JP2015011049A - 撮像装置、選択方法、および選択プログラム - Google Patents

撮像装置、選択方法、および選択プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オートフォーカス処理の精度の向上を図ること。
【解決手段】図1の(A)において、撮像装置100は、焦点距離f1に関して、取得した画像PA−1と画像PA−2を、焦点距離f1に対応するずれ量d1分ずらして合成して、合成画像PCAを得る。合成画像PCAのコントラスト値は、被写体Sがピンボケしておらず、かつ、被写体Sが完全に重なり合うため、大きな値となる。また、図1の(B)において、撮像装置100は、焦点距離f2に関して、取得した画像PB−1と画像PB−2を、焦点距離f2に対応するずれ量d2分ずらして合成して、合成画像PCBを得る。合成画像PCBのコントラスト値は、被写体Sがピンボケしており、さらに、被写体Sがぶれているため、小さな値となる。撮像装置100は、合成画像PCAのコントラスト値と合成画像PCBのコントラスト値と、に基づいて、複数の焦点距離のうちのいずれかの焦点距離を選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、選択方法、および選択プログラムに関する。
従来、撮像装置が、自動的に被写体にピントを合わせるオートフォーカス処理がある。関連する先行技術として、たとえば、少なくとも一つの反射ミラー、撮像レンズおよび撮像素子を有する2つの光学系の観察対象物側の光軸が水平または垂直方向において角度θをなしており、2つの撮像素子から得られる視差信号をフォーカスに用いるものがある。また、x、y方向の間隔が2値の疑似ランダム系列であるM系列に従った周期パターンにそれぞれ設定された撮影開口を有する各撮像素子から取り込んだ複数の画像データをパターンマッチングすることにより、被写体距離を算出する技術がある。(たとえば、下記特許文献1、2を参照。)
特開平8−334667号公報 特開2012−147088号公報
しかしながら、従来技術によれば、オートフォーカス処理の精度が低下する場合がある。たとえば、暗所でのオートフォーカス処理において、露光時間を長くすると、手ブレ、被写体ブレが発生し、オートフォーカス処理の精度が低下する。また、暗所でのオートフォーカス処理において、ISO(International Organization for Standardization)感度を上げると、ランダムノイズが増大して、オートフォーカス処理の精度が低下する。
1つの側面では、本発明は、オートフォーカス処理の精度を向上することができる撮像装置、選択方法、および選択プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、被写体の像を結像するレンズと、レンズが結像した像を撮像する撮像部と、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズを移動させる駆動部と、をそれぞれ有するレンズモジュール群を有し、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して、レンズモジュール群の各々のレンズモジュールの撮像部が撮像した画像を取得し、各々の焦点距離に対応して、レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定し、各々の焦点距離に関して、取得したレンズモジュールごとの各々の焦点距離に対応する画像を、特定した各々の焦点距離に対応するずれ量分ずらして合成し、合成した各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する撮像装置、選択方法、および選択プログラムが提案される。
本発明の一態様によれば、オートフォーカス処理の精度の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかる撮像装置の動作例を示す説明図である。 図2は、カメラシステムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、カメラシステムの機能構成例を示すブロック図である。 図4は、レンズ位置がINF位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。 図5は、レンズ位置が1m位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。 図6は、レンズ位置が40cm位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。 図7は、レンズ位置が15cm位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。 図8は、工場調整テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、ずれ量の算出の一例を示す説明図(その1)である。 図10は、ずれ量の算出の一例を示す説明図(その2)である。 図11は、合焦判定の一例を示す説明図である。 図12は、AF処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、開示の撮像装置、選択方法、および選択プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる撮像装置の動作例を示す説明図である。撮像装置100は、レンズモジュール101を複数有するコンピュータである。撮像装置100は、複数のレンズモジュール101として、レンズモジュール101−1と、レンズモジュール101−2とを有する。図1の説明において、xをインデックスとし、末尾記号“−x”が付与される記号については、レンズモジュール101−xに関する説明であるものとする。レンズモジュール101−xは、被写体の像を結像するレンズ111−xと、レンズ111−xが結像した像を撮像する撮像部112−xと、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズ111−xを移動させる駆動部113−xとを有する。撮像装置100は、たとえば、デジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話システム等である。
本実施の形態にかかる撮像装置100は、レンズモジュール101を複数搭載した装置である。たとえば、撮像装置100は、3D(3−Dimensions)画像を記録するために、2つのレンズモジュール101を搭載する装置である。具体的には、撮像装置100は、3D画像を得るために、2つのレンズモジュール101の画像取得を同期させて画像を取得し、視差補正や幾何補正を施すことにより、立体視することのできるフレームを作成する。また、撮像装置100は、1つのレンズモジュール101を用いて、3D画像でない通常の静止画を作成することもできる。
