JP2015010387A - 躯体分離用パイプ材の設置方法およびそのパイプ材を使用する躯体分離方法と躯体解体方法 - Google Patents

躯体分離用パイプ材の設置方法およびそのパイプ材を使用する躯体分離方法と躯体解体方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015010387A
JP2015010387A JP2013136536A JP2013136536A JP2015010387A JP 2015010387 A JP2015010387 A JP 2015010387A JP 2013136536 A JP2013136536 A JP 2013136536A JP 2013136536 A JP2013136536 A JP 2013136536A JP 2015010387 A JP2015010387 A JP 2015010387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe material
housing
wire
skeleton
underground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013136536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6179020B2 (ja
Inventor
直宏 大西
Naohiro Onishi
直宏 大西
亨 徳野
Toru Tokuno
亨 徳野
康明 豊田
Yasuaki Toyoda
康明 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP2013136536A priority Critical patent/JP6179020B2/ja
Publication of JP2015010387A publication Critical patent/JP2015010387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6179020B2 publication Critical patent/JP6179020B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

【課題】切断対象となる躯体部がたとえ地下にある躯体部であっても、切断の必要が生じた場合、その躯体部の切断箇所の外周部にワイヤーソーのワイヤーを容易、迅速にループ状に巻き付けることのできる躯体分離用パイプ材の設置方法、および、そのパイプ材を使用する躯体分離方法と躯体解体方法の提供。【解決手段】第1躯体部4aと第2躯体部4bとを一体に形成した躯体部4において、ワイヤーソー用のワイヤーを挿通自在なパイプ材5を、第1躯体部4aと第2躯体部4bとの境目外周部に沿う状態に、かつ、パイプ材5のワイヤー挿通用端部がワイヤーソーによる切断作業空間8側に位置する状態に設置する躯体分離用パイプ材の設置方法、および、そのパイプ材を使用する躯体分離方法と躯体解体方法。【選択図】図1

Description

本発明は、第1躯体部と第2躯体部とを一体に形成した躯体部において、第1躯体部と第2躯体部との境目を切断して分離する際に使用する躯体分離用パイプ材の設置方法、および、そのパイプ材を使用する躯体分離方法と躯体解体方法とに関する。
例えば、鉄筋コンクリート製の躯体部において、第1躯体部と第2躯体部との境目を切断して分離する場合、従来、削岩機などを使用して第1躯体部と第2躯体部との境目部分のコンクリートを破砕し、必要に応じて鉄筋などをガス切断して分離していた。
しかし、削岩機などを使用する従来の方法では、騒音や塵埃などによる公害問題が生じるため、近年、ワイヤーソーを使用し、ワイヤーソーのワイヤーを第1躯体部と第2躯体部との境目外周部にループ状に巻き付け、ワイヤーソーを駆動して切断、分離する方法が提案された(適切な特許文献等は見当たらない)。
しかしながら、ワイヤーソーを使用する方法では、ワイヤーソーのワイヤーを切断すべき躯体部の外周部、つまり、第1躯体部と第2躯体部との境目外周部にループ状に巻き付ける必要がある。
