JP2015001874A - 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】エリア定義時にユーザが払う注意を低減し、容易にエリアを定義する。【解決手段】情報処理装置は、マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とに基づき、描画軌跡の入力順序に従って、描画軌跡に内包された頂点のうち起点とした1つの頂点と描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する頂点を順次決定し、エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定するエリア決定処理部を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、画像内の任意エリアを定義する情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
表示装置に表示されている地図において、ユーザがエリアを定義するときには、例えばマウス等によりカーソルを移動させてエリアを規定する頂点を逐次指定して、最終的に指定された頂点を順に結ぶことによって定義することができる。
例えば特許文献1には、マウスのドラッグ操作により範囲を指定して多角形の描画を行い、範囲内に浮くまれている要素を選出して出力する多角形範囲指定による要素選択方法が開示されている。
特開平6−28439号公報
しかし、上記特許文献1のようにマウスのドラッグ操作により多角形の描画を行う場合、例えば複数の隣接するエリアを定義する際には頂点同士を合わせる作業が細かくなり、ユーザはエリアの定義時に多大に注意を払わなければならなかった。
そこで、本開示では、エリア定義時にユーザが払う注意を低減し、容易にエリアを定義することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提案する。
本開示によれば、マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とに基づき、描画軌跡の入力順序に従って、描画軌跡に内包された頂点のうち起点とした1つの頂点と描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する頂点を順次決定し、エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定するエリア決定処理部を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とを検出すること、頂点および描画軌跡に基づいて、描画軌跡の入力順序に従って、描画軌跡に内包された頂点のうち起点とした1つの頂点と描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する頂点を順次決定すること、エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定すること、を含む、情報処理方法が提供される。
さらに、本開示によれば、コンピュータに、マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とに基づいて、描画軌跡の入力順序に従って、描画軌跡に内包された頂点のうち起点とした1つの頂点と描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する頂点を順次決定すること、エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定すること、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
本開示によれば、ユーザは、マップ等の処理対象に対して所定のエリアを定義する際に、処理対象であるマップ上において少なくとも3つの頂点を指定し、エリアに含まれる頂点を囲むように描画軌跡を入力する。この入力を受けて、情報処理装置により、上述の処理が行なわれ、エリアが自動的に定義される。
以上説明したように本開示によれば、エリア定義時にユーザが払う注意を低減し、容易にエリアを定義することが可能となる。
本開示の実施形態に係るエリア定義の処理の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係るエリア定義処理によりエリアが定義される手順の概要を示す説明図であって、処理対象から7つの頂点が指定された状態を示す。 図2で指定された頂点から定義する凸エリアに含まれる頂点を描画軌跡により指定した状態を示す説明図である。 図3で指定された描画軌跡に基づいて凸エリアが定義された状態を示す説明図である。 図2で指定された頂点から定義する凹エリアに含まれる頂点を描画軌跡により指定した状態を示す説明図である。 図5で指定された描画軌跡に基づいて凹エリアが定義される途中段階において凸エリアを形成しようとしている状態を示す説明図である。 図6の状態から描画軌跡に基づき凹エリアを定義することが認識された状態を示す説明図である。 図6の状態から凹エリアが定義された状態を示す説明図である。 同実施形態に係るエリア定義処理により決定される凹エリアの形状例であって、2つの凹部を有する凹エリアを示す説明図である。 同実施形態に係るエリア定義処理により決定される凹エリアの形状例として段状の凹部を有する凹エリアを示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態に係るエリア定義処理によりエリアが定義される手順を示す説明図であって、4つの頂点と描画軌跡が入力された状態を示す。 