JP2015012325A - クロストーク測定装置及びクロストーク測定方法 - Google Patents

クロストーク測定装置及びクロストーク測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光通信におけるモード間のクロストークを測定することができるクロストーク測定装置を提供する。【解決手段】モード毎に変調周波数又は変調データの少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力して、信号光とクロストーク光の強度差によってモード間のクロストークを測定するクロストーク測定装置であって、異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成して出力する光送信手段と、光送信手段から出力された変調信号光が被測定物に入力されて異なるモードに変換され、該被測定物より出力された出力光を受信する光受信手段と、光受信手段により受信した出力光の変調信号に基づき、被測定物のモード間のクロストークを算出するクロストーク算出手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光通信におけるクロストークを測定するクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法に関する。
近年の光ファイバ通信の普及に伴うブロードバンドサービスの急速な発展とともに、通信容量は年々増え続けている。通信容量の急増に対応する光ネットワークの大容量化は、これまで、光ファイバの構造は変えずに、光通信システム装置の大容量化により実現されてきた。現在の大容量光ネットワークの基盤となっている光ファイバは、1本の光ファイバに光信号の通路となる1つのコアを持つもので、毎秒1テラビットの容量を長距離に渡り伝送する光ネットワークが実用化されている。しかし、近年の通信容量の増加率から、さらなる通信容量の大容量化が課題となっていた。
このような中で、1つのコアに複数のモードを伝送させるモード分割多重光通信技術が注目されている。複数のモードを用いることで、1本の光ファイバで伝送できる容量はモード数分だけ増大する。このモード分割多重光通信の実現には、複数のモードを伝搬するマルチモード光ファイバ(伝搬モードの制御がしやすい低次の少数のモードのみを選択的に伝搬する数モード光ファイバ・フューモード光ファイバを含む)や、モードを合波、分波できるモード合分波器が重要部品である。最近の光伝送試験では、LP01とLP11(LP11aとLP11bに縮退)モードの3つのモード(LP01モード、LP11aモード、LP11bモード)を伝搬するよう設計された数モード光ファイバと、位相板と空間光学系によるモード合分波器によるモード分割多重伝送が示された(例えば、非特許文献1、2参照)。
また、数モード光ファイバと、スポット型のモード合分波器によるモード分割多重伝送(例えば、非特許文献3参照)、三つのコアを近接させた強結合型の数モード光ファイバと3つのコリメーターによるモード分割多重伝送(例えば、非特許文献4参照)などが報告されている。さらに、数モード光ファイバと、6本の導波路を近接させたモード合分波器を用いて、1本のコアで6つのモードまで伝搬させた伝送(例えば、非特許文献5参照)が報告されている。また、上記伝送以外のその他のモード合分波器として、垂直グレーティング型のモード合分波器(例えば、非特許文献6参照)や、グレーティング型のモード合分波器(例えば、非特許文献7参照)が報告されている。
これらマルチモード光ファイバやモード合分波器内、そしてこれら光部品の接続点において、あるモードが別のモードに変換されることでクロストークとなり、信号品質が劣化する。そのため、モード分割多重通信用では、モード間のクロストークは重要な性能指数の一つである。複数モードのモード間クロストークを測定する方法として、以下のような測定方法がある。
非特許文献8には、各モードグループのパルス波形のモーメントとエネルギーを測定し、モード結合係数を計算する方法が開示されている。また非特許文献9には、管状のモードをマルチモード光ファイバに入力し、出力されたフィールド分布の内側のモード(モードμ1=2、Fig.6b)と、外側のモード(モードμ2=12、Fig.6a)をマスキング技術で空間的に分け、それぞれのパワーを測定してモードクロストークを算出する方法が開示されている。
R.Ryf et al.,OFC2011、PDPB10. E.Ip et al.,OFC2013、PDP5A.2. R.Ryf et al.,OFC2012、PDP5B.5. S.Randel et al.,OFC2012、PDP5C.2. R.Ryf et al.,OFC2013、PDP5A.1. A.M.J.Koonen et al.,IEEE Photonics Technology Letters、Vol.24、No.21、pp.1961-1964、Nov.2012. I.Giles et al.,IEEE Photonics Technology Letters、Vol.24、No.21、pp.1922-1925、Nov.2012. K.Kitayama et al.,Applied Optics、Vol.17、No.24、pp.3979-3983、Dec.1978. S.Berdague et al.,Applied Optics、Vol.21、No.11、pp.1950-1955、June 1982.
