JP2015011672A - 表示端末、表示制御方法、画像表示システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】現実に押印行為をした場合に近い使用感をユーザに与えられるように、オブジェクト画像に変化を与えて表示する。
【解決手段】表示端末は、表示面141に対して電子スタンプ装置を使用して行われた押印操作を検出すると、押印操作が行われた電子スタンプ装置に予め対応付けられたスタンプ画像データを取得する。表示端末は、このスタンプ画像データが表すスタンプ画像をランダムに決定した回転角で回転させるように画像処理を施してから、表示面141に表示する。現実の印鑑を使用して押印行為をした場合には、ユーザのイメージとはやや異なる角度で印影が表示されるなど、ユーザの予測し難い変化が現れることが少なくない。表示端末は、このような現実の印鑑で起こりうる事象を擬似的に表現する画像処理を行ってスタンプ画像を表示することで、現実に押印行為をした場合に近い使用感をユーザに与える。
【選択図】図9
【解決手段】表示端末は、表示面141に対して電子スタンプ装置を使用して行われた押印操作を検出すると、押印操作が行われた電子スタンプ装置に予め対応付けられたスタンプ画像データを取得する。表示端末は、このスタンプ画像データが表すスタンプ画像をランダムに決定した回転角で回転させるように画像処理を施してから、表示面141に表示する。現実の印鑑を使用して押印行為をした場合には、ユーザのイメージとはやや異なる角度で印影が表示されるなど、ユーザの予測し難い変化が現れることが少なくない。表示端末は、このような現実の印鑑で起こりうる事象を擬似的に表現する画像処理を行ってスタンプ画像を表示することで、現実に押印行為をした場合に近い使用感をユーザに与える。
【選択図】図9
Description
本発明は、電子印鑑等のオブジェクト画像を表示する技術に関する。
電子印鑑の技術では、印鑑装置を用いて表示面上の位置が指示されると、その指示された位置に印影に相当するオブジェクト画像が表示される。特許文献1,2は、印鑑装置を用いた押印(捺印)行為を、押印時に作用する圧力により検出した場合に、印影画像を表す画像データを、押印面をなす電子ペーパのタグに送信することを開示している。
ところで、朱肉やインク等の色材を使った現実の印鑑で押印行為をした場合、用紙等の押印面に実際に印字される印影は、必ずしもユーザがイメージするものとは合致しない。例えば、ユーザが印鑑の天地方向を意識して押印行為をした場合であっても、押印面の天地方向と印影の天地方向とがずれ、印影が傾いて印字されることがある。また、ユーザが印影の全体がしっかりと印字されるように意識して押印行為をした場合であっても、印影の一部がかすれたり印影全体の濃度が均一にならなかったりすることもある。これに対し、特許文献1,2に記載された技術では、現実の印鑑とは異なり、印鑑装置を用いて表示面を指示する操作があった場合には、その印鑑装置固有の印影画像が画像データに基づいて一律に表示される。
そこで、本発明の目的は、現実に押印行為をした場合に近い使用感をユーザに与えられるように、オブジェクト画像に変化を与えて表示することである。
そこで、本発明の目的は、現実に押印行為をした場合に近い使用感をユーザに与えられるように、オブジェクト画像に変化を与えて表示することである。
上述した課題を解決するため、本発明の表示端末は、表示面に画像を表示する表示部と、所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出する検出部と、前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを取得する画像取得部と、前記検出部により前記操作が検出された場合に、前記画像取得部が取得した第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示部に表示させる表示制御部とを備える。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、前記変化の度合いがランダムに変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、前記検出部により検出された前記操作の方法に応じて、前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、前記指示体の使用実績を表す実績情報に応じて、前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、自表示端末が置かれる所定の状況を表す状況情報に応じて、前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、自表示端末のユーザ属性に応じて前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、前記検出部により検出された前記操作の方法に応じて、前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、前記指示体の使用実績を表す実績情報に応じて、前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、自表示端末が置かれる所定の状況を表す状況情報に応じて、前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、前記画像処理は、自表示端末のユーザ属性に応じて前記変化の度合いが変動するようにしてもよい。
本発明の表示端末において、自表示端末から所定距離範囲内にある前記指示体と無線通信を行う無線通信部と、前記第1のオブジェクト画像データに対し前記画像処理を施して、前記第2のオブジェクト画像データを生成する画像処理部とを備え、前記画像取得部は、各々の前記指示体に予め対応付けられた前記第1のオブジェクト画像データを配信するサーバ装置と通信して、前記無線通信部が通信した前記指示体に予め対応付けられた前記第1のオブジェクト画像データを取得するとともに、取得した当該第1のオブジェクト画像データに基づいて前記画像処理部により生成された前記第2のオブジェクト画像データを取得するようにしてもよい。
本発明の表示制御方法は、表示面に画像を表示する表示端末の表示制御方法であって、所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出するステップと、前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを取得するステップと、前記操作を検出した場合に、取得した前記第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示面に表示するステップとを有する。
本発明の画像表示システムは、表示端末と、当該表示端末と通信するサーバ装置とを備える画像表示システムであって、前記表示端末は、表示面に画像を表示する表示部と、所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出する検出部と、前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データ、又は、当該第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを、前記サーバ装置と通信して取得する画像取得部と、前記検出部により前記操作が検出された場合に、前記画像取得部が取得した第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示部に表示させる表示制御部とを有し、前記画像サーバは、前記第1オブジェクト画像データを蓄積したデータベースから、前記指示体に対応付けられた前記第1オブジェクト画像データを取得して、前記表示端末へ送信するか、又は、前記データベースから取得した第1オブジェクト画像データに対し前記画像処理を施した前記第2のオブジェクト画像データを、前記表示端末へ送信する前記表示端末へ送信するデータ管理部とを有す。
本発明のプログラムは、表示面に画像を表示する表示端末のコンピュータに、所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出するステップと、前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを取得するステップと、前記操作を検出した場合に、取得した前記第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示面に表示するステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、現実に押印行為をした場合に近い使用感をユーザに与えられるように、オブジェクト画像に変化を与えて表示することができる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の画像表示システム1の全体構成を示す図である。画像表示システム1は、表示端末10と、電子スタンプ装置20と、画像サーバ30とを備える。表示端末10及び画像サーバ30は、それぞれ、ネットワーク100に接続する。表示端末10及び画像サーバ30は、ネットワーク100経由で相互に通信可能である。ネットワーク100は、例えばインターネットを含む通信回線である。
なお、画像表示システム1には、複数の表示端末10及び複数の電子スタンプ装置20が含まれるが、図面が繁雑になるのを防ぐため、図1にはそれぞれ1つずつ示す。また、ひとりのユーザが、表示端末10又は電子スタンプ装置20を複数使用(所持)してもよいが、この実施形態では特に考慮しないものとする。
図1は、本発明の第1実施形態の画像表示システム1の全体構成を示す図である。画像表示システム1は、表示端末10と、電子スタンプ装置20と、画像サーバ30とを備える。表示端末10及び画像サーバ30は、それぞれ、ネットワーク100に接続する。表示端末10及び画像サーバ30は、ネットワーク100経由で相互に通信可能である。ネットワーク100は、例えばインターネットを含む通信回線である。
なお、画像表示システム1には、複数の表示端末10及び複数の電子スタンプ装置20が含まれるが、図面が繁雑になるのを防ぐため、図1にはそれぞれ1つずつ示す。また、ひとりのユーザが、表示端末10又は電子スタンプ装置20を複数使用(所持)してもよいが、この実施形態では特に考慮しないものとする。
電子スタンプ装置20は、表示端末10にスタンプ画像を表示させるために使用される無線機器である。電子スタンプ装置20は、ユーザが容易に携帯可能な携帯品であり、図1に示すように、アクセサリとしての一面を有している。電子スタンプ装置20は、ここでは、所定のキャラクタの顔を模したデザインとなっている。また、電子スタンプ装置20の一端は、イヤホンジャックの差込口に差し込み可能に形成されている。このため、表示端末10のユーザは、自身が使用する電子スタンプ装置20を、この表示端末10のイヤホンジャックの差込口(図示略)に差し込んだ状態で携帯することができる。ただし、電子スタンプ装置20は、イヤホンジャックの差込口に差し込み可能に構成されていなくてもよく、外観構成については特に問わない。
