JP2015008370A - 画像読取装置、画像読取システム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の原稿群をスキャンして処理する場合に、ユーザによる、スキャン画像に対する処理の設定の手間を軽減する画像読取装置、画像読取システム、その制御方法及びプログラムを提供すること【解決手段】複数のスキャン画像のうち所定のスキャン画像を用いて、前記複数のスキャン画像のいずれが、前記複数のスキャン画像のグルーピングに用いられるカバーシートであるかを判定する条件を設定して、当該条件を用いてカバーシートの判定を行い、カバーシートであると判定されたスキャン画像から、識別情報を読み出すことにより、当該カバーシートによりグルーピングされる他のスキャン画像に対する処理の内容を取得する。【選択図】図5A

Description

画像読取装置、画像読取システム、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、文書の電子化が進んでいる一方で、紙媒体に印刷された文書が使用される場面は数多く存在する。よって、入手した紙文書(原稿)をスキャンして電子ファイル化し、サーバ等の記憶装置に記憶・保存する作業が発生する。1スキャン処理に対し1ファイルを生成する場合、スキャンする原稿が複数あり、当該原稿ないし複数の原稿から成る原稿群(グループ)を個別にファイル化して保存する場合、ユーザは当該スキャンの処理を、生成・保存したいファイル数分行うようデバイスの操作をしなければならず手間である。
これに対し、個別ファイル化したい原稿の間に、区切り識別用紙(カバーシート)を挟み込んでスキャン処理を実行し、当該区切り識別用紙を基準に原稿群を個別に保存・登録し、更に、検出部によって複数の原稿群が検出された場合に、スキャンにより取得した画像データに対する出力条件を原稿群別に設定するための設定画面を表示部に表示し、当該原稿群別に出力条件の設定を受け付け、出力する技術が公開されている(例えば、特許文献1)。
特開平2011−234224号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、原稿群のグルーピングは自動化されているものの、ユーザは、読み取った原稿群ごとの出力条件(その後の処理方法/処理情報/処理設定)を手入力で指定しなければならず手間である。当該出力条件指定の手間は、スキャンする原稿数、原稿群毎の出力条件の多様さに応じて増大してしまう。
また、カバーシートごとに出力条件を示す識別情報を付与し、スキャン画像から当該識別情報を読み取って、それぞれのカバーシートで区切られた原稿群の出力条件を自動で設定することも考えられるが、当該識別情報が付与されているものがカバーシートであると判断する場合、全てのカバーシートの特定及び出力設定の特定のために、全てのスキャン画像について当該識別情報の読み取り処理を行わなければならず、処理速度が低下してしまう。
また、カバーシートからのみ前記識別情報を読み取る処理を行う場合であっても、例えばカバーシートの形式が複数用意されている場合、スキャン画像のそれぞれについて、複数のカバーシートのテンプレートとのマッチングを行い、原稿のグルーピング及び前記識別情報の読み取り処理を行うため時間がかかってしまうという問題がある。
本発明は、複数の原稿群をスキャンして処理する場合に、ユーザによる、スキャン画像に対する処理の設定の手間を軽減する画像読取装置、画像読取システム、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿を読み取ることにより、読み取った画像データであるスキャン画像を取得するスキャン画像取得手段と、前記スキャン画像取得手段で取得したスキャン画像から、所定のスキャン画像に対する処理の内容を示す識別情報を読み出すことにより、当該処理の内容である処理情報を取得する処理情報取得手段と、前記スキャン画像取得手段で取得した複数のスキャン画像のうち所定のスキャン画像を用いて、前記複数のスキャン画像のいずれが、前記複数のスキャン画像のグルーピングに用いられるカバーシートであるかを判定するための条件を設定する条件設定手段と、前記条件設定手段で設定した条件の情報を用いて、前記複数のスキャン画像のそれぞれがカバーシートであるかを判定する判定手段と、を備え、前記処理情報取得手段は、前記判定手段でカバーシートであると判定されたスキャン画像から、前記識別情報を読み出すことにより、当該スキャン画像であるカバーシートによりグルーピングされる他のスキャン画像に対する処理としての処理情報を取得することを特徴とする。
本発明によれば、複数の原稿群をスキャンして処理する場合に、ユーザによる、スキャン画像に対する処理の設定の手間を軽減する画像読取装置、画像読取システム、その制御方法及びプログラムを提供することが出来る。
本発明の実施形態における、画像読取システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、サーバのハードウェアの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、複合機のハードウェアの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、複合機の機能構成、及び、画像読取システムを形成した場合のサーバの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、スキャン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、スキャン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、カバーシート及びカバーシートを用いたスキャンの一例を示す図である。 本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、スキャン実行画面の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、スキャン設定入力画面の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、カバーシート判定条件テーブルの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず図1を参照して、本発明の実施形態における、画像読取システムの構成の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態における、画像読取システムの構成の一例を示す図である。