画像を作成する際、デジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話システムにおいて、自動でフォーカス制御を行うオートフォーカス機能を有する装置がほとんどである。オートフォーカスを、以下、「AF」と称する。AF機能を実現する方式として、たとえば、位相差検出方式や、コントラスト検出方式がある。位相差検出方式は、特別なユニットを用いるため、一眼レフカメラ等で採用される。コントラスト検出方式は、特別なユニットを用いないため、小型化が要求されるデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話システム等で採用される。
コントラスト検出方式は、CCD(Charge−Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)など、光電変換により得られた画像信号に対しAF処理を行う方式である。具体的に、コントラスト検出方式を採用した装置は、レンズを移動させながら画像を取得し、画像ごとにデジタルハイパスフィルタを適用し、得られた以降、コントラスト値といった評価値に基づいて、最もフォーカスが合ったレンズ位置を選択する。
コントラスト検出方式が利用される状況として、たとえば、撮像装置100は、撮像装置100のファインダに表示する画像として使用する。撮像装置100のファインダに表示する画像は、自然な明るさ・色彩で表現される露出である適露光の画像であることが望ましい。適露光の画像でない場合、真っ白な画像や真っ黒の画像となり、オートフォーカスの精度が低下する。このため、暗所での露光条件としては、露光時間を伸ばすか、絞りを開放するか、ISO感度を上げるかになる。
しかしながら、露光時間を伸ばすことは、AF処理時間の遅延を招いたり、手ブレ、被写体ブレを増大したりすることになるため、撮像装置100は、一定の露光時間より大きくすることが困難である。また、絞りを開放することについて、小型化を条件とする要求されるデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話システムは、絞りが1段階しか設定できないものが多く、絞りを開放することが不可能である。さらに、ISO感度を上げることは、ランダムノイズや色ノイズなどの増大につながってしまう。ランダムノイズの増大は、コントラスト値のS/N条件の劣化につながり、AFの合焦率が低下してしまう。ここで、合焦率は、ピントが正しく合う確率を示す。
そこで、本実施の形態にかかる撮像装置100は、複数のレンズモジュール101を搭載した装置であることを利用して、複数のレンズモジュール101による複数の画像を焦点距離に対応してずれ量分ずらして合成した画像のコントラスト値を用いてピントが合うレンズ位置を選択する。これにより、撮像装置100は、複数のレンズモジュール101を有効利用してオートフォーカスの精度を向上することができる。ここで、複数の焦点距離のうちの焦点距離f1について、図1の(A)で説明するとともに、焦点距離f2について、図1の(B)で説明する。ここで、焦点距離がf1であれば、被写体Sにピントが合うものとする。
図1の(A)では、焦点距離をf1として、撮像装置100は、レンズモジュール101−1の撮像部112−1と、レンズモジュール101−2の撮像部112−2とが撮像した画像PA−1と、画像PA−2とを取得する。画像PA−1と、画像PA−2には、被写体Sがピンボケせずに映っている。
画像PA−1と画像PA−2とには視差があるため、撮像装置100は、レンズ焦点距離f1に対応して、レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定する。ずれ量の具体的な特定例は、図8〜図10で後述する。図1の(A)の例では、撮像装置100は、レンズ焦点距離f1に対応するずれ量をd1として特定したとする。
次に、撮像装置100は、焦点距離f1に関して、画像PA−1と画像PA−2を、焦点距離f1に対応するずれ量d1分ずらして合成して、合成画像PCAを得る。焦点距離がf1であるときにピントが合うため、画像PA−1と画像PA−2とに映っている被写体Sが完全に重なり合うこととなる。
続けて、撮像装置100は、合成画像PCAのコントラスト値を算出する。合成画像PCAのコントラスト値は、被写体Sがピンボケしておらず、かつ、被写体Sが完全に重なり合うため、大きな値となる。
また、図1の(B)では、焦点距離をf2として、撮像装置100は、レンズモジュール101−1の撮像部112−1と、レンズモジュール101−2の撮像部112−2とが撮像した画像PB−1と、画像PB−2とを取得する。画像PB−1と、画像PB−2には、被写体Sがピンボケして映っている。
画像PB−1と画像PB−2とには視差があるため、撮像装置100は、レンズ焦点距離f2に対応して、レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定する。図1の(B)の例では、撮像装置100は、レンズ焦点距離f2に対応するずれ量をd2として特定したとする。撮像装置100は、焦点距離f2に関して、画像PB−1と画像PB−2を、焦点距離f2に対応するずれ量であるd2ずらして合成して、合成画像PCBを得る。焦点距離がf2であるときに焦点が合わないため、画像PB−1と画像PB−2とに映っている被写体Sが完全に重なり合わず、被写体Sがぶれることとなる。
続けて、撮像装置100は、合成画像PCBのコントラスト値を算出する。合成画像PCBのコントラスト値は、被写体Sがピンボケしており、さらに、被写体Sがぶれているため、小さな値となる。
次に、撮像装置100は、合成画像PCAのコントラスト値と、合成画像PCBのコントラスト値と、に基づいて、複数の焦点距離のうちのいずれかの焦点距離を選択する。具体的な焦点距離の選択例については、図11で後述する。図1の例では、撮像装置100は、コントラスト値が大きいf1を選択する。焦点距離を選択後、撮像装置100は、選択した焦点距離となるように、レンズ111−1、111−2のいずれかを選択した焦点距離に対応するレンズ位置に移動させる。
(カメラシステムのハードウェア構成例)
次に、図2〜図12を用いて、撮像装置100を、2つのカメラを有するカメラシステムに適用した場合について説明する。
図2は、カメラシステムのハードウェア構成例を示すブロック図である。カメラシステム200は、レンズモジュール201−1、201−2と、A/D(Analog/Digital)変換部202−1、202−2と、画像処理回路部203と、CPU(Central Processing Unit)部204と、メモリ205と、I/O(Input/Output)部206と、アクチュエータドライバ207−1、207−2とを有する。以降の説明において、xをインデックスとし、末尾記号“−x”が付与される記号については、レンズモジュール201−xに関する説明であるものとする。