表示端末10は、画像を表示する表示面141を正面に有している。電子スタンプ装置20を使用して、押印行為を意味する操作(以下、「押印操作」という。)が表示面141に対して行われると、表示端末10は、その電子スタンプ装置20のスタンプ画像を表示面141に電子的に表示する。押印操作は、電子スタンプ装置20を使用して表示面141を指示する操作である。電子スタンプ画像は、電子スタンプ装置20の印影に相当するオブジェクト画像である。
なお、表示端末10は、ここではスマートフォンであるが、携帯電話端末、タブレット端末、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機等の他の表示端末であってもよい。
なお、表示端末10は、ここではスマートフォンであるが、携帯電話端末、タブレット端末、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機等の他の表示端末であってもよい。
画像サーバ30は、電子スタンプ装置20の各々のスタンプ画像を表すオブジェクト画像データ(以下、「スタンプ画像データ」という。)を配信するサーバ装置である。表示端末10は、電子スタンプ装置20のスタンプ画像を表示する際には、その表示に先立って、画像サーバ30と通信してスタンプ画像データを取得する。
図2は、表示端末10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、表示端末10は、制御部11と、タッチスクリーン部12と、通信部13と、表示部14と、記憶部15と、測位部16とを備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び計時部を有するマイクロコンピュータを備える。CPUは、ROMや記憶部15に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、表示端末10の各部を制御する。計時部は、例えばリアルタイムクロックであり、現在日時を測る。タッチスクリーン部12は、表示部14の表示面141に重ねて設けられたセンサを備え、ユーザにより行われた操作をこのセンサにより検出する。ここでは、タッチスクリーン部12は、ユーザが表示面141に対する接触操作を行った場合に、この接触操作により指示された位置を示す操作データを、制御部11へ供給する。
なお、表示端末10は、ユーザの操作を受け付ける操作子として物理キーを備えていてもよいし、音声入力による操作を受け付けてもよい。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び計時部を有するマイクロコンピュータを備える。CPUは、ROMや記憶部15に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、表示端末10の各部を制御する。計時部は、例えばリアルタイムクロックであり、現在日時を測る。タッチスクリーン部12は、表示部14の表示面141に重ねて設けられたセンサを備え、ユーザにより行われた操作をこのセンサにより検出する。ここでは、タッチスクリーン部12は、ユーザが表示面141に対する接触操作を行った場合に、この接触操作により指示された位置を示す操作データを、制御部11へ供給する。
なお、表示端末10は、ユーザの操作を受け付ける操作子として物理キーを備えていてもよいし、音声入力による操作を受け付けてもよい。
通信部13は、無線通信部131及びネットワーク通信部132を備え、それぞれが外部装置と通信するためのインタフェースである。無線通信部131は、ネットワーク100を介さずに無線通信(すなわち近接通信)を行うためのインタフェースである。無線通信部131は、通信回路やアンテナを有し、Bluetooth(登録商標)により無線通信(以下、「Bluetooth通信」という。)を行うためのインタフェースである。ネットワーク通信部132は、ネットワーク100に接続してネットワーク通信を行うためのインタフェースである。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイであり、表示面141に画像を表示する。記憶部15は、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリ等の記憶装置を備え、制御部11により実行されるプログラム及びスタンプアプリ151等を記憶する。スタンプアプリ151は、スタンプ画像の表示処理を行うときに実行されるアプリケーションプログラムである。これ以外にも、記憶部15は、表示端末10で表示可能なスタンプ画像に関するデータとして、スタンプ画像データ等を記憶する。ユーザ属性情報は、表示端末10のユーザ属性を示す情報であり、例えば、生年月日や年齢、性別等の情報を含む。ただし、ユーザ属性情報は、後述する第2実施形態に関する構成要素であり、この実施形態では必須の構成要素ではない。測位部16は、GPS(Global Positioning System)測位方式に従って表示端末10の位置を測り、測った位置を示す位置情報を生成する。
図3は、電子スタンプ装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、電子スタンプ装置20は、制御部21と、無線通信部22と、記憶部23と、押印操作検知部24とを備える。
制御部21は、CPU、ROM及びRAMを有するマイクロコンピュータを備える。CPUは、ROMや記憶部23に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、電子スタンプ装置20の各部を制御する。無線通信部22は、外部装置と通信するためのインタフェースであり、ネットワーク100を介さずに無線通信(すなわち近接通信)を行うためのインタフェースである。無線通信部22は、ここでは、通信回路やアンテナを有し、Bluetooth通信を行うためのインタフェースである。記憶部23は、フラッシュメモリ等の記憶装置であり、電子スタンプ装置20を一意に識別する機器識別子MIDを記憶する。この実施形態では、機器識別子MIDは、電子スタンプ装置20がBluetooth通信に使用するMAC(Media Access Control address)アドレスである。電子スタンプ装置20に割り当てられた機器識別子MIDを「M0001」と表す。
制御部21は、CPU、ROM及びRAMを有するマイクロコンピュータを備える。CPUは、ROMや記憶部23に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、電子スタンプ装置20の各部を制御する。無線通信部22は、外部装置と通信するためのインタフェースであり、ネットワーク100を介さずに無線通信(すなわち近接通信)を行うためのインタフェースである。無線通信部22は、ここでは、通信回路やアンテナを有し、Bluetooth通信を行うためのインタフェースである。記憶部23は、フラッシュメモリ等の記憶装置であり、電子スタンプ装置20を一意に識別する機器識別子MIDを記憶する。この実施形態では、機器識別子MIDは、電子スタンプ装置20がBluetooth通信に使用するMAC(Media Access Control address)アドレスである。電子スタンプ装置20に割り当てられた機器識別子MIDを「M0001」と表す。
押印操作検知部24は、電子スタンプ装置20を使用して行われた押印操作を検知する。押印操作検知部24は、ここでは、電子スタンプ装置20の先端であって表示面141に接触させられる側の先端に作用する押圧力を検知する圧力センサを有する。押印操作検知部24は、圧力センサにより検知した押圧力を示すデータを、制御部21へ供給する。制御部21は、例えば、押印操作検知部24により検知された押圧力が閾値以上になった場合に、押印操作が行われたと判断する。電子スタンプ装置20を表示端末10の表示面141に接触させる押印操作が行われた際に、電子スタンプ装置20の先端に作用する圧力が大きくなるためである。
なお、電子スタンプ装置20は、例えば内蔵電池を電源として動作する。
なお、電子スタンプ装置20は、例えば内蔵電池を電源として動作する。
図4は、画像サーバ30のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、画像サーバ30は、制御部31と、ネットワーク通信部32と、記憶部33とを備える。
制御部31は、CPU、ROM及びRAMを有するマイクロコンピュータを備える。CPUは、ROMや記憶部33に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、画像サーバ30の各部を制御する。ネットワーク通信部32は、ネットワーク100に接続して、外部装置とネットワーク通信を行うためのインタフェースである。記憶部33は、ハードディスク装置等の記憶装置を備え、制御部31により実行されるプログラムやスタンプ画像DB(Data Base)331を記憶する。
制御部31は、CPU、ROM及びRAMを有するマイクロコンピュータを備える。CPUは、ROMや記憶部33に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、画像サーバ30の各部を制御する。ネットワーク通信部32は、ネットワーク100に接続して、外部装置とネットワーク通信を行うためのインタフェースである。記憶部33は、ハードディスク装置等の記憶装置を備え、制御部31により実行されるプログラムやスタンプ画像DB(Data Base)331を記憶する。
図5は、スタンプ画像DB331の構成例及びスタンプ画像の一例を示す図である。図5(a)は、スタンプ画像DB331の構成例を示す図である。図5(b)は、電子スタンプ装置20のスタンプ画像を例示した図である。
図5(a)に示すように、スタンプ画像DB331は、機器識別子と、スタンプ画像データとを対応付けて登録したデータベースである。スタンプ画像DB331で管理される機器識別子は、いずれかの電子スタンプ装置20に割り当てられたものと一致する。電子スタンプ装置20のスタンプ画像は、この電子スタンプ装置20の外観のデザインと合致する。ここでは、機器識別子が「M0001」である電子スタンプ装置20に対応したスタンプ画像データ(第1のスタンプ画像データ)である「img0001」は、図5(b)に示すように、所定のキャラクタを模したスタンプ画像I(第1のスタンプ画像)を表す。
なお、電子スタンプ装置20の外観のデザインとスタンプ画像とは合致していなくてもよい。また、本実施形態では、スタンプ画像DB331に蓄積されているスタンプ画像データは、電子スタンプ装置20の製造者等によって生成されたものである。
