JP2015012376A - 変調回路及び無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オン/オフ比の改善や短パルス性の向上が可能な変調回路及び無線通信装置を提供する。【解決手段】ゲート端子に第1の信号が入力される第1のトランジスタと、ソース端子が前記第1のトランジスタのドレイン端子に接続されることで当該第1のトランジスタにカスコード接続され、ゲート端子に前記第1の信号よりも周波数の低い第2の信号が入力され、前記第1の信号により前記第2の信号を変調して出力する第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタの出力側に設けられたスイッチ回路と、を備え、前記スイッチ回路は、前記第2のトランジスタのオフ状態への切り替えに同期してオン状態となり、前記第2のトランジスタのオン状態への切り替えに同期してオフ状態となることを特徴とする、変調回路。【選択図】図5
Description
本発明は、変調回路及び無線通信装置に関する。
無線通信技術の進歩により、搬送波信号の高周波化とデジタル信号の広帯域化による高速大容量無線通信の技術が実用化されつつある。
Ref. Jae Jin Lee, Student Member, IEEE, and Chul Soon Park, Senior Member, IEEE, "60−GHz Gigabits・Per・Second OOK Modulator With High Output Power in 90−nm CMOS", IEEE TRANSACTIONS ON CIRCUITS AND SYSTEMS.II: EXPRESS BRIEFS, VOL. 58, NO. 5, MAY 2011
一方で、搬送波信号の高周波化に伴い、装置内の各素子の寄生容量が無視できなくなり、キャリアリーク(Carrier leak)がノイズとして顕在化する場合があり、従来からキャリアリークを除去するための技術が検討されてきた。例えば、特許文献1には、逓倍技術を利用し、オン区間とオフ区間とで信号を周波数分離し、フィルタを介すことでキャリアリークを抑圧して高いオン/オフ比の変調波信号を生成する技術が開示されている。
一方で、特許文献1に係る信号変調回路では、オン/オフ比や短パルス性が搬送波の信号レベルに依存するという問題がある。そのため、より安定した無線通信を実現するために、通信品質の向上が求められている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、オン/オフ比の改善や短パルス性の向上が可能な、新規かつ改良された変調回路及び無線通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ゲート端子に第1の信号が入力される第1のトランジスタと、ソース端子が前記第1のトランジスタのドレイン端子に接続されることで当該第1のトランジスタにカスコード接続され、ゲート端子に前記第1の信号よりも周波数の低い第2の信号が入力され、前記第1の信号により前記第2の信号を変調して出力する第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタの出力側に設けられたスイッチ回路と、を備え、前記スイッチ回路は、前記第2のトランジスタのオフ状態への切り替えに同期してオン状態となり、前記第2のトランジスタのオン状態への切り替えに同期してオフ状態となることを特徴とする、変調回路が提供される。
上記変調回路は、前記第2の信号を反転させて、反転後の当該第2の信号を前記第2のトランジスタのゲート端子に入力させるインバータを備え、前記スイッチ回路は、前記インバータにより反転される前の前記第2の信号により切り替えが制御されてもよい。
前記スイッチ回路は、第3のトランジスタからなり、前記インバータにより反転される前の前記第2の信号がゲート端子に入力されることで駆動してもよい。
上記変調回路は、前記第2のトランジスタのゲート端子側に、前記第1のトランジスタから出力された前記第1の信号を遮断するフィルタを備えてもよい。
上記変調回路は、前記第2のトランジスタのゲート端子側に信号増幅部を備え、前記信号増幅部は、前記第2の信号を受けて、自身を駆動させる電源電圧に基づく振幅値を有するデジタル信号を前記第2のトランジスタのゲート端子に向けて出力してもよい。
