JP2015004311A - エアーコンプレッサ及びその起動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のエアーコンプレッサは、施錠状態で稼働不能とし解錠状態で稼働できるようにするセキュリティ装置を具備する。このコンプレッサは、電源オフや停電などが原因で機能停止したときでも、その停止前の解錠/施錠状態に関する情報を記録している。そして、解錠状態で機器停止してから所定時間内(例えば2時間以内)に再起動させた場合には、前記情報に基づいて、コンプレッサを認証処理なしで解錠状態に自動復帰させる。一方、解錠状態で停止してから所定時間を超えて再起動させた場合には、コンプレッサを施錠状態で立ち上げてユーザに認証を要求する。このように再起動までの時間に基づいて認証の要否を判断することで、明らかに無駄な解錠操作を省くことが可能になり、速やかに作業開始できるようになる。
【選択図】図2
Description
図3の左側のフローチャートに示すとおり、エアーコンプレッサの電源スイッチを入れると、当該機器は「施錠状態(セキュリティON状態)」で起動してスタンバイする。続いて、ID認証を含む解錠処理によってセキュリティ装置を「解錠状態(セキュリティOFF状態)」に切り替えると、機器を稼働させて圧縮エアーを生成することが可能になる。
また図3の右側のフローチャートに示すとおり、作業が終了してエアーコンプレッサを停止させる場合には、ID認証を含む施錠処理によって、当該機器を「解錠状態」から「施錠状態」に切り替える。以後はエアーコンプレッサの電源スイッチを落としても、次回起動時には施錠状態で立ち上がるので、あらためて解錠しない限りエアーコンプレッサは稼働不能のままとなる。
しかしながら、エアーコンプレッサを使用する現場では、一日の作業開始から終了までの間に複数回の休憩をとるのが通常であり、そして、各休憩時間では、一時的にエアーコンプレッサの電源を落とすのが通常である。また、作業現場によっては、一日のうちに場所を変えて作業することも多く、そのような現場では、エアーコンプレッサの電源プラグを引き抜いて次の作業現場まで機材を移動する必要がある。
したがって、図3に示すような単純な操作方法だけでは、休憩や移動のたびに無駄な認証(解錠/施錠操作)を行う必要があるため、セキュリティ操作が極めて煩わしいといった問題があった。
例えば、ユーザによっては施錠操作そのものを面倒に感じる場合があり、そのような場合には、施錠操作を省略して電源スイッチをOFFに入れ、機器を機能停止させることも想定される。また例えば、現場によっては、ユーザの意思とは無関係に電源が落ちるといった事態も想定され(例えば、不慮の停電や、休憩時間帯における節電のための停電など)、そのような場合には、機器は施錠操作を経ることなく瞬時に電源遮断状態(機能停止)に陥ることになる。
そして、上記のように通常とは異なる原因で機器が機能停止した場合の再起動方法として、次の(1)(2)に挙げる2つの方法が提案されたが、いずれも次に述べるような問題が生じることが指摘されていた。
このように、停止直前(前回稼働時)のセキュリティ状態に一致するように機器設定を自動的に復元させれば、再起動時に煩わしい認証処理が不要になるので、利便性の点で好ましいが、一方で、セキュリティの弱体化を招く虞があるため、盗難抑止効果が大きく損なわれるといった問題が指摘されている。
このように、再起動時にリセットして、例外なくエアーコンプレッサを施錠状態で立ち上げる方法は、セキュリティ効果の点では好ましいが、電源スイッチを入れるたびに認証処理が必要となるため、再起動時のセキュリティ操作が煩わしいといった問題がある。
このように、所定の条件(機器停止から所定時間内の再起動)を満たす場合に、エアーコンプレッサを解錠状態に自動復帰させることで、明らかに無駄な認証や解錠操作を省くことができ、速やかに作業開始できるようになるので、機器の利便性が向上する。
コンプレッサは圧縮エアーを生成するための機器であって、主として、圧縮エアー生成の役割を担う圧縮装置と、該圧縮装置を制御するとともに機器情報の記録やセキュリティキーとの送受信などの役割を担う機器管理装置(セキュリティ手段)を具備している。
したがって、コンプレッサが放電に要する時間内では、起動用メモリは、記録されたセキュリティ情報及び機器設定情報を保持し続ける。この状態のときにコンプレッサを再起動させれば、起動用メモリに記録されたセキュリティ情報及び機器設定情報を読み込んで、電源が落ちる前の状態/設定に復帰する。
