JP2015011808A - 直管型発光ランプ用ユニット化部材、直管型発光ランプ及び照明器具 - Google Patents

Abstract

【課題】 蛍光ランプ用照明器具に誤搭載されることがなく、簡易に取付け可能な直管型ＬＥＤランプ用等の直管型発光ランプ用ユニット化部材を提供する。
【解決手段】 一対のソケット具１０、モジュールユニット具２０、一対のソケットカバー３０を含み、ソケット具１０は、ソケット取付け部１１、モジュールユニット具取付け部１２を有し、モジュールユニット具２０は、直管型発光ランプの発光管と略同じ長さであり、かつ、両端にソケット具取付け部２１を有し、ソケットカバー３０は、ソケット具１０を挿入可能な開口部を有する有底筒状であり、一対のソケット具１０のモジュールユニット具取付け部１２に、モジュールユニット具２０両端のソケット具取付け部２１が取付けられ、一対のソケットカバー３０に、一対のソケット具１０が挿入されていることを特徴とする直管型発光ランプ用ユニット化部材１００。
【選択図】 図１

Description

本発明は、直管型発光ランプ用ユニット化部材、直管型発光ランプ及び照明器具に関する。

従来から、家庭用及び施設用等の照明器具として、直管型蛍光ランプを用いた照明器具が広く用いられている。一方、近年、蛍光ランプに比べて消費電力の低い発光ダイオード（ＬＥＤ）を用いたＬＥＤランプが普及しつつある。

ところで、ＬＥＤランプには、蛍光ランプ用の点灯回路でそのまま点灯可能なものもあるが、蛍光ランプ用の点灯回路では点灯できず、ＬＥＤランプ用の点灯回路と交換する必要があるものも存在する。ここで、直管型ＬＥＤランプに、現行市販されている直管型蛍光ランプと同じ口金（例えば、ＪＩＳ Ｃ ７７０９−１に規定されたＧ１３口金）を使用している場合、直管型蛍光ランプ用の点灯回路を備えた照明器具に、蛍光ランプ用の点灯回路では点灯できない直管型ＬＥＤランプが誤って使用（誤搭載）される可能性がある。

この誤搭載の問題を解決するものとして、口金ピンの先端を外側方向に略直角に突出させた直管型ＬＥＤランプが提案されている（特許文献１及び２参照）。

特許第４８６２１０２号公報 特許第４８６２１０３号公報

しかしながら、特許文献１及び２に記載の直管型ＬＥＤランプは、直管型蛍光ランプを用いる既設の照明器具の点灯回路をＬＥＤランプ用のものに改造する等、大掛かりな作業を要するものである。

そこで、本発明は、直管型蛍光ランプ用の照明器具に誤って搭載されることがなく、かつ、簡易に取付け可能な直管型ＬＥＤランプ用等の直管型発光ランプ用ユニット化部材、及びそれを用いた直管型発光ランプ並びに照明器具を提供することを目的とする。

前記目的を達成するために、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材は、
一対のソケット具と、モジュールユニット具と、一対のソケットカバーとを含み、
前記一対のソケット具の各ソケット具は、ソケット取付け部と、モジュールユニット具取付け部とを有し、
前記モジュールユニット具は、直管型発光ランプの発光管と略同じ長さであり、かつ、両端にソケット具取付け部を有し、
前記一対のソケットカバーの各ソケットカバーは、前記ソケット具を挿入可能な開口部を有する有底筒状であり、
前記一対のソケット具のモジュールユニット具取付け部に、それぞれ、前記モジュールユニット具両端のソケット具取付け部が取付けられ、
前記一対のソケットカバーに、それぞれ、前記一対のソケット具が挿入されている
ことを特徴とする。

本発明の直管型発光ランプは、
発光管と、前記本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材とを含み、
前記発光管は、内部に発光素子を収納した直管状であり、かつ、両端にソケットを有し、
前記一対のソケット具のソケット取付け部に、それぞれ、前記発光管両端のソケットが取付けられる
ことを特徴とする。

本発明の照明器具は、
直管型発光ランプと、本体部と、一対の固定部品とを含み、
前記直管型発光ランプは、前記本発明の直管型発光ランプであり、
前記本体部は、両端に前記直管型発光ランプを挿入可能な開口を有し、かつ、前記直管型発光ランプの前記モジュールユニット具と反対側の三方を覆う形状であり、
前記一対の固定部品の各固定部品は、前記直管型発光ランプのソケットカバーと嵌合可能であり、
前記一対の固定部品は、それぞれ、前記本体部内部の両端に取付けられ、
前記本体部の一端の前記開口から、前記直管型発光ランプをスライドして挿入し、前記直管型発光ランプのソケットカバーと前記固定部品とを嵌合させることで、前記本体部に前記直管型発光ランプが取付けられる
ことを特徴とする。

