JP2015006057A - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触状態で受電機器に安全かつ確実に給電できる非接触給電装置を提供する。
【解決手段】給電面11と、受電機器2に非接触状態で給電する給電手段3と、給電面11の上部に設けられ、給電面11の上方に異物が載置されないようにする異物排除手段4とを備え、異物排除手段4は、異物が滑落する傾斜が形成された第1の状態P1と、受電機器2が給電面の上方で静止する第2の状態P2とに変化可能である非接触給電装置A。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器等に電力を絶縁状態で電力を供給する非接触給電装置に関する。
携帯電話、タブレット型情報端末等の電子機器への給電(例えば、内蔵している蓄電池の充電)に、前記電子機器との端子接合を必要としない給電(非接触給電)が広まってきている。このような非接触給電では、非接触給電装置の給電部に前記電子機器の受電部を近づけて、(多くの場合、非接触給電装置に前記電子機器を載置して)給電を行うようになっている。このような、非接触給電装置を用いることで、前記給電部側及び前記受電部側に給電用の端子が露出しないので、端子のショートによる破損や端子の接合不良による給電不良が発生しにくくなる。
前記非接触給電装置の給電部と前記電子機器の受電部との間に、電界あるいは磁界が発生しており、前記給電部と前記受電部との間に、異物が介在すると正確に給電ができなかったり、発熱したり等の不具合が発生する。そこで、このような異物の介在を検出した抑制したりできる非接触給電装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に示す共鳴型非接触給電システムは、給電側設備の1次側共鳴コイルから移動体側設備の2次側共鳴コイル共鳴により電力を供給し、前記移動体側設備に備えられた二次電池を充電している。そして、給電時の前記二次電池のインピーダンスを推定するとともに、現在の前記二次電池のインピーダンスと比較し、その差の絶対値が閾値よりも大きい場合、前記1次側共鳴コイルと2次側共鳴コイルの間に異物が介在していると判断する。そして、異物が介在していると判断すると前記給電側設備及び(又は)前記移動体側設備に備えられた報知装置で異常(異物が介在していること)を報知するようになっている。
また、特許文献2に示す給電装置は、給電コイルと受電コイルとを対向させ、前記給電コイルと前記受電コイルとの間で電力を供給している。そして、前記給電装置は、前記給電コイルを覆うカバーを備えており、前記カバーが、第1の傾斜部と、第2の傾斜部と、凹部とを備えている。前記第1の傾斜部は、前記給電コイルの径方向の頂点から中央部分に向かって下り傾斜となっている。また、前記第2の傾斜部は、前記給電コイルの径方向の頂点から径方向外側に向かって下り傾斜となっている。そして、前記凹部は前記給電コイルの中空の部分に設置されている。このように形成された前記カバーで前記給電コイルを覆うことで、前記給電カバーの上に異物が落下しても、前記第1の傾斜部又は前記第2の傾斜部を滑り、前記受電コイルと前記給電コイルとの間に異物が介在するのを抑制している。
特開2011−244531号公報 特許第5118776号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、異物を検知し報知することは可能となっているが、使用者が報知に気付かないと、異物が取り除かれず、給電がうまくいかない場合がある。また、受電側の機器を給電側の機器に対し、給電するときと同じ状態で配置することで、異物を検知する構成であるため、給電側の機器の外装と受電側の機器の外装とが接触する構成であると、異物を除去するのに、受電側の機器を取り除かなくてはならず、作業が煩雑になる。
また、特許文献2の構成の場合、異物が受電側コイルと給電側コイルとの間に配置されるのを抑制できるが、給電コイルの近くに異物があるため、異物による給電への影響を完全に取り除くことは難しい。また、特殊な形状のカバーが必要であるため製造に手間と時間がかかる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、非接触状態で受電機器に安全かつ確実に給電できる非接触給電装置を提供することである。
この発明の一の局面による非接触給電装置は、上方に受電機器が配置される給電面と、前記受電機器に非接触状態で給電する給電手段と、前記給電面の上部に設けられ、前記給電面の上方に異物が載置されないようにする異物排除手段とを備えた非接触給電装置であって、前記異物排除手段は、前記異物が滑落する傾斜が形成された第1の状態と、前記受電機器が前記給電面の上方で静止する第2の状態とに変化可能であり、前記異物排除手段は、前記受電機器を前記給電面の上方に配置したとき記第1の状態から前記第2の状態に変化することを特徴とする。
