JP2015007719A - 地図差分データ配信装置及び地図差分データ配信システム - Google Patents

地図差分データ配信装置及び地図差分データ配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】対象とする地図要素が異なる端末装置ごとに応じた地図差分データの配信を行うことを可能にしつつ、運用コストを抑えながらも、無駄な通信費が発生するのを防ぐことを可能にする。【解決手段】地図差分DB12に格納している地図差分データのうちの、単一の地図差分データを、対象とする地図要素が異なるナビゲーション装置2及び携帯端末3の各々で対象とする地図要素のデータの変更内容に置き換える変換テーブルを用いて、配信先のナビゲーション装置2及び携帯端末3に沿うように変換する配信データ作成部142と、配信先のナビゲーション装置2及び携帯端末3に沿うように配信データ作成部142で変換した地図差分データを配信する配信部143とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、地図差分データの配信を行う地図差分データ配信装置、及びその地図差分データ配信装置を含む地図差分データ配信システムに関するものである。
従来、例えば道路等の地図要素を更新する前の版数(以下、バージョン)の地図データと、地図要素を更新した後のバージョンの地図データとの差分を、地図差分データとしてナビゲーション装置といった端末装置へ配信する技術が知られている。地図差分データの配信を受けた端末装置では、この地図差分データによって地図データを更新する。
例えば、特許文献1には、地図データのレイヤを複数の区画に分割した区画単位で作成した地図差分データをナビゲーション装置へ配信する地図差分データ配信装置が開示されている。
特開2008−249798号公報
例えば、自動車用のナビゲーション装置では道路として車道のみを対象とするのに対し、歩行者用のナビゲーション装置では道路として車道も歩道も対象とする場合のように、地図差分データの配信サービスを受けるナビゲーション装置によって、対象とする地図要素が異なる状況が考えられる。
この状況に対処する方法として、対象とする地図要素が異なるナビゲーション装置ごとに、それぞれ別の地図差分データのデータベース(DB)や地図差分データ配信装置を設けたりすることが考えられる。しかしながら、この場合には、複数のDBや地図差分データ配信装置を必要とするなど、システムが多重化して運用コストがかさむという問題点が生じる。
他の対処方法として、対象とする地図要素が異なるナビゲーション装置のそれぞれに対応できる最大公倍数的な差分データを配信し、ナビゲーション装置側で、対象とする地図差分データのみを選択して地図データの更新を行うことが考えられる。しかしながら、この場合には、あるナビゲーション装置にとっては無駄な地図差分データが配信されることになり、無駄な通信費がかかるという問題点が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、対象とする地図要素が異なる端末装置ごとに応じた地図差分データの配信を行うことを可能にしつつ、運用コストを抑えながらも、無駄な通信費が発生するのを防ぐことを可能にする地図差分データ配信装置、及び地図差分データ配信システムを提供することにある。
本発明の地図差分データ配信装置は、地図要素のデータを更新する前のバージョンの地図データと地図要素のデータを更新した後のバージョンの地図データとの間での地図要素のデータの変更内容からなる地図差分データを格納している地図差分データ格納部(12)と、地図差分データを端末装置に配信する配信部(143)とを備える地図差分データ配信装置(1)であって、地図差分データ格納部に格納している地図差分データのうちの、単一の地図差分データを、対象とする地図要素が異なる端末装置の各々に沿った地図差分データに変換する変換部(142)を備え、配信部は、配信先の端末装置に沿うように変換部で変換した地図差分データを配信することを特徴としている。