前記信号増幅部は、複数のインバータが直列に接続されて構成されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、デジタル信号を、前記デジタル信号よりも周波数の高い搬送波で変調して変調信号を出力する変調回路と、前記変調信号を送信する送信部とを、を備えた、無線通信装置であって、前記変調回路は、ゲート端子に前記搬送波が入力される第1のトランジスタと、ソース端子が前記第1のトランジスタのドレイン端子に接続されることで当該第1のトランジスタにカスコード接続され、ゲート端子に前記デジタル信号が入力され、前記搬送波により前記デジタル信号を変調して出力する第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタの出力側に設けられたスイッチ回路と、を備え、前記スイッチ回路は、前記第2のトランジスタのオフ状態への切り替えに同期してオン状態となり、前記第2のトランジスタのオン状態への切り替えに同期してオフ状態となることを特徴とする、無線通信装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、オン/オフ比の改善や短パルス性の向上が可能な変調回路及び無線通信装置を提供することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
[概要]
まず、図1〜図4を参照しながら、本発明の実施形態に係る無線通信装置の課題について整理する。まず、図1を参照する。図1は、無線通信を実現するための概略的な構成の一例について説明するための図である。図1に示すように、無線通信システムは、変調器10と、送信部11とを含む送信側の構成と、受信部21と復調器20とを含む受信側の構成とを含む。
[概要]
まず、図1〜図4を参照しながら、本発明の実施形態に係る無線通信装置の課題について整理する。まず、図1を参照する。図1は、無線通信を実現するための概略的な構成の一例について説明するための図である。図1に示すように、無線通信システムは、変調器10と、送信部11とを含む送信側の構成と、受信部21と復調器20とを含む受信側の構成とを含む。
変調器10は、デジタル信号f11を搬送波信号f12で変調することで変調波信号f21を生成する。デジタル信号f11は、例えば、「0」及び「1」で示されたデータ列をパルス波として示した信号である。また、搬送波信号f12の周波数は通信規約により定められており、近年では60GHz〜100GHzのように周波数が比較的高い帯域の信号(以降では、「高周波」と呼ぶ場合がある)の利用も検討されている。
送信部11は、変調器10で生成された変調波信号f21を、例えば、基地局を介して受信側の構成に送信する。送信部11から送信された変調波信号f21は、受信部21で受信され、復調器20に入力される。復調器20は、取得した変調波信号f21から、検波回路等によりデジタル信号f11を検波する。以上のようにして、送信側の構成から送信されたデジタル信号f11が、受信側の構成で受信される。
ここで、無線通信における変調波信号オン/オフ比の品質を示す指標として、変調指数mについて図2を参照しながら説明する。図2は、デジタル信号f11が搬送波信号f12により変調された変調波信号f21が時間tとともに変化する一例を示した図である。図2に示すように、変調波信号f21は、デジタル信号f11が「0」を示すオフ区間と、「1」を示すオン区間とで異なる振幅値を示す。
図2に示すように、オン区間における変調波信号f21の最大振幅をVmax、オフ区間における変調波信号f21の振幅をVminとする。このとき、変調波信号の通信品質(具体的には、オン/オフ比)を示す変調指数mは、下記に示す(式1)により定義される。
なお、オフ区間における変調波信号f21の振幅Vminは、理想的には0であることが望ましい。しかしながら、実際には、オフ区間においても搬送波信号f12が漏れ出し、変調波信号f21中にキャリアリークとして顕在化する場合がある。オフ区間における振幅Vminは、このキャリアリークによるものである。
ここで、図3及び図4を参照しながら、変調波信号の品質についてさらに詳しく説明する。図3及び図4は、変調波信号の品質について説明するための図であり、デジタル信号及び変調波信号が時間tとともに変化する一例を示している。
まず、図3を参照する。図3において、参照番号f31は、デジタル信号を示しており、参照番号f32及びf33は、デジタル信号f31が搬送波信号により変調された変調波信号を示している。なお、変調波信号f32は、オフ区間におけるキャリアリークの影響が小さい場合、即ち、オフ区間の振幅が0に近い場合を示している。また、変調波信号f33は、オフ区間におけるキャリアリークの影響が、変調波信号f32よりも大きい場合を示している。
復調器20は、例えば、受信した変調波信号の包絡線を検波することで、デジタル信号f31を復調する。図3において、参照番号f42は、変調波信号f32の包絡線を示しており、即ち、変調波信号f32を入力として、復調器20により検波され復調される検波波形を示している。同様に、参照番号f43は、変調波信号f33の包絡線を示しており、即ち、変調波信号f33を入力として、復調器20により検波され復調される検波波形を示している。ここで、参照番号V32は、検波波形f42の振幅を示している。同様に、参照番号V33は、検波波形f43の振幅を示している。
このとき、検波波形f42の振幅V32と、検波波形f43の振幅V33との間の大小関係は、V32>V33となる。このことから、オフ区間におけるキャリアリークの影響が小さい変調波信号f32の方が、検波ミス(判定ミス)の少ない安定した通信を実現可能であることがわかる。
