JP2015011842A - 車両用照明制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源投入時のLED光源の点灯時間を短縮する。【解決手段】照明制御部10から、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を点灯/消灯させるデータ信号Dと、シフトレジスタ30内でデータ信号Dを転送する第1クロック信号CK1と、の出力が開始されない電源投入直後には、シフトレジスタ30に第2クロック信号生成部20で生成された第2クロック信号CK2を入力して、第2クロック信号CK2によって、シフトレジスタ30の内部に残っている残留データ信号D0をシフトレジスタ30の内部で転送する。そして、照明制御部10からデータ信号Dと第1クロック信号CK1が出力された後は、シフトレジスタ30にデータ信号Dと第1クロック信号CK1を入力して複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を点灯/消灯させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された照明の点灯と消灯を制御する車両用照明制御装置に関するものである。
液晶表示装置等の車載表示装置の照明を行う照明制御装置として、例えば、特許文献1に開示されたような装置構成が提案されている。
特許文献1に記載された発明では、シフトレジスタに接続された複数のLED光源の点灯と消灯を、シフトレジスタの外部に接続された制御手段によって制御している。
特開2009−152158号公報
しかしながら、特許文献1に記載された照明制御装置によると、電源を投入した際に、前回、電源を切断したときにシフトレジスタの内部に残っていたデータ信号によって、LED光源が一時的に点灯してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、電源投入時の照明(LED光源)の誤点灯時間を短縮することができる車両用照明制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用照明制御装置は、電源投入時のLED光源の誤点灯時間を短縮するものである。
すなわち、本発明に係る車両用照明制御装置は、複数のLED光源を点灯または消灯させるデータ信号と第1クロック信号とを出力する照明制御部と、複数のフリップフロップがカスケード接続されてなり、前記データ信号と前記第1クロック信号とがそれぞれ入力されるシフトレジスタと、第2クロック信号を生成して前記シフトレジスタに入力する第2クロック信号生成部と、前記データ信号を前記シフトレジスタに入力する信号線に接続されたプルダウン抵抗と、前記各フリップフロップの出力端子にそれぞれ接続された複数のLED光源と、を有し、前記照明制御部の電源を投入した後で前記第1クロック信号が出力されるまでの間は、前記第2クロック信号によって前記複数のLED光源を点灯または消灯して、前記第1クロック信号が出力された後は、前記第1クロック信号によって前記複数のLED光源を点灯または消灯することを特徴とする。
このように構成された車両用照明制御装置によれば、照明制御部から、LED光源を点灯または消灯させるデータ信号と、複数のフリップフロップがカスケード接続されて構成されるシフトレジスタの内部でデータ信号を転送する第1クロック信号と、が出力されない照明制御部の電源投入直後には、シフトレジスタに、第2クロック信号生成部で生成された第2クロック信号が入力されて、この第2クロック信号によって、シフトレジスタの内部に残っていたデータ信号が、シフトレジスタを構成するフリップフロップ間で転送される。そして、その転送の間に、各フリップフロップに接続されたLED光源が点灯する。そして、データ信号の転送が終了するとLED光源は消灯状態となる。そして、電源が投入された照明制御部から第1クロック信号と新たなデータ信号の出力が開始されると、シフトレジスタに入力された第1クロック信号と新たなデータ信号によって、LED光源が点灯を開始する。したがって、発振回路で構成された第2クロック信号生成部を追加するという簡単な回路変更によって、電源投入直後のLED光源の誤点灯時間を短縮することができる。
また、本発明に係る車両用照明制御装置は、前記第2クロック信号生成部が、前記照明制御部から出力された前記第1クロック信号を前記シフトレジスタに入力する信号線に直列に接続されていることを特徴とする。
このように構成された車両用照明制御装置によれば、シフトレジスタに対する第1クロック信号の入力端子と第2クロック信号の入力端子を共通化することができるため、照明制御部(MPU)とシフトレジスタの接続線の本数を少なくして回路構成をより簡素化することができ、これによってコストを低減することができる。
また、本発明に係る車両用照明制御装置は、前記第2クロック信号が、前記第1クロック信号よりも高い周波数を有することを特徴とする。