これによれば、単一の地図差分データを、対象とする地図要素が異なる端末装置の各々に沿った地図差分データに変換部で変換して配信することになる。よって、単一の地図差分データをもとに、対象とする地図要素が異なる端末装置の各々に沿った地図差分データを配信することが可能になる。単一の地図差分データをもとにするので、対象とする地図要素が異なる端末装置ごとに、それぞれ別の地図差分データのデータベースや地図差分データ配信装置を設ける必要がない。また、対象とする地図要素が異なる端末装置の各々に沿った地図差分データを配信するので、端末装置にとって無駄な地図差分データを配信することを抑え、無駄な通信費が発生するのを防ぐことが可能になる。
その結果、対象とする地図要素が異なる端末装置ごとに応じた地図差分データの配信を行うことを可能にしつつ、運用コストを抑えながらも、無駄な通信費が発生するのを防ぐことが可能になる。
また、本発明の地図差分データ配信システムは、前記の地図差分データ配信装置を含むので、対象とする地図要素が異なる端末装置ごとに応じた地図差分データの配信を行うことを可能にしつつ、運用コストを抑えながらも、無駄な通信費が発生するのを防ぐことが可能になる。
地図差分データ配信システム100の概略的な構成の一例を示す図である。 地図差分データ配信サーバ1のサーバ側制御部14の概略的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 変換ルールの例を示す模式図である。 地図差分データ配信サーバ1での地図差分データの配信に関連する処理の一例を示すフローチャートである。 地図差分データの一例を示す模式図である。 地図差分データの変換の一例を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。
<1.地図差分データ配信システム100>
図1は、本発明が適用された地図差分データ配信システム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示す地図差分データ配信システム100は、地図差分データ配信サーバ1、ナビゲーション装置2、及び携帯端末3を含んでいる。地図差分データ配信サーバ1が請求項の地図差分データ配信装置に相当し、ナビゲーション装置2及び携帯端末3が請求項の端末装置に相当する。
<2.地図差分データ配信サーバ1>
図1に示すように、地図差分データ配信サーバ1は、サーバ側通信部11、地図差分データベース(DB)12、テーブル格納部13、及びサーバ側制御部14を備える。サーバ側通信部11は、通信網を介して、ナビゲーション装置2や携帯端末3との間で通信を行う。
地図差分DB12は、地図差分データを格納するものである。地図差分DB12が請求項の地図差分データ格納部に相当する。地図差分データとは、地図データ(ベース地図)対して更新する必要が生じた変更内容のデータであり、地図データは地図要素の配置態様を示している。よって、地図差分データは、地図要素のデータの変更内容からなっている。
地図要素は、地図データを構成する種々の要素であり、例えば道路形状、POI(Points Of Interest)、背景、名称を示す音声やテキスト、イメージ(2D画像や3D画像やポリゴン画像)などのデータである。地図差分DB12は、図示しない外部サーバから提供された地図差分データを格納している構成とすればよい。地図差分データについては後にさらに詳述する。
テーブル格納部13は、地図差分データの配信先を複数の区分に分類した配信先分類ごとの変換テーブルを格納している。変換テーブルについては後に詳述する。
サーバ側制御部14は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され。そして、サーバ側制御部14は、サーバ側通信部11から入力された各種情報に基づき、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行する。
また、サーバ側制御部14は、図2に示すように機能ブロックとして、差分データ抽出部141、配信データ作成部142、及び配信部143を備えている。サーバ側制御部14での処理の詳細については後述する。
<2−1.地図差分データ>
ここで、地図差分DB12に格納される地図差分データについて説明を行う。地図差分データは、地図要素のデータを更新する前のバージョンの地図データと地図要素のデータを更新した後のバージョンの地図データとの差分である。この差分は、言い換えると、各バージョンで更新された地図要素のデータの変更内容である。例えば地図要素のデータの変更内容としては、道路の開通による追加や閉鎖による削除や道路形状の変更、施設の追加や削除や変更、交差点や方面や道路等の名称の追加や削除や変更などがある。また、地図差分DB12には、各バージョンについての地図差分データが格納される。
