JP2015012319A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーフィルタの透過率特性がオーバーラップした撮像画像から高色純度画像を取得可能な画像処理装置及び画像処理方法等を提供すること。【解決手段】画像処理装置100は、画像取得部110と補正処理部120を含む。画像取得部110は、第1透過率特性を有する第1色フィルタと、第2透過率特性を有する第2色フィルタと、第3透過率特性を有する第3色フィルタとを含む撮像素子20によって撮像された画像を取得する。そして補正処理部120は、第1透過率特性と第3透過率特性の重複部分の成分値を、画像を構成する第1色〜第3色の画素値b、g、rのうち第2色の画素値gに基づいて推定し、第1色〜第3色の画素値b、g、rを重複部分の成分値に基づいて補正する。【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法等に関する。
近年の撮像装置には、原色RGBのカラーフィルタを有する撮像素子が広く用いられている。カラーフィルタの帯域を広くするほど透過光量が増えて撮像感度が得られるため、一般的な撮像素子では、RGBのカラーフィルタの透過率特性を意図的にオーバーラップさせる手法が用いられている。
特開2001−174696号公報
しかしながら、カラーフィルタの透過率特性をオーバーラップさせると色の分離性が低下するため、撮像画像の色純度が低下するという課題がある。
例えば、特許文献1には、瞳分割による位相差検出を行う手法が開示されている。この手法では、右瞳がRとGを透過し、左瞳がGとBを透過し、撮像したRGB画像のうち視差を持つR画像とB画像の位相差を検出する。しかしながら、この手法では、左瞳に対応したB画像に右瞳の透過光が混入するという課題がある。即ち、撮像素子のBとGのカラーフィルタの透過率特性にオーバーラップがあるため、RとGを透過する右瞳の透過光がB画像に混入し、左右瞳の分離性が低下し、位相差検出の精度が低下する。これは、カラーフィルタの透過率特性をオーバーラップさせたことで、色の分離性が低下していることに起因する。
色純度を高くするには、透過率特性をオーバーラップさせずに分離する手法が考えられるが、この手法では撮像感度が低下してしまう。
本発明の幾つかの態様によれば、カラーフィルタの透過率特性がオーバーラップした撮像画像から高色純度画像を取得可能な画像処理装置及び画像処理方法等を提供できる。
本発明の一態様は、第1透過率特性を有する第1色フィルタと、第2透過率特性を有する第2色フィルタと、第3透過率特性を有する第3色フィルタとを含む撮像素子によって撮像された画像を取得する画像取得部と、前記第1透過率特性と前記第3透過率特性の重複部分の成分値を、前記画像を構成する第1色〜第3色の画素値のうち第2色の画素値に基づいて推定し、前記第1色〜第3色の画素値を前記重複部分の成分値に基づいて補正する補正処理部と、を含む画像処理装置に関係する。
また本発明の他の態様は、第1透過率特性を有する第1色フィルタと、第2透過率特性を有する第2色フィルタと、第3透過率特性を有する第3色フィルタとを含む撮像素子によって撮像された画像を取得する処理を行い、前記第1透過率特性と前記第3透過率特性の重複部分の成分値を、前記画像を構成する第1色〜第3色の画素値のうち第2色の画素値に基づいて推定し、前記第1色〜第3色の画素値を前記重複部分の成分値に基づいて補正する処理を行う画像処理方法に関係する。
本発明の一態様と他の態様によれば、第1透過率特性と第3透過率特性の重複部分の成分値が、第2色の画素値に基づいて推定され、その推定された重複部分の成分値に基づいて第1色〜第3色の画素値が補正される。これにより、カラーフィルタの透過率特性がオーバーラップした撮像画像から高色純度な画像を取得することが可能となる。
撮像装置の基本構成例。 高色再現画像を求める手法についての説明図。 高色再現画像を求める手法についての説明図。 係数αを求める手法についての説明図。 係数βを求める手法についての説明図。 第1実施形態における撮像装置の構成例。 第2実施形態における高色再現画像を求める手法についての説明図。 第3実施形態における撮像装置の基本構成例。 右瞳画像と左瞳画像を分離する手法についての説明図。 右瞳画像と左瞳画像のプロファイルについての説明図。 第3実施形態における撮像装置の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.本実施形態の概要
まず、本実施形態の概要について説明する。以下ではRGBベイヤ配列の撮像素子を用いる場合を例に説明するが、本実施形態はこれに限定されず、波長帯域がオーバーラップするカラーフィルタを有する撮像素子であればよい。
図2に、撮像素子のカラーフィルタの透過率特性を模式的に示す。F、F、Fは、それぞれ青色、緑色、赤色のカラーフィルタの透過率特性を表す。これらの透過率特性は互いにオーバーラップしているため、色が混合する。例えば、青色と赤色の透過率特性F、FはφRBにおいて重複しているため、青色の波長の光であっても赤色の画素に到達し(漏れ光)、赤色の画素値に青色光の成分が混ざることになる。このように色の分離が明確でない場合には、被写体の色を正確に再現することは難しい。
一方、透過率特性F、F、Fの帯域を狭くしてオーバーラップを小さくした場合には、色の再現性を上げることができる。しかしながら、カラーフィルタの帯域が狭くなるため透過光量が減少し、感度を確保することが困難となってしまう。一般的な撮像素子では、意図的に透過率特性F、F、Fをオーバーラップさせ、感度を確保しているが、オーバーラップを大きくしすぎると色の再現性が非常に悪くなるため、バランスを考慮して透過率特性を決定している。このように、高い感度と高い色再現性を両立した撮像は困難であるという課題がある。