レンズモジュール201−1は、レンズユニット211−1と、アクチュエータ212−1と、を有する。レンズモジュール201−2もレンズモジュール201−1と同様の装置を有する。図2の説明において、レンズモジュール201−1とレンズモジュール201−2とは同様の装置により形成されるため、図2の説明においては、レンズモジュール201−1の説明を行い、レンズモジュール201−1の説明を省略する。レンズユニット211−1は、レンズ221−1と、イメージセンサ222−1とを有する。
ここで、図1に示したレンズ111は、レンズ221に相当する。また、図1に示した撮像部112は、イメージセンサ222に相当する。さらに、図1に示した駆動部113は、アクチュエータ212に相当する。
レンズモジュール201は、レンズの焦点距離を変更するという機能を有する部品である。A/D変換部202は、イメージセンサ222から取得した値をアナログ/デジタル変換する。画像処理回路部203は、デジタル変換された画像に対して、ノイズ除去、輪郭強調、拡縮処理、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮処理等といった画像処理を行う。CPU部204は、カメラシステム200の全体の制御を司る演算処理装置である。メモリ205は、画像処理回路部203による画像処理の処理結果や、CPU部204の処理結果を記憶する記憶装置である。I/O部206は、内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する制御装置である。外部装置としては、たとえば、カメラシステム200に付随するディスプレイ、ボタン等がある。アクチュエータドライバ207は、アクチュエータ212を駆動させる装置である。
レンズユニット211は、レンズ221に関する装置を纏めた部品である。アクチュエータ212は、入力されたエネルギーを物理的な運動へと変換して、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズ221を移動させる装置である。レンズ221は、被写体の像を結像する。レンズ221は、レンズユニット211内に1つあってもよいし、複数あってもよい。イメージセンサ222は、レンズが結像した像を撮像する装置である。イメージセンサ222は、たとえば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等が採用される。
複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応するレンズ位置として、以下、無限遠先の位置にある被写体がベストフォーカスとなるレンズ位置を、「INF位置」と称する。また、1m先の位置にある被写体がベストフォーカスとなるレンズ位置を、「1m位置」と称する。さらに、40cm先の位置にある被写体がベストフォーカスとなるレンズ位置を、「40cm位置」と称する。さらに、15cm先の位置にある被写体がベストフォーカスとなるレンズ位置を、「15cm位置」と称する。さらに、ベストフォーカスとなるレンズ位置のうち、被写体とカメラシステム200との距離が最も近くなるレンズ位置を、「マクロ位置」と称する。また、レンズの移動方向として、INF位置に向かう方向を、「INF方向」と呼称する。一方、レンズの移動方向として、マクロ位置に向かう方向を、「マクロ方向」と呼称する。
(カメラシステム200の機能)
次に、カメラシステム200の機能について説明する。図3は、カメラシステムの機能構成例を示すブロック図である。カメラシステム200は、取得部301と、算出部302と、切出部303と、特定部304と、合成部305と、選択部306と、を含む。算出部302と、特定部304と、選択部306とは、CPU部204が有する機能である。また、取得部301と、切出部303と、合成部305とは、画像処理回路部203が有する機能である。算出部302、特定部304と、選択部306は、メモリ205に記憶されたプログラムをCPU部204が実行することにより、それぞれの機能を実現する。また、取得部301と、切出部303と、合成部305は、処理量が多いため、画像処理回路部203が有する機能となっているが、CPU部204が有する機能であってもよい。
また、カメラシステム200は、工場調整テーブル311にアクセス可能である。工場調整テーブル311は、メモリ205に格納される。工場調整テーブル311は、複数の焦点距離の各々の焦点距離とレンズモジュール間の視野範囲のずれ量とを関連付けて記憶する。工場調整テーブル311の記憶内容の一例は、図8で後述する。
取得部301は、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して、レンズモジュール群の各々のレンズモジュール201のイメージセンサ222が撮像した画像を取得する。たとえば、取得部301は、焦点距離f1に対応する、イメージセンサ222−1が撮像した画像とイメージセンサ222−2が撮像した画像とを取得する。さらに、取得部301は、焦点距離f2に対応する、イメージセンサ222−1が撮像した画像とイメージセンサ222−2が撮像した画像とを取得する。取得した画像は、画像処理回路部203の内部の記憶領域に格納される。
算出部302は、レンズモジュール201群のいずれかのレンズモジュール201のイメージセンサ222が撮像した画像の輝度値に基づいて、アルファブレンド処理に用いる係数を算出する。たとえば、算出部302は、輝度値が低い程、アルファブレンド処理後の輝度値が大きくなるように、係数を算出する。イメージセンサ222が撮像した画像の輝度値は、画像内の輝度値の平均値でもよいし、中央値でもよい。具体的な算出例は、図12で示す。なお、算出した係数は、メモリ205に格納される。
切出部303は、取得部301が取得したレンズモジュール201ごとの各々の焦点距離に対応する画像の一部分である部分画像を切り出す。たとえば、切出部303は、カメラシステム200の利用者によって指定された領域を、AFの対象領域として、対象領域内の部分画像を切り出す。具体的に、切出部303は、取得部301が取得した画像から、指定された領域内の部分画像を切り出す。切り出した部分画像は、画像処理回路部203の内部の記憶領域に格納される。