複合機110はユーザからの操作に応じて複数原稿の一括スキャン処理を実行し、当該一括スキャンした原稿の内、先頭の原稿をカバーシートのテンプレートそして設定し、以降、当該テンプレートに設定されたカバーシートの情報に応じて各原稿を原稿群(原稿セット)に区分けして、各原稿セットに、当該原稿セットのカバーシートに設定されたスキャン条件に応じた処理を実行する。例えば、原稿セットのスキャン画像をPDFファイルに変換し、サーバ120に送信する。
ここでいう一括スキャンとは、複数の原稿(原稿セット)を、複合機110においてスキャンさせる処理をいうものとする。
サーバ120は、複合機110から受信した原稿セットのファイルを外部メモリ等の記憶領域に記憶する。LAN130は、本発明の実施形態における、画像読取システムの各装置を通信可能に接続するネットワークである。
以下、図5A、図5Bの説明(スキャン処理〜スキャンした画像への処理適用の説明)においては、複合機110が、先頭の原稿をカバーシートのテンプレートに設定する処理、スキャン画像がカバーシートか否か判定する判定処理、カバーシートに付与された識別情報(二次元コード等)を読み取る読取処理、当該読取処理で読み取った情報から取得した設定情報に応じたスキャン画像に対する処理を行うものとして説明するが、例えば、サーバ120が、当該一連の処理を行うようにしてもよい。
この場合、複合機110は原稿をスキャンしたスキャン画像をサーバ120に送信し、サーバ120は複合機110よりスキャン画像を受信して外部メモリ等の記憶領域に記憶し、当該スキャン画像に対して、上述したテンプレートに設定する処理〜読取処理で読み取った情報から取得した設定情報に応じたスキャン画像に対する処理までを実行するものとする。以上が図1の、本発明の実施形態における、画像読取システムの構成の一例についての説明である。
次に図2を参照し、本発明の実施形態における、サーバのハードウェアの構成の一例について説明する。本発明の実施形態における、サーバのハードウェアの構成の一例を示す図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN130)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。以上が図2の、本発明の実施形態における、サーバのハードウェアの構成の一例についての説明である。
次に図3を参照して、本発明の実施形態における、複合機のハードウェアの構成の一例について説明する。図3は、本発明の実施形態における、複合機のハードウェアの構成の一例を示す図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したLAN130)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)130に接続する。また、無線通信も可能な構成となっており、赤外線やBluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)を用いた通信にて他の装置と接続する。データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
尚、表示部はプリンタによって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできるプリンタ、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけのプリンタによって本発明は構成されている。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(ICチップとして携帯端末内に備えられていてもよい)に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。また、カードリーダ319はNFCの通信規格に対応しており、ICカードや携帯端末のICチップへの読み書きを行うことが可能な構成となっている。なお、NFC規格対応のカードリーダに、NFC規格対応の携帯端末をかざすと、認証を行い、携帯端末とプリンタ(複合機)とのペアリングを行う。そして、かざされた携帯端末とプリンタ(複合機)で通信(P2P)を確立してデータの通信を行うことが可能である。その他、高速通信規格である、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)に通信を引き継ぎ(ハンドオーバー)、携帯端末とプリンタ(複合機)間で通信を行わせることも可能である。例えば、携帯端末をカードリーダにかざすことで、携帯端末に記憶されている画像をプリンタ(複合機)へ送信することが可能となる。なお、NFCの通信規格の詳細は、従来技術であるため、説明を省略するものとする。
上述した複合機110では、複合機110を制御するためのプラットフォームが存在し、このプラットフォーム上で、認証サーバと通信するための認証アプリケーションが動作している。認証アプリケーションはHDD304に記憶されている。プラットフォームが管理する、ログイン時にユーザ情報を格納するログインコンテキストや、各種設定情報は、HDD304上に領域が確保されている。
また、プラットフォーム上には、複合機110の本体機能を拡張したアプリケーションがインストールされ、動作している。これらアプリケーションは、プラットフォームのAPIを用いて実行される。
このプラットフォームを介して、プリンタの各機能を制御することが可能な構成となっている。
また、複合機110には、Webブラウザも記憶されており、Webシステムと連携することも可能である。この場合、Webアプリケーションサーバから受信した画面をWebブラウザを用いて表示する。Webブラウザ上で指示した命令は、Webアプリケーションサーバへ要求がなされ、Webアプリケーションサーバからの命令を受け付けることによって、複合機110により動作(スキャンやプリント処理)を実行することが可能である。
以上のような構成によって、複合機110は、スキャナ314から読み込んだ画像データをLAN130上に送信したり、LAN130から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力したり、HDD304等のメモリに記憶することができる。
また、スキャナ314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力、HDD304等のメモリ(外部メモリ)に記憶することができる。以上が図3の、本発明の実施形態における、複合機のハードウェアの構成の一例についての説明である。
次に図4を参照して、本発明の実施形態における、複合機の機能構成、及び、画像読取システムを形成した場合のサーバの機能構成の一例について説明する。図4は、本発明の実施形態における、複合機の機能構成、及び、画像読取システムを形成した場合のサーバの機能構成の一例を示す図である。