次に、図4を参照する。図4は、デジタル信号のオン区間が、図3に示す例よりも短い場合、即ち、デジタル信号の周波数が、図3に示す例よりも高い場合を示している。図4において、参照番号f51は、デジタル信号を示しており、参照番号f52及びf53は、デジタル信号f51が搬送波信号により変調された変調波信号を示している。なお、変調波信号f52は、オフ区間におけるキャリアリークの影響が小さい場合、即ち、オフ区間の振幅が0に近い場合を示している。また、変調波信号f53は、オフ区間におけるキャリアリークの影響が、変調波信号f52よりも大きい場合を示している。
また、図4において、参照番号f62は、変調波信号f52の包絡線を示しており、即ち、変調波信号f52を入力として、復調器20により検波され復調される検波波形を示している。同様に、参照番号f63は、変調波信号f53の包絡線を示しており、即ち、変調波信号f53を入力として、復調器20により検波され復調される検波波形を示している。ここで、参照番号V52は、検波波形f62の振幅を示している。同様に、参照番号V53は、検波波形f63の振幅を示している。また、参照番号t52は、検波波形f62に基づき、オン区間として検知される期間を示しており、検波波形f63の振幅が閾値以上となる期間に相当する。同様に、参照番号t53は、検波波形f63に基づき、オン区間として検知される期間を示しており、検波波形f63の振幅が閾値以上となる期間に相当する。
このとき、検波波形f62の振幅V52と、検波波形f63の振幅V53との間の大小関係は、V52>V53となる。また、デジタル信号f51のように周波数の高い信号(高周波)を使用した場合には、外部から入力される際の信号品質の劣化や、回路に起因する時定数の増加に伴い、信号の立ち上がり及び立下りに遅延が生じ、さらにキャリアリークの影響で振幅が劣化する。そのため、検波波形f62のオン区間t52と、検波波形f63のオン区間t53との関係は、t52>t53となる。このことから、周波数の高いデジタル信号を入力として使用する場合には、オフ区間におけるキャリアリークの影響に伴い、検波ミス(判定ミス)が発生する確率が高くなる場合がある。
そこで、本実施形態は、オフ区間におけるキャリアリークの影響を緩和することで、オン/オフ比の改善や短パルス性の向上が可能な、新規かつ改良された変調器10及び、当該変調器10を用いた無線通信装置を提供することを目的とする。
[変調回路の構成]
次に、図5を参照しながら、本実施形態に係る変調器10を実現するための変調回路の構成について説明する。なお、以降では、変調器10を実現するための変調回路を「変調回路10」と呼ぶ場合がある。図5は、第1の実施形態に係る変調回路10の構成の一例を示した回路図である。
次に、図5を参照しながら、本実施形態に係る変調器10を実現するための変調回路の構成について説明する。なお、以降では、変調器10を実現するための変調回路を「変調回路10」と呼ぶ場合がある。図5は、第1の実施形態に係る変調回路10の構成の一例を示した回路図である。
図5に示すように、本実施形態に係る変調回路は、トランジスタM1及びM2と、スイッチ回路M3を含む。トランジスタM1及びM2は、例えば、電界効果トランジスタ(FET:Field effect transistor)からなる。なお、以降では、トランジスタM1及びM2をFETとして説明するが、同様の構成を実現できれば、トランジスタM1及びM2の構成はFETに限定されないものとする。
トランジスタM2のソース端子は、トランジスタM1のドレイン端子に接続され、カスコード回路を形成している(即ち、トランジスタM2は、トランジスタM1にカスコード接続されている)。トランジスタM2及びM1には、駆動電圧として電圧Vccが印可される。なお、トランジスタM1が、増幅段(gm段)に相当し、トランジスタM2がカスコード段に相当する。また、トランジスタM1とトランジスタM2との間を流れる電流を、即ち、トランジスタM1のドレイン電流を、電流Icoreと呼ぶ場合がある。なお、電流Icoreが、変調回路10の動作電流に相当する。
トランジスタM1のゲート端子側には、コンデンサC1を介して発振回路RFINが接続されている。
発振回路RFINは、連続信号を出力するための信号出力部である。なお、発振回路RFINから出力される連続信号が搬送波信号に相当する。発振回路RFINからは、例えば、60GHz〜100GHzの高周波信号が搬送波として出力される。なお、発振回路RFINは、変調回路10の外部に設けてもよい。この場合には、発振回路RFINに替えて搬送波信号を入力するための入力端子を設け、外部に設けられた発振回路RFINから出力される搬送波信号を当該入力端子から入力すればよい。
コンデンサC1は、発振回路RFINとトランジスタM1との間に介在し、発振回路RFINから出力された信号のうち直流成分を遮断し、交流成分のみをトランジスタM1のゲート端子に向けて出力する。