このように、近年ではモード分割多重光通信技術の研究開発が急速に進んでおり、モード分割多重伝送技術による更なる伝送容量の拡大や実用システムへの導入には、高性能なマルチモード光ファイバやモード合分波器の実現が必須である。これら光部品の、伝送における性能の評価指標として、モード間の損失差、モード分散、モード間のクロストークなどがあり、正確に評価することが重要である。
上記評価指標のうち、モード間の損失差やモード分散は、従来の測定技術で評価できるものの、モード間のクロストークを評価する一般的な測定法は無く、従来技術では定量化が困難であった。モード間のクロストークとは、あるモードが別のモードに変換される割合を示したものであり、光部品単体だけでなく、光部品間の接続点でも生じる。したがって、モード分割多重伝送用装置の組み立て、光伝送路の構築、実システムへの導入時など、随時評価する必要があり、モードクロストークを精度良く測定できる方法の確立、およびユーザが簡単に測定できるための測定装置が必要とされていた。
前述した従来技術を適用して、モード結合係数を求め、それよりモードクロストークを推定する手法が考えられるが、この方法には以下の問題がある。非特許文献8のFig.3に、各モードを8.5km伝搬させた後の出力波形が示されている。モードグループ5〜8は判別できるものの、モードグループ0〜4は重なっており、判別するのが困難である。また、非特許文献8のFig.7に、各モードを0.51km伝搬させた後の出力波形が示されている。これでも、モードグループ0〜4は判別するのが困難である。また、非特許文献8のFig.10に、モード結合係数の理論値と測定値が示されている。8.5km伝搬させたケース1では、理論値と測定値の傾向が比較的合っているが、0.51km伝搬させたケース2では、理論値と測定値は大きくずれている。被測定物の長さによって、モード結合係数の測定精度が変化し、測定できる被測定物の長さが限られる。さらに、異なる被測定物では、長さと測定精度の関係も異なる可能性があり、どの長さであれば測定できるか不明確である。
以上の結果から、従来技術による方法では低次のモードグループの判別が困難であり、近年のモード分割多重通信で用いられている低次のモードの結合係数を求めることができない。また、被測定物の長さによって測定精度が変化し、測定値の精度が不明確という問題がある。
また、前述した従来技術を適用して、フィールド分布の強度の測定によりモードクロストークを算出する手法が考えられるが、この方法には以下の問題がある。近年のモード分割多重伝送で使用される代表的なモードであるLP01モード(基本モード)や、LP11モードのフィールド分布は互いに重なり合っているため、フィールド分布が分別できず、これらのモードのモードクロストークが測定できない。このように、フィールド分布を用いる方法では、内側のモード(モード2)と、外側のモード(モード12)のように特殊な形状を有するモードに限られ、一般的なモードのモードクロストークには適用できないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、光通信におけるモード間のクロストークを測定することができるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を提供することを目的とする。
本発明は、モード毎に変調周波数又は変調データの少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力して、信号光とクロストーク光の強度差によってモード間のクロストークを測定するクロストーク測定装置であって、異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成して出力する光送信手段と、前記光送信手段から出力された前記変調信号光が被測定物に入力されて異なるモードに変換され、該被測定物より出力された出力光を受信する光受信手段と、前記光受信手段により受信した前記出力光の変調信号に基づき、前記被測定物のモード間のクロストークを算出するクロストーク算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記変調信号光がM個(Mは、2以上の整数)の変調周波数の異なる変調信号光であることを特徴とする。
本発明は、前記光受信手段は、受信した前記出力光を電気信号に変換する光電気変換手段と、変調周波数に対する前記電気信号の強度を測定する電気信号測定手段とをさらに備え、前記クロストーク算出手段は、前記変調周波数それぞれに対する前記電気信号の測定強度間の差分より前記クロストークを算出することを特徴とする。
本発明は、前記光受信手段は、受信した前記出力光の波長もしくは周波数に対する光パワーを測定する光測定手段をさらに備え、前記変調周波数が、前記波長もしくは周波数の測定分解能よりも大きく、前記光透過スペクトルの波長λとλ(pとqは異なる整数)もしくは周波数νとνに対する透過率の差分より前記クロストークを算出することを特徴とする。
本発明は、前記変調信号光がM個(Mは、2以上の整数)のデータの異なる変調信号光であることを特徴とする。
本発明は、前記光受信手段は、受信した前記出力光の符号誤り率を測定する符号誤り率測定手段をさらに備え、前記クロストーク算出手段は、前記M個の変調信号光に対し測定された符号誤り率よりQ値ペナルティを求め、該Q値ペナルティ値の差分より前記クロストークを算出することを特徴とする。
本発明は、前記光受信手段は、1入力M出力のモード分波器を備える、もしくは、前記光送信手段は、M入力1出力のモード合波器を備える、もしくは、前記光送信手段にM入力1出力のモード合波器を、前記光受信手段に1入力M出力のモード分波器を備えることを特徴とする。
本発明は、モード毎に変調周波数又は変調データの少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力して、信号光とクロストーク光の強度差によってモード間のクロストークを測定するクロストーク測定装置が行うクロストーク測定方法であって、異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成して出力する光送信ステップと、前記光送信ステップにより出力された前記変調信号光が被測定物に入力されて異なるモードに変換され、該被測定物より出力された出力光を受信する光受信ステップと、前記光受信ステップにより受信した前記出力光の変調信号に基づき、前記被測定物のモード間のクロストークを算出するクロストーク算出ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、光通信におけるモード間のクロストークを簡単な装置構成で容易に測定することができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態におけるモード間のクロストークの測定方法の基本構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるモード間のクロストーク測定方法の一例を示す説明図である。 図2に示すクロストーク測定方法によって測定したそれぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。 モード間のクロストーク測定方法の一例を示す説明図である。 図4に示すクロストーク測定方法によって測定したそれぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。 第1実施形態で用いた光送信部101、被測定物102及び光受信部103の内部構成を示すブロック図である。 