特定部304は、各々の焦点距離に対応して、レンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を特定する。たとえば、特定部304は、工場調整テーブル311を参照して、各々の焦点距離に対応するレンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を特定してもよい。工場調整テーブル311を参照してずれ量を特定する例については、図8で後述する。また、特定部304は、焦点距離を入力してレンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を表す関数に、各々の焦点距離を入力することにより、レンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を特定してもよい。関数を用いてずれ量を特定する例については、図9、図10で後述する。なお、特定したずれ量は、メモリ205に格納される。
合成部305は、各々の焦点距離に関して、取得部301が取得したレンズモジュール201ごとの各々の焦点距離に対応する画像を、特定部304が特定した各々の焦点距離に対応するずれ量分ずらして合成する。
また、合成部305は、各々の焦点距離に対応して、レンズモジュール201ごとの各々の焦点距離に対応する画像を、各々の焦点距離に対応するずれ量分ずらしてアルファブレンド処理により算出部302が算出した係数を用いて合成してもよい。たとえば、算出部302が算出した係数が0.5であるとする。このとき、合成部305は、レンズモジュール201ごとの各々の焦点距離に対応する画像の各画素値に0.5を乗じて、レンズモジュール201ごとの画像の画素値同士をずれ量分ずらして加算する。
また、合成部305は、各々の焦点距離に対応して、切出部303が切り出したレンズモジュール201ごとの各々の焦点距離に対応する部分画像を、各々の焦点距離に対応するずれ量分ずらして合成してもよい。なお、合成画像は、画像処理回路部203の内部の記憶領域に格納される。
選択部306は、合成部305が合成した各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する。具体的な選択方法は、図11で後述する。
また、カメラシステム200は、レンズモジュール201群のいずれかのレンズモジュール201のレンズ221を、アクチュエータ212を制御することにより選択部306が選択したいずれかの焦点距離に対応する位置に移動させる制御部を有してもよい。制御部は、アクチュエータドライバ207に相当する。
次に、合成部305による合成画像の一例について、図4〜図7を用いて説明する。本実施の形態における画像の合成については、AFの対象となる対象領域内の画像について画像合成を実施するが、説明を簡単にするため、図4〜図7では、イメージセンサ222−1、222−2から取得した2枚の画像全体に対して合成した合成画像について説明を行う。
図4は、レンズ位置がINF位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。図4では、レンズ位置が、INF位置となる、カメラシステム200を基準として無限遠先の位置にある被写体がベストフォーカスとなる位置にあるとする。図4では、無限遠先の位置は、たとえば、中央の窓の中心の位置となる。
レンズ位置がINF位置にあるため、イメージセンサ222−1、222−2から取得した2つの画像の対象領域内にある被写体が仮に40cm先にある場合でも、CPU部204は、無限遠先にある被写体が完全に重なり合うようにずれ量を特定する。このため、図4で示すように対象領域を設定した場合、それぞれの画像のフォーカスはピンボケ画像となり、かつ重ね合わせた画像はぶれた画像となる。
図5は、レンズ位置が1m位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。図5では、レンズ位置が、1m位置となる、カメラシステム200を基準として1m先の位置にある被写体がベストフォーカスとなる位置にあるとする。図5では、1m先の位置は、たとえば、中央のカレンダーおよび時計がある位置となる。
レンズ位置が1m位置にあるため、イメージセンサ222−1、222−2から取得した2つの画像の対象領域内にある被写体が同様に40cm先にある場合でも、CPU部204は、1m先にある被写体が完全に重なり合うようにずれ量を決定する。このため、図5で示すように対象領域を設定した場合、それぞれの画像のフォーカスはややピンボケ画像となり、かつ重ね合わせの画像はぶれた画像となる。
図6は、レンズ位置が40cm位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。図6では、レンズ位置が、40cm位置となる、カメラシステム200を基準として40cm先の位置にある被写体がベストフォーカスとなる位置にあるとする。図6では、40cm先の位置は、たとえば、右側の草がある位置となる。
レンズ位置が40cm位置にあるため、CPU部204は、2眼カメラから取得した2つの画像を、40cm先の位置にある被写体が完全に重なり合うようにずれ量を特定する。このため、図6で示すように対象領域を設定した場合、対象領域にある画像が40cm位置にあるため、それぞれの画像のフォーカスはジャストピント画像となり、かつ重ね合わせの画像はぶれのない画像となる。
図7は、レンズ位置が15cm位置である場合のイメージセンサから取得した画像を合成した図である。図7では、レンズ位置が、15cm位置となる、カメラシステム200を基準として15cm先の位置にある被写体がベストフォーカスとなる位置にあるとする。図7では15cm先の位置は、たとえば、左下の花がある位置である。
レンズ位置が15cmにあるため、イメージセンサ222−1、222−2から取得した2枚の画像の対象領域内にある被写体が同様に40cm位置にある場合でも、CPU部204は、15cm位置にある被写体が完全に重なり合うようにずれ量を特定する。このため、図7例のようにAF合焦エリアを設定した場合、それぞれの画像のフォーカスはピンボケ画像となり、かつ重ね合わせの画像はぶれた画像となる。
続けて図8〜図10を用いて、画像を合成する際のずれ量を特定する処理について説明する。画像を合成する際のずれ量を特定する方法としては、図8で示す工場調整テーブル311を用いる方法と、図9と図10とで示す数式を用いる方法とがある。
図8は、工場調整テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。工場調整テーブル311は、レンズ位置と、ずれ量と、という2つのフィールドを含む。レンズ位置フィールドには、レンズ221が取り得るレンズ位置が格納される。ずれ量フィールドには、レンズ221がレンズ位置フィールドに格納された位置の時に取得した2つの画像を合成する際の水平方向のずれ量と垂直方向のずれ量とが格納される。図8に示す工場調整テーブル311は、レコード801−1〜801−5を記憶する。たとえば、レコード801−1は、レンズ位置がINF位置であるときに取得した2つの画像を合成する際の水平方向のずれ量が1[画素]であり、垂直方向のずれ量が0[画素]であることを示す。
