2の状態とが含まれ、
    前記変換部は、前記制御対象の機器の稼働状態が前記第1の状態である場合には、前記新たに生成した第1の制御指令に含まれる指令値を前記制御対象の機器の出力が定格値を上回らないように調整して前記制御部に与える
    ことを特徴とする請求項5に記載のドライブ機器。
  7. 前記変換部は、前記制御対象の機器の稼働状態が前記第2の状態である状況下において、連続して抜けた定周期信号の数が所定数以下である間は記憶した第1の制御指令に基づいて生成した新たな第1の制御指令を前記制御部に与え、連続して抜けた定周期信号の数が前記所定値を上回ったことを契機として前記制御対象の機器の稼働状態を前記第1の状態に遷移させる新たな第1の制御指令を生成して前記制御部に与える
    ことを特徴とする請求項6に記載のドライブ機器。
JP2013136423A 2013-06-28 2013-06-28 ドライブ機器 Active JP6201457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136423A JP6201457B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 ドライブ機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136423A JP6201457B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 ドライブ機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015012699A true JP2015012699A (ja) 2015-01-19
JP6201457B2 JP6201457B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=52305398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136423A Active JP6201457B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 ドライブ機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6201457B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101751169B1 (ko) * 2016-01-21 2017-06-27 주식회사 옵티멀 인터넷 프로토콜 통신을 이용하는 비디오 신호 처리 시스템

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351512A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Digital Electronics Corp 制御システム、データ書込読出制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2004173372A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Toyoda Mach Works Ltd モータ制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351512A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Digital Electronics Corp 制御システム、データ書込読出制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2004173372A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Toyoda Mach Works Ltd モータ制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101751169B1 (ko) * 2016-01-21 2017-06-27 주식회사 옵티멀 인터넷 프로토콜 통신을 이용하는 비디오 신호 처리 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP6201457B2 (ja) 2017-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9887659B2 (en) Networked motor controller with safety control unit
EP3588208A1 (en) Servo system
CN110663222B (zh) 处理过程数据
US8549136B2 (en) System for operating at least one non-safety-critical and at least one safety-critical process
US10162673B2 (en) Controller preventing communication collisions between parallel control programs
US20160291581A1 (en) Control apparatus
CN110268348B (zh) 控制装置、控制方法以及计算机可读取记录媒体
US20170075334A1 (en) Controller
EP3557345B1 (en) Control apparatus, system program, and control method
JP5830952B2 (ja) インバータ装置
JP2017147841A (ja) 電力変換装置
EP3073336A1 (en) Process control system
CA2913888A1 (en) Systems and methods for memory map utilization
JP2019161759A (ja) モータ駆動システム
US20180373213A1 (en) Fieldbus coupler and system method for configuring a failsafe module
JP2020078107A (ja) モータ制御装置
US8183809B2 (en) Drive device for at least one electric motor and drive control unit interacting with the drive device
JP6201457B2 (ja) ドライブ機器
EP3157155A1 (en) Method of controlling inverters
JP2017167594A (ja) 中継装置、中継装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体
JP5308418B2 (ja) プログラマブルロジックコントローラ
KR100734345B1 (ko) 모터 제어 시스템
CN111580470A (zh) 基于stm32f4的多功能运动控制方法
CN111106786A (zh) 一种电机控制方法
CN111076387B (zh) 一种变频式离心机组及其控制方法、存储介质和空调

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6201457

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250