この発明の一局面による非接触給電装置では、異物排除手段が第1の状態にあるときは、異物が傾斜から滑落するため、異物が給電面の上部に配置されにくくなっている。これにより、異物によって給電の効率が低下したり、発熱等の不具合が発生するのを抑制したりすることができる。そして、受電機器に給電を行うときは異物排除手段を第2の状態にすることで、受電機器と給電手段との距離を短くして、給電の効率を高めることができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記異物排除手段は、前記受電機器が前記受電部に対する位置を検出する位置検出手段を備えており、前記受電機器が前記給電面から離間されたことを前記位置検出手段が検出したとき、前記異物排除手段が前記第2の状態から前記第1の状態に変化するように構成されている。このように構成にすれば、受電機器が給電面の上方に配置されていないときは、自動的に第1の状態に変化するため、受電器が給電面の上方に配置されていないとき、異物が給電面の上方から排除される。これにより、非接触状態の受電機器に安全かつ確実に給電を行うことができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記異物排除手段は、前記傾斜を形成する傾斜部材と、少なくとも前記第1の状態のとき、前記傾斜部材を支持する支持部材とを備えている。このように構成にすれば、異物が滑落する傾斜を容易に構成することが可能である。そのため、簡単な構成で、非接触状態の受電機器に安全かつ確実に給電を行うことができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記傾斜部材は、前記給電面に回動可能に取り付けられており、前記異物排除手段が前記第1の状態と前記第2の状態との間で変化するとき、前記傾斜部材が回動するように構成されている。このように構成にすれば、傾斜部材が回動する構成であるため、給電面の上方を確実に覆うことが可能である。そのため、簡単な構成で、非接触状態の受電機器に安全かつ確実に給電を行うことができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記異物排除手段は、前記給電面の上面に気密に配置されているとともに、少なくとも前記傾斜部材が内圧を上げることで、膨張し、第1の状態となるよう構成されている。このように構成にすれば、受電機器を配置したとき、空気の圧力で支持するため、受電機器が給電面にゆっくり動く。これにより、給電面と受電機器とに作用する衝撃を抑制することができる。
ことができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記支持部材が前記給電面に固定されるように構成されている。このように構成にすれば、可動部分を少なくすることができるため、構造を簡略化することができる。また、支持部材に傾斜部材の支持を確実に行うことができるため、給電面の上方から異物を確実に排除することができる。そのため、簡単な構成で、非接触状態の受電機器に安全かつ確実に給電を行うことができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記支持部材が前記給電面に回動可能に取り付けられており、前記異物排除手段が、前記第1の状態と前記第2の状態との間で変化するとき、前記支持部材の回動に合わせて、前記傾斜部材も回動するように構成されている。このように構成にすれば、支持部材と傾斜部材の両方を回動させることができるため、異物排除手段に外力が作用したとき、支持部材と傾斜部材が回動することで、破損を抑制することができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記異物排除手段は、前記支持部材が前記傾斜部材と一体に形成され、内圧が上昇したとき、前記傾斜部材とともに前記支持部材も膨張することで、第1の状態となるように構成されている。このように構成にすれば、部材同士が接触する音が発生するのを抑制することができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記異物排除手段は、前記受電機器が上部に配置されたとき、前記受電機器の重量で第1の状態から第2の状態に変化するように構成されている。このように構成にすれば、第1の状態から第2の状態に変化するのに電力や使用者の力を必要としないので、省エネルギであるとともに使用者の手間を省くことができる。
上記一局面による非接触給電装置において、前記異物排除手段は、前記第1の状態から前記第2の状態又は前記第2の状態から前記第1の状態に変化させるための駆動手段を備えている。
