JP2015004668A - 二重偏光干渉計測光学信号対ノイズ比モニタ装置 - Google Patents

二重偏光干渉計測光学信号対ノイズ比モニタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学信号対ノイズ比(OSNR)を判定する装置を提供する。【解決手段】本開示は、信号の光学信号対ノイズ比(OSNR)を判定する方法を含み、方法は、光信号内の複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するステップと、光信号内の複数の波長から1つの波長を選択するステップと、光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第1部分を遅延させるステップと、第1部分の位相を第1値及び第1値にπラジアンを加算した値だけシフトさせるステップと、第1部分を第2部分と干渉させるステップと、第1及び第2部分の干渉のパワーを計測するステップと、干渉のパワーを受け取るステップと、位相が第1値だけシフトされた際の干渉のパワーを位相が第1値にπラジアンを加算した値だけシフトされた際の干渉と比較してOSNRを判定するステップと、を有する。又、本開示は、関連する装置をも含む。【選択図】図2A

Description

本発明は、一般に、光通信ネットワークに関し、且つ、更に詳しくは、二重偏光干渉計測光学信号対ノイズ比(Optical Signal−to−Noise Ratio:OSNR)モニタ装置に関する。
通信システム、ケーブルテレビシステム、及びデータ通信ネットワークにおいては、光ネットワークを使用し、大量の情報を遠隔地点間において迅速に伝達してもよい。光ネットワークにおいては、情報を光ファイバを通じて光信号の形態で伝達してもよい。光ファイバは、非常に低い損失を伴って長い距離にわたって信号を伝達する能力を有するガラスの細いストランドを有してもよい。
信号伝達の有効性を分析する際の1つの検討項目が光学信号対ノイズ比(OSNR)である。この値は、信号の瞬間的な品質を通知することになる。信号は、ネットワークを通過するのに伴って、その強度を失ったり、又はノイズが増大し、この結果、全体的なOSNRが減少する場合がある。OSNRが特定のレベル未満に低下すると、望ましい宛先において信号が読取り不能となる場合がある。従って、OSNRを計測することが望ましいであろう。
OSNRは、式(1)の関係によって表現してもよい。
OSNR[dB]=10×log(Psig/Pnoise) (1)
ここで、Psigは、計測対象の信号のパワー(例えば、信号強度の大きさ)を表しており、且つ、Pnoiseは、ノイズのパワーを表している。例えば、光信号の場合には、これは、光の強度を表することになる。
光ネットワークは、多くの場合に、光ファイバ上において光信号として情報を伝達するべく、変調方式を利用している。このような変調方式には、位相偏移変調(「Phase−Shift Keying:PSK」)、周波数偏移変調(「Frequency−Shift Keying:FSK」)、振幅偏移変調(「Amplitude−Shift Keying:ASK」)、及び直交振幅変調(「Quadrature Amplitude Modulation:QAM」)が含まれよう。
PSKにおいては、光信号によって搬送される情報は、搬送波とも呼ばれる基準信号の位相を変調することによって伝達してもよい。情報は、差動位相偏移変調(「Differential Phase−Shift Keying:DPSK」を使用して信号自体の位相を変調することにより、伝達してもよい。
QAMにおいては、光信号によって搬送される情報は、搬送波の振幅と位相の両方を変調することによって伝達してもよい。PSKは、QAMのサブセットとして見なしてもよく、この場合には、搬送波の振幅が定数として維持される。
PSK及びQAM信号は、コンステレーション図において、実軸と虚軸を有する複素プレーンを使用して表現してもよい。情報を保持するシンボルを表すコンステレーション図上の地点は、図の原点を中心として均一な角度間隔を有するように位置決めしてもよい。PSK及びQAMを使用して変調される対象のシンボルの数を増大させてもよく、且つ、これにより、搬送可能な情報が増大することになる。信号の数は、2の倍数として付与されることになる。更なるシンボルが追加されるのに伴って、それらのシンボルは、原点を中心とした均一な方式で配置してもよい。PSK信号は、このような構成をコンステレーション図上の円内において含んでもよく、これは、PSK信号がすべてのシンボルについて一定のパワーを有していることを意味している。QAM信号も、PSK信号のものと同一の角度的構成を有してもよいが、異なる振幅構成を含んでもよい。QAM信号は、複数の円を中心として配置されたシンボルを有してもよく、これは、QAM信号が異なるシンボルにおいて異なるパワーを含んでいることを意味している。この構成によれば、シンボルが可能な限り大きな距離だけ離隔するのに伴って、ノイズのリスクが減少することになろう。従って、いくつかのシンボル「m」を使用してもよく、且つ、「m−PSK」又は「m−QAM」と表記してもよい。
異なる数のシンボルを有するPSK及びQAMの例は、コンステレーション図上において0°及び180°(又は、0及びπ)という2つの位相を使用する2位相偏移変調(「Binary PSK:BPSK」又は「2−PSK」)や0°、90°、180°、及び270°(又は、0、π/2、π、及び3π/2)という4つの位相を使用する4位相偏移変調(「Quadrature PSK:QPSK」、「4−PSK」、又は「4−QAM」)を含むことができる。このような信号内の位相は、オフセットしてもよい。これは、例えば、最大で、16個の位相を使用することにより、16−QAMまで拡張してもよい。これらの様々な信号(例えば、2−PSK又は16−QAM)は、コンステレーション図上において、1つの円内に配置されることになろう。
又、信号を直交偏光させることによって別個のm−PSK信号を多重化させる二重偏光QPSK(「Dual−Polarization QPSK:DP−QPSK」)などの技法を使用することにより、M−PSK信号を偏光させてもよい。
X.Liu,et.al.,"OSNR Monitoring Method for OOK and DPSK Based on Optical Delay Interferometer",IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS,VOL.19,NO.15,AUGUST 1,2007
一実施形態においては、本開示は、複数の偏光成分と、複数の波長と、を有する光信号の光学信号対ノイズ比(OSNR)を計測する装置を含み、装置は、光信号内の複数の波長から1つの波長を選択するように構成された波長処理装置を有する。装置は、波長処理装置から光信号の1つの波長を受け取ると共に光信号の1つの波長内の複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された偏光処理装置を更に有する。装置は、光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第1部分を遅延させ、第1値と、第1値にπラジアンを加算した値と、だけ、第1部分の位相をシフトさせ、第1部分を光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第2部分と干渉させ、且つ、第1部分及び第2部分の干渉信号を出力するように、構成された干渉計を更に有する。装置は、干渉計の出力を受け取ると共に干渉計の出力のパワーを計測するように構成されたパワーメータを更に含む。装置は、干渉計の出力の計測パワーを受け取り、且つ、干渉計が第1値だけ位相をシフトさせた際の干渉計の出力のパワーを干渉計が第1値にπラジアンを加算した値だけ位相をシフトさせた際の干渉計の出力と比較することにより、光信号の1つの偏光成分の1つの波長のOSNRを判定するように構成されたコントローラを更に有する。
一代替実施形態においては、本開示は、複数の偏光成分と、複数の波長と、を有する光信号の光学信号対ノイズ比(OSNR)を計測する装置を含み、装置は、光信号内の複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された偏光処理装置を有する。又、装置は、光信号の1つの偏光成分を受け取り、光信号の1つの偏光成分内の複数の波長から1つの波長を選択し、光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第1部分を遅延させ、第1値と、第1値にπラジアンを加算した値と、だけ、第1部分の位相をシフトさせ、第1部分を光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第2部分と干渉させ、且つ、第1部分と第2部分の干渉信号を出力するように構成された波長選択スイッチをも有する。装置は、波長選択スイッチの出力を受け取ると共に波長選択スイッチの出力のパワーを計測するように構成されたパワーメータを更に含む。又、装置は、波長選択スイッチの出力の計測パワーを受け取り、且つ、波長処理コンポーネントが第1値だけ位相をシフトさせた際の波長処理コンポーネントのパワーを波長選択スイッチが第1値にπラジアンを加算した値だけ位相をシフトさせた際の波長選択スイッチの出力と比較することにより、光信号の1つの偏光成分の1つの波長のOSNRを判定するように構成されたコントローラをも含む。
更なる実施形態においては、本開示は、複数の波長と、複数の偏光成分と、を有する光信号の光学信号対ノイズ比(OSNR)を判定する方法を含み、方法は、偏光処理コンポーネントにおいて光学信号内の複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するステップと、波長処理コンポーネントにおいて光信号内の複数の波長から1つの波長を選択するステップと、を有する。方法は、光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第1部分を遅延させるステップと、第1値だけ第1部分の位相をシフトさせるステップと、第1部分を光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第2部分と干渉させるステップと、パワーメータにおいて光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第1及び第2部分の干渉のパワーを計測するステップと、干渉のパワーをコントローラにおいて受け取るステップと、を更に有する。方法は、光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第1部分を遅延させるステップと、第1値にπラジアンを加算した値だけ第1部分の位相をシフトさせるステップと、第1部分を光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第2部分と干渉させるステップと、パワーメータにおいて光信号の1つの波長の1つの偏光成分の第1及び第2部分の干渉のパワーを計測するステップと、干渉のパワーをコントローラにおいて受け取るステップと、を更に有する。本発明は、位相が第1値だけシフトされた際の干渉のパワーを位相が第1値にπラジアンを加算した値だけシフトされた際の干渉と比較することにより、OSNRを判定するステップを更に有する。
以下、本発明、並びに、その特徴及び利点の更に十分な理解を目的として、添付図面との関連において、以下の説明を参照されたい。
本開示による光学信号対ノイズ比(OSNR)を計測するシステムの例示用の実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する例示用の装置を示す。 本開示によるOSNRを計測する例示用の装置を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。 本開示によるOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示す。
本開示は、光学信号対ノイズ比(OSNR)の計測に関する。いくつかの実施形態においては、複数の偏光成分を搬送する光学信号から単一の偏光成分を分離してもよく、この場合に、それぞれの偏光成分は、光信号内において異なるサブ信号を搬送してもよい。又、光信号内の複数の波長から特定の波長を分離してもよく、この場合に、複数のサブ信号を様々な波長において搬送してもよい。特定の偏光成分及び波長が分離されたら、遅延干渉計又は類似の原理に基づいて稼働するその他の装置を使用し、OSNRを計測してもよい。換言すれば、光信号をスプリットさせると共に信号の一部分を遅延及び位相シフトさせ、且つ、オリジナルの信号の複写と遅延/位相シフトされた信号を互いに干渉させることにより、強め合う干渉を出力することにより、OSNRを計測してもよい。次いで、信号の一部分を遅延させると共に、更なるπの位相シフトを伴って、位相シフトさせ、且つ、オリジナルの信号の複写と遅延/プラスπを伴って位相シフトされたものを互いに干渉させることにより、弱め合う干渉を計測する。次いで、強め合う干渉と弱め合う干渉を使用してOSNRを算出する。
図1は、OSNRの計測が望ましいネットワークの例示用の実施形態を示している。ネットワークは、ノード110を含んでもよく、ノード110は、OSNRモニタ装置120と、ノードコントローラ130と、スイッチング装置140と、を有してもよい。ノード110は、到来信号150を受け取ってもよく、且つ、到来信号150を主成分154と副成分152にスプリットさせるための信号スプリッタを含んでもよい。又、ノード110は、送出信号160を副成分162と主成分164にスプリットさせるための信号スプリッタを含んでもよい。
ネットワークは、ネットワークのコンポーネントによって伝達される1つ又は複数の信号を搬送するように機能可能な1つ又は複数の送信媒体を含んでもよい。送信媒体によって1つに結合されたネットワークのコンポーネントは、複数のネットワーク要素又はノード110を含んでもよい。ネットワーク内においては、それぞれのノード110を1つ又は複数のその他のノード110に結合してもよい。但し、任意の適切な数のノード110の任意の適切な構成によってネットワークを生成してもよい。ネットワークは、共有メッシュネットワーク、リングネットワーク、ポイントツーポイントネットワーク、又は任意のその他の適切なネットワーク、或いは、ネットワークの組合せとして構成してもよい。ネットワークは、短距離メトロポリタンネットワーク、長距離都市間ネットワーク、又は任意のその他の適切なネットワーク、或いは、ネットワークの組合せにおいて使用してもよい。ネットワークは、短距離メトロポリタンネットワーク、長距離都市間ネットワーク、及び/又は任意のその他の適切なネットワーク、或いは、ネットワークの組合せのすべて又は一部分を表してもよい。