図5(a)に示すように、スタンプ画像DB331は、機器識別子と、スタンプ画像データとを対応付けて登録したデータベースである。スタンプ画像DB331で管理される機器識別子は、いずれかの電子スタンプ装置20に割り当てられたものと一致する。電子スタンプ装置20のスタンプ画像は、この電子スタンプ装置20の外観のデザインと合致する。ここでは、機器識別子が「M0001」である電子スタンプ装置20に対応したスタンプ画像データ(第1のスタンプ画像データ)である「img0001」は、図5(b)に示すように、所定のキャラクタを模したスタンプ画像I(第1のスタンプ画像)を表す。
なお、電子スタンプ装置20の外観のデザインとスタンプ画像とは合致していなくてもよい。また、本実施形態では、スタンプ画像DB331に蓄積されているスタンプ画像データは、電子スタンプ装置20の製造者等によって生成されたものである。
図6は、画像表示システム1の機能構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、電子スタンプ装置20の制御部21は、第1通信制御部211と、第2通信制御部212とに相当する機能を実現する。
第1通信制御部211は、無線通信部22によりBluetooth通信を行って、機器識別子MIDを表示端末10へ送信する。第2通信制御部212は、無線通信部22によりBluetooth通信を行って、機器識別子MID及び押印情報を表示端末10へ送信する。押印情報は、電子スタンプ装置20を使用した押印操作が行われたことを示す情報である。
第1通信制御部211は、無線通信部22によりBluetooth通信を行って、機器識別子MIDを表示端末10へ送信する。第2通信制御部212は、無線通信部22によりBluetooth通信を行って、機器識別子MID及び押印情報を表示端末10へ送信する。押印情報は、電子スタンプ装置20を使用した押印操作が行われたことを示す情報である。
表示端末10の制御部11は、スタンプアプリ151を実行することにより、検出部111と、画像取得部112と、画像処理部113と、表示制御部114とに相当する機能を実現する。
検出部111は、電子スタンプ装置20を使用して行われた押印操作を検出する。検出部111は、電子スタンプ装置20により送信された機器識別子MID及び押印情報を無線通信部131により受信した場合に、この機器識別子MIDが示す電子スタンプ装置20により押印操作が行われたことを検出する。
検出部111は、電子スタンプ装置20を使用して行われた押印操作を検出する。検出部111は、電子スタンプ装置20により送信された機器識別子MID及び押印情報を無線通信部131により受信した場合に、この機器識別子MIDが示す電子スタンプ装置20により押印操作が行われたことを検出する。
画像取得部112は、押印操作を行った電子スタンプ装置20に予め対応付けられたスタンプ画像データを、ネットワーク通信部132により画像サーバ30と通信して取得して、記憶部15に記憶させる。この際、画像取得部112は、記憶部15に記憶した各スタンプ画像データに対応する機器識別子MIDを識別可能な方法で、各スタンプ画像データを記憶させる。
画像処理部113は、画像サーバ30から取得されたスタンプ画像データに対し、スタンプ画像を変化させる所定の画像処理であって、その変化の度合いが変動する画像処理を施す。この画像処理は、例えば、所定の回転角でスタンプ画像を回転させる回転処理である。画像処理部113は、この回転処理によるスタンプ画像の変化の度合い、すなわち、回転角をランダムに変動させて、いずれかの回転角に決定する。上述した画像取得部112は、画像処理部113により画像処理が施されたオブジェクト画像データ(第2のオブジェクト画像データ)を取得する。
表示制御部114は、検出部111により押印操作が検出されると、画像処理部113により画像処理が施されて画像取得部112により取得されたスタンプ画像データに基づいて、表示部14にスタンプ画像(第2のオブジェクト画像)を表示させる。
画像サーバ30の制御部31は、データ管理部311に相当する機能を実現する。データ管理部311は、画像サーバ30でのデータの管理を行う。データ管理部311は、押印操作が行われた電子スタンプ装置20の機器識別子MIDに対応付けられたスタンプ画像データを、スタンプ画像DB331から取得する。データ管理部311は、ネットワーク通信部32によりネットワーク通信を行って、スタンプ画像データを表示端末10へ送信する。
図7は、画像表示システム1におけるスタンプ画像の表示処理の流れを示すシーケンス図である。図8は、表示端末10と電子スタンプ装置20との位置関係の時間的な変化を説明する図である。図8に示すように、無線通信部131がBluetooth通信を行うことのできる範囲を「通信可能範囲R」と称する。
表示端末10は、ユーザの操作に従って記憶部15からスタンプアプリ151を読み出して、スタンプアプリ151を実行する。次に、表示端末10は、自端末の周辺にあるBluetooth対応機器を探索する(ステップS1)。図8(a)に示すように、電子スタンプ装置20が通信可能範囲R内にある場合、表示端末10は、ステップS1の処理で、電子スタンプ装置20の探索に成功する。
表示端末10は、ユーザの操作に従って記憶部15からスタンプアプリ151を読み出して、スタンプアプリ151を実行する。次に、表示端末10は、自端末の周辺にあるBluetooth対応機器を探索する(ステップS1)。図8(a)に示すように、電子スタンプ装置20が通信可能範囲R内にある場合、表示端末10は、ステップS1の処理で、電子スタンプ装置20の探索に成功する。
通信可能範囲R内にある電子スタンプ装置20は、Bluetooth通信を行って、記憶部23に記憶された機器識別子MIDを表示端末10へ送信する(ステップS2)。電子スタンプ装置20は、機器識別子MIDとして「M0001」を送信する。
なお、通信可能範囲R内に複数の電子スタンプ装置20がある場合には、表示端末10は、複数の電子スタンプ装置20の各々から機器識別子MIDを取得する。
表示端末10は、機器識別子MIDを受信してこれを取得すると、取得した機器識別子MIDを指定したスタンプ画像の送信要求(以下、「画像送信要求」という。)を、ネットワーク通信により画像サーバ30へ送信する(ステップS3)。ここでは、表示端末10は、機器識別子MIDとして「M0001」を指定した画像送信要求を送信する。
なお、通信可能範囲R内に複数の電子スタンプ装置20がある場合には、表示端末10は、複数の電子スタンプ装置20の各々から機器識別子MIDを取得する。
表示端末10は、機器識別子MIDを受信してこれを取得すると、取得した機器識別子MIDを指定したスタンプ画像の送信要求(以下、「画像送信要求」という。)を、ネットワーク通信により画像サーバ30へ送信する(ステップS3)。ここでは、表示端末10は、機器識別子MIDとして「M0001」を指定した画像送信要求を送信する。
画像サーバ30は、画像送信要求を受信してこれを取得すると、取得した画像送信要求で指定された機器識別子MIDに対応付けられたスタンプ画像データを、スタンプ画像DB331から取得する。そして、画像サーバ30は、取得したスタンプ画像データを、ネットワーク通信により表示端末10へ送信する(ステップS4)。ここでは、画像サーバ30は、スタンプ画像データとして「img0001」を送信する。
表示端末10は、画像サーバ30からスタンプ画像データを受信してこれを取得すると、取得したスタンプ画像データを記憶部15に記憶させる(ステップS5)。ここでは、表示端末10は、スタンプ画像データとして「img0001」を記憶部15に記憶させる(図8(a)参照。)。この際、表示端末10は、各スタンプ画像データに対応する機器識別子MIDを識別可能なように、例えば、スタンプ画像データと機器識別子MIDとを対応付けて記憶させる。
このステップS5の処理では、表示端末10は、テンポラリファイルを作成する等して、スタンプ画像データを一時記憶させる。このため、表示端末10は、スタンプアプリ151の実行終了時やタイムアウト等の所定のタイミングで、記憶部15に一時記憶させたスタンプ画像データを削除する。また、表示端末10は、ステップS5の処理で、記憶部15にスタンプ画像データを記憶させているが、この時点では、このスタンプ画像データが表すスタンプ画像を表示させない。
このステップS5の処理では、表示端末10は、テンポラリファイルを作成する等して、スタンプ画像データを一時記憶させる。このため、表示端末10は、スタンプアプリ151の実行終了時やタイムアウト等の所定のタイミングで、記憶部15に一時記憶させたスタンプ画像データを削除する。また、表示端末10は、ステップS5の処理で、記憶部15にスタンプ画像データを記憶させているが、この時点では、このスタンプ画像データが表すスタンプ画像を表示させない。
次に、電子スタンプ装置20を使用して、表示端末10の表示面141に対して押印操作が行われようとしたとする。この場合、電子スタンプ装置20と表示端末10との位置関係が、図8(b)に示す状態となる。すなわち、電子スタンプ装置20は、その先端が表示端末10の表示面141に接触させられる。
電子スタンプ装置20は、表示端末10の表示面141に接触させられ、押印操作検知部24により検知された押圧力が閾値以上になると、押印操作を検知する。押印操作を検知すると、電子スタンプ装置20は、機器識別子MIDと押印情報とを、Bluetooth通信により表示端末10へ送信する(ステップS6)。
電子スタンプ装置20は、表示端末10の表示面141に接触させられ、押印操作検知部24により検知された押圧力が閾値以上になると、押印操作を検知する。押印操作を検知すると、電子スタンプ装置20は、機器識別子MIDと押印情報とを、Bluetooth通信により表示端末10へ送信する(ステップS6)。
表示端末10は、ステップS6の処理で送信された機器識別子MIDと押印情報とを受信しこれらを取得すると、表示面141対して行われた押印操作を検出する(ステップS7)。次に、表示端末10は、機器識別子MIDに対応するスタンプ画像データを記憶部15から読み出して、このスタンプ画像データに対し所定の画像処理を施す(ステップS8)。
まず、表示端末10は、機器識別子MID「M0001」に対応するスタンプ画像データである「img0001」を、例えば制御部11のRAMに読み出す。そして、表示端末10は、ランダムに決定した回転角θにより、このスタンプ画像データに対し回転処理を施す。例えば、表示端末10は、所定の乱数生成アルゴリズムによって生成した乱数を用いて、所定の変動範囲内で無作為に回転角θを決定する。ここでの変動範囲は、例えば、−90度(反時計回りの方向に90度)から+90度(時計回りの方向に90度)までである。ただし、回転角θの変動範囲は別の範囲であってもよいし、特に変動範囲が規定されていなくてもよい。また、変動範囲内では、何度刻みで回転角θが決定されてもよい。
なお、この実施形態では、反時計回りの方向の回転角を「−」の符号を付して表し、時計回りの方向の回転角を「+」の符号を付して表す。
まず、表示端末10は、機器識別子MID「M0001」に対応するスタンプ画像データである「img0001」を、例えば制御部11のRAMに読み出す。そして、表示端末10は、ランダムに決定した回転角θにより、このスタンプ画像データに対し回転処理を施す。例えば、表示端末10は、所定の乱数生成アルゴリズムによって生成した乱数を用いて、所定の変動範囲内で無作為に回転角θを決定する。ここでの変動範囲は、例えば、−90度(反時計回りの方向に90度)から+90度(時計回りの方向に90度)までである。ただし、回転角θの変動範囲は別の範囲であってもよいし、特に変動範囲が規定されていなくてもよい。また、変動範囲内では、何度刻みで回転角θが決定されてもよい。