そこで図1に示すように、本実施形態の画像処理装置100は、画像取得部110と補正処理部120を含む。画像取得部110は、第1透過率特性Fを有する第1色(青色)フィルタと、第2透過率特性Fを有する第2色(緑色)フィルタと、第3透過率特性Fを有する第3色(赤色)フィルタとを含む撮像素子20によって撮像された画像を取得する。そして補正処理部120は、第1透過率特性Fと第3透過率特性Fの重複部分の成分値I・φRB(Iは入射光量)を、画像を構成する第1色〜第3色の画素値b、g、rのうち第2色の画素値gに基づいて推定し、第1色〜第3色の画素値b、g、rを重複部分の成分値I・φRBに基づいて補正する。
このようにすれば、第1色〜第3色の画素値b、g、rにおいて互いに重複する成分(例えばI・φRB)を、補正により低下させる又はキャンセルすることが可能となる。これにより、カラーフィルタの透過率特性F、F、Fがオーバーラップした高感度な撮像画像から、あたかもオーバーラップが小さいカラーフィルタを用いたかのような色純度の高い画像を得ることができる。
後述する実施形態を例に、より具体的に説明する。図2に示すように、一般的な撮像素子では、透過率特性F、Fの重複部分φRBが緑色(第2色)の透過率特性Fに相似であることから、緑色の画素値gに基づいて重複部分φRBの成分値I・φRBを推定する。この成分値I・φRBを画素値b、rから減算することで、補正後の青色と赤色の画素値{b’,r’}={I・φ,I・φ}を得る。また図3に示すように、緑色(第2色)の透過率特性Fをゲインアップ(FG2)すると青色と赤色の透過率特性F、Fを覆えることから、そのゲインと緑色の画素値gに基づいて、FG2の成分値を求める。このFG2の成分値からI・φ、I・φを減算することで、補正後の緑色の画素値g’=I・φを得る。
以上のように、本実施形態では、第1色〜第3色の画素値b、g、rを重複部分の成分値I・φRBに基づいて補正し、補正後の画素値{b’,g’,r’}={I・φ,I・φ,I・φ}を求めている。この補正後の画素値I・φ、I・φ、I・φは、カラーフィルタの透過率特性F、F、Fのオーバーラップ部分が除かれた画素値となっている。このようにして、高感度に撮像した画像から高い色再現性の画像を生成することが可能となる。
2.第1実施形態
2.1.高純度分光分離手法
次に、本実施形態の詳細について説明する。なお以下では、撮像素子20を適宜、撮像センサとも呼ぶ。また、透過率特性(分光特性){F,F,F,FG1,FG2}や、透過率特性の領域又は部分{φ,φ,φ,φRB}は、波長λの関数であるが、簡単のためF(λ)等をF等と表記する。また、{φ,φ,φ,φRB}に光量Iを乗じ(て波長λで積分し)た{I・φ,I・φ,I・φ,I・φRB}は画素値又は成分値である。
まず、高感度画像と高色再現画像を同時取得する手法について説明する。図2、図3に示すように、撮像センサのカラーフィルタの透過率特性F、F、Fを4つの領域φ、φRB、φ、φに分けて考える。φRBは、FとFが重なる部分である。φは、Fから重複部分φRBを除いた部分である。φは、Fから重複部分φRBを除いた部分である。φは、F、Fを包含するようにFをゲインアップした特性FG2からφ、φRB、φを除いた部分である。
φ、φ、φを、高純度な原色RGBの分光特性フィルタを通過した光量成分と捉えると、φ、φ、φの特性を予め求めることができれば、高色再現の画像を得ることができる。
図2を用いて、赤色と青色の高純度画素値{r’,b’}={I・φ,I・φ}を抽出する手法について説明する。なお以下では、一般に広く使われているカラー撮像センサでは、重複部分φRBの分光特性FRGと緑色のカラーフィルタの分光特性Fの相似性が高いことが分かっている。相互の特性そのものの相似性が高いため、φRBを下式(1)により近似できる。なお、係数αの求め方は後述する。
φRB≒FG1=α・F
0<α<1.0 (1)
上式(1)で求めたφRBからφ、φを求める。図2から分かるように、下式(2)が成り立つ。
=φ+φRB
=φ+φRB (2)
上式(1)、(2)より、下式(3)が成り立つことから、φ、φを求めることができる。
φ=F−φRB≒F−α・F
φ=F−φRB≒F−α・F (3)
撮像センサの画素に入力する光量値をIとすると、実際に各画素のRGB画素値として得られるのは、下式(4)となる。
r=I・F
g=I・F
b=I・F (4)
即ち、上式(3)、(4)より、高純度画素値r’、b’は下式(5)のように求められる。
r’=I・φ≒r−α・g,
b’=I・φ≒b−α・g (5)
次に、図3を用いて、緑色の高純度画素値g’=I・φを抽出する手法について説明する。分光特性FG2は、緑色の分光特性Fにゲインβ(係数β)を乗じたものである。ゲインβは、FG2が領域φ及び領域φを包含し、且つ最小のゲインとなるように求める。なお、ゲインβの求め方の詳細は後述する。
下式(6)に示すように、ゲインβにより緑色の分光特性Fをゲインアップした分光特性FG2を得る。
G2=β・F
1.0<β (6)
上式(6)で得られたFG2と、上式(1)、(3)で求めたφ、φRB、φから、下式(7)によりφが得られる。
φ=β・F−(φ+φRB+φ) (7)
上式(1)、(4)、(7)より、高純度画素値g’は下式(8)のように求められる。
g’=I・φ=β・g−(r+α・g+b) (8)
以上のようにして、高純度な原色画素値{r’,g’,b’}={I・φ,I・φ,I・φ}が得られる。