このように構成された車両用照明制御装置によれば、照明制御部の電源投入直後の第1クロック信号が出力されていない期間において、シフトレジスタの内部に残っていたデータ信号(残留データ信号)を、第1クロック信号よりも高い周波数を有する第2のクロック信号によってシフトレジスタ内を転送させるため、残留データ信号をより短時間でシフトレジスタ内を転送させることができる。したがって、電源投入直後のLED光源の誤点灯時間をより一層短縮することができる。
また、本発明に係る車両用照明制御装置は、前記第2クロック信号の周波数を、前記シフトレジスタの電源を投入して、第2クロック信号によって前記複数のLED光源を駆動したときに、前記複数のLED光源が点灯したことを視認できないごく短時間だけ点灯する周波数に設定することを特徴とする。
このように構成された車両用照明制御装置によれば、第2クロック信号の周波数を、第2クロック信号を用いて、シフトレジスタ内に残っている残留データ信号によってLED光源を駆動したときに、LED光源が点灯しても視認できないごく短時間だけ点灯する周波数に設定されるため、電源投入直後のLED光源の誤点灯を防止することができる。
また、本発明に係る車両用照明制御装置は、前記複数のフリップフロップが、D型フリップフロップであることを特徴とする。
このように構成された車両用照明制御装置によれば、シフトレジスタが、カスケード接続された複数のD型フリップフロップによって構成されるため、照明制御部から入力されたデータ信号が、第1クロック信号のタイミングで順次シフトされて、各D型フリップフロップに接続されたLED光源を確実に駆動するため、複数のLED光源を確実に点灯または消灯させることができる。
本発明に係る車両用照明制御装置によれば、複雑な追加回路を加えることなく、電源投入時のLED光源の誤点灯時間を短縮することができるという効果が得られる。
本発明の実施例1の構成を示す機能ブロック図である。 本発明で用いる第2クロック信号発生部の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施例1におけるシフトレジスタ、およびそこに接続されたLED光源の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施例1における照明点灯制御を行った際に発生する問題点について説明するタイムチャートであり、(a)は電源の投入状態を表わすタイムチャートである。(b)は照明制御部から出力される第1クロック信号とデータ信号の状態を表わすタイムチャートである。(c)は本発明を適用しないときのLED光源の点灯状態を表わすタイムチャートである。(d)は本実施例におけるLED光源の点灯状態を表わすタイムチャートである。 本発明を適用しないで照明の点灯制御を行ったときの、関連する信号の状態を示すタイムチャートであり、(a)は第1クロック信号の様子である。(c)はデータ信号の様子である。(d)は出力端子Qから出力される信号の様子である。(e)は出力端子Qから出力される信号の様子である。(f)は出力端子Qから出力される信号の様子である。 本発明を適用して照明の点灯制御を行ったときの、関連する信号の状態を示すタイムチャートであり、(a)は第1クロック信号の様子である。(b)は第2クロック信号の様子である。(c)はデータ信号の様子である。(d)は出力端子Qから出力される信号の様子である。(e)は出力端子Qから出力される信号の様子である。(f)は出力端子Qから出力される信号の様子である。
以下、本発明に係る車両用照明制御装置の具体的な実施例について、図面を用いて説明する。
本発明に係る車両用照明制御装置の第1の実施形態である実施例1について、図1から図6を用いて説明する。
[実施例1の構成の説明]
本発明に係る車両用照明制御装置5は、図1に示すように、照明制御部10と、第2クロック信号生成部20と、シフトレジスタ30と、プルダウン抵抗40と、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)と、複数のスイッチング素子(60a,60b,60c,…)と、電源70と、を有している。そして、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)は、車両(非図示)に搭載された液晶表示部80のバックライトを構成しており、液晶表示部80を所定の輝度になるように照明する。
前記照明制御部10は、MPU(Micro Processing Unit)で構成されており、後述する複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を点灯または消灯させるデータ信号Dと、データ信号Dを後述するシフトレジスタ30の内部で転送させる第1クロック信号CKと、を生成する。生成されたデータ信号Dは、図1に示す接続線Lに出力される。また、生成された第1クロック信号CKは、図1に示す接続線Lに出力される。データ信号Dがパルス幅変調されたPWM信号であり、PWM信号のパルス幅に応じた時間に亘って、後述する複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を点灯させる。