それぞれの送信媒体は、通信自在にノード110を互いに結合すると共に対応するノード110間において情報を伝達するように構成された任意のシステム、装置、又は機器を含んでもよい。例えば、送信媒体は、光ファイバ、Ethernet(登録商標)ケーブル、T1ケーブル、銅ケーブル、WiFi(登録商標)信号、Bluetooth(登録商標)信号、又はその他の適切な媒体を含んでもよい。本開示の実施形態においては、光ファイバは、非常に低い損失を伴って長い距離にわたって信号を伝達する能力を有するガラスの細いストランドを含んでもよい。光ファイバは、SMF(Single−Mode Fiber)、ELEAF(Enhanced Large Effective Area Fiber)、又はTW−RS(TrueWave(登録商標) Reduced Slope)ファイバなどの任意の適切なタイプのファイバを含んでもよい。ネットワーク100の容量は、例えば、40Gbit/s、100Gbit/s、400Gbit/s、又は1Tbit/sを含んでもよい。光の1つ又は複数の波長を変調して情報を波長上において符号化することにより、情報をネットワークを通じて送受信してもよい。更には、例えば、光の1つ又は複数の偏光を変調して情報をx−偏光及びy−偏光成分などの様々な偏光成分内において符号化することにより、情報を送受信してもよい。又、光ネットワーク接続においては、光の波長をチャネルと呼ぶ場合がある。それぞれのチャネルは、ネットワークを通じて特定の量の情報を搬送するように構成してもよい。
ネットワークは、情報又は「トラフィック」を送信媒体上において伝達してもよい。トラフィックは、ネットワーク内において伝送、保存、又はソートされる情報を含んでもよい。このようなトラフィックは、オーディオ、ビデオ、テキスト、及び/又は任意のその他の適切なデータを符号化するように構成された光又は電気信号を有してもよい。データは、リアルタイム又は非リアルタイムのものであってもよい。トラフィックは、限定を伴うことなしに、OSI(Open Systems Interconnection)規格及びIP(Internet Protocol)を含む任意の適切な通信プロトコルを介して伝達してもよい。更には、ネットワーク100内において伝達されるトラフィックは、限定を伴うことなしに、フレーム、パケット、又は非構造化ビットストリームとしての構造化を含む任意の適切な方式により、構造化してもよい。
ノード110は、トラフィックを送受信するように動作可能な任意の適切なシステムを含んでもよい。図示の実施形態においては、ノード110は、トラフィックを1つ又は複数のその他のノードに対して直接的に送信すると共に1つ又は複数のその他のノードから直接的にトラフィックを受け取るように動作可能であってもよい。ノード110は、ノード110の動作を実行するように動作可能なコンポーネントの任意の適切な構成を含んでもよい。一例として、ノード110は、ハードウェア、ソフトウェア、その他のロジック、及び/又はこれらのものの任意のその他の適切な組合せなどのロジックを含んでもよい。ロジックは、例えば、プロセッサ、マイクロプロセッサ、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの命令を実行すると共にデータを操作して動作を実行するように動作可能な任意の適切な装置を含んでもよい。ノードコントローラ130は、ノード110用のロジックを実装した形態であってもよい。ノード110は、入力を受け取り、出力を送信し、入力及び/又は出力を処理し、或いは、これらの任意の組合せを実行するように動作可能なインターフェイスを含んでもよい。インターフェイスは、ポート、変換ソフトウェア、又はこれらの両方を含んでもよい。ノード110は、情報を保存すると共にその取得を促進するように動作可能なロジックなどのメモリを含んでもよい。メモリは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、磁気ドライブ、ディスクドライブ、CD(Compact Disk)(登録商標)ドライブ、DVD(Digital Video Disk)(登録商標)ドライブ、着脱自在の媒体ストレージ、任意のその他の適切なデータ保存媒体、又はこれらのうちの任意のものの組合せ、並びに/或いは、任意のその他の適切なコンポーネントを含んでもよい。ノード110は、電子装置として実装してもよい。
ノード110は、左側から入力信号150を受け取ると共に右側に向って信号160を出力するものとして示されているが、これは、利便を目的としたものに過ぎず、且つ、ノード110は、同様に、右側から左側に、或いは、任意の数の段階又は方向において、通信してもよいことを理解されたい。
本開示の特定の実施形態においては、ノード110は、特定の波長又はチャネル、並びに、特定の偏光において、ネットワークを通じて光信号を送信するように構成してもよい。例えば、光信号は、二重偏光成分を含んでもよく、即ち、互いに直交するx−偏光及びy−偏光成分を含んでもよい。これらの軸は、様々な程度に回転又はシフトさせてもよい。ノード110は、電気信号を光信号に変換すると共に光信号を送信するように構成された任意のシステム、装置、又は装置を含んでもよい。例えば、ノード110は、レーザーと、電気信号を受け取り、電気信号内に収容された情報をレーザーによって生成された光のビーム上に特定の波長及び/又は偏光において変調し、且つ、信号を搬送するビームをネットワークの全体を通じて送信するように構成された変調器と、を有してもよい。ノード110は、クライアントカード、波長選択スイッチ又はOTN(Optical Transport Network)スイッチなどのスイッチ、ラインカード、1つ又は複数のマルチプレクサ、1つ又は複数の増幅器、1つ又は複数のROADM(Reconfigureable Optical Add/Drop Multiplexer)、及び/又は1つ又はレシーバを含んでもよい。例えば、ノード110は、スイッチング装置140を含んでもよく、スイッチング装置140は、到来信号150の主成分154をネットワーク内のその他のノードに送付するように構成された任意のシステム又は装置であってもよい。ノードコントローラ130は、スイッチング装置140を管理及び制御するためのロジックを有してもよい。
図1に示されているように、ノード110は、入力信号150を受け取ってもよい。ノード110は、入力信号150を主成分154と副成分152にスプリットさせるように構成された信号スプリッタを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、主成分154は、光信号のパワーの90〜95%を含んでもよく、且つ、副成分152は、光信号のパワーの5〜10%を含んでもよい。その他の実施形態においては、主成分154は、光信号のパワーの95〜99%を含んでもよく、且つ、副成分152は、光信号のパワーの1〜5%を含んでもよい。主成分154は、ノード110内においてスイッチング装置140に送付してもよく、且つ、次いで、ノード110の外部のネットワーク100のその他のエリアに送付してもよい。副成分152は、ノード110内のOSNRモニタ装置120Aに送付してもよい。
同様の方式により、ノード110は、出力信号160を主成分164と副成分162にスプリットさせるように構成された信号スプリッタを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、主成分164は、光信号のパワーの90〜95%を含んでもよく、且つ、副成分162は、光信号のパワーの5〜10%を含んでもよい。その他の実施形態においては、主成分164は、光信号のパワーの95〜99%を含んでもよく、且つ、副成分162は、光信号のパワーの1〜5%を含んでもよい、主成分164は、ノード110の外部の、例えば、ネットワークの別のノードに送付してもよい。副成分162は、ノード110内のOSNRモニタ装置120Bに送付してもよい。OSNRモニタ装置120A及び120Bは、別個のコンポーネントとして示されているが、同一の物理コンポーネントを使用してもよいことを理解されたい。例えば、両方の副成分152及び162を同一のコンポーネントに送付してもよい。いくつかの実施形態においては、OSNRモニタ装置120A及び120Bのうちの1つのみが存在してもよい。例えば、ノード110は、到来信号150又は送出信号160のOSNRを監視するのみであってもよい。更には、2つのOSNRモニタ装置120が示されているが、更に多くの数のOSNRモニタ装置120がノード110内に含まれてもよいことを理解されたい。更には、例示の残りの部分において副成分152が参照されている場合があるが、副成分162を使用してもよく、或いは、様々な光信号のうちの任意のその他の信号を使用してもよいことを理解されたい。
OSNRモニタ装置120は、ノード110の一部分として示されているが、OSNRモニタ装置120は、ネットワーク100の全体を通じて様々な場所又は装置のうちのいずれかにおいて実装されてもよいことを理解されたい。一例として、且つ、限定を伴うことなしに、OSNRモニタ装置120は、スイッチング装置に対するサブコンポーネントとして、アドドロップマルチプレクサに対するサブコンポーネントとして、又はこれらの任意の組合せとして、1つ又は複数のラインカードに内蔵されてもよい。
図2Aは、光学信号対ノイズ比(OSNR)を監視する装置の例示用の一実施形態を示している。図2Aに示されているように、OSNRモニタ装置120は、例えば、ノード110が受け取った光信号150の副成分152などの光信号を受け取ってもよい。副成分152は、OSNRモニタ装置120における副成分152の受取りに先立って、信号モニタ装置210によって監視してもよい。OSNRモニタ装置120は、波長処理装置124と、偏光処理コンポーネント122と、干渉計125と、パワーメータ126と、コントローラ128と、を含んでもよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、コンポーネントのうちの任意のその他のコンポーネントとの通信状態にあってもよく、且つ、これらのコンポーネントのそれぞれは、副成分152の任意の処理、フィルタリング、又はその他の処理を伴って又は伴うことなしに、任意のその他のコンポーネントの中において又はその間において、副成分162を伝達してもよい。例えば、波長処理装置124は、光信号の特定の波長をフィルタリングによって除去してもよく、且つ、次いで、フィルタリング済みの波長を偏光処理装置122に伝達してもよい。偏光処理装置122は、副成分152の1つの偏光成分をフィルタリングするか又はその他の方式によって分離してもよく、且つ、次いで、光信号のフィルタリング済みの部分を干渉計125に伝達してもよい。干渉計125は、光信号の複写との間における強め合う又は弱め合う干渉をもたらすための光信号の遅延又は位相シフトを実行してもよい。次いで、光信号をパワーメータ126に伝達してもよい。パワーメータは、干渉計125の出力の強度を計測してもよく、且つ、その情報をコントローラ128に伝達してもよい。
偏光処理装置122は、例えば、光信号内の複数の偏光成分から単一の偏光成分を選択するなどのように偏光成分を分離すると共に/又は光信号の偏光をチューニングするように動作可能な任意のシステム、装置、回路、又はこれらの組合せであってもよい。いくつかの実施形態においては、偏光処理装置122は、光信号の偏光を回転させるか、アライメントさせるか、又は固定するように構成してもよい。偏光処理装置122は、副成分152を2つの別個の部分にスプリットさせ、一方の部分を特定の方法で変更し、且つ、他方の部分を別の方法で変更するように構成してもよい。例えば、偏光処理装置122は、副成分152をx−偏光及びy−偏光成分にスプリットさせてもよく、これらの偏光成分は、個別に、チューニングし、分析し、且つ、OSNRについて監視してもよい。偏光処理装置122は、望ましいタスクのうちのいずれかを実行する様々なサブコンポーネントとして実装してもよい。例えば、偏光処理装置122は、チューニング可能偏光コントローラ、偏光ビームスプリッタ(例えば、固定軸ビームスプリッタ)、偏光器(例えば、固定軸偏光器)、偏光安定器(例えば、固定軸安定器)、チューニング可能偏光器、或いは、同一の上述のコンポーネントのうちの複数のコンポーネント(例えば、2つのチューニング可能偏光器)の組合せを含むこれらの任意の組合せのうちのいずれかを有してもよい。
波長処理装置124は、光信号内の複数の波長から単一の波長を選択するステップ、光信号を遅延させるステップ、又は光信号の位相をシフトさせるステップのうちの少なくとも1つを実行するように動作可能な任意のシステム、装置、回路、又はこれらの組合せであってもよい。いくつかの実施形態においては、波長処理装置124は、例えば、副成分152などの到来光信号を、例えば、遅延と位相シフトなどの別個の処理のための2つの経路にスプリットさせてもよい。波長処理装置124は、望ましいタスクのうちの任意のタスクを実行する様々なサブコンポーネントとして実装してもよい。例えば、波長処理装置124は、光学チューニング可能帯域通過フィルタ、遅延干渉計、1×2波長選択スイッチ(即ち、1つの入力と2つの出力を有する波長選択スイッチ)、1×1波長選択スイッチ(即ち、1つの入力と1つの出力を有する波長選択スイッチ)、或いは、同一の上述のコンポーネントのうちの複数のコンポーネント(例えば、2つの遅延干渉計)の組合せを含むこれらの組合せのうちのいずれかを有してもよい。