図12で入力された頂点および描画軌跡に基づき、境界線分を追加して境界領域を求める状態を示す説明図である。 境界領域に新たな頂点が含まれた状態を示す説明図である。 エリア定義線分を設定した状態を示す説明図である。 新たな起点に対して応力ベクトルを付与した状態を示す説明図である。 新たな起点に対する境界領域を求める状態を示す説明図である。 さらに新たな起点に対して応力ベクトルを付与した状態を示す説明図である。 エリアが決定された示す説明図である。 1つの境界領域内に複数の頂点が含まれた場合における起点およびエリア定義線分の決定の仕方を説明する説明図である。 起点の妥当性チェックを説明するための説明図である。 同実施形態に係るエリア定義処理を示すフローチャートである。 第1peg探索処理を示すフローチャートである。 peg追加処理を示すフローチャートである。 1つの境界領域内に複数の頂点が含まれた場合における起点およびエリア定義線分の決定の仕方を示すフローチャートである。 複数のフロアマップの対応付けを説明する説明図である。 複数のフロアマップに対するエリア定義の手順を示す説明図である。 定義されたエリアの頂点を移動する手順を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.エリア定義処理の概要
2.情報処理装置の構成
3.エリア定義処理
4.エリア編集
4.1.複数エリアの設定
4.2.ユーザによるエリアの編集
5.まとめ
<1.エリア定義処理の概要>
まず、図1〜図10を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置によるエリア定義処理の概要を説明する。なお、図1は、本実施形態に係るエリア定義の処理の一例を説明する説明図である。図2〜図4は、本実施形態に係るエリア定義処理により凸エリアが定義される手順の概要を示す説明図である。図5〜図8は、本実施形態に係るエリア定義処理により凹エリアが定義される手順の概要を示す説明図である。図9および図10は、本実施形態に係るエリア定義処理により決定される凹エリアの形状例を示す説明図である。
本実施形態に係る情報処理装置は、ディスプレイ等の表示部に表示されている画像から、ユーザから入力された情報に基づき、エリアを定義する処理を実行する。例えば図1に示すように、表示部10に、地図等の処理対象が表示される対象表示領域12と、処理対象に対してエリア選択や選択されたエリアの移動・削除等の処理を行うための操作入力を行う操作入力領域14とが表示されているとする。
図1の対象表示領域12には、処理対象として、例えばフロアマップが表示されている。操作入力領域14には、対象表示領域12に表示可能な対象を示す対象一覧14aや、処理対象に対して定義されたエリアを表示する定義エリア一覧14bが表示されている。また、操作入力領域14には、処理対象に対して定義されたエリアを決定する「Define」ボタン14cや、選択されたエリアを削除する「Delete」ボタン14dが表示されている。さらに、操作入力領域14には、選択されたエリアを移動する「Move」ボタン14e、処理対象への変更を保存する「Save」ボタン14fが表示されている。また、操作入力領域14には、定義するエリアの名称を入力する入力ボックス14gが表示されている。
対象表示領域12に表示されている処理対象は、マウスやキーボード等の入力装置により操作可能なカーソルによって処理対象の一部のエリアを選択することができる。本実施形態に係る情報処理装置は、この処理対象に対してカーソル操作により入力された入力情報に基づいて、ユーザが選択するエリアを特定する処理を行うものである。
本実施形態に係る情報処理装置によるエリア定義処理の概略を説明すると、まず、図2に示すように、処理対象Mからエリアを定義するための頂点がユーザにより入力される。頂点は、エリアを定義可能なように少なくとも3つ指定される。図2では、7つの頂点P1〜P7が指定されている。次いで、ユーザは、図3に示すように、指定した頂点P1〜P7のうち、定義したいエリアに含まれる頂点を含むように描画軌跡Linを入力する。描画軌跡Linには、エリアを定義可能なように少なくとも3つの頂点が含まれるようにする。図3では、頂点P1〜P4を囲むように描画軌跡Linが入力されている。
情報処理装置は、図2での頂点入力および図3での描画軌跡入力を受けて、図4に示すように、頂点P1とP2、頂点P2とP3、頂点P3とP4、頂点P4とP1をそれぞれ結び、エリアSを定義する。
図4にて定義されたエリアSは凸形状であるが、本実施形態に係る情報処理装置によるエリア定義処理では凹形状のエリアも定義可能である。例えば図2に示すように7つの頂点P1〜P7が指定されたとする。次いで、ユーザは、図5に示すように、指定した頂点P1〜P7のうち、定義したいエリアに含まれる頂点を含むように描画軌跡Linを入力する。図5では、頂点P3〜P5およびP7を囲むように描画軌跡Linが入力されている。
このとき、まず、情報処理装置は、図6に示すように、描画軌跡Linに含まれた頂点P3〜P5およびP7に含まれない頂点P1、P2については定義エリアを決定する処理の対象外である対象外頂点Poutとする。次に、情報処理装置は、頂点P3〜P7と描画軌跡Linとに基づいて、エリアを定義していく。このとき、図7に示すように、頂点P6は頂点P3〜P5およびP7により定義される凸エリア内に含まれるが、描画軌跡Linの外側に位置している。これより、頂点P6はユーザが定義したいエリアには含まれないものと判定される。最終的には、図8に示すように、頂点P4とP3、頂点P3とP5、頂点P5とP7、頂点P7とP6、頂点P6とP4をそれぞれ結んで、凹形状のエリアSが定義される。