ところが、現実の問題として、第1躯体部と第2躯体部との境目外周部に壁などの他物が存在することが多く、その場合には、ドリルなどを使用して壁などにワイヤー挿通用の孔を穿孔する作業が必要となる。更に、切断対象となる躯体部が地下にある場合には、その地下躯体部の裏側が地盤であることも多く、切断対象である地下躯体部の外周部にワイヤーをループ状に巻き付けることが非常に困難な作業となる。
本発明は、このような問題点に着目したもので、その目的は、切断対象となる躯体部がたとえ地下にある躯体部であっても、切断の必要が生じた場合、その躯体部の切断箇所の外周部にワイヤーソーのワイヤーを容易、迅速にループ状に巻き付けることのできる躯体分離用パイプ材の設置方法を提供し、更に、そのパイプ材を使用する躯体分離方法と躯体解体方法とを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明による躯体分離用パイプ材の設置方法の特徴構成は、第1躯体部と第2躯体部とを一体に形成した躯体部において、ワイヤーソー用のワイヤーを挿通自在なパイプ材を、前記第1躯体部と前記第2躯体部との境目外周部に沿う状態に、かつ、前記パイプ材のワイヤー挿通用端部が前記ワイヤーソーによる切断作業空間側に位置する状態に設置する点にある。
上記特徴構成によれば、ワイヤーソー用のワイヤーを挿通自在なパイプ材が、躯体部の切断箇所の外周部に沿う状態に、つまり、第1躯体部と第2躯体部との境目外周部に沿う状態に設置してあり、しかも、そのパイプ材のワイヤー挿通用端部がワイヤーソーによる切断作業空間側に位置する状態に設置してあるので、切断対象となる躯体部がたとえ地下にある躯体部であっても、切断作業空間側からパイプ材のワイヤー挿通用端部を通してワイヤーソー用のワイヤーを挿通することにより、切断箇所である第1躯体部と第2躯体部の境目外周部に沿ってワイヤーソー用のワイヤーを容易、迅速にループ状に巻き付けることができる。
上記目的を達成するための本発明による躯体分離方法は、上述した躯体分離用パイプ材の設置方法によって設置した前記パイプ材を使用して前記ワイヤーソーで前記躯体部を切断する躯体分離方法であって、
その特徴構成は、前記躯体部は、逆打ち工法の実施過程で設置する地下梁であり、前記第1躯体部は、本設地下梁となる前記第2躯体部から土留め壁側に突出した仮設地下梁であり、前記パイプ材を設置してある前記第1躯体部と前記第2躯体部との境目は、本設地下構造物の外周面と面一に設定してあり、前記切断作業空間に前記ワイヤーソーを設置するとともに、前記パイプ材に前記ワイヤーを挿通させて、そのワイヤーを使用して前記躯体部を切断する点にある。
上記特徴構成によれば、切断作業空間にワイヤーソーを設置し、上述の設置方法によって設置したパイプ材にワイヤーソーのワイヤーを挿通させて、そのワイヤーを使用して切断することにより、逆打ち工法の実施過程で設置する地下梁において、本設地下梁から土留め壁側に突出した仮設地下梁、すなわち、逆打ち工法の実施中は土留め壁の倒壊を防ぐために必要ではあるが、本設地下梁に対して土留め壁から予期せぬ荷重が作用するのを回避するため、最終的に切断して分離する必要のある仮設地下梁をパイプ材と一緒に容易に切断することができる。
そして、ワイヤーを挿通させるパイプ材が、本設地下構造物の外周面と面一に設定した境目に設置してあるので、仮設地下梁を切断した状態では、その切断面が本設地下構造物の外周面と面一となる。したがって、例えば、仮設地下梁の一部が本設地下構造物の外周面から突出した状態で切断した場合のように、その突出部分を介して本設地下構造物に予期せぬ荷重が集中的に作用することが回避される。
本発明による躯体分離方法の更なる特徴構成は、前記切断作業空間は、切断対象の前記地下梁のうち、最上段に位置する地下梁の上に設定する点にある。
上記特徴構成によれば、切断作業空間が、切断対象の地下梁のうちの最上段に位置する地下梁の上に設定してあるので、パイプ材にワイヤーソーのワイヤーを挿通させた状態では、ワイヤーが上下方向に位置する複数本の地下梁の外周部に沿ってループ状に巻き付けられ、その結果、複数本の仮設地下梁を一挙に切断することができる。
上記目的を達成するための本発明による躯体解体方法は、上述した躯体分離用パイプ材の設置方法によって設置した前記パイプ材を使用して前記ワイヤーソーで前記躯体部を切断し、切断した前記躯体部の一部を解体する躯体解体方法であって、