本発明によれば、直管型蛍光ランプ用の照明器具に誤って搭載されることがなく、かつ、簡易に取付け可能な直管型ＬＥＤランプ用等の直管型発光ランプ用ユニット化部材、及びそれを用いた直管型発光ランプ並びに照明器具を提供可能である。

図１は、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材の構成の一例を示す斜視図である。 図２は、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材のソケット具の一例を示す斜視図である。 図３は、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材のモジュールユニット具の一例を示す斜視図である。 図４は、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材のソケットカバーの一例を示す斜視図である。 図５は、本発明の直管型発光ランプの構成の一例を示す斜視図である。 図６は、図５に示した直管型発光ランプの組立て方法を説明する斜視図である。 図７は、本発明の照明器具の構成の一例を示す斜視図である。 図８は、図７に示した照明器具の本体部及び一対の固定部品を示す斜視図である。 図９は、本発明の照明器具の固定部品の一例を示す斜視図である。 図１０は、本発明の照明器具における本体部への直管型発光ランプの取付け方法を説明する斜視図である。

本発明の直管型発光ランプでは、前記一対のソケット具の各ソケット具において、前記ソケット取付け部に、前記発光管のソケットの取付け箇所が複数設けられていることが好ましい。

以下、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材、直管型発光ランプ及び照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の説明に限定されない。なお、以下の図１から図１０において、同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す場合があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。

［実施形態１］
図１は、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材の構成の一例を示す斜視図である。図１に示すように、本実施形態の直管型発光ランプ用ユニット化部材１００は、一対のソケット具１０と、モジュールユニット具２０と、一対のソケットカバー３０とを含む。なお、直管型発光ランプ用ユニット化部材１００の両端は同じ形状であるため、図１では、直管型発光ランプ用ユニット化部材１００の左端側のみを示している。つぎに、図２〜４を参照して、ソケット具１０、モジュールユニット具２０及びソケットカバー３０について説明する。

図２に、ソケット具１０の一例を示す。図２に示すように、ソケット具１０は、ソケット取付け部１１と、モジュールユニット具取付け部１２とを有する。図２に例示するソケット具１０では、ソケット取付け部１１とモジュールユニット取付け具１２とが略直角となっている。ソケット取付け部１１は、長方形の一辺が略半円弧となった板状であり、上部に円状に６つの穴が形成されている。実施形態２において後述するように、前記円の中心に対して点対称の位置にある２つの穴が一対となって、発光管の取付け箇所１１ａ〜１１ｃとなっている。モジュールユニット取付け部１２は、略長方形の板状であり、２つのネジ穴が形成されている。ただし、ソケット具１０の形状は、図２に示す例に限定されず、ソケット取付け部１１と、モジュールユニット取付け具１２とを有しさえすれば、異なる形状であってもよい。ソケット具１０の製造方法は、特に限定されない。ソケット具１０は、例えば、ＳＰＧ（亜鉛鉄板）等を用いて、プレス加工及び曲げ加工で製造できる。ただし、ソケット具１０の形成材料及び形成方法は、この例に限定されない。ソケット具１０は、例えば、ＳＰＧ以外の鋼板材料、樹脂等を用いて、打ち抜き加工、金型を用いた射出成型、注入成形、プレス成型等の成型法、切削加工法等で製造されてもよい。

図３に、モジュールユニット具２０の一例を示す。図３に示すように、モジュールユニット具２０は、後述の直管型発光ランプの発光管と略同じ長さであり、かつ、両端にソケット具取付け部２１を有する。図３に例示するモジュールユニット具２０では、長尺の板の両端をＬ字状に折り曲げて、ソケット取付け部２１を形成している。ソケット取付け部２１には、２つのネジ穴が形成されている。直管型発光ランプの発光管の載置箇所となるモジュールユニット具２０の中央部は、短手方向の両端が略直角に上方に折り曲げられている。ただし、モジュールユニット具２０の形状は、図３に示す例に限定されず、直管型発光ランプの発光管と略同じ長さであり、かつ、両端にソケット取付け部２１を有しさえすれば、異なる形状であってもよい。本実施形態の直管型発光ランプ用ユニット化部材１００は、直管型発光ランプの発光管の長さに応じてモジュールユニット具２０の長さを変更することで、２０Ｗ型、４０Ｗ型等の長さの異なる発光管にも対応可能である。モジュールユニット具２０の製造方法は、特に限定されず、例えば、ソケット具１０と同様にして製造できる。

