JP2015008379A - 通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサ - Google Patents

通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサ Download PDF

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Abstract

【課題】アイドル状態にあるユーザ端末からセルに対して少量データを効率的に送信可能にする。
【解決手段】第1の特徴に係る通信制御方法は、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するUE100を含むセルラ通信システムにおいて用いられる。通信制御方法は、UE100が、アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行うステップを備える。ランダムアクセス手順を行うステップは、UE100が、セルに対して少量データを送信するステップと、UE100が、少量データを送信した後、接続状態に遷移することなくランダムアクセス手順を終了するステップと、を含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、セルラ通信システムにおいて用いられる通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサに関する。
セルラ通信システムにおいて用いられるユーザ端末は、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作する。ユーザ端末は、接続状態において、データ(ユーザデータ、制御信号)をセルと送受信する。これに対し、アイドル状態においては、ユーザ端末は、バッテリの消耗を抑制するために、データの送受信を行わずに、ページングチャネルを定期的に監視する。
また、アイドル状態にあるユーザ端末は、接続状態に遷移するためには、セルに対するランダムアクセス手順を行う必要がある(例えば非特許文献1参照)。ユーザ端末は、ランダムアクセス手順により、セルとの同期を確立するとともに、そのセルにおけるユーザ端末の識別子である端末識別子が割り当てられる。ランダムアクセス手順により接続状態に遷移したユーザ端末は、データをセルと送受信することが可能になる。
3GPP技術仕様書 「TS36.300 V11.5.0」 2013年3月
ところで、アイドル状態にあるユーザ端末は、制御信号などの少量データをセルに送信する場合であっても、ランダムアクセス手順により接続状態に遷移しなければ、その少量データをセルに送信できない。
しかしながら、ユーザ端末が少量データをセルに送信するためだけに接続状態に遷移することは、ネットワークの負荷及びユーザ端末のバッテリ消耗の観点から効率的ではないという問題があった。
そこで、本発明は、アイドル状態にあるユーザ端末からセルに対して少量データを効率的に送信可能にすることを目的とする。
第1の特徴に係る通信制御方法は、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するユーザ端末を含むセルラ通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、前記ユーザ端末が、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行うステップを備える。前記ランダムアクセス手順を行うステップは、前記ユーザ端末が、前記セルに対して少量データを送信するステップと、前記ユーザ端末が、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了するステップと、を含む。
第2の特徴に係るユーザ端末は、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作する。前記ユーザ端末は、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行う制御部を備える。前記制御部は、前記ランダムアクセス手順を行う際に前記セルに対して少量データを送信する。前記制御部は、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了する。
第3の特徴に係るプロセッサは、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するユーザ端末に備えられる。前記プロセッサは、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行う。前記プロセッサは、前記ランダムアクセス手順を行う際に前記セルに対して少量データを送信する。前記プロセッサは、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了する。
本発明によれば、アイドル状態にあるユーザ端末からセルに対して少量データを効率的に送信可能にすることができる。
第1実施形態及び第2実施形態に係るシステム構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るUE(ユーザ端末)のブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るeNB(基地局)のブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るAP(アクセスポイント)のブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る無線フレームの構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る動作環境を説明するための図である。 第1実施形態に係る動作シーケンス図である。 第2実施形態に係る動作シーケンス図である。
[実施形態の概要]