第2実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態における光スイッチを光受信部に内蔵したクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 電気スイッチを光受信部に内蔵したクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 図10に示すクロストーク測定装置において、それぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。 M個のシングルモード入力をM個のモードに変換・合波し出力するモード合波器301と、モード分割多重信号を伝送するマルチモード光ファイバ302とから構成された被測定物の構成を示すブロック図である。 図12に示すクロストーク測定装置において、それぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。 図11に示す測定強度と図13に示す測定強度の差分を示す図である。 第5実施形態におけるモードクロストークの測定装置を示すブロック図である。 波長に対する透過スペクトルの測定結果を示す図である。 周波数に対する透過スペクトルの測定結果を示す図である。 第6実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 第7実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 第8実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 第9実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 第10実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 図22に示す測定器401の外観を示す図である。 第11実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。 データ1のみ入力時、データ1とデータ2入力時、データ1、2、3入力時に対するQ値を示す図である。 測定で使用したデータ1のQ値ペナルティとクロストークの関係を示す図である。 第12実施形態におけるクロストーク測定装置の内部構成を示すブロック図である。 図27に示すクロストーク測定装置の外観を示す図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図1は同実施形態におけるモード間のクロストークの測定方法の基本構成を示すブロック図である。なお、本明細書及び図面において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。本実施形態におけるクロストーク測定では、異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成する光送信部101と、光を受信する光受信部103を用いる。光送信部101で生成された複数の変調信号光1、変調信号光2、…、変調信号光M(Mは2以上の整数)は被測定物102に入力され、被測定物102内部で異なるモードに変換される。そして、被測定物102より出力された出力光が光受信部103で受信され、その変調信号により被測定物102のモード間のクロストークを算出する。以上が本実施形態におけるクロストーク測定装置で用いる測定方法の基本構成である。
次に、モード間のクロストーク測定方法をより具体的に説明する。本実施形態では、変調信号光として、変調周波数が異なるM個(Mは2以上の整数)の変調信号光を使用した。また測定方法を理解しやすくするため、本実施形態で評価する被測定物102はM本の入力ポートとM本の出力ポートを備え、光をm(1≦m≦M)本目の入力ポートより入力すると主にモードmが励振され、被測定物102内のモードmの光は主にm本目の出力ポートより出力される性質を有すると仮定する。これについては図6を参照して後述する。
図2は、第1実施形態におけるモード間のクロストーク測定方法の一例を示す説明図である。図2に示すように、光送信部101において生成した変調周波数fm1、fm2、…、fmMのM個の変調信号光を被測定物102のM本の入力ポートにそれぞれ入力し、被測定物102の1本目の出力ポートから出力された出力光の強度を光受信部103で測定する。図3は、図2に示すクロストーク測定方法によって測定したそれぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。図3において、縦軸Pは電気の測定強度Pから換算した値である。前述の通り、本実施形態の被測定物102は、変調周波数fm1の変調信号光1でモード1が励振されるので、変調周波数fm1における測定光強度Po1が、本被測定物102におけるモード1の透過パワーである。測定強度Pは受信した光の絶対強度でもよいし、入力に対する相対強度でもよい。
被測定物102に入力する前の変調周波数fm1の入力光強度と出力光強度との差分、すなわち入力に対する相対強度を取ることで、モード1のモード損失を同時に測定することもできる。続いて、変調周波数fm2の変調信号光2でモード2が励振され、大部分は本被測定物102のポート2より出力されるが、ポート1に漏れてきた光の測定強度がPo2である。したがって、Po1とPo2をデシベルに換算し、その差分より、モード1へのモード2のモードクロストークXT1−2を算出する。さらに、変調周波数fmMの変調信号光MでモードMが励振されるが、ポート1に漏れてきた光の測定強度がPoMである。モード1へのモードMのモードクロストークXT1−Mは同様に、(1)式により算出する。
XT1−M=−(10・log10o1−10・log10oM)=−10・log10(Po1/PoM)・・・(1)
図4は、モード間のクロストーク測定方法の一例を示す説明図である。図4に示すように、光送信部101において生成した変調周波数fm1、fm2、…、fmMのM個の変調信号光を被測定物102のM本の入力ポートにそれぞれ入力し、被測定物102の2本目の出力ポートから出力された出力光の強度を光受信部103で測定する。図5は、図4に示すクロストーク測定方法によって測定したそれぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。図5において、縦軸Pは電気の測定強度Pから換算した値である。変調周波数fm2に対する測定光強度Po2と変調周波数fm1に対する測定光強度Po1間の差分よりモード2へのモード1のモードクロストークXT2−1が算出され、変調周波数fm2に対する測定光強度Po2と変調周波数fmMに対する測定光強度PoM間の差分よりモード2へのモードMのモードクロストークXT2−Mが算出される。残りの出力ポートについて同様の測定を行うことで、本被測定物102における全てのモード間の組み合わせのモードクロストークが得られる。
図6は、本実施形態で用いた光送信部101、被測定物102及び光受信部103の内部構成を示すブロック図である。光送信部101は、光源201と、光源201の光強度をM等分する光分岐211と、光分岐211に接続され、それぞれ変調周波数fm1、fm2、…、fmMで変調されるM(図6に示す例ではM=3)個の変調器221、222、223を備える。被測定物102はモード分割多重伝送路であり、M個のシングルモード入力をM個のモードに合波し出力するモード合波器301と、モード分割多重信号を伝送するマルチモード光ファイバ302と、モード多重された光を分波し、M個の出力にシングルモード光を出力するモード分波器303とから構成される。光受信部103は、受信した光信号を電気信号に変換する光電気変換器251と、変調周波数に対する電気信号の強度を測定する電気スペクトラム測定器261とを備える。光の測定強度Pと電気の測定強度Pの間にはP=k×P2 (k:係数)の関係があるので、電気スペクトラム測定器261における測定強度Pを光の強度Pに変換することで(1)式を用いることができる。