たとえば、レンズ位置が15cm位置である場合、CPU部204は、レコード801−5を参照して、水平方向のずれ量が50[画素]であり、垂直方向のずれ量が0[画素]であると特定する。
工場調整テーブル311が作成される時期として、カメラシステム200の製造者は、装置組み立て後、個体調整により、ずれ補正量を予め取得しておき、工場調整テーブル311に、ずれ補正量を格納しておく。
図9は、ずれ量の算出の一例を示す説明図(その1)である。図9では、2つのレンズ221によって取得する画像について示す。図9において、カメラシステム200内の2つのレンズ221の光軸が平行であり、被写体Sが、2つのレンズ221の光軸に平行であり、2つのレンズ221の光軸から等距離となる直線上にあるものとする。図9に示す変数について、dは、被写体Sとレンズ221との水平方向の距離を示す。また、fは、焦点距離を示す。θは、撮像する画像に写される光景の範囲の角度を示す。L1は、レンズ221から被写体Sまでの距離を示す。xは、イメージセンサ222の水平サイズを示す。
図10は、ずれ量の算出の一例を示す説明図(その2)である。図10では、ずれ量の算出式を示す。Xは、L1に対する水平視野範囲である。d1は、レンズ221の光軸から距離d離れた被写体Sがイメージセンサ222に投影される際の光軸からの距離を示す。L1に対する水平視野範囲をXとすると、X、L1、θは、下記(1)式を満たす。
X=2*L1*tan(θ/2) …(1)
また、X、d、x、d1は、下記(2)式を満たす。
X:d=x:d1 …(2)
(1)式と(2)式により、d1は、下記(3)式を満たす。
d1=x*d/X
⇔d1=x*d/(2*L1*tan(θ/2)) …(3)
(3)式は、焦点距離を入力してレンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を表す関数となる。(3)式が表す変数のうち、x、d、θは、カメラシステム200製造時に決定できる値である。なお、(3)式は、2つのレンズ221の光軸が完全に平行であることが前提である。レンズ221取り付け時の誤差の影響がある場合、CPU部204は、水平方向のずれ量のほか、垂直方向、また、光軸の回転方向に対する補正を行う。
具体的に、CPU部204は、(3)式のL1に値を代入して、d1を得る。たとえば、レンズ位置が15cm位置である場合、CPU部204は、(3)式のL1に15[cm]を代入して、15cmに対応するずれ量となるd1を特定する。また、レンズ位置がINF位置である場合、CPU部204は、(3)式の分母が無限大となるため、d1=0と特定する。
図11は、合焦判定の一例を示す説明図である。合焦判定の具体例として、図11では、山登り方式による合焦判定について説明する。CPU部204は、レンズ位置に対応する合成画像のコントラスト値に基づいて、合焦したか否かを判断する。さらに、CPU部204は、レンズ位置に対応する合成画像のコントラスト値に基づいて、複数の焦点距離から合焦位置となる焦点距離を決定する。
具体的に、CPU部204は、コントラスト値が最大となるレンズ位置を、合焦したと判断する。レンズ位置の検出方法の第1の例として、CPU部204は、レンズ位置に対応する合成画像からコントラスト値を算出し、レンズ位置の順に、コントラスト値が増加を繰り返して、減少に転じた後に減少を繰り返した際に、合焦したと判定する。増加が繰り返された回数、また、減少が繰り返された回数等は、カメラシステム200の設計者により指定される値である。さらに、CPU部204は、増加した最後のレンズ位置を、合焦位置として特定する。
また、レンズ位置の検出方法の第2の例として、CPU部204は、レンズ位置に対応する合成画像からコントラスト値を算出し、レンズ位置の順に、コントラスト値が増加を繰り返して、増加量が所定量より小さくなった際に、合焦したと判定する。さらに、CPU部204は、増加量が所定量より小さくなったレンズ位置を、合焦位置として特定する。
次に、図11に示すグラフ1101を用いて、具体的な合焦判定の例と、合焦位置の決定例とについて説明する。以下の説明では、コントラスト値が最大となるレンズ位置の検出方法の第1の例を採用して、増加が繰り返された回数を2、減少が繰り返された回数を1とする。
グラフ1101は、レンズ位置とコントラスト値との関係を示す。グラフ1101の横軸は、レンズ位置を示す。グラフ1101の縦軸は、レンズ位置に対応する合成画像のコントラスト値を示す。
グラフ1101は、レンズ位置がINF位置から40cm位置までにおいて、コントラスト値が大きくなり、レンズ位置が40cm位置からマクロ方向に向かう程、コントラスト値が小さくなることを示す。始めに、CPU部204は、INF位置に対応する合成画像のコントラスト値を算出する。次に、CPU部204は、1m位置に対応する合成画像のコントラスト値を算出し、コントラスト値が増加したと判断する。続けて、CPU部204は、40cm位置に対応する合成画像のコントラスト値を算出し、コントラスト値が増加したと判断する。そして、CPU部204は、15cm位置に対応する合成画像のコントラスト値を算出し、コントラスト値が減少したと判断する。以上より、CPU部204は、コントラスト値が増加を繰り返して、減少に転じたため、合焦したと判定する。さらに、CPU部204は、合焦位置を、40cm位置であると判定する。
上述の例では、CPU部204は、INF位置からマクロ方向に向かって合焦するか否かを判定したが、マクロ位置からINF方向に向かって合焦するか否かを判定することもできる。また、レンズ221の移動量として、CPU部204は、カメラシステム200が取り得る焦点距離ずつレンズ221を移動させてもよいし、所定量ずつレンズ221を移動させてもよい。
図12は、AF処理手順の一例を示すフローチャートである。AF処理は、ピントを合わせる処理である。AF処理が実行される契機としては、たとえば、カメラシステム200の撮影ボタンが半押しされた場合、また、カメラシステム200のファインダ画面がカメラシステム200の利用者によって押下された場合である。
CPU部204は、露光条件によるアルファブレンド率を算出する(ステップS1201)。ステップS1201の処理において、具体的に、CPU部204は、対象領域の平均輝度が適露光条件になるよう、アルファブレンド率を算出する。
たとえば256階調の輝度データの場合、CPU部204は、平均輝度値が128になるようにアルファブレンド率を算出する。具体的には、CPU部204は、平均輝度値が128となる適露光の場合、または、平均輝度値が128より大きいオーバー露光である場合、アルファブレンド率を0.5に設定する。また、平均輝度値が128未満のアンダー露光である場合、アルファブレンド率を0.5〜1.0の間に設定する。さらに、平均輝度値が64未満のアンダー露光である場合、アルファブレンド率を1.0に設定する。