第1実施形態及び第2実施形態に係る通信制御方法は、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するユーザ端末を含むセルラ通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、前記ユーザ端末が、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行うステップを備える。前記ランダムアクセス手順を行うステップは、前記ユーザ端末が、前記セルに対して少量データを送信するステップと、前記ユーザ端末が、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了するステップと、を含む。
第1実施形態及び第2実施形態では、前記通信制御方法は、前記ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、前記ユーザ端末及び前記セルが、前記ユーザ端末に割り当てられている端末識別子を保持するステップをさらに備える。前記ユーザ端末及び前記セルが保持する前記端末識別子は、前記ランダムアクセス手順を行うステップにおいて前記ユーザ端末を識別するために利用される。
第1実施形態では、前記ランダムアクセス手順を行うステップは、前記ユーザ端末が、前記少量データを送信することを示す情報を含んだランダムアクセス信号を前記セルに送信するステップと、前記ユーザ端末が、前記ランダムアクセス信号に対する応答であるランダムアクセス応答を前記セルから受信するステップと、をさらに含む。前記少量データを送信するステップは、前記ユーザ端末が、前記ランダムアクセス応答の受信に応じて、前記少量データと共に前記端末識別子を前記セルに送信するステップを含む。
第2実施形態では、前記通信制御方法は、前記ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、前記ユーザ端末が、前記セルに送信するランダムアクセス信号に適用すべきパラメータを示すパラメータ識別子を前記セルから受信するステップと、前記ユーザ端末及び前記セルが、前記パラメータ識別子を保持するステップと、をさらに備える。前記ランダムアクセス手順を行うステップは、前記ユーザ端末が、前記パラメータ識別子により示される前記パラメータが適用され、かつ前記少量データを含んだ前記ランダムアクセス信号を前記セルに送信するステップを含む。
第1実施形態及び第2実施形態では、前記通信制御方法は、前記ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、無線LAN通信をサポートする前記ユーザ端末が、無線LANアクセスポイントとの接続を確立するとともに、前記アイドル状態に遷移するステップをさらに備える。前記ランダムアクセス手順を行うステップは、前記ユーザ端末が、前記無線LANアクセスポイントとの接続を維持しながら、前記セルに対して前記少量データを送信するステップをさらに含む。
第1実施形態及び第2実施形態では、前記少量データは、前記無線LAN通信の通信状況を示す制御信号である。
第1実施形態及び第2実施形態に係るユーザ端末は、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作する。前記ユーザ端末は、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行う制御部を備える。前記制御部は、前記ランダムアクセス手順を行う際に前記セルに対して少量データを送信する。前記制御部は、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了する。
第1実施形態及び第2実施形態に係るプロセッサは、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するユーザ端末に備えられる。前記プロセッサは、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行う。前記プロセッサは、前記ランダムアクセス手順を行う際に前記セルに対して少量データを送信する。前記プロセッサは、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了する。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成されるセルラ通信システム(LTEシステム)を無線LAN(WLAN)システムと連携させる場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係るシステム構成図である。図1に示すように、セルラ通信システムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。EPC20は、コアネットワークに相当する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセルとの無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。UE100は、セルラ通信及びWLAN通信の両通信方式をサポートする端末(デュアル端末)である。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200はセルラ基地局に相当する。eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。また、eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介して、EPC20に含まれるMME/S−GW500と接続される。
EPC20は、複数のMME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)500を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
WLANシステムは、WLANアクセスポイント(以下、「AP」と称する)300を含む。WLANシステムは、例えばIEEE 802.11諸規格に準拠して構成される。AP300は、セルラ周波数帯とは異なる周波数帯(WLAN周波数帯)でUE100との通信を行う。AP300は、ルータなどを介してEPC20に接続される。
また、eNB200及びAP300が個別に配置される場合に限らず、eNB200及びAP300が同じ場所に配置(Collocated)されていてもよい。Collocatedの一形態として、eNB200及びAP300がオペレータの任意のインターフェイスで直接的に接続されていてもよい。
