JP2015009984A - シート綴じ処理装置、画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】製造元で設定される枚数以上のシート材に対してもエコステイプラによる綴じ処理を可能とした画像形成システムを提供する。【解決手段】シート材に画像を形成する画像形成装置200と、画像が形成されたシート材を複数束ねたシート束材に、針を使用しない綴じ処理を行うエコステイプラ及び針を使用した綴じ処理を行う針ステイプラを備えた後処理装置500と、エコステイプラで綴じ処理可能なシート材の枚数の上限値を入力する操作装置600と、を備える。エコステイプラを使用した綴じ処理が指示されると、シート材束のシート材の枚数と上限値とを比較して、シート材束のシート材の枚数が上限値以下であればエコステイプラにより綴じ処理を行い、上限値より多ければ針ステイプラにより綴じ処理を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、コピー機、複合機等の画像形成装置及び画像形成後の後処理を行う後処理装置を備える画像形成システムに関する。より詳しくは、画像が形成された用紙等のシート材を複数束ねたシート材束を綴じる技術に関する。
画像形成システムは、画像形成装置により画像が形成されたシート材に対して種々の後処理を行うための後処理装置が設けられる場合がある。この種の後処理装置として、例えば、複数枚のシート材を束ねたシート材束を、綴じ針等の綴じ部材を使用して綴じるステイプラを備えたシート綴じ処理装置(以下、「針ステイプラ」という。)が知られている。針ステイプラによる綴じ処理を、以下、「針ステイプル処理」という。
近年、エコロジー意識の高まりから、画像形成システムの後処理装置として、シート材束を、綴じ部材を使用せずに綴じるシート綴じ処理装置(以下、「エコステイプラ」という。)が提案されている。エコステイプラによる綴じ処理を、以下、「エコステイプル処理」という。
綴じ部材を使用しないために、エコステイプラが綴じ処理可能なシート材の枚数は、針ステイプラよりも少ない。例えば、エコステイプラでは綴じ処理可能なシート材の枚数が10枚であるのに対して、針ステイプラでは50枚の綴じ処理が可能である。特許文献1には、後処理装置として、エコステイプラと針ステイプラとを備え、綴じ処理の対象となるシート材の枚数に応じてエコステイプラと針ステイプラとを使い分ける画像形成システムが提案されている。
綴じ部材を使用しないために、エコステイプラが綴じ処理可能なシート材の枚数は、針ステイプラよりも少ない。例えば、エコステイプラでは綴じ処理可能なシート材の枚数が10枚であるのに対して、針ステイプラでは50枚の綴じ処理が可能である。特許文献1には、後処理装置として、エコステイプラと針ステイプラとを備え、綴じ処理の対象となるシート材の枚数に応じてエコステイプラと針ステイプラとを使い分ける画像形成システムが提案されている。
ユーザがエコステイプル処理を望む場合であっても、綴じ処理を行うシート材の枚数によっては、針ステイプル処理が行われる。そのために、画像形成システムにエコステイプラの使用を設定していた場合であっても、所定の枚数以上のシート材束であれば針ステイプラが使用される。「所定の枚数」を、以下、「上限値」という。上限値は、通常、固定されており、画像形成システムに設定される。上限値は、画像形成システムの製造元の製品基準に基づいて、エコステイプル処理でも「しっかり綴じられている」と判断できる枚数により決められる。これに対してユーザには、シート材をしっかり綴じる必要がなく、仮止め状態であってもエコステイプラによる綴じ処理を行いたいという要望がある。
本発明は、上記の問題を解決するために、製造元側で設定される枚数以上のシート材に対してもエコステイプラによる綴じ処理を可能としたシート綴じ処理装置、画像形成システムを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決する本発明のシート綴じ処理装置は、画像形成装置により画像が形成されたシート材を複数束ねたシート材束に、綴じ部材を用いることなく綴じ処理を行う針無し綴じ処理機構と、前記針無し綴じ処理機構により綴じ処理可能なシート材の枚数の上限値を入力する入力手段と、前記シート材束のシート材の枚数と前記上限値とを比較して、前記シート材束のシート材の枚数が前記上限値より多ければ前記針無し綴じ処理機構による綴じ処理の実行を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、入力手段により針無し綴じ処理機構による綴じ処理可能な枚数の上限値を入力することとしたので、製造元側で設定される枚数以上のシート材に対しても、綴じ部材を用いずに綴じ処理が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
[画像形成システム]
図1は、画像形成システムの全体構成図である。画像形成システムは、コピー機、複合機等の画像形成装置200、原稿読取装置300、テンキー入力部601を備えた操作装置600、及び後処理装置500を備える。
図1は、画像形成システムの全体構成図である。画像形成システムは、コピー機、複合機等の画像形成装置200、原稿読取装置300、テンキー入力部601を備えた操作装置600、及び後処理装置500を備える。
