JP2014534431A - 軸方向出力分布の自動制御方法 - Google Patents

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Abstract

別個の独立した制御棒バンクを使用して、Tavgと軸方向オフセットをそれぞれ対応する不感帯内に制御するための加圧水型原子炉の制御方法。当該方法においては、原子炉出力を制御する制御バンクと軸方向オフセットを制御する制御バンクとが一緒に移動することは許容されておらず、通常はTavgを制御する制御バンクが優先されるが、独立した制御棒バンクの両方が同じ方向への移動の要求信号を同時に受信した場合は例外で、その場合には、軸方向オフセットを補償する制御バンクが優先される。【選択図】図7

Description

本発明は加圧水型原子炉の運転方法に係り、具体的にはかかる原子炉の冷却材平均温度及び軸方向出力分布の自動制御方法に係る。
加圧水により冷却される原子力発電システムの一次側は、有用なエネルギーを発生するために二次回路と熱交換関係にあるがそれから隔離された閉回路を形成する。一次側は、核分裂物質を含む複数の燃料集合体を支持する炉心内部構造を取り囲む原子炉容器と、熱交換蒸気発生器の内部の一次回路と、加圧器、ポンプ及び加圧水を循環させるための配管類の内部空間と、蒸気発生器及びポンプをそれぞれ別個に原子炉容器に接続する配管類とより成る。蒸気発生器、ポンプ及び原子炉容器に接続された配管類より成る一次側の各部品は一次側ループを形成する。
説明目的のために、図1は、ほぼ円筒形の原子炉圧力容器10と、蓋ヘッド12とが炉心14を密封する原子炉一次系を単純化したものである。水またはホウ酸水のような液体の原子炉冷却材は、ポンプ16により圧力容器10内に圧入され、炉心14を通過する際熱エネルギーを吸収して、一般的に蒸気発生器と呼ばれる熱交換器18へ送られ、伝達された熱は蒸気駆動タービン発電機のような利用回路(図示せず)へ送られる。原子炉冷却材はその後、ポンプ16へ戻ることにより一次側ループが完成する。一般的に、上述したような複数のループが原子炉冷却材の配管20により単一の原子炉容器10に接続されている。
図2は、原子炉の一設計例をさらに詳細に示すものである。説明の目的で、垂直方向に平行に延びる複数の燃料集合体22より成る炉心14に加えて、容器内の他の内部構造は下方の内部構造24と、上方の内部構造26とに分けることができる。従来設計では、下方の内部構造の機能は容器内において流れを所定の方向に向けるだけでなく炉心コンポーネント及び計測手段を支持し、整列させ且つ案内することである。上方の内部構造は燃料集合体22(図2には簡略化のため2個だけ示す)を拘束し、または二次的に拘束し、計測手段及び制御棒28のようなコンポーネントを支持し、案内する。図2に示す原子炉の一例において、冷却材は1またはそれ以上の入口ノズル30から原子炉容器10に流入した後、原子炉容器と炉心槽32との間の環状空間を下降し、下部プレナム34で180°方向転換した後、下部支持板37と、燃料集合体22が載置された下部炉心板36とを通り、燃料集合体の周りを上方に流れる。一部の設計では、下部支持板37と下部炉心板36は37と同じ高さの単一構造である下部炉心支持板に置き換えられる。炉心と、その周辺領域38を流れる冷却材の流量は通常、毎秒約20フィートの流速で毎分400,000ガロンのオーダーの大きなものである。その結果圧力降下及び摩擦力が生じ、燃料集合体を上昇させようとするが、この動きは円形の上部炉心板40を含む上方の内部構造により制限される。炉心14を出た冷却材は上部炉心板40の下側に沿い且つ複数の開口42を上方に流れる。冷却材はその後、上方及び半径方向に流れて1またはそれ以上の冷却材ノズル44へ到達する。
上方の内部構造26は容器または容器ヘッドにより支持することが可能であり、上部支持集合体46を含む。荷重は主として複数の支柱48により上部支持集合体46と、上部炉心板との間を伝達される。支柱は所定の燃料集合体22と上部炉心板40の開口42の上方で整列関係にある。
直線方向に移動可能な制御棒28は、一般的に、駆動シャフト50及び中性子毒物棒のスパイダ集合体52を含むが、これらは制御棒案内管54により上方の内部構造26を介して、整列関係にある燃料集合体22内に案内される。案内管は上部支持集合体46及び上部炉心板40の頂部に固定されている。支柱48の配列が、制御棒挿入能力に悪影響を与えかねない事故状態下での案内管の変形の抑制に寄与する。