前記第2クロック信号生成部20は、照明制御部10と後述するシフトレジスタ30の間に接続されて、第1クロック信号CKとは異なる第2クロック信号CKを生成する。そして、生成された第2クロック信号CKは、接続線Lを介してシフトレジスタ30に入力される。なお、第1クロック信号CKが出力されているときは、第2クロック信号CKが出力されているときであっても、第1クロック信号CKが優先されて接続線Lを介してシフトレジスタ30に入力される。第2クロック信号生成部20の具体的な回路構成例は後述する。
前記シフトレジスタ30は、複数のD型フリップフロップが、あるD型フリップフロップの出力が次のD型フリップフロップの入力になるように順次接続される(カスケード接続という)ことによって構成されている。その詳細構成と動作は後述するが、シフトレジスタ30は、外部から入力されたデータ信号Dを、同じく外部から入力された第1クロック信号CKまたは第2クロック信号CKの立ち下がりタイミングで、シフトレジスタ30の内部を順に転送させる。
前記プルダウン抵抗40は、照明制御部10のデータ信号Dの出力端子に接続された抵抗であり、照明制御部10からデータ信号Dが出力されていないときに、シフトレジスタ30の端子Pの電位を確実に0ボルトにするものである。
前記複数のLED光源(50a,50b,50c,…)は、同じ使用のLEDで構成されており、このLEDが発光することによって、車載表示装置(図1に非図示)が照明される。
前記複数のスイッチング素子(60a,60b,60c,…)は、例えばトランジスタで構成されており、シフトレジスタ30から出力されるデータ信号Dによって導通および非導通が制御される。そして、導通したスイッチング素子(60a,60b,60c,…のいずれか)に接続されたLED光源(50a,50b,50c,…のいずれか)が点灯する。
前記電源70は、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)に電圧を供給する直流電源である。図1では説明のために、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)の各々に個別の電源70が接続されているが、実際は、1つの直流電源から各LED光源(50a,50b,50c,…)に電源が供給される。
次に、第2クロック信号生成部20の詳細な構成例について、図2を用いて説明する。図2は、第2クロック信号生成部20の具体的な回路構成例を示す。第2クロック信号生成部20は、シュミットトリガインバータ22(以下、単にインバータと呼ぶ)と、インバータ22の出力をインバータ22の入力側に帰還させる電流経路に直列に挿入された抵抗26と、前記電流経路から分岐してグランド(GND)に至る電流経路に直列に挿入されたコンデンサ24とからなる。
図2に示した発振回路は、広く一般に用いられており、シュミットトリガタイプの演算素子が有する耐ノイズ性の高いインバータを通して、コンデンサ24が充放電を繰り返すことによって、端子Pからは、所定の安定した周波数を有する矩形波である第2クロック信号CKが出力される。なお、発振回路の動作原理の詳細な説明は省略する。
なお、図2の端子Pは、照明制御部10(図1参照)に接続されて、照明制御部10で生成された第1クロック信号CKが入力される。
そして、第1クロック信号CKが入力されないときは、端子Pからは第2クロック信号CKが出力されるが、端子Pに第1クロック信号CKが入力されたときは、第1クロック信号CKが第2クロック信号生成部20の入力となる。このときは、第1クロック信号CKが入力されることによってコンデンサ24の充放電動作が停止するため、第2クロック信号生成部20はスルー状態となって、端子Pからは第1クロック信号CKが出力される。ただし、第1クロック信号CKはインバータ22を通過するため、端子Pにおける第1クロック信号CKの位相は、端子Pにおける第1クロック信号CKの位相とは反転する。
次に、シフトレジスタ30の詳細な構成について図3を用いて説明する。図3に示すように、シフトレジスタ30は、複数のD型フリップフロップ(32,34,36,…)の出力端子(Q,Q,Q,…)と、隣接するD型フリップフロップの入力端子(D,D,…)がそれぞれ接続されて構成されている。また、各D型フリップフロップ(32,34,36,…)のクロック入力端子CLKには、端子Pから入力された第1クロック信号CK、または第2クロック信号CKが入力される。
D型フリップフロップは、クロック信号のタイミングに同期して、そのときのD端子の信号レベルをQ端子から出力する機能を有している。そのため、複数のD型フリップフロップをカスケード接続すると、最初のD型フリップフロップに入力した信号を、1クロック毎に後段のD型フリップフロップにシフトすることができる。
なお、図3に示したD型フリップフロップ(32,34,36,…)は、クロック信号の立ち下がりでD端子の信号レベルをQ端子から出力する構成になっている(ネガティブエッジトリガ動作)。