原稿読取装置300は、原稿台を備えており、原稿台に載置された原稿を読み取って画像データを生成する。画像データは、画像形成装置200に送られる。画像形成装置200は、原稿読取装置300から送られた画像データに基づいて画像形成処理を行い、用紙等のシート材に画像を形成する。画像が形成されたシート材は、画像形成装置200から後処理装置500に排紙される。後処理装置500は、画像形成装置200から排紙されたシート材に対する後処理を行う。本実施形態では、シート材を複数束ねたシート材束の綴じ処理を行う。操作装置600は、画像形成装置200、原稿読取装置300、及び後処理装置500に対して、ユーザが指示を入力するための入力インタフェースである。ユーザの指示により、原稿の読み取り、画像形成、綴じ処理等の一連の処理が行われる。操作装置600は、ディスプレイも備えており、ユーザに対して各種情報の提供を行う。操作装置600は、例えばタッチパネルとして構成される。
[画像形成装置]
図2は、画像形成装置200の内部構成図である。画像形成装置200は、イエロー(以下「Y」と記載)、マゼンタ(以下「M」と記載)、シアン(以下「C」と記載)、及びブラック(以下「K」と記載)の4色に対応する画像形成部を備えたカラー画像形成装置である。画像形成部は、静電潜像が形成される感光ドラム101a〜101d及び静電潜像を現像するための現像器109a〜109dを備える。静電潜像の現像により、感光ドラム101a〜101dには、各色のトナー像が形成される。静電潜像は、画像データに応じて露光を行うレーザスキャナ100a〜100dにより形成される。レーザスキャナ100a〜100dは、画像データを原稿読取装置300から受け取る他に、後述するホストコンピュータから受け取ることも可能である。なお、符号の「a」はY用を表し、「b」はM用を表し、「c」はC用を表し、「d」はK用を表す。
図2は、画像形成装置200の内部構成図である。画像形成装置200は、イエロー(以下「Y」と記載)、マゼンタ(以下「M」と記載)、シアン(以下「C」と記載)、及びブラック(以下「K」と記載)の4色に対応する画像形成部を備えたカラー画像形成装置である。画像形成部は、静電潜像が形成される感光ドラム101a〜101d及び静電潜像を現像するための現像器109a〜109dを備える。静電潜像の現像により、感光ドラム101a〜101dには、各色のトナー像が形成される。静電潜像は、画像データに応じて露光を行うレーザスキャナ100a〜100dにより形成される。レーザスキャナ100a〜100dは、画像データを原稿読取装置300から受け取る他に、後述するホストコンピュータから受け取ることも可能である。なお、符号の「a」はY用を表し、「b」はM用を表し、「c」はC用を表し、「d」はK用を表す。
中間転写ベルト104は、中間転写ローラ105により、図中、時計回りに回転駆動される。中間転写ベルト104には、感光ドラム101a〜101dに形成されたトナー像が順次転写される。転写ローラ106は、図示しない給紙カセットから矢印方向に搬送されるシート材に、中間転写ベルト104に転写されたトナー像を転写する。トナー像が転写されたシート材は、定着器107に搬送される。定着器107は、トナー像をシート材に熱圧着することで、シート材に画像を定着させる。画像が定着したシート材は、画像形成装置200から後処理装置500に排紙される。
モータ111は、感光ドラム101a〜101cを駆動する。モータ102dは、感光ドラム101d、現像器109d、及び中間転写ローラ105も駆動する。モータ110は、現像器109a〜109cを駆動する。定着モータ108は、定着器107を駆動する。
図2の画像形成装置200の構成は一例であり、シート材に画像形成処理を行って後処理装置500に排紙する構成であれば、上記構成に限定されるものではない。
図2の画像形成装置200の構成は一例であり、シート材に画像形成処理を行って後処理装置500に排紙する構成であれば、上記構成に限定されるものではない。
[後処理装置]
図3は、後処理装置500の内部構成図である。図4は、綴じ処理時のシート材束の位置の説明図である。後処理装置500は、シート綴じ処理装置であり、シート材束の綴じ処理を行う第1の綴じ処理機構として、綴じ針等の綴じ部材を用いない針無しステイプラ(エコステイプラ)を備える。また、後処理装置500は、エコステイプラとは異なる手法で綴じ処理を行う第2の綴じ処理機構として、綴じ部材を用いる針ステイプラを備える。後処理装置500は、画像形成装置200から排紙されたシート材を順次取り込み、後処理を行う。後処理には、複数のシート材を束ねてシート材束とする処理、シート材束を綴じ部材により綴じる針ステイプル処理、シート材束を綴じ部材を使用せずに綴じる針無しステイプル処理(エコステイプル処理)、ソート処理、ノンソート処理等がある。
図3は、後処理装置500の内部構成図である。図4は、綴じ処理時のシート材束の位置の説明図である。後処理装置500は、シート綴じ処理装置であり、シート材束の綴じ処理を行う第1の綴じ処理機構として、綴じ針等の綴じ部材を用いない針無しステイプラ(エコステイプラ)を備える。また、後処理装置500は、エコステイプラとは異なる手法で綴じ処理を行う第2の綴じ処理機構として、綴じ部材を用いる針ステイプラを備える。後処理装置500は、画像形成装置200から排紙されたシート材を順次取り込み、後処理を行う。後処理には、複数のシート材を束ねてシート材束とする処理、シート材束を綴じ部材により綴じる針ステイプル処理、シート材束を綴じ部材を使用せずに綴じる針無しステイプル処理(エコステイプル処理)、ソート処理、ノンソート処理等がある。