図3は、参照数字22で総括表示する燃料集合体を垂直方向において短縮した形で示す立面図である。燃料集合体22は加圧水型原子炉に用いるタイプであり、下端部に下部ノズル58を備えた構造躯体を有する。下部ノズル58は原子炉の炉心領域の下部炉心板36上に燃料集合体22を支持する。燃料集合体22の構造躯体は、下部ノズル58に加えて、上端部の上部ノズル62と、上方の内部構造の案内管54と整列している多数の案内管またはシンブル84とを有する。案内管またはシンブル84は下部ノズル58と、上部ノズル62との間を縦方向に延び、両端部はそれらのノズルに剛性的に固着されている。
燃料集合体22はさらに、案内シンブル84に沿う軸方向離隔位置に取り付けられた複数の横方向グリッド64と、グリッド64により横方向に離隔して支持された細長い燃料棒66の整列アレイとを有する。図3に示す燃料集合体22はまた、中心部を下部ノズル58と上部ノズル62との間で延びてそれらにより捕捉される計測管68を有する。部品のかかる配置構成により、燃料集合体22は部品の全体構成を壊すことなく容易に取り扱うことができる一体的なユニットを形成する。
上述したように、燃料集合体22のアレイ状の燃料棒66は燃料集合体の長さ方向に離隔したグリッド64により互いに離隔した関係に保持される。各燃料棒66は複数の原子燃料ペレット70を有し、両端部は上部端栓72及び下部端栓74により閉じられている。ペレット70は上部端栓72と、積み重ねたペレットの上部との間に位置するプレナムばね76により積み重ねた形で維持される。核分裂性物質より成る燃料ペレット70は原子炉の核反応を発生させる元である。ペレットを取り囲む被覆は、核分裂生成物が冷却材に流入して原子炉系を汚染するのを防ぐ障壁の役目を果たす。
核分裂プロセスを制御するために、多数の制御棒78は燃料集合体22の所定位置にある案内シンブル84内を往復移動可能である。上部ノズル62の上方に位置する棒クラスタ制御機構80は複数の制御棒78を支持する。この制御機構は、内部にねじ溝がある円筒状のハブ部材82から複数のアーム52が放射状に延びる、図2に関して前述したスパイダの形をしたものである。各アーム52は制御棒78に相互接続されており、このため、制御棒機構80は、全て公知の態様で、制御棒ハブ80に結合された制御棒駆動シャフト50の駆動力により、制御棒78を案内シンブル54内で垂直方向に移動させて、燃料集合体22内の核分裂プロセスを制御する。
ペンシルベニア州クランベリー郡に所在のウェスチングハウス・エレクトリック・カンパニーLLCが提供する設計のAP1000型原子力発電所のような新型原子炉では、2つの異なるタイプの制御棒、すなわち、従来型の制御棒(ブラック制御棒)とグレイ制御棒とを用いる。後者の制御棒は反応度価値が減じられている。言い換えると単位面積当りの中性子吸収が従来型制御棒よりも少ない。グレイ制御棒は、軸方向オフセットが一定の目標値となるように制御するMSHIM運転制御方法を実施するために使用される。MSHIMという用語は、反応度を微調節するために、現在運転中の多数の商用原子炉で用いられる化学的シム、すなわち、可溶性ホウ素濃度を変化させるのではなく、グレイ制御棒バンクを「機械的シム」として使用するという事実に由来する。MSHIM方法では独立して制御される2つの制御棒グループを使用して、広範囲の運転シナリオにわたって炉心反応度と軸方向出力分布の両方の微調節を行う。
AP1000型原子炉の設計においては、MSHIM運転制御方法がデジタル式棒制御システムにより実施されるが、このシステムは、すべてが定義された重なり態様で動く、グレイ制御棒4バンクと従来型制御棒2バンクを用いて炉心反応度(原子炉冷却材系の温度)を自動的に制御する。また、軸方向出力分布(すなわち、炉心軸方向フラックス差としても知られている軸方向オフセット)の制御は、従来型制御棒から成る単一の重いバンクを反応度制御バンクから独立して動かすことにより自動的に行われる。原子炉冷却材中の化学的シムの濃度の変更は、一般に、所与の燃料サイクルの間の燃料及び/又は可燃性吸収材の減損を直接補償するのに必要な程度に制限される。
MSHIM運転制御方法の実施を管理するデジタル式棒制御システムの基本的な特徴は、2つの別個の棒コントローラを使用して、原子炉温度及び炉心出力分布をそれぞれ予め選択された帯域内に独立して維持することである。運転シナリオの予想範囲にわたって安定して原子炉を制御するために、2つの棒コントローラは特定の局面では相互に依存する。例えば、両方のコントローラが棒の移動が要求されると判断するシナリオでは、2つの棒コントローラに対する優先順位付けが行われる。このような場合には、指定された帯域への炉心出力(炉心平均温度)の維持を管理するコントローラが優先される。しかしながら、この方針から逸脱することにより炉心運転をさらに改善し得る特定の状況があることが、本願発明者によって認識されている。