その特徴構成は、前記躯体部は、一部を解体する既存構造物における梁であり、前記第1躯体部は、前記躯体部のうちの解体対象の解体梁であり、前記第2躯体部は、前記躯体部のうちの残置対象の残置梁であり、前記パイプ材を設置してある前記第1躯体部と前記第2躯体部との境目は、前記既存構造物の残置側外周面と面一に設定してあり、前記切断作業空間に前記ワイヤーソーを設置するとともに、前記パイプ材に前記ワイヤーを挿通させて、そのワイヤーを使用して前記第1躯体部を解体する点にある。
上記特徴構成によれば、切断作業空間にワイヤーソーを設置し、上述の設置方法によって設置したパイプ材にワイヤーソーのワイヤーを挿通させて、そのワイヤーを使用して切断することにより、一部を解体する既存構造物における梁において、解体対象である解体梁を残置対象である残置梁からパイプ材と一緒に容易に切断、分離して解体することができる。
そして、ワイヤーを挿通させるパイプ材が、既存構造物の残置側外周面と面一に設定した境目に設置してあるので、解体梁を切断して解体した状態では、その切断面が既存構造物の残置側外周面と面一となる。したがって、既存構造物の外側表面は比較的美麗に維持され、例えば、その外側表面に化粧材を施工する場合にも、化粧材の施工を良好に行うことができる。
地下構造物の要部の概略を示す縦断正面図 図1におけるII−II矢視図 別実施形態の要部の概略を示す縦断側面図 別実施形態の要部の概略を示す横断平面図 別実施形態の要部の概略を示す縦断正面図 別実施形態の要部の概略を示す縦断正面図
本発明による躯体分離用パイプ材の設置方法およびそのパイプ材を使用する躯体分離方法と躯体解体方法につき、その実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の躯体分離用パイプ材の設置方法は、例えば、図1に示すように、既存の地下構造物の一部である既存壁1を土留め壁として残し、その既存壁1の内側に新たに地下構造物(本設地下構造物)2を新築する際などに実施される。
既存壁1を残して新たに地下構造物2を新築する場合、図示はしないが、既存壁1を土留め壁として残して既存の地下構造物を解体した後、その既存壁1の倒壊を防ぐため、既存壁1の内側に土壌などを投入して埋め戻し、例えば、形鋼からなる構真柱を打設して逆打ち工法により地下構造物2を構築することになる。
逆打ち工法の実施においては、まず、埋め戻した土壌の上方部分を取り除いて、地下1階B1の空間部分と地下2階B2の上方空間部分を露出させ、構真柱(図示せず)の周りに鉄筋を配筋するとともに、地下梁用の鉄筋を配筋してコンクリートを打設し、地下1階B1部分の柱3aと地下1階B1と地下2階B2の間に位置する躯体部としての地下梁4を構築する。
躯体部としての地下梁4は、第1躯体部としての仮設地下梁4aと第2躯体部としての本設地下梁4bとを一体的に備えて構築され、仮設地下梁4aは、最終的に切断されて本設地下梁4bから分離され、必要な場合には、後述するように解体される。
すなわち、逆打ち工法では、地下構造物2の地下1階B1部分を構築した後、地下2階B2部分の土壌を取り除き、地下構造物2の地下2階B2部分を構築するのであり、それを順次繰り返すことになる。
その間、既存壁1の倒壊を防ぐため、本設地下梁4bと既存壁1との間に仮設地下梁4aを設けることが不可欠となる。しかし、そのまま放置すると、仮設地下梁4aを介して本設地下梁4bに、更には、新築した地下構造物2に対し既存壁1から予期しない荷重が作用することになるため、最終的に、仮設地下梁4aと本設地下梁4bとを切断して分離する必要がある。
そこで、図1に示すように、後日の切断に備えて、ワイヤーソー(図示せず)用のワイヤーW(図2参照)を挿通自在なCD管(合成樹脂可撓電線管)や金属管などのパイプ材5を切断箇所に予め設置しておくのである。
具体的には、地下2階B2部分の土壌を取り除いた後、補強壁6用の型枠を組んで、その型枠と既存壁1との間にコンクリートを打設して補強壁6を構築する。この補強壁6についても、既存壁1からの予期せぬ荷重の作用を回避するため、構築した補強壁6の表面(地下2階B2の内側表面)に絶縁用のポリスチレンフォーム、例えば、スタイロフォーム(ダウ化工(株)の商品名)からなる絶縁シート7を貼り、その絶縁シート7を貼った補強壁6を型枠の一部として、地下2階B2部分の柱3bおよび側壁(図示せず)を構築する。
この補強壁6の構築前または構築の途中において、切断箇所である第1躯体部としての仮設地下梁4aと第2躯体部としての本設地下梁4bとの境目外周部に沿う状態にパイプ材5を設置する。