尚、図4で示す複合機の機能構成は、複合機110が、後述する図5AのステップS501〜S515及び図5BのステップS551〜S561の処理を実行する場合の機能構成の一例であり、また、サーバの機能構成は、サーバ120が、後述する図5AのステップS504(複合機110から受信したスキャン画像をキューに格納する処理)〜S515及び図5BのステップS551〜S561の処理を実行する場合の機能構成の一例を示している。
複合機110は、スキャン部401、カバーシート情報設定部402、カバーシート判定部403、処理設定読取部404、処理実行制御部405等から構成される。
スキャン部401は、原稿をスキャンするスキャン処理部である。カバーシート情報設定部402は、スキャン部401でスキャンした最初の原稿(1枚目の原稿)を、カバーシートのテンプレート情報として設定する設定部である。
当該テンプレートは、スキャンする2枚目以降の原稿について、原稿がカバーシートか否かを判定する基準となるデータである。
尚、テンプレートとして設定される情報には、当該1枚目の原稿のレイアウト(モノクロマーカの有無/図6の説明で後述)、色紙か否かの情報、等があげられる。
例えば、スキャンした1枚目の原稿が色紙であった場合、2枚目以降の原稿について、色紙である場合はカバーシートであると判定して、当該カバーシートと判定されたスキャン画像に対し、スキャンした画像のその後の処理が設定された識別情報(例えば二次元コード)を読み取る処理を実行する。
こうすることで、全ての原稿に当該識別情報の読み取り処理を行うことなく、又、複数のテンプレートとのマッチング処理をすることなく、カバーシートの特定及び二次元コードの読み取りによる、スキャン画像の処理設定の特定が可能となる。
例えば、二次元コードが印刷された原稿=カバーシートとした場合、当該カバーシートの形式(テンプレート/レイアウト)は必ずしも統一されているとは限らない。例えば、会社の拠点ごと、部署ごと、又は、当該カバーシートを作成したユーザごとに、スキャンされるカバーシートの形式が異なる可能性がある。
このようにカバーシートの形式が複数ある場合、スキャンで取得した全てのスキャン画像(スキャンされた原稿)について、当該スキャン画像が上記複数のカバーシートのいずれかに一致するか(つまり、カバーシートか)否か判定するために、全てのスキャン画像について上記二次元コードの読み取り処理をしなければならない。つまり、画像コードを検出し、画像コードから設定情報を正常に読み取れた場合、当該画像コードの含まれるスキャン画像をカバーシートであると判定する、という画一的なカバーシートの判定方式(判定条件)では、処理負荷が高く、処理の完了までに時間がかかってしまう。
一方で、例えば上述したように、複数のカバーシートのテンプレートが用意されている場合(例えば拠点ごと、部署ごと、ユーザごとにカバーシートが異なる場合)であっても、スキャンするユーザ、スキャンする拠点・部署等が同じであれば、1回のスキャン処理で用いられるカバーシートの方式は統一されていることが考えられる。
よって、本発明においては、1枚目=カバーシートであるものとして、1枚目のスキャン画像をカバーシートのテンプレートとすることで、複数のテンプレートとスキャン画像1つ1つのマッチングを行うことなくカバーシートであるスキャン画像を特定する。また、当該カバーシートとして特定されたスキャン画像に対して二次元コードの読み取り処理を行うことで、全てのスキャン画像に対して当該読み取り処理を実行した場合に比べ、処理にかかる時間を短縮することが出来る。
カバーシート判定部403は、カバーシート情報設定部402でテンプレートとして設定された情報を基に、2枚目以降のスキャン画像がカバーシートであるか判定する判定部である。処理設定読取部404は、カバーシートより二次元コードを読み取り、当該二次元コードより、スキャン画像に適用するその後の処理の情報を取得する。
当該二次元コードより取得する処理の情報(処理設定)には、例えば、スキャン画像のファイル形式を変換する場合の変換先のファイル形式の情報、スキャン画像をモノクロ化するか否かの情報、スキャン画像の送信先(格納先)の情報、スキャン画像の色濃度を変更する場合の濃度の情報、等が含まれる。
処理実行制御部405は、処理設定読取部404で読み取った処理設定に応じて、スキャン画像に対する処理を実行する制御部である。
サーバ120は、スキャン画像受信部411、カバーシート情報設定部412、カバーシート判定部413、処理設定読取部414、処理実行制御部415等から構成される。複合機110で前述したカバーシート情報設定部412〜処理実行制御部305を動作させない場合、複合機110は、スキャンした画像を順次サーバ120に送信し、サーバ120はスキャン画像受信部411で当該スキャン画像を受信して、カバーシート情報設定部412、カバーシート判定部413、処理設定読取部414、処理実行制御部415を動作させて(各機能部の動作については、それぞれカバーシート情報設定部402、カバーシート判定部403、処理設定読取部404、処理実行制御部405と同様のため、説明は割愛する)、受信したスキャン画像を処理するものとする。以上が図4の、本発明の実施形態における、複合機の機能構成、及び、画像読取システムを形成した場合のサーバの機能構成の一例についての説明である。
次に図5A及び図5Bを参照して、本発明の実施形態における、スキャン処理の流れについて説明する。図5A及び図5Bは、本発明の実施形態における、スキャン処理の流れを示すフローチャートである。
複合機110のCPU301は画面上に図8に示すようなスキャン実行画面を表示し、ユーザによるスキャンボタンの押下を検知し、ユーザ100によって本体に備え付けの原稿フィーダにセットされた原稿のスキャンを開始する(ステップS501)。
図8は、本発明の実施形態における、スキャン実行画面の構成の一例を示す図である。スキャン実行画面は、不図示のログイン画面においてユーザ認証(複合機110へのログイン)に用いるユーザID、パスワード等の入力を受け付け、当該ユーザID、パスワードを用いた複合機110へのログインを完了した場合に表示画面に表示されるものとする。「スキャン」ボタン801は、原稿のスキャンを開始するためのボタンである。
図5の説明に戻る。複合機110のCPU301は1枚目の原稿をスキャンし、その内容を電子化ファイルとして出力する(ステップS502)。つまり、原稿のスキャン処理を行うことにより、画像データであるスキャン画像を取得して(スキャン画像取得手段)記憶領域に記憶する処理を行う。なお、ここで生成される電子化ファイルは、画像の解析、および、他画像形式への変換が可能な形式であり、例えばrawファイルと呼ぶ。