したがって、後述する本発明の実施形態の目的は、炉心安定性及び燃料性能をさらに向上させる新たな運転方法を提供することである。
上記及び他の目的は、本発明に係る、複数の燃料集合体から成る炉心と、主として炉心中の選択された燃料集合体に出し入れすることにより軸方向フラックス差を調節して軸方向フラックス差を第1の目標帯域内に実質的に維持または戻す制御棒の少なくとも第1のバンクを有する加圧水型原子炉の運転方法により達成される。加圧水型原子炉はさらに、主として炉心中の選択された別の燃料集合体に出し入れすることにより炉心の平均温度を調節して平均温度を第2の目標帯域内に実質的に維持または戻す制御棒の少なくとも第2のバンクを有する。制御棒の第1のバンクと制御棒の第2のバンクとは、制御棒の第1のバンクと制御棒の第2のバンクとが一緒に移動しないように作動される。当該方法によれば、制御棒の第1のバンクと制御棒の第2のバンクとが異なる方向への移動を要求する信号を同時に受信した場合、制御棒の第2のバンクの移動を優先させる。当該方法はさらに、制御棒の第1のバンクと制御棒の第2のバンクとが同じ方向への移動を要求する信号を同時に受信した場合、制御棒の第1のバンクの移動を優先させる。一実施形態では、制御棒の第1のバンクが移動中に、制御棒の第2のバンクが、制御棒の第2のバンクの異なる方向への移動を指示する信号を受信した場合、制御棒の第1のバンクが移動を停止し、代わって第2のバンクが指示された通りに移動する。
本発明のさらなる理解は、添付の図面と併せて以下の好ましい実施形態の説明を読むことにより得ることができる。
本発明の実施形態を適用可能な原子炉システムの単純化した概略図である。
本発明の実施形態を適用可能な原子炉容器及び内部コンポーネントを示す部分断面立面図である。
図示を明瞭にするために垂直方向に短縮し一部を破断した燃料集合体の部分断面立面図である。
本発明の実施形態で使用される種々の制御棒バンクを示す炉心マップである。
標準的なAP1000型Mバンク及びAOバンク制御方法を用いた場合の、出力を100%から75%に階段状に低下させることによる出力率への影響を示すグラフである。 同じく温度への影響を示すグラフである。 同じくAFDへの影響を示すグラフである。 同じく制御棒の動きへの影響を示すグラフである。
Mバンクを炉心に挿入した際のAFDの変動を示すグラフである。
本明細書に記載の制御方法を実施する論理ゲートの構成を示す論理フローチャートの概略図である。
図5Aに示したものに対応するが、本明細書に記載の制御方法の適用結果である炉心パラメータの変化を示すグラフである。 図5Bに示したものに対応するが、本明細書に記載の制御方法の適用結果である炉心パラメータの変化を示すグラフである。 図5Cに示したものに対応するが、本明細書に記載の制御方法の適用結果である炉心パラメータの変化を示すグラフである。 図5Dに示したものに対応するが、本明細書に記載の制御方法の適用結果である炉心パラメータの変化を示すグラフである。
AP1000型設計を採用する原子炉の制御には2つの態様がある。M制御バンク(MA、MB、MC、MD、M1及びM2)は、自動的に原子炉冷却材の平均温度(Tavg)を調節し、棒のAOバンクは自動的に炉心の軸方向フラックス差(AFD)を調節する。図4は各制御棒バンクの場所を示す炉心マップであり、表1は各バンクによって使用される棒の種類、各バンク内のクラスタの数とその機能を特定する。
Figure 2014534431
avgコントローラは、出力操作時にMバンクを炉心に出し入れして冷却材の温度を調節することにより、その温度をタービン負荷の関数であるプログラムされた値の上下+/−1.5°Fの不感帯域に戻す。同様に、AFDコントローラは、軸方向炉心出力分布を調節して目標値の上下+/−1%の不感帯域に戻す。AP1000型原子炉設計のための安全性解析では、Tavg制御をAFD制御よりも優先させる必要があると仮定している。その結果、出力操作時には、Mバンクが最初に移動してTavgを調節する。Mバンクが移動するにつれて、AFDが変化する。冷却材の温度が+/−1.5°Fの制御不感帯域に達すると、Mバンクが停止し、AOバンクがAFDの調節を開始する。AOバンクはAFDがその目標不感帯内に入るまで移動するが、AOバンクの移動によって冷却材温度が制御不感帯域を超えることがある。これが起こると、AOバンクが停止し、Mバンクが再び移動して冷却材温度を補正する。これが完了すると、AOバンクが再び移動してAFDの補正を再開する。
