JP2015011822A - 光源駆動装置及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位相制御された交流電圧が急激に低下しても回路部品の損傷を防止できる光源駆動装置を提供する。
【解決手段】光源駆動装置1は、整流部3と、コンバータ部4と、制御回路部5とを有している。整流部3は、位相制御された交流電圧Vinを整流して整流電圧Vaを出力する。制御回路部5は、予め設定された明るさを徐々に下げる演出動作を行うための第1の制御信号Vcを生成する。コンバータ部4は、第1の制御信号Vcに基づいて整流電圧Vaを出力電圧Voに変換して出力し、外部の光源20を定電流駆動する。検出電圧Vdの単位時間当たりの低下の度合いが所定の大きさを超えたとき、制御回路部5からコンバータ部4に予め設定された保護動作を実行させるための第2の制御信号が出力され、コンバータ部4は、第2の制御信号に基づいて、出力電圧Voを出力する。
【選択図】図1
【解決手段】光源駆動装置1は、整流部3と、コンバータ部4と、制御回路部5とを有している。整流部3は、位相制御された交流電圧Vinを整流して整流電圧Vaを出力する。制御回路部5は、予め設定された明るさを徐々に下げる演出動作を行うための第1の制御信号Vcを生成する。コンバータ部4は、第1の制御信号Vcに基づいて整流電圧Vaを出力電圧Voに変換して出力し、外部の光源20を定電流駆動する。検出電圧Vdの単位時間当たりの低下の度合いが所定の大きさを超えたとき、制御回路部5からコンバータ部4に予め設定された保護動作を実行させるための第2の制御信号が出力され、コンバータ部4は、第2の制御信号に基づいて、出力電圧Voを出力する。
【選択図】図1
Description
この発明は、光源駆動装置及び照明装置に関し、特に、光源を調光して照明の演出動作を行うことができる光源駆動装置及び照明装置に関する。
LED(発光ダイオード)などを光源として用いた照明装置などに用いられ、光源を調光して駆動することにより照明の演出を行うことができる光源駆動装置が知られている。
下記特許文献1には、光源を任意の発光色に変化させて照明の演出を行えるLED点灯装置の構造が開示されている。このLED点灯装置では、白色の発光色の光源と有色の発光色の光源のそれぞれの点灯を制御し、全光時から調光時にかけて明るさ及び発光色が連続的に変化させることで、照明の演出が行われる。
ところで、上記の特許文献1に記載されているような装置では、次のような問題がある。
例えば、全光時の明るさの状態から明るさを緩やかに下げる演出動作を実施中に、ユーザによって、演出動作による出力電圧の減少度合いよりも急激に明るさが絞られるように位相制御式調光器が操作されてしまう場合がある。このような場合において、装置が過電流保護機能(OCP機能)を有しないものであったり、過電流保護機能が動作しない状態にあったりすると、問題が生じる可能性がある。すなわち、上述の場合には、位相制御された交流電圧が低下するにもかかわらず、調光動作の影響で、負荷が重い状態(負荷電力が高い状態)が維持される。負荷電力がそのまま維持されている一方で出力電圧が低下すると、負荷電流が上昇し、装置を構成するスイッチング素子やヒューズなどの回路部品が損傷する可能性がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、位相制御された交流電圧が急激に低下しても回路部品の損傷を防止できる光源駆動装置及び照明装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、光源駆動装置は、位相制御された交流電圧を整流し、第1の電圧として出力する整流部と、予め設定された明るさを徐々に下げる演出動作を行うための第1の制御信号を生成して出力する制御部と、第1の制御信号に基づいて、整流部から出力された第1の電圧を第2の電圧に変換すると共に、第2の電圧に基づいて、外部の光源を定電流駆動するコンバータ部とを備え、制御部は、第1の電圧又は第1の電圧に基づく電圧の時間の経過に伴う低下の度合いが所定の大きさを超えたとき、第1の制御信号に代えて、予め設定された保護動作を実行させるための第2の制御信号を生成して出力し、コンバータ部は、制御部から第2の制御信号が出力されたとき、第2の制御信号に基づいて、第1の電圧を第2の電圧に変換する。