後処理装置500は、画像形成装置200から排紙されたシート材を、入口ローラ対502により取り込む。後処理装置500は、入口ローラ対502から取り込んだシート材を、搬送ローラ対503、504により、バッファローラ505に搬送する。入口ローラ対502と搬送ローラ対503との間に設けられる搬送センサ531は、シート材の通過を検知する。
バッファローラ505は、その外周に押下コロ512、513、514が設けられており、搬送されたシート材を所定枚数積層して巻き付け可能である。バッファローラ505の回転中に、押下コロ512、513、514により、シート材がバッファローラ505に巻き付けられる。バッファローラ505は、図中反時計回りに回転し、バッファローラ505に巻き付けられたシート材は、バッファローラ505の回転方向に搬送される。
押下コロ513と押下コロ514との間には、切換フラッパ511が設けられる。押下コロ514の下流側には、切換フラッパ510が設けられる。切換フラッパ511及び切換フラッパ510の動作により、バッファローラ505に巻き付けられたシート材は、ノンソートパス521、バッファパス523、及びソートパス522のいずれかに搬送される。ノンソートパス521及びソートパス522に搬送される場合には、バッファローラ505で所定枚数積層された状態であるので、シート材束として搬送される。
バッファローラ505に巻き付けられたシート材束をノンソートパス521に導くときには、切換フラッパ511が動作する。切換フラッパ511は、先端がバッファローラ505側に移動し、バッファローラ505に巻き付けられたシート材束を剥離してノンソートパス521に導く。ノンソートパス521に導かれたシート材束は、搬送ローラ対509を介してサンプルトレイ701に排紙される。ノンソートパス521の経路上には、シート材束の通過を検知する搬送センサ533が設けられる。
バッファローラ505に巻き付けられたシート材束をバッファパス523に導くときには、切換フラッパ510及び切換フラッパ511のいずれも動作せず、各々の先端がバッファローラ505から離れて位置する。シート材束は、バッファローラ505に巻き付けられた状態で、バッファパス523に搬送される。バッファパス523の経路上には、シート材束の通過を検知する搬送センサ532が設けられる。
バッファローラ505に巻き付けられたシート材束をソートパス522に導くときには、切換フラッパ511は動作せず、切換フラッパ510は動作する。切換フラッパ510は、先端がバッファローラ505側に移動し、バッファローラ505に巻き付けられたシート材束を剥離してソートパス522に導く。ソートパス522に導かれたシート材束は、搬送ローラ対506、507を介して処理トレイ630上に排紙される。ソートパス522の経路上には、シート材束の通過を検知する搬送センサ534が設けられる。
処理トレイ630に排紙されたシート材束は、エコステイプル処理或いは針ステイプル処理される。処理トレイ630に排紙されたシート材束は、搬送ローラ対507に同期して駆動されるローレットベルト661及びパドル660によって、搬送方向の後端側へ引き戻される。エコステイプラ550を使用する場合は、シート材束が、図4(a)に示すように、エコステイプル整合板690に突き当たるまで引き戻され、搬送方向における整合処理が行われる。エコステイプラ550は、この位置に積載されたシート材束に対して、針等の綴じ部材を使用せずに綴じ処理を行う針無し綴じ処理機構である。
エコステイプル整合板690は、図4(c)、(d)に示すように、処理トレイ630のシート材束の積載面に対して垂直方向に昇降可能である。エコステイプル処理時には、図4(c)に示すように、エコステイプル整合板690が、処理トレイ630のシート材束の積載面から突出するように位置する。針ステイプル処理時には、図4(d)に示すように、エコステイプル整合板690が、処理トレイ630のシート材束の積載面から突出しないように位置する。
針ステイプル処理時には、エコステイプル整合板690が図4(d)に示すように位置する。その後、シート材束は、ローレットベルト661及びパドル660により、図4(b)に示すように、針ステイプル整合板691に突き当たるまで引き戻され、搬送方向における整合処理が行われる。針ステイプラ602は、この位置に積載されたシート材束に対して、針等の綴じ部材を使用して綴じ処理を行う針綴じ処理機構である。なお、針ステイプラ602は、処理トレイ630の外周に沿って搬送方向に対して垂直な方向に移動可能であり、ユーザが設定した綴じ位置で綴じ処理が可能である。
また、処理トレイ630には、シート材束を挟むように整合部材641が設けられる。整合部材641は、シート材束の搬送方向に対して直交する方向(幅方向)に移動可能である。整合部材641は、処理トレイ630上に排紙されたシート材束に対して幅方向における整合処理を行う。このように、後処理装置500は、搬送方向及び幅方向における整合処理を、シート材が1枚ずつ処理トレイ630上に積載されるたびに行うことで、多量のシート材を綴じ処理する場合でも、シート材のズレを少なくしたシート材束を提供することができる。
整合処理及び綴じ処理されたシート材束は、排出ローラ680a、680bからなる排出ローラ対680により積載トレイ700上に排紙される。排出ローラ680bは、揺動ガイド650に支持される。揺動ガイド650は、排出ローラ680bを処理トレイ630に積載されたシート材束の最上部に当接させるように揺動する。排出ローラ680bが処理トレイ630に積載されたシート材束の最上部に当接された状態にあるときに、排出ローラ対680は、処理トレイ630に積載されたシート材束を積載トレイ700に向けて排紙可能になる。