なお、本実施形態に係るエリア定義処理では、図4に示した凸形状のエリアや図8に示すような凹形状のエリアのような単純な形状のエリアのみでなく、より複雑なエリアも定義することができる。例えば、図9に示すように頂点P1〜P12を指定し、頂点P6、P7、P9およびP12を除くように描画軌跡Linを入力すれば、2つの凹部があるエリアSが定義される。また、例えば、図10に示すように頂点P1〜P20を指定し、頂点P7、P10、P12、P14およびP15を除くように描画軌跡Linを入力すれば、段状の凹部を有するエリアSが定義される。
このようなエリア定義処理では、ユーザは処理対象からエリアを定義するための頂点を指定し、その後指定した頂点から定義するエリアに含まれる頂点のみを囲むように描画軌跡を入力すれば、情報処理装置によりユーザの定義したいエリアが自動的に定義される。このとき、ユーザは、描画軌跡を一筆書きして、エリアに含む頂点と含まない頂点とを選別する。情報処理装置は、一筆書きされた描画軌跡を1本の糸のように考え、描画開始点と描画終了点とを同時に引っ張り、糸とみなした描画軌跡がその内部に含まれる頂点に引っ掛かり形成された形状の領域をエリアとして定義する。以下、本実施形態に係る情報処理装置の構成とこれによるエリア定義処理について、詳細に説明していく。
<2.情報処理装置の構成>
図11に、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成を示す。本実施形態に係る情報処理装置100は、図11に示すように、入力部110と、エリアして入力情報処理部120と、エリア決定処理部130と、出力部140とからなる。
入力部110は、ユーザにより入力された入力情報を、操作入力を検出する検出部200から受けて、エリア指定入力情報処理部120へ出力する。ここで、検出部200は、マウスやキーボード等の入力装置を用いた操作入力に基づきユーザからの入力情報を検出するCPU等の情報検出処理部であってもよい。あるいは、検出部200は、表示部10と一体に形成されたタッチセンサであってもよい。
エリア指定入力情報処理部120は、入力情報に基づいて、処理対象にて指定された位置(頂点)および範囲(描画軌跡)を特定し、エリア決定処理部130へ出力する。エリア指定入力情報処理部120では、表示部10の対象表示領域12における座標情報として処理対象にて指定された位置(頂点)および範囲(描画軌跡)が特定される。
エリア決定処理部130は、処理対象にて指定された位置および範囲に基づいて、実際にユーザが定義しようとしているエリアを演算して決定する。エリア決定処理部130は、決定したエリアを出力部140へ出力する。
出力部140は、エリア決定処理部130により決定されたエリアを、表示装置300に表示するための表示処理を行い、表示装置300へ出力する。表示装置300には、出力部140から出力されたエリアが、対象表示領域12の対応する位置に表示される。表示装置300は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等であり、上述の表示部10を備える装置である。
このような情報処理装置100は、CPU等の演算処理装置によって構成することができる。また、あるいは、コンピュータに本実施形態に係る情報処理装置100として機能させるためのコンピュータプログラムとして提供することもできる。コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶装置に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記の情報処理装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体としても提供してもよい。記録媒体は、例えば磁気ディスクや光ディスク、フラッシュメモリを備えるUSBメモリ等である。
<3.エリア定義処理>
以下、図12〜図25に基づいて、本実施形態に係るエリア定義処理の詳細を説明する。なお、図12〜図21は、本実施形態に係るエリア定義処理によりエリアが定義される手順を示す説明図である。図22は、本実施形態に係るエリア定義処理を示すフローチャートである。図23は、第1peg探索処理を示すフローチャートである。図24は、peg追加処理を示すフローチャートである。図25は、応力ベクトル算出処理を示すフローチャートである。なお、以下において、ユーザが指定した頂点を「peg」と称することもある。
本実施形態に係るエリア定義処理は、処理対象に対し、ユーザが少なくとも3つの頂点を指定し、その後これらの頂点からエリア内に含まれる少なくとも3つの頂点を含む描画軌跡が入力されることにより開始される。例えば、図12に示すように、頂点P1〜P4の4つの頂点が指定され、これらの頂点P1〜P4をすべて含む描画軌跡Linが入力されたとする。ユーザから入力された描画軌跡Linにおいて、描画が開始された位置を描画開始点Psとし、描画が終了された位置を描画終了点Peとする。なお、図12に示すように、描画開始点Psと描画終了点Peとが一致していない場合には、描画開始点Psと描画終了点Peとを結んで描画軌跡Linは閉じているものとして図22に示す処理が開始される。