干渉計125は、光信号を遅延させ、光信号の位相をシフトさせ、且つ、光信号を互いに干渉させるように動作可能な任意のシステム、装置、回路、又はこれらの組合せであってもよい。いくつかの実施形態においては、干渉計125は、例えば、副成分152などの到来光信号を、例えば、遅延と位相シフトなどの別個の処理のための2つの経路にスプリットさせてもよい。干渉計125は、望ましいタスクのうちのいずれかを実行する様々なサブコンポーネントとして実装してもよい。いくつかの実施形態においては、干渉計は、位相シフトと遅延の両方について可変である部分を有してもよい。このような可変部分は、コントローラ128の管理下にあってもよい。干渉計125に入力された光信号の第1部分を遅延させると共に第1値だけ位相シフトさせてもよく、且つ、光信号の複写と干渉させて強め合う干渉を生成してもよい。強め合う干渉は、干渉計125の出力であってもよい。干渉計125に入力された光信号の第2の部分を遅延させると共に、但し、この場合には、第1値にπラジアンを加算した値だけ、位相シフトさせてもよく、且つ、光信号の複写と干渉させて弱め合う干渉を生成してもよい。弱め合う干渉は、干渉計125の出力であってもよい。遅延及び/又は位相シフトの値は、変調フォーマット、帯域幅(例えば、ネットワークの速度)、分析対象の波長、又は波長ドリフトを含む様々な要因に基づいて、コントローラによって判定してもよい。
パワーメータ126は、所与の信号の大きさを計測するように動作可能な任意のシステム、装置、回路、又はこれらの組合せであってもよい。例えば、パワーメータ126は、パワーメータ126に伝達されている光信号の受光パワーに従って電流を生成するフォトダイオードであってもよい。OSNRモニタ装置120は、複数のパワーメータ126を含んでもよい。例えば、OSNRモニタ装置120は、それぞれの遅延干渉計ごとに2つのパワーメータを含んでもよい。
コントローラ128は、偏光処理装置122、波長処理装置124、パワーメータ127、又はこれらの組合せのうちの任意のものから受け取った入力に基づいてOSNRを算出、判定、又は計測するように動作可能な任意のシステム、装置、回路、又はこれらの組合せであってもよい。コントローラ128は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、ASIC,又はコンピュータ可読媒体上に存在する命令を実行するための任意のその他のデジタル又はアナログ回路を含んでもよい。又、コントローラ128は、コントローラ128がその機能を実行することを促進するための命令を保存するべく、或いは、判定されたOSNR又はOSNRモニタ装置120の動作を促進するためにノード110及び/又はOSNRモニタ装置120のその他のコンポーネントから受け取った入力を保存するべく、コンピュータ可読媒体を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、コントローラ128は、OSNRモニタ装置120のその他のコンポーネントに対して指示又は命令を提供してもよい。一例として、且つ、限定を伴うことなしに、コントローラ128は、特定の方法で副成分152の偏光を回転させ、且つ、次いで、副成分152のx−偏光成分を選び出すように、偏光処理装置122を制御してもよい。例示用の一代替例として、コントローラ128は、特定の波長に加えて、副成分152のすべてをフィルタリングによって除去するように、波長処理装置124を制御してもよい。更なる例として、コントローラ128は、使用される遅延の値及び発生するべき位相シフトの値との関係において干渉計を制御してもよい。
信号モニタ装置210は、OSNRモニタ装置120において監視されている光信号を監視するように動作可能な任意のシステム、装置、回路、又はこれらの組合せであってもよい。例えば、信号モニタ装置210は、変調フォーマット、帯域幅(例えば、ネットワークトラフィックの速度)、分析対象の波長、又は波長ドリフト(例えば、温度の変動やレーザーの誤動作によって生成されるもの)を監視するように動作可能であってもよい。信号モニタ装置210は、信号モニタ装置210が取得した情報のうちの任意のもの又はすべてを供給するようにコントローラ128との通信状態にあってもよい。この情報は、OSNRモニタ装置120の様々なコンポーネントを制御する際に、或いは、光信号のOSNRを判定する際に、コントローラ128を支援することになろう。例えば、コントローラ128は、信号の変調フォーマットに基づいて干渉計125の位相シフトを変更してもよく、或いは、ネットワークの速度に基づいて遅延の値を変更してもよい。
信号モニタ装置210は、信号を単純に通過させる到来信号に対する受動型のモニタであるものとして示されているが、信号モニタ装置210は、望ましい特性を計測又は監視するために光信号の一部分を取得するスプリッタ(3dBスプリッタ)を含んでもよく、このスプリッタは、光信号のこの部分を終了させてもよく、且つ、信号のその他の部分をOSNRモニタ装置120に伝達してもよいことを理解されたい。或いは、この代わりに、このような監視は、ノード110内のどこか別の場所において、或いは、ネットワーク内のどこか別場所において、実行してもよく、且つ、望ましい特性に関する任意の望ましい情報(例えば、帯域幅)をOSNRモニタ装置120に送信してもよいことを理解されたい。
図2Aは、偏光処理装置122、波長処理装置124、干渉計125、パワーメータ126、及びコントローラ128を特定の順序において示しているが、この順序は、変更及び変形してもよく、或いは、様々な要素のサブコンポーネントを再構成してもよいことを理解されたい。例えば、波長処理124のサブコンポーネントを偏光処理装置122の前に配置してもよく、且つ、次いで、波長処理装置124の更なるサブコンポーネントを偏光処理装置122の後に配置してもよい。
図2Aに示されているOSNRモニタ装置120を使用することにより、OSNRのリアルタイム算出を実現してもよい。例えば、信号150がノード110に進入し、且つ、スイッチング装置140によって処理されるのに伴って、OSNRモニタ装置120は、スイッチング装置140によって送付及び処理されている光信号のOSNRを判定してもよい。処理及び送付時間との比較における処理及び計算時間に起因し、処理との対比におけるOSNRの判定のタイミングのわずかな変動が存在する場合があるが、判定は、本質的にリアルタイムで実行されることになろう。
図2Bは、OSNRモニタ装置120の一代替実施形態を示している。図2Bに示されているように、干渉計125を利用するのではなく、OSNRモニタ装置120は、図2Aの干渉計125の機能をも実行する特定の形態の波長処理装置124を利用してもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、上述のように、波長処理装置124は、波長選択スイッチを含んでもよく、この波長選択スイッチは、波長のフィルタリング、遅延、位相シフト、又は信号の相互間における干渉の生成、或いは、これらの任意の組合せを実行するように構成してもよい。
いくつかの実施形態においては、OSNRモニタ装置120は、干渉計測監視の原理に基づいて動作してもよい。このような原理の説明は、米国特許出願第12/181,613号明細書において見出すことが可能であり、この特許文献の内容は、引用により、そのすべてが本明細書に包含される。例示用の例として、且つ、限定を伴うことなしに、以下の説明は、遅延干渉計の動作の一実施形態について記述している。後述するように、遅延干渉計は、波長処理装置124の少なくとも一部分として実装してもよい。
遅延干渉計は、受け取った光信号を2つの光経路に分割してもよい。次いで、遅延干渉計は、分割された光信号が異なる光路を通じて供給されるようにしてもよく、且つ、信号が2つの光路の間の差を使用して互いに干渉するようにしてもよい。次いで、信号を出力してもよく、且つ、1つ又は複数のパワーメータ126において計測してもよい。遅延干渉計の一例には、MZ(Mach−Zehnder)干渉計が含まれる。
パワーメータ126は、入力された光信号の受光パワーに従って電流を生成するフォトダイオードとして実装してもよい。例えば、2つのパワーメータ126は、光信号の存在又は不存在及び光信号の強度を判定すると共に光信号を取得するように、遅延干渉計から供給される光信号の受光パワーに従って電流を生成してもよい。換言すれば、コヒーレントな光である強度変調光信号の成分又は位相変調が適用されていない光信号の成分は、主に、パワーメータ126のうちの1つに出力されることになり、且つ、非コヒーレントな光であるノイズ成分は、パワーメータ126の両方に出力される。いくつかの実施形態においては、信号光の成分は、主に、第2パワーメータ126によって受け取られており、且つ、ノイズ成分は、第1及び第2パワーメータ126の両方によって受け取られていることに留意されたい。即ち、第2パワーメータ126の受光パワーが第1パワーメータ126の受光パワーを上回っている。具体的には、パワーメータ126は、遅延干渉計から出力された2つの光信号の光学パワーに従って電流を出力してもよい。これらの計測された光学パワーは、2つのパワーメータ126が受け取った光信号の「P1(mW)及びP2(mW)」によって表してもよい。いくつかの実施形態においては、パワーメータ126における読取値を平均化することにより、これらの値を実現してもよい。これらの値は、信号のOSNRの計算又は判定を促進するべく、コントローラ128に伝達してもよい。
波長処理装置124の一部分は、分析対象の波長の特定の帯域を選択してもよい。いくつかの実施形態においては、波長処理装置124のこの部分は、偏光処理装置122の前に存在してもよい。例えば、光信号内の特定のチャネルを選択してもよく、且つ、光信号の残りの部分をフィルタリングによって除去してもよい。波長処理装置124内において設定されているこの帯域幅「B(nm)」をコントローラ128に伝達し、その帯域幅における信号のOSNRの算出又は判定を促進してもよい。「帯域幅」という用語が使用されているが、これは、光信号の相対的に広い範囲の波長のうちの特定の範囲の波長を意味する場合があることを理解されたい。例えば、「帯域幅」は、光スペクトル全体のうちの0.1nm帯域の波長を意味している場合がある。或いは、この代わりに、分析対象である特定の帯域の波長を意味するために、「帯域幅」という用語ではなく、波長という用語を使用している場合もある。波長という用語を使用している場合があるが、これは、規定の波長の周りの又は近傍の範囲の波長を意味している場合があることを理解されたい。
コントローラ128は、0.1nm帯域用の式(2)において、波長処理装置124からの帯域幅「B(nm)」とパワーメータ126からの光学パワー「P1(mW)及びP2(mW)」を利用し、OSNRを計算してもよい。
OSNR[dB]=10×log(P2−P1)−10log(2×P1×(0.1/B)) (2)
或いは、この代わりに、別の例示用の例として、且つ、限定を伴うことなしに、以下の説明は、遅延干渉計の動作の別の実施形態を記述している場合もある。
コントローラ128は、遅延干渉計に含まれている遅延回路の遅延時間を制御してもよい。例えば、ユーザーが遅延時間を入力してもよく、且つ、入力された遅延時間を遅延回路に送信してもよい。
遅延干渉計は、信号を2つの信号に分割してもよく、且つ、既定の時間値だけ遅延された信号のうちの1つを遅延されてはいない信号のうちのその他のものと干渉させてもよく、且つ、受け取った光の強度に基づいて電流を出力するパワーメータ126に信号を出力してもよい。例えば、遅延干渉計は、光信号を、2つの光路に供給される2つの信号に分割してもよい。次いで、遅延干渉計は、第1光路の光信号を「τ」秒だけ遅延させてもよく、且つ、次いで、光路の光信号を互いに干渉させてもよく、且つ、次いで、光信号をパワーメータ126に出力してもよい。遅延干渉計は、2つの光路の光学位相の間の差が「π」ラジアンに対応する際には、第1電流が第1パワーメータ126に供給され、差が「0」ラジアンに対応している際には、第2電流が第2パワーメータ126に供給されることになるように、動作してもよい。
値「τ」が「0(秒)」に等しい際には、電流は、実質的に第2パワーメータ126にのみ供給され、その理由は、2つの光路の間に光学位相差が生成されないためである。「τ」の値が増大した際には、先行ビットとの関係において光学位相差が「τ」に対応するレートも増大することになり、且つ、従って、第1パワーメータ126に供給される電流も、増大することになる。その一方で、値「τ」が「1ビット(秒)」に等しくなった際には、即ち、100%の遅延の時点においては、第1及び第2パワーメータ126に供給される電流は、互いに実質的に等しくなる。
2つの光路の間の遅延量「τ」が「1ビット(秒)」に対応している際と、2つの光路の間の光学位相差が「π」に対応している際には、同一の量の電流がパワーメータ126に供給されることになる。即ち、第1光路の出力位相と第2光路の出力位相が「1ビット(秒)」だけ互いからシフトされている際には、同一の量の電流が2つのパワーメータ126に供給されることになる。その一方で、例えば、遅延量「τ」が「0.75ビット(秒)」である際、即ち、2つの光路の間のシンボル間位相差「τ」が「0.75ビット(秒)」である際などのように、2つの光路の間の遅延量「τ」が、「0」よりも大きく、且つ、「1」よりも小さい際には、第2パワーメータ126に供給される電流の量は、第1パワーメータ126に供給される電流の量を上回ることになる。即ち、第1光路の出力シンボル位相が、「0.75ビット(秒)」だけ、第2光路の出力シンボル位相との関係においてシフトしている際には、第2パワーメータ126に供給される電流の量は、第1パワーメータ126に供給される電流の量よりも大きくなる。
即ち、2つの光路の間の遅延量「τ」が「1ビット(秒)」から「0ビット(秒)」にシフトすることに伴って、第2パワーメータ126に供給される電流の量は、第1パワーメータ126に供給される電流の量を上回ることになり、且つ、2つの光路の間の遅延量「τ」が「0ビット(秒)」になった際には、電流は、第2パワーメータ126にのみ供給されることになり、その理由は、2つの光路の間に光学位相差が生成されないためである。従って、信号光内において、2つのパワーメータ126に供給される電流の量は、遅延量「τ」と、2つの光路の間の光学位相差と、によって左右されることになる。いくつかの実施形態においては、位相シフトは、遅延干渉計内の経路のうちの少なくとも1つに沿って実行してもよい。
ノイズの干渉が発生しないように遅延時間差が取得されるように、遅延干渉計の遅延時間を設定してもよい。即ち、光学信号がコヒーレンシーを有しているために、2つの光路の光学信号は、遅延干渉計内において互いに干渉することになり、且つ、従って、干渉の状態に従って、2つのパワーメータ126の光学レベルの間に差が生成されることになる。但し、ノイズは、コヒーレンシーを有していないために、2つのパワーメータ126は、実質的に同一の光学レベルを有するノイズを受け取ることになる。換言すれば、ノイズ光の場合には、両方のパワーメータ126において実質的に同一の光学レベルを有することになり、且つ、信号光の場合には、遅延干渉計の干渉状態に従って2つのパワーメータ126が異なるレベルを検出することになる。