地図差分データでは、一例として、更新されたバージョンごとに、更新された地図要素のデータのグループ(差分グループ)に対して、その差分グループを特定するID(以下、差分グループID)が順番に付与されている。差分グループは、例えば更新された地図要素が交差点を挟んだ道路区間の追加だった場合、道路区間を表すリンクデータ及びノードデータの追加を示すデータになる。
<2−2.変換テーブル>
続いて、テーブル格納部13に格納される変換テーブルについて説明を行う。変換テーブルは、地図差分データの配信先を複数の区分に分類した配信先分類ごとに設けられる。配信先分類は、対象とする地図要素のデータが異なる配信先ごとの分類とする。本実施形態では、車両用のナビゲーション機能を実行する配信先と、歩行者用のナビゲーション機能を実行する配信先とで異なる分類とする場合を例に挙げて説明を行う。また、車両用のナビゲーション機能では、地図要素のうちの道路である歩道と車道とのうち、車道のみを対象とし、歩行者用のナビゲーション機能では、歩道と車道との両方を対象とする場合を例に挙げて以降の説明を行う。
変換テーブルには、以下の変換ルールに従って地図差分データの内容の変換が行われるように、変換前の地図要素のデータの変更内容と変換後の地図要素のデータの変更内容とが対応付けられる。ここで、図3を用いて、変換ルールについての説明を行う。
図3に示すように、変換ルールでは、対象内での追加は「維持」、対象内から対象内への変更(つまり、対象内での変更)は「維持」、対象内から対象外への変更は「削除」、対象内での削除は「維持」としている。また、対象外での追加は「除外」、対象外から対象外への変更(つまり、対象外での変更)は「除外」、対象外から対象内への変更は「追加」、対象外での削除は「除外」としている。本実施形態では、説明の簡略化のため、便宜上、地図要素のうちの車道及び歩道のみを例に挙げて説明を行う。
車両用のナビゲーション機能を実行する配信先にとっては、対象内での追加は「車道の追加」、対象内での変更は「車道の形状変更」、対象内から対象外への変更は「車道から歩道への種別変更」、対象内での削除は「車道の削除」が該当する。また、対象外での追加は「歩道の追加」、対象外での変更は「歩道の形状変更」、対象外から対象内への変更は「歩道から車道への種別変更」、対象外での削除は「歩道の削除」が該当する。
歩行者用のナビゲーション機能を実行する配信先にとっては、対象内での追加は「車道・歩道の追加」、対象内での変更は「車道・歩道の形状変更」、対象内から対象外への変更は「該当なし」、対象内での削除は「車道・歩道の削除」となる。また、対象外での追加、対象外での変更、対象外から対象内への変更、対象外での削除のいずれも「該当なし」となる。
よって、車両用のナビゲーション機能を実行する配信先に対する変換テーブル(以下、車両用の変換テーブル)では、「車道の追加」にはそのまま「車道の追加」が、「車道の形状変更」にもそのまま「車道の形状変更」が、「車道の削除」にもそのまま「車道の削除」が対応付けられる。また、「車道から歩道への種別変更」には「車道の削除」が対応付けられる。さらに、「歩道の追加」、「歩道の形状変更」、及び「歩道の削除」には空のデータが対応付けられ、この変更内容は変換後の地図差分データから除外されることになる。また、「歩道から車道への種別変更」には、「車道の追加」が対応付けられる。
一方、歩行者用のナビゲーション機能を実行する配信先に対する変換テーブル(以下、歩行者用の変換テーブル)では、「車道・歩道の追加」にはそのまま「車道・歩道の追加」が、「車道・歩道の形状変更」にもそのまま「車道・歩道の形状変更」が、「車道・歩道の削除」にもそのまま「車道・歩道の削除」が対応付けられる。
<3.ナビゲーション装置2>
ナビゲーション装置2は、車載のナビゲーション装置であってもよいし、車両に一時的に持ち込んで用いる携帯型のナビゲーション装置であってもよい。以降では、ナビゲーション装置2として車載のナビゲーション装置を用いた場合を例に挙げて説明を行う。ナビゲーション装置2が請求項の端末装置に相当する。ナビゲーション装置2は、車両用のナビゲーション機能を実行する配信先である。