ことができる。
本発明によると、非接触状態で受電機器に安全かつ確実に給電できる非接触給電装置を提供することができる。
本発明にかかる非接触給電装置の一例を示す概略図である。 本発明にかかる非接触給電装置のブロック図である。 図1に示す非接触給電装置の異物排除部が第1の状態のときの側面図である。 図1に示す非接触給電装置の異物排除部が第2状態のときの側面図である。 本発明にかかる非接触給電装置の他の例の異物排除部が第1の状態のときの側面図である。 本発明にかかる非接触給電装置の他の例の異物排除部が第2状態のときの側面図である。 本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第1の状態のときの断面図である。 本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第2の状態のときの断面図である。 本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第1の状態のときの断面図である。 本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第2の状態のときの断面図である。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明にかかる非接触給電装置の一例を示す概略図であり、図2は本発明にかかる非接触給電装置のブロック図である。なお、図1、図2に示す非接触給電装置1の図には、受電機器である情報端末2も記載している。
本発明にかかる非接触給電装置Aは、図1に示すように、非接触給電装置Aは、本体1の上面に形成された後述の給電面3に、情報端末2を載置することで、情報端末2に電力を供給する装置である。つまり、非接触給電装置Aは、端子等の導電部の電気的な接触を介することなく、受電機器の一例である情報端末2に電力を供給する給電装置である。なお、本発明では受電機器として情報端末2を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、タブレット型PC、音楽プレーヤ、携帯電話等への給電にも用いられる。
図1、図2に示すように、非接触給電装置Aは、本体1と、給電部3(給電手段)と、異物排除部4(異物排除手段)と、圧力センサ5と、制御部6とを備えている。また、情報端末2は、受電部21と、蓄電池22とを備えている。
図1に示すように、本体1は直方体形状の箱体であり、上面に平面視長方形状の給電面11を設けている。非接触給電装置Aは給電部3と情報端末2の受電部21との間で発生する磁界を用いて電磁誘導又は磁界共鳴で電気エネルギを伝達させている。そのため、本体1は、磁束の透過率が高く、電気を通しにくい(絶縁性を有する)材料で形成されていることが好ましい。このような材料として、例えば、樹脂やセラミックを挙げることができる。
給電部3は、本体1の内部に配置されている。給電部3はコイルを備えており、情報端末2の受電部21もコイルを備えている。そして、給電部3のコイルと受電部21のコイルとで、電磁誘導又は磁界共鳴を発生させることで、給電部3から受電部21に電力が供給される。なお、電力の供給の詳細なメカニズムは、従来よく知られているため省略する。
上述したとおり、非接触給電装置Aでは、給電を行うとき、給電面11の周りには磁界が発生している。給電面11に金属製の異物が載置されると、異物により磁界に狂いが生じ、充電効率が低下する又は充電できなくなる場合がある。また、異物に誘導起電力が発生し、異物自体が発熱することで、やけどや火災の原因になる場合もあり、給電面11に異物が乗っているのは好ましくない。そのため、本発明にかかる非接触給電装置Aでは、給電面11に異物が配置されないように異物排除部4を設けている。
圧力センサ5は、給電面11の圧力を検出するためのセンサであり、給電面11の上面に情報端末2が載置された或いは情報端末2が取りだされたことを検出するための検出手段である。
制御部6は、給電部3、異物排除部4(の後述するモータ43)及びある力センサ5の動作を制御する制御回路であり、CPU等の演算処理部を備えている。
情報端末2について説明すると、情報端末2は、受電部21と、蓄電池22とを備えている。そして、受電部21と給電部3との間で磁界を利用した電力供給が行われる。受電部21で受電した電力は蓄電池22に蓄電されるようになっている。
つぎに、本発明にかかる非接触給電装置Aに備えられている異物排除部4の詳細について説明する。図3は図1に示す非接触給電装置の異物排除部が第1の状態のときの側面図であり、図4は図1に示す非接触給電装置の異物排除部が第2状態のときの側面図である。図3、図4に示すように、異物排除部4は、給電面11に立設された支持部材41と、給電面11に回転可能に取り付けられた傾斜部材42とを備えている。また、図2に示すように、異物排除部4は、傾斜部材42を回動させるモータ43を備えている。