好ましくは、第2の制御信号は、第1の電圧又は第1の電圧に基づく電圧との差が、予め設定された閾値以内となるように出力される。
好ましくは、制御部は、演出動作に関する第1の制御パターンと、保護動作に関する第2の制御パターンとを記憶するパターン記憶部と、第1の電圧又は第1の電圧に基づく電圧が入力され、その入力された電圧に基づいて、第1の制御信号又は第2の制御信号をコンバータ部に出力する信号変換部とを備え、信号変換部は、パターン記憶部に記憶されている第1の制御パターンに基づいて第1の制御信号を生成し、パターン記憶部に記憶されている第2の制御パターンに基づいて第2の制御信号を生成する。
好ましくは、パターン記憶部は、保護動作に関して互いに異なる複数の第2の制御パターンを記憶しており、信号変換部は、パターン記憶部に記憶されている複数の第2の制御パターンのうち任意のものを選択し、選択した第2の制御パターンに基づいて、第2の制御信号を生成する。
この発明の他の局面に従うと、照明装置は、上述に記載の光源駆動装置と、光源駆動装置のコンバータ部から出力される第2の電圧により定電流駆動される光源とを備える。
これらの発明に従うと、コンバータ部に入力される電圧の時間の経過に伴う低下の度合いが大きくなったとき、予め設定された保護動作を実行させるための第2の制御信号がコンバータ部に出力される。したがって、位相制御された交流電圧が急激に低下しても回路部品の損傷を防止できる光源駆動装置及び照明装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態におけるLED駆動装置(光源駆動装置の一例)を用いた照明装置について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態に係るLED駆動装置を用いた照明装置の構成について、大まかに説明する。
[照明装置の概略構成の説明]
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるLED駆動装置を用いた照明装置の回路構成を示す図である。
図1に示されるように、照明装置100は、例えば商用電源である交流電源Vacと、位相調光器2と、LED駆動装置1と、LEDモジュール(光源の一例)20とを備える。LEDモジュール20は、LED駆動装置1から出力電圧(第2の電圧の一例)Voが供給されて、定電流駆動される。
位相調光器2は、交流電源Vacに接続されている。位相調光器2は、交流電源Vacからの交流電圧Vinをもとに、位相制御された交流電圧Vinを出力する。すなわち、位相調光器2は、交流電圧Vinの半周期における所定期間だけ交流電圧Vinを導通させて交流電圧Vinを出力する。位相調光器2は例えばトライアックを備えるトライアック調光器であるが、位相調光器2の具体的な構成は特にこれに限定されない。
LED駆動装置1は、整流部3と、コンバータ部4と、制御回路部(制御部の一例)5とを含んでいる。
整流部3は、例えば全波整流回路である。整流部3は、交流電圧Vinを全波整流し、整流電圧(第1の電圧の一例)Vaを出力する。整流部3は、整流平滑電圧を出力するようにしてもよい。なお、整流部3は、半波整流回路であってもよい。
コンバータ部4には、整流電圧Vaが入力される。コンバータ部4は、整流部3から入力される整流電圧Vaを変換して出力電圧VoをLEDモジュール20に出力する。また、コンバータ部4は、整流電圧Vaに対応する検出電圧(第1の電圧に基づく電圧の一例)Vdを制御回路部5に出力する。
制御回路部5には、コンバータ部4から、検出電圧Vdが入力される。制御回路部5は、検出電圧Vdをもとに、制御電圧Vcをコンバータ部4に出力することで、コンバータ部4から出力される出力電圧Voの大きさを制御する。換言すると、制御電圧Vcは、出力電圧Voの大きさを制御するための制御信号である。
本実施の形態において、コンバータ部4は、例えば、第1のコンバータ6と、第2のコンバータ7とを有している。
第1のコンバータ6には、整流部3から出力される整流電圧Vaが入力される。第1のコンバータ6は、整流電圧Vaを、変換電圧Vbに変換する。また、第1のコンバータ6は、整流電圧Vaを、それに応じた直流電圧である検出電圧Vdに変換し、制御回路部5に出力する。検出電圧Vdは、例えば、整流電圧Vaに比例する直流電圧である。