トランジスタM1とコンデンサC1との間の節点n11には、電源Vg1、インダクタンスLb1、及びコンデンサCb1からなるバイアス回路が接続されている。電源Vg1は、トランジスタM1のゲート端子にバイアス電圧を与えて動作点を設定する。インダクタンスLb1は、電源Vg1とトランジスタM1のゲート端子との間に介在し、電源Vg1から出力されるバイアス電圧のうち交流成分を遮断し、直流成分のみをトランジスタM1のゲート端子に向けて出力する。コンデンサCb1は、寄生発振を防止するために、電源Vg1が接続された節点n12とグランド(Ground)との間に設けられている。
また、トランジスタM1のゲート端子側には、インダクタンスLgが接続され、ソース端子側にはインダクタンスLsが設けられている。インダクタンスLg及びLsは、トランジスタM1の入力側の整合をとるための整合回路の一部である。
以上のように、電源Vg1からのバイアス電圧によりトランジスタM1の動作点が設定され、発振回路RFINからの搬送波信号に基づき、トランジスタM1が駆動する。即ち、発振回路RFINからの搬送波信号の周波数で、トランジスタM1のオン/オフが切り替わることとなる。
また、トランジスタM2の出力側(即ち、ドレイン端子側)の節点n2には、節点n2を接地させるためのスイッチ回路M3が設けられている。スイッチ回路M3がオン状態となることで、節点n2が接地され、トランジスタM2から出力された信号がグランドに流れる。スイッチ回路M3は、例えば、図5に示すようにFETからなる。なお、以降ではスイッチ回路M3をFETとして説明するが、節点n2を接地させるか否かを切り替え可能に構成されていれば、スイッチ回路M3の構成はFETには限定されないものとする。
トランジスタM2の出力側(即ち、ドレイン端子側)には、インダクタンスLL1、コンデンサCb12、及びインダクタンスLb12からなるLCLπ型フィルタが設けられている。インダクタンスLL1、コンデンサCb12、及びインダクタンスLb12からなるLCLπ型フィルタは、トランジスタM2の出力側の整合をとるための出力整合回路の一部である。
また、トランジスタM2の出力側には、コンデンサC12を介して出力端子TxOUTが設けられている。トランジスタM2から出力された信号は、出力端子TxOUTから変調回路10の外部に出力される。このとき、コンデンサC12は、トランジスタM2から出力された信号のうち直流成分を遮断し、交流成分のみを出力する。
また、本実施形態に係る変調回路10は、信号出力部U90を備える。信号出力部U90は、送信対象のデータをデジタル化したデジタル信号を出力する。信号出力部U90は、送信対象のデータをデジタル化した第1のデジタル信号をトランジスタM2のゲート端子に向けて出力する。即ち、信号出力部U90から出力された第1のデジタル信号に基づき、トランジスタM2が駆動する。即ち、第1のデジタル信号が、デジタル化されたデータが「1」を示す場合にトランジスタM2がオンとなり、「0」を示す場合にトランジスタM2がオフとなる。
以上のような構成により、第1のデジタル信号によるトランジスタM2の切替えに基づき振動する信号に、発振回路RFINからの搬送波信号によるトランジスタM1の切替えに基づき振動する信号が重畳する。即ち、第1のデジタル信号と同様に振動する信号に対して、搬送波信号と同様に振動する信号が重畳することとなる。これにより、第1のデジタル信号が搬送波信号により変調された信号と同様の信号が、トランジスタM2のドレイン端子側から出力されることとなる。なお、以降では、トランジスタM2のドレイン端子側から出力される信号を、変調波信号と呼ぶ場合がある。
また、信号出力部U90は、第1のデジタル信号を反転させた第2のデジタル信号に基づき、トランジスタM3のオン/オフを制御する。具体的には、信号出力部U90から出力された第2のデジタル信号は、トランジスタM3のゲート端子に入力する。即ち、第2のデジタル信号に基づき、トランジスタM3が駆動する。
このような構成により、トランジスタM2がオン状態のときにはトランジスタM3はオフ状態となり、トランジスタM2から出力された変調波信号は、出力端子TxOUTから出力される。また、トランジスタM2がオフ状態のときにはトランジスタM3はオン状態となり、このときにトランジスタM2から出力される信号をグランド側に出力する。なお、トランジスタM2がオフ状態のときにトランジスタM2から出力される信号が、キャリアリークに相当する。
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態に係る変調回路10は、トランジスタM2がオフ状態のときにはトランジスタM3がオン状態となり、トランジスタM2からのキャリアリークをグランド側に出力する。これにより、トランジスタM2から出力される変調波信号において、オフ時のキャリアリークが除去され、良好なオン/オフ比の変調波信号を出力することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る変調回路10は、トランジスタM2がオフ状態のときにはトランジスタM3がオン状態となり、トランジスタM2からのキャリアリークをグランド側に出力する。これにより、トランジスタM2から出力される変調波信号において、オフ時のキャリアリークが除去され、良好なオン/オフ比の変調波信号を出力することが可能となる。