次に、UE100、eNB200、及びAP300の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101及び102と、セルラ通信部111と、WLAN通信部112と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及びセルラ通信部111は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部111は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、セルラ通信部111は、アンテナ101が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
アンテナ102及びWLAN通信部112は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部112は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ102から送信する。また、WLAN通信部112は、アンテナ102が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの入力を受け付けて、該入力の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、セルラ通信部210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
アンテナ201及びセルラ通信部210は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、セルラ通信部210は、アンテナ201が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW500と接続される。また、ネットワークインターフェイス220は、EPC20を介したAP300との通信に使用される。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、AP300のブロック図である。図4に示すように、AP300は、アンテナ301と、WLAN通信部311と、ネットワークインターフェイス320と、メモリ330と、プロセッサ340と、を有する。
アンテナ301及びWLAN通信部311は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部311は、プロセッサ340が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ301から送信する。また、WLAN通信部311は、アンテナ301が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ340に出力する。
ネットワークインターフェイス320は、ルータなどを介してEPC20と接続される。また、ネットワークインターフェイス320は、EPC20を介したeNB200との通信に使用される。
メモリ330は、プロセッサ340によって実行されるプログラムと、プロセッサ340による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ340は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ330に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。
図5は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図5に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Media Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。ランダムアクセス手順の詳細については後述する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図6は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図6に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央の6リソースブロックは、ランダムアクセス信号を伝送するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)として使用できる領域である。各サブフレームにおける他の部分は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(ランダムアクセス手順)
アイドル状態にあるUE100は、接続状態に遷移するためには、セルに対するランダムアクセス手順を行う必要がある。以下において、LTEシステムにおける一般的なランダムアクセス手順について説明する。
ランダムアクセスに先立ち、UE100は、セルサーチにより下りリンクの同期をeNB200のセルと確立する。ランダムアクセスの一つの目的は、上りリンクの同期をそのセルと確立することである。
ランダムアクセス手順の第1の処理として、UE100は、ランダムアクセス信号をPRACH上でeNB200に送信する。ランダムアクセス信号は、MAC層においてUE100からeNB200へのランダムアクセスを行うための信号である。ランダムアクセス信号は、仕様上、ランダムアクセスプリアンブルと称される。
ランダムアクセス信号の送信に使用されるリソース(以下、「ランダムアクセスリソース」という)としては、ランダムアクセス信号の信号系列及びランダムアクセス信号の送信タイミングなどがある。
アイドル状態にあるUE100がランダムアクセスを行う場合、UE100は、eNB200から受信するブロードキャスト情報に基づいて、ランダムアクセスリソースを選択する。ブロードキャスト情報は、マスタ情報ブロック(MIB)及びシステム情報ブロック(SIB)を含む。UE100は、選択したランダムアクセスリソースを使用して、ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。このようなランダムアクセスは、「コンテンションベース」と称される。