なお、この実施形態では、反時計回りの方向の回転角を「−」の符号を付して表し、時計回りの方向の回転角を「+」の符号を付して表す。
そして、表示端末10は、ステップS8の画像処理により生成したスタンプ画像データに基づいて、スタンプ画像を表示部14により表示する(ステップS9)。ここにおいて、表示端末10は、電子スタンプ装置20が接触させられた表示面141上の位置を、スタンプ画像の表示位置とする。
なお、表示端末10は、ステップS8の処理の画像処理を行ってから、記憶部15にスタンプ画像データを記憶させてもよい。
なお、表示端末10は、ステップS8の処理の画像処理を行ってから、記憶部15にスタンプ画像データを記憶させてもよい。
表示端末10は、スタンプ画像を表示部14により表示すると、記憶部15にそのスタンプ画像データや機器識別子MIDを記憶しておく。これにより、表示端末10は、いつでも、スタンプ画像や電子スタンプ装置20を特定するための情報を表示することができる。
図9は、ステップS9の処理で表示されるスタンプ画像の表示例を示す図である。図9(a)〜(e)には、それぞれ異なる回転角θで回転処理が施された場合のスタンプ画像を示している。図9に示す押印領域Tは、電子スタンプ装置20を使用した押印操作が行われる領域であって、この押印操作に応じてスタンプ画像が表示される領域である。
例えば、回転角θが0度に決定された場合、図9(a)に示すスタンプ画像Iが表示される。スタンプ画像Iは、図5(b)に示すスタンプ画像Iと同じである。回転角θが−10度に決定された場合、図9(b)に示すスタンプ画像I11が表示される。回転角θが+10度に決定された場合、図9(c)に示すスタンプ画像I12が表示される。回転角θが−90度に決定された場合、図9(d)に示すスタンプ画像I13が表示される。回転角θが+90度に決定された場合、図9(e)に示すスタンプ画像I14が表示される。
例えば、回転角θが0度に決定された場合、図9(a)に示すスタンプ画像Iが表示される。スタンプ画像Iは、図5(b)に示すスタンプ画像Iと同じである。回転角θが−10度に決定された場合、図9(b)に示すスタンプ画像I11が表示される。回転角θが+10度に決定された場合、図9(c)に示すスタンプ画像I12が表示される。回転角θが−90度に決定された場合、図9(d)に示すスタンプ画像I13が表示される。回転角θが+90度に決定された場合、図9(e)に示すスタンプ画像I14が表示される。
上述したように、現実の印鑑を使用して押印行為をした場合には、ユーザのイメージよりも印影が傾いて印字される等、ユーザが予測できないような揺らぎを含む印影が印字される。これに対し、表示端末10は、電子スタンプ装置20を使用した押印操作を検出した場合に、回転角θをランダムに決定し、決定した回転角θで回転処理をスタンプ画像データに施してスタンプ画像を表示する。すなわち、表示端末10では、ランダムに回転角θを決定した回転処理をスタンプ画像データに施すことにより、現実の印鑑を使用した場合のような傾きの揺らぎを与えて、スタンプ画像を表示する。よって、画像表示システム1によれば、現実の印鑑の押印行為をした場合のような使用感をユーザに与えることができる。また、スタンプ画像は様々な傾きで表示端末10に表示される可能性があるので、表示端末10によれば、押印操作に際して視覚的な面白みをユーザに与えることができる。
また、表示端末10は、回転処理以外の画像処理をスタンプ画像データに施すことによっても、現実の印鑑を使用して押印行為をした場合のようにスタンプ画像を表現することができる。
図10は、ステップS8の処理で、スタンプ画像の色の濃度を変化させる画像処理(濃度処理)を行った場合のスタンプ画像の表示例を示す図である。図10(a)は、スタンプ画像Iの色の濃度を所定量低くしたスタンプ画像I15の表示例を示す図である。図10(b)は、スタンプ画像Iの色の濃度をスタンプ画像I15よりも更に低くしたスタンプ画像I16の表示例を示す図である。
現実の印鑑では、押印行為においてユーザが印鑑に作用させる力を大きくしたり、押印時間を長くしたりした場合には、印影の色が濃くなりやすく、反対に、印鑑に作用させる力を小さくしたり、押印時間を短くしたりした場合には、印影の色が薄くなりやすい。すなわち、現実の印鑑では、印影の色の濃度に揺らぎが生じることがある。そこで、表示端末10は、スタンプ画像の色の濃度の変化量をランダムに決定して、スタンプ画像の濃度を変化させる画像処理を行う。例えば、表示端末10は、スタンプ画像の濃度の変化量を所定の変動範囲内で決定するが、この変動範囲の大きさについては特に問わないし、変動範囲を特に規定しないようにしてもよい。
なお、ここでは、スタンプ画像の色の濃度を低くする画像処理を例に挙げて説明したが、スタンプ画像の色の濃度を高くする画像処理が行われてもよい。
図10は、ステップS8の処理で、スタンプ画像の色の濃度を変化させる画像処理(濃度処理)を行った場合のスタンプ画像の表示例を示す図である。図10(a)は、スタンプ画像Iの色の濃度を所定量低くしたスタンプ画像I15の表示例を示す図である。図10(b)は、スタンプ画像Iの色の濃度をスタンプ画像I15よりも更に低くしたスタンプ画像I16の表示例を示す図である。
現実の印鑑では、押印行為においてユーザが印鑑に作用させる力を大きくしたり、押印時間を長くしたりした場合には、印影の色が濃くなりやすく、反対に、印鑑に作用させる力を小さくしたり、押印時間を短くしたりした場合には、印影の色が薄くなりやすい。すなわち、現実の印鑑では、印影の色の濃度に揺らぎが生じることがある。そこで、表示端末10は、スタンプ画像の色の濃度の変化量をランダムに決定して、スタンプ画像の濃度を変化させる画像処理を行う。例えば、表示端末10は、スタンプ画像の濃度の変化量を所定の変動範囲内で決定するが、この変動範囲の大きさについては特に問わないし、変動範囲を特に規定しないようにしてもよい。
なお、ここでは、スタンプ画像の色の濃度を低くする画像処理を例に挙げて説明したが、スタンプ画像の色の濃度を高くする画像処理が行われてもよい。
図11は、ステップS8の処理で、スタンプ画像の表示位置を変化させる画像処理(一処理)を行った場合のスタンプ画像の表示例を示す図である。図11(a)は、スタンプ画像Iの表示位置を左方向に変化させたスタンプ画像I17の表示例を示す図である。図11(b)は、スタンプ画像Iの表示位置を右下方向に変化させたスタンプ画像I18の表示例を示す図である。
現実の印鑑では、押印行為において所定の押印欄を目標に押印しようとしても、ユーザのイメージよりもややずれた位置に印影が印字されることがある。すなわち、現実の印鑑では、印影が印字される位置に揺らぎが生じることがある。そこで、表示端末10は、スタンプ画像の表示位置の変化量をランダムに決定して、スタンプ画像の表示位置を変化させる画像処理を行う。例えば、表示端末10は、スタンプ画像の位置の変化量を所定の変動範囲内で決定するが、この変動範囲の大きさについては特に問わないし、変動範囲を特に規定しないようにしてもよい。
現実の印鑑では、押印行為において所定の押印欄を目標に押印しようとしても、ユーザのイメージよりもややずれた位置に印影が印字されることがある。すなわち、現実の印鑑では、印影が印字される位置に揺らぎが生じることがある。そこで、表示端末10は、スタンプ画像の表示位置の変化量をランダムに決定して、スタンプ画像の表示位置を変化させる画像処理を行う。例えば、表示端末10は、スタンプ画像の位置の変化量を所定の変動範囲内で決定するが、この変動範囲の大きさについては特に問わないし、変動範囲を特に規定しないようにしてもよい。
以上のとおり、表示端末10は、例えば、スタンプ画像を回転させる処理、スタンプ画像の濃度を変化させる画像処理、及び、スタンプ画像の表示位置を変化させる処理のうちの1つ以上を、スタンプ画像DB331のスタンプ画像データに対して施して、スタンプ画像を表示する。また、表示端末10がスタンプ画像データに施す画像処理は、これ以外の画像処理であってもよい。例えば、表示端末10は、明度等のスタンプ画像の色を指定するパラメータ(色パラメータ)を変化させてもよいし、スタンプ画像においてかすれや滲みを表現するための画像処理をスタンプ画像データに施してもよい。すなわち、表示端末10は、例えば、現実の印鑑を使用して印字される印影で発生しうる揺らぎをスタンプ画像に与えるように、スタンプ画像データに対して画像処理を施せばよい。ただし、表示端末10は、回転角を−180度〜180度の変動範囲内で決定する等して、印影に実際に生じうる変化(揺らぎ)を誇張してスタンプ画像で表現してもよい。
また、画像表示システム1において、表示端末10は、押印操作が行われる可能性がある電子スタンプ装置20を、通信可能範囲R内にある電子スタンプ装置20により特定して、画像サーバ30からスタンプ画像データを取得しておく。そして、表示端末10は、実際に押印操作が行われた電子スタンプ装置20を、押印情報を取得することにより特定して、スタンプ画像データに基づいてスタンプ画像を表示する。
仮に、押印操作の検出をトリガとして、表示端末10がスタンプ画像データを画像サーバ30から取得した場合、ネットワーク通信の通信遅延を含む処理遅延を原因として、押印操作からスタンプ画像の表示までに、タイムラグが発生する可能性がある。しかしながら、画像表示システム1では、押印操作が行われる可能性がある時点で、表示端末10がスタンプ画像データを画像サーバ30から取得するので、このタイムラグを小さくすることができる。よって、画像表示システム1によれば、スタンプ画像を電子的に表示する際に、インクや朱肉を使用する現実のスタンプを押す行為をした場合に近い使用感を、ユーザに与えることができる。
仮に、押印操作の検出をトリガとして、表示端末10がスタンプ画像データを画像サーバ30から取得した場合、ネットワーク通信の通信遅延を含む処理遅延を原因として、押印操作からスタンプ画像の表示までに、タイムラグが発生する可能性がある。しかしながら、画像表示システム1では、押印操作が行われる可能性がある時点で、表示端末10がスタンプ画像データを画像サーバ30から取得するので、このタイムラグを小さくすることができる。よって、画像表示システム1によれば、スタンプ画像を電子的に表示する際に、インクや朱肉を使用する現実のスタンプを押す行為をした場合に近い使用感を、ユーザに与えることができる。
[第2実施形態]
この第2実施形態の画像表示システム1では、スタンプ画像の表示に変化(揺らぎ)を与える画像処理を行う際に、所定の情報を参照して、スタンプ画像の変化の度合いを指定する変動範囲を決定する。この第2実施形態の画像表示システム1は、スタンプ画像の変化の度合いを指定する変動範囲を決定する点で、ハードウェア構成や機能構成、動作が上述第1実施形態と異なるが、その余の点は上述した第1実施形態と同じでよい。以下の説明において、変動範囲を狭くする場合には、画像処理によりスタンプ画像を変化させない場合も含んでいてもよい。