また、図5を参照するとわかるように、本実施形態に係る変調回路10では、搬送波信号を入力するトランジスタM1のバイアス電圧は常時固定されている。そのため、搬送波信号として60GHz〜100GHzの高周波を用いた場合においても、当該高周波に連動してバイアス電圧を変動させる必要が無く、安定した動作を実現することが可能となる。
<第2の実施形態>
[変調回路の構成]
次に、第2の実施形態に係る変調回路10aについて、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る変調回路10aの構成の一例を示した回路図である。図6に示すように、本実施形態に係る変調回路10aは、信号出力部U90に替えて、外部からデジタル信号を入力するための入力端子Vdと、信号増幅部U21と、インバータU11と、フィルタユニットU31とを備える点で、第1の実施形態に係る変調回路10(図5参照)と異なる。そこで、以降では、本実施形態に係る変調回路10aの構成について、第1の実施形態に係る変調回路10と異なる部分に着目して説明する。
[変調回路の構成]
次に、第2の実施形態に係る変調回路10aについて、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る変調回路10aの構成の一例を示した回路図である。図6に示すように、本実施形態に係る変調回路10aは、信号出力部U90に替えて、外部からデジタル信号を入力するための入力端子Vdと、信号増幅部U21と、インバータU11と、フィルタユニットU31とを備える点で、第1の実施形態に係る変調回路10(図5参照)と異なる。そこで、以降では、本実施形態に係る変調回路10aの構成について、第1の実施形態に係る変調回路10と異なる部分に着目して説明する。
図6に示すように、入力端子VdとトランジスタM2のゲート端子側との間には、インバータU11が介在し、インバータU11の入力側に位置する節点n3から引き出された信号線が、トランジスタM3のゲート端子に接続されている。そのため、入力端子Vdにデジタル信号を入力した場合に、トランジスタM3のゲート端子には、トランジスタM2のゲート端子に入力されるデジタル信号を反転させたデジタル信号が入力される。即ち、トランジスタM2に入力されるデジタル信号を第1のデジタル信号とした場合に、トランジスタM3のゲート端子には、第1のデジタル信号を反転させた第2のデジタル信号が入力されることとなる。換言すると、第1のデジタル信号と第2のデジタル信号とは、相補信号の関係にある。
このような構成により、トランジスタM2がオン状態のときにはトランジスタM3はオフ状態となり、トランジスタM2から出力された変調波信号は、出力端子TxOUTから出力される。また、トランジスタM2がオフ状態のときにはトランジスタM3はオン状態となり、このときにトランジスタM2から出力される信号をグランド側に出力する。なお、トランジスタM2がオフ状態のときにトランジスタM2から出力される信号が、キャリアリークに相当する。
即ち、第1の実施形態に係る変調回路10と同様に、トランジスタM2がオフ状態のときにはトランジスタM3がオン状態となり、トランジスタM2からのキャリアリークをグランド側に出力する。これにより、トランジスタM2から出力される変調波信号において、オフ時のキャリアリークが除去され、良好なオン/オフ比の変調波信号を出力することが可能となる。
また、節点n3と入力端子Vdとの間に、信号増幅部U21を介在させてもよい。信号増幅部U21は、例えば、複数のインバータを直列に接続させた(即ち、多段接続させた)多段インバータにより構成してもよい。このとき、直列に接続させるインバータの数は、少なくとも2〜3以上が望ましい。信号増幅部U21は、入力端子Vdから入力された信号を増幅させる。なお、信号増幅部U21を構成する各インバータは、図7には図示しないが、電圧Vccにより駆動する。そのため、増幅された信号の振幅のうち、出力が0〜Vccの範囲を超える部分はクリッピング(Clipping)される。即ち、クリッピングされた期間における当該信号の出力(即ち、振幅)は、0か電圧Vccのいずれかで示される出力(閾値)に保持された状態となる。
例えば、図7は、信号増幅部U21による増幅前後の入力信号の波形の一例を示している。図7において、横軸は時間を示しており、縦軸は信号の出力の大きさを電圧で示している。また、図7において、参照符号g11は、入力端子Vdから入力された入力信号の波形を示している。即ち、図7に示す例は、信号の立ち上がりや立下りに遅延が生じ、正弦波に近い波形のデジタル信号が入力端子Vdから入力された場合を想定している。また、参照符号g12は、信号増幅部U21からの出力信号の波形を示している。図7に示すように、信号増幅部U21は、入力信号g11を増幅し、信号増幅部U21のダイナミックレンジを超える振幅をクリッピングすることで、出力信号g12を出力する。
このように、微弱な(振幅の小さい)デジタル信号が入力端子Vdから入力された場合においても、信号増幅部U21を介すことにより、振幅が増幅された矩形波に近い波形を得られ、良好なオン/オフ比を実現することが可能となる。