第2のコンバータ7には、第1のコンバータ6から出力される変換電圧Vbが入力される。第2のコンバータ7は、変換電圧Vbに基づいて出力電圧VoをLEDモジュール20に出力し、LEDモジュール20を定電流駆動する。
第2のコンバータ7には、制御回路部5から出力される制御電圧Vcが入力される。第2のコンバータ7は、制御電圧Vcに基づいて、変換電圧Vbを出力電圧Voに変換する。
本実施の形態において、制御回路部5は、信号変換部8と、パターン記憶部9とを有している。
信号変換部8には、第1のコンバータ6から出力される検出電圧Vdが入力される。信号変換部8は、検出電圧Vdに基づいて、制御電圧Vcを出力する。
パターン記憶部9は、照明装置100の演出動作に関する制御パターン(第1の制御パターン)と、保護動作に関する制御パターン(第2の制御パターン)とを記憶する。
制御回路部5は、信号変換部8がパターン記憶部9に記憶されている制御パターンに基づいて制御電圧Vcを出力することで、第2のコンバータ7から出力される出力電圧Voの大きさを制御する。信号変換部8は、制御電圧Vcとして、演出動作に関する制御パターンに基づく第1の制御電圧Vc1や、保護動作に関する制御パターンに基づく第2の制御電圧Vc2を生成し、出力する。
[制御回路部5の動作の説明]
本実施の形態において、制御回路部5は、照明装置100で予め設定された明るさを徐々に下げる演出動作(以下、単に演出動作ということがある)を行うとき、パターン記憶部9に記憶されている演出動作に関する制御パターンに基づいて、第1の制御電圧Vc1を出力して、コンバータ部4を制御する。この場合において、整流電圧Vaに対応する検出電圧Vdの電圧値の時間の経過に伴う低下の度合いが所定の大きさを超えたときに、制御回路部5は、第1の制御電圧Vc1に代えて、第2の制御電圧Vc2を生成して出力する。より具体的には、制御回路部5は、演出動作が行われている場合において、検出電圧Vdが時間の経過に伴って低下する度合いが制御電圧Vcの低下の度合いと比べて所定の大きさより大きくなったとき、第2の制御電圧Vc2を生成して出力する。換言すると、制御回路部5は、演出動作が行われている場合において、整流電圧Vaが時間の経過に伴って低下する度合いが、出力電圧Voが低下する度合いと比べて所定の大きさより大きくなったとき、第2の制御電圧Vc2を生成して出力する。
第2の制御電圧Vc2は、予め設定された保護動作を行うための信号であり、例えば検出電圧Vdに基づいて出力される。第2の制御電圧Vc2が出力されると、コンバータ部4は、第2の制御電圧Vc2に基づいて、変換電圧Vbを出力電圧Voに変換する。
図2は、本実施の形態における制御回路部5の制御動作を説明するフローチャートである。
本実施の形態において、制御回路部5は、次に示されるようにして制御電圧Vcを出力することで、コンバータ部4の動作を制御する。なお、図2に示される制御動作は、予め設定されたインターバルで、定期的に実行されるようにすればよい。
ステップS1において、制御回路部5は、保護用フラグがセットされているかどうかを判定する。保護用フラグがセットされていない場合(「NO」の場合)、ステップS2の処理を行う。保護用フラグがセットされている場合(「YES」の場合)、ステップS6の処理を行う。
ステップS2において、制御回路部5は、制御電圧Vcの値から検出電圧Vdの値を減じた値が、所定の閾値以上か否かを判定する。所定の閾値未満の場合(「NO」の場合)、ステップS3の処理が行われる。他方、所定の閾値以上の場合(「YES」である場合)、ステップS4の処理が行われる。
ステップS3において、制御回路部5は、通常の演出動作を実行する。すなわち、信号変換部8が、パターン記憶部9に記憶されている演出動作に関する制御パターンに基づいて、演出動作用の第1の制御電圧Vc1を出力する。その後、一連の処理を終了する。
他方、ステップS4において、制御回路部5は、保護用フラグをセットする。保護用フラグがセットされると、ステップS5の処理が行われる。
ステップS5において、制御回路部5は、パターン記憶部9に記憶されている保護動作に関する制御パターンに基づいて、保護動作を実行する。すなわち、制御回路部5は、保護動作用の第2の制御電圧Vc2を出力し、その後、処理を終了する。
ここで、ステップS1で保護用フラグがセットされているとき、ステップS6において、制御回路部5は、検出電圧Vdが、前回検出された検出電圧Vdから低下しているか否か(検出値が低い値であるか否か)を判定する。低下している場合(「YES」の場合)、ステップS4の処理が行われる。すなわち、保護用フラグのセットと、保護動作の実行とが行われる。他方、低下していない場合(「NO」の場合)、ステップS7の処理が行われる。