本実施形態の測定装置で用いる測定原理では、前述のように、ある変調周波数に対応する出力光強度の測定値のデシベル換算と、異なる変調周波数に対応する出力光強度の測定値のデシベル換算の差分を評価するので、測定しようとしているモードクロストークの範囲以上のダイナミックレンジを有する電気スペクトラム測定器261を用いることが望ましい。例えば、光ファイバ通信で評価されるクロストークは、一般的に0dB〜−40dBの範囲内であり、モードについてもこの範囲内が測定できれば充分である。電気スペクトラム測定器261のダイナミックレンジは一般的には70dB位あるので、本測定装置では、測定方法として原理的にモード分割多重伝送の実用システムに必要なモードクロストークの測定性能を充分備えていると言える。
次に、本実施形態によるモードクロストーク評価の一例を説明する。モード合波器301、モード分波器303としては、位相板と空間光学系を組み合わせたものを使用した(構成法は例えば非特許文献1のFig.1を参照)。モード合波器301の1本目の入力ポートよりシングルモード光を入力するとモード合波器301の出力ポートよりLP01モード(モード1)が出力され、モード合波器301の2本目の入力ポートよりシングルモード光を入力するとモード合波器301の出力ポートよりLP11aモード(モード2)が出力され、モード合波器301の3本目の入力ポートよりシングルモード光を入力するとモード合波器301の出力ポートよりLP11bモード(モード3)が出力されるようモード合波器301を構成した。
モード分波器303の入力ポートよりLP01モード(モード1)を入力するとモード分波器303の1本目の出力ポートよりシングルモード光が出力され、モード分波器303の入力ポートよりLP11aモード(モード2)を入力するとモード分波器303の2本目の出力ポートよりシングルモード光が出力され、モード分波器303の入力ポートよりLP11bモード(モード3)を入力するとモード分波器303の3本目の出力ポートよりシングルモード光が出力されるようモード合波器301を構成した。マルチモード光ファイバ302としては、長さ10kmのステップインデックス型の数モード光ファイバ(フューモード光ファイバ)を使用した。
光送信部101の光源201の波長は1550nm、M=3とし、光分岐211で3分岐した光を変調器221〜223により変調をかけた。前述の通り、本測定法では、異なる変調周波数でクロストーク光を識別するため、変調周波数に高調波成分や、変調周波数でビートが発生する可能性を考慮すれば、異なる変調周波数は互いに倍数関係になく、その差周波成分及び和周波成分が変調周波数と弁別できる関係にある変調周波数成分を選択することが望ましい。例えば、変調周波数fm1が150kHzだとすると、fm2〜fmMとして、150kHzの倍数である300kHz、450kHz、・・・、以外の変調周波数を用いることが望ましい。
さらに、モード分割多重通信技術では、モード間の群遅延時間差(Differential Group Delay:DGD)が重要な指標であり、長距離伝送にはDGDを抑えることが重要である。例えば、非特許文献5では、DGD特性の異なる複数の数モードファイバを組み合わせることで、DGDを10ns以下に抑えている。周波数はDGDの逆数で表すことができ、波形の劣化を防ぐためには、分散の影響が無い変調周波数を使用するとよい。すなわち、変調周波数として、モード間のDGDの逆数よりも小さい値を使用することが望ましい。使用するシステムによるが、一例として10nsを分散の上限とすると、変調周波数を100MHz以下に設定すればよい。
そこで、ここでは、変調周波数として上記条件を満たすfm1=150kHz、fm2=200kHz、fm3=250kHzを用いた。これら変調信号光をそれぞれ被測定物102のモード合波器301の1、2、3本目の入力ポートに入力した。被測定物102のモード分波器303の1本目の出力ポートから出力された出力光を光受信部103の光電気変換器251で電気信号に変換し、電気スペクトラム測定器261で変調周波数に対する電力レベルを測った結果、それぞれPe1=0.64、Pe2=0.0004、Pe3=0.0001であった。なお、これら測定電力は、入力光を直接光受信部103に入力して得られる電力レベルを1とした時の相対的な電力である。Pe1、Pe2、Pe3はそれぞれ、Po1=0.8、Po2=0.02、Po3=0.01に換算される。これら測定光強度は、入力光強度を1とした時の、光受信部で受光した光の相対的な強度である。前述の(1)式を用いて、これら測定光強度よりモードクロストークはXT1−2=−16dB、XT1−3=−19dBと算出された。すなわち、被測定物102であるモード分割多重伝送路におけるモード1へのモード2のモードクロストークは−16dB、モード1へのモード3のモードクロストークは−19dBと評価された。
本実施形態では、光源の波長は1つの波長に固定したが、波長を変えることで、モードクロストークの波長特性も測定できる。また、モードクロストークと同時にモード依存損失のスペクトルも測定できる。また、本実施形態では光源を3分岐して使用したが、任意の数の分岐、及び分岐比を用いることができる。絶対強度よりモードクロストークを算出する際は、各変調信号光の被測定物102への入力光強度が揃っていることが望ましいが、揃っていない場合は算出の際に校正してもよい。
相対強度よりモードクロストークを算出する際は、それぞれの変調信号光の入力光強度に対する相対値を使用するので、例えば3分岐の分岐比が1:2:2などであっても構わない。さらに、本実施形態では、被測定物102はM入力M出力としたが、任意の数の入力ポートと、任意の数の出力ポートを有する任意の被測定物102を評価することができる。モード合分波器とマルチモード光ファイバより構成されたモード分割多重伝送路以外の被測定物102も評価できるし、光合分波器や光ファイバの種類も任意である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。本実施形態では、第1実施形態とは異なる構成の光送信部101を用いた。図7は、第2実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。光送信部101は、M個の光源231〜233からなり、光のON/OFFによりそれぞれ変調周波数fm1、fm2、…、fmMで変調される。このように、複数の直接変調の光源231〜233により複数の変調信号光が生成されてもよいし、複数の光源にそれぞれ変調器が内蔵もしくは接続され、これら変調器により複数の変調信号光が独立した光源により生成されてもよい。
光源231〜233は異なる波長でもよいが、一般的な被測定物102のモードクロストークには波長依存性があると予想されるので、その影響を除き、より正確に評価するため、複数の光源の波長(周波数)は揃える方が望ましい。
本実施形態のモードクロストーク評価の一例を示す。光送信部101の光源231〜233の波長はいずれも1570nmとし、変調周波数としてfm1=150kHz、fm2=200kHz、fm3=300kHzを用いた。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。本実施形態では、第1実施形態とは異なる構成の光受信部103を用いた。第1実施形態では、図2、図3で示したように、測定する出力ポートごとに被測定物102の出力ポートを手動で切り替えて光受信部103で被測定物102より出力された出力光を受信した。本実施形態では、光受信部103に、受信した変調信号の光路を光学的に、もしくは、受信した変調信号の電気信号を電気的に切り替えるスイッチを備えることで、測定を容易にかつ高速化した。