ランダムアクセス手順の第2の処理として、eNB200は、UE100から受信したランダムアクセス信号に基づいて、UE100との間の上りリンク遅延を推定する。また、eNB200は、UE100に割り当てる無線リソースを決定する。そして、eNB200は、ランダムアクセス応答をUE100に送信する。ランダムアクセス応答は、遅延推定の結果に基づくタイミング補正値、決定した割当て無線リソースの情報、UE100から受信したランダムアクセス信号の信号系列を示す情報、及びUE100に割り当てる一時的な端末識別子(TC−RNTI:Temporary Cell−Radio Network Temporary Identifier)などを含む。
UE100は、ランダムアクセス信号を送信してから、所定の時間内に、そのランダムアクセス信号に対応する情報を含んだランダムアクセス応答を受信した場合に、ランダムアクセス成功と判断する。そうでない場合、UE100は、ランダムアクセス障害が発生したと判断し、改めて第1の処理を行う。UE100は、2回目のランダムアクセス信号の送信時においては、ランダムアクセスの成功率を高めるために、初回のランダムアクセス信号の送信時よりも高い送信電力を設定する。
ランダムアクセス手順の第3の処理として、ランダムアクセス成功と判断したUE100は、ランダムアクセス応答に含まれる情報に基づいて、RRC層において、RRC接続の確立を要求するためのRRC接続要求メッセージをeNB200に送信する。RRC接続要求メッセージは、送信元のUE100の識別子を含む。
ランダムアクセス手順の第4の処理として、eNB200は、RRC接続要求メッセージに対する応答メッセージをUE100に送信する。応答メッセージは、送信先のUE100の識別子を含む。同じランダムアクセスリソースを使用したことによるコンテンションが発生した場合、複数のUE100が同一のランダムアクセス応答に反応し得るが、そのようなコンテンションは第4の処理により解決される。セルにおける端末識別子(C−RNTI:Cell−Radio Network Temporary Identifier)をこの時点で割り当てられていないUE100は、TC−RNTIをC−RNTIとして引き続き使用する。
(第1実施形態に係る動作)
次に、第1実施形態に係る動作について説明する。
(1)動作環境
図7は、第1実施形態に係る動作環境を説明するための図である。図7に示すように、eNB200のカバレッジエリア内にAP300が設けられている。AP300は、例えば、セルラ通信システムのオペレータにより管理されるAP(Operator controlled AP)である。また、eNB200のカバレッジエリア内であって、かつAP300のカバレッジエリア内にUE100が位置している。
第1に、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立し、eNB200とのセルラ通信を行う。具体的には、UE100は、トラフィック(ユーザデータ)を含んだセルラ無線信号をeNB200と送受信する。eNB200が多数のUE100とのRRC接続を確立する場合、eNB200の負荷レベルが高くなる。負荷レベルとは、eNB200のトラフィック負荷又はeNB200の無線リソース使用率など、eNB200の混雑度を意味する。
第2に、UE100は、自らの判断、又はeNB200からの指示により、AP300との接続を確立し、eNB200とのRRC接続を解放する。このように、eNB200とUE100との間で送受信されるトラフィックを、AP300とUE100との間で送受信するよう切り替えることにより、eNB200のトラフィック負荷をAP300に移行(オフロード)できる。このようなオフロードの実行中において、UE100はセルラ通信のアイドル状態になる。
オフロードの実行中において、eNB200は、UE100の状況(WLAN通信の通信状況など)に関する報告をUE100から受信することにより、UE100の状況を把握できることが好ましい。しかしながら、AP300との接続を確立したUE100はアイドル状態であるため、ランダムアクセス手順によりUE100が接続状態に遷移しなければ、データをeNB200のセルと送受信することができない。
しかしながら、そのような少量データをUE100がセルに送信するためだけに接続状態に遷移することは、ネットワークの負荷及びUE100のバッテリ消耗の観点から効率的ではない。以下においては、アイドル状態にあるUE100からセルに対して少量データを効率的に送信可能にするための方法について説明する。
(2)第1実施形態に係る通信制御方法
第1実施形態に係る通信制御方法は、接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するUE100を含むセルラ通信システムにおいて用いられる。第1実施形態に係る通信制御方法は、UE100が、アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行うステップを備える。ランダムアクセス手順を行うステップは、UE100が、セルに対して少量データを送信するステップと、UE100が、少量データを送信した後、接続状態に遷移することなくランダムアクセス手順を終了するステップと、を含む。少量データとは、例えばUE100が単発的に送信するデータである。少量データは、制御信号であってもよく、ユーザデータであってもよい。第1実施形態では、少量データが制御信号であるケースを主として説明する。
このように、第1実施形態では、アイドル状態にあるUE100は、ランダムアクセス手順の過程でセルに対して少量データを送信し、接続状態に遷移することなくランダムアクセス手順を終了するため、UE100は、アイドル状態を維持したまま少量データをセルに送信できる。
第1実施形態に係る通信制御方法は、ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、UE100及びセルが、UE100に割り当てられているC−RNTIを保持するステップをさらに備える。UE100及びセルが保持するC−RNTIは、ランダムアクセス手順を行うステップにおいてUE100を識別するために利用される。
これにより、アイドル状態にあるUE100においてC−RNTIを利用できる。また、セル(eNB200)は、少量データを送信するためにランダムアクセス手順を行うUE100を把握できる。