具体的に、CPU部204は、平均輝度値が64から128までである場合、下記(4)式によりアルファブレンド率を算出する。
アルファブレンド率=64/平均輝度値 …(4)
たとえば、平均輝度値が80であれば、CPU部204は、(4)式により、アルファブレンド率を算出する。
アルファブレンド率=64/80=0.8
以上より、平均輝度値が80であれば、合成画像のアルファブレンド率0.8として、合成画像の平均輝度値は、0.8×80×2=128となり、適露光条件となる。なお、CPU部204は、算出したアルファブレンド率をメモリ205に出力する。
次に、CPU部204は、アクチュエータドライバ207に指示することにより、レンズ221を移動させる(ステップS1202)。続けて、CPU部204は、レンズ位置に応じた画像のずれ量を特定する(ステップS1203)。具体的な特定例としては、図8で示す工場調整テーブル311を用いる方法と、図9と図10とで示す数式を用いる方法とがある。CPU部204は、特定したずれ量となる画素数をメモリ205に出力する。
画像処理回路部203は、2つのイメージセンサ222から取得した画像のうちの対象領域の部分画像を切り出す(ステップS1204)。画像処理回路部203は、切り出した2つの画像を画像処理回路部203内の記憶領域に出力する。次に、画像処理回路部203は、アルファブレンド率とずれ量とに従って、切り出した部分画像同士を合成する(ステップS1205)。画像処理回路部203は、合成した合成画像を画像処理回路部203内の記憶領域に出力する。続けて、画像処理回路部203は、合成画像から、コントラスト値を算出する(ステップS1206)。画像処理回路部203は、算出したコントラスト値をメモリ205に出力する。
ステップS1206の処理終了後、CPU部204は、レンズ位置に対応する合成画像のコントラスト値から、合焦したか否かを判定する(ステップS1207)。CPU部204は、判定結果をメモリ205に出力する。次に、CPU部204は、合焦したか否かを判断する(ステップS1208)。合焦していない場合(ステップS1208:No)、CPU部204は、ステップS1202の処理に移行する。合焦した場合(ステップS1208:Yes)、CPU部204は、レンズ位置に対応する合成画像のコントラスト値から、合焦位置を選択する(ステップS1209)。CPU部204は、選択した合焦位置をメモリ205に出力する。CPU部204は、アクチュエータドライバ207に指示することにより、選択した合焦位置にレンズ221を移動させる(ステップS1210)。
ステップS1210の処理終了後、カメラシステム200は、AF処理を終了する。AF処理の終了後、カメラシステム200は、レンズ位置が合焦位置にある状態のイメージセンサ222−1、222−2のいずれか一方の画像をカメラシステム200のファインダ画面に表示する。AF処理を実行することにより、カメラシステム200は、被写体に焦点が合った画像をカメラシステム200の利用者に提供することができる。
以上説明したように、カメラシステム200によれば、レンズモジュール201−1、201−2による2つの画像を焦点距離に応じたずれ量分ずらして合成した画像のコントラスト値を用いてピントが合うレンズ位置を選択する。
これにより、カメラシステム200は、レンズモジュール201−1、201−2を有効利用してオートフォーカス精度を上げる。また、カメラシステム200は、2つの画像を合成するため、輝度ノイズ成分を抑制し、輝度ノイズによるコントラスト値のS/Nが改善されて、合焦率を向上することができる。さらに、本実施の形態では、2つの視差のある画像を合成するため、ベストフォーカス距離にある被写体は鮮明に合成し、ベストフォーカス位置にない被写体は2重にぶれたように合成することになる。したがって、ベストフォーカス位置ではない距離にある被写体のコントラスト値が低下し、ベストフォーカス位置の距離にある被写体のコントラスト値が相対的に大きくなるため、カメラシステム200は、AF合焦率を向上することができる。
また、カメラシステム200によれば、レンズモジュール201のいずれかのイメージセンサ222が撮像した画像の輝度値に基づいて、アルファブレンド処理に用いる係数を算出してもよい。これにより、カメラシステム200は、適露光に満たない暗所において、露光条件を改善した画像に対してAF処理におけるAF合焦率を向上することができる。
また、カメラシステム200によれば、レンズモジュール201ごとの各々の焦点距離に対応する画像の一部分である部分画像をAFの対象領域として切り出して、部分画像を、各々の焦点距離に対応するずれ量分ずらして合成してもよい。これにより、合成にかかる処理量と、合成後のコントラストを求める処理量が少なくなるため、カメラシステム200は、省電力、かつ高速にAF処理を行うことができる。
また、カメラシステム200によれば、工場調整テーブル311を参照して、各々の焦点距離に対応するレンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を特定してもよい。これにより、カメラシステム200は、工場調整テーブル311を参照することだけでずれ量を特定できるため、焦点距離を入力してレンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を表す関数を用いるより高速にAF処理を行うことができる。
また、カメラシステム200によれば、焦点距離を入力してレンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を表す関数に、各々の焦点距離を入力することにより、レンズモジュール201間の視野範囲のずれ量を特定してもよい。これにより、カメラシステム200は、関数を記憶しておけばよいため、工場調整テーブル311を用いるより記憶量を少なくすることができる。
また、カメラシステム200によれば、レンズモジュール201群のいずれかのレンズモジュール201のレンズ221を、選択した焦点距離に対応する位置に移動させてもよい。これにより、カメラシステム200は、ピントが合った画像をファインダ画面に表示することができる。
また、本実施の形態にかかるカメラシステム200は、レンズモジュール201を2つ有する例を想定して説明したが、レンズモジュール201を3つ以上有する多眼カメラシステムであっても適用することができる。たとえば、カメラシステム200が、レンズモジュール201−1、201−2、201−3という3つのレンズモジュール201を有してもよい。レンズモジュール201間の視野範囲のずれ量について、CPU部204は、たとえば、レンズモジュール201−1、201−2間の視野範囲のずれ量と、レンズモジュール201−1、201−3間の視野範囲のずれ量とを特定すればよい。