図3に示すように、支持部材41は、給電面11の長辺に固定されており、給電面11に対して一定の角度(ここでは、直角)をなしている。また、傾斜部材42は、給電面11の支持部材41が立設する辺と対向する辺に回転軸411を介して回転可能に取り付けられている。そして、傾斜部材42は、モータ43の駆動力によって回動されるようになっている。
図3に示すように、異物排除部4は傾斜部材42を支持部材41側に回動させ、支持部材41の上端部で傾斜部材42の先端部を支持した状態の第1の状態P1とする。この第1の状態P1のとき傾斜部材42によって給電面11の上部が覆われているとともに、傾斜部材42が傾斜した状態となっている。この状態のとき、給電面11の上方に異物が落下した場合、異物は傾斜部材42による傾斜を滑り落ち、給電面11の上方より外れる。これにより、異物排除部4が第1の状態P1にあるとき、給電面11の上方に異物が残るのを抑制できる。
なお、異物排除部4は第1の状態P1にあるとき、モータ43には電力が供給されていない。そのため、傾斜部材42は支持部材41に支持されているだけであり、傾斜部材42は、支持部材41と反対側に回動可能となっている。そのため、使用者は情報端末2に給電を行う場合、傾斜部材42を支持部材41と反対側に回動させ、異物排除部4が完全に開いた状態(第2の状態P2とする)にすることが可能である(図4参照)。
第1の状態P1のとき、異物排除部4は支持部材41と傾斜部材42とを突合せた断面三角形状の筒状になっている。この状態において、異物は異物排除部4の側部から給電面11に載置しやすくなっている。そこで、異物排除部4では、少なくとも傾斜部材42は、第1の状態P1のとき、平面視において、給電面11よりも大きいことが好ましい。
図4に示すように、異物排除部4が第2の状態P2のとき、非接触給電装置Aでは、傾斜部材42を支持部材41と反対側に回動され、給電面11が外部に露出している。このとき、外部に露出している給電面11に情報端末2を載置することで、情報端末2に給電できる状態となる。なお、被接触給電装置Aでは、給電面11に情報端末2が配置されたことを圧力センサ5によって検出する。また、給電面11から情報端末2が取り除かれたことも圧力センサ5によって検出することができるようになっている。
第2の状態P2において、圧力センサ5が、給電面11の上面から情報端末2を取り除かれたことを検出すると、制御部6はモータ43を動作させ、傾斜部材42を回動させ、傾斜部材42の端部を支持部材41の上端で支持する第1の状態P1に変化する。
このように、異物排除部4を第1の状態P1と第2の状態P2との間で変化させることで、給電面11に異物が載るのを抑制することができる。なお、本実施形態では、異物排除部4を第1の状態P1から第2の状態P2に変化させる場合、使用者が手動で傾斜部材を回動させるものとしていたが、これに限定されない。例えば、非接触給電装置Aにスイッチを取り付けておき、スイッチを押すことで、傾斜部材42がモータ43によって回動される構成としてもよい。
また、非接触給電装置Aは、情報端末2に給電を行っている間、異物排除部4を第2の状態P2としているものとして説明していたが、給電時に異物が給電面11に載るのを抑制するため、給電開始後、傾斜部材42を回動させ第1の状態P1に戻してもよい。このとき、傾斜部材42は、使用者による手動で回動させる構成であってもよいし、スイッチによって回動させるものであってもよく、給電終了とともに第2の状態に回動するようになっていてもよい。また、スイッチの代わりに、移動体が接近したことを検出するセンサを備え、そのセンサが移動体の接近を検出したとき、異物排除部4を第1の状態P1から第2の状態P2に変化するようにしてもよい。
また、本実施形態にかかる非接触給電装置Aでは、異物が給電面11に載るのを抑制することができ、受電機器である情報端末2に効率よく安定した給電を行うことが可能である。
(第2実施形態)
本発明にかかる非接触給電装置の他の例について図面を参照して説明する。図5は本発明にかかる非接触給電装置の他の例の異物排除部が第1の状態のときの側面図であり、図6は本発明にかかる非接触給電装置の他の例の異物排除部が第2状態のときの側面図である。図5及び図6に示す非接触給電部Bは、異物排除部4bが異なる以外は、非接触給電部Aと同じ構成を有し、実質上同じ部分には同じ符号を付すとともに同じ部分の詳細な説明は省略する。