そして、出力端子(Q,Q,Q,…)から出力された信号は、後段のD型フリップフロップに入力されるとともに、図3に示すように、スイッチング素子(60a,60b,60c,…)に入力される。そして、出力端子(Q,Q,Q,…)から出力された信号のいずれかがハイレベルになったときに、ハイレベルになった信号が入力されたスイッチング素子(60a,60b,60c,…のいずれか)が導通して、そのスイッチング素子(60a,60b,60c,…のいずれか)に接続されたLED光源(50a,50b,50c,…のいずれか)に電源70が供給されて、LED光源(50a,50b,50c,…のいずれか)が点灯する。
[残留データの影響の説明]
次に、車両のイグニッションスイッチを切って、車両用照明制御装置5の電源が切断されたときの状態について説明する。このとき、シフトレジスタ30を構成する複数のD型フリップフロップ(32,34,36,…)の内部には、データ信号Dが保持された状態になっている。なお、どのD型フリップフロップ(32,34,36,…)にどのようなデータ信号Dが残っているかは、電源が切断されたタイミングに依存するため不明確である。このように、電源が切断されたときにD型フリップフロップ(32,34,36,…)の内部に残っているデータ信号を、以後、残留データ信号Dと呼ぶことにする。
ここで再び、車両のイグニッションスイッチをONにして、車両用照明制御装置5の電源を投入したときの動きについて、図4(a)〜(d)を用いて説明する。
図4(a)に示すように、時刻t=tで、車両用照明制御装置5の電源が投入されたとする。このとき、照明制御部10は、電源の投入とともにデータ信号Dと第1クロック信号CKを出力するのではない。すなわち、図4(b)に示すように、照明制御部10を構成するMPUが立ち上がるのを待って、時刻t=tの時点から、データ信号Dと第1クロック信号CKを出力する。
このとき、D型フリップフロップ(32,34,36,…)(図3参照)の内部に残留データ信号Dが残っていると、図4(c)に示すように、車両用照明制御装置5の電源が投入されたときに、D型フリップフロップ(32,34,36,…)に第1クロック信号CKが入力されていないため、ハイレベルの残留データ信号Dが保持されているD型フリップフロップ(32,34,36,…のいずれか)に接続されたスイッチング素子(60a,60b,60c,…のいずれか)(図3参照)が導通して、そのスイッチング素子(60a,60b,60c,…のいずれか)に接続されたLED光源(50a,50b,50c,…のいずれか)(図3参照)に電源70が供給されて、LED光源(50a,50b,50c,…のいずれか)が点灯する。そして、このとき点灯したLED光源(50a,50b,50c,…のいずれか)は、ハイレベルの残留データ信号Dが保持されている間、すなわち、第1クロック信号CKが入力されない間は点灯し続ける。
そして、図4(c)に示すように、時刻t=tの時点で照明制御部10から第1クロック信号CKとデータ信号Dの出力が開始されると、残留データ信号Dは隣接するD型フリップフロップ(34,36,…)(図3参照)の間を順に転送されるとともに、新たに入力されたデータ信号Dによって、LED光源50a,50b,50c,…)(図3参照)が点灯を開始する。
これに対して、本実施例では、車両用照明制御装置5の電源が投入されたときに、照明制御部10(図1参照)がデータ信号Dと第1クロック信号CKの出力を開始するまでの間は、第2クロック信号生成部20(図1参照)から出力された第2クロック信号CKをシフトレジスタ30に入力する。
このようにして入力された第2クロック信号CKによって、図4(d)に示すように、残留データ信号Dは、隣接するD型フリップフロップ(34,36,…)(図3参照)の間を順に転送される。その間、ハイレベルの残留データ信号Dが出力される出力端子(Q,Q,Q,…のいずれか)(図3参照)に接続されたLED光源(50a,50b,50c,…のいずれか)(図3参照)が一瞬点灯するが、残留データ信号Dは第2クロック信号CKによって、隣接するD型フリップフロップ(34,36,…)へ順次転送されるため、ハイレベルを有する残留データ信号Dが、最も後段のD型フリップフロップまで転送されると、点灯していたLED光源(50a,50b,50c,…)は全て消灯して、消灯状態で保持される。すなわち、時刻t=t〜tの間におけるLED光源(50a,50b,50c,…)の点灯時間は、図4(c)の場合に比べて短縮される。
そして、時刻t=t以降は、新たに入力されたデータ信号Dによって、LED光源50a,50b,50c,…)が点灯を開始する。
[実施例1の作用の説明]
次に、図5,図6を用いて、本実施例の作用について説明する。まず、図5を用いて、本実施例を適用しないときの信号波形の概要について説明する。
図5(a),(c)に示すように、照明制御部10(図1参照)の電源が投入されていると、照明制御部10から第1クロック信号CKとデータ信号Dが出力されて、シフトレジスタ30に入力される。
ここで、時刻t=tにおいて照明制御部10の電源を切断して、時刻t=tで再び電源を投入したとする。