パイプ材5は、その両端開口部5a、つまり、ワイヤーソーのワイヤーWの挿通用端部となる両端開口部5aが、ワイヤーソーを設置して切断作業を行う切断作業空間8側、図1に示す実施形態の場合には、地下1階B1側に位置する状態に設置する。
例えば、図2の(a)に示すように、補強壁6が仮設地下梁4aの上面と面一になるように構築する場合であれば、パイプ材5の両端開口部5aが補強壁6から上方の切断作業空間8へ突出するようにU字状に設置する。また、図2の(b)に示すように、補強壁6が仮設地下梁4aの下面と面一になる場合であれば、パイプ材5の両端開口部5aが補強壁6から上方の切断作業空間8へ突出するようにほぼ一直線状に設置するのである。
このようにして設置したパイプ材5を使用してワイヤーソーにより躯体部の一例である地下梁4を切断する躯体分離方法を実施するには、地下1階B1の切断作業空間8にワイヤーソー(図示せず)を設置し、ワイヤーソーのワイヤーWをパイプ材5の両端開口部5aの一方から他方へ挿通させて地下梁4の外周部にループ状に巻き付け、そのワイヤーWを使用してワイヤーソーによりパイプ材5と一緒に地下梁4を切断するのである。
その場合、パイプ材5が、第1躯体部である仮設地下梁4aと第2躯体部である本設地下梁4bとの境目外周部に沿って、かつ、柱3a、3bや本設地下梁4bなどにより構成される本設地下構造物2の外周面と面一になるように設置されているので、ワイヤーソーによる切断面は、本設地下構造物2の外周面と面一となる。
また、上述したパイプ材5を使用してワイヤーソーにより躯体部の一例である地下梁4を切断し、切断した地下梁4の一部を解体する躯体解体方法を実施するには、上述した躯体分離方法と同様に、地下1階B1の切断作業空間8にワイヤーソーを設置し、ワイヤーソーのワイヤーWをパイプ材5の両端開口部5aの一方から他方へ挿通させ、そのワイヤーWを使用してワイヤーソーにより地下梁4を切断する。
この場合にも、躯体分離方法の場合と同様に、躯体部である地下梁4は、仮設地下梁4aと本設地下梁4bとの境目に沿って、本設地下構造物2の外周面と面一となるように切断される。しかし、この躯体解体方法では、切断した仮設地下梁4aをそのまま放置するのではなく、例えば、完全に撤去するか、または、細かく粉砕して補強壁6の一部として使用することになる。
したがって、この躯体解体方法では、躯体部である地下梁4が、一部を解体する既存建物における梁に相当し、第1躯体部である仮設地下梁4aが、躯体部4のうちの解体対象となる解体梁となり、また、第2躯体部である本設地下梁4bが、躯体部4のうちの残置対象となる残置梁となる。
〔別実施形態〕
(1)先の実施形態では、既存の地下構造物の一部である既存壁1をそのまま土留め壁として使用した例を示したが、本発明方法は、新たに土留め壁を構築する場合にも適用可能である。
また、躯体分離用パイプ材の設置方法と躯体分離方法では、1本の地下梁4において、切断箇所である仮設地下梁4aと本設地下梁4bとの境目外周部にパイプ材5を設置し、ワイヤーソーのワイヤーWを使用して地下梁4を切断した例を示したが、例えば、図3に示すように、複数本の地下梁4にわたってパイプ材5をU字状に設置し、最上段に位置する地下梁4の上に切断作業空間8を設定して、複数本の地下梁4をその仮設地下梁4aと本設地下梁4bとの境目に沿って分離することもできる。
(2)先の実施形態では、本発明方法を地下構造物2の地下梁4に適用した例を示したが、地上に新築する構造物にも適用することができる。例えば、図4および図5に示すように、鉄筋コンクリート製の柱12や床スラブ10、更には、鉄筋コンクリート製の壁11などを備えた地上構造物9の構築時において、将来、切断または解体の可能性のある床スラブ10や壁11の切断箇所に予めパイプ材5を設置しておくことも可能である。
この別実施形態の場合、床スラブ10や壁11の裏側に空間があるため、パイプ材5は床スラブ10や壁11を貫通する状態で一対ずつ設置することになる。そして、切断または解体の必要が生じたとき、切断作業空間8にワイヤーソーを設置し、一対ずつ設置したパイプ材5において、一方のパイプ材5の開口部5aからワイヤーWを挿入し、裏側の空間を通して、他のパイプ材5の開口部5aからワイヤーWを引き出して床スラブ10や壁11を切断するのである。
したがって、この別実施形態では、地上構造物9が躯体部に相当し、床スラブ10と壁11が第1躯体部に、柱12が第2躯体部に相当することになる。