上述のように、2つのパワーメータ126において計測されるパワーは、2つの光路A及びBの間の遅延量「τ」(即ち、1ビット時間における遅延時間のレート)と、光学位相差と、によって左右されることになる。その一方で、ノイズ光は、位相情報及びコヒーレンシーを有していないために、ノイズ光は、遅延量「τ」によって左右されることにならず、且つ、2つの光路に供給される電流は、互いに等しくなる。従って、「2つのパワーメータに供給される電流の値は、遅延量「τ」が1ビット(秒)以下である際に、互いに異なるものとなる」及び「ノイズは、遅延量「τ」によって左右されず、且つ、2つのパワーメータに供給される電流の量は、互いに等しい」ということを表す差動位相偏移変調法の特性がOSNRの算出(計測)のために使用されている。
例えば、光検出器である2つのパワーメータ126が受け取るノイズは、1ビット時間における遅延時間のレート「t」が「0」に等しいケースを除いて、遅延時間とは無関係に、「0.5」に固定してもよい。その一方で、2つのパワーメータ126が受け取る位相変調信号光ビームの場合には、1ビット時間との関係における遅延時間のレート「t」が「0」から「1」に増大するのに伴って、第2パワーメータ126の受光パワーは、小さなものとなり(パワーメータ126に供給される電流が減少し)、且つ、第1パワーメータ126の受光パワーは、大きくなものとなる(第2パワーメータ126に供給される電流が増大する)。この結果、レート「t」が「1」に対応した際には、2つのパワーメータ126の受光パワーは、互いに等しく、即ち、「0.5」である。従って、2つのパワーメータ126が受け取った光学パワーを「P1(mW)及びP2(mW)」によって表記し、光学信号パワーを「Psig(mW)」によって表記し、且つ、ノイズの合計パワーを「Pnoise(mW)」によって表記した場合に、以下の式(3)及び式(4)が満足されることになる。
P1=0.5×t×Psig+0.5×Pnoise (3)
P2=(1−0.5×t)×Psig+0.5×Pnoise (4)
「t」は、1ビット時間における遅延時間のレートを表記しており、且つ、従って、式(3)及び式(4)を使用して光学信号パワーPsigを算出する際に、式(5)が満足されることに留意されたい。更には、式(6)によれば、ノイズパワーPnoiseは、式(7)によって表される。
sig=(P2−P1)/(1−t) (5)
P1+P2=Psig+Pnoise (6)
noise=P1+P2−Psig=P1+P2−(P2−P1)/(1−t) (7)
式(7)に含まれているノイズの帯域が「B(nm)」に設定され、且つ、「0.1nm」帯域のノイズパワー(「Pnoise,0.1nm」)が算出された際に、式(8)が得られることになる。更には、式(1)、式(5)、及び式(8)に従い、式(9)を使用してOSNRを計算してもよい。
noise,0.1nm=(P1+p2−(P2−P1)/(1−t))×(0.1/R) (8)
OSNR[dB]=10×log((P2−P1)/(1−t))−10×log[(P1+P2−(P2−P1)/(1−t))×(0.1/B)] (9)
波長処理モジュール124は、分析対象となる帯域幅の帯域「B」を判定してもよく、且つ、この値をコントローラ128に供給してOSNRの判定を促進してもよい。遅延干渉計は、光信号を、2つの光路に供給される2つの信号に分割してもよく、且つ、既定の遅延時間量により、第1光路に供給される信号を遅延させてもよい。いくつかの実施形態においては、この時間は、コントローラ128によって判定してもよい。次いで、遅延干渉計は、2つの光路から出力される信号を互いに干渉させてもよく、且つ、信号を2つのパワーメータ126に出力する。次いで、遅延時間「τ(秒)」をコントローラ129に送信し、OSNRの計算を促進してもよい。
コントローラ128は、保存されているシンボルレート「F(bps)」を使用し、例えば、式(10)により、遅延時間「τ(秒)」を使用するレート「t」の計算を促進してもよい。
t=τ/(1/F)=τ×F (10)
パワーモニタ126は、上述のように、「P1」及び「P2」を判定してもよく、且つ、これらの値をコントローラ128に供給してもよい。コントローラ128は、式(9)に従って、上述の受け取った帯域幅「B(nm)」、遅延時間量「τ(秒)」、光学パワー「P1(mW)及びP2(mW)」、及び1ビット時間における遅延時間のレート「t」を利用することにより、OSNRを計測してもよい。その後に、コントローラ128は、算出されたOSNRを保存してもよく、或いは、計測されたOSNRを管理装置又はこれに類似したものに対して出力してもよい。
図3〜図11Bは、本開示に従ってOSNRを計測する装置の様々な代替実施形態を示している。これらの図のうちのいくつかにおいて、略語であるBPFは、帯域通過フィルタを意味しており、Dは、遅延を意味しており、且つ、PSは、位相シフトを生成することになる遅延干渉計のサブコンポーネントを意味している。
図3は、OSNRモニタ装置300を示している。OSNRモニタ装置300は、波長処理装置として光学チューニング可能帯域通過フィルタ310を有してもよい。又、OSNRモニタ装置300は、チューニング可能偏光コントローラ320及び偏光ビームスプリッタ330を偏光処理コンポーネントとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置300は、遅延干渉計340a及び340bを干渉計125として有してもよい。OSNRモニタ装置300は、パワーメータ350a〜350dを更に有してもよい。又、OSNRモニタ装置300は、データプロセッサ360及び制御回路370をコントローラとして有してもよい。
光学チューニング可能帯域通過フィルタ(BPF)310は、複数の波長から特定の波長を分離するように構成された任意の装置、システム、又は回路であってもよい。例えば、光学チューニング可能BPF310は、光信号の特定の範囲の波長のみが光学チューニング可能BPF310を通過することを許容するように構成してもよい。この範囲は、光信号の0.1nm帯域であってもよい。いくつかの実施形態においては、光学チューニング可能BPF310は、通信自在に制御回路370と結合されてもよく、且つ、光学チューニング可能BPF310の通過を許容するべく、望ましい範囲の波長との関係において、制御回路370から命令を受け取ってもよい。光学チューニング可能BPF310は、例えば、副成分152などの到来する光信号を受け取ってもよい。次いで、光学チューニング可能BPF310は、副成分152から特定の波長を分離してもよく、且つ、次いで、そのフィルタリング済みの光信号をチューニング可能偏光コントローラ320に伝達してもよい。
チューニング可能偏光コントローラ320は、受け取った光信号のx−偏光及びy−偏光成分を調節するように構成してもよい。このような調節は、x−偏光及びy−偏光成分の偏光のシフトを含んでもよい。更には、チューニング可能偏光コントローラ320は、偏光ビームスプリッタ330の配向とアライメントするようにこのような成分を調節するべく、構成してもよい。チューニング可能偏光コントローラ320は、例えば、任意の装置、システム、又は回路により、このような調節を実行するべく、任意の適切な方式によって実装してもよい。チューニング可能偏光コントローラ320は、通信自在に制御回路370に結合してもよい。制御回路370は、チューニング可能偏光コントローラ320の動作を調節するように構成してもよい。このような調節は、例えば、入力信号の特性又は種類、チューニング可能偏光コントローラ320の検出出力、又は偏光ビームスプリッタ330の配向に基づいたものであってもよい。
偏光ビームスプリッタ330は、2つの固定軸に従って入力信号をスプリットさせるように構成してもよい。例えば、副成分152は、x−偏光成分及びy−偏光成分を含んでもよく、且つ、これらの成分は、偏光ビームスプリッタ330の固定軸とアライメントされた場合に、分離されることになる。従って、偏光ビームスプリッタ330は、副成分152のx−偏光成分を出力すると共に副成分152のy−偏光成分を出力するように構成してもよい。偏光ビームスプリッタ330は、独立した経路又はチャネルに沿ってそれぞれの偏光を出力するように構成してもよい。例えば、x−偏光成分を遅延干渉計340aに供給してもよく、且つ、y−偏光成分を遅延干渉計340bに供給してもよい。偏光ビームスプリッタ330は、その入力信号をx−偏光及びy−偏光成分にスプリットするべく、任意の適切な方法によって実装してもよい。偏光ビームスプリッタ330は、出力がx−偏光及びy−偏光との関係において固定軸を有するように構成してもよい。従って、チューニング可能偏光コントローラ320は、偏光ビームスプリッタ330の固定軸がx−偏光及びy−偏光成分を適切に分離することになるように、受け取った光信号の偏光をアライメントしてもよい。
遅延干渉計340は、OSNRが判定されるように、分離した光信号の2つの経路における差を生成するべく構成された任意のシステム又は装置として実装してもよい。例えば、遅延干渉計340a及び340bは、1つ又は両方の経路を、遅延された経路又は位相シフトされた経路のうちのいずれかにしてもよい。遅延干渉計340a及び340bは、OSNRの算出又は判定との関係において、上述のように動作してもよい。遅延干渉計340a及び340bは、通信自在に制御回路370と結合されてもよい。制御回路370は、命令又は指示を遅延干渉計340a及び340bに提供してもよい。例えば、制御回路370は、遅延時間「τ」の持続時間又は望ましい位相シフトの値について遅延干渉計340a及び340bに命令してもよい。遅延干渉計340a及び340bは、上述のように、その出力をパワーメータ350a〜350dに供給してもよい。
いくつかの実施形態においては、パワーメータ350b及び350dを省略してもよい。このような実施形態においては、パワーメータ350aは、まず、光信号の特定の波長及び偏光成分のP1(例えば、強め合う干渉)を計測してもよい。次いで、遅延干渉計340aの位相シフト成分をデチューニングしてもよく、且つ、次いで、P2(例えば、弱め合う干渉)が計測されるように、位相シフトにπを加算した値を含むように再チューニングしてもよい。これらを別個に計測することにより、干渉計340aに1つのパワーメータ350aのみが必要とされることになろう。同様の方式により、光信号の代替偏光成分を処理する干渉計340bも、1つのパワーメータ350cのみを必要とすることになろう。
データプロセッサ360は、少なくとも遅延干渉計340a用のパワーメータ350a及び350bから受け取った入力に基づいてOSNRを算出又は判定すると共に少なくとも遅延干渉計340b用のパワーメータ350c及び350dから受け取った入力に基づいてOSNRを判定するように構成してもよい。又、いくつかの実施形態においては、データプロセッサ360は、制御回路、光学チューニング可能BPF310、遅延干渉計340a及び/又は340b、パワーメータ350a〜350b、又はこれらの任意の組合せから入力を受け取ってもよい。例えば、データプロセッサ360は、遅延干渉計340a及び340bの出力のペアのそれぞれごとに、「B」、「t」、「P1」、及び「P2」に関する情報を受け取ってもよい。この結果、データプロセッサ360は、同時に、又は本質的に同時に、偏光ビームスプリッタ330の両方の出力についてOSNRを算出してもよい。データプロセッサ360は、データプロセッサ360がOSNRを判定できるようにするための任意のシステム、装置、回路、又はコンポーネントとして実装してもよい。例えば、データプロセッサ360は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、又はFPGAとして実装してもよい。又、データプロセッサ360は、関連するコンピュータ可読媒体を有してもよい。いくつかの実施形態においては、データプロセッサ360は、算出されたOSNRを制御回路370に供給してもよい。いくつかの実施形態においては、制御回路370及びデータプロセッサ360は、同一の物理コンポーネントとして実装してもよい。
制御回路370は、光学チューニング可能BPF310、チューニング可能偏光コントローラ320、及び遅延干渉計340a及び340bのうちの少なくとも1つに対して命令を供給するように構成してもよい。制御回路370は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、又はFPGAとして実装してもよい。又、いくつかの実施形態においては、制御回路370は、関連するコンピュータ可読媒体を有してもよい。
図3に示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。更には、本質的に同時に且つ本質的にリアルタイムで、これらを判定してもよい。
図4は、OSNRモニタ装置400の代替実施形態を示している。OSNRモニタ装置400は、光学チューニング可能BPF410を波長処理装置として有してもよい。OSNRモニタ装置400は、チューニング可能偏光コントローラ420及び偏光器430を偏光処理コンポーネントとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置400は、遅延干渉計440を干渉計125として有してもよい。又、OSNRモニタ装置400は、データプロセッサ460及び制御回路470をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置400は、パワーメータ450a及び450bを含んでもよい。
OSNRモニタ装置400は、例えば、副成分152などの到来信号を受け取ってもよい。光学チューニング可能BPF410は、光学チューニング可能BPF310との関係において上述したように、到来信号を処理してもよい。次いで、信号をチューニング可能偏光コントローラ420に伝達してもよい。チューニング可能偏光コントローラ420は、上述のチューニング可能偏光320と同様の方式によって動作してもよい。但し、チューニング可能偏光コントローラ420は、まず、光信号のx−偏光成分が偏光器430とアライメントされるように、まず、その出力をチューニングしてもよく、且つ、次いで、光信号のy−偏光成分が偏光器430とアライメントされるように、チューニングしてもよい。