ナビゲーション装置2は、通信装置を備えることによって、通信網を介して地図差分データ配信サーバ1との間で通信を行う。通信装置としては、例えばテレマティクス通信に用いられるDCM(data communication module)といった車載通信モジュールなどの様々なものを採用することができる。
<4.携帯端末3>
携帯端末3は、ナビゲーション機能を備えた携帯電話機やタブレット端末等である。また、携帯端末3は、通信網を介して、地図差分データ配信サーバ1との間で通信を行う。本実施形態では、携帯端末3は携帯電話機である場合を例に挙げて説明を行う。
携帯端末3は、車両用のナビゲーション機能と歩行者用のナビゲーション機能とのいずれも実行できる構成としてもよいが、本実施形態では、歩行者に携帯されて、歩行者用のナビゲーション機能を実行する場合を例に挙げて説明を行う。よって、携帯端末3は、歩行者用のナビゲーション機能を実行する配信先である。なお、車両用と歩行者用とのナビゲーション機能の切り替えは、アプリケーションの切り替えによって行うことができるものとすればよい。
<5.地図差分データ配信サーバ1における地図差分データの配信>
次に、図4のフローチャートを用いて、地図差分データ配信サーバ1での地図差分データの配信に関連する処理についての説明を行う。図4のフローチャートは、例えば地図差分データ配信サーバ1の電源がオンになったときに開始し、電源がオフになったときに終了する構成とすればよい。
まず、ステップS1では、地図差分データの配信タイミングとなった場合(ステップS1でYES)には、ステップS2に移る。一方、地図差分データの配信タイミングとなっていない場合(ステップS1でNO)には、ステップS1に戻ってフローを繰り返す。
地図差分データの配信タイミングの一例としては、配信に必要な地図差分データを抽出するために必要な抽出用情報をナビゲーション装置2や携帯端末3から受信したときとすればよい。抽出用情報は、ナビゲーション装置2や携帯端末3において目的地設定が行われたことや、図示しない操作入力部で地図データの更新を要求する旨の操作入力が行われたことをトリガとして、ナビゲーション装置2や携帯端末3から送信される構成とすればよい。また、ナビゲーション装置2の場合には、自車のACC電源オンを検出したことをトリガとして抽出用情報を送信する構成としてよい。
抽出用情報は、一例として、ナビゲーション装置2や携帯端末3のユーザ位置、ナビゲーション装置2や携帯端末3の保持する地図データのバージョン、及び送信元を特定するための識別情報等である。目的地設定が行われた場合の抽出用情報は、上述したものに加え、目的地の座標を含む構成とすればよい。
なお、携帯端末3の場合には、実行中のナビゲーション機能が車両用か歩行者用かを示す情報(以下、実行アプリ情報)も、抽出用情報に含ませる構成とすればよい。本実施形態では、携帯端末3から送信する抽出用情報に、実行中のナビゲーション機能が歩行者用であることを示す実行アプリ情報が含まれる場合を例に挙げて以降の説明を行う。
ユーザ位置は、ナビゲーション装置2や携帯端末3の位置検出器で検出した現在位置の座標とすればよい。識別情報は、ナビゲーション装置2や携帯端末3の機器IDであってもよいし、ナビゲーション装置2の場合は、ナビゲーション装置2が搭載された車両の車両IDであってもよい。以降では、識別情報は機器IDである場合を例に挙げて説明を行う。
ステップS2では、差分データ抽出部141が、地図差分DB12に格納している地図差分データから、配信先となるナビゲーション装置2や携帯端末3(以下、配信対象)に未配信の地図差分データを抽出し、ステップS3に移る。具体的には、配信対象に未配信の差分グループを抽出する。
一例としては、地図差分データ配信サーバ1は、配信対象に配信済みの地図差分データを判別するための、配信対象ごとの判別用情報を格納しており、この判別用情報と、配信対象から受信した抽出用情報とをもとに、未配信の地図差分データを抽出する構成とすればよい。
抽出用情報に含まれる機器IDが、配信対象に対応する判別用情報を特定するのに用いられ、抽出用情報に含まれるユーザ位置や目的地が、地図差分データの抽出の対象となる地域を特定するのに用いられる。なお、地図差分データの抽出の対象となる地域を一部に限定する必要のない場合には、抽出用情報にユーザ位置や目的地を含ませない構成としてもよい。