図12に示すような頂点と描画軌跡とが入力されると、情報処理装置100のエリア指定入力情報処理部120は、対象表示領域12における頂点および描画軌跡の座標を算出する。そして、エリア指定入力情報処理部120は、図22に示すように、入力された少なくとも3つの頂点からエリアを定義するために最初に起点とする第1pegを探索する(S100)。
第1pegは、図23に示すフローチャートにしたがって探索される。まず、エリア指定入力情報処理部120は、入力された描画軌跡Linにより規定された領域を特定する(S200)。そして、エリア指定入力情報処理部120は、ステップS200で特定された領域に含まれる頂点のうち、描画軌跡の描画開始点に最も近い位置にある頂点を第1pegとして設定する(S202)。
例えば図12に示す例では、ステップS200にて、描画軌跡Linにより規定される領域が特定される。このとき、当該領域には、頂点P1、P2、P3、P4が含まれている。そして、ステップS202にて、描画軌跡Linにより規定された領域に含まれる頂点P1〜P4のうち、描画軌跡Linの描画開始点Psに最も近い位置にある頂点P1が第1pegとして設定される。
図22の説明に戻り、ステップS100にて第1pegが設定されると、エリア決定処理部130により、現在の起点とする頂点と描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分に基づき、境界領域が探索される(S102)。例えば図12に示すような頂点P1〜P4と描画軌跡Linとが入力されたとき、エリア決定処理部130は、まず、最初の起点とされた頂点P1と描画軌跡Lin上の点とを結ぶ境界線分Lnをとる。描画軌跡Lin上の点は、描画開始点Psから入力順にとられ、図13に示すように、頂点P1と点Psとを結んだ境界線分L1、頂点P1と点PL1とを結んだ境界線分L2、・・というように順に境界線分が設定される。
ステップS102の処理により1つの境界線分が追加されると、エリア決定処理部130は、現在の起点の妥当性をチェックする(S104)。現在の起点の妥当性チェックは、図24に示すフローチャートにしたがって実行される。
図24に示すように、まず、エリア決定処理部130は、現在の起点と最後に追加した描画軌跡上の点とを結んだ境界ベクトルを算出し(S300)、境界ベクトルを正規化する(S302)。そして、エリア決定処理部130は、ステップS302で正規化した境界ベクトルと現在の起点の応力ベクトルとの内積を算出する(S304)。応力ベクトルは、境界領域内に新たに含まれた頂点と現在の起点とを結んでなるベクトルの垂直ベクトルである。なお、応力ベクトルの算出処理の詳細は後述する。
エリア決定処理部130は、ステップS304にて算出した境界ベクトルと応力ベクトルとの内積の大きさに基づき、現在の起点は継続して起点となり得るか否かを判定する(S306)。ステップS306の判定の結果、内積が0より小さいとき、エリア決定処理部130は、現在の起点は継続して起点としないと判定する(S308:妥当性チェックNG)。一方、ステップS306の判定の結果、内積が0以上であるとき、エリア決定処理部130は、現在の起点は継続して起点とすると判定する(S310:妥当性チェックOK)。
図22の説明に戻り、ステップS104での現在の起点の妥当性チェックがNGの場合、エリア決定処理部130は、1つ前の起点を現在の起点とし(S106)、ステップS102からの処理を繰り返す。一方、ステップS104での現在の起点の妥当性チェックがOKの場合、エリア決定処理部130は、現在の起点を継続して起点とし、ステップS108以降の処理を実行する。
ここで、起点の妥当性チェックについて補足説明すると、最終的に定義するエリアを規定するエリア定義線分は、起点となった頂点から形成される。ステップS104の起点の妥当性チェックでは、現在の起点が頂点および描画軌跡によって規定されるエリアの外郭を構成しないか否かが判断され、現在の起点がエリアの頂点を構成しないと判定した場合、1つ前の起点を現在の起点として処理を継続する。
具体的には、図21に示すような状況の場合に1つ前の起点が現在の起点とされる。図21では、ユーザが指定した頂点および描画軌跡の一部である頂点P、P、Pおよび描画軌跡Linが示されている。現在の起点が頂点Pであり、頂点Pと描画軌跡Lin上の点とが順次結んで境界領域に追加されていく。この過程において、図21の左側に示すように頂点Pと描画軌跡Lin上の点とを結んだ境界線分Ln(ステップS300では境界ベクトル)と、頂点Pの応力ベクトルVとの内積が0より小さいとき、頂点Pを起点としないことが決定される。
このとき、最後に追加された境界線分Lnと頂点Pの応力ベクトルVとのなす角θは鈍角となる。角度θが鈍角のとき、現在の起点である頂点Pは、1つ前の起点である頂点Pと次に探索される頂点Pとを結ぶ線分により規定されるエリアに内包されることを意味する。これより、頂点Pの応力ベクトルVとの内積が0より小さいときには、図21の右側に示すように、1つ前の起点である頂点Pを現在の起点として、境界線分Lnが追加されていくことになる。
次に、現在の起点の妥当性チェックがOKであると、エリア決定処理部130は、現在の起点について最初に設定された境界線分と、最後に追加された境界線分と、これらの境界線分の間に含まれる描画軌跡の一部とからなる境界領域を算出する。そして、エリア決定処理部130は、当該境界領域内に現在の起点以外の新たな頂点が含まれたか否かを判定する(S108)。