偏光器430は、偏光の特定の軸に加えて、任意の偏光信号をフィルタリングによって除去するように構成してもよい。例えば、副成分152は、x−偏光成分及びy−偏光成分を含んでもよい。副成分152が1つの方向において配向されている際に、偏光器430は、副成分152のx−偏光成分を出力してもよい。副成分152が別の方向において配向されている(例えば、90°だけ回転されている)際には、偏光器430は、副成分152のy−偏光成分を出力してもよい。偏光器430は、フィルタリング済みの光信号を遅延干渉計440に出力するように構成してもよい。偏光器430は、偏光器430の特定の軸に加えて、任意の偏光された光信号をフィルタリングによって除去するべく、任意の適切な方式によって実装してもよい。この結果、固定軸を有するものとして偏光器430を呼んでもよい。いくつかの実施形態においては、チューニング偏光コントローラ420は、x−偏光成分が偏光器430において選択されるように、光信号を配向させてもよい。次いで、y−偏光成分が偏光器430において選択されるように、光信号を配向させるべく、チューニング可能偏光コントローラ420を変更してもよい。
遅延干渉計440は、遅延干渉計340a及び340bとの関係において上述したように実装してもよい。パワーメータ450a及び450bは、パワーメータ350a〜350bとの関係において上述したように実装してもよい。
データプロセッサ460は、データプロセッサ360との関係において上述したように実装してもよい。制御回路470は、制御回路370との関係において上述したように実装してもよい。但し、1つの偏光成分のOSNRが判定された後に、チューニング可能偏光コントローラ420が光信号を再配向させ、これにより、別の偏光成分のOSNRが判定されるように、制御回路470を構成してもよい。例えば、制御回路470は、偏光器430がx−偏光成分を分離し、これにより、そのOSNRが判定されるように、光信号を配向させるべく、チューニング偏光コントローラ420を制御してもよい。制御回路470がデータプロセッサ460からx−偏光成分のOSNRを受け取ったら、制御回路470は、光信号を再配向させ、これにより、光信号のy−偏光成分が偏光器430において選択されるように、チューニング可能偏光コントローラ420を制御してもよい。
上述のように、いくつかの実施形態においては、まず、光信号の特定の波長及び偏光成分のP1(例えば、強め合う干渉)を計測し、次いで、信号がプラスπだけ位相シフトされるように位相シフトコンポーネントを再チューニングし、且つ、次いで、P2(例えば、弱め合う干渉)を計測することにより、パワーメータの数を半分に減らしてもよい。
図4に示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。例えば、まず、x−偏光成分のOSNRを判定し、且つ、次いで、チューニング可能偏光コントローラ420を再配向させてy−偏光成分のOSNRを選択及び判定することにより、これらの偏光のOSNRを連続的に判定してもよい。
図5は、OSNRモニタ装置500の代替実施形態を示している。OSNRモニタ装置500は、光学チューニング可能BPF510を波長処理装置として有してもよい。OSNRモニタ装置500は、偏光安定器520及び偏光ビームスプリッタ530を偏光処理コンポーネントとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置500は、遅延干渉計540a及び540bを干渉計125として有してもよい。OSNRモニタ装置500は、データプロセッサ560及び制御回路570をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置500は、パワーメータ550a〜550dを有してもよい。
OSNRモニタ装置500は、例えば、副成分152などの到来信号を受け取ってもよい。光学チューニング可能BPF510は、光学チューニング可能BPF310との関係において上述したように到来信号を処理してもよい。次いで、信号を偏光安定器520に伝達してもよい。
偏光安定器520は、光信号の偏光の配向を固定軸の特定の組に対して安定化させるように構成してもよい。このような安定化は、x−偏光及びy−偏光成分の偏光のシフトを含んでもよい。更には、偏光安定器520は、偏光安定器の出力が偏光ビームスプリッタ530の固定軸とアライメントされ、これにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分が偏光ビームスプリッタ530において適切に分離されるように、配向させてもよい。偏光安定器520は、例えば、任意の装置、システム、又はアナログ又はデジタル回路により、このような調節を実行するべく、任意の適切な方式によって実装してもよい。又、偏光安定器520は、光信号の偏光の安定化を促進するためのロジック又はその他の処理能力を含んでもよい。偏光安定器520は、通信自在に制御回路570に結合されてもよい。制御回路570は、偏光安定器520の固定軸の望ましい配向について偏光安定器520に通知するように構成してもよい。望ましい配向は、例えば、入力信号の特性又は種類、偏光安定器520の検出出力、又は偏光ビームスプリッタ530の配向に基づいたものであってもよい。
固定軸に対して安定化されたら、光信号を偏光安定器520から偏光ビームスプリッタ530に伝達してもよい。偏光ビームスプリッタは、上述の偏光ビームスプリッタ330と同様の方式により、動作してもよく、且つ、実装されてもよい。同様の方式により、遅延干渉計540a及び540bも、上述の遅延干渉計340a及び340bと同様の方式により、機能してもよく、パワーメータ550a〜550dも、上述のパワーメータ350a〜350dと同様の方式により、機能してもよく、且つ、データプロセッサ560及び制御回路570も、データプロセッサ360及び制御回路370と同様の方式により、機能してもよい。
上述のように、いくつかの実施形態においては、まず、光信号の特定の波長及び偏光成分のP1(例えば、強め合う干渉)を計測し、次いで、信号がプラスπだけ位相シフトされるように位相シフトコンポーネントを再チューニングし、且つ、次いで、P2(例えば、弱め合う干渉)を計測することにより、パワーメータの数を半分に減らしてもよい。
図5に示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。更には、本質的に同時に且つ本質的にリアルタイムで、これらを判定してもよい。
図6は、OSNRモニタ装置600の代替実施形態を示している。OSNRモニタ装置600は、光学チューニング可能BPF610を波長処理装置として有してもよい。OSNRモニタ装置600は、偏光安定器620及び偏光器630を偏光処理コンポーネントして有してもよい。又、OSNRモニタ装置600は、遅延干渉計640を干渉計125として有してもよい。OSNRモニタ装置600は、データプロセッサ660及び制御回路670をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置600は、パワーメータ650a及び650bを有してもよい。
OSNRモニタ装置600は、例えば、副成分152などの光信号を受け取ってもよい。光信号は、まず、光学チューニング可能BPF610によって選択された特定の波長を有してもよい。光学チューニング可能BPF610は、上述の光学チューニングBPF310に類似した方式により、動作してもよく、且つ、実装されてもよい。次いで、光学チューニング可能BPF610は、光信号を偏光安定器620に伝達し、その固定軸に従って光信号を配向及び安定化させてもよい。偏光安定器620は、上述の偏光安定器520に類似した方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。光信号が偏光器630の固定軸を通じて送信された際に、例えば、x−偏光又はy−偏光成分のうちの1つのみなどの光信号の複数の偏光成分のうちの1つの偏光成分が遅延干渉計640に伝達されるように、偏光安定器620の軸を偏光器630とアライメントさせてもよい。遅延干渉計640及びパワーメータ650a及び650bは、上述の遅延干渉計340及びパワーメータ350a〜350dに類似した方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。パワーメータ650a及び650bは、それらの読取値をデータプロセッサ660に伝達し、選択された波長及び偏光成分のOSNRの算出を促進してもよい。データプロセッサ660及び制御回路670は、上述のデータプロセッサ369及び制御回路370と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
制御回路670は、命令及び/又は指示を偏光安定器620に供給してもよい。例えば、図6に示されているように、第1偏光成分のOSNRが判定された後に、制御回路670は、その固定軸に沿うようにこの偏光成分を再配向させるべく、偏光安定器620を制御してもよい。例えば、偏光安定器620から受け取ったx−偏光成分を処理するように偏光器630が配向されている場合に、x−偏光成分のOSNRが判定された後に、制御回路670は、x−偏光成分によって以前に占有されていた軸に対してy−偏光成分が配向され、これにより、次いで、偏光器630がy偏光成分についてフィルタリングするように、光信号を再配向させるべく、偏光安定器620を制御してもよい。この結果、偏光安定器620は、チューニング可能偏光コントローラ420に類似した方式により、動作してもよい。但し、任意の回転の程度に光信号を回転させ、これにより、偏光が任意の方向において配向されるように、チューニング可能偏光コントローラを構成してもよい場合には、光信号を軸の固定された組に対して配向させるように、偏光安定器を構成してもよいが、それらの軸に対して準拠するように光信号を配向させる方式は、変更してもよい(例えば、x−偏光成分がx−軸、y−軸、又はz−軸に沿ったものであってもよい)。
制御回路670は、光信号の複数の偏光成分のOSNRの連続的な判定を促進してもよい。例えば、制御回路670は、偏光器630がx−偏光成分を分離し、これにより、そのOSNRが判定されるように、光信号を配向させるべく偏光安定器620を制御してもよい。制御回路670がデータプロセッサ660からx−偏光成分のOSNRを受け取ったら、制御回路670は、光信号のy−偏光成分が偏光器630において選択され、これにより、そのOSNRが判定されるように、光信号を再配向させるべく偏光安定器620を制御してもよい。
上述のように、いくつかの実施形態においては、まず、光信号の特定の波長及び偏光成分のP1(例えば、強め合うに干渉)を計測し、次いで、信号がプラスπだけ位相シフトされるように位相シフトコンポーネントを再チューニングし、且つ、次いで、P2(例えば、弱め合う干渉)を計測することにより、パワーメータの数を半分に減らしてもよい。
図6に示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。これらの偏光のOSNRは、例えば、まず、x−偏光を判定し、且つ、次いで、偏光安定器620を再配向させてy−偏光のOSNRを選択及び判定することにより、連続的に判定してもよい。
図7は、OSNRモニタ装置700の一代替実施形態を示している。OSNRモニタ装置700は、光学チューニング可能BPF710を波長処理装置として有してもよい。OSNRモニタ装置700は、チューニング可能偏光器730a及び730bを偏光処理コンポーネントとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置700は、遅延干渉計740a及び740bを干渉計125として有してもよい。OSNRモニタ装置700は、データプロセッサ760及び制御回路770をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置700は、パワーメータ750a〜750dを含んでもよい。OSNRモニタ装置700は、信号スプリッタ720を更に有してもよい。
OSNRモニタ装置700は、例えば、副成分152などの光信号を受け取ってもよい。光信号は、まず、光学チューニング可能BPF710によって選択された特定の波長を有してもよい。光学チューニング可能BPF710は、上述の光学チューニング可能BPF310と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。次いで、光学チューニング可能BPF710は、光信号を信号スプリッタ720に伝達してもよい。信号スプリッタ720は、到来信号を複数の経路に分割するように構成された任意のシステム、装置、回路、又はこれらの組合せであってもよい。信号スプリッタ720は、例えば、3デシベル(dB)などの信号のスプリットに伴う関連損失を有してもよい。信号スプリッタ720は、スプリットされた信号のそれぞれが、スプリットされていない信号と同一の、但し、低減された振幅を有する、情報及び/又はフォーマットを有することになるように構成してもよい。例えば、信号が正弦波であった場合には、同一の正弦波の関数が、依然として、スプリットされた信号内において観察されることになり、且つ、低減されてもよいのは、振幅のみである。