ステップS7において、制御回路部5は、保護用フラグをクリアし、処理を終了する。
本実施の形態において、検出電圧Vdに応じた制御電圧Vcの出力は、次のようにして行われる。
図3は、本実施の形態における制御電圧Vcの出力例について説明する図である。
図3に示されるように、本実施の形態では、図2に示すフローチャートに基づいて、次の制御が行われる。なお、図3において、縦軸は制御電圧Vcの電圧を示し、横軸は時間の経過を示す。また、一点鎖線は、演出動作の全時刻(t0〜te)において、第1の制御電圧Vc1によって演出動作が実行された場合の制御電圧Vcの推移を参照として示す線である。
まず、時刻t0で、演出動作が開始される。このとき、制御電圧Vcは、例えばV7である。
時刻t0から時間が経過した時刻t1の直前までは、演出動作用の第1の制御電圧Vc1が制御回路部5から出力される。これにより、通常の演出動作が実行される。第1の制御電圧Vc1は、時刻t0から所定の時刻teまでの間に、制御電圧がV7からV1まで徐々に低下するようにして出力される。
時刻t1において、第1の制御電圧Vc1は、V7より小さいV6となる。また、このとき、検出電圧Vdは、V6より小さいV4となっている。このとき、検出電圧Vdと第1の制御電圧Vc1との差(第1の制御電圧Vc1の値から検出電圧Vdの値を減じた値)が、所定の閾値Vsに達する。すなわち、(V6−V4)=(閾値Vs)となる。そうすると、制御電圧Vcは、第1の制御電圧Vc1から保護動作用の第2の制御電圧Vc2に切り替えられる。これにより、通常の演出動作が中止され、保護動作が実行される。本実施の形態においては、第2の制御電圧Vc2として、検出電圧Vdと同じ値が出力されるように構成されている。
時刻t1から時間が経過した時刻t2には、検出電圧Vdは低下し、位相制御における最小の電圧値V1となる。時刻t1から時刻t2まで、検出電圧Vdと第2の制御電圧Vc2とは同じとなり、保護動作が継続される。
時刻t2から時刻teまでは、制御電圧Vcは位相制御における最小の電圧値V1に達しているため、演出動作も保護動作も実行されず、制御電圧Vcは最小の電圧V1が継続して出力される。
このように、図3で示される例においては、制御電圧Vcとしては、時刻t0〜t1まで第1の制御電圧Vc1が、時刻t1から時刻t2まで第2の制御電圧Vc2が、時刻t2以降はV1が、それぞれ出力される。
以上説明したように、本実施の形態においては、次のような効果が得られる。
本実施の形態では、コンバータ部4に入力される整流電圧Vaの時間の経過に伴う低下の度合いが大きくなったとき、制御回路部5から、予め設定された保護動作を実行させるための第2の制御電圧Vc2がコンバータ部4に出力される。検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差が制御回路部5により監視され、その監視結果に応じて演出動作と保護動作を切り替えることを自動的に行うことができる。したがって、明るさを緩やかに下げる演出動作中に、操作者の操作によって位相制御された交流電圧Vinが急激に低下しても、演出効果による現在の負荷とトライアックなどの状態に合う負荷の差が所定値以上となることがなく、LED駆動装置1の回路には過電流が流れない。そのため、そのような場合であっても、ヒューズやスイッチ素子など、LED駆動装置1を構成する回路部品の損傷を防止できる。
検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差に関する閾値は、任意に設定することができる。したがって、所望の保護動作が行われるように、容易に設定することができる。
LED駆動装置1が、過電流保護機能を有さないものであったり、過電流保護機能を有していても誤動作などでそれが機能しなくなっていたりしても、確実に、回路部品の損傷を防止できる。