図8は、光スイッチを光受信部に内蔵したクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。光受信部103は、光スイッチ281と、光スイッチ281に接続され、受信した光を電気信号に変換する光電気変換器251と、変調周波数に対する電気信号の強度を測定する電気スペクトラム測定器261とを備える。本実施形態では、光スイッチ281として、M(=3)入力、1出力の光スイッチを用い、被測定物102の1本目、2本目、M(=3)本目の出力ポートをそれぞれ光スイッチ281の1本目、2本目、M(=3)本目に入力した。光スイッチ281の1出力は光電気変換器251に入力した。第1実施形態では、被測定物102の1本目の出力ポートの測定を終えた後、手動で出力ポートをつなぎかえ、2本目以降の出力ポートを測定したのに対し、本実施形態では、測定後、光スイッチ281でポートを切り替えて次の測定に移った。
図9は、電気スイッチを光受信部に内蔵したクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。光受信部103は、受信した光を電気信号に変換する複数の光電気変換器251〜253と、光電気変換器251〜253の電気出力に接続された電気スイッチ271と、電気スイッチ271に接続され、変調周波数に対する電気信号の強度を測定する電気スペクトラム測定器261とを備える。本実施形態では、M(=3)個の光電気変換器を用い、被測定物102の1本目、2本目、M(=3)本目の出力ポートをそれぞれ光電気変換器251、252、253に入力した。電気スイッチ271として、M(=3)入力、1出力の電気スイッチを用い、光電気変換器251、252、253で電気信号に変換された変調信号を電気スイッチ271で切り替えることにより、それぞれの出力ポートの変調信号を測定した。
なお、本実施形態では、被測定物102の出力ポートの数と、光電気変換器の数、電気スイッチの入力ポート数を一致させたが、それらが異なっていてもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。本実施形態では、第1〜3実施形態とは異なる被測定物102のモード特性を評価する例を説明する。図10は、第4実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。図10において、被測定物102はモード合分波器であり、M個のシングルモード入力をM個のモードに合波し出力するモード合波器301より構成されている。変調周波数の異なる電気信号で変調された3つの変調信号光を、被測定物102のM(=3)本の入力ポートにそれぞれ入力し、被測定物102の出力ポートから出力された出力光の強度を光受信部103で測定する。
図11は、図10に示すクロストーク測定装置において、それぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。図11において、縦軸Pは電気の測定強度Pから換算した値である。なお、これら測定強度は、入力光強度を1とした時の、光受信部で受光した光の相対的な強度とした。この時、Po1、Po2、Po3のデシベル換算には、被測定物102のモードごとの過剰損失やモード変換損失などが含まれる。
図12は、被測定物102はモード合分波器にマルチモード光ファイバを接続したものであり、M個のシングルモード入力をM個のモードに合波し出力するモード合波器301と、モード分割多重信号を伝送するマルチモード光ファイバ302とから構成されたクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。変調周波数の異なる電気信号で変調された3つの変調信号光を、被測定物102のM(=3)本の入力ポートにそれぞれ入力し、被測定物102の出力ポートから出力された出力光の強度を光受信部103で測定した。図13は、図12に示すクロストーク測定装置において、それぞれの変調周波数に対する出力光の強度の測定結果を示す図である。図13において、縦軸Pは電気の測定強度Pから換算した値である。なお、これら測定強度は、入力光強度を1とした時の、光受信部で受光した光の相対的な強度とした。この時、Po1、Po2、Po3のデシベル換算には、被測定物102のモードごとの過剰損失やモード変換損失などが含まれる。
図14は、図11に示す測定強度と図13に示す測定強度の差分を示す図である。図14において、縦軸ΔPは電気の測定強度Pから換算した値Pの差分である。この差分は、被測定物102のうちのマルチモード光ファイバ302を各モードが伝搬した後に失われたパワーに相当し、モード依存損失とモードクロストークを含む。したがって、図14の測定値をデシベル換算し、マルチモード光ファイバ302のモード依存損失を引くことで、モード1〜3の、他のモードからのクロストークを求めることができる。
図11と図13において、測定強度の差がわずかであることから、本実施形態で評価したマルチモード光ファイバのモードクロストークは小さいと言える。このように、本実施形態の測定方法を適用することで、モードクロストークが小さな被測定物102のモードクロストークを測定することもできる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図15は本発明の第5実施形態におけるモードクロストークの測定装置を示すブロック図である。第1〜4実施形態では、光受信部103に入力された光を光電気変換器で電気信号に変換し、電気スペクトラム測定器により測定したが、本実施形態では、光受信部103に入力された光を光スペクトラム測定器により測定し、モードクロストークを算出する。
図15に示す測定装置では、異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成する光送信部101と、光を受信する光受信部103を用いる。光送信部101で生成された変調信号光は被測定物102に入力され、被測定物102内部で異なるモードに変換される。そして、被測定物102より出力された出力光が光受信部103で受信され、その変調信号により被測定物のモードクロストークが算出される。変調信号光として、変調周波数が異なるM個(M≧2の整数)の変調信号光を使用する。
光受信部103は、波長もしくは周波数に対する光パワーを測定する光スペクトラム測定器262からなる。そして、変調信号光の変調周波数fm1、fm2、…、fmMが、波長もしくは周波数の測定分解能よりも大きくなるよう、光スペクトラム測定器262を用いて光パワーを測定する。
本実施形態によるモードクロストーク評価の一例を示す。光送信部101の光分岐211で3分岐した光源201の光を変調器221〜223により変調周波数fm1、fm2、fm3で変調をかける。これら変調信号光をそれぞれ被測定物102のモード合波器301の1、2、3本目の入力ポートに入力する。被測定物102のモード分波器303の1本目の出力ポートから出力された出力光の光パワーを、光受信部103の光スペクトラム測定器262で測定する。この時の光スペクトラム測定器262の測定分解能は0.01nmに設定する。この分解能を周波数に換算すると、例えば波長1550nmでは約1.25GHz(周波数分解能=周波数×波長分解能/波長より計算)であるので、変調周波数fm1、fm2、fm3は、約1.25GHzよりも大きな値を用いる。