図7に示されているように、信号スプリッタ720からの経路のそれぞれは、光信号をチューニング可能偏光器730a及び730bに搬送してもよい。チューニング可能偏光器730a及び730bは、偏光器430と同様の方式によって動作するように構成してもよい。但し、フィルタリング対象である固定軸を有するのではなく、チューニング可能偏光器730a及び730bは、選択される軸の配向を変化させるように変更及び調節してもよい。例えば、15度だけシフトされた信号のx−偏光成分を光信号が有していた場合には、このx−偏光成分がチューニング可能偏光器730aを通じて選択されるように、チューニング可能偏光器730aを15度だけチューニングしてもよい。この例を更に発展させれば、光信号のy−偏光成分について選択を実行するように、チューニング可能偏光器730bをチューニングしてもよい。チューニング可能偏光器730a及び730bは、例えば、任意の装置、システム、又はアナログ又はデジタル回路により、このような調節を実行するべく、任意の適切な方式によって実装してもよい。チューニング可能偏光器730a及び730bは、通信自在に制御回路770に結合されてもよい。制御回路770は、チューニング可能偏光器730a及び730bの動作を調節するように構成してもよい。このような調節は、例えば、入力信号の特性又は種類或いはチューニング可能偏光器730a又は730bの検出出力に基づいたものであってもよい。いくつかの実施形態においては、制御回路770は、x−偏光又はy−偏光成分のうちの一方に必要とされているチューニングの程度のみを判定してもよく、且つ、次いで、それを90度だけシフトさせることにより、他方を判定してもよい。上述の例を使用することにより、x−偏光が15度だけシフトされていると制御回路770が判定した場合には、制御回路770は、15度だけチューニングされるようにチューニング可能偏光器730aに対して命令してもよく、且つ、15度プラス90度だけ、即ち、105度だけ、チューニングされるようにチューニング可能偏光器730bに対して命令してもよい。
チューニング可能偏光器730a及び730bから出力された信号は、遅延干渉計740a及び740bに伝達してもよい。遅延干渉計740a及び740b及びパワーメータ750a〜750dは、上述の遅延干渉計340a及び340b及びパワーメータ350a〜350dと同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。パワーメータ750a〜750dは、それぞれの読取値をデータプロセッサ760に伝達し、選択された波長及び偏光成分のOSNRの計算を促進してもよい。データプロセッサ760及び制御回路770は、上述のデータプロセッサ360及び制御回路370と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
上述のように、いくつかの実施形態においては、まず、光信号の特定の波長及び偏光成分のP1(例えば、強め合う干渉)を計測し、且つ、次いで、信号がプラスπだけ位相シフトされるように位相シフトコンポーネントを再チューニングし、且つ、次いで、P2(例えば、弱め合う干渉)を計測することにより、パワーメータの数を半分に減らしてもよい。
図7に示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。更には、本質的に同時に且つ本質的にリアルタイムで、これらを判定してもよい。
図8は、OSNRモニタ装置800の一代替実施形態を示している。OSNRモニタ装置800は、光学チューニング可能BPF810を有してもよい。OSNRモニタ装置800は、チューニング可能偏光器820を偏光処理コンポーネントとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置800は、遅延干渉計840を干渉計125として有してもよい。OSNRモニタ装置は、データプロセッサ860及び制御回路870をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置800は、パワーメータ850a及び850bを含んでもよい。
OSNRモニタ装置800は、例えば、副成分152などの光信号を受け取ってもよい。光信号は、まず、光学チューニング可能BPF810によって選択された特定の波長を有してもよい。光学チューニング可能BPF810は、上述の光学チューニング可能BPF310と同様の方式により、動作してもよく、且つ、実装されてもよい。次いで、光学チューニングBPF810は、光信号をチューニング可能偏光器820に伝達してもよい。チューニング可能偏光器820は、チューニング可能偏光器730a及び730bと同様の方式により、動作してもよく、且つ、実装されてもよい。但し、光信号の第1偏光成分のOSNRが判定されたら、制御回路870は、第2偏光成分のOSNRの判定を促進するべく、選択している軸を再配向して光信号の第2偏光成分を選択するように、チューニング可能偏光器を制御してもよい。例えば、チューニング可能偏光器820は、まず、光信号のx−偏光成分を選択するように配向させてもよい。x−偏光成分のOSNRが判定されたと制御回路870が認識したら、制御回路870は、チューニング可能偏光器が、x−偏光成分ではなく、光信号のy−偏光成分を選択するように、自身をチューニングするべくチューニング可能偏光器820を制御してもよい。この結果、光信号の複数の偏光のOSNRの連続的な独立した判定が円滑に実行されることになる。
チューニング可能偏光器820からの信号出力は、遅延干渉計840に伝達してもよい。遅延干渉計840及びパワーメータ850a及び850bは、上述の遅延干渉計340a及び340b及びパワーメータ350a〜350dと同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。パワーメータ850a及び850bは、それぞれ読取値をデータプロセッサ860に伝達し、選択された波長及び偏光成分のOSNRの計算を促進してもよい。データプロセッサ860及び制御回路870は、上述のデータプロセッサ360及び制御回路370と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
上述のように、いくつかの実施形態においては、まず、光信号の特定の波長及び偏光成分のP1(例えば、強め合う干渉)を計測し、且つ、次いで、信号がプラスπだけ位相シフトされるように位相シフトコンポーネントを再チューニングし、且つ、次いで、P2(例えば、弱め合う干渉)を計測することにより、パワーメータの数を半分に減らしてもよい。
図8に示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。例えば、まず、x−偏光を判定し、且つ、次いで、チューニング可能偏光器820を再配向させてy−偏光のOSNRを選択及び判定することにより、これらの偏光のOSNRを連続的に判定してもよい。
図9A及び図9Bは、OSNRモニタ装置900の代替実施形態を示している。図9Aに示されているように、OSNRモニタ装置900は、波長選択スイッチ(Wavelength Selective Switch:WSS)930aを波長処理装置として有してもよい。OSNRモニタ装置900は、チューニング可能偏光コントローラ910及び偏光器920を偏光処理コンポーネントとして有してもよい。OSNRモニタ装置900は、データプロセッサ960及び制御回路970をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置900は、パワーメータ950a及び950bを含んでもよい。
OSNRモニタ装置900は、例えば、副成分152などの光信号を受け取ってもよい。チューニング可能偏光コントローラ910及び偏光器920は、チューニング可能偏光コントローラ420及び偏光器430と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。例えば、チューニング可能偏光コントローラ910は、光信号の偏光のうちの1つを偏光器920の軸とアライメントさせるように光信号を配向させてもよい。その偏光成分のOSNRが判定されたら、制御回路970は、(例えば、まず、x−偏光を、そして、次いで、y−偏光をアライメントすることによって)第2偏光成分が偏光器920の軸とアライメントされるように、光信号をチューニングするべくチューニング偏光器に対して命令してもよい。偏光器920の出力は、WSS930aに伝達してもよい。
WSS930aは、例えば、フィルタリング、遅延、位相シフト、又はこれらの任意の組合せを含む様々な波長処理を光信号に対してインテリジェントに実行するように構成してもよい。従って、WSS930aは、例えば、波長ごとに、そのOSNRが判定されるように、光信号の望ましいチャネルを選択するべく構成してもよい。WSS930aは、これらの機能の実行を促進するべく、例えば、装置、システム、回路、又はこれらの組合せにより、任意の方式によって実装してもよい。例えば、WSS930aは、ファイバ、能動型又は受動型構成可能フィルタ、アレイ導波路、電子機械装置、結晶、又はこれらの任意の組合せを含んでもよい。WSS930aは、通信自在に制御回路970に結合されてもよい。制御回路970は、例えば、入力信号をフィルタリングするか、遅延させるか、又は位相シフトさせるべく、WSS930aの動作を調節するように構成してもよい。このような調節は、例えば、入力光信号の特性又は種類、WSS930aの検出出力、又は偏光器920の検出出力に基づいたものであってもよい。いくつかの実施形態においては、WSS930aは、1つの入力と2つの出力を有するもの(例えば、1×2WSSのようなWSS930a)として実装してもよく、或いは、1つの入力と1つの出力を有するもの(例えば、図9Bに示されている1×WSSのようなWSS930b)として実装してもよい。
WSS930aは、WSS930aによる光信号のフィルタリング、遅延、又は位相シフトのいずれかの実行を促進するべく、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、FPGA、ASIC、又はなんらかのその他の論理装置を有してもよい。例えば、WSS930aは、信号の成分を遅延させるか、位相を調節するか、フィルタリングするか、又はそのパワーレベルを調節するように構成されたモジュール、回路、又はソフトウェアを含んでもよい。例えば、OSNRの判定を促進するように、入力信号の位相を調節してもよい。更には、WSS930aは、WSS930aの動作を制御するように構成されたソフトウェアを含んでもよい。ソフトウェアは、プロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体上に存在している命令を含んでもよい。
WSS930aは、遅延干渉計340a及び340bと類似の方式により、且つ、類似の原理に基づいて、動作するように構成してもよい。例えば、WSS930aは、WSS930aの2つの出力の比較を使用してOSNRが判定されるように、出力を遅延及び/又は位相シフトさせてもよい。いくつかの実施形態においては、光信号をそれぞれの出力ごとに2つの部分にスプリットさせてもよく(即ち、1×2WSSの場合には、光信号を4つの部分にスプリットさせてもよく)、且つ、それぞれの部分を個別に処理してもよい。例えば、第1部分は、不変の状態に留まってもよく、且つ、第2部分は、遅延及び位相シフトさせてもよく、これらの第1の2つの部分は、強め合う干渉として互いに干渉させてもよく、且つ、出力のうちの1つにおいて出力してもよい。第3部分は、以前と同様に、不変の状態に留まってもよく、但し、第4部分は、プラスπラジアンで、遅延及び位相シフトさせてもよい。第3及び第4部分は、弱め合う干渉として互いに干渉させてもよく、且つ、出力のうちの他方として出力してもよい。WSS930aの出力は、パワーメータ950a及び950bに伝達してもよい。パワーメータ950a及び950bは、パワーメータ350a〜350bと類似した方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。パワーメータ950a及び950bは、それぞれの読取値をデータプロセッサ960に伝達し、選択された波長及び偏光成分のOSNRの計算を促進してもよい。データプロセッサ960及び制御回路970は、上述のデータプロセッサ360及び制御回路370と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
図9Bを参照すれば、1×2WSS(例えば、WSS930a)を使用するのではなく、いくつかの実施形態においては、1×1WSS(例えば、WSS930b)を使用してもよい。例えば、図9Aの破線部分を図9Bの破線部分によって置換してもよい。このような実施形態においては、OSNRモニタ装置900は、WSS930bの1つの出力を受け取るべくパワーメータ950cを含んでもよい。遅延干渉計は2つの信号を出力してもよく、且つ、それらのパワーを比較させてもよく、WSS930bは、まず、これらの信号のうちの1つを出力してもよく、且つ、そのパワーを、例えば、データプロセッサ960又は制御回路970のうちの1つにおいて保存してもよく、且つ、次いで、WSS930bは、両方の出力信号を使用してOSNRを判定できるように、もう1つの信号を出力してもよい。例えば、上述のように「P1」及び「P2」を同時に判定するのではなく、「P1」及び「P2」は、WSS930b及びパワーメータ950cを使用して連続的に判定してもよい。
図9A及び図9Bに示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。例えば、まず、x−偏光を判定し、且つ、次いで、y−偏光成分のOSNRを判定できるように、チューニング可能偏光コントローラ910を再配向させることにより、これらの偏光のOSNRを連続的に判定してもよい。図9Bに示されている実施形態を使用することにより、偏光成分のうちの1つの偏光成分のOSNRを判定するために使用される2つの信号のそれぞれを、同時にではなく、連続的に計測してもよい。
図10A及び図10Bは、OSNRモニタ装置1000の代替実施形態を示している。図10Aに示されているように、OSNRモニタ装置1000は、波長選択スイッチ(WSS)1030aを波長処理装置として有してもよい。OSNRモニタ装置1000は、チューニング可能偏光器1010を偏光処理コンポーネントとして有してもよい。OSNRモニタ装置100は、データプロセッサ1060及び制御回路1070をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置100は、パワーメータ1050a及び1050bを含んでもよい。
OSNRモニタ装置1000は、例えば、副成分152などの光信号を受け取ってもよい。チューニング可能偏光器1010は、チューニング可能偏光器820と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。例えば、チューニング可能偏光器1010は、光信号の偏光のうちの1つとアライメントするように、その固定軸を配向させてもよい。その偏光成分のOSNRが判定されたら、制御回路1070は、(例えば、まず、x−偏光を、そして、次いで、y−偏光をアライメントさせることにより)第2偏光成分がチューニング可能偏光器1010の軸とアライメントするように、チューニング可能偏光器1010をチューニングするべくチューニング可能偏光器1010に対して命令してもよい。チューニング可能偏光器1010の出力は、WSS1030aに伝達してもよい。WSS1030aは、WSS930aと同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