また、トランジスタM2の前段、即ち、ゲート端子側にフィルタユニットU31を設けてもよい。図7に示す例では、フィルタユニットU31は、インバータU11とトランジスタM2のゲート端子との間に設けられている。フィルタユニットU31は、トランジスタM2のゲート端子側に漏れ出した搬送波信号f12(即ち、キャリアリーク)を、グランドに流すことにより除去する。換言すると、フィルタユニットU31は、搬送波信号f12の周波数成分を除去するノッチフィルタの役割を果たす。
具体的な一例として、フィルタユニットU31は、図6に示すように、インダクタンスLLSとコンデンサCLSの直列回路で構成することができる。このとき、インダクタンスLLSとコンデンサCLSによる直列LC回路の共振周波数が、搬送波信号f12の周波数となるように、インダクタンスLLS及びコンデンサCLSそれぞれのインピーダンスを調整する。
なお、トランジスタM2の入力側、即ち、トランジスタM2のゲート端子側を流れる信号は、デジタル信号f11と、トランジスタM2のゲート端子側に漏れ出した搬送波信号f12となる。このとき、デジタル信号f11の周波数は数百MHz〜数GHz程度であるのに対し、搬送波信号f12の周波数は60GHz〜100GHzであり、デジタル信号f11と搬送波信号f12との間で周波数に差がある。そのため、フィルタユニットU31を適用することで、トランジスタM2のゲート端子側に漏れ出した搬送波信号f12(キャリアリーク)を選択的に除去することが可能となる。
なお、上記では、直列LC回路により、搬送波信号f12の周波数成分をグランドに流す構成について説明したが、トランジスタM2のゲート端子側に漏れ出したキャリアリークを除去できれば、フィルタユニットU31の構成は限定されない。
以上のように、フィルタユニットU31を設けることで、トランジスタM2のゲート端子側に漏れ出すキャリアリークがフィルタユニットU31で除去される。これにより、変調回路10aは、当該キャリアリークによる信号の劣化を防止し、良好なオン/オフ比の変調波信号を出力することが可能となる。
なお、図7に示す例では、信号増幅部U21とフィルタユニットU31との双方を備えた、変調回路10aについて説明したが、信号増幅部U21及びフィルタユニットU31のうちいずれか一方のみを設けてもよいし、設けなくてもよい。例えば、トランジスタM2のオン/オフを切り替えるために十分な振幅のデジタル信号を入力端子Vdから入力させることが可能であれば、信号増幅部U21を設けなくてもよい。また、トランジスタM2のゲート端子側に漏れ出すキャリアリークの影響が許容できるほど小さい場合には、フィルタユニットU31を設けなくてもよい。
また、図6に示す変調回路10に対して、フィルタユニットU31を設けることで、トランジスタM2のゲート端子側に漏れ出すキャリアリークの影響を低減させてもよい。
[実施例1]
次に、図6に示す変調回路10aを用いた場合の変調波信号f21のオン/オフ比について、図8〜図10を参照しながら、変調波信号f21のシミュレーション結果に基づき以下に説明する。
次に、図6に示す変調回路10aを用いた場合の変調波信号f21のオン/オフ比について、図8〜図10を参照しながら、変調波信号f21のシミュレーション結果に基づき以下に説明する。
まず、実施例1として、図6に示す変調回路10aを用いた場合の変調波信号f21のシミュレーション結果について説明する。図8は、実施例1に係る変調回路10aから出力される変調波信号のシミュレーション結果として、変調波信号f21の波形を示している。図8において、横軸は時間を示しており、縦軸は信号の出力の大きさを電圧で示している。図8に示す例は、デジタル信号f11として1GHzのデジタル信号を用い、搬送波信号f12として80GHzの信号を用いた場合のシミュレーション結果を示している。なお、以降では、実施例1に係る変調波信号のシミュレーション結果を「変調波信号g21」と呼ぶ場合がある。
図8に示すように、変調波信号g21は、オフ区間における振幅V71が10.2[mVpp]、オン区間における最大振幅V73が1.162[Vpp]を示している。なお、変調波信号g21の変調指数mは、オフ区間における振幅V71と、オン区間における最大振幅V73とに基づき、m=98.3[%]となる。
次に、比較例1として、図6に示す変調回路10aにおいてトランジスタM3で示されたスイッチ回路を除いた変調回路10bを用いた場合の変調波信号f21のシミュレーション結果について説明する。図9は、比較例1に係る変調回路10bから出力される変調波信号のシミュレーション結果として、変調波信号f21の波形を示している。図9において、横軸は時間を示しており、縦軸は信号の出力の大きさを電圧で示している。なお、シミュレーションの条件は、実施例1の場合と同様である。なお、以降では、比較例1に係る変調波信号のシミュレーション結果を「変調波信号g31」と呼ぶ場合がある。