さらに、本モードクロストーク評価では、異なる変調周波数でクロストーク光を識別するため、変調周波数に高調波成分や、変調周波数でビートが発生する可能性を考慮すれば、異なる変調周波数は互いに倍数関係になく、その差周波成分及び和周波成分が変調周波数と弁別できる関係にある変調周波数成分を選択することが望ましい。例えば、変調周波数fm1が10GHzだとすると、fm2〜fmMとして、10GHzの倍数である20GHz、30GHz、・・・、以外の変調周波数を用いることが望ましい。本実施例では、上記条件を満たす変調周波数fm1=10GHz、fm2=19GHz、fm3=29GHzを用いる。
図16は、波長に対する透過スペクトルの測定結果を示す図である。縦軸は透過率とし、被測定物102の入力光に対する透過光の光パワーをPとしたとき、透過率は10・logPより計算される。波長λで透過率が最大となる。また、波長λとは異なる波長λにもピークが見られる。これは他のモードからのクロストークによるものであり、光透過スペクトルの波長λとλ(pとqは異なる整数)に対する透過率の差分よりモードクロストークがXT=−20dBと算出された。
図17は、周波数に対する透過スペクトルの測定結果を示す図である。同様に、光透過スペクトルの周波数νとν(pとqは異なる整数)に対する透過率の差分よりモードクロストークがXT=−20dBと算出された。
本実施形態のクロストーク測定装置で用いる測定原理では、前述のように、波長λもしくは周波数νにおける透過率と、異なる波長λもしくは周波数νにおける透過率の差分を評価するので、測定しようとしているモードクロストークの範囲以上のダイナミックレンジを有する光スペクトラム測定器262を用いることが望ましい。例えば、光ファイバ通信で評価されるクロストークは、一般的に0dB〜−40dBの範囲内であり、モードについてもこの範囲内が測定できれば充分である。光スペクトラム測定器のダイナミックレンジは一般的には80dB位あるので、本クロストーク測定装置では、測定方法として原理的にモード分割多重伝送の実用システムに必要なモードクロストークの測定性能を充分備えていると言える。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図18は、第6実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の光送信部101は、第1、第3、第4実施形態などと同じであり、本実施形態の光受信部103は、第3実施形態などと類似であるが、1入力M出力のモード分波器242を備える点で異なる。
このような構成にすることで、例えば、被測定物102として、図9で示したようなマルチモード光ファイバ302やモード分波器303が無くても、モード合波器301単体を直接測定でき、これまでに説明した測定方法でモードクロストークを評価できる。
<第7実施形態>
次に、本発明の第6実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図19は、第7実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の光受信部103は、第3実施形態などと同じであり、本実施形態の光送信部101は、第1、第3、第4実施形態などと類似であるが、M入力1出力のモード合波器241を備える点で異なる。
このような構成にすることで、例えば、被測定物102として、図9で示したようなモード合波器301やマルチモード光ファイバ302が無くても、モード分波器303単体を直接測定でき、これまでに説明した測定方法でモードクロストークを評価できる。また、モード合波器241を光送信部101に備えることで、この測定装置の光送信部におけるモード合波のモード変換率などの特性は既知となる。そのため、第4実施形態の測定方法で本測定装置を用いれば、図11に示す測定を行う必要が無くなり、被測定物102を直接測定して、1回の測定で図13に示す結果から図14に示す結果を算出できる。
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図20は、第8実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の光送信部101は、第1、第3、第4実施形態などと類似であるが、M入力1出力のモード合波器241を備える点で異なる。また、本実施形態の光受信部103は、第3実施形態などと類似であるが、1入力M出力のモード分波器242を備える点で異なる。
このような構成にすることで、例えば、被測定物102として、図9で示したようなモード合波器301やモード分波器303が無くても、マルチモード光ファイバ302単体を直接測定でき、これまでに説明した測定方法でモードクロストークを評価できる。また、モード合波器241を光送信部101に、モード分波器242を光受信部103に備えることで、この測定装置のモード合波、及び、モード分波のモード変換率などの特性は既知となる。そのため、校正は装置内部で行えばよく、測定のたびに校正をすることなく、被測定物102を測定できる。また、例えば、このようなクロストーク測定装置により、マルチモード光ファイバ302のモードクロストークの時間変動や、波長掃引して測定することで波長/周波数依存性なども容易に評価することができ、被測定物102の品質検査に有用である。
<第9実施形態>
次に、本発明の第9実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図21は、第9実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。前述した実施形態では、光送信部101で生成する変調信号光の数と被測定物102の入力ポートの数が等しい場合を説明したが、それらが異なっていてもよい。図21に示す通り、本実施形態では、異なる電気信号で変調された2つの変調信号光を生成する光送信部101と、光を受信する光受信部103とからなる。光送信部101は、光源201と、光源201の光強度を2等分する光分岐211と、光分岐211に接続され、それぞれ変調周波数fm1、fm2で変調される2個の変調器221、222とからなる。光受信部103は、受信した光を電気信号に変換する光電気変換器251と、変調周波数に対する電気信号の強度を測定する電気スペクトラム測定器261とを備える。
変調周波数fm1、fm2の変調信号光を、それぞれ被測定物102の1本目と2本目の入力ポートより入力する。そして、被測定物102の1本目の出力ポートより出力された出力光の強度を光受信部103で測定し、変調周波数(fm1、fm2)に対する測定強度(Po1、Po2)間のデシベル換算の差分よりモードクロストークを算出する。このような測定を、2つの入力ポートの組み合わせを変えながら繰り返し、全ての組み合わせに対するモードクロストークを評価する。本実施形態のように、最少で2種類の変調信号光があればモードクロストークが評価でき、最小限の装置で、任意の数の入出力ポートを有する被測定物102のモードクロストークを測定することができる。
<第10実施形態>
次に、本発明の第10実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図22は、第10実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。この構成は第9実施形態と類似であるが、光送信部101と光受信部103が一つの測定器401に収められた点が異なる。このように、光送信部101と光受信部103を一体にすれば、1つの測定装置でモードクロストークの測定を行うことができる。また、測定器401に、計算機461を含んでいてもよい。
図23は、図22に示す測定器401の外観を示す図である。測定器401の前面のパネルには、光送信部101で生成された変調信号光を出力する光出力ポート421、422と、光受信部103につながる光入力ポート411と、表示画面431と、操作パネル441と、電源スイッチ451とからなる。このように各実施形態で説明した本発明の構成要素を一つの筐体に収めることで、ユーザが簡単に測定できるようになる。