なお、高感度画像としては、RGB特性の重なりが大きい撮像センサで取得したままの画像を使えばよいので、画素値r、g、bを用いればよい。
2.2.係数α、βの算出手法
次に、上記の係数α、βを推定する手法について説明する。以下で説明する手法で予め求めておいた係数α、βを画像処理装置100に記憶しておいてもよいし、或は、画像処理装置100が分光特性F、F、Fを取得し、その分光特性に基づいて係数α、βを求めてもよい。
図4に示すように、実用的観点から、分光特性F、F、FはFに対してF、Fが対称的な特性になっているとは限らないので、F、Fに偏りのある特性の場合について、係数α、βの決定手法を示す。
まず、係数αの求め方について説明する。FとFの重なり部分φRBはFに対して偏っており、Fの最大値を示す波長をλとし、FとFのクロスポイントを示す波長をλ’とする。下式(9)に示すように、重複部分φRBの分光特性及び分光特性Fを、波長λ、λ、λ、・・・、λにおける透過率を成分としたベクトルVRB、Vとして捉える。
RB=[φRB(λ),φRB(λ),φRB(λ),・・・,φRB(λ)],
=[F(λ),F(λ),F(λ),・・・,F(λ)] (9)
下式(10)に示すように、これらのベクトルVRB、Vのユークリッド距離が最小になるときの係数αを採用する。これにより、φRBとαF(=FG1)の類似性を高くできるため、漏れ光成分の低減効果を最適化できる。
Figure 2015012319
なお、係数αの算出手法は上記に限定されない。例えば、係数αを変数として変化させ、上式(1)と上式(3)によりφ、φを求め、光量Iをフラットな分光特性である白色光と仮定して上式(5)によりr’、b’を求め、そのホワイトバランスが最良になるように係数αを探索的に求めてもよい。
次に、係数βの求め方について説明する。図5に示すように、φ、φを包含するようにFをゲインアップしたFG2からφ、φRB、φを差し引いた部分をφとする。分光特性FとFG2がほぼ合致する波長域をλ、λR+1、・・・、λとし、分光特性FとFG2がほぼ合致する波長域をλ、λ、・・・、λとする。下式(11)に示すように、波長λ、λR+1、・・・、λにおける分光特性F、FG2の透過率を成分としたベクトルをV、VGR2とする。また、波長λ、λ、・・・、λにおける分光特性F、FG2の透過率を成分としたベクトルをV、VGB2とする。
=[F(λ),F(λR+1),・・・,F(λ)],
GR2=[FG2(λ),FG2(λR+1),・・・,FG2(λ)],
=[F(λ),F(λ),・・・,F(λ)],
GB2=[FG2(λ),FG2(λ),・・・,FG2(λ)] (11)
下式(12)に示すように、これらのベクトルV、VGR2、V、VGB2のユークリッド距離が最小になるときの係数βを採用する。これにより、φ、φとβF(=FG2)の類似性を高くできるため、漏れ光成分の低減効果を最適化できる。
Figure 2015012319
なお、係数βの算出手法は上記に限定されない。例えば、係数βを変数として変化させ、上式(1)と上式(3)によりφ、φRB、φを求め、光量Iをフラットな分光特性である白色光と仮定して上式(5)によりr’、g’、b’を求め、そのホワイトバランスが最良になるように係数βを探索的に求めてもよい。
以上の説明では分光特性F、F、Fを撮像センサのカラーフィルタの分光特性であるものとして説明したが、分光特性F、F、Fは、例えば撮像光学系の分光特性や撮像センサの画素の感度特性、光源の分光特性等を含んでもよい。この場合、照明や撮像センサによる撮像条件が決まっていれば、分光特性F、F、Fはそれに従った特性となるので、予め係数α,βを求めておくことができる。一方、外光などによる撮影の場合は、撮影ごとに分光特性F、F、Fを検出し、その分光特性から係数α,βを求めてもよい。
2.3.撮像装置
図6に、高感度画像{r,g,b}と高色再現画像{r’,g’,b’}を同時取得する撮像装置の構成例を示す。
撮像装置は、結像レンズ14(光学系)、撮像部40、モニタ表示部50、分光特性検出部60、画像処理装置100を含む。画像処理装置100は、デモザイキング部130、高画質化処理部140、モニタ画像生成部150、高純度分光分離処理部160、高画質化処理部180、撮像モード選択部190、分光特性記憶部195を含む。
撮像部40は、撮像素子20と撮像処理部を含む。撮像素子20は、例えばベイヤ配列のカラー撮像センサである。撮像処理部は、撮像動作の制御や、アナログの画素信号をA/D変換する処理等を行い、ベイヤ配列の画像{r,gr,gb,b}を出力する。
デモザイキング部130は、ベイヤ配列の画像をデモザイキング処理し、画素毎にRGB画素値を有する画像(3板化画像){r,g,b}を生成する。
ここで、図1の画像取得部110は、撮像処理部或はデモザイキング部130に対応する。即ち、画像を取得する処理とは、例えば撮像処理部が撮像センサの出力からデジタル画像を取得する処理、或は、デモザイキング部130がベイヤ画像から3板化画像を取得する処理である。
カラー撮像センサは、RGBの分光特性F、F、Fの重なりを大きくしたものを採用しているので、画像{r,g,b}は、そのまま高感度画像として扱える。なお、カラー撮像センサとして、通常のオーバーラップ特性をもつ撮像センサを用いてもよいし、或は、通常よりもオーバーラップを大きくした撮像センサを用いてもよい。後者の場合、各色の帯域を広くできるため、通常よりも高感度な撮影が可能であり、例えば暗所等でも明るい画像が得られる。