なお、本実施の形態で説明した選択方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本選択プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本選択プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
また、本実施の形態で説明したカメラシステム200は、スタンダードセルやストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定用途向けIC(以下、単に「ASIC」と称す。)やFPGAなどのPLD(Programmable Logic Device)によっても実現することができる。具体的には、たとえば、上述した取得部301、切出部303、合成部305をHDL記述によって機能定義し、HDL記述を論理合成してASICやPLDに与えることにより、画像処理回路部203を製造することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)被写体の像を結像するレンズと、前記レンズが結像した像を撮像する撮像部と、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズを移動させる駆動部と、をそれぞれ有するレンズモジュール群と、
前記複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール群の各々のレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像を取得する取得部と、
前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定する特定部と、
前記各々の焦点距離に関して、前記取得部が取得した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、前記特定部が特定した前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成する合成部と、
前記合成部が合成した前記各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、前記複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する選択部と、
を有することを特徴とする撮像装置。
(付記2)前記レンズモジュール群のいずれかのレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像の輝度値に基づいて、アルファブレンド処理に用いる係数を算出する算出部をさらに有し、
前記合成部は、
前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらしてアルファブレンド処理により前記算出部が算出した前記係数を用いて合成することを特徴とする付記1に記載の撮像装置。
(付記3)前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する画像の一部分である部分画像を切り出す切出部をさらに有し、
前記合成部は、
前記各々の焦点距離に対応して、前記切出部が切り出した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記部分画像を、前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成することを特徴とする付記1または2に記載の撮像装置。
(付記4)前記特定部は、
前記複数の焦点距離の各々の焦点距離と前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量とを関連付けたテーブルを参照して、前記各々の焦点距離に対応する前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の撮像装置。
(付記5)前記特定部は、
焦点距離を入力して前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を表す関数に、前記各々の焦点距離を入力することにより、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の撮像装置。
(付記6)前記レンズモジュール群のいずれかのレンズモジュールの前記レンズを、前記駆動部を制御することにより前記選択部が選択した前記いずれかの焦点距離に対応する位置に移動させる制御部をさらに有することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の撮像装置。
(付記7)コンピュータが、
被写体の像を結像するレンズと、前記レンズが結像した像を撮像する撮像部と、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズを移動させる駆動部と、をそれぞれ有するレンズモジュール群の各々のレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像を、前記複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して取得し、
前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定し、
前記各々の焦点距離に関して、取得した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、特定した前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成し、
合成した前記各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、前記複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する、
処理を実行することを特徴とする選択方法。
(付記8)コンピュータに、
被写体の像を結像するレンズと、前記レンズが結像した像を撮像する撮像部と、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズを移動させる駆動部と、をそれぞれ有するレンズモジュール群の各々のレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像を、前記複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して取得し、