以降、ステップS503〜ステップS504で示すスキャン処理と、ステップS505〜ステップS517で示すカバーシートの判定処理とは、同時並行で実行するものとする。
複合機110のCPU301は、2枚目以降の原稿をスキャンし(ステップS503)、生成したrawファイルのデータを、直前にスキャンしたカバーシートの画像コードから読みだしたID(後述する原稿セットID)と対応付けて、キュー(図7のスキャン画像格納テーブル700、及び原稿セット格納テーブル710)に格納する(ステップS504)という処理を、原稿の最後に達するか(原稿フィーダにセットされた全ての原稿をスキャンし終えるか)、スキャンの中断命令がかけられるまで、繰り返し実行する。
ステップS504において、データを格納するためのキューは図7のスキャン画像格納テーブル700に示すようなデータ構造を持つ。
ここで図7を参照して、本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例について説明する。図7は、本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例を示す図である。
ここでは、図7に示す各データテーブルは、複合機110の外部メモリ等の記憶領域に生成、記憶されるものとする。
スキャン画像格納テーブル700は、処理順701、rawファイル名702等から構成される。原稿セット格納テーブル710は、原稿セットID711、rawファイル名712等から構成される。処理設定テーブル720は、原稿セットID721、カラーモード722、保存形式723、保存先724、濃度725等から構成される。
処理順701は、処理を適用する順序を示す値であり、例えば、後述する、当該rawファイル(スキャン画像)がカバーシートか否かの判定処理を行う順序である。rawファイル名702は、各ファイルのファイル名である。
原稿セットID711は、カバーシートによって区切られた原稿セット(原稿のグループ)を示すID(識別情報)である。当該原稿セットIDは、rawファイル名712の示すrawファイルがスキャンされた(原稿がスキャンされrawファイルが生成された)直前にスキャンされたカバーシートの、二次元コードに含まれるIDである。rawファイル名712は各ファイルのファイル名である。
処理設定テーブル720は、当該原稿セットに対応するカバーシート(当該原稿セットの直前にスキャンされたカバーシート)から読み取った二次元コードより取得した、当該原稿セットに含まれるスキャン画像に対して適用する処理設定を格納するテーブルである。
原稿セットID721は、カバーシートによって区切られた原稿セット(原稿のグループ)を示すID(識別情報)である。
カラーモード722は、当該スキャン画像の色変換処理をする場合のカラー設定である。カラーモード=MONOの場合、スキャン画像をモノクロ画像に変換する。カラーモード=COLORの場合、スキャン画像をカラー画像に変換する。
保存形式723は、当該スキャン画像を外部メモリ等の記憶領域に記憶(保存)する場合のファイル形式である。例えば、保存形式=TIFFの場合、複合機110のCPU301は、当該スキャン画像(例えばrawファイル)をTIFF形式に変換して記憶領域に記憶(保存)する。
保存先724は、当該スキャン画像を保存する保存先の情報を示す。例えば、保存先=「MFP110¥userbox01」の場合、当該画像コードが付与されたカバーシートで区切られたスキャン画像の原稿セットを、複合機110の外部メモリのuserbox01の記憶領域に記憶する。また、保存先=「Server120¥C:¥Scan¥user01」の場合、当該画像コードが付与されたカバーシートで区切られたスキャン画像の原稿セットを、サーバ120に送信して、サーバ120の記憶領域中の¥C:¥Scan¥user01に記憶させるよう指示する。
濃度725は、スキャン画像の濃度変更する場合の濃度の値を示す。以上が、図7の、本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例についての説明である。
図5Aの説明に戻る。複合機110のCPU301は、2枚目以降の原稿のスキャン処理(ステップS503、S504)と並行して、ステップS505〜S517の処理を行う。
複合機110のCPU301は、スキャンした1枚目の原稿(処理順701=1のスキャン画像)に機械が読み取り可能な画像コード(例えば、二次元コード)が含まれているかどうか判定を行う(ステップS505)。画像コードが含まれていた場合には、カバーシートであり、そうでなければ、カバーシートではないと判定する。
当該1枚目のスキャン画像がカバーシートであると判定した場合には(ステップS505でYES)、当該カバーシートの種類を特定する(ステップS517)。色紙が使用されていると特定された場合には、色紙カバーシートであり、そうでなければ、モノクロマーカカバーシートであるものとする。カバーシートの種類については図6の説明で後述する。
ここで、図6を参照して、本発明の実施形態における、カバーシート及びカバーシートを用いたスキャンの一例について説明する。図6は、本発明の実施形態における、カバーシート及びカバーシートを用いたスキャンの一例を示す図である。
本実施形態において、複合機110は一括スキャン600に示すように、複数のカバーシート及び原稿が一括でスキャンされた場合に、原稿をスキャンして1つのファイルとして保存する通常のスキャン処理ではなく、カバーシートによって区切られた原稿セット(1又は複数のスキャン画像)ごとにファイルを生成して保存する処理を行う。
スキャン画像はカバーシートと、カバーシートによりグルーピングされた原稿セットに分けられる。原稿セットは、例えば1つのファイルとして変換・生成され所定の装置の記憶領域に記憶
・保存される。
カバーシート610、カバーシート611、カバーシート612は、スキャンされたカバーシートを示す。原稿セット620、原稿セット621、原稿セット622、はそれぞれカバーシート610、カバーシート611、カバーシート612によって区切られ、グルーピングされたスキャン画像のセット(グループ)である。
ここでは、カバーシートには、色紙カバーシート630とモノクロマーカカバーシート631の2種類があるものとする。
例えば、カバーシートごとに出力条件を示す画像コードを付与し、スキャン画像から当該画像コードを読み取って、それぞれのカバーシートで区切られた原稿群の出力条件を自動で設定することも考えられる。しかし、当該識別情報が付与されているものがカバーシートであると判断する場合、全てのカバーシートの特定及び出力設定の特定のために、全てのスキャン画像について当該識別情報の読み取り処理を行わなければならない。