以下の説明において、上述した第1実施形態と同じ構成要素及び処理ステップについては同一の符号を付して表し、対応する構成要素及び処理ステップについては符号の末尾に「a」を付して表し、その説明を適宜簡略化する。
この第2実施形態の画像表示システム1では、スタンプ画像の表示に変化(揺らぎ)を与える画像処理を行う際に、所定の情報を参照して、スタンプ画像の変化の度合いを指定する変動範囲を決定する。この第2実施形態の画像表示システム1は、スタンプ画像の変化の度合いを指定する変動範囲を決定する点で、ハードウェア構成や機能構成、動作が上述第1実施形態と異なるが、その余の点は上述した第1実施形態と同じでよい。以下の説明において、変動範囲を狭くする場合には、画像処理によりスタンプ画像を変化させない場合も含んでいてもよい。
以下の説明において、上述した第1実施形態と同じ構成要素及び処理ステップについては同一の符号を付して表し、対応する構成要素及び処理ステップについては符号の末尾に「a」を付して表し、その説明を適宜簡略化する。
(a)電子スタンプ装置20の使用実績
表示端末10は、電子スタンプ装置20の使用実績を示す実績情報に応じて、スタンプ画像データに対して画像処理を施す。
図12は、画像サーバ30が記憶するスタンプ画像DB331aの構成例を示す図である。図12に示すように、スタンプ画像DB331aは、機器識別子と、スタンプ画像データと、実績情報とを対応付けたデータベースである。機器識別子及びスタンプ画像データは、上述した第1実施形態と同じ情報である。実績情報は、電子スタンプ装置20の使用実績を示す情報であり、ここでは、回数情報と使用開始時期とを含む。スタンプ画像DB331aで管理される回数情報は、各々の電子スタンプ装置20の使用回数、すなわち、電子スタンプ装置20を使用したオブジェクト画像の表示回数(すなわち押印操作の回数)を示す情報である。使用開始時期は、電子スタンプ装置20の使用が開始された時期を示す情報である。使用開始時期は、例えば、電子スタンプ装置20に電池がセットされた時期や初めて押印操作が行われた時期等により特定することができる。
画像表示システム1では、スタンプ画像DB331aを参照して、スタンプ画像の表示処理が実行される。
表示端末10は、電子スタンプ装置20の使用実績を示す実績情報に応じて、スタンプ画像データに対して画像処理を施す。
図12は、画像サーバ30が記憶するスタンプ画像DB331aの構成例を示す図である。図12に示すように、スタンプ画像DB331aは、機器識別子と、スタンプ画像データと、実績情報とを対応付けたデータベースである。機器識別子及びスタンプ画像データは、上述した第1実施形態と同じ情報である。実績情報は、電子スタンプ装置20の使用実績を示す情報であり、ここでは、回数情報と使用開始時期とを含む。スタンプ画像DB331aで管理される回数情報は、各々の電子スタンプ装置20の使用回数、すなわち、電子スタンプ装置20を使用したオブジェクト画像の表示回数(すなわち押印操作の回数)を示す情報である。使用開始時期は、電子スタンプ装置20の使用が開始された時期を示す情報である。使用開始時期は、例えば、電子スタンプ装置20に電池がセットされた時期や初めて押印操作が行われた時期等により特定することができる。
画像表示システム1では、スタンプ画像DB331aを参照して、スタンプ画像の表示処理が実行される。
図12は、画像表示システム1におけるスタンプ画像の表示処理の流れを示すシーケンス図である。以下、図7で説明した表示処理とは異なる点を中心に表示処理の流れを説明する。
ステップS3の処理で送信された画像送信要求を取得した画像サーバ30は、画像送信要求に含まれる機器識別子MIDに対応したスタンプ画像データ及び実績情報をスタンプ画像DB331aから取得して 、ネットワーク通信で表示端末10へ送信する(ステップS4a)。そして、表示端末10は、画像サーバ30から取得したスタンプ画像データ及び実績情報を、機器識別子MIDを識別可能な方法で記憶部15に記憶させる(ステップS5a)。
ステップS3の処理で送信された画像送信要求を取得した画像サーバ30は、画像送信要求に含まれる機器識別子MIDに対応したスタンプ画像データ及び実績情報をスタンプ画像DB331aから取得して 、ネットワーク通信で表示端末10へ送信する(ステップS4a)。そして、表示端末10は、画像サーバ30から取得したスタンプ画像データ及び実績情報を、機器識別子MIDを識別可能な方法で記憶部15に記憶させる(ステップS5a)。
表示端末10は、ステップS6の処理で送信された機器識別子MID及び押印情報を受信しこれらを取得すると、ステップS5aの処理で記憶した実績情報に応じた画像処理をスタンプ画像データに施す(ステップS8)。
電子スタンプ装置20の使用実績を示す実績情報を参照すれば、その電子スタンプ装置20のユーザが、どの程度電子スタンプ装置20の使用に慣れているかを推測することができる。このことから、表示端末10は、実績情報に応じて変動範囲を変化させる。上述した回転処理を行う場合、表示端末10は、回数情報が示す使用回数が少ないほど、回転角θの変動範囲を相対的に広くし、回数情報が示す使用回数が多いほど、回転角θの変動範囲を相対的に狭くする。例えば、表示端末10は、所定の使用回数に達するまでは、回転角θの変動範囲を−90度〜+90度とし、所定の使用回数を超えると、回転角θの変動範囲を−45度〜+45度とするという具合である。このように使用回数が増えるにつれて、変動範囲を相対的に狭くするのは、現実の印鑑においては、その印鑑の使用回数が多いほど、ユーザが印鑑の使い方に慣れ、イメージどおりの印影を印字させることのできる可能性が高くなるという理由に基づく。
スタンプ画像の濃度を変化させる場合や表示位置を変化させる場合であっても、表示端末10は、回数情報が示す使用回数が少ないほど変動範囲を相対的に広くし、回数情報が示す使用回数が多いほど変動範囲を相対的に狭くするとよい。また、実績情報として使用開始時期を参照する場合には、表示端末10は、使用開始時期が現在日時に比べて最近であるほど変動範囲を相対的に広くし、使用開始時期が現在日時に比べて過去であるほど変動範囲を相対的に狭くするとよい。現実の印鑑においては、使用開始時期が過去であるほどユーザが印鑑の使い方に慣れており、イメージどおりの印影を印字させることのできる可能性が高くなると考えられるからである。
使用実績を示す実績情報は、前掲の情報に限られない。例えば、使用開始時期は、前回に押印操作が行われた時期に置き換えられてもよいし、使用開始時期は、使用開始期時期からの経過時間に置き換えられてもよい。また、前回に押印操作が行われた時期は、前回に押印操作が行われた時期からの経過時間に置き換えられてもよい。また、使用実績を示す実績情報は、電子スタンプ装置20の使用頻度を示す頻度情報であってもよい。表示端末10は、使用実績を示す実績情報に応じて、ユーザが印鑑(電子スタンプ装置20)の使い方に慣れていないと推測される場合ほど変動範囲を相対的に広くし、その使い方に慣れていると推測される場合ほど変動範囲を相対的に狭くするとよい。
(b)電子スタンプ装置20の押印操作の方法
表示端末10は、電子スタンプ装置20の押印操作の方法に応じて、スタンプ画像データに対して画像処理を施す。
例えば、表示端末10は、押印操作検知部24により検知された押印操作における押印時間に応じて、変動範囲を決定する。現実の印鑑では、押印時間が短いほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいという意識が低く、他方、押印時間が長いほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいと考えていると推測することができるからである。
表示端末10は、電子スタンプ装置20の押印操作の方法に応じて、スタンプ画像データに対して画像処理を施す。
例えば、表示端末10は、押印操作検知部24により検知された押印操作における押印時間に応じて、変動範囲を決定する。現実の印鑑では、押印時間が短いほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいという意識が低く、他方、押印時間が長いほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいと考えていると推測することができるからである。
そこで、電子スタンプ装置20は、押印操作検知部24からのデータに基づいて、押印時間を特定する。そして、電子スタンプ装置20は、ステップS6の処理では、この押印時間を含む押印情報を、表示端末10へ送信する。そして、表示端末10は、押印情報から特定した押印時間が短いほど変動範囲を相対的に広くし、押印時間が長いほど変動範囲を相対的に狭くするように変動範囲を決定する。
また、表示端末10は、押印時間に代えて又は組み合わせて、押印操作における押圧力の大きさを示す押圧力情報に応じて、変動範囲を決定してもよい。現実の印鑑では、押圧力が小さいほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいという意識が低く、他方、押圧力が大きいほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいと考えていると推測することができるからである。そこで、電子スタンプ装置20は、押印操作における押圧力を特定すると、この押圧力を示す押圧力情報を含む押印情報を、表示端末10へ送信する。そして、表示端末10は、押圧力情報が示す押圧力が小さいほど変動範囲を相対的に広くし、その押圧力が大きいほど変動範囲を相対的に狭くするように変動範囲を決定する。
また、表示端末10は、押印時間に代えて又は組み合わせて、押印操作における押圧力の大きさを示す押圧力情報に応じて、変動範囲を決定してもよい。現実の印鑑では、押圧力が小さいほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいという意識が低く、他方、押圧力が大きいほど、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいと考えていると推測することができるからである。そこで、電子スタンプ装置20は、押印操作における押圧力を特定すると、この押圧力を示す押圧力情報を含む押印情報を、表示端末10へ送信する。そして、表示端末10は、押圧力情報が示す押圧力が小さいほど変動範囲を相対的に広くし、その押圧力が大きいほど変動範囲を相対的に狭くするように変動範囲を決定する。
また、表示端末10が参照する押印操作の方法は、前掲の方法に限られない。例えば、表示端末10は、押印操作時における電子スタンプ装置20の姿勢を特定し、その姿勢に応じた変動範囲を決定してもよい。例えば、表示端末10は、電子スタンプ装置20と表示面141との接触面積が小さいほど変動範囲を相対的に広くし、接触面積が小さいほど変動範囲を相対的に狭くするように変動範囲を決定する。また、表示端末10は、電子スタンプ装置20の天地方向と表示面141の天地方向とのずれを表す姿勢を特定し、その姿勢のずれが大きいほど変動範囲を相対的に広くし、その姿勢のずれが小さいほど変動範囲を相対的に狭くするようにしてもよい。