高画質化処理部140は、高感度画像{r,g,b}に対して高画質化処理(例えば、ノイズ低減処理や、階調補正処理等)を行い、その画像をモニタ画像生成部150へ出力する。モニタ画像生成部150は、その画像をモニタ表示部50に表示する処理を行う。
高純度分光分離処理部160は、係数α、βを取得する係数取得部170と、デモザイキング処理を経た3板化画像{r,g,b}から純度の高い原色成分を抽出する補正処理部120を含む。
具体的には、分光特性記憶部195は、カラーフィルタの分光特性{F、F、F}を記憶する。この分光特性は、例えば撮像部40から取得してもよいし、予め分光特性記憶部195に記憶しておいてもよい。また、外光や照明光の分光特性を取得する分光特性検出部60を更に設け、その外光や照明光の分光特性を加えて分光特性{F、F、F}を取得してもよい。
係数取得部170は、分光特性記憶部195から分光特性{F、F、F}を読み出し、その分光特性{F、F、F}に基づいて、上述の手法により係数α、βを求める。
或は、分光特性記憶部195は、予め分光特性{F、F、F}から求めておいた係数α、βを記憶しておいてもよい。この場合、係数取得部170は、分光特性記憶部195から係数α、βを読み出すことにより、係数α、βを取得する。
補正処理部120は、上述の手法に基づく処理を行うことにより、係数α、βに基づいて高色再現画像{r’,g’,b’}を求め、その高色再現画像を出力する。
高画質化処理部180は、色の再現性を高めるために、高色再現画像{r’,g’,b’}に対して色バランス等の調整処理を行う。即ち、高色再現画像{r’,g’,b’}に対してホワイトバランス処理等の適正な高画質化処理を施す。高画質化処理部180は、その画像をモニタ画像生成部150へ出力し、モニタ画像生成部150は、その画像をモニタ表示部50に表示する処理を行う。
撮像モード選択部190は、モニタ表示画像を選択する処理を行う。具体的には、モニタ画像生成部150に対して、高感度画像と高色再現画像のうち選択した一方をモニタに表示させる指示を行う。或は、高感度画像と高色再現画像の両方を表示させる指示を行ってもよい。画像の選択は、例えば不図示の操作部を介して入力されたユーザー指示に基づいて行ってもよい。或は、外光センサを設け、その外光センサで検出した明るさに基づいて画像を選択してもよい。例えば、外光が閾値より明るい場合には高色再現画像を選択し、外光が閾値より暗い場合には高感度画像を選択してもよい。
なお、上記では画像処理装置100が撮像装置に設けられる場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、画像処理装置100を撮像装置と別体に構成してもよい。この場合、別体に構成された撮像装置が撮像画像データと分光特性{F、F、F}のデータを不図示の記録装置に記録しておく。そして、画像処理装置100が、記録されたデータを取得し、そのデータから高色再現画像{r’,g’,b’}を求める。このように、別体の画像処理装置100が事後処理により高色再現画像を求めてもよい。別体の画像処理装置100としては、例えばPC等の情報処理装置が想定される。
この撮像システムによれば、例えば、暗所環境において感度を優先したい場合は高感度画像を選択し、明所環境において色再現性を優先したい場合は高色再現画像を1度に撮影した画像から選択できる。条件を変えて複数回に分けて撮影する従来のやり方に比べ、リアルタイムに2種類の撮影を可能にし、データ量の節約と目的に柔軟に応じた撮影を可能とする。また、本実施形態では、基本的に撮像センサのカラーフィルタの特性に依存するだけなので、純度の高い3原色画素値を抽出するための光学フィルタやその機械的挿抜機構も不要なために、実施が容易で実現性に極めて優れている。
以上の実施形態によれば、図2に示すように、第2色(緑色)は、第1色(青色)よりも長波長側及び第3色(赤色)よりも短波長側の色である。そして、補正処理部120は、第1透過率特性Fと第3透過率特性Fに基づく第1係数αを第2色の画素値gに乗じることで、重複部分の成分値I・φRB≒α・gを求める(上式(1)〜(5))。
上述したように、一般的な撮像素子では第1色(青色)及び第3色(赤色)のカラーフィルタの分光特性F、Fの重複部分φRBは、第2色(緑色)のカラーフィルタの分光特性Fに相似である。また、本実施形態では高色純度の画像を分離できることから、一般的な撮像素子とは異なる分光特性を設定することも可能であり、その際に重複部分φRBとFの相似性を高く設定しておくことも可能である。このような相似性から、重複部分の成分値I・φRBをα・gと推定することが可能となり、その推定値に基づいて第1色〜第3色の画素値b、g、rの色純度を上げる補正が可能となる。
また本実施形態では、係数取得部170は、第1係数αを乗じた第2透過率特性Fと重複部分φRBとの類似性が最も高い場合の第1係数αを取得する(上式(9)、(10))。
このようにすれば、第2透過率特性Fと重複部分φRBとの類似性に基づいて、その類似性が最も高いときの係数αを決定することができる。これにより、色純度を上げる補正(即ち、画素値r、bから重複部分の成分α・gを減算する補正)の精度を向上できる。
また本実施形態では、類似性が最も高い場合の第1係数αは、重複部分φRBの複数波長λ、λ、・・・、λでの透過率を成分とするベクトルVRBと、第1係数αを乗じた第2透過率特性Fの複数波長λ、λ、・・・、λでの透過率を成分とするベクトルVと、の間のユークリッド距離が最小となる場合の第1係数αである(上式(9)、(10))。
このようにすれば、ベクトルVRBとベクトルVとの間のユークリッド距離を指標として類似度を求めることができる。そして、その指標が最小値をとる場合を類似度が最も高い場合として、第1係数αを決定することができる。