図４に、ソケットカバー３０の一例を示す。図４に示すように、ソケットカバー３０は、ソケット具１０を挿入可能な開口部を有する有底筒状である。図４に例示するソケットカバー３０は、図１に例示するソケット具１０を挿入可能な開口部を有する有底筒の下方に、後述の照明器具の固定部品と嵌合する２本の鉤爪を有する。前記有底筒は、下部にスリットを有する。ただし、ソケットカバー３０の形状は、図４に示す例に限定されず、ソケット具１０を挿入可能な開口部を有する有底筒状でありさえすれば、異なる形状であってもよい。ソケットカバー３０の製造方法は、特に限定されず、例えば、ソケット具１０と同様にして製造できる。

図１に示すように、本実施形態の直管型発光ランプ用ユニット化部材１００では、一対のソケット具１０のモジュールユニット具取付け部１２に、それぞれ、モジュールユニット具２０両端のソケット具取付け部２１が取付けられる。モジュールユニット具取付け部１２へのソケット具取付け部２１の取付け方法は、特に限定されず、例えば、双方に設けられた穴を用いてネジ等で取り付ければよい。

一対のソケット具１０は、それぞれ、一対のソケットカバー３０に挿入される。なお、図１では、ソケット具１０を視認できるように、ソケット具１０がソケットカバー３０に挿入される前の状態を示している。

本実施形態の直管型発光ランプ用ユニット化部材１００は、直管型発光ランプの発光管とユニット化（一体化）し、直管型蛍光ランプ用の照明器具に取付け不能とすることで、直管型蛍光ランプ用の照明器具への誤搭載を防止する。また、後述のように、本実施形態の直管型発光ランプ用ユニット化部材１００を用いれば、直管型発光ランプを照明器具の本体部に簡易に取付け可能である。

［実施形態２］
図５は、本実施形態の直管型発光ランプの構成の一例を示す斜視図である。図５に示すように、本実施形態の直管型発光ランプ２００は、発光管２１０と、本発明の直管型発光ランプ用ユニット化部材１００とを含む。

図６を参照して、本実施形態の直管型発光ランプ２００の組立て方法について説明する。なお、直管型発光ランプ２００の両端は同じ形状であるため、図６では、直管型発光ランプ２００の左端側のみを示している。図６に示すように、発光管２１０は、内部に発光素子を収納した直管状であり、かつ、両端にソケット２１１を有する。前記発光素子は、特に限定されず、例えば、ＬＥＤ素子、有機ＥＬ素子等があげられ、ＬＥＤ素子であることが好ましい。一対のソケット具１０のソケット取付け部１１に、それぞれ、発光管２１０両端のソケット２１１が取付けられる。

発光管２１０としては、例えば、市販のＧ１３型直管型電源内蔵ＬＥＤ発光管等を用いてよい。なお、発光管２１０の口金は、Ｇ１３口金に限られず、他の口金であってもよい。

図６では、図２に示すソケット具１０のソケット取付け部１１に設けられた３対のソケット２１１の取付け箇所１１ａ〜１１ｃのうち、１１ａにソケット２１１の鉤爪が取付けられている。ソケット取付け部１１において、発光管２１０のソケット２１１の取付け箇所は１箇所のみでもよいが、図２及び図６に示すように、複数設けられていることが好ましい。ソケット取付け部１１にソケット取付け箇所を複数設けることで、発光管２１０の明るさを最大限生かせるように、発光管２１０の最大配光部分と直管型発光ランプ２００の配光面とを一致させることが可能となる。

［実施形態３］
図７は、本実施形態の照明器具の構成の一例を示す斜視図である。図７に示すように、本実施形態の照明器具３００は、本発明の直管型発光ランプ２００と、本体部２２０とを含む。本体部２２０は、両端に本発明の直管型発光ランプ２００を挿入可能な開口を有し、かつ、本発明の直管型発光ランプ２００のモジュールユニット具と反対側以外の三方を覆う形状である。なお、図７には表れていないが、本実施形態の照明器具３００では、図８に示すように、本体部２２０内部の両端に、一対の固定部品２３０が取付けられている。本体部２２０への固定部品２３０の取付け方法は、特に限定されず、例えば、２本のネジを用いてネジ止めすればよい。ただし、本体部２２０への固定部品２３０の取付け方法は、この例に限定されず、例えば、接着剤を用いた接着等の他の方法であってもよい。固定部品２３０は、本発明の直管型発光ランプ２００のソケットカバー３０と嵌合可能である。