表示端末10は、押印操作の方法に応じて、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいという意識が高くないと推測される場合ほど変動範囲を相対的に広くし、その意識が高いと推測される場合ほど変動範囲を相対的に狭くするとよい。
表示端末10は、押印操作の方法に応じて、ユーザがイメージどおりの印影を印字させたいという意識が高くないと推測される場合ほど変動範囲を相対的に広くし、その意識が高いと推測される場合ほど変動範囲を相対的に狭くするとよい。
(c)表示端末10又は電子スタンプ装置20が置かれる状況
表示端末10は、自表示端末又は電子スタンプ装置20が置かれる所定の状況を表す状況情報に応じて、スタンプ画像データに対して画像処理を施す。
一例として、表示端末10は、測位部16により測られた現在位置に応じて変動範囲を決定する。表示端末10は、例えばユーザの自宅やスタンプラリーの会場等の現在位置が特定の場所にある場合には、それ以外の場所にある場合よりも、変動範囲を相対的に広くする。表示端末10が、ユーザの自宅やスタンプラリーの会場等の特定の場所にある場合、ユーザもその場所に居ると考えられる。そこで、表示端末10は、スタンプ画像に発生しうる変化を相対的に広くし、視覚的な面白みを与える効果を優先させる。
他方、表示端末10が、ユーザのオフィスや学校等の別の特定の場所にある場合には、それ以外の場所にある場合よりも、変動範囲を相対的に狭くしてもよい。この場合、表示端末10の現在位置が、ユーザのオフィスや学校にある場合には、表示端末10は、スタンプ画像を視認しやすくすることを優先させるために、変動範囲を相対的に狭くするのである。
表示端末10は、自表示端末又は電子スタンプ装置20が置かれる所定の状況を表す状況情報に応じて、スタンプ画像データに対して画像処理を施す。
一例として、表示端末10は、測位部16により測られた現在位置に応じて変動範囲を決定する。表示端末10は、例えばユーザの自宅やスタンプラリーの会場等の現在位置が特定の場所にある場合には、それ以外の場所にある場合よりも、変動範囲を相対的に広くする。表示端末10が、ユーザの自宅やスタンプラリーの会場等の特定の場所にある場合、ユーザもその場所に居ると考えられる。そこで、表示端末10は、スタンプ画像に発生しうる変化を相対的に広くし、視覚的な面白みを与える効果を優先させる。
他方、表示端末10が、ユーザのオフィスや学校等の別の特定の場所にある場合には、それ以外の場所にある場合よりも、変動範囲を相対的に狭くしてもよい。この場合、表示端末10の現在位置が、ユーザのオフィスや学校にある場合には、表示端末10は、スタンプ画像を視認しやすくすることを優先させるために、変動範囲を相対的に狭くするのである。
なお、場所と変動範囲との対応関係を規定するデータは、スタンプアプリ151に含まれていてもよいし、表示端末10が画像サーバ30から取得してもよい。また、場所と変動範囲との対応関係は、表示端末10のユーザが指定してもよい。また、位置情報はGPS測位方式により得られるものではなく、いわゆる基地局測位で得られる位置情報や、無線通信サービスで使用されるアクセスポイントの識別子等が使用されてもよい。
他の例として、表示端末10は、計時部により測られる現在日時に応じて、スタンプ画像データに対して画像処理を施してもよい。具体的には、表示端末10は、計時部により測られる現在日時に応じて変動範囲を決定する。
例えば、現在日時が土休日である場合やクリスマス等のイベントの日である場合等の、特定の日時に合致する場合には、表示端末10は、それ以外の日時の場合よりも変動範囲を相対的に広くする。すなわち、現在日時に応じて視覚的な面白みを与える効果を優先させるべきと推測される場合には、表示端末10は、変動範囲を相対的に広くするとよい。反対に、表示端末10は、平日や昼間の場合等の現在日時が特定の日時に合致する場合には、スタンプ画像を視認しやすくすることを優先させるために、それ以外の日時よりも変動範囲を相対的に狭くしてもよい。
例えば、現在日時が土休日である場合やクリスマス等のイベントの日である場合等の、特定の日時に合致する場合には、表示端末10は、それ以外の日時の場合よりも変動範囲を相対的に広くする。すなわち、現在日時に応じて視覚的な面白みを与える効果を優先させるべきと推測される場合には、表示端末10は、変動範囲を相対的に広くするとよい。反対に、表示端末10は、平日や昼間の場合等の現在日時が特定の日時に合致する場合には、スタンプ画像を視認しやすくすることを優先させるために、それ以外の日時よりも変動範囲を相対的に狭くしてもよい。
他の例として、表示端末10は、電子スタンプ装置20又はそのスタンプ画像に応じて、変動範囲を決定してもよい。例えば、電子スタンプ装置20又はそのスタンプ画像が、ユーザにより私的に使用されるものである場合には、表示端末10は変動範囲を相対的に広くし、他方、電子スタンプ装置20又はそのスタンプ画像が、ユーザにより業務等で公的に使用されるものである場合には、表示端末10は変動範囲を相対的に狭くする。
電子スタンプ装置20又はそのスタンプ画像が私的に使用されるものか、又は、公的に使用されるものかについては、例えば、そのいずれかを示すフラグがスタンプ画像データに付与されていて、このフラグに基づいて表示端末10が判断してもよい。これ以外にも、表示端末10がスタンプ画像データにこのフラグを付与してもよいし、画像サーバ30がスタンプ画像データにフラグを付与して表示端末10へ送信してもよい。
電子スタンプ装置20又はそのスタンプ画像が私的に使用されるものか、又は、公的に使用されるものかについては、例えば、そのいずれかを示すフラグがスタンプ画像データに付与されていて、このフラグに基づいて表示端末10が判断してもよい。これ以外にも、表示端末10がスタンプ画像データにこのフラグを付与してもよいし、画像サーバ30がスタンプ画像データにフラグを付与して表示端末10へ送信してもよい。
他の例として、表示端末10は、電子スタンプ装置20で押印操作が行われるときに表示面141に表示する画面であって押印操作が行われる対象の表示画面(例えばスタンプ帳)、又は、当該表示画面上の位置(例えば、上述した押印領域)に応じて、変動範囲を決定してもよい。例えば、押印操作が行われる対象の表示画面が、ユーザにより私的に使用される画面を表す場合には、表示端末10は変動範囲を相対的に広くし、他方、押印操作が行われる対象の表示画面が公的に使用される画面を表す場合には、表示端末10は変動範囲を相対的に狭くする。押印操作が行われる対象の表示画面が、私的に使用されるものか、又は、公的に使用されるものかについては、例えば、表示端末10は、押印操作が行われるときに表示する画像(画面)を表示させるためのアプリケーションプログラムに応じて、変動範囲を決定してもよい。この場合、例えば、押印操作が行われる対象の表示画面が、私的に使用されるものか、又は、公的に使用されるものかを示すフラグが、アプリケーションプログラム等の表示画面を表示するためのデータに付加されていればよいが、この態様に限られるものではない。これ以外にも、表示端末10がスタンプ画像データにこのフラグを付与してもよいし、画像サーバ30がスタンプ画像データにフラグを付与して表示端末10へ送信してもよい。
表示端末10又は電子スタンプ装置20が置かれる状況を表す情報は、前掲の情報に限られない。他の情報を参照する場合であっても、表示端末10は、表示端末10又は電子スタンプ装置20が置かれる所定の状況に応じて、スタンプ画像の変化の必要度合いに基づいて変動範囲を決定するとよい。また、表示端末10又は電子スタンプ装置20が置かれる状況を表す情報を、表示端末10がどのような方法で取得するのかについても特に問わない。
表示端末10又は電子スタンプ装置20が置かれる状況を表す情報は、前掲の情報に限られない。他の情報を参照する場合であっても、表示端末10は、表示端末10又は電子スタンプ装置20が置かれる所定の状況に応じて、スタンプ画像の変化の必要度合いに基づいて変動範囲を決定するとよい。また、表示端末10又は電子スタンプ装置20が置かれる状況を表す情報を、表示端末10がどのような方法で取得するのかについても特に問わない。
(d)ユーザ属性
表示端末10は、自表示端末のユーザ属性に応じてスタンプ画像データに対して画像処理を施す。
表示端末10は、記憶部15に記憶されたユーザ属性情報を参照してユーザ属性を特定し、特定したユーザ属性に応じて変動範囲を決定する。例えば、ユーザ属性から年齢が特定される場合には、表示端末10は、年齢が低いほど変動範囲を相対的に広くし、年齢が高いほど変動範囲を相対的に狭くする。一般に、年齢が高い人物であるほど押印行為に慣れている場合が多いと推測されるからである。また、表示端末10は、ユーザの性別に応じて変動範囲を決定してもよいし、ユーザ属性情報を所定のアルゴリズムに従って解析して、ユーザの性格を推測し、推測した性格に応じた変動範囲を決定してもよい。
表示端末10は、自表示端末のユーザ属性に応じてスタンプ画像データに対して画像処理を施す。
表示端末10は、記憶部15に記憶されたユーザ属性情報を参照してユーザ属性を特定し、特定したユーザ属性に応じて変動範囲を決定する。例えば、ユーザ属性から年齢が特定される場合には、表示端末10は、年齢が低いほど変動範囲を相対的に広くし、年齢が高いほど変動範囲を相対的に狭くする。一般に、年齢が高い人物であるほど押印行為に慣れている場合が多いと推測されるからである。また、表示端末10は、ユーザの性別に応じて変動範囲を決定してもよいし、ユーザ属性情報を所定のアルゴリズムに従って解析して、ユーザの性格を推測し、推測した性格に応じた変動範囲を決定してもよい。
以上説明した第2実施形態の画像表示システム1によれば、前述した(a)〜(d)の各項で説明した要素を1つ以上参照して変動範囲を決定することにより、スタンプ画像の変化(揺らぎ)をより多様にすることができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した各実施形態では、表示端末10が、スタンプ画像の変動範囲を決定し、スタンプ画像データに画像処理を施していたが、これらの各処理を他の装置が行ってもよい。
例えば、画像サーバ30は、スタンプ画像DBから取得したスタンプ画像データに画像処理を施してから、表示端末10へ送信してもよい。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した各実施形態では、表示端末10が、スタンプ画像の変動範囲を決定し、スタンプ画像データに画像処理を施していたが、これらの各処理を他の装置が行ってもよい。
例えば、画像サーバ30は、スタンプ画像DBから取得したスタンプ画像データに画像処理を施してから、表示端末10へ送信してもよい。
図14は、画像表示システム1におけるスタンプ画像の表示処理の流れを示すシーケンス図である。以下、第1実施形態に対応する変形例について説明するが、第2実施形態の構成にも適用可能である。以下、図7で説明した動作と異なる点を主に説明する。