ステップS108にて新たな頂点が含まれない場合には、エリア決定処理部130は、現在の頂点を起点とする境界領域をさらに拡張することを決定し(S110)、ステップS102からの処理を繰り返す。一方、ステップS108にて新たな頂点が含まれた場合、エリア決定処理部130は、当該頂点を新たな起点とする(S112)。例えば、図14に示すように、頂点P1を起点とする境界領域Sb1に頂点P2が含まれたとき、エリア決定処理部130は、頂点P2を新たな起点とする。
そして、エリア決定処理部130は、前の起点と新たな起点とを結び、エリア定義線分を設定する(S114)。例えば図15に示すように、前の起点である頂点P1と新たな起点である頂点P2とが結ばれて、エリア定義線分Lb1が設定される。
その後、エリア決定処理部130は、新たな起点に対して応力ベクトルを付与する(S116)。応力ベクトルは、新たな起点と前の起点とを結んでなるベクトルの垂直ベクトルに基づき算出される。
具体的には、エリア決定処理部130は、まず、新たな起点と前の起点とを結んでなるベクトルの垂直ベクトルを算出し、前の起点と描画軌跡上の最後の点とを結ぶ境界ベクトルの向きに算出した垂直ベクトルの向きを合わせる。垂直ベクトルの向きは、境界ベクトルと新たな起点と前の起点とを結んでなるベクトルとの内積が負であるときには算出した垂直ベクトルの向きを反対にし、内積がゼロまたは正のときには算出した垂直ベクトルの向きをそのまま使用する。そして、エリア決定処理部130は、向きを調整した後、垂直ベクトルを単位ベクトルに変換する正規化処理を行い、新たな起点の応力ベクトルとする。
ステップS116の処理により、例えば図16に示すように、新たな起点となった頂点P2の応力ベクトルVs2が付与される。
次いで、エリア決定処理部130は、新たな起点がステップS100で設定された第1pegとなったか否かを判定する(S118)。新たな起点が第1pegではない場合、定義するエリアがまだ閉じないため、エリア決定処理部130はステップS102からの処理を繰り返す。例えば図17、図18に示すように、エリア決定処理部130は、図15にて新たに起点となったP2に基づき境界線分を取り、境界領域Sb2に次の頂点P4が含まれるまでステップS102〜S110を繰り返す。
そして、ステップS118にて新たな起点が第1pegとなったとき、エリア決定処理部130は、これまでの処理で定義されたエリア定義線分を順に結び、エリアSを決定する(S120)。例えば図19に示す例では、4つのエリア定義線分Lb1、Lb2、Lb3、Lb4によりエリアSが定義される。
エリア定義後は、各エリア内の所定の地点における緯度・経度を算出し、各エリア情報と対応させて保存する。なお、エリア情報は、フロア情報を含んでもよい。各エリア内の所定の地点は、エリアの重心点や中心点、エリア内の複数の頂点の中で最も左上にある頂点の位置、エリアに入り口(エントランス)が設定されている場合はその入り口の場所など、エリア内の特定の地点で設定するのがよい。各エリアの所定の地点における緯度・経度の算出は、フロアマップの2点(例えば、左上と右下)に緯度・経度情報が予め対応づけられていれば相対的に算出可能である。
このように各エリア情報に緯度・経度・フロア情報を対応させて保存し、ショップの名前等を後から登録することで、地図アプリケーション等を用いて所定のショップへの経路探索や近隣のショップの探索の際に必要な情報として利用できる。
以上、本実施形態に係る情報処理装置100によるエリア定義処理について説明した。なお、図12〜図19に示した例は、説明を簡単にするため、指定された4つの頂点をすべて含む描画軌跡が入力された場合についてのものであったが、本実施形態に係るエリア定義処理は、頂点数が多く、描画軌跡が複雑な場合にも適用可能である。
例えば、ある起点についての境界領域を求める際に、1回の処理で複数の頂点が境界領域内に含まれる場合がある。描画軌跡Linはマウスによりカーソルを移動させて、あるいは操作体を画面にタッチした状態で移動させることによって入力される。ここで、入力される描画軌跡Linは離散化している点の配列であり、点は所定の時間間隔でマウスにより操作されているカーソルの現在位置あるいは操作体の現在のタッチ位置を記録することで配列に追加される。
点を追加する時間間隔が短い場合には描画軌跡Linを構成する各線分は短いものと仮定でき、この場合、点と点とを結ぶ線分を1つ追加しても新たに領域内に含まれる頂点は高々1つであると考えられる。しかし、次の点を追加するまでの時間内に、カーソルの位置あるいはタッチ位置が前回の記録位置よりも大きく移動した場合には、描画軌跡Linを構成する点と点とを結ぶ線分を追加したときに複数の頂点が含まれることがある。
例えば、図20に示すように、頂点P2を起点として境界領域Sb2を拡張した結果、頂点P2、P4、P5、P6およびP7が含まれる境界領域Sb2が設定されたとする。このとき、エリア決定部130は、図25に示す処理にしたがってエリア定義線分を決定する。
まず、エリア決定処理部130は、境界領域内において最後に追加した描画軌跡上の点と最も近い頂点(best_peg)を探索する(S400)。最後に追加した描画軌跡上の点と最も近い頂点(best_peg)が新たな起点として定義される。図20の例では、最後に追加した描画軌跡Lin上の点PLnに最も近い位置にある頂点P4が新たな頂点となる。
次いで、エリア決定処理部130は、元の起点と新たな起点とを結ぶ線分に対し、起点以外の頂点のうち当該線分よりエリア外側にある頂点を特定する(S402)。図20の例では、頂点P2とP3とを結ぶ線分よりエリア外側にある頂点として、頂点P5、P6が特定される。頂点P2とP3とを結ぶ線分よりエリア内側にある頂点P7については、頂点P2とP3とを結ぶ線分がエリア定義線分に設定されることでエリア内に含まれるようになるため、考慮しなくともよい。