検出抵抗を用いた過電流保護機能に代えて、本発明の構成で代替することにより、検出抵抗による電力損失がなくなり、効率が向上する。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態におけるLED駆動装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第2の実施の形態においては、制御回路部5による制御内容が、第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態においては、検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差が所定の閾値Vs以上となったとき、制御電圧Vcとして保護動作用の第2の制御電圧Vc2が出力される。そして、その後、検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差が所定の閾値Vs未満となったとき、演出動作を実行するための第1の制御電圧Vc1が出力される。
図4は、第2の実施の形態における制御回路部5の制御動作を説明するフローチャートである。
図4に示されるように、処理が開始されると、ステップS11において、制御回路部5は、制御電圧Vc1の値から検出電圧Vdの値を減じた値が所定の閾値以上か否かを判定する。所定の閾値未満の場合(「NO」の場合)、ステップS12の処理が行われる。他方、所定の閾値以上の場合(「YES」である場合)、ステップS13の処理が行われる。
ステップS12において、制御回路部5は、通常の演出動作を実行する。すなわち、信号変換部8が、パターン記憶部9に記憶されている演出動作に関する制御パターンに基づいて、演出動作用の第1の制御電圧Vc1を出力する。その後、一連の処理を終了する。
他方、ステップS13において、制御回路部5は、検出電圧Vdを第2の制御電圧Vc2として出力する。その後、一連の処理を終了する。
このような一連の処理は、定期的に実行されるようにすればよい。
図5は、第2の実施の形態における制御電圧Vcの出力例について説明する図である。
図5に示されるように、本実施の形態では、図4に示すフローチャートに基づいて、次の制御が行われる。なお、図5においては、図3と同様に、縦軸は制御電圧Vcの電圧を示し、横軸は時間の経過を示す。また、一点鎖線は、演出動作の全時刻(t0〜te)において、第1の制御電圧Vc1によって演出動作が実行された場合の制御電圧Vcの推移を参照として示す線である。
まず、時刻t0で、演出動作が開始される。このとき、制御電圧Vcは、例えばV7である。
時刻t0から時間が経過した時刻t1の直前までは、演出動作用の第1の制御電圧Vc1が制御回路部5から出力される。これにより、通常の演出動作が実行される。第1の制御電圧Vc1は、時刻t0から所定の時刻teまでの間に、制御電圧がV7からV1まで徐々に低下するようにして出力される。
時刻t1において、第1の制御電圧Vc1は、V7より小さいV6となる。また、このとき、検出電圧Vdは、V6より小さいV4となっている。このとき、検出電圧Vdと第1の制御電圧Vc1との差(検出電圧Vdの値を第1の制御電圧Vc1の値から減じた値)が、所定の閾値Vsに達する。すなわち、(V6−V4)=(閾値Vs)となる。そうすると、通常の演出動作が中止され、制御電圧Vcは、第1の制御電圧Vc1から保護動作用の第2の制御電圧Vc2に切り替えられる。これにより、保護動作が実行される。なお、第2の制御電圧Vc2としては、検出電圧Vdと同じ値が設定されるように構成されている。
時刻t1から時間が経過した時刻t2直前までは、検出電圧Vdと第2の制御電圧Vc2との差が所定の閾値Vs未満となる。そのため、制御電圧Vcは、第2の制御電圧Vc2から演出動作用の第1の制御電圧Vc1に切り替えられ、通常の演出動作が実行される。
時刻t2になると、検出電圧Vdと第1の制御電圧Vc1との差が、再び、所定の閾値Vsに達する。そのため、制御電圧Vcは、保護用の第2の制御電圧Vc2に切り替えられ、演出動作が中止されると共に保護動作が実行される。このときも、第2の制御電圧Vc2は、検出電圧Vdと同じになるようにすればよい。
時刻t2から時刻teまでは、制御電圧Vcは位相制御における最小の電圧値V1に達しているため、演出動作も保護動作も実行されず、制御電圧Vcは最小の電圧V1が継続して出力される。
このように、図5で示される例においては、制御電圧Vcとしては、時刻t0〜t1まで及び時刻t1から時刻t2までは第1の制御電圧Vc1が、時刻t1及び時刻t2においては第2の制御電圧Vc2が、時刻t2以降はV1が、それぞれ出力される。