WSS1030aの出力は、パワーメータ1050a及び1050bに伝達してもよい。パワーメータ1050a及び1050bは、パワーメータ350a〜350bと同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。パワーメータ1050a及び1050bは、それぞれの読取値をデータプロセッサ1060に伝達し、選択された波長及び偏光成分のOSNRの計算を促進してもよい。データプロセッサ1060及び制御回路1070は、上述のデータプロセッサ360及び制御回路370と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
図10Bを参照すれば、1×2WSS(例えば、WSS1030a)を使用するのではなく、いくつかの実施形態においては、1×1WSS(例えば、WSS1030b)を使用してもよい。例えば、図10Aの破線部分を図10Bの破線部分によって置換してもよい。このような実施形態においては、OSNRモニタ装置1000は、WSS1030bの1つの出力を受け取るべくパワーメータ1050cを含んでもよい。WSS1030bは、WSS930bと同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
図10A及び図10Bに示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。これらの偏光のOSNRは、例えば、まず、x−偏光を判定し、且つ、次いで、y−偏光成分のOSNRを判定することができるようにチューニング可能偏光器1010を再配向させることにより、連続的に判定してもよい。図10Bに示されている実施形態を使用することにより、偏光成分のうちの1つの偏光成分のOSNRを判定するために使用される2つの信号のそれぞれを、同時にではなく、連続的に計測してもよい。
図11A及び図11Bは、OSNRモニタ装置1100の代替実施形態を示している。図11Aに示されているように、OSNRモニタ装置1100は、WSS1130aを波長処理装置として有してもよい。OSNRモニタ装置1100は、偏光安定器1110及び偏光器1120を偏光処理コンポーネントとして有してもよい。OSNRモニタ装置1100は、データプロセッサ1160及び制御回路1170をコントローラとして有してもよい。又、OSNRモニタ装置1100は、パワーメータ1150a及び1150bを含んでもよい。
OSNRモニタ装置1100は、例えば、副成分152などの光信号を受け取ってもよい。偏光安定器1110及び偏光器1120は、偏光安定器620及び偏光器630と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。例えば、偏光安定器1110は、偏光器1120の固定軸とアライメントするように、受け取った光信号の偏光成分を安定化させてもよい。その偏光成分のOSNRが判定されたら、制御回路1170は、第2偏光成分が偏光器1120の軸とアライメントされるように、それぞれの偏光成分がその固定軸のうちのそれぞれの軸に沿うように再配向させるべく偏光安定器1110に対して命令してもよい。例えば、偏光安定器1110は、まず、偏光器1120の固定軸とアライメントされた偏光安定器1110の軸に沿ってx−偏光を安定化させてもよく、且つ、次いで、偏光器1120の固定軸とアライメントされた軸に沿ってy−偏光を安定化させてもよい。偏光器1120の出力は、WSS1130aに伝達してもよい。WSS1130aは、WSS930aと同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
WSS1130aの出力は、パワーメータ1150a及び1150bに伝達してもよい。パワーメータ1150a及び1150bは、パワーメータ350a〜350dと同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。パワーメータ1150a及び1150bは、それぞれの読取値をデータプロセッサ1160に伝達し、選択された波長及び偏光成分のOSNRの計算を促進してもよい。データプロセッサ1160及び制御回路1170は、上述のデータプロセッサ360及び制御回路370と同様の方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
図11Bを参照すれば、1×2WSS(例えば、WSS1130a)を使用するのではなく、いくつかの実施形態においては、1×1WSS(例えば、WSS1130b)を使用してもよい。例えば、図11Aの破線部分を図11Bの破線部分によって置換してもよい。このような実施形態においては、OSNRモニタ装置1100は、WSS1130bの1つの出力を受け取るべくパワーメータ1150cを含んでもよい。WSS1130bは、WSS930bと類似した方式により、機能してもよく、且つ、実装されてもよい。
図11A及び図11Bに示されている実施形態を使用することにより、光信号のx−偏光及びy−偏光成分について、別個に且つ独立的に、OSNRを判定してもよい。例えば、まず、x−偏光を判定し、且つ、次いで、y−偏光成分のOSNRを判定できるように偏光安定器1110を使用して光信号を再配向させることにより、これらの偏光のOSNRを連続的に判定してもよい。図11Bに示されている実施形態を使用することにより、偏光成分のうちの1つの偏光成分のOSNRを判定するために使用される2つの信号のそれぞれを、同時にではなく、連続的に計測してもよい。
本明細書において、「又は」は、明示的にそうではないと示されていない限り、或いは、そうではないと示されていない限り、或いは、文脈によってそうではないと示されていない限り、排他的ではなく、包括的である。従って、本明細書において、「A又はB」は、明示的にそうではないと示されていない限り、或いは、文脈によってそうではないと示されていない限り、「A、B、又は両方」を意味している。更には、「及び」は、明示的にそうではないと示されていない限り、或いは、文脈によってそうではないと示されていない限り、連結(joint)と個別(several)の両方である。従って、「A及びB」は、明示的にそうではないと示されていない限り、或いは、文脈によってそうではないと示されていない限り、「連結的に又は個別的に、A及びB」を意味している。
特定の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装してもよい。一例として、且つ、限定を伴うことなしに、1つ又は複数のコンピュータシステムは、特定のロジック又はソフトウェアを実行し、本明細書に記述又は図示されている1つ又は複数のプロセスの1つ又は複数のステップを実行してもよい。特定の実施形態を実装するソフトウェアは、適宜、任意の適切なプログラム言語(手続型又はオブジェクト指向であってもよい)又はプログラム言語の組合せにおいて記述してもよい。様々な実施形態においては、ソフトウェアは、コンピュータ可読保存媒体内に保存してもよい。任意の適切なタイプの1つ又は複数のコンピュータシステム(単一又は複数のプロセッサのコンピュータシステムなど)は、適宜、特定の実施形態を実装するソフトウェアを実行してもよい。汎用コンピュータシステムが、適宜、特定の実施形態を実装するソフトウェアを実行してもよい。特定の実施形態においては、ロジックの各部分は、1つ又は複数の機能の実装の際に、コンポーネントによって送受信されてもよい。
本明細書において、コンピュータ可読保存媒体に対する参照は、1つ又は複数の一時的ではない有体のコンピュータ可読保存媒体処理構造を含む。一例として、且つ、限定を伴うことなしに、コンピュータ可読保存媒体は、適宜、半導体に基づいた又はその他の集積回路(IC)(例えば、FPGA又はASIC(Application Specific IC))、ハードディスク、HDD、ハイブリッドハードドライブ(Hybrid Hard Drive:HDD)、光ディスク、光ディスクドライブ(Optical Disc Drive:ODD)、磁気光ディスク、磁気媒体、半導体ドライブ(Solid−State Drive:SSD)、RAMドライブ、又は別の適切なコンピュータ可読保存媒体、或いは、これらのうちの複数のものの組合せを含んでもよい。コンピュータによって判読可能な一時的ではない保存媒体は、適宜、揮発性であってもよく、不揮発性であってもよく、或いは、揮発性と不揮発性の組合せであってもよい。
本開示は、任意の適切なストレージを実装する1つ又は複数のコンピュータ可読保存媒体を想定している。特定の実施形態においては、コンピュータ可読保存媒体は、適宜、プロセッサの1つ又は複数の部分、メモリの1つ又は複数の部分、又はこれらの組合せを実装している。特定の実施形態においては、コンピュータ可読保存媒体は、RAM又はROMを実装している。特定の実施形態においては、コンピュータ可読保存媒体は、揮発性の又は永久的なメモリを実装している。
本開示は、当業者が認識することになる本明細書の例示用の実施形態に対するすべての変更、置換、変動、修正、及び変化を含む。同様に、適宜、添付の請求項は、当業者が認識することになる本明細書の例示用の実施形態に対するすべての変更、置換、変動、修正、及び変化を含む。更には、特定の機能を実行するように、適合された、配列された、能力を有する、構成された、可能にされた、動作可能な、又は動作する装置又はシステム或いは装置又はシステムのコンポーネントに対する添付の請求項における参照は、その装置、システム、又はコンポーネントが、そのように適合されるか、配列されるか、能力を有するが、構成されるか、可能にされるか、動作可能であるか、又は動作する限り、その装置、システム、又はコンポーネント或いはその特定の機能が、起動、ターンオン、又はアンロックされるかどうかと無関係に、その装置、システム、コンポーネントを含む。例えば、様々な実施形態は、上述のステップのすべて又は一部分を実行してもよく、或いは、そのいずれをも実行しなくてもよい。又、様々な実施形態は、記述されている機能を様々な順序において実行してもよい。
以上、いくつかの実施形態との関連において、本発明について上述したが、当業者であれば、変更、置換、変動、変化、変換、及び修正に想到することが可能であり、従って、本発明は、添付の請求項の精神及び範囲に含まれるそれらの変化、置換、変動、変更、変換、及び修正を含むものと解釈されたい。

Claims (32)

  1. 複数の偏光成分と、複数の波長と、を有する光信号の光学信号対ノイズ比(OSNR)を計測する装置であって、
    前記光信号内の前記複数の波長から1つの波長を選択するように構成された波長処理装置と、
    前記波長処理装置から前記光信号の前記1つの波長を受け取り、且つ、
    前記光信号の前記1つの波長内の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離する、ように構成された偏光処理装置と、
    前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の第1部分を遅延させ、
    第1値と、前記第1値にπラジアンを加算した値と、だけ、前記第1部分の位相をシフトさせ、
    前記第1部分を前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の第2部分と干渉させ、且つ、
    前記第1部分及び第2部分の干渉信号を出力する、
    ように構成された干渉計と、
    前記干渉計の前記出力を受け取り、且つ、
    前記干渉計の前記出力のパワーを計測する、
    ように構成されたパワーメータと、
    前記干渉計の前記出力の前記計測パワーを受け取り、且つ、
    前記干渉計が前記第1値だけ前記位相をシフトさせた際の前記干渉計の前記出力の前記パワーを前記干渉計が前記第1値にπラジアンを加算した値だけ前記位相をシフトさせた際の前記干渉計の前記出力と比較することにより、前記光信号の前記1つの偏光成分の前記1つの波長のOSNRを判定する、
    ように構成されたコントローラと、
    を有する装置。
  2. 前記波長処理装置がチューニング可能帯域通過フィルタを有する請求項1に記載の装置。
  3. 前記装置は、少なくとも2つのパワーメータ及び2つの干渉計を更に有し、
    前記偏光処理装置は、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記光信号から2つの偏光成分を分離するように構成された偏光ビームスプリッタと、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分のうちのそれぞれの偏光成分の1つを前記少なくとも2つの干渉計に伝達するように構成されており、
    前記少なくとも2つの干渉計のそれぞれは、通信自在に前記2つのパワーメータのうちの1つに結合されている請求項2に記載の装置。
  4. 前記偏光処理装置は、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記光信号の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分を前記干渉計に伝達するように構成されている請求項2に記載の装置。
  5. 前記装置は、少なくとも2つのパワーメータ及び2つの干渉計を更に有し、
    前記偏光処理装置は、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記光信号から2つの偏光成分を分離するように構成された偏光ビームスプリッタと、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記1つの波長の前記分離された偏光成分のうちのそれぞれの偏光成分の1つを前記少なくとも2つの干渉計に伝達するように構成されており、
    前記少なくとも2つの干渉計のそれぞれは、通信自在に前記2つのパワーメータのうちの1つに結合されている請求項2に記載の装置。
  6. 前記偏光処理装置は、
    偏光安定器と、