出没トレイ670は、処理トレイ630にシート材束を積載する際に上方に突出する。これにより、搬送ローラ対507で搬送されたシート材束の垂れ下がりや戻り不良などが防止され、処理トレイ630上のシート材束が整列する。
積載トレイ700は、昇降可能となっている。紙面検知センサ540にて、積載トレイ700又は積載トレイ700上のシート材束の最上面を検知する。紙面検知センサ540の検知結果に応じて、積載トレイ700は、シート材束の最上面が一定の位置になるように昇降が制御される。紙有無検知センサ541は、積載トレイ700上のシート材の有無を検知する。なお、サンプルトレイ701は、積載トレイ700のように昇降可能ではなく、図3に示された位置で固定される。
[エコステイプラの詳細]
図5は、エコステイプラ550の詳細な構成図である。図5(a)は、エコステイプラ550の斜視図、図5(b)は、エコステイプラ550からエコステイプルモータM13を除いて図5(a)の矢印560方向から見た図である。
図5は、エコステイプラ550の詳細な構成図である。図5(a)は、エコステイプラ550の斜視図、図5(b)は、エコステイプラ550からエコステイプルモータM13を除いて図5(a)の矢印560方向から見た図である。
エコステイプラ550は、図5(a)に示すように、エコステイプルモータM13、ギア551、555、段ギア552〜554、及び回転軸556を備える。また、エコステイプラ550は、図5(b)に示すように、カム557、コロ558、上アーム559、フレーム1013、下アーム1012、軸1011、上歯1010、及び下歯1014を備える。
エコステイプルモータM13の回転は、ギア551及び段ギア552〜554を介してギア555に伝えられる。ギア555は回転軸556に取り付けられており、ギア555の回転により回転軸556も回転するようになっている。回転軸556には、カム557が取り付けられる。カム557は、回転軸556の回転によってコロ558を介して上アーム559を上下動する。
上アーム559には上歯1010が設けられており、カム557の回転により、軸1011を中心に揺動する。下アーム1012は、フレーム1013に固定されており、下歯1014が設けられる。上アーム559の揺動により、上歯1010と下歯1014とは噛み合うようになっている。エコステイプル処理の際には、上歯1010と下歯1014との間にシート材束が挟まれる。その状態で上歯1010と下歯1014とが噛み合うことで、エコステイプラ550は、シート材束を加圧する。
加圧されたシート材束は、引き延ばされることによって表面の繊維が露出し、さらに加圧されることによってシート材同士の繊維が互いに絡み合うことで締結される。このようにして綴じ処理が行われるために、針等の綴じ部材を使用しないで用紙を綴じることができる。
[制御装置]
図6は、画像処理システムの動作を制御するための制御装置の構成図である。
図6は、画像処理システムの動作を制御するための制御装置の構成図である。
画像形成装置200、原稿読取装置300、及び操作装置600の制御は、主として画像形成制御部により行われる。画像形成制御部は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、及びRAM(Random Access Memory)203を備える。CPU201は、RAM203を作業領域として使用し、ROM202から適宜プログラムを読み込んで実行することで、画像形成装置200、原稿読取装置300、及び操作装置600の制御を行う。
通信コントローラ210は、ホストコンピュータ211から画像形成の指示等を受信する。ホストコンピュータ211は、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して画像形成システムにデータを送受信可能に接続されたパーソナルコンピュータである。通信コントローラ210は、受信した指示を画像形成制御部へ送る。画像形成制御部のCPU201は、通信コントローラ210から送られた指示に基づいて、画像形成装置200内のモータ110、111、102d、レーザスキャナ100、定着モータ108、及び定着器107の動作を制御する。これにより、ホストコンピュータ211からの画像形成の指示に応じて、シート材に画像が形成される。なお、このような指示はホストコンピュータ211の他に、操作装置600から画像形成制御部に直接入力することもできる。画像形成制御部のCPU201は、通信インタフェース(IF)908を介して、後処理装置500とデータの送受信が可能である。
後処理装置500の制御は、主として後処理制御部951により行われる。後処理制御部951は、CPU952、ROM953、及びRAM954を備える。CPU952は、通信インタフェース(IF)916を介して画像形成装置200から受信したデータに基づき、RAM954を作業領域として使用し、ROM953から適宜プログラムを読み込んで実行することで、後処理装置500の制御を行う。