図9に示すように、変調波信号g31は、オフ区間における振幅V81が68.95[mVpp]、オン区間における最大振幅V83が1.148[Vpp]を示している。図9に示す変調波信号g31と図8に示す変調波信号g21とを比較するとわかるように、トランジスタM3を有さない変調回路10bの場合には、トランジスタM3を備えた変調回路10aの場合に比べて、オフ区間における振幅が増大している。また、変調波信号g31の変調指数mは、オフ区間における振幅V81と、オン区間における最大振幅V83とに基づき、m=88.7[%]となる。
次に、比較例2として、図6に示す変調回路10aにおいてトランジスタM3で示されたスイッチ回路と、フィルタユニットU31とを除いた変調回路10cを用いた場合の変調波信号f21のシミュレーション結果について説明する。図10は、比較例2に係る変調回路10cから出力される変調波信号のシミュレーション結果として、変調波信号f21の波形を示している。図10において、横軸は時間を示しており、縦軸は信号の出力の大きさを電圧で示している。なお、シミュレーションの条件は、実施例1及び比較例1の場合と同様である。なお、以降では、比較例2に係る変調波信号のシミュレーション結果を「変調波信号g32」と呼ぶ場合がある。
図10に示すように、変調波信号g32は、オフ区間における振幅V91が74.35[mVpp]、オン区間における最大振幅V93が931.7[mVpp]を示している。また、変調波信号g32の変調指数mは、オフ区間における振幅V91と、オン区間における最大振幅V93とに基づき、m=85.2[%]となる。
ここで、図11を参照する。図11に示すデータd10は、実施例1、比較例1、及び比較例2における変調指数と信号の振幅との比較結果である。参照符号d101は、変調指数mを示している。また、参照符号d102は、オン区間における信号の最大振幅を示しており、参照符号d103は、オフ区間における信号の振幅を示している。
図11に示すように、実施例1に係る変調回路10aを用いた場合には、オフ区間における振幅が10.2[mVpp]、変調指数が98.3[%]であり、良好なオン/オフ比が得られていることがわかる。これに対して、変調回路10aからトランジスタM3で示されたスイッチ回路を取り除いた、比較例1に係る変調回路10bの場合には、オフ区間における振幅が68.95[mVpp]に増大しており、変調指数も88.7[%]に劣化している。このことから、実施例1に係る変調回路10aは、トランジスタM3で示されたスイッチ回路を設けることで、オフ区間におけるキャリアリークを除去し、良好なオン/オフ比を得られていることがわかる。
次に、比較例2の結果に着目する。比較例2は、比較例に係る変調回路10bから、さらにフィルタユニットU31を取り除いた変調回路10cの場合を示している。比較例1及び2のオフ区間の振幅d103を比較するとわかるように、比較例2は、比較例1に比べて、オフ区間における振幅値が68.95[mVpp]から74.35[mVpp]に増大している。また、比較例2の場合には、オン区間における最大振幅が931.7[mVpp]であり、実施例1や比較例1の場合に比べて劣化していることもわかる。これに伴い、比較例2の変調指数は85.2[%]となり、比較例1よりもさらに劣化している。このことから、実施例1に係る変調回路10aは、フィルタユニットU31を設けることで、オン区間及びオフ区間におけるキャリアリークの影響を小さくし、良好なオン/オフ比を得られていることがわかる。
[実施例2]
次に、実施例2として、図6に示す変調回路10aの消費電流(即ち、図6における電流Icoreの電流値)のシミュレーション結果について、図12を参照しながら以下にまとめる。図12は、実施例2に係る変調回路10aにおける消費電流のシミュレーション結果の一例である。
次に、実施例2として、図6に示す変調回路10aの消費電流(即ち、図6における電流Icoreの電流値)のシミュレーション結果について、図12を参照しながら以下にまとめる。図12は、実施例2に係る変調回路10aにおける消費電流のシミュレーション結果の一例である。
なお、実施例2では、消費電流のシミュレーションにあたり、図7に示した入力信号g11を入力端子Vdからの入力信号として用いている。即ち、実施例2では、入力信号として出力が約0.5Vpp、周波数が1GHzの正弦波を用いてシミュレーションを行った。また、トランジスタM2のゲート端子には、信号増幅部U21により入力信号g11に対して増幅及びクリッピングが施され信号g12が入力される。即ち、トランジスタM2は、図12の信号g12に示すように、出力が1.25[Vpp]、周波数が1GHzの矩形波により駆動することとなる。なお、図12の入力信号g11及び信号g12に対応する横軸及び縦軸は、図7と同様に、横軸が時間を示しており、縦軸が信号の出力の大きさを電圧で示していることは言うまでもない。
図12のグラフg41は、トランジスタM2を信号g12により駆動させた場合の、トランジスタM1及びM2により構成されたカスコード増幅回路、即ち、変調回路10aの消費電流のシミュレーション結果を示している。図12のグラフg41に対応する横軸は、入力信号g11及び信号g12と共通の横軸を示している。また、グラフg41の縦軸はトランジスタM2の消費電流を示している。