ステップS3の処理で送信された画像送信要求を取得した画像サーバ30は、画像送信要求に含まれる機器識別子MIDに対応したスタンプ画像データをスタンプ画像DB331から取得する。画像サーバ30は、スタンプ画像DB331から取得したスタンプ画像データに対して、スタンプ画像を変化させるための画像処理を施す(ステップS8a)。このステップS8aの画像処理は、上述した第1実施形態のステップS8の処理と同じでよい。画像サーバ30は、画像処理を施した後のスタンプ画像データを、ネットワーク通信で表示端末10へ送信する(ステップS4)。
表示端末10は、ステップS7の処理で押印操作を検出した際は、画像処理を実行せずに、画像サーバ30から取得したスタンプ画像データが表すスタンプ画像を表示する(ステップS9)。
ステップS3の処理で送信された画像送信要求を取得した画像サーバ30は、画像送信要求に含まれる機器識別子MIDに対応したスタンプ画像データをスタンプ画像DB331から取得する。画像サーバ30は、スタンプ画像DB331から取得したスタンプ画像データに対して、スタンプ画像を変化させるための画像処理を施す(ステップS8a)。このステップS8aの画像処理は、上述した第1実施形態のステップS8の処理と同じでよい。画像サーバ30は、画像処理を施した後のスタンプ画像データを、ネットワーク通信で表示端末10へ送信する(ステップS4)。
表示端末10は、ステップS7の処理で押印操作を検出した際は、画像処理を実行せずに、画像サーバ30から取得したスタンプ画像データが表すスタンプ画像を表示する(ステップS9)。
また、画像サーバ30が変動範囲を決定して表示端末10へ通知し、表示端末10においてこの変動範囲に従って画像処理が実行されてもよい。
また、電子スタンプ装置20の使用実績を表す実績情報を使用する場合には、画像サーバ30ではなく、電子スタンプ装置20が実績情報を記憶し管理してもよい。この場合、電子スタンプ装置20は、機器識別子MID及び押印情報を送信するステップS6の処理で、実績情報も併せて送信するとよい。表示端末10は、電子スタンプ装置20から取得した実績情報に応じた画像処理を行う。
また、電子スタンプ装置20の使用実績を表す実績情報を使用する場合には、画像サーバ30ではなく、電子スタンプ装置20が実績情報を記憶し管理してもよい。この場合、電子スタンプ装置20は、機器識別子MID及び押印情報を送信するステップS6の処理で、実績情報も併せて送信するとよい。表示端末10は、電子スタンプ装置20から取得した実績情報に応じた画像処理を行う。
(変形例2)
上述した各実施形態では、表示端末10は、スタンプ画像を変化させるための画像処理のパラメータ(例えば回転角や濃度変化の量、位置変化の量)をランダムに変動させていたが、複数のパラメータの中から所定の順番で変更する等、所定の規則に従って変動させてもよい。この場合であっても、表示端末10のユーザにしてみれば、スタンプ画像がどのように表示されるのかは、実際にスタンプ画像を視認するまで分からないので、視覚的な面白みがある。すなわち、表示端末10は、例えば、電子スタンプ装置20又は表示端末10の使用状況から一意に定まらない変化をスタンプ画像に与えるように、画像処理を行うとよい。
上述した各実施形態では、表示端末10は、スタンプ画像を変化させるための画像処理のパラメータ(例えば回転角や濃度変化の量、位置変化の量)をランダムに変動させていたが、複数のパラメータの中から所定の順番で変更する等、所定の規則に従って変動させてもよい。この場合であっても、表示端末10のユーザにしてみれば、スタンプ画像がどのように表示されるのかは、実際にスタンプ画像を視認するまで分からないので、視覚的な面白みがある。すなわち、表示端末10は、例えば、電子スタンプ装置20又は表示端末10の使用状況から一意に定まらない変化をスタンプ画像に与えるように、画像処理を行うとよい。
(変形例3)
上述した各実施形態では、表示端末10は、Bluetooth通信により、ステップS2の処理及びステップS6の処理で、機器識別子MIDを取得していたが、これ以外の方法で、押印操作が行われる可能性がある電子スタンプ装置20と、実際に押印操作が行われた電子スタンプ装置20とを特定してもよい。
例えば、表示端末10は、ステップS2の処理では、第1の距離範囲内を通信エリアとする第1の近接通信(Bluetooth通信)により、機器識別子MIDを取得し、ステップS6の処理では、第1の距離範囲よりも表示端末10に近い第2の距離範囲内を通信エリアとする第2の近接通信(例えば、NFC(Near Field Communication)方式)により機器識別子MIDを取得してもよい。Bluetooth通信は、例えばクラス2の場合、半径10m程度の距離範囲内の無線機器と接続可能である。NFC通信は、例えば10cm未満の距離範囲内の無線機器と接続可能である。すなわち、表示端末10は、どの通信方式の通信で機器識別子MIDを取得したかによって、押印操作が行われる可能性がある電子スタンプ装置20と、実際に押印操作が行われた電子スタンプ装置20とを特定することができる。この場合、電子スタンプ装置20は押印操作検知部24を備えなくてもよい。
上述した各実施形態では、表示端末10は、Bluetooth通信により、ステップS2の処理及びステップS6の処理で、機器識別子MIDを取得していたが、これ以外の方法で、押印操作が行われる可能性がある電子スタンプ装置20と、実際に押印操作が行われた電子スタンプ装置20とを特定してもよい。
例えば、表示端末10は、ステップS2の処理では、第1の距離範囲内を通信エリアとする第1の近接通信(Bluetooth通信)により、機器識別子MIDを取得し、ステップS6の処理では、第1の距離範囲よりも表示端末10に近い第2の距離範囲内を通信エリアとする第2の近接通信(例えば、NFC(Near Field Communication)方式)により機器識別子MIDを取得してもよい。Bluetooth通信は、例えばクラス2の場合、半径10m程度の距離範囲内の無線機器と接続可能である。NFC通信は、例えば10cm未満の距離範囲内の無線機器と接続可能である。すなわち、表示端末10は、どの通信方式の通信で機器識別子MIDを取得したかによって、押印操作が行われる可能性がある電子スタンプ装置20と、実際に押印操作が行われた電子スタンプ装置20とを特定することができる。この場合、電子スタンプ装置20は押印操作検知部24を備えなくてもよい。
この場合の画像表示システム1において、ステップS2の処理では、電子スタンプ装置20が機器識別子MIDを送信する一方で、ステップS6の処理では、電子スタンプ装置20が、第2近接通信部222に対し一意に割り当てられた識別子を送信してもよい。この識別子は、例えば、第2近接通信部222のICチップに記録され書き換えができない固有のID(以下、「NFCID」という。)である。
この場合、画像サーバ30のスタンプ画像DB331では、電子スタンプ装置20毎に、Bluetooth通信のMACアドレスと、NFCIDと、スタンプ画像データとが対応付けて登録されていればよい。画像表示システム1の動作を説明すると、画像サーバ30は、ステップS4の処理では、通信可能範囲R1内にある電子スタンプ装置20の電子スタンプ装置20のNFCIDを、ユーザ端末10へ送信する。ユーザ端末10は、ステップS5の処理では、画像サーバ30から受信したスタンプ画像データを、このスタンプ画像データとともに受信したNFCIDを識別可能な方法で、記憶部15に記憶させる。そして、ユーザ端末10は、ステップS6の処理で送信されたNFCIDを受信すると、受信したNFCIDに対応するスタンプ画像データを記憶部15から読み出して、スタンプ画像を表示する。こうすれば、表示端末10は、通信可能範囲R1内にある電子スタンプ装置20から受信した機器識別子MIDとは異なる情報であるNFCIDを用いて、通信可能範囲R2内にある電子スタンプ装置20の機器識別子MIDを特定することができる。
また、上述した各実施形態で使用される機器識別子MIDは、電子スタンプ装置20を一意に識別する識別子であれば、MACアドレス以外の識別子であってもよい。例えば、機器識別子MIDは、画像表示システム1におけるスタンプ画像を表示するサービス専用の識別子(サービスID)であってもよい。また、上述したNFCIDについても、機器識別子MIDとは異なる他の識別子に置き換え可能で、例えばサービス専用のサービスIDを用いることができる。
また、上述した各実施形態で使用される機器識別子MIDは、電子スタンプ装置20を一意に識別する識別子であれば、MACアドレス以外の識別子であってもよい。例えば、機器識別子MIDは、画像表示システム1におけるスタンプ画像を表示するサービス専用の識別子(サービスID)であってもよい。また、上述したNFCIDについても、機器識別子MIDとは異なる他の識別子に置き換え可能で、例えばサービス専用のサービスIDを用いることができる。
また、表示端末10と電子スタンプ装置20とは、近接通信ではなく、Wi−Fi(登録商標)等の他の通信方式の通信を行って情報のやり取りを行ってもよい。また、表示端末10が、電子スタンプ装置20との近接通信に使用する電波の強度から、この電子スタンプ装置20とのおおよその距離を把握できる場合には、電波の強度に基づいて押印操作が行われる可能性がある電子スタンプ装置20と、実際に押印操作が行われる電子スタンプ装置20とをそれぞれ特定してもよい。
また、本発明の指示体は、現実の印鑑のように底面に印判を意味する凹凸が形成された器具であってもよい。この場合、表示端末10は、表示面141に接触した凸部の位置に有色の画像を表示し、表示面141に接触しない凹部の位置には有色の画像を表示しないようにスタンプ画像データを生成してもよい。この場合、指示体は電気的な構成を有さなくてもよいし、スタンプ画像データを予め用意しなくてもよい。
また、本発明の指示体は、現実の印鑑のように底面に印判を意味する凹凸が形成された器具であってもよい。この場合、表示端末10は、表示面141に接触した凸部の位置に有色の画像を表示し、表示面141に接触しない凹部の位置には有色の画像を表示しないようにスタンプ画像データを生成してもよい。この場合、指示体は電気的な構成を有さなくてもよいし、スタンプ画像データを予め用意しなくてもよい。
また、スタンプ画像データを画像サーバ30が配信する構成でなくてもよい。例えば、表示端末10がスタンプ画像データと機器識別子MIDとを対応付けて記憶していてもよい。この場合、ステップS1〜S5の処理を省略可能である。また、電子スタンプ装置20がスタンプ画像データを記憶して、ステップS6の処理で表示端末10へ送信してもよい。この場合も、ステップS1〜S5の処理を省略可能である。
(変形例4)
上述した各実施形態では、画像サーバ30のスタンプ画像DBに登録されるスタンプ画像データは予め決められていたが、表示端末10が指定したスタンプ画像データがスタンプ画像DBに蓄積されていてもよい。この場合、表示端末10は、例えば、自端末とユーザが同じである電子スタンプ装置20の機器識別子と、登録したいスタンプ画像データとを含む登録要求を、画像サーバ30へ送信する。そして、画像サーバ30は、登録要求に含まれる機器識別子MIDとスタンプ画像データとを対応付けて、スタンプ画像DBに登録する。