このとき、時刻t=tにおいて電源が切断されたときには、残留データ信号DがD型フリップフロップの出力端子(Q,Q,Q,…)に保持される。図5の例では、出力端子(Q2,Q3)にハイレベルの残留データ信号Dがそれぞれ保持される(図5(e),(f)参照)。このとき、電源OFF期間Sに亘って、LED光源(50a,50b,50c,…)に電源70が供給されないため、LED光源(50a,50b,50c,…)は消灯する。
そして時刻t=tにおいて再び電源を投入すると、LED光源(50a,50b,50c,…)のうち、残留データ信号Dがハイレベルである出力端子(Q,Q)に接続されたスイッチング素子(60b,60c)(図1参照)が導通して、そこに接続されたLED光源(50b,50c)(図1参照)が点灯する。そして、この点灯は、照明制御部10を構成するMPUが立ち上がり、照明制御部10から第1クロック信号CKとデータ信号Dの出力が開始される時刻t=tまでの光源誤点灯期間Sに亘って継続する。
時刻t=tにおいて、照明制御部10から第1クロック信号CKとデータ信号Dの出力が開始されると、データ信号DがD型フリップフロップ(32,34,36,…)の間を転送されて、各LED光源(50a,50b,50c,…)が、データ信号Dに応じて点灯/消灯を繰り返す。
これに対して、本実施例においては、図6に示す動作が行われる。すなわち、時刻t=tにおいて電源が投入されると、LED光源(50a,50b,50c,…)のうち、残留データ信号Dがハイレベルである出力端子(Q,Q)に接続されたスイッチング素子(60b,60c)(図1参照)が導通して、そこに接続されたLED光源(50b,50c)(図1参照)が点灯する。
しかし、このとき、シフトレジスタ30には、図6(b)に示す第2クロック信号CKが入力される。そして、この第2クロック信号CKによって、残留データ信号DがD型フリップフロップ(32,34,36,…)の間を転送されて、各LED光源(50a,50b,50c,…)が、残留データ信号Dに応じて点灯/消灯を繰り返す。
すなわち、図6の例では、出力端子Qに接続されたLED光源50bが、光源誤点灯期間Sに亘って点灯して、出力端子Qに接続されたLED光源50cが、光源誤点灯期間Sに亘って点灯する。
そして、図5と図6を比較してわかるように、光源誤点灯期間S,Sは、光源誤点灯期間Sに比べて大幅に短縮される。
[第2クロック信号の周波数の設定について]
次に、第2クロック信号生成部20で生成する第2クロック信号CKの周波数fについて説明する。
図6からわかるように、第2クロック信号CKがハイレベルにある期間が、LED光源が誤点灯する最小の期間となる(図6の光源誤点灯期間S)。したがって、第2クロック信号CKがハイレベルにある期間はできるだけ短く設定するのが望ましい。
さらに、第2クロック信号CKの周波数f自体は、少なくとも第1クロック信号CKの周波数よりも高く、できれば、できるだけ高い周波数に設定するのが望ましい。
第2クロック信号CKの周波数fをこのように設定することによって、残留データ信号DがD型フリップフロップ(32,34,36,…)の間を転送されたときに、各LED光源(50a,50b,50c,…)に通電される時間をできるだけ短くすることができるため、仮にLED光源(50a,50b,50c,…)が誤点灯したときであっても、その点灯時間を極力短くすることによって、点灯していることを視認できないものとすることができる。
以上、説明したように、実施例1に係る車両用照明制御装置5によれば、照明制御部10から複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を点灯または消灯させるデータ信号Dと、複数のD型フリップフロップ(32,34,36,…)(フリップフロップ)がカスケード接続されて構成されるシフトレジスタ30の内部でデータ信号Dを転送する第1クロック信号CKと、が出力されない電源投入直後には、シフトレジスタ30に第2クロック信号生成部20で生成された第2クロック信号CKが入力されるため、シフトレジスタ30の内部に残っていた残留データ信号Dが、第2クロック信号CKによってシフトレジスタ30の内部を転送される。そのため、残留データ信号Dがシフトレジスタ30内を転送し終わるまでの間のみ、D型フリップフロップ(32,34,36,…)(フリップフロップ)に接続された複数のLED光源(50a,50b,50c,…)が点灯して、残留データ信号Dの転送が終了した後は、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を消灯状態とすることができる。さらに、照明制御部10が第1クロック信号CKと新たなデータ信号Dの出力を開始した後は、第2クロック信号CKに代わって第1クロック信号CKがシフトレジスタ30に入力されるとともに、データ信号Dがシフトレジスタ30に入力されるため、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)は照明制御部10の指示通りに点灯または消灯を行う。したがって、第2クロック信号生成部20を追加するという簡単な回路変更によって、電源投入直後の複数のLED光源(50a,50b,50c,…)の誤点灯を大幅に低減することができる。