そして、エリア決定処理部130は、元の起点、新たな起点、さらにステップS402で特定された頂点がある場合には当該頂点を順に結び、エリア定義線分を設定する(S404)。例えば図20の例では、頂点P2−P5−P6−P4を結ぶエリア定義線分が設定される。このように、1回の処理で複数の頂点が境界領域内に含まれた場合には、図25の処理によりエリア定義線分を決定することで、指定された頂点と描画軌跡とに基づき、指定された頂点が漏れることなく定義されるエリア内に含めることができる。
また、ユーザが入力する描画軌跡は、定義するエリアに含まれる頂点を含むように入力されていればよく、どのような形状であってもよい。描画軌跡は描画開始点Psと描画終了点Peとが必ずしも一致していなくともよく、描画軌跡が閉じていない場合には、図22の処理開始時に描画開始点Psと描画終了点Peとが接続される。このため、指定されている頂点と描画開始点Psおよび描画終了点Peとの位置関係によってはユーザが意図しないエリアが定義されることもある。この場合、ユーザは、後述する編集処理によって指定されたエリアを削除する処理を行い、改めて指定した頂点に対して描画軌跡を入力すればよい。
<4.エリア編集>
[4.1.複数エリアの設定]
上述したエリア定義処理により定義された1または複数のエリアは、例えば同様のレイアウトのマップに対して反映することも可能である。例えば図26に示すように、あるビルにおいて、各階のレイアウトが同じように設定されているとする。このとき、各階それぞれエリアを定義することもできるが、階が異なるだけで同じ位置のエリアを定義する場合には、1つの階で定義したエリアを他の階に反映することができる。
このとき、ユーザは、対応付ける階において、それぞれ基準点を予め設定する。基準点は、例えば図26に示すように、マップの対角線上にほぼ位置する隅部の2点とすることができる。図26では、2階のフロアマップで基準点p21、p22が指定され、3階のフロアマップで基準点p31、p32が指定されている。この基準点に基づき、各階のフロアマップが対応付けられる。
このように、複数のマップが予め対応されているとき、例えば図27に示すように、表示部10の対象表示領域12にある階のフロアマップを表示させ、6つの頂点P1〜P6が指定されたとする。このとき、定義するエリアに含まれる頂点を含むように描画軌跡Linを入力することで、情報処理装置100によるエリア定義処理により、エリア定義線分が設定され、エリアSbA、SbBが定義される。
そして、1つのフロアマップに対して定義されたエリアSbA、SbBは、図27に示すように、対象一覧14aから反映する対象を指定し、「Define」ボタン14cを押下することで、指定された階に対しても同じエリアが定義される。このように、頂点の指定と描画軌跡の入力とを何回も繰り返し行うことなく複数のマップに対してエリアを定義できるようにすることで、ユーザの入力負荷を軽減することができる。
[4.2.ユーザによるエリアの編集]
また、上述したエリア定義処理により定義されたエリアは、定義後にユーザが編集することも可能である。例えば、定義されたエリアの頂点を移動してエリアを拡大あるいは縮小したり、エリアを規定する頂点を削除したりすることができる。エリアの編集は、例えば図1に示した対象表示領域12上での対象選択や、操作入力領域14での操作入力により行うことができる。
例えばエリアの頂点を移動させる場合、まず、ユーザは、編集するエリアが含まれる処理対象を対象一覧14aから選択して対象表示領域12に表示させ、編集するエリアを定義エリア一覧14bから選択する。次いで、選択されたエリアを編集可能状態にする「Edit」ボタン14gを押下して、エリアの編集を開始する。
エリアが編集可能状態となると、ユーザは対象表示領域12上でエリアの編集を行う。例えば、ポインタでエリアを規定する頂点の1つを選択して移動させるドラッグ操作により、頂点の位置を変更するなどの編集ができる。図28の右側の例において、ユーザがエリアSを構成する頂点P1〜P5のうち、頂点P5をP5aの位置へ移動させたとする。そして、ユーザが「Move」ボタン14eを押下すると、頂点の移動が確定される。
「Move」ボタン14eの押下を受けて、情報処理装置100は頂点P4とP5とを結んだエリア定義線分Lb4を頂点P4とP5aとを結んだエリア定義線分Lb4aに修正する。同様に、頂点P5とP1とを結んだエリア定義線分Lb5は、頂点P5aとP1とを結んだエリア定義線分Lb5aに修正される。これより、頂点P1−P2−P3−P4−P5aによる新たなエリアが設定される。
また、例えばエリアの頂点を削除する場合、ユーザは、上記と同様、編集するエリアが含まれる処理対象を対象一覧14aから選択して対象表示領域12に表示させ、編集するエリアを定義エリア一覧14bから選択する。次いで、選択されたエリアを編集可能状態にする「Edit」ボタン14gを押下して、エリアの編集を開始する。
エリアが編集可能状態となると、ユーザは対象表示領域12上でエリアの編集を行う。エリアを規定する頂点を削除するとき、ユーザが対象表示領域12でポインタにより削除する頂点を選択し、「Delete」ボタン14dを押下すると、選択した頂点の削除が確定される。
「Delete」ボタン14dの押下を受けて、情報処理装置100は削除対象である頂点と接続しているエリア定義線分を削除する。エリアを規定している頂点は、1つの頂点に対し2つのエリア定義線分が接続されている。したがって、1つの頂点が削除されると2つのエリア定義線分が削除される。そして、削除された頂点と結ばれていた2つの頂点同士を直接結び、新たなエリア定義線分が追加される。これにより、新たなエリアが設定される。