逆に、コンプレッサの放電開始から所定時間が経過して放電が終わると、起動用メモリの情報は失われる。この状態に至ってから(すなわち所定時間の経過後に)コンプレッサを再起動させると、すでに起動用メモリの記録(セキュリティ情報及び機器設定情報)は失われているので、コンプレッサはリセットされた状態(すなわち施錠された状態)で起動する。
1)所定時間内に再起動させれば、機器停止直前と同様の解錠状態に自動的に復帰するとともに、機器停止前の機器設定が復元され、
2)所定時間を超えて再起動させれば、リセットされた状態、すなわち施錠された状態でコンプレッサが起動し、ユーザに対して認証を要求する。
次に図3に基づいて、上記構成のコンプレッサの起動方法について説明する。
Claims (7)
- エアーコンプレッサの停止前の状態に関する情報を記録可能な記録手段と、
エアーコンプレッサが停止してから所定時間内に再起動させた場合に、前記情報に基づいて、エアーコンプレッサを停止前の状態に復帰させる起動手段と、を有するエアーコンプレッサ。 - 施錠状態で稼働不能とし、解錠状態で稼働できるように制御するセキュリティ手段と、
エアーコンプレッサの停止前の解錠/施錠状態に関する情報を記録可能な記録手段と、
エアーコンプレッサが解錠状態で停止してから所定時間内に再起動させた場合に、前記情報に基づいて、前記セキュリティ手段を解錠状態に復帰させる起動手段と、を有するエアーコンプレッサ。 - エアーコンプレッサが解錠状態で停止してから所定時間を超えて再起動させた場合に、前記起動手段は、前記セキュリティ手段を施錠状態にセットする、ことを特徴とする請求項2に記載のエアーコンプレッサ。
- 前記起動手段は、前記所定時間を任意の時間に設定し又は変更できるように構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のエアーコンプレッサ。
- エアーコンプレッサの停止前の状態に関する情報を記録するステップと、
エアーコンプレッサが停止してから所定時間内に再起動させた場合に、前記情報に基づいて、エアーコンプレッサを停止前の状態に復帰させるステップと、を含むエアーコンプレッサの起動方法。 - 施錠状態で稼働不能とし、解錠状態で稼働できるように制御するセキュリティ手段を備えたエアーコンプレッサの起動方法において、
エアーコンプレッサの停止前の解錠/施錠状態に関する情報を記録するステップと、
エアーコンプレッサが解錠状態で停止してから所定時間内に再起動させた場合に、前記情報に基づいて、前記セキュリティ手段を解錠状態に復帰させるステップと、を含むエアーコンプレッサの起動方法。 - エアーコンプレッサが解錠状態で停止してから所定時間を超えて再起動させた場合に、前記セキュリティ手段を施錠状態にセットする、ことを特徴とする請求項6に記載のエアーコンプレッサの起動方法。
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Cited By (3)
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CN104863835A (zh) * | 2015-04-27 | 2015-08-26 | 海南汉地阳光石油化工有限公司 | 一种空压机控制方法及系统 |
CN106704161A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-05-24 | 苏州强时压缩机有限公司 | 空压机休眠控制方法 |
JP2017150342A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 尼寺空圧工業株式会社 | エアーコンプレッサ、エアーコンプレッサのセキュリティー管理システム、エアーコンプレッサのセキュリティー機能の制御方法 |
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WO2012068570A1 (en) * | 2010-11-18 | 2012-05-24 | Google Inc. | Contextual history of computing objects |
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