また本実施形態では、補正処理部120は、重複部分φRBの成分値α・gを第1色の画素値bから減算することで第1色の画素値bを補正し(画素値b’)、重複部分φRBの成分値α・gを第3色の画素値rから減算することで第3色の画素値rを補正する(画素値r’)(上式(1)〜(5))。
このようにすれば、第1係数により推定した重複部分φRBの成分値α・gにより、第1色と第3色の画素値b、rから重複部分φRBの成分値I・φRBを低下させることができる。これにより、カラーフィルタの分光特性がオーバーラップした撮像画像から、色純度が高い画素値b、rを求めることができる。
また本実施形態では、補正処理部120は、第1透過率特性Fと第3透過率特性Fに基づく第2係数βを乗じた第2色の画素値gから、重複部分の成分値α・gと補正した第1色の画素値b’と補正した第3色の画素値r’とを減算することで、第2色の画素値gを補正する(画素値g’)(図5、上式(6)、(7))。
このようにすれば、第2透過率特性Fを第2係数βでゲインアップした分光特性の成分値β・gを推定し、その推定した成分値β・gに基づいて色純度の高い第2色の画素値g’を求めることができる。即ち、成分値β・gから、第1色、第2色の画素値b、rとの重複部分を低下させる(又はキャンセルする)補正を行うことができる。
また本実施形態では、図5に示すように、係数取得部170は、第1透過率特性Fの短波長側の一部(波長λより短波長側)及び第3透過率特性Fの長波長側の一部(波長λより短波長側)と、第2係数βを乗じた第2透過率特性Fと、の類似性が最も高い場合の第2係数βを取得する(上式(11)、(12))。
このようにすれば、第2透過率特性Fと第1、第3透過率特性F、Fの一部との類似性に基づいて、その類似性が最も高いときの係数βを決定することができる。これにより、色純度を上げる補正(即ち、成分値β・gから重複部分の成分r’、b’、α・gを減算する補正)の精度を向上できる。
また本実施形態では、図5に示すように、第1透過率特性Fの最大透過率よりも短波長側の所定波長を第1波長λとし、第3透過率特性Fの最大透過率よりも長波長側の所定波長を第2波長λとする。そして、第1透過率特性Fにおける第1波長λよりも短波長側の複数波長λ、λ、・・・、λでの透過率を成分とするベクトルをVとする。第3透過率特性Fにおける第2波長λよりも長波長側の複数波長λ、λR+1、・・・、λでの透過率を成分とするベクトルをVとする。第2係数βを乗じた第2透過率特性Fの複数波長での透過率を成分とするベクトルをVGB2、VGR2とする(上式(11))。この場合に、類似性が最も高い場合の第2係数βは、ベクトルV及びベクトルVとベクトルVGB2、VGR2との間のユークリッド距離が最小となる場合の第2係数βである(上式(12))。
このようにすれば、ベクトルV及びベクトルVとベクトルVGB2、VGR2との間のユークリッド距離を指標として類似度を求めることができる。そして、その指標が最小値をとる場合を類似度が最も高い場合として、第2係数βを決定することができる。
また本実施形態では、表示制御部(モニタ画像生成部150)は、画像取得部110(例えばデモザイキング部130)が取得した画像である高感度画像(画素値b、g、r)、及び補正処理部120が補正した第1色〜第3色の画素値b、g、rに基づく画像である高色再現画像の少なくとも一方を表示部(モニタ表示部50)に表示する制御を行う。
本実施形態では、高感度画像から高色再現画像を生成することが可能である。即ち、高感度画像と高色再現画像を1つの撮像画像から同時取得することが可能である。表示制御部は、このような同時取得した高感度画像と高色再現画像の一方を選択し、或は両方を同時に表示部に表示させることが可能である。
また本実施形態では、選択部(撮像モード選択部190)は、外部の明るさの情報を取得し、その明るさの情報に基づいて高感度画像及び高色再現画像の一方を選択する。そして、表示制御部(モニタ画像生成部150)は、選択部が選択した画像を表示する制御を行う。
このようにすれば、高感度画像と高色再現画像を外部の明るさに応じて選択的に表示することが可能となる。即ち、暗い環境においては分光特性がオーバーラップしたままの高感度画像を表示し、明るい環境においてはオーバーラップ成分を低減又は消去した高色再現画像を表示することができる。
3.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態の撮像装置は、図1や図6の撮像装置と同様に構成できる。
第2実施形態では、領域{φ,φRB,φ}の分光特性を関係式に基づいて推定する。具体的には、上記領域の画素値{I・φ,I・φRB,I・φ}={r’,gx,b’}と、デモザイキング処理後の原色画素値{r,g,b}との間には、下式(13)の関係が成り立つ。ここで、便宜的にI・φRB=gxとする。
r=I・F=I・(φ+φRB)=r’+gx,
b=I・F=I・(φ+φRB)=b’+gx (13)
上式(13)より、I・φRB=gxを未知数(未知変数)として下式(14)の関係式が求められる。
gx=(未知数),
r’=r−gx,
b’=b−gx (14)
上式(14)は、未知数gxが決まると{r’,b’}が一意的に決まることを示している。gxが正しければ{r’,b’}は必ず正しい値として求めることができる。
しかしながら、現段階では候補値{r’,gx,b’}の組み合わせ解は多数存在している。この多数解の中から尤もらしい解を特定するために、候補値{r’,gx,b’}の近傍に存在する参照値{I,IRB,I}を求める。分光特性Fに占めるφの占有率をγとし、分光特性Fに占めるφの占有率をγとし、参照値を下式(15)とする。ここで、αは第1の実施形態にて求めた係数である。