図5、図6に示すように、非接触給電装置Bの異物排除部4bは、支持部材41b及び傾斜部材42のいずれもが給電面11に対し回動可能に取り付けられている。図5に示すように、支持部材41が給電面11から立設し、その先端部で傾斜部材42を支持することで、異物が傾斜部材42の傾斜から滑り落ちる第1の状態P1になる。なお、支持部材41と傾斜部材42とは、バランスよく互いに支持することで、モータ43を駆動することなく第1の状態P1を維持することができるようになっている。このとき、傾斜部材42には、支持部材41の先端と係合し、支持部材41が内側に倒れるのを抑制するためのストッパ部が形成されていてもよい。また、ストッパ部は本体1に形成されていてもよい。
そして、異物排除部4bでは、支持部材41及び傾斜部材42は同じ方向に回転するようになっている。傾斜部材42の支持部材41側に回転することで、支持部材41にも回転力が作用し、回動するようになっている。
異物排除部4bの傾斜部材42に情報端末2を載せることで、傾斜部材42に支持部材41側に回転する方向の力が作用する。このとき、異物排除部4bの支持部材41と傾斜部材42のバランスが崩れ、支持部材41が傾斜部材42に押されて回転する。これにより、異物排除部4bは支持部材41及び傾斜部材42が回転した第2の状態P2に変化する(図6参照)。
図6に示すように、異物排除部4bは第2の状態P2のとき、傾斜部材42は給電面11を覆うように倒れる。このとき、傾斜部材42の先端は、回転し倒れた支持部材41の上部に達する。情報端末2は傾斜部材42を挟んで給電面11に載置される。このとき、給電部3と情報端末2の受電部21とが近接配置される。なお、支持部材41又は傾斜部材42には、傾斜部材42が給電面11と接触するときの衝撃を弱めるため、回転速度を低下させる機構を備えていることが好ましい。このような構成としては、例えば、空気圧を用いるものや、ばね等の弾性部材を用いるもの、緩衝材を用いるもの等を挙げることができる。
このとき、情報端末2が傾斜部材42を介して給電面11に載置されており、給電面11の圧力は上昇している。圧力センサ5は給電面11の上昇した圧力を検出し、その情報を制御部6に送っている。制御部6は圧力センサ5からの情報によって、給電面11の上方に情報端末2が配置されていると判断し、給電部3を駆動して給電を開始する。
給電終了等で情報端末2が給電面11の上方から取り除かれると、給電面11に作用する圧力が減少する。圧力センサ5は給電面11の減少した圧力の情報を制御部6に送り、制御部6は圧力の情報から、情報端末2が給電面11の上方から移動されたことを検出する。圧力センサ5からの情報に基づいて、制御部6はモータ43を駆動する。非接触給電装置Bでは、モータ43は支持部材41を回転駆動するように形成されている。そして、支持部材41の上部に傾斜部材42の先端部分が載っているため、支持部材41の回転によって、傾斜部材42も回転する。そして、支持部材41が一定角度回転したとき、支持部材41と傾斜部材42とがバランスよく支持しあう第1の状態P1に戻る。
このような非接触給電装置Bでは、第2の状態P2においても給電面11の上方を傾斜部材42が覆っており、第1の状態P1のもどるとき、傾斜部材42が傾斜するため、異物が給電面11の上方に残るのを抑制することが可能である。また、支持部材41を回転させることで、傾斜部材42も回転させることができるとともに、支持部材41と傾斜部材42とでバランスよく支えあうことで静止するため、無駄な電力消費を抑制することも可能である。
なお、これ以外の特徴については第1実施形態と同じである。
(第3実施形態)
本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例について図面を参照して説明する。図7は本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第1の状態のときの断面図であり、図8は本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第2の状態のときの断面図である。
図7、図8に示す非接触給電装置Cは、異物排除部7が異なる以外は、非接触給電部Aと同じ構成を有し、実質上同じ部分には同じ符号を付すとともに同じ部分の詳細な説明は省略する
図7に示すように、非接触給電装置Cの異物排除部7は、給電面11の周縁部に気密に接続された支持部材71と、支持部材71と気密に接続された傾斜部材72とを備えている。支持部材71及び傾斜部材72は内部に空気を充填することでドーム状の形状になる。異物排除部7は支持部材71と傾斜部材72とで囲まれた空間に空気を吸入したり、空間から空気を排出したりするポンプ73を備えている。
支持部材71は、内部に空気を充填していなくても給電面11より立設する構成となっている。そのため支持部材71は一定以上の強度を有する材料(ここでは、樹脂材料)で形成されている。また、支持部材71は異物排除部7の内部に空気を充填しても、換言すると、内部の空気圧を上昇させても変形しにくい強度を有している。