また、波長を掃引させながらモードクロストークを測定することで、モードクロストークの波長依存性を評価することができる。さらに、モードクロストーク以外にも、モード依存損失、モード間群遅延時間差、波長分散、偏波モード分散などを算出する機能も加えることで、被測定物102の光学特性を総合的に評価することができる。
<第11実施形態>
次に、本発明の第11実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。図24は、第11実施形態におけるクロストーク測定装置の構成を示すブロック図である。第1実施形態において説明した通り、モード間のクロストークの測定では、異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成する光送信部101と、光を受信する光受信部103を用いる。光送信部101で生成された変調信号光は被測定物102に入力され、被測定物102内部で異なるモードに変換される。そして、被測定物102より出力された出力光が光受信部103で受信され、その変調信号により被測定物102のモードクロストークが算出される。
本実施形態のモード間のクロストーク測定方法をより具体的に説明する。本実施形態では、変調信号光として、データが異なるM個(M≧2の整数)の変調信号光を使用する。この点が、第1〜第10実施形態と大きく異なる。図24に示すように、光送信部101で生成したデータdm1、dm2、…、dmMのM個の変調信号光を被測定物102のM(=3)本の入力ポートにそれぞれ入力し、被測定物102の1本目の出力ポートから出力された出力光を光受信部103で測定する。
測定には、ビット誤り率測定器291を用い、各データdm1、dm2、…、dmMに対するビット誤り率BER1、BER2、BER3を測定する。そして、ビット誤り率BER1、BER2、BER3よりQ値ペナルティQp、Qp、Qpを算出した。用いるデータにより、Q値ペナルティQp、Qp、Qpとクロストークの関係がそれぞれ決まるので、データdm1に対するQ値ペナルティQpから求めたクロストークとデータdm2に対するQ値ペナルティQpから求めたクロストークの差分より、データdm1に対するデータdm2のクロストークが算出される。このような測定をM本目の出力ポートまで繰り返すことで、本被測定物102におけるすべての組み合わせのモードクロストークが得られる。あるいは、別の測定方法として、あるデータdのみ入力した時のQ値と、あるデータdと、あるデータdとは別のデータの複数のデータを入力した時のQ値の差分がQ値ペナルティとなるので、あるデータdのQ値ペナルティとクロストークの関係より、あるデータdに対する、あるデータdとは別のデータからのクロストークが算出される。
図24に、一例として本実施形態で用いた光送信部101と光受信部103の内部構成を示す。光送信部101は、光源201と、光源201の光強度をM等分する光分岐211と、光分岐211に接続され、それぞれデータdm1、dm2、…、dmMを生成するM(=3)個の変調器221、222、223とからなる。光受信部103は、受信した光の符号誤り率を測定するビット誤り率測定器291を備える。
被測定物102はモード分割多重伝送路であり、M個のシングルモード入力をM個のモードに合波し出力するモード合波器301と、モード分割多重信号を伝送するマルチモード光ファイバ302と、モード多重された光を分波し、M個の出力にシングルモード光を出力するモード分波器303とから構成されている。
本実施形態のモードクロストーク評価の一例を説明する。モード合分波器301、303としては、シングルモード入力を複数のモードに合成するモード合分波デバイスを使用した(構成法は、例えば非特許文献5のFig.2や、非特許文献6のFig.3を参照)。マルチモード光ファイバ302としては、長さ25kmのグレーデッドインデックス型の数モード光ファイバ(フューモード光ファイバ)を4スパン接続したものを使用した。
光送信部101の光源201の波長は1550nm、M=3とし、光分岐211で3分岐する。これら変調信号光をそれぞれ被測定物102のモード合波器301の1、2、3本目の入力ポートに入力する。被測定物102のモード分波器303の1本目の出力ポートから出力された出力光を光受信部103のビット誤り率測定器291によって測定する。
本実施形態では、前述の測定方法のうち、後者の測定方法によりクロストークを評価した。図25は、データdm1のみ入力した場合、データdm1とデータdm2を入力した場合、そしてデータdm1、dm2、dm3を入力した場合のそれぞれのケースに対するQ値の測定結果を示す図である。また、図26は、データ1のQ値ペナルティとクロストークの関係を示す図である。それぞれのケースについて、ビット誤り率の測定値から各モードのQ値ペナルティが計算される。データdm1のみ入力した時のQ値と、データdm1とデータdm2を入力した時のQ値の差分からQ値ペナルティは0.5dBとなり、さらにデータdm1における図25の関係から、クロストークが−29dBと算出される。すなわち、データdm1に対するデータdm2のクロストークは−29dBと算出された。データdm2をデータdm3に置き換えることで、データdm1に対するデータdm3のクロストークも算出される。次に、データdm1のみ入力した時のQ値と、データdm1、dm2、dm3を入力した時のQ値の差分からQ値ペナルティは0.7dBとなり、さらにデータdm1における図25の関係から、クロストークが−25dBと算出される。すなわち、データdm1に対するデータdm2とデータdm3のクロストークは−25dBと算出された。このような測定をM本目の出力ポートまで繰り返すことで、本被測定物102におけるすべての組み合わせのクロストークが得られる。本実施形態では、データの異なる変調信号光を使用しているが、それが変調方式の違い(QPSK、AM、QAMなど)、PN長の違い、同一変調方式の多値度の違い(16QAMと32QAMと64QAMなど)、ビットレートの違いなどであってもよい。任意のデータやデータの組み合わせを用いることができる。
また、第2実施形態で示したように、複数の光源によりデータの異なる複数の変調信号光が生成されてもよい。また、第3実施形態で示したように、光受信部に、受信した変調信号の光路を光学的に、もしくは、受信した変調信号の電気信号を電気的に切り替えるスイッチを備えてもよい。それにより、測定を高速化かつ容易にできる。
また、第4実施形態で示したように、様々な異なる被測定物102のモード特性を評価することができる。さらに、図9に示した被測定物102を測定する前に、図10、図12のように被測定物102を測定することで、被測定物102の個々の要素のモード特性を明らかにし、キャリブレーションすることで、より正確にモードクロストークが評価できる。
また、第6〜8実施形態で示したように、光送信部にM入力1出力のモード合波器を備える、もしくは、光受信部に1入力M出力のモード分波器を備える、もしくは、光送信部にM入力1出力のモード合波器を、光受信部に1入力M出力のモード分波器を備えていてもよい。これにより、様々な種類の被測定物102が測定できる。
また、第9実施形態で示したように、光送信部で生成するデータの異なる変調信号光の数と被測定物102の入力ポートの数が異なっていてもよい。また、第10実施形態で示したように、光送信部101と光受信部103を一つの測定器401に収めてもよい。さらに、ユーザインタフェースを備えることで、1つの装置で簡単に測定できるようになる。
<第12実施形態>