図5は図5A、5B、5C及び5Dのグラフを含むが、典型的な過渡運転時のAFD、Tavg、Mバンク及びAOバンクの変化を示している。Mバンクが優先されるので、Tavgの過渡変化は十分に抑えられる。過渡変化の終わり近くでAOバンクによる補正を行うと、AFDはその目標の1%の範囲内に戻る。この例では、AFDのその制御帯域からの最大偏差は8%である。より過酷な過度変化またはオフノーマル条件下では、AFDの偏差がピーキング係数またはペレット被覆相互作用の制限値(事前の計算では20−30%もの大きな値になる)を超える程の大きさになる惧れがある。
MSHIM運転制御方法のより詳細な理解は、2009年7月12−16日にベルギーのブリュッセルで開かれた第17回国際原子力工学会議の予稿集に掲載された、"ROBUSTNESS OF THE MSHIM OPERATION ANDCONTROL STRATEGY IN THE AP 1000 DESIGN"と題する論文(論文番号ICONE17-75314)から得ることができる。
本願発明者は、発電所の過度運転時にAOバンクによるAFD調節を許容すると、原子炉冷却材平均温度が不感帯域を外れていても、AFD偏差を減少させることを認識したが、一見しただけでは、AP1000安全性解析によりTavg制御を優先させる要件があるため、そのような運転はあり得ないように思われる。しかしながら、Mバンク及びAOバンクの応答特性を精密に調べた結果、任意の出力変化の大部分にわたって、AFD補正を行う機会があることがわかった。詳細には:
1. AOバンクまたはMバンクのいずれかを炉心に挿入すればするほど、Tavgが低下し、炉心から引き抜こうとすればするほど、Tavgが上昇する。
2. AOバンクを(その許容動作帯域内で)炉心に挿入すればするほど、AFDの値はより負になり、炉心から引き抜こうとすればするほど、AFDの値はより正になる。
したがって、このことから得られる考え方は、以下の通りである。
1. MバンクがTavgを低下させるべく炉心に挿入されつつあるとき、AOバンクにAFDをより負にする要求がある場合は、AOバンクを移動させることにより、Tavgを低下させるとともに、AFDを補正する。
2. 同様に、MバンクがTavgを上昇させるべく炉心から引き抜かれつつあるとき、AOバンクにAFDをより正にする要求がある場合は、AOバンクを移動させることにより、Tavgを上昇させるとともに、AFDを補正する。
この考え方は次のようにして言い換えることができる。すなわち、AP1000において、AOバンクとMバンクの両方に同じ方向(両方とも炉心に挿入する方向、または両方とも炉心から引き抜く方向)への移動の要求がある場合、Mバンクを不作動にしてAOバンクを移動させる。これにより、TavgとAFDとが正しく変化する。
普通の見方は、AOバンクとMバンクとを一緒に移動させれば(どちらも同じ方向に移動する要求があるので)、TavgとAFDの両方の調節がうまく行く、ということだろう。これはTavgの制御については正しい。両方のバンクを同じ方向に移動させれば、Tavgの補正をスピードアップすることができる。しかしながら、同じことはAFDの制御には当てはまらない。AP1000の設計におけるMバンクの反応度価値及びその重なりは、Mバンクを(挿入する方向、または引き抜く方向の)一つの方向に移動させると、AFDは交互により負、またはより正になる、というものである。図6はこのことを示す。したがって、Tavgの制御をスピードアップするべくAOバンク及びMバンクの両方を同時に移動させると、AFDの制御に悪い影響を及ぼす可能性が高い。また、棒制御のための電源の設計及び構成は、AOバンクとMバンクとを同時に移動できないものである。
本発明の基礎原理は、炉心の自然なフィードバック、すなわち、減速材の温度/密度の変化は一般的に、Tavg及びAFDの一貫した応答を引き起こすという事実である。例えば、炉心出力が低下すると、反応度が増加してTavgが上昇する。それと同時に、AFDもより正になる。そのどちらが生じても、棒の挿入による補償が必要となる。本発明は、重い制御棒、すなわち、AFD/AO制御に用いられるブラック制御棒は本質的に、Tavg制御に常用されるMバンク中のグレイ棒よりも反応度価値が高い、つまり、AOバンクはかかる条件の下で両方のパラメータを補償する、という事実を利用する。換言すれば、炉心の固有の短期なフィードバックは自ずから一貫していることが分かっているので、本発明に係る方法はその一貫性を活用するものである。これは、例えばキセノン過渡変化のような炉心の長期的フィードバックには必ずしも当てはまらないが、このような効果のタイムスパンは遥かに長いので、2つのコントローラの「独立性」は、これらの長期的な効果があるにしても制御を行うのに適切である。