第1実施形態では、ランダムアクセス手順を行うステップは、UE100が、少量データを送信することを示す情報を含んだランダムアクセス信号をセルに送信するステップと、UE100が、ランダムアクセス信号に対する応答であるランダムアクセス応答をセルから受信するステップと、をさらに含む。少量データを送信するステップは、UE100が、ランダムアクセス応答の受信に応じて、少量データと共にC−RNTIをセルに送信するステップを含む。
これにより、eNB200は、ランダムアクセス信号に基づいて、少量データを送信するためのランダムアクセス手順が開始されたことを把握し、通常のランダムアクセス手順とは異なる取り扱いをすることができる。また、eNB200は、少量データと共にC−RNTIを受信することにより、少量データの送信元のUE100を識別できる。
第1実施形態に係る通信制御方法は、ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、WLAN通信をサポートするUE100が、AP300との接続を確立するとともに、アイドル状態に遷移するステップをさらに備える。ランダムアクセス手順を行うステップは、UE100が、AP300との接続を維持しながら、セルに対して少量データを送信するステップをさらに含む。
これにより、セル(eNB200)は、オフロード中のUE100から少量データを受信して、UE100の状況を把握できる。
第1実施形態では、少量データは、WLAN通信の通信状況を示す制御信号である。WLAN通信の通信状況とは、例えば、AP300からUE100が受信する信号の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、又はAP300の負荷レベルなどである。
これにより、セル(eNB200)は、オフロード中のUE100におけるWLAN通信の通信状況を把握できる。
(3)第1実施形態に係る動作シーケンス
図8は、第1実施形態に係る動作シーケンス図である。
図8に示すように、ステップS101において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(接続状態)である。
ステップS102において、eNB200は、RRC接続の解放を要求するための接続解放要求をUE100に送信する。第1実施形態では、接続解放要求は、C−RNTIの保持を要求するか否かを示す情報であるC−RNTI保持フラグを含む。UE100は、C−RNTI保持フラグを含んだ接続解放要求を受信する。
ステップS103−1において、UE100は、接続解放要求に含まれるC−RNTI保持フラグが、C−RNTIの保持を要求することを示す「true」であるか否かを確認する。C−RNTI保持フラグが「true」である場合(ステップS103−1:YES)、ステップS104−1において、UE100は、eNB200から割り当てられているC−RNTIを保持する。
ステップS103−2において、eNB200は、接続解放要求に含めたC−RNTI保持フラグが、C−RNTIの保持を要求することを示す「true」であるか否かを確認する。C−RNTI保持フラグが「true」である場合(ステップS103−2:YES)、ステップS104−2において、eNB200は、UE100に割り当てているC−RNTIを保持する。
ステップS105−1において、接続解放要求に応じてアイドル状態に遷移したUE100は、トラフィックをAP300と送受信する。これにより、eNB200のトラフィック負荷が軽減(すなわち、オフロード)される。
ステップS105−2において、eNB200は、UE100が自セルに改めて接続する状況に備えて、UE100の状況のモニタリングを継続する。
ステップS106において、UE100は、C−RNTIを保持しているか否かを確認する。C−RNTIを保持している場合で、かつeNB200に対して少量データを送信する必要が生じた場合、UE100は、少量データを送信するためのランダムアクセス手順の開始を決定する。少量データを送信する必要が生じた場合とは、所定のイベント(例えば、AP300との通信状況の悪化)が生じた場合、又は周期的なタイマが満了した場合などである。
ステップS107乃至S111において、UE100は、ランダムアクセス手順を行う。先ず、ステップS107において、UE100は、少量データを送信することを示す情報である少量データ送信フラグを含んだランダムアクセス信号をセルに送信する。eNB200は、少量データ送信フラグを含んだランダムアクセス信号を受信する。
ステップS108において、eNB200は、C−RNTIを保持しているか否かを確認する。C−RNTIを保持していない場合には、eNB200は、通常のランダムアクセス手順であると認識する。
C−RNTIを保持している場合(ステップS108:YES)、ステップS109において、eNB200は、ランダムアクセス信号に対する応答であるランダムアクセス応答をUE100に送信する。ランダムアクセス応答は、少量データの送信を許可するか否かを示す情報を含んでもよい。UE100は、ランダムアクセス応答を受信する。
ステップS110において、UE100は、ランダムアクセス応答の受信に応じて、少量データをeNB200に送信する。第1実施形態では、少量データは、WLAN通信の通信状況を示す制御信号である。UE100は、少量データと共にC−RNTIをeNB200に送信する。eNB200は、少量データ及びC−RNTIを受信する。
ステップS111において、eNB200は、少量データの受信に応じて、少量データ送信応答をUE100に送信する。少量データ送信応答は、少量データの受信に成功したか否かを示す情報であるACK/NACKを含む。
UE100は、少量データの受信に成功したことを示すACKを含んだ少量データ送信応答をeNB200から受信すると、接続状態に遷移することなくランダムアクセス手順を終了する。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態のシステム構成及び動作環境は、第1実施形態と同様である。
(1)第2実施形態に係る通信制御方法
第2実施形態に係る通信制御方法は、ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、UE100が、セルに送信するランダムアクセス信号に適用すべきパラメータを示すパラメータ識別子をセルから受信するステップと、UE100及びセルが、パラメータ識別子を保持するステップと、を備える。第2実施形態では、ランダムアクセス信号に適用すべきパラメータとは、ランダムアクセスリソースである。ランダムアクセスリソースは、ra−PreambleIndex及びra−PRACH−MaskIndexにより定められる。