第2の実施の形態においては、このように制御電圧Vcが出力されるので、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、いったん第2の制御電圧Vc2を出力して保護動作が行われた場合であっても、所定の閾値の差が生じていないときには、再び第1の制御電圧Vc1を利用して演出動作を継続して行うことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態におけるLED駆動装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第3の実施の形態においては、制御回路部5による制御内容が、第3の実施の形態と異なる。
第3の実施形態では、演出動作中に、検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差が所定の閾値Vs以上となったとき、保護動作用の第2の制御電圧Vc4が出力される。第2の制御電圧Vc4は、検出電圧Vdに所定の閾値Vs分の電圧を加えた電圧である。その後、検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差が所定の閾値Vs未満となったときは、再び、演出動作を行うための第1の制御電圧Vc1が出力される。
図6は、第3の実施の形態における制御回路部5の制御動作を説明するフローチャートである。
図6において、ステップS21及びステップS22の処理は、図4のステップS11及びステップS12の処理と同様にして行われる。すなわち、制御回路部5は、検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差が所定の閾値Vs以上であるか否かを判定し、閾値Vs未満であれば(「NO」)、通常の演出動作を実行し、一連の処理を終了する。
ここで、検出電圧Vdと制御電圧Vcとの差が所定の閾値Vs以上であれば(「YES」)、ステップS23において、制御回路部5は、第2の制御電圧Vc4を出力する。ここで、第2の制御電圧Vc4は、検出電圧Vdと所定の閾値Vsとの和である。その後、一連の処理を終了する。
このような一連の処理は、定期的に実行されるようにすればよい。
図7は、第3の実施の形態における制御電圧Vcの出力例について説明する図である。
図7に示されるように、第3の実施の形態では、図6に示すフローチャートに基づいて、次の制御が行われる。なお、図5においては、図3と同様に、縦軸は制御電圧Vcの電圧を示し、横軸は時間の経過を示す。また、一点鎖線は、演出動作の全時刻(t0〜te)において、第1の制御電圧Vc1によって演出動作が実行された場合の制御電圧Vcの推移を参照として示す線である。
まず、時刻t0で、演出動作が開始される。このとき、制御電圧Vcは、例えばV7である。
時刻t0から時間が経過した時刻t1の直前までは、演出動作用の第1の制御電圧Vc1が制御回路部5から出力される。これにより、通常の演出動作が実行される。第1の制御電圧Vc1は、時刻t0から所定の時刻teまでの間に、制御電圧がV7からV1まで徐々に低下するようにして出力される。
時刻t1において、第1の制御電圧Vc1は、V7より小さいV6となる。また、このとき、検出電圧Vdは、V6より小さいV4となっている。このとき、検出電圧Vdと第1の制御電圧Vc1との差(制御電圧Vc1の値から検出電圧Vdの値を減じた値)が、所定の閾値Vsに達する。すなわち、(V6−V4)=(閾値Vs)となる。そうすると、通常の演出動作が中止され、制御電圧Vcは、第1の制御電圧Vc1から保護動作用の第2の制御電圧Vc4に切り替えられる。これにより、保護動作が実行される。
ここで、第3の実施の形態において、第2の制御電圧Vc4としては、検出電圧Vdに所定の閾値Vsを加えた値と同じ値が設定されるように構成されている。
時刻t1から時間が経過した時刻t2までは、検出電圧Vdと第2の制御電圧Vc4との差は所定の閾値Vsとなったまま維持される。換言すると、制御電圧Vcは、第2の制御電圧Vc4が継続して出力される。
時刻t2を過ぎると、検出電圧Vdと第1の制御電圧Vc1との差が、所定の閾値Vs未満となる。そのため、制御電圧Vcは、演出動作用の第1の制御電圧Vc1に切り替えられ、それ以後、演出動作が実行される。
時刻t3になると、制御電圧Vcが、位相制御における最小の電圧値V1に達する。時刻t3から時刻teまでは、演出動作も保護動作も実行されず、制御電圧Vcは最小の電圧V1のまま継続して出力される。