後処理装置500は、シート材搬送のための、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、ソレノイドS1、S2、搬送センサ531〜534を備える。入口モータM1は、入口ローラ対502及び搬送ローラ対503、504を駆動する。バッファモータM2は、バッファローラ505を駆動する。排紙モータM3は、搬送ローラ対507、509を駆動する。ソレノイドS1は、切換フラッパ511を駆動する。ソレノイドS2は、切換フラッパ510を駆動する。
また、後処理装置500は、ソート処理等の後処理を行うための、束排紙モータM4、揺動モータM8、出没トレイモータM11、トレイ昇降モータM12、紙面検知センサ540、及び紙有無検知センサ541を備える。束排紙モータM4は、排出ローラ対680を駆動する。揺動モータM8は、揺動ガイド650を駆動する。出没トレイモータM11は、出没トレイ670を駆動する。トレイ昇降モータM12は、積載トレイ700を昇降させる。
また、後処理装置500は、綴じ処理を行うための、前整合モータM5、後整合モータM6、パドルモータM7、針ステイプルモータM9、針ステイプル移動モータM10、エコステイプルモータM13、及びエコステイプル整合板駆動モータM14を備える。前整合モータM5及び後整合モータM6は、整合部材641を駆動する。パドルモータM7は、パドル660を駆動する。針ステイプルモータM9は、針ステイプラ602を駆動する。針ステイプル移動モータM10は、針ステイプラ602を移動する。エコステイプルモータM13は、図5で説明したとおり、エコステイプラ550を駆動する。エコステイプル整合板駆動モータM14は、エコステイプル整合板690を昇降させる。後処理装置500は、針有無検知部914も備えており、針ステイプラ602の針の有無を検知する。
後処理装置500は、ホストコンピュータ211或いは操作装置600により行われる後処理の指示を、通信インタフェース916により、画像形成装置200から受信する。後処理制御部951は、受信した指示に基づいて後処理を行う。特に本実施形態では、後処理として、綴じ処理が指示される。後処理制御部951は、綴じ処理の指示に応じて、針ステイプルモータM9、針ステイプル移動モータM10、及びエコステイプルモータM13等の綴じ処理に用いる各部の制御を行う。
ユーザは、操作装置600により、綴じ処理として針ステイプル処理もしくはエコステイプル処理を選択する。図7は、このような選択を行うための選択画面の例示図である。選択画面は、操作装置600のディスプレイに表示される。ユーザは、選択画面から、綴じ処理の種類を、ディスプレイのタッチやテンキー入力部601の操作により選択する。後処理装置500は、この選択結果を画像形成装置200を介して受信する。後処理装置500は、選択結果が針ステイプル処理を指示するものであれば、針ステイプラ602により綴じ処理を行い、エコステイプル処理を指示するものであれば、エコステイプラ550により綴じ処理を行う。
図8は、エコステイプル処理の際のシート材の枚数の上限値を設定するための設定画面の例示図である。上限値は、例えばRAM203や書き換え可能なROMに記憶される。画像形成システムは、シート材束のシート材の枚数が上限値を超えることで、ユーザがエコステイプル処理を選択している場合であっても針ステイプル処理を行う。設定画面は、図7の選択画面で「エコステイプル」が選択された後に、「設定」ボタンが押下されることで、操作装置600のディスプレイに表示される。
ユーザは、操作装置600のテンキー入力部601により数値を入力する。入力された数値は、入力窓80に表示される。図8の例では、「10」枚が上限値に設定されている。数値の入力後、「OK」キー81が押下されることで、入力された数値が、エコステイプル処理可能な上限値として設定される。「キャンセル」キー82が押下されることで、枚数の設定を行わずに設定画面を消去することができる。
設定画面には、枚数により、シート材束がどの程度しっかり綴じられるかの目安が表示される。ユーザは、この表示を枚数設定の際の参考とすることができる。ユーザは、例えば、弱い力による綴じを許容する場合には上限値として大きい数値を、許容しない場合には上限値として小さい数値を入力することになる。なお、この例では、入力される数値として「2〜20」が許容されており、2未満の数値が入力がされた場合には「2」、21以上の数値が入力がされた場合には「20」が、設定される枚数として入力窓80に表示される。
[運用形態]
図9は、図8の設定画面による上限値を設定する処理手順を表すフローチャートである。この処理では、上限値を、「2〜20」の数値範囲内に決める。
図9は、図8の設定画面による上限値を設定する処理手順を表すフローチャートである。この処理では、上限値を、「2〜20」の数値範囲内に決める。
画像形成制御部のCPU201は、ユーザが、図7の選択画面で「エコステイプル」を選択した後に、「設定」ボタンを押下することで、操作装置600のディスプレイに設定画面を表示する。設定画面の入力窓80には、予め製造元で設定された上限値の既定値が表示される(S9000)。既定値の表示後、CPU201は、操作装置600によるユーザの入力の有無を判断する(S9001)。
CPU201は、操作装置600から数値の入力があると(S9001:Y)、入力窓80の表示を入力された数値を変更し(S90012)、「OK」キー81の押下の有無を判断する(S9002)。入力された数値を、以下、「入力値」という。入力値の入力がない場合(S9001:N)、CPU201は、入力窓80の表示を変更せず、「OK」キー81の押下の有無を判断する(S9002)。