一般に、画像コードは多彩な処理方法を記述するために、模様が複雑になりがちで、それらのパターン解析は負荷の高い処理である。したがって、画像コードの読み取りを、カバーシートの判定方式に用いると、一括スキャンのように原稿数が多い場合には、スキャン〜出力までの処理全体としての負荷が大変大きなものになってしまう。
そのため、本実施形態では、スキャン画像がカバーシートか否かを高速に判定する判定方式(テンプレート)として、例えば、色紙カバーシート、モノクロカバーシートの2種類のテンプレートを用いた判定方式を用いる。
尚、当該判定方式(テンプレート)は、当該画像コード及び画像コードに記憶された設定情報の読み取り処理に比べて高速に、スキャン画像がカバーシートか否かを判定できれば良く、上記2種類に限られるものではない。
色紙カバーシート630のスキャン画像をカバーシートの画像であると判定するための条件は、当該スキャン画像が色紙であるか否かであるものとする。例えば、原稿中からランダムに抽出した彩度(例えば色の特徴量)の値の平均値が、複合機110の記憶領域に予め記憶された閾値(図10のID=2に図示)を超える場合に、当該スキャン画像をカバーシートであると判定する。
また、カバーシートを色紙に印刷する手間、コストの削減のため、白紙にモノクロマーカを配したカバーシートを用いるモノクロマーカカバーシートを用いた判定方式が考えられる。モノクロカバーシートを用いた判定方式の場合、例えば、原稿中の所定の領域から抽出した色の特徴量の値が、複合機110の記憶領域に予め記憶された閾値(図10のID=1に図示)の範囲内である場合、つまり色が黒色であると判定された場合に、当該スキャン画像をカバーシートであると判定する。
ここで図10を参照して、本発明の実施形態における、カバーシート判定条件テーブルの構成の一例について説明する。図10は、本発明の実施形態における、カバーシート判定条件テーブルの構成の一例を示す図である。
当該カバーシート判定条件テーブル1000は、予め複合機110の記憶領域(外部メモリ等)に記憶されているものとする。
ID1001は、各カバーシート判定条件(判定方式)の識別情報であり、例えば処理順を表す。ここでは、ID1001=1がモノクロカバーシート判定方式、ID1001=2が色紙カバーシート判定方式の条件を示しているものとする。
座標1002は、色特徴量を抽出する座標を表す。座標=randomの場合、スキャン画像中の色検出する複数の位置を、都度、ランダムに決定し、色(特徴量)を抽出するものとする。
尚、座標=randomの場合、複数の位置から取得した複数の特徴量の値の平均値を、スキャン画像から取得した色特徴量を、後述する特徴量1003の条件に用いる(カバーシートか否かの判定に用いる)ものとする。また、座標1002に特定の座標の値が設定されている場合(例えば、「XX1.YY1/XX2.YY2/XX3.YY3」)、当該座標の示す位置から取得した複数の特徴量の値の平均値を、スキャン画像から取得した色特徴量を、後述する特徴量1003の条件に用いる(カバーシートか否かの判定に用いる)ものとする。
特徴量1003は、スキャン画像から取得した色特徴量=XXXが、閾値の範囲内か、又は閾値以上か(以下か)等の、色特徴量の取得元のスキャン画像がカバーシートか否かを判定する条件が設定されている。
例えば、特徴量1003=BBB1<XXX≦BBB2の場合、スキャン画像から取得した色特徴量=XXXが、BBB1からBBB2の範囲内である場合に(例えば、ここでは特徴量=XXX=黒色であると判定された場合に)、当該特徴量=XXXの取得元のスキャン画像がモノクロマーカカバーシートであると判定する。
また、例えば、AAA1<XXXの場合(例えば、AAA1=白色の特徴量の場合)、当該特徴量=XXXの取得元のスキャン画像が色紙カバーシートであると判定する。
尚、ここでは、色紙カバーシートの判定方式においては、色特徴量を取得する座標=randomとしたが、所定の座標(例えば、文字が印字されていないであろう原稿の隅など)の座標を設定するようにしてもよい。
また、ここでは、色紙カバーシートの判定方式においては、特徴量XXXが白(AAA1)でない場合に、当該スキャン画像がカバーシートであると判定するものとしたが、例えば、色紙カバーシートの色を限定するため、「所定の特徴量<XXX≦所定の特徴量」という条件を設定し、特徴量XXX=所定の色特徴量の範囲内である場合、当該スキャン画像をカバーシートと判定するようにしてもよい。以上が図10の、本発明の実施形態における、カバーシート判定条件テーブルの構成の一例についての説明である。
図6の説明に戻る。画像コード615は、当該カバーシートによってグルーピングされる原稿セットに対する処理内容が記憶されている。例えば、図7のカラーモード722、保存形式723、保存先724、濃度725等が記憶されている。
複合機110は、一括スキャン600に示すように、当該カバーシート(例えばカバーシート610)直後から次のカバーシートの(例えばカバーシート611)直前までのスキャン画像(原稿セット620)を、当該カバーシート(例えばカバーシート610)の画像コードに記憶された処理設定に応じて、当該原稿セット(例えば原稿セット620)の処理を行う。
つまり、例えば、原稿セット620のスキャン画像をカラーのPDFファイルに変換して、送信先:XXXXに送信する処理を行う。
同様に、原稿セット621については、カバーシート611の画像コードに記憶された処理設定に応じた処理を行い、原稿セット622については、カバーシート612の画像コードに記憶された処理設定に応じた処理を行う。以上が図6の、本発明の実施形態における、カバーシート及びカバーシートを用いたスキャンの一例についての説明である。
図5の説明に戻る。複合機110のCPU301は、ステップS502でスキャンした原稿がカバーシートである場合に(ステップS505でYES)、当該カバーシートの種類を特定する(ステップS517)。
そして、当該特定したカバーシートの種類に応じたカバーシートの判定条件(判定方式)を、2枚目以降のスキャン画像のカバーシートの判定方式として記憶領域に一時記憶する(ステップS506/条件設定手段)。つまり、例えば、図10のカバーシート判定条件のいずれかを抜き出して、一時領域に記憶する(判定条件を特定する)。スキャンした1枚目の当該カバーシートの画像コード615から読み取り(ステップS507)、当該画像コード615から取得した各処理設定を図7の処理設定テーブル720に原稿セットID=1の処理設定として格納する(ステップS508)。
続くステップS509(図5Bに図示)では、スキャン画像格納テーブルのスキャン画像がなくなるまで、当該スキャン画像を1枚ずつ順次処理するループ制御を行う。
図5Bを参照して説明を続行する。複合機110のCPU301は、スキャン画像格納テーブル700に蓄積されたデータから、処理順1のrawファイル(スキャン画像)を取り出す(ステップS551)。データを取り出すことによって、処理順2のrawファイルが処理順1になり、処理順3のrawファイルが処理順2に変更される。つまり、処理順2以上のrawファイル名が順次繰り上がる。