ランダムアクセス手順を行うステップは、UE100が、パラメータ識別子により示されるパラメータが適用され、かつ少量データを含んだランダムアクセス信号をセルに送信するステップを含む。
このように、第2実施形態では、少量データをランダムアクセス信号に含めている。よって、第1実施形態に比べて、ランダムアクセス手順における最初の段階で少量データを送信し、ランダムアクセス手順を早期に終了できる。従って、ネットワークの負荷及びUE100のバッテリ消耗をさらに削減できる。
(2)第2実施形態に係る動作シーケンス
図9は、第2実施形態に係る動作シーケンス図である。
図9に示すように、ステップS201において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(接続状態)である。
ステップS202において、eNB200は、RRC接続の解放を要求するための接続解放要求をUE100に送信する。第2実施形態では、接続解放要求は、C−RNTI保持フラグと、ランダムアクセスリソースを示す識別子であるRA−RNTI(Random Access−Radio Network Temporary Identifier)と、を含む。UE100は、C−RNTI保持フラグ及びRA−RNTIを含んだ接続解放要求を受信する。
ステップS203−1において、UE100は、接続解放要求に含まれるC−RNTI保持フラグが、C−RNTIの保持を要求することを示す「true」であるか否かを確認する。C−RNTI保持フラグが「true」である場合(ステップS203−1:YES)、ステップS204−1において、UE100は、eNB200から割り当てられているC−RNTI及びRA−RNTIを保持する。
ステップS203−2において、eNB200は、接続解放要求に含めたC−RNTI保持フラグが、C−RNTIの保持を要求することを示す「true」であるか否かを確認する。C−RNTI保持フラグが「true」である場合(ステップS203−2:YES)、ステップS204−2において、eNB200は、UE100に割り当てているC−RNTI及びRA−RNTIを関連付けて保持する。
ステップS205−1において、接続解放要求に応じてアイドル状態に遷移したUE100は、トラフィックをAP300と送受信する。これにより、eNB200のトラフィック負荷が軽減(すなわち、オフロード)される。
ステップS205−2において、eNB200は、UE100が自セルに改めて接続する状況に備えて、UE100の状況のモニタリングを継続する。
ステップS206において、UE100は、C−RNTI及びRA−RNTIを保持しているか否かを確認する。C−RNTI又はRA−RNTIを保持している場合で、かつeNB200に対して少量データを送信する必要が生じた場合、UE100は、少量データを送信するためのランダムアクセス手順の開始を決定する。少量データを送信する必要が生じた場合とは、所定のイベント(例えば、AP300との通信状況の悪化)が生じた場合、又は周期的なタイマが満了した場合などである。
ステップS207乃至S212において、UE100は、ランダムアクセス手順を行う。先ず、ステップS207において、UE100は、保持しているRA−RNTIにより示されるランダムアクセスリソースを適用したランダムアクセス信号をeNB200に送信する。第2実施形態では、ランダムアクセス信号は、少量データを含む。少量データは、WLAN通信の通信状況を示す制御信号である。eNB200は、少量データを含んだランダムアクセス信号を受信する。
ステップS208において、eNB200は、C−RNTIを保持しているか否かを確認する。C−RNTIを保持していない場合には、eNB200は、通常のランダムアクセス手順であると認識する。
C−RNTIを保持している場合(ステップS208:YES)、ステップS209において、eNB200は、受信したランダムアクセス信号において、自セルで割り当てたRA−RNTIに対応するランダムアクセスリソースが適用されているか否かを確認する。ステップS209で「No」である場合、ステップS210において、eNB200は、通常のランダムアクセス手順であると認識する。
これに対し、ステップS209で「Yes」である場合、ステップS211において、受信したランダムアクセス信号に対応するRA−RNTIと関連付けられているC−RNTIを特定する。すなわち、ランダムアクセス信号の送信元のUE100を識別する。これにより、eNB200は、ランダムアクセス信号に含まれている少量データの送信元UEを把握できる。
ステップS212において、eNB200は、少量データの受信に応じて、少量データ送信応答をUE100に送信する。少量データ送信応答は、少量データの受信に成功したか否かを示す情報であるACK/NACKを含む。
UE100は、少量データの受信に成功したことを示すACKを含んだ少量データ送信応答をeNB200から受信すると、接続状態に遷移することなくランダムアクセス手順を終了する。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態及び第2実施形態において、eNB200は、RRC接続の解放を要求するための接続解放要求に、少量データの送信トリガ、及び/又は、少量データとして送信すべきデータ種別を含めてもよい。これにより、より柔軟に少量データの送信を制御できる。
上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、UE100が、eNB200からAP300へ接続を切り替えた後、eNB200と改めて接続することを想定していた。しかしながら、例えばAP300がeNB200のカバレッジエリア端に設置されるような場合、UE100が、eNB200からAP300へ接続を切り替えた後、他のeNB200と接続する可能性がある。よって、AP300と接続するアイドル状態のUE100は、他のeNB200と接続しようとする場合(或いはセル再選択を行う場合)に、その旨の制御信号を少量データとしてeNB200に送信してもよい。その場合、UE100及びeNB200は、保持しているC−RNTI(及びRA−RNTI)を破棄してもよい。なお、UE100及びeNB200は、AP300へのオフロードを開始してから一定時間の経過後に、保持しているC−RNTI(及びRA−RNTI)を破棄してもよい。