CPU201は、「OK」キー81が押下される場合(S9002:Y)、入力値が数値範囲内の最小値である「2」未満であるか否かを判断する(S9003)。CPU201は、入力値が「2」未満であれば(S9003:Y)、エコステイプル処理によるシート材の枚数の上限値を数値範囲内の最小値の「2」に設定して処理を終了する(S9004)。
CPU201は、入力値が「2」以上であれば、入力値が数値範囲内の最大値である「20」より大きいかを判断する(S9003:N、S9005)。CPU201は、入力値が「20」より大きければ(S9005:Y)、エコステイプル処理によるシート材の枚数の上限値を数値範囲内の最大値である「20」に設定して処理を終了する(S9006)。CPU201は、入力値が「20」以下であれば(S9005:N)、エコステイプル処理によるシート材の枚数の上限値に入力値を設定して処理を終了する(S9007)。
CPU201は、ステップS9002で「OK」キー81の押下がない場合に(S9002:N)、「キャンセル」キー82の押下の有無を判断する(S9008)。「キャンセル」キー82が押下されていない場合には(S9008:N)、ステップS9001の処理に戻る。「キャンセル」キー82が押下された場合には(S9008:Y)、処理を終了する。
以上の処理では、入力値に応じて「2〜20」の数値範囲内でエコステイプル処理によるシート材の枚数の上限値を設定する。入力値が数値範囲外であれば、数値範囲内の最大値、最小値を上限値に設定する。設定の数値範囲が「2」からなのは綴じ処理の最低の枚数であるからであり、「20」までなのは、20枚より多いシート材をエコステイプル処理すると、綴じ処理自体が不可能であり、持ち上げただけで綴じが解けるためである。なお、これらの数値の範囲は一例であり、エコステイプラ550の性能、特性等により決められる。綴じ力が大きければ、「20」がさらに大きい数値になり、小さければ「20」がさらに小さい数値になる。
なお、針ステイプル処理の上限値に関しては変更できない。その理由は、針ステイプル処理を行った結果、正常な綴じ処理ができず、変形した綴じ部材がシート束から脱落して針ステイプラに詰まったり、正常に綴じられていないシート束が正常に排出できなくなる可能性があるからである。一方、エコステイプル処理では、綴じ部材を使用しないので、綴じ部材が詰まることがなく、シート束枚数も比較的少なくなるので、排出不良の可能性も低いので、上限値を変更可能としている。
なお、針ステイプル処理の上限値に関しては変更できない。その理由は、針ステイプル処理を行った結果、正常な綴じ処理ができず、変形した綴じ部材がシート束から脱落して針ステイプラに詰まったり、正常に綴じられていないシート束が正常に排出できなくなる可能性があるからである。一方、エコステイプル処理では、綴じ部材を使用しないので、綴じ部材が詰まることがなく、シート束枚数も比較的少なくなるので、排出不良の可能性も低いので、上限値を変更可能としている。
図10は、画像形成システムによる画像形成処理及び綴じ処理の手順を表すフローチャートである。
画像形成制御部のCPU201は、操作装置600或いはホストコンピュータ211から印刷の指示を受け付けると(S90:Y)、画像形成処理の準備を行う。印刷の指示には、綴じ処理の指示の他に、印刷を行う画像データのページ数、部数等の情報が含まれており、CPU201は、画像データのページ数により、「1部」を構成するシート材束のシート材の枚数を確定する(S91)。シート材束のシート材の枚数が確定すると、CPU201は、画像形成処理を行うとともに、エコステイプル処理が設定されているか否かを判断する(S92)。
エコステイプル処理が設定されている場合(S92:Y)、CPU201は、ステップS91で確定したシート材の枚数がエコステイプル処理が可能なシート材の枚数の上限値以下か否かを判断する(S94)。上限値以下の場合(S94:Y)、CPU201は、シート材束へのエコステイプル処理を後処理装置500に指示する(S95)。この指示により、後処理装置500は、エコステイプル処理を行う。
その後、CPU201は、例えば後処理装置500からエコステイプル処理の終了通知を受信することで、エコステイプル処理の終了を確認する(S951)。CPU201は、エコステイプル処理の終了を確認すると(S951:Y)、シート材束の排紙がすべて終了したかの判断を行う(S98)。終了していると判断した場合(S98:Y)、CPU201は、画像形成処理を終了する。画像形成処理の終了時にCPU201は、必要な高圧負荷の立ち下げ、クリーニング処理、駆動系負荷の立ち下げ等を行う。終了していないと判断した場合(S98:N)、CPU201は、ステップS91の処理に戻る。
その後、CPU201は、例えば後処理装置500からエコステイプル処理の終了通知を受信することで、エコステイプル処理の終了を確認する(S951)。CPU201は、エコステイプル処理の終了を確認すると(S951:Y)、シート材束の排紙がすべて終了したかの判断を行う(S98)。終了していると判断した場合(S98:Y)、CPU201は、画像形成処理を終了する。画像形成処理の終了時にCPU201は、必要な高圧負荷の立ち下げ、クリーニング処理、駆動系負荷の立ち下げ等を行う。終了していないと判断した場合(S98:N)、CPU201は、ステップS91の処理に戻る。