=I・φ=I・(γ・F)=γ・r,
RB=I・φRB=I・(α・F)=α・g,
=I・φ=I・(γ・F)=γ・b (15)
候補値{r’,gx,b’}の中から参照値{I,IRB,I}に最尤度な組み合わせ解を求めるために、それらの誤差が最小になるような候補値{r’,gx,b’}を求めるものとする。
分光特性{F,F,F}は撮像条件で決まり、それにより係数αと占有率γ、γは既知情報であるから、それらを上式(15)に代入し、参照値{I,IRB,I}を求める。その参照値と上式(14)を下式(16)の評価関数E(gx)に代入し、評価関数E(gx)が最小になる未知数gxを求める。即ち、図7に示すように、未知数gxにより求められる候補値{r’,gx,b’}と参照値{I,IRB,I}の誤差が最小になるような未知数gxを特定する。
E(gx)=(r’−I+(gx−IRB+(b’−I (16)
上式(16)において、未知数gxを変化させて評価関数E(gx)が最小になるgxを探索的に求めてもよいし、上式(16)を未知数gxの2次関数として展開し、解析的に解いてgxを特定してもよい。
なお、候補値{r’,gx,b’}の取りえる範囲は下式(17)のように決まっているので、その条件を満足する組み合わせ値となるように、gxを決定する。
0≦r’<(最大設定画素値),
0≦gx<(最大設定画素値),
0≦b’<(最大設定画素値) (17)
以上の実施形態によれば、補正処理部120は、重複部分φRBの成分値gx=I・φRBの候補値、及び第1色(青色)の画素値bを候補値gxで補正した値b’=b−gx、及び第3色(赤色)の画素値rを候補値gxで補正した値r’=r−gxと、第1色〜第3色の画素値b、g、rと、の類似性を表す評価値E(gx)を求める(上式(13)〜(16))。そして、補正処理部120は、類似性が最も高い場合の候補値gxを評価値E(gx)に基づいて決定することで、重複部分φRBの成分値gx=I・φRBを求める(図7)。
このようにすれば、補正後の画素値の候補値{r’,gx,b’}と第1色〜第3色の画素値b、g、rと、の類似性に基づいて、補正後の画素値{r’,g’,b’}を求めることが可能となる。即ち、類似性の指標として評価値E(gx)を求め、例えばその評価値E(gx)が最小値となる場合を類似性が最も高い場合として、重複部分φRBの成分値gxを決定できる。重複部分φRBの成分値gxが求まれば、第1実施形態と同様にして色純度の高い画素値{r’,g’,b’}を求めることが可能である。
4.第3実施形態
4.1.左右瞳画像の漏れ光を低減する手法
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、左右瞳による位相差検出を行い、その左右瞳画像の間での漏れ光を低減する。
なお、以下では1眼の光学系の瞳を分割する例を説明するが、本実施形態はこれに限定されず、2眼の光学系を2つの瞳としてもよい。また、以下では第1瞳を右瞳とし、第2瞳を左瞳として説明するが、本実施形態ではこれに限定されない。即ち、瞳の分離方向は左右に限定されず、撮像光学系の光軸に対して垂直な任意の方向に第1瞳と第2瞳が分離されていればよい。
図8に、第3実施形態における撮像装置の基本構成例を示す。撮像装置は、被写体を撮像センサに結像させる光学系10を含む。光学系10は、結像レンズ14と光学フィルタ12を有する。
光学フィルタ12は、透過率特性fを有する右瞳フィルタFL1(第1フィルタ)と、透過率特性fを有する左瞳フィルタFL2(第2フィルタ)と、を有する。光学フィルタ12は、撮像光学系10の瞳位置(例えば絞りの設置位置)に設けられ、フィルタFL1、FL2がそれぞれ右瞳、左瞳に相当する。撮像素子に入射する光量をIとすると、I(x)=I(x)・f、I(x)=I(x)・f、I(x)=I(x)+I(x)である。ここで、xは水平方向(瞳分割方向)における位置(座標)である
透過率特性{f,f}は、撮像波長帯域を2つの分光(バンド)成分に分割したものである。即ち、図9に示すように、原色RGBの3つの分光特性{F,F,F}を含む(覆う)バンドを2つに分割したものである。例えば、FとFがクロスする波長λでバンドを分割する。或は、左右瞳画像の分離性が良くなるように設定した波長でバンドを分割してもよい。
撮像センサで撮像した画像は、図9のような原色RGBの3つの分光特性{F,F,F}を入射光量Iに乗じた成分値として得られる。分光特性{F,F,F}は、撮像センサの画素毎に設けられたカラーフィルタの分光特性だけでなく、被写体に照射される外光又は照明光の分光特性が合成されたものとして定義される。
さて、分光特性{F,F,F}を4つの領域に分けて考える。Fとfが重なる部分をφGRとし、Fとfが重なる部分をφGBとする。Fから重複成分φRB(=φGR+φGB)を差し引いた部分をφとし、Fから重複部分φRB(=φGR+φGB)を差し引いた部分をφとする。
位相差情報を精度良く検出するには、左右の瞳分割画像が高精度に分離できる必要がある。左右瞳には分離した帯域{f,f}を割り当てているため、例えば右瞳画像を画素値r=I・Fで構成し、左瞳画像を画素値b=I・Fで構成することにより瞳分割画像を分離できる。
ところが、撮像センサのフィルタ特性は、そもそも左右の瞳分割画像に割り当てた波長帯域{f,f}に完全には分離されておらず、相互に瞳画像成分が漏れ光として入り込み合成されて取得してしまうという課題がある。即ち、右瞳画像の画素値r=I・Fには、左瞳の分光特性fと重なるφGBの成分が含まれており、左瞳画像の画素値b=I・Fには、右瞳の分光特性fと重なるφGRの成分が含まれている。このように、左右瞳画像が相互に混入して、分離性が低下している。