上述した各実施形態では、画像サーバ30のスタンプ画像DBに登録されるスタンプ画像データは予め決められていたが、表示端末10が指定したスタンプ画像データがスタンプ画像DBに蓄積されていてもよい。この場合、表示端末10は、例えば、自端末とユーザが同じである電子スタンプ装置20の機器識別子と、登録したいスタンプ画像データとを含む登録要求を、画像サーバ30へ送信する。そして、画像サーバ30は、登録要求に含まれる機器識別子MIDとスタンプ画像データとを対応付けて、スタンプ画像DBに登録する。
(変形例5)
上述した各実施形態の画像表示システム1で使用されるスタンプ画像の用途は、電子スタンプ帳への収集に限られない。本発明では、例えば、所定のSNS(Social Networking Service)で交流することのできる表示端末10を、同じスタンプ画像を保有する表示端末10同士に制限してもよい。この場合、表示端末10は、SNSの管理を行うSNSサーバに、スタンプ画像を保有している電子スタンプ装置20の機器識別子を送信する。SNSサーバは、同じ機器識別子を送信してきた表示端末10同士についてSNSでの交流を許可する。
また、ユーザが、自身の電子スタンプ装置20を用いて自身の表示端末10に押印操作をした場合、表示端末10は、この電子スタンプ装置20のスタンプ画像を、電子メールやSNSで投稿する情報等の送信データに付加してもよい。こうすれば、電子スタンプ装置20のスタンプ画像を、送信データの送信元のユーザが正当なユーザであることの証明に利用することができる。
すなわち、本発明では、表示端末10が保有するスタンプ画像の機器識別子やスタンプ画像データを用いて、電子スタンプ帳へのスタンプ画像の収集以外の所定の処理を行うことができる。
上述した各実施形態の画像表示システム1で使用されるスタンプ画像の用途は、電子スタンプ帳への収集に限られない。本発明では、例えば、所定のSNS(Social Networking Service)で交流することのできる表示端末10を、同じスタンプ画像を保有する表示端末10同士に制限してもよい。この場合、表示端末10は、SNSの管理を行うSNSサーバに、スタンプ画像を保有している電子スタンプ装置20の機器識別子を送信する。SNSサーバは、同じ機器識別子を送信してきた表示端末10同士についてSNSでの交流を許可する。
また、ユーザが、自身の電子スタンプ装置20を用いて自身の表示端末10に押印操作をした場合、表示端末10は、この電子スタンプ装置20のスタンプ画像を、電子メールやSNSで投稿する情報等の送信データに付加してもよい。こうすれば、電子スタンプ装置20のスタンプ画像を、送信データの送信元のユーザが正当なユーザであることの証明に利用することができる。
すなわち、本発明では、表示端末10が保有するスタンプ画像の機器識別子やスタンプ画像データを用いて、電子スタンプ帳へのスタンプ画像の収集以外の所定の処理を行うことができる。
(変形例6)
表示端末10と電子スタンプ装置20との間で行われる近接通信その他の無線通信の通信方式は、上述した通信方式に限定されない。
また、電子スタンプ装置20は、スマートフォンやタブレット端末等の通信端末により実現されてもよく、スタンプ画像データ等のオブジェクト画像データが対応付けられ、表示面141を指示する指示体として機能する機器(例えば無線機器)であれば、その具体的な種類は問わない。すなわち、本発明の指示体は、電子スタンプ画像を表示させるための機能のみを実現する機器に限られない。
上述した各実施形態において、表示端末10の制御部11や電子スタンプ装置20の制御部21、画像サーバ30の制御部31が実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の連係によって実現されうる。表示端末10や電子スタンプ装置20、画像サーバ30の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、表示端末における表示制御方法として把握することも可能である。
表示端末10と電子スタンプ装置20との間で行われる近接通信その他の無線通信の通信方式は、上述した通信方式に限定されない。
また、電子スタンプ装置20は、スマートフォンやタブレット端末等の通信端末により実現されてもよく、スタンプ画像データ等のオブジェクト画像データが対応付けられ、表示面141を指示する指示体として機能する機器(例えば無線機器)であれば、その具体的な種類は問わない。すなわち、本発明の指示体は、電子スタンプ画像を表示させるための機能のみを実現する機器に限られない。
上述した各実施形態において、表示端末10の制御部11や電子スタンプ装置20の制御部21、画像サーバ30の制御部31が実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の連係によって実現されうる。表示端末10や電子スタンプ装置20、画像サーバ30の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、表示端末における表示制御方法として把握することも可能である。
1…画像表示システム、10…表示端末、11…制御部、111…検出部、112…画像取得部、113…画像処理部、114…表示制御部、12…タッチスクリーン部、13…通信部、131…無線通信部、132…ネットワーク通信部、14…表示部、141…表示面、15…記憶部、151…スタンプアプリ、20…電子スタンプ装置、21…制御部、211…第1通信制御部、212…第2通信制御部、22…無線通信部、23…記憶部、30…画像サーバ、31…制御部、311…データ管理部、32…ネットワーク通信部、33…記憶部、331,331a…スタンプ画像DB。
Claims (10)
- 表示面に画像を表示する表示部と、
所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出する検出部と、
前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを取得する画像取得部と、
前記検出部により前記操作が検出された場合に、前記画像取得部が取得した第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示部に表示させる表示制御部と
を備える表示端末。 - 前記画像処理は、
前記変化の度合いがランダムに変動する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示端末。 - 前記画像処理は、
前記検出部により検出された前記操作の方法に応じて、前記変化の度合いが変動する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示端末。 - 前記画像処理は、
前記指示体の使用実績を表す実績情報に応じて、前記変化の度合いが変動する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示端末。 - 前記画像処理は、
自表示端末が置かれる所定の状況を表す状況情報に応じて、前記変化の度合いが変動する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示端末。 - 前記画像処理は、
自表示端末のユーザ属性に応じて前記変化の度合いが変動する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示端末。 - 自表示端末から所定距離範囲内にある前記指示体と無線通信を行う無線通信部と、
前記第1のオブジェクト画像データに対し前記画像処理を施して、前記第2のオブジェクト画像データを生成する画像処理部と
を備え、
前記画像取得部は、
各々の前記指示体に予め対応付けられた前記第1のオブジェクト画像データを配信するサーバ装置と通信して、前記無線通信部が通信した前記指示体に予め対応付けられた前記第1のオブジェクト画像データを取得するとともに、取得した当該第1のオブジェクト画像データに基づいて前記画像処理部により生成された前記第2のオブジェクト画像データを取得する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の表示端末。 - 表示面に画像を表示する表示端末の表示制御方法であって、
所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出するステップと、
前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを取得するステップと、
前記操作を検出した場合に、取得した前記第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示面に表示するステップと
を有する表示制御方法。 - 表示端末と、当該表示端末と通信するサーバ装置とを備える画像表示システムであって、
前記表示端末は、
表示面に画像を表示する表示部と、
所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出する検出部と、
前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データ、又は、当該第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを、前記サーバ装置と通信して取得する画像取得部と、
前記検出部により前記操作が検出された場合に、前記画像取得部が取得した第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示部に表示させる表示制御部と
を有し、
前記画像サーバは、
前記第1オブジェクト画像データを蓄積したデータベースから、前記指示体に対応付けられた前記第1オブジェクト画像データを取得して、前記表示端末へ送信するか、又は、前記データベースから取得した第1オブジェクト画像データに対し前記画像処理を施した前記第2のオブジェクト画像データを、前記表示端末へ送信する前記表示端末へ送信するデータ管理部と
を有する画像表示システム。 - 表示面に画像を表示する表示端末のコンピュータに、
所定の指示体を使用して行われた前記表示面を指示する操作を検出するステップと、
前記指示体に予め対応付けられた第1のオブジェクト画像データに対し、当該第1のオブジェクト画像データが表す第1のオブジェクト画像を変化させる所定の画像処理であって当該変化の度合いが変動する画像処理を施した第2のオブジェクト画像データを取得するステップと、
前記操作を検出した場合に、取得した前記第2のオブジェクト画像データが表す第2のオブジェクト画像を、前記表示面に表示するステップと
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013139022A JP2015011672A (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | 表示端末、表示制御方法、画像表示システム及びプログラム |
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