新たなエリアの設定は、情報処理装置100によって自動的に行うようにしてもよく、ユーザが設定してもよい。
<5.まとめ>
以上、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成とこれによるエリア定義処理について説明した。本実施形態によれば、ユーザは、マップ等の処理対象に対して所定のエリアを定義する際に、処理対象上において少なくとも3つの頂点を指定し、エリアに含まれる頂点を囲むように描画軌跡を入力するだけで、エリアが自動的に定義される。これにより、エリア定義時にユーザが払う注意を低減し、容易にエリアを定義することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、フロアマップ等の地図を処理対象としたが、本技術はかかる例に限定されない。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、前記各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とに基づき、前記描画軌跡の入力順序に従って、前記描画軌跡に内包された前記頂点のうち起点とした1つの前記頂点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、前記エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する前記頂点を順次決定し、前記エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定するエリア決定処理部を備える、情報処理装置。
(2)前記エリア決定処理部は、
起点とした1つの前記頂点に対する前記境界領域内に新たな頂点が含まれたとき、前記頂点を新たな起点として前の起点とを結んだ線分をエリア定義線分として決定し、
前記新たな起点が最初に設定された起点に戻るまで、前記エリア定義線分を決定する処理を繰り返す、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記エリア決定処理部は、
前記新たな起点と前記前の起点とを結ぶ線分を規定するために形成された前記境界領域内に、前記新たな起点および前記前の起点以外の前記頂点が存在するとき、
前記描画軌跡の外側、または、前記新たな起点と前記前の起点とを結ぶ線分より定義するエリア外側に位置する前記頂点を、エリアを定義する頂点から除外する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記エリア決定処理部は、前記新たな起点に対して、前記新たな起点と前記前の起点とを結ぶ線分に対して垂直な応力ベクトルを付与する、前記(2)または(3)に記載の情報処理装置。
(5)前記エリア決定処理部は、
現在の起点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を追加する際に、前記新たに追加した境界線分で表されるベクトルと前記起点の応力ベクトルとの内積が0より小さいか否かを判定し、
前記内積が0より小さい場合、起点を前記現在の起点から1つ前の起点に設定する、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)定義された前記エリアを規定する頂点は、ユーザの操作入力に応じて移動可能であり、
前記前記エリアを規定する頂点が移動されたとき、前記エリア決定処理部は、移動後の頂点に基づくエリアを再定義する、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)定義された前記エリアを規定する頂点は、ユーザの操作入力に応じて削除可能であり、
前記前記エリアを規定する頂点が削除されたとき、前記エリア決定処理部は、削除された頂点に接続された前記エリア定義線分を削除し、当該削除された頂点と結ばれていた2つの頂点を直接結んで新たなエリア定義線分を設定する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、前記各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とを検出すること、
前記頂点および前記描画軌跡に基づいて、前記描画軌跡の入力順序に従って、前記描画軌跡に内包された前記頂点のうち起点とした1つの前記頂点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、前記エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する前記頂点を順次決定すること、
前記エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定すること、
を含む、情報処理方法。
(9)コンピュータに、
マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、前記各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とに基づいて、前記描画軌跡の入力順序に従って、前記描画軌跡に内包された前記頂点のうち起点とした1つの前記頂点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、前記エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する前記頂点を順次決定すること、