このような分離性の低下は、位相差検出の精度を低下させる要因となる。図10に示すように、例えば被写体が白から黒へ変化する像パターンである場合、右瞳画像と左瞳画像のプロファイルの歪みが発生し、右瞳画像と左瞳画像の類似性を失う。この類似性の低下により、相関演算による位相差検出の精度が著しく劣化する。
即ち、右瞳、左瞳を通過した成分は、それぞれ左瞳、右瞳のポイントスプレッドファンクションPSF、PSFと被写体のプロファイルとのコンボリューションになっている。これにより、右瞳、左瞳を通過した成分の間には視差(位相差)が生じる。右瞳画像の画素値rは、右瞳を通過したI・(φ+φGR)に左瞳を通過したI・φGBが加算されているため、これらの視差をもつ成分を加算した画素値rのプロファイルは、右瞳のみのプロファイルとならず歪んでいる。画素値bについても同様であり、左瞳を通過したI・(φ+φGB)に右瞳を通過したI・φGRが加算されており、プロファイルは歪んでいる。これらのプロファイルの相関演算を行った場合、歪みの影響で類似性が低下しており、正確なマッチングができなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、右瞳画像から不要な左瞳の通過成分I・φGBを除き、左瞳画像から不要な右瞳の通過成分I・φGRを除く。φRB=φGR+φGBなので、第1実施形態等で説明した手法によりφRBの成分値を低減又は除去することにより、分光特性{φ,φ}の画素値{r’,b’}={I・φ,I・φ}を求めることができる。この画素値{r’,b’}は、それぞれ純粋な右瞳、左瞳の通過光の成分と見なせるので、歪みのないプロファイルが得られる。この画素値{r’,b’}でそれぞれ右瞳画像、左瞳画像を構成することにより、左右瞳画像の類似性が保たれ、高精度な位相差検出が可能となる。
4.2.撮像装置
図11に、第3実施形態における撮像装置の構成例を示す。光学系10(光学フィルタ12、結像レンズ14)、撮像部40、モニタ表示部50、分光特性検出部60、画像処理装置100を含む。画像処理装置100は、デモザイキング部130、モニタ画像生成部150、高純度分光分離処理部160、測距演算部175、高画質化処理部180、位相差検出部185、分光特性記憶部195を含む。なお、図1や図6で説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
分光特性記憶部195は、光学フィルタ12の分光特性と照明光(又は外光)の分光特性と撮像センサのカラーフィルタの分光特性で決まる分光特性{F、F、F}を記憶する。或は、分光特性{F、F、F}から予め求めた係数α、βを記憶してもよい。
位相差検出部185は、高純度分光分離処理部160が出力する高色純度の左右瞳画像{r’,b’}の位相差δ(x,y)を検出する。位相差δ(x,y)は、各画素について求める。(x,y)は画像上における位置(座標)であり、例えばxは水平走査方向、yは垂直走査方向に対応する。
測距演算部175は、検出された位相差δ(x,y)に基づいて3次元計測を行う。即ち、各画素位置(x,y)での被写体までの距離を位相差δ(x,y)から算出し、物体の3次元形状情報を取得する。
なお、本実施形態のアプリケーションとしては、例えば位相差δ(x,y)を用いた高速位相差AFや、測距情報を用いた3次元計測、立体表示等が想定できる。
以上、本発明を適用した実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は、各実施形態やその変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階では、発明の要旨を逸脱しない範囲内で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記した各実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、各実施形態や変形例に記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態や変形例で説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、撮像装置、画像処理装置の構成・動作や、それらの作動方法(撮像方法、画像処理方法)も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能である。また、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
10 撮像光学系、12 光学フィルタ、14 結像レンズ、
20 撮像素子、40 撮像部、50 モニタ表示部、
60 分光特性検出部、100 画像処理装置、110 画像取得部、
120 補正処理部、130 デモザイキング部、140 高画質化処理部、
150 モニタ画像生成部、160 高純度分光分離処理部、
170 係数取得部、175 測距演算部、180 高画質化処理部、
185 位相差検出部、190 撮像モード選択部、195 分光特性記憶部、
,F,F 第1〜第3透過率特性、
FL1 右瞳フィルタ、FL2 左瞳フィルタ、
PSF 左瞳のポイントスプレッドファンクション、
PSF 右瞳のポイントスプレッドファンクション、
b,g,r 第1色〜第3色の画素値、
b’,g’,r’ 補正後の第1色〜第3色の画素値、