このように、図7で示される例においては、制御電圧Vcとしては、時刻t0〜t1まで及び時刻t2から時刻t3までは第1の制御電圧Vc1が、時刻t1から時刻t2までは第2の制御電圧Vc4が、時刻t3以降はV1が、それぞれ出力される。
第3の実施の形態においては、このように制御電圧Vcが出力されるので、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、いったん第2の制御電圧Vc4を出力して保護動作が行われた場合であっても、所定の閾値の差が生じていないときには、再び第1の制御電圧Vc1を利用して演出動作を継続して行うことができる。さらに、第3の実施の形態では、制御電圧Vcが急激に下がることがない。したがって、出力電圧Voが急激に下がらないようにして演出効果に近い保護動作を行い、回路を保護することができる。
[その他]
整流部、コンバータ部の回路構成は、本実施形態に限定されない。例えば、コンバータ部は、2つのコンバータで構成されるものではなく、1つのコンバータで構成されるものであってもよいし、3つ以上のコンバータで構成されていてもよい。
検出電圧は、直流電圧に限定されるものではなく、例えば、整流電圧に比例したパルス電圧であってもよい。
制御パターンは、上述の各実施の形態で説明したものに限定されない。LED駆動装置に求められる仕様等、要求に応じて、所望の制御パターンを設定すればよい。また、検出電圧の変化状態によって、適切な制御パターンを設定するようにしてもよい。
パターン記憶部には、保護動作に関する第2の制御パターンとして、互いに制御態様が異なる複数の制御パターンが記憶されていてもよく、保護動作の実行時に、信号変換部がそれらの制御パターンのうち任意のものを選択し、選択した制御パターンに基づいて、第2の制御電圧を生成し出力すればよい。例えば、パターン記憶部には上述の第1の実施の形態〜第3の実施の形態のそれぞれに示されるような3種類の保護動作に関する制御パターンが記憶されており、保護動作が行われるとき、それらのうちいずれかの制御パターンで第2の制御電圧が生成されるようにすればよい。
制御回路部には、コンバータ部から出力される検出電圧ではなく、整流部から出力される整流電圧そのものが入力されるように構成されていてもよい。その場合は、制御回路部において(例えば上述の信号変換部において)、整流電圧を制御回路部における制御に適した直流電圧又はパルス電圧に変換するようにすればよい。
制御電圧は、直流電圧に限定されるものではなく、例えば、出力電圧として出力されるべき電圧に対応するデューティ信号であってもよい。例えば、出力されるべき電圧に比例するオンデューティのパルス電圧が制御電圧として出力されるようにしてもよい。
上述の第1の実施の形態〜第3の実施の形態で説明した検出電圧の変化例は、上述のような急激に低下するようなものに限られない。
演出動作と保護動作とを切り替える基準となる閾値(検出電圧と制御電圧との差に対応する所定値)は、使用する回路部品、光源などの特性に応じて、適切な値に設定すればよい。
照明装置は、光源としてLEDモジュールを用いるものに限定されず、他の種の光源を用いるものであってもよい。LED駆動装置は、少なくともその一部が集積回路(IC)を用いて構成されていてもよい。LED駆動装置の各構成要素は、少なくともその一部が、ハードウェアによる処理に代えてソフトウェアによる処理を行うことで機能するように構成されていてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 LED駆動装置(光源駆動装置の一例)
2 位相調光器
3 整流部
4 コンバータ部
5 制御回路部(制御部の一例)
6 第1のコンバータ
7 第2のコンバータ
8 信号変換部
9 パターン記憶部
20 LEDモジュール(光源の一例)
100 照明装置
Va 整流電圧(第1の電圧の一例)
Vb 変換電圧
Vc 制御電圧(制御信号の一例)
Vc1 第1の制御電圧(第1の制御信号)
Vc2 第2の制御電圧(第2の制御信号)
Vd 検出電圧(第1の電圧に基づく電圧の一例)
Vin 交流電圧
Vo 出力電圧(第2の電圧の一例)
Vs 閾値
2 位相調光器
3 整流部
4 コンバータ部
5 制御回路部(制御部の一例)
6 第1のコンバータ
7 第2のコンバータ