傾斜部材72は、空気を充填したとき膨張するような柔軟性を有する材料(ここでは、ゴム)で形成されている。つまり、傾斜部材72は異物排除部7の内部に空気を充填することで、換言すると、内部の空気圧を上昇させることで外部に張り出すような柔軟性を有している。傾斜部材72は膨張したとき、中央部が最もせり上がった曲面形状を有しており、この曲面形状によって傾斜部材72の外部は傾斜した状態となる。
ポンプ73に開閉弁が備えられており、異物排除部7の内部と外部とが連通するようになっている。開閉弁を開きポンプ73を作動させることで、異物排除部7の内部に空気を吸入することができる。また、開閉弁を閉じることで異物排除部7の内部の空気が外部に漏れるのを抑制し、異物排除部7の内部の空気を一定に保つことができるようになっている。なお、このときポンプ73は動作しなくても異物排除部7の内部圧力を維持することが可能となっている。さらに、ポンプ73を停止している状態で開閉弁を開くことで、異物排除部7の内部の空気を外部に放出することができるようになっている。ポンプ73(開閉弁を含む)は制御部6からの指示に従って動作する。
給電面11に作用する圧力を検出する圧力センサ5は、異物排除部7の内部の空気の圧力も検出可能な構成となっている。
異物排除部7では、内部に空気を充填し傾斜部材72が膨張した第1の状態P1のとき、傾斜部材72は内部の空気圧によって、高い張力が作用している。この状態で異物排除部7に異物が落下した場合、異物は傾斜部材72及び(又は)支持部材71を滑り落ち、給電面11の上方から排除される。非接触給電装置Cでは、情報端末2が給電面11の上方に配置されていないとき、すなわち、待機時において傾斜部材72が膨張した第1の状態P1をとる(図7参照)。
異物排除部7が第1の状態P1のとき、情報端末2が傾斜部材72状に載置されると、傾斜部材72が押される。これにより、異物排除部7の内部の空気圧が上昇する。圧力センサ5がこの空気圧の上昇を検出すると、空気圧の上昇量の情報を制御部6に送信する。制御部6は上昇した空気圧を閾値と比較し、閾値よりも小さい場合、異物が傾斜部材72に載ったと判断し、第1の状態P1を維持する。また、上昇した空気圧が閾値よりも大きい場合、情報端末2が傾斜部材72に載ったと判断し、ポンプ73の開閉弁を開くように指示を送る。開閉弁を開くことで、異物排除部7の内部の空気が排出され、傾斜部材72の張力が減少する。また、傾斜部材72は柔軟性を備えた部材であるため、情報端末2の重量によって伸び、情報端末2は給電面11に到達する(第2の状態、図8参照)。
図8に示すように、異物排除部7が第2の状態P2のとき、情報端末2は傾斜部材72を挟んで、給電面11に載置されている。圧力センサ5は給電面11の圧力を検出し制御部6に送る。制御部6は圧力センサ5からの情報に基づいて、給電面11に情報端末2画載置されていることを認識し、給電部3を動作させ給電を開始する。
給電終了等で情報端末2が給電面11の上方から取り除かれると、給電面11に作用する圧力が減少する。圧力センサ5は給電面11の減少した圧力の情報を制御部6に送り、制御部6は圧力の情報から、情報端末2が給電面11の上方から移動されたことを検出する。圧力センサ5からの情報に基づいて、制御部6は開閉弁を閉じ、ポンプ73を駆動させ、異物排除部7に空気の吸入を行う。
ポンプ73による空気の吸入により、異物排除部7の内部の空気圧は上昇する。異物排除部7の空気圧は圧力センサ5で検出しており、圧力センサ5は空気圧の情報を制御部6に送っている。制御部6は空気圧が閾値を超えたとき、傾斜部材72が所定の形状に膨張したと判断し、すなわち、異物排除部7が第1の状態P1になったと判断し、開閉弁を閉じると共にポンプ73を停止する。
なお、上述の非接触給電部Cにおいて異物排除部7は、支持部材71が給電面11に気密に接触している構成となっているが、これに限定されるものではなく、異物排除部7自体が気密な袋状に形成されていても良い。この構成とすることで、異物排除部7の気密性を高めることができる。
このような構成の異物排除部7を用いることで、情報端末2が給電部11に向かって移動(落下)するとき、異物排除部7の空気圧及び傾斜部材72の膨張によって、緩やかに移動する。そのため、情報端末2が給電面11に接触するときの衝撃を低減することが可能である。また、給電面11の周縁部に強度の高い支持部材71が備えられていることで、情報端末2を正確に給電面11の中央部分に載置させることができ、情報端末2の受電部21と給電部3との位置合わせを行うことができる。これにより、給電の効率を高めることができる。なお、その他の特徴については、第1実施形態及び第2実施形態と同じである。