左瞳フィルタの透過率特性、f 右瞳フィルタの透過率特性、
δ 位相差、λ,λ 第1、第2波長、
φ,φ,φ,φRB,φGB,φGR 領域

Claims (12)

  1. 第1透過率特性を有する第1色フィルタと、第2透過率特性を有する第2色フィルタと、第3透過率特性を有する第3色フィルタとを含む撮像素子によって撮像された画像を取得する画像取得部と、
    前記第1透過率特性と前記第3透過率特性の重複部分の成分値を、前記画像を構成する第1色〜第3色の画素値のうち第2色の画素値に基づいて推定し、前記第1色〜第3色の画素値を前記重複部分の成分値に基づいて補正する補正処理部と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2色は、前記第1色よりも長波長側であり且つ前記第3色よりも短波長側の色であり、
    前記補正処理部は、
    前記第1透過率特性と前記第3透過率特性に基づく第1係数を前記第2色の画素値に乗じることで、前記重複部分の成分値を求めることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1係数を乗じた前記第2透過率特性と前記重複部分との類似性が最も高い場合の前記第1係数を取得する係数取得部を含むことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記類似性が最も高い場合の前記第1係数は、
    前記重複部分の複数波長での透過率を成分とするベクトルと、前記第1係数を乗じた前記第2透過率特性の前記複数波長での透過率を成分とするベクトルと、の間のユークリッド距離が最小となる場合の前記第1係数であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記補正処理部は、
    前記重複部分の成分値を前記第1色の画素値から減算することで前記第1色の画素値を補正し、前記重複部分の成分値を前記第3色の画素値から減算することで前記第3色の画素値を補正することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5において、
    前記補正処理部は、
    前記第1透過率特性と前記第3透過率特性に基づく第2係数を乗じた前記第2色の画素値から、前記重複部分の成分値と前記補正した前記第1色の画素値と前記補正した前記第3色の画素値とを減算することで、前記第2色の画素値を補正することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1透過率特性の短波長側の一部及び前記第3透過率特性の長波長側の一部と、前記第2係数を乗じた前記第2透過率特性と、の類似性が最も高い場合の前記第2係数を取得する係数取得部を含むことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7において、
    前記第1透過率特性の最大透過率よりも短波長側の所定波長を第1波長とし、前記第3透過率特性の最大透過率よりも長波長側の所定波長を第2波長とする場合に、
    前記類似性が最も高い場合の前記第2係数は、
    前記第1透過率特性における前記第1波長よりも短波長側の複数波長での透過率を成分とするベクトル、及び前記第3透過率特性における前記第2波長よりも長波長側の複数波長での透過率を成分とするベクトルと、前記第2係数を乗じた前記第2透過率特性の前記複数波長での透過率を成分とするベクトルと、の間のユークリッド距離が最小となる場合の前記第2係数であることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記補正処理部は、
    前記重複部分の成分値の候補値、及び前記第1色の画素値を前記候補値で補正した値、及び前記第3色の画素値を前記候補値で補正した値と、前記第1色〜第3色の画素値と、の類似性を表す評価値を求め、
    前記類似性が最も高い場合の前記候補値を前記評価値に基づいて決定することで、前記重複部分の成分値を求めることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記画像取得部が取得した前記画像である高感度画像、及び前記補正処理部が補正した前記第1色〜第3色の画素値に基づく画像である高色再現画像の少なくとも一方を表示部に表示する制御を行う表示制御部を含むことを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項10において、
    外部の明るさの情報を取得し、前記明るさの情報に基づいて前記高感度画像及び前記高色再現画像の一方を選択する選択部を含み、
    前記表示制御部は、
    前記選択部が選択した画像を表示する制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  12. 第1透過率特性を有する第1色フィルタと、第2透過率特性を有する第2色フィルタと、第3透過率特性を有する第3色フィルタとを含む撮像素子によって撮像された画像を取得する処理を行い、
    前記第1透過率特性と前記第3透過率特性の重複部分の成分値を、前記画像を構成する第1色〜第3色の画素値のうち第2色の画素値に基づいて推定し、前記第1色〜第3色の画素値を前記重複部分の成分値に基づいて補正する処理を行う、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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