ステップS503の処理が継続中の場合であって、スキャン画像格納テーブル700のデータが0になった場合は、ステップS503のスキャン処理により次のデータが格納されるまで待ち状態に入る。
取り出した原稿が最後のスキャン画像かどうかの判定を行う(ステップS552)。つまり、ステップS503のスキャン処理が終了し、スキャンした画像が全てスキャン画像格納テーブル700に格納された状態で、取得したスキャン画像が最後の1枚か否かを判定する。
具体的には、ステップS503のスキャン処理が終了した場合に、複合機110のCPU301がスキャン画像格納テーブル700に、原稿の終わりを示す特殊な文字列をセットするよう制御するため、スキャン画像格納テーブル700の処理順=1のデータを参照した際に、当該特殊な文字列がセットされていた場合に、直前に取りだしたrawファイルが最後の1枚(最後のスキャン画像)であると判定する。
複合機110のCPU301は、取りだしたスキャン画像が最後の1枚ではない場合には(ステップS552でNO)、ステップS506で一時領域に記憶したカバーシートの判定方式を用いて、取り出した原稿がカバーシートか否かの判定を行う(ステップS553)。
カバーシートであると判定された場合(ステップS553でYES)、さらに画像コード615の読取を行い、処理設定の情報(図7の処理設定テーブル720に示すような情報)の取得を試みる(ステップS554/処理情報取得手段)。
処理設定の読取に成功したか否かを判定し(ステップS555)、処理設定の読取に成功した場合(ステップS555でYES)、読み取った処理設定の情報を、処理設定テーブル720に格納する(ステップS557)。
その後、原稿セット格納テーブル710に格納されている一連のrawファイルを、処理設定テーブル720に格納されている処理方法に従って、処理する(ステップS558)。つまり、例えば、原稿セット格納テーブル710に格納されたスキャン画像であって、ステップS551で取得したスキャン画像(カバーシート)の直前に取得したカバーシートの原稿セットIDと対応付けて記憶されたスキャン画像に対し、当該原稿セットIDに対応する処理(処理設定テーブル720を参照)を適用する。
そして、ステップS554で読み取った画像コードの処理設定を処理設定テーブル720に格納して処理をステップS551の前に戻す。
一方、複合機110のCPU301は、ステップS554で画像コードの読取に失敗したと判定した場合(ステップS555でNO)、及び、読み取った画像コードから処理設定を読み取ることに失敗した場合(ステップS555でNO)には、取得したrawファイル(スキャン画像)を、原稿セット各のテーブル720に現在の原稿セットの番号とともに格納し(ステップS556)、処理をステップS551に戻す。
当該処理設定の読取に失敗する場合とは、例えば、色紙カバーシートを用いている際に、通常の原稿セットの中に色紙が混ざっており、カバーシートと判定されたスキャン画像(色紙)に画像コードが含まれていなかった場合、又は、当該スキャン画像にカバーシートに添付される画像コードとは異なる形式、異なるデータ内容が記憶された画像コードが添付されていた場合等が想定される。
複合機110のCPU301は、ステップS552で、スキャン画像が最後のスキャン画像だと判断した場合には(ステップS552でYES)、当該最後のスキャン画像を、原稿セット格納テーブルに格納されている、当該最後のスキャン画像と同一の原稿セットIDを備えるスキャン画像(rawファイル)と共に、処理設定テーブル720の当該原稿セットIDを備える処理設定を用いて処理する(ステップS561)。以上が図5Bの説明である。
図5Aに戻り、説明を続行する。複合機110のCPU301は、ステップS502でスキャンして取得したスキャン画像がカバーシートではないと判定した場合(ステップS505でNO)には、カバーシートを用いない場合のスキャンであると判断し、表示画面上に図9に示すスキャン設定入力画面900のような画面を表示することによって、ユーザに、以降のスキャン処理によって取得したスキャン画像の処理の設定の入力を促す(ステップS510)。
図9は、本発明の実施形態における、スキャン設定入力画面の構成の一例を示す図である。スキャン設定入力画面900は、カラー指定受付部901、保存形式指定受付部902、送信先指定受付部903、濃度指定受付部904、「その他」ボタン905、「よく使う設定」ボタン906、「選択完了」ボタン907、「スキャン中断」ボタン908等から構成されている。
カラー指定受付部901は、スキャン画像の色変換の指定(モノクロ画像に変換するか、カラー画像に変換するか)の指定を受け付ける。保存形式指定受付部902は、スキャン画像を変換するファイル形式の指定を受け付ける。
送信先指定受付部903は、スキャン画像の送信先、格納先(保存先)の指定を受け付ける。濃度指定受付部904は、スキャン画像の濃度を変更する場合の濃度の指定を受け付ける。
「その他」ボタン905は、上述した設定の他の設定(例えば、当該スキャン画像を展開するためのパスワードの設定等)の設定を受け付けるための不図示の詳細設定画面に表示画面を遷移させるためのボタンである。
「よく使う設定」ボタン906は、ユーザの操作に応じて、複合機110の外部メモリに予め記憶されている、当該複合機110にログイン中のユーザのスキャン設定の情報を取得して、適用(指定)するためのボタンである。
「選択完了」ボタン907は、カラー指定受付部901〜「よく使う設定」ボタン906の指定を完了して、カラー指定受付部901〜「よく使う設定」ボタン906の指定に応じてスキャン画像を処理するためのボタンである。
「スキャン中断」ボタン908は、スキャン処理を中断するためのボタンである。以上が図9の、本発明の実施形態における、スキャン設定入力画面の構成の一例についての説明である。
図5Aの説明に戻る。複合機110のCPU301は、ユーザからの指示を受け付け(ステップS511)、受け付けた指示が、設定変更の指示か否かを判定する(ステップS512)。つまり、例えば、カラー指定受付部901〜「よく使う設定」ボタン906の指定、押下指示か判定する。
受け付けた指示が、設定変更の指示であると判定した場合(ステップS512でYES)、当該設定の変更を反映し(指定された処理設定の情報を一時記憶領域に記憶・更新し/ステップS516)、処理をステップS511の前に戻す(処理情報入力受付)。
受け付けた指示が、設定変更の指示でないと判定した場合(ステップS512でNO)、受け付けた指示が「選択完了」ボタン、つまり、選択した処理条件でスキャンを処理することを承認するボタンの押下指示か判定する(ステップS513)。