    前記光信号の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分を前記干渉計に伝達するように構成されている請求項2に記載の装置。
  7. 前記装置は、少なくとも2つのパワーメータ及び2つの干渉計を更に有し、
    前記偏光処理装置は、
    前記光信号をスプリットするように構成された偏光ビームスプリッタと、
    前記複数の偏光成分から1つの異なる偏光成分を分離するようにそれぞれが構成された少なくとも2つのチューニング可能偏光器と、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記1つの波長の前記異なる偏光成分のうちのそれぞれの偏光成分の1つを前記少なくとも2つの干渉計に伝達するように構成されており、
    前記少なくとも2つの遅延干渉計のそれぞれは、通信自在に前記2つのパワーメータのうちの1つに結合されている請求項2に記載の装置。
  8. 前記偏光処理装置は、チューニング可能偏光器を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分を前記干渉計に伝達するように構成されている請求項2に記載の装置。
  9. 前記偏光処理装置は、前記光信号内の前記複数の偏光成分から2つの偏光成分を分離するように更に構成されており、前記波長処理装置は、前記2つの偏光のそれぞれのOSNRを本質的に同時に判定する第2干渉計を更に有する請求項2に記載の装置。
  10. 前記OSNRを判定することは、次式によって規定され、
    OSNR[dB]=10×log((P2−P1)/(1−t))−10×log[(P1+P2−(P2−P1)/(1−t))×(0.1/B)]
    この場合に、「B」は、帯域幅を表記し、「t」は、遅延時間とビットレートの積を表記し、「P1」及び「P2」は、前記光信号の前記パワーを表記し、且つ、「OSNR」は、光学信号対ノイズ比を表記している請求項1に記載の装置。
  11. 前記コントローラは、
    OSNRを判定するように構成されたデータ処理コンポーネントと、
    前記偏光処理装置及び前記波長処理装置の変更可能な特性を制御するように構成された制御コンポーネントと、
    を有する請求項1に記載の装置。
  12. 複数の偏光成分と、複数の波長と、を有する光信号の光学信号対ノイズ比(OSNR)を計測する装置であって、
    前記光信号内の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された偏光処理装置と、
    前記光信号の前記1つの偏光成分を受け取り、
    前記光信号の前記1つの偏光成分内の前記複数の波長から1つの波長を選択し、
    前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の第1部分を遅延させ、
    第1値と、前記第1値にπラジアンを加算した値と、だけ、前記第1部分の位相をシフトさせ、
    前記第1部分を前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の第2部分と干渉させ、且つ、
    前記第1及び第2部分の干渉信号を出力する、
    ように構成された波長選択スイッチと、
    前記波長選択スイッチの前記出力を受け取り、且つ、
    前記波長選択スイッチの前記出力のパワーを計測する、
    ように構成されたパワーメータと、
    前記波長選択スイッチの前記出力の前記計測パワーを受け取り、
    前記波長選択スイッチが前記第1値だけ前記位相をシフトさせた際の前記波長選択スイッチの前記出力の前記パワーを前記波長選択スイッチが前記第1値にπラジアンを加算した値だけ前記位相をシフトさせた際の前記波長選択スイッチの前記出力と比較することにより、前記光信号の前記1つの偏光成分の前記1つの波長のOSNRを判定する、
    ように構成されたコントローラと、
    を有する装置。
  13. 前記波長選択スイッチは、2つの出力を供給するように構成されており、前記出力は、強め合う干渉又は弱め合う干渉のうちの1つを有する請求項12に記載の装置。
  14. 前記偏光処理装置は、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記光信号の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記分離された偏光成分を前記波長選択スイッチに伝達するように構成されている請求項12に記載の装置。
  15. 前記偏光処理装置は、前記光信号の複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成されたチューニング可能偏光コントローラを有し、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記分離された偏光成分を前記波長選択スイッチに伝達するように構成されている請求項12に記載の装置。
  16. 前記偏光処理装置は、
    偏光安定器と、
    前記光信号の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記分離された偏光成分を前記波長選択スイッチに伝達するように構成されている請求項12に記載の装置。
  17. 前記OSNRを判定することは、次式によって規定され、
    OSNR[dB]=10×log((P2−P1)/(1−t))−10×log[(P1+P2−(P2−P1)/(1−t))×(0.1/B)]
    この場合に、「B」は、帯域幅を表記し、「t」は、遅延時間とビットレートの積を表記し、「P1」及び「P2」は、前記光信号の前記パワーを表記し、且つ、「OSNR」は、光学信号対ノイズ比を表記している請求項12に記載の装置。
  18. 前記コントローラは、
    前記光学信号対ノイズ比を判定するように構成されたデータ処理コンポーネントと、
    前記偏光処理装置及び前記波長処理装置の変更可能な特性を制御するように構成された制御コンポーネントと、
    を有する請求項12に記載の装置。
  19. 複数の波長と、複数の偏光成分と、を有する光信号の光学信号対ノイズ比(OSNR)を判定する方法であって、
    偏光処理コンポーネントにおいて前記光信号内の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するステップと、
    波長処理コンポーネントにおいて前記光信号内の前記複数の波長から1つの波長を選択するステップと、
    前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の第1部分を遅延させるステップと、
    前記第1部分の位相を第1値だけシフトさせるステップと、
    前記第1部分を前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の第2部分と干渉させるステップと、
    パワーメータにおいて前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の前記第1及び第2部分の干渉のパワーを計測するステップと、
    前記干渉の前記パワーをコントローラにおいて受け取るステップと、
    前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の前記第1部分を遅延させるステップと、
    前記第1部分の前記位相を前記第1値にπラジアンを加算した値だけシフトさせるステップと、
    前記第1部分を前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の前記第2部分と干渉させるステップと、
    前記パワーメータにおいて前記光信号の前記1つの波長の前記1つの偏光成分の前記第1及び第2部分の前記干渉の前記パワーを計測するステップと、
    前記干渉の前記パワーを前記コントローラにおいて受け取るステップと、
    前記位相が前記第1値だけシフトされた際の前記干渉の前記パワーを前記位相が前記第1値にπラジアンを加算した値だけシフトされた際の前記干渉と比較することにより、OSNRを判定するステップと、
    を有する方法。
  20. 前記波長処理装置は、チューニング可能帯域通過フィルタを有し、
    前記遅延させるステップ、前記干渉させるステップ、及び前記シフトさせるステップは、干渉計によって実行される請求項19に記載の方法。
  21. 前記偏光処理装置は、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記光信号から2つの偏光成分を分離するように構成された偏光ビームスプリッタと、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分のうちのそれぞれの偏光成分の1つを少なくとも2つの干渉計に伝達するように構成されており、
    前記少なくとも2つの干渉計のそれぞれは、その出力を少なくとも2つのパワーメータのうちの少なくとも1つに供給するように構成されている請求項20に記載の方法。
  22. 前記偏光処理装置は、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記複数の偏光成分から前記光信号の1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分を前記干渉計に伝達するように構成されており、
    前記干渉計は、前記パワーメータにその出力を供給するように構成されている請求項20に記載の方法。
  23. 前記偏光処理装置は、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記光信号から2つの偏光成分を分離するように構成された偏光ビームスプリッタと、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記1つの波長の前記分離された偏光成分のうちのそれぞれの偏光成分の1つを少なくとも2つの干渉計に伝達するように構成されており、
    前記少なくとも2つの干渉計のそれぞれは、その出力を少なくとも2つのパワーメータの少なくとも1つに供給するように構成されている請求項20に記載の方法。
  24. 前記偏光処理装置は、
    偏光安定器と、
    前記光信号の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分を前記干渉計に伝達するように構成されており、
    前記干渉計は、その出力を前記パワーメータに供給するように構成されている請求項20に記載の方法。
  25. 前記偏光処理装置は、
    前記光信号をスプリットさせるように構成された偏光ビームスプリッタと、
    前記複数の偏光成分から異なる偏光成分を分離するようにそれぞれが構成された少なくとも2つのチューニング可能偏光器と、
    を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記1つの波長の前記異なる偏光成分のうちのそれぞれの偏光成分の1つを少なくとも2つの干渉計に伝達するように構成されており、
    前記少なくとも2つの干渉計のそれぞれは、その出力を少なくとも2つのパワーメータの少なくとも1つに供給するように構成されている請求項20に記載の方法。
  26. 前記偏光処理装置は、チューニング可能偏光器を有し、
    前記チューニング可能帯域通過フィルタは、前記光信号の前記1つの波長を選択すると共に前記1つの波長を前記偏光処理装置に伝達するように構成されており、
    前記偏光処理装置は、前記光信号の前記波長の前記分離された偏光成分を前記干渉計に伝達するように構成されており、
    前記干渉計は、その出力を前記パワーメータに供給するように構成されている請求項20に記載の方法。
  27. 前記波長処理コンポーネントは、波長選択スイッチを有し、且つ、前記遅延させるステップ、前記干渉させるステップ、及び前記シフトさせるステップは、前記波長選択スイッチによって実行される請求項19に記載の方法。
  28. 前記波長選択スイッチは、2つの出力を供給するように構成されており、前記出力は、強め合う干渉又は弱め合う干渉のうちの1つを有する請求項27に記載の方法。
  29. 前記偏光処理コンポーネントは、
    チューニング可能偏光コントローラと、
    前記光信号の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記偏光処理コンポーネントは、前記光信号の前記分離された偏光成分を前記波長選択スイッチに伝達するように構成されており、
    前記波長選択スイッチは、前記選択するステップを実行するように構成されている請求項27に記載の方法。
  30. 前記偏光処理コンポーネントは、前記光信号の複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成されたチューニング可能偏光コントローラを有し、
    前記偏光処理コンポーネントは、前記光信号の前記分離された偏光成分を前記波長選択スイッチに伝達するように構成されており、
    前記波長選択スイッチは、前記選択するステップを実行するように構成されている請求項27に記載の方法。
  31. 前記偏光処理装置は、
    偏光安定器と、
    前記光信号の前記複数の偏光成分から1つの偏光成分を分離するように構成された固定軸偏光器と、
    を有し、
    前記偏光処理コンポーネントは、前記光信号の前記分離された偏光成分を前記波長選択スイッチに伝達するように構成されており、
    前記波長選択スイッチは、前記選択するステップを実行するように構成されている請求項27に記載の方法。
  32. 前記OSNRを判定するステップは、次式によって規定され、
    OSNR[dB]=10×log((P2−P1)/(1−t))−10×log[(P1+P2−(P2−P1)/(1−t))×(0.1/B)]
    この場合に、「B」は、帯域幅を表記し、「t」は、遅延時間とビットレートの積を表記し、「P1」及び「P2」は、前記光信号の前記パワーを表記し、且つ、「OSNR」は、光学信号対ノイズ比を表記している請求項19に記載の方法。
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