前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定し、
前記各々の焦点距離に関して、取得した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、特定した前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成し、
合成した前記各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、前記複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する、
処理を実行させることを特徴とする選択プログラム。
100 撮像装置
101、201 レンズモジュール
111 レンズ
112 撮像部
113 駆動部
200 カメラシステム
301 取得部
302 算出部
303 切出部
304 特定部
305 合成部
306 選択部
311 工場調整テーブル

Claims (7)

  1. 被写体の像を結像するレンズと、前記レンズが結像した像を撮像する撮像部と、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズを移動させる駆動部と、をそれぞれ有するレンズモジュール群と、
    前記複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール群の各々のレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像を取得する取得部と、
    前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定する特定部と、
    前記各々の焦点距離に関して、前記取得部が取得した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、前記特定部が特定した前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成する合成部と、
    前記合成部が合成した前記各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、前記複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する選択部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記レンズモジュール群のいずれかのレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像の輝度値に基づいて、アルファブレンド処理に用いる係数を算出する算出部をさらに有し、
    前記合成部は、
    前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらしてアルファブレンド処理により前記算出部が算出した前記係数を用いて合成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する画像の一部分である部分画像を切り出す切出部をさらに有し、
    前記合成部は、
    前記各々の焦点距離に対応して、前記切出部が切り出した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記部分画像を、前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記特定部は、
    前記複数の焦点距離の各々の焦点距離と前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量とを関連付けたテーブルを参照して、前記各々の焦点距離に対応する前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の撮像装置。
  5. 前記特定部は、
    焦点距離を入力して前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を表す関数に、前記各々の焦点距離を入力することにより、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の撮像装置。
  6. コンピュータが、
    被写体の像を結像するレンズと、前記レンズが結像した像を撮像する撮像部と、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズを移動させる駆動部と、をそれぞれ有するレンズモジュール群の各々のレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像を、前記複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して取得し、
    前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定し、
    前記各々の焦点距離に関して、取得した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、特定した前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成し、
    合成した前記各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、前記複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する、
    処理を実行することを特徴とする選択方法。
  7. コンピュータに、
    被写体の像を結像するレンズと、前記レンズが結像した像を撮像する撮像部と、複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応する位置にレンズを移動させる駆動部と、をそれぞれ有するレンズモジュール群の各々のレンズモジュールの前記撮像部が撮像した画像を、前記複数の焦点距離の各々の焦点距離に対応して取得し、
    前記各々の焦点距離に対応して、前記レンズモジュール間の視野範囲のずれ量を特定し、
    前記各々の焦点距離に関して、取得した前記レンズモジュールごとの前記各々の焦点距離に対応する前記画像を、特定した前記各々の焦点距離に対応する前記ずれ量分ずらして合成し、
    合成した前記各々の焦点距離に関する合成画像のコントラスト値に基づいて、前記複数の焦点距離からいずれかの焦点距離を選択する、
    処理を実行させることを特徴とする選択プログラム。
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