図12に示すように、グラフg41と信号g12の波形とは同期している。即ち、信号g12のオン区間では、信号g12に基づきトランジスタM2が駆動して電流が消費される。一方で、図12に示すように、信号g12のオフ区間ではトランジスタM2がオフ状態となって回路が停止し、消費電流が0[mA]となっていることがわかる。そのため、実施例2に係る変調回路10aでは、図12に示すように、2[Gbps]相当のデジタル信号を入力した場合に、平均動作電流を3.3[mA]まで抑えることが可能となった。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態に係る変調回路10及び10aは、トランジスタM2がオフ状態のときにはトランジスタM3がオン状態となり、トランジスタM2からのキャリアリークをグランド側に出力する。これにより、本実施形態に係る変調回路10及び10aは、トランジスタM2から出力される変調波信号において、オフ時のキャリアリークが除去され、良好なオン/オフ比の変調波信号を出力することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る変調回路10及び10aは、トランジスタM2がオフ状態のときにはトランジスタM3がオン状態となり、トランジスタM2からのキャリアリークをグランド側に出力する。これにより、本実施形態に係る変調回路10及び10aは、トランジスタM2から出力される変調波信号において、オフ時のキャリアリークが除去され、良好なオン/オフ比の変調波信号を出力することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10、10a 変調回路
M1、M2、M3 トランジスタ
U11 インバータ
U21 信号増幅部
U31 フィルタユニット
U90 信号出力部
RFIN 発振回路
M1、M2、M3 トランジスタ
U11 インバータ
U21 信号増幅部
U31 フィルタユニット
U90 信号出力部
RFIN 発振回路
Claims (7)
- ゲート端子に第1の信号が入力される第1のトランジスタと、
ソース端子が前記第1のトランジスタのドレイン端子に接続されることで当該第1のトランジスタにカスコード接続され、ゲート端子に前記第1の信号よりも周波数の低い第2の信号が入力され、前記第1の信号により前記第2の信号を変調して出力する第2のトランジスタと、
前記第2のトランジスタの出力側に設けられたスイッチ回路と、
を備え、
前記スイッチ回路は、前記第2のトランジスタのオフ状態への切り替えに同期してオン状態となり、前記第2のトランジスタのオン状態への切り替えに同期してオフ状態となることを特徴とする、変調回路。 - 前記第2の信号を反転させて、反転後の当該第2の信号を前記第2のトランジスタのゲート端子に入力させるインバータを備え、
前記スイッチ回路は、前記インバータにより反転される前の前記第2の信号により切り替えが制御されることを特徴とする、請求項1に記載の変調回路。 - 前記スイッチ回路は、第3のトランジスタからなり、前記インバータにより反転される前の前記第2の信号がゲート端子に入力されることで駆動することを特徴とする、請求項2に記載の変調回路。
- 前記第2のトランジスタのゲート端子側に、前記第1のトランジスタから出力された前記第1の信号を遮断するフィルタを備えたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変調回路。
- 前記第2のトランジスタのゲート端子側に信号増幅部を備え、
前記信号増幅部は、前記第2の信号を受けて、自身を駆動させる電源電圧に基づく振幅値を有するデジタル信号を前記第2のトランジスタのゲート端子に向けて出力することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の変調回路。 - 前記信号増幅部は、複数のインバータが直列に接続されて構成されることを特徴とする、請求項5に記載の変調回路。
- デジタル信号を、前記デジタル信号よりも周波数の高い搬送波で変調して変調信号を出力する変調回路と、
前記変調信号を送信する送信部とを、
を備えた、無線通信装置であって、
前記変調回路は、
ゲート端子に前記搬送波が入力される第1のトランジスタと、
ソース端子が前記第1のトランジスタのドレイン端子に接続されることで当該第1のトランジスタにカスコード接続され、ゲート端子に前記デジタル信号が入力され、前記搬送波により前記デジタル信号を変調して出力する第2のトランジスタと、
前記第2のトランジスタの出力側に設けられたスイッチ回路と、
を備え、
前記スイッチ回路は、前記第2のトランジスタのオフ状態への切り替えに同期してオン状態となり、前記第2のトランジスタのオン状態への切り替えに同期してオフ状態となることを特徴とする、無線通信装置。
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