また、実施例1に係る車両用照明制御装置5によれば、シフトレジスタ30に対する第1クロック信号CKのクロック入力端子と第2クロック信号CKのクロック入力端子を共通化することができるため、照明制御部10とシフトレジスタ30の接続線の本数を少なくして回路構成をより簡素化することができ、これによってコストを低減することができる。
また、実施例1に係る車両用照明制御装置5によれば、電源投入直後の第1クロック信号CKが出力されていない期間において、シフトレジスタ30の内部に残っていた残留データ信号Dを、第1クロック信号CKよりも高い周波数を有する第2クロック信号CKによってシフトレジスタ30内を転送させるため、残留データ信号Dをより短時間でシフトレジスタ30内を転送させることができる。したがって、電源投入直後に複数のLED光源(50a,50b,50c,…)が誤点灯する時間をより一層短縮することができる。
また、実施例1に係る車両用照明制御装置5によれば、第2クロック信号CKの周波数fを、第2クロック信号CKを用いて、シフトレジスタ30内に残っている残留データ信号Dによって複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を駆動したときに、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)が点灯しても視認できないごく短時間だけ点灯する周波数に設定されるため、電源投入直後のLED光源(50a,50b,50c,…)の誤点灯を確実に防止することができる。
また、実施例1に係る車両用照明制御装置5によれば、シフトレジスタ30が、カスケード接続された複数のD型フリップフロップ(32,34,36,…)によって構成されるため、照明制御部10から入力されたデータ信号Dが、第1クロック信号CKの立ち下がりタイミングで順次シフトされて、各D型フリップフロップ(32,34,36,…)に接続されたLED光源(50a,50b,50c,…)を確実に駆動するため、複数のLED光源(50a,50b,50c,…)を確実に点灯または消灯させることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
10 照明制御部
20 第2クロック信号生成部
30 シフトレジスタ
40 プルダウン抵抗
50a,50b,50c LED光源
60a,60b,60c スイッチング素子
70 電源
80 液晶表示部
CK 第1クロック信号
CK 第2クロック信号
D データ信号
,L,L 接続線
,P,P 端子
,Q,Q 出力端子

Claims (5)

  1. 複数のLED光源を点灯または消灯させるデータ信号と第1クロック信号とを出力する照明制御部と、
    複数のフリップフロップがカスケード接続されてなり、前記データ信号と前記第1クロック信号とがそれぞれ入力されるシフトレジスタと、
    第2クロック信号を生成して前記シフトレジスタに入力する第2クロック信号生成部と、
    前記データ信号を前記シフトレジスタに入力する信号線に接続されたプルダウン抵抗と、
    前記各フリップフロップの出力端子にそれぞれ接続された複数のLED光源と、を有し、前記照明制御部の電源を投入した後で前記第1クロック信号が出力されるまでの間は、前記第2クロック信号によって前記複数のLED光源を点灯または消灯して、前記第1クロック信号が出力された後は、前記第1クロック信号によって前記複数のLED光源を点灯または消灯することを特徴とする車両用照明制御装置。
  2. 前記第2クロック信号生成部は、前記照明制御部から出力された前記第1クロック信号を前記シフトレジスタに入力する信号線に直列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明制御装置。
  3. 前記第2クロック信号は、前記第1クロック信号よりも高い周波数を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用照明制御装置。
  4. 前記第2クロック信号の周波数は、前記シフトレジスタの電源を投入して、第2クロック信号によって前記複数のLED光源を駆動したときに、前記複数のLED光源が点灯したことを視認できないごく短時間だけ点灯する周波数に設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用照明制御装置。
  5. 前記複数のフリップフロップは、D型フリップフロップであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用照明制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102315944B1 (ko) * 2020-10-19 2021-10-21 한국광기술원 디지털 전류 조절기를 이용한 다중 led 조명 장치

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