判別用情報としては、例えば配信対象に配信済みのバージョン情報や配信済みの差分グループIDを格納する構成とすればよい。これは、配信済みのバージョン情報や配信済みの差分グループIDが判れば、配信済みの差分グループが判別できるためである。なお、判別用情報としては、配信済みの差分グループ(つまり、地図差分データ)に対してフラグを立てるようにして、そのフラグにより差分グループが配信済みであるか否かを判別できるようにしてもよい。配信済みのバージョン情報や配信済みの差分グループIDは、受信した抽出用情報に含まれる地図データのバージョンや、地図差分データの配信結果をもとにして、地図差分データ配信サーバ1が管理する構成とすればよい。
地図差分DB12に格納されている地図差分データは、前述したようにバージョンごとに設けられているが、ナビゲーション装置2と携帯端末3といった配信対象ごとに予め区別されているものではない。よって、配信対象がナビゲーション装置2であった場合には、地図差分DB12に格納されている地図差分データから抽出される未配信の地図差分データには、ナビゲーション装置2で対象外の歩道についての差分グループも含まれてくることになる。
ステップS3では、配信データ作成部142が、テーブル格納部13に格納された配信先分類ごとの変換テーブルのうちから、配信対象用の変換テーブルを読み出して、ステップS4に移る。配信対象用の変換テーブルを読み出す方法としては、配信対象から受信した抽出用情報に含まれる機器IDから配信先分類を特定し、特定した配信先分類についての変換テーブルを読み出す構成とすればよい。
配信先分類の特定は、以下のようにして行う構成とすればよい。例えば、地図差分データ配信サーバ1のメモリには、機器IDと配信先分類とを対応付けたテーブル(配信先分類テーブル)を予め格納しておく。配信データ作成部142は、抽出用情報に含まれる機器IDをもとに、配信先分類テーブルを参照することで、機器IDに応じた配信先分類を特定する。
また、車両用のナビゲーション機能と歩行者用のナビゲーション機能とのいずれも実行できる携帯端末3については、抽出用情報に含まれる実行アプリ情報に応じた変換テーブルを読み出す構成とすればよい。一例として、実行アプリ情報が歩行者用についてのものである場合には、歩行者用の変換テーブルを読み出す構成とすればよい。一方、実行アプリ情報が車両用についてのものである場合には、車両用の変換テーブルを読み出す構成とすればよい。本実施形態の例では、携帯端末3が配信対象である場合には、歩行者用の変換テーブルを読み出す。
なお、ステップS2の処理とステップS3の処理は、順番が逆であってもよいし、並行して行われる構成であってもよい。
ステップS4では、ステップS2で抽出した未配信の地図差分データに対して、配信データ作成部142が変換処理を行って、ステップS5に移る。変換処理では、ステップS3で読み出した配信対象用の変換テーブルを用いて、ステップS2で抽出した未配信の地図差分データを、配信対象に沿った地図差分データに変換する。よって、配信データ作成部142が請求項の変換部に相当する。
ここで、図5及び図6を用いて、単一の地図差分データから、変換テーブルを用いて変換される、携帯端末3用とナビゲーション装置2用との地図差分データについて具体例を示す。
図5の上段は、更新前の地図データと更新後の地図データを示している。図5中の実線が車道、破線が歩道、白丸がノード、×印が削除を示す。図5の下段は、上段に示す地図データの更新によって生じる地図差分データを示している。地図差分データには、変更内容として、図5に示すように追加、変更、削除がある。
図5の上段に示す地図データの更新によって生じる地図差分データは、Aの「車道の追加」、Bの「歩道の追加」、Cの「車道の形状変更」、Dの「歩道の形状変更」、Eの「車道から歩道への種別変更」、Fの「歩道から車道への種別変更」、Gの「車道の削除」、Hの「歩道の削除」である。
携帯端末3が配信対象であった場合には、前述した歩行者用の変換テーブルを用いて変換を行う。前述したように、歩行者用の変換テーブルでは、「車道・歩道の追加」、「車道・歩道の形状変更」、「車道・歩道の削除」のいずれもそのまま対応付けられるので、図6の上段に示すように、A〜Hの変更内容がそのまま地図差分データとなる。
一方、ナビゲーション装置2が配信対象であった場合には、車両用の変換テーブルを用いて変換を行う。前述したように、車両用の変換テーブルでは、「車道の追加」、「車道の形状変更」、「車道の削除」はそのまま対応付けられるので、図6の下段に示すように、Aの「車道の追加」、Cの「車道の形状変更」、Gの「車道の削除」についてはそのまま地図差分データとなる。