8 信号変換部
9 パターン記憶部
20 LEDモジュール(光源の一例)
100 照明装置
Va 整流電圧(第1の電圧の一例)
Vb 変換電圧
Vc 制御電圧(制御信号の一例)
Vc1 第1の制御電圧(第1の制御信号)
Vc2 第2の制御電圧(第2の制御信号)
Vd 検出電圧(第1の電圧に基づく電圧の一例)
Vin 交流電圧
Vo 出力電圧(第2の電圧の一例)
Vs 閾値
Claims (5)
- 位相制御された交流電圧を整流し、第1の電圧として出力する整流部と、
予め設定された明るさを徐々に下げる演出動作を行うための第1の制御信号を生成して出力する制御部と、
前記第1の制御信号に基づいて、前記整流部から出力された第1の電圧を第2の電圧に変換すると共に、前記第2の電圧に基づいて、外部の光源を定電流駆動するコンバータ部とを備え、
前記制御部は、前記第1の電圧又は前記第1の電圧に基づく電圧の時間の経過に伴う低下の度合いが所定の大きさを超えたとき、前記第1の制御信号に代えて、予め設定された保護動作を実行させるための第2の制御信号を生成して出力し、
前記コンバータ部は、前記制御部から前記第2の制御信号が出力されたとき、前記第2の制御信号に基づいて、前記第1の電圧を前記第2の電圧に変換する、光源駆動装置。 - 前記第2の制御信号は、前記第1の電圧又は前記第1の電圧に基づく電圧との差が、予め設定された閾値以内となるように出力される、請求項1に記載の光源駆動装置。
- 前記制御部は、
前記演出動作に関する第1の制御パターンと、前記保護動作に関する第2の制御パターンとを記憶するパターン記憶部と、
前記第1の電圧又は前記第1の電圧に基づく電圧が入力され、その入力された電圧に基づいて、前記第1の制御信号又は前記第2の制御信号を前記コンバータ部に出力する信号変換部とを備え、
前記信号変換部は、
前記パターン記憶部に記憶されている前記第1の制御パターンに基づいて前記第1の制御信号を生成し、
前記パターン記憶部に記憶されている前記第2の制御パターンに基づいて前記第2の制御信号を生成する、請求項1又は2に記載の光源駆動装置。 - 前記パターン記憶部は、前記保護動作に関して互いに異なる複数の第2の制御パターンを記憶しており、
前記信号変換部は、前記パターン記憶部に記憶されている複数の第2の制御パターンのうち任意のものを選択し、選択した第2の制御パターンに基づいて、前記第2の制御信号を生成する、請求項3に記載の光源駆動装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の光源駆動装置と、
前記光源駆動装置のコンバータ部から出力される前記第2の電圧により定電流駆動される光源とを備える、照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013135357A JP2015011822A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 光源駆動装置及び照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013135357A JP2015011822A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 光源駆動装置及び照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015011822A true JP2015011822A (ja) | 2015-01-19 |
Family
ID=52304826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013135357A Pending JP2015011822A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 光源駆動装置及び照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015011822A (ja) |
-
2013
- 2013-06-27 JP JP2013135357A patent/JP2015011822A/ja active Pending
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