図7は、本発明を実施する制御システムの論理構成を示す。原子炉制御システム及びAFD制御システムは、冷却材平均温度Tavgまたは炉心軸方向出力分布の補正の必要性に基づいて、Mバンク及びAOバンクに対する要求を発生させる。Tavgを低下させる要求によってMバンクが挿入方向に移動するが、AFDをより負にする要求がある場合は例外である。この場合には、Mバンクに対する要求が無視され、AOバンクが挿入方向に移動して、Tavgを低下させると同時に、AFDをより負にする。Tavgを上昇させる要求があると、Mバンクは引き抜かれる方向に移動するが、AFDをより正にする要求がある場合は例外である。この場合には、Mバンクに対する要求が無視され、AOバンクが引き抜かれる方向に移動し、Tavgを上昇させると同時に、AFDをより正にする。AFDをより負にする要求があると、AOバンクが挿入方向に移動するが、それは、対応してMバンクを挿入方向に移動する要求があるとき、またはMバンク要求がその制御不感帯域内にあるときのみである。同様にAFDをより正にする要求があると、AOバンクが引き抜かれる方向に移動するが、それは、対応してMバンクを引き抜かれる方向に移動する要求があるとき、またはMバンク要求がその制御不感帯域内にあるときのみである。AOバンクがその不感帯域に達して移動を停止すると、Tavgがその不感帯域内にない場合には、代わってMバンクが移動する。図7に示すこの論理は、過渡運転時の大部分の時間にわたってAFDの制御を許容しながら、如何にしてTavgの制御がAFDの制御に対して優先されるかを示している。図8A,8B,8C及び8Dは、従来の制御方法の場合に関し図5に描画したのと同じ過渡状態に対する、本発明の制御方法の効果を示す。Tavgの制御を損なうことなしに、Tavgの制御を優先させつつ行うAFDの制御に、有意な改善がみられる。
本発明を特定の実施例につき詳細に説明したが、当業者は本願の教示全体に鑑みてそれらの詳細記述事項についての種々の変形例及び設計変更を想到し得ることがわかるであろう。従って、図示説明した特定の実施例は例示的なものにすぎず、本発明の範囲を限定するものでなく、その範囲は特許請求の範囲及び任意且つ全ての均等物の全幅とすべきである。

Claims (3)

  1. 複数の燃料集合体(22)から成る炉心(14)と、主として炉心中の選択された燃料集合体に出し入れすることにより軸方向フラックス差(AFD)を調節して軸方向フラックス差を第1の目標帯域内に実質的に維持または戻す制御棒(78)の少なくとも第1のバンク(AO)と、主として炉心中の選択された別の燃料集合体に出し入れすることにより炉心の平均温度(Tavg)を調節して炉心の平均温度を第2の目標帯域内に実質的に維持または戻す制御棒の少なくとも第2のバンク(M)とを有し、制御棒の第1のバンクと制御棒の第2のバンクを一緒には移動しない加圧水型原子炉(10)の運転方法であって、
    制御棒(78)の第1のバンク(AO)と制御棒の第2のバンク(M)とが異なる方向への移動を要求する信号を同時に受信すると、制御棒の第2のバンク(M)の移動を優先させ、
    制御棒(78)の第1のバンク(AO)と制御棒の第2のバンク(M)とが同じ方向への移動を要求する信号を同時に受信すると、制御棒の第1のバンク(AO)の移動を優先させる
    ステップを含む方法。
  2. 制御棒(78)の第1のバンク(AO)が移動中に、制御棒の第2のバンク(M)が、制御棒の第2のバンクの異なる方向への移動を指示する信号を受信すると、制御棒の第1のバンクが移動を停止し、代わって第2のバンクが指示された通りに移動する、請求項1に記載の方法。
  3. 制御棒(78)の第1のバンク(AO)の移動が優先され、制御棒の第1のバンクが軸方向フラックス差(AFD)を、制御棒の第1のバンクが移動を停止する第1の予め選択された不感帯域内へ変化させるように移動すると、平均温度(Tavg)が第2の予め選択された不感帯域内になければ、制御棒の第2のバンク(M)が移動を開始する、請求項1に記載の方法。
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