次に、本発明の第12実施形態によるクロストーク測定装置及びクロストーク測定方法を説明する。本実施形態では、これまでに説明した各実施形態の特徴を一つの装置に収め、任意の組み合わせで測定できるようにしたものである。図27は、第12実施形態におけるクロストーク測定装置の内部構成を示すブロック図である。図28は、図27に示すクロストーク測定装置の外観を示す図である。なお、図中の424、412、413はマルチモードの入出力ポートである。
光送信部101の光スイッチ281、282、283の切り替えにより、ポート421、422、423より変調信号光を個別に出力してもよいし、装置内のモード合波器241により合波し、ポート424より複数のモードを合波した変調信号光を出力してもよい。また、例えば、光スイッチ281は個別出力ポート、光スイッチ282、283は合波ポート側にスイッチし、一部光をシングルモードで、一部光をマルチモードで出力してもよい。
光受信部103の電気スイッチ271により、光入力ポート411、もしくはマルチモード入力412、もしくはマルチモード入力を装置内のモード分波器242でシングルモードに分波した光のいずれかを、光電気変換器251を通して電気スペクトラム測定器261、もしくは光スペクトラム測定器262、もしくはビット誤り率測定器291のいずれかに切り替えて測定し、モードクロストークを算出してもよい。
また、波長を掃引させながらモードクロストークを測定することで、モードクロストークの波長依存性を評価することができる。さらに、モードクロストーク以外にも、モード依存損失、モード間群遅延時間差、波長分散、偏波モード分散などを算出する機能も加えることで、被測定物102の光学特性を総合的に評価することができる。
なお、前述した説明においては、モード毎に変調周波数又は変調データの少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力する例を説明したが、モード毎に変調周波数又は変調データ又は入力時間又は波長の少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力してもよい。このとき、波長の場合は波長依存性を補正するために波長を順次入れ替えて平均化したり、入力時間の場合は温度や振動などの時間変動の影響を補正する平均化したりする工夫を行うことが望ましい。
また、前述した説明において、変調信号光の変調周波数が波長もしくは周波数の測定分解能よりも大きい」とは、0〜信号光の線幅の和程度の周波数に発生する信号光同士のビート雑音と変調周波数との周波数差と異なるモードの変調周波数同士の周波数差がそれぞれ測定する際の分解能よりも大きいことを意味する。
以上説明したように、モード分割多重通信用のモード間のクロストーク測定装置において、モード毎に変調周波数又は変調データの少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力し、信号光とクロストーク光の強度差によってモード間のクロストークを測定するようにした。これにより、光通信におけるモード間のクロストークを簡単な装置構成で容易に測定することができる。
前述した実施形態におけるクロストーク測定装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
光通信におけるモード間のクロストークを簡単な装置構成で容易に測定することが不可欠な用途に適用できる。
101・・・光送信部、102・・・被測定物、103・・・光受信部、201・・・光源、211・・・光分岐、221〜223・・・変調器、231〜233・・・直接変調光源、241・・・M入力1出力のモード合波器、251〜253・・・光電気変換器、261・・・電気スペクトラム測定器、262・・・光スペクトラム測定器、271・・・電気スイッチ、281〜283・・・光スイッチ、242・・・1入力M出力のモード分波器、291・・・ビット誤り率測定器、301・・・モード合波器、302・・・マルチモード光ファイバ、303・・・モード分波器、401、402・・・測定器、411〜413・・・光入力ポート、421〜424・・・光出力ポート、431・・・表示画面、441・・・操作パネル、451、452・・・電源スイッチ、461・・・計算機

Claims (8)

  1. モード毎に変調周波数又は変調データの少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力して、信号光とクロストーク光の強度差によってモード間のクロストークを測定するクロストーク測定装置であって、
    異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成して出力する光送信手段と、
    前記光送信手段から出力された前記変調信号光が被測定物に入力されて異なるモードに変換され、該被測定物より出力された出力光を受信する光受信手段と、
    前記光受信手段により受信した前記出力光の変調信号に基づき、前記被測定物のモード間のクロストークを算出するクロストーク算出手段と
    を備えることを特徴とするクロストーク測定装置。
  2. 前記変調信号光がM個(Mは、2以上の整数)の変調周波数の異なる変調信号光であることを特徴とする請求項1に記載のクロストーク測定装置。
  3. 前記光受信手段は、受信した前記出力光を電気信号に変換する光電気変換手段と、
    変調周波数に対する前記電気信号の強度を測定する電気信号測定手段とをさらに備え、
    前記クロストーク算出手段は、前記変調周波数それぞれに対する前記電気信号の測定強度間の差分より前記クロストークを算出することを特徴とする請求項2に記載のクロストーク測定装置。
  4. 前記光受信手段は、受信した前記出力光の波長もしくは周波数に対する光パワーを測定する光測定手段をさらに備え、
    前記変調周波数が、前記波長もしくは周波数の測定分解能よりも大きく、
    前記光透過スペクトルの波長λとλ(pとqは異なる整数)もしくは周波数νとνに対する透過率の差分より前記クロストークを算出することを特徴とする請求項2に記載のクロストーク測定装置。
  5. 前記変調信号光がM個(Mは、2以上の整数)のデータの異なる変調信号光であることを特徴とする請求項1に記載のクロストーク測定装置。
  6. 前記光受信手段は、受信した前記出力光の符号誤り率を測定する符号誤り率測定手段をさらに備え、
    前記クロストーク算出手段は、前記M個の変調信号光に対し測定された符号誤り率よりQ値ペナルティを求め、該Q値ペナルティ値の差分より前記クロストークを算出することを特徴とする請求項5に記載のクロストーク測定装置。
  7. 前記光受信手段は、1入力M出力のモード分波器を備える、
    もしくは、前記光送信手段は、M入力1出力のモード合波器を備える、
    もしくは、前記光送信手段にM入力1出力のモード合波器を、前記光受信手段に1入力M出力のモード分波器を備える
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のクロストーク測定装置。
  8. モード毎に変調周波数又は変調データの少なくともいずれか一つが異なる信号光を入力して、信号光とクロストーク光の強度差によってモード間のクロストークを測定するクロストーク測定装置が行うクロストーク測定方法であって、
    異なる電気信号で変調された複数の変調信号光を生成して出力する光送信ステップと、
    前記光送信ステップにより出力された前記変調信号光が被測定物に入力されて異なるモードに変換され、該被測定物より出力された出力光を受信する光受信ステップと、
    前記光受信ステップにより受信した前記出力光の変調信号に基づき、前記被測定物のモード間のクロストークを算出するクロストーク算出ステップと
    を有することを特徴とするクロストーク測定方法。
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