また、「歩道の追加」、「歩道の形状変更」、「歩道の削除」には空のデータが対応付けられるので、Bの「歩道の追加」、Dの「歩道の形状変更」、Hの「歩道の削除」については変換後の地図差分データから除外されることになる。
さらに、「車道から歩道への種別変更」には「車道の削除」が対応付けられるので、Eの「車道から歩道への種別変更」の代わりに、Jの「車道の削除」が地図差分データとなる。また「歩道から車道への種別変更」には「車道の追加」が対応付けられるので、Fの「歩道から車道への種別変更」の代わりに、Iの「車道の追加」が地図差分データとなる。
このように、配信対象ごとの変換テーブルを用いることで、単一の地図差分データを、配信対象に沿った地図差分データにそれぞれ変換することができる。
ステップS5では、ステップS4で配信対象に沿うように変換された地図差分データを、配信部143が当該配信対象に配信する。そして、ステップS1に戻ってフローを繰り返す。地図差分データの配信は、ステップS4の変換処理で変換した地図差分データの格納場所を示すURLを配信対象に送信し、そのURLに配信対象からアクセスがあった場合に配信する構成としてもよい。なお、ステップS4の変換処理で変換した地図差分データは、地図差分データ配信サーバ1以外のサーバに格納し、地図差分データ配信サーバ1が格納場所を示すURLを配信対象に送信する構成としてもよい。
配信対象に沿うように変換された地図差分データの配信を受けた配信対象では、ナビゲーション機能において地図データが必要になる都度、保持しているベース地図と、それまでに配信を受けた地図差分データとを合成する。これにより、配信を受けた地図差分データに含まれる地図要素のデータの変更内容をベース地図に反映させ、地図データの更新を行う。
図4のフローチャートでは、ナビゲーション装置2や携帯端末3といった配信対象が地図差分データ配信サーバ1から地図差分データの配信を受ける場合を例に挙げて説明を行ったが、必ずしもこれに限らない。例えば、ナビゲーション装置2から着脱可能なメモリカードをPCに接続し、このPCによって地図差分データ配信サーバ1から地図差分データの配信を受け、配信を受けた地図差分データをメモリカードに格納する構成としてもよい。この場合、地図DB34が記憶されたメモリカードを接続したPCが請求項の端末装置に相当する。なお、メモリカードには前述の機器IDを格納しておき、PCからこの機器IDを地図差分データ配信サーバ1に前述の抽出用情報として送信させる構成とすればよい。
<6.実施形態1のまとめ>
実施形態1では、単一の地図差分データを、対象とする地図要素が異なるナビゲーション装置2と携帯端末3との各々に沿った地図差分データに変換して配信する。よって、配信対象ごとに地図差分データのデータベースや地図差分データ配信サーバ1を設ける必要がない。また、実施形態1では、歩道及び車道についての変更内容を含む地図差分データであった場合にも、配信対象がナビゲーション装置2である場合には、変換テーブルを用いて、歩道と車道とのうちの車道のみについての変更内容を含む地図差分データに変換して配信する。よって、ナビゲーション装置2にとって対象外である歩道についての変更内容をナビゲーション装置2に配信することを抑え、無駄な通信費が発生するのを防ぐ。
<7.変形例1>
実施形態1では、単一の地図差分データを、対象とする地図要素のデータが異なる配信先の各々に沿った地図差分データに変換するのに、変換テーブルを用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、変換テーブル以外に、単一の地図差分データを、対象とする地図要素が異なる配信先の各々に沿った地図差分データに変換することができる手段があれば、変換テーブル以外を用いる構成としてもよい。
<8.変形例2>
実施形態1では、配信先のナビゲーション装置2や携帯端末3に未配信の地図差分データの抽出を、地図差分データ配信サーバ1が行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、地図差分データ配信システム100に、地図差分データ配信サーバ1とは別に、前述の判別用情報を格納することでナビゲーション装置2や携帯端末3に未配信の地図差分データを抽出するサーバ(以下、更新管理サーバ)を含む構成としてもよい。この場合、前述した判別用情報の管理も更新管理サーバで行うものとする。