エコステイプル処理が設定されていない場合(S92:N)、CPU201は、針ステイプル処理が設定されているか否かを判断する(S93)。針ステイプル処理が設定されている場合(S93:Y)、CPU201は、ステップS91で確定したシート材束の枚数が針ステイプル処理が可能なシート材の枚数の上限値以下か否かを判断する(S96)。なお、ステップS94で、エコステイプル処理が可能なシート材の枚数の上限値よりもシート材束の枚数が多い場合(S94:N)、CPU201は、エコステイプル処理を禁止して、ステップS96の処理を行う(S96)。針ステイプル処理が可能なシート材の枚数は、針等の綴じ部材が貫通する枚数により決まるために、固定値で変更不能である。この値は、例えばRAM203に記憶される。本実施形態では「50」である。固定値以下の場合(S96:Y)、CPU201は、シート材束への針ステイプル処理を後処理装置500に指示する(S97)。この指示を受信して、後処理装置500は、針ステイプル処理を行う。
その後、CPU201は、例えば後処理装置500から針ステイプル処理の終了通知を受信することで、針ステイプル処理の終了を確認する(S971)。CPU201は、針ステイプル処理の終了を確認すると(S971:Y)、シート材束の排紙がすべて終了したかの判断を行う(S98)。ステップS98の判断結果による処理は、上記の通りである。
その後、CPU201は、例えば後処理装置500から針ステイプル処理の終了通知を受信することで、針ステイプル処理の終了を確認する(S971)。CPU201は、針ステイプル処理の終了を確認すると(S971:Y)、シート材束の排紙がすべて終了したかの判断を行う(S98)。ステップS98の判断結果による処理は、上記の通りである。
ステップS93で針ステイプル処理が設定されていない場合(S93:N)、CPU201は、シート材束の排紙がすべて終了したかの判断を行う(S98)。また、ステップS96でシート材束の枚数が上限値よりも多い場合(S96:N)、CPU201は、針ステイプル処理もエコステイプル処理も行うことなく、シート材束の排紙がすべて終了したかの判断を行う(S98)。ステップS98の判断結果による処理は、上記の通りである。
なお、上記の処理で画像形成装置200のCPU201が行う、シート材束のシート材の枚数と、上限値や針ステイプル処理が可能なシート材の枚数との比較(S94、S96)を、後処理装置500のCPU952が行うようにしてもよい。後処理装置500のCPU952が、ステップS94、S96の処理を行うためのデータを画像形成装置200のCPU201から取得して行うことで、画像形成装置200のCPU201の処理負荷を軽減することができる。
図11は、画像形成装置200からエコステイプル処理の指示(図10のS95)又は針ステイプル処理の指示(図10のS97)を受信した場合の、後処理装置500の処理手順を表すフローチャートである。
後処理装置500のCPU952は、針ステイプル処理の指示を画像形成装置200から受信したかを確認する(S1101)。受信していない場合、CPU952は、エコステイプル処理の指示を画像形成装置200から受信したかを確認する(S1101:N、S1102)。エコステイプル処理の指示も受信していない場合、CPU952は、ステップS1101に戻る。ステップS1101、S1102の処理は、画像形成装置200から針ステイプル処理の指示及びエコステイプル処理の指示のいずれかを受信するまで行われる。
針ステイプル処理の指示を受信した場合(S1101:Y)、CPU952は、針ステイプラ602によりシート材束への針ステイプル処理を行う(S1103)。針ステイプル処理が終了すると(S1104:Y)、CPU952は、針ステイプル処理が終了したことを画像形成装置200に通知する(S1105)。画像形成装置200のCPU201は、この通知により、図10のステップS971の確認を行う。
エコステイプル処理の指示を受信した場合(S1102:Y)、CPU952は、エコステイプラ550によりシート材束へのエコステイプル処理を行う(S1106)。エコステイプル処理が終了すると(S1107:Y)、CPU952は、エコステイプル処理が終了したことを画像形成装置200に通知する(S1108)。画像形成装置200のCPU201は、この通知により、図10のステップS951の確認を行う。
なお、図10のステップS94において、シート材束の枚数が上限値よりも多い場合に、エコステイプル処理も針ステイプル処理も行うことなく、ステップS98へ進むようにしてもよい。或いは、シート材束の枚数がエコステイプルの上限値よりも多く針ステイプルの上限値以下である場合に、操作者に針ステイプルに変更するか否かを問い合わせるメッセージを表示させるようにしてもよい。これにより、エコステイプル処理を指示した場合に、勝手に針ステイプル処理が実行されてしまうことを防止できる。
また、針ステイプル処理或いはエコステイプル処理のいずれかをマニュアル選択するだけではなく、シート材束の枚数に応じて針ステイプル処理或いはエコステイプル処理のいずれかを自動選択する選択肢を追加した構成としてもよい。自動選択の場合、CPU201は、図9に示す処理で決定した枚数とシート材束の枚数とを比較する。シート材束の枚数の方が決定したエコステイプルの上限値以下であれば、CPU201はエコステイプル処理をCPU952へ指示する。シート材束の枚数の方が決定したエコステイプルの上限値より多く、針ステイプルの上限値以下であれば、CPU201は針ステイプルCPU952へ指示する。