「選択完了」ボタンの押下指示であった場合(ステップS513でYES)、スキャンした2枚目以降のスキャン画像を、スキャン画像格納テーブル700より取り出し、当該スキャン設定入力画面900で指定を受け付けた処理設定に応じて順次処理する。例えば、ステップS516で更新した、一時記憶領域に記憶されている設定情報に応じて、スキャン画像を変換し、格納場所に送信・格納する。
受け付けた指示が「選択完了」ボタンの押下指示でなかった場合(ステップS513でNO)、ここでは、「スキャン中断」ボタンが押下されたものと判定し、スキャン処理を中断して処理を終了する(ステップS515)。当該スキャン設定入力画面900を表示することにより、ユーザに、スキャンする原稿の先頭にカバーシートが挿入されていないことを通知し、本来原稿セットごとにファイル化され記憶されるべきスキャン画像が、誤って1つのファイルとして登録されることを防ぐことができる。以上が図5A及び図5Bの、本発明の実施形態における、スキャン処理の流れについての説明である。
尚、前述したように、本発明の構成としては、全ての処理を複合機110単体で行うのではなく、スキャン画像がカバーシートの判定処理をサーバ120で行うように分離する実施形態も考えられる。
この場合、複合機110は原稿をスキャンしたスキャン画像をサーバ120に送信し、サーバ120は複合機110よりスキャン画像を受信して外部メモリ等の記憶領域に記憶し、当該スキャン画像に対して、上述したテンプレートに設定する処理〜読取処理で読み取った情報から取得した設定情報に応じたスキャン画像に対する処理までを実行するものとする。
つまり、例えば、複合機110のCPU301は、図5AのステップS504〜S517の処理を行わず、ステップS502、S503でスキャンした画像を、サーバ120に送信する。
サーバ120のCPU201は、複合機110より当該スキャン画像を受信し、サーバ120の外部メモリ等の記憶領域に記憶する(図7のスキャン画像格納テーブル700)。
サーバ120のCPU201は、記憶領域に記憶された1枚目のスキャン画像に対して、図5AステップS505におけるカバーシートの判定を行う。以降の処理(図5AのステップS517、S506、S507、S508、S509(図5Bの各ステップ))については、サーバ120のCPU201が実行するものとする。また、この場合、図7及び図10に示す各データテーブルは、サーバ120の記憶領域に作成、記憶されるものとする。
また、サーバ120のCPU201は、記憶領域に記憶された1枚目のスキャン画像がカバーシートでないと判定した場合、当該判定結果を複合機110に通知し、複合機110が図5AのステップS510〜S513の処理を実行し、ステップS513で受け付けた指示が「選択完了」ボタンの押下指示であると判定した場合(ステップS513でYES)、サーバ120において、2枚目以降のスキャン画像を当該スキャン設定入力画面900で指定を受け付けた処理設定に応じて順次処理させるべく、当該処理設定の情報をサーバ120に送信する。また、受け付けた指示が「選択完了」ボタンの押下指示でなかった場合(ステップS513でNO)、「スキャン中断」ボタンが押下されたものと判定し、サーバ120に、サーバ120のスキャン画像格納テーブル700に格納されたスキャン画像を削除する指示を行う。サーバ120のCPU201は、当該スキャン画像の削除指示を受け付け、スキャン画像格納テーブル700に格納されたスキャン画像を削除する。
以上、説明したように、本発明によれば、複数の原稿群をスキャンして処理する場合に、ユーザによる、スキャン画像に対する処理の設定の手間を軽減することができる。
尚、上記の実施形態の説明においては、処理設定の特定のための情報として画像コードを使用したが、例えば、カバーシートの色や、カバーシート中のモノクロマーカの配置されている場所に応じて、複合機110の記憶領域(又はサーバ120の記憶領域、又はその両方の記憶領域)に予め記憶されている処理設定を読み出して、原稿セットに適用するようにしてもよい。
この場合、例えば、当該記憶領域に、図10に示すような、色特徴量の抽出をする座標(座標1002)と特徴量の判定条件(特徴量1003)との組み合わせの情報(カバーシートの判定条件)それぞれと、図7に示すようなカラーモード722、保存形式723、保存先724、濃度725の組み合わせの情報(処理設定)が対応付けて登録されているものとし、一致する当該カバーシートの判定条件に対応した処理設定を用いて、当該カバーシートの原稿セットを処理するものとする。
これにより、カバーシート=青の場合、モノクロ画像・TIFF形式でサーバ120にスキャン画像を保存し、カバーシート=赤の場合、カラー画像・PDF形式で複合機110にスキャン画像を保存する処理が可能になる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどがある。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
110 複合機
120 サーバ
130 LAN
401 スキャン部
402 カバーシート情報設定部
403 カバーシート判定部
404 処理設定読取部
405 処理実行制御部
411 スキャン画像受信部
412 カバーシート情報設定部
413 カバーシート判定部
414 処理設定読取部
415 処理実行制御部

Claims (10)

  1. 原稿を読み取ることにより、読み取った画像データであるスキャン画像を取得するスキャン画像取得手段と、
    前記スキャン画像取得手段で取得したスキャン画像から、所定のスキャン画像に対する処理の内容を示す識別情報を読み出すことにより、当該処理の内容である処理情報を取得する処理情報取得手段と、
    前記スキャン画像取得手段で取得した複数のスキャン画像のうち所定のスキャン画像を用いて、前記複数のスキャン画像のいずれが、前記複数のスキャン画像のグルーピングに用いられるカバーシートであるかを判定するための条件を設定する条件設定手段と、
    前記条件設定手段で設定した条件の情報を用いて、前記複数のスキャン画像のそれぞれがカバーシートであるかを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記処理情報取得手段は、前記判定手段でカバーシートであると判定されたスキャン画像から、前記識別情報を読み出すことにより、当該スキャン画像であるカバーシートによりグルーピングされる他のスキャン画像に対する処理としての処理情報を取得することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記所定のスキャン画像は、前記スキャン画像取得手段で取得した先頭のスキャン画像であって、