(第4実施形態)
本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例について図面を参照して説明する。図9は本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第1の状態のときの断面図であり、図10は本発明にかかる非接触給電装置のさらに他の例の異物排除部が第2の状態のときの断面図である。
図9、図10に示す非接触給電装置Dは、異物排除部7dが異なる以外は、非接触給電部Aと同じ構成を有し、実質上同じ部分には同じ符号を付すとともに同じ部分の詳細な説明は省略する
図9、図10に示すように、異物排除部7dは、支持部材と傾斜部材とが一体的に形成された膨張部材74を備えている。膨張部材74は、内部に空気を充填することで、ドーム状に膨張する(第1の状態P1、図9参照)。膨張部材74は、全体が柔軟性を有しているため、内部の空気を抜くと、全体が給電面11に接触する(第2の状態P2、図10参照)。
図10に示すように、異物排除部7dが第2の状態P2になったとき、膨張部材74は全体的に給電面11に接触するため、情報端末2が異物排除部7dの中央部から外れた位置に載置されても、情報端末2が異物排除部7dから滑り落ちにくく、使用者の利便性を高めることが可能である。これ以外の特徴については、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同じである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
A 非接触給電装置
1 本体
11 給電面
2 情報端末(受電機器)
21 受電部
22 蓄電部
3 給電部
4 異物排除部
41 支持部材
42 傾斜部材
43 モータ
5 圧力センサ
6 制御部

Claims (10)

  1. 受電機器に給電する非接触給電装置であって、
    上方に前記受電機器が配置される給電面と、
    前記受電機器に非接触状態で給電する給電手段と、
    前記給電面の上部に設けられ、前記給電面の上方に異物が載置されないようにする異物排除手段とを備え、
    前記異物排除手段は、前記異物が滑落する傾斜が形成された第1の状態と、前記受電機器が前記給電面の上方で静止する第2の状態とに変化可能であり、
    前記異物排除手段は、前記受電機器を前記給電面の上方に配置したとき記第1の状態から前記第2の状態に変化することを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記異物排除手段は、前記受電機器が前記受電部に対する位置を検出する位置検出手段を備えており、
    前記受電機器が前記給電面から離間されたことを前記位置検出手段が検出したとき、前記異物排除手段が前記第2の状態から前記第1の状態に変化する請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記異物排除手段は、前記傾斜を形成する傾斜部材と、少なくとも前記第1の状態のとき、前記傾斜部材を支持する支持部材とを備えている請求項1又は請求項2に記載の非接触給電装置。
  4. 前記傾斜部材は、前記給電面に回動可能に取り付けられており、
    前記異物排除手段が前記第1の状態と前記第2の状態との間で変化するとき、前記傾斜部材が回動する請求項3に記載の非接触給電装置。
  5. 前記異物排除手段は、前記給電面の上面に気密に配置されているとともに、少なくとも前記傾斜部材が内圧を上げることで、膨張し、第1の状態となるよう構成されている請求項3に記載の非接触給電装置。
  6. 前記異物排除手段は、前記支持部材が前記傾斜部材と一体に形成され、内圧が上昇したとき、前記傾斜部材とともに前記支持部材も膨張することで、第1の状態となる請求項5に記載の非接触給電装置。
  7. 前記支持部材が前記給電面に固定されている請求項3から請求項5のいずれかに記載の非接触給電装置。
  8. 前記支持部材が前記給電面に回動可能に取り付けられており、
    前記異物排除手段が、前記第1の状態と前記第2の状態との間で変化するとき、前記支持部材の回動に合わせて、前記傾斜部材も回動する請求項4に記載の非接触給電装置。
  9. 前記異物排除手段は、前記受電機器が上部に配置されたとき、前記受電機器の重量で第1の状態から第2の状態に変化する請求項1から請求項8のいずれかに記載の非接触給電装置。
  10. 前記異物排除手段は、前記第1の状態から前記第2の状態又は前記第2の状態から前記第1の状態に変化させるための駆動手段を備えている請求項1から請求項9のいずれかに記載の非接触給電装置。
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