図９に、固定部品２３０の一例を示す。図９に示すように、固定部品２３０は、図４に示すソケットカバー３０下部の鉤爪と嵌合可能な略Ｔ字状であり、上部にくぼみを有する。ただし、図４に示すソケットカバー３０及び図９に示す固定部品２３０は、例示に過ぎない。ソケットカバー３０及び固定部品２３０は、互いに嵌合可能な形状であれば、図４及び図９に示す以外の形状であってもよい。固定部品２３０の製造方法は、特に限定されず、例えば、ソケット具１０と同様にして製造できる。

本体部２２０の製造方法は、特に限定されず、例えば、ソケット具１０と同様にして製造できる。

図１０を参照して、本体部２２０への本発明の直管型発光ランプ２００の取付け方法について説明する。図１０に示すように、本体部２２０の一端の開口から、本発明の直管型発光ランプ２００をスライドして挿入し、直管型発光ランプ２００のソケットカバー３０と固定部品２３０とを嵌合させることで、本体部２２０に本発明の直管型発光ランプ２００が取付けられる。このように、本実施形態の照明器具３００では、本体部３００に、本発明の直管型発光ランプ２００を簡易に取付け可能である。

本実施形態の照明器具３００は、本体部２２０の固定部品２３０が取付けられたのと反対側の面を、例えば、天井、壁等に取付けて使用される。本実施形態の照明器具３００は、既設の直管型蛍光ランプ用照明器具の改造等を要することなく、簡易に設置可能である。

本発明によれば、蛍光ランプ用照明器具に誤って搭載されることがなく、かつ、簡易に取付け可能な直管型ＬＥＤランプ用等の直管型発光ランプ用ユニット化部材、及びそれを用いた直管型発光ランプ並びに照明器具を提供することができる。本発明の直管型発光用ユニット化部材、直管型発光ランプ及び照明器具は、屋内照明等の幅広い用途に用いることが可能である。

１０ ソケット具
１１ ソケット取付け部
１２ モジュールユニット具取付け部
２０ モジュールユニット具
２１ ソケット具取付け部
３０ ソケットカバー
１００ 直管型発光ランプ用ユニット化部材
２００ 直管型発光ランプ
２１０ 発光管
２１１ ソケット
２２０ 本体部
２３０ 固定部品
３００ 照明器具

Claims (4)

1. 一対のソケット具と、モジュールユニット具と、一対のソケットカバーとを含み、
   前記一対のソケット具の各ソケット具は、ソケット取付け部と、モジュールユニット具取付け部とを有し、
   前記モジュールユニット具は、直管型発光ランプの発光管と略同じ長さであり、かつ、両端にソケット具取付け部を有し、
   前記一対のソケットカバーの各ソケットカバーは、前記ソケット具を挿入可能な開口部を有する有底筒状であり、
   前記一対のソケット具のモジュールユニット具取付け部に、それぞれ、前記モジュールユニット具両端のソケット具取付け部が取付けられ、
   前記一対のソケットカバーに、それぞれ、前記一対のソケット具が挿入されている
   ことを特徴とする直管型発光ランプ用ユニット化部材。
2. 発光管と、請求項１記載の直管型発光ランプ用ユニット化部材とを含み、
   前記発光管は、内部に発光素子を収納した直管状であり、かつ、両端にソケットを有し、
   前記一対のソケット具のソケット取付け部に、それぞれ、前記発光管両端のソケットが取付けられる
   ことを特徴とする直管型発光ランプ。
3. 前記一対のソケット具の各ソケット具において、前記ソケット取付け部に、前記発光管のソケットの取付け箇所が複数設けられている、
   請求項２記載の直管型発光ランプ。
4. 直管型発光ランプと、本体部と、一対の固定部品とを含み、
   前記直管型発光ランプは、請求項２又は３記載の直管型発光ランプであり、
   前記本体部は、両端に前記直管型発光ランプを挿入可能な開口を有し、かつ、前記直管型発光ランプの前記モジュールユニット具と反対側以外の三方を覆う形状であり、
   前記一対の固定部品の各固定部品は、前記直管型発光ランプのソケットカバーと嵌合可能であり、
   前記一対の固定部品は、それぞれ、前記本体部内部の両端に取付けられ、
   前記本体部の一端の前記開口から、前記直管型発光ランプをスライドして挿入し、前記直管型発光ランプのソケットカバーと前記固定部品とを嵌合させることで、前記本体部に前記直管型発光ランプが取付けられる
   ことを特徴とする照明器具。

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