    前記条件設定手段は、前記先頭のスキャン画像を用いて、前記複数のスキャン画像のいずれが前記カバーシートであるかを判定するための条件を設定し、
    前記判定手段は、前記条件設定手段で前記先頭のスキャン画像を用いて設定された条件を条件の情報を用いて、前記複数のスキャン画像のそれぞれがカバーシートであるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記カバーシートを用いて、前記複数のスキャン画像をグルーピングするグルーピング手段と、
    前記処理情報取得手段で取得した処理情報に従って、前記処理情報の取得元のカバーシートによりグルーピングされたスキャン画像を処理する処理手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記処理情報は、グルーピングされたスキャン画像を1つのファイルとして生成するファイル形式の情報と、当該スキャン画像のカラーの設定情報と、当該スキャン画像の格納先の情報と、当該スキャン画像の色の濃度の情報とのいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記条件設定手段で設定される条件の情報とは、前記スキャン画像が色紙であるか否かの情報、又は、前記スキャン画像が、所定の位置にマーカが印刷されたスキャン画像か否かの情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記所定のスキャン画像は、前記スキャン画像取得手段で取得した先頭のスキャン画像であって、
    当該先頭のスキャン画像が、カバーシートであるか否かを判定するカバーシート判定手段と、
    前記カバーシート判定手段で、前記先頭のスキャン画像がカバーシートでないと判定された場合に、当該先頭のスキャン画像がカバーシートでない旨を通知する通知手段と、
    を備え、
    前記条件設定手段は、前記カバーシート判定手段で、前記先頭のスキャン画像がカバーシートであると判定された場合に、前記先頭の画像を用いて前記条件の情報を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記通知手段で、当該先頭のスキャン画像がカバーシートでない旨を通知するために表示画面に表示された画面を介して、前記スキャン画像取得手段で取得した全てのスキャン画像を1つのファイルとして保存するための処理の内容としての処理情報の入力を受け付ける処理情報入力受付手段
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 画像取得手段が、原稿を読み取ることにより、読み取った画像データであるスキャン画像を取得するスキャン画像取得工程と、
    処理情報取得手段が、前記スキャン画像取得工程で取得したスキャン画像から、所定のスキャン画像に対する処理の内容を示す識別情報を読み出すことにより、当該処理の内容である処理情報を取得する処理情報取得工程と、
    条件設定手段が、前記スキャン画像取得工程で取得した複数のスキャン画像のうち所定のスキャン画像を用いて、前記複数のスキャン画像のいずれが、前記複数のスキャン画像のグルーピングに用いられるカバーシートであるかを判定するための条件を設定する条件設定工程と、
    判定手段が、前記条件設定工程で設定した条件の情報を用いて、前記複数のスキャン画像のそれぞれがカバーシートであるかを判定する判定工程と、
    を含み、
    前記処理情報取得工程は、前記判定工程でカバーシートであると判定されたスキャン画像から、前記識別情報を読み出すことにより、当該スキャン画像であるカバーシートによりグルーピングされる他のスキャン画像に対する処理としての処理情報を取得することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  9. 画像読取装置を、
    原稿を読み取ることにより、読み取った画像データであるスキャン画像を取得するスキャン画像取得手段と、
    前記スキャン画像取得手段で取得したスキャン画像から、所定のスキャン画像に対する処理の内容を示す識別情報を読み出すことにより、当該処理の内容である処理情報を取得する処理情報取得手段と、
    前記スキャン画像取得手段で取得した複数のスキャン画像のうち所定のスキャン画像を用いて、前記複数のスキャン画像のいずれが、前記複数のスキャン画像のグルーピングに用いられるカバーシートであるかを判定するための条件を設定する条件設定手段と、
    前記条件設定手段で設定した条件の情報を用いて、前記複数のスキャン画像のそれぞれがカバーシートであるかを判定する判定手段として機能させ、
    前記処理情報取得手段は、前記判定手段でカバーシートであると判定されたスキャン画像から、前記識別情報を読み出すことにより、当該スキャン画像であるカバーシートによりグルーピングされる他のスキャン画像に対する処理としての処理情報を取得することを特徴とする画像読取装置で実行可能なプログラム。
  10. 複数の原稿の読取手段を備える画像読取装置と、サーバとが通信可能に接続された読取システムであって、
    前記画像読取装置は、
    原稿を読み取ることにより、読み取った画像データであるスキャン画像を取得するスキャン画像取得手段と、
    前記スキャン画像取得手段で取得したスキャン画像を、順次サーバに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記画像読取装置より、送信手段で送信されたスキャン画像を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したスキャン画像から、所定のスキャン画像に対する処理の内容を示す識別情報を読み出すことにより、当該処理の内容である処理情報を取得する処理情報取得手段と、
    前記受信手段で受信した複数のスキャン画像のうち所定のスキャン画像を用いて、前記複数のスキャン画像のいずれが、前記複数のスキャン画像のグルーピングに用いられるカバーシートであるかを判定するための条件を設定する条件設定手段と、
    前記条件設定手段で設定した条件の情報を用いて、前記複数のスキャン画像のそれぞれがカバーシートであるかを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記処理情報取得手段は、前記判定手段でカバーシートであると判定されたスキャン画像から、前記識別情報を読み出すことにより、当該スキャン画像であるカバーシートによりグルーピングされる他のスキャン画像に対する処理としての処理情報を取得することを特徴とする画像読取システム。
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