前記エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定すること、
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
10 表示部
12 対象表示領域
14 操作入力領域
100 情報処理装置
110 入力部
120 エリア指定入力情報処理部
130 エリア決定処理部
140 出力部
200 検出部
300 表示装置

Claims (9)

  1. マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、前記各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とに基づき、前記描画軌跡の入力順序に従って、前記描画軌跡に内包された前記頂点のうち起点とした1つの前記頂点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、前記エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する前記頂点を順次決定し、前記エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定するエリア決定処理部を備える、情報処理装置。
  2. 前記エリア決定処理部は、
    起点とした1つの前記頂点に対する前記境界領域内に新たな頂点が含まれたとき、前記頂点を新たな起点として前の起点とを結んだ線分をエリア定義線分として決定し、
    前記新たな起点が最初に設定された起点に戻るまで、前記エリア定義線分を決定する処理を繰り返す、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記エリア決定処理部は、
    前記新たな起点と前記前の起点とを結ぶ線分を規定するために形成された前記境界領域内に、前記新たな起点および前記前の起点以外の前記頂点が存在するとき、
    前記描画軌跡の外側、または、前記新たな起点と前記前の起点とを結ぶ線分より定義するエリア外側に位置する前記頂点を、エリアを定義する頂点から除外する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記エリア決定処理部は、前記新たな起点に対して、前記新たな起点と前記前の起点とを結ぶ線分に対して垂直な応力ベクトルを付与する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記エリア決定処理部は、
    現在の起点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を追加する際に、前記新たに追加した境界線分で表されるベクトルと前記起点の応力ベクトルとの内積が0より小さいか否かを判定し、
    前記内積が0より小さい場合、起点を前記現在の起点から1つ前の起点に設定する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 定義された前記エリアを規定する頂点は、ユーザの操作入力に応じて移動可能であり、
    前記前記エリアを規定する頂点が移動されたとき、前記エリア決定処理部は、移動後の頂点に基づくエリアを再定義する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 定義された前記エリアを規定する頂点は、ユーザの操作入力に応じて削除可能であり、
    前記前記エリアを規定する頂点が削除されたとき、前記エリア決定処理部は、削除された頂点に接続された前記エリア定義線分を削除し、当該削除された頂点と結ばれていた2つの頂点を直接結んで新たなエリア定義線分を設定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、前記各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とを検出すること、
    前記頂点および前記描画軌跡に基づいて、前記描画軌跡の入力順序に従って、前記描画軌跡に内包された前記頂点のうち起点とした1つの前記頂点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、前記エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する前記頂点を順次決定すること、
    前記エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定すること、
    を含む、情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    マップ内に定義するエリアの境界を決定するために指定された少なくとも3つの頂点と、前記各頂点のうち少なくとも3つを内包するように入力された描画軌跡とに基づいて、前記描画軌跡の入力順序に従って、前記描画軌跡に内包された前記頂点のうち起点とした1つの前記頂点と前記描画軌跡上の点とを結ぶ境界線分を順次追加して境界領域を設定し、前記エリアの境界を決定するエリア定義線分を構成する前記頂点を順次決定すること、
    前記エリア定義線分を結んで規定される領域をエリアとして決定すること、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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