<9.変形例3>
実施形態1では、地図差分データ配信システム100に、地図データが更新されるごとに更新前後の地図データから地図差分データを生成するサーバ(以下、地図差分データ生成サーバ)を含まない構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、地図差分データ配信システム100に、地図差分データ生成サーバを含む構成としてもよい。また、地図差分データ生成サーバが、地図差分データ配信サーバ1と一体化した構成としてもよい。
<10.最後に>
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 地図差分データ配信サーバ(地図差分データ配信装置)、2 ナビゲーション装置(端末装置)、3 携帯端末(端末装置)、12 地図差分DB(地図差分データ格納部)、100 地図差分データ配信システム、142 配信データ作成部(変換部)、143 配信部

Claims (7)

  1. 地図要素のデータを更新する前のバージョンの地図データと地図要素のデータを更新した後のバージョンの地図データとの間での地図要素のデータの変更内容からなる地図差分データを格納している地図差分データ格納部(12)と、
    前記地図差分データを端末装置に配信する配信部(143)とを備える地図差分データ配信装置(1)であって、
    前記地図差分データ格納部に格納している前記地図差分データのうちの、単一の地図差分データを、対象とする地図要素が異なる前記端末装置の各々に沿った地図差分データに変換する変換部(142)を備え、
    前記配信部は、配信先の前記端末装置に沿うように前記変換部で変換した地図差分データを配信することを特徴とする地図差分データ配信装置。
  2. 請求項1において、
    単一の前記地図差分データのうちの前記地図要素のデータの変更内容を、対象とする地図要素が異なる前記端末装置の各々で対象とする前記地図要素のデータの変更内容に置き換える変換テーブルを格納しているテーブル格納部(13)を備え、
    前記変換部は、前記テーブル格納部に格納している前記変換テーブルを用いて、配信先の前記端末装置に沿った地図差分データに変換することを特徴とする地図差分データ配信装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記変換部は、前記地図差分データにおける前記地図要素のデータの変更内容のうち、変更内容が前記端末装置の対象内から対象外への変更に該当するものについては、当該端末装置に配信する地図差分データから削除することを特徴とする地図差分データ配信装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記変換部は、前記地図差分データにおける前記地図要素のデータの変更内容のうち、変更内容が前記端末装置の対象外から対象内への変更に該当するものについては、当該端末装置に配信する地図差分データに追加することを特徴とする地図差分データ配信装置。
  5. 請求項3又は4において、
    前記変換部は、前記地図差分データにおける前記地図要素のデータの変更内容のうち、変更内容が前記端末装置の対象外から対象外への変更に該当するものについては、当該端末装置に配信する地図差分データに加えないことを特徴とする地図差分データ配信装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項において、
    前記変換部は、前記地図差分データにおける前記地図要素のデータの変更内容のうち、変更内容が前記端末装置の対象内から対象内への変更に該当するものについては、当該端末装置に配信する地図差分データに残すことを特徴とする地図差分データ配信装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の地図差分データ配信装置(1)と、
    地図要素のデータを更新する前のバージョンの地図データと地図要素のデータを更新した後のバージョンの地図データとの間での地図要素のデータの変更内容からなる地図差分データの配信先となる端末装置(2、3)とを含むことを特徴とする地図差分データ配信システム。
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