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、アイドル状態にあるUE100が、AP300とのWLAN通信を行っているケースについて説明した。しかしながら、アイドル状態にあるUE100は、AP300とのWLAN通信を行っていなくてもよい。例えば、アイドル状態にあるUE100は、他のUE100とのD2D(Device to Device)通信を行っていてもよい。D2D通信とは、近接する複数のUE100が、コアネットワークを介さずに直接的な端末間通信を行う通信形態である。アイドル状態においてD2D通信を行っているUE100が、D2D通信の通信状況を示す制御信号(少量データ)をeNB200のセルに送信することにより、eNB200がD2D通信の通信状況を把握できる。
上述した実施形態では、セルラ通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
10…E−UTRAN、20…EPC、100…UE、101,102…アンテナ、111…セルラ通信部、112…WLAN通信部、120…ユーザインターフェイス、130…GNSS受信機、140…バッテリ、150…メモリ、160…プロセッサ、200…eNB、201…アンテナ、210…セルラ通信部、220…ネットワークインターフェイス、230…メモリ、240…プロセッサ、300…AP、301…アンテナ、311…WLAN通信部、320…ネットワークインターフェイス、330…メモリ、340…プロセッサ、500…MME/S−GW

Claims (8)

  1. 接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するユーザ端末を含むセルラ通信システムにおいて用いられる通信制御方法であって、
    前記ユーザ端末が、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行うステップを備え、
    前記ランダムアクセス手順を行うステップは、
    前記ユーザ端末が、前記セルに対して少量データを送信するステップと、
    前記ユーザ端末が、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了するステップと、を含むことを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、前記ユーザ端末及び前記セルが、前記ユーザ端末に割り当てられている端末識別子を保持するステップをさらに備え、
    前記ユーザ端末及び前記セルが保持する前記端末識別子は、前記ランダムアクセス手順を行うステップにおいて前記ユーザ端末を識別するために利用されることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記ランダムアクセス手順を行うステップは、
    前記ユーザ端末が、前記少量データを送信することを示す情報を含んだランダムアクセス信号を前記セルに送信するステップと、
    前記ユーザ端末が、前記ランダムアクセス信号に対する応答であるランダムアクセス応答を前記セルから受信するステップと、をさらに含み、
    前記少量データを送信するステップは、前記ユーザ端末が、前記ランダムアクセス応答の受信に応じて、前記少量データと共に前記端末識別子を前記セルに送信するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  4. 前記ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、
    前記ユーザ端末が、前記セルに送信するランダムアクセス信号に適用すべきパラメータを示すパラメータ識別子を前記セルから受信するステップと、
    前記ユーザ端末及び前記セルが、前記パラメータ識別子を保持するステップと、をさらに備え、
    前記ランダムアクセス手順を行うステップは、前記ユーザ端末が、前記パラメータ識別子により示される前記パラメータが適用され、かつ前記少量データを含んだ前記ランダムアクセス信号を前記セルに送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記ランダムアクセス手順を行うステップよりも前において、無線LAN通信をサポートする前記ユーザ端末が、無線LANアクセスポイントとの接続を確立するとともに、前記アイドル状態に遷移するステップをさらに備え、
    前記ランダムアクセス手順を行うステップは、前記ユーザ端末が、前記無線LANアクセスポイントとの接続を維持しながら、前記セルに対して前記少量データを送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  6. 前記少量データは、前記無線LAN通信の通信状況を示す制御信号であることを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  7. 接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するユーザ端末であって、
    前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記ランダムアクセス手順を行う際に前記セルに対して少量データを送信し、
    前記制御部は、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了することを特徴とするユーザ端末。
  8. 接続状態及びアイドル状態のうち何れかの状態で動作するユーザ端末に備えられるプロセッサであって、
    前記プロセッサは、前記アイドル状態において、セルに対するランダムアクセス手順を行い、
    前記プロセッサは、前記ランダムアクセス手順を行う際に前記セルに対して少量データを送信し、
    前記プロセッサは、前記少量データを送信した後、前記接続状態に遷移することなく前記ランダムアクセス手順を終了することを特徴とするプロセッサ。
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