以上のように、本実施形態の画像形成システムでは、図8に示すような設定画面から、図9に示す処理により、エコステイプル処理における綴じ処理可能なシート材の枚数の上限値を、ユーザが設定することができる。これにより、後処理装置500は、綴じ力が弱くても綴じ部材を使用せずに綴じ処理を行うことができ、そのような使用を望むユーザの要望を満たすことができる。また、逆に綴じ力が強い場合だけ綴じ部材を使用せずに綴じ処理を行うことも可能であり、そのようなユーザの要望にも応えることができる。
200…画像形成装置、300…原稿読取装置、500…後処理装置、600…操作装置、201,952…CPU、550…エコステイプラ、602…針ステイプラ
Claims (8)
- 画像形成装置により画像が形成されたシート材を複数束ねたシート材束に、綴じ部材を用いることなく綴じ処理を行う針無し綴じ処理機構と、
前記針無し綴じ処理機構により綴じ処理可能なシート材の枚数の上限値を入力する入力手段と、
前記シート材束のシート材の枚数と前記上限値とを比較して、前記シート材束のシート材の枚数が前記上限値より多ければ前記針無し綴じ処理機構による綴じ処理の実行を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする、
シート綴じ処理装置。 - 前記シート材束に、前記針無し綴じ処理機構よりも綴じられる枚数が多く、綴じ部材を用いて綴じ処理を行う針綴じ処理機構を備え、
前記制御手段は、前記針無し綴じ処理機構を使用した綴じ処理が指示されると、前記シート材束のシート材の枚数と前記上限値とを比較して、前記シート材束のシート材の枚数が前記上限値以下であれば前記針無し綴じ処理機構に綴じ処理を指示し、前記上限値より多ければ前記針綴じ処理機構に綴じ処理を指示することを特徴とする、
請求項1記載のシート綴じ処理装置。 - 前記制御手段は、前記入力手段から入力された前記上限値が予め定められた範囲外であれば、この範囲内の値を前記上限値とすることを特徴とする、
請求項1又は2記載のシート綴じ処理装置。 - 前記制御手段は、前記入力手段から入力された前記上限値が前記予め定められた範囲よりも大きい値であれば、前記予め定められた範囲内の最大値を前記上限値とし、小さい値であれば、前記予め定められた範囲内の最小値を前記上限値とすることを特徴とする、
請求項3記載のシート綴じ処理装置。 - 前記針無し綴じ処理機構は、前記シート材同士の繊維を互いに絡み合わせることで前記シート材束に綴じ処理を行うことを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか1項記載のシート綴じ処理装置。 - 前記針綴じ処理機構が綴じ処理可能な枚数は予め決められており、変更不能なことを特徴とする、
請求項2〜5のいずれか1項記載のシート綴じ処理装置。 - 前記針綴じ処理機構が綴じ処理可能な枚数の固定値を記憶する記憶手段を備えており、
前記制御手段は、前記シート材束のシート材の枚数が前記上限値より多ければ、前記シート材束のシート材の枚数と前記固定値とを比較して、前記シート材束のシート材の枚数が前記固定値以下であれば前記針綴じ処理機構に綴じ処理を指示し、前記固定値より多ければ綴じ処理を行わないことを特徴とする、
請求項2〜6のいずれか1項記載のシート綴じ処理装置。 - シート材に画像を形成する画像形成装置と、
画像が形成されたシート材を複数束ねたシート材束に、綴じ部材を用いることなく綴じ処理を行う針無し綴じ処理機構と、
前記針無し綴じ処理機構により綴じ処理可能なシート材の枚数の上限値を入力する入力手段と、
前記シート材束のシート材の枚数と前記上限値とを比較して、前記シート材束のシート材の枚数が前記上限値より多ければ前記針無し綴じ処理機構による綴じ処理の実行を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする、
画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013138766A JP2015009984A (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | シート綴じ処理装置、画像形成システム |
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ID=52303464
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JP (1) | JP2015009984A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017033323A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2018-07-26 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成システム、および、制御方法 |
TWI779477B (zh) * | 2020-02-06 | 2022-10-01 | 日商東京精密股份有限公司 | 切割裝置、切割裝置中的刀刃高度修正方法及工件加工方法 |
JP7543717B2 (ja) | 2020-06-19 | 2024-09-03 | 株式会社リコー | シート処理装置及び画像形成装置 |
-
2013
- 2013-07-02 JP JP2013138766A patent/JP2015009984A/ja active Pending
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