更に、図6に示すように、地下に構築する構造物の壁11や梁13において、将来の切断または解体に備えて、その構築時に、一部の壁11や一部の梁13の裏側に地盤中を通る状態でパイプ材5を設置し、パイプ材5の両端開口部5aを切断作業空間8側に位置するように設置しておくことも可能である。また、図示はしないが、下方に位置する耐圧板に関しても、壁11や梁13と同様に、その裏側の地盤中を通る状態でパイプ材5を設置しておくこともできる。
この実施形態では、地下に構築する構造物が躯体部に相当し、一部の壁11と一部の梁13が第1躯体部に、残りの壁11と梁13が第2躯体部に相当することになる。
1 土留め壁
2 本設地下構造物
4 躯体部としての地下梁または既存構造物における梁
4a 第1躯体部としての仮設地下梁または解体梁
4b 第2躯体部としての本設地下梁または残置梁
5 パイプ材
5a パイプ材のワイヤー挿通用端部
8 切断作業空間
9 躯体部としての地上構造物
10 第1躯体部としての床スラブ
11 第1躯体部としての壁
12 第2躯体部としての柱
13 第1躯体部としての梁
W ワイヤーソー用のワイヤー

Claims (4)

  1. 第1躯体部と第2躯体部とを一体に形成した躯体部において、ワイヤーソー用のワイヤーを挿通自在なパイプ材を、前記第1躯体部と前記第2躯体部との境目外周部に沿う状態に、かつ、前記パイプ材のワイヤー挿通用端部が前記ワイヤーソーによる切断作業空間側に位置する状態に設置する躯体分離用パイプ材の設置方法。
  2. 請求項1に記載の躯体分離用パイプ材の設置方法によって設置した前記パイプ材を使用して前記ワイヤーソーで前記躯体部を切断する躯体分離方法であって、
    前記躯体部は、逆打ち工法の実施過程で設置する地下梁であり、前記第1躯体部は、本設地下梁となる前記第2躯体部から土留め壁側に突出した仮設地下梁であり、前記パイプ材を設置してある前記第1躯体部と前記第2躯体部との境目は、本設地下構造物の外周面と面一に設定してあり、前記切断作業空間に前記ワイヤーソーを設置するとともに、前記パイプ材に前記ワイヤーを挿通させて、そのワイヤーを使用して前記躯体部を切断する躯体分離方法。
  3. 前記切断作業空間は、切断対象の前記地下梁のうち、最上段に位置する地下梁の上に設定する請求項2に記載の躯体分離方法。
  4. 請求項1に記載の躯体分離用パイプ材の設置方法によって設置した前記パイプ材を使用して前記ワイヤーソーで前記躯体部を切断し、切断した前記躯体部の一部を解体する躯体解体方法であって、
    前記躯体部は、一部を解体する既存構造物における梁であり、前記第1躯体部は、前記躯体部のうちの解体対象の解体梁であり、前記第2躯体部は、前記躯体部のうちの残置対象の残置梁であり、前記パイプ材を設置してある前記第1躯体部と前記第2躯体部との境目は、前記既存構造物の残置側外周面と面一に設定してあり、前記切断作業空間に前記ワイヤーソーを設置するとともに、前記パイプ材に前記ワイヤーを挿通させて、そのワイヤーを使用して前記第1躯体部を解体する躯体解体方法。
JP2013136536A 2013-06-28 2013-06-28 躯体分離方法 Active JP6179020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136536A JP6179020B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 躯体分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136536A JP6179020B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 躯体分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015010387A true JP2015010387A (ja) 2015-01-19
JP6179020B2 JP6179020B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=52303789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136536A Active JP6179020B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 躯体分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6179020B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6006896B1 (ja) * 2016-03-07 2016-10-12 環境商事株式会社 仮設基礎、仮設基礎の構築方法、仮設基礎の解体工法、及びコンクリートブロック

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01112247U (ja) * 1988-01-22 1989-07-28
JPH0642198A (ja) * 1992-07-24 1994-02-15 Marushin Doro Kogyo:Kk ワイヤソー工法
JPH08284437A (ja) * 1995-04-19 1996-10-29 Toda Constr Co Ltd 山止め壁の解体方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01112247U (ja) * 1988-01-22 1989-07-28
JPH0642198A (ja) * 1992-07-24 1994-02-15 Marushin Doro Kogyo:Kk ワイヤソー工法
JPH08284437A (ja) * 1995-04-19 1996-10-29 Toda Constr Co Ltd 山止め壁の解体方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6006896B1 (ja) * 2016-03-07 2016-10-12 環境商事株式会社 仮設基礎、仮設基礎の構築方法、仮設基礎の解体工法、及びコンクリートブロック

Also Published As

Publication number Publication date
JP6179020B2 (ja) 2017-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101572561B1 (ko) 엄지말뚝 시공을 위한 강재조립체
KR101674656B1 (ko) 강관을 이용한 cip 흙막이 벽체
JP2007162266A (ja) 二段山留め壁とその構築方法
JP5525850B2 (ja) 山留め工法
KR101521556B1 (ko) 벽체부재를 이용한 지중벽체의 시공방법
JP2005120663A (ja) 山留め壁の構造
KR100898969B1 (ko) 쉬트 파일을 이용한 터널 굴착 공법 및 이에 의한 터널구조물
JP6179020B2 (ja) 躯体分離方法
KR101314764B1 (ko) 파형강판을 이용한 옹벽 및 그 시공방법
JP5457276B2 (ja) 地下躯体の構真柱先行逆打ち工法
JP6322490B2 (ja) 分断材および現場造成杭の杭頭処理方法
KR101521558B1 (ko) 그라우트 또는 슬라임의 관내 유입을 방지하는 벽체부재를 이용한 지중벽체 시공방법
KR101939892B1 (ko) 해체가 용이하도록 다단의 흙막이벽을 서로 다른레일에 배치하는 흙막이구조물 및 이의 설치 및 해체방법
JP6768477B2 (ja) 地下構造体の構築方法
KR20160053430A (ko) 말뚝 조립체를 이용한 주열식 흙막이 공법
JP5016521B2 (ja) アースアンカーおよびその撤去方法
JP6443880B2 (ja) 既設トンネルのインバートの構築方法
JP4407716B2 (ja) 土留め壁の構築方法
KR101475633B1 (ko) 옹벽축조용 기초블록
JP6315924B2 (ja) バットレスの施工方法
JP2011157719A (ja) 山留め工法
JP5667590B2 (ja) 土留め壁の増築方法および土留め壁構造
KR101304659B1 (ko) 비개착 지하구조물의 수직 기둥 시공 방법
JP2010144469A (ja) 本設の地下外壁の構築方法及び地下外壁並びに山留め壁
JP2011117198A (ja) 山留めの構造及びその構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6179020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150